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45480901EE Rev1 Linux Scaner Driver Manual JP
Linux スキャナードライバー インストール・操作 マニュアル 45480901EE Rev1 目次 1 はじめに...................................................................................................................... 3 1.1 本書について.........................................................................................................................3 2 ドライバーソフトウェアのインストール................................................................ 4 2.1 dpkg コマンドによるインストール/アンインストール................................................5 2.1.1 インストール...............................................................................................................................................5 2.1.2 アンインストール.......................................................................................................................................6 2.2 rpm コマンドによるインストール.....................................................................................7 2.2.1 インストール...............................................................................................................................................7 2.2.2 アンインストール.......................................................................................................................................7 2.3 Ubuntu ソフトウェアセンターによるインストール.......................................................8 2.3.1 インストール...............................................................................................................................................8 2.3.2 アンインストール....................................................................................................................................10 3 動作に必要なソフトウェアのインストール......................................................... 12 4 スキャンのしかた................................................................................................... 13 4.1 ネットワーク接続機器の登録...........................................................................................14 4.1.1 ネットワークスキャナーを登録する.....................................................................................................15 4.1.2 検索せずに登録する................................................................................................................................21 4.1.3 ネットワークスキャナーを削除する.....................................................................................................23 4.2 スキャンコマンド..............................................................................................................25 4.3 スキャン・ユーティリティー...........................................................................................26 4.3.1 スキャンツールでスキャンを行う.........................................................................................................28 4.3.2 Push スキャンを行う.............................................................................................................................34 4.3.3 アプリケーション設定をカスタマイズする..........................................................................................39 Linux は、Linus Torvalds 氏の日本およびその他の国における登録商標または商標です。 Red Hat、RPM および Red Hat をベースとしたすべての商標とロゴは、Red Hat, Inc. の米国およびその他の 国における登録商標あるいは商標です。 Debian は Software in the Public Interest, Inc. の登録商標です。 その他、記載されている会社名、製品名は、各社の登録商標または商標です。 -2- 1 はじめに 1 はじめに 1.1 本書について 本書は、MFP(Multi Function Printer)機器向けの Linux スキャナードライバー用のインストールマニュアルです。 -3- 2 ドライバーソフトウェアのインストール 2 ドライバーソフトウェアのインストール インターネットから、Linux スキャナードライバーのインストールファイルを任意のフォルダにダウンロードします。 インストールファイルは、64bit 版と 32bit 版があります。インストール先のシステムに合ったインストールファイ ルを使用してください。 debian パッケージ -- 32bit 版 okimfpsdrv_X.X.X_i386.deb -- 64bit 版 okimfpsdrv_X.X.X_amd64.deb rpm パッケージ -- 32bit 版 okimfpsdrv-X.X.X.i386.rpm -- 64bit 版 okimfpsdrv-X.X.X.x86_64.rpm ※ X.X.X はバージョン表記です パッケージ名 okimfpsdrv バージョン 1.1.0 セクション グラフィックス 依存パッケージ libc6 (>= 2.3.4), libgcc1 (>= 1:4.1.1), libstdc++6 (>= 4.1.1), libusb-1.0-0 (>= 2:1.0.3), python -4- 2 ドライバーソフトウェアのインストール 2.1 dpkg コマンドによるインストール/アンインストール Debian 系の Linux OS における dpkg コマンドを使って、debian ソフトウェア・パッケージをインストール/ア ンインストールを行う方法について説明します。 作業は管理者権限で行う必要があります。 インストール/アンインストール作業を行ったあとは、システムを再起動してください。 Ubuntu でインストール / アンインストールを行う場合は、sudu コマンドを使って管理者権限を有効にした状態で、dpkg コマンドを実行し てください。 Debian など他の Linux OS でインストール / アンインストールを行う場合は、su コマンドを使って管理者権限を持つユーザーに切替えた上で、 dpkg コマンドを実行してください。 2.1.1 インストール dpkg コマンドを使用し、“-i”オプション、パッケージファイル名を指定します。 dpkg -i パッケージファイル名 以下はルート権限での実行イメージです。Ubuntu では sudo コマンドを用いて実行してください。 <dpkg コマンドによるインストールイメージ > # dpkg -i okimfpsdrv_1.1.0_amd64.deb 未選択パッケージ okimfpsdrv を選択しています。 ( データベースを読み込んでいます ... 現在 124253 個のファイルとディレクトリがインストールされています。) (okimfpsdrv_1.1.0_amd64.deb から ) okimfpsdrv を展開しています ... okimfpsdrv (1.1.0) を設定しています ... Adding system startup for /etc/init.d/okiscand ... /etc/rc0.d/K20okiscand -> ../init.d/okiscand /etc/rc1.d/K20okiscand -> ../init.d/okiscand /etc/rc6.d/K20okiscand -> ../init.d/okiscand /etc/rc2.d/S20okiscand -> ../init.d/okiscand /etc/rc3.d/S20okiscand -> ../init.d/okiscand /etc/rc4.d/S20okiscand -> ../init.d/okiscand /etc/rc5.d/S20okiscand -> ../init.d/okiscand postinst: configure /etc/sane.d/dll.conf for oki ureadahead のトリガを処理しています ... # -5- 2 ドライバーソフトウェアのインストール 2.1.2 アンインストール dpkg コマンドを使用し、“-r”オプション、または“-P”オプション、パッケージ名を指定します。設定ファイルを 残す場合は“-r”オプションを、設定ファイルも削除する場合(完全削除)は“-P”オプションを指定します。 dpkg -r / -P パッケージ名 以下はルート権限での実行イメージです。Ubuntu では sudo コマンドを用いて実行してください。 < dpkg コマンドによるアンインストールイメージ > # dpkg -r okimfpsdrv ( データベースを読み込んでいます ... 現在 124273 個のファイルとディレクトリがインストールされています。) okimfpsdrv を削除しています ... prerm: deconfigure /etc/sane.d/dll.conf for oki Removing any system startup links for /etc/init.d/okiscand ... /etc/rc0.d/K20okiscand /etc/rc1.d/K20okiscand /etc/rc2.d/S20okiscand /etc/rc3.d/S20okiscand /etc/rc4.d/S20okiscand /etc/rc5.d/S20okiscand /etc/rc6.d/K20okiscand ureadahead のトリガを処理しています ... # < dpkg コマンドによるアンインストールイメージ(完全削除)> # dpkg -P okimfpsdrv ( データベースを読み込んでいます ... 現在 124273 個のファイルとディレクトリがインストールされています。) okimfpsdrv を削除しています ... prerm: deconfigure /etc/sane.d/dll.conf for oki Removing any system startup links for /etc/init.d/okiscand ... /etc/rc0.d/K20okiscand /etc/rc1.d/K20okiscand /etc/rc2.d/S20okiscand /etc/rc3.d/S20okiscand /etc/rc4.d/S20okiscand /etc/rc5.d/S20okiscand /etc/rc6.d/K20okiscand okimfpsdrv の設定ファイルを削除しています ... prerm: deconfigure /etc/sane.d/dll.conf for oki Removing any system startup links for /etc/init.d/okiscand ... ureadahead のトリガを処理しています ... # Ubuntu ソフトウェアセンターを起動したままで、dpkg コマンドによるインストール/アンインストールを実行しないでください。Ubuntu ソフトウェアセンターのインストール状態表示が一致しなくなります。Ubuntu で dpkg コマンドを使用したインストール/アンインストール を行う場合は、Ubuntu ソフトウェアセンターを停止させた状態で行うか、dpkg コマンドによる操作の後、Ubuntu ソフトウェアセンターを 再起動させてください。 -6- 2 ドライバーソフトウェアのインストール 2.2 rpm コマンドによるインストール Redhat 系の Linux OS における、rpm コマンドを使って、ソフトウェア・パッケージをインストール/アンインス トールを行う方法について説明します 作業は管理者権限で行う必要があります。 インストール/アンインストール作業を行ったあとは、システムを再起動してください。 2.2.1 インストール rpm コマンドを使用し、“-i”オプション、パッケージファイル名を指定します。 rpm -i パッケージファイル名 < rpm コマンドによるインストール > # rpm -ihv okimfpsdrv-1.1.0-1.x86_64.rpm 準備中 ... ########################################### [100%] 1:okimfpsdrv ########################################### [100%] postinst: configure /etc/sane.d/dll.conf for oki # 2.2.2 アンインストール rpm コマンドを使用し、“-e”オプション、パッケージファイル名を指定します。 rpm -e パッケージファイル名 < rpm コマンドによるアンインストール > # rpm -e okimfpsdrv prerm: deconfigure /etc/sane.d/dll.conf for oki # -7- 2 ドライバーソフトウェアのインストール 2.3 Ubuntu ソフトウェアセンターによるインストール 2.3.1 インストール 1 ファイルマネージャでインストールファイルを表示します。次に、インストールファイルを右クリッ クして [Ubuntu ソフトウェアセンターで開く ] を選択します。 2 ウィンドウ右側に表示されている[インストール]ボタンをクリックします。インストールが開始さ れます。 インストールが開始されると、「このパッケージをインストールするには、認証が必要です。」とメッ セージが表示されます。 Ubuntu ソフトウェアセンターが起動し、インストールファイルが開きます。 -8- 2 ドライバーソフトウェアのインストール 3 パスワードを入力し、[認証する]をクリックします。正しく認証が行われると、インストールが開 始されます。インストールの経過が表示された後、インストールが完了すると、「インストール済み」 とメッセージが表示されます。 4 システムを再起動します。 -9- 2 ドライバーソフトウェアのインストール 2.3.2 アンインストール Linux スキャナードライバーのアンインストールは、Ubuntu ソフトウェアセンターを使用します。 1 Ubuntu ソフトウェアセンターのアイコンをクリックします。 2 [インストール済み]より[不明]を選択します。 - 10 - 2 ドライバーソフトウェアのインストール 3 インストール済みソフトウェア一覧が表示されるので、 「Oki MFP Scanner Driver」を選択します。 4 削除対象の項目を選択すると[削除]ボタンが表示されるので、 [削除]ボタンをクリックします([詳 細情報]ボタンを押して表示される内容からも削除を行うことができます)。 クリックすると、インストール時と同様に認証を求められます。パスワードを入力して認証してくだ さい。 5 システムを再起動します。 - 11 - 3 動作に必要なソフトウェアのインストール 3 動作に必要なソフトウェアのインストール 動作上必ずしもインストールする必要はありませんが、スキャン・ユーティリティーを使ってスキャン画像を保存す る場合に、PNM 形式以外のファイル形式で保存を行うためには、以下のパッケージが必要になります。 netpbm ghostscript これらのパッケージがインストールされていない場合は、インストールすることを推奨します。 インストール状況については、各ディストリビューション付属のパッケージマネージャにより確認できると思われま すが、コマンドにより確認することもできます。端末アプリケーションを開いて以下のコマンドを実行してください。 Debian 系 dpkg -l パッケージ名 Redhat 系 rpm -q パッケージ名 Ubuntu でインストールする場合は、ubuntu ソフトウェアセンターから「netpbm」を検索してインストールしてください。 RHEL でインストールする場合は、インストールディスク (DVD) をドライブにセットして[ソフトウェアの追加/削除]から「netpbm」を 検索してください。2 つのパッケージが確認できます(netpbm-progs と netpbm)。両方のパッケージを選択して「適用」して下さい。 なお、Ghostscript は ubuntu、RHEL 共に一般的な OS インストールの時点で既にインストールされています。 (ディストリビューション、バー ジョンで異なる場合があります) - 12 - 4 スキャンのしかた 4 スキャンのしかた 本ドライバーでは、ネットワーク (LAN) で接続された MFP 機器、および USB 接続された MFP 機器の 2 通りの接 続方法でスキャンを行えます。 USB 接続の場合は、本ドライバーの対象機器であれば利用可能です。ネットワーク (LAN) 接続の場合は、MFP を 登録する行う必要があります。 スキャンを行う際の機器 (MFP) 側の準備・設定については、機器 (MFP) のマニュアルを参照下さい。 MC860 はネットワーク接続でご利用することができません。USB 接続でご利用ください。 Secure Scan Mode には対応していません。 RHEL などファイアーウォール機能が有効になっている Linux では、ネットワークでの Push スキャンを行えない場合があります。この場合、 ファイアーウォールの設定を確認し、TCP 9968 番ポートで外部からの通信が可能となるように設定してください。 - 13 - 4 スキャンのしかた 4.1 ネットワーク接続機器の登録 登録するネットワーク接続機器 (MFP) の機器の電源を入れ、ネットワーク (LAN) を介して、PC と接続可能な状態 にします。 次に、管理者権限でネットワークスキャナユーティリティ(okiscanadm コマンド)を実行し、表示されるメニュー に従いネットワークスキャナーの登録/削除を行います。 Ubuntu では、sudo コマンドを使って管理者権限を有効にした状態で okiscanadm コマンドを実行してください。 Debian などの Linux OS では、root ユーザーでログイン、または一般ユーザーでログインし、端末アプリケーション上で su コマンドを使っ て管理者権限を持つユーザーへの切り替えや、「システムターミナル・スパーユーザーモード」といった管理者権限を持ったターミナルを使っ て okiscanadm コマンドを実行してください。 - 14 - 4 スキャンのしかた 4.1.1 ネットワークスキャナーを登録する MFP 機器の登録/削除を行うには、管理者権限が必要となります。root ユーザーで作業を行ってください。 ubuntu の場合は sudo コマンドを使って管理者権限を有効にした状態でネットワークスキャナユーティリティを起 動します。パスワードの入力を求められますので、パスワードを入力し Enter を押します。認証が正しく行われると、 ネットワークスキャナユーティリティが起動します。 [1]操作の選択 ネットワークスキャナユーティリティを起動すると、選択肢が表示されます。 「ネットワークスキャナ追加登録」の“1”を入力し、「Enter」を押します。 ※中断する場合は、“q”を押し、続いて「Enter」を押します。 # okiscanadm ネットワークスキャナユーティリティ 1) ネットワークスキャナ追加登録 2) ネットワークスキャナ登録削除 操作を選択してください : [2]ネットワークスキャナ検索 スキャナー機器をネットワーク上から検索するか選択します。検索する場合は“y”を入力し、 「Enter」を押します。 ※何も入力せずに「Enter」を押した場合は、“y”を入力したものとなります。 ※中断する場合は、“q”を押し、続いて「Enter」を押します。 2) ネットワークスキャナ登録削除 操作を選択してください : 1 ネットワークスキャナを検索しますか? : ([y]/n) 検索を行う場合は、あらかじめ対象の MFP 機器の電源が入っており、MFP 機器と利用する PC とがネットワークで接続され通信可能な状態 であることを確認してください。 また、スキャナー機器と利用する PC とが、ルータやゲートウェイを介して接続されている場合は検索できません。このほか、PC の設定(ルー ティング設定、ファイヤーウォール設定など)によっては検索できない場合があります。そのような場合は、“n”を入力し「Enter」を押して ください。続いて表示されるメッセージに従い、必要な情報を入力してください。 詳細は「4.1.2 検索せずに登録する」を参照してください。 - 15 - 4 スキャンのしかた [3]ブロードキャストアドレス 検索に用いるブロードキャストアドレスの指定を行います。「Enter」を押すと、“255.255.255.255”が使用さ れます。検索範囲を特定したい場合などは、任意のブロードキャストアドレスを入力してください。 ※中断する場合は、“q”を押し、続いて「Enter」を押します。 2) ネットワークスキャナ登録削除 操作を選択してください : 1 ネットワークスキャナを検索しますか? : ([y]/n) 検索に用いるブロードキャストアドレス [255.255.255.255]: -- OS の設定などによっては 255.255.255.255 でのブロードキャストパケットの送信が行えない場合があります。 登録する機器 (MFP) の IP アドレスが分かっている場合は検索せず登録を行ってください。 -- 機器 (MFP) の IP アドレスがわからない場合は、PC が接続されているネットワークのサブネット内のみを対象としたブロードキャストア ドレスで検索してください。指定するブロードキャストアドレスは以下の方法などで得ることができます。複数の NIC を持つ場合は、対象 機器 (MFP) と接続されているインターフェースのブロードキャストアドレスを指定してください。 $ /sbin/ifconfig eth0 Link encap:Ethernet HWaddr 08:00:27:cf:d0:aa inet addr:192.168.1.211 Bcast:192.168.1.255 Mask:255.255.255.0 inet6 addr: fe80::a00:27ff:fecf:d0aa/64 Scope:Link UP BROADCAST RUNNING MULTICAST MTU:1500 Metric:1 RX packets:5765362 errors:0 dropped:0 overruns:0 frame:0 TX packets:5562386 errors:0 dropped:0 overruns:0 carrier:0 collisions:0 txqueuelen:1000 RX bytes:1166366174 (1.0 GiB) TX bytes:2498995368 (2.3 GiB) lo Link encap:Local Loopback RHEL のようなファイヤーウォールを持つ OS では、ブロードキャストパケットに対する機器 (MFP) からの応答パケットを受信できない場合 があります。登録する機器 (MFP) の IP アドレスが分かっている場合は検索せず登録を行ってください。 どうしても機器の検索を行う必要がある場合は、 ファイヤーウォール機能を無効にする 使用するインターフェース (NIC) を信頼するインターフェースに設定する などを行ってください。詳しくは OS のマニュアルを参照してください。 - 16 - 4 スキャンのしかた [4]スキャナー選択 ネットワークスキャナ検索の結果、本ドライバーの対象機器が見つかった場合は、見つかった機器の IP アドレスと モデル名が一覧表示されます。登録したいスキャナーの番号を入力して「Enter」を押します。 ※中断する場合は、“q”を押し、 「Enter」を押します。 ネットワークスキャナを検索しますか? : ([y]/n) 検索に用いるブロードキャストアドレス [255.255.255.255]: 検索中 . IP アドレス 1) 192.168.1.10 機器モデル名 MB491 MAC アドレス 00:01:02:03:04:05 スキャナを選択してください : [5]スキャナー名入力 スキャナーの名前を入力します。任意の名前を入力し、「Enter」を押してください。なお、名前には半角の2重引用 符:「”」は使用できません。 ※名前の入力中は、操作の中断ができません。 ※スキャナー名は最大半角 31 文字まで入力できます。 ネットワークスキャナを検索しますか? : ([y]/n) 検索に用いるブロードキャストアドレス [255.255.255.255]: 検索中 ... IP アドレス 1) 192.168.1.10 機器モデル名 MB491 MAC アドレス 00:01:02:03:04:05 スキャナを選択してください : 1 スキャナの名前を入力してください : [6]スキャナーポート番号入力 スキャナーのポート番号を入力します。通常は規定値のままで問題ありませんので、そのまま「Enter」を押して次 に進めてください。 ※中断する場合は、“q”を押し、 「Enter」を押します。 スキャナを選択してください : 1 スキャナの名前を入力してください : My Scanner スキャナのポート番号を入力してください [9967]: [7]PC ドメイン名入力 PC のドメイン名を入力します。規定値は PC のホスト名となります。通常は規定の値で問題ありませんので、その まま「Enter」を押してください。 スキャナを選択してください : 1 スキャナの名前を入力してください : My Scanner スキャナのポート番号を入力してください [9967]: PC のドメイン名を入力して下さい [my-pc]: - 17 - 4 スキャンのしかた [8]PC IP アドレス入力 PC の IP アドレスを入力します。規定値は PC のホスト名から得られた IP アドレスが設定されています。接続機器 (MFP) と通信可能な IP アドレスでなければなりません。規定値が正しければ、そのまま「Enter」を押してください。 問題がある場合は、正しい IP アドレスを入力し、「Enter」を押してください。 スキャナを選択してください : 1 スキャナの名前を入力してください : My Scanner スキャナのポート番号を入力してください [9967]: PC のドメイン名を入力して下さい [my-pc]: PC の IP アドレスを入力して下さい [192.168.1.211]: 設定ツールが PC の IP アドレスを取得できない場合、規定値は表示されません。この場合は PC の IP アドレスを入力して下さい。 PC の IP アドレスを入力して下さい : ←デフォルト値は表示されません 上記で入力した PC のドメイン名、PC の IP アドレスは Push スキャンを行う際の認証に用いられます。PC の IP アドレスは、スキャン を行う際の通信で用いられる IP アドレスでなければなりません。 RedHat 系の Linux OS などで、/etc/hosts の設定で自身のアドレスが 127.0.1.1 となっている場合、上記の PC の IP アドレスにはこ の値が用いられます。そのまま「Enter」を押して登録してしまうと、Push スキャンを行う際に認証エラーとなりますので注意してください。 [9]PC ポート番号入力 PC 側のポート番号を入力します。通常は規定値のままで問題ありませんので、そのまま「Enter」を押して次に進 めてください。 スキャナを選択してください : 1 スキャナの名前を入力してください : My Scanner スキャナのポート番号を入力してください [9967]: PC のドメイン名を入力して下さい [my-pc]: PC の IP アドレスを入力して下さい [192.168.1.211]: PC 側のポート番号を入力してください [9968]: - 18 - 4 スキャンのしかた [10]登録内容確認 すべての入力が終わると、入力した内容が表示されます。内容に間違いがなければ、“y”を入力し「Enter」を押し てください。 ※中断する場合は、“q”を押し、 「Enter」を押します。 スキャナを選択してください : 1 スキャナの名前を入力してください : My Scanner スキャナのポート番号を入力してください [9967]: PC のドメイン名を入力して下さい [my-pc]: PC の IP アドレスを入力して下さい [192.168.1.211]: PC 側のポート番号を入力してください [9968]: 以下の内容でスキャナを追加します IP アドレス : 192.168.1.10 MAC アドレス : 00:01:02:03:04:05 機器モデル名 : MB491 スキャナ名 : My Scanner スキャナ・ポート番号 : 9967 PC ドメイン名 : my-pc PC IP アドレス : 192.168.1.211 PC ポート番号 : 9968 継続しますか? (y/[n]) PC にネットワークスキャナーが登録され、MFP に PC が登録されます。それぞれ、問題なく処理が行われれば、以 下のようにメッセージが表示され、ネットワークスキャナユーティリティは終了します。 以下の内容でスキャナを追加します IP アドレス : 192.168.1.10 MAC アドレス : 00:01:02:03:04:05 機器モデル名 : MB491 スキャナ名 : My Scanner スキャナ・ポート番号 : 9967 PC ドメイン名 : ubuntu1110-amd64 PC IP アドレス : 192.168.1.201 PC ポート番号 : 9968 継続しますか? (y/[n]) y * この PC に、ネットワークスキャナを追加しました * MFP に、この PC を登録しました # - 19 - 4 スキャンのしかた MFP への PC の登録が失敗した場合は、以下のようなメッセージが表示されます。“y”を入力すると再度 MFP へ の登録を行います。“n”を入力するとツールを終了します。“n”を入力した場合でも、PC の登録は行われています。 継続しますか? (y/[n]) y * この PC に、ネットワークスキャナを追加しました MFP に PC を登録することができませんでした。 (code=250) 再度行いますか? ([y]/n) MFP への登録時のエラーコード Code 説明 249 同じ PC ドメイン名の登録が既に登録されています。 250 MFP の登録情報が編集中です。 251 最大数の登録がされています。 252 通信エラーです。 253 登録に失敗しました。 254 エラーが発生しました。 再試行してもエラーとなる場合は、MFP の Web インターフェースまたは本体の操作パネルより、該当の PC の登録 を行なってください。 MFP の PC の登録情報の操作は、MFP の Web インターフェースや、MFP 本体の操作パネルから行えます。Web インターフェースでは、管理者権限でログインした後、[送信先リスト]→[ネットワーク接続 PC]で確認・編集を 行えます。MFP 本体の操作パネルからは、[設定]ボタンを押し、[ネットワーク接続 PC]より確認・編集を行えま す。詳しくは機器に付属のマニュアルを参照してください。 - 20 - 4 スキャンのしかた 4.1.2 検索せずに登録する [1]スキャナー IP アドレス入力 ネットワークスキャナー検索を行わない場合は、スキャナーの IP アドレスや登録する機器モデルを手動で入力します。 接続先スキャナー機器の IP アドレスを入力し、「Enter」を押します。 ※中断する場合は、“q”を押し、 「Enter」を押します。 ネットワークスキャナ管理ユーティリティ 1) ネットワークスキャナ追加登録 2) ネットワークスキャナ登録削除 操作を選択してください : 1 ネットワークスキャナを検索しますか? : ([y]/n) n スキャナの IP アドレスを入力してください : 192.168.1.10 指定されたスキャナーの IP アドレスに対して通信を行い、機器 (MFP) の情報取得を行います。正しく情報が取得され、 本ドライバーの対象機器であることが確認された場合は、「4.1.1[5]スキャナー名入力」以降の手順に従ってくだ さい。 [2]スキャナー MAC 入力 指定されたスキャナーの IP アドレスと通信ができなかった場合は、スキャナー機器 (MFP) の情報の入力が求められ ます。 機器 (MFP) の MAC アドレスを入力し、 「Enter」を押します。(※ 機器 (MFP) の MAC アドレスの確認方法は、機 器のマニュアルを参照してください) 2) ネットワークスキャナ登録削除 操作を選択してください : 1 ネットワークスキャナを検索しますか? : ([y]/n) n スキャナの IP アドレスを入力してください : 192.168.1.10 スキャナの MAC アドレスを入力してください : 00:01:02:03:04:05 - 21 - 4 スキャンのしかた [3]モデル選択 本ドライバーの対応するモデル一覧が表示されます。一覧の中から機器 (MFP) のモデルの番号を入力し、「Enter」 を入力します。 ※中断する場合は、“q”を押し、 「Enter」を押します。 操作を選択してください : 1 ネットワークスキャナを検索しますか? : ([y]/n) n スキャナの IP アドレスを入力してください : 192.168.1.10 スキャナの MAC アドレスを入力してください : 00:01:02:03:04:05 機器モデル名 1) CX2633 MFP 2) CX2731 MFP 3) ES3451 MFP 4) ES3452 MFP 5) ES3461 MFP 6) ES4160 7) ES4161 MFP 8) ES4180 : スキャナのモデルを選択してください : モデルの選択のあとは、スキャナー名入力(4.1.1[5]スキャナー名入力)以降の手順に従ってください。 スキャナのモデルを選択してください : 22 スキャナの名前を入力してください : My Scanner スキャナのポート番号を入力してください [9967]: PC のドメイン名を入力して下さい [my-pc]: PC の IP アドレスを入力して下さい [192.168.1.211]: PC 側のポート番号を入力してください [9968]: 以下の内容でスキャナを追加します IP アドレス : 192.168.1.10 MAC アドレス : 00:01:02:03:04:05 機器モデル名 : MB491 スキャナ名 : My Scanner スキャナ・ポート番号 : 9967 PC ドメイン名 : my-pc PC IP アドレス : 192.168.1.211 PC ポート番号 : 9968 継続しますか? (y/[n]) - 22 - 4 スキャンのしかた 4.1.3 ネットワークスキャナーを削除する [1]操作の選択 登録されているネットワークスキャナーを削除する場合は、ネットワークスキャナユーティリティの操作選択で「ネッ トワークスキャナ追加削除」の“2”を入力し、「Enter」を押します。 ※中断する場合は、“q”を押し、続いて「Enter」を押します。 ネットワークスキャナユーティリティ 1) ネットワークスキャナ追加登録 2) ネットワークスキャナ登録削除 操作を選択してください : 2 [2]削除対象の選択 ネットワークスキャナーの登録削除を選択すると、登録されているネットワークスキャナーの一覧が表示されます。 削除対象のスキャナーの番号を入力し、「Enter」を押します。 ※中断する場合は、“q”を押し、 「Enter」を押します。 操作を選択してください : 2 IP アドレス 1) 192.168.1.10 機器モデル名 MB491 スキャナ名 My Scanner スキャナを選択してください : [3]削除内容確認 選択したスキャナーの情報が表示されます。 IP アドレス 1) 192.168.1.10 機器モデル名 MB491 スキャナ名 My Scanner スキャナを選択してください : 1 以下のスキャナを削除します IP アドレス : 192.168.1.10 MAC アドレス : 00:01:02:03:04:05 機器モデル名 : MB491 スキャナ名 : My Scanner スキャナ・ポート番号 : 9967 PC ドメイン名 : my-pc PC IP アドレス : 192.168.1.201 PC ポート番号 : 9968 継続しますか? (y/[n]) 内容を確認し、間違いなければ、“y”を入力し、 「Enter」を押します。 ※中断する場合は、“q”を押し、 「Enter」を押します。 - 23 - 4 スキャンのしかた PC に登録されたネットワークスキャナーの削除、および MFP に登録された PC の削除が行われます。それぞれ、 問題なく処理が行われれば、以下のようにメッセージが表示され、ネットワークスキャナユーティリティは終了しま す。 以下のスキャナを削除します IP アドレス : 192.168.1.10 MAC アドレス : 00:01:02:03:04:05 機器モデル名 : MB491 スキャナ名 : My Scanner スキャナ・ポート番号 : 9967 PC ドメイン名 : my-pc PC IP アドレス : 192.168.1.201 PC ポート番号 : 9968 継続しますか? (y/[n]) y * この PC から、指定のネットワークスキャナを削除しました * MFP から、この PC の情報を削除しました # MFP からの PC の登録削除が失敗した場合は、以下のようなメッセージが表示されます。“y”を入力すると再度 MFP からの登録削除を行います。“n”を入力するとツールを終了します。“n”を入力した場合でも、PC の登録削 除は行われています。 継続しますか? (y/[n]) y * この PC から、指定のネットワークスキャナを削除しました MFP から PC の登録を削除することができませんでした。 (code=250) 再度行いますか? ([y]/n) MFP からの削除時のエラーコード Code 説明 250 MFP の登録情報が編集中です。 252 通信エラーです。 253 削除に失敗しました。 254 エラーが発生しました。 再試行してもエラーとなる場合は、MFP の Web インターフェースまたは本体の操作パネルより、該当の PC の登録 を削除してください。 MFP の PC の登録情報の操作は、MFP の Web インターフェースや、MFP 本体の操作パネルから行えます。Web インターフェースでは、管理者権限でログインした後、[送信先リスト]→[ネットワーク接続 PC]で確認・編集を 行えます。MFP 本体の操作パネルからは、[設定]ボタンを押し、[ネットワーク接続 PC]より確認・編集を行えま す。詳しくは機器に付属のマニュアルを参照してください。 - 24 - 4 スキャンのしかた 4.2 スキャンコマンド 簡易的にスキャンを行うためのコマンドです。通常はスキャンユーティリティを使用してください。 このコマンドを使用すると、指定のデバイスでスキャンを行い、PNM 形式で標準出力または指定のファイルへ出力 されます。 okiscan -dev <scanner-name> [-source Auto|Flatbed|ADF] [-mode Color|Gray|BW] [-resolution <50..1200{dpi}(75)>] [-duplex-scanning None|RightLeftBind|TopBind] [-sharpness None|Sharpen|SharpenMore] [-bg-eliminat-level <0..6(0)>] [-edge-erase <0,5..50{mm}(0)>] [-font-smoothing yes|no] [-moire-elimination yes|no] [-left <0..max-paper-width{mm}(0)>] [-top <0..max-paper-height{mm}(0)> ] [-width <0..max-paper-width{mm}(max-paper-width)>] [-height <0..max-paper-height{mm}(max-paper-height)>] [-paper-width <0..max-paper-width{mm}(0)>] [-paper-height <0..max-paper-height{mm}(0)>] [-output-dir <output-directory>] [-file-name <filename>] 実行例 $ okiscan -dev MB471 | pnmtojpeg > test.jpeg - 25 - 4 スキャンのしかた 4.3 スキャン・ユーティリティー 本ドライバーをインストールすると、Pull/Push スキャンを行うためのユーティリティーもインストールされます。 インストール後にデスクトップへログインすると、『MFP スキャナアプレット』が自動的に起動するようになり、ア イコンがパネルに表示されます。 ツールアイコン 通知メッセージ 『MFP スキャナアプレット』が起動すると、Push スキャンを行うための「Push スキャンアシスタント」が起動します。 「Push スキャンアシスタント」が起動すると、Push スキャンの入力待ち(受付開始)状態となり、上のように通知 メッセージが表示されます。Push スキャンについては「4.3.2 Push スキャンを行う」を参照してください。 ツールアイコンを右クリックするとアプレットメニューが表示されます。アプレットメニューからは以下の操作を行 うことができます。 アプレットメニュー メニュー項目 説明 Push スキャン受付開始/停止 Push スキャンの受付開始/停止を行います。 スキャン中止 サブメニューにスキャン中の機器 (MFP) がリストされます。選択することに よってスキャンのキャンセルが行えます。 スキャンツールを表示 「スキャンツール」を表示します。 Push スキャン設定 「Push スキャン設定」ウィンドウを表示します。 終了 本アプレットを終了します。 - 26 - 4 スキャンのしかた 『MFP スキャナアプレット』の自動起動設定は、OS の自動起動設定によって変更することができます。 - 27 - 4 スキャンのしかた 4.3.1 スキャンツールでスキャンを行う 「スキャンツール」は、 『MFP スキャナアプレット』のアプレットメニューから起動できます。スキャン設定(簡易設定) を最大 8 個登録しておくことができ、登録されたスキャン設定を使って、任意の機器 (MFP) でスキャンを行えます。 また、登録したスキャン設定は、Push スキャンを行うときの設定として使用できます。 登録されているスキャン設定が表示されます。 スキャンツールメニュー メニュー メニュー項目 説明 ファイル 終了 スキャンツールを終了します。 編集 追加 新しいスキャン設定を追加します。 変更 選択しているスキャン設定を変更します。 削除 選択しているスキャン設定を削除します。 スキャン開始 スキャンを行うための「スキャン」ダイアログを表示します。1 つのスキャン 設定で複数の「スキャン」ダイアログを表示することも可能です。 スキャン スキャン設定をダブルクリックした場合は、このメニュー項目選択の動作と同 じになります。 「編集」メニューと「スキャン」メニューのメニュー項目は、スキャン設定のリスト上で右クリックすることにより 表示されるメニューに含まれます。 - 28 - 4 スキャンのしかた 4.3.1.1 スキャンする [1]MFP 機器側の準備 スキャンツールを使ったスキャンを行う場合、あらかじめ MFP 機器側をリモート PC からスキャンできるように設 定します。 機器の操作パネルで、[スキャン] → [リモート PC] →[TWAIN] を選択します。 詳しい方法は、機器のマニュアルの「スキャン To リモート PC」を参照してください。 [2]スキャン設定の選択 「スキャンツール」ウィンドウからスキャン設定を選択します。 [3]スキャンダイアログを表示する [スキャン]メニューから[スキャン開始]を選択します。 「スキャン」ダイアログが使用機器未選択の状態で表示されます。 [4]使用する機器を選択する 「スキャン」ダイアログの中央の[デバイス]ドロップダウンリストから、使用する機器を選択します。 機器の選択を行うと[スキャン開始]ボタンを押すことができるようになります。 - 29 - 4 スキャンのしかた [5]スキャンを開始する [スキャン開始]ボタンを押すとスキャンを開始します。 スキャン中は、経過が表示されます。 スキャン完了後は、同じ機器で、もしくは他の機器に変更してスキャンを繰り返し実行できます。 - 30 - 4 スキャンのしかた 4.3.1.2 スキャン設定を追加する スキャンツールメニューの[編集]メニューから[追加]を選択します。各値が初期値の状態で「スキャン設定」ウィ ンドウが表示されます。 スキャン設定の名前を指定します。 スキャン動作に関する設定を行います。 スキャン結果の出力方法の設定を行います。 スキャン結果の出力ファイルをアプリケー ションで扱う場合の設定を行います。 「スキャンツール」ウィンドウに表示される 際に用いるアイコンの設定を行います。 - 31 - 4 スキャンのしかた [1]名前を付ける 「スキャン設定名」を、重複しない任意の名前で入力します。 [2]スキャンの設定を行う 「原稿の入力方法」「両面読取」「カラーモード」「原稿サイズ」「解像度」の各設定を行ってください。 原稿の入力方法 原稿の入力方法を指定します。なお、ADF 非搭載機を使用している場合は、ADF を指定したスキャン設定を行 わないでください。スキャンを実行することができません。 両面読取 原稿の入力方法が[自動]または[ADF]の場合に指定できます。 カラーモード [カラー]、[グレースケール]、[白黒]のいずれかを指定します。 原稿サイズ 読み取りを行う原稿のサイズを指定します。スキャンに使用する機種の最大対応サイズより大きな原稿をスキャ ンをすると、最大対応サイズからはみ出た分はスキャンできません。また、出力形式が PDF の場合、ここで指 定した原稿サイズにあわせて拡大 / 縮小されて出力されます。 解像度 スキャン解像度(dpi)を指定します。 [3]出力方法を指定する スキャンしたデータの出力方法を指定します。「出力フォーマット」「出力先ディレクトリ」「出力ファイル名」を指 定します。 出力フォーマット ファイル形式を指定します。“PNM”形式以外は別途 netpbm が、“PDF”形式は他に ghostscript が必要に なります。OS のインストールディスク、またはインターネットからダウンロードしてインストールしてください。 出力先ディレクトリ 出力先のディレクトリを指定します。 出力ファイル名 拡張子を除いたファイル名を指定します。出力ファイルはここで指定した名前に「“-”年月日時分秒 .< 拡張子 >」 を付与したものになります。拡張子は出力フォーマットによって付与されます。 [4]アプリケーションを使用する 出力ファイルをアプリケーションで閲覧や加工などを行いたい場合に、起動するアプリケーションを指定します。ア プリケーションを使用する場合は、[アプリケーションを実行]にチェックを入れ、[アプリケーション]の一覧より 選択します。 [5]アイコンをカスタマイズする 「スキャンツール」に表示するアイコンを設定します。組み込み済のアイコン 2 種のほか、任意の画像を用いること ができます。任意の画像を用いる場合は、64 × 64pixel 以下の画像を用いてください。 - 32 - 4 スキャンのしかた 4.3.1.3 スキャン設定を変更する スキャンツールメニューの[編集]メニューから[変更]を選択します。選択したスキャン設定の設定内容で「スキャ ン設定」ウィンドウが表示されます。 スキャン設定の名前を指定します。 スキャン動作に関する設定を行います。 スキャン結果の出力方法の設定を行います。 スキャン結果の出力ファイルをアプリケー ションで扱う場合の設定を行います。 「スキャンツール」ウィンドウに表示される 際に用いるアイコンの設定を行います。 4.3.1.4 スキャン設定を削除する スキャンツールメニューの[編集]メニューから[削除]を選択します。 - 33 - 4 スキャンのしかた 4.3.2 Push スキャンを行う MFP 機器を操作してスキャンを実行し、スキャンしたデータを PC に保存します。 4.3.2.1 Push スキャンを利用可能にする Push スキャンを使うためには、スキャン・ユーティリティーの Push スキャンアシスタントが Push スキャンの入 力待ち状態(受付開始)になっている必要があります。通常、Push スキャンアシスタントは『MFP スキャナアプレッ ト』が起動すると同時に起動し、Push スキャンの受付開始状態になります。 Push スキャンの受付が行われている場合、『MFP スキャナアプレット』のメニューは「Push スキャン受付停止」 となります。また、Push スキャンの受付が行われていない場合は、「Push スキャン受付開始」となります。 もし、Push スキャン受付が行われていないにも関わらず「Push スキャン受付停止」となっている場合は、アプレッ トメニューから「Push スキャン受付開始」を選択して、Push スキャン受付を開始させてください。 Push スキャン受付は、OS 上で 1 つのみしか受付開始できません。他のユーザーが Push スキャン受付を開始していた場合は、 「Push スキャ ン受付開始」はエラーとなります。 - 34 - 4 スキャンのしかた 4.3.2.2 スキャンする [1]MFP 機器側の操作 Push スキャンは、MFP 機器側を操作することでスキャンを実行します。 MFP 機器側で [ スキャン ] → [ ローカル PC] → [ 接続先選択 ] を選択し、[ ネットワーク接続 PC リストから選択 ] または [USB 接続 PC] のどちらかを選択し、スキャン結果の出力先の PC を指定します。「ネットワーク接続 PC リ ストから選択」では、「4.1.1[7]PC ドメイン名入力」で指定した名前から PC を選択します。 次に、[ 起動アプリ ] から [ アプリケーション ] か [ フォルダ ] のどちらかを指定します(他の項目は機能しません)。 最後に [Start] ボタンを押してスキャンを開始します。 詳しい方法は、機器のマニュアルの「スキャン To ローカル PC」を参照してください。 [2]Push スキャンの受付 Push スキャンを受け付けると、PC のデスクトップ上にメッセージが表示されます。また、スキャンの状況を示すメッ セージも表示されます。 - 35 - 4 スキャンのしかた [3]スキャンの実行 スキャン実行中は、経過メッセージが表示されます。 - 36 - 4 スキャンのしかた 4.3.2.3 スキャンを中止する Push スキャンの中止を行うには、『MFP スキャナアプレット』のメニューから [ スキャン中止 ] を選択し、サブメ ニューから該当機器を選択します。 「キャンセルされました」と表示されます。 - 37 - 4 スキャンのしかた 4.3.2.4 Push スキャン設定を変更する スキャン to アプリケーション、スキャン to フォルダを行う際のスキャン設定をドロップダウンリストから選択しま す。ドロップダウンリストには、スキャンツールで設定されているスキャン設定が表示されます。 - 38 - 4 スキャンのしかた 4.3.3 アプリケーション設定をカスタマイズする 『スキャン設定』の「アプリケーション設定」は、ユーザーごとの個人設定として追加、変更、削除が行えます。 4.3.3.1 アプリケーション設定を変更する 『スキャン設定』の「アプリケーション設定」の [ アプリケーションを実行 ] にチェックを入れます。アプリケーショ ン選択のドロップダウンリスト、各ボタンが操作できるようになります。続いて [ 編集 ] ボタンを押します。 アプリケーション設定は、個々のスキャン設定で独立して設定することができません。アプリケーション設定で指定した内容は、同一ユーザー 内のスキャン設定では共通となります。 他のスキャン設定で使用しているアプリケーション設定のアプリケーション名を変更した場合、他のスキャン設定のアプリケーション設定は無 効になります。 「アプリケーション名」には重複しない任意の名前を指定します。「コマンド」には実行するコマンド/パラメータを 指定します。右のボタンを押すと、ファイル選択ダイアログが表示されます。 「コマンド」設定の“$FILE”は、スキャンしたデータの出力ファイル(複数ファイル出力の場合は空白区切りで列挙 されます)に置き換えてアプリケーションを実行します。この他、出力先ディレクトリを表す“$DIR”を指定する こともできます。 - 39 - 4 スキャンのしかた 4.3.3.2 アプリケーション設定を追加する 新規にアプリケーション設定を追加する場合は、[追加]ボタンを押します。 「アプリケーション名」には初期値、 「コマンド」は空白の状態で設定ウィンドウが開きます。重複しないアプリケーショ ン名を入力し、起動したいコマンド文字列を入力し、[OK]を押します。 コマンド文字列には、出力ファイル(リスト)を示す“$FILE”、または出力先ディレクトリを示す“$DIR”をパラメー タに含めてください。 4.3.3.3 アプリケーション設定を削除する 既存のアプリケーション設定を削除する場合は、削除するアプリケーションを選択し、[削除]ボタンを押します。 - 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