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(besonders bei Clemmys japonica).

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(besonders bei Clemmys japonica).
1211
60.
611.96-013
骨
盤帶
ノ
(爬 蟲 類,特
發
ニClemmys
生
學
的
研
究
japonicaニ 於 ケ ル 檢 索)
岡山 醫 科大 學解 剖學 教室 胎生學 研 究室(主任 敷 波教授)
醫 學 土
水
野
[昭和13年1月21日
知
文
受 稿]
Aus dem EmbryologischenLaboratorium des Anatomischen Instilutes der Med. Fakultat Okayama.
(Votstand:
Studien uber
Prof. Dr. J. Shikinami)
die Entwicklungsgeschichte
des Beckengurtels der Reptilen
(besonders bei Clemmys japonica).
Von
Tomofumi
Eingegangen
Mizuuo.
am 21. Januar
1938.
In letzter Zeit habe ich genaue ontogenetische Beobachtungen uber
die morpholo-
gische Entwicklungsgeschichte
des Beckengurtels von Amphibien (Urodelen u. Anuren)
und von Vogel durchgefuhrt und dabei vergleichend anatomisch in Bezug auf die spezifische Morphologie der einzelnen Tierarten interessante Tatsachen gefunden.
Bis jetzt liegen nur wenige Studien uber die Entwicklungsgeschichte
des Reptilienbeckens vor, auch keine ontogenetisch eingehenden Beschreibung; deshalb die Schwirigkeit der Materialsammlung. Unter
der Leitung des Prof. Dr. J. Shikinami fuhrte ich
die Beobachtung der ontogenetischen Entwicklungsgeschichte
des Beckengurtels von
Clemmys japonica durch und kam zu folgendem Resultat, die am phylogenetischen
Standpunkt sehr interessant und wichtig ist.
1)
Das primare Urbild
der Beckenanlage entwickelt sich als eiuheitliches Blastem
(Femurkopfbeckenzellmasse)
aus einer Ansammlung von Mesenchymzellen, aber es
entwickelt sich knorpelig aus den drei selbstandigen Faktoren im obengenannten
Blastem, (namlich Pars pubica, Pars ischiadica u. Pars iliaca).
7
水
1212
2)
Die Entwicklung
und
野
知
Verknorpelung
文
der Beckenanlage
tritt spater ein
als
die der Femurkopfanlage.
3) Beide Beckenhalften vereinigen sich in der Mittllinie ale einheitliches Blastem
relativ frubzeitig nach der Entwicklung.
4) Vor der Vollendung der knorpeligen Vereinigung der das Becken aufbauenden
drei Faktoren beginnen beide Beckenhalften die Verwachsung am freien Rande beider
verknorpelten Pars ischiadica.
5) Nach der ersten Vereinigung der beiden Pars ischiadica vereinigen sich dann
die beiderseitigen
Pars pubica u. bilden das Foramen ischiopubicum
pubica u.P. ischiadica.
6) In dem vorknorpelig einheitlichen Becken perforiert
zwischen der P.
das foramen obturatum
die Pars pubica als kleines Loch von hinten nach vorn aber am knorpeligen Becken
erhalt sie das foramen ischiopubicum.
Im Fruhstadium zeigt das Becken den Fensterungsmodus der urodelen Amphibien und nach der Verknorpelung das der Sauger.
7) Entwicklung u. Verknorpelung der Pars iliaca kommen am spatesten. Im
Anfangsstadium verlauft die Langsachse der Pars iliaca dorsolateral, neigt sich aber
allmathlich horizontal. Ihr dorsaler Rand
krummt sich senkrechtkaudalwarts
und
verbindet sich mit den zwei Sacralrippen des 19. u. 20. Wirbels, die frei von Schild
sind.
8) Die Symphyse, die die Verbindungslinie zwischen der Pars pubica u. der Pars
ischiadica bildet, ist differentiert in Symphysis pubis u. Symphysis ischii, d.h. jener
ist die craniale Partie, diese die caudale Partie.
9) Der Apex der Symphyse dehnt sich nach der Verknorpelungsperiode
des
Beckons bergformig cranioventralwarts
und bildet die sog. Cartilago epipubicus.
Der Schwanzteil der Symphyse bildet den kurzen Fortsatz d.h. sog. den Processus
hypoischiadicus.
10) Die Pars pubica
hat sog. den
Processus
praepubicus
seitwarts
und
der
Eutwicklungs- und Verknorpelungsprozess entstehen fruhesten am Pubis.
11) Die Cartilago epipubicus, beider Processus praepubicus und Processus hypoischiadicus beruhren sich beweglich am ventralen Schild.
12) Acetabulum ist das gemeinsame Gebilde von Ilium, Ischium u. Pubis und ihre
Verbindungslinie ist an der Pfanuenflache klar erkenubar.
13) Die Langsachse der Pare iliaca zeigt eiuen stumpfen Winkel, beinahe einen
von
aber
180°
dieser
mit
der
Winkel
Achse
der
nahert sich
andern
zwei
allmahlich
in
dem
90°.
Anfangsstadium
Die Langsachsen
der
der
Entwicklung,
beiden
Pars
iliaca zeigen im Anfangestadium einen stumpfen, aber spater allmahlich einen immer
spitzeren Winkel und werden zuletzt fast parallel.
14) Die Eutwicklung und Verknorpelung des Schildes ist deutlich spater als die
der Beckenanlage.
8
骨 盤 帶 ノ 發 生學
15)
Der ventrale Abschnitt ist im ganzen Becken gut entwickelt und passt sich
der Hrummung
einen
1213
的 研 究
Typus
an.
Das Reptilienbecken
dar, der zwischen
stellt in der violen.Dingen der Entwicklung
dem der Amphibien und
der Saugetiere
steht.
(Autoreferat)
内 客 目 次
第2章
言
研 究 材 料 及 ヒ方 法
第1章
緒
第2章
研 究 材料 及 ビ方法
生 期 標 本 ハ 當 教 室 員 倉 智 博 土 ノ苦 心 採 集 ニカカ ル
第3章
Clemmys
モ ノ ニ シ テ 卵 發 育 初 期 ヨ リ孵 化 直 前 ニ到 ル 極 メ テ
本 研 究 ニ 使 用 セ ル 材 料Clemmys
japonica, Beckengurtel解
japonicaノ
胎
剖學 大意
豐 富 ナル 階 梯 中ヨ リ特 ニ 骨 盤 帶 初 發 直 前 ヨ リ略 ボ
第4章
自家 觀察
成 熟 骨 盤 ト同 樣 ナ ル 形 態 ヲ呈 スル ニ到 ル 迄ノ 優 秀
第5章
總 括 及 ビ考察
第6章
小
括
第7章
結
論
ナ ル 標 本 ヲ選ビ 其 ノ間 ヲ7階
悌 ニ分 チテ各階 梯 ニ
於 ケル 形 態 ヲ 詳 細 ニ 觀 察 シ,發
生 初 期 ヨ リ完 成 形
態 ニ 到 ル迄 ノ變 化 發 育 ノ過 程 ヲ明カ ニ セ リ.各 階
梯 ニ於 ケル 重 要 部 分 ノ顯 微鏡 寫 眞 ヲ撮 影 シ 又 可 能
第1章
緒
言
ノ範 圍 ニ 於 テEdinger氏
法 及ビBorn,
Peter氏
法 ニ ヨ リ立 體 復 成 模 型 ヲ 作 製 シ テ 檢 鏡所 見 ト共
余 ハ曩 ニ背 椎 動 物 兩 棲 類 有 尾 目,同 無 尾 目
ニ研 究 觀 察 ニ 資 ニ
セ リ.又 各 標 本 連 續 切 片 作 製 ノ
及ビ 鳥 類 ニ於 ケ ル 骨 盤 帶 ノ形 態 學 的 發 生 ニ就
Technikハ
下 記 ノ如 シ.即
チ 各 胎 兒 極 メテ 初 期 ノ
テ詳 細ナ ル個 體 發 生 學 的 研 究 ヲ遂 ゲ 各 種目 ニ
モ ク ノ 外 ハ 總 テ 或 ル 程 度 ノ頂臀 彎 曲 ヲ有 ス ル タ メ
依 リ夫 々特 有 ナ ル形 態 ヲ具ヘ 比 較 解 剖 學 的 ニ
興 味 深 キ モ ノ ア ル ヲ知 レ リ.
切 斷 ハRuckenmarkニ
コ トヲ得 ザ ル タ メ略 ボ 頂 部 彎 曲 ニ 切線 ヲ 引 ヰ 之 ニ
爬 蟲 類 ハ 其 ノ標 本 採 集 困 難 ナ ル タ メ從 來 以
對 シテ 平 行 ニ 切斷 ヲ ナ セ リ.其
上 ノ題 材 ニ關 ス ル研 究 ハ 極 メ テ 少 ク簡 單 ナ ル
定ハZenker氏
Wiederscheim,
Karminヲ
Bunge等
對 シ テ 全 部 ヲ直 角 ニ ス ル
ノ文 獻 ヲ有 ツ ノ ミ
ノ厚 サハ10μ.固
液,包 埋 ハParaffin.染
色 ハBorax
以 テ セ リ.
ニ シテ未 ダ詳 細 ナ ル 骨 盤 帶 ノ初 發 状 況 ニ就 テ
ハ 何 等 ノ記 録 ナ シ.余
モ トニClemmys
ハ幸 ニ 敷 波 教 授 指 導 ノ
japonicaヲ
材 料 トシ其 ノ胎
第3章
Becken構
成 ノ3要
キ結 果 ヲ得 タ ル ヲ以 テ茲 ニ發 表 スル ヲ得 タ ル
Iliumハ3者
モ ノ ナ リ.
合 流 部 ニAcetabulumノ
9
japonica,
Beckengurtel
解剖 學 大意
生 期 全 階 梯 ヲ詳 細 ニ觀 察 シテ 背 椎 動 物 ニ 於 ケ
ル 骨 盤 帶 ノ宗 族 發 生 學上 極 メ テ重 要 且 興 味 深
Clemmyg
素Pubis,
lschium及
ノ境 界 ヲ明 瞭 ニ認 メ得.即
チ3者
ビ
ハ
凹 面 ヲ作 リ 此處 ヨ リ
水
1214
Iliumハ
背 方 ニ 伸 ビ テ2本
ノSacralrippenト
合 シ,PubisトIliumハ
ルForamen
圍 ミ ツ ツ兩 者 共
正 中 線 ニ 於 テ 左 右 軟 骨 性 合 流 ヲ 營ミ,正
isischio-pubicusヲ
テハForamen
結
背 腹 ニ向 ク可 成 リ大 ナ
ischie-pubicumヲ
Symphis
野
作 ル.ト
ischio-pubicumノ
中線 上 ニ
カ ケ類 ニ 於
頭 外 方 ニPubis
知
文
ヲ作 リ正 面 ヨ リ見 レバ 全 形 略 ボsternformigヲ
セ リ.以
上 ノ5點
固 定 サ ル ルコ トナ クfrei
ナ リ.Pars
pubis及
方 ニ突 出 シ,Pars
obtutatoriusハForamen
pubicumノ
頭 外 側 ハ1隅
ischio
頭 方 ヲSymph.
チ得.其
pubis尾
結 合部 ヨ リ
方 ヲSymph.
ischiiニ 分
ノ中 間 移 行 部 ニ ハ 菱 形 ノ軟 骨 帶 ヲ作 レ リ.
Symphysis
pnbiSハ
部 分 ハ 稍 々凹 溝 ヲ ナ ス傾 向 ニ
ア
レ ドSymphysis ischiiノ
部 分 ハ軟骨 線 ガ腹方 ニ
隆 起 シ突 角 状 ヲ ナ ス,Pubis及
關 節 部,板
状 部,突
ビIschiurmハ
起 部 ノ3部
關 節 部 ト,板 状 部 ノ2部
Pubisノ
突 起 部 ハ特 ニProcessus
稱 ス.3者
大體
分 ニ區 別 セ ラ レ,
Iliumハ
分 ニ 區 別 セ ラ ル.
結 合 部 左 右 外 側 ニHuftgelenkpfanneヲ
左 右Pubisノ
其 ノ
作 ル ナ リ.
合 流 部 頭 端 ハ 正中 線 ニ沿 ヒ頭 腹 方 ニ
軟 骨 性 平 板 状 ノ突 角 ヲ ナ ス.之ハCartilago
pubicusト
稱 シ,Amphibien,
Processus
epipubica,
remaneus
Saugern(Echidna
phys
azarae等)ニ
marsupiale)ニ
ischiiノ
Anurenニ
於 ケル
於 ケ ルCartilago
hystrix或
ハDidel-
ト稱 ス.Pubisノ
相 當 ス ル モ ノ ニ シ テ,又Symphysis
epipubicus及ビIschiumノ
ischio-Pubicumヲ
保 護 セ ル ガ如 キ觀 ヲ
acetabularisヲ
以テ他
ト結 合 シ其 ノ部 分 ヨ リ略 ボ 水平 ニ背 方 ニ伸
述 ノ如 ク3者
ノ關 節 部 ノ合 流 部 凹 面 ニ共 同工 作 ニ ヨ リ構 成 セ ラ
レ3者ノ 合 流線 ヲ肉眼 的 ニ 認 ム ル コ ト ヲ得.其 ノ周
縁 邊 ハ 圓 味 ヲ帶 ビ タ ル3角
形 ヲナス.Femurkopf
ハ 尾 方ヨ リ關 節 窩 ニ 嵌 リFemurハ2箇
chanterヲ
ノTro-
尾 内 方 ニ位 置 セ シ メ其 ノ長 軸ハ 尾 内 方
ヲ算 シ,
之 ニ續 キ 左 右 ノ長 キProcessus transversusヲ
テ骨 性 ニ 龜 甲 ト合 流,固
定 セ ルWirbel
シ夫 レ ニ續 ケル 第10箇
テ 長 キProcessus
目ハfrei
ニ結 合 ス.即
チSchadelニ
Wirbelニ
ノWirbelハGelenk状ニ
シ
ビ12
(Sacralrippe)
背 縁 ト淺 クgelenkartig
續 キ テ 起 ル 第1 Hals-
リ起 算 ス レ バIliumト
ビ第20
9箇 ヲ算
缺 キ 第11及
trangversus
ヲ具ヘ 之 ヲ 以 テIliumノ
以
beweglichニ
transversusヲ
箇 目 ハ 再 ビProcessus
Lendenwirbel及
左右 突起 部
強 ク腹
兩 突 起 部 ト共 ニ
結 合 セ ル モ ノハ 第
相 當 ス.夫
レ 以 下2-3箇
結 合 ス レ ドモ 漸 次 互
ニ 固 定 化 シ 尾 呂 骨ヘ 移 行 セ リ.以
praepubicus.
(脚 部 ト假 稱 ス)ノ 各 先 端 ヲ結 ブ 線 ハ 略ボ 正5角
ischiadicaノ
ノ尾 端 ハ 強 ク尾 方 ニ 曲 リテ 終 ル.前
19及
レ ヲProcessus hypoischiadicus
左 右Proecessus
epipubicusハ
ビ背 端 ハ 内 外 ニ 偏 平 ナ ルへ ら形 板 状 部 トナ リ,其
wirbelヨ
於 ケルBeutelknochen(Os
尾 端 ハ 正 中 線 ニ沿 ヒ軟 骨 性 突 起 ヲ作 リ尾
方 ニ突 出 ス.コ
Cartilago
epi-
Urodelenニ
ノ2者
ニProcessus
ヨ リ頭 外 方 ニ 向 キ タ リ.Halswirbelハ8箇
praepubicusト
ノ關 節 部(Pars acetabularis)ハ
ビCartilago
呈 ス.Pars iliacaハPars
ヲ通 過 セ リ.Symphysis
ischio-pubicusハPubisトIschiumノ
Foramen
腹側 面
結 ブ線 ヲ境 トシ テ前 者 ハ
腹 頭 方 ニ 後 者 ハ 腹 尾 方 ニ 傾 斜 シ,殊
ノ小 孔 ヲ有 スル モ 龜 類 ニ於 テ ハ 後 者 ハ 前 者 ニ合 併
beweglich
ビPars ischiadicaノ
ハ 左 右Acetabulumヲ
praepubicus及
包 含 サ レ,N.
ハ 腹 側 龜 甲 ノ 内 側 ニ接 觸 ス レ ド
之 トfestニ
ノ骨 板 ヲ穿 通 セ ル 獨 立 性 ノForamen obturatum
ナ
ビSacralwirbelノ
上Brustwirbel
明 確ナル 區別
ノ標 準 決 定 困 難 ナ リ.
形
10
骨 盤帶
Fig.
第4章
第1階
梯
zellen集
X.
(實 物
自家 觀 察
Nr. 35,頂臀
約5倍
1215
大)
ボ圓 形 ノeinheitlichノMesenchymzellenノ
徑,9.0mm
後 肢 ハ 既 ニ大 ナ ルZappenト
ニ 伸 長 シ,骨
ノ發 生 學 的 研 究
團 ニ シ テ 全 然BeckenトFemurkopfトハ
集
シ テ 體 ノ腹 側 外方
位置的
區 別 ス ラ ナ シ得 ザ ル モ 漸 次 尾 方 ニ 辿 ル ニ後 肢 ハ 體
部 ト筋 肉 部 トハ 略ボMesenchym-
外 ニ伸 長 シ上 記 ノ細 胞 集 團 ハ 精 々 粗 密 ヲ呈 シ 來 リ
結 状 態 ニ ヨ リ判 別 シ得 ラル ル 程 度 ニ シ テ
且 其 ノ外 腹 方 端 ハ 後 肢 ノ内 容 ト シ テ 伸 長 シ 腹 腔 ニ
且Femurkopf及
ビBeckenト
ノAnlageヲ
テ 初 期 ノ細 胞 集 積 トシ テ 認 メシ ム.未
ー ナ ルMesenchymzellenノ
極メ
ダ 兩 者 ハ均
集 積 ニシテ何等 獨立
的 存 在 ノ目 標 ハ ナ ク 又 單 ニ粗 密 ノ状 況 及 ビ腰 部 神
沿 ヘ ル 部 分 ハ 腹 内 方 ト背 外 方 ニ梢 々擴 ガ レ リ.尾
端 ニ近 ヅ クヤSpinalnervenガRuckenmarkヨ
リ伸 ビ來 リ同 細 胞 集 積 ノ背 内 側 ニ 於 テ 神 經 叢 ヲ作
リ其 處 ヨ リ2ツ
ノ神 經 策 ニ分 岐 シ テ 同 細 胞 集 積 ノ
經 叢 ヨ リ發 シ テ後 肢 ニ走 ル 神 經 策 ニ ヨ リ細 胞 集 積
内 部 ヲ穿 通 シ テ 後 肢 及 ビ 腹 壁 ノ方 ヘ 走 リ去 レ リ.
ノ一 部 ガ 分 離 サ レ タル ガ如 ギ像 ヲ呈 シ,兩
後 肢 ニ走 ル モ ノハN.
者 ノ位
置 的 關 係 ニ ヨ リテBeckenトFemurkopfガ
發生
ischiadicaノAnlageニ
腹 壁 ニ達 スル モ ノハN.
シテ
obturatoriusノAnlage
ノ位 置 ヲ示 セ ル ニ 過 ギ ズ.Femurkopfheckenzell-
ナ リ.尾
masseト
ニ分 割 サ レ タ ル 細 胞 塊 ヲ作 ル ガ如 ク見 ユ ル モ 未 ダ
シテ ノ コ ノ細 胞 集 積 ハ未 ダ左 右 兩 側 ノ モ
ノハ 何 等 連 絡 ヲ有 セ ズ.コ
DarmガKloakeニ
ノモ ノ ノ發 生 ノ位 置 ハ
移 行 セ ン トス ル體位ヨ
頭 位 ニ於 テ腹 腔 壁 ノ腹 外 方 ニ表 ハ ル.コ
リ稍 々
ノ細 胞 集
積 ヲ頭 端 ヨ リ檢 鏡 觀 察 スル ニ最 モ 頭 位 ニ於 テ ハ 略
11
端 ニ於 テ 以 上 ノ神 經 策 ニ ヨ リ略 ボ3部
Femurkopf及
ビBeckenト
分
シテ 明 瞭 ナ ル 區 別 ヲナ
ス ヲ得 ザ ル ナ リ.依 テ 本 階 梯 ハFemurkopfanlage
トBeckenanlageヲ
ベ シ
發 生 スル 直前 ノ階 梯 ト言 ヒ得
1216
水
野
知
文
Fig. 1.(Nr.35)
第2階梯Nr.
41,頂
腎徑,9.5mm
テ 認 メ得 ラ ル ル 部 分 ヲ 詳 細ニ觀 察 ス ル ニ略 ボ正 中
後 肢 ハ 益 々 長 クナ リ其 ノ先 端 ハ 内 尾 方 二向 ケ リ.
而 シ テ 其 ノ内 容 ヲナ セ ルMesenchymzellenハ
明
線ニ近キ
部 分 ト遠 キ 部 分 ト-2箇
示 セ ル ヲ見 ル.兩
ノ主 要 稠 密體 ヲ
者 ハ 未 ダ 均 一ニ シ テ 組 織 的 ニ ハ
カ ニ 骨 部 ト筋 肉 部 二分 離 シ 各 自 集 結 シテ 其 ノ位 置
移 行 的 ニ シ テ 何 等 中 間 ヲ劃 スベ キ モ ノ ナ ケ レ ドモ
ヲ明 示 セ リ.Femurkopfbeckenzellmasseハ
N.obturatorius-ヨ
1箇
最早
ノ細 胞團 塊 ノ状 態 ヲ脱 シ,Femurkopf及ビ
Beckenヲ
リ其 ノ 中 腹 部 ヲ 背 腹 ノ方 向
穿 孔 サ ル ル ヲ 見 ル.此
網 成 スベ ク 各 自 ノ初 期 形 状 ヲ呈 シツツ
々 濁 立 的 二分 離 ヲ開 始 セ リ。Femurkopfハ
稍
ノ状 態 ヲ呈 シBeckenanlageト
既
成3分
關 係 ト次 階 梯 以 後 ノ状 況 ヨ リ推 察 シ テ 前 者 ヲPars
シ
ニVorknorpel
ischiadicaト
テ ノ細 胞 群 ハ腹 腔 壁 ノ 腹 外 側 面ニ 於 テFemurkopf
時 期ニハ 全 クBecken構 ニ
子 ヲ區 別 ス ル コ トハ 不 可 能ニ シ テ 只 位 置 的
見 ルベ ク 後 者 ヲPars pubicaト
キ モ ノ ナ リ.兩
者 全體 トシ テAmphibienニ
ヲ頭 内 方 ヨ リ其 ノ凹 面 ヲ以 テ 覆 ヘ ル ガ 如 キ状 態
ケ ル,Parg ischio-pubicaト稱
ヲ 呈 セ リ.然
セ ン.尚
リ ト雖 モFemurkopfヲ
Vorknorpelzellenハ
形 成 スル
周圍 ノMesenchymzellenニ
移 行 的 ニ シ テ 從 ツテ 未 ダBeckenzellmasseト
間ハhomocontinuierlichナ
ノ
シ
テ 膨 脹 シ 正 中 線ニ 於 テ兩 者 ヲ連 絡 セ シ ム ル ガ如 キ
出 現 シ 來 レル ヲ 認 ム.明
々稠 密 ナ ル 細 胞 群 觀
ノ
カ ニBeckenanlageト
ス ル ヲ妥當 ナ リ ト
ホ 該 部 分 ノ背 尾 外 方ニ 向 ツ テ稍 々 細 胞 群
同 部 分 ガ 將 來Pars iliacaト
シ
シ テ 伸 長 セ ン トスル
基 部 ヲ示 セ ル モ ノ ト言 ヒ 得ベ シ.
Becken全體
早 ク モ兩 側 ノBeckenhalfteハMesenchymzellen
ヲ呈 シ ツ ツ正 中 線 領 域ニ稍
於
ベ
ノ突 出 セ ン トセ ル 形 状 ヲ呈 ス ル ヲ認 メ得 ル ヲ以 テ
リ.本 階梯ニ 於 テハ
ノ特 性 ヲ失 ヒ カ ケ シrundlichノZellmasseト
見ル
トシ テ 見 ル 時ハ 正 中 線 頭 部 ハ 既ニ
初 期 細 胞 集 積 的ニ 合 一 セ ル モ正 中 線 尾 部 ハ 未 ダ 分
離 的ニ シ テBogen状
ガ兩 側Halfteノ
ヲ ナ シ 何 等連絡ナクKloake
間 ヲ潜 リテ 腹 方 二出 デ 外 界 二開
ク ヲ認 ム.
12
骨 盤帶ノ發
生 學 的研 究
1217
Fig
.2.(Nr.41)
第3階
梯Nr.38,頂臀徑,9.6mm
其 ノ間ニ空 間 ヲ抱 ケ リ.其 ノ空 間 ヲSpinalnerven
本 階 梯ニ 於 テ ハ 左 右兩Beckenbalfteガ
ガ 背 方 ヨ リ腹 方ニ 穿 通 セ
ノ1リ.是
Ast
腹 側正
レ即 チ
中 線ニ 於 テ 幼 若 ナ ル 細 胞 群 ヲ以 テ 明カニ 連 絡 ヲ開
N.obturatoriusニ
始 シ各 細 胞 集 積 ノ中 心 部ニ 前 軟 骨 性 原 基 ノ發 生 ヲ
obturatumノAnlageナ
初 メ テ 見 ル ニ到 レ リ.未
長 軸 ハ 背 内 方 ヨ リ腹 外 方ニ 向 キ稍 々特 異 ナ ル 方 向
ダ 全體 トシ テ 幼 若 細 胞 集
積 ヲ 主體 トナ シ周圍 ノMesenchymzellenト
ノ區
分 即 チ 腹 腔 壁 前 面 ヲ覆 ヘ ル 部 分(Pars
ト平 板 部 ノ2部
シ テ ハ 僅ニ 腹 腔 壁 左 右兩 側
ノ 距 離ハ
稍
成 分 子 ノ略ボ中 央ニ 夫 々Vorknorpelノ
タ ル モ3者
層 ヲ生 ジ
ハ 夫 々移 行 シWiederscheimノ
ル ニPars pubica及
ナシ其
層 ヲ辿 リ見
ビPars ischiadicaト
思惟セ
ラ ル ル 部 分 ノ遊 離 先 端 ハ 頭 部ニ 於 テ 合流 セ ン トシ
13
分 ヨ リナル モ 本 階梯ニ 於
シProcessus praepubicusノ
チForamen obturatumト
無 關 係ニ 腹 外
方 二 向 カ ン トス ル 部 分 ガ 將 來 前 者 ヲ作 リForamen
頭 方 ヨ リ覆 ハン
ト ス ル 部 分 ガ後 者
ヲ 作 ル モ ノ ナ リ.Femurkopfハ
言 ヲ
以 テ ス レバ 未 ダeinheitliches Blastemヲ
ノ間 ノ境 界 ハ 不 明 ナ リ.Vorknorpelノ
メ得.即
obturatumヲ
未 ダ 遠 ク何 等 ソ レ ト ノ連 絡 ナ シ.Beckenノ3構
突 起 部Processus prae-pubicus
トシ テ 左 右兩
Anlage
外 側ニ 膨 隆 部 ヲ呈 セ ル ヲ認
合 一 シ テ 細 胞 集 積 的ニ平 板 状 ヲ呈 セ ン トスル 傾 向
々尾 外 背 方ニ 伸 ビ テ終リ,Wirbelト
水平
ケル 前 軟 骨 性 形 態 トシ テ ハ兩 部 分 ヲ明 確ニ 指 示 ス
ルコ トヲ得 ズ.但
キ 部 分)ハ 左 右 ノ
ischio-pubicaト總稱スベ
モ ノガ
ヲ示 ス.Pars iliacaト
リ.Pars pubicaノ
ヲ示 ス.Pars pubieaハ
ハ極 メ テ 不 鮮 明 ナ リ.Pars pubica, Pars ischia畫
dicaノ2部
シ テ 其 ノ空 間 ハForamen
最 早 軟 骨化 シ
ト ノ間ハ 未 ダ 不 明 瞭 ナ レ ドモ 大體
Beckenanlage
於 テ 之ニ適應
シ テBecken構
成3分
以 テ 輕 キ 凹 面 ヲ呈 シ 將 來Acetabulumヲ
子 合一ニ
部 ヲ
作ラント
セ ル ヲ認 メ シ ム 。 前 軟 骨 性 骨 盤 原 基 トシ テ 模 型1
ノ如 ク未 ダ 左 右 ノ合 洗 ハ 行 ハ レ ズ.
水
1218
野
知文
Fig.3.(Nr.38約50倍)
模
型1(Nr.38
第4階 梯Nr.47,頂臀徑,10.0mm
75倍)
セ ル モ ノニ シ テ 凡 ソiliaca, Pars ischiadica,
前 階 梯ニ於 テ幼 若 ナル幼 若細 胞集 積 ノ々マ兩 側
別
Pars
シ得
pubicaヲ區
レ ドモ,其
ノ境 界ハ 不 明
ノ頭 部 ヲ以 テ合流 セ ル ガ 本階
Beckenhalfteガ其
ナ リ.併 シ3者 各 部 分 ノ中 心 ト思 ハ ル ル 場 所ニ 微
於 テハ正 中線ニ 沿 ヒ尾 部ニ 到ル迄 合 流 状態梯ニ
ヲ
夫 々1箇
宛 ノKnorpelkernヲ
呈 シ而 モ全般ニ 亙 リテ頭 尾ニ容 積 ヲ増 シ前軟 骨状
ヨ リ 鏡檢 シ 行 クニ 先 ヅ 下 腹 部,腹
態ニ 進 化セ ン トセ リ.(模 型2)ハ 其 ノ全 形 ヲ表現
Beckenanlageト
生 ズ.頭
カニ
部
腔 前 壁ニ 沿 ヒ
シ チ ノMesenchymzellenノ
集
14
骨 盤 帯ノ發
積層 ヲ認 メ即 チ腹側ニ
1219
生學 的 研 究
向 キ テ輕 キ 凸鸞 ス ル 略 ボ一
モ ノハN.obturatoriusト
ナ リテBecken平
板
直 線ノ 細 胞 集 積 ガ 表 ハ レ尾 方ニ 行 ク ニ從 ヒテ 前 軟
部 ヲ穿 通 シ テ 腹 方ニ 出 デ 外 方 ノ モ ノ ハN・ischia・
骨 細 胞 性 ヲ呈 シ來 リ,兩
dicumニ
側 端 ハ 圓 形ニ 膨 脹 シ來 リ
ホ 尾 方ニ 行 ケ バ 其 ノ圓 形 ハ 漸 次 外 腹 方ニ 伸 長 シ
尚
テ 細 胞 集 積 全 横斷 面 ガ 扁平 ナ ルW字
形 ヲ呈 ス.尾
シ テPars iliacaノ
消 ユ.N.obt.ガ
穿 通 シテ腹方ニ
脹 部 ヲ作 ル.立
Anlageナ
ヲナ セ リ.中 腹 部 ヨ リ尾 方ニ 於 テ ハ兩 側 端 ノ膨 脹
形 ノ突 角 頂 ヲ漸 次 腹 腔 壁ニ 沿 ヒテ
背 外 方ニ 伸 長 シ,Beckenノ
此 伸 長 部ハ即
背 側 面 ハ 凹 面 ヲナ ス.
チPars iliacaノAnlageニ
シテ頭
SymphyseノAnlageト
Wirbeltiereノ
左 右Halfteノ
リ.正
中線 上膨脹 部
見 ルベ キ モ稍 々他 ハ
ノ
夫 レ ト趣 ヲ異 ニ セ リ.即
チ 早 期ニ
合流 ト同 時ニ發 生 ス ル モ ノニ シ テ
將 來 強 固 ナ ル 軟 骨 組 織 ヲ ナ ス モ ノニ シ テWieder・
ノ所 謂Symphysis ischio-pubicusト稱
scheim
キ部 分 ナ リ.背 方 ヨ リ伸ビ 來 レ ルSpinalnerven
ハ ニBeckenノ
背 外 側ニ 於 テ 内 外2枝ニ
キ ナ リ.中
腹 部 ノ横斷面ニ
ベ
Fig.4.(Nr.47約30倍)
孔 ヨ Foramen
リ
obturatumノ
見 ルベ
於 テ 前 述 ノW字
形 ノ
方ニ 輕 キ 凹 面 状 部 ヲ形 成 セ ン トシ 此 部 分ニ 既ニ 軟
骨 化 ヲ開 始 セ ルFemnrkopfノ
先 端 ヲ 嵌 メ込 マ ン
トス ル 如 ク ニ 表ハ レ來 ル.
シ テ判 然 タル構 造 ハ 無 論 模 型ニ
於 テ モ 見 ル ヲ得 ザ ル モ 丁 度Becken構
成3分
子 ノ
集 合點ニ一 致 シ テ 左 右 外 側 面ニ稍 々 凹陷 ヲ生 ゼ ル
ハAcetabulumノAnlageト
見 ルベ キ ナ リ.Pars
ハ 本 模 型ニ 於 テ ハ2部 分ニ 可 成 リ明
pubica
瞭ニ 分
ツテ 得.即
チ 腹 外 方ニ 突 出 セ ル 突 起 部Processus
ス
分 レ内 側 ノ
レ即 チ
突 角 部 ガ 背 外 方ニ 伸 長 シ始 メル 邊 リニ於 テ 左 右 外
Acetabulumト
部兩 側 端 ノ膨 脹 部 ハPars pubicaノProcessus
praepubicusノAnlageナ
リ.此
尾 方 一帶ハPars ischiadicaノAnlageト
模 型ニ ヨ レバ コ ノ部 分 ハ 正 中 線ニ 沿 ヒ 柱 状
體膨 隆
部 ハ 其 ノW字
出 ヅル部 分ニ
ハ
模 型ニ 於 テ 見 ルニ 圓 形 ノ 孔 ヲ 作 レ リ.コ
方ニ 行 ク ニ從 ヒ テ 正 中 線 ノ部 分 ニ一 致 シ テ 同樣 略
ボ 圓 形 ノ細 胞 稠 密 部 ヲ發 生 シ,膨
頭 側 ヲ通 過 シ テ 後 肢
praepubicusトForamen
ヲ作
obturatumノ周圍
ル 部 分(平
トWirbelト
板 部 ト假稱 ス)ナ
リ.未
ノ間 ハ 何 等 連 絡 ナ シ.
ダPars iliaca
水
1220
模
第5階
野
型2(Nr.47
梯Nr.103,頂臀徑,11.5mm
生 シ前 者 ト幼 若 ナ ル軟 骨 性 骨 盤 原
基 ト ヲ稍 々可 成 リ明 瞭ニ 形 態 的ニ 分 離 シ 得 ル ヲ以
テ 前 者 ノ模 型 ト後 者 ノ模 型 ヲ作 製 此 較觀 察 ヲナ ス
ヲ便 ト ス(模 型3.A,模
構 成3分
50倍)
又 文獻 ニ ヨ リ見 ル ニSangetiereニ
本 階 梯ニ 於 テ ハ 前軟 骨 細 胞 性 骨 盤 原 基 中 二 明 瞭
ナ ル 軟 骨帶ヲ發
知文
型3.B).後
者 ハBecken
行 程 ヲ示 ス モ ノ ハ 何 等 ノ記 載 ヲ 見 ズ.次
チFemurkopfノ
テ 初發 原 基 ノ形 状ニ稍
先 端 ヲ中心ニ シ
々似 タル 放 射 状 ヲ呈 シ 明 カ
ニ 各 部 分 ヲ指 示 シ 得 ル ナ リ.前
階 梯ニ 於 テ發 生 セ
ル 各 々獨 立 セ ル3 Knorpelkernガ發
Acetabulumノ
育 伸 長 シテ .
部 分ニ 於 テ 合 流 シ各 自特 有 ノ 護 育
方 向 ヲ取 リ シ モ ノ ナ リ.最
右 軟 骨 性Pars ischiadicaガ
開 始 シ居 ル コ トナ リ.未
モ 注 目 スベ キ ハ 最 早 左
正 中 線ニ 於 テ 合 流 ヲ
ダ 各々Beckenhalfteニ
rscheimノ
所 謂Symphysis ischiiニ
成3分 子中 ノ1分 子 間ニ 合
相 當 スル モ
ノ ト言 ヒ得ベ シ.
5
軟 骨 性 骨 盤 ヲ頭 部 ヨ リ檢 鏡 シ行 ク ニ先 ヅSymノ部 分 ガ正 中 線 上ニ 出 現 シ,前
physis
階 ischii
梯
於 ケ ル 左 右兩 端 ノ膨 脹 部ニ 相 當 シ テ 水平 長 軸
ニ
ヲ背 内 方 ヨ リ腹 外 方ニ 向 ケ タ ル 部 分(Processus
praepubicus)ト
pubicaノ平
ガ 軟 骨 トシ テ 出 現 セ リ.未 ダPars
板 部 ハ 軟 骨 化 ヲ セ ザ レ バ兩 側 突 出 部 ハ
何 等 軟 骨 的 二連 絡 ナ シ.(以 上 ハ總 テ 前 軟 骨 性 ニ ハ
模 型(3.B)ノ
如 ク合 流 セ ル モ ノナ リ.)尚
ホ尾 方
二辿 レ パ 中 央 ノ正 中 線 ニ一 致 セ ル 軟 骨點 ハ 漸 次 左
右 二擴 大 シ稍 々 ア リテ2分
シ,兩
者 ハ 夫 々兩 側 ノ
ノ軟 骨 Pars
ト pubicaノProcessus praepubicus
於 テ軟 骨 的 合 流 ヲ完 成 セ ザ ル ニ 先 行 シ テ 斯 ク ノ如
ク兩 側Beckenhalfte構
階梯以 後
ノ状 態 ニ ヨ リ判斷 ス ルニ 此 合 一部 ハ即 チWiede-
子 ノ最 モ 原 始 的 軟 骨 性 形 態ニ 近 キ モ ノ ト
想 像 セ ラル.即
於 テ モ カ カル
合一 ス.Processus praepubicusハ
尾 方 二到 リテ 背
流 ノ營 マ レ ル ハ 從 來 ノ余 ノ研 究ニ 於 ケ ルAmphi-
外 方ニ 伸 長 ス ルPars iliacaノ
軟 骨 部ニ 移 行 シ,尾
bien中Urodelen,Anuren及
部ニ 於 テテハPars ischiadicaノ
尾 端 トPars iliaca
ビVogel等
ニハ無 ク
16
骨 盤帶ノ發
ノ尾 端 ノ ミ トナ リ消 失 ス.前
リ尾 方 迄殘
部ハ稍
1221
ischiadicaハ一
旦 尾 腹 内 方ニ伸ビ 「く」字 形ニ曲リ
者 ノ方 ガ稍 々 後 者 ヨ
レ リ.Processus praepubicusヨ
移 行 セ ン トス ル 部 分ニ 於 テFemu-
rkopfノ
生學的研 究
リ
Pars iliacaニ
先 端 ヲ其 ノ外 側 面 近 ク ニ 表 ハ シ其 ノ移 行
々 凹 面 ヲ呈 シ テFemurkopfヲ
覆 ヘ ル 如 キ 形 ヲ ナ ス.模
頭内 方 ヨ リ
型 ヲ觀 察 ス ル ニ 立體 的
側 ヨ リ見 レバPars pubicaノProcessuspraepubicus
ニハ腹
トPars ischiadica及
ischiiハW字
形 ヲ呈 セ リ.頭
形 ノ兩 側 凹 入 部耻坐截
側ニ 作 レルW字
側 ヨ リ見 レバ3分
ル 方 向ニ3者
通 過 セ シ メ タ リ.左
向 キ テ 伸 長 セ リ.3者
中 心 ト シテ3方
背
physis
尾 外方
ischii
ガAcetabulumノ
部分 ニ
ヲ
向ヘ 放 射 状ニ 伸 長 セ ル 状 態 ヲ宗 族
生 學 的ニ 背 椎 動 物 中Reptilienニ
於 テ 而 モ本 階
發
梯ニ 於 テ 初 メテ 認 メ得 ラ レ シ モ ノナ リ.模型(3.A)
更ニ 容 積 ヲ増 セ ル 状 態 ヲ表 現 ス.模
痕 ハ軟 骨 性ニ 完 成 セ ザ ル
ヲ 包 含 シ 同 部 ハN.obt.ヲ
ヲ作 レ リ.Pars iliacaハ
ハ 前 階 梯ニ 於 ケル 前軟 骨 性 骨 盤 原 基 模 型 状 態 ヨ リ
ビSympysig
ニ シ テForamen obt.
テ 頭 内 方ニ 伸 ビ兩 側 ノモ ノガ 正 中 線ニ 於 テSym-
型(3.B)ガ
其 ノ中 心 部 ノ骨 組 ヲ ナ セ ル モ ノナ リ.模
型(3.A)
Foramen ischio
表ハpubicum
レ タ ル 全 形 ガ軟 骨 化 ス レ バ 恰 モUrodelen
ニ
斜
子 集 合點 ヲ 中 心ニ稍 々 複雜 ナ
腹
於 ケルBeckenヲ
骨 化ニ 際 シForamen obt.ヲ圍繞
ノ伸 長 セ ル ヲ見 ル.即 チPars pubica
頭 腹 外ノProcessus
方ニ 向 キPars
praepubicusハ 於 テ 詳 述 ス.)
Fig.5.(Nr.103約30倍)
思 ハシムル 形態 ニ
ヲ呈 スル モ軟
セ ル 部 分ニハ
シ特 殊 ノ過 程 ヲ示 ス.(總
kleine括Offnungヲ殘
ニ
水
1222
野
Fig.6.(Nr.103
模
型3A(Nr.103 知文
約30倍)
50倍)
18
骨 盤帶ノ發
模
第6階
型3B(Nr.103
梯Nr.53,頂臀徑,12.5mm
キ發 育 ヲ呈 シ來 レ リ.即 チPars pubicaニ平
(F.obt.ヲ
生 セ リ.又
ク背 方ニ 伸 長 シ,背 端 ヲ尾Pars
方ニiliaca
曲 屈 セ シ メHammer状
ノ頭 外 方ニ獨 立 的ニ 存
Foramen ischio-pubicum
在 セ ル モ龜 類ニ 於 テ ハ兩 者 合 一 セ ル ナ リ.故ニ
ヲ呈 ス.Pars ischiadica
ト稱 セ ル モForamen obturatumト稱
ザ ル コ トナ シ.兩側ノ平
ナ セ リ.コ
作 レ リ.模 型(3.B)以
徒ハ總
テ 軟 骨 性 骨 盤 原 基 ヲ表 現 セ ル モ ノナ リ.尚 ホ 各 分
板 部 ハ 頭 方ニ 伸 長 シ ツ ツ
セ リ,以
化 ヨ リ取リ殘 サ レ タ ル 裂 孔 状 ノ空 間 ヲ生 ゼ リ.コ
レ即 チUrodelen Amphibienニ
ル.模
3分 子 集 合點 ヨ リ腹 外 方ニ 向 ツテ發 生 伸 長 セ シ
於 ケ ルLocus
型ニ ヨ リ見 ルニ 左 右兩 側Pars pubicaノ
板 部 即 チ正 中 線ニ 向 ツ テ 背
扁平 ナ ル部 分 ヲ生 ジPars ischiadicaト
階 梯 模 型3.Bニ
ノニ テ 模 型(3.A)ニ
ratumノ
19
正中
腹ニ
於 ケル耻坐截
表 ハ レ タルForamen obtu-
小 孔 ヲ其 ノ頭 外 側 隅ニ 包 含 セ リ.ト
2)Pars ischiadica
Pars ischiadicaハ左 右兩 側 ノモ ノ益 々尾 方ニ
伸 展 シ頭 方ニ 伸 展 セ ルPars pubicaノ平
シ]Becken尾
カケ
相當
ス ル 階 悌 ノ存 在 ス ル ハ 想 像 ス ル ニ難 カ ラ ズ.
軟 骨窓ハ
Foramen
前
ischio
痕ガ閉 塞 サ レシ モ
合過程 上
前 階 梯 ト本 階 梯 ノ中 間ニ(Fig. XXX. G)ニ
者 間ニ 略 ボ 圓 形 ノ軟 骨窓
作 ル.同
頭
端 ハ 夫 々獨 立 的ニ 頭 方ニ 伸 長 シ ツ ツ正 中 線ニ 於 ケ
々水平 長 軸 ノ方 向 ヲ
Processusルpraepubicusハ稍
結 合 ヲモ營 ミユ ク状 態 ヲ知 ル ヲ得.結
-pubicumヲ
シ
上兩 者 ノ間ニ 軟 骨
Symphysis pubisト稱
當 ス ル モ ノ ト思
minoris
惟セラ
resistentiaeニ相
1)Pars pubica
線 近 ク ニ 於 テ結 合 シ,兩
稱
スル モ當 ラ
ノ結 合 部 ヲSymphysis ischiiニ對
子ニ 就 キ 詳 細ニ觀 察 ス ルニ,
膓 方ニ 旋囘 セ リ,又平
命
正 中 線ニ 於 テ 結 合 シ兩 者 ハ共 同ニ テ 廣 キ 板 状 態 ヲ
ハ 尾 方ニ 向 ツ テ 脚 状ニ 長 ク伸 ビ左 右兩 者 ノ間ニ鋭
角 的 ナ ルBogenヲ
方 向ニ 穿 通 ス ル 小 孔 ト シ テ
包 含 ス)ヲ
men ischio-pubicum
完全
的ニハ 此 大 軟 骨窓 ヲForamen ischio-pubicum
正 中線 上 ニテ結 合
ニ
シSymphysis pubisノAnlageヲ發
ハ,強
ノ平 板 部 ヲ 背 腹ノ
板
ベ
先 端 ト合 流 シ,Fora-
閉鎖 シ 且兩 側Pars pubicaモ
50倍)
類 等ニ 於 テハForamen obturatumハPars pubiea
本 階 梯 ハ 軟 骨 性 骨 盤 トシ テ 前 階 梯 ヨ リ稍 々見 ル
部 ヲ生ジPars ischiadicaノ
1223
生 學的研究
板 部ニ
側 部 ノ板 状 部 ヲ作 リBeckenノ 對
構 成ニ 向 ツ テ 進Frontol
メ リ.兩Abschnitt
側 ノ
水
1224
尾方ニ 向 ツテ伸長 セル 突端 ヲBeckenノ
野
脚 部 ト稱
ス.正 中線 結 合部 ハ正 中線ニ 沿 ヒテ稍 々突起状ニ
尾 方ニ 短 キ伸長 ヲ示 セ リ.コ レProcessus hypoナ リ.兩ischiadicusノAnlage
脚部 ノ間ハ尚 ホ軟
骨性ニ 不 整空 隙 ヲナ セ リ.
知
文
擴大 部 ヲ作 リ急ニ 尾 方ニ 鍵 状ニ 曲 リテ 終 レ リ.其
ノ形Hammer或
ハへ らニ 似 タ リ.此
向 ケル 部 分 ハ 將 來Wirbelト
分 ナ リ.Acetabulumハ
結 合 ヲ營ムベ キ 部
ニ
未 ダ 極 メテ 不 完 全ニ シ テ
模 型ニ ヨ リテ 見 ル モ 殆 ドAcetabulumト
3)Pars iliaca
曲 リ テ尾 方
シテ ノ 完
全 ナ ル 整 頓 サ レ タ ル 凹 面 部 ヲ見 ル コ ト ヲ得 ズ.即
Pars iliaca
ハ3分 子集合點 ヨ リ略ボ水平 位 ヲ保
チ テ背 外方ニ 伸長 シ其 ノ背先 端 ハ稍 々内 外ニ扁平
Fig.7.(Nr.53
模
型4(Nr.53 テ3者
ノPars acetabularisト
シ テ ノ發 育 未 ダ 不
完 全 ナ ル ガ タ メ ナ リ.
約30倍)
50倍)
20
骨 盤帶ノ發
生學的研 究
第7階梯Nr.78.頂臀徑,15.0mm
ischio-Pubicum
ヲ境 界 シ テ 突 隆 シ 上 述 ノProces二移 行 ス.Pars iliacaハ
Sus hpyoischiadicus
略
殆 ド軟 骨 性ニ 完 成 骨 盤 ノ形 態 ヲ 具 備 ス ル ニ 到
ル.Frontal Abrchnittハmorphologischニ
ク雜 複 トナ レ リ.即
1225
著シ
チ 全 ク兩 側Beckenhalfteノ
結 合 ハ 完 成 シ一 路 形 態 的 整 頓ニ
ビ先 端 ノ鍵 状 部 ハHammer或
ハ へ ら ノ如 キ 形 態
トナ リ第19-第20 WirbelノProcessus transversus
向 ヘ リ.Pars
pubicaハ兩側Processas praepubicusト
水平 位 ヲ保 チ 長 サ 及 ビ太 サ ヲ増 シ ツ ツ背 方ニ 伸
ボ
正 中線
膨 隆 部 ト ヲ以 テForamen ischio-pubicumヲ
有
(Sacralrippe)ト
初 期 結 合 ヲ開 始 ス.即
ス ル 中 腹 部 以 下 ヲ頭 方 ヨ リ覆 ヘ ル 如 ク腹 方ニ 全體
ノ細 胞 集 積 ニ ヨ リ連 絡 セ リ.Acetabulumハ
ト シ テ 傾 斜 突 出 セ リ.最早Locus minoris resi-
良 ク發 育 セ ル3分
ハ 全 ク完 Stentiae
全 二 軟 骨 性 二 閉 塞消 失 セ リ.
チ兩 者 間
生 セ ルLig. ilio-lumbarisノAnlageト
シニ發
テ
既ニ
子 ノ各 々 ノPars acetabularis
ノ集 合點 ガ 外 側ニ 廣 キ 面 ヲ作 リ最 早 完 全ニFemu-
脚 部間 ノ空 隙 ハ 漸 次 軟 骨 的 Pars
二 ischiadica兩
rkopfヲ收 容 スベ キ 凹陷 部 ヲ構 成 セ リ.Gelenkhohle
サ レ兩 脚 間 ノBogenヲ2分
ス ル 如 ク正中 線
充填
二沿 ヒ テ發 生 ゼ ルProcessus hypoischiadicusハ
々 明 瞭 トナ ル.發
益
生 初 期 ニ ア リテ ハ正 中線 二沿
モ 明カニ發
生 セ ル ヲ 認 メ得.左
結 合 部 頭 端 ハ 正 中線ニ沿
右Pars pubicaノ
ヒ頭 方ニ 山 形ニ 延 展 シ稍
腹 方ニ 傾 斜 シ來 レ リ.其
ノ山 形 ヲ呈 セ ル 部 分
稍ハ
ヒ柱 状 ノ細 胞稠 密 部 タ リシ モ ノガ 漸 次 軟 骨 化 シ テ
將 來 永 久ニ 化 骨 セ ザ ルCartilago epipubicusノ
全 ク鞏 固 ナ ル 左 右 結 合 部 ヲ ナ シ,其
ノ正 中 線 二沿
Anlageナ
フSymphysis ischiiノ
側Foramen
桂 状 態ハ兩
Fig.8.(Nr.78
21
約30倍)
リ.
水
1226
野
Fig.9.(Nr.78
模
型5(Nr.78
知文
約25倍)
50倍)
22
骨盤帶ノ發
模
模
型6A(Nr.78 型6B(Nr.78
生學 的 研 究
50倍)
50倍)
1227
1228
水
第5章
Beckenanlageハ
野
知
文
ル 細 胞 状 態 ニ 於 テ 早 期 ニ 左 右Beckenhalfte
總 括及 ビ考 察
既 ニ體 外 ニzappenformig
ガ 合 流 ス ル コ トナ リ.合
流 後 漸 次 發 育 シテ 前
ニ發 生 伸 長 セ ル 後 肢 ノ根 部 ニFemurkopfbe-
軟 骨 状 態 ヲ示 シ 來 ル モ尚 ホ コ ノ時 期 ニ於 テ ハ
ckenzellmasseト
全 體 ニeinheitlichニ
シテMesenchymzellenノ
集 積 ヲ作 リFemurkopfコリ
稍 々遲 レテ同 細
胞 集 積ヨ リ分 化 シテ 發 生 ス.他 ノWirbeltiere
ニ於 テ其 ノ發 生 位 置 ガ腹 腔 ノ 左 右 兩 側 或 ハ寧
子
シ テBecken構
成3分
ト シ テ ノ獨 立 性 ハ 全 ク 認 メ ラ レ ズ.只
的 關 係 ニ ヨ リ略 ボ3分
ミ.即
子 ヲ 大 別 指 示 シ得 ル ノ
チ上 述 ノ背 尾 外 方 ニ伸 長 セ ン トスル 部
ロ稍 々背 方 ニ寄 レ ルニ 比 シ同 細 胞 集積 ノ發 生
分 ハPars
位 置 ハ極 メ テ 腹 側 正 中線 ニ相 接 近 シ尾 方 腹 腔
ゲ ン トス ル 部 分 ヲ 背 方 ヨ リ來 レ ルN.
壁 ノ腹 外 方 ニ發 生 ス.而 シ テ 兩Beckenhalfte
toriusガ
ノ合 流 ハ發 生 後 極 メ テ早 期 ニ開 始 セ ラル ル モ
ニ 穿 通 シ 其 ノ穿 通 都 ノ 尾 方 ガ 即 チPars
ノ ナ リ.Beckenanlageト
adica頭
シ テFemurkopf
ト分 離 確 認 セ ラル ル ハ9.0mm胎
兒ニヲ未 ダ
全 ク均 一 ナ ル 細 胞 塊 ニ シ テBecken構
子 ハ 全 ク區 別 不 可能 ナ リ.此
pfanlageハ既
Beckenanlageハ
成3分
際Femurko-
ニ 前 軟 骨 状 態 ヲ 呈 ス.兩 側
何 等 中間 ニ連 絡 ナ キ モ距 離
極 メテ 近 シ.Mesenchymzellenノ
特性 ハ徐 々
iliaca正
中線 ニ於 テ 左 右 合 流 ヲ遂
obtura-
其 ノ細 胞 集 塊 ノ 中 腹 ヲ背 方 ヨ リ腹 方
外 方 ガPars
pubicaト
ischi-
想 像 サル.此
合 流 初 期 ノ 腹 方 ニ 面 セ ル 平 板 状 ヲ ナ セ ノレ部 分
一 帶 ハDiemyctylus
Pars
pyrrhogasterニ
ischio-pubicaノ
態 ヲ 呈ス(Fig.
japonicaニ
合 流初 期
2及
ビFig.
於ケ ル
ト殆 ド同 一 形
3. A)
Clemmys
於 テ ハ上 述 ノ如 ク 極 メ テ 早 期 ニ
幼 若 細 胞 性 合 流 ヲ遂 ゲ シ 後 ニ 各 側 ニ於 ケ ル
失 ハ レ軟 骨 細 胞 ノ前 階 梯 タ ル 前 軟 骨 細 胞 ノ性
Becken構
質 ヲ帶 ビ來 ル ニ 從ヒ テ 同 細 胞 集 塊 ハFemu-
(Fig.
rkopfノ
タ ル 前 軟 骨 性 形 態 ヲ2次
先 端 ヲ 中 心 トシ テ各 側 ニ 向 ヒテ 發 育
位 置
成 ノ3分
XX參
子 ノ 中 心 ニ軟 骨 極 ヲ 生 ジ
照).漸次
擴 大 シテ 即 ニ 形 成 サ レ
的 ニ浸 潤 シユ ク モ ノ
ヲ 開 始 ス.就 中 正 中 線 ニ 向 ヒテ ハ 急 速 度 ニ上
ナ リ.正
述 ノ細 胞 群 ノ浸 潤 ヲ見,前
ル ル ヤ 正 中 線 ニ 没 ヒ頭 尾 ニ 柱 状 ノ 細 胞 稠 密 部
軟 骨 細 胞 状 態 ヲ未
グ 明 カ ニ 示 サ ザ ル ニ 最 早 兩 側Anlageハ
幼若
細 胞 性 ニ 交 通 ヲ開 始 ス.之 ニ反 シPars
iliaca
ト認 メ ラル ル部 即 分 チ 初 發 細胞 集 塊 ヨ リ背 尾
中 線 ニ 於 ケ ル 幼 若 細 胞 ノ連 絡 開 始 サ
ヲ 發 生 シ後 ニ 到 リ テPars
合 流 線ヲナ
ischio-pubicusヲ
形 成 スルモ
derscheimハChelone
遲 ク且 短 シ.一 般 ノReptilien以
rtelニ
ノ ナ リ.Wie-
midasノBeckengu-
就 テ 以 下 ノ 如 ク 述 ベ タ リ.Was
beltiereニ 於 テ ハ多 ク ハ各 側 ノBeckenhalfte
Beckengurtel
ガ 獨 立 的 ニ前 軟 骨 状 態 ヲ 經 テ 軟 骨 化 シ 略 ボ
seine
Becken構
hiuweg.
成 各 分 子 ノ結 合 ヲ遂 ゲ 然 ル後 ニ 左
初 期
ス モ ノ ニ シ テ 將 來 所 謂Symphysis
外 方 ニ 伸 長 セ ン トス ル部 分 ハ極 メ テ其 ノ速 度
外 ノWir-
ischiadicaノ
betrifft,
Anlage uber
Auch
so
drei
hier
Beckenteile
als getrennte
比 較 シ最 モ注 目 ス ベ キ 點 ハ未 ダ極 メ テ幼若 ナ
im
Acetabulum
spateren
erstreckt
sich
Spinalsegmente
entstehen
右 ノ モ ノ ノ合 一 ガ 開 始 セ ラル ル ガ 通 側 ナ ル ニ
den
Knorpel,
alle
drei
welche
zusammenstoBen;
24
骨 盤 帶
die Pars
iliaca ist
Wie
Lacertiliere,
bei
Cheloniern
nahe
anfangs
und
bei einander,
tliches
sie
Blastem,
spateren
Nervus
welche
auch
bei
zuerst sehr
ein ganz
einhei-
in der Gegend
obturatum
obturatorius
kurz .
im vorknorpeligen
sogar
Foramen
erfahrt.余
Pubis
und
bilden
sehr
so liegen
Ischium
Stadium
noch
ノ發 生 學 的 研 究
eine
der
レバdrei
getrennte
發 生 シAcetabulumノ
ノ正 中線 合 流 部
ヲ上 述 ノ
Sympbysis
ischiiニ
對 シWiederscheimハ
Symphysis
pubisト
稱 セ リ.Lacerta
ニ 於 テ ハWiederscheimハDie
pubis
kommt
Symphys
viel
Symphysis
fruher
isischiiト
agilis
Zustand
稱 セ リ.之
als die
ニヨ
於 テ ハTierartenニ
リテ 見
ヨ リ何
レ ガ 先 ニ 構 成 サ ル ルカ 不 定 ナ ル モ ノ ノ 如 シ.
Unterbrechung
ノ 觀 察 セ ル ト略 ボ 一致 セ ル 形 態
scheimニヨ
ニ伸 長 延 展 ス.コ
ル ニReptilienニ
nur durch
ヲ極 メ テ 簡 單 ニ 述ベ 居 レ リ.即
1229
Symphysis
pubisハ
チWieder-
minoris
Knorpelヲ
adicaトPars
部 分 ニ テ 結 合 ス ル點
軟 骨 性 合 流 ニ 際 シLocus
resistentiae樣
ノ 小 孔 ヲPars
pubicaノ
ischi-
正 中線 上 結 合 部 ニ相
當 シ テ殘 存 シ ツツ 次 第 ニ 合 流 ヲ 終 ル.此
部 分
ヲ 既 ニ 觀 察 記 載 セ リ.Clemmysニ
於 テ モ均
ハ 將 來 永 久 ニ 稍 々 幅 廣 キ 軟 骨 部 ヲ 呈 シ,成
一 ナ ル 前 軟 骨 性 原 基 中 ニ 軟 骨 性3分
子 ヲ獨 立
骨 盤 ニ 於 テ ハ 該 部 ニ 菱 形 軟 骨 帶 ヲ 形 成 セ リ.
的 ニ發 生 シFemurkopfノ
先 端 ヲ集 合 點
トシ
テ 他 端 ハ夫 々 固 有 ノ方 向 ニ 伸 長 ヲ 開 始 ス ル
ナ リ.余
ノ 觀 察 ニ ヨ レ バAmphibienニ
ノUrodelen(Diemyctylus
Anuren
3分
(Bufo
於 テ
pyrrhogaster)
vulgaris
ニ 於 テ モ 不 明 瞭 乍 ラ3分
ischiiハ
構 成 ノ 趣 ヲ 異 ニ シ先 ヅ 柱
状 軟 骨 體 ガ 正 中 線 ニ沿 ヒ テ 兩Pars
レモ
シAmphibien
ス
ノ柱 状 部 ト脚 部 ノ
間 ノ 空 間 ハ 漸 次 頭 方 ヨ リ軟 骨 化 シ テ 充 填 サ レ
ユ ク ナ リ.故
子 ヲ區 別 シ得 ラ ル ル
ischiadica
ノ 尾 側 部 即 チ 兩 脚 部 ノ 作 ルBogenヲ2分
ル 如 ク 頭 方 ヨ リ伸 長 シ,コ
japonicus)何
子 ヲ區 別 シ得 ザ リ キ.但
Symphysis
熟
側Pras
ニSymphysis
pubicaガ
pubigノ
如 ク兩
相 寄 リ シ合 流 部 ニ 作 ラ ル ル
Tierartenノ
存 在 ヲ 報 告 サ レ居 ル モ ノ ナ シ ト
ニ 非 ズ シ テ 先 ヅPars ischiadicaガ
セ ザ ル モ,余
ハ背椎動 物 ニ於 テ宗族發 生學 的
ス ベ キ 合 流 部 ニ 圓柱 状 ノ 軟 骨 體 ヲ先 キ ニ 發 生
ニBecken構成3分
子 ヲ 極 メ テ 明 瞭 ニ 認 メ得
ラ ル ル ハReptilienヲ
Symphyseニ
最 初 ナ リ ト斷 定 ス.
就 テ
ischiadicaノ
ハWiederscheimノ所
先 端 ニ シ テ コ ノ部 分
謂Symphysis ischii
ノ 頭 側 部 ニ相 當 ス ル モ ノ ト思 惟 ス.後
ischiadicaトPars
pubicaノ
ischo-pubicumヲ
作 リ ツ ツ合 流 シ,左 右Pars
pubicaモ
25
先 端 ガForamen
正 中 線 上 ニ 合 流 ヲ 開 始 シツツ
pubicaノ
板 状 部 ハ 寧 ロ正 中 線 合 流 部 ノ
凹 陷 セ ル ニ 反シ,Pars
ischiadicaノ
表 ハ レ タ リ.將
(Symphyse)ハ
頭方
板 状部 ハ
合 流 線 ガ 正 中 線 ニ沿 ヒ 突 隆 セ リ.此
熟 骨 盤 ニ 於 テ 見 ルSymphyseノ
ニPars
ischiadica
ガ 軟 骨 化 シツ ツ 相 寄 リ テ 合 流 シ ユ ク ナ リ.
Pars
正 中 線 ニ 於 テ 軟 骨 性 ニ 初 メ テ 左 右 ノ合 流 ス
ル ハPars
シ夫 レニ 向 ヒ テ 兩 側 頭 方 ヨ リPars
將來 合流
halfteノ
關 係 ハ成
形態 上 ニモ
來永 久 ニ正中線 ニ沿 ヘル部分
化 骨 セ ズ シ テ 左 右Becken-
此 線 ヲ 軸 ト セ ルBiegsamkeitヲ
留 セ リ.Symphyseノ
保
頭 端 ハ稍 々 其 ノ幅 擴 大
水
1230
シ 山 形 ニ延 展 シ テ 所 謂Cartilago
野
知
文
Diemyctylusニ
epipubicus
於ケ
トナ リ,尾 端 ハ 小 突 起 状 ヲ ナ シ所 謂Precessus
(1)ト言
hypoischiadicusヲ
胞 集 積 期 ニ 於 ケ ルF.
形 成 ス.
Foramen
obturatumニ
Clemmys
就 テ
japonicaニ
obturatumノ
於ケ
ナ リ ト認メ得
ルForamen
Urodelenニ
Saugetiereニ
於ケ ル 場 合
於ケ ル場 合
obturatum構
トVogel,
ソForamen
ク,Clemmysニ
開孔機 轉 ハ
於 ケ ル幼 若 細
obt.ノ
ル ナ リ.而
カ ニPubis,
前2者
構 戒 状 況ト 同 一
シ テClemmysニ
ニ 相 當 ス ル モ ノナ リ.
Ischium,
Iliumヲ
區 別
ノ一 端 ノ 伸 長 結 合 ニ ヨ リ豫 メ
obt.ト
ischio-pubicumヲ
示 セ リ.即
於
於 ケル ニ反
前 軟 骨 性 ニ 開 通 セ ル 小 孔 即 チF.
テ 廣 義 ノF.
成機 轉 ニ關 シ テ ハ 次 ノ何 レカ
ノ場 合 ノ1ツ
シ,明
シ 得,且
ト ノ 中 間 期 ニ適 ハ
シ キ 面 白 キ 状 態 ヲ 示 セ リ.凡
obt.ノ
ケ ル 軟 骨 化状 況 ハAmphibienニ
發 育 構 成 ノ過 程 ヲ觀 察 ス ル ニ
Amphibien
ヒ得ベ
ルF.
モ言
obt.ヲ
圍 ミ
ヒ 得 ベ キForamen
構 成ミ 上 記(3)ノ
チClemmysノF.
形 式 ヲ
obt.構
成機轉
1)
軟 骨 化 初 期 ニ 於 テ既 ニ 有 孔 ナ リ.
ハAmphibien
2)
無 孔 ノ モ ノ ガ 軟 骨 化 後 開 通 ス.
ノ 兩 形 式 ヲ兼 ネ示 セル モ ノ ニ シ テ 極 メ テ 興 味
3)
軟 骨 性 發 育 伸 長 ノ道 程 ニ 於 テ 空 間 ヲ 圍
深 キ 點 ナ リ ト言 フ ベ シ.尚
ミテ 孔 ヲ 作 ル.
F.
Amphibien
Urodelen特
pyrrhogasterニ
men
ハ(2)ニ
相 當 ス ル ガ 如キBefundヲ
obturatoriusノ
japonicaニ
シBeckenanlageト
obturatoriusヲ
居 ル ナ リ.コ
ctylusニ
先行
於 テ見 ル如 ク
相 當 ス ル孔 ヲ開 通 シ
obturatumモ
初ハ 其 ノBeckenanlageハN.
レ テ細 胞 集 積性 原 基
Anlageノ
obt.ト
トシ テ 發 生 シ,N.
最
ト シ テBecken
ヲ 圍 繞 ス ル コ トニヨ
platteヲ
部 ヲ 穿 孔 シ居
obt.ノ通
表 現 サ レ シ 本 來 ノF.
pubica上
此小 孔
レ リ.是
レ即
路 タ ル 小 孔ト
シテ
obt.ガ
軟 骨 化 ニ 際 シ,
ニ 其 ノ マ マ 固 定 サ レテ獨 立 シ
ト ハ 無 關 係 ニPars
ischiadicaノ
pubicaトPars
遊 離 先 端 ガ 閉 鎖 シ テgrosse
Offnungヲ
構 成 シF.
類ニ
ischio-pubicumト
於 テ ハ コ ノF.
ル コ トナ ク後 者 ノ 頭 外 側1隅ニ
リ.コ
obt.ノ
ガ通 過 ス ル 以 上 之 ヲ 廣 義 ノF.
リ突 如
穿 孔 セ ル ガ如 キ觀
ヲ 呈 セ ル モ ノ ナ ル ヤ モ 知 レ ズ.然
ニPubisノ一
リ トス レバ
obt.ハ
頭 外 方 ニ於 テ獨
稍 々離
存 在 スル 位 置 ニ 向ツ テ 細 胞 集 積 性
ニ 伸 長 發 育 シ,之
立 的
ischio-pubicumノ
ルナリ.龜
ノ 状 況 ヨ リ想 像 ス ル ニDiemy-
於ケ ルForamen
關 係
チ兩 者 ハ 本 來 獨 立 的 ニ構 成 サ ル ベ キ
Foramen
Pars
圍 繞 シ ツツ 發 育 ス ル ヲ 以 テ 前
obturatumニ
ischio-pubicumノ
チ 前 軟 骨 性 ニN.
シ テ ノ 細 胞集 積 ハNervus
軟 骨 期 ニ ハ 既 ニ 模 型(1-2)ニ
Foramen
呈
於 テ ハNervus
發 生 ガBeckenanlageニ
ホ注 意 ス ベ キ點 ハ
モ ノニ シ テ 「ト カ ケ 」 類 ニ 於 テ ハF.
開 孔 機 轉 ニ 關 シテ ハ上 記
セ シ ガClemmys
obt.トForamen
ナ リ.即
於 ケ ル 檢 索 ニ 際 シ其 ノFora-
obturatumノ
(1)或
ニDiemyctylus
UrodelenトSaugetiereト
ノgrosse
obt.ハ
ナ
獨 立 ス
包 含 サレ
Offnungノ1隅
ヲN.
obt.ト
シナ
obt.
稱 シテ
可 ナ ル ベ キ モ ノ ニ シ テ 極 メ テ 興 味 深 キ關 係 ナ
リ.Amphibien,
ReptilionノF. obt.ノ
開孔
機 轉 ニ 關 シ,BungeハFensterungstheorie
ナ ル モ ノ ヲHypotheseト
シ テ 記 述 セルハ
余
26
骨 盤 帶
ノAmphibienノ
ノ發 生 學 的 研 究
骨 盤 發 生 ニ關 ス ル研 究 ニ 於
テ 既 述 セ ル ト コ ロ ナ リ.Clemmysニ
於ケ ル
軟 骨 化 直 前 ノ前 軟 骨 性Beckenanlageノ
全形
Beckenニ
酷 似 ス ル モClemmysニ
於 テ ハ前 軟
骨 性Beckenanlage中ニ3ツ
ノKnorlpelkern
ヲ 發 生 シDiemyctylusニ
於 ケ ルParsischio-
bubicaニ
tiere等
ニ 於ケ ル ト同 樣grosse
japonicaノWirbelハHalswir-
bel 8箇Brust-Landenwirbelハ10箇
レニ續 キ テ 存 在 スル2箇
transversusハ
ナ ス.其
lumbarisニヨ
ハ1本
ノ周 圍 ハLig.
以 テ結 合 シVogel
ハ 極 メ テ多數 ノ夫レト 結 合 ス.Reptilienノ
Sauge-
2本
Offnungト
ハ 其 ノ 中 間 型 ヲ表 現 セ ル モ ノ ト言 ヒ得 ベ
シ.Saugetiereニ
シ テ 完 成 サ レ後 化 骨 シ テPubisトIschium
於 テモ 下 等ノモ
ノ
Sacralrippeヲ
tilienニ
ハ 夫 レ以 上 ノ數 ニ 於 テ結 合 ス.
pubicmノ
obt.及ビForamen
ischio-
關 係 及ビSymphyseノ状
種 樣 々 ニ シ テ1例
テ ハForamen
ヲ擧 グ レ ハHatteriaニ
ischio-pubicumaハ
於ケ ルknorpelig
F.
fibroser
pelvis)ニ
obt.ハF.
テPubisヲ
於
骨 性ニ 閉
Stang
ischiopubicumノ
小
括
背 椎 動 物 ノ骨 盤 發 生 ノ順 序 トシテ 凡 ソ軟 骨
於 テ骨盤構 成要
素 ノ結 合 ヲ略 ボ 完 了 セ ル 後 ニ 兩 側 ノ モ ノ ガ合
(Lig.
外 頭 方ニ於
立 的 ニ 存 在 ス.宗
第6章
族發
一 ヲ管 ムル ガ普 通 ナ リ.(鳥 類 ハ例 外)然 ル ニ
Clemmys
japonicaaハ
之 ガ逆ト ナ リ以 下 ノ
如 ク梢 々特 殊 ナ ル 順 序 ヲ示 セ リ.
生學 的 ニ ハ兩 孔 ガ 合 併 シ骨 性 ニ 閉鎖 的 ナ ル モ
a)
軟 骨 化 以 前 ニ於 ケ ル状 況
ノ ガ 最 モ 進 化 シ タ ル モ ノ ト言 ヒ得ベ
1)
1塊
シ.
ノ均 一ナ ル 細 胞 集 積ト シテ兩 側 ニ
獨 立 的 ニ出 現 ス(Fig.
Acetabulumニ
XX.
A).
就 テ
2)
軟 骨性Beckenanlageト
ス ル ヤ 各3者
ノ
以 テ結 合 サ ル ル モ 高 等 ノ モ ノ
性 ニ各 側 ノBeckenhalfteニ
ヨ リ左 右 ニ 隔 離 セ ラ レ
穿 通 シ,獨
ハ2本
態 ハ種
鎖 サ レ ズ シ テ兩 側 ノ モ ノ ハMedianlinieニ
medianum
ilio-
リfestニ 結 合 サ ル.Amphibien
ノSacralrippeヲ
ノ 骨 融 合 線 ヲ 其 ノ兩 端 ニ 明 瞭 ニ 認 メ得.Rep於 テ ハF.
ノ
背側 縁 ニ 伸ビ 淺 キgelenkartige
Verbindungヲ
「ト
存在
目 ノモノ 以外 ハ 全部 背側龜 甲ニ
固 定 的 ナ リ.夫
Iliumノ
區 分 ス ル コ トヲ 得 且 廣 義 ノF. obt.
ハ 其 ノ兩 者 ニ ヨ リ軟 骨性 ニ,Urodelenヤ
カケ 」 類 ニ 於ケ ル 小 孔 ト異 リVogel
Clemmys
ノ 結 合 ニ就 テ
SacralwirbelノProcessus
相 當 セ ル 部 分 ハ 明 カ ニPubisト
Isohiumニ
Wirbelト
シ内 第10箇
態 ガ 其 ノ マ マ 軟 骨 化 ス レ バDiemyctylusノ
1231
シ テ ノ形 態 ヲ 完 了
N.
obt.ヲ
通 過 セ シム ル 小孔 ヲ作 リツ
ツ略 ボ部 位 的 ニ3構
成 分 子 ヲ指 示 シ得 ル 状 態
ノ 中 心ニ 化 骨 核 ヲ 生 ジ 略ボ 軟 骨
トナ リ正 中 線 ニ 向 ツテ 急 速 ニ發 育 シ,依 然 均
化 ノ順 ヲ 追 ヒ テ 化 骨 ヲ 終 ル.化
ハ 各 々Acetabulumニ
骨 ニ 際 シ3者
向 ヒFortsatzヲ出
一 ナ ル細 胞 集 積 的 ニ合 流 ヲ營 ム(Fig
. XX
シ
.B).
Acetabulumニ
於 テfestニ
結 合 シ周 縁 ハ 圓 味
3)
ヲ帶ビ
シ3角
正 中 線 ニ沿 ヘ ル 部 分 ハ 特 ニ細 胞 稠 密 ニ
形 状 ノ 凹 面 ヲ 作 ル.
シテ 細 胞 的 ニ柱 状 體 ヲ ナ セ ル ガ 如 キ觀 ヲ 呈 シ
27
水
1232
野
知
Pars ischiadica, Pars iliacaノ
ツツ腹 側 面ニ平 板 状 ノPars ischio-pubicaト
モ 言 フ ベ キ部 分 ト其 ノ外 背 尾 隅 ヨ リ突 起 状ニ
伸 長 セ ン トス ルPars iliacaトヲ區
4)腹
状
3軟 骨體 ノ成
長 ヲ 見 ル(Fig.XX.E及ビFig.XXX. E).
2)3者
別 シ得 ル
態 トナ ル(Fig.XX.C).
文
ハ 將 來Acetabulumヲ
部 分 ニ テ合 一 ヲ遂 ゲ 他 ノ遊 離 端 ハ 各 自 ノ方 向
側平 板 部 ノ外 頭 側 部 ハ腹 外 方ニ 向 ヒ
伸 長 シ,先
ヅ兩 側 ノPars ischiadicaハ
膨 隆 部ヲ 構 成 シPars pubicaノProcessus
中 線ニ 於 テ合 一 ス(Fig.XX.F及ビFig.
praepubicusノAnlageヲ
XXX.F).
暗 示ス(Fig.XX.
D).
3)次
イ デPars igchiadicaトPars pubica
ヲ形 成 シ軟 骨 化 以 前ニ 於 テ存 在 セ シF.obt.
phibien
極 メUrodelenノ
テ酷 似 ス ル形 態 ヲ呈 ス.以 上 ノ如 キ徑路ヲ
其 ノ頭 外 側 隅ニ 包 含 サ レ軟 骨 性ニ獨
ノ 立 小孔
ト
作 ル コ トナBlastemヲ
シ(Fig. XXX. G).
以 テ左右合
リツツeinheitliches
流 シ テ軟 骨 性Beckenノ
母 地 ヲ 作 リ其 ノ體 ノ
内ニKnorpelkernヲ發
生 シ,略 ボ發 立 的ニ
3構 成 分 子 ノ發 育 結 合ヲ見ル
b)軟
4)兩
Blastemニヨ
H).
hypoischiadicusヲ
明 瞭ニ 示 シ 來 ル(Fig.
XXX.I).
前軟 骨細 胞
育 シ其 ノ母 地 ニ ア リテFemurkopfノ
ヲ
漸 次 正 中線ニ 向 ッ
5)Cartilago epipubicus及ビProcessus
コ ト以 下 ノ如シ.
構 成 サ レ タ ルeinheitliches
ルBeckenanlageハ
側Pars pubicaハ
テ伸 長 延 展 シ合 流 ス(Fig.XXX.
骨 化 ニ ヨル 結 合 状 況(Fig.XXX).
1)既ニ大體
ニ
正
ノ先 端 ガ結 合 シテForamen ischio-pubicum
以 上 ノ形 態 ガ其 ノ マ マ 軟 骨 化 ス レバAmBeckenanlageト
構 成 スベ キ
先
ニ發
以 上 ノ如 ク結 合ヲ營 メ ル 間 二全 形 トシ テ ハ
各 側 二向ツ テ成 長 シ漸 次 成熟 骨 盤 ノ形 態 二迄
端ヲ 中心 ト シ テ 略 ボ放 射 状ニPars pubiea,
育 シ,然 ル後,化
Fig. XX
骨ヲ營 ム ナ リ.
發
.
28
骨 盤帶ノ發
生學的研 究
1233
Fi g.XXX.
第7章
結
素 ノ軟 骨 性 結 合ヲ 完 了 ス ル ニ先 行 シテ,既ニ
論
以 上 各 章ヲ 通 ジテ ノ楡 索 ノ結 果 次 ノ如 キ結
1)Beckenノ
ヲ營 ム.
初發 原 基 ハMesenchymzel-
リナ ・
ルFemurkopfbeckenzellmasse
母 地 トシテ,其
ヲ
einheitlichノ
ノ中ニ1箇
5)兩
ノdichtナ
ル
細 胞 集 積 トシテ發 生 ス レ ドモ,
軟 骨 性 ニ ハ 上 記 細 胞 集 積 内 二各 々分 離獨 立 性
ナル3箇
ノKnorpelkern(即
側 ノPars ischiadicaノ
端トPars ischiadicaノ
素ヲ 指
2)BeckenanlageハFemurkopfanlage
ヨ リ稍 々遲 レテ發 生 シ 且軟 骨 化 ス.
3)左
右Beckenhalfteハ
腹 腔 壁 ノ左 右 外
生初 基ニ 於
テ幼 若 ナル 細 胞 集 積 中ニ 小 孔 トシ テ開 通 シ,
前 軟 骨 期 迄 ハurodelen Amphibienニ於ケ
ル樣 式 ヲ示シ,軟
骨 期 以 後 ハForamen ischi-
結 合ニ 先 行 シテ 可 成 リ早 期ニ 腹 側 正 中 線 二於
ノForamen obturatumヲ
テ幼 若 ナ ル 細 胞 集 積 ノ状 態 ニ テ 融 合ヲ遂グ.
ハSaugetiereト
29
イamen
デ 左 obturatum
右
始 サ ル.
opubicumノ
左 右 各 側ニ 於 テ3要
義 ノFor-
ノ軟 骨 性 結 合 ガ 正 中線 上ニ Pars
開 pubica
方,後 肢 ノ其 ノ基 根 部ニ發 生 シ兩 側 ノ軟 骨 性
4)Beckenanlageハ
先 端 トノ結 合 ガ營 マレ
)ノ 閉 鎖 成 リ,次
6)Foramen obturatutmハ發
示 ス ル コ トヲ得 ズ.
遊離 先
テForamen ischiopubicum(廣
チPars iliaca,
チ 軟 骨 化 以 前 ニ ハ獨 立 性3要
遊離 先端 ガ
結 合 スル ヤ 間 モ ナ クPars pubicaノ
Pars ichiadica及ビPars
テ發
pubica)トシ
生 ス,即
遊離 先
端 ヲ以 テ 正 中線 上ニ兩 側 ノ モノ ノ最 初 ノ結 合
論ヲ 得 タ リ.
lenヨ
軟 骨 化 ヲ開 始 セ ルPars ischiadicaノ
構成ト共ニ
コ レニ 包 含 サ レ廣 義
形 成 シVogel或
同 一樣式ヲ 示 ス.
7)Pars iliacaノ發
生 及ビ 軟 骨 化 最 モ遲
水
1234
野
知
文
テへら
シ.
8)
各 側 ニ於ケ ルPars
ischiadicaノ
pubica及
ビPars
先 端 結 合 部 ヲ以 テ更 ニ 左 右 ノ モ
ノ ガ 正 中線 上 ニ 相 會 シSymphyseヲ
以 テ,頭 側 半 分 ヲSymphysig
分 ヲSymphys
作 レル ヲ
レ ル2本
リ伸 ビ 來
ノSacralrippeトgelenkartigニ
結 合 ス.
12)
AcetabulumハPars
iliaca,
chiadica及
isischiiニ 區 別 シ得.前
者ハ
外 側 面 ニ 作 ラ レ成 熟 骨 盤 ニ 於 テ ハ 明 カ ニ 關 節
pubicaノ
正 中線 上合 流 部
窩 ニ3者
13)
ビPars
pubicaノ3者
ノ集 合 部
ノ 合 流 線 ヲ 認 ム ル ニ 到 ル.
Pare
pubica及
ビPars
ischiadicaノ
頭 端 ハ扁 平 ナ ル 廣 キ軟 骨板 ヲ 形 成 シ ツ ツ發 育
長 軸 ニ 對 ス ルPars
延 展 シ永 久 ニ軟 骨 ノマ マ特 ニ 中 央 尖 端 部 ハ頭
ニ ア リ テ ハ180°
腹 方 ニ傾 斜 シ ツ ツ烏 帽 子状 ニ突 出 ス.該 部 ヲ
進 ム ニ 從 ヒ テ 漸 次90°
Cartilago
行 状 態 ニ 近 キ 鋭 角 ヲ ナ ス ニ 到 ル.
epipubicusト
稱 ス.Symphysis
ischiiノ 尾 端 ハ短 キ突 起 状 ヲ呈 シ テ遊 離 ス.
該 部 モ 化 骨 ス ル コ トナ クProcessus
14)
pubicaノ
左 右 外 方 ニ ハ腹
praepu-
iliacaノ
長 軸 ハ發 生初 期
ニ 近 キ 鈍 角 ヲ呈 スル モ 發 育
ニ 近 接 シ後 ニ ハ 殆 ド平
SchildハBeckenanlageヨ
リ著 シ ク
遲 レ テ 軟 骨 化 ス.
15)
方 ニ 略 ボ水 平 ニ 突 出 ス ルProcessus
bicusヲ
hypois-
稱 ス.
10) 兩 側Pars
is-
側半
左 右Pars
chiadicusト
Pars
pubis,尾
稍 々發 育 初 期 ヨ リ凹 陷 シ,後 者 ハ稍 々 凸 隆 ス.
9)
形 ニ 彎 曲 突 出 シ,Wirbelヨ
Beckengurtelノ
發 生 上 諸 點 ニ於 テ
ReptilienハAmphibienトSaugetiereノ
中
間 型 ヲ表 現 ス.
發 生 初 期 幼 若 細 胞 期 ヨ リ認 メ得.該
突 起 ハ將 來 化 骨 シ,兩 側Pars irschiadicaノ
擱 筆 スル ニ當 リ御 懇 篤 ナ ル 御 指 導竝 ニ御 校
尾 端 ニ發 育 セ ル 脚 部 ノ先 端 其 ノ 間 ニ 作 レ ル
閲 ヲ賜リ シ 恩師 敷 波 教 授 ニ對 シ テ 深 甚 ナ ル 感
Bogenノ
謝 ノ意 ヲ表 ス.
縁 邊 及 ビCartilago
先 端 ト共 ニ腹 側Schildノ
11) Pars
epipubicusノ
内 面 ニ 接 觸 ス.
iliacaハ 殆 ド水 平 ニ背 外 方 ニ伸
長 シ其 ノ 背 縁 ハ發 生 初 期 ヨ リ稍 々尾 方 ニ 向 ツ
主 要 文 獻 ハ 岡 山 醫 學會 雜 誌 第49年
第12號所
載
ノ 骨 盤 帶 ノ發 生 學 的 研 究 ニ掲 載 セ リ.
30
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