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1~12 - 南国病院

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1~12 - 南国病院
2015 年 4 月発行
第 24 号 (1)
南国病院広報誌
第 24 号
日本医療機能評価機構認定病院
平成 23 年 8 月 5 日
審査体制区分 2
Ver.6.0
2015 年 4 月 30 日発行
つくし
■発行元■
南国市大埇甲 1479-3
医療法人つくし会 南国病院
Tel (代) 088-864-3137
http://www.nankoku-hp.or.jp
平 成 27 年 度 を 迎 え て
病院長
中澤 宏之
新年度の始まりに当たりご挨拶を申し上げます。当院は今月で無事開院46周年を迎え、去
る4月15日には開院記念行事として院内発表会と祝賀会を開催し、いずれも盛況のうちに終
えることができました。これも職員や地域の皆様のご支援の賜物と感謝しております。また、医療従事者の確保が難しい
昨今の情勢の中、今年は1月以降で11名の新規採用者をお迎えでき大変嬉しく思っています。各部署に着任された新人
職員の皆様の今後のご活躍を期待しています。
今年になり当院ではリハビリテーションの新たな試みとしてロボットスーツHAL(下肢型)を導入しました。神経難
病は日常生活の基本となる歩行に障害をきたす疾患が多く、そのために生きる意欲、食べ物を摂取する能力、睡眠、認知
機能など様々な面に影響を及ぼすと言われています。リハビリでの一番の課題であった歩行機能の維持を目的にHALを
使用することで病態の進行を抑え生きる希望を与えるのではないかと期
待しています。歩こうと脳から出された指令は下肢の筋肉に伝わります
が、HALはその皮膚表面から漏れ出した生体電位信号を感知して下肢
型ロボットが力を援助するというものです。HAL装着により筋力が増
強されるわけではありませんが、歩くことにより脳が動きを学習し、い
わゆる「歩く感覚」が残ることで、HALを外しても歩行が可能になる
症例があります。疾患と重症度を正しく選ぶことで効果を出すことが大
切と考えており、実施症例数を増やして更に評価を深め、少しでも神経
難病患者さんの治療や生活機能向上に貢献できればと思っています。
これからは地域の医療提供体制を正確に評価、充実させていくことが求められていますが、HALを含め当院の専門性
を前面に押し出すことで今まで以上に地域に貢献していきたいと思っています。新たな仲間を迎えてスタートした今年度
が当院と皆様にとって飛躍の年になりますようお祈りいたします。
H27.3.30(月)
RKC高知放送
こうち eye
「ロボットスーツHAL導入」
より
2015 年 4 月発行
第 24 号
(2)
第4回 開院記念院内発表会
在宅医療支援センター・センターホール
H27.4.15(水)
第1部座長
情報技術を用いた業務
改善について
事務部 システム管理
中川博文
内科部長 川村 一子
今年は第1部の座長をさせていただきました。各部署
が日々の業務の問題点をこつこつと改善されていく姿が
すばらしく、見習わなくてはならないなあと思ったこと
でした。また5演題中3演題がテクノロジー?関係の報
告となり、時代の流れを感じました。特にロボットスーツなどは最先端
平成26年度
薬剤部の取り組み報告
平成27年4月15日
薬剤部
薬剤師 耕崎紀子
の取り組みであり、今後の報告もとても楽しみです。私自身はテクノロ
ジー関係はあまり好きではないのですが、今後は皆さんに遅れないよう
に少しずつ勉強していきたいと思います。
手指衛生サーベイランス
高知赤十字病院との
合同カンファレンスから
感染制御チーム
臨床検査室⻑ 小松則子
外来における
業務内容の報告
-心理検査について-
続・三病棟に
電子カルテがやってきた
診療支援部門
臨床心理士 安岡望
三病棟看護師
病棟看護師
横山竜弥
竜弥
横山
第2部の座長を務めて
精神科デイケアにおける
退院前後の関わり
精神科部長
玉元 徹
心理士の安岡さんの孤軍奮闘ぶりはいつも身近でひしひしと感じておりまし
たが、今回も発表会の一月前に急に発表をお願いしたにも拘わらず、あのような
立派な発表ができたことは賞賛に値すると思います。これからも精神科の大事な
部分を支えていただきたいと思います。デイケアの竹村さんの発表は、私の患者
さんの報告になっていましたが、これは非常に貴重な症例で、本人の義理の兄が
心配して、なかなか退院に応じず、入院が長期化しましたが、院外の他の医療関
係機関との連携とデイケアスタッフの暖かい対応が功を奏して、一人暮らしにた
どり着けたというものです。まさに時代を反映した活動内容ですので、今後のデ
精神科デイケア室
精神保健福祉士 竹村 哲也
2015 年 4 月発行
第 24 号
(3)
イケアの対外的な発表にも加えられる症例と思いました。5病棟
の大﨑さんの発表も、退院支援に関するもので、現代の精神科医
療にはなくてはならない重要な課題です。この4月に主任心得に
なったばかりですが、非常に自覚を持って、堂々と発表できたと
感心しております。通所リハビリの中川さんの発表は、特に患者
さんの易怒性に焦点を向けた症例発表でしたが、精神科医療にも
関係する多くの課題が包含された意義深い発表だったと思います。易怒性のある
患者さんへの職員の対応・心構えも重要な課題ですし、対応の限界設定の問題、
患者さんの家族へのインフォームドコンセントの難しさやより良い方法の模索な
ど、倫理面にも関わるような、考えれば考えるほど深い問題であったと思います。
認知症の基本的理解と
地域での支援
病院長 中澤宏之
医療法人つくし会 南国病院
これからも同様の症例報告を期待します。最後の院長先生の御講演は、一般の人
から専門のスタッフにまで役に立つ、非常にわかりやすく、重要なポイントを網
羅した素晴らしいものであったと感じました。私も何かの発表の機会があれば、
院長先生のスライドをお借りして、発表させていただきたいと思ったほどです。
閉会の挨拶では以上の第2部の感想は座長でしたので、割愛しましたが、上記の
ように第2部も本当に貴重なものばかりで、感心しました。ご発表されたみなさ
ん、本当にお疲れ様でした。
開院 46 周年記念祝賀会
グレース浜すし H27.4.15(水)
統括管理部長
梅原 浩一
4月15日(水)午後6時30分よりグレ
ース浜すしに於いて、開院46周年記念祝賀
会が行われ、今年も120名の職員が出席し
ました。毎年の恒例行事としてすっかり定着
していますが、その出席率の高さには驚かさ
れます。
社会保障制度の改革など環境は激変してい
ますが、仕事もプライベートも、どのような
時代でも、明るく、楽しく、前向きに活動す
ることはとても大切だと思います。その原点
が高知ならではの宴会!
南国病院はアット
ホームな「高知家」の病院です。今年の祝賀
会も明日への活力となる楽しい時間を過ごす
ことが出来ました。
2015 年 4 月発行
第 24 号
(4)
~精神科総合研究会で発表して
第18回 平成26年度高知県精神科総合研究会
主催:高知県精神科病院協会
こうち男女共同参画センター「ソーレ」 H27.3.13(金)
5病棟看護師
3月13日ソーレで行われた「第18回
田上 健太
平成26年度高知県精神科総合研究
会」で退院支援についての研究を発表しました。これまで大勢の前での発表は
ほとんどなく、当院に入職して1年も経っていないため本当に自分で大丈夫な
のかと、不安で仕方ありませんでした。
発表までの間、資料作りからパワーポイントの作成など大変でしたが、師長
はじめスタッフの協力を得て何とか発表までこぎつけることができました。
元々、舌ったらずで良く噛み、声も通らないので人前で話すことが苦手でしたが、
本番ではとにかくゆっくりと話し、誰にでも聞き取れることを目標にして、落ち着いて発表できるよう練習を繰り返しま
した。制限時間以内で原稿も読み終えることもでき、いざ本番へ。
当日は緊張していたためかいつもよりは朝早くに目が覚めたが、口の動きも良くこれぞ舌好調。練習も行い気合い入れ
て会場入りしたものの順番が一番最後ということもあり、あまり緊張はありませんでした。待つ間は他者の発表を聞いた
り、発表の練習をしたりと時間を潰し遂に出番が回ってきました。会場の中は空席も目立ち連年よりは少ないとのことで
したが、壇上に上がると緊張がMAXに!パソコン操作と読み始めを無難なくこなせば大丈夫だと思い慎重に始めたが、
頭が真っ白になり会場全体を見渡せる余裕もなくとにかく必死で原稿を読みあげたとしか言いようがありません。質疑応
答では、質問に対し自分が何を言っているのかわからなくなることもありましたが、無事終わることが出来ました。とに
かくほっとしたというのが率直な感想ですが、ただ発表して終わりではなく、今後の課題や新たな取り組みも行い、研究
で得たことを活かしていきたいと思います。発表の機会を得ることができ、少しだけ自信になったような気がします。あ
りがとうございました。
医療分野の勤務環境の改善のための好事例
~県内医療機関の取り組み紹介~
主催:高知労働局
医療従事者の勤務環境改善のための企画委員会
サンピア セリーズ H27.3.10(火)
看護部長
佐光 真由美
平成 27 年 3 月 10 日(火) サンピアセリーズにて『医療分野の勤務環境の改
善のための研修会 2015』が開催されました。関係行政機関における施策等に
ついての説明後、
「医療分野の勤務環境の改善のための好事例~県内医療機関の取り組み紹介~」として、当院の取り組
みについての発表の機会を頂きました。平成 19 年から看護部内で積極的な業務改善に取り組み、平成 23 年 2 月病院
機能評価受審。そして、この流れを止める事のないよう平成 24 年より日本看護協会主催の「看護職のワーク・ライフ・
バランス推進ワークショップ」に参加し、精神科看護・神経難病看護に自信を持って取り組める職場環境を目指して来ま
した。これからも PDCA サイクルを回しながら、
「看護部から病院全体で取り組むワーク・ライフ・バランス」を目指
していく中で課題は山積していますが、当院の取り組みが参加されていた施設の参考になれば幸いです。発表の機会を与
えて頂いたことに感謝しています。
2015 年 4 月発行
第 24 号
(5)
第5回 DAY展
主催:NPO法人アートセンターえそら・
高知こころに平和を実行委員会
高知市文化プラザかるぽーと
H27.3.10(火)~12(木)
精神科デイケア室
精神保健福祉士
竹村 哲也
前回のDAY展では個人作品(絵画)2名・共同作品(立体)1つだったが、今回は個
人作品(絵画・手工芸)8名・共同作品(立体)1つと個人作品を多く出展しました。
特にDAY展に向けて制作したわけではなく日頃のプログラムや各自の取り組みを
作品として仕上げたことが特徴です。共同作品では多くのメンバーが個性豊かに描
いた鬼の面に立体の地蔵を加え、さらにいろんなアイテムを付け加えて作品にスト
ーリー性を持たせました。作品名「鬼ヶ島と地蔵太郎」が出来上がり、壁面と立体
物を併用した共同作品の展示方法は初めての取り組みでもありました。審査の結果、
絵画2名・手工芸1名・共同作品で佳作を取ることができ、授賞式では製作に関わっ
たメンバーやそれ以外のメンバーからも驚きと喜びが伝わってきま
した。DAY展も回を重ねるごとに各施設の展示方法も手慣
共同作品・立体部門
佳作
鬼ヶ島と
地蔵太郎
れ、展示スペースを上手に使ったレイアウトの良さも見られ
ました。今後、DAY展を継続するためには予算面等でいろ
いろと課題はありますが、数少ない無審査で作品を発表でき
る場の一つとして継続したい思いは各施設同じであり、来年
へと取り組んでいきたいと思っています。
南 国 病 院
デ イ ケ ア 展
地域活動支援センター てく・とこ・瀬戸
H27.4.13(月)~ H27.5.31(日)
精神科デイケア室
精神科デイケアでは、週 1 回アート講師の山中先生
を迎え、スピリットアートやデイ展にむけて作品作り
を行ったり、季節に応じた作品作りを行ったりと
楽しみながらアートを体感するプログラムを行
てく・とこ・
ギャラリー 企画展 っています。そして今回、デイ展に出展した
作品を『てくとこギャラリー』にて展示する
Vol.144
ことになりました。デイ展に出展した
作品の中には賞に輝いた作品も数
多くあります。是非、多くの方
に鑑賞して頂き、精神科デイ
ケアでのプログラム『アート』
を感じてもらい、興味をもっ
ていただけたらと思っています。
作業療法士
今城 恵理
2015 年 4 月発行
第 24 号
(6)
第4回 看護部チーム発表会
医療機器チーム
看護部チーム会活動の
振り返り
外来准看護師
吉本 吉野
多目的ホール H27.3.19(木)
平成26年度の活動として、人工呼吸器の回路交換に
ついて臨床工学技士の指導のもと、3~4人ずつの個
別研修を行いました。人工呼吸器回路の構成・各パー
ツの役割など、基本的な内容から学び、最低限のアラ
ーム対応が出来るようになる事を目標としました。ま
た、スタッフからは、小人数だと理解しやすく、質問
もしやすいとの意見も頂き、とても好評でした。今後
も研修を重ねて行きたいと思っています。医療器具使
用後の洗浄・依頼伝票記載の徹底については、各病棟
スタッフの協力により洗浄は徹底できていましたが、
伝票記載に関しては、昨年同様ほんどの人ができてお
らず、今後、記載方法について皆の意見を取り入れな
がら改善して行きたいと思います。
摂食・嚥下チーム
訪問看護師
刈谷 明日香
教育チーム
外来看護主任
竹内 真由美
平成26年度の活動目標として
平成26年度の教育チームの活動内容として、今年度
1. お食事廻診の実施と記録による検討
より助手リーダーをメンバーに加え看護手順・看護助
2. NSTや病棟カンファレンスで使用し、検討で
手業務マニュアルの見直しを行いました。また、看護
きるように動画撮影の実施
部研修会の企画・運用を行い、院内外の他職種の方に
3. リハビリスタッフとの連携
講師を依頼し開催することができました。当院の看護
4. 在宅との連携として、通所リハや精神科デイケ
の専門性を高めるため、神経内科・精神科の疾患につ
アの利用者さんの嚥下状態など食事の事で困っ
いて吉村先生・玉元先生のご協力もあり研修会を数多
ている方の検討できる体制作り
く取り入れることができました。また、院外の研修会
の4つをあげて活動してきました。
に参加した職員からの伝達講習も行うことができ参
5病棟では平成27年2月から摂食機能療法を看護
加者から好評でした。そして助手リーダーを中心に看
師が行える体制を作り、3月から1~2名を対象に始
護助手の会も行い、今後の課題について意見交換を行
めたところです。今後、各病棟でも行えるようにして
うこともできました。来年度も看護の質向上のための
いく予定のため、チームで連携していきたいと考えて
取り組みをチーム一丸となって行っていきたいと思
います。
います。
2015 年 4 月発行
記録チーム
第 24 号 (7)
感染対策チーム
5病棟看護師
山﨑 美樹
2病棟看護師
石川 裕子
今年度の活動計画は、看護記録マニュアルが紙カルテ
平成25年度から陰部清拭用タオルの廃止と手指消
に準じた内容であったため、電子カルテに対応したも
毒剤についての検討を行なってきた。陰部清拭用タオ
のになるように見直し修正を行った。看護計画の研修
ルについては、助手リーダーが主体となって陰部清拭
会は、実施に至らなかった。また各部署から上げられ
用タオルを廃止した時のメリット・デメリットについ
た、記録に関した問題に対し、記録チーム内で検討す
てスタッフにアンケートを取り、陰部清拭用タオルの
るだけでなく、師長会やシステム委員会などの場に提
廃止に至った。結果、衛生面を考慮できた事、陰部清
起して、問題解決を図っていった。次年度の活動計画
拭用タオル¥15.1 掛かっていたものが、現在濡れタ
として予定しているのは、平成28年の機能評価に際
オル¥4.0 へとコスト削減にも繋がった。手指消毒剤
し診療記録を適切に記載しているという評価要素に
については手荒れの少ない物を使いたいと言う意見
準じた記録がされるよう見直しを行うこと。また個別
もあり今後検討していく。
性のある看護計画となるよう研修会などを通じて、レ
平成26年度より、助手リーダーを置く事で、各部署
ベルアップを図っていきたいと考える。
の取り組みを共有する場ともなった。今後も助手リー
ダーの参加を継続し、感染対策に取り組んでいきた
い。
褥瘡対策チーム
医療安全チーム
5病棟看護師
小川 有紀
3病棟看護師
福井 さわ
褥瘡の発生率は減少傾向に有ります。またスタッフ全
体の褥瘡に対する意識も向上してきた印象です。被覆
1. 急変時の対応については、職員の意識向上を図
るため、今年も研修を行いました。
材やドレッシング材の種類も増え効果的でした。5病
2. 救急カートの見直しについては、管理しやすい
棟では重傷の褥瘡がヨードホルムガーゼの使用で治
よう薬剤チェック表を作成しました。救急カー
癒となった事例も確認できました。
トの鍵については所定の位置が統一されず検討
また入院時からリスク状態にある患者様に対しては
中です。また、薬品の保管についても検討し、
早期にアセスメント・対策を行い、予防に至った事例
今後は緊急時に使用しやすいよう考えていく必
もありました。そして、自動運動ができず、体位変換
要があります。
が必要な患者様が多く、スキントラブルになりやすい
3. ヒヤリ・ハットシステムが使いにくいため、入
ため、異常があれば早期に主治医に報告できた事が良
力項目の検討が必要ではないかとの意見があ
かったと思います。今後も早期発見・早期治療を目標
り、今後は医療安全管理委員会、病院全体で検
として、褥瘡「0」を目指して活動していきたいと思
討していく予定です。
います。
2015 年 4 月発行
第 24 号
医療安全対策室
南国病院に
呼吸療法認定士
誕生!
臨床工学技士
(8)
森本 直樹
この度、3学会合同呼吸療法認定士に合格しました!
目指したきっかけは、当院が神経難病疾患に特化した病院ということもあり、呼吸
が不安定だったり、人工呼吸器を使用している患者様も多くおられる為、もう一度
基本から呼吸について勉強し直そうと思ったことでした。臨床工学技士の国家試験以
来、久しぶりの本格的な試験だったので、いざ勉強しようとしても勉強の仕方が分から
ず、今までの自分の怠けぶりを痛感しました。とりあえずは過去問だ!っという事で過去
問集を購入し、さっそくやってみたのですが、やはり散々なものでした。でも最初は出
来んほうが、後でだんだん出来るようになってきたら面白くなってくるろう、と楽観的
に考え、勉強をスタートしました。間違えた箇所をテキストで調べて覚える、その意味
も理解するという作業をひたすら繰り返し、過去問集を6周したくらいで、ほとんどの
問題の意味と答えが理解できるようになっていました。
今、無事に合格して思うことは、今回の一番の収穫は勉強する習慣が身に着いたこと
です。試験が終わってからも、勉強していた時間帯に本を読むようになりました。
「思いが変われば行動が変わる、行動が変われば習慣が変わる、習慣が変われば人格が変わる、人格が変われば人生が変
わる・・・」この格言、まるで自分のことを言っているような気が・・・なんて最近読んだ自己啓発本にすぐ影響されて
いる私でした。
来年今頃は当院で2人目の呼吸療法認定士が生まれているはず・・・
君ならイケる!
N君ファイト!
高知龍馬
マラソン
2015
H27.2.15(日)
常務理事
清遠 文博
私が最初にフルマラソンを走ったのは38歳の時である。当時管理職にな
り、何か記念になることをしようと参加したことを覚えている。苦しかった
が完走でき満足感を味わったこともあって、それ以降何度かフルマラソンを
走った。その後はスポーツクラブで他の人たちと一緒に有酸素運動や、音楽
に合わせて筋力トレーニングをする楽しみに魅せられて、48歳の時のレースを最後にフルマラソンから遠ざかっていた。
定年で故郷に帰ってきて、龍馬マラソンという立派な大会があり、私もまだまだ気力を出して南国病院でやってゆこう
という気持ちで参加を決めた。昨年の10月頃から週末に一日だけ長距離ジョグを繰り返して調整した。週1ランナーで
十分な調整ではなかったが本番ではなんとか完走でき、満ち足りた達成
感、喜びを味わった。本番に至るまで長期間調整し、耐えてやり切る体
験は仕事にも良い影響を与えるのではないだろうか。
高知の景勝地を巡る龍馬マラソンは、参加者また沿道の観客の集客は
年々増加しており、給水所の飲み物と食物も食の高知らしい素晴らしい
味である。生涯忘れられない達成感と満足感を味わいたい方は、来年龍
馬マラソンへの参加を計画してみては如何?
2015 年 4 月発行
第 24 号 (9)
5病棟の
紹介
5病棟は精神科の一般病棟として、閉鎖病棟40
床・開放病棟20床の計60床で運営されていま
す。20名の看護師と5名の看護助手で患者さん
のお世話をさせて頂いています。スタッフは下の
病棟よりは若干平均年齢が高く、男性看護師が多
いのが特徴です。平均年齢が高いと言う事は細や
かな気遣いができており、病棟の強みでもありま
す。年齢が高いため力仕事は男性に頼り、互いに
できないことを補っているチームワークの良い病
棟です。
精神科と言えば閉鎖された暗い空間、近寄りがた
い・・といったイメージが強いかと思いますが、
見学に来ていただけたらイメージも変わると思い
ますのでいつでも見に来て下さい。最近は地域連
携も盛んになり、近隣の方を招いてのイベントを
行ったりしていますので、そちらの方への参加も
お願いいたします。昨年はスーパーバンドのライ
ブも盛り込んだ楽しいイベントがありました。
日々の作業療法にも力を入れ、若手の作業療法士
が頑張っているところです。
高齢化社会が進むにつれ、5病棟の患者層も変化
してきました。認知症の患者さんが増え、介護の
業務が増えつつあります。また高齢の患者さんが
合併症を起こし、身体管理が主になり自病棟で管
理する事も増えました。これからは精神科以外の
知識も深め、対応できるように学習し、能力の維
持開発に努めていきたいと思っています。
そして何より、患者さんに南国病院に入院して良
かったと思ってもらえるように、日々努力してい
きたいと考えます。
5病棟看護師長 國本 美香
2015 年 4 月発行
第 24 号
(10)
新 た な ス タ ー ト
訪問看護ステーションおおそね
管理者 近森 真由美
5病棟
看護師長
國本 美香
3月より訪問看護ステーションおお
4月1日より、5病棟の看護師長と
そね管理者という大きな職務を預かり
して任命をされました。平成18年に
不安でいっぱいです。周りのたくさん
就職し、こんな日が来るとは夢にも思
の人に助けてもらいながら、なんとか
っていませんでした。病棟主任として
毎日を終わらせることが出来ています。
5年位?、師長の下で働いてきました
今までステーションが築いてきた事を
がそれも師長の役に立っているような
大事にしつつ、またこれまでと少し変化もしながら南国
感じではなく、自由奔放にやってきたと言う感じでした。
病院、地域と密着・連携し、利用者さんによりよい看護
こんな私が皆さんの上に立って大丈夫だろうか?責任の
が提供出来るよう頑張っていきたいと思います。経験不
重さに耐えられず持病のアトピー性皮膚炎が悪化するの
足のため、ご迷惑をおかけすることが多いと思いますが、
ではないか?と心配は多々あります。しかし皆さんに協
宜しくお願いします。
力していただき、私なりに頑張っていきたいと考えてい
ます。4月に入り病院前の交差点で衝突事故を起こしま
したが、全く怪我も無く物損で済みました。病棟でも事
精神科デイケア室
室長 斉藤 洋
故のないよう業務改善し、患者さんに寄り添った看護を
目指していきたいと思いますので、宜しくお願いします。
病棟からデイケアに戻り、約一週間
が経ちました。古巣ということもあり、
参加メンバーもプログラムもあまり変
わらず、さほどとまどうこともなく業
務に当たれているのではないかと思い
5病棟
看護主任心得 新階 友美
4月から主任心得の辞令を頂き、不
ます。しかし、言い方を変えると、
「あ
安と戸惑いを感じています。毎日の業
まり新規のメンバーが増えていない」
「活動もマンネリ化
務をこなしていくのが精一杯で主任業
しているのではないか」ともいえます。以前デイケアは、
務の役割についても把握できていない
外来患者を対象とした活動であると考えていました。し
状態にありますが、これから一歩一歩、
かし、病棟での経験から「デイケアは入院患者の地域移
諸先輩方に指導をしてもらいながら成
行を促進する可能性も秘めている」とも考えるようにな
長することができたらなと思います。そして、國本師長
りました。今後は、従来の活動にあわせ、入院患者の地
を支えるには全く頼りのない私ですが、大崎主任と一緒
域移行の促進にも力を入れ、結果的にそれが新規デイケ
に頑張って行きたいと思います。これからも5病棟の笑
アメンバーの獲得と活性化につながるようにも取り組ん
顔の絶えない自由に意見が出せる、この良い雰囲気を大
でいきたいと思います。
切にしていきたいと思います。
通所リハビリテーション室
室長 中川 圭子
5病棟
看護主任心得 大﨑 浩徳
4月より室長という大役を頂くこと
このたび主任心得を命じられました
になりました。日向前室長のスピリッ
大﨑です。
トを引き継ぎ、スタッフの皆さんの手
これまでは自分ひとりの仕事のことだ
助けを借りながら、ご利用者様が『今
けを考えていればよかったのですが、
日一日来てよかった。
』と思って頂ける
これからは病棟全体の舵取り役という
ような場にしたいと思います。また、
重責を担うことになり身の引き締まる思いです。
スタッフも『今日一日充実していた。
』と思えるような職
初めての主任職ですので不慣れな部分がたくさんありま
場にさらに発展していきたいと思います。未熟な私では
す。そのため、みなさまにお力添えをいただきたいと思
ございますが、精進してまいりますので何卒よろしくお
います。
願いいたします。
どうぞよろしくお願い致します。
2015 年 4 月発行
看護助手リーダーの抱負
3病棟
看護助手リーダー 山田 英晴
南国病院に勤めて6年が過ぎ、介護
業界ではまだまだ若手な私ではありま
すがリーダーとして今以上に仕事に対
して責任を持ち、スタッフに対しても
第 24 号 (11)
5病棟
看護助手リーダー
前田 昌次
入院されている患者さん一人ひとり
今以上に心のこもったお手伝いができ
るように、日々業務していきたいと思
います。
頼りないですが、周りのスタッフに
支えられて頑張ります。宜しくお願いします。
気配り、心遣いを大切に日々励んで行
きたいと思っております。職場にいる間は常に患者さん
の事を 1 番に考え業務に取り組み、連携をとりながらス
2病棟
看護助手リーダー心得 久保 りさ
ムーズに業務が周るようにし、さらに一人ひとりの仕事
助手リーダーの話をいただいた時、
量が大きな負担にならないようバランスよく行える形に
人をまとめ引っ張っていける器ではな
もっていきたいです。職員が少ない中、ついイライラし
い私にできるだろうかと正直迷いまし
て患者さんにあたる事のないよう、自分も含め1呼吸置
た。リーダーとは看護部長や師長と助
いてケアするよう心がけ、チームの雰囲気作りも大切に
手を繋ぐパイプとしての役割を担い、
し、スタッフの体調にも気を遣いながら皆で頑張って行
率先して業務改善に取り組まなければ
きたいと考えています。私自身も肩書きだけのリーダー
ならない、とても大事な仕事だと思う
にならぬよう、努力して参ります。
からです。しかし、自身を冷静に見つめ直す機会をいた
だけたと考えお受けしました。助手リーダーとしての心
得を真摯に受け止め頑張っていきたいと思います。力量
ニューフェイスの紹介
不足ですが、宜しくお願いします。
理学療法室
5病棟
理学療法士 山地 康介
看護師
小松 匡輔
私には2つの目標があります。1
3月から5病棟で看護師として働い
つ目は当院の環境に慣れることです。
ております。昨年は中央高等学校専攻
各部署のスタッフの名前や患者様の名
科の実習でお世話になりました。色々
前を覚え、当院の造りやシステムに慣
な実習場所に行きましたが南国病院の
れたいと思います。また、理念や概念
第一印象は、スタッフ間の雰囲気のい
に乗っ取り、当院に馴染んでいきたいと思います。2つ
い病院だなぁと思いました。実習中は
目は患者様のことを第一に考えることです。当院は神経
第一印象どおりスタッフの方々に良くして頂き学生から
難病の患者様が多く、活動制限が大きくある方が多くい
も「ここはみんなやさしいね」と評判でした。その後な
ます。そのためどうすれば少しでも快適な生活が送れる
ぜか今南国病院のスタッフとして働いております。精神
かを考え続けていきたいと思います。
科看護の現場は数年ぶりです。ご迷惑をおかけすること
もあると思いますがご指導よろしくお願いします。
理学療法士 川上 幸也
今年の抱負としまして、私は患者様
一人一人の悩みをできるだけ多く解決
5病棟
していけるような理学療法士になりた
准看護師
永野 侃志
いため、まずはこの一年患者様の悩み
新しく5病棟で勤務させていただく
を聞く方法や聞いた後の手段などを考
永野侃志と申します。2週間ほど勤務
え、また先輩方などから学んでいきまずはこの一年で基
させていただいて、患者さんの名前を
礎を作って行きたいと思っています。それに加えて勉強
覚えてきました。これからもベテラン
会などに多く参加し知識を付けていき治療の幅を増やす
の先輩看護師さんより、ご指導いただ
ことで二年目に向けて当院の理念である質の高い医療に
き覚えてきますので、宜しくお願い致
も繋がると思うのでこの一年しっかりと知識を付けてい
します。
く努力をしていきたいと思います。
2015 年 4 月発行
第 24 号 (12)
当院は患者さんの信頼に基づく適切な医療を行うために
患者さんの基本的な権利を尊重します。
南国病院の理念
1. 安全で質の高い医療によって地域に貢献します。
2. 信頼関係に基づき暖かい医療を提供します。
3. 専門性を追求し自己研鑽に努めます。
基本方針
1. 病院が地域の社会資源であるとの認識に立ち、本
院の専門性を通して、地域の医療と福祉に貢献し
ます。
2. 本院は、脳と神経及び精神の疾病や障害を主な診
療対象として、その神経学的、精神医学的診断、
治療と臨床的研究に努めます。
3. 個々の患者とその家族への充分な説明とそれに
基づく納得の上での同意を前提として診療を行
います。
4. 本院での医療行為は、科学的根拠に基づき、自由
で暖かい生命倫理に立って行います。医療環境が
常に清潔で、明るく保たれる様努力します。
5. 本院の職員は、常に自己の資質と医療技術の向上
に努め、病める人たちへの奉仕者としての自覚を
持ちます。
平成 22 年 4 月 1 日改訂
患者さんの権利
1. 患者さんが適切な医療を平等に受ける権利
患者さんは差別されることなく平等に、当院で達成可能な医療を受ける
権利があります。
2. 患者さんの人格、価値観が常に尊重される権利
患者さんはひとりの人間として、その人格、価値観などが尊重されます。
3. 患者さんが医師等から十分な説明を受け、自らの意志で医療行為を選択・
決定する権利
患者さんは、医療の内容、治療・検査などの効果・危険性、他の治療法
などについて説明を受け、医療の内容を十分理解し、同意した上で、適
切な医療を選択し、受ける権利があります。同意できない場合は、医療
を受けることを拒否することもできます。また、主治医だけの意見では
なく、第三者である医師の意見も聞いて判断したいと思われる場合には、
自由にセカンドオピニオンを求める権利があります。
4. 患者さんがご自身の診療に関する情報の提供を受ける権利
患者さんは、当院で行われたご自身の診療に関する情報の提供を受ける
権利があります。
5. 患者さんの個人情報、プライバシーが保障される権利
患者さんは、病院内での生活を、可能な限り、他人に侵害されない権利
があります。また、医療の過程で得られた個人情報は、個人の秘密とし
て厳守され、患者さんの承諾なしには開示されない権利があります。
患者さんへのお願い
患者さんには、私たちが、安全かつ適切な医療の提供を行うために、
次のことをお願いいたします。
1.
2.
3.
4.
5.
ご自身の体調に関する情報を正しくお伝え下さい。
医療に関するご希望を率直にお伝え下さい。
検査や治療などの医療行為は十分なご理解と合意の上でお受け下さい。
療養上必要な制約を受けることをご理解下さい。
他の患者さんの治療や職員の業務に支障をきたさないようご協力下さい。
平成 21 年 10 月 1 日
診療時間
神経内科 精神科 消化器内科 内科
リハビリテーション科 放射線科
月~金 午前 8:30~12:30
午後 1:30~ 5:00
休日診療
面会時間
予約診療
救急指定
健康診断・人間ドック
土
午前 8:30~12:30
なし 但し急患は診療いたします
午前 9:00 ~ 午後 9:00
全科予約診療となっております
なし
あり 脳神経検診、消化器検診
診療科目
診療科/曜日
午
前
外
数
19,593 名
)
847
名
1日平均入院患者数
146
名
精神科デイケア利用者総数
4,778
名
通所リハビリテーション利用者総数
3,762
名
訪問看護ステーションおおそね訪問件数
2,166
名
( 内
来
患
新
患
月
火
水
木
金
土
神経内科
吉村
院長
吉村
院長
院長
院長
吉村※1
精神科
玉元
藤田
玉元
玉元
消化器内科
内科
川村
川村
川村
川村
神経内科
午
後
平成 26 年度
川村
川村
※2
吉村
精神科
消化器内科
内科
院長
者
数
■認定・指定
日本神経学会准教育施設
日本精神神経学会精神科研修施設
日本老年精神医学会認定施設
高知県神経難病医療
ネットワーク基幹協力病院
日本静脈経腸栄養学会
NST 稼働施設
■病床数
病床 162 床
医療療養病棟
102 床
精神病棟(15 対 1) 60 床
玉元
石原
麻植(淳)
麻植(啓)
麻植(淳)
都築
※
麻植(啓) 3
※1 吉村医師の土曜日の診察は第1、第3土曜日のみです。
※2 川村医師の土曜日の診察は第2、第4土曜日のみです。
※3 金曜日の午後の診察は都築医師が奇数週、麻植医師が偶数週です。
禁煙外来は、内科 川村医師により、毎週金曜日 15:30 から完全予約制で行っております。
お問い合わせ及びご予約は、外来看護師にお尋ねください。(保険適用)
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