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岡山大学教育学部附属中学校:赤崎 哲也 1.学校種・学年・科目名・単元

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岡山大学教育学部附属中学校:赤崎 哲也 1.学校種・学年・科目名・単元
岡山大学教育学部附属中学校:赤崎 哲也
1.学校種・学年・科目名・単元名
中学校・3年・理科・「自然と人間:火山と地震の国,日本」
2.単元の目標
・3年間の理科のまとめとして,日本列島の環境(台風,地震,水質など)を理科で学
んだ別の視点から,実験を行い,見つめさせることで,自然災害に対する人間の科学
技術の必要性を認識させる。
3.「理科ねっとわーく」活用のポイント
【動機付け】【教師・学習者の説明資料】
地震についての学習は,実験・観察が困難であるため,コンピュータによる動画やア
ニメーションが有効な手立てとなる。その際に「理科ネットワーク」で提供される動画
やアニメーションは利用規約内であれば,授業において自由に提示でき,二次加工も可
能で必要な部分だけ選んで利用できるので,安心して繰り返し使用することができる。
<利用コンテンツ名>
「阪神淡路大震災」
「振動と耐震設計」
http://www.rikanet.jst.go.jp/contents/cp0330/start.html
4.指導計画(4時間扱い・本時3/4)
①未来のエネルギー
②科学技術の進歩と人間生活
③火山と地震の国,日本(本時)
④火星移住計画
5.本時の目標
○
糸の長さの異なる3個の振り子の揺れ方を調べる実験を行い,振幅と振動数によっ
てそれぞれ3個の振り子の揺れ方が異なることを指摘できる。
○
JST ンテンツ「振動と耐震設計」を視聴して,建物の高さと地震の揺れの関係につ
いて説明できる。
岡山大学教育学部附属中学校:赤崎 哲也
6.本時の展開
生徒の思考と活動の流れ
教師の支援・使用コンテンツ
1.教師の振り子の演示から,3種類の振り子 1.糸の長さの異なる振り子3種類
を別々に動かす方法を実験から,見つけ出す。 のうち,ひとつだけを動かす様子を
見せ,何をコントロールしているの
何をどのようにコントロールすれば,別々に
かを発問する。
振り子を揺らすことができるか
2.3個の振り子の揺れ方を調べる実験を班ご
とに行い,何をコントロールすれば,振れる
振り子を分けることができるかをノートにま
とめ,発表する。
3.本時のねらいを知る。
・阪神淡路大震災についての解説動画を見て
地震によって建物が倒壊していた事実を確
認する。
3.振り子の実験が
地震の揺れにつな
がることを伝え,
【理】「阪神淡路大
震災」の解説動画を視聴させる。
・動画視聴の後,糸の長さが建物の
高さに当たること,棒の動きは震度
に当たることを発問し,確認させて
おく。
動画 の 中で , 振り 子 の糸 の長 さ と棒 の 動き
は何に例えられるか。
・動画視聴の後,糸の長さが地震の何に当た
るのか班で相談して発表する。
4.力学台車の上に長さの異なるスポンジ3種
類を立て,ガイドに沿って同じだけ力学台車
を動かし,それぞれのスポンジが揺れる条件
を実験から見つけ出して,発表する。
力学台車を同じだけ動かすようにすると,大
中小のそれぞれのスポンジは,何をコントロ
ールすれば,別々のスポンジを揺らすことが
できるか。
5.本時のまとめをする。
地震は震度でその大きさが伝えられるが,建
物によっては,揺れの大きさだけでなく,振
動数によって,被害が変わることが実験によ
って理解できた。
・発泡スチロールのブロックを積み上げたビル
での実験を見て,再確認する。
2.実験の様子を見ながら,ノート
にまとめさせ,いくつかの班に発表さ
せる。
4.ビルに見たてた
スポンジ3種類を
力学台車に置き,同
じ距離だけ動かす
ことで条件を絞って実験させる。
【理】
「振動と耐震
設計」の「団子
の実験」を視聴させ,振動のリズム
を「波」ととらえさせ,建物の高さ
との関係について確認させる。
5. 次のことにふれながら,まとめ
と振り返りを行う。
・最近のニュースの話題である,耐
震偽造の問題,南海地震の予想に
もまとめの中で軽く触れる。
・発泡スチロールのブロックを積み
上げたビルの実験を行い,再確認
させる。
・授業を受けてのまとめと感想をノ
ートに記入させる。
7.参考資料
・耐震偽造問題:山陽新聞
・大地震を考える:毎日新聞・大地震を考える:毎日新聞
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