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1 自己評価及び外部評価結果
(別紙4) 平成 23 年度 1 自己評価及び外部評価結果 【事業所が特に力を入れている点・アピールしたい点(事業所記入)】 【事業所概要(事業所記入)】 事業所番号 法人名 事業所名 所在地 長い人生の中で培われて来た人生経験や生活習慣・考え方など,人生の先輩として利用者様と接し,時 には共に笑い,時には共に喜び,時には共に泣いています. 利用者様がかかえる不安や喜びなど共に感 じて暮らしています. また,体力の低下を防ぐと ともに,利用者様が今持っ ている力を保てる様普段から,食事調理・洗濯など, 家事全般をしていただき,できないところを 職員が介助しています. 当ホームの理念「和ら居(わらい)」は 利用者様だけでなく,働いている 職員も笑顔でいることだと考えていますので,共に笑えるよう,支援して いきます. 2397300019 有限会社 activekifeきよす グループホームきよす 我が家(1ユニット) 愛知県清須市西田中本城46番地 自己評価作成日 2012/2/22 評価結果市町村受理日 平成24年6月18日 【外部評価で確認した事業所の優れている点、工夫点(評価機関記入)】 ※事業所の基本情報は、公表センターページで閲覧してください。(↓このURLをクリック) 基本情報リンク先 ホームは清洲城より約1Km南の住宅街の中にあり静かな環境にある。2階建の日当たりのよい2ユ ニットである。ホームは近隣住民によく知られており、日常的な交流支援が行なわれている。理念のもと 利用者はのんびりの中にも生き生きと暮らし、職員も笑顔を絶やさないケアに取り組んでいる。管理者 は理念から抱くイメージや介護について職員に意識調査を行い、どのように日常のケアに生かし深か めるかを職員と共に取り組んでいる。また、プライバシーの確保や利用者の力を引き出す支援など、 ホーム全体のサービス向上への熱意が伺われる。「身体拘束をしないケア」の継続や地域との協力体 制を築く防災について更なる努力と工夫を期待したい。 http://www.aichi-fukushi.or.jp/kaigokouhyou/index.html 【評価機関概要(評価機関記入)】 評価機関名 所在地 訪問調査日 特定非営利活動法人 あいち福祉アセスメント 愛知県東海市東海町2丁目6-5 かえでビル2F 平成24年2月27日 Ⅴ.サービスの成果に関する項目(アウトカム項目) ※項目№1~55で日頃の取り組みを自己点検したうえで、成果について自己評価します 取 り 組 み の 成 果 ↓該当するものに○印 1. ほぼ全ての利用者の 職員は、利用者の思いや願い、暮らし方の意向 2. 利用者の2/3くらいの 8 56 を掴んでいる 3. 利用者の1/3くらいの 3 (参考項目:23,24,25) 4. ほとんど掴んでいない 1. 毎日ある 8 利用者と職員が、一緒にゆったりと過ごす場面 2. 数日に1回程度ある 2 57 がある 3. たまにある 2 (参考項目:18,38) 4. ほとんどない 1. ほぼ全ての利用者が 5 2. 利用者の2/3くらいが 利用者は、一人ひとりのペースで暮らしている 5 58 (参考項目:38) 3. 利用者の1/3くらいが 2 4. ほとんどいない 1. ほぼ全ての利用者が 6 利用者は、職員が支援することで生き生きした 2. 利用者の2/3くらいが 6 59 表情や姿がみられている 3. 利用者の1/3くらいが (参考項目:36,37) 4. ほとんどいない 1. ほぼ全ての利用者が 1 利用者は、戸外の行きたいところへ出かけてい 2. 利用者の2/3くらいが 60 る 3. 利用者の1/3くらいが 11 (参考項目:49) 4. ほとんどいない 1. ほぼ全ての利用者が 7 利用者は、健康管理や医療面、安全面で不安な 2. 利用者の2/3くらいが 4 61 く過ごせている 3. 利用者の1/3くらいが 1 (参考項目:30,31) 4. ほとんどいない 1. ほぼ全ての利用者が 4 利用者は、その時々の状況や要望に応じた柔軟 2. 利用者の2/3くらいが 6 62 な支援により、安心して暮らせている 3. 利用者の1/3くらいが 2 (参考項目:28) 4. ほとんどいない 項 目 項 目 職員は、家族が困っていること、不安なこと、求 めていることをよく聴いており、信頼関係ができ 63 ている (参考項目:9,10,19) 通いの場やグループホームに馴染みの人や地 64 域の人々が訪ねて来ている (参考項目:2,20) 運営推進会議を通して、地域住民や地元の関 係者とのつながりが拡がったり深まり、事業所 65 の理解者や応援者が増えている (参考項目:4) 66 職員は、活き活きと働けている (参考項目:11,12) 職員から見て、利用者はサービスにおおむね満 67 足していると思う 職員から見て、利用者の家族等はサービスにお 68 おむね満足していると思う 取 り 組 み の 成 果 ↓該当するものに○印 1. ほぼ全ての家族と 5 2. 家族の2/3くらいと 5 3. 家族の1/3くらいと 2 4. ほとんどできていない 1. ほぼ毎日のように 2. 数日に1回程度 2 3. たまに 10 4. ほとんどない 1. 大いに増えている 2. 少しずつ増えている 6 3. あまり増えていない 3 4. 全くいない 1. ほぼ全ての職員が 4 2. 職員の2/3くらいが 6 3. 職員の1/3くらいが 2 4. ほとんどいない 1. ほぼ全ての利用者が 2 2. 利用者の2/3くらいが 9 3. 利用者の1/3くらいが 1 4. ほとんどいない 1. ほぼ全ての家族等が 5 2. 家族等の2/3くらいが 7 3. 家族等の1/3くらいが 4. ほとんどできていない 自己評価および外部評価結果 自 己 外 部 項 目 〔セル内の改行は、(Altキー)+(Enterキー)です。〕 自己評価 実践状況 実践状況 外部評価 職員にアンケートを作成し,配布した.アンケート内容には理念も入って おり,GHの理念に対しどんな様子を浮かべるか聞いた(これは,理念を 文字として覚えるだけでなく理念の言葉が実際どんな様子なのかイメージ することを目的として)また,ミーティングで理念を確認し「和ら居」「いつも 笑顔で」「のんびりと」「共に生きる」の中で自分に欠けていることが何かを 認識していく取り組みを行った(これは,実際理念を具現化する為にどこ か出来ていないかを認識する目的で) 理念はホームの見やすい場所に掲示されてい る。管理者は理念を具体的なケアに繋げるた め、職員の意識調査を行い、職員の周知度や 思いを把握している。また、ミーテイングで共有 を確認し、理解を深めている。 散歩・買い物などに外出の時に地域の方に会った際は,積極的に話しか けることや,近所の方のお孫さんと話したりしている.外で散歩している声 が聞こえてくると,家の中から出て来てくださることもある.また近所の床 屋さんを利用している利用者様がいらっしゃるが,帰りは床屋さんの方が 事業所まで送って来てくださる.地域の行事に参加することもあり,年末 には,事業所でもちつき大会を開催している. 事業所として町内会に加入し回覧板等で情報 を得ている。祭りや盆踊りなど地域の行事に参 加すると共に施設内行事への招待も行ってい る。また散歩や買い物等を通じ地域の人と触 れあい、交流が保てるような支援を継続してい る。 次のステップに向けて期待したい内容 Ⅰ.理念に基づく運営 1 (1) ○理念の共有と実践 地域密着型サービスの意義をふまえた事業所理 念をつくり、管理者と職員は、その理念を共有して 実践につなげている 2 (2) ○事業所と地域とのつきあい 利用者が地域とつながりながら暮らし続けられる よう、事業所自体が地域の一員として日常的に交 流している 3 ○事業所の力を活かした地域貢献 事業所は、実践を通じて積み上げている認知症の 地域のイベント参加した際のケアの様子を見て, 人の理解や支援の方法を、地域の人々に向けて 学ばれている方がいらっしゃる(そんな話をされ た方がいらっしゃった).また,近所で旦那さんが 活かしている 認知症の方がみえ,事業所で話を聞く事がある. 4 (3) ○運営推進会議を活かした取り組み 運営推進会議では、利用者やサービスの実際、 評価への取り組み状況等について報告や話し合 いを行い、そこでの意見をサービス向上に活かし ている 5 (4) ○市町村との連携 市町村担当者と日頃から連絡を密に取り、事業所 基本的な連絡等は,Mgr 管理者が行ってい 市へは困難事例の相談や実施報告を行って の実情やケアサービスの取り組みを積極的に伝 る.困難事例があった場合は,包括や行政 いる。市主催の地域密着型サービス運営委員 会等にも出席して連携を蜜にとり、協力関係を えながら、協力関係を築くように取り組んでいる と協力して解決に向けて努力している. 築く取り組みを行っている。 6 (5) ○身体拘束をしないケアの実践 代表者および全ての職員が「介指定基準における 禁止の対象となる具体的な行為」を正しく理解して おり、玄関の施錠を含めて身体拘束をしないケア に取り組んでいる 7 ○虐待の防止の徹底 管理者や職員は、高齢者虐待防止関連法につい て学ぶ機会を持ち、利用者の自宅や事業所内で の虐待が見過ごされることがないよう注意を払 い、防止に努めている 利用者様の普段の様子や事故等を報告している.また,イベン トの告知も行っており,参加できるご家族様や行政の担当者は イベントに参加していただいている.事業所の視点と家族・民生 委員・介護相談員・行政といろいろな視点の意見を参考にさせ て頂きながら,サービスに取り入れケアや運営の向上に努めて いる. 有資格者や経験がある職員は身体拘束に対する知識がある.時々ミー ティングで身体拘束について話し合いをしている.玄関の解錠について は,職員.管理者,Mgr,オーナーで話し合いをし,解錠の方向で考えて いたが,エスケープ後,外の道路で利用者様が転倒し,怪我をしてしまっ た事に加え,利用者様が鍵を自ら「閉めといてよ」という事も多々あり,事 業所の一方的な気持ちや考えで施錠しているとは言えない状況にある. 今後も職員同士で話し合い必要があると考えている. 利用者様に対する日頃からの言葉遣いや 接し方を職員同士で話し合ったりしている. 当然,入浴時にはさりげなく身体チェックを 実施. 2/9 2ケ月に1回、市職員、包括支援センター、介護 相談員、区長、家族、職員など出席のもと開催 会議での意見や要望は広く関係者を含 されでいる。会議はケアの報告や意見等を聞 む外部に周知し、理解と協力を得るため きサービスの向上や運営に反映させている。 に書面で公開することを期待する。 に。 利用者の徘徊があり事故があったことに加え、 利用者からも玄関施錠の要望があり、現在は 施錠している。身体拘束しないケアは日々の 中で職員同士が互いに注意し合うと共に、ミー テイングで話し合いその弊害を認識する努力 をしている。 利用者にとって身心拘束の弊害は 大きい。抑圧感や閉塞感のない生き 生きとした暮らしが出来るようにする ために、今後も継続的な話し合いな どの取り組みを期待する。特に新人 職員には充分な研修が望まれる。 自 己 8 9 外 部 項 目 自己評価 実践状況 ○権利擁護に関する制度の理解と活用 管理者や職員は、日常生活自立支援事業や成年 後見制度について学ぶ機会を持ち、個々の必要 性を関係者と話し合い、それらを活用できるよう支 援している 職員の中の有資格者や介護福祉士やケアマネージャの受験勉 強をしている職員は知識はある.また,UNIT1は利用者様の中 に成年後見制度を利用されている方がいらっしゃらない為なか なか職員もしらないが,UNIT2は利用されている方がいらっしゃ る為,概要は知っている.今後の研修の内容に成年後見制度も 盛り込んで行こうと考えている. ○契約に関する説明と納得 契約の締結、解約又はや改定等の際は、利用者 や家族等の不安や疑問点を尋ね、十分な説明を 行い理解・納得を図っている 10 (6) ○運営に関する利用者、家族等意見の反映 利用者や家族等が意見、要望を管理者や職員な らびに外部者へ表せる機会を設け、それらを運営 に反映させている 外部評価 実践状況 次のステップに向けて期待したい内容 当然重要事項説明書・利用契約書,重度化した場合の 指針・24時間対応の指針・プライバシーポリシー等につ いて契約時に説明.重要事項説明書と利用契約書は, 入居を検討して頂いている段階で,ご家族へ渡し,契約 日までに疑問等あれば,ご質問ください.と伝えてい る. 利用者様からはお茶の時や食事の際に意見要望等を 聞き出している.ご家族は,利用者様の様子を伝える 電話をする際や,来訪された際などに意見・要望を聞い ている.また,運営推進会議時にも必ず意見・要望を 言って頂く時間を設けている. 利用者からは日頃のケアの中で聞き、家族か らは来所時や運営推進会議、電話等で要望や 意見を聞き運営に反映させている。行事を行っ たときは、家族にもブログ及びフエースブック で様子を伝えている。 11 (7) ○運営に関する職員意見の反映 日々のカンフアレンスや月1回のミーティング ユニット内で自由に使えるユニット費は 代表者や管理者は、運営に関する職員の意見や 各ユニット1回/月のミーティングで職員の意 と、それに続いて開催される食事会を通して、 現場にとって即応的で柔軟な処置が取 見を聞いている.また,食事会等もミーティ 提案を聞く機会を設け、反映させている 意見や要望を十分に聞き運営に反映させてい ることが出来、職員間の期待も大きい。 ングの後に開催し,そこでも意見を聞いて, る。職員の要望を取り入れ、ユニット内で自由 昨年からの課題でもあり早期実現が期 運営に反映させている に使えるユニット費の導入を検討中である。 待される。 12 ○就業環境の整備 代表者は、管理者や職員個々の努力や実績、勤 務状況を把握し、給与水準、労働時間、やりがい など、各自が向上心を持って働けるよう職場環境・ 条件の整備に努めている 適切に行っている.また,資格取得支援とし て,介護福祉士の実技免除講習を受講し, 介護福祉士に合格した職員には,実技講習 免除講習の講習代の半分を事業所が負担 する. 13 ○職員を育てる取り組み 代表者は、管理者や職員一人ひとりのケアの実 際と力量を把握し、法人内外の研修を受ける機会 の確保や、働きながらトレーニングしていくことを 進めている 外部の研修は,チラシがある届くたびに職員がみ えるところにファイリングしている.また,法人内 研修は,オーナーの経験を活かして,骨粗鬆症 等をテーマに行っている. 14 ○同業者との交流を通じた向上 代表者は、管理者や職員が同業者と交流する機 知り合いの事業所を見学に行ったりしてい 会を作り、ネットワークづくりや勉強会、相互訪問 る.また,清須市の地域密着型サービス運 等の活動を通じて、サービスの質を向上させてい 営委員会に参加して,交流を図っている. く取り組みをしている 3/9 自 己 外 部 項 目 自己評価 実践状況 外部評価 実践状況 Ⅱ.安心と信頼に向けた関係づくりと支援 15 ○初期に築く本人との信頼関係 サービスを導入する段階で、本人が困っているこ と、不安なこと、要望等に耳を傾けながら、本人の 安心を確保するための関係づくりに努めている 16 ○初期に築く家族等との信頼関係 サービスを導入する段階で、家族等が困っている こと、不安なこと、要望等に耳を傾けながら、関係 づくりに努めている 17 ○初期対応の見極めと支援 サービスを導入する段階で、本人と家族等が「そ の時」まず必要としている支援を見極め、他の サービス利用も含めた対応に努めている 18 ○本人と共に過ごし支えあう関係 職員は、本人を介護される一方の立場におかず、 暮らしを共にする者同士の関係を築いている 19 ○本人を共に支えあう家族との関係 職員は、家族を支援される一方の立場におかず、 本人と家族の絆を大切にしながら、共に本人を支 えていく関係を築いている 20 (8) ○馴染みの人や場との関係継続の支援 本人がこれまで大切にしてきた馴染みの人や場 所との関係が途切れないよう、支援に努めている 21 ○利用者同士の関係の支援 利用者同士の関係を把握し、一人ひとりが孤立せ ずに利用者同士が関わり合い、支え合えるような 支援に努めている 契約前に自宅を訪問し,ご家族,本人様より聞き取りをして,何度か事業 所の足を運んで頂く(受け入れの際は,必ず行います).また,生活のあ らゆる場面で一緒に家事等をしながら,信頼関係の構築に努めている. 新規利用者様の方でカステラが好物の方がおり,始めはおやつにカステ ラを提供するなどその方の好物を提供することで,笑顔になり落ち着かれ る. 契約前に自宅を訪問させていただき,ご家族様と本人様と面談 をする.その際,これまで苦労してきた事やご家族の内に溜まっ ている事などを吐き出して頂く.そこから今後考えているサービ スの話をしている.介護の事業所を利用されるのが始めてのご 家族に関しては,介護保険の概要も含めてお話する. 本人様が夜間寝ないこと,頻尿,昼夜逆転等があり,昼も夜も ぐっすり眠れないというご家族が多い為,ご家族が倒れる前に いろんなサービスがあることをお話する.もし,グループホーム より他のサービスが適切な場合は,ケアマネージャを紹介する 等している.また,急性期病院からの問い合わせも多い為,病 院のSWとの連携も行っている 普段の生活の中で,利用者様の知識を教えて頂いたり,昔なが らの知恵や方言・習慣等を教えて頂いている.また,食事作り, 洗濯,掃除等日常生活を送る為に必要なことは本人様はやって いただく.家事等生活する上でしなければいけない事は,職員 が決めてやるのではなく,本人様に聞き,一緒にする事で対等 な関係を保つ様努力している. ご家族に本人様のグループホームでの様子 を伝え知っていただくと共に,ケアに行き詰 まった時はご家族に連絡(週に1回程度本人 様と電話できないか?等)し,双方に助け合 い共に本人様を支えて行く関係を築いてい る. 農業や畑仕事をしていた利用者様にはグループホームで野菜を栽培して いただいている.また,昔登山が好きでよく登山をされていた方がみえる 為.一緒に御在所岳に登りに行った. 知人が来訪された際は,その方と話をするより一緒にレクをした方が楽し いということで,一緒に参加していただき,「楽しい時間を過ごさせてもらっ た.楽しく過ごしているね」と喜んで帰られた.利用者様の友人の方がよく 野菜を持って来てくださる. グループホームの生活に馴染んで来たことにより利用者様同士の関係が できあがり,それを壊さない様に努めている.孤立しがちな利用者様が1 名みえるが,職員とその方が話す事で,輪が広がり,他の利用者様も話 に混ざりお互い会話することもある.また不仲な利用者様同士は,別々に 行動することもある.一緒に生活する者同士時にはいがみ合いもある が,始めは止めることはせず,様子を伺って本人様同士で解決できるよう 支援している. 4/9 生活歴を把握し、馴染みの関係継続の支援に取り 組んでいる。知人が来訪されたときは、レクレーショ ン等を一緒に楽しんでもらったり、行きつけの美容 院や理髪店を利用する人もいる。利用者の友人が 野菜を届けてくれたり、ホーム内の菜園で好きな野 菜作りをしたりして、馴染みの人や場所との関係を 大切にしている。 次のステップに向けて期待したい内容 自 己 22 外 部 自己評価 実践状況 項 目 ○関係を断ち切らない取組み サービス利用(契約)が終了しても、これまでの関 係性を大切にしながら、必要に応じて本人・家族 の経過をフォローし、相談や支援に努めている 外部評価 実践状況 サービスが終了し,他の事業所に移動した方がいらっしゃるが,移動先 の事業所で起きた事を聞いたり,その移動した施設から外出としてグ ループホームきよすに見えた利用者様(ご家族と一緒に)もみえる.また 移動先の施設から家に外出した際の困った事も話され相談された事もあ る.また退居した後でもグループホームに出入りしたいというご家族様も みえ,退去後でも関係は変わらないし,終わらない. Ⅲ.その人らしい暮らしを続けるためのケアマネジメント 23 (9) ○思いや意向の把握 一人ひとりの思いや暮らし方の希望、意向の把握 に努めている。困難な場合は、本人本位に検討し ている 24 入浴に関しては,希望する時間に入浴して頂ける様にしている,時に,就 寝前の入浴を希望される方には,職員確保し入浴できるようにしている. 入浴以外に関しては,なかなか希望を訴える方がおらず,中にはGHでの 生活にすでに満足している方もみえる.しかし,希望を言いたくても言えな い方,本当はあるだろうけれど,それがわからない方もみえる為,以前の 生活をご家族様に聞いたり本人の表情等を確認しながら,個別ケアで支 援している.また,おやつの時などメニュー表等で選択肢を提示し,決定 していただくこともある. 日々のケアの中で思いや意向を把握するよう 努めているが、言いたくても言えない人、表出 できない人へは、以前係わりのあったケアマ ネージャーや家族の協力を得て、本人本位の 支援が出来るよう努めている。 ○これまでの暮らしの把握 現役時代どのような職業に従事されていたか等センター方式を 一人ひとりの生活歴や馴染みの暮らし方、生活環 利用してまとめている.また,入居前にはご家族様と・本人様と 境、これまでのサービス利用の経過等の把握に努 面談を実施し,今までの暮らしの把握に努めている.センター方 式でも限界があるので,本人とのコミュニケーションの中でヒント めている を見つけ,ご家族に確認するなどの方法で把握に努めている. 25 ○暮らしの現状の把握 一人ひとりの一日の過ごし方、心身状態、有する 力等の現状の把握に努めている 26 (10) ○チームでつくる介護計画とモニタリング 本人がより良く暮らすための課題とケアのあり方 について、本人、家族、必要な関係者と話し合い、 それぞれの意見やアイディアを反映し、現状に即 した介護計画を作成している GHでの一日の過ごし方や発言等をできるだけ細かく介 護記録に記載把握するように努めている.特記事項が ある場合は,業務日誌に記録し,必要があれば,申し 送りノートにも記載し,その場にいなかった職員とも情 報が共有できるようにしている. 本人様が安心して落ち着いた生活ができるように作成 している.短期,長期のモニタリングの後カンファレンス を行い,介護計画を作成している.計画作成担当者が 作成し,ご家族に交付している.事前にご家族に連絡 し,要望等を聞き,介護計画に反映している. 27 ○個別の記録と実践への反映 日々の様子やケアの実践・結果、気づきや工夫を 個別記録に記入し、職員間で情報を共有しながら 実践や介護計画の見直しに活かしている 28 ○一人ひとりを支えるための事業所の多機能化 本人や家族の状況、その時々に生まれるニーズ 同じ法人内のリハビリデイサービスセンター に対応して、既存のサービスに捉われない、柔軟 を利用できる時はしている.また,嚥下能力 な支援やサービスの多機能化に取り組んでいる が落ちた時はやわらか食を業者から取り寄 せたりしている. 一人一人の生活の様子や服薬状況を細かく介護記録 に記録している.また気になる事は申し送りノートに書 き,一人ひとりの様子を職員間で話し合っている.気に なった事等は,ミーティングで話合いケアを決定し,まず 実践してみてダメであれば,また次の方法を職員間で 話し合っている. 5/9 利用者および家族の意見や要望を聞き、介護計画 の短期・長期の目標設定に基づいたモニタリングと カンファレンスにより介護計画を作成している。基本 的に、利用者のやりたいこと・好きなことをメインに 作成し、変化のあったときはその都度対応してい る。 次のステップに向けて期待したい内容 自 己 29 外 部 項 目 ○地域資源との協働 一人ひとりの暮らしを支えている地域資源を把握 し、本人が心身の力を発揮しながら安全で豊かな 暮らしを楽しむことができるよう支援している 30 (11) ○かかりつけ医の受診支援 受診は、本人及び家族等の希望を大切にし、納得 が得られたかかりつけ医と事業所の関係を築きな がら、適切な医療を受けられるように支援している 31 ○看護職との協働 介護職は、日常の関わりの中でとらえた情報や気 づきを、職場内の看護職や訪問看護師等に伝え て相談し、個々の利用者が適切な受診や看護を 受けられるように支援している ○入退院時の医療機関との協働 利用者が入院した際、安心して治療できるように、 又、できるだけ早期に退院できるように、病院関係 者との情報交換や相談に努めている。あるいは、 そうした場合に備えて病院関係者との関係づくり を行っている。 33 (12) ○重度化や終末期に向けた方針の共有と支援 重度化した場合や終末期のあり方について、早い 段階から本人・家族等と話し合いを行い、事業所 でできることを十分に説明しながら方針を共有し、 地域の関係者と共にチームで支援に取り組んで いる 32 34 ○急変や事故発生時の備え 利用者の急変や事故発生時に備えて、全ての職 員は応急手当や初期対応の訓練を定期的に行 い、実践力を身に付けている 35 (13) ○災害対策 火災や地震、水害等の災害時に、昼夜を問わず 利用者が避難できる方法を全職員が身につける とともに、地域との協力体制を築いている 自己評価 実践状況 外部評価 実践状況 次のステップに向けて期待したい内容 時々,ボランティアの方が来訪されたり,近所の 神社を利用しお参りに行っている.また,毎年夏 には,近所の神社でお相撲さんの練習が公開さ れたり,公民館でちゃんこ鍋が振る舞われるた め,参加している. 利用契約時に,ご家族に意向を聞き主治医を「GHの提携医にするか」 「今までのかかりつけ医にするか」確認している.皮膚科や眼科など専門 の科は提携医以外の受診をしている.また,提携医・提携医以外に限ら ず,普段の様子や症状をご家族がうまく伝えられないこともあるため,生 活情報提供書を作成し,その都度持って行ってもらっている.救急搬送の 場合は,かかりつけがある利用者様はその病院に搬送できるよう,救急 隊員に希望を伝えている 本人や家族の希望により全員が提携医であ る。皮膚科や眼科等は専門医で対応してい る。受診は原則として家族の協力を得ている が、職員が対応することもある。普段の様子や 症状を記録した「生活情報提供書」を持参して いる。月2回の往診時には「往診前情報書」を 作成し情報提供をしている。 介護職員が日常の関わりの中でとらえた情報や気づき を提携医療機関の看護師にFAXで伝え,適切な看護・ 医療を受けられる様にしている.また,2回/月の往診前 には,「往診前情報」を作成し,提携医にFAXし,日常生 活での医療に関する疑問や変化を伝えている. 各ユニットの医療担当が病院と連携,情報交換,退院 時のGHの提携医との連絡を行っている.また,入院時 には時々様子を見に行き,状態を確認しに行く.退院前 にはGHに一度連絡をいれて頂き,病院まで様子を見に 行く.その際本人様の状況,病状等細かく説明してもら い,きになった事は相談してその後も電話でやり取りす ることもある. 入居時にご家族に「重度化した場合の指針」について 同意を得ている.また実際に重度化しそうな場合には, ご家族と話し合いをし,GHで出来る事,GHでは出来な い事,本人様のニーズ,本人様に最適なサービス,GH から移動する際のリロケーションダメージ等を考慮しな がら,ご家族様が納得できるように説明をし,今後のあ り方を決定している. 「重度化した場合の指針」について、入居時に 同意を得ている。重度化しそうな場合は早い 段階から家族と話し合いを重ね、ホーム内で 出来ることを十分説明しながら方針を共有し、 支援に取り組んでいる。 人によって既往歴も違い,一概に同じ訓練を繰り返しても意味 が無いため,実際の経験を通じて身につけている.(救急搬送 時のマニュアルや,利用者様によっては,右片麻痺の症状を呈 した時の対応の仕方等が医師から指示されている為,そのフ ローチャートは作成している).また,基本的なCRPについては ミーティング時にトレーニングを行いたいと考えている 避難訓練は,2回/年行っている.地域との 協力体制が築けていない為.そこは強化し ていきたい.また,事前に訓練と予定するの ではなく,勤務している職員でどこまで出来 るのか,試してみる必要もあると考えてい る. 6/9 訓練は夜を想定した避難、消火等の内容で 行っているが、地域との連携が十分ではなく実 際どこまで出来るのかを確認するため、抜き打 ち訓練を計画している。備蓄品は三日分、水, レトルト食品、乾パン、衛生用品などを用意し ている。非常持ち出し袋は作られていない。 災害に対する地域との協力体制で、特 に夜間時の協力は不可欠である。懸案 となっている協力体制の取り組みが早 期に望まれる。 自 己 外 部 項 目 自己評価 実践状況 外部評価 実践状況 Ⅳ.その人らしい暮らしを続けるための日々の支援 36 (14) ○一人ひとりの尊重とプライバシーの確保 一人ひとりの人格を尊重し、誇りやプライバシーを 損ねない言葉かけや対応をしている 37 ○利用者の希望の表出や自己決定の支援 日常生活の中で本人が思いや希望を表したり、自 己決定できるように働きかけている 38 ○日々のその人らしい暮らし 職員側の決まりや都合を優先するのではなく、一 人ひとりのペースを大切にし、その日をどのように 過ごしたいか、希望にそって支援している 39 ○身だしなみやおしゃれの支援 その人らしい身だしなみやおしゃれができるように 支援している 40 (15) ○食事を楽しむことのできる支援 食事が楽しみなものになるよう、一人ひとりの好み や力を活かしながら、利用者と職員が一緒に準備 や食事、片付けをしている 41 ○栄養摂取や水分確保の支援 食べる量や栄養バランス、水分量が一日を通じて 確保できるよう、一人ひとりの状態や力、習慣に応 じた支援をしている 42 ○口腔内の清潔保持 口の中の汚れや臭いが生じないよう、毎食後、一 人ひとりの口腔状態や本人の力に応じた口腔ケ アをしている 次のステップに向けて期待したい内容 souki no 声かけに特に配慮している.プライバシーに配慮し,記録や申し送りで利 用者様の名前が出てくる時は,イニシャルで記入するようにしている.利 用者様の個室に入る際は,必ず本人の了解を得る様にしている.尿失禁 した時に「失敗した」と本人はよく言われるが,申し訳なさそうにする為出 来る限りは手は貸さず,清拭や更衣をしていただいている.排尿する時同 じ空間にいないように配慮している.気が強く,プライドが高い方,コンプ レックスの強い方もいる為,言い合いになるそうな内容はうまく話をそらす 様にしている. 日々の声かけや言動、申し送り、排泄時等に 注意を払い、一人ひとりの人格に合わせた支 援が提供されている。薬袋の名前を分からな いように捨てたり、利用者同士の感情の行き 違いにも細かく注意を払って対応している。 利用者様は自由に行動して頂いている.スタッフが日々の生活のあらゆ る場面で利用者様と会話をし,本人の希望等を引き出す努力をし,カン ファレンス等でその希望をどう実現するか検討している.また,「わからな いから決めて」「みんなと一緒でいい」「どちらでも」と言われることが多い ので,選択肢を紙に書き出して,洗濯していただくなどの支援をしている. 少しずつでもケア・コミュニケーションの対応回数を増やして,発語を多く していく. 帰宅願望のある利用者様に対しては,一緒に外に出る.散歩や 買い物に出掛ける時は誘うが「今日はやめとくわ」「眠たい」等 訴えがある場合は,休んで頂く.起床時間・就寝時間はこちらで 指定せず,本人様におまかせしている.食事は食べ終わるまで ゆっくり食べて頂き,ソファー等で傾眠してらっしゃるときは無理 に起さず,休んで頂いている. 家族様に以前の身だしなみやおしゃれを聞き,持参して頂いている.本人 様が服を選んで着てみえる方は,あまりに厚着をしていたり、ボタンを掛 け違えていただ場合は,声かけをさせていただいている.又,常にジーパ ンをはいていた方には動き易い服装を指定せず,ジーパンを履いて頂い ている.化粧水を毎日朝付けている方もみえる. 皆様食べる事はとても楽しみにされていて,それを切ったり,盛りつけたり、並べたり男 性・女性関係なくできる方ばかりで活々されている.利用者様が嫌いなものがあれば, 個別の別のメニューを出している.メニューに関しては,「バリソバが食べたい」「今日は ブリがいい」等,訴えられた場合はその料理を一緒に作っている,また4〜5品作る事で 品数が多く喜ばれる.時々お弁当を作ったりする事で見た目がかわり楽しめる工夫もし ている.下膳も利用者様各自にやって頂いている.なかなか気持ちを表出できない方に は,食事を召し上がっている時の表情等を観察する. 食材も出来るだけ30品目になるよういろいろな食材を 使い調理している.咀嚼力が弱い利用者様にはお粥を 提供している.1日を通じてメニューが偏らない様に工 夫している.DMなど利用者様の疾患によってご飯の量 などの提供する量を調節している. 原則スタッフが声かけして磨いて頂いている.利用者様 は自分で行い,必要な場合は,スタッフが見守りあるい は介助を行っている.義歯は必要な場合に毎夕食後回 収している(過去にトイレに流してしまったり,落として 割ってしまった為)消毒は1回/週している. 7/9 準備から後片付けまで、食の楽しみを意識した支援 が提供されている。食べたい物の希望を聞き、上手 な声かけと、利用者の力量を活かし、共に楽しむ工 夫が見られる。四季折々の行事、イベントを心にと め、彩どりや季節のものを盛り込んだ変化ある食事 の提供や利用者の好みを考慮し嫌いなものには別 メニューを準備している。 自 外 項 目 己 部 43 (16) ○排泄の自立支援 排泄の失敗やおむつの使用を減らし、一人ひとり の力や排泄のパターン、習慣を活かして、トイレで の排泄や排泄の自立にむけた支援を行っている 44 ○便秘の予防と対応 便秘の原因や及ぼす影響を理解し、飲食物の工 夫や運動への働きかけ等、個々に応じた予防に 取り組んでいる 45 (17) ○入浴を楽しむことができる支援 一人ひとりの希望やタイミングに合わせて入浴を 楽しめるように、職員の都合で曜日や時間帯を決 めてしまわずに、個々にそった支援をしている 46 ○安眠や休息の支援 一人ひとりの生活習慣やその時々の状況に応じ て、休息したり、安心して気持ちよく眠れるよう支 援している 47 ○服薬支援 一人ひとりが使用している薬の目的や副作用、用 法や用量について理解しており、服薬の支援と症 状の変化の確認に努めている 48 ○役割、楽しみごとの支援 張り合いや喜びのある日々を過ごせるように、一 人ひとりの生活歴や力を活かした役割、嗜好品、 楽しみごと、気分転換等の支援をしている 49 (18) ○日常的な外出支援 一人ひとりのその日の希望にそって、戸外に出か けられるよう支援に努めている。又、普段は行け ないような場所でも、本人の希望を把握し、家族 や地域の人々と協力しながら出かけられるように 支援している 自己評価 実践状況 実践状況 外部評価 パッドは毎回トイレ時にリハビリパンツは更衣時に確認して必要 があれば交換している.できるだけ布パンツを使用していただ き,排泄パターンを知ることから始め,トイレ誘導は時間指定し ていない.落ち着きがない際は,トイレの合図だと察知してトイ レ誘導している.また,どれだけ介助が必要な方でもトイレの訴 えが会った際は,何度でも必ず誘導している. 排泄パターンを把握し、利用者のそぶりや時間など 細かく注意を払いながらトイレ誘導を行なっている。 トイレ介助に時間や労力がかかっても、本人の意志 を尊重し支援をしている。ちょっとした気配りや声か けで気持ちよく排泄が出来るよう配慮している。 食事関しては,食物繊維の多い食材を使う様にしてい る.水分を多めに接種して頂く.揚げ物の時にはキャベ ツ等の野菜を添える.体を動かす事が好きな方がおり, 便秘体質でもある為ストレッチをしている.便秘気味の 方は入浴中「の」の字マッサージをする事がある. 一人一人適切な時間に入浴の声かけをし「今日は今がいい」 「今日は寝る前がいい」等の返事に応じて入浴して頂いている. 入浴した日を記録し,あまり日にちがあかないように入浴の声 かけを行っている.曜日では決めておらず,浴槽を出て更衣を 済ませてで来るまで1時間かかる方もいるが,その人のペース に合わせている. 気分良くゆったりと入浴を楽しんでもらう為に、時間 やタイミングに気を配っている。利用者の要望により 2~3人で入浴し銭湯気分を味わったり、個別に湯 の温度を調節したり、時間に余裕を持つなどのケア が実施されている。入浴拒否がある利用者にも、清 潔保持の面から上手な声かけやタイミングを試行錯 誤しながら支援をしている。 昼夜逆転しない程度に日中もソファや居室ベッドにてやすんで頂いてい る.食事後は少しゆっくりされるよう声かけをしている.利用者様がこれま で使っていた枕,布団を持ち込んで頂き、寝ていただく.利用者様が眠た い時には,そのまま傾眠あるいは自室で寝て頂く.食後ゆっくり過ごした り,寝る前に入浴し暖かくして寝て頂いている方もいる.冬は夕食後,居 室の暖房を入れて布団に入る特には居室があたたまるようにしている. 医療担当が管理しているが,他の職員にもわかるように申し送り,用法,効能等細かく 伝えるようにしている.現在の症状等は申し送りによって確認 湿疹等は入浴時に発見 することが多い.薬の目的,副作用はファイリングしており,スタッフがいつでも閲覧でき るようにしている.服薬は時間で管理しており,利用者のその日の生活リズムに合わせ て服薬していただく.決められた時間での服薬ができない場合は,医師にその場合,医 師にその場合の服薬について確認する.服薬や医療に関する注意事項は必ず申し送り し,利用者様の状態に変化があれば,処方したDr.に相談している. 利用者様が興味,関心を持っていることを見つけて行き,その 事に関与したレク等を実施する.歌が好きな利用者様が多いの で,歌を歌ったり,裁縫が得意な方には利用者様等の服を直し てもらったり,タベストリーを製作していただいた.又,歩く事が 好きな方には散歩に出掛けるなど行っている. 日常的には,日々の食材などの買物は,利用者様と車でカネス エ(スーパー)に行く.ご家族から要望があれば,外出ということ で出かけてみえる.他の利用者様と一緒に行けない場合は,ス タッフが個別に対応する.「xxでxxやってますけど行きます か?」と声をかけるとだいたいの方が「行く」と言われるが,自ら 希望を言うことはなかなかない.床屋には自ら希望する方がい る為,訴えた日に行く様にしている. 8/9 自ら外出を希望する人は少ないが、ユニット間 で声を掛け合いながら、近くの神社へ散歩に 行ったり、日々の食材などの買い物、ごみ出し などで外へ出る機会を作り支援している。職員 の声かけや家族の協力を得て喫茶店や近所 のイベント、ドライブに出かけたりしている。 次のステップに向けて期待したい内容 自 己 50 51 外 部 項 目 ○お金の所持や使うことの支援 職員は、本人がお金を持つことの大切さを理解し ており、一人ひとりの希望や力に応じて、お金を所 持したり使えるように支援している ○電話や手紙の支援 家族や大切な人に本人自らが電話をしたり、手紙 のやり取りができるように支援をしている 52 (19) ○居心地のよい共用空間づくり 共用の空間(玄関、廊下、居間、台所、食堂、浴 室、トイレ等)が、利用者にとって不快や混乱をま ねくような刺激(音、光、色、広さ、温度など)がな いように配慮し、生活感や季節感を採り入れて、 居心地よく過ごせるような工夫をしている 53 ○共用空間における一人ひとりの居場所づくり 共用空間の中で、独りになれたり、気の合った利 用者同士で思い思いに過ごせるような居場所の 工夫をしている 54 (20) ○居心地よく過ごせる居室の配慮 居室あるいは泊まりの部屋は、本人や家族と相談 しながら、使い慣れたものや好みのものを活かし て、本人が居心地よく過ごせるような工夫をしてい る 55 ○一人ひとりの力を活かした安全な環境づくり 建物内部は一人ひとりの「できること」「わかるこ と」を活かして、安全かつできるだけ自立した生活 が送れるように工夫している 自己評価 実践状況 外部評価 実践状況 本人様が財布を持っていないと不安で落ち着かない方 がみえる為,ご家族に説明し多額ではないが,自由に 使えるように財布に入金している,そこから好きな者を 購入している.また家族には紛失してしまう事もあると いう事を話納得した上で本人様に持って頂いている. 年賀状を書いて頂こうと用意したが,書く事をめんどくさがられ たり,「誰に手紙を書くの?」「まぁええわ」「なんで書く?」と言わ れ,皆様興味を示されず,電話も本人様に行ってもスタッフに 「かけといて」「言っといて」と言われる.また,電話ではなく出来 るだけ直接合っていただいている.時々,病院受診し,GHの PHSにご家族から連絡が入ると,電話で本人様と話して見え る. クリスマスツリーを飾ったりすると喜ばれたり,花を飾って「きれいだね」と 言ってくださる,表情と言葉で喜ばれていると感じる.脱衣所の入り口に のれん,リビングにソファ・テレビなど共同生活する中でも雰囲気を味わっ ていただけるように配慮している.壁に季節の折り紙を利用者様と作り 飾っている.浴槽と脱衣所の温度差が激しくない様,暖房を入れてドアを 開けている.あまり思い切って環境内容を変えると利用者様が戸惑い可 能性もあるため ,その点も考えて行っている. 共用空間は、室温調節や臭いなどに特に注意を払 い清掃にも気を配っている。広く明るいリビングの壁 面には季節の作品が飾られ、古いミシンなども置か れている。観葉植物や季節の花を飾り、利用者が和 んだり喜ぶ顔を楽しみに職員は支援をしている。テ レビの前にはソファーが置かれ、食後等ゆったりとく つろぐ姿が見られる。イベント時の写真をテレビ画面 に映し出し、皆で楽しむこともある。 テーブル・ソファと自分の良い場所に座って テレビを見たり談笑したり,思い思いの場所 でその日その日を過ごされている.利用者 同志,気持ちの交流もある. 使い慣れたタンス・写真・鏡・仏壇など以前使っていたも のを持って来て頂く様ご家族にお願いしている.また, 「ずっとここにいさせてね!」「これからもずっとよろしく ねっ!」「ここにいると安心だ!」等言葉を聞くと,居心 地が良いのかなと思う. 食器棚の引き出しには「はし」「布巾」「台拭き」等シール を貼っている.居室には名札,トイレには「トイレ」と書い て貼る.お風呂にはのれんがあり,リビングには日めく りカレンダーがある.靴箱には一人一人テープに名前を 書き,利用者様が自ら取り出せる様にしている. 9/9 本人や家族と相談をしながら使い慣れた馴染 みのものを活かし、居心地良く過ごせる工夫を している。誕生日プレゼントを飾ったり、写真や 鏡、仏壇等で、心和む居心地の良い居室と なっている。 次のステップに向けて期待したい内容