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第4 給 与 関 係 業 務

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第4 給 与 関 係 業 務
第4
給
与
関
係
業
務
1 職員の給与等に関する報告及び勧告
本委員会は、平成23年10月28日、議会及び知事に対して、地方公務員法第 8 条、第14条及び第26
条の規定に基づき、職員の給与等について報告し、あわせて給与及び勤務時間の改定について勧告
したが、その概要は次のとおりである。
報
Ⅰ
告
職員の給与
1
職員の給与の状況
職員の給与に関する条例の適用を受ける職員及び福島県市町村立学校職員の給与等に関する条
例の適用を受ける職員の平成23年 4 月 1 日現在における給与等の状況は下表のとおりである。
〇県職員の給与等の状況
〇市町村立学校職員の給与等の状況
分
平成 23 年
4月1日(A)
平成 22 年
4月1日(B)
増 減
(A)-(B)
職 員 数
14,297人
14,354人
△57人
360,414円 360,068円
(358,272円) (350,928円)
346円
区
給
料
平
均
扶養手当
給
与
地域手当
月
額
計
11,757円
(7,344円)
11,863円
△106円
316円
334円
(309円)
(323円)
372,487円 372,265円
(370,338円) (363,114円)
△18円
(△14円)
222円
(7,224円)
分
平成 23 年
4月1日(A)
平成 22 年
4月1日(B)
増 減
(A )- (B )
職 員 数
11,676人
11,720人
△44人
389,044円 386,716円
(386,184円) (376,603円)
2,328円
区
給
料
平
均
扶養手当
給
与
地域手当
月
額
計
8,850円
(9,581円)
8,916円
△66円
0円
0円
(0円)
(0円)
397,894円 395,632円
(395,034円) (385,519円)
0円
(0円)
2,262円
(9,515円)
平均年齢
43.1歳
42.9歳
0.2歳
平均年齢
45.8歳
45.2歳
0.6歳
平均経験年数
20.9年
20.7年
0.2年
平均経験年数
23.3年
22.7年
0.6年
大学卒
学
歴
短大卒
別
構
高校卒
成
比
中学卒
75.0%
73.9%
1.1%
85.3%
85.0%
0.3%
3.6%
3.7%
△0.1%
9.0%
9.1%
△0.1%
21.4%
22.5%
△1.1%
5.7%
5.8%
△0.1%
0.0%
0.0%
0.0%
大学卒
学
歴
短大卒
別
構
高校卒
成
比
中学卒
0.0%
0.0%
0.0%
(注)金額の(
)内は、職員の給与の特例に関する条例による減額措置後の額である。
- 19 -
2
民間給与の調査
⑴
職種別民間給与実態調査
本委員会は、例年、人事院と共同して、企業規模50人以上、かつ、事業所規模50人以上であ
る県内の民間事業所(母集団事業所)のうちから、層化無作為抽出法によって抽出した事業所
を対象に「職種別民間給与実態調査」を実施している。調査では、公務の行政職と類似すると
認められる事務・技術関係職種の者及び教員、医師等について、実施年の4月分として個々の
従業員に実際に支払われた給与月額等を実地に詳細に調査している。
また、各民間企業における給与改定の状況や、雇用調整の実施状況等についても、調査を実
施している。
⑵
平成23年の調査の取扱い
平成23年3月11日に宮城県沖を震源としてマグニチュード9という観測史上最大規模の東北地
方太平洋沖地震が発生した。
県内では浜通りを中心に、最大震度6強の揺れとその後沿岸部を襲った大津波により、1,800
名を超える尊い人命が奪われた。
さらに、東京電力福島第一原子力発電所の事故により、避難を強いられるなど、県民の生活
及び経済活動は深刻な打撃を受けた。
本委員会は、平成23年においても例年どおり調査を実施する予定であったが、このような東
日本大震災による県内の甚大な被害状況にかんがみ、平成23年の調査については実施を見送ら
ざるを得なかった。
3
最近の賃金・雇用情勢等
平成23年は、東日本大震災の影響により、「毎月勤労統計調査」(厚生労働省、事業所規模30
人以上)による福島県の常用労働者の所定内給与及び所定外給与、勤労者世帯の消費支出(総
務省「家計調査」、福島市)並びに常用雇用指数(福島県「毎月勤労統計調査地方調査」)につ
いて4月の調査が実施されなかった。
本委員会が例年、「家計調査」(総務省)等を基礎に算定している福島市の標準生計費につい
ても、平成23年4月の同調査が実施されなかったため、算定することができなかった。
平成23年4月の消費者物価指数(総務省、福島市)は、平成22年4月に比べて0.6%減少してお
り、福島県の平成23年4月の有効求人倍率及び新規求人倍率(厚生労働省福島労働局「最近の雇
用失業情勢」)は、平成22年4月に比べると、それぞれ0.11ポイント及び0.04ポイント上昇して0.49
倍(季節調整値)及び0.74倍(同)となっている。
一方、全国の情勢を見ると 、「毎月勤労統計調査」による平成23年4月の全国の常用労働者の
所定内給与は、平成22年4月に比べて0.3%減少し、所定外給与は、平成22年4月に比べて2.7%
減少している。
平成23年4月の全国の勤労者世帯の消費支出は、平成22年4月に比べて2.1%減少しており、平
成23年4月の全国の常用雇用指数(厚生労働省「毎月勤労統計調査」)は、平成22年4月に比べて
変化はなく、103.6となっている。
人事院が算定した平成23年4月の全国の1人世帯、2人世帯、3人世帯及び4人世帯の標準生計費
は、それぞれ117,390円、169,340円、196,930円及び224,520円となっている。
4
人事院の報告及び勧告
人事院は、平成23年9月30日、国会及び内閣に対して、国家公務員の給与及び国家公務員制度
改革に関する報告を行うとともに、給与の改定に関する勧告を行った。また、定年を段階的に65
歳に引き上げるための国家公務員法等の改正について意見の申出を行った。これらの概要は次
のとおりである。
- 20 -
給与勧告の骨子
○ 平成23年の給与勧告のポイント
月例給は引下げ改定、ボーナスは改定見送り ~ 平均年間給与は△1.5万円(△0.23%)
① 東日本大震災のため民間給与実態調査は2か月遅れで、岩手県、宮城県及び福島県を除く44都
道府県で実施
・ 月例給については、地域手当の級地区分を単位とした官民比較を行っているため、東北3県
の影響は限定的
・ 期末・勤勉手当(ボーナス)は、岩手県、宮城県及び福島県について調査していない中で、
国家公務員の特別給の改定を行うべきと判断するに至らず、改定を見送り
② 国家公務員給与が民間給与を上回るマイナス較差(△0.23% )を解消するため、50歳台を中心に40
歳台以上を念頭に置いた俸給表の引下げ改定
③ 給与構造改革における経過措置額は、平成24年度は2分の1(上限1万円)を減額し、平成25
年4月1日に廃止 。(これにより生ずる原資を用い、若年・中堅層を中心に、給与構造改革実施の
ために抑制されてきた昇給を回復)
Ⅰ 給与勧告の基本的考え方
・ 国家公務員給与は、社会一般の情勢に適応するように国会が随時変更することができる。その変更
に関し必要な報告・勧告を行うことは、国家公務員法に定められた人事院の責務
・
勧告は、労働基本権制約の代償措置として、国家公務員に対し適正な給与を確保する機能を有する
ものであり、能率的な行政運営を維持する上での基盤
・
国家公務員の給与は、市場原理による決定が困難であることから、勧告に当たっては、経済・雇用
情勢等を反映して労使交渉等によって決定される民間の給与に準拠して定めることが最も合理的
Ⅱ 民間給与との較差に基づく給与改定
1 民間給与との比較
約10,500民間事業所の約43万人の個人別給与を実地調査(完了率90.5%)
(東日本大震災の影響により、岩手県、宮城県及び福島県に所在する事業所を除き調査を
実施)
<月例給> 公務と民間の4月分給与を調査(ベア中止、賃金カット等を実施した企業の状況も反映)
し、主な給与決定要素である役職段階、勤務地域、学歴、年齢の同じ者同士を比較
○月例給の較差 △899円 △0.23%〔行政職俸給表㈠…現行給与397,723円 平均年齢42.3歳〕
俸 給
△816円
はね返り分(注)△83円
(注)地域手当など俸給の月額を算定基礎としている諸手当の額が減少することによる分
<ボーナス> 民間の事業所ごとの過去1年間における特別給の支給人員及び支給総額を全国集計し、
それを基に支給割合(月数)を算出
○期末・勤勉手当(現行3.95月)の改定見送り
本年の調査結果によると、東北3県を除いた民間の支給割合は3.99月(3.987月)であるが、過去3
年分について東北3県を除いて集計すると0.004月~0.007月分高くなること、東北3県の今夏の特別
給の状況は厳しいとみられることから、特別給の改定を行うべきと判断するに至らず、改定を見送り
2 給与改定の内容と考え方
<月例給> 民間給与との較差(マイナス)を解消するため、俸給表の引下げ改定
⑴ 俸給表
① 行政職俸給表㈠ 民間の給与水準を上回っている50歳台を中心に、40歳台以上を念頭に置いた引
下げ(50歳台が在職する号俸:最大△0.5%、40歳台後半層が在職する号俸:△0.4%、40歳台前半
層が在職する号俸で収れん)
② 指定職俸給表 行政職俸給表㈠の管理職層の引下げ率を踏まえた引下げ改定(△0.5%)
- 21 -
③ その他の俸給表 行政職俸給表㈠との均衡を考慮した引下げ(ただし、医療職俸給表㈠等は除外)
※ 給与構造改革における経過措置額についても、本年の俸給表の改定率等を踏まえて引下げ
⑵ その他の手当
○ 委員、顧問、参与等の手当 指定職俸給表の改定状況等を踏まえ支給限度額を引下げ
(35,100円→34,900円 )
[実施時期等] 公布日の属する月の翌月の初日(公布日が月の初日であるときは、その日)
平成23年4月からこの改定の実施の日の前日までの期間に係る較差相当分を年間給与でみて解消す
るため、4月の給与に調整率(△0.37%)(注)を乗じて得た額に4月から実施の日の属する月の前月
までの月数を乗じて得た額と、6月に支給された特別給の額に調整率を乗じて得た額の合計額に相当
する額を、12月期の期末手当の額で減額調整(引下げ改定が行われる俸給月額又は経過措置額を受け
る職員を対象)
(注) 行政職俸給表㈠適用職員全体に係る民間給与との較差の総額を、減額調整の対象となる同表適
用職員で均等に負担する場合の率
Ⅲ 給与制度の改定等
○経過措置額の廃止等
・ 給与構造改革における経過措置額について、平成24年度は経過措置額として支給されている俸給の
2分の1を減額(減額の上限1万円)して支給し、平成25年4月1日に廃止
・ 経過措置額の廃止に伴って生ずる制度改正原資を用いて、若年・中堅層を中心に、給与構造改革期
間中に抑制されてきた昇給を回復。平成24年4月に、36歳未満の職員を最大2号俸、36歳以上42歳未
満の職員を最大1号俸、平成25年4月に、人事院規則で定める年齢に満たない職員を最大1号俸上位
に調整
○今後の取組
・ 50歳台の官民の給与差が生じている背景には官民の昇進管理等の違いがあるものの、定年延長も見
据え、来年度以降、高齢層における官民の給与差を縮小する方向で昇格、昇給制度の見直しを検討
・ 民間における産業構造・組織形態の変化等への対応として民間給与実態調査の対象産業の拡大等を
検討
・ 専門スタッフ職俸給表の級の新設については、政府における職の整備の取組を待って対応
○その他
・ 平成23年は、東北3県の民間給与実態調査を実施していないため、北海道・東北地域の較差を用い
た地域間給与配分の検証を行っていない。平成24年以降、全国のデータを基に、最終的な検証
Ⅳ 国家公務員の給与減額支給措置に対する本院の考え方
平成23年6月に内閣から国会に提出された「国家公務員の給与の臨時特例に関する法律案」について、
現行の給与改定の仕組みとの関係、法案提出過程における職員の合意、給与減額支給措置の期間等の観点
から本院の考え方を述べ、国会で審議を尽くしていただきたい旨言及
国家公務員制度改革に関する報告の骨子
Ⅰ 国家公務員制度改革の前提となる基本認識
国家公務員制度改革は、民間と異なる国家行政や国家公務員の労使関係の特徴を関係者の共通認識と
しつつ、議論を尽くし、国民の十分な理解と納得を得て進めるべきことを指摘
1 国家行政の特徴と国家公務員の在り方
① 具体的な行政組織、行政の果たすべき任務等は、法律や予算に基づき、国会の民主的コントロール
の下に置かれていること
② 大臣等と国家公務員との関係は、いわば車の両輪ともいえる関係にあり、適切な役割分担と連携が
求められること
2 国家公務員の労使関係の特徴
- 22 -
⑴ 大臣等の使用者としての権能は国会の民主的コントロールを受ける
勤務条件法定主義、財政民主主義の原則により国会の民主的コントロールを受け、国家公務員の給
与等勤務条件は直接の使用者である内閣総理大臣や各省大臣等の決定だけでは完結しないという構造
的な特徴が存在
⑵ 国家公務員には国民全体の奉仕者としての職務遂行が求められる
国家公務員は、国民全体の奉仕者として、大臣等と一体となり全力で国民のために職務を遂行す
ることが求められること
⑶ 公務における勤務条件決定には利潤の分配や市場の抑制力という内在的制約が存しない
公務における勤務条件決定では、民間企業の賃金決定における利潤の分配といった枠組みが当ては
まらず、また、基本的には倒産などの市場の抑制力という内在的制約が欠如
Ⅱ 国家公務員制度改革関連法案に関する論点
1 人事行政の公正の確保に関する論点
人事行政の公正を確保する機能を制度的に確保するため、更に次の措置が必要
⑴ 採用試験及び研修の公正な実施の確保
採用試験の出題や合否判定等については、組織的に一定の独立性を有する第三者機関が行うこと
が必要。また、職員の研修についても、公正な計画・実施のための措置が重要
⑵ 幹部職員人事の公正確保
幹部職員の適格性審査に人事公正委員会が適切・実効的に関与することが重要。また、幹部職間
の転任には、適性の厳正な検証や異動の合理性・納得性を高めるための措置が必要
2
協約締結権付与に関する論点
改めて労働基本権制約の見直しに関する基本的な論点を整理
⑴ 協約締結権付与の必要性と国民の利害・得失の明確化
現行制度の問題や国民にとっての具体的利害・得失等が明らかにされる必要
⑵ 勤務条件に対する民主的コントロールと当事者能力の確保
勤務条件についての国会の民主的コントロールという憲法上の要請と、内閣の使用者としての当
事者能力の確保との間の整合性をどう図るのか適切な制度設計を行う必要
⑶ 複数の労働組合との交渉を通じた勤務条件の決定等
一部の組合に対する仲裁裁定と他の組合との協約の関係を整理する必要。また、非組合員の勤務
条件をどう決定するのか整理する必要
⑷ 具体的な労使交渉の在り方
予算の事前調整・民間の給与実態の把握、配分交渉の方法、各府省における労使交渉の体制整備
について詰める必要
⑸ 仲裁裁定の実効性の確保
法案では仲裁裁定は内閣に対する努力義務とされているが、その実施は最大限確保される必要
⑹ 引き続き労働基本権が制約される職員の代償措置
警察職員等の労働基本権制約に対する代償措置の確保が必要
Ⅲ 国家公務員制度改革基本法に定める課題等についての取組
1 能力・実績に基づく人事管理の推進
能力・実績に基づく人事管理の推進のため、採用試験の再編、体系的人材育成、ポスト在任期間の
確保、競争的かつ公正な選抜手続の整備等に取組。人事評価制度の適切な運用を支援
2 職員の勤務環境の整備
男性の育児休業取得促進の一助として短期間の取得者の期末手当の支給割合を見直し。超過勤務縮
減のための政府全体としての取組や東日本大震災の惨事ストレス対応を含めた心の健康づくり対策を
推進
- 23 -
定年を段階的に65歳に引き上げるための
国家公務員法等の改正についての意見の申出の骨子
○ 国家公務員制度改革基本法の規定を踏まえ、公的年金の支給開始年齢の引上げに合わせて、平
成25年度から平成37年度に向けて、定年を段階的に65歳まで引き上げることが適当
○ 民間企業の高齢期雇用の実情を考慮し、60歳超の職員の年間給与を60歳前の70%水準に設定
○ 能力・実績に基づく人事管理の徹底、当面役職定年制の導入により組織活力を維持
○ 短時間勤務制の導入や節目節目での意向聴取等を通じ、60歳超の多様な働き方を実現
1 検討の背景
・ 公的年金の支給開始年齢が、平成25年度以降段階的に60歳から65歳へと引き上げられることに伴い、
現行の60歳定年制度のままでは無収入となる期間が発生。雇用と年金の接続は官民共通の課題
・ 既に民間企業では、高年齢者等の雇用の安定等に関する法律において、65歳までの雇用確保措置を
義務付け
・ 公務についても、国家公務員制度改革基本法第10条に、雇用と年金の接続の重要性に留意して定年
を段階的に65歳に引き上げることについて検討することと規定
・ 人事院として、平成19年から「公務員の高齢期の雇用問題に関する研究会」(座長:清家篤慶應義
塾長)を開催。平成21年7月の最終報告を踏まえ、制度と運用の見直し方策を検討
2 段階的な定年の引上げの必要性
・ 民間企業における60歳定年到達者の再雇用の運用状況をみると、非管理職層を中心に、多くの者が
実際に継続雇用され、また、定年前の仕事内容を継続する形が多くなっている
・ 政策の立案や行政事務の執行等の業務が主体である公務における再任用は、定年前より職責が低い
係長・主任級の短時間勤務のポストで、補完的な職務に従事させることが一般的。今後、再任用希望
者の大幅な増加が見込まれ、こうした再任用では、希望者全員を65歳まで雇用する仕組みとして十分
機能することは困難
・ 定年の引上げにより対応する場合、雇用と年金の接続が確実に図られるほか、採用から退職までの
人事管理の一体性・連続性が確保され、また、職員の意欲と能力に応じた配置•処遇も可能
・ 民間企業での取組に留意し、60歳以降の給与の抑制、組織活力維持のための方策等を講じながら段
階的に定年を引き上げることで、来るべき本格的な高齢社会において公務能率を確保しながら職員の
能力を十分活用していくことが適当
3 段階的な定年の引上げのための具体的措置
⑴ 段階的な定年の引上げ
・ 平成25年度から3年に1歳ずつ段階的に定年を引き上げ、平成37年度に65歳定年とする
・ 段階的な定年の引上げ期間中は、定年退職後、年金が満額支給される65歳までの間について、再
任用制度の活用の拡大を通じて65歳までの雇用を確保
・ 60歳以降の働き方等についての人事当局による意向聴取を通じ、多様な働き方を実現
⑵ 60歳を超える職員の給与制度の設計― 年間給与は60歳前の70%
・ 国家公務員給与は社会一般の情勢に適応するように変更することとされ、また、俸給は職務と責
任に応じて職務の級が設定され、同一の職務の級の中でも一定の幅をもって水準が設定
・ 定年の引上げに当たり、60歳前後で同じ職務を行う場合であっても、同一の職務の級を適用した
上で、各職務の級における所定の俸給の幅も考慮しつつ、60歳台前半層の民間企業従業員の年間所
得等を踏まえて60歳前より低い水準に設定することは、職務給の考え方とも整合
・ 60歳台前半層の民間企業従業員(製造業(管理・事務・技術 ))の年間所得(給与、在職老齢年
金、高年齢雇用継続基本給付金)が60歳前の年間給与の約70%(企業規模100人以上535万円/ 787万
円=68.0%、同10人以上509万円/ 719万円=70.8%)であることを踏まえ、60歳を超える職員の年
間給与について、60歳に達した日の属する年度の翌年度から、60歳前の70%に設定
・ 具体的には、俸給月額の水準を一定程度確保(60歳前の73%)することとし、その分ボーナス(特
- 24 -
別給の年間支給月数を60歳前の職員に比べて引下げ(年間3.00月分)
・ 60歳を超える職員は昇給しない。諸手当は基本的に60歳前と同様の手当を支給
・ 医療職㈠等は、60歳以降も現在と同様の給与制度を適用
・ 60歳を超えた特例定年が適用されている職員(行政職㈡労務職員等)の給与も引き下げるが、こ
れまで60歳超の定年に達するまで、給与の引下げがなかったことを考慮し、一定の経過措置
・ 定年の引上げを行っても、総人員及び級別の人員を増加させないことを前提とすれば、総給与費
は減少
⑶ 組織活力の維持のための方策
① 役職定年制の導入
・ 管理職の新陳代謝を図り組織活力を維持するため、能力・実績に基づく人事管理が徹底される
までの間の当分の間の措置として、本府省の局長、部長、課長等の一定の範囲の管理職が現行の
定年である60歳に達した場合に他の官職に異動させることとする役職定年制を導入
・ 60歳に達した日後における最初の4月1日までに他の官職に異動。特別な事情がある場合、例
外的に引き続き官職に留まれるよう措置
・ 役職定年により異動した職員の俸給は、役職定年による異動前に受けていた号俸の俸給月額の73
%とする。ただし、その額は異動後にその者が属する職務の級の最高号俸を超えないものとする
② 短時間勤務制の導入
・ 60歳を超える職員の多様な働き方を実現するため、短時間勤務を希望する職員を短時間勤務ポ
ストに異動させることを可能とし、これにより若年・中堅層の採用・昇進機会を確保
③ 能力・実績に基づく人事管理の徹底と職員のキャリア支援
・ 職員の能力・業績の的確な把握、短期間で頻繁に異動させる人事運用の見直し、年次的な昇進
管理の打破等、能力・実績に基づく人事管理を徹底。また、職員の専門性を強化
・ 節目節目で職員の将来のキャリアプランに関する意向を聴取し、職員の能力を伸ばし多様な経
験を付与する機会を拡充する措置を講ずる必要
・ 各府省の行政運営の実情に応じ、スタッフ職が政策立案に必要な役割を果たし得るような行政
事務の執行体制を構築
※ 上記の施策は、平成25年度以降の段階的な定年の引上げ期間中の制度の運用状況や民間企業の
動向も踏まえつつ、諸制度及び人事管理の運用を随時見直していく必要。役職定年制については、
人事管理の見直しの状況等を踏まえて、必要な検討を行う
4 定年の引上げを円滑に行うため公務全体で取り組むべき施策
・ 公務内外で職員の能力・経験を活用する観点から、専門スタッフ職等の整備、人事交流機会の拡
充を図るとともに、自発的な早期退職を支援する退職手当上の措置、定年引上げ期間中も安定的な新
規採用を可能とするための定員上の経過措置等を講ずることについて、政府全体での検討が必要
・ 加齢に伴う身体機能の低下が職務遂行に支障を来すおそれがある職務に従事する職員の定年の引上
げに関し、その職務の特殊性を踏まえた条件整備や所要の措置の検討が必要
5
⑴
平成23年の給与の改定等
平成23年の給与の改定
ア 改定の基本方針
職員の給与決定に関する諸条件は、以上に述べたとおりである。
国家公務員の給与については、平成23年9月に給与改定に関する人事院勧告が行われたと
ころであり、他の都道府県職員の給与についても、人事院勧告等を考慮した給与勧告が行わ
れ、あるいは行われることが予定されている。
平成23年は、東日本大震災の影響により、職種別民間給与実態調査の実施を見送らざるを
得なかったため、例年どおりの調査に基づく職員の給与と民間給与との比較という方法をと
ることはできなかった。
しかし、地方公務員法が定める給与決定の原則(情勢適応の原則(第14条)及び均衡の原
- 25 -
則(第24条))の趣旨にかんがみれば、可能な限りこれらの原則を満たすべく最大限の努力
をすることが本委員会に課せられた責務であると考える。
平成23年 4 月の全国の経済情勢を見ると、内閣府の「月例経済報告」( 4 月13日発表)によ
れば、「景気は、持ち直していたが、東日本大震災の影響により、このところ弱い動きとなっ
ている。また、失業率が高水準にあるなど依然として厳しい状況にある」とされている。
また、本県の経済情勢を見ると、日本銀行福島支店の「福島県金融経済概況」( 5 月13日発
表)によれば、「県内景気は、東日本大震災による地震・津波被害や原発事故の影響から経
済活動が停滞し、その後も下押し圧力が極めて強い状況が続いている」とされており、本県
の経済情勢も、全国と同様に厳しいものであったと考えられる。
なお、その後の経済情勢については、「月例経済報告」( 7 月13日発表)では「景気は、東
日本大震災の影響により依然として厳しい状況にあるなかで、このところ上向きの動きがみ
られる」とされ、全国では景気の上昇がうかがえる。一方、「福島県金融経済概況」(8月5日
発表)では「県内景気は、原発事故の影響等による下押し圧力が続いているものの、大幅に
悪化した状態から脱する動きがみられている」とされており、県内の経済も回復の兆しがあ
るものの、全国に比べて動きが鈍い状況にあると考えられる。
本委員会は、地方公務員法が定める給与決定の原則の趣旨及び上記の諸事情を総合的に勘
案した結果、平成23年については、人事院勧告に準じて、月例給について0.23%の引下げ改
定を行い、特別給については改定を見送ることが適当であると判断した。
イ
改定すべき事項
行政職給料表については、人事院勧告に準じて、50歳台の職員が在職する号給に重点を置
いて引き下げることとする。また、給料月額について上記の改定が行われることを踏まえ、
給与構造改革における経過措置額についても、人事院勧告に準じて引き下げることとする。
引下げ後の経過措置額の算定基礎となる額は、平成18年 3 月31日において受けていた給料月
額に、その者に係る一昨年の引下げ率及び人事院勧告に準じて定めた率を乗じて得た額とす
る(一昨年の引下げ率が100分の99.42の職員にあっては100分の98.93、それ以外の職員にあっ
ては、100分の99.51。)。
再任用職員の給料月額についても、再任用職員以外の職員の給料月額の改定に準じた改定
を行う必要がある。
行政職以外の給料表についても、行政職給料表との均衡を基本に、所要の改定を行う必要
がある。ただし、医療職給料表(一)及び任期付研究員給料表(若手育成型)については、医
師の処遇を確保する観点及び若手研究者を対象とした給料表であることから、引下げ改定は
行わないこととする。
⑵ その他の課題
ア 住居手当
住居手当については、職員公舎の入居料の実態等を踏まえ、手当額について検討する必要
がある。
イ 通勤手当
通勤手当については、最近のガソリン価格の変動等による自動車等交通用具使用者の通勤
の実情を踏まえ、手当額について検討する必要がある。
6 特殊勤務手当の改定
東日本大震災の発生に伴い、職員が災害応急作業等の業務に従事しているが、その中には、大
津波による被災地域や東京電力福島第一原子力発電所周辺の区域で行う業務など、危険性や精神
的労苦等の特殊性が認められるものの、現行制度において十分な措置がされていない業務がある。
これらの業務に対しては、人事院が制定した東日本大震災に対処するための特例規則を考慮
して速やかに特殊勤務手当の改定を行う必要がある。
7
給与制度の改正
- 26 -
給与構造改革における経過措置額については、本年人事院において廃止の勧告が行われたが、
本県では平成18年度に国に準じて制度を措置したため、人事院勧告に準じて廃止することとす
る。
具体的には、平成24年度については、経過措置額の2分の1を減額して支給し、平成25年4月1
日に経過措置額を廃止することとする。ただし、平成24年度については、激変を緩和する観点
から、減額する額の上限(10,000円)を設けることとする。
Ⅱ
人事管理の課題
1
高齢期の雇用問題の検討
公的年金の支給開始年齢の引上げに伴い、平成25年度以降、60歳で定年退職となる場合には公
的年金が支給されず無収入となる期間が生じることから、この間の雇用確保が民間・公務共通の
課題となっている。
人事院は、来るべき本格的な高齢社会において公務能率を確保しながら職員の能力を十分活用
していくためには、公的年金の支給開始年齢の引上げに合わせて、定年を段階的に65歳まで延長
することが適当であるとし、国家公務員法等の改正についての意見の申出を行ったところである。
その中で、段階的な定年の引上げや60歳を超える職員の給与制度の設計、組織活力の維持のため
の方策などの具体的施策を講じることとしている。
本県においても、地方公務員の定年は、国の職員の定年を基準として定めることとされている
地方公務員法の規定を踏まえ、国等の取組を注視しつつ、高齢期雇用のための具体的な対策につ
いて検討を進める必要がある。
2
人材の確保・育成等への取組
複雑化する社会情勢や多様化する県民ニーズに的確に対応し、より質の高い行政サービスを
効率的に提供するためには、優れた能力と使命感を備えた人材の確保と育成が極めて重要な課題
である。そのため、以下のとおり、本委員会をはじめ、各任命権者ともに積極的に取り組む必要
がある。
⑴
人材の確保
有為な人材を確保するためには、より多くの受験生を獲得する必要があるが、受験年齢人口
の減少や公務員に対する批判などを背景として、長期的に見ると県職員採用試験の受験者の獲
得には、厳しい状況が続くものと思われる。
本委員会においては、このような状況を踏まえ、学生にとって身近な媒体である就職情報サ
イトを活用し、民間企業志望者層へも広く情報の発信を行うなど、公務員志望者の掘り起こし
に努めている。また、民間企業等職務経験者の採用候補者試験を実施するなど、優れた人材を
採用するための対策を講じているところである。今後とも、受験者ニーズを明確に把握しなが
ら効果的な広報活動を展開しつつ、意欲ある受験者の獲得になお一層努めるとともに、時代の
要請にこたえられる高い資質を備えた人材を確保するための採用試験制度の見直しにも取り組
んでいくこととする。
⑵
人材の育成(「新たな人事評価制度」の導入)
本県においては、目指すべき県職員像として「自律型職員(自ら考え行動する職員)」を掲
げ、養成すべき能力を具体化し、体系的に職員育成に取り組んでいるところである。
また、知事部局においては公務能率の向上を図るための施策として、新たな人事評価制度の
確立を掲げ、平成19年度から試行を実施しているところである。
今後、この新たな人事評価制度を活用し、その評価結果に基づいた職場におけるきめ細やか
なOJT(日常の業務を通して行う教育訓練)の実践と、効果的な研修の実施を組織的に行う
ことにより、職員の能力伸長を図っていくことが必要である。
そのためには、これまでの試行結果を踏まえ、評価結果の具体的な活用用途や方法について
- 27 -
も検討を進め、制度の本格的な導入を図る必要がある。
3
勤務環境の整備
東日本大震災以降、職員は厳しい環境の中で、通常業務に加え、復旧・復興業務等にあたって
おり、これらを含む公務が円滑に執行されるためには、職員一人一人が心身共に健康であること
が最も重要である。
職員の健康管理については、任命権者において、これまでメンタルヘルスサ ポート研修会や
各種相談事業などの対策を実施してきたところであり、さらに、東日本大震災以降は、職員健康
調査の実施や安全衛生に関するガイドラインの策定等の新たな対策が講じられている。
このような中、特に近年、心の疾病を原因とした病気休暇を取得する等の職員が増加傾向にあ
るが、職員の心の健康の保持のためには、管理監督者が早期にその兆候に気付き、対応すること
が重要であるのと同時に、職員が自らストレスを予防、軽減することや、早期に専門医等へ相談
することなどが必要である。
また、本委員会の調査によれば、東日本大震災への対応のための臨時・緊急業務等により、職
員 1 人当りの超過勤務時間数は例年に比して増加しているが、恒常的な長時間の超過勤務は、
職員の心身への影響が大きいことから、管理職員による業務管理の徹底が求められる。
なお、職員においては、それぞれのライフステージに応じて、育児や介護等と仕事との両立を
図ることが求められている。公務の効率的な執行に努め、仕事と生活の調和(ワーク・ライフ・
バランス)を実現することは重要であり、今後も引き続き両立支援制度の活用を推進していく必
要がある。
育児休業の期間が1ヶ月以下の場合に休業期間に比して大幅に減額される仕組みとなっている
期末手当については、男性職員の育児休業取得促進を図るため、支給割合を減じないための所要
の措置を講じていく必要がある。
4
公務員倫理の徹底
職員は、県民全体の奉仕者として使命感を持って全力で職務に取り組むことが求められている。
しかしながら、依然として飲酒運転、セクシャルハラスメント等公務員としての倫理観が問われ
るような不祥事等が発生しているのみでなく、今般特に、県民の信頼を大きく失墜させる事案が
発生したことは、極めて憂慮すべき事態である。
こうした状況を踏まえ、県民の期待と信頼を回復するために、改めて職員一人一人が県民全体
の奉仕者であることを強く自覚し、厳正な服務規律のもと業務の適正な執行に努めるとともに、
職員に対して、公務員倫理の一層の徹底を図っていく必要がある。
Ⅲ
勧告実施の要請
人事委員会の勧告制度は、労働基本権を制約されていることの代償措置として、職員の適正な処
遇を確保するために設けられているものであり、情勢適応の原則にのっとった職員の勤務条件の決
定方法として定着し、行政運営の安定等に寄与してきている。
平成23年の勧告は、東日本大震災の影響により職種別民間給与実態調査の実施を見送らざるを得
なかった中で、人事院勧告に準じて職員の給料を引き下げ、また、東日本大震災による特殊性の高
い業務に対して特殊勤務手当を改定する内容となった。
近年、行政ニーズが増大するとともに複雑・多様化する中で、個々の職員が高い士気をもって困
難な仕事に立ち向かうことが強く求められている。特に東日本大震災からの復旧・復興に向けては、
全ての職員が一丸となってそれぞれの職務に奮闘している。そのような職員の努力や実績に的確に
報いていくためにも、職員には、今後とも、社会一般の情勢に適応した処遇が確保される必要があ
ると考える。
議会及び知事におかれては、人事委員会の勧告制度が果たしている役割について深い理解を示さ
れ、別紙第 2 の勧告どおり実施されるよう要請する。
なお、特例条例による給与の減額措置については、一般職員にあっては平成22年度末に終了され
- 28 -
たものの、管理職員にあっては継続されている。本県の厳しい財政状況によりやむを得ず実施され
ているものと認識しているところであるが、職員の士気等にも影響を及ぼすことが懸念されること
から、本来の適正な給与水準の確保に向け努力されることを強く望むものである。
勧
Ⅰ
告
職員の給与の改定に関する勧告
本委員会は、職員の給与について、次のように措置することを勧告する。
1
給料表の改定
⑴ 現行の給料表を別記(省略)のとおりとすること。
⑵ 給与構造改革における経過措置額については、報告のⅠの5の(1)のイに基づき改定すること。
⑶ この改定は、この勧告を実施するための条例の公布の日の属する月の翌月の初日(公布の日
が月の初日であるときは、その日)から実施すること。
2
特殊勤務手当の改定
東日本大震災の発生に伴う災害応急作業等の業務に対する特殊勤務手当については、人事院が
制定した東日本大震災に対処するための特例規則を考慮して改定すること。
3
給与構造改革における経過措置額の廃止
経過措置額については、平成24年4月1日以後、その半額(その額が10,000円を超える場合にあっ
ては、10,000円)を減額して支給し、平成25年4月1日以後は支給しないこととすること。
- 29 -
2
給与関係規則の制定・改廃状況
平成23年度中に公布された給与関係の人事委員会規則は、次のとおりである。
○
職員の給与の支給に関する規則(昭和35年規則第 7 号)
公布年月日
番 号
適用年月日
制 定 又 は 改 廃 の 概 要
23. 5.13 第12号 23. 5.16 ○ 給料の調整額
組織改編に伴い、給料の調整額の支給対象となる勤務公署
名を改正した。
23. 5.31 第14号 23. 6. 1 ○ 給料の特別調整額
組織改編等に伴い、給料の特別調整額の支給対象となる職
を改正した。
23. 6.28 第15号 23. 6. 1 ○ 期末手当
公益法人等派遣職員に支給する期末手当の取扱いを次のと
おり改めた。
(1)特定幹部職員とする職員に公益法人等派遣職員を含める。
(2)管理職加算の対象に、公益法人等派遣職員を含める。
23.10.12 第19号 23.10.13
○ 給料の特別調整額
組織改編に伴い、給料の特別調整額の支給対象となる職
を改正した。
23.11.29 第22号 23.12. 1
○ 期末手当
男性の育児休業の取得促進を図るため、一箇月以下の育
児休業は在職期間から除算しないよう改めた。
23.12.28 第23号 24. 4. 1
○ 通勤手当
交通用具使用者に対する支給額を引き上げた。
23.12.28
○ 地域手当
東日本大震災に対処するため割愛された警察官に対し、
異動保障として地域手当を支給することとした。
24. 1. 1
○ 給料の調整額
給料の減額改定に伴い、調整基本額を引き下げた。
○ 特地勤務手当等
給料の減額改定に伴い、特地勤務手当の算定の基礎とな
る異動の日の給料の月額を引き下げた。
24. 3.23 第3号
24. 4. 1 ○ 給料の調整額
支給対象となる勤務公署名を改正した。
○
平成18年改正条例第59号附則第 7 項から第 9 項までの規定による給料の切替えに関する規則
(平成18年規則第14号)
公布年月日
番 号
適用年月日
制 定 又 は 改 廃 の 概 要
23.12.28 第23号 24. 1. 1 ○ 給料の減額改定に伴い、給料の経過措置額を減額した。
○
職員の特殊勤務手当の支給に関する規則(平成13年規則第18号)
公布年月日
番 号
適用年月日
制 定 又 は 改 廃 の 概 要
23. 5.13 第13
23.5.16 ○ 夜間等特殊業務手当、警ら手当
号
組織改編に伴い、支給対象となる機関を改正した。
23.12.28
第25号
23.3.11
○
死体処理手当
東日本大震災に対処するための死体搬送等の業務の手当額
を増額した。
- 30 -
○
24.1. 31
第1号
24. 2. 1
24. 3.30
第9号
24. 4. 1
災害応急作業等手当
東京電力福島第一原子力発電所周辺等において行う業務を
支給対象業務に追加した。
○ 夜間等特殊業務手当、警ら手当
組織改編に伴い、支給対象となる機関を改正した。
○ 犯罪捜査等手当
保護対象者のボディーガード業務を支給対象業務に追加し
た。
○
初任給、昇格及び昇給等の基準に関する規則(昭和36年規則第5号)
公布年月日
番 号
適用年月日
制 定 又 は 改 廃 の 概 要
24.3.30 第7号 24. 4. 1 ○ 薬剤師の初任給
薬剤師の6年制課程の新設に伴い、初任給等を追加した。
○ 獣医師の初任給
獣医師の処遇改善のため、初任給を改正した。
○ 昇格時号給対応表
給料表の改定に伴い、行政職、公安職、教育職、医療職(三)
の昇格時号給対応表を改めた。
○
市町村立学校職員の給与の支給に関する規則規則(平成19年規則第11号)
公布年月日
番 号
適用年月日
制 定 又 は 改 廃 の 概 要
23.12.28
第号
24. 1. 1 ○ 給料の調整額
給料の減額改定に伴い、調整基本額を引き下げた。
24. 3.23 第号
24. 1. 1 ○ へき地手当
学校の新設・廃止に伴い、支給対象学校を改めた。
○ 寒冷地手当
学校の廃止に伴い、支給対象学校を改めた。
○
市町村立学校職員の初任給、昇格及び昇給等の基準に関する規則の一部を改正する規則
(昭和36年規則第10号)
公布年月日
番 号
適用年月日
制 定 又 は 改 廃 の 概 要
24. 3.30
第号
24. 3.30 ○ 昇格時号給対応表
給料表の改定に伴い、高等学校教育職の昇格時号給対応表
を改めた。
- 31 -
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