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グローバル人材育成推進事業

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グローバル人材育成推進事業
グローバル人材育成推進事業
Type A
Project for Promotion of Global Human Resource Development
北海道大学(学部入学定員:2,560人)
【構想の目的・育成するグローバル人材像】
グローバルなコミュニケーションツールとしての英語力、グローバル時代の課題解決力、国際社会の中での日本人としての自
己省察力と責任感を有した「国際社会の中で日本人としての自覚を持って生き抜くリーダー」を育成する。
【構想の概要】
全12学部の入学者の中から一定の英語能力を有し、希望する200人(初年度は120人)を対象とした特別教育プログラムである
「新渡戸カレッジ」を創設する。このほか、一部授業の他大学への開放、海外オフィスの共同利用、研修の合同開催等の取組
の実施によって国内大学のグローバル化を牽引する。
■ 教育課程の国際通用性の向上
○ 教育課程の国際通用性の向上のための取組
科目ナンバリング制度を平成25年度以降に全学的に実施し、カリキュラムマップに基づく体系的かつ順次性に従った教育
課程の構築を進める。
○ 戦略的な国内外への教育情報の発信
本学英文版HPを全面的に改修し、教育情報を一元的に発信する体制を整備するとともに、英
文化した学内規程を当該HPに掲載し、学内外から閲覧が可能となるようにした。
○ 事務体制のグローバル化
事務職員が留学生・外国人研究者等に対応する際に必要となる事柄に特化した実践的英語
研修を、道内国立大学にも開放して実施し、合計15名の参加を得た。
■ グローバル人材として求められる能力の育成
〈新渡戸カレッジ開校式の様子〉
○ 「新渡戸カレッジ」の創設
学生の国際性を涵養し、もって国際社会の発展に寄与することができる教育プロ
グラムである新渡戸カレッジを創設。平成25年度入学者を対象に募集を行い、129
人の入校者を決定した。
〈 留学支援英語での学習 〉
○ 同窓会との連携による人材育成
新渡戸カレッジ生のキャリアデザイン力を育成するため、同窓生による「フェロー」
を組織し、在学中から「社会で実際に求められる力」を育成できる環境を整備した。
○ 多文化交流科目の開始
平成25年度前期から、日本人学生と外国人学生がともに学び、異文化の他者と協同する力を育成する、課題解決型授業で
ある「多文化交流科目」を開始した。
■ 語学力を向上させるための入学時から卒業時までの一体的な取組
○ 効果的な語学教育及び教育体制
従前から編成されている習熟度別・技能別のステップアップ方式による英語授業に加え、平成25年度第1学期から、留学時に
必要となる、英語でプレゼンテーションやディスカッションができる力を養成する授業「留学支援英語」を開始した。
○ 自主学習環境の整備
図書館に、語学を自主学習するための外国語資料や教材を増設し、学年に関わりなく、学生が授業以外においても語学能力
やコミュニケーション能力の向上を図ることができるよう、学習環境を整備した。
■ 教員のグローバル教育力の向上
○ 教育体制のグローバル化
講義・演習英語化の推進力として、バイリンガル教師のネットワークである英語母語話者教師団(CEPU: Central English
Program Unit)の組織を開始し、学部段階の英語による授業科目である「国際交流科目」を25科目(H24前期)→39科目(H25前
期)に増加させた。
○ グローバル教育力向上のための取組
全学を対象として、英語による授業を実施するためのFDを実施する。一例として教員を対象にした研修の実施や、優れた授業
を実施している教員の授業を公開する。
■ 日本人学生の留学を促進するための環境整備
○ 動機付けや留学を促進するための取組
農学部において国際交流フォーラムを開催し、本学と交流がある9カ国14大学の取り組みを紹介し、新入学生や在学生が卒
業後・修了後に進むことができるキャリアを検討する機会を提供した。
○ 海外留学機会の拡充
平成24年度後期から、海外の大学で語学教育を受講する海外短期語学研修先にオーストラリアを追加した。また、平成25年
度前期から、学部初年次の学生を主対象とした、海外大学・海外展開する日系企業、国際機関等を訪問し、将来のグローバル
キャリアの第一歩となる「ファースト・ステップ・プログラム」を授業科目として開始し、海外留学の機会を拡充した。
<参考>
卒業・修了時に学生が修得すべき具体的能力
(1)グローバルなコミュニケーションツールとしての英語力
入校時、TOEFL-iBT61点相当の学生の英語力を、卒業時に100点以上(カレッジ生の10%)、90点以上(同30%)及び80点
以上(同60%)相当まで引き上げるとともに、
①自らの考えを英語で相手に効果的に伝えることができるようになるとともに、身近な話題について英語で議論を進めること
ができるようになる。
②専門分野に関する内容を英語で理解できるようになる。
③誰とでも臆することなく英語で対話できるようになる。
(2)グローバル時代の課題解決力
①チームワークやリーダーシップや責任感をもって行動することの重要性を理解する。また、取り組むべき課題を特定し、課
題解決にあたって、チームで対応できるようになるとともに、状況に応じてリーダーシップを発揮できるようになる。
②異文化に対する寛容な態度をとることができるようになる。
(3)国際社会の中での日本人としての自己省察力と責任感
①自らの特性や将来を見つめ、キャリア・デザインを行うことができるようになる。
②海外で日本文化・日本社会についてある程度紹介できるようになる。
③責任をもって活動することの重要性を身をもって体験し、実践できるようになる。
本構想において実現する達成目標及び実績
達成実績
全
達成目標
学
2011
2012
2013
2014
2015
2016
外国語力スタンダード
を満たす学生数
100人
120人
150人
200人
うち海外留学
未経験者数 (A)
20人
15人
15人
15人
海外留学経験者数
(B)
卒業[予定]者数
(C)
151人
251人
290人
360人
430人
500人
2,613人
2,568人
2,560人
2,560人
2,560人
2,560人
12.1%
14.6%
17.4%
20.1%
100人(20 )
120人(15 )
150人(15 )
200人(15 )
比率
((A+B)/C)
卒業時の外国語力スタンダード
TOEFL-iBT80点相当
海外留学経験者数
全
学
部
151人
251人
290人
360人
430人
500人
満
107人
202人
214人
258人
302人
346人
3 カ 月 ~ 1 年
44人
49人
75人
100人
125人
150人
0人
0人
1人
2人
3人
4人
2,613人
2,568人
2,560人
2,560人
2,560人
2,560人
3
カ
1
卒業[予定]者数
月
年
未
超
※1)学部数が多く、本表が1頁以内に収まらない場合は、「海外留学経験者数」の期間別内訳を省略してもかまわない。
※2)「外国語力スタンダードを満たす学生数」の学部ごとの記入欄の( )内は、外国語力スタンダードを満たす学生数のうち「単位取得を伴う海外留学
未経験」の学生数を示す。
※3)上記の「海外留学経験者数」は、いずれも単位取得を伴う海外留学経験者数であり、単位取得を伴わない海外留学経験者は含まない。
グローバル人材育成推進事業
Type A
Project for Promotion of Global Human Resource Development
東北大学(学部入学定員:2,386人)
「ワールドクラスへの飛躍」と「日本・東北の復興の先導」を目標に掲げ、教育・研究を推進。
【構想の目的・育成するグローバル人材像】
本学の強みを活かした特色ある教育プログラムを新設し、海外留学の促進を組み合わせることで、大学教育のグローバル化を加
速するとともに、グローバルかつ予測困難な社会を牽引し産学官の様々な分野で新しい価値を創造できるような指導的人材を輩
出することを目指す。
【構想の概要】
大学教育の根幹をなす学部教育において、グローバル社会で指導的役割を果たすための基礎力を修得させる「グローバル・
リーダー育成プログラム」を策定・実施する。日常的にグローバルな環境で生活・学習・研究できるよう「グローバル・キャンパス」を
実現する。さらに、「グローバル・ラーニング・センター」を設立し、グローバル人材育成の一層の教育環境整備を図る。
■ 大学のグローバル化に向けた戦略と教育課程の国際通用性の向上
○ 大学のグローバル化の推進
学術交流協定の拡充や海外ブランチの拡充を図り、学生の短期派遣や交換留学の促進に努める。平成24年度は、本事業を
推進する新たな組織として、本学に「グローバルラーニングセンター」を設置した。カリフォルニア大学リバーサイド校に新たに
リエゾン・オフィス「東北大学センター」を設置し、新たな短期派遣プログラムの開発と実施を行った。 また、留学生との混住環
境について、ユニバーシティハウス(UH)三条に引き続き、UH片平を開設し、平成25年秋にはUH三条IIが竣工予定である。さ
らに、事務部門の国際化やそのための研修の拡充、学内文書の多言語化等を引き続き進めていく。
○ 教育課程の国際通用性の向上のための取組
主体的な学びの転換を目指す「基礎ゼミ」(1セメ)に加えて、平成25年度から「展開ゼミ」
(2セメ)を開講し、課題解決能力の向上に向けた授業を拡充する。また、全学的教育の審
議機関である「学務審議会」に「国際化整備教育委員会」を平成25年4月に設置し教育の
グローバル化をさらに推進する。
■ グローバル人材として求められる能力の育成
スタディアブロードプログラムの様子
〈東北大学センター開所式)
○ 東北大学グローバルリーダー育成プログラム(TGLプログラム)
本学では、高い専門基礎力の前提のもと、「語学力・コミュニケーション力」、「国際教養
力」、「行動力」を養う授業や講座・セミナー等からなるサブプログラムと「海外研鑚」サ
ブプログラムを有機的に組み合わせた学部学生向けのグローバルリーダー育成プログ
ラムを実施する。平成24年度は、プログラムの概要を確定し、新規の授業の開講準備
と既存の授業の精査を行い本プログラムの指定科目を決定し、平成25年4月から本
格実施をした。
東北大学在学生グローバル意識調査を経済学部、理学部、農学部、工学部の学部1,
2年生対象に行い、本学学生のグローバルキャリアなどに対する意識を調査した。
■ 語学力を向上させるための入学時から卒業時までの一体的な取組
○ 効果的な語学教育及び教育体制
これまでの1年次での実践英語授業やTOEFL-ITP実施等の英語教育改革に加え、2年次以降の英語教育を充実させる。平成
24年度は、英語担当教員の協力を得て、2年次における実践英語授業「Practical English Skills」の導入を決定し、これを25年
4月から実施した。また課外での英語学習の機会提供を充実させるとともに、英語学習アドバイジングを強化した。平成25年度
からTOEFL-ITP実施を2年生、4年生にも拡大するための準備を行った。
■ 教員のグローバル教育力の向上
○ 教育体制のグローバル化とグローバル教育向上のための取組
外国人教員や外国で学位を取得、海外での教育・研究に携わった経験を持つ教員の積極的な登用を進めるとともに、グローバ
ル教育のための教員研修の機会を増やす。特に、英語による授業や留学生との共修授業による学習効果について研究を進め、
その成果を教員の資質向上に活かす。平成24年度は、「グローバル人材育成と国際共修」(平成25年3月実施)をテーマとした
シンポジウムを開催し、東北大学内外の取組の紹介と活発な意見交換を行った。
■ 日本人学生の留学を促進するための環境整備
○ 動機付けや留学を促進するための取組
スタディアブロードプログラムを始めとする短期派遣留学の拡大を図り、より多くの学生に低学年での海外研鑚の機会を与えるこ
とにより、半年から一年の交換留学やインターンシップを行う学生を増やす。平成24年度は、既存のスタディアブロードプログラ
ムを実施するとともに、カリフォルニア大学リバーサイド校へ派遣する新たな2つのプログラムを開発し、25年3月に実施した。25
年度はさらに拡充していく。
また、24年度は留学経験者によるピア・サポートとしてグローバルキャンパスサポーター制度を導入し、留学希望者を支援する
体制を整備した。
<参考>
卒業・修了時に学生が修得すべき具体的能力
本学の学部段階でのグローバル人材育成プログラムにおいては、高い「専門基礎力」の前提のもと、自己と他者の文化・歴史などを深く理解する「国際教
養力」を涵養し、英語をはじめとする実践的「外国語力」を養う。これらの基礎能力をもとに、「コミュニケーション能力」を伸ばすとともに、諸能力をいかんなく
発揮し世界で活躍する「行動力」を身につけさせる。「海外での研鑽」は、学生の動機づけになるとともに、それまでの学習の成果を確認し課題を見つける
非常に有意義な体験となる。本プログラムでは、これらの能力を有機的・総合的に育んでいく。
本構想において実現する達成目標及び実績
全
達成実績
学
2011
達成目標
2012
2013
外国語力スタンダードを満たす学生数
うち海外留学未経験者数 (A)
海外留学経験者数(B)
卒業[予定]者数(C)
教
育
学
部
法
学
部
経
済
学
部
理
学
部
医
学
部
歯
学
部
薬
学
部
工
学
部
農
学
部
卒業時の外国語力スタンダード
海外留学経験者数
卒業[予定]者数
卒業時の外国語力スタンダード
海外留学経験者数
卒業[予定]者数
卒業時の外国語力スタンダード
海外留学経験者数
卒業[予定]者数
卒業時の外国語力スタンダード
海外留学経験者数
卒業[予定]者数
卒業時の外国語力スタンダード
海外留学経験者数
卒業[予定]者数
卒業時の外国語力スタンダード
海外留学経験者数
卒業[予定]者数
卒業時の外国語力スタンダード
海外留学経験者数
卒業[予定]者数
卒業時の外国語力スタンダード
海外留学経験者数
卒業[予定]者数
卒業時の外国語力スタンダード
海外留学経験者数
卒業[予定]者数
卒業時の外国語力スタンダード
海外留学経験者数
卒業[予定]者数
2015
2016
96人
123人
148人
227人
21人
14人
12人
9人
58人
62人
102人
198人
279人
376人
2,462人
2,474人
2,462人
2,472人
2,481人
2,482人
5.0%
8.6%
11.7%
15.5%
9人( 0 )
13人( 0 )
17人( 0 )
26人( 0 )
比率((A+B)/C)
文
学
部
2014
TOEFL-iBT 80
2人
0人
12人
15人
20人
26人
218人
191人
218人
218人
218人
218人
4人( 0 )
5人( 0 )
6人( 0 )
8人( 0 )
TOEFL-iBT 80
1人
1人
5人
7人
10人
13人
69人
80人
69人
69人
69人
69人
8人( 0 )
11人( 3 )
13人( 0 )
24人( 6 )
TOEFL-iBT 80
1人
1人
6人
8人
14人
18人
161人
154人
161人
161人
161人
161人
11人( 0 )
13人( 0 )
14人( 0 )
20人( 0 )
TOEFL-iBT 80
7人
7人
13人
24人
30人
40人
264人
288人
264人
264人
264人
264人
9人( 1 )
12人( 2 )
15人( 0 )
27人( 0 )
TOEFL-iBT 80
1人
5人
5人
24人
34人
48人
318人
341人
318人
318人
318人
318人
24人( 2 )
30人( 5 )
35人( 8 )
40人( 0 )
TOEFL-iBT 80
35人
41人
45人
50人
55人
60人
246人
246人
246人
256人
265人
266人
2人( 2 )
2人( 1 )
4人( 1 )
5人( 0 )
TOEFL-iBT 80
0人
0人
0人
2人
3人
5人
55人
55人
55人
55人
55人
55人
5人( 4 )
6人( 3 )
7人( 3 )
8人( 3 )
TOEIC 800
0人
0人
1人
4人
6人
9人
85人
76人
85人
85人
85人
85人
22人( 12 )
28人( 0 )
33人( 0 )
57人( 0 )
TOEFL-iBT 80
9人
7人
10人
53人
90人
132人
880人
882人
880人
880人
880人
880人
2人( 0 )
3人( 0 )
4人( 0 )
12人( 0 )
TOEFL-iBT 80
2人
0人
5人
11人
17人
25人
166人
161人
166人
166人
166人
166人
※1)学部数が多く、本表が1頁以内に収まらない場合は、「海外留学経験者数」の期間別内訳を省略してもかまわない。
※2)「外国語力スタンダードを満たす学生数」の学部ごとの記入欄の( )内は、外国語力スタンダードを満たす学生数のうち「単位取得を伴う海外留学未経験」の学生数を示す。
※3)上記の「海外留学経験者数」は、いずれも単位取得を伴う海外留学経験者数であり、単位取得を伴わない海外留学経験者は含まない。
グローバル人材育成推進事業
Type A
Project for Promotion of Global Human Resource Development
千葉大学(学部入学定員:2,305人)
【構想の目的・育成するグローバル人材像】
本構想では新たな国際化の方針である「グローバル・キャンパス・千葉大学」のもと、十分な知識の蓄積と、高度な流動性経験
による知識準備(Knowledge Reserves)高流動性(High Mobility)型グローバル人財のプログラムを実施する。
【構想の概要】
本構想では、SKIPWISE PROGRAMとして、4つの取組、Skip(多様な修学年限), Knowledge(アクティブラーニングによる知識
準備), International Support(留学サポート), Professional Experience(国際インターンシップ)を通じて、確実(WISE)に国際人
材となるプログラムである。これらのほか、六大学連携等の取組の実施によって国内大学のグローバル化を牽引する。
■ 教育課程の国際通用性の向上
○ 教育課程の国際通用性の向上のための取組
本構想では、国際通用性向上のために、以下の3つの取組みを実施した。(1)プログラムの根幹をなす「国際日本学」の設置。
平成25年度より240科目で実施。(2)シラバスバイリンガル化ためのフレームの構築。(3)ナンバリングのための調査。
○ 戦略的な国内外への教育情報の発信
千葉大学で何を学んできたのかを明示し、必要な情報が英語で取り出せる構造実現のた
めの、シラバスおよびコースディスクリプションバイリンガル化ためのフレームの構築。
○ 事務体制のグローバル化
留学事務に特化した専門職員アマヌエンシスを6名雇用。授業の概要について教員と同
様の知識を有し、海外大学の学務の知識を有した専門職員を組織化。
■ グローバル人材として求められる能力の育成
〈知識準備高流動性型グローバル人財〉
SKIPWISE Action1 (Skip&Skip)
多様な修学年限の中でグローバルなプログラムを実施。①飛び入学者には、入学
後3年生までに、全員に半年間以上の留学を経験。②早期卒業は、学部卒業およ
び大学院進学の両方に実施。3.5年学部+2.5年修士(1年留学)(B7M5)実施。
図表
SKIPWISE Action2 (KnowledgeStock)
グローバルな知識を蓄積するために、最先端のアカデミック・リンク・センター(未来
型図書館)と学生主体の学生総合支援センターで③アクティブ・ラーニングを実施。
④国際日本人を目指す「国際日本学」を設置し、平成25年度より本格実施。
〈国際日本学〉
SKIPWISE Action3 (InternationalSupport)
留学に必要なすべてのサービスをグローバル・リソーセスで行うことで、不安なく学生を留学させる。⑤イングリッシュ・コミュニ
ケーションを新設。平成24年度にはパイロットプログラムを20科目実施。⑥留学支援アマヌエンシスを採用。6名体制で運営。
SKIPWISE Action4 (ProfessionalExperience)
グローバル・リソーセスにおいて、⑦国内で国際的な観光資源でのインターンシップやボランティア活動を実施。成田空港など
と連携。平成25年より本格実施。⑧海外日系企業などでインターンシップを推進。平成25年よりインドネシアで実施決定。
■ 語学力を向上させるための入学時から卒業時までの一体的な取組
○ 入試における中等教育段階までの外国語力・留学経験等の適切な評価
TOEFLによる卒業管理の実施を検討。修士課程の入試や博士課程の入試に、将来的にはTOEFLのスコアを適用する。独自の
試験と合わせることで、4技能+ボキャブラリー=5技能により能力を判断する。学部入試への在外経験や留学経験の反映。
○ 効果的な語学教育及び教育体制
入学時プレイスメントテストの継続的な実施と、年に2回のアチーブメントテストの実施。e-Learningシステムを導入し、いつでもど
こでも英語を学習できる環境を構築。イングリッシュ・ハウスの本格的運用により、環境面でのサポートも開始。
■ 教員のグローバル教育力の向上
○ 教育体制のグローバル化
1.3タイプの外国人教員 ◯アクティブ・ラーニング2名 ◯日本・異文化教育の教員1名 ◯イングリッシュ・ハウス1名
2.グローバル高等教育のスペシャリストの採用 3.英語による授業が可能である専門教員の積極的採用
○ グローバル教育力向上のための取組
教員のグローバル化のためのFDを実施。ロンドン大学教育研究所(IOE)の研修には、理系を中心に11名参加。
グローバル情報の継続的発信、年間50回以上の海外大学案内の実施を目指し、実施体制を構築。平成25年6月より実施。
■ 日本人学生の留学を促進するための環境整備
○ 動機付けや留学を促進するための取組
SKIPWISE PROGRAMとして国際的なキャンペーンの実施によりグローバル人材育成を展開。平成25年1月にグローバル人材
育成の大学改革シンポジウムを実施し、学生および教員に情報を伝達。海外の協定校にも協力依頼をSDの一貫として実施。
○ 留学中から帰国後にわたるサポート体制
留学体制強化のために、ISD(インターナショナル・サポート・デスク)の強化を検討。学内独自の奨学金制度の設計を検討。ラー
ニング・アグリメントの積極的な獲得による単位互換の推進。 全システムをパッケージ化し、学外へも積極的に普及検討。
<参考>
卒業・修了時に学生が修得すべき具体的能力
本構想では、グローバル人財の要件としてこの各領域において、3つの目標を設定する。第一は、英語に関するものである。
アチーブメントテストを必ず実施し、卒業時TOEIC730をグローバル人財の目標とし、全学の50%がこの得点をクリアすること
を目指す。そのためにコミュニケーション英語科目を新たに設置し、最低10単位程度を取得する。取得数は、各領域で設定
する。また、1−2年時には導入としての短期留学を必ず経験させる。そのための事前教育としての日本文化、異文化、帰国後
の日本再発見などの国際日本学に関する授業を18単位以上受講させる。さらに、学部3−4年時、大学院において1セメス
ター以上の留学を実施させる。海外の大学で取得する授業と、留学前後に学ぶ英語による専門科目を合わせて、20単位以
上の専門科目を英語で履修させる。
本構想において実現する達成目標
達成実績
全
達成目標
学
2011
2012
2013
外国語力スタンダードを満たす学生数
うち海外留学未経験者数 (A)
海外留学経験者数(B)
卒業[予定]者数(C)
卒業時の外国語力スタンダード
法
経
学
部
375人
465人
500人
158人
360人
475人
585人
700人
2,400人
2,436人
2,400人
2,400人
2,400人
2,400人
27.1%
35.4%
43.8%
50.0%
50人(20)
60人(25)
70人(30)
80人(40)
TOEFL iBT 85
30人
35人
40人
40人
94人
94人
94人
94人
30人(15)
40人(20)
50人(25)
60人(30)
海外留学経験者数
卒業時の外国語力スタンダード
TOEFL iBT 85
6人
6人
15人
20人
25人
30人
81人
79人
81人
81人
81人
81人
20人(0)
20人(0)
30人(10)
40人(20)
TOEFL iBT 85
海外留学経験者数
20人
4人
20人
20人
20人
20人
卒業[予定]者数
86人
95人
86人
86人
86人
86人
60人(20)
70人(25)
80人(30)
90人(30)
40人
45人
50人
60人
海外留学経験者数
卒業時の外国語力スタンダード
海外留学経験者数
卒業[予定]者数
卒業時の外国語力スタンダード
海外留学経験者数
卒業[予定]者数
海外留学経験者数
卒業時の外国語力スタンダード
海外留学経験者数
卒業[予定]者数
園
芸
学
部
290人
28人
卒業[予定]者数
工
学
部
1,200人
100人
卒業時の外国語力スタンダード
理
学
部
1,050人
23人
卒業[予定]者数
教
育
学
部
850人
94人
卒業時の外国語力スタンダード
文
学
部
650人
海外留学経験者数
卒業[予定]者数
看
護
学
部
2016
卒業[予定]者数
卒業時の外国語力スタンダード
薬
学
部
2015
239人
比率((A+B)/C)
医
学
部
2014
卒業時の外国語力スタンダード
海外留学経験者数
卒業[予定]者数
TOEIC 730
35人
24人
180人
191人
TOEIC 730
180人
180人
180人
180人
60人(0)
80人(10)
100人(20)
120人(30)
49人
37人
60人
70人
80人
90人
456人
477人
456人
456人
456人
456人
90人(40)
120人(50)
140人(50)
150人(40)
TOEIC 730
40人
28人
50人
70人
90人
110人
363人
360人
363人
363人
363人
363人
70人(60)
90人(65)
110人(75)
130人(80)
TOEIC 730
4人
1人
10人
25人
35人
50人
191人
211人
191人
191人
191人
191人
TOEIC 730
190人(90)
260人(120)
330人(150)
380人(160)
44人
16人
100人
140人
180人
220人
753人
724人
753人
753人
753人
753人
80人(45)
110人(60)
140人(75)
150人(70)
TOEIC 730
18人
14人
35人
50人
65人
80人
196人
199人
196人
196人
196人
196人
※1)学部数が多く、本表が1頁以内に収まらない場合は、「海外留学経験者数」の期間別内訳を省略してもかまわない。
※2)「外国語力スタンダードを満たす学生数」の学部ごとの記入欄の( )内は、外国語力スタンダードを満たす学生数のうち「単位取得を伴う海外留学
未経験」の学生数を示す。
※3)上記の「海外留学経験者数」は、いずれも単位取得を伴う海外留学経験者数であり、単位取得を伴わない海外留学経験者は含まない。
Type A
グローバル人材育成推進事業
Project for Promotion of Global Human Resource Development
お茶の水女子大学 (学部入学定員:452(30)人)
【構想の目的・育成するグローバル人材像】
( )内は第3学年次編入学で外数
(目的)本学学生の語学力、コミュニケーション能力、異文化理解力の強化を図り、さらに(1)研修留学機会を拡大しグローバルに活躍できる人材を育成す
るとともに優れた留学生を受け入れて教育の国際化を促進し(2)短期研修プログラムによる学生の海外派遣と留学生の受け入れを推進し(3)海外の交流
協定校と教職員の相互研修システムを構築し国際的能力を強化する
(人材像)グローバル人材の三要素(グローバル人材育成推進会議審議まとめH24.6.4)に加え、さらに一歩推し進めて(1)英語・第三言語習得による多言
語能力(2)多文化化と文化リテラシー(3)グローバル時代に求められる社会性(4)グローバル時代に求められるIT技術をもつ人材
【構想の概要】本学が培ってきたグローバル女性リーダー育成の実績の上に、1.外国語力強化
2.留学推進 3.グローバル力強化 4.大学間連携
を強力に推し進めて、事業期間内に外国語スタンダードを満たす学生数および単位取得を伴う海外留学経験者数を倍増させて本学のグローバル人材育
成を加速するとともに、他大学のグローバル化を牽引する 詳細は http://www.ocha.ac.jp/intl/ocgl/index.html を参照ください。
■ 教育課程の国際通用性の向上
○ 教育課程の国際通用性の向上のための取組
学生が実際の学修計画の策定をウェブ上でインタラクティブにおこなう学修支援システムの構築。学修ポートフォリオと ファンクショナルGPAによる成
果分析(アクティブ・ラーニングを促進する双方向ツール)
○ 戦略的な国内外への教育情報の発信
1.ホームページ情報の体系化 2.外国語(英語等)による発信強化 3.「教育情報公表」の「国際化
関連」拡充 4.複数プログラム選択履修制度、カラーコード・ベンチマークシステム、GPA制度に関する情
報提供 5.H25年2月28日~3月1日 「お茶の水女子大学グローバル人材育成推進事業 キックオフシンポ
ジウム」を開催。海外交流協定校33校72名、国内教育機関約60名を含む150名の国際交流担当者が出席
○ 事務体制のグローバル化
1.専門職員の配置と職員の能力向上 2.外国語自習システムの職員への開放 3.国際シンポジ
ウム、講演会への参加 4.グローバル化のインセンティブ 5.各種文書及びホームページ多言語化
6.新規職員採用の英語力重視
■ グローバル人材として求められる能力の育成
キックシンポジウム開催の様子
女子大学としての特徴を生かした「多文化化と文化リテラシー」「グローバル時代に求められる社会性」の育成に関わる取組を通して海外留学経験者を増や
し、「産学連携の充実・強化」等を通してグローバルキャリア形成の機会を提供する
1.情報・資源の提供 (1)国際会議、ワークショップ、インターンシップ、HP、講演、講義、Co-curricularプログラム、理系・文系留学担当教員配置、
研究助成情報提供、グローバルキャリアカウンセリング、グローバル人材育成推進センター構築 (2)英語や他言語の蔵書・ジャーナルの充実
2.教育課程の拡充 (1)「グローバル人材育成カリキュラム」作成 (2)英語による授業増 (3)一部英語による専門教育導入 (4)海外演習とイン
ターンシッププログラム構築(H25年2月 オーストラリア、ニュージーランド、アメリカ、英国、ロシアで海外短期(語学)研修実施 69名の学生が参加)
(5)短期語学研修での職業体験拡大 (6)協定校で日本語教育研修 (7)国際学生フォーラム(H25年3月 世界7か国から14名の学生と7名の教員を招き
「第2回国際学生フォーラム」を開催) (8)留学生入学時期弾力化
3.ネットワークの拡大(1)海外の女子大学との交換留学プログラム協定増 (2)Global Research Exchange @ Ochanomizu University(GREAT-Ocha)
セミナー開催(3)H25年5月22日、第一回女性のグローバルな活躍のためのワークショップを開催。今後全6回にて、活躍する日本女性を招き講演を
行う (4)H25年1月 ドバイで開催されたWomen’s Education Worldwideに参加し、海外大学との情報ネットワーキングを構築
4.産学連携の充実・強化 (1)産業界からの招聘講師セミナー開催 (2)産業界との共同研究促進 (3)研究機関でのインターンシップ拡充
5.国際協力の充実 フィールド調査(H25年3月東ティモールにて実施) とインターンシップの機会増のためのヒアリング実施 (アメリカ、英国、ドイツ、
オーストラリア、および国内の海外研究者在籍の研究所や大学等にて実施)
■ 語学力を向上させるための入学時から卒業時までの一体的な取組
○ 入試における中等教育段階までの外国語力・留学経験等の適切な評価
1.「調査書」に英検・TOEIC・TOEFL等のスコア記載を求め、補助的な選抜材料とする 2.英語の配点を検討 3.推薦入試、AO入試での英語力重視
4.〈留学経験・在外経験の適切な評価〉留学先の成績証明書や所見を重視
○ 効果的な語学教育及び教育体制
1.<プレイスメントテストと効果的な語学教育> (1)テストをTOEFL ITPに変更 (2)コア英語担当教員による組織的なFD実施
2.<4技能の定期的な評価とフィードバック> (1)2年次以上の学生にTOEFL ITP受験義務 (2)「総合英語」、「英会話」の科目再編成とクラス増
(3)「ACT(Advanced Communication Program)プログラム」導入 (4)プログラム参加学生にTOEFL iBTまたはIELTSの団体試験
3.<アカデミック・ライティング> (1)1年次英語、理学部・生活科学部2年次英語必修単位数引き上げ、ライティング選択必修科目新設 (2)「全学英語
支援デスク」設置 (3)英作文自動評価添削システム導入
4.<論理的発信力に関わる少人数教育> (1)少人数演習科目を多数開講、English Camp強化 (2)スピーキング・ライティングクラスを、理学部・生活
科学部向けにも設置 (3)会話自習用ソフトウェア等、自習教材導入
5.<留学前準備教育> (1)「TOEFL対策ゼミ」にIELTS対策追加 (2)研究計画、研究報告の英語プレゼンテーション、ディスカッション科目(学部・大
学院共通)充実
■ 教員のグローバル教育力の向上
○ 教育体制のグローバル化
1.教員人事における国際公募推奨 英語力、国際経験重視 2.教員の海外研修、英語によるゼミ、セミナー推奨 3.グローバル化のFD制度設計
4.協定校とテレビ会議システムによる国際授業制度設計 5.国際的な教育研究連携協定、単位互換やダブルディグリープログラム推進
○ グローバル教育力向上のための取組
1.海外講師の授業開講、学内教員の授業参観、講演会やワークショップ 2.外国語授業実施、英語によるサマープログラム実施 3. 海外派遣研修・調
査費用支援 4. 学生参加国際セミナーやワークショップ開催 5. 英語による授業の拡充、短期日本語プログラム実施、海外招聘教員追加
■ 日本人学生の留学を促進するための環境整備
○ 動機付けや留学を促進するための取組
1. 留学奨学金制度新設 2.入学時から留学指導 3.留学先単位互換の拡大、インターンシップ拡大、単位化、日本語教育教壇実習拡大 4.留学
相談業務スタッフ拡充、各種出版物、ホームページ充実 5.協定校、派遣関係スタッフ増員
○ 留学中から帰国後にわたるサポート体制
1.留学中:安否確認報告システム整備、情報データベース作成、体験者との情報交換会、帰国後:オリエンテーション充実、文化再適応やキャリアプラ
ンニング支援 2.帰国後の就職支援体制整備 3.リスク管理:危機管理対応指導、緊急事態対応体制整備
<参考>
卒業・修了時に学生が修得すべき具体的能力
1.英語・第三言語修得による多言語能力
1)高度な英語力:TOEFLiBT80点以上
2)第三言語力:英語以外の第三言語圏への留学者数、及び第三言語能力試験の最下級レベル(例:韓国語能力試験1級)
2.多文化化と文化リテラシー、グローバル化時代に求められる社会性、IT技術
文化リテラシー:文化的多様性へのセンシティブな感性・態度、文化を読み解く能力、多文化共生の志向性など。
グローバル化時代に求められる社会性:異質な他者を含む社会集団の中で、他者を理解しつつ協働していく力であり、プレ
ゼンテーション能力、ディスカッション能力、コミュニケーション能力。
ITリテラシー:コミュニケーションを円滑に遂行し、国境を越えた交流を促進するために不可欠なテクノロジーの利用能力。
本構想において実現する達成目標及び実績
達成実績
全
達成目標
学
2011
2012
2013
2014
2015
2016
外国語力スタンダード
を満たす学生数
60人
75人
95人
115人
うち海外留学
未経験者数 (A)
20人
20人
20人
20人
海外留学経験者数
(B)
卒業[予定]者数
(C)
40人
39人
40人
55人
75人
95人
514人
517人
500人
500人
500人
500人
12.0%
15.0%
19.0%
23.0%
40人(16 )
51人(18 )
63人(18 )
71人(18 )
比率
((A+B)/C)
卒業時の外国語力スタンダード
文
教
育
学
部
TOEFLiBT80点以上
海外留学経験者数
24人
24人
24人
33人
45人
53人
満
16人
13人
16人
22人
30人
36人
3 カ 月 ~ 1 年
8人
11人
8人
11人
15人
17人
1
0人
0人
0人
0人
0人
0人
237人
228人
220人
220人
220人
220人
10人(2 )
12人(1 )
16人(1 )
22人(1 )
3
カ
月
未
年
超
卒業[予定]者数
卒業時の外国語力スタンダード
TOEFLiBT80点以上
海外留学経験者数
理
学
部
8人
8人
8人
11人
15人
21人
満
7人
8人
7人
9人
12人
17人
3 カ 月 ~ 1 年
1人
0人
1人
2人
3人
4人
1
0人
0人
0人
0人
0人
0人
137人
137人
140人
140人
140人
140人
10人(2 )
12人(1 )
16人(1 )
22人(1 )
3
カ
月
未
年
超
卒業[予定]者数
卒業時の外国語力スタンダード
生
活
科
学
部
TOEFLiBT80点以上
海外留学経験者数
8人
7人
8人
11人
15人
21人
満
7人
7人
7人
9人
12人
17人
3 カ 月 ~ 1 年
1人
0人
1人
2人
3人
4人
1
0人
0人
0人
0人
0人
0人
140人
152人
140人
140人
140人
140人
3
カ
卒業[予定]者数
月
年
未
超
※1)学部数が多く、本表が1頁以内に収まらない場合は、「海外留学経験者数」の期間別内訳を省略してもかまわない。
※2)「外国語力スタンダードを満たす学生数」の学部ごとの記入欄の( )内は、外国語力スタンダードを満たす学生数のうち「単位取得を伴う海外留学
未経験」の学生数を示す。
※3)上記の「海外留学経験者数」は、いずれも単位取得を伴う海外留学経験者数であり、単位取得を伴わない海外留学経験者は含まない。
Type A
グローバル人材育成推進事業
Project for Promotion of Global Human Resource Development
国際教養大学(学部入学定員:175人)
【構想の目的・育成するグローバル人材像】
本学における教育理念の水準を「グローバル人材育成」から「グローバル・リーダー人材育成」へと高め、教育力と学修支援を
さらに強化する新たな取組を導入することにより、国内のみならず海外の大学院へ進学する卒業生を増やし、「国際教養」教育
と大学院での専門教育を受けたグローバル社会の将来を担うべき有能なグローバル・リーダーの育成に寄与する。
【構想の概要】
教育力強化(①海外大学との交換講義の実施、②高水準の研究論文作成の徹底指導)および学修支援強化(③能動的学修
支援センターの設立、④大学院への進学指導、⑤学修達成に関するデータベースを構築)の取組を通して、グローバル社会
のリーダーとなれる人材を育成できる教育機関として成長していくことで日本の高等教育の牽引役となり、ひいては「東アジア
における国際高等教育交流のハブ」としての機能を備えていく。
■ 教育課程の国際通用性の向上
○ 教育課程の国際通用性の向上のための取組
(1) 学修達成度評価導入のため、電子ポートフォリオの導入、CLA(Collegiate Learning Assessment)の実施準備、留学における学習
成果のデータ構築・分析などを行うアカデミック・キャリア支援担当専任教員の国際公募を開始した。
(2) 学内での能動的学修体制強化するための能動的学修支援センターの設立準備に着手した(H25年9月開設予定)。
(3) セミナー研究論文(英語)作成を指導する、専門課程の専任教員の国際公募を開始した。
○ 戦略的な国内外への教育情報の発信
(1) 本学のグローバル人材教育に関する情報発信を行う、国際教養教育推進室(H25年9月開設
予定)担当専任教員の国際公募を開始した。(H25年11月には国際シンポジウム開催予定)
(2) 教員間の人的ネットワークを強化と本学の国際的評価向上を図るため、提携大学等との交換
講義を実施した。(H24年度:本学教員2名派遣、海外大学教員等5名招聘)
○ 事務体制のグローバル化
学内外の研修会やSD・FDへ職員を積極的に参加させ、教職員が一丸となり大学のグローバル化を
推進していく体制作りに着手した。
■ グローバル人材として求められる能力の育成
○ 能動的学修支援
University of New South Wales
(Australia)の教員による特別講義
2013/2/4-8
学生の主体的かつ能動的な学習意欲を刺激し、入学から卒業まで、一貫した指導を実現す
る。大学全体をTeachingの場からLearningの場へと転換する原動力を生み出す。
○ 高度な次元での英語教育科目の提供
交渉力や演劇、模擬国際会議などの科目を加えることで、学生が意見の相違を乗り越えられ
る水準、さらには人々の共感と感動を勝ち取ることのできる水準に達することを目指す。
○ セミナー論文指導の充実
数量的分析力、データ処理能力や英語での論文執筆力を強化することにより、学生の大学
院進学に対する学問的好奇心を刺激し、国際的に高い水準の実践力を強化する。
○ アカデミック・キャリア支援室
国内外の大学院への進学に関する情報を提供し、希望者にはGRE・GMATなどの対策を含む受験指導を行う。
○ 教育効果の可視化
電子ポートフォリオを導入し、入学直後から卒業前のセミナー論文執筆までの学生の知的習熟度を記録することにより、学習成果を可視化
し、本学の教育目標に対する達成度を確認・評価できるようにする。
■ 語学力を向上させるための入学時から卒業時までの一体的な取組
○ 入試における中等教育段階までの外国語力・留学経験等の適切な評価
特別選抜試験:一定の英語力要件+個別学力試験での英語論文筆記試験、英語での面接による評価
一般選抜試験:センター試験の結果+個別学力試験による英語小論文による評価
AO・高校留学生入試:英語資格+高校在学中の1年間程度の留学(30単位を取得)または国際バカロレアの修了資格による評価
○ 効果的な語学教育及び教育体制
セミナー研究論文指導教員によるリサーチ指導、英語論文執筆指導、プレゼンテーション訓練により、論理的な英語の運用力を高める。能動
的学修支援センターによるライティング指導、交渉力や模擬国際会議など高度なレベルのワークショップ、英語科目を提供する。
■ 教員のグローバル教育力の向上
○ 教育体制のグローバル化
国際公募等により、東アジアにおけるグローバル教育の充実という理念に共鳴する外国人教員および国際教育力の高い日本人教員の質と数
を維持するほか、海外大学等との交換講義を活用し、学生が日本にいながらにして、世界各国の大学の講義を受講できる状況を作り出す。
○ グローバル教育力向上のための取組
(1) 海外大学との交換講義実施により教員の人的ネットワークを構築・強化し、世界水準の教育力を実践的に獲得する。
(2) 留学前の学生の学術英語力の向上を課題としたFD研修会(能動的学修支援センター主催)や、電子ポートフォリオ導入により可視化さ
れる教育効果を分析し、全学的な教育力強化を図るFDを実施する。
■ 日本人学生の留学を促進するための環境整備
○ 動機付けや留学を促進するための取組+留学中から帰国後にわたるサポート体制
全学生に義務付けている1年間の海外留学での単位互換等のデータ分析を行い、教職員間で情報を共有することにより、個々の学生に対す
るより適切な留学指導へ繋げるほか、留学先となる提携大学のあり方や学修カリキュラム全体の中での留学の位置づけを再確認する。また、
留学前から留学中および帰国後にわたるサポートに関しては、アカデミック・アドバイザー、カウンセラー、国際センター、教務課、学生課、キャ
リア開発センターが、それぞれの業務として恒常的に行っている。
<参考>
卒業・修了時に学生が修得すべき具体的能力
国際教養大学が掲げる5つの教育目標
① 外国語コミュニケーション能力の熟達
② 様々な学問分野にまたがる広範な基礎知識
の統合
③ 知的自立性と意思決定能力
④ 自己の文化的アイデンティティの認識と異文
化への理解
⑤ グローバリゼーションに対する理解
 卒業時のTOEFL-ITP600相当の英語力を身につけた学生が
全体の75%。
 基盤教育課程で得た多様な学問分野の基礎的知識を各専門
教育課程での学修を通して発展させる。
 学内および留学先等での異文化体験を通して自他の分化に
ついての理解力を向上させる。
 研究テーマの選定、調査・分析、結果の検討、結論を自立的
に進め、英語でセミナー論文を執筆できる能力を修得させる。
本構想において実現する達成目標及び実績
達成実績
全
達成目標
学
2011
2012
2013
2014
2015
2016
外国語力スタンダード
を満たす学生数
71人
76人
96人
144人
うち海外留学
未経験者数 (A)
0人
0人
0人
0人
海外留学経験者数
(B)
178人
144人
192人
192人
192人
192人
卒業[予定]者数
(C)
178人
144人
192人
192人
192人
192人
100.0%
100.0%
100.0%
100.0%
71人( 0 )
76人( 0 )
96人( 0 )
144人( 0 )
比率
((A+B)/C)
卒業時の外国語力スタンダード
TOEFL ITP 600相当
海外留学経験者数
全
学
178人
144人
192人
192人
192人
192人
満
人
人
人
人
人
人
3 カ 月 ~ 1 年
178人
144人
192人
192人
192人
192人
人
人
人
人
人
人
178人
144人
192人
192人
192人
192人
3
カ
1
卒業[予定]者数
月
年
未
超
※1)学部数が多く、本表が1頁以内に収まらない場合は、「海外留学経験者数」の期間別内訳を省略してもかまわない。
※2)「外国語力スタンダードを満たす学生数」の学部ごとの記入欄の( )内は、外国語力スタンダードを満たす学生数のうち「単位取得を伴う海外留学
未経験」の学生数を示す。
※3)上記の「海外留学経験者数」は、いずれも単位取得を伴う海外留学経験者数であり、単位取得を伴わない海外留学経験者は含まない。
Type A
グローバル人材育成推進事業
Project for Promotion of Global Human Resource Development
国際基督教大学(学部入学定員:620人)
【構想の概要、育成するグローバル人材像】
本学が育成を目指すグローバル人材像は、以下のような資質を備え、地球市民として21世紀の世界を生き抜くことのできる
人材である。
1.個人の尊厳を重んじ、多様性を堅持する。2.地球全体の環境の中で個人や集団の活動を包括的に把握し、地球益(global
interest)に配慮しつつ、複合的な要因を持つテーマ(開発・人権・平和・生命等)に取り組む。3.あらゆる状況や問題の背景と本
質を迅速に把握し、将来を見据えて判断する。4.情報を分かち合い、目的意識を共有することによって、協働する人々と緊密
な関係を構築する。5.相手の心をつかむような効果的な手段を用いて、コミュニケーションを図る。6.異質な人々の意見を集約
し、リーダーシップを発揮して集団をまとめる。
【構想の目的】
世界を舞台に人類の平和と共存に実践的に貢献できる人材
を育てるという本学の教育目標を、さらに高いレベルで実現
することを目的としています。本学ではこの事業のスローガ
ンを”Expanding Potential”とし、その目的を明確にするととも
に、下記3つのアクションプランを通して、グローバル人材の
育成を推進します。
1. 「英語運用能力のさらなる伸長」
リベラルアーツ英語教育プログラム(ELA)履修学生に、諸外
国大学の留学許可判定に使用される英語運用能力試験
(IELTS)の受験を課すことで、プログラムの目標達成度を確
認すると同時に、留学への動機付けを行います。
2. 「英語開講専門科目履修を通じた情報発信能力
(ライティング)の涵養」
「学術論文を英語で正確に書く能力」を養成するため、英語
で開講される専門科目の中に、英文レポート作成の指導を
手厚く行う科目(Wコース)を設置し、専門科目担当教員の他
に、学生の英文レポート作成を支援するチューターを配置し
ます。
3. 「教育目的達成の具体的検証としての単位取得を
伴う海外留学」
本学の単位取得を伴う海外留学プログラムの内容・時期・期
間を更に多様化し、学生が参加しやすい環境を整備します。
【2012年度実績及び2013年度の予定】
1. IELTS受験、対策講座の実施
ELAを修了した学生がIELTSを受験したほか、受験予定の学
生を対象とした対策講座を実施しました。
2. Wコース導入に向けた準備
2013年度よりWコースの開設しました。2012年度は実際にコー
スに従事する予定の学生が参加するワークショップを実施す
るとともに、ライティングに関する教材等を網羅的に紹介する
ウェブサイトを作成しました。また、学生のライティングに対す
るアドヴァイスを実施するため、ライティングサポートデスクに
あるチュートリアルスペースを拡充しました。
ライティングサポートデスク(WSD)ウェブサイト
3. 新規プログラム導入に向けた準備
2013年度より交換留学先として、シドニー大学との交換留学
協定を締結するとともに、アメリカの著名なリベラルアーツカ
レッジの1つであるThe College of Woosterから関係教員を招
き、理系分野や4年次における卒業研究計画について協議の
上、2013年度から学生を派遣することとしました。
また、韓国サマープログラムとして高麗大学および延世大学
の短期留学プログラムを開始することも決定しました。
4. APAIEへの参加
香港において開催されたAPAIE(エーパイ/アジア太平洋地域
の国際教育交流団体)年次総会において本学の取組につい
て紹介しました。
Wooster関係者との協議
APAIEにおける発表
5. ウェブ作成
単なる事業自身を紹介する媒体としてのウェブサイトでは
なく、諸外国を含む他大学とのベンチマーキングなどを実
施し、本学の独自性を保ちつつも、世界基準に沿った効果
的なPRコンテンツ制作を目指しました。
<参考>
卒業・修了時に学生が修得すべき具体的能力
(1)英語運用能力のさらなる伸長
本学では、英語そのものを単体として学ぶのではなく、大学教育本来のリベラルアーツにふさわしい形態と内容的な連関を
もって学ぶ、というコンセプトのもとに、「リベラルアーツ英語プログラム」(ELA: English for Liberal Arts Program)を提供してい
る。このプログラムを通して、学生が英語によるアカデミックスキルを身につけて本学の英語開講科目を履修し単位を取得で
きるようになることと在学中などに海外の大学へ留学して単位を取得できるようになることを目指し、本構想においては、学
生が修得すべき能力として、諸外国大学の留学許可に際して判定に使われる「総合点 6.5」 という数字をその目標水準とし
ている。
(2)英語開講専門科目履修を通じた情報発信能力(ライティング)の涵養
グローバル人材として世界に貢献するためには、幅広い教養と深い専門性に裏打ちされた自身の考えを構築し、それを適切
に表現する情報発信能力が不可欠である。本構想においては、書き言葉による情報発信能力の向上を主要な学習目標の
一つに据えた科目(Wコース)を設置し、「英語で書く能力」を養う。全学生が卒業論文を作成する卒業研究でも、英語による
論文作成が強く奨励されており、Wコース導入による英語で卒業論文を作成する学生数の増加を目指す。
(3)教育目的達成の具体的検証としての単位取得を伴う海外留学
学生が真のグローバル人材へと成長できたか否かは、海外の大学で実際に英語の授業を受け、ディスカッションに参加し、
レポートを提出して成績の評価を受ける、というプロセスによりはじめて確認できる。これは、本学の教育の成果が第三者機
関による客観的評価を得ることに他ならない。本構想では、海外留学プログラムの内容や時期・期間を多様化することにより、
さらに多くの学生が留学できる環境の構築を目指す。
本構想において実現する達成目標及び実績
達成実績
全
達成目標
学
2011
2012
2013
2014
2015
2016
外国語力スタンダード
を満たす学生数
255人
275人
293人
303人
うち海外留学
未経験者数 (A)
91人
73人
82人
85人
海外留学経験者数
(B)
307人
290人
337人
375人
383人
392人
卒業[予定]者数
(C)
691人
570人
650人
650人
650人
650人
65.8%
68.9%
71.5%
73.4%
180人(36)
200人(23)
218人(32)
228人(35)
比率
((A+B)/C)
卒業時の外国語力スタンダード
4
月
入
学
者
IELTS 6.5
海外留学経験者数
295人
284人
317人
350人
358人
367人
満
242人
210人
222人
257人
260人
264人
3 カ 月 ~ 1 年
53人
74人
95人
93人
98人
103人
0人
0人
0人
0人
0人
0人
611人
515人
575人
575人
575人
575人
75人(55)
75人(50)
75人(50)
75人(50)
3
カ
1
月
未
年
超
卒業[予定]者数
卒業時の外国語力スタンダード
9
月
入
学
者
IELTS 6.5
海外留学経験者数
12人
6人
20人
25人
25人
25人
満
7人
2人
3人
3人
3人
3人
3 カ 月 ~ 1 年
5人
4人
17人
22人
22人
22人
1
0人
0人
0人
0人
0人
0人
80人
55人
75人
75人
75人
75人
3
カ
卒業[予定]者数
月
年
未
超
※1)学部数が多く、本表が1頁以内に収まらない場合は、「海外留学経験者数」の期間別内訳を省略してもかまわない。
※2)「外国語力スタンダードを満たす学生数」の学部ごとの記入欄の( )内は、外国語力スタンダードを満たす学生数のうち「単位取得を伴う海外留学
未経験」の学生数を示す。
※3)上記の「海外留学経験者数」は、いずれも単位取得を伴う海外留学経験者数であり、単位取得を伴わない海外留学経験者は含まない。
グローバル人材育成推進事業
Type A
Project for Promotion of Global Human Resource Development
中央大学(学部入学定員:5,507人)
【構想の目的・育成するグローバル人材像】
本構想の目的は、知識基盤社会の到来とグローバル化の急速な進展に伴うグローバル人材が求められる場面・局面の多様化
に対応するため、「地球規模での諸課題に的確に対応できる多様なグローバル人材を養成すること」にある。本構想では、①グ
ローバル・ジェネラリスト、②グローバル・リーダー、③グローバル・スペシャリストの3つの人材像を措定し育成する。
【構想の概要】
本構想は、本学学士課程教育をベースとしつつ、6つのワーキンググループ、17のグローバル事業推進支援プロジェクトにより、
育成体制を支える基盤となる教育手法・教材開発、FD・SDのソフト面、さらに環境整備によるハード面の取組から構成される。
■ 教育課程の国際通用性の向上
○ 教育課程の国際通用性の向上のための取組
平成25年3月に文学部SENDプログラムでマレーシア工科大学との国際遠隔授業を実施。同プログラム夏季実習先を開拓す
るため、17の海外大学との交渉を継続している。平成25年度から法学部で「Japanese Law in English」、経済学部で「グローバ
ル・フィールド・スタディーズ」、商学部で「グローバル・スチューデント育成講座」等を開講。
○ 戦略的な国内外への教育情報の発信
平成25年2月に特設Webページを立ち上げ、育成するグローバル人材像、構想概要、
イベント予定・実施報告の発信体制を整備した。3月に国際基督教大学、筑波大学、東
京工業大学の3大学の協力を得てシンポジウム開催。同時Web配信には4,000を超える
アクセスがあった。
○ 事務体制のグローバル化
英語運用能力の高い職員を採用するだけでなく、海外拠点整備・インターンシップ実施
のため、職員がロサンゼルス・上海に出張し、在外日本企業・海外同窓会との交渉等を
通じOJTを行った。
■ グローバル人材として求められる能力の育成
〈イベント開催のみならず、外国語講座、
外国語学習アドバイスも受けられる
インターナショナル・ラウンジ〉
○ グローバル C-compass開発
3つのグローバル人材像の持つ行動特性を抽出し、コンピテンシーという視点から評価指標について検討した。従来の6分野を
7分野に増やし、5段階から6段階に変更して評価指標を完成し、ポートフォリオを含む評価システムの開発に着手した。
○ 新型留学制度の開発、学部横断型教育プログラムの拡大、国際連携推進
学部横断型日本語教育プログラム「中央大学SENDプログラム(日本語教育)」を開設。平成24年度は春休みに第1期生32名を
ロンドンの英国国際教育研究所に派遣し日本語教育に関する専門科目を学修させた。平成25年度はこれらの学生を日本語教
師TAとして、タイ、フィリピン、ベトナム、オーストラリア等の海外協定校15校へ派遣し、日本語教育実習を行う準備を整えた。
○ 教材・教授法・評価法の開発
法律、日本史、国文学の英語教材の開発に取り組み、平成25年秋から法学部「Japanese Law in English」の開講準備を整えた。
■ 語学力を向上させるための入学時から卒業時までの一体的な取組
○ 効果的な語学教育の実施及び教育体制の整備
平成24年度、文学部では“Introduction to historical studies(Ⅱ)”、”中国語で学ぶ日本と中国(Ⅱ)” 等、外国語で行う教養科
目授業を増加して実施。平成25年2~3月には、グローバル規模で活躍する学生の育成を目指す取り組みの一環として、就職活
動や入社後に重視されるTOEIC®と、海外留学に必要となることが多いTOEFL®に備え「TOEIC・TOEFL集中講座」を全学的に
開催。延べ約600名が受講した。平成25年度から理工学部では英語ロジック検定の受験必修化。対策講座も実施。
■ 教員のグローバル教育力の向上
○ 教育体制のグローバル化
平成25年2月に英語による教授法に関するFDとして、ブリティッシュカウンシルによる教員研修を実施した。4月から法学部にて
ドイツ国籍の外国人教員(法律専門教育担当)を任用する等、グローバル教育力向上のためのインセンティブを図った。
■ 日本人学生の留学を促進するための環境整備
○ 動機付けや留学を促進するための取組
多摩キャンパス学生食堂棟に大型マルチ画面を備えた「インターナショナル・ラウンジ」を開設。留学のための資料や海外放送
設備を完備。学生が常時海外のニュースに触れる機会を提供するだけでなく、英語学習支援アドバイザーが常駐。 同ラウンジ
開設記念式典では、平成24年度新規協定校となったハワイ大学から来賓を招聘。タイのタマサート大学と中継を結んだ記念講
演、留学経験者、SENDプログラム派遣学生、外国人留学生の体験報告を英語で実施。後楽園キャンパスにもインターナショナ
ル・ラウンジを開設。両ラウンジでは、学生有志による外国語談話会などが開催されている。また、留学の動機付けを高めるため、
および情報提供のために冊子『Go-Global』を作成し、当事業による活動を浸透させる取り組みを行った。平成24年12月にはイ
ンターナショナル・ウィーク第4回(テーマ:国連)を実施。元国連事務次長赤阪清隆氏をはじめとする講演会、パネルディスカッ
ション、国連機関・国際インターンシップ展示等を行い、グローバルな活動に関する啓蒙を行った。
○ 留学中から帰国後にわたるサポート体制
海外白門会(バンコク・上海・ジャカルタ・ロサンゼルス、ロンドンなど)を訪問。派遣の際の協力体制強化を図っている。また、上
記「グローバル C-Compass」にポートフォリオ機能を付け、学生の海外留学・実習経験を記録できるよう、開発を始めた。
<参考>
卒業・修了時に学生が修得すべき具体的能力
本学が本構想を通じて育成する3タイプのグローバル人材は、以下のとおりである。
1 グローバル・ジェネラリスト(GG)
幅広い教養とコミュニケーション力を身に付けた人。複数言語を用いて文化的背景の異なる人と協同できる人。母国のみ
ならず他国の歴史や文化を理解し、異なる価値観にも適切に対応できる人。
2 グローバル・リーダー(GL)
異文化・多文化理解力と高度な外国語コミュニケーション能力を身に付けた人。文化的背景の異なるメンバーの中でバラ
ンス感覚を持ち合わせ、提案できる人。多様性を活かし、創発をリードして相乗効果を生み出せる人。
3 グローバル・スペシャリスト(GS)
専門領域での外国語コミュニケーション能力を身に付けた人。専門的知識を社会システム全体の中で位置付けられる人。
論理的思考力を持って、新たな価値を生み出すことができる人。
本構想において実現する達成目標及び実績
達成実績
全
達成目標
学
2011
2012
2013
2014
2015
2016
外国語力スタンダード
を満たす学生数
351 人
458 人
571 人
662 人
うち海外留学
未経験者数 (A)
182 人
229 人
304 人
341 人
海外留学経験者数
(B)
卒業[予定]者数
(C)
184人
183人
279 人
345 人
701 人
903 人
6,259人
5,959人
5,690 人
5,893 人
6,055 人
5,841 人
8.1 %
9.7 %
16.6 %
21.3 %
90 人(70)
100 人(70)
120 人(90)
130 人(90)
比率
((A+B)/C)
法
学
部
経
済
学
部
商
学
部
理
工
学
部
文
学
部
総
合
政
策
学
部
卒業時の外国語力スタンダード
海外留学経験者数
卒業[予定]者数
卒業時の外国語力スタンダード
海外留学経験者数
卒業[予定]者数
卒業時の外国語力スタンダード
海外留学経験者数
卒業[予定]者数
TOEIC 730
46人
45人
50 人
52 人
142 人
176 人
1,460人
1,481人
1,410 人
1,458 人
1,551 人
1,386 人
20 人(18)
30 人(24)
40 人(30)
50 人(36)
TOEIC 700
17人
29人
38 人
50 人
135 人
179 人
1,124人
1,133人
1,070 人
1,048 人
1,131 人
1,101 人
88 人(50)
100 人(50)
113人(53)
125人(50)
TOEIC 700
34人
28人
40 人
50 人
166 人
185 人
1,261人
1,253人
1,200 人
1,170 人
1,200 人
1,200 人
18 人(10)
48 人(33)
78 人(61)
97 人(77)
卒業時の外国語力スタンダード
TOEIC 700
海外留学経験者数
7人
6人
14 人
15 人
21 人
58 人
1,060人
911人
811 人
905 人
951 人
935 人
75 人(10)
100 人(20)
120 人(30)
140 人(40)
卒業[予定]者数
卒業時の外国語力スタンダード
海外留学経験者数
卒業[予定]者数
卒業時の外国語力スタンダード
海外留学経験者数
卒業[予定]者数
TOEFL iBT 79 等
58人
44人
65 人
80 人
113 人
155 人
1,101人
951人
934 人
1,019 人
927 人
939 人
60 人(24)
80 人(32)
100 人(40)
120 人(48)
TOEFL iBT 80 等
22人
31人
72 人
98 人
124 人
150 人
253人
230人
265 人
293 人
295 人
280 人
Type A
グローバル人材育成推進事業
Project for Promotion of Global Human Resource Development
早稲田大学(学部入学定員:9,480人)
【構想の目的・育成するグローバル人材像】
「Waseda Vision 150」 では、「世界に貢献する志をもった学生」、「世界の平和と人類の幸福の実現に貢献する早稲田の研究」、「グローバ
ルリーダーとして歓びを持って汗を流す卒業生」を3つの柱とし、「教育・研究の質を飛躍的に向上させ、世界に貢献する大学であり続ける」こ
とを早稲田大学の中心的目標として提示している。「グローバル人材」とは、世界・そして日本のいかなる場所・場面(Global, Regional,
National, Local)においても、グローバルな視点を持って課題の解決に貢献する人材のことを指す。そうした人材は、幅広い知識や優れた知的
能力(叡智)はもちろん、奉仕・勇気・チャレンジ精神等の高い精神性(志)、そして問題解決能力や物事を最後までやり遂げる力(実行力)
を兼ね備えている必要がある。
【構想の概要】
本構想では、前述のグローバル人材の育成を目指し、本学学生の海外での国際的な学びと国内での国際的な学びの機会を、 「学部生全員の海外
留学」と「知識と実践の学びのスパイラル」によって量・質ともに飛躍的に拡充する。「学部生全員の海外留学」は、10年後の2022年度までに、
全学部生(約8,000名)を卒業までに一度は海外への留学を体験させるというものである。「知識と実践の学びのスパイラル」とは、全学部生に
海外留学の機会を与えるのみならず、全学共通教育センターを設置することによって、留学前には外国語教育を、そして留学後には世界の文
化・歴史・社会を世界中の言語で学ぶ機会を提供する。
これらのほか、グローバル化を推進する学内体制の整備として、第三者評価委員会及び海外協定校をオブザーバーとして構想実施委員会を設
置する。また、他大学のグローバル化を牽引すべく、「グローバル人材育成普及企画会議」を設け、国内外の大学をメンバーとし、グローバル
人材育成プログラム及び大学の国際化推進のためのノウハウを、ワークショップやシンポジウムを通して積極的に提供していく。
■ 教育課程の国際通用性の向上
■ 語学力向上のための入学時から卒業時までの
一体的な取組
○ 教育課程の国際通用性の向上のための取組
○
シラバスのさらなる充実・多言語化、ナンバリング全導入を目指す。
また、体系的カリキュラム、GPAとその活用、単位制度の実質化、双方
向授業、アクティブ・ラーニング、TAの授業への活用等の実施に向け
整備を進めている。
○ 戦略的な国内外への教育情報の発信
国内外にて受験生や外部研究者・機関等情報の受け手側のニーズを調
査し、海外には現地語による発信強化を図る。特に国内では、採択大
学東日本第二ブロック会議、グローバル人材育成推進事業会議関連の
シンポジウムや全体イベントを通して現状課題、開発の促進の議論を
行い情報共有を行っている。また、成果や課題についても評価を話し
合い今後に繋げる。
○
事務体制のグローバル化
日本以外の国・地域出身の職員を増やし、外国人教員・交換研究員の
受け入れを支援する一元的なシステムを構築する。また、英語以外の
需要の高い言語については、高度な語学力を有するスタッフを国際部
門に配置し、多言語に対応した病気や子の就学、住宅斡旋等の支援も
強化する。
■ グローバル人材として求められる能力の育成
○
グローバル人材育成の取組
本学の中長期計画として、「Waseda Vision 150」の策定に取り組んで
おり、本構想で掲げるグローバル人材の育成を全学の最優先目標とし
て位置づけている。組織改組やカリキュラム改革も視野に入れた取り
組みを予定しており、学部や部局を超えた連携を進め、教育課程にお
ける相乗効果をより一層強めることとする。
○
語学教育環境を充実させ、全学的な教育システムを構築し、英語
による学位プログラムを新規導入するなど、入学から卒業までの
体系的な語学教育プログラムを実施する。
○
海外短期留学プログラム開発においては、英語プログラムの拡充
以外に中、朝、仏、西、露、伊の短期プログラムの新規開発及び
拡充に力を入れて、2013年度は、62大学、1,384名のプログラムを
用意する。
海外長期プログラムでは、1セメスターの留学プログラムの開発に
力を入れて、英語2プログラム、中国語1プログラム新規に設置し
た。また、学費相互免除の交換留学プログラム新規開発にも注力
して、7大学、15名のプログラムを新たに設置した。
特色ある留学プログラムとして、インターンシップとセットにし
たプログラムを開発し、北京、台湾、シンガポール、タイ、ドイ
ツ、パリ等で実施を予定している。また、学部カリキュラムにビ
ルドインしたプログラムの実施も拡充に努めており、政治経済学
部、商学部、社会科学部、理工学部に、新たに留学プログラムを
設置した。
学内では、留学インフォメーションルームの拡充、グローバル・
キャンパスの学生生活・環境整備を行い、課外活動のより一層の
充実を図る。
〇
○
○
入試における中等教育段階までの外国語力・留学経
験等の適切な評価
TOEFL等のスコアを入試の際に評価項目として取り入れ、入学志願者の
留学経験や在外経験等を評価する。また、世界の各地域から多様で優
秀な学生を獲得するため「入試開発オフィス」を設置し入学センター
の体制を強化する。
○
効果的な語学教育及び教育体制
プレイスメントテストやアセスメントテスト(TOEFL,TOEIC,WeTEC等)
による習熟度別語学クラスの編成及び効果的な語学教育の全学的な仕
組みを、教務部及び国際部が中心となり整備していく。習熟度別の英
語クラスの設置に加えて、グローバルエデュケーションセンターにお
ける語学教育の強化、様々な長期短期留学プログラムによる国際教育
プログラムの推進、留学後の英語・その他外国語による教養・専門科
目の提供を中心とした留学後のフォローアップ教育を行う。このほか、
学生の語学力向上度の測定による教育効果の分析と語学教育への
フィードバックを実施し、外国語で論理的に説明し、他者と議論でき
る力を養成するための少人数語学教育の導入、留学先の大学で専門科
目レベルの履修が可能な力を養成するための留学前準備教育を設置す
る。
■ 教員のグローバル教育力の向上
○
グローバル教育力向上のための取組
学内における連携を強化し、教員の教育力を評価する取組を新たに取
り入れる。ファカルティ・ディベロップメントを通して、海外の大学
における教育活動の機会を設け、グローバル教育力向上を図る。
○
教育体制のグローバル化
国際公募による外国人教員の採用を推進し、海外での教育経験または
外国語による教育経験のある教員を採用した。
■ 日本人学生の留学を促進するための環境整備
○
動機付けや留学を促進するための取組
留学適正検査システムを開発し選考の段階で学生自身にも留学の適正の確
認を客観視させ、留学中のリスクの削減を図る。また、2013年秋実施を目指
し留学ポートフォリオシステムを独自に開発中。留学前から帰国後までの学習
記録を掲載することができる媒体で、レポートや科目履修歴等の情報が公開
可能。学生間の情報交換の場として活用を図る。また、留学準備講座では英
語に加えて、中国語を新設した。さらに、留学インフォメーションセンターの更
なる周知を図るべく、22号館のレイアウト見直しが進んでいる。
○
留学中から帰国後にわたるサポート体制
派遣留学中の学生に対して緊急時対応におけるサポートデスクを設置。
危機管理用海外携帯電話サービスを提供するなどリスク管理体制を強
化させたほか、帰国後には産業界との連携等による就職支援を行う。
また、留学中から帰国後にわたって履修アドバイザー等を配置し、サ
ポート体制を強化させる。
<参考>
卒業・修了時に学生が修得すべき具体的能力
グローバルな視点を持って
、“Global・Regional・
National・Local”の
どの場においても 課題解
決に貢献する人材として、「
叡智」「、志」、「実行力」の3
つの能力・資質を持ち備え
た人材の育成を目指す。
・広い国際的教養
・異文化理解力
・高い専門性と分析力・考察力
・言語・コミュニケーション力
・自律的・批判的思考能力
・世界の平和と豊かさへの希求
・勇気・チャレンジ精神
・奉仕と感謝の心
・高い道徳心と倫理観
・アイデンティティ
本構想において実現する達成目標の設定 【学部数に応じて必要ページ以内】
全 学
2011
2012
外国語力スタンダード
を満たす学生数
うち海外留学未経験
者数
(A)
海外留学経験者数
1,701人
1,824人
(B)
卒業[予定]者数
9,549人
9,847人
(C)
比率
((A+B)/C)
政治経済
学部
法学部
教育学部
商学部
社会科学部
人間科学部
スポーツ科
学部
国際教養
学部
文化構想
学部
文学部
基幹・創造・先
進 理工
学部
卒業時の外国語力
スタンダード
海外留学経験者数
卒業[予定]者数
卒業時の外国語力
スタンダード
海外留学経験者数
卒業[予定]者数
卒業時の外国語力
スタンダード
海外留学経験者数
卒業[予定]者数
卒業時の外国語力
スタンダード
海外留学経験者数
卒業[予定]者数
卒業時の外国語力
スタンダード
海外留学経験者数
卒業[予定]者数
卒業時の外国語力
スタンダード
海外留学経験者数
卒業[予定]者数
卒業時の外国語力
スタンダード
海外留学経験者数
卒業[予定]者数
卒業時の外国語力
スタンダード
海外留学経験者数
卒業[予定]者数
卒業時の外国語力
スタンダード
海外留学経験者数
卒業[予定]者数
卒業時の外国語力
スタンダード
海外留学経験者数
卒業[予定]者数
卒業時の外国語力
スタンダード
海外留学経験者数
卒業[予定]者数
【実行力】
【志】
【叡智】
・課題発見能力
・本質を見抜く洞察力
・人と協力し周囲をまとめる力
・物事を最後までやり遂げる力
・力強さ・タフさ
2013
2014
2015
2016
2,102人
2,576人
3,179人
3,766人
670人
695人
730人
815人
2,455人
2,907人
3,441人
3,997人
10,180人
10,180人
10,260人
8,900人
30.70%
35.40%
40.70%
54.10%
300人(10)
391人(15)
474人(20)
566人(30)
176人
253人
322人
392人
472人
983人
1,047人
1,000人
1,030人
1,030人
TOEFL iBT 71
350人(220) 360人(175) 380人(180)
(WeTEC 700)
562人
900人
TOEFL iBT 80
70人
123人
794人
856人
TOEFL iBT 71
(WeTEC 700)
63人
1,085人
109人
1,073人
TOEFL iBT 80
(TOEIC 750)
234人
1,009人
128人
1,048人
TOEFL iBT 71
(WeTEC 700)
119人
712人
103人
780人
TOEFL iBT 71
(TOEIC 675)
151人
611人
150人
621人
TOEFL iBT 71
(TOEIC 675)
118人
463人
88人
439人
TOEFL iBT 100
537人
658人
570人
649人
TOEFL iBT 80
(WeTEC 755)
91人
900人
109人
883人
TOEFL iBT 80
(WeTEC 755)
88人
736人
135人
747人
TOEFL iBT 71
(TOEIC 675)
54人
56人
1,598人
1,704人
145人
800人
400人(185)
190人
800人
210人
800人
230人
740人
177人(80) 240人(110)
300人(60)
360人(60)
111人
1,200人
141人
1,200人
251人
1,200人
311人
960人
130人
( 10 )
200人
( 15 )
350人
( 20 )
500人
(30)
305人
1,000人
345人
1,000人
405人
1,000人
510人
900人
200人(100) 250人(100) 330人(100)
350人(100)
186人
880人
211人
850人
281人
930人
361人
630人
100人(5)
150人(5)
200人(5)
300人(5)
258人
600人
308人
600人
345人
600人
405人
560人
80人(10)
120人(10)
180人(10)
225人(20)
158人
450人
208人
450人
265人
450人
300人
400人
325人(0)
325人(0)
325人(0)
325人(0)
580人
650人
590人
650人
600人
650人
620人
620人
170人(70)
170人(30)
170人(30)
170人(10)
120人
1,000人
157人
1,000人
184人
1,000人
206人
860人
70人(5)
70人(5)
70人(5)
70人(5)
200人
800人
280人
800人
328人
800人
362人
660人
200人(160 )
300人(230)
400人(300)
500人(370)
70人
1,800人
85人
1,800人
100人
1,800人
130人
1,670人
WeTEC
※WeTEC とはWeb-based Test for English Communication の略称で、インターネットを利用した英語コミュニケーショ
ン能力判定テストである。株式会社 教育測定研究所の作成するテストCASECを早稲田大学がより学部生に適合するように
調整したものである。WeTECは、個人の能力に合わせてテスト問題を変化させていく適応型のテストシステムであり、従来
のペーパーテストに比べて短時間で正確な測定が可能である。
外国語スタンダードの一部に使用しているWeTECとTOEFL(iBT)との換算は、右記のように定めている。
354
524
595
648
755
以上524 未満
以上595 未満
以上648 未満
以上 755 未満
以上
TOEFL (iBT)
29
48
57
64
80
以上
以上
以上
以上
以上
48
57
64
80
未満
未満
未満
未満
グローバル人材育成推進事業
Type A
Project for Promotion of Global Human Resource Development
同志社大学(学部入学定員:5,780人(平成24(2012年)度))
【構想の目的・育成するグローバル人材像】
同志社本学は、建学の精神である「良心教育」を実現するため、教育理念として「キリスト教主義」、「自由主義」並びに「国際主義」を掲げてい
る。 本構想は、高度な外国語運用能力を基礎的資質としつつも、キリスト教の徳育に基づき、自由でのびやかな進取の気性に溢れ、「良心を
手腕に運用する」ことのできる、「考動する」グローバル人材(Global Competenceを有する人材)を輩出することを目的とする。
【構想の概要】
本構想では、有機的に連携した2つの教育プログラムである、留学を含む教育実践取組の「留学型」と、国内にいながらグローバル人材と成り
得る教育を実践する取組の「国内型」を設定する。これによって、最終年度には「留学型」1,800名、「国内型」1,200名のグローバル人材を育成
できる環境・プログラムを創出する。
■ 教育課程の国際通用性の向上
○ 教育課程の国際通用性の向上のための取組
英語により授業を実施する教員を対象としたFD研修等の教員に対する教育支援の
実施と並行し、ナンバリング制度導入準備のため、最初に導入を開始する学部と折衝
を開始した。
また、学生の主体的な学びに対する全学での支援体制構築を行った。具体的には、
ラーニング・コモンズでのアカデミック・インストラクターを中心とした学生の能動的学修を推進す
る活動の展開や、留学コーディネーターを中心とした留学奨励・支援活動を展開した。
○ 戦略的な国内外への教育情報の発信
事業初年度の戦略として、新聞、ビジネス雑誌、受験情報誌、テレビCM等のメディア媒
体を通じて、本事業及び本事業における本学のグローバル化への取組について広く
社会へ周知し、グローバル人材育成に対する本学の積極的な姿勢を打ち出した。ま
た、国際センターのFacebookを構築し、国内外に本学取組を発信する環境を整えた。
○ 事務体制のグローバル化
職員の外国語能力向上のための研修体制強化の一環として、平成25年度より語学資格試験受験料補助制度を新たに導入し、
TOEICや中国語検定にかかる試験受験料補助を独自予算で行う。
■ グローバル人材として求められる能力育成
▲
ラーニング・コモンズ内 共修スペース
○ 授業科目の新設
グローバル人材として必要な知識・語学能力の育成を目的として、 「Intensive Courses
for TOEFL(Practice/Tutorial)」や「グローバル人材関連科目(日本近現代史/世界近
現代史/世界の宗教)」等の、正課科目の開設準備を進め、予定通り平成25年度より
科目提供を開始した。
○ 外国人留学生との共修環境等の創出
コミュニケーション能力・自律学習能力育成の一助として平成25年度4月に開設したラーニン
グ・コモンズでは、CNNやアルジャジーラを含めた世界約170種の海外放送の視聴や、世
界92ヵ国48言語約2,000紙の新聞データを閲覧できる環境整備に加え、スタディーアブ
ロードプログラム(SAP)センター所蔵の専門英語文献を日本人学生でも閲覧できるよう新た
な国際図書室「Doshisha Global Archives」を整備した。
■ 語学力を向上させるための入学時から卒業時までの一体的な取組
○ 効果的な語学教育及び教育体制
学生自身にグローバル人材像を意識させ、外国語能力向上、留学も視野に入れた学習計画、そのフォローアップを目的とする「Go
Global ポートフォリオ」を構築、平成25年4月より試験的に導入し、平成26年度からの本格運用を目指す。
また、「Intensive Courses for TOEFL(Practice/Tutorial)」の開設準備は平成24年度の早期段階から開始、学生への事前の
説明・周知活動が奏功し、開講初年度となる平成25年度春学期には定員360名に対して1,200名超の受講希望があり、次年
度以降の受講者数増を含めたプログラムの有効な運営方法に向けて更に検討を進めている。
■ 教員のグローバル教育力の向上
○ グローバル教育力向上のための取組
学生の外国語能力向上施策を検討する「外国語能力向上部会」及び学生向け各種留学
プログラム開発・拡充を目的とした「留学促進部会」を新たに設置し活動を行った。平成25年
度も引き続き部会を継続し、計画した事業の実施、拡充を図る。また、実践的英語教育の
ための教員向け研修会を開催した。
■ 日本人学生の留学を促進するための環境整備
○ 動機付けや留学を促進するための取組 / 留学中から帰国後にわたるサポート体制
留学に必要となる具体的な情報提供に加え、留学の意義や効果など経験に基づいた助言を行うことを目的として、海外で
のビジネス経験豊富な留学コーディネーターを雇用し、留学の意思決定前後から留学に至るまでの支援体制を整えた。
短期間ながら学生間での認知度は高く、現在約40件/週程度の個別相談が行われている。今後はラーニング・コモンズ内に留
学アシスタント(海外有力大学からの交換留学生等)を配置し、日常的に外国語で交流できる場を創出する。
<参考>
卒業・修了時に学生が修得すべき具体的能力
同志社大学が目指すグローバル人材とは、良心に基づいて、自らの責任で思考し、行動できる、「良心を手腕に運用する」「考動する」人材
である。卒業時までに学生が修得すべき具体的能力としては、① TOEFL-iBT 79点を基本標準とする高度な外国語運用能力、② 日本と世
界の近現代史及び世界の諸宗教についての十分な理解力、③ 専門教育によって培われる専門領域の知識、④ 他者を理解し、他者に配
慮できる、バランス感覚に優れた感性と品性、⑤ グローバル社会における「公正」と「正義」の実現を求める高度な倫理性が挙げられる。
本構想において実現する達成目標及び実績
達成実績
全
達成目標
学
2011
2012
2013
外国語力スタンダードを満たす学生数
407人
2014
688人
2015
909人
2016
1,200人
うち海外留学未経験者数
(A)
224人
310人
443人
579人
海外留学経験者数
(B)
693人
729人
715人
1,109人
1,330人
1,800人
卒業[予定]者数
(C)
5,505人
5,679人
5,753人
5,950人
5,753人
6,015人
16.3%
23.8%
30.8%
39.6%
2( 1 )
4( 2 )
8( 4 )
9( 6 )
10/70
15/80
20/61
27/60
63( 19 )
87( 28 )
110( 35 )
120( 43 )
133/670
188/670
210/670
235/670
29( 0 )
40( 0 )
56( 15 )
63( 40 )
66/445
89/469
106/426
120/450
比率
((A+B)/C)
神
卒業時の外国語力スタンダード
海外留学経験者数/卒業[予定]者数
文
卒業時の外国語力スタンダード
海外留学経験者数/卒業[予定]者数
社会
卒業時の外国語力スタンダード
海外留学経験者数/卒業[予定]者数
法
卒業時の外国語力スタンダード
海外留学経験者数/卒業[予定]者数
経済
卒業時の外国語力スタンダード
海外留学経験者数/卒業[予定]者数
商
卒業時の外国語力スタンダード
海外留学経験者数/卒業[予定]者数
政策
卒業時の外国語力スタンダード
海外留学経験者数/卒業[予定]者数
文*情
卒業時の外国語力スタンダード
海外留学経験者数/卒業[予定]者数
理工
卒業時の外国語力スタンダード
海外留学経験者数/卒業[予定]者数
生*命
卒業時の外国語力スタンダード
海外留学経験者数/卒業[予定]者数
ス*健
卒業時の外国語力スタンダード
海外留学経験者数/卒業[予定]者数
心理
卒業時の外国語力スタンダード
海外留学経験者数/卒業[予定]者数
G*C
【
英語】
卒業時の外国語力スタンダード
海外留学経験者数/卒業[予定]者数
G*C
【
中国語】
卒業時の外国語力スタンダード
海外留学経験者数/卒業[予定]者数
G*R
卒業時の外国語力スタンダード
海外留学経験者数/卒業[予定]者数
TOEFL-iBT 79点相当
15/55
14/64
TOEFL-iBT 79点相当
140/655
143/666
TOEFL-iBT 79点相当
34/449
60/376
105( 70 )
125( 60 )
150( 50 )
155( 45 )
72/880
131/870
184/860
236/850
40( 40 )
60( 58 )
80( 78 )
90( 80 )
165/850
198/850
222/850
245/850
80( 60 )
110( 90 )
140( 110 )
148( 135 )
161/882
174/937
196/831
223/850
24( 0 )
34( 4 )
48( 9 )
58( 30 )
42/375
74/375
95/375
110/375
23( 7 )
31( 12 )
42( 19 )
47( 30 )
47/280
22/280
41/280
54/280
71/280
20( 18 )
40( 36 )
80( 74 )
95( 90 )
19/738
14/780
31/780
50/760
110/760
0( 0 )
10( 2 )
25( 16 )
48( 28 )
10/210
16/210
20/210
46/210
6( 5 )
12( 11 )
25( 22 )
39( 36 )
5/175
13/165
23/156
40/210
15( 4 )
20( 7 )
25( 11 )
28( 16 )
15/136
25/149
30/154
37/150
0( 0 )
74( 0 )
80( 0 )
80( 0 )
-/-
74/74
80/80
80/80
0( 0 )
41( 0 )
40( 0 )
40( 0 )
-/-
40/41
40/40
40/40
0( 0 )
0( 0 )
0( 0 )
180( 0 )
-/-
-/-
-/-
180/180
TOEFL-iBT 79点相当
70/870
77/920
TOEFL-iBT 79点相当
192/850
172/850
TOEFL-iBT 79点相当
149/846
132/881
TOEFL-iBT 79点相当
35/331
39/392
TOEFL-iBT 79点相当、国連英検A級相当
14/256
TOEFL-iBT 79点相当
11/780
TOEFL-iBT 79点相当
20/202
13/212
TOEFL-iBT 79点相当
5/135
3/160
TOEFL-iBT 79点相当
8/76
10/140
TOEFL-iBT 79点相当、IELTS6.0
-/-
-/-
中国語検定2級、漢語水平考試(HSK)5級
-/-
-/-
TOEFL-iBT 79点、CEFR B1相当
-
-
*文情:文化情報学部、生命:生命医科学部、ス健:スポーツ健康科学部、GC:グローバル・コミュニケーション学部、GR:グローバル地域文化学部
単位(人)
※構想調書において各学部の達成目標として設定していた海外留学経験者数に一部卒業[予定]者数に該当しない数値が計上されていたため、正確な数値へ修正した。
但し、最終年度における達成目標数値の変更はない。
※1)「外国語力スタンダードを満たす学生数」の学部ごとの記入欄の( )内は、外国語力スタンダードを満たす学生数のうち「単位取得を伴う海外留学
未経験」の学生数を示す。
※2)上記の「海外留学経験者数」は、いずれも単位取得を伴う海外留学経験者数であり、単位取得を伴わない海外留学経験者は含まない。
Type A
グローバル人材育成推進事業
Project for Promotion of Global Human Resource Development
関西学院大学(学部入学定員:5,450人)
【構想の目的・育成するグローバル人材像】
本構想は、スクールモットー「“Mastery for Service”(奉仕のための練達)」を体現する「世界市民」の育成を教育目的としてき
た本学の取り組みを、さらに拡大・発展させるものである 。
本学では、これまで「国際性」「学際性」「実践性」という3つの特色ある教育を行ってきた。この教育の特色から、「確立した個
人」を基礎として、「国際的知識・技能」「専門的知識・技能」「マネジメント知識・技能」の3つの知識・技能を備えた人材、本学
が考える「実践型グローバル人材」像を導き出した。
【構想の概要】
本学では「実践型グローバル人材育成システム」として、「実践型”世界市民”育成プログラム」を構築する。Certificateの授与
を行う3つのコース(登録制)によって、「グローバルリーダー」50名、「グローバルエキスパート」150名、「グローバルシティズ
ン」500名の計700名を育成する。
この構想のために、新たな教育カリキュラムの構築や教員配置、留学を支援する体制の強化、自習・協働学習スペースの拡
充、コース修了者へのキャリアサポート、外国語力や海外経験を評価する入試制度の構築、教員のグローバル教育力の向上、
などの支援体制をとる。
また、本構想において、「グローバル人材育成関西地区大学連携ネットワーク」を創設し、本学のこれまでの国際化の実績と
本構想による取組を、学外、特に西日本の大学のフロントランナーとして波及させていくことを目指す。
■ 教育課程の国際通用性の向上
○ 教育課程の国際通用性の向上のための取組
【学士課程教育の質的向上に向けた取組】
科目のナンバリング(ゾーン・ナンバー制)が2学部で導入された。また、2013年秋から
の新シラバスシステムへの移行作業が進行中である。
【能動的学習を推進する教育方法の改善】
「世界市民論」、「グローバルキャリアデザイン入門」を新設することにより学修の目的
を明確化し、より能動的な学修を行うための下地を整備した。(2013春学期履修者数
世界市民論:177名 グローバルキャリアザイン入門:155名)
これに加え、学生が学修目標に向かって4年間の学びを計画、実践、振り返りのサイク
ルで学び、修得技能の確認を行えるポートフォリオシステムを構築した。
○ 戦略的な国内外への教育情報の発信
「世界市民グローバルフォーラム」を2回開催した。第一回ではフラビア・パンシエーリ国連
ボランティア計画事務局長を、第二回ではアンゲラ・ケイン国連軍縮担当上級代表を招き、
本構想に加え本学と国連との関係性を周知した。(来場者数 第一回:150人 第二回:120人)
さらに、Webサイト、事業紹介用パンフレットにより事業内容全体を公表した。
【実践型”世界市民”育成プログラム】
○ 事務体制のグローバル化
全学のグローバル化を推進する 「グローバル人材育成推進事務室」を設置した。さらに「グローバル職員育成研修」実施による段階別職員
能力育成を行った。また、人事関係諸規定、自己点検評価・報告書を英文化した。
■ グローバル人材として求められる能力の育成
○ 「実践型グローバル人材育成システム」の構築
5つの科目群と4段階の学びのステージ、そしてそれを定性的、定量的な成果指標によって評価しCertificateを授与する「実践型”世界市
民”育成プログラム」を構築した。4月からの新学期開始1ヶ月ですでに700名を超える登録を受け付けた。
■ 語学力を向上させるための入学時から卒業時までの一体的な取組
○ 入試における中等教育段階までの外国語力・留学経験等の適切な評価
4技能や留学経験を適切に評価する「グローバル入学試験制度」を平成26年入試から全学で導入することを決定した。
○ 効果的な語学教育及び教育体制
入学前集中講座である「Welcome Intensive English」と5段階の習熟度別英語学習のクラスの設定により、入門者から超上級者まで対応する
教育環境を整備した。
■ 教員のグローバル教育力の向上
○ グローバル教育力向上のための取組
教員が海外で教授法を学ぶ教育留学制度の募集を行い、平成27年度に派遣する4名の教員を決定した。さらに、教材翻訳の機会を提供し、
英語での授業実施に関するサポート体制を整備した。
■ 日本人学生の留学を促進するための環境整備
○ 動機付けや留学を促進するための取組
学生に有益となる留学情報を掲載するための「留学総合情報Webサイト」を既存Webサイト上に製作した。また、新規協定校開拓および、現地
で学生が日本語や日本文化紹介を行うモジュールを組み込んだ新規外国語研修プログラム実施の準備を進めた。他方、新規ボランティア派
遣プログラム「国際社会貢献活動」を構築し、2013年4月に派遣を行う学生の募集を行った。
留学希望者のスコアアップを図るため、無料のTOEFL対策講座、模試を2013年4月より実施する準備を整えた。
○ 留学中から帰国後にわたるサポート体制
海外留学を経験した学生の就職支援サイト「Offer Box Global」の開発に協力し、利用のための広報を行った。
<参考>
卒業・修了時に学生が修得すべき具体的能力
「実践型グローバル人材」に求められる知識や能力は、右図のように「確立した個人」を
基礎に、高い「専門的知識・技能」、優れた「国際的知識・技能」、実践的な「マネジメント
知識・技能」から成り立っている。
修得した知識・技能については、その能力の到達度を各種指標に応じて測定・評価する。
評価者は本プログラムに関わる教員及び学生自身が主に行うが、実践活動の成果発表会
などでは、産業界や国際機関より招聘する有識者による外部評価も行う。
また、定期的に学生の学習到達確認及びプログラムアセスメントを行い、その改善に
結びつける。
本構想において実現する達成目標
全
学
2011
2012
2013
外国語力スタンダードを満たす学生数
うち海外留学未経験者数
(A)
2014
2015
2016
337人
367人
414人
457人
59人
74人
91人
108人
海外留学経験者数
(B)
386人
390人
779人
869人
973人
1,005人
卒業[予定]者数
(C)
4,396人
5,250人
5,306人
5,308人
5,625人
5,450人
15.8%
17.8%
18.9%
20.4%
比率((A+B)/C)
卒業時の外国語力スタンダード
国
際
学
部
総
合
政
策
学
部
80人( 0 )
90人( 0 )
95人( 0 )
100人( 0 )
海外留学経験者数
-
人
-
人
253人
288人
316人
300人
卒業[予定]者数
-
人
-
人
253人
288人
316人
300人
32人( 5 )
30人( 7 )
40人( 8 )
50人(10 )
卒業時の外国語力スタンダード
海外留学経験者数
68人
71人
87人
110人
120人
130人
449人
615人
579人
532人
597人
580人
60人( 5 )
65人( 6 )
70人( 7 )
77人(10 )
海外留学経験者数
131人
115人
145人
155人
165人
180人
卒業[予定]者数
771人
802人
755人
793人
759人
770人
28人(12)
33人(13 )
40人(16 )
42人( 18 )
卒業時の外国語力スタンダード
経
済
学
部
TOEFL540
卒業[予定]者数
卒業時の外国語力スタンダード
文
学
部
TOEFL550
TOEFL540
TOEFL520
海外留学経験者数
卒業[予定]者数
卒業時の外国語力スタンダード
商
学
部
卒業時の外国語力スタンダード
卒業時の外国語力スタンダード
卒業[予定]者数
卒業時の外国語力スタンダード
海外留学経験者数
神
学
部
海外留学経験者数
卒業時の外国語力スタンダード
45人(10 )
50人( 15 )
55人( 16 )
58人( 18 )
39人
45人
66人
75人
82人
90人
649人
612人
648人
661人
645人
650人
40人(13 )
40人(14 )
45人( 17 )
50人( 18 )
36人
55人
81人
72人
85人
87人
540人
702人
657人
630人
655人
650人
34人(12 )
38人(15 )
43人( 20 )
48人( 22 )
53人
48人
50人
60人
75人
78人
616人
727人
645人
619人
685人
680人
5人(0 )
6人(1 )
7人( 2 )
8人( 3 )
24人
18人
35人
34人
40人
46人
297人
300人
345人
315人
316人
300人
1人(0 )
1人(0 )
2人( 0 )
3人( 1 )
2人
1人
2人
3人
4人
5人
27人
37人
28人
27人
35人
30人
7人(2 )
8人(3 )
10人( 4 )
13人( 6 )
4人
5人
5人
5人
7人
8人
402人
458人
417人
436人
504人
460人
8人( 2 )
TOEFL520
海外留学経験者数
卒業[予定]者数
5人(0 )
6人(0 )
7人( 1 )
海外留学経験者数
-
人
7人
10人
12人
14人
16人
卒業[予定]者数
-
人
303人
375人
363人
385人
350人
卒業時の外国語力スタンダード
教
育
学
部
65人
680人
TOEFL520
卒業[予定]者数
理
工
学
部
65人
728人
TOEFL520
卒業[予定]者数
卒業時の外国語力スタンダード
55人
644人
TOEFL520
海外留学経験者数
人
間
福
祉
学
部
45人
604人
TOEFL520
海外留学経験者数
卒業[予定]者数
法
学
部
25人
694人
TOEFL520
海外留学経験者数
卒業[予定]者数
社
会
学
部
29人
645人
TOEFL520
※1)学部数が多く、本表が1頁以内に収まらない場合は、「海外留学経験者数」の期間別内訳を省略してもかまわない。
※2)「外国語力スタンダードを満たす学生数」の学部ごとの記入欄の( )内は、外国語力スタンダードを満たす学生数のうち「単位取得を伴う
海外留学未経験」の学生数を示す。
※3)上記の「海外留学経験者数」は、いずれも単位取得を伴う海外留学経験者数であり、単位取得を伴わない海外留学経験者は含まない。
グローバル人材育成推進事業
Type A
Project for Promotion of Global Human Resource Development
立命館アジア太平洋大学 【 Ritsumeikan Asia Pacific University (APU) 】 (学部入学定員:1,200人)
【構想の目的・育成するグローバル人材像】
① 相互理解の立場で様々な国・地域の人々と協力できる国際感覚と国際的視野を身につけた日本人の養成
② 日本と諸外国の間の友好信頼関係の構築と各国・地域の将来の社会・経済の発展に寄与する人材の養成
【構想の概要】
入学~卒業後のキャリア形成まで全ての段階における教育強化、および国際水準の教育手法を大胆に導入する。特に、全て
の学生を対象とした初年次教育の強化と国際水準のFDを通じた授業の充実を通じて学修習慣を確立させ、キャリアと連動した
動機付けを強化することで、学生の能動的な英語学習、海外留学を促進する。また、学生の学習成果と大学全体の教育効成
果の評価・測定の取り組みにより、これらの成果を他大学と広く共有し、わが国全体のグローバル人材育成に貢献する。
■ 教育課程の国際通用性の向上
○ 教育課程の国際通用性の向上のための取組
・学生の学習成果の測定を行うValue Rubricsの検討(H24) → 初年次(新入生)対象に試行予定(H25)
・大学の教育課程や各種教育プログラムの検証のための IR(Institutional Research)に必要なデータウェアハウスサーバーの
整備、分析内容の設計(H24) → プレIRの実施、IR内容の最終的な確定予定(H25)
○ 戦略的な国内外への教育情報の発信
・ グローバルに活躍する本学卒業生に焦点をあてたキックオフイベント等、本事業における取組内容の発信のための
本事業専用のWebサイトの立ち上げ(H24)
○ 事務体制のグローバル化
・INU(本学加盟の大学間国際ネットワーク)の海外大学シャドウイング職員研修、米国EDUCAUSE年次大会、香港AIEA参加(H24)
・海外協定大学の協力によるWebによる英文ライティング研修(20名)(H24)
■ グローバル人材として求められる能力の育成
○ 入学からキャリアまで一貫したグローバル人材育成の取り組み
▷ 入学
・グローバル人材に資する意識付けを目的とした入学前ワークショップ等の実施(12月、入学予定者334名、保護者343名)(H24)
・東京、大阪、福岡、大分における入学前スクーリング(1~3月、計3回、153名)(H24)
・入学直前に国際教育寮「APハウス」に2週間合宿する「APU基礎力アップ講座」(3月、203名)(H24)
▷ 教育・環境
・新入生必修の初年次教育科目における、大学の学修への接続支援強化、学習習慣の確立や能動的な授業への参加を
促進する学生アシスタントの活用(11-1月、271名)(H24)
・英文の読書習慣を身に付けるための言語自主学習拠点における多読本の整備(H24)
・日本語・日本文化教育インターンシップ派遣(2-3月、ボツワナ・ベトナム、計7名)(H24) → タイ・インド拡充(H25)
・海外フィールドスタディの実施(8-9月、2-3月、計5カ国、77名-国際学生含む-)(H24)
▷ キャリア形成
・大学生活に対する意識付け、キャリア意識の醸成を目的とした、グローバルに活躍する本学卒業生(キャリアモデル)60名と
新入生が交流するキックオフイベントの実施(3月、新入生203名)(H24)
■ 語学力を向上させるための入学時から卒業時までの一体的な取組
○ 入試における中等教育段階までの外国語力・留学経験等の適切な評価
・帰国生徒の入学に関するニーズや接続に関する、ドイツ、スイス、イギリスでの調査(H24)
・帰国生徒入試における、募集枠の拡大(+10名)、入学資格における国際バカロレア資格に関する拡充の制度変更(H24)
○ 効果的な語学教育及び教育体制
・正課英語科目における多読本の活用、前述の言語自主学習拠点整備との連動(H24) → 正課英語科目における
学生アシスタントの追加配置、休暇中の言語集中プログラムの実施(H25)
■ 教員のグローバル教育力の向上
・新任教員を対象とした新規研修プログラムの実施に向けた協定大学(ミネソタ大学)との調整(H24)
→ H25年4月より実施(ミネソタ大FD講師の招聘、ミネソタ大でのFD研修派遣など)
■ 日本人学生の留学を促進するための環境整備
○ 動機付けや留学を促進するための取組
・学生のより積極的な海外留学を促進するための、休学して海外留学する学生層を対象とした調査(H24)
・効率的な海外留学支援のための海外協定校のデータベース用サーバー整備と基本設計の検討(H24) → H25より運用開始
・言語習得・異文化理解の集中海外プログラム実施協定大学への集中調査(H24) → 調査を踏まえた改善、拡充(H25)
○ 留学中から帰国後にわたるサポート体制
・海外留学に関わる公開危機管理研修の実施(11月、学内30名、学外19名)(H24) → 留学経験のある学生スタッフの活用、
留学前の準備や留学後のフォロー(H25)
卒業・修了時に学生が修得すべき具体的能力
APUの人材像を踏まえた習得すべき能力
<知識分野>
(両学部共通)
・ アジア太平洋地域の多様な政治、経済、社会、文化等に関する総合的な理解
国際経営学部(APM)
アジア太平洋学部(APS)
・ 国際社会、環境と開発、観光等に関する基礎的および ・ ビジネスやマネジメント等に関する基礎的およ
専門的知識
び専門的知識
・ アジア太平洋地域が直面する多様な諸課題の理解
・ 企業経営における国際的多様性の理解
<スキル分野>
アジア太平洋学部(APS)
・ 言語能力、コミュニケーション能力、問題解決能力
国際経営学部(APM)
・ 経営戦略立案・経営管理能力および異文化
コミュニケーション能力
<グローバル人材の能力測定指標 ~Value Rubric~>
▷ 異文化間の知識と能力 Intercultural Knowledge & Competence
文化的自己認識、世界観の枠組みに対する知識、他者への共感、言語・非言語コミュニケーション、好奇心、文化的
相違に対するオープンさ
▷ 批判的思考力 Critical Thinking
問題の的確な表現力、証左力、文脈解読力、自己の立場を確定する力、理論的に結論を導く力
▷ 学習の統合 Integrative Learning
経験と理論の統合、学際的な視点の獲得、学びの調整・応用能力、学びの成果の表現力、振り返りと自己アセスメント
▷ 問題解決力 Problem Solving
問題の抽出、解決戦略の策定、解決策の提案、解決策の評価、解決策の実行、解決プロセスの評価
▷ チームワーク Teamwork
グループの会議への貢献、メンバーの貢献の促進、会議外での個人的な貢献、チームの建設的な雰囲気の醸成、メン
バー間の衝突への対応
本構想において実現する達成目標及び実績
達成実績
全
達成目標
学
2011
2012
外国語力スタンダードを満たす学生数
うち海外留学未経験者数 (A)
海外留学経験者数(B)
卒業[予定]者数(C)
卒業時の外国語力スタンダード
海外留学経験者数
2015
2016
170人
200人
300人
423人
120人
160人
200人
250人
157人
170人
200人
235人
277人
1,303人
1,131人
1,429人
1,495人
1,400人
1,408人
20.3%
24.1%
31.1%
37.4%
108人(77)
128人(102)
192人(128)
271人(160)
TOEFL500点
118人
112人
108人
128人
150人
177人
満
83人
88人
77人
91人
107人
129人
3 カ 月 ~ 1 年
34人
24人
30人
35人
40人
45人
1人
0人
1人
2人
3人
3人
608人
561人
672人
722人
700人
700人
62人(43)
72人(58)
108人(72)
152人(90)
3
カ
1
月
未
年
超
卒業[予定]者数
卒業時の外国語力スタンダード
国
際
経
営
学
部
2014
188人
比率((A+B)/C)
ア
ジ
ア
太
平
洋
学
部
2013
海外留学経験者数
TOEFL500点
70人
45人
62人
72人
85人
100人
満
51人
34人
46人
51人
59人
63人
3 カ 月 ~ 1 年
19人
11人
15人
20人
25人
35人
0人
0人
1人
1人
1人
2人
695人
570人
757人
773人
700人
708人
3
カ
1
卒業[予定]者数
月
年
未
超
※1)学部数が多く、本表が1頁以内に収まらない場合は、「海外留学経験者数」の期間別内訳を省略してもかまわない。
※2)「外国語力スタンダードを満たす学生数」の学部ごとの記入欄の( )内は、外国語力スタンダードを満たす学生数のうち「単位取得を伴う海外留学
未経験」の学生数を示す。
※3)上記の「海外留学経験者数」は、いずれも単位取得を伴う海外留学経験者数であり、単位取得を伴わない海外留学経験者は含まない。
Type B
グローバル人材育成推進事業
Project for Promotion of Global Human Resource Development
筑波大学(学部入学定員:2,077人)
[取組学部・研究科等: 人文・文化学群(240人),社会・国際学群(160人) ,人文社会科学研究科 国際地域研究専攻〔博士前
期課程〕(45人)]
【構想の目的・育成するグローバル人材像】
グローバルな活躍の基礎となる深い教養とコミュニケーション能力を修得すると同時に、世界の新興国・低開発地域の文化や
社会に精通し、ローカルなニーズを適確に汲みとることができ、現場での問題解決に貢献できる人材を育成する。
【構想の概要】
学士課程(人文社会系各学群)と修士課程(人文社会科学研究科国際地域研究専攻)を一貫し、学士課程後半で大学院の科
目を履修、1年間の海外での留学(フィールド調査)とインターンシップを組み込み、全体で5年間で早期修了できる教育プログ
ラム「地域研究イノベーション学位プログラム」を構築する。同時に、大学全体のグローバル化を推進するため「グローバル・コモ
ンズ機構」を設置した。既存の学内組織を連携させることによって国際性が日常化したキャンパス環境の構築を目指す。
■ 教育課程の国際通用性の向上
○ 教育課程の国際通用性の向上のための取組
社会・国際学群、国際地域研究専攻で開設されている既存の英語コースを拡充するととも
に、全学レベルで教養教育と外国語教育を充実させたグローバル・リベラルアーツの確立、
留学による単位互換を容易にするグローバル科目群の設定を進めた。
○ 戦略的な国内外への教育情報の発信
地域毎に選別した重点協定校や本学の海外拠点を通じて教育プログラムの共有化と発
信を行う。本学独自の国際関連の情報共有・活用システムを構築した。
○ 事務体制のグローバル化
グローバル・コモンズ機構の下にアドミニストレーター・コモンズを設置し、事務職員の国
際化を目指した研修を行うとともに、協定校等への海外派遣を実施する。
■ グローバル人材として求められる能力の育成
○ 日本人としての自信と発信力を持つ人材
日本社会と日本文化に深い理解を持ち、自らの考えや価値観を
世界に発信できる自信と積極性を持つ人材。
地域研究イノベーション学位プログラム
修士
学士
1年
2年
教養科目・
英語
■ 語学力を向上させるための入学時から卒業時までの一体的な取組
3年
半年
地域研究
科目・
地域言語
1年
半年
海外
留学
修
士
論
文
グローバル人材
ローカル最適な
○ ローカル最適なグローバル人材
世界の諸地域の多様性を理解するとともにグローバルな視点を
併せ持ち、地域と世界にとって最適な問題解決法を見いだせる能力。
○ 多言語に対応できる高いコミュニケーション能力
世界共通語としての英語に高い能力を持つだけでなく、地域
言語・地域コミュニケーションのあり方にも理解力を有する人材。
〈海外協定校への海外留学や教員のFDを実施〉
〈 地域研究イノベーション学位プログラム概念図 〉
○ 入試における中等教育段階までの外国語力・留学経験等の適切な評価
中期的には入試の段階でプログラムの内容を公開し、プログラムに見合った学生を選抜する。具体的には英語による面接試験
の実施やTOEFLスコアの活用、留学・在外経験等の評価の導入を検討する。
○ 効果的な語学教育及び教育体制
1年次の英語教育と地域に即した第2外国語の基礎教育に続き、3年次以降に現地語を中心に体系的な教育を行う。大学院レ
ベルの授業に対応できる国際標準のレベルまで語学教育を強化する。また、グローバル・コモンズ機構の下に設置したスチュー
デント・コモンズを活用し、語学指導体制を強化する。
■ 教員のグローバル教育力の向上
○ 教育体制のグローバル化
G30との協力体制の下でグローバル化を推進するとともに、協定校との間で教員間の協力を深め、合同で教育プログラムを推進
する。全学的には外国語による授業実施率25%以上を目指すとともに、外国人教員等の比率を20%以上に高める。
○ グローバル教育力向上のための取組
グローバル・コモンズ機構の下にファカルティ・コモンズを設置し、教員の教育力向上へ向けFD研修等を実施する。本プログラム
における海外の重点協力校との間で教員間の交流を深め、相互に相手校において授業開講などを行う。
■ 日本人学生の留学を促進するための環境整備
○ 動機付けや留学を促進するための取組
新1年次の入学段階からプログラムへの誘導を開始した。グローバル人材に相応しい講師を招聘し、セミナー、講演会等を精力
的に開催する。指導教員の早めの選定を通じて留学促進につなげる。
○ 留学中から帰国後にわたるサポート体制
指導教員がスカイプ等で常時コンタクトをとり指導を継続するとともに、協定校での指導教員によるアドバイス等でフィールド調査
を実施し研究の充実を図る。現地事務所のサポートとともに、留学中に指導教員の現地訪問をプログラムに盛り込む。指導に際
しては帰国後にギャップが生じないようにする。
<参考>
卒業・修了時に学生が修得すべき具体的能力
《地域研究イノベーション学位プログラム修了生が修得すべき具体的能力》
①地域の多様性と個性を内在的に把握できる力
②地域のニーズを把握し、途上国における多くの課題(貧困、教育、衛生、格差等)の解決へと応用できる力
③深い教養と比較の論理に裏打ちされ、地域の知を相対化できる能力
④日本の開発経験に基づき説得できる発信力
⑤官民を含む広義の国際協力の現場で活躍できる即戦力
⑥地域から世界へ、ローカルに学び普遍的な知の体系への貢献ができる奥深い洞察力。
本構想において実現する達成目標
全
学
2011
2012
外国語力スタンダード
を満たす学生数
うち海外留学
未経験者数
(A)
2016
34人
44人
58人
96人
17人
22人
26人
44人
47人
39人
58人
94人
136人
卒業[予定]者数
(C)
426人
418人
448人
433人
409人
400人
12.5%
18.5%
29.3%
45.0%
10人( 5 )
16人( 8 )
26人(10 )
48人( 20)
TOEFL-ITP 550
海外留学経験者数
4人
20人
15人
26人
50人
72人
満
0人
16人
5人
14人
28人
40人
3 カ 月 ~ 1 年
4人
3人
10人
12人
22人
32人
1
0人
1人
0人
0人
0人
0人
254人
235人
259人
259人
246人
240人
24人(12 )
28人(14 )
32人( 16 )
48人( 24 )
3
カ
月
未
年
超
卒業[予定]者数
卒業時の外国語力スタンダード
TOEFL-ITP 550
海外留学経験者数
9人
27人
24人
32人
44人
64人
満
0人
2人
14人
20人
28人
40人
3 カ 月 ~ 1 年
9人
25人
10人
12人
16人
24人
1
0人
0人
0人
0人
0人
0人
172人
183人
189人
174人
163人
160人
-人( 0 )
4人( 0 )
20人( 0 )
20人( 0 )
3
カ
月
未
年
超
卒業[予定]者数
人
文
社
会
科
学
研
究
科
2015
13人
卒業時の外国語力スタンダード
社
会
・
国
際
学
群
2014
海外留学経験者数
(B)
比率
((A+B)/C)
人
文
・
文
化
学
群
2013
卒業時の外国語力スタンダード
TOEFL-ITP550
海外留学経験者数
-人
-人
-人
4人
20人
20人
満
-人
-人
-人
0人
5人
5人
3 カ 月 ~ 1 年
-人
-人
-人
4人
15人
15人
1
-人
-人
-人
0人
0人
0人
-人
-人
-人
4人
20人
20人
3
カ
卒業[予定]者数
月
年
未
超
※1)学部数が多く、本表が1頁以内に収まらない場合は、「海外留学経験者数」の期間別内訳を省略してもかまわない。
※2)「外国語力スタンダードを満たす学生数」の学部ごとの記入欄の( )内は、外国語力スタンダードを満たす学生数のうち「単位取得を伴う海外留学
未経験」の学生数を示す。
※3)上記の「海外留学経験者数」は、いずれも単位取得を伴う海外留学経験者数であり、単位取得を伴わない海外留学経験者は含まない。
グローバル人材育成推進事業
Type B
Project for Promotion of Global Human Resource Development
埼玉大学(学部入学定員:1,620人)
[取組学部・研究科等: ○教養学部(160人)]
【構想の目的・育成するグローバル人材像】
多文化理解、日本理解を含む深い教養と実践的な課題解決能力を備えたグローバルに活躍できる人材を養成することを目
的とする。
【構想の概要】
埼玉大学全体でグローバル化対応と国際通用性の高い教育の設計を進めつつ、教養学部が先導的な役割を担い、単位取
得を伴う海外留学と厳格な成績評価に基づく海外インターンシップを軸とするグローバル人材育成を推進する。
■ 教育課程の国際通用性の向上
○ 教育課程の国際通用性の向上のための取組
海外協定校(米国の州立大学)の教育課程をモデルとし、シラバスの充実、能動的な学修と授業外における学修時間の確保
の促進、授業ナンバリングの導入、学修成果確認のためのルーブリック作成等、「教育の質的転換」に向けた検討を開始した。
○ 戦略的な国内外への教育情報の発信
学位授与の方針などに加えて教育活動の規模や内容等、教育の国際連携、大学の戦略、
留学生への対応、外部評価結果の内容など教育情報を日本語と英語で発信する。
○ 事務体制のグローバル化
英語による実践力を備えた本務専任職員を配置し、かつ海外における職員のSD研修を
行い、職員のグローバルな資質向上を図る。また、規則・手続書類の多言語化を進める。
■ グローバル人材として求められる能力の育成
〈International Development 授業風景:
メキシコ大使への質疑〉
○ 多文化理解、日本理解を含む深い教養
日本・多文化理解教育プログラムの充実により海外におけるコミュニケーションで必要とされる、日本理解や多文化理解を伴う
深い教養を身につけるとともに、日本人のアイデンティティーの確立を図るためのカリキュラムを強化した。
○ 実践的な課題解決能力
短期の「体験型」ではない、きめ細やかな事前・事後指導と厳密な成績評価を伴う海外インターンシップを通して、現場におけ
る「課題解決」のための資質、スキルを身につける。
○ グローバルに活躍できる資質
グローバルに活躍するためには高い英語力が必要であり、その資質を育むためには、海外留学経験が有効である。2セメス
ター相当以上で、厳格な成績基準の評価をクリアし単位を取得するという実践的な海外留学を促進する。
■ 語学力を向上させるための入学時から卒業時までの一体的な取組
○ 入試における中等教育段階までの外国語力・留学経験等の適切な評価
平成26年度の入試から、留学経験・TOEFL等のスコア・学業成績・面接に基づいた特別入試を実施することとした。
○ 効果的な語学教育及び教育体制
習熟度別クラス編成に加え、海外留学に必要な英語スキルを強化するための新カリキュラムの設計を行い、25年度より導入した。
また、TOEFL・IELTSの試験対応に特化した授業科目を開設した。
■ 教員のグローバル教育力の向上
○ 教育体制のグローバル化
事業を積極的かつ効果的に実施していくため、3名の教員を国際公募により採用した。うち1名は海外インターンシップ・プログ
ラムの開発や海外インターンシップの事前・事後指導にあたり、グローバルキャリア相談にも参画する外国人を採用した。
○ グローバル教育力向上のための取組
海外協定校におけるFDを参考としつつ、グローバル教育力向上のために実践的なFD講習を実施する。加えて、海外協定校よ
り講師を招聘し、FDに関するテーマ指向のワークショップを行うとともに、海外協定校への教員の派遣を開始する。
■ 日本人学生の留学を促進するための環境整備
○ 動機付けや留学を促進するための取組
アカデミックスキルズの授業に海外留学を動機づけるための授業を導入することとした。また、海外留学支援オフィスに留学のた
めの情報を一元的に収集して提供するとともに、留学に向けた個別指導を開始した。
○ 留学中から帰国後にわたるサポート体制
海外留学に向けた相談・指導体制の強化のため、全学の海外留学ヘルプデスクを海外留学支援オフィスとし、体制の見直し、
人員の増を図るとともに、教養学部にブランチオフィスを設置した。また、留学支援システムを導入し、留学前・中・後の学生への
情報発信や連絡及び質疑応答がWeb上で容易に実施できる体制を整備した。
<参考>
卒業・修了時に学生が修得すべき具体的能力
本事業において設定したグローバル人材の具体的な指標は、次の条件をすべて満たすことである。
(1)国際基準の成績評価に基づくGPAにおいて2.8以上をとること
(2)事前・事後指導の授業を経た厳格な成績評価を伴う海外インターンシップ・プログラムを修了すること
(3)TOEICにおいて700点以上をとること
(4)2セメスター以上の単位取得を伴う海外留学をすること
(5)多文化理解科目の単位要件4単位以上を充足すること
(6)日本(文化)理解を進めるための、英語による授業「日本理解教育プログラム」4単位以上を充足すること
(7)英語以外の第2外国語単位要件4単位以上を充足すること
本構想において実現する達成目標
全
学
2011
2012
外国語力スタンダード
を満たす学生数
うち海外留学
未経験者数
(A)
2014
2015
2016
40人
50人
60人
70人
10人
10人
10人
10人
海外留学経験者数
(B)
27人
26人
30人
40人
50人
60人
卒業[予定]者数
(C)
205人
197人
200人
200人
200人
200人
20.0%
25.0%
30.0%
35.0%
40人( 10 )
50人(10 )
60人(10 )
70人(10)
比率
((A+B)/C)
卒業時の外国語力スタンダード
TOEIC 700
海外留学経験者数
教
養
学
部
2013
27人
26人
30人
40人
50人
60人
満
0人
0人
0人
0人
0人
0人
3 カ 月 ~ 1 年
27人
26人
30人
35人
40人
50人
0人
0人
0人
5人
10人
10人
205人
197人
200人
200人
200人
200人
3
カ
1
卒業[予定]者数
月
年
未
超
※1)「外国語力スタンダードを満たす学生数」の学部ごとの記入欄の( )内は、外国語力スタンダードを満たす学生数のうち「単位取得を伴う海外留学
未経験」の学生数を示す。
※2)上記の「海外留学経験者数」は、いずれも単位取得を伴う海外留学経験者数であり、単位取得を伴わない海外留学経験者は含まない。
グローバル人材育成推進事業
Type B
Project for Promotion of Global Human Resource Development
東京医科歯科大学(学部入学定員:275人)
[取組学部・研究科等: ○医学部(190人),歯学部(85人)]
こちらには、大学全体の入学定員
を記載してください。
【構想の目的・育成するグローバル人材像】
グローバル化が進むなかで、医療の国際標準化および国際協調の観点から必要度の増す医療人の英語運用力の底上げを図るとともに、成熟した
国家である日本が主要先進国として生命科学研究・国際保健/医療政策・国際協力/医療観光等医療産業分野において世界を支え牽引していくため
に中心的役割を担うグローバルリーダーを育成する。
【構想の概要】
全学生を対象とした異文化交流機会の創出、全科目最終試験問題の一部英語化、海外留学応募の必須要件にTOEFL基準を設置、民間英語教育機
関との提携や教養/専門課程英語教育のシームレス化による英語教育強化により、全学生の英語運用力底上げを図る。また、グローバルリーダー
育成のために通年制プログラムHealth Sciences Leadership Program (HSLP)を新設し、学士課程教育に加え、英語運用力強化、グローバルな視点の
獲得を目的とした必修科目履修、単位互換による海外留学を課し、ポートフォリオの利用とメンタリングによるキャリア構築支援を行う。
■ 教育課程の国際通用性の向上
○
教育課程の国際通用性の向上のための取組
全科目シラバスの充実と標準化を進めた。学科共通コンピテンシーの提示、そして各科目到達目標とのリンクを明示した。GPA制
度運用状況の省察・検討を行った。双方型授業・アクティブラーニング等の導入に向けた教員研修を行った。
○
戦略的な国内外への教育情報の発信
本学の教育情報(教育課程(コンピテンシー/シラバス/海外留学機会等)・教育における国際連携/提携・外部評価実施状況 )につ
き、Websiteおよび年次報告書を通して日本語・英語にて発信する。
○
事務体制のグローバル化
職員の語学力評価(TOEIC)およびそれに基づく適性評価、そして語学研修機会創出を通して、事務職員のグローバル対応力強化
を図った。語学力を有する事務職員の採用を積極的に行った。学内規定や契約等手続きに関わる書類の英語化等を進めた。
■
グローバル人材として求められる能力の育成
ボトムアップ教育
全学生を対象とし、入学後早期のグローバル教育ワークショップを開始し
た。科目最終試験問題の一部英語化を一部科目において開始した。海外留
学応募者選考における語学力評価にTOEFL点数を利用した。TOEFL受験機
会を増大した。民間英語教育機関との提携や教養/専門課程英語教育のシー
ムレス化・英語母語話者増員による英語教育強化を行った。
グローバルリーダー育成
第1学年後期より卒業までの通年性プログラム「Health Science Leadership
Program(HSLP)」を新設すべく準備を進めた。概要としては、TOEFL基
準を満たす希望する学生(全学生の10%程度)を対象とし、学士課程教育
に加え、英語運用力強化、グローバルな視点の獲得を目的とした必修科目
履修、単位互換による海外留学(TOEFL基準設置)を課し、ポートフォリ
オの利用とメンタリングによるキャリア構築支援を行うものである。毎年
度末に計算されるGPA基準を満たさない場合は除籍される。海外留学を控
医療人全体の英語運用力底上げ(ボトムアップ教育)と、グ えた第4学年学生を対象として同内容プログラムを先行導入した。
ローバルヘルスリーダー育成のための通年性プログラム
(Health Science Leadership Program(HSLP))
■
○
これら取組の企画・実施にあたる、グローバルキャリア支援室を新設、英
語を母語とする教員(医療のいずれかの分野を専門とする)も雇用し、英
語を公用語としている。
語学力を向上させるための入学時から卒業時までの一体的な取組
入試における中等教育段階までの外国語力・留学経験等の適切な評価
一般選抜および学士編入学試験における英語運用力の評価に加え、グローバルな視野や問題意識、今後グローバル化の進む世界に
おける日本の役割という観点からの長期的キャリア考察を、面接での重点的検討項目の一つとした。
○
効果的な語学教育及び教育体制
全入学生を対象として、語学力およびグローバル人材に必要な資質の必要性の認識を深めるワークショップ「Global
Communication Workshop」を開始した。科目最終試験問題の一部英語化、海外留学応募者選考における語学力評価へのTOEFL点数
利用、民間英語教育機関との提携や教養/専門課程英語教育のシームレス化・英語母語話者増員による英語教育強化、TOEFL受験機
会増大を行った。
■
○
教員のグローバル教育力の向上
教育体制のグローバル化・グローバル教育力向上のための取組
海外教育提携校教員を含め、米国より3名の教員招聘を行い、学生に対する英語での専門教育機会を創出したのに加え、模擬講義
や教員研修を行い、教員のグローバル教育力向上、教育課程の世界標準化に努めた。また、海外教育提携校での教育力に関する教
員研修実施計画を進め、それへの参加のインセンティブ化をはかった上で、参加者の公募を行った。
■
○
日本人学生の留学を促進するための環境整備
動機付けや留学を促進するための取組
全入学生を対象として、語学力およびグローバル人材に必要な資質の必要性の認識を深めるワークショップ「Global
Communication Workshop」を開始した。海外留学を経験した上級生の取組紹介を盛り込んだ「海外留学の意義」セッションを新入
生の正規科目内に設置した。またグローバルに活躍する本学卒業生やリーダーとして活躍されている方を招いての意見交換・交流
機会として、”Find-Your-Role-Model” sessionsをシリーズで開始した。
○
留学中から帰国後にわたるサポート体制
グローバルキャリア支援室が、留学前および留学中の支援を一元的に行い、また海外派遣中の危機管理対策を策定した。留学中の
学修面・身体/精神面へのサポートをe-portfolioを通して行った。
<参考>
卒業・修了時に学生が修得すべき具体的能力
【本学卒業生全員】
文化/価値観の多様性の背景要因を説明でき、尊重できる。専門用語の英語表記/理解ができる。問題解決のための情報同定/批判的吟
味ができる。医療情報の口頭/文書での伝達ができる。
【HSLP履修生】
<共通> 上記に加え、日本の歴史/文化/制度の特徴について海外と対比し英語で説明できる。英語にて建設的に議論に参加できる。
<生命科学研究を志向する学生> 問題提起/仮説立案/研究計画および実施、そして結果の口頭/書面発表と議論を英語で行うことができ
る。
<国際協調/医療産業等、臨床医学分野を志向する学生> 専門領域の医療サービスを英語で提供できる。
<国際保健/医療政策分野を志向する学生> 当該分野に関する修士課程修了レベルの知識/技能を有し、当該分野の議論/活動に英語で
建設的に参加できる。
本構想において実現する達成目標及び実績
達成実績
全
達成目標
学
2011
2012
2013
2014
2015
2016
外国語力スタンダード
を満たす学生数
53人
55人
62人
79人
うち海外留学
未経験者数 (A)
12人
11人
15人
18人
海外留学経験者数
(B)
卒業[予定]者数
(C)
32人
36人
44人
47人
52人
62人
266人
269人
274人
274人
310人
290人
20.4%
21.2%
21.6%
27.6%
43人(8)
45人(8)
47人(8)
59人(8)
比率
((A+B)/C)
卒業時の外国語力スタンダード
TOEFL(iBT) 80
海外留学経験者数
医
学
部
32人
36人
38人
40人
44人
52人
満
14人
17人
19人
21人
25人
28人
3 カ 月 ~ 1 年
18人
19人
19人
19人
19人
24人
0人
0人
0人
0人
0人
0人
172人
171人
179人
183人
201人
195人
10人(4 )
10人(3)
15人(7)
20人(10)
3
カ
1
月
未
年
超
卒業[予定]者数
TOEFL(iBT)80
TOEIC730
卒業時の外国語力スタンダード
海外留学経験者数
歯
学
部
0人
0人
6人
7人
8人
10人
満
0人
0人
6人
7人
8人
10人
3 カ 月 ~ 1 年
0人
0人
0人
0人
0人
0人
1
0人
0人
0人
0人
0人
0人
94人
98人
95人
91人
109人
95人
人( )
人( )
人( )
人( )
3
カ
月
未
年
超
卒業[予定]者数
卒業時の外国語力スタンダード
海外留学経験者数
人
人
人
人
人
人
満
人
人
人
人
人
人
3 カ 月 ~ 1 年
人
人
人
人
人
人
1
人
人
人
人
人
人
人
人
人
人
人
人
3
カ
卒業[予定]者数
月
年
未
超
※1)学部数が多く、本表が1頁以内に収まらない場合は、「海外留学経験者数」の期間別内訳を省略してもかまわない。
※2)「外国語力スタンダードを満たす学生数」の学部ごとの記入欄の( )内は、外国語力スタンダードを満たす学生数のうち「単位取得を伴う海外留学
未経験」の学生数を示す。
※3)上記の「海外留学経験者数」は、いずれも単位取得を伴う海外留学経験者数であり、単位取得を伴わない海外留学経験者は含まない。
Type B
グローバル人材育成推進事業
Project for Promotion of Global Human Resource Development
東京工業大学(学部入学定員:1,068人)
[取組学部・研究科等: ○工学部(733人)、理学部(185人)、生命理工学部(150人)]
【構想の目的・育成するグローバル人材像】
高度科学技術人材の活躍の場は、先進国に留まらず新興国の様々な分野へ広がっているものの、我が国において、新興国
等へ国境を越えて活躍できる人材が十分には育成されていないことから、新たな学士課程の教育プログラムを構築し、国境を
越えて活躍する「知・技・志・和」のグローバル理工人を育成することを目的とする。
【構想の概要】
学士課程の教育プログラムとして「グローバル理工人育成コース」を新設し、平成25年4月の学部入学者から毎年10%(120
名)程度の学生を選抜してコース所属させ、新興国等へ国境を越えて活躍できる理工人となるための教育を実施する。
■ 教育課程の国際通用性の向上
○ 教育課程の国際通用性の向上のための取組
科学技術を用いた国際協力実践プログラムにおいて、グループワークなどの双方向型・アクティブラーニングを取り入れた授
業を先行して実施するとともに、本コース所属学生へのGPA適用に向けての検討など単位制度の実質化に向けて取り組んだ。
○ 戦略的な国内外への教育情報の発信
グローバル理工人育成コースのパンフレットを日本語および英語で作成し高校生への啓発に取り組んだほか、専用ホーム
ページを開設し、グローバル化への取組みについて情報発信を行い、また、大学ホームページの英訳化を進めるとともに
TwitterやFacebook を利用し、大学の種々の情報発信を行った。
○ 事務体制のグローバル化
事務職員のグローバル化を図るため、新たに実践的な「専門英語
研修(国際広報)」を実施した。
■ グローバル人材として求められる能力の育成
○ 「グローバル理工人育成コース」による教育
平成25年度からの本格実施に向け、次の四つのプログラムの準
備を進めるとともに一部で先行して授業を実施した。
(1)国際意識醸成プログラム 国際的な視点から多面的に考えら
れる能力、グローバルな活躍への意欲を養う。
(2)英語力・コミュニケーション力強化プログラム 海外の大学等
で勉学するのに必要な英語力・コミュニケーション力を養う。
(3)科学技術を用いた国際協力実践プログラム 国や文化の違
いを越えて協働できる能力、複合的な課題について、制約条件を
考慮しつつ本質を見極めて解決策を提示できる能力を養う。
(4)実践型海外派遣プログラム 自らの専門性を基礎として、海
外での危機管理も含めて主体的に行動できる能力を養う。
「グローバル理工人育成コース」を構成するプログラムと
それを実現するための改革と方策
■ 語学力を向上させるための入学時から卒業時までの一体的な取組
○ 入試における中等教育段階までの外国語力・留学経験等の適切な評価
一般入試を含む幾つかの入試で、特に外国語試験のうち英語試験において、より高い英語力を備えているかの外国語力評価
を、長文読解などにより適切に行った。
○ 効果的な語学教育及び教育体制
アカデミックプレゼンテーション、留学対策セミナー、英語スピーチ演習、英語口頭表現演習、国際文化入門など、新たな語学
教育科目を設置するとともに、英語E-ラーニングによる自主学習機会を設けた。
■ 教員のグローバル教育力の向上
○ 教育体制のグローバル化
優秀な教員の世界的視野での確保等のため、外国人教員採用に係る人事ポイント付与及び国際公募広告掲載に係る支援制
度を開始した。
○ グローバル教育力向上のための取組
平成25年度に実施するFD研修について、海外の大学から講師を招聘すべく準備・調整を進めた。
■ 日本人学生の留学を促進するための環境整備
○ 動機付けや留学を促進するための取組
留学フェアの開催、My Study Abroadによる 留学報告会の開催、本事業のパンフレットや留学の手引き等の配布などにより、情
報提供及び留学促進を図った。
○ 留学中から帰国後にわたるサポート体制
学生に対し、現地で起こり得る種々のトラブルに対する指導をするとともに、大学としての管理体制を強化することとし、危機管理
会社による24時間体制の(緊急)電話相談、事故発生時のサポートなどを新たに導入した。
<参考>
卒業・修了時に学生が修得すべき具体的能力
本学学士課程においては、グローバル理工人として成長するための基礎力の涵養を目標とし、本構想の「新興国の科学技
術の発展に貢献できる人材の育成・学士コース」を修了した学生は、理工系の専門力に加え、次の能力を修得する。
(1)国際的な視点から多面的に考えられる能力、グローバルな活躍への意欲
(2)海外の大学等で勉学するのに必要な英語力・コミュニケーション力
(3)国や文化の違いを越えて協働できる能力
(4)複合的な課題について、制約条件を考慮しつつ本質を見極めて解決策を提示できる能力
(5)自らの専門性を基礎として、海外での危機管理も含めて主体的に行動できる能力、科学技術者倫理の理解
また、本コースの修了者は、大学院課程において更にその能力を高め、大学院課程修了後に真にグローバルに活躍でき
る人材として育成されることが期待できる。
本構想において実現する達成目標及び実績
達成実績
全
達成目標
学
2011
2012
2013
2014
2015
2016
外国語力スタンダード
を満たす学生数
140人
170人
200人
280人
うち海外留学
未経験者数 (A)
90人
90人
100人
130人
海外留学経験者数
(B)
卒業[予定]者数
(C)
65人
76 人
90人
110人
130人
180人
1,164人
1,140人
1,200人
1,200人
1,200人
1,200人
15.0%
16.7%
19.2%
25.8%
100人(62 )
120人(60)
137人(68)
191人(89)
比率
((A+B)/C)
卒業時の外国語力スタンダード
TOEIC750又はTOEFLiBT80
海外留学経験者数
工
学
部
26人
27人
40人
60人
80人
120人
満
25人
26人
38人
58人
77人
114人
3 カ 月 ~ 1 年
1人
1人
2人
2人
3人
6人
1
0人
0人
0人
0人
0人
0人
814人
791人
840人
840人
840人
840人
TOEIC750又はTOEFLiBT80
20人(14)
25人(15)
33人(17)
47人(22)
3
カ
月
未
年
超
卒業[予定]者数
卒業時の外国語力スタンダード
海外留学経験者数
理
学
部
29人
30人
30人
30人
30人
35人
満
29人
30人
30人
30人
30人
35人
3 カ 月 ~ 1 年
0人
0人
0人
0人
0人
0人
1
0人
0人
0人
0人
0人
0人
184人
192人
190人
190人
190人
190人
TOEIC750又はTOEFLiBT80
20人(14)
25人(15)
30人(15)
42人(19)
3
カ
月
未
年
超
卒業[予定]者数
卒業時の外国語力スタンダード
生
命
理
工
学
部
海外留学経験者数
10人
19人
20人
20人
20人
25人
満
10人
19人
20人
20人
20人
25人
3 カ 月 ~ 1 年
0人
0人
0人
0人
0人
0人
1
0人
0人
0人
0人
0人
0人
166人
157人
170人
170人
170人
170人
3
カ
卒業[予定]者数
月
年
未
超
※1)学部数が多く、本表が1頁以内に収まらない場合は、「海外留学経験者数」の期間別内訳を省略してもかまわない。
※2)「外国語力スタンダードを満たす学生数」の学部ごとの記入欄の( )内は、外国語力スタンダードを満たす学生数のうち「単位取得を伴う海外留学
未経験」の学生数を示す。
※3)上記の「海外留学経験者数」は、いずれも単位取得を伴う海外留学経験者数であり、単位取得を伴わない海外留学経験者は含まない。
グローバル人材育成推進事業
Type B
Project for Promotion of Global Human Resource Development
一橋大学(学部入学定員:955人)
[取組学部・研究科等: 商学部(275人), 経済学部(275人)]
【構想の目的・育成するグローバル人材像】
現実を踏まえた理論構築能力と優れた語学力・コミュニケーション能力を中核に置いて、日本のシステムを改革できる
イノベーション能力、世界標準を創り上げる論理展開能力、政策提言能力、アジェンダ設定能力という全6つの資質を有する
グローバル・リーダーを育成する。
【構想の概要】
英語スキル科目の必修化や海外派遣留学制度など全学レベルでのグローバル人材育成のための取り組みを土台として、
商学部、経済学部それぞれから優秀な学生を1年次末に各15名程度選抜し、グローバル・リーダーズ・プログラムを実施する。
英語による専門科目プログラムを独自開発し、短期海外研修や3年次での長期留学などを活用してグローバル・リーダーの
育成を加速する。全学部への波及を促進する。
■ グローバル人材として求められる能力の育成
○ 理論構築能力
母語による充実した教育の基盤を活用してグローバル・リーダーの育成を促進する。
優れた研究者・教育者が少人数ゼミを通して母語での理論的フレームワークを徹
底的に指導する。濃密な指導を通じて現実を踏まえた理論構築能力を育む。
○ 優れた語学力・コミュニケーション能力
理論的な思考力を育成すると同時に、優れた語学力・コミュニケーション能力を
育成するべく、商学部・経済学部ともに、1年次に英語スキル科目、2年次以降の
英語での専門科目を開発し、英語による独自の専門教育プログラムを構築する。
その後、短期留学や海外研修を通じて集中的かつ継続的な英語教育・英語体験
を蓄積させ、優れた語学力・コミュニケーション能力を培う。
○ 理論構築能力と語学力・コミュニケーション能力の融合により培われるリーダー能力
上記2つの能力を融合し、さらに長期留学や海外インターンシップを通して、現実の問題解決を英語で行なう場数を踏ませ、グローバル・
リーダーに求められるアジェンダ・セッティング能力、イノベーション能力、論理的展開能力、そして世界の諸問題解決のための政策提言
能力を養う。
■ 語学力を向上させるための入学時から卒業時までの一体的な取組
○ 効果的な語学教育及び教育体制
全学レベルでの取り組みとして、英語スキル科目を必修化し、英語によるコミュニケーション能力の向上に取り組んでいる。
商学部では、1年次において1クラス15名程度の小規模なクラス編成を行ない、英語によるコミュニケーション能力の向上を目的とした
PACE(Practical Applications for Communicative English)プログラムを24年度より立ち上げている。25年度には、PACEディレクターとPACE
外国人教員5名のもとで、インタラクティブな英語スキル科目として、1年次に週2コマ(1.5時間×2)集中的に履修している。同プログラムを
通じて、1年次に英語コミュニケーション能力を高め、2年次以降、英語による専門科目の履修と海外留学の準備を行う。
経済学部では、全学レベルの英語スキル科目に加えて、独自の英語スキル科目および英語による基礎ゼミ を活用して、1~2年次に英語
力を高め、2~3年次以降の英語による専門科目履修と海外留学および短期海外調査への準備を行う。経済学部には英語による教育
経験を積んだ教員も多く、平成25年度には12の専門科目が日本人教員により英語で開講される。英語を母語とする外国人教員による
専門科目を合わせて、卒業に必要な専門科目単位の約6割を英語で履修可能なプログラムを開始した。
商学部・経済学部ともに、1年次の末に15名程度の学生をグローバル・リーダーズ選抜クラスに選考するが、英語スキル科目や英語開講
の専門科目は、商学部生と経済学部生を含め、すべての学生に開かれている。
■ グローバル教育力・学生対応力の向上
○ 教育体制のグローバル化
外国人教員の採用や海外の大学での教育経験または外国語による教育経験を有する日本人教員の配置等に取り組む。商学部では
国際公募を通じて、教育、研究能力に秀でた外国人教員2名の採用プロセスを進めている。英語による専門科目を担当するだけではなく、
共同研究などの機会を通じて、学内の研究環境のグローバル化も期待される。 経済学部では平成24年度に国際公募により、英語を
母国語とする外国人教員2名の採用を決定し、平成25年度後半から英語での専門科目を担当させる。
○ 事務体制のグローバル化
一定の語学能力を有する日本人職員の採用、事務職員の海外研修の機会・期間の
拡大にとりくんでいる。またこうした経験をもつ事務職員を配置換えをし、事務体制
のグローバル化につとめている。
○ グローバルな教育体制の整合化
海外の提携校との交流を進める中で、本学の教育体系をグローバルなものにしていく。
また、本学の教育体系の国際的な整合化について、国内外に知見を発信していく。
■ 日本人学生の留学を促進するための全学的環境整備
○ 動機付けや留学を促進するための取組
平成24年度10月に発足したAPLAC(アカデミック・プランニング・センター)がキャリア形成における学部時代の留学の意義について情報
提供し、履修上のアドバイスも行って学生の学修計画に留学を位置づけさせる。また、留学インセンティブを高めるために平成24年度に
改革した単位互換制度のさらなる高度活用を図る。
○ 留学中から帰国後にわたるサポート体制
APLACやゼミの指導教員による学修指導、キャリア支援室の進路相談体制を充実させる。帰国学生のスキルを維持するためのステイ・
ネイティブ・プログラムを設置し、同時に大学院進学支援を含むキャリア支援を強化する。
<参考>
卒業・修了時に学生が修得すべき具体的能力
本構想のもと学生が修得すべき具体的能力は、7つである。
1)経営学・経済学の深い専門能力 2)社会科学全体についての広い知識 3)実践的な問題解決ができる応用力
4)外国語能力 5)ビジネスの場で英語によって国際的に議論展開できる能力 6)グローバルリーダーシップ能力 7)説得力
- 商学部グローバル・リーダーズ・プログラム(渋沢スカラープログラム)では、自身の研究テーマについて英語でのプレゼンテーション
を日常的に行えるようにし、さらに、海外でのインターンシップや学生交流の場での活躍が期待されている。プログラム以外の学生は、
一年次の集中的な英語スキル教育の成果と、プログラム履修者の波及効果により、学部全体で上位20パーセント程度が海外への
語学留学や短・長期留学に積極的に参加し、国際的に学生同士のビジネスに関する議論を自然に行える水準を目指す。
- 経済学部グローバル・リーダーズ・プログラムでは以下の能力を養成する。
1. 経済学の専門知識と分析方法の基礎の上に、的確な調査・研究を行う能力
2. グローバルな視野と市民としての価値観を持ち、人口の高齢化、地球環境といったグローバル社会の諸課題の解決に向けて、
政策提言を行う能力。
3. 調査・研究報告書などを英語でまとめ、英語で発表・議論する能力。
4. 卒業・修了後には、海外のトップクラスの大学院への進学も可能となるレベルの専門知識と英語力。
本構想において実現する達成目標及び実績
達成実績
全
達成目標
学
2011
2012
2013
2014
2015
2016
外国語力スタンダード
を満たす学生数
30人
40人
50人
116人
うち海外留学
未経験者数 (A)
10人
10人
10人
10人
海外留学経験者数
(B)
卒業[予定]者数
(C)
84人
88人
85人
100人
115人
159人
564人
734人
550人
550人
550人
550人
17.3%
20.0%
22.7%
30.7%
比率
((A+B)/C)
商学部渋沢スカラー・
プロ
グラム
卒業時の外国語力スタンダード
TOEFL iBT 100
海外留学経験者数
-( - )
-
-
-
-
満
-
-
-
-
-
3 カ 月 ~ 1 年
-
-
-
-
-
1
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
3
カ
月
未
年
超
卒業時の外国語力スタンダード
TOEFL iBT 90
海外留学経験者数
12人(0 )
12人
-
12人
-
12人
15人(5 )
20人(5 )
25人(5 )
52人(5 )
40人
42人
40人
50人
60人
70人
満
32人
25人
26人
34人
41人
49人
3 カ 月 ~ 1 年
8人
17人
14人
16人
19人
21人
1
0人
0人
0人
0人
0人
0人
286人
373人
275人
275人
275人
275人
3
カ
月
未
年
超
卒業[予定]者数
経済学部グローバル・リー
ダーズ・
プログラム
卒業時の外国語力スタンダード
TOEFL iBT 95
海外留学経験者数
-( - )
-( - )
-( - )
-
-
-
-
-
満
-
-
-
-
-
3 カ 月 ~ 1 年
-
-
-
-
-
1
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
3
カ
月
未
年
超
卒業[予定]者数
卒業時の外国語力スタンダード
TOEFL iBT 85
海外留学経験者数
経
済
学
部
-( - )
-
卒業[予定]者数
商
学
部
-( - )
12人(0 )
12人
-
12人
-
12人
15人(5 )
20人(5 )
25人( 5 )
40人( 5 )
44人
46人
45人
50人
55人
65人
満
30人
28人
32人
35人
38人
45人
3 カ 月 ~ 1 年
14人
18人
13人
15人
17人
20人
0人
0人
0人
0人
0人
0人
278人
361人
275人
275人
275人
275人
3
1
卒業[予定]者数
カ
月
年
未
超
グローバル人材育成推進事業
Type B
Project for Promotion of Global Human Resource Development
東京海洋大学
(学部入学定員:450人、大学院入学定員:248人)
[取組学部・研究科等: ○海洋科学部(275人)、海洋工学部(175人)、
海洋科学技術研究科〔博士前期課程〕海洋生命科学専攻(47人)、食機能保全科学専攻(30人)、海洋環境保全学専攻(50
人)、海洋管理政策学専攻(18人) 〔博士後期課程〕応用生命科学専攻(19人)、応用環境システム学専攻(21人)]
【構想の目的・育成するグローバル人材像】
今後の日本経済を成長軌道に乗せるためには、新興アジア諸国との連携が不可欠である。このような新たなグローバル環境
において、アジアの人々の生活により深く入り込み、現地のニーズを開拓し、海洋(自然)との共生に対する深い思慮を持ちつ
つ、産業プランを企画し、それを戦略的思考で実現する能力を持ったグローバル人材の育成を目指す。
【構想の概要】
学部教育及び大学院教育において以下の抜本的教育改革を図る。大きな改革の柱は以下3点である。
1)TOEICスコア600点を学部4年次への進級要件化(大学として数値で示す着地点の明確化)
2)学部3年次での海外派遣型キャリア演習の新設(グローバル視点での自己キャリア啓発と異文化交流活動、SEND)
3)大学院前期課程授業の完全英語化(+英語による討論型授業)
■ 教育課程の国際通用性の向上
○ 教育課程の国際通用性の向上のための取組
GPAによる厳格な成績評価とその活用を推進するために、平成24年度は、優秀成績を細分化(S=100~90 点 , A=89
~80 点)した新たなGPA制度を平成25年度海洋科学部入学生から導入した。
○ 戦略的な国内外への教育情報の発信
平成24年11月にグローバル人材育成事業キックオフシンポジウムを開催し、本プロクラムに関する情報発信を行った。他
大学(今回グローバル人材育成推進事業で採択になったすべての大学他)へ周知し、また、内容はリアルタイムUSTREAM
(ユーストリーム)で配信した。また、本取組の詳細はホームページを通じて公開している。
○ 事務体制のグローバル化
事務職員に対し、英語によるコミュニケーション力向上のための研修を実施した。英会話学校から講師派遣を要請し、各人
の英語力に応じ、初級クラス・中級クラスに分け、週2回10週程度の研修を学内で行った。
■ グローバル人材として求められる能力の育成
1)TOEICスコア600点を学部4年次への進級要件化
TOEIC学習e-ラーニングシステムを導入したTOEIC自習室(グローバルコ
モン)の設置(コーディネーター3名が常駐し、e-ラーニングの利用に関する支
援を実施)を行った。また、平成25年4月からは、TOEIC統括教員(特任准教
授)およびTOEIC学習専属アドバイザー(委託)を雇用し、支援体制を構築した。
さらに学生がTOEIC(IP)テストを年間10回、大学で受験できるようにした。
2)学部3年次での海外派遣型キャリア演習の開講
アジアを中心とした日本との経済関係が密接な国々に1ヶ月間滞在させ、
その国の産業や人々の暮らしを取材し、そこから自分の専門をどのように生
かし現地の産業に寄与できるかについて、帰国後、レポートを提出させる。
平成24年度は、平成25年度のプログラムを立案した(タイ、シンガポール
派遣16名)。海外派遣型キャリア演習で海外に飛び出す学部学生を経済的
に支援する制度を新たに設けた。(原資は卒業生OB会)
3)大学院博士前期課程授業の完全英語化と討論型授業の推進
大学院授業科目の時間割に英語化マーク欄を設け、学生がシラバスシステム上で英語授業を選択できるようにした。
■ 語学力を向上させるための入学時から卒業時までの一体的な取組
○ 入試における中等教育段階までの外国語力・留学経験等の適切な評価
TOEFL、英検、TOEIC等の一定スコア以上の取得者や留学経験者を適切に評価するための選抜基準を盛り込んだ入試を
導入する(平成25年度入学者選抜方法研究委員会で検討中)。
○ 効果的な語学教育及び教育体制
TOEICスコア600点を学部4年次への進級要件とした(上記1)。
■ 教員のグローバル教育力の向上
○ 教育体制のグローバル化
平成24年度は、TOEIC統括教員として海外教育機関での豊富な教育経験を有する教員(TOEICスコア985点)を配置した。
○ グローバル教育力向上のための取組
平成24年度にすでに授業英語化を試行している教員の取組事例の紹介と英語講義を行う上での工夫についての情報をHP
で全国公開する準備を行った(大学院FD活動)。
■ 日本人学生の留学を促進するための環境整備
○ 動機付けや留学を促進するための取組
TOEIC学習e-ラーニングシステムを導入したTOEIC自習室(グローバルコモン)を設置し、海外留学や海外派遣型キャリア
演習への参加を考えている学生が集えるスペースを整備した。加えて、グローバル事業推進コーディネーター特任教授等によ
る各種啓発セミナーの実施等を通じ、学生のグローバルマインドを養成する予定。
○ 留学中から帰国後にわたるサポート体制
事務局にグローバル支援担当を置き、留学先大学とのきめ細かな連絡体制、帰国後の学業生活についてのサポート
体制を構築する。
<参考>
卒業・修了時に学生が修得すべき具体的能力
【学部】
1)英語力(学士レベルで要求される英語基礎力)
①TOEIC 600点を3年次から4年次への進級要件とする。
②自分が言いたいことを英語で表現する力の育成。少人数教育により、英語による発信能力を留学するために必要な
レベルまで育成する。 (①をクリアした学生を対象に選択開講)
2)グローバル視点での自己キャリア啓発と異文化交流(学部3年次での海外派遣型キャリア演習を開設)
【大学院(博士前期課程)】
1)博士前期課程の授業科目を完全英語化し、また、それらを討論型授業に切り替えることにより、英語を用いて自分の言葉
で自分の考えを発信できる人材育成の完成を目指す。
【学部・大学院(博士前期、後期課程)共通プログラム】
1)異文化理解の深化
教員、日本人学生、および留学生(大学院生、学部生問わず)が参加し、互いに意見を交わしながら進める「対話型講義」
を本格導入する。
2)中国語、ベトナム語、タイ語、インドネシア語の強化
現地社会に深く入り込むタフなグローバル人材にとっては、英語力だけでは不十分であることから、本学の守備範囲とし
て特に重要なエリアと考える中国、タイ、ベトナム、インドネシアの4か国について、学部、大学院共通に常時開講の語学ク
ラスを新設し、これらの言語文化リテラシーを強化する。
本構想において実現する達成目標
達成実績
全
達成目標
学
2011
2012
2013
2014
2015
2016
外国語力スタンダード
を満たす学生数
12人
22人
43人
85人
うち海外留学
未経験者数 (A)
3人
12人
0人
22人
海外留学経験者数
(B)
卒業[予定]者数
(C)
3人
2人
11人
13人
54人
66人
472人
483人
450人
450人
450人
450人
3.1%
5.6%
12.0%
19.6%
比率
((A+B)/C)
海
洋
科
学
部
4年次進級時の外国語力
スタンダード
TOEIC 600点
50人(43)
100人(92)
200人
(153)
275人
(217)
卒業時の外国語力スタンダード
TOEIC 700点
10人(3)
20人(12)
40人(0)
80人(22)
海外留学経験者数
2人
2人
7人
8人
47人
58人
満
0人
0人
3人
3人
40人
50人
3 カ 月 ~ 1 年
2人
2人
4人
5人
7人
8人
1
0人
0人
0人
0人
0人
0人
291人
304人
275人
275人
275人
275人
2人(0)
2人(0)
3人(0)
5人(0)
3
カ
月
未
年
超
卒業[予定]者数
卒業時の外国語力スタンダード
海
洋
工
学
部
TOEIC 700点
海外留学経験者数
1人
0人
4人
5人
7人
8人
満
0人
0人
2人
3人
4人
5人
3 カ 月 ~ 1 年
1人
0人
2人
2人
3人
3人
1
0人
0人
0人
0人
0人
0人
181人
179人
175人
175人
175人
175人
3
カ
卒業[予定]者数
月
年
未
超
※1)学部数が多く、本表が1頁以内に収まらない場合は、「海外留学経験者数」の期間別内訳を省略してもかまわない。
※2)「外国語力スタンダードを満たす学生数」の学部ごとの記入欄の( )内は、外国語力スタンダードを満たす学生数のうち「単位取得を伴う海外留学
未経験」の学生数を示す。
※3)上記の「海外留学経験者数」は、いずれも単位取得を伴う海外留学経験者数であり、単位取得を伴わない海外留学経験者は含まない。
グローバル人材育成推進事業
Type B
Project for Promotion of Global Human Resource Development
新潟大学(学部入学定員:2,245人)
[取組学部・研究科等: ○医学部医学科(120人)、工学部(480人) 、法学部(180人)]
【構想の目的・育成するグローバル人材像】
新潟大学が考える「グローバル人材」とは、「専門性を持ち自らの考えで行動できる質実剛健かつチャレンジングな精神を持った地球
市民」である。21世紀の国際社会・産業界・地域社会を支え発展させリードする、高い専門性と国際基礎力・国際教養を合わせ持っ
た人材を育成する。
【構想の概要】
学部毎の明確な達成水準に沿った英語による専門教育と、それを補完する実践英語コースを新設するとともに、本学の特色である
副専攻プログラムに「国際コミュニケーション」を新たに用意し、「Niigata Swing-By」と名付けた留学プログラム(短期留学・長期留学)
を体系的に組み入れたカリキュラムを提供する。取組学部である医学部、工学部、法学部から導入し、順次他学部に拡大させる。
1.教育課程の国際通用性の向上、グローバル人材として求め (2)日本人学生の留学を促進するための環境整備
られる能力の育成
①留学者数増加への取組
(1)語学力を向上させる入学時から卒業時までの一体的な取組 新潟大学では、学生に早い段階で1週間から1ヶ月程度の短
①実践的な新しい英語教育プログラムの開発
期留学を経験させ、在学中に交換留学制度を活用した半年か
従来、全学学生向けの英語教育として「基礎英語」や「アカデミッ ら1年程度の長期留学につなげることを目指している。本事業
ク英語」を必修とする授業科目を開講してきたが、より実践的か 初年度である平成24年度は、(独)日本学生支援機構の奨学
つ英語での専門教育への接続に主眼を置いて、新しく英語教育 金制度も活用しながら特に短期留学の促進に注力し、下表の
をプログラム化した”S.P.A.C.E.(Skills Program for Academic and とおり、延べ430人の学生が短期留学に参加した(前年度比
Content English)”を開発した。
112人増)。また、本事業を通して、交換留学につながる交流
”S.P.A.C.E.”は、平成25年度第2学期からの開講を予定し、医 協定を新規に5件締結した。
学部、工学部、法学部から選抜された学生を中心に受講させる
こととしている。
②外国語自律学習支援環境の整備
英語及びその他外国語の授業以外での自律学習支援環境強
化のために、E-learning教材、外国語学習教材・環境を整備した。
また、留学生も活用した外国語自律学習支援スペース”FLSALC”の設置や専門のアドバイザーによる英語学習個別カウン
セリング、合宿形式での英語集中研修等を実施した。これらの
活動は、アンケート等を参考にし、改善を図りながら、平成25年
度以降の実施につなげる。
(平成23、24年度留学実績)
②留学相談の充実
2名の担当職員が「JAOS認定留学カウンセラー」資格を取得
し、増加する留学相談への対応及び相談の質的向上につな
げ、国際センター内の「留学相談コーナー」の整備を行った。
2.教員のグローバル教育力の向上、職員のグローバル対応
力強化
学部の英語による授業の開講に向けて、工学部の教員8名が
集中的なFD研修に参加し、法学部の教員3名が海外での教
員向け英語集中研修に参加した。
事務職員を対象として、窓口対応等の実務に即した英語研修
を実施し、15名の職員が参加し、外国語による対応力強化に
つながった。
( ”S.P.A.C.E.” 概念図)
3.戦略的な国内外への教育情報の発信
③外国語による専門教育の実施
(1)国内向け広報
取組学部である医・工・法学部を中心に、外国人講師を招へい
専用ホームページの開設(http://www.niigata-u.ac.jp/intl/ghrd/)、
するなどして、外国語による専門科目の講義等を行った。
新聞広告掲載、リーフレットの配布等により、高校生、新入生
3学部の開講実績は次のとおりである。
・医学部:アメリカより3組の講師を招へいし、英語での専門講義 だけでなく学外関係者にも広く本事業による取組を周知した。
及び、留学や海外で医師業務に従事することついての講演を実 (2)海外向け広報
施した。講演1回当たりの参加学生数は平均27人(累計延べ3 英語による大学広報冊子を大幅刷新し、ホームページからも
閲覧できるようにした。
61人)。
(http://www.niigata-u.ac.jp/e/about/30_publication_010.html)
・工学部:協定校であるグラスゴー大学等から講師を招へいし、
(3)学内向け広報
英語での専門講義を実施した。2回の実施で参加学生数計12
取組学部による先導的な取組を紹介し、他学部・研究科等を
0人
含めた大学全体のグローバル化につなげるため、平成25年
・法学部:協定校より講師を招へいし、英語、中国語、韓国語に
5月に学内シンポジウムを開催し、約80人の教職員が出席し
よる集中講義を行い、それぞれ42人、14人、16人が受講した
た。
。集中講義に接続させて、英国、中国及び韓国での短期研修も
実施したことにより、集中的に語学力向上させ、それぞれのテー
マに関する理解を深めることができた。
<参考>
卒業・修了時に学生が修得すべき具体的能力
本構想では、国際的な専門資格に対応する医・工・法の3学部を対象として、選抜コースを通して3学部の学生が向かうべき
資格に対応する資質の獲得を目指す。
英語運用能力については、医学部では米国医師免許(United States Medical Licensing Examination: USMLE)受験のために
必要となるレベルやアメリカで臨床研修を受けるのに必要なTOEFLiBT80点以上を、工学部では、DDT(ダブルディグリー)取
得やPE(プロフェッショナルエンジニア)を目指すのに必要となるレベルを、法学部では英語でリーガルマインドを備えて話を
することができ、法曹・ジャーナリストとして必要な能力の獲得を目指す。
3学部共通して、英語運用能力だけでなく、確かな専門性、高度なコミュニケーション力、広い視野と深い教養を有し、高き
志とチャレンジ精神にあふれた人材育成を目標とする。
本構想において実現する達成目標及び実績
達成実績
全
達成目標
学
2011
2012
2013
2014
2015
2016
外国語力スタンダード
を満たす学生数
91人
112人
132人
153人
うち海外留学
未経験者数 (A)
28人
29人
31人
33人
海外留学経験者数
(B)
卒業[予定]者数
(C)
24人
52人
63人
83人
101人
120人
782人
813人
780人
780人
780人
780人
11.7%
14.4%
16.9%
19.6%
39人(28)
43人(29)
47人(31)
52人(33)
比率
((A+B)/C)
卒業時の外国語力スタンダード
医
学
部
医
学
科
TOEIC730点以上等
海外留学経験者数
4人
17人
11人
14人
16人
19人
満
0人
17人
7人
9人
11人
13人
3 カ 月 ~ 1 年
4人
0人
4人
5人
5人
6人
1
0人
0人
0人
0人
0人
0人
88人
105人
120人
120人
120人
120人
33人(0 )
46人(0 )
59人(0 )
72人(0 )
3
カ
月
未
年
超
卒業[予定]者数
卒業時の外国語力スタンダード
TOEIC730点以上
海外留学経験者数
工
学
部
9人
22人
33人
46人
59人
72人
満
9人
22人
31人
42人
53人
64人
3 カ 月 ~ 1 年
0人
0人
2人
4人
6人
8人
1
0人
0人
0人
0人
0人
0人
512人
531人
480人
480人
480人
480人
19人(0 )
23人(0 )
26人(0 )
29人(0 )
3
カ
月
未
年
超
卒業[予定]者数
卒業時の外国語力スタンダード
TOEIC730点以上
海外留学経験者数
法
学
部
11人
13人
19人
23人
26人
29人
満
5人
8人
11人
14人
17人
19人
3 カ 月 ~ 1 年
6人
5人
8人
9人
9人
10人
1
0人
0人
0人
0人
0人
0人
182人
177人
180人
180人
180人
180人
3
カ
卒業[予定]者数
月
年
未
超
※1)学部数が多く、本表が1頁以内に収まらない場合は、「海外留学経験者数」の期間別内訳を省略してもかまわない。
※2)「外国語力スタンダードを満たす学生数」の学部ごとの記入欄の( )内は、外国語力スタンダードを満たす学生数のうち「単位取得を伴う海外留学
未経験」の学生数を示す。
※3)上記の「海外留学経験者数」は、いずれも単位取得を伴う海外留学経験者数であり、単位取得を伴わない海外留学経験者は含まない。
Type B
グローバル人材育成推進事業
Project for Promotion of Global Human Resource Development
福井大学(学部入学定員:855人、大学院入学定員:388人)
[取組学部・研究科等: ○工学部(555人),工学研究科(279人)]
【構想の目的・育成するグローバル人材像】
歴史や文化が異なる地域においても、世界の人々と協働して生き生きとした暮らしづくりに貢献できる高い専門能力と創造力・
実践力を有した技術者「Global IMAGINEER」の育成を目的とする。
【構想の概要】
①「実践的グローバル人材育成プログラム」の開発と実施 ②「語学センター」による実践的英語教育の実施 ③国際的通用性
を持つ教育課程の実現。この3本柱を核として、工学部・工学研究科を中心に21世紀グローバル社会において高度専門職業
人として活躍できる優れた人材を育成し、国際的にも通用する質の高い教育の実施を目指す。
■ 教育課程の国際通用性の向上
○ 教育課程の国際通用性の向上のための取組
語学教育カリキュラム改革として,平成25年4月より全工学部新入生に対し、英語の授業を週1回から週2回の実施とすることを
決定した。また,学期当初に全工学部新入生に対してTOEIC及び語彙テストを行い,習熟度別クラス編成を行うとともに、1クラス
25人程度の少人数教育を実施している。
○ 戦略的な国内外への教育情報の発信
大学のグローバル化促進のため、専用ホームページを作成し、必要な教育情報の公表及び
多言語化を進め、戦略的な国内外への発信を行うことが決定された。
○ 事務体制のグローバル化
国際戦略の推進のため、専門性を備えたコーディネーター及び語学能力の高いスタッフ
複数名を採用し、海外研修やイベントの実施、改善に高度な専門知識を提供している。
■ グローバル人材として求められる能力の育成
〈 本事業の3本柱 〉
〈実践的な海外研修プログラムを整備・拡充〉
○ 実践的グローバル人材育成プログラム
米国、カナダ、オーストラリア、中国、タイ及びマレーシアの大学において、語学研
修型、文化体験・フィールドワーク型、専門・研究型など11の海外派遣プログラムを
実施し、学生延べ128人が参加した。また、プログラムの拡充・新設に向けた協議を
行い、平成25年度はプログラム数、派遣人数とも前年度を上回る計画となっている。
○ 実践的英語教育
工学部及び工学研究科における「技術英語」「科学英語コミュニケーション」「科学
英語表現」を、従来の教員に加えてTESOL等を専門とした語学インストラクターが
担当することで、より実践的な英語専門教育を実現している。
○ 国際通用性を持つ教育課程
地方中小総合大学における国際的質保証モデル構築に向け、教職員を米国や中国に派遣し、先進大学等において、グロー
バル人材育成の観点から教育評価システムや地域連携等に関するベンチマーキングを行った。
■ 語学力を向上させるための入学時から卒業時までの一体的な取組
○ 入試における中等教育段階までの外国語力・留学経験等の適切な評価
TOEFL等のスコアの入試への活用や、入学志願者の留学経験等の適切な評価については、平成25年度以降、実際に導入して
いる大学を調査し先行事例を研究するとともに、活用することによって生じる利点や課題などを整理し、全学的な視点で検討する。
○ 効果的な語学教育及び教育体制
語学センターにおいて、現在のEFL研究の知見を基に独自の英語プログラム開発を進めており、平成25年度からは工学部1年
次生を対象とした少人数・習熟度別クラス分けを開始するなど、統一的、総合的で実践的な英語教育(共通教育)を実施している。
■ 教員のグローバル教育力の向上
○ 教育体制のグローバル化
語学センターで、ESL/EFLの資格を有する英語ネイティブの外国人教員や海外大学で学位を取得した日本人教員を多数採用
し、英語教育改革を進めている。語学センターのグローバルな教育体制によって大学全体のグローバル化にも貢献している。
○ グローバル教育力向上のための取組
海外短期研修を新規に追加して実施し、多数の学生を海外に派遣するとともに、引率として教職員を派遣することにより、グロー
バルな視点をさらに育成し、国際通用性のある教育課程へ反映させている。
■ 日本人学生の留学を促進するための環境整備
○ 動機付けや留学を促進するための取組
海外留学の動機づけ、基礎情報の提供、スケジュール・目標管理及び成果測定の一助となるよう「海外留学ロードマップ
(福井大学)」を作成し、平成25年度全新入学生をはじめ在学生、教員にも広く配布した。また、「グローバル化の展開と人材
育成」をテーマとするキックオフセミナーの開催や海外派遣プログラム参加学生約100人を対象とした事前研修講演も行った。
○ 留学中から帰国後にわたるサポート体制
海外研修参加学生に対する危機管理関連の情報提供や24時間対応可能なサポート体制を構築するなど、安全管理策の充実
を図った。また、帰国後の事後オリエンテーションを実施し、学生が留学経験を有効活用できるよう支援体制の整備を行った。
<参考>
卒業・修了時に学生が修得すべき具体的能力
産業界が求める、国際的な事業で活躍できる英語力に基づき、卒業時に修得すべき外国語力スタンダードをTOEIC750点ま
たはTOEFL PBT550点と設定する。英語力に加えて、東アジアまたは東南アジア1カ国の言語において初級程度の到達を
目指す。また、グローバル社会において高度専門職業人として活躍できる優れた人材育成を目的として、学生の卒業・修了
時には、①創造力、②自己学習力、③問題解決能力、④教養・専門的知識、⑤コミュニケーション能力の修得を目指す。
本構想において実現する達成目標及び実績
達成実績
全
達成目標
学
2011
2012
2013
2014
2015
2016
外国語力スタンダード
を満たす学生数
7人
12人
25人
50人
うち海外留学
未経験者数 (A)
5人
8人
18人
25人
海外留学経験者数
(B)
卒業[予定]者数
(C)
16人
33人
31人
42人
53人
60人
555人
556人
555人
555人
555人
555人
6.5%
9.0%
12.8%
15.3%
7人( 5 )
12人( 8)
25人( 18 )
50人( 25)
比率
((A+B)/C)
TOEIC750またはTOEFL
PBT 550
卒業時の外国語力スタンダード
海外留学経験者数
工
学
部
16人
33人
31人
42人
53人
60人
満
16人
33人
30人
40人
50人
55人
3 カ 月 ~ 1 年
0人
0人
1人
2人
3人
5人
1
0人
0人
0人
0人
0人
0人
555人
556人
555人
555人
555人
555人
3
カ
卒業[予定]者数
月
年
未
超
※1)学部数が多く、本表が1頁以内に収まらない場合は、「海外留学経験者数」の期間別内訳を省略してもかまわない。
※2)「外国語力スタンダードを満たす学生数」の学部ごとの記入欄の( )内は、外国語力スタンダードを満たす学生数のうち「単位取得を伴う海外留学
未経験」の学生数を示す。
※3)上記の「海外留学経験者数」は、いずれも単位取得を伴う海外留学経験者数であり、単位取得を伴わない海外留学経験者は含まない。
Type B
グローバル人材育成推進事業
Project for Promotion of Global Human Resource Development
神戸大学(学部入学定員:2,543人)
[取組学部・研究科等:国際文化学部(140人),文学部(115人) ,人文学研究科(50人),発達科学部(280人),法学部(180人),経済学部
(270人),経済学研究科(83人),経営学部(260人)]
【構想の目的・育成するグローバル人材像】
神戸大学の教育理念「真摯・自由・協同」の精神に基づき,卓越した外国語能力と高度な専門性を持って,地球規模での現代的諸課題に
立ち向かい,国際社会の持続可能な発展を可能とする「問題発見型リーダーシップ」を発揮できる「グローバル人材」の育成を目的とする。
【構想の概要】
神戸大学では,教育目的に掲げる「人間性の教育」,「創造性の教育」,「国際性の教育」,「専門性の教育」を踏まえつつ,人文科学系及
び社会科学系の6学部(文学部,発達科学部,国際文化学部,法学部,経済学部,経営学部)がそれぞれの教育プログラムを通じて互いの
専門性を越えて協力し,深い教養と高度な専門性,グローバルな視野と卓越したコミュニケーション能力を備えた「問題発見型リーダーシッ
プ」を発揮できる「グローバル人材」を育成する 。
■ 教育課程の国際通用性の向上
○ 教育課程の国際通用性の向上のための取組
全学的な教学マネジメントを行う「大学教育推進機構」の「大学教育推進部」と「全学共通教育部」に加え,グローバル教育を推進するため新
たに「グローバル教育部」を置き,学士課程教育における国際通用性向上のため次の取組を実施することにより,単位制度の実質化を図り,
学生の能動的学修を推進している。 ①学生の学修時間の確保,②カリキュラムの体系化,③GPAの活用と成績評価の厳格化,④学生の主
体的な学びを促進するための環境整備,⑤アクティブ・ラーニングの推進
○ 戦略的な国内外への教育情報の発信
神戸大学が育成しようとするグローバル人材像及び獲得する能力を明示し,併せて,留学促進のための支援状況等を積極的に公表する
ことを目的に本事業のHPを作成し,また,グローバル人材育成に関する各種情報誌に本学での取組を掲載し,神戸大学におけるグローバ
ル化推進に係る取組を発信している。
○ 事務体制のグローバル化
事務職員のグローバル化対応能力の向上を図るため,英語外部試験(TOEIC)を実施するとともに,実務能力養成のための国内外での語
学等研修や国際職員研修を行い,学生の留学支援及び外国人教員の日本での活動支援を推進している。
■ グローバル人材として求められる能力の育成
○ 異文化・日本文化理解と多様な価値観の尊重
全学共通授業科目の内,異文化・日本文化理解の涵養を目指す授業科
目を,平成25年度から「グローバル共通科目」(18科目)に指定し,国際性
の教育をより一層強化している。
○ 卓越した外国語運用能力
英語外部試験(TOEIC又はTOEFL)によるスコアを基にした習熟度別クラ
スにより授業を行うグローバル英語コース(GEC)を平成25年度に新設し,
高度な外国語運用能力の育成を図っている。
○ 高度な専門性の涵養とグローバル教育プログラム
平成25年度から各取組学部での特色を活かした教育プログラムにおける
専門科目に,英語等で授業が実施される「グローバル専門科目」(69科目)
を設け,各取組学部間での相互履修を推進している。
■ 語学力を向上させるための入学時から卒業時までの一体的な取組
○ 入試における中等教育段階までの外国語力・留学経験等の適切な評価
英語力を重視するAO入試,TOEFLを活用する選抜方式や入学志願者の留学経験や在外経験を評価する方式の導入を目指し検討を開
始している。
○ 効果的な語学教育及び教育体制
平成25年度から英語外部試験(TOEIC又はTOEFL)によるスコアを基に,習熟度別クラス編成を行い,また,新設のグローバル英語コース
(GEC)において,留学志望の学生を対象としたPre-Study Abroad(PSA)クラスや海外短期英語研修科目を導入している。さらに,各取組学
部における専門科目においても,英語での授業科目を増やしている。
■ 教員のグローバル教育力の向上
○ 教育体制のグローバル化
海外大学での教育経験や国内での外国語による教育経験が豊かな教員並びに外
国人を積極的に採用・配置することで,英語等による授業の拡充・推進を図っている。
○ グローバル教育力向上のための取組
神戸大学の更なる国際化を推進するため,海外大学から講師を招聘の上FD研修会
を実施している。また,海外協定校等からの講師招聘や本学の教員派遣による集中講
義など,教員交流による出張講義を実施している。さらに,神戸大学中国事務所(北
京)や神戸大学ブリュッセルオフィス(ベルギー)を活用した教職員の海外研修を行っている。
■ 日本人学生の留学を促進するための環境整備
○ 動機付けや留学を促進するための取組
欧州留学中の学生,卒業生(日本人・留学生)が参加した
グローバル教育部発足記念シンポジウム〈神戸大学ブリュッセルオフィス〉
学生の海外インターンシップの機会を充実させることを目的に,平成24年度に,取組学部及びグローバル教育部において,海外協定大学
をはじめEU及びアセアン地域における神戸大学現地同窓会の協力の下,海外インターンシップの事前調査を行った。
○ 留学中から帰国後にわたるサポート体制
留学中の学修及び生活状況を常に把握し,また,帰国後のメンタルヘルスケア・学修管理支援を適切かつ継続的に行うことを目的とした
SNS・ポートフォリオに関するFD研修会を実施した。
<参考>
卒業・修了時に学生が修得すべき具体的能力
①深い教養と高度な専門性
地球規模での諸課題の発見やその解決にリーダーシップを発揮できるための基礎的能力
②問題発見型先見性
人々の声なき声を聞き分け,そこに新たな問題や課題が伏在していることを発見し,社会に向かって発信・説得する能力
③課題解決能力
創造的な計画立案力だけでなく,想定外の変化や障害に対して柔軟に対処しつつ事業を完遂する能力,企画・運営能力
④リーダーシップを発揮できる能力
「学生の自主性・自律性を尊重し,個性と多様性を重視した教育」(神戸大学教育憲章)の実践に基づく能力
本構想において実現する達成目標及び実績
達成実績
全
達成目標
学
2011
2012
2013
2014
2015
2016
外国語力スタンダード
を満たす学生数
120人
141人
177人
193人
うち海外留学
未経験者数 (A)
55人
69人
74人
77人
海外留学経験者数
(B)
卒業[予定]者数
(C)
73人
57人
101人
123人
150人
152人
1,311人
1,308人
1,315人
1,315人
1,315人
1,315人
11.9%
14.6%
17.0%
17.4%
9人(6 )
12人( 9 )
18人(10 )
23人(12 )
比率
((A+B)/C)
文
学
部
卒業時の外国語力スタンダード
海外留学経験者数
卒業[予定]者数
国
際
文
化
学
部
発
達
科
学
部
法
学
部
卒業時の外国語力スタンダード
海外留学経験者数
卒業[予定]者数
卒業時の外国語力スタンダード
海外留学経験者数
卒業[予定]者数
卒業時の外国語力スタンダード
海外留学経験者数
卒業[予定]者数
経
済
学
部
卒業時の外国語力スタンダード
経
営
学
部
卒業時の外国語力スタンダード
海外留学経験者数
卒業[予定]者数
海外留学経験者数
卒業[予定]者数
TOEIC760又は
TOEFL-iBT80
1人
2人
6人
9人
10人
12人
115人
117人
115人
115人
115人
115人
35人(5 )
40人(10 )
45人(10 )
50人(10 )
TOEIC760又は
TOEFL-iBT80
53人
31人
63人
75人
75人
75人
147人
132人
140人
140人
140人
140人
15人(10 )
18人(12 )
25人(15 )
30人(15 )
TOEIC760又は
TOEFL-iBT80
0人
3人
5人
6人
15人
15人
290人
286人
290人
290人
290人
290人
15人(12 )
15人(12 )
18人(14 )
18人(14 )
TOEIC760
3人
5人
3人
3人
4人
4人
193人
236人
200人
200人
200人
200人
16人(2 )
24人(4 )
37人(6 )
37人(6 )
TOEIC760
11人
8人
14人
20人
31人
31人
298人
279人
290人
290人
290人
290人
30人(20 )
32人(22 )
34人(19 )
35人(20 )
TOEIC760又は
TOEFL-iBT80
5人
8人
10人
10人
15人
15人
268人
258人
280人
280人
280人
280人
※1)学部数が多く、本表が1頁以内に収まらない場合は、「海外留学経験者数」の期間別内訳を省略してもかまわない。
※2)「外国語力スタンダードを満たす学生数」の学部ごとの記入欄の( )内は、外国語力スタンダードを満たす学生数のうち「単位取得を伴う海外留学
未経験」の学生数を示す。
※3)上記の「海外留学経験者数」は、いずれも単位取得を伴う海外留学経験者数であり、単位取得を伴わない海外留学経験者は含まない。
Type B
グローバル人材育成推進事業
Project for Promotion of Global Human Resource Development
鳥取大学(学部入学定員:1,140人)
(大学院修士(博士前期)課程入学定員:285人)、(大学院博士(博士後期)課程入学定員:84人)
[取組学部・研究科等: 農学部(235人),工学部(450人),地域学部(190人)]
【構想の目的・育成するグローバル人材像】
本構想では、豊かなグローバルマインドを根底として、グローバル人間力、グローバルリテラシー、グローバルコミュニケーション
力をグローバル基礎能力とする「グローバルマネジメント能力」と、タフで健全な心身を有し、深い専門知識(理論)と高い技術力
(実践力)を体系的に修得することにより、進展しつつあるグローバル社会の中核として活躍できる人材の育成を目指す。
【構想の概要】
グローバル人材育成のための教育カリキュラムを体系化し、全学生対象のグローバル基礎教育を教養教育で実施するほか、
取組学部では、選抜学生を対象に、グローバル強化コースを専門教育として実施する。特に、グローバル強化コースでは、異
文化、多言語、異環境をキーワードに、アジア、アフリカ、ラテンアメリカの開発途上国や新興国をフィールドとした海外実践教
育を実施する。さらに、本構想の着実な実施のため、全学的な実施体制として「グローバル人材育成推進室」を設置する。
■ 教育課程の国際通用性の向上
○ 教育課程の国際通用性の向上のための取組 国際通用性修得のための基礎的授業科目を「グローバル教育基礎科目
群」として教養教育の中に明確に位置づけ、平成25年度履修案内に掲載するとともに、クォーター制、ナンバリング導入につい
て検討した。クォーター制は平成25年度から農学部後期英語科目、大学院修士課程農学研究科の全科目で試行的に導入し、
効果・実施方法等を検証する。
○ 戦略的な国内外への教育情報の発信 本学事業を高校生、保護者等、広く社会に周知し理解してもらうために、リーフ
レット、新聞、高校向け情報誌、本学受験広報誌、本事業ホームページにより情報を発信するとともに、本学の特色的プログラム
であるメキシコ海外実践教育プログラム報告会を本学学生、教職員、地域住民に向けて学外で開催し、併せて在日メキシコ大
使館次官を迎えて講演会を実施した(平成25年1月鳥取市)。
○ 事務体制のグローバル化 教員と事務職員が一体となったプロジェクト組織「鳥取大学グローバル人材育成推進室(以下、
推進室)」を平成24年10月に設置した。これにより、学生教育と国際交流に関する事務組織の連携が強化され、学長、教育担当
理事の強力なリーダーシップの下、グローバル化に対応するための全学的かつ機動的な事業推進体制が整備された。
■ グローバル人材として求められる能力の育成
❶本構想で目指すグローバル人材養成のために、まず、「グローバル教育基礎科目群」を教
養教育に明確に位置づけ、グローバルマインドの醸成・強化、言語能力・異文化理解能力向
上のための教育プログラム開発に努め、平成25年度実施予定の各国大使によるサミットレク
チャー、新規短期海外語学研修(台湾・銘傳大学)を先行実施した。❷専門教育においても
アジア、ラテンアメリカ等をフィールドにした海外実践プログラムを実施し、異文化受容能力、
コミュニケーション能力養成に努めた。農学部:乾燥地農学実習(メキシコ、タイ)、国際開発
実習(タイ)。地域学部:海外フィールド演習(韓国、ベトナム、インドネシア他)。❸また、在日
大使館、JICA等との教育面での連携強化を図るとともに、英国・ケンブリッジ大学、インド・プ
ネ大学、ウガンダ・マケレレ大学等、6つの海外協定校に教員を派遣し、連携強化と新規プロ
グラムの開発を進めた。❹さらに、全国約1,000名の高校生のグローバル意識調査を実施し、
海外留学希望者の志向性・能力等、教育プログラムに盛り込むべき構成要素を明確化した。
グローバルマインドセットアップの
ために台湾・銘傳大学で新規に企
画・実施した短期語学研修。
本研修が契機になり、3名の学生が
本年夏より台湾、ウガンダの協定
校に1年間留学予定。
■ 語学力を向上させるための入学時から卒業時までの一体的な取組
○ 効果的な語学教育及び教育体制 実践的英語能力向上のため、1年生を主対象に短期海外語学研修(台湾・銘傳大学)
を新しく企画・実施した。併せて、効果的なプログラム実施、安全管理等に活用するため銘傳大学と本学を繋ぐTV会議・遠隔講
義システムを導入した。平成25年度の英語科目でのクォーター制試行を決定するとともに、英語能力の異なる多様な学生のオ
ンデマンド学習支援強化のため、技術英語も含むe-learning教材の拡充を図った。また、4年間の一貫した英語教育を検討する
ための基礎情報を得るために、3年次以上の全学生にTOEIC検定試験を受験させるとともに、TOEIC対策講習会を実施した。さ
らに、中国語、韓国語、スペイン語強化など、全学的観点から語学力強化の取組を実施した。
■ 教員のグローバル教育力の向上
「推進室」が核となり、教員と事務職員、教務と国際交流の事務組織、各学部の取組をシームレスに繋ぎ、教育体制のグローバ
ル化を進めている。初年度である平成24年度は、学長主催の全学説明会、推進室主催の学部説明会を開催し、学内の教職員
に対し大学教育のグローバル化の重要性と緊急性、本事業の実施方針の周知に力点を置いた。これらを受け、各学部教員から
平成25年度実施計画が積極的に多数提案された。また、e-learning英語教材を用いたアクティブラーニングに関する教職員向
け講習会を開催した。
■ 日本人学生の留学を促進するための環境整備
○ 動機付けや留学を促進するための取組 1年生からの海外派遣プログラム、サミットレクチャーなど、将来の留学に繋がる
授業を導入し、留学意欲の醸成を図った。その結果、銘傳大学英語研修参加者から3名が平成25年度台湾、ウガンダの協定校
へ1年間留学することになった。また、本学協定校との双方向の学生交流を進めるために、台湾・銘傳大学において鳥取大学
フェアを開催し、220名の参加学生に本学への留学案内を行った。
○ 留学中から帰国後にわたるサポート体制 新興国や途上国での教育プログラムの安全な実施のために、在日大使館、
JICA等との連携を強化するとともに、中国人留学生同窓会(平成25年3月、北京、本学同窓生他約100名参加)を開催し、本学海
外協定校を代表する各参加者と協議し、学生の受入など本事業への協力体制を強化した。
<参考>
卒業・修了時に学生が修得すべき具体的能力
幅広い教養と深い専門知識と高い実践力を根底とし、開発途上国、振興国等のグローバル社会の中核として、国際業務を
円滑に遂行できる能力(グローバルマネジメント能力)の修得を図る。グローバルマネジメント能力の最も重要な基礎的能力
を次の3つの能力に集約し、それらの修得によりグローバル人材の育成を図る。1.グローバル人間力(自己開発・強化力、
自己管理力、課題発見・解決力)、2.グローバルリテラシー(日本発信力、地球的課題理解力、異文化理解力、異文化受容
力)、3.グローバルコミュニケーション力(英語通用力、トリリンガル能力、プレゼンテーション能力、ディベート能力、チーム
ワーク形成力)等を修得する。
本構想において実現する達成目標及び実績
達成実績
全
達成目標
学
2011
2012
2013
2014
2015
2016
外国語力スタンダード
を満たす学生数
29人
39人
56人
70人
うち海外留学
未経験者数 (A)
8人
11人
14人
16人
海外留学経験者数
(B)
卒業[予定]者数
(C)
67人
49人
95人
106人
125人
150人
880人
878人
912人
944人
913人
875人
11.3%
12.4%
15.2%
19.0%
12人( 3 )
15人( 4 )
20人( 5 )
25人( 7 )
比率
((A+B)/C)
英語:TOEIC700 点以上
か、それに相当する能力
卒業時の外国語力スタンダード
海外留学経験者数
農
学
部
46人
34人
61人
61人
62人
67人
満
30人
18人
45人
45人
45人
50人
3 カ 月 ~ 1 年
16人
16人
16人
16人
16人
16人
0人
0人
0人
0人
1人
1人
231人
225人
239人
244人
240人
235人
5人( 3 )
8人( 4 )
12人( 5 )
15人( 5 )
3
カ
1
月
未
年
超
卒業[予定]者数
卒業時の外国語力スタンダード
TOIEC 600 点
海外留学経験者数
工
学
部
9人
7人
20人
30人
40人
45人
満
7人
6人
18人
27人
34人
37人
3 カ 月 ~ 1 年
2人
1人
2人
3人
6人
8人
1
0人
0人
0人
0人
0人
0人
461人
467人
458人
489人
466人
450人
12人( 2 )
16人( 3 )
24人( 4 )
30人( 4 )
2人( 0 )
4人( 1 )
8人( 2 )
10人( 2 )
3
カ
月
未
年
超
卒業[予定]者数
TOEIC 600 点または中国
語検定3級あるいはハング
ル能力検定 3級(下段は
中国語・ハングル語の人
数、上段の内数)
卒業時の外国語力スタンダード
地
域
学
部
海外留学経験者数
12人
8人
14人
15人
23人
38人
満
8人
2人
10人
10人
18人
30人
3 カ 月 ~ 1 年
3人
5人
4人
5人
5人
8人
1
1人
1人
0人
0人
0人
0人
188人
186人
215人
211人
207人
190人
3
カ
卒業[予定]者数
月
年
未
超
※1)学部数が多く、本表が1頁以内に収まらない場合は、「海外留学経験者数」の期間別内訳を省略してもかまわない。
※2)「外国語力スタンダードを満たす学生数」の学部ごとの記入欄の( )内は、外国語力スタンダードを満たす学生数のうち「単位取得を伴う海外留学
未経験」の学生数を示す。
※3)上記の「海外留学経験者数」は、いずれも単位取得を伴う海外留学経験者数であり、単位取得を伴わない海外留学経験者は含まない。
Type B
グローバル人材育成推進事業
Project for Promotion of Global Human Resource Development
山口大学(学部入学定員:2,562人)
[取組学部・研究科等: ○工学部(530人)、理工学研究科(359人)]
【構想の目的・育成するグローバル人材像】 工学部における教育内容の国際化と教職員のグローバル教育力強化を図り、
東南アジア・東アジア地域で活躍する技術系人材を育成するものであり、学部卒業時には、『異文化を理解し、海外で働く自
覚を持つ人材』を、また、理工学研究科終了時には、『国際技術者としての基礎力と海外企業で働く自信を持つ人材』を育成
することを目的とする。
【構想の概要】 グローバル技術者養成センターを設置し、社会建設工学科東アジア国際コースにおいて実績あるグローバ
ル化教育プログラムを工学部・理工学研究科全体に拡大・展開するとともに、グローバル技術者に必要な語学力、国際的視点、
自覚と誇りを培うための様々な新たな取組を実施する。
■ 教育課程の国際通用性の向上
○ 工学部社会建設工学科東アジア国際コースで培って
きたグローバル人材教育を工学部全体に展開し、教
育内容の国際化と教職員のグローバル教育力強化を
図る
○ 最初のグローバル人材「長州ファイブ」を輩出した明
治維新の地に根付く人材育成のDNAを21世紀に継承
○ ASEAN・東アジア新興国のダイナミズムを取り込み、
未来の日本を担うグローバル技術系人材を養成
URL http://www.global.eng.yamaguchi-u.ac.jp/index.html
■ 語学力を向上させるための入学時から卒業時までの一体的な取組
○ 学部入試、大学院入試において外国語能力や留学・在外経験を評価
○ 共通教育における英語教育に加え、2年次以降の専門教育の中で、工学部独自の語学教育(習熟度別語学クラス)を
導入し、効率的な語学教育を実施
■ 教員のグローバル教育力の向上
○ 工学部にグローバル技術者養成センターを設置し、
教育課程のグローバル化を推進
○ 同センター・養成支援室を中心に以下を実施:
1. グローバル技術者を養成する教員の採用・増強
2. 多言語による事務手続きが可能な事務系職員を採
用・養成し、学部学生の留学支援体制を整備
3. グローバル技術者養成の教育方法を開発
4. Webによる教育情報(多言語)の発信
推進体制(グローバル技術者養成センター)
■ 日本人学生の留学を促進するための環境整備
○ フレッシュマンセミナー、技術系人材の国際化に関する
特別講演等により、1年次から留学のための動機づけを実施
○ 留学による教育効果、就職活動への反映などを説明し、学生
に留学の意義を浸透
○ 養成センター・海外研修室において海外留学プログラムを開発
○ 海外留学促進と学生の経済的負担の軽減のために、留学奨学
金の充実を図る
<参考>
卒業・修了時に学生が修得すべき具体的能力
本構想で育成するグローバル人材像は次の通りである:
①異文化を理解し、海外で働く自覚を持つ人材(学部教育)
②国際技術者としての基礎力と海外企業で働く自信を持つ人材(大学院教育)
前者①は学部教育を通して育成する人材像であり、例えば、学部卒業後、日
本の技術系企業に就職し、「実務経験を積んだ後、海外の現地法人で勤務す
る人材」 、「資材調達・製品納入など海外との交渉・取引を担当する人材」等を
想定している。
後者②はさらに大学院における専門教育を通して育成する人材像であり、大
学院修了後、例えば、「日本の技術系企業に就職後、海外現地法人に勤務し、
本社の方針と現地の経営環境との調整を図り、専門技能を駆使して地域横断
的にプロジェクトを推進する人材」 、「海外企業や日系現地企業に就職し、多
国籍のメンバーから成る現地のプロジェクトチームを率いる人材」等を想定して
いる。
本構想で掲げるグローバル人材が備えるべき具体的能力を右図のように8つ
の能力に整理し、山口大学の教育目標や特色に照らしながら教育を行う。
本構想において実現する達成目標
全
学
2011
2012
外国語力スタンダード
を満たす学生数
うち海外留学
未経験者数
(A)
2014
2015
2016
5人
15人
35人
55人
5人
5人
10人
10人
海外留学経験者数
(B)
3人
16人
20人
45人
60人
80人
卒業[予定]者数
(C)
571人
526人
530人
530人
530人
530人
4.7%
9.4%
13.2%
17.0%
5人(5人)
15人(5人)
35人(10人)
55人(10人)
比率
((A+B)/C)
卒業時の外国語力スタンダード
TOEIC 650
海外留学経験者数
工
学
部
2013
3人
16人
20人
45人
60人
80人
満
3人
16人
20人
42人
55人
70人
3 カ 月 ~ 1 年
0人
0人
0人
3人
5人
10人
1
0人
0人
0人
0人
0人
0人
571人
526人
530人
530人
530人
530人
3
カ
月
年
卒業[予定]者数
未
超
※1)「外国語力スタンダードを満たす学生数」の学部ごとの記入欄の( )内は、外国語力スタンダードを満たす学生数のうち「単位取得を伴う海外留学
未経験」の学生数を示す。
※2)上記の「海外留学経験者数」は、いずれも単位取得を伴う海外留学経験者数であり、単位取得を伴わない海外留学経験者は含まない。
■平成24年度の実績例
【導入した自己学習システム】
1. manaba / Moodle 教育システム
2. ALC NetAcademy2
TOEIC(R)テスト演習2000コース、技術英語<基礎>コース
【海外研修プログラム】
1. 開発したプログラム数:26 内訳(語学研修:6 技術研修:20)
2. 実施したプログラム数:10 内訳(語学研修:3 技術研修:7)
3. プログラム参加人数:62名 内訳(語学研修:27 技術研修:35)
■平成25年度の予定
【海外研修プログラム】
1. 実施予定プログラム数:27 内訳(語学研修:10 技術研修:17)
2. プログラム参加予定人数:169名
内訳(語学研修:88 技術研修:81)
平成24年度実施の研修プログラム一覧
派遣大学
派遣国
プログラムタイプ
ウダヤナ大学
インドネシア
海外語学研修
チュラロンコン大学
タイ
海外語学研修
シェフィールド大学
イギリス
海外語学研修
ソウル市立大学
韓国
海外技術研修
ジョグジャカルタ州立大学
インドネシア
海外技術研修
マレーシア工科大学
マレーシア
海外技術研修
アジア工科大学
タイ
海外技術研修
チュラロンコン大学
タイ
海外技術研修
カセサート大学
タイ
海外技術研修
シーナカリンウィロート大学
タイ
海外技術研修
グローバル人材育成推進事業
Type B
Project for Promotion of Global Human Resource Development
九州大学(学部入学定員:2,555人)
[取組学部・研究科等: ○農学部(229人)]
【構想の目的・育成するグローバル人材像】
本構想によって育成するグローバル人材像は、『次世代農学(アグリバイオ)の広範な基礎知識と各々の専門分野の知識・技
術を修得し、農学を取り巻く地域・地球規模の課題を解決するための汎用技能(多文化・異文化に対する知識、問題解決力、
論理的・創造的思考力等)と俯瞰的視野を持って把握し、国際的にリーダーシップを発揮できる人材』である。
【構想の概要】
農学部国際コース(G30)の外国人留学生と一般入試で入学した学生の1~2割程度(英語力によって選抜)に、英語講義科
目(専門科目)をクラス共有で受講させる。それらの講義科目に相当する一般学生用講義科目との単位互換を行う。また、クラ
ス共有の学生(国際コースの留学生+クラス共有許可一般学生)には、通常カリキュラムに加えて、日本・ASEAN 農学におけ
る、最重要で未解決な問題解決の科学プログラム科目(Problem-based Learning)を設定し、受講させることで、英語によるプレ
ゼンテーション・ディベート能力、問題に対する解決策の提案能力等のグローバル展開汎用技能を修得させる。
■ 教育課程の国際通用性の向上
○ 教育課程の国際通用性の向上のための取組
本構想の最大の特徴は、将来的には、両コース共通カリキュラム(英語による講義)を
設定することにある。平成25年度農学部在籍生を対象に行ったTOEFL iBT模試でスコ
ア80を超える学生については、共通カリキュラムの受講を促せるような準備をプロジェク
トオフィスを中心として行なっている。
○ 戦略的な国内外への教育情報の発信
平成24年3月に香港にて開催された国際教育担当者の会議APAIE: Asia Pacific
Association for International Educationに参加、ブースを設置し本事業の紹介を行った。
○ 事務体制のグローバル化
平成25年2月に担当教員がアメリカ・カリフォルニア大学デービス校を訪問し、
平成25年度の事務職員英語向上プログラムの委託とカリキュラム調整を行った。
■ グローバル人材として求められる能力の育成
〈APAIE九州大学ブース〉
構想内のグローバル人材能力を形成する際に、学生が到達すべき目標を明瞭に
するため、目標を3段階に設定した。
○ 第1段階「HOP! 英語力強化プログラム-TOEFLiBT80を目指そう!ー」
平成24年度は農学部3年生を対象としたTOEFL対策集中講座を開講し39名が受
講した。平成25年度は英語力強化プログラムへ228名が応募し、TOEFL iBT模試
の結果175名を対象学生とし選抜し少人数クラス単位で開講予定である。
○ 第2段階「STEP! 問題解決の科学プログラムー海外で学ぼう!ー」
平成24年度に開催した本事業のキックオフミーティングにて海外協定校と集中講義
内容を協議した結果、平成25年度には4カ国にて集中講義を開講予定である。参
加学生は各国の開講期間により1〜3単位を取得可能である。
○ 第3段階「JUMP! ー世界に羽ばたこう!ー」
平成24年度から情報収集とサポート担当者を配置している。平成25年度において
は国内外のキャリアフォーラム等に積極的に参加し学生へのサポートを充実させる。
■ 語学力を向上させるための入学時から卒業時までの一体的な取組
○ 入試における中等教育段階までの外国語力・留学経験等の適切な評価
平成25年度内に10月入学用のAO入試について検討を開始する。
○ 効果的な語学教育及び教育体制
平成25年度英語プログラム受講希望者はTOEFL iBT模試を導入したことで、より効果
的な学生の選別、クラス分け、英語力に合わせた授業内容の提供が可能となった。
■ 教員のグローバル教育力の向上
〈英語プログラム受講者募集の案内〉
○ 教育体制のグローバル化
平成24年度の取組みとして、12月に学内のグローバル30事業と共催で学内においてFDを開催した。第11回教育国際化のため
のFD「外国人教員から学ぶ「留学生への教授法」」と題し、学内の外国人教員から英語による教育法をについて学ぶ機会を提
供した。
○ グローバル教育力向上のための取組
教員を対象とした英語教授法のワークショップ「2日間で伝授!Native Speakerが教える教員のための英語スキルアッププログラ
ム」を平成25年3月開講した。ワークショップは午前を英語教授法の改善、午後をプレゼンテーション能力向上をテーマとし、模
擬授業、模擬プレゼンを主とした実践的な内容で行った。平成25年度は海外大学への教員派遣を予定している。
■ 日本人学生の留学を促進するための環境整備
○ 動機付けや留学を促進するための取組
日本人学生の派遣候補先として協定校の中から8カ国15大学を連携強化校と位置づけ、平成25年1月開催のキックオフミーティ
ングに代表者を招聘し各大学の提供可能な短期農学プログラムの紹介プレゼンテーションを通して情報収集をおこなった。平
成25年度はフィールドワークを主とした農学関連の集中講義を4カ国で開講予定である。
○ 留学中から帰国後にわたるサポート体制
英語プログラム及び問題解決の科学プログラム受講生はE-ポートフォリオにて単位の取得状況、英語スコアの推移を管理し、プ
ロジェクトオフィス担当者が随時サポートを行う。
<参考>
卒業・修了時に学生が修得すべき具体的能力
(1)クラス共有による国際コースカリキュラム受講(一般コースカリキュラムと単位互換)による英語で専門を理解する能力
(2)英語力強化プログラム・英語基礎力強化プログラムによりTOEFL-iBTスコア80を最低限クリアしたコミュニケーション能力
(3)グローバル展開汎用技能プログラムを通じて、英語によるディベート・プレゼンテーション技術、英語レポート作成等、理科系英語技術
の修得
(4)国際コースおよびクラス共有を許可された学生(TOEFL-iBT 80以上)は、問題解決の科学プログラム(Problem-based Learning)を受
講し世界における農学実問題を学ぶことによる論理的思考能力
(5)GRE, TOEFLスコアアップ特別プログラム受講を許可された学生の中でさらに特別選抜した学生(TOEFL-iBT 100相当以上)は、アメ
リカ、カナダの難関大学院に進学するのに必要な共通試験(GRE, http://www.ets.org/gre/)やTOEFL-iBTスコアアップのためのプログラ
ム(1年間)を受講し世界の大学院専門課程に入学できる能力
本構想において実現する達成目標及び実績
達成実績
全
達成目標
学
2011
2012
2013
2014
2015
2016
外国語力スタンダード
を満たす学生数
35人
45人
56人
66人
うち海外留学
未経験者数 (A)
5人
5人
8人
8人
海外留学経験者数
(B)
卒業[予定]者数
(C)
3人
3人
30人
40人
48人
58人
237人
245人
229人
229人
229人
229人
15.3%
19.7%
24.5%
28.8%
35人( 5 )
45人( 5 )
56人( 8 )
66人( 8)
比率
((A+B)/C)
卒業時の外国語力スタンダード
TOEFL-iBT80相当
海外留学経験者数
農
学
部
3人
3人
30人
40人
48人
58人
満
1人
2人
22人
32人
39人
48人
3 カ 月 ~ 1 年
2人
1人
8人
8人
9人
10人
1
0人
0人
0人
0人
0人
0人
237人
245人
229人
229人
229人
229人
3
カ
卒業[予定]者数
月
年
未
超
※1)学部数が多く、本表が1頁以内に収まらない場合は、「海外留学経験者数」の期間別内訳を省略してもかまわない。
※2)「外国語力スタンダードを満たす学生数」の学部ごとの記入欄の( )内は、外国語力スタンダードを満たす学生数のうち「単位取得を伴う海外留学
未経験」の学生数を示す。
※3)上記の「海外留学経験者数」は、いずれも単位取得を伴う海外留学経験者数であり、単位取得を伴わない海外留学経験者は含まない。
Type B
グローバル人材育成推進事業
長崎大学(学部入学定員:1,629人)
Project for Promotion of Global Human Resource Development
〔取組学部・研究科等:〇経済学部(415人)、経済学研究科(15人)、国際健康開発研究科(10人)〕
【構想の目的・育成するグローバル人材像】
長崎大学では、多様な文化的背景や価値観を有する当事者間でしばしば利害が対立する地球規模課題の解決に挑戦する
「志」、すなわちGSR(Global Social Responsibility)マインドを持ち、経済学・経営学・会計学の基盤的知識を活用して、当事者間
で合意可能な解決策を導出し、それを実行しうるグローバル・ビジネス人材を育成します。
【構想の概要】
この構想では、経済学部に国際ビジネスコースを新設し、以下の教育プログラムを実施します。(1)地球規模課題の現場で活
躍する学外専門家の講義や海外短期研修を通じて、GSRマインドの基盤をなす使命感・意欲を喚起します。(2)英語科目の拡
充や留学生とのグループワークを通じて、異文化理解に基づくコミュニケーション能力を向上させます。(3)学術交流協定締結
校の専門課程への留学、海外インターンシップを通じて、異文化環境における実践的課題解決力を育成します。
■ グローバル人材として求められる能力の育成
本構想は平成26年度から本格的に実施するため、平成24年度から本学部のカリキュラム
改革に取り組み、平成25年度は、本構想で実施する事業のいくつかを試行する予定です。
○ GSR課題俯瞰力
地球規模課題の解決に取り組む意欲や使命感、幅広い教養に基づくグローバルな視野
を養うために、平成25年度は途上国の現場における短期海外研修を試行予定です。
○ 多文化連携力
この能力の一つであるコミュニケーション能力を育成するため、平成25年度から経済学部
では「English for Economics Majors」等を試行することにしました。
○ GSR課題解決力
基盤的知識を用いた地球規模課題の実践的解決力を養うために必要な専門知識習得の
ための新たなカリキュラムを検討しています。
〈教育カリキュラムの概要〉
■ 語学力を向上させるための入学時から卒業時までの一体的な取組
○ 効果的な語学教育及び教育体制
〈 H24年度SV〉
経済学部ではリーディング、ライティング、プレゼンテーション、ディスカッション能力を涵養
するための「English for Economics Majors」を開講するため、平成25年4月より英語教員3名を新規に雇用し、在学生を対象に、
これらの科目を試行することとしました。国際健康開発研究科では週2回の英語補講を通じコミュニケーション能力とライティング
能力の強化を図り、一年次はバングラデシュ短期海外研修の報告書や研究プロポーザルを英語で執筆しました。
○ 入試における中等教育段階までの外国語力・留学経験等の適切な評価
経済学部の一般入試は従来通り英語の試験を必修とし、推薦入試等の特別入試では英語を含む小論文試験を継続します。国
際健康開発研究科は英語による筆記・面接試験により、グローバルヘルスの基礎知識やコミュニケーション能力を評価します。
■ 日本人学生の留学を促進するための環境整備
○ 動機付けや留学を促進するための取組
コーディネーターを2名雇用し、海外留学に向けた支援体制の整備を始めました。また、在学生に対する動機付けのため、平成
24年度は、ショートビジット(SV)事業を活用して経済学部学生72名を海外大学へ、1週間程度の短期留学に派遣しました。平成
25年度は、学生の留学動機付けのため説明会等を開催し、留学経験者による体験談等を話す機会を設けます。
○ 留学中から帰国後にわたるサポート体制
外部専門機関に委託し、長崎大学のリスク管理に関するマニュアル等を見直し、新たな安全管理体制を整備しました。また、
コーディネータを雇用し、留学の事前指導、留学中の学習・生活面のサポートをする体制を整えました。
■ 教育課程の国際通用性の向上
○ 教育課程の国際通用性の向上のための取組
平成24年度は、カリフォルニア州立大学(米国)、西南財経大学(中国)、中央大学校(韓国)等の学術交流協定校に対して本事
業の内容を説明し理解を得ました。また、複数学位プログラム(修士3年間)を含む大学院進学プログラム(修士2年間、早期卒
業制度を利用)を実施するため、平成24年度は西南財経大学とダブルディグリーの覚書きを締結しました。
○ 戦略的な国内外への教育情報の発信
平成24年度は、経済学部ホームページで、日本語や英語等による本構想の概要の情報提供や、新たに作成したリーフレットを
高校へ配布等を行いました。平成25年度は、これらに加えて、シンポジウムや公開講座の開催を計画しています。国際健開発
康研究科では、研究科ウェブサイトや本学のSNSを通じて定期的に情報を発信しました。
○ 事務体制のグローバル化
英語力の高い事務職員を2名雇用し、グローバル人材育成の実施にあたる事務体制を整備しました。国際健康開発研究科で
は、英語力の高い事務職員の英語力強化としてネイティブを雇用しビジネス英語のレッスンを開いています。
■ 教員のグローバル教育力の向上
○ 教育体制のグローバル化
本構想の全学的な波及を計るために、平成25年に長崎大学国際教育リエゾン機構(仮称)を設置する予定です。
○ グローバル教育力向上のための取組
学術交流協定校を中心に、本学部教員を短期派遣し、現地での英語による専門教育や教育方法を学ぶ機会を設けました。さら
に、アクティブ・ラーニングについて集中研修を実施しました。
<参考>
卒業・修了時に学生が修得すべき具体的能力
○GSR課題俯瞰力:GSR概論、短期海外研修を含めて、グローバル人材育成関連科目を12単位以上修得していること
○多文化連携力:留学前に「経済・経営英語(English for Economics Majors)科目群」4科目及び「留学生との共修ゼミ」を修
得し、TOEICスコア650点程度に到達した上で、単位取得を伴う海外留学経験を有すること
○GSR課題解決力:国際標準の英文テキストに基づく専門教育科目及び演習(4科目)、英語による専門講義(2科目)を修
得した上で、GSR関連テーマの卒業論文を英語で作成し、合格すること
本構想において実現する達成目標及び実績
達成実績
全
達成目標
学
2011
2012
外国語力スタンダード
を満たす学生数
うち海外留学
未経験者数 (A)
海外留学経験者数
(B)
卒業[予定]者数
(C)
10人
10人
20人
40人
5人
5人
8人
10人
60人
70人
80人
85人
425人
395人
430人
430人
430人
430人
15.1%
17.4%
20.5%
22.1%
10人(5)
10人(5)
20人(8)
40人(10)
38人
60人
70人
80人
85人
満
22人
34人
55人
65人
75人
75人
3 カ 月 ~ 1 年
2人
4人
5人
5人
5人
10人
1
0人
0人
0人
0人
0人
0人
425人
395人
430人
430人
430人
430人
2人(0)
2人(0)
3人(1)
3人(1)
3
カ
月
未
年
超
卒業時の外国語力スタンダード
TOEIC 830
海外留学経験者数
3人
0人
3人
3人
4人
4人
満
3人
0人
3人
3人
3人
3人
3 カ 月 ~ 1 年
0人
0人
0人
0人
1人
1人
1
0人
0人
0人
0人
0人
0人
15人
7人
15人
15人
15人
15人
3人(0)
3人(0)
5人(0)
6人(0)
3
カ
月
未
年
超
卒業[予定]者数
国
際
健
康
開
発
研
究
科
2016
24人
卒業[予定]者数
経
済
学
研
究
科
2015
38人
TOEIC 800
海外留学経験者数
経
済
学
部
2014
24人
比率
((A+B)/C)
卒業時の外国語力スタンダード
2013
卒業時の外国語力スタンダード
TOEIC 850
海外留学経験者数
13人
11人
10人
10人
10人
10人
満
0人
0人
0人
0人
0人
0人
3 カ 月 ~ 1 年
13人
11人
10人
10人
10人
10人
0人
0人
0人
0人
0人
0人
13人
11人
10人
10人
10人
10人
3
カ
1
月
年
未
超
卒業[予定]者数
但し、達成目標には研究科の数を含まない。
※1)学部数が多く、本表が1頁以内に収まらない場合は、「海外留学経験者数」の期間別内訳を省略してもかまわない。
※2)「外国語力スタンダードを満たす学生数」の学部ごとの記入欄の( )内は、外国語力スタンダードを満たす学生数のうち「単位取得を伴う海外留学
未経験」の学生数を示す。
※3)上記の「海外留学経験者数」は、いずれも単位取得を伴う海外留学経験者数であり、単位取得を伴わない海外留学経験者は含まない。
グローバル人材育成推進事業
Type B
Project for Promotion of Global Human Resource Development
愛知県立大学(学部入学定員:710人)
[取組学部・研究科等: 外国語学部(340人)]
【構想の目的・育成するグローバル人材像】
本構想は、愛知県の公立大学として地域社会の特徴を踏まえ、「21世紀国際社会を創造し、地域社会に貢献するグローバ
ル人材の育成」を達成することを目的としている。「多言語、多文化を専門的に学べる」という外国語学部の強みと地域社会の
教育的資源を生かして、①国際社会と地域社会の両方に関心を持ち貢献できる人材、②グローバル社会に対して受動的姿勢
ではなく、主体的に考え構想し行動できる人材、を育成する。
【構想の概要】
本構想は、「学士課程における発展的留学制度を通したグローバル・キャリア育成プロジェクト」として構想された。外向き志向の
高い本学部の学生に対し、大学として留学制度を充実させ、外国語学部の6割の学生が、学士課程教育の一環として単位
修得を目的とした留学を経験することを目指している。入学時から留学への動機付けを図るとともに、留学前、留学中、留学後
の各段階で必要な教育を体系的に実施し、地域社会と連携ながら学生のグローバル・キャリア形成を支援する。
■ 学士課程における留学を軸としたグローバルキャリアの育成
〈iCoToBaラウンジ風景〉
○留学前後の語学力を向上させるための一体的な取組
iCoToBa(多言語学習センター)を開設し、英、仏、西、独、中のネイティブ教員によるレ
ベル/目的別授業を108科目提供した。あわせて、多言語雑誌・書籍や視聴覚教材、eLearningコンテンツ等を導入した自主学習スペースを完備し、語学学習アドバイザー、留
学アドバイザーによるカウンセリング時間の設定することで、学生が計画的、自律的に学
習できる環境を整備した。また、留学生との交流イベントを定期的に開催し、コミュニケー
ションを通して異文化に触れる機会も提供している。英語力については、平成24年12月
と平成25年1月に全学年対象TOEIC団体受験を実施、結果の集計・分析を行い、本事
業の目標に向けての課題を明確にした。また、TOEIC-IPテスト実施前にグローバル人
材と英語力をテーマとしたセミナーを開催し、学生の英語学習の動機づけをした。他言
語については、平成25年度から団体受験を実施するための体制づくりをした。
○ポートフォリオを軸とした学修支援
学士課程教育の成果(ラーニング・アウトカムズ)を記録・蓄積するための情報プラットフォームとして、電子ポートフォリオを導入し
た。平成25年2月から3月にかけ、協定大学での派遣プログラムに参加した59名の学生を対象に、ポートフォリオを用いた留学前
と留学中の指導を実施した。この指導実践を通して、双方向コミュニケーションが可能となるポートフォリオを活用した指導の利点
と、注意点を明確にし、平成25年度の全学導入に向けて課題を整理することができた。
○留学を促進するための学士課程内の支援
「グローバル人材プログラム」の履修科目と修了要件を定め、平成25年度からスタートし
た。それにあわせ、外国語学部新入生全員を対象とした「グローバル人材ガイダンス」と、
学科・専攻ごとに外国語学習に関するディスカッションを通した研修を実施し、留学へ
の動機づけと、効果的な外国語学習について学ぶ機会をもった。
○留学を促進するための環境整備
マレーシア、アメリカ、インドネシア、オーストラリア、メキシコ、スペイン、イギリス、モン
ゴル、香港で学術交流協定校拡充のための調査・協定締結交渉を行い、ほとんどの
大学から積極的な回答を得た。短期・長期留学共に協定大学の大幅な拡大が見込ま
れる。このうち、ポートランド州立大学(アメリカ)、サンティアゴ・デ・コンポステラ大学
(スペイン)、セントラルランカシャー大学(イギリス)には、今夏よりサマープログラムに
〈新入生対象グローバルガイダンス〉
学生を派遣予定である。
○グローバル・キャリアを意識したキャリア支援
国際社会と地域社会に貢献するグローバル人材を育成するため、「グローバル人材プログラム」の一環としてインターンシップ
を必須化した。同時に新たな受入先の開拓を進め、今夏より10事業を超える新規インターン先への派遣が開始される。
■ 大学のグローバル化の向上
○効果的な語学教育及び教育体制 iCoToBa(多言語学習センター)のプログラムと、正課の語学授業の間で相乗効果を上げ
るため、学部組織としてiCoToBa委員会を設置し、日本人教員とネイティブ教員が協働して学習プログラムを立ち上げ、学生へ
の個別カウンセリング体制も整備した。
○教育体制のグローバル化 新たに9カ国の大学と協定締結交渉を開始した。既存協定校で春季派遣プログラムを実施し、59
名(内、外国語学部生45名)が参加した。シベリア連邦大学の研修受入を決定した。平成26年度から外国語による講義、演習を
増やした新カリキュラムの準備が進めている。
○教員のグローバル化 公募により、英、仏、西、独、中、日の各言語を母語とする教員12名(うち任期付き10名)を採用した。
ほぼ全員が母語以外に複数言語を理解するマルチリンガルであり、日本人3名のうち2名は海外大学院での学位取得者である。
○戦略的な国内外への教育情報の発信(国際標準に合わせた大学ポートレートの作成) ホームページの多言語化へ向けた
準備段階として、大学英語版ホームページの内容を見直し、改善を行った。これにより国際標準に合わせた教育情報を公表し、
広く国際社会に大学の情報、グローバル人材を育成する大学の使命を発信することが可能となった。
○事務体制のグローバル化 事務体制のグローバル化および、学内の表示や主要文書の多言語化を図るため、ワーキンググ
ループを立ち上げ、他大学への視察を行った。 また事務職員のグローバル化(語学能力向上)を図るため、学内関係部署と連
携した新たな研修制度を確立し、今夏より実施予定である。
<参考>
卒業・修了時に学生が修得すべき具体的能力
卒業時までに修得すべき知識・技能・能力として①語学力、②国際教養、③プレゼンテーション・スキル、④情報リテラシー、
⑤広義のコミュニケーション力、⑥異文化適応力、⑦課題発見・解決力、⑧マネジメント能力、の8項目で具体的な目標と評
価をする科目を設定する。
○語学力について
全ての学生は、少なくとも2つの外国語において一定レベル以上の語学力を身につけ、特に専攻言語(第一外国語)では卒
業時までに高度な運用能力を獲得する。各言語において、語学検定試験を利用した目標値を卒業生の70%が達成すること
を目標に設定する。各言語の目標値は以下のとおりである(専攻/第2外国語の順に記載)。英語:TOEIC800点以上/730
点以上、フランス語:実用フランス語技能検定準1級(CEFR B2)/3級(CEFR A1)、スペイン語:スペイン語検定3級(CEFR
B2)/5級(CEFR A1)、ドイツ語:ドイツ語技能検定2級~準1級(CEFR B2)/4級(CEFR A1)、中国語:HSK5級(留学経験者)、
中国語検定2級(留学未経験者)/中国語検定3級(50%以上達成)、ポルトガル語(第2外国語のみ):ポルトガル語検定
PLE(50%)、ロシア語(第2外国語のみ):ロシア語能力検定試験4級(50%)
本構想において実現する達成目標及び実績
達成実績
全
達成目標
学
2011
2012
2013
2014
2015
2016
外国語力スタンダード
を満たす学生数
40人
50人
100人
228人
うち海外留学
未経験者数 (A)
5人
5人
15人
24人
海外留学経験者数
(B)
卒業[予定]者数
(C)
23人
10人
35人
45人
85人
204人
270人
177人
364人
381人
370人
340人
11.0%
13.1%
27.0%
67.1%
10人( 2 )
15人( 2 )
31人( 6 )
94人( 10 )
比率
((A+B)/C)
英
米
学
科
・
国
際
関
係
学
科
TOEFLiBT88(PBT570)
またはTOEIC800、かつ目標
設定シート1-③で定めた第
二外国語(1言語)の能力
卒業時の外国語力スタンダード
海外留学経験者数
4人
0人
8人
13人
25人
84人
満
0人
0人
0人
0人
18人
56人
3 カ 月 ~ 1 年
4人
0人
8人
13人
7人
28人
1
0人
0人
0人
0人
0人
0人
72人
72人
145人
154人
152人
140人
25人( 2 )
28人( 2 )
57人( 7 )
101人( 11)
3
カ
月
未
年
超
卒業[予定]者数
仏、西、独語のいずれかで欧
州共通参照枠B2または検定
試験同レベル、かつ英語
TOEFLiBT80(PBT550)また
はTOEIC730
卒業時の外国語力スタンダード
ヨーロッパ学科
海外留学経験者数
10人
10人
23人
26人
50人
90人
満
2人
10人
13人
15人
25人
45人
3 カ 月 ~ 1 年
8人
0人
10人
11人
25人
45人
1
0人
0人
0人
0人
0人
0人
159人
73人
159人
166人
159人
150人
5人( 1 )
7人( 1 )
12人( 2 )
33人( 3 )
3
カ
月
未
年
超
卒業[予定]者数
HSK5級または中国語検定2
級、かつ英語TOEFLiBT80
(PBT550)またはTOEIC730
卒業時の外国語力スタンダード
中
国
学
科
海外留学経験者数
9人
0人
4人
6人
10人
30人
満
0人
0人
0人
0人
0人
15人
3 カ 月 ~ 1 年
9人
0人
4人
6人
10人
15人
1
0人
0人
0人
0人
0人
0人
39人
32人
60人
61人
59人
50人
3
カ
卒業[予定]者数
月
年
未
超
グローバル人材育成推進事業
Type B
Project for Promotion of Global Human Resource Development
山口県立大学(学部入学定員:328人)[取組学部・研究科等: 国際文化学部(118人)]※編入学定員(3年次)含む
【構想の目的・育成するグローバル人材像】
『元気な地域は元気な国の基となり、地域のグローバル化は元気な地域を作るカギとなる』と考え、学部生の8割を在学中に海外へ派遣し、
世界と日本の地域をつなげて課題解決に向かう姿勢と地域資源の可能性に着目し、世界に「売り込める」力を有するInter-local人材の育成。
【構想の概要】
Inter-local人材の育成を実現するために、国際文化学部の既存のカリキュラムに加え、新たに以下の4つの取組を実施する。
① 「域学共創学習プログラム」の展開:Active Learning Studioを設置し、国内外の地域を巻き込んだ大学導入教育から卒業研究までを一
貫とする留学教育を実施する。
② 「4技能+α」総合的外国語運用能力の育成:高度な「話す・聞く・書く・読む」能力を培うため、語学力管理システムの設置、自己学習環境
の整備、言語教育の改善を行う。同時に「異文化コミュニケーション能力」を育成し、総合的外国語運用能力を養う。
③ IPDポイント制度の導入:留学につながる体験や能力育成を換算するポイント制度によってInter-local人材が身につける力を明確にすると
ともに、学習及び留学の動機づけとし、さらに、組織的な留学支援を行うしくみをつくる。
④「域学連携コンソーシアム」の設立:留学前後を支えるネットワーク(地域住民、産業界、行政、海外協定校等)を創設する。
■ 教育課程の国際通用性の向上
○ 教育課程の国際通用性の向上のための取組
ICTを活用した教育やアクティブラーニングを導入した教育方法についての研修を重ね、文献コーナーを設けて教員が閲覧でき
るようにした。域学共創学習プログラムや言語教育、海外留学・実習、海外インターンシップ等本事業で提唱する学生が身につ
ける力(ACCrOSS能力等)を含めたカリキュラムの体系化について議論を進め、科目のナンバリングを行った。
○ 戦略的な国内外への教育情報の発信
本構想に関するパンフレットや高校生向けブックレット等を発行し、県内外の高校に送付した。平成25年3月にキックオフ
フォーラムを開催し、 「域学共創学習プログラム」の構想を県民や県内の企業や行政及び国内外の大学に対して発信した。
欧米諸国の学術交流協定大学を訪問し、本学の事業についての説明や協力要請を行い、承諾を得た。
○ 事務体制のグローバル化
平成24年度2月に学術交流協定大学等へ職員を派遣し、米国大学における学
生支援や域学連携の研修を実施した。また、事務職員に対する英語研修を実
施するとともに、国際化推進室職員との連携体制を整えた。
■ グローバル人材として求められる能力の育成
○ 「域学共創学習プログラム」の新設
ICTを活用したActive Learning Studioを開設した。地域課題をテーマにし、学生
主導の自主的な学びを促進しつつ、留学準備から事後支援までの一貫した留学
教育を実現するため、現行のカリキュラムを活かし、「域学共創Ⅰ~Ⅳ」を準備し
た。平成25年度はⅠ・Ⅱ・Ⅲを開講し国内外からの地域講師を招いた授業を行う。
○ 域学連携コンソーシアム
産学公から講師を招聘したり、学外で学ぶほか、卒業後に留学経験を活かせる
道を切り拓くネットワークの形成に向けて企業、金融機関、NPO、学術交流協定
大学、連携協定高校と協議を行った。コンソーシアムの規程を検討し、同意した組織と連携したコンソーシアム設立に向けて準備を進めている。
■ 語学力を向上させるための入学時から卒業時までの一体的な取組
○ 入試における中等教育段階までの外国語力・留学経験等の適切な評価
国際文化学部の入試において、語学検定成績や留学経験等の顕著な活動を調査書や面接等から把握し、一定以上の水準にある場合は点
数化する見直しを図った。また、入学後は IPDポイントに換算し、留学選考や奨学金獲得につながる点数として加算する制度を構築した。
○ 効果的な語学教育及び教育体制
学生が選択した外国語に関する学習目標や到達度、達成度などを可視化し、自らの目標を管理し、学習を進めるための語学力管理
システムの導入に向けて、本学独自の語学力スタンダードやカリキュラムマップを作成した。同時にICTを活用したActive
Learning Language Labの開設及び「多言語広場」のプラットフォームの設計を行った。
■ 教員のグローバル教育力の向上
○ 教育体制のグローバル化
従来の短期教員交流に加え、欧米の学術交流協定大学と協議し、平成25年
度から中・長期教員派遣受入を可能とした。平成24年度において述べ21人
の教員を短期に海外各地へ派遣し、海外大学事情及び教育プログラムの情
報を収集し、今後の域学共創学習プログラムの中で活かす予定である。
○ グローバル教育力向上のための取組
欧米の学術交流協定大学と協議し、アクティブラーニング、コミュニティー
ベースドラーニング、ICTを活用したサービスデザインの分野について、教
員交流を通じて平成25年度にFDを行うことで合意した。また、中・長期の派
遣受入教員による英語で開講される科目の実施についても合意した。
■ 日本人学生の留学を促進するための環境整備
○ 動機付けや留学を促進するための取組
入学前の国際交流経験、入学後の語学検定結果、英語で開講される科目の履修などをIPDポイントとして累積し、一定の点数を貯
めた者には、留学奨学金を付与するしくみを構築した。平成25年度の留学奨学金の選考基準の1項目として取り入れた。
○ 留学中から帰国後にわたるサポート体制
留学アドバイザーを配置し、キャリアサポートセンターと連携を図りながら、留学経験者に有利な就職支援を行うための準備をした。
<参考>
卒業・修了時に学生が修得すべき具体的能力
Inter-local人材の
「姿勢」と「力」を支える
「ACCrOSS」 能力
「ACCrOSS」とは、国・文化・世代・地域
間のボーダーを超えるという意味。
本構想において実現する達成目標及び実績
達成実績
全
達成目標
学
2011
2012
2013
2014
2015
2016
外国語力スタンダード
を満たす学生数
28人
36人
44人
50人
うち海外留学
未経験者数 (A)
2人
5人
8人
10人
海外留学経験者数
(B)
卒業[予定]者数
(C)
38人
60人
71人
80人
89人
95人
119人
136人
118人
118人
118人
118人
61.9%
72.0%
82.2%
89.0%
22人( 0 )
25人( 0 )
28人( 0 )
30人( 0 )
比率
((A+B)/C)
国際文化学部(国際文化学科)
TOEIC700 点、中国語検定
試験2級、ハングル能力検定
試験準2級、スペイン語技能
検定試験3級のいずれか
卒業時の外国語力スタンダード
海外留学経験者数
34人
53人
56人
59人
62人
64人
満
20人
40人
34人
34人
34人
34人
3 カ 月 ~ 1 年
14人
13人
22人
25人
28人
30人
0人
0人
0人
0人
0人
0人
60人
79人
64人
64人
64人
64人
6人( 2 )
11人( 5 )
16人( 8 )
20人( 10 )
3
カ
1
月
未
年
超
卒業[予定]者数
国際文化学部(
文化 創 造 学 科 )
TOEIC550点、スペイン語技
能検定試験3級のいずれか
卒業時の外国語力スタンダード
海外留学経験者数
4人
7人
15人
21人
27人
31人
満
3人
5人
11人
15人
19人
21人
3 カ 月 ~ 1 年
1人
2人
4人
6人
8人
10人
1
0人
0人
0人
0人
0人
0人
59人
57人
54人
54人
54人
54人
3
カ
卒業[予定]者数
月
年
未
超
※1)学部数が多く、本表が1頁以内に収まらない場合は、「海外留学経験者数」の期間別内訳を省略してもかまわない。
※2)「外国語力スタンダードを満たす学生数」の学部ごとの記入欄の( )内は、外国語力スタンダードを満たす学生数のうち「単位取得を伴う海外留学
未経験」の学生数を示す。
※3)上記の「海外留学経験者数」は、いずれも単位取得を伴う海外留学経験者数であり、単位取得を伴わない海外留学経験者は含まない。
Type B
グローバル人材育成推進事業
Project for Promotion of Global Human Resource Development
北九州市立大学(学部入学定員:1,340人)
[取組学部・研究科等: ○外国語学部(241人) 、経済学部(284人) 、文学部(222人)、法学部(253人)]
【構想の目的・育成するグローバル人材像】
「開拓精神に溢れる人材の育成」という理念のもと、「地域に根差し時代をリードする人材の育成と知の創造」という教育目標
を果たすため、優れた語学力に加え、多様性を受入れる柔軟性や卓越したコミュニケーション能力、さらに高いモチベーション
を持ち、世界の舞台で活躍できる人材の輩出を目指す。
【構想の概要】
入学時からのキャリアデザイン科目で外向きマインドの育成を図るとともに、学生のニーズ・レベルに応じて、副専攻Global
Education Program(副専攻GEP)をはじめとした各種教育プログラムを開設。実践的な英語力に加え、インターンシップや国際
活動等によりグローバル人材としての基礎力を養成する。
■ 教育課程の国際通用性の向上
○ 教育課程の国際通用性の向上のための取組
全学的な教学マネジメントのもと、シラバスの充実や科目ナンバリングなどを整備。平成24年度から導入した副専攻GEPではビ
ジネス知識を身に付ける科目やインターンシップ、国際活動などの実践活動を組み入れ、学生の主体的な学習に結びつける。
○ 戦略的な国内外への教育情報の発信
外国人留学生の増加等を図るため、多言語対応した大学ウェブサイトやグローバル専用ウェブ
サイトにて、シラバスや履修要覧等の情報、教育研究活動に関する情報を学内外に発信。
○ 事務体制のグローバル化
国際交流の専門組織「国際教育交流センター」に国際活動やインターンシップのアドバイザー
などのスタッフを配置するとともに、平成25年度からは事務職員を対象にe-learning等を活用し
た英語学習研修を実施し、事務体制のグローバル化を図る。
■ グローバル人材として求められる能力の育成
〈Global Education Program 授業風景〉
①高度な語学力、コミュニケーション能力・・・TOEIC730点以上(英米学科はTOEIC800点及びIELTS6.0)
「実践英語」のレベル別少数クラス編成により、交渉レベルまで対応できる実践的な英語力に引き上げる。
②外向き志向の高いモチベーション
「グローバルワーク」、「企業研究Ⅰ」等の科目でグローバルビジネスの実態を学び、グローバルマインドの素養を身に付ける。
③異文化理解力、日本人のアイデンティティー
自らのルーツである日本について世界で語れる知識と、世界情勢についての理解を深めるため、 「Japanese Affairs」や
「English Speaking Cultures and Societies」などの科目を開講する。
④国際的な舞台で主張・議論できる能力
英語によるグループ演習科目を開講し、英語による議論、留学生を交えたディベート訓練を行う。
⑤リーダーシップと国際活動の実践力
実践力を高めるため、海外留学や国際活動への参加を修了要件に課し、企業インターンシップも必修とする。
■ 語学力を向上させるための入学時から卒業時までの一体的な取組
○ 入試における中等教育段階までの外国語力・留学経験等の適切な評価
推薦入試等において、TOEIC、TOEFL等のスコアによる基準を設け「優れた語学力を満たす者」として評価している。また、今
後留学経験や面接時の英語力評価等の多様な語学力評価方法を検討する。
○ 効果的な語学教育及び教育体制
「実践英語」等の授業では、到達度別クラス編成や少人数教育の環境のもと、語学力や英語でのディベート力等の総合力を鍛
える。また、AO・推薦入試合格者を対象とした入学前英語教育を実施するとともに、1年次生を対象としたStart Up Program、
2年次生以上を対象としたCareer English ProgramやGlobal Standard Programなど学生のレベルやニーズに応じた教育プ
ログラムを新たに策定。平成25年4月には「グローバル人材育成推進室」を設置し、各種プログラムを全学的に推進する。
■ 教員のグローバル教育力の向上
○ 教育体制のグローバル化
国際語としての英語だけでなく、グローバルな視点を養うため、欧米・東アジア等の地域研究科目について、外国語による教
育経験を持つ教員を増員配置。また、実社会との接続を図るため、企業での国際的実務経験を持ち、実務に必要な専門知
識・スキル等を理解した専門家を特任教員として配置。
○ グローバル教育力向上のための取組
海外からの視点を視野に入れたFD活動の推進により、国際的に評価が得られる授業内容・方法の仕組みづくりに取り組むとと
もに、海外協定校増加を見据えた教員交換制度及び教員海外研修制度の充実を図る。
■ 日本人学生の留学を促進するための環境整備
○ 動機付けや留学を促進するための取組
ネイティブ留学生を活用したカフェ形式の会話サロンを充実させるとともに、国際活動やインターンシップの専門アドバイザー
を配置し、学生の動機付けを進める。また、学内外の奨学金等を活用し資金面での支援も強化する。
○ 留学中から帰国後にわたるサポート体制
外部専門機関と連携し、危機管理体制の強化や機動的なサポート体制の構築に努めるとともに、帰国後は「グローバル人材」
をセールスポイントとした企業開拓、就職活動支援を行う。
<参考>
卒業・修了時に学生が修得すべき具体的能力
①困難があっても自ら立てた目標に向かい、前向きに自分を高めていくセルフエンパワーメント力
②コミュニケーション能力を超えて交渉レベルまで対応できる実践的な語学力(TOEIC800点or730点以上、IELTS6.0以上)
③自らのルーツである日本について、世界で語れる知識と世界情勢についての理解
④留学生を交えたディベート訓練等で培われたロジカルシンキング力や交渉力
⑤企業インターンシップや海外ボランティアの実践を通じて得られる実践力
本構想において実現する達成目標
達成実績
全
達成目標
学
2011
2012
外国語力スタンダード
を満たす学生数
うち海外留学
未経験者数
(A)
海外留学経験者数(B)
卒業[予定]者数(C)
外
国
語
学
部
145人
200人
250人
18人
25人
30人
35人
155人
190人
235人
290人
1,115人
1,002人
1,040人
1,040人
1,040人
1,040人
16.6%
20.7%
25.5%
31.3%
50人(10)
100人(10)
115人(10 )
130人(10 )
100人
110人
120人
130人
満
22人
17人
20人
25人
30人
35人
3 カ 月 ~ 1 年
74人
73人
80人
85人
90人
95人
0人
0人
0人
0人
0人
0人
276人
231人
250人
250人
250人
250人
5人(0 )
15人(3 )
30人( 3 )
40人(3 )
3
カ
1
月
未
年
超
TOEIC730点
海外留学経験者数
1人
2人
15人
25人
35人
55人
満
1人
1人
5人
5人
5人
5人
3 カ 月 ~ 1 年
0人
1人
10人
20人
30人
50人
1
0人
0人
0人
0人
0人
0人
307人
272人
300人
300人
300人
300人
10人( 8 )
20人(10 )
35人(15 )
50人(20 )
3
カ
月
未
年
超
卒業[予定]者数
卒業時の外国語力スタンダード
TOEIC730点
海外留学経験者数
15人
20人
30人
40人
55人
70人
満
10人
11人
10人
10人
10人
10人
3 カ 月 ~ 1 年
5人
9人
20人
30人
45人
60人
1
0人
0人
0人
0人
0人
0人
239人
245人
240人
240人
240人
240人
5人(0 )
10人( 2 )
20人(2 )
30人( 2 )
3
カ
月
未
年
超
卒業[予定]者数
卒業時の外国語力スタンダード
TOEIC730点
海外留学経験者数
法
学
部
70人
90人
卒業時の外国語力スタンダード
文
学
部
2016
96人
卒業[予定]者数
経
済
学
部
2015
115人
TOEIC800点 IELTS6.0中国語検定2級
海外留学経験者数
2014
118人
比率((A+B)/C)
卒業時の外国語力スタンダード
2013
6人
3人
10人
15人
25人
35人
満
2人
0人
5人
5人
5人
5人
3 カ 月 ~ 1 年
4人
3人
5人
10人
20人
30人
1
0人
0人
0人
0人
0人
0人
293人
254人
250人
250人
250人
250人
3
カ
卒業[予定]者数
月
年
未
超
※1)学部数が多く、本表が1頁以内に収まらない場合は、「海外留学経験者数」の期間別内訳を省略してもかまわない。
※2)「外国語力スタンダードを満たす学生数」の学部ごとの記入欄の( )内は、外国語力スタンダードを満たす学生数のうち「単位取得を伴う海外留学
未経験」の学生数を示す。
※3)上記の「海外留学経験者数」は、いずれも単位取得を伴う海外留学経験者数であり、単位取得を伴わない海外留学経験者は含まない。
Type B
グローバル人材育成推進事業
Project for Promotion of Global Human Resource Development
共愛学園前橋国際大学(学部入学定員:1年次225人・3年次5人)
[取組学部・研究科等:国際社会学部(1年次225人・3年次5人)]
【構想の目的・育成するグローバル人材像】
「次世代の地域社会を牽引するグローカルリーダー」を育成するグローバル人材像に据える。本構想を契機として、これ
までのグローバル人材育成の方向性を、大学の中心的な戦略に位置づけ、大学全体のグローバル化を図りながら、さらに発展
させ、具体的な成果に結びつけることを目的とする。
【構想の概要】
地域連携・協働による「Gunma Global Project Work」や「Global Career Training副専攻」など、学生はもとより地域の社会人
や児童・生徒も参画する人材育成プログラムを中心に据えつつ、本学の教育や運営のグローバル化も同時に推進する。
■ 教育課程の国際通用性の向上
○ 教育課程の国際通用性の向上のための取組
「Global Career Training副専攻」の開設によるグローバル教育の充実、シラバスの多言語化、専用教室の拡充に伴いアク
ティブラーニングをより一層充実させ学修時間を確保、これらにより単位制度の実質化を推進。ナンバリング制等の視察を実
施(H24年度国内4大学、海外1大学)、カリキュラム体系化・厳格な成績評価を検討中。
○ 戦略的な国内外への教育情報の発信
公式WEBの英語化、FB等のSNSの積極活用、本事業専用サイトの構築、シンポジウム
の開催の他、各種媒体、地域団体(商工会議所等)を通して情報を発信。地方小規模大
学が、地域連携を軸としてグローバル人材育成を推進するモデルとなる。
○ 事務体制のグローバル化
語学力の高い職員によるグローバル人材育成推進本部事務局設置。学内文書等の英語化。
■ グローバル人材として求められる能力の育成
〈アクティブラーニングのために建設されたKYOAI COMMONS〉
○ 地域連携による人材育成~Gunma Global Project Work~
地域企業(サンデン㈱)、地域教育界(伊勢崎市教育委員会)、連携大学(早稲田大学社会連携研
究所・明治大学文明とマネジメント研究所)、そして本学によりグローバル人材育成推進協議会
を形成。学生、社会人、児童や生徒が地域と世界を結ぶグローカル人材に成長できるよう、共に
学び合うプロジェクトを展開。地域企業の海外法人へのインターンシップ(H24年度:10名)、本学の副
専攻への社会人受け入れ(H25年度:4名)等によるグローバル社会人力養成、社会人と学生に
よるPBLで児童の学びをプロデュースする等のグローバルな人材を育てる人材の育成等を展開。
○ Global Career Training 副専攻
語学を学ぶGlobal Language Intensive(GLI)、理論とスキルのGlobal Skills(GS)、実践学修のGlobal Project Work
(GPW)の3科目群で構成。GLIには「English for Global Issues」など多数の実践的語学学修に加え、新設した専用教室・自
宅で受講可能な1対1英語コミュニケーション学修プログラムを導入、GSでは「Global Business Training」等5科目10クラスを
全て英語によるアクティブラーニングとし、社会人も受け入れる。また、GPWはサンデン㈱海外法人でのミッション達成研修(イ
ンターンシップ)、伊勢崎市中学生海外留学のサポートインターンシップ、企業人と学生が協働する児童のためのグローバル
ワークショップなど、グローバル人材育成推進協議会が実施するプロジェクトへの参加を単位として認定。
■ 語学力を向上させるための入学時から卒業時までの一体的な取組
○ 入試における中等教育段階までの外国語力・留学経験等の適切な評価
TOEIC (400点以上)・TOEFL(iBT40以上) を推薦入試等の基準へ採用(H25年度より)、留学経験を重視できる入試制度を検討。
また、入学予定者への入学前TOEIC講座や入学前留学ガイダンスを提供(H24年度:それぞれ入学者の42%、26%が参加)。
○ 効果的な語学教育及び教育体制
入学前TOEICテストをもとにレベル別クラス編成の実施、学期毎のプレイスメントテストを継続、外国語論文作成(アカデミックライティング)
能力の育成、海外進路支援の導入、1対1英語コミュニケーション学修や外国語センターによるe-learning等の導入・充実。
■ 教員のグローバル教育力の向上
○ 教育体制のグローバル化
外国人教員等を4割から5割へを目標に据える。海外における教育研究活動支援。英語のみで行われる授業やインターネットを
活用した海外講師との1対1英語コミュニケーション学修などグローバル化を促進する教育方法の導入。
○ グローバル教育力向上のための取組
海外大学での研修、アクティブラーニングFD(H24年度 2回実施)、Good Practiceパンフレット、海外研修・研究等の評価、等。
■ 日本人学生の留学を促進するための環境整備
○ 動機付けや留学を促進するための取組
動機付けとして、入学前・入学時ガイダンス、事前留学オリエンテーションの実施。留学促進として、海外留学奨学金の拡充(補
助外)、海外提携大学の増加と短期海外留学プログラムの拡充。
○ 留学中から帰国後にわたるサポート体制
留学前には、全員に事前オリエンテーション参加を義務付ける。また、ICTを活用した留学学生交流システムの構築とテレビ会議を活
用した留学学生メンター制度の導入。産業界との連携によるインターンシップ等就業力向上と留学経験学生の就業に関する支援。
<参考>
卒業・修了時に学生が修得すべき具体的能力
地域に根ざしながら、地域と世界を繋ぎ、海外の活力を地域に取り込み、地域の振興を先導する人材である「次世代の地域
社会を牽引するグローカルリーダー」は、ゆえに「地域と世界を繋ぐリーダーシップ」を持たなければならない。そのために、
▸「英語(=語学力)によるコミュニケーション能力」
▸「主体性・積極性・チャレンジ精神・協調性・柔軟性・責任感・使命感」
▸「異文化に対する理解と日本人・地域人としてのアイデンティティー」
を修得すべき能力とする。
「地域と世界を繋ぐリーダーシップ」の伸長を測る指標として、「社会人基礎力」「海外への親和性」「異文化理解」「地域への
親近感」に係る学生の自己評価を統合し、本学独自のグローカルポイントを設定し、毎年度卒業生の7割以上が4点以上(6
点満点)となることを維持する。英語力については、下記に設定される外国語力スタンダードを用いる。
本構想において実現する達成目標
全
学
2011
2012
2013
2014
2015
2016
外国語力スタンダード
を満たす学生数
35人
45人
45人
55人
うち海外留学
未経験者数 (A)
5人
5人
10人
10人
海外留学経験者数
(B)
卒業[予定]者数
(C)
83人
95人
109人
110人
120人
135人
199人
239人
284人
239人
251人
230人
40.1%
48.1%
51.8%
63.0%
35人(5 )
45人(5 )
45人(10 )
55人(10 )
比率
((A+B)/C)
TOEIC600点
中国語検定2級
卒業時の外国語力スタンダード
国
際
社
会
学
部
海外留学経験者数
83人
95人
109人
110人
120人
135人
満
67人
78人
80人
85人
90人
100人
3 カ 月 ~ 1 年
16人
17人
29人
25人
30人
35人
0人
0人
0人
0人
0人
0人
199人
239人
284人
239人
251人
230人
15人( 0 )
20人( 0 )
20人( 0 )
25人( 0 )
3
カ
1
月
未
年
超
卒業[予定]者数
国際社会学部
英語コース(うち 数)
卒業時の外国語力スタンダード
TOEIC730点
海外留学経験者数
68人
71人
90人
65人
70人
65人
満
53人
57人
67人
50人
55人
50人
3 カ 月 ~ 1 年
15人
14人
23人
15人
15人
15人
0人
0人
0人
0人
0人
0人
75人
83人
98人
74人
79人
70人
3
カ
1
卒業[予定]者数
月
年
未
超
※1)学部数が多く、本表が1頁以内に収まらない場合は、「海外留学経験者数」の期間別内訳を省略してもかまわない。
※2)「外国語力スタンダードを満たす学生数」の学部ごとの記入欄の( )内は、外国語力スタンダードを満たす学生数のうち「単位取得を伴う海外留学
未経験」の学生数を示す。
※3)上記の「海外留学経験者数」は、いずれも単位取得を伴う海外留学経験者数であり、単位取得を伴わない海外留学経験者は含まない。
グローバル人材育成推進事業
Type B
Project for Promotion of Global Human Resource Development
神田外語大学(学部入学定員: 823人)
[取組学部: ○外国語学部( 823人)]
【構想の目的・育成するグローバル人材像】
高度の外国語(地域言語および英語)運用能力を有し、わが国の伝統と文化を究明し、諸外国の文化を理解し、国際社会の一員として世界
平和に貢献し得る、幅広くかつ能動的コミュニケーション力を備えた自立した真の国際人の育成を図ります。
【構想の概要】
本構想では、これまで本学が重点的に取り組んできた「語学教育」「留学推進体制」をさらに強化・発展させます。具体的には、a)英語教育の
改善(少人数教育・実践的運用能力育成に加えアカデミックな内容を付加)、b)英語で行なう日本事情科目群の設置、c) 留学に向けた自立学
習プログラムの開発、d) アジア圏を含む新たな留学先(英語)の開拓、e) 教職員のグローバル化に向けたPD (Professional Development) 活動の
強化等を図り、グローバル人材の育成に資する取り組みを行なっていきます。
■ 教育課程の国際通用性の向上
○ 教育課程の国際通用性の向上のための取組
これまでの取組(カリキュラムポリシーに則った体系的なカリキュラムの編成、厳格な成績評価制度、主体的な学びの確立)の他、シラバスの充実化(英語
併記)を実施。今後は13の研究プログラムごとに科目分類一覧の作成を行ないます。
○ 戦略的な国内外への教育情報の発信
平成25年度は、これまでの取組(教育情報の積極的な公表、および学会発表や国際会議の開催を通じた教育成果の普及)の他、HP等を通
じ英語による発信を強化します。
○ 事務体制のグローバル化
これまでの取組(卒業生の積極採用、通信教育講座の提供など)を継続させる他、本構想に携わる職員を対象に平成25年度から海外研修プ
ログラムを実施します。平成24年度は本学の提携校から留学担当者を招き、情報交換、海外提携大学との職員交流を目的としたグローバル会議
を開催し、 職員の語学力・交渉力・発信力の強化を図りました。
■ グローバル人材として求められる能力の育成
○ これまでに成果の上がっている取組の充実・継続化
本学の特徴である様々な施設:SALC(Self-Access Learning Centre)・MULC(Multilingual Communication Center)・日本語ライティングセンターで
の取組、国内外ボランティア活動、および国内外インターンシップ制度を引き続き学生に提供し、自立学習者の育成に努めました。また平成25年度よ
り、ボランティア活動を統括し、情報発信の一元化、ボランティア活動の拡大を図る目的で、KUIS Volunteer Center を設置します。学生は様々な施
設を目的に合わせて自由に活用できるため、課外においても、真の国際人に必要な資質・能力を自発的に培うことができるようになります。
○ 教養教育の充実化
「実践的な語学力」だけでなく、「幅広い教養」を涵養する目的で、13種類の研究テーマからなる「研究プログラム制度(研究科目)」を導入し、「基
礎科目」、「研究演習」、「卒業論文」を含めた体系的なカリキュラムで教養教育を実現しています。平成25年度からCertificate Program in Japan
Studies(英語で学べる日本事情科目群) を開始し、語学力向上、自国伝統文化理解促進、および留学生との交流機会の拡大を図ります。
■ 語学力を向上させるための入学時から卒業時までの一体的な取組
○ 入試における中等教育段階までの外国語力・留学経験等の適切な評価
これまでも本学は、志願者の経験や語学運用能力を高く評価する「推薦入試」制度を設け、面接を通して適切な評価を行なってきました。
本事業では、平成24年度から全ての入試制度にリスニング゙試験を導入し、入試における外国語力の適切な評価を実現しました。
○ 効果的な語学教育及び教育体制
本構想では、クラスを習熟度別に分け、さらにこれまで以上にクラスサイズの少人数化を図ります。また、アカデミック・リテラシー教育の導入、英語で
行うCertificate Program in Japan Studies (日本事情科目群)、および1年次上級クラス対象の特別カリキュラムを平成25年度より導入。高度の外国
語運用力を具えた学生の育成に取り組みます。
■ 教員のグローバル教育力の向上
○ 教育体制のグローバル化
言語教育または応用言語学などの専門分野で修士号以上を取得し、かつ
教授経験のある者をネーティブ語学専任教員として海外の様々な地域で採用
するシステムを構築。平成24年度は、200名超の応募者の中から、書類審査
を通過した者を対象に、世界各国(イギリス、アメリカ、ベトナム、オーストラリア)に於
いて採用面接を実施。15名を採用しました。
■ 日本人学生の留学を促進するための環境整備
○ 動機付けや留学を促進するための取組
平成25年度よりSALCにおいてStudy Abroad Module を試験導入します。ま
た引き続き、アジアを含む新たな留学先(英語)の開拓を行うことで、留学
プログラムの充実化・多様化を実現し、海外留学経験者数の向上を図ります。
平成24年度はマレーシアの大学と新たに短期プログラムの提携を結び、翌年3月
に研修を実施。33名の学生が参加しました。また同年2月に韓国のウソン大学
とデュアルディグリープログラム(英語)を締結しました。
○ 留学中から帰国後にわたるサポート体制
これまでの取組(留学期間中のリスク管理として担当者制度の導入、留学後
のキャリアサポートなど)の更なる充実化を図る目的で、留学ポータルサイトを開発。
平成25年度後期からの本格運用を目指します。
〈 グローバル人材育成イメージ図 〉
<参考>
卒業・修了時に学生が修得すべき具体的能力
本学が定義するグローバル人材は、建学の理念、教育目的、教育の特色などを踏まえ、「高度の外国語(地域言語および英語)
運用能力を有し、わが国の伝統と文化を究明し、諸外国の文化を理解し、国際社会の一員として世界平和に貢献し得る、幅
広くかつ能動的コミュニケーション力を備えた自立した真の国際人」です。
上記を踏まえ、卒業するまでに学生が修得すべき具体的な資質・能力を次の通り、7つ定義しています。①本学の外国語力ス
タンダードを満たす、高度の外国語運用能力、 ②自己の意見を適切に表現できるコミュニケーション能力、 ③他国の伝統・文化を
尊重する世界観・歴史観、および自国の伝統に基づく深い文化観、④探究心にあふれ、新しい価値観を創造し得る幅広い教
養、⑤冷静に将来を洞察する力、⑥自立的・主体的・能動的に行動できる力、⑦たくましさと品格を備え、さらに人の心の痛み
を思う豊かな心、以上7項目が真の国際人として本学学生が修得すべき具体的な資質・能力となります。これらは「グローカル時
代」に必要とされる人材が具えるべき要素も含んでおり、本学はこのような「21世紀型のグローバル人材」の育成を目指します。
本構想において実現する達成目標及び実績
達成実績
全
達成目標
学
2011
2012
外国語力スタンダード
を満たす学生数
うち海外留学
未経験者数 (A)
2013
2014
2015
2016
45人
80人
135人
200人
7人
12人
17人
22人
海外留学経験者数
(B)
428人
462人
450人
465人
481人
497人
卒業[予定]者数
(C)
798人
810人
830人
850人
870人
890人
55.1%
56.1%
57.2%
58.3%
10人(1)
30人(1)
60人(1)
100人(1)
外国語学部(英米語学科)
比率
((A+B)/C)
卒業時の外国語力スタンダード
TOEFL-ITP 600
海外留学経験者数
外国語学部(国際コミュニケーション学科)
166人
206人
175人
184人
194人
204人
満
114人
142人
119人
127人
136人
145人
3 カ 月 ~ 1 年
52人
64人
56人
57人
58人
59人
0人
0人
0人
0人
0人
0人
427人
433人
440人
450人
460人
470人
25人(5)
30人(10)
45人(15)
60人(20)
3
カ
1
月
未
年
超
卒業[予定]者数
卒業時の外国語力スタンダード
TOEIC 800
海外留学経験者数
外国語学部(
その他の学科)
65人
71人
75人
80人
85人
90人
満
41人
46人
49人
53人
57人
61人
3 カ 月 ~ 1 年
24人
25人
26人
27人
28人
29人
0人
0人
0人
0人
0人
0人
172人
199人
185人
190人
195人
200人
10人(1)
20人(1)
30人(1)
40人(1)
3
カ
1
月
未
年
超
卒業[予定]者数
卒業時の外国語力スタンダード
TOEIC 700
海外留学経験者数
197人
185人
200人
201人
202人
203人
満
119人
109人
120人
121人
122人
123人
3 カ 月 ~ 1 年
78人
73人
80人
80人
80人
80人
0人
3人
0人
0人
0人
0人
199人
178人
205人
210人
215人
220人
3
カ
1
卒業[予定]者数
月
年
未
超
※1)学部数が多く、本表が1頁以内に収まらない場合は、「海外留学経験者数」の期間別内訳を省略してもかまわない。
※2)「外国語力スタンダードを満たす学生数」の学部ごとの記入欄の( )内は、外国語力スタンダードを満たす学生数のうち「単位取得を伴う海外留学
未経験」の学生数を示す。
※3)上記の「海外留学経験者数」は、いずれも単位取得を伴う海外留学経験者数であり、単位取得を伴わない海外留学経験者は含まない。
グローバル人材育成推進事業
Type B
Project for Promotion of Global Human Resource Development
亜細亜大学(学部入学定員:1,300人)
[取組学部・研究科等: 国際関係学部(280人)]
【構想の目的・育成するグローバル人材像】
企業人・社会人としての能力や異文化適応能力、外国語運用能力のほか社会科学の知識と応用能力を備え、現場で、特にア
ジア太平洋地域でアクティブに活躍できる<行動力あるアジアグローバル人材の育成>を目指す。
【構想の概要】
海外留学、就業体験、社会調査などの多様な国際経験を教育課程に導入し、産学協同によって実践する取り組みである。こ
の留学を含む海外活動システムを確立するために、その基盤となる国際化に即したカリキュラムの効果的実行に取り組む。さら
に<グローバル・ビジネスリテラシーアセスメントシステム>により、これら海外経験の成果を可視化し、その後のカリキュラム開
発に活用する。
■ 教育課程の国際通用性の向上
海外インターンシップ(シンガポール、インドネシア、韓国、中国、アメリカ)、及び海外フィールドスタディー(フィリピン、
ベトナム、中国)の準備調査を行い、交通、住居、安全面等の生活環境に関する情報を入手し、今後の対応を策定
できた。また、中国他地域では、日系企業を中心に訪問し、ビザ、住居等を含む受け入れ条件に関する意見交換を
行い、その対応策を構築することができ、現地でのインターンシップ実施が可能となった。
海外からの留学生等の意見聴取に基づく多言語ホームページが完成し、留学生のニーズに沿った情報発信が可能
となった。英文大学案内の作成やシラバスにおける科目概要を英語化することにより、本学の教育内容を海外へ情
報発信し、今後優秀な留学生の獲得にもつなげていくことが可能となった。また、グローバル人材育成推進事業に対
する本学の取り組み内容を英語に翻訳したことにより、世界ランキング上位の協定校からは来年度以降の具体的取り
組みに対して大きな期待が寄せられ、本プロジェクトへの協力意向が示された。
〈海外で活躍中の卒業生〉
本構想の更なる浸透を図るべく、本学卒業生をイメージキャラクターとし、ポスター、パンフレット等を作成し、本学の取り組みを広く社会に広報した。さらに
は、学生プロジェクトサポーターを募集し、専門家の研修を受講した上で、学生目線での広報をSNS等で展開し、各プログラム内容に応じた広報により、効
果的な留学促進を目指すことになった。また、情報端末に関しては、試験的に数名の学生に貸出し、使い勝手等を調査したうえで、情報端末購入後に必要
ソフト等をインストールして、英語スーパーコース履修学生(22名)に配付したことで、留学準備学習の利便性が向上した。
本学の海外協定校との協議により、平成25年度より、当初の目標である事務職員の語学能力向上を目指すため海外語学研修を実施することになった。こ
れにより、留学中の学生にキャリア、履修関連のアドバイスもできるようになった。
■ グローバル人材として求められる能力の育成
〈 グローバル人材能力概念図 〉
<行動力あるアジアグローバル人材>育成のために、以下の能力の伸長を目指す。
①国内外の企業や地域で活躍できる現地体験と現地知識を有する
②異文化コミュニケーションを円滑に行い現地に容易に適応できる
③外国語の実践的運用能力がある
④社会科学の知識を備え、それを活用して活躍できる
上記①~④の能力伸長を目指し、平成24年度はAUAP(アメリカ留学)で402名が米国留学を達成し、平
均でTOEIC®136点の伸長度合が見られた。また、AUGP(短期留学)では、世界13大学へ合計107名の
学生が留学をし、短期留学ながらも現地での企業訪問等を通じて、キャリア形成の基礎を築いて帰国した。
さらに、中国・大連では、10名が4か月間の語学研修と1か月間の現地企業でのインターンシップを通じて、
海外で働く意味、現地社員の職業観を学び、帰国した。また留学した10名中8名がHSK5級を取得した。
本学独自の「グローバル・ビジネスリテラシーアセスメントシステム」により、学生達の留学での目標設定が容易になり、留学後の進路についても具体的に考
えることができるようになった。海外留学プログラム実施国(AUAP:米国ワシントン州立3大学、アリゾナ州立大学、サンディエゴ州立大学/AUGP:スペイン、
英国、オーストラリア)へ教職員が出張し、留学している学生達に対し面談、留学成果向上のためのアドバイスを行った。また、帰国後のグローバルキャリア
形成のためのアドバイスも併せて行った。
■ 語学力を向上させるための入学時から卒業時までの一体的な取組
現在推薦入試等では、実用英語検定試験等の有級者、またそれと同等の得点を有している受験生に対して、通常受験生と比較して優位な評価を行ってい
るが、トータルな英語運用能力が必要とされている現状を踏まえ、リスニングやスピーキングの試験導入に対しての準備・検討を行うことにした。
TOEIC®を活用した英語クラス分け、自宅学習ツールとしてのE-ラーニングに加え、英語ネイティブを含め、4名の学習補助者を採用し、課外講座を開設
し、さらなる能力向上を図った。25年度から英語習熟度の高い学生の能力向上を目指してTOEIC®外部専門講師による課外授業を開講することとした。習
熟度の低い学生の能力の底上げのために、英語教育専門教員を非常勤として採用し、中学英語教育の復習も含む授業を開講した。国際関係学部4年生
(128名)にTOEIC®を受験させ、ラピッドサービスを利用して翌日には結果を入手したことで、今までになく迅速に学生指導を行うことができた。また、アメリ
カ留学先を拡張したことにより、国際クラスでの英語学習、ホームステイでの実践的な英語学習環境を拡充することができ、アカデミック英語の習得を目指し
た英語スーパーコースの内容がさらに充実したものとなった。英語以外の外国語では、目標に設定した達成レベルの検定試験受験の指導を開始した。
■ 教員のグローバル教育力の向上
専門分野の教員採用に関しては、多言語による公募を継続しており、英語科目教員の採用を英語で行った。また、学部教員のグローバル人材育成教育に
関する理解と知識を深めるために、グローバル人材育成教育分野の専門教員(特任教授)を採用した。 教員の海外での教育、研究についても、既存の海外
研究制度活用の他、様々な制度、機会を活用した海外の大学、研究機関での教育、研究への参加を奨励した。
グローバル教育力向上の観点から、学内でのFD活動は、学部日本人教員のみならず、外国人教員も交えて行ってきたが、平成24年度では、海外協定校
出張時等に、現地教員との交流を通じて、FDに関する意見交換を積極的に行った。25年度にはさらに本学国際交流プログラムの海外提携大学との会議、
8月に開催予定の中国大連でのシンポジウムなどの機会に協議する予定である。また、教員のグローバル教育へのインセンティブ向上のために、海外提携
校に対して、本学教員による現代日本に関する集中講義などを提案し、積極的に広報活動に生かすことも準備している。
■ 日本人学生の留学を促進するための環境整備
大手グローバル企業社員よりキャリアに関する講演会(テーマ:私のアメリカ留学経験と仕事)を行った。さらにこれにより次年度の改善点が把握でき、対応策
を構築できた。また、留学フェアを開催し、留学の意義等を学生達が理解しやすい環境を整えた。
海外協定校担当者とは出張時に情報交換を行い、周辺地域の企業訪問先やインターンシップ実施先にて研修状況を確認した。
卒業・修了時に学生が修得すべき具体的能力
(1)国内外の企業や地域で活躍できる現地体験と現地知識を有すること
以下のビジネスリテラシー:企業・地域で必要な姿勢、行動についての知識、経験、実践能力の素養。国際ルールやスタンダー
ドを理解・遵守する規範意識や、倫理観、規律性。決断力、主体性、自律性、積極性。状況把握力、交渉力、チームワーク力。
(2)異文化コミュニケーションを円滑に行い現地に容易に適応できること
以下のグローバルリテラシー:外国での的確な状況把握能力、危機管理能力、異文化適応力、柔軟性、ストレス耐性、体調維持。
(3)外国語の実践的運用能力があること
TOEIC®700点の英語、実用レベルのアジア太平洋地域言語(韓国語/中国語/インドネシア語/ヒンディー語/アラビア語/スペイン
語)<英語スーパーコース学生: TOEIC®800点が目標/アジア夢カレッジ生:第1学年終了時、中国語検定3級、卒業時2級。>
(4)社会科学の知識を備え、それを活用して活躍できること
国際関係に関する高度な知識の習得/外国諸地域や異文化に関する高度な知識の習得/情報の分析能力と発信能力
本構想において実現する達成目標及び実績
達成実績
全
達成目標
学
2011
2012
2013
2014
2015
2016
外国語力スタンダード
を満たす学生数
40人
70人
100人
110人
うち海外留学
未経験者数 (A)
6人
6人
8人
9人
海外留学経験者数
(B)
255人
257人
255人
256人
291人
291人
卒業[予定]者数
(C)
264人
275人
280人
289人
324人
324人
93.2%
90.7%
92.3%
92.6%
40人( 6 )
70人( 6 )
100人( 8 )
110人( 9 )
比率
((A+B)/C)
卒業時の外国語力スタンダード
国
際
関
係
学
部
TOEIC® 700点以上
海外留学経験者数
255人
257人
255人
256人
291人
291人
満
1人
1人
0人
0人
34人
34人
3 カ 月 ~ 1 年
254人
256人
255人
256人
257人
257人
0人
0人
0人
0人
0人
0人
264人
275人
280人
289人
324人
324人
3
カ
1
卒業[予定]者数
月
年
未
超
※1)学部数が多く、本表が1頁以内に収まらない場合は、「海外留学経験者数」の期間別内訳を省略してもかまわない。
※2)「外国語力スタンダードを満たす学生数」の学部ごとの記入欄の( )内は、外国語力スタンダードを満たす学生数のうち「単位取得を伴う海外留学
未経験」の学生数を示す。
※3)上記の「海外留学経験者数」は、いずれも単位取得を伴う海外留学経験者数であり、単位取得を伴わない海外留学経験者は含まない。
グローバル人材育成推進事業
Type B
Project for Promotion of Global Human Resource Development
杏林大学(学部入学定員: 4,628人)
[取組学部・研究科等:外国語学部(1,006人)]
【構想の目的・育成するグローバル人材像】
本構想は、「中国語圏で活躍する、スマートでタフな日中英トライリンガル人材の育成」を目指すものである。今後の国際的
な開発・技術・経済の協力と競争は中国語文化圏が中心になるという認識のもと、「卓抜した語学力」と「スマートでタフな交渉
能力」を兼ね備えた、日本の国際競争力向上に資するグローバル人材を育成する。
【構想の概要】
本構想は、外国語学部の「実践的な語学教育」に、総合政策学部の「アジアに軸足を置いた学際的視座の教育・研究資源」
を導入し、クリエイティブな成果を導き出す「問題発見力」「問題解決力」「自己表現力」を兼ね備えた人材を育成する。
■ 教育課程の国際通用性の向上
○ 教育課程の国際通用性の向上のための取組
GPAによる成績評価やコース・ナンバリング導入を通して教育課程の国際化に努めた。また「グローバル人材育成プログラ
ム」を立ち上げ、留学を軸とした主体的な学びを学士課程修了までに完了させる仕組みを構築した。
○ 戦略的な国内外への教育情報の発信
本事業の特設サイト開設やパンフレット作成と配布、シンポジウム開催等により、社会への情報発信
を積極的に行った。また、ホームページや『大学案内』、本事業の概要案内小冊子、シラバス・履修モ
デルや国際交流実績報告書等の多言語化(中国語・英語版作成)を進めた。これらの取り組みにより、
中国語圏・英語圏に向け、本学及び本事業に関する情報を広く発信することができるようになった。ま
た、これらは協定校との学生の交換留学や単位互換の検討資料としても供されている。
〈本事業特設サイト〉
○ 事務体制のグローバル化
本事業に関わる事務組織を強化するため、専門職員の採用を含め7名からなる「国際交流課」を設置した。HSK5級等の中国
語に堪能な者は2名、TOEIC800点等英語に堪能な者3名をはじめ、いずれも海外留学・海外滞在の経験者である。
■ グローバル人材として求められる能力の育成
1.卓抜した語学力
1クラス最少5名の「少人数語学授業」と「留学を見越した実践的な授業体制」が、本学教員に加え特
任外国人教員4名を採用することで確立された。また、本事業補助金により、高度語学訓練を実施で
きる「同時通訳スタジオ」、海外留学に匹敵する程度に常時外国語に触れる語学教育環境(「中国語・
英語サロン」「海外ニュース番組の常時放映(4箇所)」「e-ラーニング」)が整備され、運用を開始した。
〈中国語・英語サロン〉
2.スマートでタフな交渉能力
PBL型の「ケーススタディ演習」が総合政策学部と外国語学部との連携により開始された。尖閣
諸島問題」「在中国日系企業の労働紛争」など時事性が高いテーマを設定し、新設のアクティブ
ラーニング教室で「専門が異なる複数の教員による講義」と「学生・留学生中心のディベート」が展開
された。対話力の向上のみならず、立場や出身が異なる間で「自他の歴史や文化的慣習をわきまえ、
創造的な結論を導きだすための交渉能力」の涵養に大いに資するものであった。また、保健学部や
総合政策学部との連携による「グローバルセミナー」開催や、外国語学部必修科目に他学部教員
〈アクティブラーニング教室〉
(寄生虫学・救急救命学・経済学)が登壇するなど、本学ならではの学際的視座に立った連続講義も行った。
■ 語学力を向上させるための入学時から卒業時までの一体的な取組
○ 入試における中等教育段階までの外国語力・留学経験等の適切な評価
課題のやり取りを通じ学習成果を評価する「AO入試」、語学検定試験の資格やスコアを利用する「資格取得者制推薦入試」、
留学経験・在外経験を評価する「帰国子女入試」等で、入学以前の語学力や海外経験を最大限評価した。
○ 効果的な語学教育及び教育体制
本学において独自に開発してきた独自開発プログラムの改訂、インテンシブプログラムの改善、検定試験(TOEIC SW試験を
含む)による語学能力の可視化推進、実践力を養成するための中国語・英語エリア拡大等を行った。
■ 教員のグローバル教育力の向上
○ 教育体制のグローバル化
北京第二外国語学院、英国Oxford大学等の海外協定校との人的交流の活性化を図った。香港中
文大学で開催されたAPAIEでは外国語学部坂本ロビン教授が特別講演を行った。進歩を続けるアジ
ア圏の高等教育について各国参加者と意見交換をし、本事業推進の参考に資する情報収集も行った。
〈特別講演をした坂本ロビン教授〉
○ グローバル教育力向上のための取組
中国や米国の教育事例が報告された第1回シンポジウム「未来を切り開く日中英トライリンガル人材」はFDに資する会であった。
■ 日本人学生の留学を促進するための環境整備
○ 動機付けや留学を促進するための取組
留学特設サイトの開設とガイダンス開催、留学案内誌『Study Abroad』の編集・配布、留学報告会開催、大使館訪問、学納金
免除や奨学金充実等の経済支援、海外派遣先の拡充協議等(中国語圏9、英語圏11の大学・機関)を行った。
○ 留学中から帰国後にわたるサポート体制
危機管理シミュレーション、キャリア支援に関する授業等のネット配信事業を開始し、留学先でのサポート体制を強化した。産
業界と連携し留学後の就職支援のあり方を調査するとともに、関東圏を中心にインターンシップ研修先の調査と開拓を進めた。
<参考>
卒業・修了時に学生が修得すべき具体的能力
1. 学生が修得すべき卓抜した語学力
中国語能力:中国語学科では中国語検定2級またはHSK5級以上、あるいは通訳案内士(中国語)。 英語学科・観光交流文
化学科では中国語検定4級またはHSK2級以上。
英語能力 :中国語学科ではTOEIC500点以上、TOEFL iBT 52点以上、IELTS4.5点以上。 英語学科・観光交流文化学科で
はTOEIC 800点以上、TOEFL iBT 80点以上、あるいはIELTS 6点以上。
2.スマートでタフな交渉能力の修得
①日本及び中国語文化圏の歴史・文化・社会情勢等の知識や経験に裏打ちされた学際的素養と見識 ②言語・文化的習
慣に基づくコミュニケーション上のわきまえ ③問題発見力・問題解決力、自己表現力
本構想において実現する達成目標及び実績
達成実績
全
達成目標
学
2011
2012
2013
2014
2015
2016
外国語力スタンダード
を満たす学生数
10人
15人
30人
40人
うち海外留学
未経験者数 (A)
5人
7人
10人
15人
海外留学経験者数
(B)
卒業[予定]者数
(C)
68人
49人
74人
89人
97人
102人
250人
242人
252人
250人
250人
250人
31.3%
38.4%
42.8%
46.8%
10人( 5 )
15人( 7 )
30人( 10 )
40人( 15 )
比率
((A+B)/C)
【中国語学科】
中国語検定2 級、HSK 5
級、通訳案内士(中国語)、
TOEIC500 点以上他
【英語学科・観光交流文化
学科】
中国語検定4級、TOEIC
800 点、TOEFLiBT 80 点、
IELTS 6点以上他
卒業時の外国語力スタンダード
外
国
語
学
部
海外留学経験者数
68人
49人
74人
89人
97人
102人
満
37人
18人
32人
39人
41人
43人
3 カ 月 ~ 1 年
31人
31人
42人
49人
54人
56人
0人
0人
0人
1人
2人
3人
250人
242人
252人
250人
250人
250人
3
カ
1
卒業[予定]者数
月
年
未
超
※1)学部数が多く、本表が1頁以内に収まらない場合は、「海外留学経験者数」の期間別内訳を省略してもかまわない。
※2)「外国語力スタンダードを満たす学生数」の学部ごとの記入欄の( )内は、外国語力スタンダードを満たす学生数のうち「単位取得を伴う海外留学
未経験」の学生数を示す。
※3)上記の「海外留学経験者数」は、いずれも単位取得を伴う海外留学経験者数であり、単位取得を伴わない海外留学経験者は含まない。
グローバル人材育成推進事業
Type B
Project for Promotion of Global Human Resource Development
芝浦工業大学(学部入学定員:1,610人)
[取組学部・研究科等: 工学部(1,040人)]
【構想の目的・育成するグローバル人材像】
「統合的問題解決能力を備えた世界(社会)に貢献できる技術者」を本学が育成するグローバル人材像とし、グローバル人材に
必須の4つの能力(コミュニケーション力、グローバル人間力、異文化理解力、問題解決能力)の総合的な育成を目指す。
【構想の概要】
本学がこれまで構築してきたPDCAサイクルによる質とJABEE準拠による国際通用性が保証された教育体系の枠組みを基盤と
し、①教員・職員・体制の総合的なグローバル教育力の向上、②語学力育成教育、③異文化理解を促進する留学支援、を中
核とする国際化プログラムを実行する。
■ 教育課程の国際通用性の向上
○ 教育課程の国際通用性の向上のための取組
シラバスを含む教務関係書類の多言語化、国際的に通用する語学教育の為の単位の実質化、専門科目への積極的な英語教材の導入等。
○ 戦略的な国内外への教育情報の発信
公表が必要な情報、優先度、及び、他言語化の必要性を閲覧者のニーズを把握した上で整理し、優
先度の高い情報からホームページや印刷資料にて公表。H24年度では、事業ホームページ、パンフ
レット、報告書を作成。
○ 事務体制のグローバル化
外国人教員等の専門的な相談に対応できる職員を増強するとともに。職員の中期海外派遣研修制度
で米国へ1名派遣。さらに、学内規程や手続書類の英語・中国語・韓国語化を実施。
■ グローバル人材として求められる能力の育成
○ コミュニケーション力
〈国際・異文化交流PBL(イメージ)〉
世界で活躍する技術者に必要な語学力を育成するため、ESP(English for Specific Purposes)
教育、自己学習用E-ラーニング。専門科目の教材の英語化など体系的な語学教育プログラ
ムを整備。東南アジアで生きた語学を学ぶ機会を新規開拓。
○ グローバル人間力・問題解決能力
〈グローバル人材育成の構想〉
アクティブラーニング教室を使用した海外協定校との国際PBL(Project-based Learning)を実
施。タイ協定校での1週間の集中型国際PBLをH24年度実施。異文化交流PBLを試行。グロー
バル人間力の達成度評価手法としてルーブリックを実用化し、PROG等外部テストによる評価
も併せて実施。
○ 異文化理解力
留学プログラム及び海外インターンシップの単位化と参加効果の測定。グローバル能力を自己認識することができるシステムの整備等
により留学等への動機付けとする。
■ 語学力を向上させるための入学時から卒業時までの一体的な取組
○ 入試における中等教育段階までの外国語力・留学経験等の適切な評価
帰国生徒特別入試にて、受験生の海外での経験を活かすために、一般の受験生とは別枠で小論文、面接、数学、理科(物理・化学) 、
外国語の試験を実施。入学直後のプレースメントテストによる外国語習熟度別クラスの設置。
○ 効果的な語学教育及び教育体制
語学力測定のために卒業までに4回TOEICを受験させる。ESP教育のための工学英語科目と専門科目の英語化の拡張・強化を図るとと
もに、自己学習用Eラーニング教材を導入し、語学学習時間を大幅増加。
■ 教員のグローバル教育力の向上
○ 教育体制のグローバル化
教員を海外の大学に3-12カ月間留学させ、教育・研究を体験させることにより、教員のグローバル教育力・研究力向上を図る。
また、教員採用面接において海外経験と英語力をこれまで以上に重視し、グローバル教育力を有する教員を増強する。
○ グローバル教育力向上のための取組
グローバル教育に関して先進的な国内外の大学の教員や世界で活躍する日系企業のリーダー等を招聘し、本学にてセミナーやワーク
ショップを実施。またPBLの効果的導入法の調査・研究を実施し、その結果をFD活動によって教員に普及することで、効果的な国際・異
文化PBLの運用を図る。
■ 日本人学生の留学を促進するための環境整備
○ 動機付けや留学を促進するための取組
グローバル人材育成プログラムが果たす効果を学生に分かり易く周知するため、学長の講演、シンポジウム、新入生向けワークショップ、
ガイダンスでの周知等実施した。また、平成25年度は、若手OBの海外業務経験やグローバル能力の必要性の講演会を実施予定。東南
アジアでの英語研修にPBL型討論を必須として強い語学を習得出来るプログラムを構築中。平成25年度派遣者より、国際インターンシッ
プの単位化制度を構築。
○ 留学中から帰国後にわたるサポート体制
短期派遣の中心国となるタイ、インドネシアにはサテライトオフィスを設置し、常駐スタッフを配置する等して、派遣学生の健康
管理や学修管理、また緊急時対応を強化する。また、留学中または帰国後の就職支援のため、キャリアカウンセリングを導入。
<参考>
卒業・修了時に学生が修得すべき具体的能力
【コミュニケーション力:語学力・コミュニケーション能力】工学基盤の上に立ち、語学とモノやサービス等を介して、相互理解で
きる能力。
【グローバル人間力:主体性・積極性・チャレンジ精神、協調性・柔軟性、責任感・使命感】競争的状況においても、長期的展
望に立って、国際協調を実現する能力。
【異文化理解力:異文化に対する理解と日本人としてのアイデンティティー】自然環境、経済環境、文化的・宗教的背景を理解
し、多様性を認める能力と、日本文化を行動によって発信できる能力。
【課題解決能力:課題発見能力と倫理観に裏打ちされた解決能力】技術的経済的活動への社会的影響を判断できる能力。
本構想において実現する達成目標及び実績
達成実績
全
達成目標
学
2011
2012
外国語力スタンダード
を満たす学生数
うち海外留学
未経験者数
(A)
海外留学経験者数
(B)
卒業[予定]者数
(C)
2015
2016
160人
300人
500人
750人
105人
240人
430人
600人
40人
55人
60人
70人
150人
1233人
1047人
1200人
1200人
1200人
1200人
13.3%
25.0%
41.7%
62.5%
160人
(105)
300人
(240)
500人
(430)
750人
(600 )
CEFR B1
海外留学経験者数
工
学
部
2014
48人
比率
((A+B)/C)
卒業時の外国語力スタンダード
2013
48人
40人
55人
60人
70人
150人
満
48人
40人
55人
60人
70人
150人
3 カ 月 ~ 1 年
0人
0人
0人
0人
0人
0人
1
0人
0人
0人
0人
0人
0人
1233人
1047人
1200人
1200人
1200人
1200人
3
カ
卒業[予定]者数
月
年
未
超
※1)学部数が多く、本表が1頁以内に収まらない場合は、「海外留学経験者数」の期間別内訳を省略してもかまわない。
※2)「外国語力スタンダードを満たす学生数」の学部ごとの記入欄の( )内は、外国語力スタンダードを満たす学生数のうち「単位取得を伴う海外留学
未経験」の学生数を示す。
※3)上記の「海外留学経験者数」は、いずれも単位取得を伴う海外留学経験者数であり、単位取得を伴わない海外留学経験者は含まない。
グローバル人材育成推進事業 タイプB
上智大学
3言語×3視座によるグローバル・コンピテンシーの育成
上智大学外国語学部 (学部入学定員: 2,581人)
[取組学部: 外国語学部6学科(英語・ドイツ語・フランス語・イスパニア語・ロシア語・ポルトガル語)/500人]
【構想の概要】
グローバル人材育成を担うグローバル教育センター(CGD)を設立し、「3言語(日本語、専攻語(英語学科は第2外国語)、英語)
×3視座(日本発信力、地域多様性理解力、地球課題発見解決力)」を学生に習得させるプログラムを開発、外国語学部から
開始し、段階的に全学へ波及させていく。
【構想の目的・育成するグローバル人材像】
高度な外国語能力およびコミュニケーション能力を有し、幅広い人間性と高い倫理性に裏打ちされたグローバル・コンピテン
シー(グローバル対応能力)を発揮し、多言語・多文化の多様な世界において、他者のために力を尽くすことのできる人材を養
成する。
1.グローバル人材として求められる能力を育成
グローバル人材に求められる「地球課題発見解決力」は、日本語や英語によるだけではなく、
専攻語や専攻語の通用する地域の視点から世界を展望することによって形成される
→3言語×3視座に基づくプログラムにより、高度な外国語能力に加え、政治・経済・宗教・文化背景等に関する
深い理解に裏打ちされたコミュニケーション能力を身につけることを狙いとする
◆3言語=複言語能力の育成
複言語主義の立場から、自国語としての日本語、世界の地域的
多様性の理解を促す専攻語 (英語学科の場合は第2外国語)、
国際共通語としての英語の3言語運用能力を目指す。
◆3視座=複視座能力の育成
世界との比較において、日本と日本人を相対化し、世界に向け
て日本を発信する力を養う。専攻語の学習を通じて各地域の固
有性を認識し、さらに世界全体が関わる今日的問題を発見・解
決する視点を醸成する。
以上のような理念を土台に、現在まで以下のような成果を上げてき
ている。
2. グローバル教育センターの立ち上げと専任スタッフの雇用
◆グローバル教育センターの立ち上げ
・Center for Global Discovery(CGD)を設立し、専属事務数名を雇用し、
事業の中核機関とした。またブランディング活動により活動名”SIED”を
開発し、本学部のグローバル事業のシンボルとしての展開を開始した。
◆専任助教によるグローバリゼーション関連科目の実施
・平成24年度に専任助教2名を雇用し、25年度春学期には英語でグロー
バリゼーション関連の入門科目(Introduction to Global Studies 1,
Introduction to Global Issues 1)と専門科目(Special Topics in
Globalization 1)の講義を、さらに日本語の講義も開講した。各講座
数10名の受講者がおり、今後も情宣の徹底により増員を図る予定である。
・25年度秋学期には英語による演習科目も実施予定である。
◆担当言語別プロジェクトPD6名の雇用
・各言語圏の協定締結候補大学や、英語以外の言語教育をしている高校
の情報収集や、各言語学科学生対象の留学・資格試験アドヴァイス実施。
・短期集中講座や国際シンポジウムの補助作業の実施。
・ウェブサイトのグローバル化のため日・英・専攻語による整備をしている。
3. 春季・夏季短期集中講座の実施
◆平成24年度春季・25年度夏季休暇中に実施(予定)
・平成24年2月最終週と3月第1週に各90分×15回の集中講座を実施した。
講座数は合計19(英語科目10、初習外国語科目各1・計5、グローバル
関連講義科目4)で、申込者が210名、受講者が193名であった。
・英語科目については、レベル分けとは別に通常の授業では実施困難な
講義や語学科目を開講した。(ex. Performing in English-Body & Acting,
Preparing for Study Abroad(アメリカ編およびイギリス編),
ポルトガルのポルトガル語、グローバル研究入門、大統領から読みとくアメリカ)
・受講生アンケートで高い評価が確認できたため、25年度夏季休暇中開
催時には講座数を増やし、さらなる質の向上も図る。
・平成26年度より言語教育研究センター主催の短期集中講座が開始さ
れるので、CGDとセンター協力の下での新たな語学講座開講も検討する。
4.留学制度の拡大と深化
◆新規留学協定締結大学の増加
・平成24年度には8ケ国8校の大学と新規に学生交換協定を締結した。
また既存の協定校ともプログラムの拡充で合意に至るか、平成25年度
以降のさらなる話し合いを経て、拡大・拡充を実現する予定である。
◆新留学制度の開発
・外国語学部ドイツ語学科では、極力全学生を長期留学させる新制度を
開発中である。新制度では、同学科にドイツ人留学生が所属し、日本語
や英語科目を履修しつつ、日独2言語を使った演習科目で、留学帰りの
日本人学生と一緒に学ぶ。これにより双方の学生の語学力と専門能力の
上昇が期待できる。日本からの留学は平成27年度入学生より、ドイツ人
学生は25年度秋学期より7名が来日予定である。
◆新学生派遣インターンシップ・プログラムの拡充
・平成25年度よりCGDの傘下で、国連ユースボランティアや本学実施の
イエズス会東アジア5大学とのグローバル・リーダーシップ・プログラム
(GLP)と東南アジアで実施されるサービス・ラーニング・プログラム(SLP)
の参加者選考が行われ、派遣後の学生のケアも担当することになった。
5.国際シンポジウムの開催
◆アメリカとアジアをテーマにしたキックオフシンポの開催
・短期集中講座を受講した学生が、グローバル化の知識を深めることが
できるように、短期集中講座終了の翌日に開催した。
・「グローバルアジアにおけるアメリカ」というタイトルの下、米・中・インド
ネシア、日本から専門家を招聘して、各人の講演と討論会を実施した。
受講生は、短期集中講座参加者のみならず。学内外から総数100名
を越える方にお越しいただけた。
◆語学教育・学生参加型シンポジウムの企画・実施
・平成25年度のシンポジウムは、年末か年明け後の実施を予定している。
・24年度が社会科学系であったことを鑑み、次回は、語学教育担当教員
を動員したり、2人の助教の演習科目参加者に、特定のテーマを英語で
議論する学生参加型シンポジウムも導入を検討中である。
<参考>
卒業・修了時に学生が修得すべき具体的能力
複言語能力については、3言語を複言語主義に基づいて修得すること、すなわち、日本語、専攻語(英語学科は第2外国語)、
英語について、それぞれ必要に応じた充分な能力を獲得することが学生に求められる。具体的には英語学科は、英語につい
てCEFR C1、第2外国語についてB1、初習言語学科(ドイツ語、フランス語、イスパニア語、ロシア語、ポルトガル語)は、英語、専攻
語ともB2の達成を標準とし、望ましくはそれらの1段階上にいたることを奨励する。日本語について、すべての学生がC2を超え
て知識人の母語能力として高度な水準に達すべきであるのは言うまでもない。
複視座能力については、従来の外国語学部専門分野制度を整備し、言語を第1主専攻とするのに対して、第2主専攻もしく
は副専攻を設定し、ダブル・メジャー、メジャー・マイナー制度によって、語学を超えた専門性を獲得し、これを学位とともに大
学として認定する。加えて、CGDの開講するグローバル系科目群についても履修を奨励し、その修了を大学として認定する。
本構想において実現する達成目標
全
学
2011
2012
外国語力スタンダード
を満たす学生数
うち海外留学
未経験者数
(A)
2016
206 人
215 人
221 人
227 人
55 人
58 人
59 人
60 人
324 人
265 人
286 人
300 人
314 人
卒業[予定]者数
(C)
498 人
436 人
582 人
598 人
598 人
598 人
55.0 %
57.5 %
60.0 %
62.5 %
138 人(41)
142 人(43)
146 人(44)
150 人(45)
CEFR C1
海外留学経験者数
94 人
103 人
93 人
98 人
103 人
108 人
満
20 人
36 人
20 人
21 人
22 人
23 人
3 カ 月 ~ 1 年
74 人
67人
72 人
76 人
80 人
84 人
0人
0人
1人
1人
1人
1人
185人
176 人
214人
214 人
214 人
214 人
68 人(14)
73 人(15)
75 人(15)
77 人(15)
3
カ
1
月
未
年
超
卒業[予定]者数
卒業時の外国語力スタンダード
CEFR C1
海外留学経験者数
154 人
221 人
172 人
188 人
197 人
206 人
満
39 人
55 人
43 人
47 人
49 人
51 人
3 カ 月 ~ 1 年
113人
164 人
127 人
139 人
146 人
153 人
2人
2人
2人
2人
2人
2人
313 人
260人
368人
384 人
384 人
384 人
B2(英語学科) / C1(他学科)
108 人(22)
114 人(23)
117 人(23)
120 人(24)
3
カ
1
月
未
年
超
卒業[予定]者数
卒業時の外国語力スタンダード
第
2
外
国
語
2015
248 人
卒業時の外国語力スタンダード
初
習
言
語
学
科
2014
海外留学経験者数
(B)
比率
((A+B)/C)
英
語
学
科
2013
海外留学経験者数
248 人
324 人
265 人
286 人
300 人
314 人
満
59 人
91 人
63 人
68 人
71 人
74 人
3 カ 月 ~ 1 年
187人
231 人
199 人
215 人
226 人
237 人
2人
2人
3人
3人
3人
3人
498 人
436 人
582 人
598 人
598 人
598 人
3
カ
1
卒業[予定]者数
月
年
未
超
※1)学部数が多く、本表が1頁以内に収まらない場合は、「海外留学経験者数」の期間別内訳を省略してもかまわない。
※2)「外国語力スタンダードを満たす学生数」の学部ごとの記入欄の( )内は、外国語力スタンダードを満たす学生数のうち「単位取得を伴う海外留学
未経験」の学生数を示す。
※3)上記の「海外留学経験者数」は、いずれも単位取得を伴う海外留学経験者数であり、単位取得を伴わない海外留学経験者は含まない。
Type B
グローバル人材育成推進事業
Project for Promotion of Global Human Resource Development
昭和女子大学(学部入学定員:1,067人)
[取組学部・研究科等: 人間文化学部(435人)
【構想の目的・育成するグローバル人材像】
「3C’s for 1G」 = グローバル社会の様々な分野で実務的役割を担える創造的で活力のある女性職業人の育成
【構想の概要】
・全学的な外国語英語科目を再編し、学部共通プログラムとしてボストン留学を配置、その先の海外大学への留学を奨励。
・東京とボストンの二つのキャンパスで、外国人学生との協働プロジェクトを通じた実践型の学習。
・海外協定校の開拓と受入留学生の拡大によるキャンパスのグローバル化の促進。
■ グローバル人材として求められる能力の育成
○ 昭和ボストンでの実践型プログラム
地元の大学から講師を招いて専門分野の特別講義を実施したほか、米国人学生も参加したアメリカ歴史研究のプログラムを実施しまし
た。また米国から見た日本文化を学ぶ短期プログラムを春休みに実施しました。このほか、ボストン終了後にはカナダで行うインターン
シッププログラムを提携大学と協力して開設しています。
○ 世田谷キャンパスでのグローバルなプログラム
英文ライティングやTOEICセミナーを実施し、留学前や帰国後の英語学習を強化しました。今後は、留学前の英語力向上プログラムをさ
らに充実させるほか、帰国した学生への英語を使った留学生との協同プロジェクト、国際教養科目の受講のほか、遠隔授業システムを
使ってさまざまな国の授業やセミナーへの参加を促します。
○ アジア圏を中心にさまざまな地域でのグローバルな留学プログラム
今年度はポーランドとカナダで新たな協定校を開拓したほか、さらに韓国・台湾・タイ等の大学と協定を予定しており、今後はボストンだ
けでなくグローバルな地域に学生が留学していきます。また協定校である上海交通大学とダブルディグリープログラムの開設に合意し、
平成25年度入学者からプログラムへの参加が始まります。
〈 4年間のプログラム構成図 〉
■ 教育課程の国際通用性の向上
○ 教育課程の国際通用性の向上のための取組
米国人学生との合同プログラムによるアクティブラーニング(ボストン)。外国人留学生と行う多文化協働プロジェクトの実施(東京:平
成25年度)。ナンバリングの導入とシラバス概要の英語化を今後推進。
○ 戦略的な国内外への教育情報の発信
ボストンで日米教育関係者を集めたシンポジウムを実施。日英2言語のホームページでの情報発信、多言語での大学案内作成。
○ 事務体制のグローバル化
職員5名によるボストン研修実施(1週間派遣)。学内の各種規程、文書の英語版を制作中。
■ 日本人学生の留学を促進するための環
境整備
○ 動機付けや留学を促進するための取組
グローバルラウンジの開設(情報発信、留学
生交流、英語学習イベント開催等を予定)。専
門スタッフによる留学・語学学習相談機能の
強化。昭和ボストンでの留学相談と連携。
○ 留学中から帰国後にわたるサポート体制
ポートフォリオを利用した学習成果の自主的
な振り返りと教職員のサポート充実。留学を
活かしたキャリアデザインをテーマとした講演
会実施(ボストン、上海)
■ 語学力を向上させるための入学時
から卒業時までの一体的な取組
○ 入試における中等教育段階までの
外国語力・留学経験等の適切な評価
英語能力や海外留学経験のある高校
生対象の特別選抜入試を検討中(平成
27年度入試から実施予定)
○ 効果的な語学教育及び教育体制
非英語系学科においても英語レベルに
応じたクラス編成をスタート。e-learning、
英語学習・英文ライティングの専門アド
バイザーを配置。
■ 教員のグローバル教育力の
向上
○ 教育体制のグローバル化
外国人教員や海外で教育経験の
ある日本人教員を積極的に採用。
平成25年度は46人(24%アップ)。
○ グローバル教育力向上のた
めの取組
グローバル人材育成をテーマとし
たFD講演会開催。各地の大学の
視察。
<参考>
卒業・修了時に学生が修得すべき具体的能力
本学では社会で必要となる基礎的能力や態度を「夢を実現する7つの
力」として学生に示しています。この「7つの力」の一つである「グローバ
ルに生きる力」を発展させることで、「3C’s for 1G」の能力を育成します。
1.文化的背景の異なる他者と協働する能力(Collaborate)
2.様々に異なる人・価値・文化・物を結び付ける能力(Connect)
3.新しい価値や文化を創造する能力(Create)
4.身の回りの問題をグローバルに考えて行動する能力(Glocal)
5.業務に必要なレベルの外国語が使える。(外国語を使う力)
6.信頼性の高い情報を入手・分析し、複数言語で情報発信できる
(ITを使いこなす力)
今後ますますグローバル化が進む国内外の社会で、学生がこれらの能
力を高いレベルで修得することを目指します。
本構想において実現する達成目標及び実績
達成実績
全
達成目標
学
2011
2012
2013
2014
2015
2016
外国語力スタンダード
を満たす学生数
45 人
50 人
60 人
80 人
うち海外留学
未経験者数 (A)
40 人
35 人
20 人
25 人
海外留学経験者数
(B)
卒業[予定]者数
(C)
5 人
40 人
75 人
80 人
100 人
110 人
457人
485 人
571 人
518 人
486 人
500 人
20.1 %
22.2 %
24.7 %
27.0 %
45 人(40)
50 人(35 )
60 人(20)
80 人(25)
比率
((A+B)/C)
卒業時の外国語力スタンダード
人
間
文
化
学
部
TOEIC 700
海外留学経験者数
5 人
40 人
75 人
80 人
100 人
110 人
満
5 人
2 人
15 人
15 人
30 人
35 人
3 カ 月 ~ 1 年
0 人
38人
60 人
65 人
70 人
75 人
1
0 人
0 人
0 人
0 人
0 人
0 人
457 人
485 人
571 人
518 人
486 人
500 人
3
カ
卒業[予定]者数
月
年
未
超
※1)「外国語力スタンダードを満たす学生数」の学部ごとの記入欄の( )内は、外国語力スタンダードを満たす学生数のうち「単位取得を伴う海外留学
未経験」の学生数を示す。
※2)上記の「海外留学経験者数」は、いずれも単位取得を伴う海外留学経験者数であり、単位取得を伴わない海外留学経験者は含まない。
Type B
グローバル人材育成推進事業
Project for Promotion of Global Human Resource Development
東洋大学(学部入学定員:6,220人/平成25年度)
[取組学部・研究科等: 国際地域学部(490人)] 入学者実績 (平成24年度556人、平成25年度575人)
【構想の目的・育成するグローバル人材像】
「現場主義」に立ち、国の内外の「地域づくり」や「観光振興」に貢献する国際的な視野―Think Globally, Act Locally―を
持った職業人の育成を目的としています。
【構想の概要】
従来行ってきた取組に加え、副専攻English Special Program for Global Human Resources Development(ESP)の創設、
海外拠点やLanguage Centerの設置、学内留学プログラムStudy Abroad In Hakusan, Toyo(SAIHAT)の推進と国際交流
ポイント制度の創設などを通して、国内外の「地域づくり」「観光振興」に貢献できるグローバル人材を持続的に輩出する仕組み
を作ります。
■ 教育課程の国際通用性の向上
○ 教育課程の国際通用性の向上のための取組
平成25年度よりGPA制の導入するため制度改正を行い周知を徹底した。また、新年度から副専攻English Special Program for Global Human Resources Development(ESP)を設置するための準備を完了した。同時に、卒業までの目標として、国際
交流ポイント(30ポイント)を新設し、副専攻の資格要件に加えた。
○ 戦略的な国内外への教育情報の発信
本事業の採択を受けて、日英両言語で独自のホームページ、パンフレットを新たに発行し、
大学および学部情報と本プログラムの取り組みにかかわる情報発信をおこなっている。
○ 事務体制のグローバル化
新たにグローバル・オフィスを設置して、本事業の遂行に必要な事務体制を確立した。今
後、職員の海外研修や語学研修を拡大し、海外協定校などへの職員の派遣を行う。
オーストラリア研修(5週間)を新設
■ 能力育成のための基盤整備(グローバル・オフィス設置とEポートフォリオ)
本事業の推進基盤であるグローバル・オフィスとランゲージセンターを設置するため、平成24年度に
おいては制度や施設を整備し、フル稼働できる体制を確立した。また、ランゲージセンター講師2名、
研修コーディネーター3名をはじめ、事業遂行に不可欠な人員を配置した。
また、Eポートフォリオを新たに開発し、学生の学習プロセスの可視化と成果分析を実施する体制を整
備した。こうした基盤に基づいて以下のような取り組みを推進する。
(1)専門知識の英語による修得
英語による専門基礎科目・専門科目の授業を強化し、32科目とする。
(2)語学・コミュニケーション能力の向上
平成24年度は、新たな試みとして入学予定者へのオンラインによる英語教育を実施した。今後、英語特別講座、
カンファレンス・ライティングなどの個別教育、SCAT(Special Course in Advanced TOEFL)への参加を推進する。
(3)異文化理解・アイデンティティの醸成
研修プログラムの他に、ECZ(English Community Zone)における異文化紹介、学生シンポジウムや共同学習
など外国人学生と交流する機会を増大する。
グローバルオフィスとランゲージセンター
(4)実践的能力の育成
海外研修やインターンシップ、海外をフィールドとした卒業研究などの実践的な教育を強化する。
■ 語学力を向上させるための入学時から卒業時までの一体的な取組
Eポートフォリオを開発
○ 入試における中等教育段階までの外国語力・留学経験等の適切な評価
英語能力の基準や留学経験の評価(推薦入試)、英語重視型の判定方式による入学者の拡大(一般入試)を行う。
○ 効果的な語学教育及び教育体制(Eポートフォリオを使った学習成果分析)
ライティング個別相談(前述)、プレイスメントテスト、習熟度別クラス分けを推進し、学生が主体的に学修ができる教育プログラ
ムを目指す。Eポートフォリオの運用により、入学前から4年次まで学修機会の提供と学習支援を行う。
■ Eポートフォリオの運用により、留学を促進するための環境を整備
○ 動機付けや留学を促進するための取組
「留学のすすめ」など、留学を推奨するための授業を開始するほか、留学中の学生との交流や留学前ゼミナール、国際交流ポイ
ントへの加算などを通して留学に関する動機付けを行う。こうした記録はEポートフォリオにより電子的に蓄積される。
○ 留学中から帰国後にわたるサポート体制
留学中の学生への指導教員制を継続するとともに、Eポートフォリオを活用して効率的に学生をサポートする体制を確立した。ま
た、インターンシップの充実や学内部局との連携により、学生のキャリア意識を高める取り組みをすすめる。
■ 教員のグローバル教育力の向上
○ 教育体制のグローバル化
教員採用において英語授業の実施能力や海外での活動経験を重視するとともに、国際公募により外国人教員を増やす。
○ グローバル教育力向上のための取組
授業評価アンケートを継続するとともに、教員に対するFD研修、研究会、授業公開などを通して教育力を向上させる。
<参考>
卒業・修了時に学生が修得すべき具体的能力
本事業が目的とする国の内外の「地域づくり」「観光振興」に貢献する国際的視野を持った職業人(グローバル人材)の具備
する具体的能力として、
(1)語学・コミュニケーション能力(地域住民や関係者とのコミュニケーション力)、
(2)異文化理解と日本人としてのアイデンティティ(諸地域の文化慣習の理解とお互いの文化の尊重)
(3)実践的能力(現場での経験に基づいた課題の本質的な理解と実践力)
(4)専門的な知識の英語(外国語)での運用力
を設定し、それぞれの項目に育成目標を設定しています。
本構想において実現する達成目標
国際地域学部
2011
2012
2013
2014
2015
2016
外国語力スタンダード
を満たす学生数
105人
126人
147人
168人
うち海外留学
未経験者数 (A)
73人
84人
104人
115人
海外留学経験者数
(B)
卒業[予定]者数
(C)
40人
98人
110人
135人
162人
190人
462人
434人
530人
550人
550人
550人
34.5%
39.8%
48.4%
55.5%
105人(73)
126人(84)
147人(104)
168人(115)
比率
((A+B)/C)
国際地域学部(
昼夜合計)
卒業時の外国語力スタンダード
TOEFL 550
海外留学経験者数
40人
98人
110人
135人
162人
190人
満
34人
79人
96人
118人
140人
162人
3 カ 月 ~ 1 年
6人
19人
14人
17人
22人
28人
1
0人
0人
0人
0人
0人
0人
462人
434人
530人
550人
550人
550人
100人(70)
120人(80)
140人(100)
160人(110)
3
カ
月
未
年
超
卒業[予定]者数
卒業時の外国語力スタンダード
TOEFL 550
昼間部
海外留学経験者数
40人
98人
102人
125人
150人
175人
満
34人
79人
90人
110人
130人
150人
3 カ 月 ~ 1 年
6人
19人
12人
15人
20人
25人
1
0人
0人
0人
0人
0人
0人
462人
434人
430人
450人
450人
450人
5人(3)
6人(4)
7人(4)
8人(5)
3
カ
月
未
年
超
卒業[予定]者数
卒業時の外国語力スタンダード
TOEFL 550
夜間主コース
海外留学経験者数
-
-
8人
10人
12人
15人
満
-
-
6人
8人
10人
12人
3 カ 月 ~ 1 年
-
-
2人
2人
2人
3人
1
-
-
0人
0人
0人
0人
-
-
100人
100人
100人
100人
3
カ
卒業[予定]者数
月
年
未
超
※1)学部数が多く、本表が1頁以内に収まらない場合は、「海外留学経験者数」の期間別内訳を省略してもかまわない。
※2)「外国語力スタンダードを満たす学生数」の学部ごとの記入欄の( )内は、外国語力スタンダードを満たす学生数のうち「単位取得を伴う海外留学
未経験」の学生数を示す。
※3)上記の「海外留学経験者数」は、いずれも単位取得を伴う海外留学経験者数であり、単位取得を伴わない海外留学経験者は含まない。
Type B
グローバル人材育成推進事業
Project for Promotion of Global Human Resource Development
法政大学(学部入学定員:6,040人)
[取組学部・研究科等: GIS(グローバル教養学部)(50人)、国際文化学部(240人)]
【構想の目的・育成するグローバル人材像】
国際舞台で活躍し持続可能な地球社会の構築に貢献する「人財」輩出を目的とし、高い語学力、学問的専門性、日本人として
のアイデンティティ、異文化理解力、使命感と積極性を持つ人材を育成します。
【構想の概要】
これまで実践されてきた独自のグローバル人材育成カリキュラムの枠を広げ、全学的に展開する英語強化プログラム (ERP) を
通じて高い英語力を培った学生にその門戸を開放します。また、日本人としてのアイデンティティを高め、自ら異文化社会に踏
み出す積極性を育成するための実践的プログラムを加味し、これまで以上に高いレベルのグローバル人材育成を目指します。
■ 教育課程の国際通用性の向上
○ 教育課程の国際通用性の向上のための取組
英語強化プログラム(ERP)を2012年度トライアル実施、2013年度より本格実施、合わせて
Globalラウンジ設置により外国語イマージョン環境を提供しています。
eポートフォリオを2012年度に開発、2013年度より本格運用します。
GISおよび国際文化学部の公開科目を2013年度に拡張、より多くの学生に国際通用性の
高い教育課程の提供を開始しました。
国際ボランティア・インターンシッププログラムを2012年度末トライアル実施、2013年度本格
実施し、実践的な人材育成の効果を検証します。
○ 事務体制のグローバル化
2013年3月公開の当事業ホームページは、英語、中国語、韓国語により情報公開しています。
■ グローバル人材として求められる能力の育成
育成する人材の持つべき資質と能力
これを実現するための
教育カリキュラムの内容・方法
■チャレンジ精神・積極性・使命感■
海外ボランティア・海外インターンシップ・海外留学
常に新しい問題に積極的にチャレンジすることができる
異なる文化環境においても生活ができ、そこで仕事ができる
■異文化理解力■
自分の文化と異なる習慣、民族、宗教などに対する知識を
持って、理解し協調することができる
学部教育課程における海外留学
海外留学生とともに学びながら異文化交流を体験
■情報収集力と発想力■
メディア・リテラシーを踏まえた情報収集・解析能力を向上
グローバルな視点から情報を集め、偏りのない発想ができる させる課題解決型授業
すべての授業科目を英語で実施(GIS)
■高い語学力とコミュニケーション能力■
高い語学力があり、自由にコミュニケーションをとることができ 英語強化プログラム(ERP)の実施
る
Gラウンジにて言語イマージョン環境を提供
諸外国語でイマージョン教育を実施(国際文化学部)
■日本人としてのアイデンティティ■
留学生とともに日本について学ぶ講義群(ESOP)
母国の歴史、文化、社会、習慣などを適切に論理的に説明す
ることができる
■深い教養と専門能力■
自分の考えを明快に説明できる
自ら課題を発見し解決することができる
多様な教養・専門科目群の展開
ディスカッションなどを中心とした少人数双方向教育
課題解決型の授業
〈国際インターンシップ〉
■ 語学力を向上させるための入学時
から卒業時までの一体的な取組
○ 入試における中等教育段階までの外国語力・
留学経験等の適切な評価
GISにて、2013(平成25年度)から導入する
「秋季入学自己推薦入試」においても、これま
でと同様、中等教育段階までの外国語力を評価
します。また、現行の自己推薦入試と同様に、
英語面接を重視するとともに、狭義の学業だけ
でなく、文化・スポーツ活動やボランティア活
動等も重要な評価対象とします。
○ 効果的な語学教育及び教育体制
GISの「英語イマージョン教育」を強化し、他学部生
への波及効果を高めるために、積極的なコミュニケー
ションを基礎とした双方向授業の受講枠を拡大します。
■ 教員のグローバル教育力の向上
○ 教育体制のグローバル化
GISでは、国際公募を行うとともに、選考の過程で教育現場に必要とされる語学力の有無を確認するため、英語に
よる模擬授業を課し面接を実施し、グローバル人材育成に相応しい教員採用を行っています。
○ グローバル教育力向上のための取組
大学評価室主催で国際シンポジウム「グローバル化時代における私立大学の質保証」(2013年3月12日)を開催、国際的な質
保障システムについて検証しました。GISでは、コースナンバリングによる授業科目の体系化、英語による情報提供等、ディプロ
マ・サプリメントの基盤作りを進めています。
■ 日本人学生の留学を促進するための環境整備
○ 動機付けや留学を促進するための取組
留学先授業料免除・奨学金支給の派遣留学制度の情報提供を強化します。
国際ボランティァ・インターンシップ体験も留学の動機づけとなることが期待されます。
○ 留学中から帰国後にわたるサポート体制
eポートフォリオによる教員との連携体制を確立します。
国際キャリア支援プログラム、卒業生ネットワーク、国際インターンシップ等により、キャリア計画や就職を支援します。
<参考>
卒業・修了時に学生が修得すべき具体的能力
プログラムに関わった学生が卒業時に修得すべき能力は、本学が設定したグローバル人材として求められる能力と同等として
います。また、語学能力については所属学部別に以下のとおりです。
■GIS に所属する学生
1 年次修了時における TOEFL iBT®のスコアを、1 学年平均で 80(PBT/ITP 換算で 550 相当)程度。その上で、卒業時の到
達すべきスコアを TOEFL iBT® 90 以上を目標とします。
■GIS 以外の学部に所属する学生
学生の卒業時に修得すべき英語運用能力については、GIS 以外の学部に所属する学生にとって意味のある英語運用能力として
TOEFL iBT® 80 を目標とします。
■英語以外の外国語に秀でた学生
国際文化学部では、卒業時における諸外国語運用能力の育成を海外大学での正規授業を理解できるレベルとし、各言語別に基
準を設けています。
本構想において実現する達成目標及び実績 (単位:人)
全 学
外国語力スタンダードを満たす学生数
うち海外留学未経験者数 (A)
海外留学経験者数 (B)
卒業[予定]者数 (C)
比率 ((A+B)/C)
GIS
(グローバル
教養学部)
国際文化学部
(ドイツ語)
国際文化学部
(フランス語)
国際文化学部
(スペイン語)
国際文化学部
(ロシア語)
国際文化学部
(中国語)
国際文化学部
(朝鮮語)
卒業時の外国語力スタンダード
海外留学経験者数
3カ月~1年
1年超
卒業[予定]者数
卒業時の外国語力スタンダード
海外留学経験者数
3カ月~1年
1年超
卒業[予定]者数
卒業時の外国語力スタンダード
海外留学経験者数
3カ月~1年
1年超
卒業[予定]者数
卒業時の外国語力スタンダード
海外留学経験者数
3カ月~1年
1年超
卒業[予定]者数
卒業時の外国語力スタンダード
海外留学経験者数
3カ月~1年
1年超
卒業[予定]者数
卒業時の外国語力スタンダード
海外留学経験者数
3カ月~1年
1年超
卒業[予定]者数
卒業時の外国語力スタンダード
海外留学経験者数
3カ月~1年
1年超
卒業[予定]者数
2011
2012
102 人
89 人
2013
27 人
4人
123 人
119 人
112 人
183 人
148 人
137 人
159 人
69.4%
14人(4)
20 人
20 人
0人
80 人
4人(0)
25 人
23 人
2人
25 人
2人(0)
19 人
16 人
3人
19 人
2人(0)
21 人
21 人
0人
21 人
1人(0)
5人
4人
1人
5人
3人(0)
24 人
23 人
1人
24 人
1人(0)
9人
7人
2人
9人
81.8%
12人(4)
17 人
17 人
0人
48 人
3人(0)
14 人
14 人
0人
14 人
3人(0)
21 人
21 人
0人
21 人
3人(0)
18 人
18 人
0人
18 人
3人(0)
11 人
9人
2人
11 人
4人(0)
23 人
23 人
0人
23 人
2人(0)
13 人
13 人
0人
13 人
80.3%
14人(5)
18 人
18 人
0人
50 人
4人(0)
16 人
16 人
0人
16 人
3人(0)
18 人
18 人
0人
18 人
3人(0)
12 人
12 人
0人
12 人
3人(0)
9人
7人
2人
9人
5人(0)
18 人
18 人
0人
18 人
4人(0)
14 人
14 人
0人
14 人
78.0%
21人(8)
23 人
23 人
0人
66 人
6人(0)
18 人
18 人
0人
18 人
5人(0)
16 人
16 人
0人
16 人
5人(0)
17 人
17 人
0人
17 人
3人(0)
8人
6人
2人
8人
7人(0)
22 人
22 人
0人
22 人
4人(0)
12 人
12 人
0人
12 人
TOEFL®-iBT90
6人
6人
0人
23 人
独検2級以上
31 人
29 人
2人
31 人
TCF200-299
20 人
16 人
4人
20 人
DELE B2以上
18 人
18 人
0人
18 人
ТРКИ基礎級以上
5人
3人
2人
5人
新HSK5級以上
9人
6人
3人
9人
ハングル検定準2級以上
13 人
13 人
0人
13 人
17
17
0
38
人
人
人
人
15
14
1
15
人
人
人
人
10
8
2
10
人
人
人
人
16
16
0
16
人
人
人
人
6
4
2
6
人
人
人
人
15
14
1
17
人
人
人
人
10
8
2
10
人
人
人
人
2014
30 人
4人
117 人
2015
36 人
5人
105 人
2016
51 人
8人
116 人
※1)学部数が多く、本表が1頁以内に収まらない場合は、「海外留学経験者数」の期間別内訳を省略してもかまわない。
※2)「外国語力スタンダードを満たす学生数」の学部ごとの記入欄の( )内は、外国語力スタンダードを満たす学生数のうち「単位取得を伴う海外留学
未経験」の学生数を示す。
※3)上記の「海外留学経験者数」は、いずれも単位取得を伴う海外留学経験者数であり、単位取得を伴わない海外留学経験者は含まない。
グローバル人材育成推進事業
Type B
Project for Promotion of Global Human Resource Development
武蔵野美術大学(学部入学定員:1,050人)
[取組学部: 造形学部(4062人)]
【構想の目的・育成するグローバル人材像】
美術・デザインにおける高度な専門技術と知識を活用できる様々な能力を身につけ、なおかつ、海外においてもそれらをいか
んなく発揮するために必要かつ十分な外国語力を身につけた人材を育成することを目標とする。
【構想の概要】
「教育課程の改革」「学内諸制度の整備」「人的資源・組織の国際化」を通じ、学生に対する様々なグローバル人材育成アク
ションを実施することにより、他美大を牽引するグローバル教育力を獲得し、美術教育のあり方を地球社会へ発信する。
■ 教育課程の国際通用性の向上
○ 教育課程の国際通用性の向上のための取組
教育環境面では、海外・学外拠点との双方向授業を可能とするインタラクション交流ルーム「iRoom」を整備した。制度面では、
成績評価における5段階評価の導入方針の決定、海外協定校との学生交換における単位互換制度実現に向けての規則に
関する調査を実施した。
○ 戦略的な国内外への教育情報の発信
キャッチとしての本事業略称を「Globalize!」とし、本事業を視覚的にPRするた
め、ロゴマークをデザインした。また本事業の特設サイトを開設、戦略的な国内
外への教育情報の発信を行ったほか、大学案内ツールの多言語化・海外向け
大学紹介ムービー作成を行い、国際広報ツールを整備した。
〈ロゴマーク&キャッチ〉
○ 事務体制のグローバル化
海外訪問教授サポート、海外高等教育機関との折衝の増加に対応するため、平成25年度より国際センタースタッフを1名増
員した。また学生証・教職員身分証明書をバイリンガル表記とし、海外通用性を高めた。
■ グローバル人材として求められる能力の育成
〈パリでの国際交流プロジェクト〉
○ 既存制度枠の拡大と推進
海外からの訪問教授による授業及び課外講座を6件実施、美術・デザインからのアプ
ローチによるグローバル教育が行われた。また国際交流プロジェクト6件を世界各地で
実施し、学生は現地学生と交流を持つワークショップに参加することで知見を広め、教
員は海外で授業を行うことで多文化間における教育力を高めることができた。
○ カリキュラム改革による国際化の推進
平成25年度より既存開設授業科目の一部を英語により実施し、専門実習科目では新
たな取組となる。また海外短期留学プログラム創設の取組のひとつとして、本学の特色
である「国際交流プロジェクト」に単位付与基準を設けた。
○ 海外留学を促進する制度の拡充
夏季休業期間などを利用した海外留学短期プログラムの策定は、規約改正も含めた検討を進め、その方策のひとつとして海
外協定候補校を10校選定した。また海外インターンシップ先の開拓のための企業訪問を実施した。
■ 語学力を向上させるための入学時から卒業時までの一体的な取組
○ 効果的な語学教育及び教育体制
英語力チェックテストとしてTOEFLitpを実施、学生(1-3年生)140名が自主参加した。平成25年度からTOEFLiBT対策に特化し
た「語学特別クラス」を週3回で開講するほか、英語プレースメントテスト(CASEC)を新入生全員に義務付けた(85%受験)。また
言語文化研究室の事務体制を強化、本事業推進を円滑に行う体制を築いた。
■ 教員のグローバル教育力の向上
○ 教育体制のグローバル化
弘益大学校(韓国)国際美術祭への教員及び学生の作品による展示参加、中国西安進学相談会へ参加など、海外からの要請
に対し積極的に応じ、本学のグローバル教育力を示し、将来の国際交流に関する意見交換などを行った。
○ グローバル教育力向上のための取組
従来の授業交換を目的とした国際交流プロジェクトや各種研修制度への参加による教員のグローバル教育力養成と併せて、平
成25年度は更に語学力強化プログラムを創設、教員10名の参加が決定した。成果は英語による授業実施という形で、学生に
対するグローバル教育効果向上へフィードバックする。
■ 日本人学生の留学を促進するための環境整備
○ 動機付けや留学を促進するための取組
海外留学経験者などによる学生向けの体験説明会「ランチトーク」を3回実施、今後は月例化する。外国人アーティストなどによ
る課外講座は4回行った。また「英語による異文化コミュニケーションプログラム」を2回実施、27名の学生が参加した。
○ 留学中から帰国後にわたるサポート体制
留学中でも緻密に連絡を取り合える体制を整え、留学中の学修に集中できる環境をつくるため、国際センター事務室による留
学中のサポートのほか、海外で活躍する卒業生によるアルムナイ・グローバル・サポーター制度(仮)を検討した。
<参考>
卒業・修了時に学生が修得すべき具体的能力
本構想では、「日本の美術・デザインを自らの言葉で海外に向け発信出来る人材」が修得すべき具体的能力を獲得可能な環
境を作り、修学・体験の機会を倍加する。能力は次の15項目とする。1.外国語プレゼンテーション能力 2.バイリンガルで
ポートフォリオを作成する能力 3.海外の展覧会やコンペティションに独力で参加できる能力 4.海外の美術・デザイン専門大
学の学部レベルで就学可能な外国語力 5.海外の美術・デザイン専門大学の大学院レベルで就学可能な外国語力 6.第二
外国語 7.「1対1」、「1対多数」、「多数対多数」など、様々な場面におけるコミュニケーション能力 8.美術・デザインの専門
用語を用いず作品やアイデアを説明できる能力 9.美術・デザインを発信するためのコンピューター・リテラシー 10.独立自
尊の精神で自分を主張するとともに客観視できる能力 11.問題解決能力 12.挫折しない心など様々な能力 13.自己のアイ
デンティティーの確立 14.日本文化について幅広く発信出来る知識と経験 15.日本語によるディベート能力
本構想において実現する達成目標及び実績
達成実績
全
達成目標
学
2011
2012
2013
2014
2015
2016
外国語力スタンダード
を満たす学生数
30人
40人
50人
55人
うち海外留学
未経験者数 (A)
24人
32人
40人
44人
海外留学経験者数
(B)
卒業[予定]者数
(C)
4人
3人
10人
25人
45人
75人
1032人
1047人
1050人
1050人
1050人
1050人
3.2%
5.4%
8.1%
11.3%
30人(24 )
40人(32 )
50人(40 )
55人(44 )
比率
((A+B)/C)
卒業時の外国語力スタンダード
TOEFL iBT 80
海外留学経験者数
造
形
学
部
4人
3人
10人
25人
45人
75人
満
0人
0人
2人
15人
33人
55人
3 カ 月 ~ 1 年
4人
3人
8人
10人
12人
20人
1
0人
0人
0人
0人
0人
0人
1032人
1047人
1050人
1050人
1050人
1050人
3
カ
卒業[予定]者数
月
年
未
超
※1)学部数が多く、本表が1頁以内に収まらない場合は、「海外留学経験者数」の期間別内訳を省略してもかまわない。
※2)「外国語力スタンダードを満たす学生数」の学部ごとの記入欄の( )内は、外国語力スタンダードを満たす学生数のうち「単位取得を伴う海外留学
未経験」の学生数を示す。
※3)上記の「海外留学経験者数」は、いずれも単位取得を伴う海外留学経験者数であり、単位取得を伴わない海外留学経験者は含まない。
Type B
グローバル人材育成推進事業
Project for Promotion of Global Human Resource Development
明治大学(学部入学定員:6,520人)
[取組学部・研究科等: ○政治経済学部(1,030人)]
【構想の目的・育成するグローバル人材像】
世界の政治・経済のリーダーを輩出し、学内においても国際化を先導してきた政治経済学部が、『「強い個」をベースとし
た”Empowered Public”創成人材』を育成、輩出し、明治大学が、自立した個を有しつつも他者への理解・共感を備え、高い専
門能力とコミュニケーション能力により世界に貢献する、「グローバル公共人材」育成の拠点となることを目指すものである。
【構想の概要】
既存の取組拡充に加えて、海外大学とのダブル・ディグリープログラムを新設するなど、海外大学との連携を強化し、短期・長
期の留学プログラムの質的・量的な強化を図る。学生主体の「プロジェクト型実習」を、海外を中心として、組織的に実施する。
■ 教育課程の国際通用性の向上
○ 教育課程の国際通用性の向上のための取組
ノースイースタン大学(米国)、テンプル大学(米国)、リヨン政治学院(フランス)等、海外有力大学へ本学教員が出張し、学
生派遣プログラムの担当教員と実務者間協議を行い、関係強化を図っている。また、カリキュラム改革を伴う海外留学プログラ
ムの質的な高度化(ダブルディグリーを含む)を図るべく、新たなプログラム開発についても、協議を重ねている。
○ 戦略的な国内外への教育情報の発信
大学全体の基礎情報の発信(日本語・英語)を、より一層強化するとともに、本事業の取組
については、2012年度に開設した本事業専用WEBサイトでの情報発信を展開している。
○ 事務体制のグローバル化
既存の語学研修に加えて、2013年度よりワシントン大学(米国)での職員研修プログラムを
実施する。これらを通じて、TOEICスコア800点相当の英語力を有する専任職員の増加を図
る。(目標割合10%は、学内各部署に各1名配置可能な数値)。
■ グローバル人材として求められる能力の育成
(2012年度新設リヨン政治学院への留学プログラムの様子)
〈ノースイースタン大学への留学プログラムの様子〉
○ 「インターンシップを組み込んだダブル・ディグリー」の実験等
ノースイースタン大学(米国)へ本学教員が出張し、インターンシップと同大学での
教育課程を組み合わせたダブル・ディグリープログラム開発のための協議を重ねた。
○ 「グローバル人材育成プログラム科目」の新設
海外留学を促進し、海外大学等で短期集中的に専門分野を学習する「グローバル
人材育成プログラム科目」を新設した。今後、同科目において、海外フィールドワーク
や国際機関等でのインターンシップ等を取り入れた実習科目を展開する。
○ 実践的な英語力強化のためのプログラム
既存の英語力強化のための取組に加えて,2012年度にカリキュラム検討・開発を
行った実践的英語力強化プログラム(IELTS講座、カランメソッド、EIEN短期集中プ
ログラム)を2013年度より新たに実施する。
■ 語学力を向上させるための入学時から卒業時までの一体的な取組
○ 入試における中等教育段階までの外国語力・留学経験等の適切な評価
現在、実施している帰国生特別入学試験に加え、英語外部試験スコアを活用した入学試験の
導入を検討し、英語力を有する学生を獲得し、将来のダブルディグリー・プログラム実施に備える。
○ 「Global Meijiシステム」の開発及び語学教育における活用
2012年度に開発した「Global Meijiシステム」(eポートフォリオ・システム)を活用し、毎年実施し
ているTOEIC試験等のスコアを蓄積することが可能となった。学生は自身の学びや語学学習進
捗を検証し、目標に向かって効果的な学習を行うことができる。
■ 教員のグローバル教育力の向上
(Global Meiji操作画面の一例)
○ 教育体制のグローバル化
海外トップスクールの教員を客員教員として招聘し、集中講義を行う『トップスクールセミナー』を拡充するとともに、短期でも海
外大学教員を招聘し、トップスクール講演会を実施し、海外教育経験を持つ教員の配置や教育体制のグローバル化を推進する。
○ グローバル教育力向上のための取組
米国ネブラスカ大学へ本学教員を派遣して実施している、英語で行う授業科目の教授法についての国際FDプログラムを継続
実施している他、2012年度は、グローバル30事業において、本学全体の国際化に向けたワークショップを開催した。
■ 日本人学生の留学を促進するための環境整備
○ 短期海外留学プログラム参加学生への支援体制の強化
短期海外留学プログラム参加学生への支援及び危機管理体制の確立を目的として、2012年度に業務委託による担当要員を
確保した。同要員は2013年度4月より留学に係る学内手続きや留学先との連絡・調整を担当し、学生及び保護者へのより細かな
サービス提供を目指す。
○ 動機付けや留学を促進するための取組(海外留学カウンセリング)
従来行ってきた海外留学カウンセリング体制を強化するために、2012年度に業務委託による海外留学カウンセラー要員を確保
した。同要員は本学留学制度等に係る研修を経て、2013年度5月より実際にカウンセリングを開始する。個別相談を通じ、短期・
長期留学、海外インターンシップの相談や充実した留学助成金制度の紹介等、個々のニーズに応じたカウンセリング支援を行う。
<参考>
卒業・修了時に学生が修得すべき具体的能力
卒業・修了時に学生が修得すべき具体的能力は、次のような能力である。
■異文化に対する洞察力:グローバル社会の中で異なる文化・背景を持った他者の理解力
「異文化に対する洞察力」とは、グローバル社会の中で異なる文化・背景を持った他者への感受性、さらにはその前提とし
ての自身が所属する文化に対する理解力である。政治経済学部は、伝統的に国内外の社会科学の研究・教育が盛んであり、
「グローバル公共人材」の大前提である他者への洞察力を鍛えることを目標としてきた。既存科目の拡充、グローバル・プロ
ジェクト(グローバル・フィールドワーク、グローバル・ボランティア等)への参加を通じて、本能力を養成する。
■使命感と倫理観:強い「個」を基調にしつつ「個」に閉じこもらず「個」をつなぐ能力
「使命感と倫理観」とは、本学の創立の理念である強い「個」を基調にし、経済・社会の変化が激しい社会の下で、ともすれ
ばばらばらになって原子化しやすい「個」をつなぎ、より強靭な「公共」空間、すなわち”Empowered Public”の創成を先導して
促進する能力のことである。本学、本学部全体の教育プログラムが共有する能力・価値観であり、教学の理念としてあらため
て位置づけるとともに、頂上科目であるトップスクールセミナーを通じて同能力の涵養を図る。
■実践的な専門知識:課題解決・現場志向の専門知識
「実践的な専門知識」とは、課題解決・現場志向の専門知識であり、政治学科、経済学科、地域行政学科、それぞれの学科
で展開される専門科目と、専門演習(ゼミ)と連動したグローバル・インターンシップ、グローバル・ボランティア、グローバル・
フィールドワークなどのプロジェクト演習を通じて実践的な知識を体感させることにより、グローバル社会の課題解決に資する
ような専門的な能力を育てる。
■語学力・能動的コミュニケーション能力:他者の意見を理解し自分の考えを効果的に伝える能力
「語学力・能動的コミュニケーション能力」は、単なる語学力だけではなく、他者の意見を理解し自分の考えを効果的に伝え
る能力として、アカデミック・ライティング、プレゼンテーション、ディスカッションのスキルをそれぞれ集中的なトレーニングに
よって向上させる。リスニング力、読解力では、TOEICではおおよそ800点以上のスコアを有するレベルの能力を身に着けさ
せる。(2016年に100名を目標)
本構想において実現する達成目標及び実績
達成実績
全
達成目標
学
2011
2012
2013
2014
2015
2016
外国語力スタンダード
を満たす学生数
70人
80人
90人
100人
うち海外留学
未経験者数 (A)
50人
56人
63人
70人
海外留学経験者数
(B)
卒業[予定]者数
(C)
50人
70人
70人
80人
90人
100人
1,167人
1,156人
1,000人
1,000人
1,000人
1,000人
12.0%
13.6%
15.3%
17.0%
70人( 50 )
80人( 56 )
90人( 63 )
100人( 70 )
比率
((A+B)/C)
政
治
経
済
学
部
卒業時の外国語力スタンダード
TOEIC 800
海外留学経験者数
50人
70人
70人
80人
90人
100人
満
44人
50人
55人
60人
65人
65人
3 カ 月 ~ 1 年
0人
20人
9人
14人
19人
29人
1
6人
0人
6人
6人
6人
6人
1,167人
1,156人
1,000人
1,000人
1,000人
1,000人
3
カ
卒業[予定]者数
月
年
未
超
※1)学部数が多く、本表が1頁以内に収まらない場合は、「海外留学経験者数」の期間別内訳を省略してもかまわない。
※2)「外国語力スタンダードを満たす学生数」の学部ごとの記入欄の( )内は、外国語力スタンダードを満たす学生数のうち「単位取得を伴う海外留学
未経験」の学生数を示す。
※3)上記の「海外留学経験者数」は、いずれも単位取得を伴う海外留学経験者数であり、単位取得を伴わない海外留学経験者は含まない。
グローバル人材育成推進事業
Type B
Project for Promotion of Global Human Resource Development
(学部入学定員:1,600人)
[取組学部: 経済学部(1,225人),経営学部(1,230人) ,法学部(1,437人),文学部(1,911名),教育学部(978名),工学部(1,005名)]
【構想の目的・育成するグローバル人材像】
大学教育の国際的通用性の向上を通じ、21世紀の国際社会が求める「創造的人間」を育成する。
【構想の概要】
本学の理念のもと、以下の資質を備えるグローバル人材を育成する。
○TOEFL iBT80に相当する外国語運用能力、幅広い教養と深い専門性
○海外修学体験を通して実践的に学ぶ異文化理解力と国際社会に積極的に関与する姿勢
○本学の歴史と教育理念を学ぶ「大学科目」の履修を通して培う共生の理念
■ 教育課程の国際通用性の向上
○ 教育課程の国際通用性の向上のための取組
2013年度より共通科目の全科目を対象にラーニング・アウトカムズ測定をスタートさせ、到達度評価を3年以内に作成する。
また国際基準のナンバリングを整備し、2014年度に公開する。
○ 戦略的な国内外への教育情報の発信
日・英・中・韓の4言語に対応した大学紹介映像「人間教育の世界的拠点を目指して」を作
成し、各学部をはじめ本学の国際的な取組を発信した。海外での留学説明会でも活用。
○ 事務体制のグローバル化
職員研修委員会により海外研修を含めた職員のSD研修大綱を策定し、主任未満の全職
員をはじめ93名がTOEICを受験した。今後、レベル別の語学研修を実施する。
■ グローバル人材として求められる能力の育成
〈 海外インターンシップでの一コマ 〉
○ 徹底した語学力を高める学び
2013年度より留学に必要な英語力を養う「English for Study Abroad」と国
際的なキャリア形成のための英語力を身につける「English for Career
Development」の2つのプログラムを開始し、それぞれ52名と76名の合計
128名が履修した。
○ 海外修学体験の促進
新たにオーストラリア・インターンシップを加え、2012年度には短期の海外研
修として24のプログラムを実施し、交換留学等の長期留学生を合わせ、年間
717名の海外修学体験者を輩出した。
〈 本学が育成するグローバル人材像 〉
○ 専門性を高める学び
「英語+学部プログラム」授業を行っている経済学部、経営学部、法学部、
文学部の科目を拡充するとともに、2014年度には教育学部、工学部でも同
プログラムを展開し、全学部が英語を用いて専門性を高める学びに取組む。
■ 語学力を向上させるための入学時から卒業時までの一体的な取組
○ 入試における中等教育段階までの外国語力・留学経験等の適切な評価
2014年度公募推薦入試より、これまでの外国語力の評価基準に加え、TOEIC730点相当の英語スコアを有するものは、英語科
目試験を免除する制度を採用する。
○ 効果的な語学教育及び教育体制
英語、中国語に続いて、2012年度にハングル、2013年度からスペイン語授業がスタンダード化された。また2014年度末より推
薦入試により入学が決まった学生を対象にe-learningコンテンツを提供し、英語の入学前教育を行う。
■ 教員のグローバル教育力の向上
○ 教育体制のグローバル化
2014年4月開設予定(設置届出中)の国際教養学部の教員採用において、国際公募を行い7名の採用を決定するとともに、学
部長に米国の大学で理事を務める外国人教員の登用を決定した。
○ グローバル教育力向上のための取組
「グローバル化時代の大学教育」と題してFDフォーラムを開催し、英語による専門科目の授業事例の紹介並びに学内外の識
者と意見交換を行った。また大学基準協会から講師を迎えてFD研修を行うなど、学内でのFDの取組を推進している。また2013
年度末には海外FD研修を開催し、2014年度から実施する英語で学ぶ専門科目の開講に向け、スキルアップを図る。
■ 日本人学生の留学を促進するための環境整備
○ 動機付けや留学を促進するための取組
・本学のグローバル人材像や本事業に関わる情報を掲載した冊子「Global Citizen’s Passport」を1~3年生全員に配付した。
・休学中の海外留学で修得した単位の認定手続きを整備し、利便性を向上させた。
・学内で年間7回のTOEIC-IP、TOEFL-ITP、年間6回のTOEFL-iBTを行うとともに、受験料を大学が補助した。
○ 留学中から帰国後にわたるサポート体制
大学事務局の各課が連携した「海外留学サポート会議」を新設した。また帰国した留学生を対象とした就活合宿を開催した。
<参考>
卒業・修了時に学生が修得すべき具体的能力
①グローバル人材の基盤としての外国語能力(英語はTOEFL iBT80点相当のレベル、他の外国語においてはその言語で
教授する大学の学部授業の履修を許可されるレベル)。
②幅広い分野における教養と各人の専攻した分野における専門的知識(本学のGPA制度(5点満点)において3.5以上)。
③異なる文化的背景を持つ人々の間に共通の目標や利益を提示し、共同作業を通じてネットワークを形成できる能力(海外
修学体験における積極的な異文化コミュニケーションの実践を通じて修得)。
④他者の利益と将来世代の負担を考慮できる人類的視野と共生の理念(本学の歴史と教育理念を学び、学生自身が学び
の意味を掴むことを目的として設置されている「大学科目」において、「人間教育論」、「現代文明論」、「大学論」等の授業を
履修することで修得)。
本構想において実現する達成目標及び実績
達成実績
全
達成目標
学
2011
2012
2013
2014
2015
2016
外国語力スタンダード
を満たす学生数
250人
310人
380人
480人
うち海外留学
未経験者数 (A)
30人
30人
30人
30人
海外留学経験者数
(B)
589人
717人
700人
800人
900人
1000人
卒業[予定]者数
(C)
1752人
1,817人
1763人
1721人
1688人
1613人
41.4%
48.2%
55.1%
63.9%
63人( 5 )
75人( 5 )
90人( 5 )
105人( 5 )
比率
((A+B)/C)
経
済
学
部
経
営
学
部
法
学
部
文
学
部
教
育
学
部
工
学
部
卒業時の外国語力スタンダード
iBT80点以上等
海外留学経験者数
160人
182人
179人
198人
217人
239人
卒業[予定]者数
280人
261人
280人
273人
256人
270人
47人( 5 )
59人( 5 )
68人( 5 )
80人( 5 )
卒業時の外国語力スタンダード
iBT80点以上等
海外留学経験者数
109人
106人
132人
150人
170人
189人
卒業[予定]者数
269人
290人
283人
269人
276人
277人
36人( 4 )
43人( 4 )
55人( 4 )
65人( 4 )
卒業時の外国語力スタンダード
海外留学経験者数
卒業[予定]者数
卒業時の外国語力スタンダード
iBT80点以上等
84人
114人
99人
113人
129人
149人
330人
347人
330人
320人
305人
274人
72人(8 )
90人( 8 )
102人( 8 )
125人( 8 )
iBT80点以上等
海外留学経験者数
179人
222人
196人
218人
244人
265人
卒業[予定]者数
429人
429人
435人
424人
424人
404人
18人( 4 )
22人( 4 )
32人( 4 )
50人( 4 )
卒業時の外国語力スタンダード
海外留学経験者数
卒業[予定]者数
卒業時の外国語力スタンダード
海外留学経験者数
卒業[予定]者数
iBT80点以上等
30人
53人
52人
60人
69人
78人
210人
249人
229人
223人
212人
203人
14人( 4 )
21人( 4 )
33人( 4 )
55人( 4 )
iBT80点以上等
27人
40人
42人
61人
71人
80人
234人
241人
206人
212人
215人
185人
※1)学部数が多く、本表が1頁以内に収まらない場合は、「海外留学経験者数」の期間別内訳を省略してもかまわない。
※2)「外国語力スタンダードを満たす学生数」の学部ごとの記入欄の( )内は、外国語力スタンダードを満たす学生数のうち「単位取得を伴う海外留学
未経験」の学生数を示す。
※3)上記の「海外留学経験者数」は、いずれも単位取得を伴う海外留学経験者数であり、単位取得を伴わない海外留学経験者は含まない。
グローバル人材育成推進事業
Type B
Project for Promotion of Global Human Resource Development
愛知大学(入学定員:1,995人)
[取組学部・研究科等: ○現代中国学部(180人)]
【構想の目的・育成するグローバル人材像】
本学の育成するグローバル人材像は、「語学力」、「人間力」、「異文化理解力」、「日本理解・発信力」、「協働力」の5つを併せ
持った人材です。特に従来後手に回りがちであった「日本理解・発信力」を強化し、本学の建学の精神の一つである「国際的
教養と視野をもった人材の育成」を体現する形で上述のグローバル人材を育成し社会に送り出すことが、本構想の目的です。
【構想の概要】
上述のグローバル人材育成のため、教育カリキュラム面と学内体制面の整備を行います。具体的には、教育カリキュラム面
では、日本理解・発信プログラムの開発、現地主義教育の強化、日中ダブルディグリー・プログラムの開発等を行います。学
内体制面では、中国現地事務所の開設、日本人学生の留学促進に向けた環境整備等に取り組みます。
■
教育課程の国際通用性の向上
○ 教育課程の国際通用性の向上のための取組
平成25年度から現代中国学部を中心とした各授業に、「さくら21プロジェクト」(日本理解・発信力養
成)関連のアクティブ・ラーニングを多く取り入れています。具体的には、現代中国学部1年次必修の
「入門演習」での学外日本理解企画、3年次必修の「専門演習」でのグローバル人材ワークショップ
企画、 「総合科目」(共通教育科目)でのゲストスピーカーによる問題解決(PBL)型授業等です。
○ 戦略的な国内外への教育情報の発信
当該事業のHPを日本語・英語・中国語で立ち上げたほか、ブログとFacebookも開設し、本学の取組
〈天津事務所内の様子〉
情報(教育活動、シンポジウム開催、国際交流活動等)を随時発信しています。
○ 事務体制のグローバル化
平成25年4月に天津事務所を開設し、中国人の所長を迎えました。学内でも英語及び中国語の専門職員を雇用し、当該事
業の諸活動に即応した機動的な事務体制を整えました。
■
グローバル人材として求められる能力の育成
■
語学力を向上させるための入学時から卒業時までの一体的な取組
○ 「日本理解・発信力」養成
上記の通り正課の授業のアクティブ・ラーニングを推進するほか、正課外でも、JICA中部の研修員・
市民交流事業に本学学生をボランティア参加させる等、グローバル人材に向けての気づきにつな
がる身近な国際体験を促進しています。さらに、学内に日本理解に関する書籍やDVD、機器備品
を常備した「さくら21リソースルーム」を開設し、学生は教員の指導を受けながら、日本理解と発信の
方法を学ぶとともに、自主的に学びを深めることが可能になりました。
○ 現地主義教育の強化
従前より展開している「中国現地プログラム」(2年次4カ月間の必修の中国語学留学)に、今年度か
〈天津での日中学生間交流プログラム〉
ら「さくら21企画」(交流会、映画鑑賞会等)を加え、現地主義教育の内容を補強しています。さらに、
上記の天津事務所を「さくら21資料室」として兼用し、今後同室を本学におけるさくら21活動の拠点としていきます。
○ シンポジウム/講演会の開催
学生のグローバル人材への意識付けを行う目的で、国際的に活躍する著名人物を講師とした大規模なシンポジウム(年1回)、
中規模の講演会やワークショップ等を開催してきています。平成24年度は、平田オリザ氏(劇作家・演出家)、平成25年度は金
滉植氏(大韓民国前国務総理)にグローバル人材や国際コミュニケーションに関する啓発的な講演を行っていただきました。
○ 入試における中等教育段階までの外国語力・留学経験等の適切な評価
現在でも一般選抜試験で英語の比重を他科目の1.5倍重く見る等の措置を講じていますが、今後、推薦・AO入試でも、グロー
バル人材育成に特化した制度の導入を検討しています。
○ 効果的な語学教育及び教育体制
全学学生の語学力向上を目的として、従来のe-learningシステムに英語2コース、中国語1コースを追加的に導入し、学生の自習
(授業外学習)環境を一層整備しました。 また、HSK(中国政府公認の中国語検定試験)を中心においた履修モデルの有効性
を検証するためのHSKを学内で実施する体制を整えました。これは今後も年1回継続して行っていきます。
■
教員のグローバル教育力の向上
■
日本人学生の留学を促進するための環境整備
○ 教育体制のグローバル化
中国語教材開発担当の中国人教員、中国での教育経験の長い日本人事業コーディネーター教員、さくら21プロジェクト担当教
員等を新規に雇用し、教育体制のグローバル化に着手しました。
○ グローバル教育力向上のための取組
外国語(中国語)による授業の実施の促進、語学力向上のための研修助成制度の導入、グローバル教育力の評価制度の導入
等を検討します。
○ 動機付けや留学を促進するための取組
上述の通り、日本理解・発信を中心としたアクティブ・ラーニングの導入、シンポジウム・講演会の開催、HSKを中心においた履
修モデル等により留学に向けた動機付け教育を行うとともに、学習ポートフォリオを導入し、学生の自発的な目標設定と達成度
確認を可能にしました。さらに現在、来年度からのダブルディグリー・プログラム創設に向けて検討を進めています。
○ 留学中から帰国後にわたるサポート体制
平成25年4月に開設された天津事務所が、中国留学中の学生サポートを行います。また、「愛知大学・包括的キャリア支援シス
テム(CISA)」にしたがって帰国後の学生の就職活動を従来以上に支援します。
<参考>
卒業・修了時に学生が修得すべき具体的能力
(1)基礎的能力
語学力とプレゼンテーション力を指します。語学力については、外国語力スタンダードとしてHSK5級(HSKは6級が最高級)
を設定しその達成を目指します。プレゼンテーション力については、日本でのアクティブ・ラーニング、さらに中国での「現地プ
ログラム」やダブルディグリー・プログラム等の体系的な学びを通じて格段に向上させます。
(2)異文化を理解し、信頼し合える人間関係を築く能力
3つの現地主義教育を経験することで、異文化理解力やコミュニケーションスキルを文字通り「体得」させます。
(3)日本を理解し、日本を発信する能力
他者を理解することは自己をより深く理解することでもあるということを現地主義教育等を通じて認識させ、発信する内容(日
本)について深く理解するとともに、それを共感をもって理解してもらえるよう発信するスキルを身に着けさせます。
本構想において実現する達成目標及び実績
達成実績
全
達成目標
学
2011
2012
2013
2014
2015
2016
外国語力スタンダード
を満たす学生数
30人
50人
70人
90人
うち海外留学
未経験者数 (A)
0人
0人
0人
0人
海外留学経験者数
(B)
183人
193人
220人
220人
220人
220人
卒業[予定]者数
(C)
193人
199人
220人
220人
220人
220人
100%
100 %
100 %
100 %
30人( 0 )
50人( 0 )
70人( 0 )
90人( 0 )
比率
((A+B)/C)
卒業時の外国語力スタンダード
現
代
中
国
学
部
HSK5級
海外留学経験者数
183人
193人
220人
220人
220人
220人
満
0人
0人
0人
0人
0人
0人
3 カ 月 ~ 1 年
151人
164人
190人
190人
190人
190人
32人
29人
30人
30人
30人
30人
193人
199人
220人
220人
220人
220人
3
カ
1
卒業[予定]者数
月
年
未
超
※1)学部数が多く、本表が1頁以内に収まらない場合は、「海外留学経験者数」の期間別内訳を省略してもかまわない。
※2)「外国語力スタンダードを満たす学生数」の学部ごとの記入欄の( )内は、外国語力スタンダードを満たす学生数のうち「単位取得を伴う海外留学
未経験」の学生数を示す。
※3)上記の「海外留学経験者数」は、いずれも単位取得を伴う海外留学経験者数であり、単位取得を伴わない海外留学経験者は含まない。
Type B
グローバル人材育成推進事業
Project for Promotion of Global Human Resource Development
京都産業大学(学部入学定員:2,760人)
こちらには、大学全体の入学定員を
記載してください。
[取組学部: 外国語学部(430人)、理学部(90人) 、コンピュータ理工学部(135人)、総合生命科学部(115人)]
【構想の目的・育成するグローバル人材像】
「若者の内向き志向のみならず、理数離れが日本の世界的競争力の低下に拍車をかけているのではないか」というのが、本
取組の問題意識である。そのため、本構想では、「グローバル社会で活躍する理系産業人」を養成することを目指す。
【構想の概要】
本取組は、8学部からなる一拠点総合大学という本学の特長を生かした、建学の精神の具現化でもある。科学的マインドを追
求する理系3学部(理学部・コンピュータ理工学部・総合生命科学部)と語学習得を追求する外国語学部の4つの学部がカリ
キュラムの共同開発を行うことで、「標準的理系学生をグローバル社会で活躍する理系産業人に育成する」ことを目指す。
■ 教育課程の国際通用性の向上
○
教育課程の国際通用性の向上のための取組
平成25 年度より全学共通英語プログラムを4単位から8単位に倍増、4層からなる英語力向上プログラムを設け、習熟度別クラス編成・発信能力重視・TOEIC 受
験・CALL(ICT)活用プログラムを段階的にスタートさせていく。学生の主体性やチャレンジ精神を養成する科目においても、既存の日本文化研究所、世界問題研
究所を中心に科目開発を行う。また、学生目線に立った体系的カリキュラムを構築するため科目ナンバリングを語学科目からスタートし、全開講科目のナンバリン
グを段階的に行っていく。
○
戦略的な国内外への教育情報の発信
教育情報の公開を視野に入れ、本学のWebページでの発表はもとより、シンポジウム、フォーラムを開
催し、広く国内外に発信する。また、大学コンソーシアム京都のシステムを利用して、一般への公開も促
進し、併せて大学マネジメントや教学改革を、データに基づいて分析するための基盤整備も、これらの
情報公開を利用しながら整備していく。
○
事務体制のグローバル化
学長のリーダーシップをより発揮できる学内組織を立ち上げ、その下で規程の英語化など喫緊の課題
解決に取り組む。また、修士号を目指す職員には、授業料を大学が全額負担し、職員の「問題発見・問
題解決能力」を高めていく。
○
グローバル産業人育成汎用モデルの拡大(全学部)
理系3学部を、人文・社会科学系の学部に拡大し、全部局の協力体制により大学のグローバル化を推
進し、新たな産業人モデルを完成させる。グローバル産業人育成は、本学の建学の精神の具現化であり、継続して実施していく。
さらに、ポートフォリオや教職員・専門職員らによるサポートを重視し、経過処置や対象方法を記録し、
データによる学生支援に生かしていく。
■
○
グローバル人材として求められる能力の育成
人材像を構成する4つの要素
第一に「チャレンジ精神と主体性を持つ若者」、第二に「専門領域に関する確かな知識を持つ若者」、
第三に「確かな語学力と異文化受容力を持つ若者」、第四に「自らの存在と母国に自信と誇りを持つ若
者」である。本学では、真のグローバル人材とは、自己理解の深化と自己効力感・肯定感を併せて高めら
れる人材と規定している。それを教育・研究の面から推進する。その一つに、全学共通教育科目群の中
では、近現代史を学ぶ「近代日本と世界」、日本文化を学ぶ「日本の年中行事」といった科目が充実、こ
れに新しい、英語能力向上プログラムを合せた科目群によって、グローバル人材の育成を図っていく。
○
同窓会と連携した産学協働教育
日本の企業行動からアジア諸国とのつながりが圧倒的に高まっている。本取組では、育成すべき人材
像に掲げた「チャレンジ精神と主体性を持つ若者」を育てるために、アジア諸国を対象とした産学協働教
育に着目し、その開発に当たっては、「同窓会組織との連携」を進めていく。
■
○
語学力を向上させるための入学時から卒業時までの一体的な取組
入試における中等教育段階までの外国語力・留学経験等の適切な評価
AO入試(外国語学部・文化学部)では、留学経験や在外経験、TOEFL等の語学力向上を含め、志望する学科
の言語が使われている国・地域に関するこれまでの学習成果を報告書にまとめ、面接で発表させ、評価している。
○
効果的な語学教育及び教育体制(データに基づいた教育改善の確立)
平成25年度からは、必修英語の修得単位数を倍増する。また、客観テストであるTOEICの受験を3回義務付け、
学習成果を可視化することで、「経験と勘に基づいた教育改善」から「データに基づいた教育改善」の転換を図る。
KSU英語プログラムを構築し、ボトムアップとトップアップの両方を実現する。
■
○
教員のグローバル教育力の向上
教育体制のグローバル化(グローバル・ジャパン・プログラムの充実)
「日本の文化、歴史、経済などを英語で学ぶ少人数授業(グローバル・ジャパン・プログラム)」に関する
全学共通科目の充実を図り、「全授業数」に占める「外国語による授業数」の割合を増加させていく。
さらに留学生との混在による授業の実施により、学生間の交流による異文化理解も促進され、日本人学生による異文化受容力強化にもつなげていく。
○
グローバル教育力向上のための取組
外国人教員比率の向上や外国語における授業の実施率の中間目標を立て、大学全体のグローバル化体制につなげていく。このプログラムにおいては、本学
が先進的に取組んでいる「産学協働教育」に焦点を合わせ、「確かな技術を持つローカル企業のグローバル化に貢献する志」を育成することが目的である。
■
○
日本人学生の留学を促進するための環境整備
動機付けや留学を促進するための取組
短期留学について、新設のグローバル・サイエンス・コースでは選択必修、イングリッシュ・キャリア・コースでは必修とするカリキュラムを検討する。また、長・短期
語学研修などを対象とした奨学金を、大学の経常経費で創設し、原則一人15万円を上限とした奨学金基金を、平成28年度に向けて4,500万円まで積み上げて
いく。
○
留学中から帰国後にわたるサポート体制
留学経験者のうち、就職を希望する者に対し、進路センターから就職情報をメールにて送信するなど就職活動を支援し、かつ、不測の事態に迅速な対応をとれ
るよう「海外留学危機管理体制」を整備している。また、国際的な産学協働教育の提携先114事業所との個別マッチングを行い、留学経験や語学力が活かせる企
業と学生を結びつける。
<参考>
卒業・修了時に学生が修得すべき具体的能力
大学4年間の教育成果の公約ともいえるディプロマ・ポリシーでは、本学の卒業生が修得すべき学士力を、建学の精神をふ
まえ「知識」「汎用的技能」「態度・志向性」の3分野に分け具体的に示している。【知識】①人間・文化・社会・自然について幅
広く豊かな知識を有している。②人間科学、社会科学、自然科学のいずれかの専門分野について体系的知識を有している。
③学際的分野における知識を有している。④社会人として職業に携わるための基礎知識を有している。【汎用的技能】①学
問的方法の基礎を修得している。②論理的に思考し判断することができる。③問題に対する解決策の提案をおこなうことが
できる。④新たなものを創造することができる。⑤考えを適切に表現することができる。⑥国際的なコミュニケーション能力を
修得している。【態度・志向性】①日本文化への深い理解を有している。②国際社会における人類の平和と幸福に寄与する
気概を有している。③自分の頭で考え、行動することができる。④倫理的態度を身につけている。⑤社会的義務を果たす意
欲を有している。⑥生命を尊び、慈しむ気持ちを有している。以上が修得すべき能力である。
本構想において実現する達成目標
達成実績
全
達成目標
学
2011
2012
外国語力スタンダードを満たす学生数
うち海外留学未経験者数
(A)
2013
2014
2015
2016
37人
55人
72人
95人
37人
55人
72人
95人
海外留学経験者数(B)
209人
228人
257人
282人
325人
359人
卒業[予定]者数(C)
621人
602人
826人
795人
837人
837人
35.6%
42.4%
47.4%
54.2%
15人(15 )
25人(25 )
35人(35 )
50人(50 )
比率((A+B)/C)
卒業時の外国語力スタンダード
外
国
語
学
部
TOEIC730
海外留学経験者数
206人
226人
245人
269人
309人
343人
満
113人
114人
121人
133人
160人
180人
3 カ 月 ~ 1 年
93人
112人
124人
136人
149人
163人
0人
0人
0人
0人
0人
0人
439人
402人
491人
460人
460人
460人
5人(5 )
7人(7 )
8人(8 )
11人(11 )
3
カ
1
月
未
年
超
卒業[予定]者数
卒業時の外国語力スタンダード
TOEIC600
海外留学経験者数
理
学
部
2人
0人
3人
3人
4人
4人
満
2人
0人
2人
2人
3人
3人
3 カ 月 ~ 1 年
0人
0人
1人
1人
1人
1人
1
0人
0人
0人
0人
0人
0人
90人
92人
99人
81人
104人
104人
7人(7 )
9人(9 )
12人(12 )
14人(14 )
3
カ
月
未
年
超
卒業[予定]者数
コ
ン
ピ
ュ
ー
タ
理
工
学
部
卒業時の外国語力スタンダード
TOEIC600
海外留学経験者数
1人
2人
4人
4人
5人
5人
満
1人
2人
3人
3人
4人
4人
3 カ 月 ~ 1 年
0人
0人
1人
1人
1人
1人
1
0人
0人
0人
0人
0人
0人
92人
108人
120人
141人
138人
138人
10人(10 )
14人(14 )
17人(17 )
20人(20 )
3
カ
月
未
年
超
卒業[予定]者数
卒業時の外国語力スタンダード
総
合
生
命
科
学
部
TOEIC645
海外留学経験者数
0人
0人
5人
6人
7人
7人
満
0人
0人
4人
5人
6人
6人
3 カ 月 ~ 1 年
0人
0人
1人
1人
1人
1人
1
0人
0人
0人
0人
0人
0人
0人
0人
116人
113人
135人
135人
3
カ
卒業[予定]者数
月
年
未
超
※1)学部数が多く、本表が1頁以内に収まらない場合は、「海外留学経験者数」の期間別内訳を省略してもかまわない。
※2)「外国語力スタンダードを満たす学生数」の学部ごとの記入欄の( )内は、外国語力スタンダードを満たす学生数のうち「単位取得を伴う海外留学未経験」の学生数を示す。
※3)上記の「海外留学経験者数」は、いずれも単位取得を伴う海外留学経験者数であり、単位取得を伴わない海外留学経験者は含まない。
グローバル人材育成推進事業
Type B
Project for Promotion of Global Human Resource Development
立命館大学(学部入学定員:7,014人)
[取組学部:情報理工学部(440人)]
【構想の目的・育成するグローバル人材像】
情報科学技術に関する専門的知識を基盤として、コミュニケーション能力、プレゼンテーション能力、チームワーク力などの社
会人基礎力と、それらを英語によって活用・運用できる力を備え、グローバルに活躍できる人材の養成を行う。
【構想の概要】
全体を3つのステップに分け、能力の育成を図る。まず、大学1・2年次を対象とした第1ステップでは、正課専門科目に基づい
た基礎的専門性の定着を図るとともに、コミュニケーション能力やプレゼンテーション能力などの社会人基礎力や英語基礎力
の育成を行う。大学3・4年次を対象とした第2ステップでは、高度な専門知識に基づき、英語によってグループワークやプレゼ
ンテーションを行う能力を育成する。さらに、大学院前期課程を対象とした第3ステップでは、創造的な研究開発能力を高めると
ともに、英語による成果発信や、リーダシップを発揮したプロジェクト運営が可能となる能力を育成する。
■ 教育課程の国際通用性の向上
○ 教育課程の国際通用性の向上のための取組
・本事業を「みらい塾」として位置づけ、系統的・継続的に「専門力」「英語力」「社会人基礎力」を養成する講座を実施するレ
ギュラーコースと、随時実施するセミナーや講座などを総称したオープンコースを平成25年度より開設
・「みらい塾」塾生(レギュラーコース生)を対象に学習支援システム(ポートフォリオ)を導入し、学生自身の学習や経験の振り
返り、教員や講師などとのインタラクティブな学びに活用予定
・海外の関係機関との連携をさらに発展させ、中国での交換留学に関する協議の実施や、インドでのプロジェクト演習を取り
入れたプログラムと、インターンシッププログラムの実施について合意
・中国およびロシアの大学との合同ワークショップを開催し、研究成果を英語にて発表
○ 戦略的な国内外への教育情報の発信
・専用WEBサイトを開設し、積極的に情報発信 (http://www.ritsumei.ac.jp/ise/mirai/index.html/)
・リーフレットの作成・配布
・facebookおよびtwitterによる情報発信
・「みらい塾」開塾記念講演会を開催予定(平成25年5月)
○ 事務体制のグローバル化
・国際業務に必要とされる能力を伸ばすための研修を実施予定
・基礎的な英語運用能力を身につける研修を実施予定
■ グローバル人材として求められる能力の育成
○ みらい塾で育成するグローバルIT人材像
みらい塾では、各ステップにおいて専門性とグローバル社会で活躍する
ために必要な能力を修得し、社会の要請に応えうるグローバルIT人材を
輩出する。
海外拠点での
ビジネス展開
外国語により⾼度
な専⾨⼒を発揮す
る能⼒
現地の⼈々とのコ
ミュニケーション
能⼒
種々の課題を解決
できる能⼒
異⽂化理解⼒
⽇常⽣活における
適応⼒
海外企業・拠点と
連携したシステム開
発
⾼度な専⾨知識
外国語によるコ
ミュニケーション
能⼒・⽂書作成能
⼒
多様な価値観を理
解した上での交渉
⼒
世界市場に通⽤する
製品開発⼒
他国のニーズを正
確に掴む⼒
ユニバーサルなシ
ステムを設計・構
築する専⾨的能⼒
外国語によるソフ
トウェアやITサー
ビスの発信⼒
■ 語学力を向上させるための入学時から卒業時までの一体的な取組
○ 入試における中等教育段階までの外国語力・留学経験等の適切な評価
・立命館大学附属高等学校や提携校からの入学者に対し、理系における英語の必要性の説明および中等教育終了時点で
必要とされる英語力の修得を推奨
○ 効果的な語学教育及び教育体制
・入学時のプレイスメントテストの実施と、英語運用能力の客観的測定を目的とした年1回のTOEIC-IPの受験
・オンライン英語学習コースウェアの積極的活用
・受講者の英語レベルを限定したTOEIC講座の開講
・平成25年度より英語のIT関連雑誌や学会誌を用い、リーディング力やプレゼンテーション力、ライティング力を養成
・平成25年度より気軽に英語を話す場の提供を目的とした「Café de みらい塾」を開催予定
・ 外国人留学生との交流を通じた異文化理解の促進
■ 教員のグローバル教育力の向上
○ 教育体制のグローバル化
・新規任用は、公募制により募集し、国籍・性別は不問(在籍中の外国人教員数:11名)
○ グローバル教育力向上のための取組
・英語教育に関連する講演会への参加
・海外の大学との共同研究や国際学会、合同ワークショップ等における研究成果の発表等により、教員自身の外国語運用能
力の向上促進
・海外の教育機関との協定締結や、共同修士学位プログラムの検討
・産業界が求めるグローバル人材像や今後の動向を把握し、平成25年度から実施する「みらい塾」での講座内容に反映
■ 日本人学生の留学を促進するための環境整備
○ 動機付けや留学を促進するための取組
・情報理工学部の人材育成目的とも関係づけながら、新入生オリエンテーションから継続的に学生に説明
・留学生や短期研修生との日常的な交流により、日頃からグローバルマインドを養成し留学参加意識を醸成
・海外研修参加者の体験談や企業で活躍中の技術者の講義を通じ、海外経験の重要性を認識
・学生が興味・関心の持てる短期研修先の選定(メルボルン、バンコク、シリコンバレーなど)
○ 留学中から帰国後にわたるサポート体制
・留学前・留学中・留学後、それぞれの時期に必要な手続き等の説明や安心して参加できる環境の提供
・留学中の学生に対し、WEBシステムの活用により、各種連絡、手続き、質問等を行える環境の提供
・専門スタッフの配置により、十分な指導・援助ができる支援体制の確立
・状況に応じ、教職員による引率の実施
<参考>
卒業・修了時に学生が修得すべき具体的能力
【第1ステップ(大学1・2年次)】
(1)基礎専門IT知識: 情報科学技術に関する専門基礎知識の修得
(2)英語基礎能力: 4技能(リスニング・スピーキング・リーディング・ライティング)の獲得
(3)社会人基礎力: 技術者に要求されるコミュニケーション能力・プレゼンテーション能力の獲得
(4)異文化理解力: 多様な文化や価値観の理解、日本・日本人に関する再認識
【第2ステップ(大学3・4年次)】
(1)高度専門IT知識: 基礎専門IT知識を基盤とした各領域における高度な専門知識の修得
(2)英語によるプレゼンテーション能力・ドキュメンテーション能力
(3)英語によるグループワーク能力
(4)異文化理解力: 国・人種・文化等の枠を超えて行動できる力の獲得
【第3ステップ(大学院・前期課程)】
(1)創造的研究開発能力: 修得した情報科学技術を活用できる実践力と独創性の獲得
(2)英語による研究発表能力: 英語による専門的知識と実践的な英語能力の修得
(3)プロジェクト運営・リーダーシップ能力: グローバルな環境で創造性を発揮できる能力の獲得
本構想において実現する達成目標及び実績
達成実績
全
達成目標
学
2011
2012
外国語力スタンダードを満たす学生数
うち海外留学未経験者数 (A)
海外留学経験者数(B)
卒業[予定]者数(C)
情
報
理
工
学
部
海外留学経験者数
2014
2015
2016
40人
45人
50人
50人
10人
10人
10人
10人
72人
54人
73人
85人
95人
105人
448人
429人
430人
570人
470人
470人
19.3%
16.7%
22.3%
24.5%
40人( 10 )
45人( 10 )
50人( 10 )
50人( 10 )
比率((A+B)/C)
卒業時の外国語力スタンダード
2013
TOEIC 600 以上
72人
54人
73人
85人
95人
105人
満
72人
54人
70人
80人
90人
100人
3 カ 月 ~ 1 年
0人
0人
3人
5人
5人
5人
1
0人
0人
0人
0人
0人
0人
448人
429人
430人
570人
470人
470人
3
カ
卒業[予定]者数
月
年
未
超
※1)学部数が多く、本表が1頁以内に収まらない場合は、「海外留学経験者数」の期間別内訳を省略してもかまわない。
※2)「外国語力スタンダードを満たす学生数」の学部ごとの記入欄の( )内は、外国語力スタンダードを満たす学生数のうち「単位取得を伴う海外留学
未経験」の学生数を示す。
※3)上記の「海外留学経験者数」は、いずれも単位取得を伴う海外留学経験者数であり、単位取得を伴わない海外留学経験者は含まない。
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