Adobe® Application Manager Enterprise Edition リリース 3.0

Adobe Application Manager Enterprise Edition リリース 3.0
ドキュメントバージョン 3.0
作成日 : 2012 年 5 月
Adobe® Application Manager Enterprise Edition
リリース 3.0
このドキュメントの内容：
•
はじめに
•
このリリースの機能と変更点
•
サポート対象の Suite 製品 - コンポーネントと必要システム構成
•
既知の問題
はじめに
Adobe® Application Manager Enterprise Edition リリース 3.0 をご利用いただき、ありがとうございます。
Adobe Application Manager Enterprise Edition （AAMEE） 3.0 を使用して Adobe® Creative Suite® 6 のイ
ンストールパッケージを作成できます。
注意：AAMEE 3.0 は、現在 Adobe® Creative Suite® 6 アップデートのインストールをサポートしていません。
サポートは AAMEE 3.1 リリースで追加されます。Adobe Creative Suite 6 のサポートに加えて、AAMEE
3.1 リリースでは、AAMEE 2.1 リリースでサポートされている他の Suite もサポートします。
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次の図に、異なる AAMEE リリースに含まれるサポートを示します。
リリース
CS6 の
サポート
CS 5.5、CS5 およびその他のパッケージのサポート
アップデート
のサポート
AAMEE 2.1
なし
あり。次の Suite 製品がサポートされます。詳しくは、
AAMEE 2.1 展開ガイドを参照してください。
あり
•
Adobe® Creative Suite® 5
•
•
Adobe® Creative Suite® 5.5
Adobe® Technical Communication Suite 3.5
•
Adobe® eLearning Suite 2.5（限定サポート）
•
Adobe® Acrobat® X Suite（限定サポート）
AAMEE 3.0
あり
なし
なし
AAMEE 3.1
（予定）
あり
あり
あり
重要：
•
AAMEE 2.1 がインストールされているコンピューターに AAMEE 3.0 をインストールすることがで
きます。ただし、AAMEE 2.1 を AAMEE 3.0 にアップグレードすると、インストールを AAMEE
2.1 にロールバックすることはできません。したがって、AAMEE 3.0 と AAMEE 2.1 を別のコン
ピューターにインストールすることをお勧めします。
•
Creative Suite 製品をインストール済みのシステムには、AAMEE をインストールしないことをお勧
めします。
このリリースの新機能と変更点
注意：CS6 ベースの AAMEE 3.0 で生成されたパッケージが展開またはインストールされたら、インストー
ルにはオンラインでのライセンス認証は必要ありません。CS6 のインストールが手動で行われた場合（つま
り、従来のディスクからのクリック操作でのインストール）、ボリュームライセンスのシリアル番号と組織または
管理者用の Adobe ID が入力された場合でもライセンス認証が必要です。したがって、AAMEE 3.0 によ
る CS6 インストールパッケージの作成は、ユーザーが保護されたファイアウォールの外にいる場合、オフ
ライン環境にある場合、信頼性の高いインターネットアクセスを利用できない場合、または遠方に出張する
場合に適しています。
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AAMEE 3.0 のワークフロー
AAMEE 3.0 は、Creative Suite 6.0 のインストールパッケージの作成について、次のワークフローをサポー
トしています。
•
CS6 インストールパッケージの作成
•
CS6 体験版パッケージの作成
•
CS6 シリアライゼーションファイルの作成
CS6 インストールパッケージの作成
このワークフローでは、有効なシリアル番号を使用してパッケージを作成します。このワークフローを使用し
て、シリアライズされたモードでクライアントコンピューターに CS 6 の Suite または 1 つ以上の製品を展
開します。
注意：有効なボリュームライセンスのシリアル番号のみ使用できます。シリアル番号は選択されたメディアの
ものである必要があります。
CS6 体験版パッケージの作成
このワークフローでは、ユーザーが期間限定で体験版として実行できるパッケージをシリアル番号を使用し
ないで作成します。このワークフローを使用して CS 6 の Suite または 1 つ以上の製品を試用します。試
用期間が終了したら、パッケージまたはコンポーネントをシリアライズする必要があります。
CS6 シリアライゼーションファイルの作成
このワークフローでは、クライアントコンピューターで体験版パッケージをシリアライズするために使用す
るシリアライゼーションファイルを作成します。
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シリアル番号付き
パッケージを
作成する
体験版パッケージを
作成する
体験版パッケージを
シリアライズするシ
リアライゼーション
ファイルを作成する
サポート対象の Suite 製品 - コンポーネントと必要システム構成
Adobe Creative Suite 6
•
Creative Suite 6 Master Collection のコンポーネント
http://www.adobe.com/go/creativesuitemaster_jp
•
Creative Suite 6 Master Collection の必要システム構成
http://www.adobe.com/go/mastercollection_systemreqs_jp
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既知の問題
このバージョンの Adobe Application Manager Enterprise Edition の使用時に、次の問題が発生す
ることがわかっています。
問題：パッケージでアップデートを無効にしている場合でも、Adobe Help Manager 用に Adobe AIR
のアップデートの通知が表示される。
回避策：ありません。
問題：パッケージで EULA（エンドユーザー使用許諾契約書）の表示を無効にしている場合でも、
Adobe AIR および Dreamweaver の起動時に AIR の EULA が表示される。
回避策：ありません。
問題：コンピューターに AIR が既にインストールされている場合、Adobe Help Manager が（別のド
ライブにも）インストールされない。
回避策：Adobe Help Manager をインストールする前に、コンピューターから既存の AIR をアン
インストールします。
問題：クライアントコンピューターでヘルプコンテンツを利用できない場合や、コンピューターがイン
ターネットに接続されていない場合、Adobe Help Manager でエラーが表示される。
回避策：管理者はインターネットに接続されている別のコンピューターで（ヘルプのインターフェ
イスを使用して）ヘルプコンテンツをダウンロードし、クライアントコンピューターにコンテンツを展
開できます。
問題：製品のライセンス認証を解除した後、Adobe ID を無効にしている場合でも、製品の起動時に
Adobe ID の画面が表示される。
回避策：ありません。
問題：（Mac OS のみ）AAMEE で作成したパッケージを Mac OS で実行するときに、インストール
時間が正しく表示されない場合や、実際よりも長く表示される場合がある。
回避策：ありません。
既知の問題
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問題：AAMEE で作成したアンインストールパッケージを同じシステムで実行すると、AAMEE のイ
ンストールが削除される。このため、AAMEE パッケージを作成するためのシステムまたは仮想
マシンと、設定済みのパッケージをテストするためのシステムを別にすることが推奨されている。
回避策：ありません。
問題：次のような場合、プロキシが有効なエンタープライズ環境で、AAMEE の新しいバージョンの
確認が行われない。
• ユーザーが常に体験版ワークフローを起動している。
•
ユーザーが前回起動時と同じ Adobe ID を使用している。
•
以前の起動時に表示されたプロキシ認証のダイアログボックスで「Remember Me」チェック
ボックスをオンにしていない。
回避策：ありません。
問題：（Mac OS のみ）Adobe Application Manager Enterprise Edition でパッケージを作成するとき
に、パッケージを設定画面で「パッケージ内で無効にする AIR コンポーネント」オプションを選
択した場合、Adobe Community Help や Adobe Media Player などの AIR ベースのコンポーネン
トがパッケージに含まれない。これは、SSH ベースのインストール（例えば、Absolute Manage
で使用される）の実行時や、プロキシ資格情報の手動入力を回避する場合など、特定のケース
で必要になります。これらのパッケージは Exceptions フォルダーにコピーされ、個別にクライア
ントコンピューターにインストールできます。
ただし、クライアントコンピューターで Mac OS X 10.7 Lion を実行している場合、クライアントコ
ンピューターにユーザーがログインしていない状態では、Exceptions フォルダー内のパッケー
ジを SSH でインストールできません。
注意：この問題はクライアントコンピューターで MAC OS X 10.7 Lion を実行している場合に発
生します。MAC OS 10.7 Lion を実行している管理用コンピューターを使用する場合、Exceptions
フォルダーのパッケージのインストールは影響を受けません。
回避策：MAC OS 10.7 X Lion を実行するクライアントコンピューターで、Exceptions フォルダーか
ら AIR ベースのパッケージをインストールする場合、Exceptions フォルダーのパッケージをイン
ストールするときにユーザーがクライアントコンピューターにログインしていることを確認します。
問題：AIR コンポーネントが正常にインストールされた後にそれらのコンポーネントの再インストール
を試みると、失敗することがある。
既知の問題
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回避策：AIR コンポーネントが正常にインストールされた後は、それらのコンポーネントを再イン
ストールしないでください。
問題：（Mac OS のみ）Apple Remote Desktop 3.5 経由でのパッケージの展開が、次のすべての条
件に該当する場合に失敗する。
• パッケージ名に 2 バイト文字が含まれている。
•
パッケージが「Run this task from the Task Server on this computer」モードで展開されている。
•
OS が Mac OS X 10.5/10.7 である。
•
ターゲットコンピューターにログインしているユーザーがいない。
回避策：ありません。
問題：（Mac OS のみ）以前に Acrobat 10 をインストールし（アップデーターが有効な状態で）実行
していたコンピューターでは、Acrobat のアップデーターを AAMEE によって無効にすることが
できない。
回避策：ありません。
問題：（Mac OS のみ）JAMF Casper Suite のスナップショット方式を使用して Adobe Acrobat 9 ま
たは Adobe Acrobat X をインストールすると、CS6 パッケージのインストールが失敗する。
回避策：Acrobat X は展開用パッケージとして使用できます。したがって、ポリシー方式または
パッケージ展開用の別の Casper 対応方式で、Acrobat X を展開します。Acrobat 9 については、
Acrobat 9 をインストールした後で、CS5、CS5.5 または CS6 をインストールする前に、次の手
順を実行します。
1. /Library/ColorSync/Profiles にある Profiles および Recommended フォルダーのバックアップ
を作成します。
2. 手順 1 でバックアップを作成した Profiles フォルダーと Recommended フォルダーを削除し
ます。
3. CS5/CS5.5 パッケージをインストールします。正常にインストールが行われると、Profiles
フォルダーと Recommended フォルダーのシンボリックリンクが、/Library/ColorSync/Profiles
に作成されます。
注意：ケースによっては、CS5/CS5.5/CS6 パッケージの展開が失敗することがあります。そのよう
な場合は、手順 1 で作成したバックアップを復元して、Acrobat が正しく機能することを確認してく
ださい。
問題：（Mac OS のみ）展開後に Acrobat X のインストールにアップデートが適用されると、Acrobat
アップデーターの設定が失われる。
既知の問題
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回避策：無効になっている Acrobat X を再度有効にするには、展開ガイドの「Windows での
Adobe Acrobat の展開」の章の「アップデート適用後の Mac OS での機能のロック処理」で説明
する手順を実行します。
問題：Adobe Help Manager ではなく既定のブラウザーでヘルプが起動する（Mac OS）。
回避策：/Application/Adobe/Adobe Help にインストールされているヘルプアプリケーションを起
動し、このアプリケーションで製品のヘルプを表示します。
問題：Adobe Application Manager Enterprise Edition パッケージを使用してアンインストールしたときに、
ユーザー環境設定がターゲットコンピューターから削除されない（Windows / Mac OS）。
回避策：ユーザー環境設定を手動で削除してください。
問題：Adobe Application Manager Enterprise Edition で作成された展開パッケージを使用しないでイン
ストールされた、Exceptions フォルダーにある製品をアンインストールする場合に、アンインス
トールコマンドを利用できない（Windows）。
回避策：それらのプログラムは、「プログラムの追加と削除」を使用して削除してください。
問題：アップデートを無効にしたにもかかわらず、インストールされた一部の製品の登録およびアッ
プデートメニュー項目が有効になる。
回避策：ありません。ただし、これらのアプリケーションからアップデートを起動したときに、アップ
デートが無効になっていることが通知されます。つまり、アップデートメニュー項目が無効になっ
ていなくても、アップデート機能は無効になっています。Adobe Flash Builder はアップデートの
無効化をサポートしていないことに注意してください。
問題：（Mac OS のみ）パッケージ化する製品の入った入力メディアが破損している場合、Mac OS
バージョンによって以下の問題が生じることがある。
• Mac OS バージョン 10.6：Mac OS エラーは表示されない。見つからないデータはスキップさ
れ、パッケージが作成されます。その後、パッケージを展開しようとすると、データが足りない
ため展開が失敗することがあります。
•
Mac OS バージョン 10.7：Mac OS エラーが表示されますが、入力メディアの破損については
指摘されません。
どちらの場合も、見つからないデータはスキップされ、パッケージが作成されます。その後パッ
ケージを展開しようとすると、データが足りないため展開が失敗することがあります。
回避策：正常な（破損していない）入力メディアを使用してください。
既知の問題
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問題：（Windows のみ）ディスクの入力メディアを使用して Windows マシンでパッケージを作成す
るときに、保存場所が Mac OS の共有フォルダーである場合、パッケージの作成プロセスに失敗
する。
回避策：ディスクの入力メディアを使用して Windows マシンでパッケージを作成する場合、パッ
ケージは Mac OS 共有フォルダーには保存しないでください。
問題：（Mac OS のみ）Mac OS X 10.7 Lion で、Creative Suite 6 パッケージに含めて展開した
Acrobat X Pro をアンインストールしようとすると、正しくアンインストールできない場合がある。
回避策：ありません。
問題：Mac OS で、パッケージの作成時に展開ターゲットとしてブートボリュームのルートディレクトリを
指定した場合、展開が失敗する。エラーの説明がログファイルに書き込まれる。
回避策：展開ターゲットとして別の場所を指定してください。
問題：パッケージの展開中に Adobe Application Manager Enterprise Edition が実行されていると、
「Some non-deployment workflow is running. Close it before continuing.」というエラーメッセージ
が表示される（Windows / Mac OS）。
回避策：Adobe Application Manager Enterprise Edition を終了してから、パッケージをターゲッ
トシステムに展開してください。
問題：Mac OS v10.6（Snow Leopard）で ARD 経由で展開すると、ARD タスク中にユーザーがログ
イン、ログアウトまたはユーザーの切り替えを行った場合に展開が失敗する（Mac OS）。
回避策：少し待ってから、再度展開してください。
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