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資料4 平成18年の事故発生状況について(PDF形式

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資料4 平成18年の事故発生状況について(PDF形式
資料4
2006年都市ガス事故報告の概要
平成19年6月25日
原子力安全・保安院
ガ ス 安 全 課
1.2006年の事故報告件数
ガス事業法施行規則第112条に基づき2006年に報告された事故
の総件数は206件(対前年比45件増)であり、このうち製造段階にお
ける事故は19件(対前年比10件増)、供給段階における事故は109
件(対前年比3件増)、消費段階における事故は79件(対前年比32件
増)であった。
これまでの傾向同様、供給段階の事故件数が過半を占めている。また、
死亡事故件数は全体で3件(対前年比2件減)であり、製造段階0件(対
前年比1件減)、供給段階1件(対前年同)、消費段階2件(対前年比1件
減)であった。また、死亡者数は3名であった。
【表
全体-1】2006年のガス事故の発生状況
製造段階
事故件数
19(+10) 109(+3)
死亡事故件数
0(△
死傷事故件数
1(
死亡者数
0(△
中毒者数
0(
負傷者数
5(+
※(
供給段階
1)
消費段階
79(+32)
2(△
1)
)
25(+8)
30(+
6)
1)
1( - )
2(△
1)
-
1( - )
-
)
5(+4)
2)
19(+4)
)内は対前年増減
1
42(
-
)
19(+14)
合計
207(+45)
3(△
2)
55(+14)
3(△
2)
47(+
4)
43(+20)
2.各段階における事故件数と原因
(1)製造段階
①概略
2006年に発生した製造段階における事故は19件と前年に比べて
10件増加した。このうち、死傷事故は1件(前年同)であり、LNG基
地における点検作業中の作業ミスによる海水電解装置の破損事故である。
また、ガス漏洩を伴う事故は1件(前年同)であり、土砂崩れによる特定
製造所の倒壊によるものである。
残る17件(対前年比9件増)は、人損又はガス漏洩を伴わない製造支
障事故(以下「製造支障事故」という。)である。
【図
製造-1】2006年の製造段階の事故発生状況
20
人損又はガス漏洩を伴う事故
事故発生件数
15
10
製造支障事故
5
0
人損・ガス漏洩伴う事故
製造支障事故
事故件数
2
17
死傷事故件数
1
0
死亡事故件数
0
0
平成14年から平成18の過去5年間では、合計66件の事故が発生し
ており、人損・ガス漏洩を伴う事故は合計9件発生しており、概ね横ばい
傾向で推移している。また、製造支障事故については合計57件と大半を
占めており、発生件数は年によってばらつきがある。
2
【図
製造-2】過去5年間の製造段階の事故発生状況
25
人損・ガス漏洩を伴う事故
事故発生件数
20
15
10
5
0
人損・ガス漏洩を伴う事故
製造支障事故
製造支障事故
2002
2
4
2003
1
20
2004
3
8
2005
1
8
2006
2
17
②人損又はガス漏洩を伴わない供給支障事故について
製造段階の事故の大半を占める製造支障事故について、このうちのほと
んどが特定製造所における事故である(過去5年間に発生した製造支障事
故57件のうち54件が特定製造所における事故)。こうした事故件数は
横ばい傾向にあり、人損事故に直接至る恐れは低いと考えられるものの、
ガス切れやバルブ開け忘れなどガス事業者の明らかなミスによるものが
多く、ガス事業者の努力により防ぐことが可能なものが多いと考えられる。
【表
製造-1】特定製造所における供給支障事故件数の推移
ガス切れ
感震遮断
バルブ開け
設備
装置誤作動
忘れ等
不良
自然災害
合計
2002年
2件
0件
0件
1件
0件
3件
2003年
7件
6件
1件
4件
0件
18件
2004年
4件
2件
0件
0件
2件
8件
2005年
2件
3件
2件
1件
0件
8件
2006年
5件
4件
6件
2件
0件
17件
20件
15件
9件
9件
2件
54件
合計
3
(2)供給段階
①概略
2006年に発生した供給段階における事故は109件と前年に比べ
て3件増加した。このうち他工事によるものが52件(対前年比6件増)
、
工作物の腐食によるものが24件(対前年比11件増)、自社工事による
ものが14件(対前年比4件減)である。
【表
供給-1】2006年の供給段階の事故発生状況
事故発生件数
120
100
その他不明
80
自社工事
工作物の腐食
60
40
他工事
20
0
その他不明
自社工事
工作物の腐食
他工事
事故件数
19
14
24
52
死傷事故件数
2
2
4
10
死亡事故件数
0
1
0
0
過去5年間では合計596件の事故が発生しており、概ね、横ばいから
減少傾向にあるものの、他工事による事故がやや増加傾向にあるなど、注
意が必要である。
【表
供給-2】過去5年間の供給段階の事故発生状況
140
129
127
125
120
事故発生件数
100
106
109
2005
29
18
13
46
2006
19
14
24
52
その他不明
80
60
自社工事
工作物の腐食
40
20
0
その他不明
自社工事
工作物の腐食
他工事
他工事
2002
52
20
11
44
2003
48
10
28
43
4
2004
40
11
31
43
②他工事による事故
他工事による事故は2006年に52件(対前年比6件増)発生してお
り、これは供給段階の事故全体の35%を占めている。事故件数ではやや
増加傾向にあるものの、死傷事故件数は概ね横ばいで推移している。
【図
供給-3】過去5年間の他工事による事故発生状況
60
50
事故発生件数
40
事故件数
30
20
死傷事故件数
10
死亡事故件数
0
事故件数
死傷事故件数
死亡事故件数
2002
44
11
0
2003
43
7
0
2004
43
7
1
2005
46
4
0
2006
52
10
0
発生箇所別では、道路上で発生する事故(67件)よりも需要家の敷地
内で発生する事故(161件)の方が圧倒的に多い。他工事による事故を
防止するため、施工前に他工事業者がガス管の位置や安全な施工方法など
についてガス事業者に照会することを呼びかけているが、特に敷地内工事
において、他工事業者からの照会がないままに発生した事故が多い。
供給-4】過去5年間の他工事による事故発生状況(照会有無・折損箇所別)
180
160
不明
140
事故発生件数
【図
照会有
120
100
80
60
照会無
40
20
0
不明
照会有
照会無
道路上
12
19
36
敷地内
21
28
112
5
また、事故を起こした他工事業者の業種別では、道路上で発生する事故
については水道工事業者及び道路工事業者が、需要家の敷地内で発生する
事故については水道工事、改修工事等、建築工事及び解体工事が主なもの
である。
【表
供給-1】過去5年間の他工事による事故発生状況(照会有無・業種別)
照会無
照会有
不明
総計
水道工事
12
10
4
26
道
道路工事
3
6
5
14
路
建築工事
6
2
0
8
上
その他不明
15
1
3
19
道路上 合計
36
19
12
67
水道工事
36
9
4
49
改修工事等
29
3
6
38
建築工事
27
6
3
36
解体工事
11
10
2
23
9
0
6
15
112
28
21
161
148
47
33
228
敷
地
内
その他不明
敷地内 合計
総計
③工作物の腐食による事故
工作物の腐食による事故は2006年に24件(対前年比11件増)発
生しており、これは供給段階の事故全体の18%を占めている。事故件数、
死傷事故件数ともに、年ごとのばらつきがある。
【図
供給-5】過去5年間の工作物の腐食による事故発生状況
35
事故件数
30
事故発生件数
25
20
15
10
死傷事故件数
5
0
事故件数
死傷事故件数
死亡事故件数
2002
11
0
0
2003
28
4
0
6
2004
31
2
0
2005
13
1
0
死亡事故件数
2006
24
4
0
管種別では本支管における事故は、白管によるものとアスファルトジュ
ート巻管によるものが概ね4割ずつ、供内管における事故はほとんどが白
管によるものである。白管又はアスファルトジュート巻管以外では、ダク
タイル鋳鉄管やポリエチレン被覆鋼管の損傷部分腐食による事故が発生
している。
また、過去5年間に発生した死傷事故11件のうち10件が白管による
ものであり、このうち9件が内管の白管で発生したものである。
【表
供給-2】過去5年間の工作物の腐食による事故発生状況
(漏洩箇所・管種別)
本支管
供給管
内管
白管
20件(1件)
19件(0件)
33件(9件)
AJ巻鋼管
22件(1件)
0件(0件)
2件(0件)
その他不明
9件(0件)
0件(0件)
2件(0件)
※(
)内は死傷事故件数
※(参考)経年管について
・
白管:亜鉛鍍金を施した鋼管のことであり、埋設条件によって腐食が進行する
恐れがある。
・
AJ巻鋼管(アスファルトジュート巻鋼管):白管にアスファルト塗覆装を施
したものであり、白管同様、埋設条件によって腐食が進行する恐れがある。
・
ねずみ鋳鉄管:戦前から広く使われてきた鋳鉄製のガス管の一種であり、特に
小径のものは外力により亀裂が生じやすい。
なお、本年1月に北海道北見市で発生したガス中毒事故の原因となった
ねずみ鋳鉄管による事故は過去5年間で11件発生しており、いずれも死
傷事故は発生していない。
④自社工事による事故
自社工事による事故は2006年に14件(対前年比4件減)発生し
ており、これは供給段階の事故全体の13%を占めている。自社工事に
より死亡事故が1件発生しており、この事故ではガス供給管工事の作業
手順に従わず1名で作業を行っていた。過去5年間の事故件数は年によ
りばらつきはあるものの概ね横ばいで推移している。
7
【図
供給-6】過去5年間の自社工事による事故発生状況
25
事故発生件数
20
事故件数
15
10
死傷事故件数
5
死亡事故件数
0
事故件数
死傷事故件数
死亡事故件数
2002
20
14
2
2003
10
3
0
8
2004
11
5
0
2005
18
4
1
2006
14
2
1
(3)消費段階
①概略
2006年に発生した消費段階における事故は79件と前年に比べ
て32件増加した。このうち漏洩着火によるものが62件(対前年比3
3件増)、不完全燃焼によるものが12件(対前年比2件減)、ガス中毒
によるものが2件(対前年比1件減)である。
【図
消費-1】2006年の消費段階の事故発生状況
90
酸欠・その他
80
ガス中毒
70
不完全燃焼
事故発生件数
60
50
40
漏洩着火
30
20
10
0
事故件数
3
2
12
62
酸欠・その他
ガス中毒
不完全燃焼
漏洩着火
死傷事故件数
0
2
12
16
死亡事故件数
0
0
1
1
過去5年間では264件の事故が発生しており、2006年は過去5年
間で最も多い件数となっている。
現象別では不完全燃焼又はガス中毒による事故件数には大きな変化は
ないものの、漏洩着火による事故が増加している。
【図
消費-2】過去5年間の消費段階の事故発生状況
90
酸欠・その他
80
ガス中毒
不完全燃焼
事故発生件数
70
60
50
40
漏えい着火
30
20
10
0
酸欠・その他
ガス中毒
不完全燃焼
漏えい着火
2002
0
1
14
22
2003
0
2
21
31
9
2004
1
1
18
27
2005
1
3
14
29
2006
3
2
12
62
②不完全燃焼による事故について
不完全燃焼による事故は2006年に12件(対前年比2件減)発生し
ており、これは消費段階の事故全体の15%を占めている。
2006年は死亡事故が1件発生しているが、これは業務用厨房におい
て排気フードに接続して使用されている自然排気式大型湯沸器について、
当該大型湯沸器の熱交換器に異物の詰まりがあり通常より高濃度の一酸
化炭素が発生するとともに、排気フード内に設置されている排気扇を使用
しなかったことにより発生したものである。
【図
消費-3】過去5年間の不完全燃焼による事故発生状況
25
事故件数
事故発生件数
20
15
10
5
0
事故件数
死亡事故件数
死亡事故件数
2002
14
4
2003
21
3
2004
18
3
2005
14
2
2006
12
1
過去5年間では79件発生し、事故件数は概ね横ばいで推移しており、
死亡事故件数は減少傾向にある。
事故発生の機器別では、大型湯沸器によるものが34件(43%)、風
呂釜によるものが15件(19%)、業務用厨房機器によるものが15件
(19%)、小型湯沸器によるものが8件(10%)を占めている。
10
【図
消費-4】過去5年間の不完全燃焼による事故発生状況(機器別)
90
80
その他
小型湯沸器
70
事故発生件数
60
業務用厨房機器
50
風呂釜
40
30
20
大型湯沸器
10
0
事故件数
7
8
15
15
34
その他
小型湯沸器
業務用厨房機器
風呂釜
大型湯沸器
死亡事故件数
0
3
2
2
6
なお、過去20年間の事故発生状況を見ると、不完全燃焼による事故件
数は減少傾向にあり、死亡事故については20年間で5分の1の水準とな
るなど、排気筒の技術基準の整備、不完全燃焼防止装置が装着された開放
式湯沸器の普及などの施策の効果が現れてきていると考えられる。一方、
業務用厨房機器については、死亡事故件数には顕著な変化は見られないも
のの、死傷事故件数は増加傾向にある。
【図
消費-5】過去20年間の不完全燃焼による事故の発生状況
70
死亡事故件数
60
事故発生件数
50
40
30
業務用厨房機器(死傷)
20
10
0
死亡事故件数
業務用厨房機器(死傷)
業務用厨房機器(死亡)
業務用厨房機器(死亡)
1987-1991
61
2
1
11
1992-1996
42
2
1
1997-2001
17
11
0
2002-2006
13
15
2
③漏洩着火による事故について
漏洩着火による事故は2006年に62件発生(対前年比33件増)し
ており、これは消費段階の事故全体の78%を占めている。
2006年は死亡事故が1件発生しているが、これはマンションの一室
における爆発事故であり、配管からの漏えいは無かったことは確認できた
ものの、被害者が死亡していることなどから詳細な原因は不明である。
また、事故の発生箇所別では、2006年に発生した事故62件のうち、
機器内部での漏洩着火によるものが25件、ガス栓を含む接続部での漏洩
着火によるものが35件である。
【図
消費-6】2006年の漏洩着火による事故の発生状況(発生箇所別)
70
60
不明
事故発生件数
50
40
接続部
30
20
10
0
不明
接続部
機器内部
機器内部
事故件数
5
32
25
死傷事故件数
3
7
6
死亡事故件数
1
0
0
過去5年間では171件発生しており、事故件数全体では増加傾向にあ
るが、人身事故を伴わないものが多い。なお過去5年間に3件の死亡事故
が発生しているが、2006年に発生したもののほか、ガス栓の誤開放に
よるもの(2002年)、ファンヒーター接続部の形状に適合しない形状
のガスホースを使用したもの(2005年)である。
12
【図
消費-7】過去5年間の漏洩着火による事故の発生状況
70
60
事故発生件数
50
40
事故件数
30
死傷事故件数
20
10
0
事故件数
死傷事故件数
死亡事故件数
死亡事故件数
2002
22
15
1
2003
31
8
0
2004
27
9
0
2005
29
6
1
2006
62
16
1
④ガス中毒による事故について
ガス中毒による事故は2006年に2件発生(対前年比1件減)してお
り、これは消費段階の事故全体の3%を占めている。供給するガスに一酸
化炭素を含まない天然ガス等への転換進んでいることもあり、過去5年間
の事故件数は合計で9件、毎年1~3件程度となっている。
【図
消費-8】過去5年間のガス中毒による事故の発生状況について
4
事故件数
事故発生件数
3
2
1
死亡事故件数
0
事故件数
死亡事故件数
2002
1
1
2003
2
0
13
2004
1
0
2005
3
0
2006
2
0
3.当面の重点課題について
これまでに発生した個々の事故については、当該ガス事業者により適切な措
置が講じられるよう指導しているところであるが、2006年の事故発生状況
を踏まえ、次の対策について業界を挙げて重点的に取り組むべきである。
(1)製造段階
○ 特定製造所における供給支障事故について
簡易ガス事業者にあっては、ガス切れやバルブ開け忘れなどの作業員の
ミスによる事故が多数を占めていることから、これを防止するための作業
マニュアルの整備、関係者の教育等、対策を検討・実施すべきである。
(2)供給段階
○他工事による事故について
他工事による事故の未然防止のためには、事前連絡の実施についての周
知徹底、他工事業者へガス管の位置確認やガス管近傍での手堀りなどのガ
ス管損傷防止の基本事項を反復的に周知するとともに、協議内容が他工事
業者の現場作業員に伝達されるよう周知することが重要である。
ガス事業者にあっては引き続き関係者への周知に努めるとともに、現に
発生した事故について、事前照会が無かった場合にあってはその理由、事
前照会があった場合にあっては事故に至った原因を詳細に分析し、その結
果を踏まえて効果的な他工事対策を検討・実施すべきである。
○工作物の腐食による事故について
工作物の腐食による事故については、事故の大半を占める供内管におけ
る白管を中心とした対策が求められる。
本年1月に北海道北見市におけるガス中毒事故を受け、経年管に関する
対策がとりまとめられた(別添3参照)。この中で、白ガス管等の経年埋
設経年管については、次に掲げる対策に取り組むこととされたところであ
り、これらを着実に進めることが求められる。
・ 経年管対策については、的確なリスク評価に基つく対策の優先順位
付けか不可欠であり、リスクマネジメント手法の導入の検討を進め、
PDCA サイクルに基づく効果的な保安対策を講じる体制を整える。
・ 更生修理工法の普及を図るため、同工法を施工できる要員の育成・
拡充、技術修得のための教育・訓練を充実させる。また、需要家対
策を強化すべく、要員の確保に加え、需要家への説明手法等の向上
14
に向け、要員に対する教育・訓練等を充実させる。
・ 白ガス管等の経年埋設内管について、特に保安上重要とされる建物
について大手 4 社以外のガス事業者においても可能な限り 2015 年度
までに完了することを目指し、それに向けた計画の策定を検討する。
また当該計画の実効性を高めるための方策を検討する。
・ また、国としてもガス事業者の行う経年管対策の加速化のため、よ
り幅広い再発防止策として、事業者の取組みのフォローアップ、事
業者の取組みの公表、需要家への広報を実施すべきである。
○自社工事による事故について
死亡事故を受け、ガス事業者に対しては工事の保安監督体制や安全作業
の従事者等へ周知徹底などを要請したところであるが、自社工事による事
故対策としては、作業ミスの撲滅に重点を置いた教育・訓練、安全性の高
い技術・工法の導入、現場チェックリストなどを用いたヒューマンエラー
の防止などが重要であり、ガス事業者にあっては引き続きこれらに重点的
に取り組むべきである。
(3)消費段階
○不完全燃焼による事故について
昨年とりまとめられた「製品安全対策に係る総点検結果とりまとめ」
(別添1)に掲げられている対策を着実に実行するなど、引き続き一般
家庭における事故対策に取り組むとともに、「業務用厨房における保安
対策について」(2006年6月 業務用厨房保安対策検討会)に掲げ
られている対策を着実に実行するなど、業務用需要家における事故対策
にもより一層注力すべきである。
○ガス中毒による事故について
ガス中毒による事故については、本年1月、北海道北見市のガス漏れ
事故を踏まえ、一酸化炭素を含まない天然ガス等への転換の完了時期が
2010年12月から同年3月まで早期化されたところであり、該当す
る15ガス事業者においては、これを一日でも短縮できるよう、引き続
き最大限努力すべきである。
なお、
「製品安全対策に係る総点検結果とりまとめ」
(2006年8月28
日、別添1)、
「ガス機器等燃焼機器による一酸化炭素中毒事故等の防止強化
15
策」(2007年2月23日、別添2)及び「北海道北見市におけるガス漏
れ事故について(中間報告)」(2007年4月19日、別添3)において、
とりまとめられた対策について、引き続き最大限の努力を行うべきである。
16
(別添1)
今後のガス消費機器及び製品安全対策の在り方
(合計31項目)
1.事故リスク情報の適切な処理
(1)製品に係る事故リスク情報への対応及び的確な分析体制の確立等(5項目)
(1)「製品安全連絡網」の構築による初動体制の整備。
(2) 企業名や機種名等も含め、収集・分析された事故リスク情報を可及的速やかに公表。
(3) (独)製品評価技術基盤機構に「事故リスク情報分析室(仮称)
」を設置し、過去の事故事例との関連性
の分析を指示。
※(4) ガス消費機器の事故原因分析については、都市ガス、LP ガスの区別によらず、高圧ガス保安協会に
おいて分析。
(5) 省内に「事故リスク情報統合データベース」を構築し、情報共有を徹底。
(2)省内の検討・フォローアップ体制の整備(4項目)
(6) 原子力安全・保安院長を長とする「保安・安全連絡会議」を設置し、事故対応を加速化。
(7) 外部有識者により、事故対応を定期的にフォローアップ。
※(8) ガス消費機器の安全確保のための制度面での検討を総合資源エネルギー調査会及び消費経済審議会
の合同で実施。
※(9) 安全対策の検討及び実施のため、ガス関係の団体との定期的な連絡会議を設置。
(3)警察、消防等との連携体制の確立(3項目)
(10) 警察及び消防に対し、調査への協力と専門の情報交換窓口の設置を要請。
(11) 警察及び消防との連絡会合を開催し、情報収集・分析に係る連携・連絡体制を強化。
(12) 情報収集における(独)国民生活センター等との連携の強化を検討。
(4)事故リスク情報の国民への提供(3項目)
※(13) ガス関係の事故について速報段階での情報をホームページ上で公表。
(14) リコールハンドブックを改訂し、回収社告の標準化など、リコール手続きの周知を徹底。
(15) 事故リスク情報等を効果的に国民に周知するため、
「製品安全総点検週間」を実施。
17
(5)組織体制の強化(1項目)
(16) 経済産業省における事故原因分析及び対応に係る組織体制を強化。
2.製品事故の未然防止策
(1)ガス消費機器の安全確保のための制度改正(12項目)
※(17) ガス事業者・LP ガス事業者に対し、消費者に対するガス消費機器の安全な使用のための周知を行う
際、事故の原因を踏まえた周知内容となるように徹底。(行政指導(済))
※(18) 不完全燃焼防止装置のない半密閉式ガス瞬間湯沸器を使用する消費者に対し、安全な使 用のための
周知を毎年実施。(省令)
※(19) ガス消費機器に係る事故報告について、新たに、製造メーカーに対して報告義務を導入。(省令)
※(20) 安全装置が容易に不正改造されない構造であることを技術基準において義務づけ。(省令)
※(21) 不完全燃焼防止装置の設置を技術基準において義務づけ。(省令)
※(22) 安全装置について、フェイル・セーフの設計を義務づけ。(省令)
※(23) 検査基準を強化し、排気あふれ防止装置等の作動からガス供給遮断までの時間を短縮。(省令)
※(24) ガス事業者・LP ガス事業者によるガス消費機器の点検項目に排気扇の作動確認を追加。(省令)
※(25) 一酸化炭素ガス探知装置の設置等に係る技術基準の見直し。(省令)
※(26) ガス消費機器に係る帳簿の保存期間の延長。(省令)
※(27) 緊急時におけるガス事業者・LP ガス事業者によるガス消費機器に係る調査を義務づけ。(省令)
※(28) 不正な安全装置の改造を防止するため、工事業者に対する監督を強化。(省令)
(2)製品安全全般の安全確保対策(3項目)
(29) 消費生活用製品の使用実態の変化を踏まえた技術基準の適時適切な見直し。
(30) メーカーからの事故報告を義務化することに関する検討を早急に行うほか、上記の諸対策の実効的
な実施の確保を含め、消費者の安全が確保されるような製品安全体系を構築すべく、産業構造審議会
等において、製品安全政策全般に関する課題について検討。
(31) 電子タグによる製品安全確保のための実証実験の実施。
(※:ガス消費機器に関する事項)
18
(別添2)
ガス機器等燃焼機器による一酸化炭素中毒事故等の防止強化策
平成19年2月23日
経
済
産
業
省
1.使用者への注意喚起強化(換気しないと一酸化炭素中毒死のおそれがあ
る旨を広く周知)
(1)年一回の「製品安全総点検週間」の実施に加え、毎月第二火曜日を『製
品安全点検日』とし、製品の安全な使用法等について、消費者への注意
喚起を強化。
具体的には、毎月の製品安全点検日に併せて、
・ 独立行政法人製品評価技術基盤機構(nite)、独立行政法人国民生活
センター等の参加も得つつ、消費者啓発セミナーを開催。3月13
日(第1回)は法曹会館(東京・桜田門)で開催予定。
・ 地方経済産業局及び産業保安監督部による地域に根差した周知活
動の実施。
・ 関係業界においても、消費者啓発活動を展開。
(2)3月23日、千人規模の『製品安全啓発緊急シンポジウム』を開催(於:
明治大学アカデミーホール)し、消費者への注意喚起をより強化する。
(3)新聞広告等による一酸化炭素中毒防止対策等に係る消費者への注意喚
起を実施(3月中に、経済産業省による広報として実施)
。
(4)全国約5,100万世帯に対し、換気の必要性についての回覧板やパ
ンフレットの配布等について、自治体や消費者センター等の関係機関に
協力要請する。
(5)その他、各方面の協力を得て、消費者への注意喚起を実施。
例)
・独立行政法人国民生活センターが開催する2月27日のセミナーの
場で換気の必要性について周知。
19
・全国大学生活協同組合連合会が、大学入学者に対してチラシを送付。
・日本生活協同組合連合会に加盟している各種生活協同組合の組合員
に機関誌等で周知。
・住宅関係団体(社団法人全国宅地建物取引業協会、財団法人日本賃
貸住宅管理協会)等を通じて注意喚起のための資料配布。
(6)従来「換気の重要性」のみを周知してきた関係業界に対して、
「死に至
る危険性」も周知するよう要請。本要請を受け、ガス事業者及びガス機器
メーカーは、ガス機器の安全性向上のための緊急周知を実施(新聞広告、
テレビコマーシャル、ステッカーやチラシの作成・配布、ダイレクト・メ
ール送付等)
。
(7)ガス事業者及びガス機器メーカーは、この緊急周知を通じて、開放式
小型湯沸器及び金網式ストーブ等について、
需要家の要請による緊急無償
点検を実施する。
2.安全規制の強化
(1)ガス事業者による法定周知として、不完全燃焼防止装置付き開放式小
型湯沸器に係る注意事項を追加し、周知頻度を高める。
(不点火の際には、
連続して再点火を試みることのないよう注意喚起)
(2)ガス用品の技術基準をより厳格化する方向で改正。
・ 開放式小型湯沸器及び開放式ストーブへの再点火防止装置(インター
ロック機能)の搭載の義務化。
・ 湯沸器における一酸化炭素排出量基準の厳格化。
・ 「換気しないと死に至るおそれがある」旨の警告表示を義務化。
(3)開放式小型湯沸器の安全性向上のための技術的検討を実施する。
(4)リンナイの事故原因究明、緊急無償点検等の結果を踏まえ、必要があ
れば、更なる対策の強化について検討する。
20
3.安全機器への取替えの加速化(産業界による消費者への支援。22日に
関連4業界団体共同で発表)
(1)本年1月から、ガス事業者及びガス機器メーカーが実施している不完
全燃焼防止装置なしの湯沸器及び風呂釜の不完全燃焼防止装置付きのも
のへの取替え促進につき、その対象として金網式ストーブを追加。
(2)不完全燃焼防止装置がついている開放式小型湯沸器であっても、「1.
注意喚起」の一環として実施している緊急無償点検により、一酸化炭素
を高濃度に排出しているなどが判明した場合には、取替え促進の対象と
する。
(3)経済産業省として、開放式小型湯沸器及び金網式ストーブの点検・取
替え進捗状況について、定期的にガス事業者及びガス機器メーカーから
報告を受け、フォローアップ。
4.事故情報公開の徹底
ガス事業法及び高圧ガス保安法に基づき、ガス事業者及び LP ガス事業者
から報告された過去の消費設備に係る事故案件について、メーカー名及び型
式名を公表。
(3月上旬目途)
5.長期使用機器に対する制度的対応の検討
ガス機器等の長期使用機器に対する経年劣化等による製品事故を防ぐた
めの制度的対応について長期的に検討する。
21
(別添3)
北海道北見市におけるガス漏れ事故を踏まえた経年管対策の強化策について
北海道北見市におけるガス漏れ事故を受けて取りまとめられた「北海道北見
市におけるガス漏れ事故について(中間報告)
」において、経年管対策の強化策
として次に掲げる対策が打ち出されている。
北海道北見市におけるガス漏れ事故を受け、ガス事業者は次のとおり経年
管対策の強化策に取り組むこととしている。
○ ねずみ鋳鉄管の要対策導管について、一酸化炭素を含むガスを供給して
いる16事業者と大手4事業者は2015年度までに対策を完了する
(従来の目標は2020年度)。
○ 白ガス管等の経年埋設経年管について、より効率の高い更生修理広報の
普及等による対策の加速化を図り、特に、保安上重要とされる建物につ
いて、大手4社は2015年度までに完了すべく努力する。
ガス事業者においては、経年管対策をより充実したものとするために、こ
れらの対策に加え、次に掲げる対策を講じるべきである。
○ ねずみ鋳鉄管の要対策導管について、当該 16 事業者と大手 4 事業者以外
の事業者についても、可能な限り 2015 年度までに早期化することを目指
し、それに向けた計画の策定を検討する。
○ これら経年管対策については、的確なリスク評価に基つく対策の優先順
位付けか不可欠であり、リスクマネジメント手法の導入の検討を進め、
PDCA サイクルに基づく効果的な保安対策を講じる体制を整える。
○ リスクマネジメント手法を活用した経年管対策の普及に向けて、昭和 60
年に策定した「本支管維持管理対策ガイドライン」を改定する。特に、
不連続地盤等不同沈下の可能性や、地盤の凍結により交通振動で疲労亀
裂が発生する可能性があることが指摘されたことを踏まえ、優先順位の
22
再整理を行い、該当箇所について優先的に取り組む等、リスクに応じた
きめの細かい経年管対策とする。
○ 更生修理工法の普及を図るため、同工法を施工できる要員の育成・拡充、
技術修得のための教育・訓練を充実させる。また、需要家対策を強化す
べく、要員の確保に加え、需要家への説明手法等の向上に向け、要員に
対する教育・訓練等を充実させる。
○ 白ガス管等の経年埋設内管について、特に保安上重要とされる建物につ
いて大手 4 社以外のガス事業者においても可能な限り 2015 年度までに完
了することを目指し、それに向けた計画の策定を検討する。また当該計
画の実効性を高めるための方策を検討する。
国としてもガス事業者の行う経年管対策の加速化のため、より幅広い再発
防止策として、以下の対策を実施すべきである。
○ 事業者の取組みのフォローアップ
上記の対策についてガス事業者の取組みの進捗状況をフォローアップ
し、不十分な点があれば必要に応じて新たな対応策を検討する。
○ 事業者の取組みの公表
今後、従来公表している経年管対策の概要のみならず、事業者ごとの
取り組み状況や経年管残存量等についても取りまとめて対外的に公表す
ることを検討する。対策ガイドラインの改定を受けた各事業者の計画見
直しを経て、平成20年度から公表が進められるよう、検討を進める。
○ 需要家への広報
白ガス管の交換や警報器の購入等、需要家の費用負担が求められるも
のについては、事業者による広報では十分な効果を得にくいことも考え
られる。このため、国として、ガスの安全確保のために従来から行って
いる広報事業について、事故の再発防止のために必要な内容に注力する。
23
(資料4 別紙)
発生日
都道府県
2006/1/4 千葉
2006/1/10 石川
2006/2/7 茨城
市町村
死亡 中毒 負傷
ガス事業者
事業区分
酒々井町
0
0
0 株式会社ケーイージー
簡易
能美市
0
0
0 日本海ガス株式会社
簡易
ひたちなか市
0
0
0
伊藤忠エネクスホームライフ東
簡易
関東株式会社
2006/2/15 山形
山形市
0
0
0 遠藤商事株式会社
簡易
2006/2/23 広島
三原市
0
0
0 広島ガス三原販売株式会社
簡易
2006/3/3 北海道
2006/3/13 宮崎
2006/3/24 福岡
札幌市
0
0
0 北ガスジェネックス株式会社
新富町
0
0
0
小郡市
0
0
児湯地区エルピーガス事業協
同組合
0 株式会社イデックスガス
製造1
簡易
簡易
簡易
事故概要
現象
容器交換委託事業者が特定製造所の容器交換を
行った際に、集合装置の元弁を開け忘れたために供
供給支障のみ
給支障が発生。
容器交換委託事業者が特定製造所の容器交換を
行った際に、容器バルブを開け忘れたために供給支 供給支障のみ
障が発生。
配送システムを更新した際、新システムにエラーが
あったため配送センターに配送指示が伝わらなかっ
た。その後、点検時に圧力低下を確認したものの、配 供給支障のみ
送員への指示を怠ったことにより供給支障が発生。
ガス工作物点検の際、点検者より配送責任者へガス
容器配送の依頼を口頭で行ったが、配送責任者がす
ぐに指示書を作成しなかったことから配送者への配
供給支障のみ
送指示がされなかった。また、配送依頼後の確認が
なされなかったことにより、配送遅れとなり供給支障
が発生。
定期点検時に供給圧力を調整したところ、作業終了
後にバルブを開け忘れ供給支障が発生。
供給支障のみ
巡視点検員による点検の際、2系列あるうちの1系列
がガス切れであるにもかかわらず容器交換指示を怠
り、かつ、予備側の残量確認が不適切であったため、
2系列ともにガス切れとなり供給支障が発生。なお、 供給支障のみ
団地需要の3割を占める業務用の使用量が増えてい
たにもかかわらず、当該ガス事業者はこれを把握して
いなかった。
容器交換委託事業者が特定製造所の容器交換を
行った際に、集合装置の元弁を開け忘れたために供
供給支障のみ
給支障が発生。
容器交換委託事業者が特定製造所の容器交換を
行った際に、調整器の圧力調整バルブのハンドルを
誤って感震遮断装置のセンサー部分に落下させたこ 供給支障のみ
とから、ガスが遮断され、供給支障が発生。なお、当
該作業員は感震
発生日
都道府県
2006/4/1 神奈川
市町村
死亡 中毒 負傷
ガス事業者
事業区分
横須賀市
0
0
0 株式会社湘南ガス
簡易
山辺町
0
0
0 橋本産業株式会社
簡易
富田林市
0
0
0 株式会社イケダ
簡易
2006/6/19 神奈川
厚木市
0
0
0 内陸工業ガス株式会社
簡易
2006/7/17 長野
長野市
0
0
0 岡谷酸素株式会社
簡易
2006/4/19 山形
2006/5/7 大阪
2006/7/19 福井
2006/9/30 静岡
2006/10/19 愛知
福井市
静岡市
知多市
0
0
0
0
0
0
0 グロリアガス北陸販売株式会社 簡易
0 静岡ガスエネルギー株式会社
5 東邦ガス株式会社
簡易
一般
製造2
事故概要
現象
ガス工作物点検時、2度に渡り、片側LPG容器が空
の状況を配送業者に報告、交換を指示をしたが、配
送業者が容器交換を実施せず、当該ガス事業者とし 供給支障のみ
ても容器交換完了の確認を行わなかったため供給支
障が発生。
特定製造所通気口への投石及び石の押し込みにより
感震遮断装置が作動したため、供給支障が発生。
供給支障のみ
容器交換委託事業者が特定製造所の容器交換を
行った際に、容器バルブを開け忘れたために供給支 供給支障のみ
障が発生。
有水式ガスホルダー入側空気操作開閉弁の操作空
気電磁弁に異物が混入したことにより、操作空気が
漏えい。これにより、圧力が低下し、開閉弁が開か
供給支障のみ
ず、ガス気化装置が稼働しなかったことによる供給支
障が発生。
感震遮断装置の誤作動により遮断弁が閉止したた
め、供給支障が発生。子供の遊び道具(ボール等)が
換気口から製造所内に入り、これを取ろうとして感震
供給支障のみ
センサーと遮断弁を接続している接続銅管を引っ張
る等したことによることが原因と推定。
特定製造所が土砂崩れにより倒壊したことにより、集
合装置等よりガス漏れが発生し、ガス供給が停止し
漏洩のみ
たため供給支障が発生。
感震遮断装置の防錆処置作業終了後、感震遮断装
置に繋がる配管のバルブを開け忘れたことにより、弁
を押し上げるための封入ガスの圧力が低下し、弁が 供給支障のみ
遮断したために供給支障が発生。
LNG基地に設置されている海水電解装置について、
流量計の点検を行うため弁が閉止されていたにもか
かわらず誤って電解装置の運転を再開してしまった
破裂
ため、ガスが発生し、内部圧力の上昇により塩ビ配管
が破裂し、作業員5名が負傷。
発生日
都道府県
2006/12/3 東京
市町村
練馬区
死亡 中毒 負傷
0
0
ガス事業者
事業区分
0 三愛オブリガス東日本株式会社 簡易
2006/12/9 宮崎
宮崎市
0
0
0 北日液化ガス株式会社
簡易
2006/12/10 山梨
甲州市
0
0
0 日東物産株式会社
簡易
製造3
事故概要
現象
容器交換時に、作業員がホースバルブ閉開の作業手
順を誤り、ストレーナバルブ(通常「開」)を閉にして、容
器交換作業を行った。この際、ストレーナバルブを開 供給支障のみ
けなかったことにより供給支障が発生。
特定製造所内の容器2系列のうち1系列が空になっ
たが、液自動切換装置の不調により予備側に切り替
供給支障のみ
わらず、ガス供給が停止したことにより供給支障が発
生。
容器交換予定日に容器交換を忘れたために供給支
障が発生。
供給支障のみ
発生日
都道府県
2006/1/9 北海道
市町村
小樽市
死亡
0
中毒
0
負傷
ガス事業者
0 北海道ガス株式会社
事業区分
一般
2006/1/11 京都
福知山市
0
0
0 株式会社くさか
簡易
2006/1/15 京都
八幡市
0
0
0 大阪ガス株式会社
一般
2006/1/19 神奈川
藤沢市
0
0
0 東京ガス株式会社
一般
2006/1/22 神奈川
2006/1/28 東京
鎌倉市
台東区
0
0
0
0
0 東京ガス株式会社
0 東京ガス株式会社
一般
一般
2006/1/30 神奈川
藤沢市
0
0
0 東京ガス株式会社
一般
2006/2/3 青森
青森市
0
0
0 カメイ株式会社
簡易
2006/2/9 東京
板橋区
0
0
0 東京ガス株式会社
一般
2006/2/11 群馬
富岡市
0
0
0 富岡市
一般
2006/2/15 静岡
浜松市
0
0
0 中部ガス株式会社
一般
供給1
事故概要
現象
建物の屋外立上り管下部ねじ部に何らかの応力が加わり、
ねじ部に亀裂が入り、ガスが漏えい。ガスが板壁の間を伝わ
り部屋に侵入し、ガステーブル使用時に引火されたと推定。 漏洩着火
屋外の板壁を一部焼損。
電気温水器設置工事中に水道設備業者が誤ってガスメー
ター上流側のガス管をグラインダーで切断。漏えいしたガス
に着火した。水道事業者による応急処理後もガスの漏えい 漏洩着火
が認められたため、特定製造のバルブにて全戸への供給を
停止。
本管(鋳鉄管)の腐食孔から水が侵入し、伏せ越し配管箇所
(水取器設置箇所)に水が溜まり、ガス通路が閉塞され、供
ガス漏洩
給支障が発生。
水道管から漏水し、サンドブラスト現象によって隣接していた
灯外内管に孔が開いたことにより水道水がガス管内へ流入
ガス漏洩
し、ガス管が閉塞されたため供給支障が発生。
水道管から漏水し、サンドブラスト現象によって隣接していた
供給管に孔が開いたことにより水道水がガス管内へ流入し、
ガス漏洩
ガス管が閉塞されたため供給支障が発生。
マンションの新築工事におけるH鋼打込みの際に、既設灯外
内管を誤って損傷し、ガスが漏出した。現場へ出動したガス
事業者が、安全のために引込管ガス遮断装置を閉止し、供 ガス漏洩
給支障が発生。
埋設灯外内管改修工事に伴うカッター入れの際に、ガス工
事会社の施工者が既設灯外内管を誤って損傷し、ガスが漏
ガス漏洩
えい。安全のために引込管ガス遮断装置を閉止し、供給支
障が発生。
除雪作業をしていたブルドーザーのタイヤが空回りし、タイヤ
に装着されたチェーンが雪で緩んでいた土中を掘り起こした
ガス漏洩
ため、ポイント管ヘッド部(PE)を損傷し、ガスが漏えい。
建物移設工事において、施工者がシートパイルを打設した
際、道路に埋設された低圧本管を誤って損傷させ、ガスが漏 ガス漏洩
えい。
仮設灯外内管(水道用ポリエチレン管)が屋外式給湯器の排
気口に近接していたため管が熱熔解し、ガスが漏えい・着
漏洩着火
火。給湯器の一部及び家屋外壁の一部焼損。
店舗改装工事の際、コンクリートカッターにより灯外内管を損
傷。二次災害防止のため引込管ガス遮断装置を閉止したこ
ガス漏洩
とにより供給支障が発生。
原因
地盤沈下等
他工事
工作物の腐食
サンドブラスト
サンドブラスト
他工事
自社工事
他工事
他工事
自社工事
他工事
発生日
都道府県
市町村
死亡
中毒
負傷
ガス事業者
事業区分
北ガスジェネックス株式
簡易
会社
2006/2/18 北海道
札幌市
0
0
2
2006/2/21 北海道
札幌市
0
0
0 北海道ガス株式会社
一般
2006/2/22 茨城
竜ヶ崎市
0
0
0 東京ガス株式会社
一般
2006/2/22 滋賀
湖南市
0
0
0 伊丹産業株式会社
簡易
2006/2/22 大阪
大阪市
0
0
0 大阪ガス株式会社
一般
2006/3/17 福岡
小郡市
0
0
1 山代ガス鳥栖株式会社 簡易
2006/3/28 和歌山
和歌山市
0
0
0 大阪ガス株式会社
2006/3/29 熊本
宇土市
0
0
0 南九州マルヰ株式会社 簡易
2006/3/31 愛知
知多郡
0
0
0
2006/4/1 和歌山
一般
美浜町液化石油ガス事
簡易
業協同組合
和歌山市
0
0
0 株式会社リキッドガス
簡易
2006/4/12 福岡
福岡市
0
0
2 西部ガス株式会社
一般
2006/4/21 東京
北区
0
0
0 東京ガス株式会社
一般
供給2
事故概要
現象
原因
店舗の内装工事中に、腐食した灯外内管(白管)から漏出し
たと思われるガスに引火し、作業員2名が負傷。
漏洩着火
工作物の腐食
積雪のため家屋に大きな荷重がかかり、家屋が倒壊。灯外
内管が折損したため、ガスが漏えいした。
ガス漏洩
自然現象
ガスの使用予定のない建物について引込管ガス遮断装置を
閉栓しようとした際に、ガス配管系統の把握が不十分のま
供給支障のみ 自社工事
ま、誤って別の箇所を閉栓したために供給支障が発生。
水道業者が工事中に供給管を重機で傷つけ、ガスが漏え
い。特定製造所においてバルブを閉止したことにより供給支 ガス漏洩
障が発生。
車の飛び込みにより灯外内管が破損し、ガスが漏えい。警
察、消防にて周辺の住民に避難要請。約90名が避難を実
施。道路幅が広く、車の交通困難は生じなかったものの、路 ガス漏洩
面電車が一時運転を停止した。
下水道工事中に重機でメカニカル継手に損傷を与え、その
継手のねじ部より漏えいしたガスが下水道管内に侵入。作
業員がマンホール内でライターで着火したところ、マンホール 漏洩着火
内に滞留していたガスに引火。作業員1名が火傷を負った。
建物近辺への落雷による影響でフレキ管に孔が開き、漏え
いしたガスに着火したものと推定。床下の一部を焼損。
漏洩着火
他工事業者が車庫設営のため小型パワーショベルで敷地内
を掘削中、灯外内管(PE管)を破損。ガスが漏えいし、供給
ガス漏洩
支障が発生。
他工事
車両突入
他工事
自然現象
他工事
他工事(手摺り工事)業者がホルソーで玄関前タイルを掘削
中、内管を損傷しガスが漏えい。
ガス漏洩
他工事
支管(アスファルトジュート巻き鋼管)の腐食によりガス漏れ
が発生。現場付近にガス臭気があったため、消防により附近
住民20名に対する避難誘導を実施。
ガス漏洩
工作物の腐食
電動ピックにて路面表層下の鉱滓を破砕していたところ、経
年管から漏えいしたと思われるガスに着火し、作業員2名が
漏洩着火
火傷を負った。
その他不明
経年管取替工事に伴うバイパス管設置作業の際に、バイパ
ス管を開通させずにガスを遮断したため供給支障が発生。 供給支障のみ 自社工事
発生日
都道府県
2006/4/23 大阪
2006/5/3 北海道
2006/5/14 大阪
2006/5/16 山形
2006/5/22 兵庫
市町村
大阪市
死亡
0
中毒
0
負傷
ガス事業者
0 大阪ガス株式会社
事業区分
一般
帯広市
0
4
0 帯広ガス株式会社
一般
豊中市
0
0
0 大阪ガス株式会社
一般
酒田市
神戸市
0
0
0
0
1 酒田天然ガス株式会社 一般
0 大阪ガス株式会社
一般
2006/5/22 埼玉
春日部市
0
0
1 株式会社サイサン
簡易
2006/5/23 埼玉
川口市
0
0
0 東京ガス株式会社
一般
2006/5/23 山口
下関市
0
0
1 山口合同ガス株式会社 一般
2006/6/2 三重
桑名市
0
0
0 イワタニ三重式会社
簡易
供給3
事故概要
現象
施工時の融着不完全による接合不良のため、本管チーズ継
手の接続部から地下水が侵入し、ガス通路が閉塞されたこ
とにより供給圧力が低下。このため、ガス引き込み管遮断装 ガス漏洩
置および全戸メーターガス栓にて閉止し、供給支障が発生。
支管埋設後、当該管の下部を横断する形で他工事が行われ
ており、その際の掘削により周囲の地盤が緩み、支管分岐
接続部に押し下げる応力が働きネジ接続部に生じた亀裂か
漏洩中毒
らガスが漏えい。浸透性の高い砂層を伝い水平にガスが移
動し、住宅床下にガスが侵入し、ガス中毒が発生。
水路下越し部の本管に地下水が侵入し、ガス通路が閉塞さ
れたことにより供給圧力が低下。各戸のメーターガス栓を閉
ガス漏洩
止したため供給支障が発生。
ガス管の埋設位置、深度を確認せずに宅地内の下水道を工
事中、誤ってコンクリートカッターで埋設灯外内管を損傷し、
ガスが漏えい。修理のためガス管を露出させようと電動ピッ
漏洩着火
クでコンクリートのハツリ作業をしていたところ、漏れたガスに
着火・炎上し、輻射熱で電力メーター外箱が変形。
水道工事の試掘により中圧ガス管を破損し、ガスが漏えい。
警察により国道の交通規制が実施されるとともに、消防によ
ガス漏洩
り住民の避難誘導が実施された。
水道工事業者が緊急漏水修理で敷地内コンクリート部分に
カッターを入れた際に、埋設灯外内管を損傷。その後損傷部
ハツリのために使用した電動工具の火花により、漏えいした
漏洩着火
ガスに着火。工事作業者1名が軽度の火傷を負った。また応
急措置として本管バルブを閉止したことにより供給支障が発
生。
解体業者が灯外内管から約2m離れた場所にあるコンクリー
トを壊した際に、作業箇所のコンクリートと灯外内管直近の
擁壁コンクリートとが一体となっていたために灯外内管が損
ガス漏洩
傷し、ガスが漏えい。ガス遮断にあたり、供給管の切断を行
うまでの間交通規制を実施。
他工事(水道工事)業者の土間はつり工事により、ガス管が
破損。漏洩したガスに着火、作業員が火傷を負った。
漏洩着火
灯外内管(白管)からのガス漏れにより特定製造所において
原料ガスが切れたことにより、421戸供給停止。漏洩の原因
ガス漏洩
は、灯外内管の腐食。
原因
自社工事
地盤沈下等
その他不明
他工事
他工事
他工事
他工事
他工事
工作物の腐食
発生日
都道府県
市町村
死亡
中毒
負傷
ガス事業者
事業区分
2006/6/17 東京
大田区
0
0
0 東京ガス株式会社
一般
2006/6/25 東京
北区
0
0
0 東京ガス株式会社
一般
2006/6/29 京都
京都市
0
0
0 大阪ガス株式会社
一般
2006/7/4 東京
世田谷区
0
0
0 東京ガス株式会社
一般
2006/7/6 静岡
裾野市
0
0
0 株式会社ザ・トーカイ
簡易
2006/7/7 長野
みなみ信州農業共同組
簡易
合
飯田市
0
0
0
2006/7/10 鹿児島
いちき串木野市
0
0
0 太陽ガス協業組合
簡易
2006/7/11 埼玉
さいたま市
0
0
0 東京ガス株式会社
一般
2006/7/14 千葉
2006/7/14 神奈川
佐倉市
横浜市
0
0
0
0
0 角栄ガス株式会社
0 東京ガス株式会社
一般
一般
供給4
事故概要
現象
本管上部に下水道ヒューム管が接触し、既設穿孔プラグ部
に応力が作用したため本管が折損し、ガスが漏えい。警察、
ガス漏洩
消防により付近住民の避難誘導を実施するとともに、交通規
制を実施。
敷地内近傍の灯外内管の継ぎ手部が損傷されていた。建設
業者が工事中に誤ってガス管を損傷したものと推定。ガス管
ガス漏洩
を修繕するまでの間、交通規制を実施。
敷地内の不使用灯外内管(アスファルトジュート巻き鋼管)の
腐食部からガスが漏えい。消防にて付近住宅の住民10人
ガス漏洩
の避難誘導を実施。
設備業者が改修工事中に誤って灯外内管を損傷し、ガスが
漏えい。設備業者からのガス漏れ通報により、ガス事業者が
ガス漏洩
引き込み管ガス遮断装置を閉止したため、供給支障が発
生。
下水マンホール部及びガス導管バルブボックス内にてガス
漏えいを確認。ガス漏えい箇所を特定するためバルブを閉
止したことにより、供給支障が発生。漏えいの原因は被覆鋼 ガス漏洩
管の被覆部損傷による導管の腐食と推定。
団地内の下水道工事に伴う道路の掘削作業中、作業員が
誤ってパワーショベルで本支管(PE管)を折損させ、亀裂部
からガスが漏えい。特定製造所の遮断弁を閉止したため、供 ガス漏洩
給支障が発生。
原因
地盤沈下等
他工事
工作物の腐食
他工事
工作物の腐食
他工事
他工事業者が市道の陥没箇所を掘削したところ、重機がガ
ス管に接触。ガス漏えいはなかったものの、本管が曲がって
供給支障のみ 他工事
いたことから入替工事を行い、これに伴って供給支障が発
生。
道路拡幅工事において側溝設置に伴う掘削作業中に、供給
管を誤って建設機械で損傷し、ガスが漏えい。警察により、
ガス漏洩
他工事
市道約130mの交通規制を実施。
需要家宅付近で激しい落雷があり、床下基礎コンクリート鉄
筋露出箇所近傍のフレキガス管が、落雷の影響と思われる
電流等の影響を受け損傷し、着火したものと推定。床下断熱 漏洩着火
材を一部焼損。
電話工事の建柱工事の際、施工者が道路に埋設してある支
管を誤って建設機械で損傷し、ガスが漏出。消防にて付近小
ガス漏洩
学校生徒の避難誘導を実施。
自然現象
他工事
発生日
都道府県
市町村
死亡
中毒
負傷
ガス事業者
事業区分
2006/7/15 京都
宇治市
0
0
0 大阪ガス株式会社
一般
2006/7/15 福岡
福岡市
0
0
0 西部ガス株式会社
一般
2006/7/19 島根
2006/7/19 兵庫
2006/7/22 東京
大田市
西宮市
新宿区
0
0
0
0
0
0
0 大田マルヰ株式会社
0 大阪ガス株式会社
0 東京ガス株式会社
2006/7/24 宮城
仙台市
0
0
0 仙台市
2006/7/26 山梨
都留市
0
0
0
2006/7/26 東京
2006/8/2 東京
2006/8/9 東京
関東グロリアガス株式
会社
簡易
一般
一般
一般
簡易
北区
0
0
2 東京ガス株式会社
一般
大田区
0
0
0 東京ガス株式会社
一般
豊島区
0
0
0 東京ガス株式会社
一般
供給5
事故概要
現象
埋設灯内内管から家屋へ引き込む立ち上がり部の灯内内管
(鋼管、口径25mm)に落雷により約2mmの孔が開き、漏えい
漏洩着火
したガスに着火。外壁の一部を焼損。
内管(白管)の腐食が進行している部分に破断があり、当該
破断箇所から漏れたガスが何らかの原因により着火。
漏洩着火
埋設配管(白管)の経年劣化及び地盤沈下によって管が破
損し、差し水が発生。ガス圧低下のためメーターが自動遮断
ガス漏洩
し、供給支障が発生。
球場外壁に設置された不使用灯外内管(白管)の腐食部か
らガスが漏えい。球場ライト側出口付近でガス臭気があった
ため、当該出口を閉鎖し、観戦後、帰宅する観客を警備員が ガス漏洩
他の出口へ避難誘導。
建設業者が建築基礎工事中に、ガス管があることに気がつ
かず掘削機による掘削作業を行い、敷地境界付近にある灯
外内管を損傷したためガスが漏えい。漏えい箇所を応急修 ガス漏洩
理するまでの間、交通規制を実施。
テナント改装工事において、造り付けの木製棚を撤去する為
に電動ノコギリで切断中、棚の下部に隠蔽されていた灯外内
管を切断、漏出したガスに何らかの原因で着火し、木製棚等 漏洩着火
の一部が損傷。
導管の漏えい検査実施のためのボーリング作業中に、誤っ
て供給管を破損。ガスが漏洩したため、メインバルブを閉止
ガス漏洩
し供給を停止したことにより供給支障が発生。
建設業者がガス管があることに気がつかずに電動ブレー
カーにて床の壊し作業を行ったため、灯外内管を損傷。この
損傷によりガスが漏えいし、何らかの原因により着火。 作 漏洩着火
業員2名が火傷を負い、給湯器及びガスメーターを損傷。
施工者が私道に設置してある低圧支管を誤って掘削機械で
損傷し、ガスが漏えい。施工者からの通報で出動した消防
ガス漏洩
が、安全確保のため当該区道の交通規制を実施。
テナント改装工事中に、工事業者がコンクリート壊し作業を
行った際に誤って灯外内管を損傷。安全のため保安対策上
引き込み管ガス遮断装置を閉止したため、当該建物60戸の ガス漏洩
ガス供給が停止。
原因
自然現象
工作物の腐食
工作物の腐食
工作物の腐食
他工事
他工事
自社工事
他工事
他工事
他工事
発生日
都道府県
市町村
死亡
中毒
負傷
ガス事業者
事業区分
2006/8/14 長野
長野市
0
0
0 長野都市ガス株式会社 一般
2006/8/17 新潟
三条市
0
0
0 北陸ガス株式会社
2006/8/21 東京
2006/8/24 栃木
2006/8/26 高知
2006/9/1 長野
豊島区
小山市
高知市
佐久市
0
0
0
1
0
0
0
0
0 東京ガス株式会社
0 堀川産業株式会社
0 土佐ガス株式会社
一般
一般
簡易
簡易
0 佐久浅間農業協同組合 簡易
2006/9/5 兵庫
尼崎市
0
0
3 大阪ガス株式会社
一般
2006/9/6 京都
宇治市
0
0
1 大阪ガス株式会社
一般
2006/9/6 島根
松江市
0
0
0 松江市
一般
2006/9/8 千葉
いすみ市
0
0
0 株式会社ザ・トーカイ
簡易
供給6
事故概要
現象
民地内の地表に露出していた仮設配管に、車両が乗り上げ
たことでガス管が折損し、ガスが漏えい。折損箇所周辺道路
ガス漏洩
の交通規制及び周辺住民(10戸程度)の火気使用禁止を実
施。
落雷により、建物基礎貫通部のフレキ管(25mm)が損傷し約
4~6mmの孔が開き、漏出したガスに着火。フレキ管及び床
漏洩着火
下木材が一部焼損。
支管入替工事後の埋戻し作業において、本管下部を転圧不
足の状態で埋め戻しを行ったため、土荷重・車両荷重により
地盤が沈下、ガス管が折損し、ガスが漏えい。下水マンホー
ガス漏洩
ルにおいてガス漏えい反応を検知したため、付近道路約50
0mの範囲の交通規制を実施。
下水工事のため需要家敷地内車庫のコンクリートをカッター
で切断したところ、灯外内管の一部を切断し、ガスが漏えい。
特定製造所の元バルブを閉止の上、各戸巡回しメーターガ ガス漏洩
ス栓を閉止したことによる供給支障が発生。
電柱立て替え工事のため掘削ドリルで地面を穿孔中、供給
管を損傷しガスが漏えい。特定製造所において元バルブ閉
ガス漏洩
止を行ったため、供給支障が発生。
下水道マンホール設置のため、酸欠事故防止措置を講じず
に一人でガス供給管の切り回し工事を行っていた工事作業
者が漏出したLPガスにより酸欠に至り死亡。供給管からの
漏洩酸欠
ガス漏洩を止めるため、特定製造所の元バルブを閉止した
ことにより供給支障が発生。
排水管工事中に、ガス管(灯外内管)を排水管と誤認し、電
動のこぎりで切断したため、漏洩したガスに引火し排水管工
事中の作業員3名が火傷を負った。建物の引き込み管ガス 漏洩着火
遮断装置を閉止したことにより供給支障が発生。
増改築工事作業中、作業員が灯外内管にはガスが通じてい
ないと思い込み、電動サンダーにて灯外内管を切断。漏れた
漏洩着火
ガスに引火し作業員1名が火傷を負った。
ガス臭いとの通報により警察、消防が出動し、ガス事業者が
調査の間、周辺道路を交通規制。調査の結果、中圧管(アス
ガス漏洩
ファルトジュート巻き鋼管)の腐食による微少ガス漏れを確
認。
電柱移設工事の際にガス管を損傷し、ガスが漏えい。特定
製造所においてガス閉止を行ったことにより供給支障が発 ガス漏洩
生。
原因
車両突入
自然現象
地盤沈下等
他工事
他工事
自社工事
他工事
他工事
工作物の腐食
他工事
発生日
都道府県
市町村
死亡
中毒
負傷
ガス事業者
事業区分
事故概要
現象
ねずみ鋳鉄管のポリエチレン管交換工事(パイプ-イン-パ
イプ工法)において、工事区間内の供給管を見落とし、仮供
供給支障のみ 自社工事
給の切替工事を行わなかったため、供給支障が発生。
2006/9/8 愛知
名古屋市
0
0
0 東邦ガス株式会社
一般
2006/9/11 愛知
名古屋市
0
0
0 東邦ガス株式会社
一般
本支管(白管)の腐食箇所から、差し水によりガス管が閉塞
されたことにより46戸の供給支障が発生。
ガス漏洩
0
東邦液化ガス岐阜株式
0
簡易
会社
水道業者が水道メーターの移設工事中に、ガレージコンク
リート下に埋設してあった休止中灯外内管を損傷。漏れたガ
漏洩着火
スに引火。ガレージの塩化ビニール製屋根を溶損。
2006/9/16 岐阜
多治見市
0
2006/9/18 佐賀
伊万里市
0
0
0 伊万里ガス株式会社
一般
2006/9/21 岡山
岡山市
0
0
1 岡山ガス株式会社
一般
2006/9/28 埼玉
秩父市
0
0
0 秩父ガス株式会社
一般
2006/10/7 埼玉
2006/10/10 神奈川
富士見市
0
0
0 大東ガス株式会社
一般
愛川町
0
0
1 内陸工業ガス株式会社 簡易
2006/10/11 東京
渋谷区
0
0
1 東京ガス株式会社
一般
2006/10/12 兵庫
神戸市
0
0
0 大阪ガス株式会社
一般
2006/10/13 北海道
札幌市
0
0
0 北海道ガス株式会社
一般
供給7
原因
水取り立管(SGPφ50)の周辺地盤が集中豪雨で陥没、この
立管がその沈下の変位に耐えられずエルボ接続部で折損
し、そこから浸入した地下水が本管の水取り器をオーバーフ ガス漏洩
ローしたことで、ガス使用中の需要家で供給圧力が低下し供
給支障が発生。
排水改修工事において作業員が電動ハンマーで土間コンク
リートのハツリ作業を行っていたところ、ガス管を損傷し、漏
漏洩着火
れたガスに着火し、火傷を負った。
道路掘削作業中にガス工事作業員が重機により支管を誤っ
て損傷。当該支管は片ガス管であったため下流側72戸の供
ガス漏洩
給支障が発生。
本管からの供給管分岐取出し継手の接合時にゴム輪が継
手の溝部からはみだした状態で接合され、時間の経過ととも
にゴム輪に亀裂が生じた。これにより当該箇所から前日の大 ガス漏洩
雨により地下水が流入し、供給管を閉塞したことにより供給
支障が発生。
水道業者が敷地内老朽水道管の取り替えに伴い、誤ってガ
ス管を電気ノコギリにて損傷させ、漏洩したガスに電気ノコギ
漏洩着火
リの火花が着火。作業員1名が火傷を負った。
漏えい箇所特定作業中、灯外内管(白管)の腐食孔がコンク
リートのハツリ作業の影響により拡大、漏出したガスにブ
漏洩着火
レーカー刃先火花等により着火。作業員1名が熱傷。
歩道新設工事の他工事業者が、支管を掘削機のバケットで
破損したため瞬間的にガスが噴出し、供給圧力低下によりマ
ガス漏洩
イコンメーターが圧力低下遮断し、供給支障42戸が生じた。
建物解体作業中に灯外内管が破損されガスが漏洩したた
め、消防による交通規制及び住民の避難を行った。
ガス漏洩
工作物の腐食
他工事
地盤沈下等
他工事
自社工事
自社工事
他工事
工作物の腐食
他工事
他工事
発生日
都道府県
2006/10/16 東京
市町村
死亡
渋谷区
0
中毒
0
負傷
ガス事業者
0 東京ガス株式会社
事業区分
一般
2006/10/16 千葉
佐倉市
0
0
0 千葉ガス株式会社
一般
2006/10/20 東京
品川区
0
0
0 東京ガス株式会社
一般
2006/10/20 埼玉
川越市
0
0
0 武州ガス株式会社
一般
2006/10/24 神奈川
横浜市
0
0
0 東京ガス株式会社
一般
0
0
三菱マテリアルエネル
0
ギー株式会社
簡易
0
0
0 帝国石油株式会社
導管
0
0
0 東京ガス株式会社
一般
2006/10/27 埼玉
所沢市
2006/10/27 新潟
2006/10/29 埼玉
0
さいたま市
2006/10/31 福島
福島市
0
1
0 福島ガス株式会社
一般
2006/11/6 埼玉
川口市
0
0
0 東上ガス株式会社
簡易
2006/11/9 大阪
大阪市
0
0
0 大阪ガス株式会社
一般
供給8
事故概要
現象
解体業者が、解体工事中に灯外内管を損傷し、ガスが漏え
いしたため交通規制を実施。
ガス漏洩
ガスバルブピットの撤去工事中に、中圧導管ボンド用端子部
分をバックホーのバケットで破損し、同時にガス導管を損傷。
直径約20mmの孔が開き、ガスが漏えい。交通規制を実施 ガス漏洩
し、付近住民2名を避難。
原因
他工事
自社工事
灯外内管の漏えい修理のため内面修理を施工中、内面修理
用の樹脂が灯外内管に詰まり、供給支障が発生。
供給支障のみ 自社工事
マンション入り口階段用の手すり設置工事の際、電動ドリル
にてコンクリートの穿孔中に灯外内管を損傷し、ガスが漏え
ガス漏洩
い。損傷箇所を含む系統のガス供給を停止したため、供給
支障が発生。
支管からの供給管取出部材料(EFサービスチー)の上部
キャップの締付け不足により地下水が浸入し、ガス管を閉塞
ガス漏洩
したことにより供給支障が発生。
継手箇所(白管)に不十分に巻かれた防食テープの隙間で
集中的に腐食が発生したことによりガスが漏洩。特定製造所
ガス漏洩
のメインバルブを遮断したため供給支障が発生。
水道管工事施工中に、水道管とガス管を誤認し、穿孔機によ
りガス管を穿孔したためガスが漏えい。県道の交通規制を実 ガス漏洩
施。
灯外内管(白管)の腐食部分から地下水が流入し、供給管を
閉塞したことにより供給支障が発生。一時供給再開後、採水
が継続的に観測されなかったため、採水頻度を減らし差水
ガス漏洩
箇所の特定調査を継続実施していたところ、差水により再び
供給支障が発生。
床下に埋設された灯外内管(白管)が腐食し、漏えいしたガ
スが給水・排水管のスラブ及び壁貫通部の隙間からパイプ
シャフト内を通り2階に流入し、CO中毒が発生。なお、床下
は排水漏れ等により土質の一部はヘドロ状であった。
漏洩中毒
新築住宅の水道管を施工中に道路を掘削していたところガ
ス管を損傷。特定製造所内のバルブを遮断し、供給支障が ガス漏洩
発生。
通路内のマンホールでガスの漏えいが確認されたため、15
名を避難誘導。調査の結果、閉栓中に供給管(白管)の腐食
ガス漏洩
が原因であると判明した。
他工事
自社工事
工作物の腐食
他工事
工作物の腐食
工作物の腐食
他工事
工作物の腐食
発生日
都道府県
市町村
死亡
中毒
負傷
ガス事業者
事業区分
2006/11/18 神奈川
横浜市
0
0
0 東京ガス株式会社
2006/11/19 山形
山形市
0
0
1 蔵王温泉ガス株式会社 簡易
2006/11/19 東京
調布市
0
0
0 東京ガス株式会社
一般
2006/11/20 東京
板橋区
0
0
0 東京ガス株式会社
一般
2006/11/21 東京
豊島区
0
0
0 東京ガス株式会社
一般
一般
2006/11/21 東京
福生市
0
0
0 武陽ガス株式会社
一般
2006/11/22 静岡
裾野市
0
0
0 株式会社ザ・トーカイ
簡易
2006/11/22 東京
大田区
0
0
0 東京ガス株式会社
一般
2006/11/25 福井
福井市
0
0
0
グロリアガス北陸販売
株式会社
簡易
2006/11/25 福岡
福岡市
0
0
0 西部ガス株式会社
一般
2006/11/28 鳥取
米子市
0
0
0 米子ガス株式会社
一般
2006/11/29 沖縄
那覇市
0
0
0 沖縄ガス株式会社
一般
供給9
事故概要
現象
建設会社がコンクリート床の穴あけ作業を行ったところガス
管を損傷し、漏えいしたガスが建物内に滞留したため、消防
に出動を要請するとともに引込み管ガス遮断装置を閉止。建 ガス漏洩
物居住者等の避難誘導を実施。
宅地境界近くにキャップ止めしていた灯外内管を需要家が
誤って電動グラインダーで切断し、漏れたガスに着火。
漏洩着火
水道管から漏水し、サンドブラスト現象によって隣接していた
支管に孔が開いたことにより水道水がガス管内へ流入し、ガ
ガス漏洩
ス管が閉塞されたため供給支障が発生。
支管(アスファルトジュート巻き鋼管)の腐食箇所からガスが
漏洩したため、交通規制を実施。
ガス漏洩
下水道工事において、施工者が誤って本管を損傷し、ガスが
漏えい。消防により都道約300mの範囲の交通規制が実施
ガス漏洩
された。
雨水浸透枡設置掘削作業中に掘削機械で灯外内管を破損
しガスが漏えい。スクイズオフ工具にてガスを遮断したため
ガス漏洩
供給支障が発生。
整地作業時に重機により配管を損傷しガスが漏えい。本支
管バルブを閉止したことで供給支障が発生。
ガス漏洩
新築工事現場の作業中、建設会社が灯外内管をコンクリー
ト壊し機にて損傷しガスが漏えい。建物の引込み管ガス遮断
ガス漏洩
装置を閉止し、供給支障が発生。
本支管(白管)の腐食孔から水が侵入し、導管が閉そくされ
たため供給支障が発生。
ガス漏洩
建築工事のシートパイル打設時に誤ったガス管の末端位置
を指示。その結果、ガス引き込み管を破断し、その部位から
ガス漏洩
ガス管内に水が流入し、本管を閉塞したため供給支障が発
生。
下水道工事業者がガス管を誤って損傷したため、供給支障
が発生。
ガス漏洩
床下の不使用灯外内管(白管)が腐食し、ガス漏えいが発
生。滞留したガスに電気式床下乾燥機の電源入・切のス
漏洩着火
パークにより引火。3階建住宅全壊、近隣住居の窓ガラス破
損。
原因
他工事
他工事
サンドブラスト
工作物の腐食
他工事
他工事
他工事
他工事
工作物の腐食
他工事
他工事
工作物の腐食
発生日
都道府県
2006/11/29 兵庫
2006/11/30 福井
市町村
神戸市
福井市
死亡
0
0
中毒
0
0
負傷
ガス事業者
0 大阪ガス株式会社
0 福井市
事業区分
一般
一般
2006/11/30 神奈川
川崎市
0
0
0 東京ガス株式会社
一般
2006/12/9 和歌山
串本町
0
0
0 鈴木石油株式会社
簡易
2006/12/10 宮城
仙台市
0
0
1 仙台市
一般
2006/12/13 山口
宇部市
0
0
1 宇部市
一般
2006/12/18 兵庫
神戸市
0
0
0 大阪ガス株式会社
一般
2006/12/21 新潟
柏崎市
0
0
0 石油資源開発株式会社 導管
2006/12/23 神奈川
横浜市
0
0
0 東京ガス株式会社
2006/12/25 東京
板橋区
0
0
0 東京ガス株式会社
2006/12/26 北海道
札幌市
0
0
0
一般
一般
北ガスジェネックス株式
簡易
会社
事故概要
現象
マンション改修工事中、他工事業者が埋設灯外内管を舗装
割りブレーカーで破損し、ガスが漏えい。引込み管遮断装置
ガス漏洩
を閉止し、供給支障が発生。
家屋解体のために重機で塀を踏み倒した際に、埋設部から
ブロック塀に沿って立ち上がっていた灯外内管を破損しガス
が漏えい。消防が、近隣住民を避難誘導し、当該家屋の北 ガス漏洩
側道路の通行規制を実施。
下水道建設に伴う地質調査の際、施工業者が道路に埋設し
てある低圧本管を誤って地質調査用ドリル機で損傷し、ガス
ガス漏洩
が漏えい。消防による市道約150mの範囲の交通規制を実
施。
定期漏洩検査にて本支管(白管)からの漏洩が確認された
が、建物の周囲は防水工事、塗装工事のため足場が組まれ
ている等、漏洩箇所を特定するための掘削が不可能である ガス漏洩
ため、供給を停止し供給支障が発生。
灯外内管(白管)の腐食孔から漏えいしたガスの一部が排水
管の割れ箇所より侵入し流し台下部空間に滞留。鋳物コンロ
漏洩着火
を使用した際、瞬間的に着火燃焼し使用者が顔面に火傷を
負った。
ガス栓の方向を変更する修理中、活管のまま作業を行い、
漏えいしたガスに引火し火傷を負った。
漏洩着火
水道管から漏水し、サンドブラスト現象によって隣接していた
支管に孔が開いたことにより水道水がガス管内へ流入し、ガ
ガス漏洩
ス管が閉塞されたため供給支障が発生。
防火用水槽設置のための道路のボーリング工事において、
土質調査用掘削機ビットによりガス管を損傷しガスが漏え
ガス漏洩
い。全面通行止めとし、漏えいしているガスを放散塔より放
散。
漏水した水道水が不使用供給管(白管)の腐食部分より流
入し、支管を閉塞したことにより供給支障が発生。
ガス漏洩
解体工事中に重機にてガス管を損傷し、中学校敷地境界部
のバルブ上流側からガスが漏えい。復旧までに要する時間
ガス漏洩
を勘案し、交通規制及び学校生徒の避難誘導を実施。
供給管(白管)の腐食孔からガスが漏洩たため、消防が交通
規制を実施した。
ガス漏洩
供給10
原因
他工事
他工事
他工事
工作物の腐食
工作物の腐食
自社工事
サンドブラスト
他工事
工作物の腐食
他工事
工作物の腐食
発生日
都道府県
2006/12/28 愛知
2006/12/31 神奈川
市町村
阿久比町
横浜市
死亡
0
0
中毒
0
0
負傷
ガス事業者
0 東邦ガス株式会社
0 東京ガス株式会社
事業区分
一般
一般
事故概要
現象
水道管から漏水し、サンドブラスト現象によって隣接していた
供給管に孔が開いたことにより水道水がガス管内へ流入し、
ガス漏洩
ガス管が閉塞されたため供給支障が発生。
灯外内管(白管)の腐食孔からガスが漏洩し、下水枡及び下
水管を伝わり需要家宅の屋内に流入・滞留したため付近住
ガス漏洩
民の避難誘導を実施。
供給11
原因
サンドブラスト
工作物の腐食
2006/1/4 北海道
旭川市
不完全燃焼
0
3
事故概要
機種
業務用アイロンの消し忘れ、長時間使用(約19時間程度燃焼していた。)に
0 より3名がCO中毒となった。
業務用ガスアイロン
2006/1/5 石川
金沢市
不完全燃焼
0
1
0
2006/1/8 滋賀
浅井町
漏えい着火
0
0
0
2006/1/9 東京
荒川区
漏えい着火
0
0
2006/1/11 広島
呉市
漏えい着火
0
0
2006/1/11 東京
三鷹市
漏えい着火
0
0
発生日
都道府県
市区町村
現象
死亡
中毒
2006/1/15 北海道
音更町
漏えい着火
0
0
2006/1/15 神奈川
横浜市
漏えい着火
0
0
2006/1/15 大阪
東大阪市
不完全燃焼
0
1
2006/1/17 石川
加賀市
漏えい着火
0
0
2006/1/18 広島
福山市
漏えい着火
0
0
負傷
被害者が入浴中に倒れ、病院搬送後、CO中毒と診断された。原因は、給湯器
の排気筒の接続部にずれが生じていた状態で給湯器を使用したため排気ガスが
大型湯沸器(FE式)
室内に充満し一酸化炭素が発生したものと推定される。
炊事場で5㎏容器(質量販売)を使用して準備をしていたところ、ガス臭がし
たため、ドアを開けて喚起をしたところ、突然、漏えいしていたガスに引火し
ゴム管
た。ゴム管に数カ所亀裂が入っており、そこからガスが漏えいした。
テーブルコンロの予備ガス栓が固いため、ペンチでプラスチック製のツマミを
回し閉止しようとした際ツマミを破損し、開の状態のままゴム管を取外した。
0 そのため、ガスが漏れ、テーブルコンロの点火火花により着火し、接続具、予 コンロ
備ガス栓、キャビネット台の一部を焼損したもの。
業務用炊飯器の設置及び配管工事を行った際、配管内のエア抜きが十分されて
いない状態で終了し、その後、消費者が着火テストを繰り返し行ったが着火し
炊飯器
1 なかったため、販売事業者へ連絡、点検中消費者が再度着火テストを実施した
(業務用)
ため着火し爆発した。
業務用レンジのコンロ部分を使用中、オーブン内で小爆発が発生。原因は、業
務用レンジのコンロ点火時に、誤ってオーブンとコンロの機器栓の両方を開栓
0 したため、オーブン内に滞留したガスにコンロの火が着火したものと推定され レンジ
る。
厨房で業務用オーブンレンジの上部コンロを使用していた従業員が使用を終え
て器具栓及び末端ガス栓を閉止したが、下部のオーブンの器具栓が開いていた
ため、他の従業員が使用していると思い、末端ガス栓を再度開き、オーブンに オーブンレンジ
1
点火棒で点火しようとしたところ、庫内に漏えいしていたガスに引火・爆発し (業務用)
た。
0
オーブン一体型ガスレンジのコンロ部分の小爆発事故。ガス設備には漏えいが
なく、コンロ内部の右バーナー用銅管接続部が脱落していた。事故発生時はガ
ス臭がしており、コンロには立消え安全装置が付いていないこと、さらに機器
レンジ
本体の変形具合やバーナーの汁受け皿が飛散していることから、機器内部で少
量のガスが漏れ何らかの原因で小爆発したものと推定される。
強制排気式給湯器排気ファンの故障により、COも含んだ排気が室内に漏えいし
CO中毒に至ったものと推定。不完全燃焼の原因は、強制排気ファンの経年劣化
0 による故障、又は、経年劣化による熱交換器の目詰まり等によるもの等と推
大型湯沸器(FE式)
定。
部屋の中がガス臭いのに気がつき、調べたところガスストーブと末端ガス栓を
接続しているゴム管の末端ガス栓側で外れていたため、窓を開けて換気を行
・ストーブ
3 い、ゴム管を接続し直した。その後、換気されたと思い、ガスストーブに点火
・ゴム管
したところ爆発した。
1
湯を沸かすため、5連コンロの1つに大鍋をセットして点火操作を行った。し
コンロ
ばらくしてお湯が沸いておらず着火していなかったため、戸を開けて換気を
(五連ガスカマド:市発注
行った後、再度点火したところ爆発した。
品)
ガス漏れ調査依頼があり当該住宅へ訪問したところ、子供が倒れて救急車で病
院に運ばれ、軽度のCO中毒と診断されたことを聞いたもの。原因は、居室で
石油ファンヒーターを長時間使用中、居室とカーテンで仕切られたキッチンに
0 設置されたCF式風呂釜を使用したところ、何らかの原因により不完全燃焼と 風呂釜(CF式)
なり、CO中毒になったものと推定。当日、キッチンの換気扇は使用されてい
なかった。
2006/1/22 新潟
吉田町
不完全燃焼
0
2
2006/1/29 神奈川
横浜市
漏えい着火
0
0
1
2006/1/30 山梨
北杜市
漏えい着火
0
0
1
2006/2/1 山梨
大月市
漏えい着火
0
0
コンロに点火したが何らかの原因で立消えしてガスが漏えいし、その後、小型
・コンロ
1 瞬間湯沸器に点火した際に漏えいしていたガスに引火し、爆発した。
・小型湯沸器
2006/2/3 東京
2006/2/8 千葉
2006/2/10 滋賀
荒川区
漏えい着火
0
0
市川市
不完全燃焼
0
3
近江八幡市
漏えい着火
0
0
引出し型キャビネットの開閉時、収納物がガス栓と接触してつまみが動き、ガ
ス栓のパージ孔からガスが漏洩し、コンロ使用時に着火、火傷。なお、パージ
孔の蓋が脱落した原因は、蓋に緩みがある状態で、キャビネット内に入れた収
ガス栓
納物がガス栓に何度も擦れて当たることが繰り返されることによると推定され
る。
オーブンの4ヶ所に種火を点火する際に一度に4つある器具栓を開けて点火操
作を行ったが、4つ目の種火を点火しようと扉を開けたところ、漏えいしてい
オーブン
たガスに引火、爆発した。
テーブルコンロ点火時に、ガスストーブ用ガス栓から出火し、ガスコードを一
部焼損。原因は、ガスコードとガス栓との接続部が、何らかの原因で接続不良
0
ゴム管
となりガスが漏れ、コンロの点火火花により着火したものと推定。
外壁塗装工事の際、塗装工事会社が屋外式給湯器並びに浴室窓をビニールで
覆った。これにより、当該機器が燃焼空気不足による不完全燃焼を起こし、排
0
大型湯沸器(RF式)
気ガスが浴室の窓から流入、3名がCO中毒となった。
ホース接続の作業をしている際アダプター部分が緩んでそこからガスが漏えい
ホースエンドアダプター
0 し、コンロに点火したときに漏えいしていたガスに引火し、火災となった。
消費1
メーカー
型式
ガス種
ガス事業者等
不明
不明
TG
旭川ガス株式会社
リンナイ
RUX-1601WF-E
製造年:1991年
TG
金沢市
不明
不明
LP
北びわこ農業協同組合
パロマ
IC-4800CB
TG
東京ガス株式会社
不明
不明
LP
有限会社佐々木商店
不明
不明
TG
東京ガス株式会社
北沢産業
不明
LP
株式会社ダイホク
ターダ
LR-3168
製造年:1983年
TG
東京ガス株式会社
陽栄製作所
(ハーマン)
S13S7型
製造年:1983年6月
TG
大阪ガス株式会社
不明
不明
LP
株式会社雄伸
三谷設備設計事務所
不明
LP
広島ガス東中国株式会社
タイヘイ(バーナー)
TA-291
製造年:1995年3月
TG
蒲原ガス株式会社
サンコーガス精機
ULネジガス栓
TG
東京ガス株式会社
不明
不明
LP
株式会社ミツウロコ
不明
不明
LP
日本ガス株式会社
ニットー
S型(ストレート)タイプ
製造年:1990年9月
TG
東京ガス株式会社
パロマ
型式FH-161WD(屋外式PS設置)
製造年:2004年4月
TG
京葉ガス株式会社
不明
不明
LP
ツジソト株式会社
発生日
都道府県
2006/2/12 兵庫
2006/2/14 大阪
2006/2/16 長崎
市区町村
南あわじ市
大阪市
現象
漏えい着火
漏えい着火
死亡
0
0
中毒
0
0
佐世保市
不完全燃焼
0
4
2006/3/2 東京
品川区
漏えい着火
0
0
2006/3/5 茨城
土浦市
漏えい着火
0
0
2006/3/7 東京
千代田区
漏えい着火
0
0
2006/3/7 東京
江戸川区
漏えい着火
0
0
事故概要
魚焼器に点火し、次の作業を行っていたところ爆発し、魚焼器及び出入口の引
き戸を破損。魚焼器の3個のバーナーのうち一部未着火があり、漏えいしてい
0
魚焼器
たもの。
負傷
消防より「ガス機器から着火」で受付けし緊急出動したところ、従業員1名が
火傷で病院搬送されたこと確認。原因は、業務用ガスレンジの操作中に、オー
ブンの器具栓を誤開放し、オーブン排気口からガスが漏洩しているにもかかわ
1
レンジ
らず、テーブルコンロを点火させたため、漏洩しているガスに引火したものと
推定される。
厨房において、屋外式大型湯沸器(RF型)を使用中、従業員4名の気分が悪
くなり病院へ搬送され、CO中毒と診断された。原因は、設備業者(電気工事
業者)が、強制排気式(FE型)大型湯沸器を撤去し、同一場所の屋内厨房に
0
大型湯沸器(FE式)
屋外式大型湯沸器(RF型)を設置。当該湯沸器はファンの目づまりにより不
完全燃焼を起こし、COを含んだ排ガスが室内に充満しCO中毒に至ったもの。
ガスコードの機器側ソケット内スライドバルブ(気密を保つための部品)の脱
落に気づかずファンヒーターに接続したため、接続部から微量のガスが漏えい
0 し、ファンヒーターの火により着火。ファンヒーターとガスコードが一部焼
ゴム管
損。
BF式風呂釜の内部の配管に亀裂が生じており、漏えいしたガスが風呂釜の火
風呂釜
1 に引火、爆発した。
(BF式)
オーブン上部にあるコンロ部分に火をつけたところ、オーブン扉が破損し、火
炎によって従業員が火傷を負った。原因は、オーブン用点火ツマミが開放状態
になりガスがもれているにもかかわらず、それに気がつかなかった従業員が、
1
レンジ
上部にあるコンロに点火したことにより、その火がオーブン内に滞留していた
ガスに引火したものと思われる。
調理実習中ガステーブルのガス栓を開け、コンロに点火したところ、ガス栓用
ソケットの周囲に瞬間的に火がついたため、ガス栓を閉止して消火。原因は、
0 ガス栓とガス栓用ソケットの接続部に異物が挟まったことによりガス漏れが発 ゴム管
生し、コンロの火が引火したものと推定される。
新規に設置した小型湯沸器に点火したところ、機器ホースエンド(ソフトコー
ド接続用部品)の上部に着火した。原因は、小型湯沸器本体のネジ部と機器
ホースエンドとの接続部にパッキンが装着されていなかったためガスが少量漏
0
ゴム管
えいし、当該湯沸器点火時に着火したもの。小型湯沸器取付けの際、パッキン
の装着が忘れられたものと思われる。
2006/3/11 東京
荒川区
漏えい着火
0
0
2006/3/13 京都
京都市
漏えい着火
0
0
2006/3/16 熊本
宇城市
不完全燃焼
0
4
2006/3/16 大阪
豊中市
漏えい着火
0
0
2006/3/20 秋田
横手市
不完全燃焼
0
1
0
2006/3/30 三重
四日市市
漏えい着火
0
0
1
2006/4/4 千葉
2006/4/8 神奈川
2006/4/12 愛知
2006/4/18 愛知
千葉市
漏えい着火
0
0
相模原市
漏えい着火
0
0
名古屋市
漏えい着火
0
0
豊田市
漏えい着火
0
0
機種
炊飯器から延伸されたゴム管に取り付けてある迅速継手と2口ペアガス栓の接
続部から漏えいしたガスに、小型湯沸器点火時の火が着火。原因は、迅速継手
0 が完全には差し込まれておらず、台所天板がゴム管のつっかえになって保持さ ゴム管
れ、ガス栓と迅速継手の接続不完全によりガス漏えいしたものと推定される。
0
台所に設置している開放式瞬間湯沸器(5号)に水道用ホースを繋いで浴槽へ
給湯していたが、長時間使用と換気不良のため不完全燃焼となり、一酸化炭素
小型湯沸器
中毒となった。
検査孔付機器接続ガス栓(キャビネット内設置)の検査孔のボルトが人為的に
外された後、何らかの原因により当該ガス栓のつまみが半開状態となった。そ
1 の結果、検査孔を通じてキャビネット内に漏えいしたガスが滞留し、コンロの ガス栓
点火つまみの開閉確認により着火、火傷。
事故当時、悪天候で風が強く、FE式湯沸器(20号)が排気不良を起こし不
完全燃焼となり、湯沸器と排気筒の継ぎ目(継ぎ目はアルミテープで処理)か 大型湯沸器
らCOが室内に漏れだしたものと推定。
(FE式)
居間に設置されている休止している設備と勘違いし、2口末端ガス栓をモン
キーで取り外したため、ガスが漏えいした。その後、蛍光灯のスイッチを入れ
末端ガス栓
た直後に爆発した。
屋台(屋外)に設置されていた一口コンロ(揚物用)に接続されていたゴム
ホースを誤って足で踏んでしまいコンロ側のゴムホースが外れ、隣の焼物用調
3
ゴム管
理器の火が引火し、火災となった。
風呂釜が点火しにくいので2回~4回程、口火の点火操作をしていたところ小
爆発があり、浴室内窓ガラスが破損した。現場で配管と風呂釜のガス漏えい検
0 査を行った結果ではガス漏れはなかったことから、点火ミスにより風呂釜内に 風呂釜(BF式)
生ガスが滞留し、再点火時に爆発したものと推定される。
需要家が病院に搬送される際に、ガスファンヒーター点火時に火災発生したと
1 の証言あり。原因について現在調査中。
不明
風呂釜及び金属フレキ管の取替え作業を販売事業者が行った後、消費者が湯を
温め直そうとしたところ、風呂釜付近で出火。金属フレキ管を接続したガス栓
周辺が焦げていることから、当該接続部分からガスが漏えいし、風呂釜の火が
0 引火したものと推測。なお、風呂釜交換工事は、販売事業者社員2名(うち1 金属フレキ管
名は、設備士無資格者)で行っていたが、工事後に漏えい検知液による接合部
の漏えい確認及び気密・漏えい試験を実施していなかった。
消費2
メーカー
型式
ガス種
ガス事業者等
不明
不明
LP
有限会社賀集商店
ウサミ
UGR-157-E
製造年:2006年1月
TG
大阪ガス株式会社
ノーリツ
GQ-1610WE
製造年:1995年12月
TG
西部ガス株式会社
ニットー
L型
製造年:1993年12月
TG
東京ガス株式会社
ノーリツ
GBSQ-603S BL
LP
シナネン関東ガス販売株式会社
不明
不明
TG
東京ガス株式会社
ハーマンプロ
S型
製造年:1995年
TG
東京ガス株式会社
不明
不明
TG
東京ガス株式会社
大阪ガス
081-0460
製造年:1995年
TG
大阪ガス株式会社
松下
GW-5D
LP
有限会社松野屋商店
大阪ガス
(藤井合金製作所)
164-686、L型15A
TG
大阪ガス株式会社
パロマ
PH-20CWF
(1996年製造)
LP
タプロス株式会社
不明
不明
LP
ニイミ産業株式会社
不明
不明
LP
飯塚プロパン株式会社
高木産業
TP-A85K
製造年:1998年12月
LP
金森藤平商事株式会社
不明
不明
TG
東邦ガス株式会社
不明
不明
LP
伊藤忠エネクスホームライフ中部
株式会社
発生日
都道府県
市区町村
現象
死亡
中毒
2006/4/29 北海道
札幌市
漏えい着火
0
0
2006/5/1 石川
金沢市
漏えい着火
0
0
2006/5/6 群馬
高崎市
漏えい着火
0
0
2006/5/7 兵庫
神戸市
不完全燃焼
0
1
2006/5/18 島根
2006/5/22 熊本
2006/5/24 北海道
雲南市
八代市
釧路市
漏えい着火
漏えい着火
ガス中毒
0
0
0
0
0
2
2006/5/28 北海道
札幌市
漏えい着火
0
0
2006/5/28 神奈川
横須賀市
漏えい着火
0
0
2006/5/30 神奈川
横浜市
酸欠・その他
0
0
2006/5/31 熊本
熊本市
漏えい着火
0
0
2006/6/9 千葉
千葉市
酸欠・その他
0
0
2006/6/14 石川
能美市
漏えい着火
0
0
2006/6/15 埼玉
川口市
漏えい着火
0
0
事故概要
ガス炊飯器が2台並べて設置されており、一方の炊飯器はゴムホースが離脱し
た状態であり、また、一方の炊飯器は、電気を使用し、保温状態で使用されて
0 いることから、何らかの原因により漏えいしたガスが炊飯器ヒーターの熱によ ゴム管
り引火したものと推定。
負傷
機種
2口ヒューズガス栓の未使用側を誤って開栓したため、コンロの火がガスに引
火し、ガスコード、換気扇フィルタを焼損。未使用側のガスコードにアルミ箔
0 が巻き付けてあったため、ヒューズ機能が働かずガスが漏えいしたものと思わ ガス栓
れる。
風呂を沸かそうとして浴室内のリモコンを操作するが種火に点火しなかったた
め、風呂釜(浴室外屋内据置型風呂釜)本体で何回か点火を試みているうちに
風呂釜
1 小爆発が発生。数度の種火点火ミスで風呂釜内に滞留していた生ガスに引火、
(浴室外屋内据置型)
小爆発に至ったと推定。
燃焼用空気の不足(埃詰まり)により不完全燃焼していた業務用ガス湯煎器
0 を、換気扇を作動させずに使用したことによるCO中毒。
業務用ガス湯煎器
家庭科の調理実習(クッキーの調理)のためガスオーブン8台を点火したが、約
10分後に1台のガスオーブンの火が消えていることを生徒が発見したため、
1 担当の教諭が再度点火したところ、ガスオーブン内に滞留していたガスに引火 オーブン
し、火災となった。
消費者がお湯を沸かすため、ガス栓を開けてマッチで2口コンロに点火しよう
とした際、2口コンロ全体に火がついたために、助けを求めた隣家の人が屋外
の容器のバルブを閉止し、備付の粉末消火器にて消火。調査の結果、2口コン
0 ロのゴム管接続口付近にネズミがかじったと思われる穴が見つかった。点火の ゴム管
際に、当穴から漏えいしたガスに火が着いたものと思われる。
被害者の女性が、厨房で被害者の男性が倒れているのを発見し消防へ通報。厨
房には小鍋のかかった業務用テーブルコンロがあり器具栓が開状態で生ガスが
漏出していたことから、被害者の男性が業務用テーブルコンロに点火したつも
0 りが点火せず、生ガスが出ていることに気が付かず寝込んでしまったため、軽 コンロ
い生ガス中毒に至ったものと推定される。また、被害者の女性は器具栓を閉め
に厨房に入ったため、少量のガスを吸ってしまったもの。
飲食店併用住宅の1階居酒屋から出火し、消費者が2階の住宅で異臭を感じた
ため、1階に行くと、煙とともにガス炊飯器付近で炎が上がっていた。ガス炊
飯器が設置されている付近が著しく焼損していることから、何らかの原因によ
1
不明
り漏えいしたガスがガス炊飯器のヒータの熱、また何らかの着火源により引火
したと推定されるが、原因は特定できていない。
0
二口ヒューズガス栓の未使用側を入居者が誤開放した為、漏えいしたガスがコ
ンロの火により引火し、ガス栓ツマミ部分が炎により熔解。ガス栓のヒューズ
機能が働かなかった原因は、ガス栓の下にプラスチックキャップが落ちていた
ガス栓
ことから、そのプラスチックキャップを未使用側ガス栓に付けていた為、ガス
が止まらなかったものと推定される。
風呂場の改修工事に伴って給湯器への接続作業を実施していたが、設備工事者
が誤ってガス接続具を給湯口に接続した状態で給水栓を開栓したため、水道水
0 が給湯口に接続されたガス接続具を通じて灯外内管へ流入し、供給支障(60 ゴム管
戸)が発生したもの。
中華レンジに点火した約10分後に爆発が発生。事故当日の1~2週間前に中華
レンジ(3口)のうち1つのバーナー本体交換を、厨房設備業者に依頼し、
バーナー本体の接続管をホース接続から、中華レンジ本体のメインパイプから
0 の接続に変更したが、ホース及び閉止ガス栓の処理がされず。そのため、接続 末端ガス栓
方法の変更を忘れていた従業員が誤って燃焼器に接続されていないガス栓を開
放し、流出したガスにコンロの火が引火、爆発したものと推定。
ベーカリー厨房内のオーブンでパンを焼き始め、約30分ぐらいして気分が悪く
なり病院に搬送。軽い酸欠状態と診断され、念のため一晩入院。換気扇のス
2 イッチを入れずにオーブンを使用していたため換気不良により不完全燃焼が起 オーブン
きたものと推定。
事故当日22:00頃、消費者が給湯器着火不良を確認したが、その後も給湯が可
能であった(21:00~22:00頃、隣室の入居者が異常音を聞いている)。翌日、
9:20頃に隣の工場から敷地内に給湯器カバーが落ちているとの連絡があり、販
0 売事業者が現地確認したところ、工場の窓ガラスにヒビが入っていることを確 大型湯沸器(屋外式)
認。これは、給湯器カバーが窓ガラスに当たり衝撃で生じたものと推定。な
お、配管漏えい試験を実施したが異常はなかった。
消費者から風呂釜が爆発したとの連絡を受け、販売事業者が確認したところ、
風呂釜からガスが微少漏洩しているのを発見。販売事業者は、風呂釜の使用禁
1 止の旨を消費者に伝え、閉止弁にプラグ止めをした。風呂釜に経年劣化による 風呂釜(BF式)
不具合有り。
消費3
メーカー
型式
ガス種
ガス事業者等
不明
不明
LP
株式会社サンケミ
不明
不明
TG
金沢市
不明
TP-A2K-Z
LP
株式会社グンシナ
コメットカトウ
CP-3575Y13A
製造年:1997年10月
TG
大阪ガス株式会社
ターダ
LV-151
LP
山陰酸素工業株式会社
不明
不明
LP
南九州マルヰ株式会社
不明
不明
TG
釧路ガス株式会社
不明
不明
LP
エア・ウォーター・エネルギー株
式会社
不明
不明
LP
株式会社湘南ガス
不明
不明
TG
東京ガス株式会社
不明
不明
LP
進栄ガス株式会社
不明
不明
LP
伊藤忠エネクスホームライフ関東
株式会社
パロマ
FH-201AWD
LP
株式会社ガスパル
高木産業
TP-A31B5
(1996年4月製造)
LP
関東サンエル株式会社
発生日
都道府県
市区町村
現象
死亡
中毒
2006/6/21 東京
豊島区
不完全燃焼
0
8
2006/6/21 大分
別府市
漏えい着火
0
0
2006/6/23 神奈川
二宮町
漏えい着火
0
0
2006/6/24 愛媛
松山市
漏えい着火
0
0
2006/6/30 福井
坂井市
漏えい着火
0
0
2006/7/4 静岡
静岡市
酸欠・その他
0
0
2006/7/7 栃木
真岡市
漏えい着火
0
0
2006/7/11 愛知
豊田市
漏えい着火
0
0
2006/7/17 岡山
和気町
漏えい着火
0
0
2006/7/17 東京
中央区
不完全燃焼
1
2
2006/7/19 長野
塩尻市
漏えい着火
0
0
2006/7/20 鹿児島
鹿児島市
漏えい着火
0
0
2006/7/20 大阪
大阪市
漏えい着火
0
0
2006/7/21 長崎
佐々町
不完全燃焼
0
2
事故概要
機種
換気扇を作動させずパンオーブンを1時間程度使用していたため、排気ガスが
室内に充満し一酸化炭素中毒症状となったもの。パンオーブンは経年による埃
詰りがあり燃焼状態が悪化していた。通常、換気扇は24時間作動させていた
0 が、前日の営業終了後に新人従業員が換気扇のスイッチを切ったため、翌日出 業務用パン焼き器
社した別の従業員は作動しているものと思い込み、作動確認を怠ったものと推
定される。
負傷
何らかの原因で未使用中の小型湯沸器内部から発火。出火原因不明(消防見
0 解)。メーカにて詳細調査を実施。原因不明。
小型湯沸器
販売事業者がビルトインコンロのバーナー交換作業を実施したが、ダンパーを
付け忘れた。その後、消費者が何回かコンロを使用し点火したところ爆発し
1
コンロ(ビルトイン)
た。
1
だし釜より火が出ているのを従業員が発見。店長がガス栓を閉め、消火を試み
たが消火せず、炊飯器付近からポッという音とともに再発火した。事故原因
は、だし釜のバーナに接続しているフレキガス栓根元の配管ねじ部の腐食によ
末端ガス栓(フレキガス栓)
りガスが漏えいし引火したため。なお、飲食店消費配管の設置位置が不適切
で、吹きこぼれのかかりやすい位置に設置されていた。
販売事業者が故障したガスキャビネットコンロ内のバーナーマグネットを交換
する修理をしたが、作業中、販売事業者の手又は工具が、コンロ内のパイロッ
トガス管に接触したため、劣化していたゴムパッキン周辺より微少のガスが漏
1
コンロ
えいしたと推定。数時間後、消費者がコンロを使用したところコンロ下に滞留
していたガスに引火し爆発。
階上の住民から消防へ警報器鳴動及びガス臭の通報があり、消防から当該集合
棟住民に避難勧告が出されるとともに、ガス会社にて当該室のメーターガス栓
を閉止しガス流出を停止した。母親のガスコンロ誤操作を心配した男性がゴム
0
ガス栓
管を外して外出したところ、母親がガス栓を誤開放(ガス栓半開)しガスが漏
えいしたことが原因と推定される。
1
消費者宅でキャビネット組込式コンロの取付作業を実施した際、金属フレキ管
接続に係るネジ締付け不足によりガス漏えいが発生。消費者がガスコンロを点
金属フレキ管
火したところ炎が上がり、消費者が右手首に軽い火傷を負った。
給湯器から出火しているのを近隣住人が発見。ガス漏れ点検では異常なし。使
用中に給湯器の排気口付近で異常燃焼が発生し、給湯器及び壁・天井を焼損。
メーカーは、給湯器がアルコーブ構造の場所に設置されているため、給湯器が
排気リサイクル(自らの排気を給気)し、不完全燃焼を継続したことで燃焼の
0
大型湯沸器(屋外設置式)
排ガスに煤が発生し、熱交換器のラジエータ部に煤が付着、さらに長期間使用
により煤がラジエータを詰まらせたことで燃焼室内で燃焼しきれなかった未燃
ガスが排出され異常燃焼を起こしたものと推測している。
BF式風呂釜の元栓ガスコックからガスが漏洩し、風呂釜操作中に着火し、1
1 名が火傷を負った。
ガス栓
飲食店に勤務する男性が店の中で倒れているのを男性の母親が見つけ119番
通報した。母親とその後店に来た男性の父親も気分が悪くなり救急車で病院へ
搬送されCO中毒と診断された。現場検証において、①被害者が大型湯沸器を換
気扇不作動の状態で使用していたこと、②大型湯沸器の燃焼状況を確認したと
ころ、不完全燃焼により高濃度のCOが発生していることが確認された。ま
0
大型湯沸器(CF式)
た、大型湯沸器の排気部がフード内に設置されており、換気扇を使用した状態
では排ガスが適正に屋外に排気される状態であったことも確認されている。な
お、大型湯沸器の熱交換器を調査したところ、異物の詰まりがあり、これを除
去した後燃焼状態が正常となった
0
消費者の幼少の娘が、風呂釜の点火ボタンを押したが浴槽が空だったため、風
呂釜が加熱され循環ホースが燃え始めた。消費者が気づき消火。なお、風呂釜
風呂釜
の過熱防止装置、空だき防止装置は作動しなかった。
消費者によると、「ガステーブルで調理中にタバコに火を付けようとしたとこ
ろ爆発した」とのこと。しかし、ヒューズガス栓からゴムホースが外れた状態
であり、ヒューズガス栓は燃焼していたにも係わらずゴムホースは無傷の状
1 態。また、ガステーブルの点火ツマミは閉止の状態であった(ヒューズガス栓 不明
は半開の状態)。なお、当該消費者は、事故発生から10日後に死亡。当該事故
について、警察は本人死亡のため原因は不明で処理。
1
業務用ガスレンジのオーブンを使用するため器具栓を開放した状態で他の作業
を行った後、オーブンの点火操作をしたため、オーブン内に漏洩し、滞留して
レンジ
いたガスに着火、従業員1名が火傷を負った。
飲食店で調理中に気分が悪くなり、救急搬送。事故発生時は、ガスコンロ、ガ
スカマド等を使用していたが、器具の異常は特に確認されず、COの発生原因は
不明。通常は稼働させている換気扇を止めていたことから、CO濃度が高まった ①コンロ
0
ものと推測。なお、事故発生前、ガスコンロの点火状況が悪かったためガス供 ②ゆで麺用ガスかまど
給業者が点検を実施していた。警察の調査でもCOの発生元は特定されず。
消費4
メーカー
型式
ガス種
ガス事業者等
北沢産業
KSG-6-12-3Y-A
製造年:1999年8月
TG
東京ガス株式会社
リンナイ
RUS-V51RT
製造年:2006年4月
TG
大分ガス株式会社
リンナイ
RSK-M30J3T
(2002年7月製造)
LP
シンカナ株式会社
不明
不明
LP
共同ガス株式会社
不明
3FT-GF
LP
南米穀店
不明
FV702A
TG
静岡ガス株式会社
不明
不明
LP
はが野サービス株式会社
高木産業
TSQP-204R1
LP
三河商事株式会社
桂精機
FC-2S
LP
和気農業協同組合
パロマ
PH-101M
製造年:1996年7月
TG
東京ガス株式会社
ノーリツ
GSY-130D
LP
長野プロパンガス株式会社
不明
不明
LP
サツマ酸素工業株式会社
不明
不明
TG
大阪ガス株式会社
不明
不明
LP
有限会社佐々協同ガス
発生日
都道府県
2006/7/21 沖縄
市区町村
那覇市
現象
漏えい着火
死亡
0
中毒
0
2006/7/22 埼玉
三郷市
漏えい着火
0
0
2006/7/22 岡山
倉敷市
漏えい着火
0
0
2006/7/25 京都
京丹後市
漏えい着火
0
0
2006/7/25 大阪
八尾市
漏えい着火
0
0
2006/8/5 東京
2006/8/8 東京
大田区
港区
漏えい着火
漏えい着火
0
0
0
0
2006/8/11 宮城
涌谷町
漏えい着火
0
0
2006/8/15 東京
目黒区
漏えい着火
0
0
事故概要
デイサービス職員が、消費者宅で料理を作るためガステーブル(オーブン一体
型)を使用する際、操作を誤りオーブン側のつまみを開けた模様。点火しない
ので、ガステーブル側のつまみを操作しライターで点火したところ、オーブン
1 庫内に滞留したガスに引火、爆発。販売事業者が消費設備を点検し、ガス漏え オーブン
いがないことを確認。当該ガステーブルは、約30年前の製品で安全装置等が付
いておらず、老朽化により電池式の点火が故障していた。
負傷
機種
消費者がシャワー使用のため、点火しようとしたところ突然爆発。調査の結
果、浴室のBF風呂釜に金属フレキ管により接続していたフレキガス栓の腐食
によるガス漏えいと判明。なお、当該フレキガス栓は、浴室内の水のかかる場
1 所に設置してある場合、亜鉛ダイカストに腐食が発生し、ガス漏れが生ずる恐 末端ガス栓(フレキガス栓)
れがあることから、その後メーカは、無償で耐湿性のあるボール弁タイプの可
とうガス栓に交換することとした。
1
ガス爆発により2階建ての住宅等損壊。調査結果、住宅にある2口末端ガス栓
(双方、開放状態)が、1つは2口コンロ(器具栓は閉の状態)に、もう1口は
ゴムホースに接続(器具未接続)された状態。燃焼器の不完全燃焼事故を心配
ゴム管
した消費者が瞬間湯沸器を取り外したものの、再度接続しようとする際に接続
方法を誤りガスが漏えいした模様。
別荘の所有者が訪れ、ガス使用時にガス臭を感じたと建物の施工主に連絡。施
工主は販売事業者に対し、当該所有者の約3週間後の来訪に合わせガス臭の原
因調査を要請。しかし、所有者が突然2日後に訪れ、ガスを使用しない旨を伝
0 えてあったのにも係わらず使用したため爆発。ガスは、給湯器と屋内配管とを 金属フレキ管
結ぶ金属フレキ管にある亀裂から漏えい。なお、販売事業者は、保安業務未実
施であった。
0
風呂に水を入れて種火のみ点火した状態で約10分後、メインバーナーに点火
しようとした際、風呂釜から炎が溢れて当該風呂釜が焼損した。調査の結果、
当該風呂釜の安全弁の外容器の経年劣化による亀裂が確認され、当該亀裂部か
風呂釜(RF式)
ら漏洩したガスに、種火が火移りして今回の風呂釜焼損にいたったものと推定
される。
近隣住民が、当該アパートの部屋の窓から煙が出ていることに気付き入室した
ところ、ガス炊飯器に火がついて煙が出ていたため、台所の水をかけて消火。
消防による調査結果では、「炊飯器用のソフトコードに何らかの原因により穴
0 が開き、炊飯器使用中に穴から漏れたガスに何らかの着火源で着火し、火災に ゴム管
至ったもの」との結論が出された。なお、ソフトコードの亀裂は「コンロの誤
使用による炎が原因と考えられるが、断定することはできない」とされた。
需要家より「コンロのゴム管に火がついたが火は消えた」との通報あり。現場
調査の結果、ガス栓とガステーブルの接続には絹巻ラセン管が使用され、器具
側の接続部分(ゴム製)に亀裂があることが確認された。なお、絹巻ラセン管
0
ゴム管
は昭和52年前後から製造されていないため、製造年は約30年以上前になる
ことから、ゴム製の接続部の亀裂は経年劣化によるものと考えられる。
CF型風呂釜(浴槽脇設置・屋外排気型)に点火の際、一度で点火出来ず浴室
内にガスが充満。2分弱浴室のドアを開け換気した後、まだガス臭はあったが
再度点火したところ浴室下部に充満していたガスに引火し、火傷。約半年前か
ら、1度で点火できないことが何度かあり、爆発燃焼(ガス爆発を伴う点火)
1
風呂釜(CF式)
や、風呂釜の元栓まで閉めないと漏えい音がすることもあったとのこと。この
ため、消費設備に故障があったと推定されるが、当該風呂釜が既に廃棄され詳
細は不明。
ガス栓(ヒューズ機構付)から故意にガスを漏出、何らかの着火源により引
1 火・爆発。自殺未遂と考えられる。巻き添えにより1名負傷。
ガス栓
風呂釜内部のガスパイプ腐食によりガス漏れが発生し、給湯器使用時などの点
火動作によるスパークが、機器内に滞留していたガスに引火し、機器内部を焼
0
風呂釜(RF式)
損。
メーカー
型式
ガス種
ガス事業者等
松下
PQ-2
(製造から30年ほど経過)
桂精機製作所
・FC-2L
・FC-2S
LP
(平成元年11月から平成16年2月まで製
造)
河原実業株式会社
不明
不明
LP
片山産業株式会社
不明
不明
LP
丹後町漁業協同組合
西島製作所(大阪ガスブ
ランド)
31-720
TG
大阪ガス株式会社
十川ゴム
不明
TG
東京ガス株式会社
不明
不明
TG
東京ガス株式会社
高木産業
TP-A21BS
(1993年製造)
LP
有限会社安住商店
不明
不明
TG
東京ガス株式会社
ノーリツ
GT243ARX 24号
製造年:1993年4月
LP
さくらエンジニアリング株式会社
LP
平和テレビ店
2006/8/17 千葉
富里市
漏えい着火
0
0
2006/8/17 長野
松本市
不完全燃焼
0
2
蒸し器使用中に換気扇の防火ダンパーが何らかの原因により作動し、換気不十
0 分な状態で蒸し器を継続使用したことによるCO中毒。
業務用蒸し器
荒畑製作所
SD-2S型
製造年:2006年6月
TG
松本ガス株式会社
0
消防署からの火災通報により出動したところ、何らかの原因で火災が発生し、
3 3名が火傷を負い病院へ搬送。原因を調査中。
不明
不明
不明
TG
上田ガス株式会社
不明
不明
LP
長野日石ガス株式会社
昭和アルミニウム
SGO-3
LP
グロリアガス北陸販売株式会社
2006/8/18 長野
上田市
漏えい着火
0
2006/8/21 長野
軽井沢町
酸欠・その他
0
0
2006/8/22 石川
小松市
漏えい着火
0
0
消費者が自宅(別荘)にて倒れ、病院へ搬送。その後、容体が回復し1時間後
に帰宅(病院での検査結果異常なし)。帰宅後、消費者の夫がガス臭に気付
・コンセント
1 き、別荘の管理会社に連絡。連絡を受けた販売事業者が調査の結果、室内に設
・配管
置されたガスコンセント(暖房用)と配管継目部分に微少漏洩が確認。
1
消費者が風呂釜に点火しようとしたところ、着火不具合のため何度か点火操作
を繰り返しているうちに漏れたガスに引火し、顔や手足に火傷を負い病院へ搬
風呂釜
送。事故原因は、調査中だが風呂釜の着火ミスと推定。
消費5
発生日
都道府県
市区町村
現象
死亡
中毒
2006/8/22 大阪
大阪市
漏えい着火
0
0
2006/8/27 茨城
ひたちなか市
漏えい着火
0
0
2006/8/29 兵庫
姫路市
不完全燃焼
0
2
2006/8/30 愛知
2006/8/31 大阪
瀬戸市
大阪市
漏えい着火
漏えい着火
0
0
0
0
2006/8/31 兵庫
三田市
漏えい着火
0
0
2006/9/5 徳島
阿南市
漏えい着火
0
0
2006/9/9 和歌山
2006/9/12 埼玉
串本町
鴻巣市
漏えい着火
漏えい着火
0
0
0
0
事故概要
機種
元止め式小型湯沸器に取り付けた、ネジ接続部をゴム管接続するために変換す
る金属製接続具(アダプター)のネジ取り付け部から漏洩したガスに、当該湯
沸器点火時の火が着火し、当該湯沸器の下部が焼損し需要家が右手指部に軽度
の火傷を負った。アダプターのネジ部からガス漏洩した原因は、手締め状態で
1 十分な締付トルクがないところに、事故5日前に行われたゴム管の取替作業
金属製接続具(アダプター)
か、取替後のゴム管のねじれ戻り等により、ネジを緩める方向に向かったため
漏洩に至ったものと推定。当該アダプター取り付け施工は、10年ほど前に行
われており、手締め状態であった原因は不明である。
負傷
調理のため消費者がコンロを1分程度使用していたところ、「シュー」と音がし
て湯沸器に接続の低圧ホース継手部から約15cm離れた部分より火柱があ
0 がったが、当該消費者が濡れタオルをかけて消火。メーカで調査した結果、低 低圧ホース
圧ホース自体の欠陥・不具合はなかったと推定。
工場構内食堂の厨房で、従業員等2名が食器洗浄作業を行っていたところ頭痛
を訴え、その後倒れたため、病院に搬送。フード換気扇を作動させずに、ガス
0 湯沸器を使用して食器洗浄作業を実施したため不完全燃焼となりCO中毒が発
大型湯沸器(CF式)
生。
歯科技工士宅において、ガスが遮断され集中監視システムにより販売事業者へ
通報が入ったため、従業員が消費者に電話で状況の確認を取りガス供給を復帰
させたが、その数分後何らかの原因により小規模な爆発・火災が発生。消防に
よれば断定はできないが、ガスバーナーのガス取付部とゴムホースのサイズが
1
ゴム管
合わず、ビニールテープなどで接続された状態にあり、そこから漏えいした可
能性が高いとのこと。販売事業者は、当該消費設備を把握しておらず、当該部
分に係る保安点検を行っていなかった。
業務用ガスレンジの右オーブン種火に点火したと思ったが、点火できていな
かったため、再度点火の操作中に、オーブン内の未燃焼ガスに着火し、軽度の
火傷を負った。当該ガスレンジの右オーブン排気口が油詰まりにより閉塞して
1 おり、排気が外部に出ることができない状態であった。そのため、種火点火し レンジ
にくく、また、開放された扉方向に未燃焼ガスが流れる状態となり、点火操作
で着火した炎がオーブンより溢れたものと推定される。
屋外設置式ふろ給湯器を使用していたところ、小爆発音発生。原因は、当該ふ
ろ給湯器内のガス配管(機器ガス栓と機器の電磁弁の間の配管)の腐食部の穴
あき等から漏洩したガスに、ふろ給湯器着火時の炎が引火した事による焼損と
0 推定される。水通路における微小漏れ現象と滴下部にガス配管が位置している 風呂釜(RF式)
状況が重なり、長い期間その状況を経過することで腐食に至ったと考えられ
る。
1
消費者が浴室内の密閉式風呂釜に点火したところ爆発。消費者は、点火の30分
前に閉止弁を開にしたとのこと。事故の原因は、何らかの理由で、金属フレキ
1
金属フレキ管
の袋ナットが緩み、袋ナットと接続金具との間からガスが漏えいした。
ガステーブル使用時に、ソフトコードに着火。原因は、ガステーブルの天板に
ソフトコードが密接した状態で使用されたことで、バーナーの熱影響によりソ
0
ゴム管
フトコードが焼損亀裂し、漏れたガスに着火したものと推定される。
消費者が調理終了約10分後にシステムキッチンのガスコンロ付近でガス臭がし
たため、ガスコンロ下のキャビネット内のガス元栓を閉止。消費者が、元栓を
閉めた直後に家族がガスコンロのスイッチを操作したところ滞留していたガス
2
末端ガス栓
に引火し爆発。原因は、検査孔付き機器接続ガス栓の検査孔のネジ止めが不十
分で漏えいしたと推定。
2006/9/14 神奈川
相模原市
漏えい着火
0
0
2006/9/15 千葉
君津市
漏えい着火
0
0
2006/9/18 千葉
柏市
不完全燃焼
0
3
0
2006/9/23 千葉
成田市
漏えい着火
0
0
0
2006/9/25 新潟
長岡市
漏えい着火
0
0
2006/9/25 愛知
名古屋市
漏えい着火
1
0
開店準備のため出勤し、飲食店内の業務用コンロに点火。作業開始前に確認せ
ずに、ガス栓を開放したままの状態で、もう片方のコンロに着火したために漏
コンロ(業務用)
えいしていたガスに引火し火傷を負った。
消費者が風呂を沸かそうとして器具栓つまみ及び点火つまみを操作したところ
爆発し、風呂釜前面カバーが外れ吹き出した火炎により両足に火傷を負った。
1 事故原因は、風呂釜内部器具栓からのガス漏えいと操作ミスが重なった可能性 風呂釜
がある。
グリルにて調理中に従業員3名の気分が悪くなり、病院にてCO中毒の診断を受
けた。業務用グリルのバーナー混合管部に油を含んだ埃が付着し、一次空気の
不足により不完全燃焼していた。事故当日、店舗の給気ファンが故障したため
業務用グリル
吸排気バランスがくずれ、燃焼排ガスが店舗内にあふれて、CO中毒に至ったも
のと推定される。
焼物器の種火をつけたところ、漏れたガスに引火したためすぐにガス栓を閉め
た。原因は、燃焼器裏側高温部の熱影響を受ける箇所に強化ガスホースを配管
ゴム管
したため、当該ホースが熱により溶解し、漏えいしたガスに着火したもの。
グリル付2口テーブルコンロのコンロで調理を開始してから約5分後に、テー
ブルコンロ背面で着火。ソフトコードをグリル下に這わせた状態で長期間使用
0 したためソフトコードが熱によって劣化(炭化)しガスが漏出、漏れたガスに ゴム管
着火したものと思われる。
集合住宅室内における爆発火災。住人死亡、ガス会社の社員負傷。原因を調査
不明
1 中。
消費6
メーカー
型式
ガス種
ガス事業者等
不明
不明
TG
大阪ガス株式会社
穂高製作所
HU10-03TUS
LP
伊藤忠エネクスホームライフ関東
株式会社
パロマ
PH-101M
LP
伊賀産業株式会社
不明
不明
LP
名古屋プロパンガス株式会社
オザキ
OZ2M-150R
TG
大阪ガス株式会社
ノーリツ
GT-161AR
製造年:1990年
TG
大阪ガス株式会社
不明
不明
LP
徳島石油株式会社
不明
不明
LP
岩谷ガス
ダンロップ
SR-K
製造年:2004年
TG
東京ガス株式会社
光陽産業
G363P
LP
株式会社オガタ
ガスター
ER-S
(1998年9月製造)
LP
鳥井商店
コメットカトウ
CGH-975FI
製造年:2003年8月
TG
京葉ガス株式会社
十川ゴム
不明
製造年:2004年
TG
千葉ガス株式会社
ダンロップ
不明
製造年:2002年1月
TG
北陸ガス株式会社
不明
不明
TG
東邦ガス株式会社
発生日
都道府県
2006/10/1 神奈川
2006/10/3 北海道
2006/10/3 千葉
市区町村
横須賀市
小樽市
木更津市
現象
漏えい着火
漏えい着火
漏えい着火
死亡
0
0
0
中毒
0
0
0
2006/10/10 兵庫
姫路市
漏えい着火
0
0
2006/10/11 愛知
豊田市
漏えい着火
0
0
2006/10/17 東京
2006/10/18 千葉
2006/10/19 神奈川
練馬区
いすみ市
横浜市
漏えい着火
漏えい着火
漏えい着火
0
0
0
0
0
0
2006/10/21 東京
渋谷区
不完全燃焼
0
9
2006/10/22 千葉
千葉市
漏えい着火
0
0
2006/10/24 神奈川
藤沢市
漏えい着火
0
0
2006/10/25 千葉
千葉市
漏えい着火
0
0
事故概要
機種
消費者が風呂にお湯をためていたところ、ベランダに設置してある給湯器から
出火し、ベランダの天井が損傷。当該給湯器をガス石油PLセンターにおいて
調査した結果、長期使用(約13年)により熱交換機と排気部にススが付着し
0
大型湯沸器
て目詰まり状態となり、これにより排気ガスが給湯器内部に滞留し事故に至っ
たと推定。
負傷
ビルトインコンロのグリル部品(サーモカップル:安全装置)の取替作業を行
い、その後消費者がグリルに点火しようとしていたところ、漏えいしていたガ
スに着火し、火傷。グリル部品交換時に、シール材(Oリング)を本来の部品
1 ではない別の部品を装着したためガスが漏えいし着火。なお、交換用部品は2 コンロ(ビルトイン)
種類あり、今回誤って装着した部品は、本来のものより外径が小さいもので
あった。
消費者が風呂釜の点火操作を繰り返したところ、未着火のガスに引火・爆発
し、火傷。翌日に連絡が入り、販売事業者が現地調査(気密試験等)を実施し
たところ配管、風呂釜等に漏えいはなし(当該風呂釜は、10日後に外付給湯器
1 に交換予定)。当該風呂釜製造メーカの調査結果では、製造後29年経過し、機 風呂釜
器が老朽化していることに加え、点火プラグ等の点火部分に水分が付着したこ
とによる点火不良と推測。
浴室でシャワーを使用中、途中で水となり、火災が発生。事故後消防署が、現
場で当該給湯器の燃焼状況を確認するため点火操作を実施したが、コントロー
ル基盤に水が入り点火しなかったため、メーカが持ち帰り点検調査を実施。そ
0
大型湯沸器
の結果、給湯器のガス圧調整が正常に行われなかったため、燃焼器の空気量と
ガス量のバランスが崩れ、異常燃焼(不完全燃焼)をおこしたと推定。
2日前に社宅に入居した消費者が風呂を沸かすために着火操作(点火スイッチ
を押さえ、風呂釜のハンドルを10回ほど回転させる。)を行ったが点火しな
1 かった。再度火を付けようと同様の着火操作を繰り返したところ、風呂釜の内 風呂釜
部に溜まっていたガスが爆発。
給湯器使用後に、浴室の窓から給湯器下部より煙が出ているのが見えたため、
水をかけて消火した。原因は、給湯器内部で微量の水漏れが発生し、漏れた水
が水漏れ箇所の下部に配置されているガス通路部の表面に長期にわたって滴下
0 していたため、ガス通路部が腐食し穴あき、腐食孔から、漏れたガスに給湯器 風呂釜(RF式)
使用時に動作するイグナイタ(点火装置)のスパークにより引火したことで給
湯器内が焼損したもの。
消費者が末端ガス栓を開栓しようとしたところ、誤って器具に接続されていな
い方を開けてしまい、そのまま気づかずコンロの点火操作を行ったため、漏え
いしたガスに引火・爆発し火傷を負った。従業員が確認したところ、マイコン
1 メータはC表示(合計・増加流量遮断)で停止していた。調査の結果、消費者 末端ガス栓
が末端ガス栓に接続されていたガス炊飯器を電気炊飯器に交換した際、誤操作
防止が講じられていなかった。
コンロ使用中、バーナの火が立ち消えし、再点火したところ点火ボタンが奥ま
で入り、その後点火ボタンの周辺より火があがった。消防立会い調査におい
て、テーブルコンロ内部で微量のガス漏れを確認。また、メーカー調査の結
果、右コンロ点火ボタン裏の器具栓周辺にゴキブリの糞尿が多量に付着してお
0
コンロ
り、器具栓内のメインロッド摺動部にも侵入していた。これらの異物によって
Oリングのシール性が低下し外部へのガス漏れとなり、点火ボタンを焼損させ
たものと思われる。
建物の4階客室にいた11名のうち、9名が気分が悪くなり病院へ搬送され
た。客室にはガス機器は無く、3階厨房室の湯沸器を使用すると、その上部に
位置する4階の当該客室でCOが検出された。なお、他の4階客室や3階厨房に
いた従業員等には異常はなかった。事故の原因は、専用排気フードに接続され
0 ている湯沸器が不完全燃焼しており、その排気ガスが専用フードと排気ダクト 大型湯沸器(FE式)
接続部の隙間から天井内にあふれ、また排気ダクト外壁貫通部の屋外と屋内の
位置ずれにより天井内にあふれた。さらに、天井裏4階床のコンクリートスラ
ブにも亀裂があり、その隙間から4階客室に侵入したもの。
ガスコンロを点火してもすぐに消えることから、需要家がガスコンロを分解
し、組み立てなおした。組み立て時に器具栓接続部のパッキンを入れ忘れたこ
0 とに気付かずガスコンロを使用したため、フランジから漏えいしたガスに着火 コンロ
したもの。
テーブルコンロで調理中、コンロの裏側より火が出たので慌てて水をかけ消火
しメーターガス栓を閉めた。調査を行った結果、ガス栓とコンロ器具栓を繋ぐ
接続具に応力が掛かり、またゴム管用ソケット(ストレート型)とガス栓の接
0
ゴム管
続が不十分であったため、ガスが漏れ、漏れたガスにガスコンロの火が引火し
ソケット部が焼損したものと推測される。
0
風呂釜の点火状態が悪く火がつかなかったため、需要家が連続して10回以上
点火操作を繰り返した時に、異常燃焼を起こし風呂釜の一部が変形した。調査
の結果、熱交換機から水が漏れバーナーに滴下したため点火・火移り性能が悪
風呂釜(BF式)
くなり、この状態で点火操作を連続的に繰り返し行ったことにより、機器内に
溜まったガスが瞬間的に異常燃焼したと推定される。
消費7
メーカー
型式
ガス種
ガス事業者等
東陶機器
RGH24SBV
LP
有限会社細谷商店
リンナイ
RBG20B2
LP
北日本燃料株式会社
松下
GF-127
(1977年1月製造)
LP
株式会社ザ・トーカイ
高木産業
TP-SQ206R-1
(1999年9月製造)
LP
ハリマガス協業組合
ノーリツ
GBSQ-612
LP
山本プロパン店
ノーリツ
GT-161AR
製造年:1989年12月
TG
東京ガス株式会社
不明
不明
LP
株式会社門倉石油
リンナイ
RN-027TS-SHR-T
製造年:1993年10月
TG
東京ガス株式会社
ノーリツ
GQ-2421WZ-HP
製造年:2000年2月
TG
東京ガス株式会社
サンウェーブ
(リンナイ)
RBG-30A3-11
製造年:1995年9月
TG
大多喜ガス株式会社
日東工器
G3SH-B
製造年:2006年
TG
東京ガス株式会社
ノーリツ
GUS-50
製造年:1994年3月
TG
東京ガス株式会社
発生日
都道府県
市区町村
現象
死亡
中毒
2006/10/28 千葉
富津市
漏えい着火
0
0
2006/11/3 東京
杉並区
漏えい着火
0
0
2006/11/6 香川
観音寺市
漏えい着火
0
0
2006/11/6 東京
練馬区
漏えい着火
0
0
2006/11/7 広島
福山市
漏えい着火
0
0
2006/11/8 三重
伊勢市
漏えい着火
0
0
2006/11/9 東京
墨田区
漏えい着火
0
0
2006/11/14 長崎
雲仙市
漏えい着火
0
0
2006/11/15 群馬
桐生市
漏えい着火
0
0
2006/11/17 広島
広島市
酸欠・その他
0
0
2006/11/22 沖縄
沖縄市
漏えい着火
0
0
2006/11/25 埼玉
2006/11/27 栃木
三郷市
宇都宮市
酸欠・その他
漏えい着火
0
0
0
0
2006/11/27 神奈川
横浜市
漏えい着火
0
0
2006/11/27 神奈川
横浜市
漏えい着火
0
0
事故概要
機種
風呂のシャワーを使用中お湯がでないため(水のみ供給)、屋内壁面に設置さ
れている湯沸器の様子を確認するため近づいたところ、湯沸器内で爆発。事故
当日、11月6日及び11月15日の3日、事業者、メーカ、消防等で調査したが特に
0 異常は無し。原因は消防が調査中であるが、消費者が風呂でシャワーを使用中 大型湯沸器
に種火が失火し、何らかの原因で湯沸器内等に漏えいしたガスに、何らかの着
火源により爆発したものと推測。
負傷
コンロのつまみ付近から火が出たとの通報を受けた。つまみが溶解し変形して
いた。調査の結果、事故の原因は、吹きこぼれ等によりバーナーキャップが劣
0 化しバーナー炎口を閉塞したため、バーナー内のガス圧が上昇しダンパー部よ コンロ
りガスが溢れ、溢れたガスにコンロの火炎が引火したことによる。
ガス器具メーカの社員2名が、麺茹で器を交換するため厨房内で作業を行って
いた。既設の麺茹で器を撤去するため、末端ガス栓を閉めた状態でガス供給管
の接続を外し前方向に移動させた際、ガスが漏えいする音があり、炎が上がっ
3
末端ガス栓
た。麺茹で器を移動させた際、末端ガス栓に接触して開栓状態となりガスが漏
えいし、麺茹で器に隣接した別のガス機器の燃焼炎が漏えいしたガスに引火。
0
ビルトインコンロを使用中に火が出たので点検してほしいとの連絡を受けた。
右バーナー用パイプから漏れたガスにコンロの火が引火し、化粧パネルの一部
コンロ
などを焼損させたものと推定。
居間に設置してあるガスストーブと末端ガス栓を接続しているゴム管(ホース
バンドにより接続)が劣化、ガスが漏えいし、ストーブの火が引火した。な
0 お、消費設備調査の際、ガスストーブ使用及び未使用ガス栓の報告は無かっ
ゴム管
た。
ガススト-ブを使用するため、台所のガスコンロ裏側に設置されていた2口ガ
ス栓の一つに、ガスコンセント付きゴム管を接続したところ、ガス栓とガスコ
ンセントの接続部から炎が出て、ガスコンセント付きゴム管の一部が焼損し
0 た。原因は、ガス栓に接続するガスコンセントを「カチッ」と音がするまで十 ゴム管
分に接続しない状態でガスコンロを使用したため、接続部から漏洩していたガ
スにガスコンロの火が引火したものと推定される。
風呂バーナに接続されたゴム管の老朽化によりガスが漏えいし、風呂バーナの
0 火により着火。ゴム管、風呂バーナー、シャンプー台の一部を焼損。
ゴム管
消費者が給湯器のスイッチを入れた後、電気製品のスイッチを入れたところブ
レーカが落ち停電。その後、白煙が上がっていることを確認。配管等からガス
漏れは確認されず、メーカの原因調査では、リード線密集部、制御基盤、漏電
ブレーカ部が特に焼損。これらの配線が燃え白煙が上がったものと推定される
0
大型湯沸器
が、当該部分の加熱、発火原因は不明。メーカの調査では給水管部の一部で水
漏れが認められたが、ガス漏えい、電磁弁機能不良、異物混入及び逆火等は認
められず。
給湯付風呂釜機器内の「入りガスパイプ継手」からガスが漏えいし、当該風呂釜
0 が焼損した。
風呂釜(RF式)
テーブルコンロに接続されているソフトコードをハサミで切断、二口ガス栓を
開にして生ガスを室内に放出させて自殺を図った。(警察談)この結果、交通
0
ゴム管
支障が発生。
1
事故前日、器具メーカ修理担当者が食器洗浄機(ガスブースター)を修理した
が、燃焼器接続用金属フレキを未接続の状態で帰社。当日の朝、飲食店従業員
がガス栓を開け、当該食器洗浄機の電源を入れた直後、未接続の金属フレキか
金属フレキ管
ら漏えいしたガスに着火し爆発。なお、ガス漏えいは、マイコンメータSBで遮
断されていた。
保安機関が定期消費設備調査を行った際、湯沸器の接続をゴム管から金属フレ
キホースに交換。その夜、消費者がガス臭に気づき、ガスの元栓を閉め販売事
業者に連絡し、同事業者が現場調査したところ、湯沸器と金属フレキホースの
4 接続部のねじの締め付けが甘かったことが判明。さらに、ガス漏れの原因が液 金属フレキ管
化石油ガス設備士の施工ミスによるもの及び特定液化石油ガス設備工事事業届
が未届である旨判明。
パート従業員が厨房内のガスフライヤーを点火後、その場を離れた隙に爆発。
爆発後、厨房内のガスオーブン、天井、照明、什器が破損・変形。販売事業者
が確認したところ、ガスコンロの末端ガス栓が開放状態であった。事故の原因
0 は、ガスフライヤー付近の末端ガス栓を事故当日の朝、何らかの経緯で誤開放 末端ガス栓
してしまい漏えいしたガスが付近に滞留し、直近にあるガスフライヤーを点火
したところ火種となり引火、爆発したものと推定。
小型湯沸器の消火ボタンを押したが消火せず、機器内部に火が見えたとの通報
があった。現場出動時、湯沸器は外観上異状はなく、既に火は消えていた。調
査の結果、事故原因は、Oリングの摩耗によりガス機構部に微量のガス漏れが
0
小型湯沸器
あり、その漏れたガスにバーナーの火が引火し、本体内部部品の一部を燃損さ
せたもの。Oリング摩耗についてはグリスの塗布不足があったと推定される。
ガスストーブとソフトコードの接続不良によりガスが漏えいし、ガスストーブ
0 の火により着火し、電気カーペットを焼損。
ゴム管
消費8
メーカー
型式
ガス種
ガス事業者等
パロマ
PH-16BF
(1992年2月)
LP
富洋観光開発株式会社
ハーマン
DC1001A
製造年:2004年3月
TG
東京ガス株式会社
不明
不明
LP
株式会社藤田商店
サンウェーブ
C-SB211
TG
東京ガス株式会社
不明
不明
LP
瀬尾プロパン株式会社
ハーマン
JG200B
製造年:1991年頃(推定)
TG
東邦ガス株式会社
不明
不明
製造年:1986年
TG
東京ガス株式会社
長府製作所
GFK-16B
(1991年6月設置)
LP
山口商店
ノーリツ
GT-2427AWX
製造年:2003年8月
TG
桐生ガス株式会社
不明
不明
TG
広島ガス株式会社
不明
不明
LP
マルヰ産業株式会社
不明
不明
LP
富士産業株式会社
不明
不明
LP
株式会社サイサン
リンナイ
RUS-5AV
製造年:1993年11月
TG
東京ガス株式会社
ブリジストン
不明
製造年:1995年
TG
東京ガス株式会社
発生日
都道府県
2006/12/1 新潟
2006/12/3 東京
市区町村
三条市
中野区
現象
漏えい着火
漏えい着火
死亡
0
0
中毒
0
0
事故概要
消費者がコンロ及びストーブに接続の2口ヒューズガス栓の両方を開栓し、コ
ンロに点火約5分後にストーブに点火したところ、ストーブ背面から爆発。調
査の結果、ストーブからゴムホースが外れ、口ゴムの締め付け用の蝶ネジに緩
み。配管、ストーブ、ガス漏れ警報器等の検査結果は異常なし。当該ストーブ
1
ゴム管
は、事故発生の約10日前に設置し、何度か家人が足を引っかけていた。口ゴ
ムの締め付けが十分でなかったため、足を引っかけた時に徐々に接続が緩み、
ヒューズガス栓が作動しない程度のガス漏れが発生した模様。
負傷
FE式大型湯沸器の機器本体内部の一部が焼損。バーナー用検圧口から漏れた
ガスにイグナイターの点火火花が引火し、機器内部の一部を焼損させたもの。
消防調査で、①機器バーナー部のバーナー用検圧口にあるガス漏出防止のため
0 のビスが外されていたこと、②イグナイター(点火器)の配線が老朽化してお 大型湯沸器(FE式)
り、点火火花がバーナー以外の検圧口付近にリークしていたことが確認され
た。なお、止めビスが無いことについての詳細は不明。
保育園で屋外壁掛け型給湯器の排気口から炎が吹き出しているのを保育園職員
が発見。駆け付けた販売事業者が消防とともに確認すると給湯器蓋の排気口部
分が炎で煤けていたが、内部に燃えた形跡はなかった。販売事業者が当該給湯
器のメーカに問い合わせて故障の原因を確認したところ、今回の事象は前例が
0
大型湯沸器(屋外設置式)
なく調査しないと不明とのことであったため、当該メーカに調査を依頼。その
結果、給湯器内部のファンや吸熱フィン部ににススやほこりの付着が認められ
た。
2006/12/4 徳島
松茂町
漏えい着火
0
0
2006/12/4 兵庫
神戸市
漏えい着火
0
0
1
2006/12/4 愛媛
松山市
ガス中毒
0
1
0
2006/12/5 千葉
袖ヶ浦市
漏えい着火
0
0
2006/12/5 東京
中央区
漏えい着火
0
0
2006/12/6 香川
観音寺市
漏えい着火
0
0
2006/12/6 群馬
前橋市
漏えい着火
0
0
2006/12/13 東京
渋谷区
漏えい着火
0
0
2006/12/14 千葉
木更津市
漏えい着火
0
0
2006/12/14 埼玉
さいたま市
漏えい着火
0
0
2006/12/15 群馬
榛東村
漏えい着火
0
0
機種
シャワー使用のため機器操作をした際、風呂釜が爆発着火し、軽い火傷を負っ
た。何らかの原因で、種火が消火又は正常に点火せず、滞留したガスに爆発着
風呂釜(BF式)
火したものと推定される。
鍋がかかった状態でコンロの器具栓が半開になっており、生ガスが漏出しCO中
毒。コンロの不着火、又は吹きこぼれにより生ガスが漏出したものと推定。な
コンロ
お、コンロには立ち消え安全装置は付いていなかった。
風呂給湯器より煙が出たため、水をかけ消火。現場調査の結果、風呂給湯器内
部に水漏れ箇所があり、また広範囲に激しい腐食劣化があることを確認。機器
の冠水状態が長期継続したことにより、ガス通路部の一部が腐食し穴があき、
0
風呂釜(RF式)
腐食孔から漏れたガスに給湯器使用時に動作するイグナイター(点火器)のス
パークで引火し、給湯器内が焼損したものと推定される。
0
ガスストーブ使用中に異常音があり、背面の壁が崩壊。壁埋め込みガス栓に接
続したガス栓用プラグの差込不足が原因でガスが漏れ、その漏れたガスが壁内
ゴム管
に滞留し何らかの着火源により着火小爆発したものと思われる。
事故前日、消費者から器具販売店にスイッチを回しても火が消えないとの連絡
があり、修理を試みたが対応できず器具メーカに修理を依頼。事故の直接原因
は、器具販売店が修理の際にガスがビルトインコンロの中に滞留していたか、
事故当日、器具メーカが元栓を開いたときにガスが漏えいし、安全確認を行わ
0
コンロ(ビルトイン)
ずにコンロを点火したためと推定。器具自体は、購入当初(約2年前)から点
火スイッチを押しても火が消えない不具合があり。事後調査で、原因は不明だ
が、電磁弁と配管を接続しているパッキンが焼損したコンロから発見。
炊飯器を使用中、ソフトコードに火が点いたのに気付き、ガス栓を止め消火。
ソフトコード炊飯器側取付部のゴム管止めバンドの位置に亀裂があり、そこか
ら漏れたガスに炊飯器の火が引火し、ソフトコードの一部が焼損した。亀裂の
0
ゴム管
原因は、過度の曲げが繰り返されたことにより、止めバンドの角部がソフト
コードの外被を傷つけ亀裂に至ったものと推測される。
風呂釜の使用時、爆発音がしたため、状況を確認した結果、当該機器の外装の
左右側面に変形がみられた。 口火の点火が難しい時に何度も点火操作を繰返
0 したことにより、器具内に溜まっていたガスに異常着火して、機器の外装を変 風呂釜(BF式)
形させたものと推定。なお、機器の点火・火移り等に異常はなかった。
加熱炉の器具ガバナ付近の焼損、及び工場の天井付近(約20m)の樹脂製トタ
ン板を溶解。焼損の状況や計器類の設備状況等から、老朽化した器具ガバナが
故障し、一次圧力の70kPaがガバナ下流に流れ圧力スイッチの破損限界を超え
0 たため、ガスが漏出し何らかの着火源により引火したと推定。また、器具ガバ 工業用加熱炉
ナの焼損が大きいことから、圧力スイッチが破損するのと同時に器具ガバナか
らも漏洩したものと推定。
ビルトインコンロの機器予備ガス栓に炊飯器用のガスコードを接続後、当該コ
ンロの右バーナーに点火した際、左バーナーの点火ボタン付近が焼損。焼損の
原因は不明。ただし、消防の調査結果から、①当該機器の焼損部分(左バー
ナー及び、中央奥バーナーの点火ボタンと機構部)を除きガス漏えいは無く、
0
コンロ
ガスコードも異常がないこと②焼損した部分の点火ボタンはいずれもロックさ
れており使用していなかったことは確認されている。なお、消防よりメーカー
に調査依頼中。
0
金属可とう管の器具側接続部分より微少のガス漏れがあり、 引火によりバラ
ンス風呂釜及び浴槽の一部が焦げた。設備改善工事(ガス栓及びゴムホースか
ら金属可とう管に交換)の際、可とう管の器具接続部のネジ締めが不完全だっ
金属可とう管
た為、ガスが漏洩したことによるもの。工事終了後の漏洩試験等は実施してい
たが確認不足の為漏洩が発生。
消費9
メーカー
型式
ガス種
ガス事業者等
不明
不明
LP
小湊配管工業
ガスター
KG-516FES
製造年:1995年6月
TG
東京ガス株式会社
東陶機器
RGH24QV1-S
LP
松茂農業協同組合
ノーリツ
GBSQ-803DAS
製造年:1992年9月
TG
大阪ガス株式会社
サンウェーブ
MR-211B
製造年:1976年11月
TG
四国ガス株式会社
ノーリツ
GT-241AR
製造年:1989年11月
TG
東京ガス株式会社
ハーマン
JG100B
製造年:1996年9月
TG
東京ガス株式会社
パロマ
PD-D733NWGAV-R
LP
横井石油株式会社
ブリジストン
不明
製造年:1995年7月
TG
東京ガス株式会社
ノーリツ
GUQ-5A
製造年:1990年4月
TG
東京ガス株式会社
関東炉工業
ローラーハース型鋼管加熱炉
TG
東京ガス株式会社
パロマ
PD-37KWFY-9R
※東京ガス品名:PA-A763KP-CHRA
製造年:2001年4月
TG
東京ガス株式会社
矢崎総業
ML3W-300E
製造年:2006年8月
LP
北群渋川農業協同組合
発生日
都道府県
2006/12/18 神奈川
2006/12/19 茨城
2006/12/21 大阪
市区町村
横浜市
水戸市
八尾市
現象
漏えい着火
漏えい着火
漏えい着火
死亡
0
0
0
中毒
0
0
0
2006/12/22 埼玉
東松山市
漏えい着火
0
0
2006/12/27 東京
杉並区
漏えい着火
0
0
2006/12/27 大阪
大阪市
漏えい着火
0
0
2006/12/29 福岡
久留米市
不完全燃焼
0
4
2006/12/29 東京
港区
漏えい着火
0
0
2006/12/29 大阪
寝屋川市
漏えい着火
0
0
2006/12/31 東京
墨田区
漏えい着火
0
0
2006/12/31 長崎
大村市
漏えい着火
0
0
事故概要
機種
湯沸器使用時において、Oリングの摩耗によりガス機構部に微量のガス漏れが
あり、その漏れたガスにバーナーの火が引火し、本体内部部品の一部を燃損さ
0
小型湯沸器
せたもの。Oリング摩耗についてはグリスの塗布不足があったと推定される。
負傷
メーカー
型式
ガス種
ガス事業者等
リンナイ
RUS-5RX
※東京ガス品名:RN-405SD
製造年:1992年12月
TG
東京ガス株式会社
日之出バルブ製造
3/8 2口バネカラン
TG
東部ガス株式会社
協成
KBF(50A)
製造年:2006年4月
TG
大阪ガス株式会社
不明
不明
LP
株式会社タカサカ
風呂釜使用中、機器内部の一部を焼損。腐食によりバーナー固定版の一部が落
0 下し、バーナー入口の一部を塞いだため、異常燃焼したものと推定。
風呂釜(BF式)
ガスター
SR80S2N
(製造年:1994年4月)
TG
東京ガス株式会社
ガスファンヒーター接続具からの漏えいガスによりファンヒーター上部を焼
損。ファンヒーターへの接続具が誤って取り付けられていたため、当該接続部
0
ゴム管
よりガスが漏えいしたもの。
大阪ガス
(ハーマン製)
081-0359
(製造年:1989年6月)
TG
大阪ガス株式会社
ノーリツ
GQ-162WS-TB
LP
和泉プロパン有限会社
不明
不明
TG
東京ガス株式会社
不明
不明
TG
大阪ガス株式会社
不明
不明
TG
東京ガス株式会社
不明
不明
TG
九州ガス株式会社
テーブルコンロの点火操作をしたところ、2口ガス栓の未使用側を誤って開放
し漏出したガスに引火し台所の壁を焦がした。なお、当該ガス栓には安全アダ
0
ガス栓
プターが装着されていたが粘着物(油)が付着しており、作動しなかった。
ボイラー関係配管工事の際、区分バルブの2次側に直結したプラグを外したと
ころガスが漏えいし、ボイラー本体の溶接工事の火花で着火、火傷。原因は、
2 区分バルブが半開になっていたにもかかわらず、作業員が開閉状況を確認せず 区分バルブ
にプラグを外したことによる。
末端ガス栓から漏えいしたガスにおでん器(おでんを温める器具)の火が引
火、爆発。販売事業者が確認したところ、末端ガス栓等他に漏えいはなし。現
場には、2口ガス栓(おでん器のみ接続)と1口ガス栓(ホースのみが接続さ
れ、燃焼器は接続されておらず)があり、事故直後、この1口ガス栓が開いて
0
末端ガス栓
いたことが判明。消費者が誤って、この燃焼器が接続されていない1口ガス栓
を開けてしまい(ヒューズ機構が働かない半開状態)、そこから漏えいしたガ
スにおでん器の火が引火し、爆発したものと推定。
連絡を受け販売店が行くと、マンションのパイプスペース(PS)内を通り外部へ
配管されている屋外式給湯器の排気筒から異臭がし、不完全燃焼の発生を確
認。PS裏の浴室点検口を開けると白煙が充満。その後従業員2名もCO中毒症状
0 を示し、消費者2名の診察結果はCO中毒。PS上部に一部コンクリートが欠損し 大型湯沸器(屋外式)
ており、不完全燃焼で発生したCO等が、欠損箇所から部屋に侵入したものと
推定。
業務用レンジのオーブンを点火しようとした時に、異常燃焼した炎で1名が火
傷。原因は、業務用レンジのオーブンツマミが開になっていたことに気づかず
1 にガス栓を開にし、オーブンを点火しようとして種火を近づけたところ、オー レンジ
ブン内に滞留していたガスに引火し異常燃焼したもの。
ガスストーブを使用中に出火し、壁の一部等を焼損。ガス栓とストーブを接続
しているゴム管が全焼しており、その付近(ゴム管の載っていた絨毯)での焦
0 げが大きいことから、ゴム管から何らかの原因で漏洩したガスにストーブの火 ゴム管
が引火し、火災に至ったものと推定される。
0
1
ファンヒーター使用中、ガス栓付近より出火。ファンヒーターと経年劣化した
絹巻きラセン管との接続部の緩みによりガスが漏洩し、ファンヒーターの炎に
ゴム管
より着火したものと推定される。
IHコンロにより調理中に爆発が発生。住民1名が火傷。原因を調査中。
消費10
不明
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