事業の一部譲受けに関するお知らせ

平成21年12月14日
各
位
会社名 株式会社パイプドビッツ
代表者名 代表取締役社長 佐谷 宣昭
（コード番号 3831 東証マザーズ）
問合せ先 情報取扱責任者 青木 宏実
（ＴＥＬ 03-5771-6931）
事業の一部譲受けに関するお知らせ
当社は、本日開催の取締役会において、平成22年１月１日をもって、株式会社ハイデザインズの一部事業で
あるＣＭＳ・ＥＣ事業「Ｄｏｕｃｅ-デュース‐」を譲受けることを決議いたしましたので、下記のとおりお知らせいたしま
す。
記
１．事業譲受けの理由
（１）概要
当社は「データベースの銀行」というビジョンを掲げ、お客様から情報資産を安全にお預かりし、それを有
効活用していただくサービス「スパイラル(R)」をＡＳＰ・ＳａａＳ(※１)形式で提供しながら、情報生活の質の向上
に貢献して参りました。
「スパイラル(R)」は、データベース管理、Ｗｅｂフォーム作成、メール配信等の機能を主軸に機能拡張を続
け、企業のマーケティングツールとして、顧客情報等の管理やそれらの有効活用に資するシステムを提供し
ております。また、IR メール配信サービス等の広報・IR 業務支援、給与明細電子化サービス等の総務・人事
業務支援、犯罪情報や災害情報の一斉通知サービスなどの官公庁・自治体による危機管理支援等幅広い
業種、分野でご利用いただき、平成21年８月末日現在の有効アカウント数は1,524件です。
株式会社ハイデザインズは、ＣＭＳ(※２)・ＥＣ事業において、拡大傾向にあるＥＣ市場をターゲットとし、ＥＣ
構築プラットフォーム「Ｄｏｕｃｅ-デュース‐」をＡＳＰ形式で提供しながら、Ｗｅｂ経由による企業の売上増加や
販売促進に貢献しております。
「Ｄｏｕｃｅ-デュース‐」は、アパレル分野に特化したプラットフォームとして提供しており、ＥＣショップやブラ
ンドサイトの構築・運営に定評の高いサービスです。
今後当社がさらにシェアを拡大しアカウントおよび収益の拡大を図るために、ＥＣに係るサービス機能を強
化し、流通市場に貢献できる力を備える必要があると考えております。特に、今後ＥＣ化率の拡大が見込まれ
る衣料・アクセサリー分野のＥＣを強化すべく、株式会社ハイデザインズから本事業を譲受けることで、迅速な
事業展開を目指します。なお、ＩＴ技術によるより一層の業務効率化という時代のニーズに応えるべく、事業拡
大の進展とともにＥＣのノウハウを獲得し、将来的に、「スパイラル(R)」との連携を目指してまいります。
（２）マーケットの成長性
消費者向け電子商取引ＥＣ（ＢｔｏＣ）の2008年の市場規模は、６兆890億円と前年比13.9％増、ＥＣ化率は
1.79％と前年比0.27ポイント増加しております（※３）。
そのうち、比較的ＥＣ化が遅れている「衣料・アクセサリー小売業」分野については、ＥＣ化率の進展と共に、
今後大きな成長余地が残されていると考えております。
（３）譲受け事業選定の理由
株式会社ハイデザインズは、アパレル分野に特化したＥＣ構築プラットフォームの販売・運営ノウハウ、ソフト
ウェア、実績を持っており、当社が強みとする開発力、インフラ管理能力、販売力等との相乗効果が見込める
と判断いたしました。
２．事業譲受けの内容
（１）内容
ＣＭＳ・ＥＣ事業「Ｄｏｕｃｅ-デュース‐」
（２）譲受け資産、負債の項目および金額
ＣＭＳ・ＥＣ事業Ｄｏｕｃｅ-デュース‐」に係るサーバー等ハードウェア、ソフトウェア、その他本事業の運営・
継続に必要な資産を承継する予定です。
なお、負債は承継いたしません。
（３）譲受け価額および決済方法
譲受け価額13百万円を現金にて支払います。
なお、譲受け価額につきましては、本事業の経済的耐用年数を合理的に見積もり、企業価値、財務の評
価を専門とする第三者機関である株式会社プルータス・コンサルティングによる算定評価をもとに決定いたし
ました。
３．株式会社ハイデザインズの概要
（１）所在地
東京都世田谷区三軒茶屋２丁目36番１号
（２）代表者
代表取締役
（３）設立年月日
平成12年12月
（４）主な事業内容
Web サイト設計・制作・運営
ＥＣショップ設計・制作・運営
ＥＣショップ構築ＣＭＳサービス「Ｄｏｕｃｅ」の開発、ASP による提供、販売
（５）資本金
５百万円
（６）当社との関係
資本関係、人的関係、および取引関係はありません。また、関連当事者の
該当はありません。
４．事業譲受けの日程
平成21年12月14日
平成21年12月14日
平成22年１月１日
村上 英夫
取締役会決議
事業譲渡契約締結
事業譲受期日（効力発生日）
５．今後の見通し
当該事業の譲受けによる平成22年２月期の当社業績に与える影響は軽微であり、平成21年９月30日に公
表しております業績予想数値の変更はありません。
（※１）
ＡＳＰ(Application Service Provider)およびＳａａＳ(Software as a Service)
サービス提供事業者が管理するサーバー上にインストールされたアプリケーションソフトウェアにより、インター
ネット等の通信ネットワークを通じて、ユーザーが必要とする機能やサービスを利用することができるインターネッ
トのサービス形態。
ユーザーは、個々のパソコン等にアプリケーションソフトをインストールすることなく、インターネットにアクセス
できる環境があれば、いつでもどこからでも利用することができる。
（※２）
ＣＭＳ（Content Management System）
Ｗｅｂコンテンツを構成するテキストや画像、レイアウト情報などを一元的に保存・管理し、Ｗｅｂサイトの構築や
編集をするソフトウェア。ＣＭＳを利用することで、ＨＴＭＬなどの専門知識を習得する必要なく、Ｗｅｂサイトを構
築することができる。
（※３）
出典「平成20年度電子商取引に関する市場調査」経済産業省（平成21年10月14日）
以上