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フランス公法最近文献覚え書き

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フランス公法最近文献覚え書き
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Issue Date
フランス公法最近文献覚え書き
深瀬, 忠一; 中村, 睦男
北大法学論集, 26(4): 175-190
1976-03-29
DOI
Doc URL
http://hdl.handle.net/2115/16200
Right
Type
bulletin
Additional
Information
File
Information
26(4)_p175-190.pdf
Instructions for use
Hokkaido University Collection of Scholarly and Academic Papers : HUSCAP
村瀬
陸忠
男
フランス公法最近文献を、取教えず、簡単に紹介・批評しておこ
フランス公法最近文献の通観
西欧とくにフランスの政治体制について
身を委ねているか﹂は、現代西欧民主制における大統領ないし首
閉山
なお、一九七五年には、二月にパリ大学E教授J・ロベール氏
相の君主的支配の逆説的実態の類型的分析として、デュヴェルジ
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U3・日∞ム旬・﹁共和的君主制、もしくは諸民主制か如何に王達に
一
を北大法学部に迎え、講演・研究会三回、一一月には同大学教授
ェ憲法・政治学の特色を大胆に集約した著書であり、示唆に富む。
である。
た誤解もあるかもしれない。同学諸兄の教一不をたまわりうれば幸
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ロロ耳元号 (
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重な知識・示唆をえた。その成果についても、記録しておくことと
﹁﹀三九六六年、 J・ロベール教授および M・デュヴヱルジェ
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教授を迎えた際の講演等の記録は、本誌一七巻三号参照、
中深
公法最 近文献覚え書き
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一九七五年中に筆者が阪を通すことのできた
ン
う。この覚え書きの趣旨は、前回へ北大法学論集二五巻)と全く
戸四号一四九頁以下﹂
同じであるが、網羅的・体系的概観には至らず、脱漏があり、ま
前年に引き続き、
まえおき
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R ・ドラゴ教授を迎えて二回の講演・研究会を行ない、新鮮・貴
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前著﹁ヤヌス、西欧の二つの顔﹂へ駄遣嬉詔吉駅ト
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訳、木鐸社、一九七五年九月刊、あり。戸司戸︼ ・
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門 UZcom欄に、 W55(]・l F・)の全面的批
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制初)に統き、一九七三年九月チリ lのクーデターによるアジェ
ぃ、例外だという。
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しかし、この君主制も制限君主制であり、選挙と政党と議会に
より君主権力は制限される。現代議会の機能は、立法・財政の法
的限界を画定し、政府を統制し、市民の諸要求を表明すること
に、限られるようになってきた。
そして、現代西欧の三つの君主制類型を、アメリカ的大統領君
主制、イギリス的新議会君主制、フランス的半大統領君主制に分
類し、検討する。
そのような動向をふまえ、フランス自体の政治制度運用の規則
まず、﹁共和的君主制﹂を次のように限定的に定義する。﹁一人
り、大統領万能・﹁支配された議会﹂の実態があるのだから、今後
果、先行共和制における政府の不安定・弱体性は今日亡霊とな
としての憲法装置の検討に立ち入る。王としての大統領と首相・
の人聞が白からの家中に統治権を集中的に保持するが、その統治
考うべきことは、議会ではなく大統領・政府権力の制限であり、
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M取鮭⋮、)が、ててルジェは本書において、その用語を軸
権は、真に民主的な過程すなわち自由で競走的な選挙によって、
憲法上の議会権力制限規定を緩和し(綿一時斗が結仙一服院
大臣達との関係、および議会が主人か奴隷かを間い直す。その結
受けかつ喪失するような制度﹂、と。これと類似の古い君主例とし
し、議員の発言時聞を与野党半分づ)、録法裁判所にそれらを確保
つとし、調査委員会設立を認める等﹂
さらに、王が議会の政党状況次第で変身するという、今日のプ
て、ワシントン、ナポレオン、ジスレリを挙げ、現代の君主例と
現代共和的君主制形成の心理的・経済的・国家機構的理由を述べ
ランス憲政実態上の核心部分に分析を加える。もし、議会で規律
させる方向が望ましい改正方向だとする。
る。商欧的大国中、イタリアと日本だけが、共和的君主をもたな
して、ドゴ lル、プラント、パルム、ヒ lス、ニクソンを挙げ、
として現代西欧諸民主制の一般的動向と機能の実態を分析する。
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閥、現代の立法、岩波書底
いたことには、筆者も注目して、こへ深瀬、議会制民主主義の展
いしドゴ lル体制の性格づけとして、一 O余年前既に使用されて
﹁共和的君主制﹂という逆説的用語が、現代イギリスの首相な
憲法・政治学に新たな展望を与える問題提起の書ともいえよう。
の前の時点で、広汎な読者を対象とした、半ば一勝蒙蓄であるが、
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ンデ政権の崩壊直後、一九七四年ポンピドウの急死と大統領選挙
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フランス公法最近文献覚え書き
議会に結束した多数与党が無いか、反対党ないし左翼連合が多数
対・執行権の古典的分立観念は、実態に合わなくなった。もし、
ぅ、﹁多数・対・反対﹂という権力分立が現実に機能し、立法権・
官的権力﹂として﹁阻止権﹂を持ち、選挙民にアピールするとい
権(﹁国家の権力﹂と呼んだ方がいい)を掌渥、反対党は﹁護民
ある多数党が存在する場合、それに支持された王は執行・立法丙
りも、よりよく民主制を体現しえた、と結ぶ。
統領の任務を死守し、軍事クーデターを支持した議会の多数派よ
じて政府権力を奪取した。チリのアジェンデは直接公選による大
ことは、再考を要する。ヒットラーは大統領になれず、議会を通
を民主制の保護者とし、執行権から独裁制の危険が来ると教えた
化)によっておびやかされるように思える。自由主義理論が議会
の政治体制の将来は、反対派よりも体制支持派(のファッショ
ルール実行の怠士心なくして解決できることではないが、フランス
マジヨリテオ.ホジシオン
1ル ・ ト リ ピ ユ ニ ジ ヤ ン
プゲワ I N ・ デ タ プ ゲ ワ
しうる可能性を検討するこの部分は極めて興味深い。袋小路に追
議席を占めた場合、大統領は屈従するか辞職するか、様々の予想
本書は、そのように近い将来の大統領選挙を予測した啓蒙・実
践の書であるが、憲法政治学の基礎理論として、その観察や分析命
メディアトウ 1 F
い込まれ、暴力・クーデター・独裁制に走ることを警戒。
さいごに、王と人民との関係について仲介者逮に注目、壬個人
として基本的に正しいと筆者も考えるし、示唆される点が少なく
フ ォ ン ダ マ ン タ 戸 マ ン ・ ゾ ユ ス ト ヱ グ ザ クV
のカ何・声望で支配する君主制と、自律性ある政党・連合・小集
題は﹁基本的に正当﹂ないし﹁正確﹂と F ・ゴゲルにより-評され
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区別、左翼連合に支持されたミッテランが大統領となれば、後者
ない。デュヴェルジェ憲法政治学の本領である政党論を基軸とし
団の組織により支持・統制される集団指導的・制度的君主制とを
に近づくとし、同連合の共同綱領の重要性と社共の分裂の愚を強
結論として、フランス第五共和制の政治の進化は、議会におけ
的である。最近のフランスでは、大統領を﹁玉﹂と呼ぶ論説が目
吋アペ直接公選の大統領こシド強い信頼をおく伎の見解が印象
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る従順な多数党の存在によって支えられてきたが、大統領と議会
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た政治制度類型論をふまえ (
多数派が基本的に相対立するに至れば重大な危機となり、憲法は
調と無関係ではあるまい。なお、本書は、わが国における天皇制
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解決の制度装置を充分備えていない。結局衡に当る人々の民主的
調
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と民主制をめぐる﹁君主制﹂﹁共和制﹂論議のあり方にも、新たな
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々琴線な批判キ、革命とは異る現代的改良・変化を指導する権力
の思想が語られている。三-C口。己BtgwFF向。邑めまE- 二
光りを与えうるのではあるまいか。
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ジスカールニアスタン大統領下(﹃宮司ロ仏ぬまE-UNB白二回吋・
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- 一回目・白石・﹁襲と突﹂は、左翼連合指導者ミッテラ
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ンが書いた、新聞・社会党誌掲載および未公表の時論・随怨を、
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の一九七五年の政治生活の総括は、ヴィアンソン・ポンテの優れた
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参考になる。また、一九七五年に出版され
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一九七一年九月から一九七四年五月大統領選終了時まで、年月順
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著が、権力側ナンバー3 および反政府連合ナンバーーの生きた思
にまとめたものである。﹁二つのフランス﹂のうち、権力と反対の
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想と人間を知るため、好文献だと思われる。
側からの見方、批判、指針およびミッテランの人聞を知るため、
参考になる。なおミッテランには、この緩前著 H h g
毛島、盟主
一nF一)唱。。ロE-s-onr田口問内ヨヨグ 2EZC円句。己主057Ff豆
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フランス政治制度の最近の諸傾向
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フ・セミナーでの講演であり、明快な総括とジスカール・デスタ
まず、一九五六年憲法の改正による執行権強化・議会の抑制装
ン大統領政権の新傾向がわかり有益であった{筆者排酌﹂
。
〆
衝撃に対する権力のあり方、権力の新しい諸原則ないし﹁解放さ
レピユプリ
れた社会に向って﹂、諮っている。ミッテランは敗けてばかりの過
去の人物、マルクス主義は時代遅れ、自主管理は官僚制になる等
躍を概観、ドゴ l ルとポンピドウ大統領下の制度の実態が、﹁統領
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命的共和里ご九六二年)から﹁選挙君主制﹂(一九七四年。
大統領選挙、権力をめぐる実際的・理論的諸問題、未来からの
も、彼自身の個人的見解であり、公的な政府の意見ではない。
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に移行したとし、この制
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度にどんなリスクがあるかを、大統領と首相の衝突(弘行
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する場合に分けて、検討。
ついで、ジスカール・デスタン大統領選出後の政治制度の変化
が、同大統領の個性と彼を支持する政治勢力の変化によって惹起
されてきたと、分析。大統領の憲法の考え方は、人民全体の(と
耕一一一一語主)書記長に選ばれ、ポエアトウスキィ内相が
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独立共和派書記長に再選され、与党中二大党派を背景に﹁三頭制﹂
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と内相との衝突はかなり屡々みられるといえよう。 。
例えば、 Z25-og25克己一 ι$85グ
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さいごに、政党状況の変化であり、多数派内の最大政党である
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UDRは、大統領選における党固有の候補者シヤパン・デルマス
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が再結束をはかつているとはいえ、同党の相当数の旧指導者(ザ
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くに不遇な境遇にある人々の)福利のため﹁博愛﹂を重視する
﹁人民的共和国﹂構想であり、また、議院剣形態を存続しつつも
与えられず、大統領の諸改革には賛成しかねるものがあり、相当
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大統領制への傾向を強化しようという﹁議院制的大統領主義﹂
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数の党員は裏切られたとすら思っている(洞境問的情峨恥VFM
結局、このようなフランス政治体制の将来はどうなるのか。政
産党の反発が原因だろう。
を糾弾しはじめた。社会党が党勢を伸してきたことに対する、共
なく、最近の印象では、共産党が突如社会党に対し共同綱領軽視
ろう。反対党陣営においても、社会・共産両党の連合は完全では
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は実質的に離党した。独立共和派は、
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大統領選で勝ったとはいえ、その後期待した地位を国家権力内で
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ぅ。また、そのような共和制をより﹁人間的﹂ならしめる﹁変化﹂
恥紘一一語階)。中道諸派は分裂している(閥幹問問峨錯都道)
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を推進する諸改革として、既に実現されたもの(械川時哨一笠↑
が、多数派中の第三勢力として合向、しようとしているが難かしか
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雌一群仁一明日山内)と作業中のもの(一同町梢一
一山崎畑伊鉱山崎耕一蜘⋮段w⋮肝耕一耕一一謹一一川一時挙法の)を紹介
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ヘただし前掲ヴィアンソン・ポンテ論説一九七五年によれば、多
F は改革実現せず。実現されたものとしては、離婚法、パリの
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新しい規則、六O才定年制、手工業改善策。仏-PJ
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さらに、新しい政治的事態として、大統領のほか、シヲク首相
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同将軍の憲法構想が、前大戦のフランス解放前から練られ、第
究である。、ドゴlルおよび彼の名を屡々冠せられる第五共和制策
四共和制時代の反省を経て明確化され、第五共和制憲法制定にあ
権﹁交替﹂が導入されるのか。大統領選で僅少差で敗れた左翼連
互に分離させ、極左・極右を切りすてて、白からの傘下に右翼穏
法研究のため不可欠の重要文献の一つであるといえる。
健派から左翼穏健派に至る大幅な多数派を集めようとするであろ
たって適用され、同大統領、が政治の実際の試練にあってどのよう
合がいずれ権力を獲るであろうか:::。現政権は、社共両党を相
ぅ。それは社会民主主義ないし自由主義的家族の再結集という旧
にそれを展開したかを、詳細実証的に論じている。別に資料集が
同
とも憲法史的意義以上に、将来に向うフランス固有の憲法構想に
フランスが産んだ偉大な英雄の残映を追うものであろうか。それ
本警は、旧いゴ i リスムが衰退しつつある最近の傾向の中で、
ある(雌)。
い夢であるのだが。
なお、同教授の講演﹁フランスの大学改革とその実績一(二月二
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光を与えるものであろうか ・
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-エリオの憲法思想﹂は、第三共和制的政治家の憲法思想を理解
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行政学について
するための示唆的論文。
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もとに、ドゴ l ル の 憲 法 構 想 の 全 貌 を 整 理 分 析 集 成 し た 本 格 的 研
息子が、父から提供された側近・内部・未刊情報を含めた資料を
一九七五年一一月二八日に行なわれた講演であり、その内容の要
astd- ﹁フランスにおける行政学の考え方﹂は、北大法学部で
山
閉
は、同将軍の忠実な部下であり首相であったミシェル・ドプレの
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照)している。
エノデル、議院制と大統領制の間のフランス(深瀬訳)、ジ
く検討7
リスト哩一面五五七号、一九七四年四月一日号一O 九 頁 参
し、大統領制的要素をさらに強化しようという動きについて詳し
統領の任期についての省察﹂は、現行七年を五ないし四年に短縮
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たところを、大きく補充するものである。筆者は一九六八年渡仏
行政的エリート﹂が、参照されてよかろう。
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泰斗である同教授に五七名の第一級公法学者が寄稿している。同
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らの政治一社)学的行政学の傾向の違いを感じていたが、新進ス
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﹁社会学・政治学的実態を重視するアプローチからの﹂真正面か
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らの批判もあり(汗自信将一一一
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諸論文が取扱う領域は、比較法および外国法、税法、国際公法
で、旧訳にこだわらず、今後は窟法院に一定することにした。
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(4結局)および公法一般(御三時一γ一一況一用紙、)にわたってい
る。各論文は平均約一五頁の短篇であるが、今日的重要問題を検
の実績を検討している。
経済的訴訟の増大、﹁自由主義的国務院﹂から﹁干渉主義的国務
セミナーでの講演である。
メカニズム﹂は、ドラゴ教授の北大法学部一一月二九日スタフ・
、白色
BEH込町白色D口 臥 円ODOE-AEO ﹁経済行政に対する裁判的統制の
向臥
UE向。(問。}gewP B22HMopnoE5rτ ユ丘nzgz-E
経済行政法について
討し、優れた洞察を含む論稿が多く、現代フランス公法(慨制的)
研究のため貴重な示唆に富み、全体として壮観である。
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院﹂に移行した判例の傾向、経済的干渉主義は共通法に抵触する
要因を多く含むが、裁判官は合法性のコントロールを通じて次第
に裁判統制を拡げる傾向にあること、を国務院諸判決にそくして
①国務院は、経済的諸概念を法律的誇概念に転化して判、決しつつ
体系的に解明。
gx 宮rrn
あり(浦雄江古川はそ)、今日では、﹁一般的経済法﹂ι
結論として、次の二点に最近の動向を要約。
対応もよい簡潔な訳語(輔諮問市蹴枕一想以鴻合、) で あ る の
一ぴ)ように思うが、野田良之教授編﹁フランス判例百選﹂Oh
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-翫)で憲法院と訳されて以来定着の傾向にあり、国務院との
した。この訳も捨て難いよさがある(駐お域消均崎怖いれ一刊紙
関としての実体を表わすため憲法審査院と改訳(が計ノ一軌一ト一ト)
憲法評議会(ザ炉州以和一月)と訳したが、その後、違憲審査機
い O口証言三8
なお、の8 3ご
5F の訳語について、筆者は、当初
め便利である。
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法院の判例﹂が、引き続き紹介・検討されている。
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が明確化されれば、裁判官は、経済的分野における多くの﹁法的
諸要件﹂が明らかになり、裁判統制の範囲を拡大することになろ
う。②経済行政における行政庁の裁量権の範囲は拡大してきたと
いわれるが、むしろ、国務院の経済的事案に対する判決において
は、﹁裁量権の後退のしるし﹂がみられる。明白な誤謬 2布日
EFa司および行政庁に要求される正当性立証責任の法理によ
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り、動機 B
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語へこの講演のもとになる論文。﹀ω32ニロBE
抗ニヱロ間内邑E5MmEzrcF B一王﹄号品口80555があるよ
フランスにおいては、経済法23 の発建が行政法(学)に比べ
て遅れているといわれるが、右動向は参照しうるところがあるの
清いは日刊逮)、奥
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ではあるまいか。同教授は、わが国の薬事法違憲判決に対し﹁経
済干渉主義の限界﹂をあらわすものとして
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フランスにおける人権の現状
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FEE- ﹁フランスにおける基本的人権の現状﹂は、ロベール教授
の、北大法学部スタフ・セミナー(一九七五年}および京都日仏
二一月二一日、
関西学館(一一回目)での講演であり、明快に現況と新傾向を説
明
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まず)現行人権保障の法文(糊喫,益田一♂'ゴか一がいい耕一同
冊一問叫す)とそれらの法的拘束力について述べ、人権保障が、法
律によるハに対する﹀保障、行政に対する保障、裁判所の前での
保障の三次元にわたることが解明、人権保障の実際を論ずる。
個人的自由・人身の自由について、それが実際上侵害されてい
る事例(齢制か何研一間滞伽齢一時十時一)、および私生活の侵害(組問一
朝一躍隣町一院船一伎町位、)、について述べ、それらに対し一九七O
年七月一七日法律(籍回官版伽)や検討中の措置を紹介。精神的
カ国をめざし、また通常戦力の近代化政策をとりつつあること、
ては、ドゴ lル路線をつぎ、これに若干修正を加え、第三の核戦
由として、結社の自由の保護へ一九七一年憲法でおよび集団行動
戸院判決を説明﹂
人の差別という三つの領域の微妙な問題を解説。さらに集団的自
自由について、表現留保義務(報錦、)、新聞・放送
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これに対し核への疑惑や対独潜在敵国視についての疑問も目につ
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﹁ジスカール・デスタン大統領のフランスの国防政策﹂につい
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に対する規制としての﹁反致損者﹂法律に言及。
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ル教授のダイナミックな分析がみられ参考になる。日本誌聞が読め
武夫へ﹂および﹁日本の諸制度の最近の進化﹂は、知日家ロベー
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人は自由の意識(糊蹴識)が強くわずかの侵害にも敏感に反発す
ることが、 フランスをして﹁自由の国﹂たらしめている、
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全体の諸国の比較憲法的概説書として、開拓的な文献といえよ
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なくても、ル・モンド誌等の情報だけで、基本的問題点を把握す
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いて概観したうえ、全面的行政手続法典ないし法案をもっ国々を
四つに分類(①オ l ストリャ、スイス、酒独、②アメリカ、//ルヴェ l、スウェーデン、母ポーランド、チエコス
ロヴアキア、ユーゴスラヴィア、ブ)および部分的に法律化され
ルカリア、④スペイン、ギリシア、﹂
ている国々(刈妹、エ同一酢一敗ダ、)につき、各国ごとに短いコメン
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比較ないし外国公法
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トをつけ法文を仏訳している。フランスにおいて類書のみあたら
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ねテ l マについての参考文献として注目される。
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況において、木書は概括的とはいえ、
一つの試論として氏重な示
わが国、アメリカにも、この種アジア比較憲法体系警が無い状
説、最後に国家的統合・連邦制の問題を検討している。
の分割﹂状況を、独裁下の中国大陸、南北朝鮮、日本に分けて解
産国(ヴヱトナム、一フォペオランダ遺産国ヘインドペ
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産国(白川リ)に分類して概観(計れ都諸宝、﹁極東
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ヘインド、パキスタン、
東南アジアを、イギリスの遺産継
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って﹂は、行政手続を法曲開化することの重要性・得失・実畿につ
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プランス公法最近文献覚え書き
唆を含む。
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容が詳しくなっている。第六版の﹁序文﹂で、ジッケルおよびジ
への決定的な貢献は残っている。本体系警ならびに一九七一年お
エラ l ル教授は、﹁アンドレ・オ lリュウは今は亡いが、その憲法
よび一九七四年に﹃公法・政治学雑誌﹄に発表した論文におい
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て、彼は基本的部分について憲法学を新しくした。我々が皆負っ
日のインド﹂は、基礎的データーが収録されており、便利
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みあげても、古典的憲法と現代の挑戦、自由の科学的基礎、政治
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律の改正﹂は‘英文もあり、一九七四年憲法改正についての解説
第五共和制憲法制定資料につレて
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は、昨年度紹介した(北大法学論集二五巻四号二ハ一一一良)。
なお、 A ・オ 1リュウのスフェーズ教授と共著の体系書について
の関連づけなど、わが国の憲法学にも示唆するところが大きい。
展途上国まで含めた比較憲法的視野や経済発展水準と憲法構造と
ウ憲法学の位置づけを行なっているが、社会主義国のみならず発
することなく高度発展社会(の分析﹀である﹂として、オ l リュ
機構と経済発展水準との連関、さらには機構的な面をおろそかに
︹以上、 F)
-正文を掲せている。
憲法体系害について
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一九六六年に初版が出された故 A ・オ Iリ ュ ウ の 憲 法 体 系 書
は、生前第五版まで版を重ねていた。本書第六版は、死後弟子の
ジッケルハパリ第十大学)教授およびジヱラ l ル(ル 1 ア ン 大
教授によって改訂されている。ジエラ 1 ル教授が社会主義国
第五共和制憲法制定にあたってのドゴlルの指一不、ミッシェル
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の部分を担当し、残りの部分はジツケル教授が担当している。第
-トブレによって起草された種々の草案、閣議での議論など未公
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一販は八二六頁であったのが、第六版では一、一五二頁になり内
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割を果したミッシェル・ドブレの序文とともに、本書は第五共和
刊の資料を含めた憲法制定の資料集である。憲法制定に大きな役
めぐる法理論が検討されている。
格、許可の賦与および拒否の形式、許可の効果について、許可を
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制憲法の研究に貴重な資料として利用できるものである。
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は、許可制が最大限に使用されることが明らかにされている。第
状が明らかにされている。第三部﹁諸外国における新聞﹂では、
び経常、ジャーナリスト、定期刊行物、ラジオおよびテレビの現
は、フランスにおける新聞の法体制、広告、新開企業の集中およ
レピの歴史が扱われている。第二部﹁フランスにおける新聞﹂で
いる。第一部﹁新聞、昨日から明日へ﹂では、新聞、ラジオ、テ
び社会学的側面から扱うものである。全体は四部から構成されて
ける新聞、ラジオ、テレビを、歴史学的、法学的、経済学的およ
前書﹁新聞と視聴覚報道手段﹂は、フランスおよび諸外国にお
ス・メディアに関する全体像を知るのに有益な体系議である。
設されたが、ここに掲げた二書は、主として学生に向けられたマ
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﹁事前の行政許可と基本的人権﹂は、自由と正面から衝突する
ものであるが、実際上各種の人権に対して加えられている行政上
の許可制の問題に取り組み、人権法の一般理論を樹立しようと試
みた優れた内容の博士論文である。全体は三部に分かれている。
第一部﹁事前の許可の概念﹂では、種々の用語で表現されている
事前の許可の概念が明らかにされている。第二部﹁事前の許可の
領域﹂では、対象となる人権の種類によって許可制の適用のしか
たが異なるところから、人身の自由および精神的自由のような個
人的人格の諸白自については、許可制が最小限にしか使用されな
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三部﹁事前の許可の一般理論試論﹂では、事前の許可の基本的性
いこと、﹁山,品業の自由﹂や所有権のような経済的自由権について
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フランス公法最近文献覚え書き
﹁テレビジョン、権力および金﹂は、一元フラγス国営テレビ局
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中華人民共和国、ソビエトという七ヶ国の新聞、ラジオ、テレビ
かに番組における商業主義と報道におけあ権威主義を生み出して
副ディレクターによって書かれたもので、フランスのテレビがい
アメリカ合衆国、イギリス、イタリー、ドイツ連邦共和国、日本、
の状態が紹介されている。ちなみに、日本については、一四頁さ
いるかということを告発したものである。
かれている。第四部﹁︿マス・メディアV の影響﹂では、マス・
メディアの社会的、政治的な影響の問題が、幾つかの面から明ら
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﹁日刊新聞の諸問題に直面するフィガロ紙﹂は、フランスの代
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かにされている。
後書﹁報道手段の制度と公衆ll新聞、ラジオ、テレピ﹂は、
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表的な日刊新聞の一つであるフィガロ紙の創刊から現代までの歴
新聞、映商、ラジオおよびテレビを社会学的観点から扱ってい
る。序章で﹁報道とその伝播手段の社会学入門﹂が扱われたの
ロ紙の全体像を明らかにしている。
史、企業の内部組織と特色、読者について検討を加えて、フィガ
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﹁偉業の自由﹂は、問題についての行政裁判所の判例を総合的
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に大別され、それぞれ報道の送り手の制度や機能、受け手への効
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果などの問題が社会学的に究明されている。
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かつ体系的に分析した優れた内容の博士論文である。フランスに
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﹁合衆国における新聞、一ブジオおよびテレビジョン﹂は、アメ
おいて、﹁営業の自由﹂は一七九一年一一一月二i 一七日法│いわゆる
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リカ合衆国の新聞、ラジオおよびテレビの概説と資料を集めたも
ダラ中ドのデグレーで認められたが、憲法上明文で宣言されるこ
とはなかった。したがって、﹁営業の自由﹂の内容は行政裁判所の
ので、学生向のものである。
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ことが究明されている。第三部では、﹁初日業の自由の原則﹂は、行
済的自由として経済的干渉主義の必要性によって侵害されている
が個人的自由として保護されていること、第二部では、それが経
判例によって形成されたものである。第一部では、﹁営業の自由﹂
のである。なお、本書についてワリ i ヌ教授の書評がある(河口・
に関するフランス法の理論および判例の実際を知るのに格好のも
および学説が問題点ごとに詳細に参照されており、ストライキ権
り上げ、ストライキ権に理論的な検討を加えたものである。判例
キと企業主の懲戒権、ストライキと公役務など問題を多面的に取
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動などの問題、が扱われており、本書はフランスの労働組合の全体
運動の歴史、労働者階級、そのイデオロギー、組合組織、組合活
よって警かれたフランスの労働組合に関する体系番である。組合
﹁労働組合﹂は、パリ第十大学
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政判例によって杉成されたが、この原則の法的価値が不確かであ
ること、そしてこの原則は録法上の価値ではなく、法律上の価値
を有していることが明らかにされている。なお、本書の書評とし
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﹁ストライキに閲するフラ γス法﹂は、一冗コンセィユ・デタ社
法前文で、﹁出向業権は、それを規制する法律の枠内で行使される﹂
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像を知るのに便利である。
と規定されており、法律による規制を予定しているが、今までス
組合活動に関する学生向けの資料集である。
(以上、 NJ
﹁フランスにおける労働組合﹂は、フランスの労働運動および
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ストライキの定義、ス卜権の濫用、ストライキの効果、ストライ
に、裁判官の任務、ストライキ権の性質、スト中の企業の権利、
その限界を定める権限が委ねられている。本書は、判例を素材
トライキを規制する一般的な法律は制定されておらず、裁判所に
会部部長による七九一頁にわたる大著である。フランスでは、意
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