Comments
Description
Transcript
シロナマコガニ
第2部Eg] 体は見つかりません。 少し深い海底にいる小 さなシロナマコにも寄 生していません。小さ い時にシロナマコに寄 生し、シロナマコの中 で成長しているわけで はなさそうです。では、 つ、.どのようにしてシ シロナマコガ二はい ロナマコの消化管に入 砂を入れた水槽に大 り込むのでしょう? きなシロナマコを放 だ後にシロナマコガ二 を入れ、ビデオ撮影し し、砂の中に潜り込ん 砂浜にすむシロナマ 口先から砂の中に潜り てみました。砂浜と同 じようにシロナマコは 羅の大きさが⊥誓ほど 込み、尾の先端を砂の て観察しても小さな個 しかし、t年を通し くることもあります。 り小さな雄ガ二が出て 尾の先から侵入、寄生 海水中の酸素を呼吸に も直径6-7㍉しかあ は海水を吐き出す時で ません。 水を出さなければなり シロナマコの消化管 す。 の中は砂粒と海水で満 たされています。シロ ナマコガ二は消化管か ら出る粘液を集め食べ に寄生されたシロナマ ます。シロナマコガ二 コの虻門から出血が見 られることがありま す、 。ソロナマコガ二の 寄生に耐え切れず砂の 表面に出てきたと思わ 面や体内で生活をして まざまな生物の体の表 シロナマコガ二はさ れるシロナマコを砂浜 シロナマコの尾の先端 め、再び尾を砂の表面 で見ることもありま に出して吸い込んだ海 す。 使うので、一定間隔で とおよそ2誓もの大き りません。脚を含める もに口から取り込んだ 海水を吹き出します。 に生活しているのかま の粧門に、シロナマコ です。しかし、小さな ガ二は最初に片側の歩 個体がどこでどのよう いるカクレガ二の仲間 脚の先端を入れ、徐々 表面に出てきた尾の先 このようにして砂の シロナマコガニは砂 開口する虻門の中に歩 の表面をうろうろして さになるシロナマコガ 脚を差し込みます。シ 二はこの尾を捕まえ、 着くと執劫(しっよう) いますが、やがてシロ ナマコの尾の先に行き の中に入れていきま かけて慎重に体を虻門 どこかで待っていま す。(助教・武田哲) だ分かっていません。 新しい発見が陸奥湾の にまとわりつきます。 すると酸欠になるた す。しかし、しばらく ロナマコは尾を砂の中 に体を入れていきま に引っ込めて抵抗しま す。時には5時間以上 シロナマコガ二 吹き出します。砂とと ます。多くは雌ガl壱 上にわずかに出し、時 すが、雌ガ二より一回 折、海水と一緒に砂を のカlTがすみ着いてい コの消化管の中にはシ ロナマコガl言いう甲 東奥日報夕刊 平成23年2月17日(木)