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1. 学生の修学に関する支援態勢

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1. 学生の修学に関する支援態勢
1. 学生の修学に関する支援態勢
1)担任およびチュートリアル制度
鍼灸学科、理学療法学科では担任制を、看護学科ではチュートリアル制を採用しており、いずれも
学業のみならず、課外活動や将来の進路および休退学など学生生活全般にわたる問題の相談に応じ
ている。
2)オフィスアワー
「オフィスアワー」とは、教員と学生がコミュニケーションを取るために設けられた時間で、授業内容に
ついての質問や教員との親交を深める手段として活用されている。
3)奨学金制度
本学では下記の奨学金制度を取り扱っている。
(1)森ノ宮医療大学独自の奨学金
この制度は、学業ならびに成績が優秀でありながら、経済的理由により修学を継続することが困難
な学生に奨学金を貸与し、学業の継続を支援するものである。いずれの奨学金制度についても審査
があり、本学の他の奨学金との重複は認められていない。また、在学中の年度ごとの成績結果や家
庭経済の環境変化等により、規程に該当しない場合は給付が中止となることがある。
① 4年間の学費全額給付型(特別特待生)奨学金
対
象:1年生(特別特待生入試合格者)
給付要件:Ⅰ. 2014 年 3 月高等学校・中等教育学校を卒業見込みの者、または 2013 年 3 月高等学
校・中等教育学校卒業の者
Ⅱ. 学生本人の父母またはこれに代わって家計を支えている者(主たる家計支持者一人)
の証明できる直近の年度の所得が、給与所得の場合 841 万円以下、給与所得以外の
場合 355 万円以下であること
Ⅲ.上記①②共に該当し、学校長の推薦を受けられる者で、高等学校・中等教育学校の調
査書において成績評定平均値 4.0 以上であること
給付金額:入学金 35 万円+学納金 4 年間で 612 万円 (実習費ほか物品購入費等の実費を除く)
② ひとり住まい支援奨学金
対
象:1 年生
給付要件:公募推薦入試①及び一般入試①に合格した各学科の成績上位者 5 名程度以内で、入学
金にひとり暮らしをする者
給付金額:20 万円 (入学後1回のみの支給)
③ キャリア活用社会人奨学金
対
象:鍼灸学科志望の以下に該当する社会人のみ
給付要件:Ⅰ. 2014 年 4 月 1 日現在、満 25 歳以上になる者で、本学鍼灸学科入学後、一定の学業
成績を上げ、模範となる学生活動を行った者
Ⅱ. 2 年生以上の学部学生の者
Ⅲ. 学生本人の父母またはこれに代わって家計を支えている者(主たる家計支持者一人)
-1-
の証明できる直近の年度の所得が、給与所得の場合 841 万円以下、給与所得以外の
場合 355 万円以下であること
給付金額:30 万円 (毎年度末に資格審査を行い、3 名程度に翌年度初めの支給)
④ 成績優秀者(在学生特待生)奨学金
対
※2012 年度入学生より対象
象:全学科 1~3 年生
給付要件:Ⅰ. 毎年度末の学業成績優秀者
Ⅱ. 2 年生以上の学部学生
Ⅲ. 学生本人の父母またはこれに代わって家計を支えている者(主たる家計支持者一人)
の証明できる直近の年度の所得が、給与所得の場合 841 万円以下、給与所得以外の
場合 355 万円以下であること
給付金額:20 万円×各学科 6 名以内(各学科各学年 2 名以内)
10 万円×各学科 6 名以内(各学科各学年 2 名以内)
(学業成績により、次年度の給付額(20 万円と 10 万円の 2 段階)を決定し、支給する)
※ 1年次は支給がないが、入学後も次年度以降の奨学金取得をめざし、学習を継続すること
により、在学中に最大 60 万円の給付を受けることが可能である。
⑤ 森ノ宮医療大学教育ローン利子補給奨学金
対
※2012 年度入学生より対象
象:全学科 1~3 年生
給付要件:Ⅰ. 前年度の成績において、GPAの値が各学年各学科上位 3 分の 1 以内の者
Ⅱ. 2 年次以上の学部学生の者
Ⅲ. 学生本人の父母またはこれに代わって家計を支えている者(主たる家計支持者一人)
の証明できる直近の年度の所得が、給与所得の場合 841 万円以下、給与所得以外の
場合 355 万円以下であること
給付金額:本学の指定する教育ローン会社等より融資を受けた者に対して、学生納付金相当額の在
学中における借入金に係る利子相当額を支給する。
(2)日本学生支援機構奨学金
日本学生支援機構奨学金は、経済的理由により修学に困難がある優れた学生及び生徒に対し、
学資として貸与される。申込者の人物・健康・学力・家計について総合的に審査される。
日本学生支援機構奨学金は返還の義務があり、必ず返還しなくてはならない。
①
奨学金の種別と貸与月額
・第一種奨学金(無利子貸与)
選
考 : 特に優れた学生で経済的理由により著しく修学困難な者に貸与される。
学力基準 : (1年) Ⅰ.高校または専修学校高等課程最終 2 ヵ年の成績の平均が 3.5 以上
Ⅱ.高等学校卒業程度認定試験合格者で上記に順ずる者
(2年以上) 大学の成績が所属する学部(科)の上位 1/3 以内
家計基準 : 学生本人の父母またはこれに代わって家計を支えている者の年収・所得金額から
規程で定められている特別控除額(家族構成、家庭事情等により異なる)を差し引
いた金額が、収入基準額以下であること
-2-
貸与月額 : Ⅰ.自宅通学者
54,000 円 または 30,000 円
Ⅱ.自宅外通学者 64,000 円 または 30,000 円
・第二種奨学金(有利子貸与)
選
考 : 第一種奨学金よりゆるやかな基準によって選考された者に貸与される。
学力基準 : Ⅰ.出身学校または在籍する学校における成績が平均水準以上と認められる者
Ⅱ.特定の分野で特に優れた資質能力を有すると認められる者
Ⅲ.学修に意欲があり学業を確実に修了できる見込があると認められる者
Ⅳ.高等学校卒業程度認定試験合格者で上記のいずれかに準ずると認められ
る者
Ⅴ.大学の成績が所属する学部(科)の平均水準以上(2 年以上)
家計基準 : 学生本人の父母またはこれに代わって家計を支えている者の年収・所得金額から
規程で定められている特別控除額(家族構成、家庭事情等により異なる)を差し引
いた金額が、収入基準額以下であること
貸与月額 : 30,000 円・50,000 円・80,000 円・100,000 円・120,000 円の5種類の中から選択
② 採用の種類
・予約採用
高等学校在学時に予約採用候補者として採用されている学生が対象である。
入学後行われる説明会に必ず参加し、
「奨学生採用候補者決定通知書」を提出しなければ
ならない。
・定期採用
毎年 4 月に全学年を対象に募集を行う。提出書類に基づいて学内選考を行い、学生支援
機構へ推薦する。希望者のための説明会を開くので必ず参加しなければならない。
・緊急・応急採用
家計支持者(父母、または父母に代わって家計を支えている者)の失業、破産、事故、
病気もしくは死亡等または火災、風水害等の災害等により家計が急変し、奨学金を緊急
に必要とする学生を対象とするもので、随時募集を行っている。
(ただし、家計が急変してから 12 ヶ月以内に申し込む必要がある。)
③ 在学中の異動等
改氏名・住所変更・休止・退学・辞退・貸与月額の変更等を希望するときは、学生支援室に
申し出る必要がある。また、奨学金の返還は本学に在学する間は猶予されるため、所定の「在
学届」を学生支援室に提出しなければならない。
④ 継続願
継続の意思を確認するために、毎年 1 回日本学生支援機構に継続願を提出する必要がある。
説明会にて「奨学金継続願提出用識別番号(ユーザ ID・パスワード)
」を受け取った後、
インターネットを通じて期限までに提出しなければならない。
提出した継続願の入力内容と平素の学業成績等を総合的に審査し、適格基準に基づき奨学金
継続の可否等を判断する「適格認定」が行われる。その結果、奨学金の貸与が廃止されたり
停止されたりすることがあるため、自覚をもって勉学に励む必要がある。
-3-
⑤ 奨学金の返還
奨学金は貸与のため必ず返還する義務がある。4 年生に対して返還説明会を行うので、必ず
参加しなければならない。
2.学生の進路選択に関する支援態勢
1)4 年間の流れ
国家資格の取得、個々人が希望する就職先の内定獲得をめざすべく、本学独自のキャリアサポートプ
ログラムを実践している。また、4 年次から本格的にスタートする医療系専門職の就職活動の流れに即
したプログラムとなっている。
2)4年間のキャリアサポートプログラム
【1 年次】
・ 4 年間の学習計画設計
・ キャリア支援セミナー
・ 「キャリアデザイン」の授業
【2 年次】
・ キャリア支援セミナー
【3 年次】
・ 第 1 回進路希望調査
・ キャリア支援セミナー
・ 就職個別相談開始(随時受付)
【4 年次】
(平成 25 年度予定)
・ 第 2 回進路希望調査
4月
・ 就職ガイダンス
(マナー講座、模擬面接、履歴書の書き方)
※4 月から定期的に繰り返し実施
5月
6月
・ 就職ガイダンス
・ キャリア支援セミナー(1)
・ 病院、鍼灸院、企業訪問開始
・ キャリア支援セミナー(2)
・ 第 1 回学内合同就職説明会(病院・治療院等)
8月
・ 病院、鍼灸院、企業訪問、採用選考(~3 月)
・ キャリア支援セミナー(3)
9月
・ キャリア支援セミナー(4)
10 月
・ 第 1 回就職活動実施状況アンケート
12 月
1月
・ 第 2 回学内合同就職説明会(病院・治療院等)
・ キャリア支援セミナー(5)
・ 第 3 回進路希望調査
・ 第 2 回就職活動実施状況アンケート
-4-
2月
3月
・ はり師・きゅう師国家資格試験
・ 理学療法士国家資格試験
・ 最終進路調査
3)就職支援の特徴
(1)個別指導の強化
学生一人ひとりの面談記録を作成し、各学生の個性・適性や希望を把握した上で、進路の相談、就
職先の紹介をしている。また、履歴書の書き方・添削、面接など、学生の希望に応じて徹底的に個別
指導を実施し、教員や職員に加え、平成 22 年度よりキャリアカウンセラーなども採用し、その支援体制
も強化され、時間をかけた学生本位の指導を行っている。他にも、保護者と担任教員との個別面談を
設けるなど、学生・教職員・保護者が連携しながらキャリアサポートに取り組んでいる。
(2)学内合同就職説明会
求人先の医療施設などを本学に招き、学内合同就職説明会を開催している。平成 23 年度は 10 月
と 12 月に開催し、約 90 の医療施設が参加した。この説明会では、学生の就職に関する情報収集を目
的としており、医療現場で活躍されている方々のお話を聞くことのできる貴重な場となっている。本学
の就職説明会は 1 年次から参加が可能なことも特徴の一つである。
(3)就職ガイダンス
挨拶の仕方・言葉使い、自己紹介時の話し方など就職活動に必要な社会人としての基本知識を習
得するためのマナー講座や、臨床現場や社会(企業)での経験豊富な教職員による本番さながらの模
擬面接、採用担当者が求めている履歴書の書き方などのガイダンスを 4 年次の春から繰り返し行って
いる。
(4)キャリア支援セミナー
病院、施術所、スポーツ業界、法曹界などさまざまな業界で活躍する医療に携わる方々の講演会を
教育後援会と協力して実施している。
[過去セミナー内容]
・ スポーツに特化した医療現場の実態(理学療法士)
・ OB に聞く!スポーツトレーナーの実態(鍼灸師)
・ 医療接遇マナー講座
・ 就職活動に必要なマナー講座
・ スポーツトレーナーの今~J リーグ編~(元 J リーグチームトレーナー)
・ これからの医療を支える「理学療法士」「鍼灸師」の未来展望(理学療法士・鍼灸師)
・ 活躍の場が広がる医療現場~スポーツジム編~(鍼灸師・柔道整復師)
・ 社会人・医療人として必要なリスクマネジメントセミナー(弁護士、医師など)
・ コンディショニングコーチの今~プロ野球編~(プロ野球チームコンディショニングコーチ)
・ 急性期病棟とは(老年看護専門看護師)
・ アスレティックトレーナーとは(日本プロバスケットボール マネージャー)
・ トレーナーが見たトラの穴(元プロ野球チーム チーフトレーナー)
-5-
(5)メディカルキャリア教育科目の設置
本学の「キャリア教育」では医療系専門分野の教育に加え、個としての自立を促す視点から、社会
人基礎力や問題解決能力を養成している。また、医療系への就業に対する意識向上のため、自己分
析や企業研究を介しての業界の情報集め、現場で働いている講師をお招きする本学独自のメディカ
ルキャリア教育科目「キャリアデザイン」の授業を導入している。
4)進学等に関する支援態勢
更に学識を深めたい学生には進学支援も行っており、学生支援室に寄せられた多数の大学院や専
門学校等の資料を随時公開している。
5)国家試験受験支援態勢
鍼灸学科・理学療法学科・看護学科ともに国家資格取得をめざして徹底的な指導を行い、4 年次に
は個人のレベルや時期に応じて補講や学習到達度別指導を行うなど、国家試験対策を熟知したベテ
ラン教員が講座を担当している。
6)卒業生への進路支援態勢
学部生と同様に就職及び進学に関する相談を学生支援室にて受け付けている。
3.心身の健康等に関する支援態勢
1)医務室について
体調不良、急なけがなどに対して、東棟 1 階の医務室で応急処置や健康相談を行っている。
2)傷害保険について
学生生活を送るにあたって万一事故が発生した場合に備え、全学生を対象とした「日本看護学校
協議会共済会共済制度「Will」に加入している。この保険は、自身の傷害事故に加えて、実習先を含
む 24 時間の賠償事故にも対応しており、さらに実習中の微生物による感染事故にも対応する医療系
学生のために創られた補償制度である。
3)附属クリニック・附属鍼灸施術所の利用について
(1)附属クリニックの利用
学園の附属クリニックでは、内科、整形外科などの診療を行っており、在校生は校友会会員として診
療費用の補助を受けることができる。
(2)附属鍼灸施術所の利用
本学の附属鍼灸施術所(コスモキャンパス内)で治療を受ける場合、鍼灸施術所の受付で学生証を
提示することによって治療費の一部が減免される。
4)学生相談
カウンセラーが大学生活一般について、ストレスや悩み、心身の不調など学生からの相談に応じ適
切なアドバイスやカウンセリングを行っている。
-6-
5)セクシャル・ハラスメント(セクハラ)およびパワーハラスメント(パワハラ)
学生支援室・クラス担任・カウンセラーが相談に応じている。
※ 本学では上記の内容について『学生便覧』等に掲載・告知して学生の修学支援態勢を取っている。
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