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6.5M - コンパクトシティいしのまき・街なか創生協議会

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6.5M - コンパクトシティいしのまき・街なか創生協議会
この冊子は民間のまちづくりの担い手による検討案です。
計画の位置づけや、本編のプロジェクトの実現性については、
今後行政等と検討を進めていく予定です。
-目次1.はじめに・・・・・・・・・・・・・・・・・・ P1~2
2.石巻の街なか資源・・・・・・・・・・・・・・ P3
3.街なか復興まちづくりの担い手・・・・・・・・ P4
4.街なか復興ビジョンの方向性・・・・・・・・・ P5~6
5.テーマごとのプロジェクト・・・・・・・・・・ P7~8
6.プロジェクトの展開イメージ・・・・・・・・・ P9~10
7.街なかでの過ごし方・・・・・・・・・・・・・ P11~12
8.復興ビジョンの実現へ向けて・・・・・・・・・ P13~14
発行:コンパクトシティいしのまき・街なか創生協議会
編集:東北大学大学院工学研究科
都市・建築学専攻計画制度学研究室(災害科学国際研究所)
株式会社 日本設計
コンパクトシティいしのまき・街なか創生協議会
平成25年 3月
“街なか復興ビジョン”は、まちの使い方を示すいくつものプロジェクト(仕掛け)から構成されます。この復興ビジョンに完成はありません。魅力ある石巻の街なかの復興のためには、市民の皆さんが中心となり、この復興
ビジョンを土台にして、まちを楽しむさまざまな仕掛けをさらに継ぎ足し、実行していく必要があります。
「石巻街なか復興ビジョン」は、市民や復興に関わる多くの人たちの思いを形にし
ていく羅針盤です。ビジョンは自ら動いて描いてこそ実現されるものであり、多くの
力が加わることでより豊かになっていきます。ビジョンに完成形はありません。
新市街地のあけぼの・蛇田エリアと役割分担をしながら、街なかならではの復興を目指します。
市民憲章にあるように、海と川の恩恵を受け感謝し、幾百年の時を重ね、知恵と絆
で人々が営々と築き上げてきた行為、それこそが「石巻」であると思えます。「感謝
のこころ」を持ち、人の絆を大切に商いをしてきた中心商店街。この精神にのっとり、
私たちはボランティアを始め多くの方々の支援に対する感謝のこころを持ち、新たな
絆で結ばれた仲間とともに「石巻」を未来へと繋げていきます。
このビジョンを作成するにあたっては、震災前より石巻の魅力を伝えようと努力し
てきた石巻人、震災後石巻を愛するようになり、石巻に住みついてしまった石巻人等、
さまざまな形で復興に携わっている人々が集まり検討してきました。
まちづくりの担い手は他でもない、石巻に住み、石巻
で活動する私たちです。このビジョンを羅針盤に、思い
やりとおもてなしの心を大切に、行政の方だけに頼るの
ではなく、自らも汗を流し、より良い街を作るべくとも
に努力して参ります。
街なかでは、官民による様々なハード整備が、実現へ向けて動き出しています。
行政の計画とも連動しながら、民間が取組むまちづくりの方向性を示したものが、“復興ビジョン”です。
1
2
復興が進むと、まちの様相は変わっていきます。街なかで復興を進めるにあたっては、これまで培ってきた街なかの歴史・魅力などの資源
や、まちの構造をしっかり継承しながら復興を進めていきます。
街なかでは、商店街や商工会議所、観光協会など従来より積極的にまち
づくりを担ってきた主体が多くあります。震災後は、新たに石巻に移り住んだ
方や復興支援にあたっている方も多く、様々な団体が復興に向けた活動を
行っています。
街なかには全部
で7つの商店街があ
ります。震災によ
り休業していた店
舗も多くが再開し
石巻の顔として商
売にまちづくりに
励んでいます。
地域経済社会の
活性化と魅力ある
まちづくりを目指
し、地域の大企業
も中小企業も一つ
になって協力しあ
い積極的に事業を
展開しています。
石巻地域の観光
振興を図るため、
石巻駅のロマン海
遊 21 を中 心に 、 石
巻の特産品やイベ
ント情報などを発
信しています。
千石船、ひらた
舟などの歴史と文
化を核に石巻湊の
歴史的視点に立ち、
まちづくりの一助
となすことを目的
に活動しています。
石巻圏の伝統文
化を継承し、文化
活動の振興、並び
に新しい文化の創
造を推し進めると
ともに市民の芸術
文化の向上を目的
に活動しています。
地元の方々の声
を直接聞きながら、
「人こそが人を支
援できる」という
思いを胸に、「人
と人の絆」に根ざ
した復興支援活動
を行っています。
石巻に元来より
ある資源を丁寧に
拾いあげ、全国の
あらゆる才能と結
びつけ今までにな
い新しいコミュニ
ケーションを生み
出しています。
公益的な立場の
もと、地域産業の
活性化や街づくり
を推進するために、
自らの収益力をた
かめ、石巻市全体
の活性化に貢献し
ていきます。
このほかにも多くの既存・新規のNPOやNGOの団体が石巻のまちづくりに
積極的に参加しています。ここで取り上げたのはその一部です。
3
4
震災から約2年が経ち、既存の組織や住民・震災後から石巻の復興に関わる人などの手により、
街なかでは様々なまちづくりが進められてきました。今後はそのような“石巻人”が、今一度まちの将
来像を見定め、同じ目標を共有することにより、一層ぶ厚い復興の流れを継続していくため、以下の
方向性を軸として、街なかでの復興まちづくりを進めます。
“石巻人” 例えば・・・
街なかに住み続けている・商業を続けている人、新たな災害公営住宅や分譲住宅に住み始める人、石巻の産業を生業とする人、被
災後に街なかで活動を続ける個人・団体、これまで復興に関わった・今も関わっている震災ボランティア・まちづくりを担う組織(商工会
議所・観光協会・文化協会・街づくりまんぼう 等)、石巻市全体の復興を推進する石巻市 等々
①誰もが助かる安全安心な川湊“石巻”
<防災への下地> ■ハードの整備に加え、コミュニティで助け合うことで、
・川湊“石巻”
誰もが歩いて逃げられる、安全なまちを目指します
・被災の経験
■川湊としての防災モデルを発信する、被災の経験を活かした
・コミュニティ
・・・
まちづくりを進めます
安全で安心して暮らすことが
できる、訪れることができる
まちに人が集まる
② “石巻人”のつながりがにぎわいを生むまち
<テーマ>
食、萬画
アート、歴史
・・・
■食・萬画・歴史などの石巻の強みと人のつながりを活か
し、魅力溢れる人やモノに出会えるまちを目指します
■石巻ならではのライフスタイルを創出し、便利で快適に
暮らせる、住んでみたい・選ばれるまちを目指します
-まちの防災基盤を整える○日和山以外の避難可能な拠点を街な
かに配置することで、車を使わず歩
いて避難できる仕組みをつくります。
○地域のつながりや被災の経験を活か
したソフト面の防災対策を進めます。
[街の避難の考え方のイメージ]
○2核・1軸の骨格を中心とした復興
まちづくりを目指します。
○既存の市民と被災後からの担い
手のつながりを活かします。
○食、萬画、水辺等の資源を活か
しながら、アート等の創造的な
要素と組み合わせることでまち
の強みを活かします。
○港・市場・内陸部・半島部との
連携など周辺地域の強みを組み
合わせ、まちづくりを進めます。
1軸
駅前復興拠点⇒公共・生活交流機能
川沿い復興拠点⇒観光・交流機能
立町通り~新内海橋⇒回遊性創出
○街なか景観デザインコードを活用し
たまちづくりを進めます。
石巻駅
市役所
駅周辺の公共・生活交流拠点
再開発
羽黒山公園
(避難所)
既存避難所・市役所 石巻小学校
再開発や公共的施設 (避難所)
想定避難距離
(200m程度)
5
石巻の自然
再開発
2拠点をつなぐ街の骨格軸
再開発
避難可能な施設
避難の受入れ範囲
魅力的な産業が
まちににぎわいを
生み出す
(水産業・漫画 等)
・震災後の参入者 ■新たなアイディアが既存産業と融合し、魅力的な新産業へ
の取組み
とつながるまちを目指します
-まちの強みを組み合わせる-
2核
再開発
復興公営
住宅 萬画館
再開発
旧市役所跡地
石巻の食
羽黒山
石巻の萬画
川沿い・商店街を
中心とした
にぎわい・観光交流拠点
街なか景観
デザインコードの活用
“石巻人”の挑戦が新たな産業を生むまち
■新たな参入者を受入れる環境の充実した、若者が創造的な
・地元資源・産業
事業に挑戦できるまちを目指します
-既存のまちの骨格・歴史を活かす-
[まちの骨格の考え方]
市立病院
③
にぎわいある
まちが新たな人・
産業を集める
<産業の下地>
被災したまちの経験・記憶・
資源(空地や空店舗)を活かし、
発信する
-タウンマネジメントの
仕組みをつくる○各担い手間の連携・協働・支援を
促す、オープンな検討体制をつく
ります。
○新たにものをつくるだけではなく、
持続的に企画を生み出し、街なか
を活用していくタウンマネジメン
トの仕組みをつくります。
○空店舗や空地の扱いは、避けて
は通れない課題であり、活用の
方法を街全体で検討します。
○コンパクトシティを目指し、街
なかへ公共施設等の誘致方策を
検討します。(文化センター・
図書館・市民会館・歴史館 等)
[復興まちづくりの担い手イメージ]
[空店舗・空地の活用へ向けて]
連携・
協働・
支援
民間組織
(にぎわいを
持続させる
ソフト事業
等)
地元主体の
地権者組織
(再開発 等)
空店舗
連携・
協働・
支援
石巻市
(基盤整備・
まちづくりの
支援 等)
連携・協働・支援
中瀬
石巻の産業
-まちの根本的な
課題に取り組む-
各担い手のオープンな検討体制により、
タウンマネジメントの仕組みをつくる
活用
活用
空地
活用
・実験的に新規参入者
へ賃貸・家賃等の補助
活用
・空店舗・空地の活用を
一括して管理・運営
[公共施設の街なか誘致へ向けて]
誘致に十分な規模
の範囲で地権者の
まとまりをつくる
市有地の有効活用
を図る
6
ー7つのテーマをもとにプロジェクトを進めますー
安全安心で、にぎわいがあり、様々な人が挑戦できるまちを目指していくには、全く新しい事を始めるのではなく、いま街で起こっている生の復興まちづくりの動きを活かしていくことが
近道となります。現在取り組まれている活動をベースにして魅力あるまちづくりを実現していくために、7つのプロジェクトを設けました。民間が主導する・行政が主導する・協働により行う
という役割分担をしながら、各プロジェクトを進めていきます。
01防災
02にぎわい・商店街経営
一人一人がつくる安全安心プロジェクト
1.防災を学ぶ、発信する場・機会
・震災資料館の街なか整備 行政主導
・防災まち歩き、お茶会の実施 民間主導
・携帯アプリなどを活用した避難マップの作成
・防災サインのワークショップ 協 働
2.被災の経験を活かした防災の仕組み
・「語り部」を通じた震災教訓の伝承 民間主導
・有事にボランティアを派遣できる体制づくり
協 働
協 働
<街なかでの展開イメージ>
街なか震災資料館
行政主導
震災教訓の伝承等
民間主導
:新たな開発や避難場所
04アート
協 働
1.空地・空き店舗を利用した体験型スタジオ
・仮設商店街の二次利用 民間主導
・アトリエを兼ねたスタジオで住民・来街者が参加
できるイベント等の開催 民間主導
2.いたるところでアートに触れられる仕掛け
・ショーウィンドや建物壁を利用した映像放映
(スポーツ、個展、映画、手づくりCM 等)民間主導
・手づくり市出店など発表・展示の場の設置 民間主導
・音楽を聞く、演奏できるイベントの開催 民間主導
様々な出店形態の
商店街(市,屋台,
仮設,本設) 民間主導
協 働
まずは参加して、
体験してもらう
7
まずは今の手づくり市を育てる
いたるところでアートに
触れられる仕掛け 民間主導
中瀬公園(イベント会場・
発信の場)の整備 行政主導
<街なかでの展開イメージ>
中瀬公園の整備 行政主導
子供が楽しめる
仕掛けづくり 協 働
子供センター
整備 協 働
まち全体での食
サミットの開催
民間主導
川べりの整備(生鮮市場・プロ
ムナード・公園)行政主導
川べりで食を楽しむ仕掛け
協 働
まずは復興マルシェで実験的取組みを進める
06街なかの情報発信
07アクセス
巻.comプロジェクト
1.多世代が支えあう仕組み
・起業サポート制度(暮らしの情報など)協 働
・子育てに適した環境づくり 行政主導
・店舗や商店街で集合住宅や街なかに住む年配者
へサービス(宅配など)民間主導
・地元民で運営する地元民のための食堂開設 民間主導
・高齢者が子育て世代を支える学童保育の仕組み
便利で快適なアクセスプロジェクト
1.どこでも街なかの生の情報が得られる仕掛け
・イベントカレンダーの作成、HPなどでの積極的
な情報提供、街なかミニFMの開設 民間主導
・まちの成り立ち、歴史がわかる案内板 協 働
2.石巻ファンを増やす仕掛け
・マンガ、アート、食、歴史、自然を組み合わせた
発信、特産品の開発 民間主導
民間主導
<街なかでの展開イメージ>
<街なかでの展開イメージ>
子供センター
協 働
石巻線アートプロ
ジェクト 民間主導
仮設商店街の
二次利用
1.食のサミットの開催
・石巻の食材を活かした創作料理を募り、発信 民間主導
(スープ・ド・イシノマキ、お弁当博覧会など)
・食文化、歴史を現代版にアレンジし発信 民間主導
(食マナー講座、若旦那養成講座など)
2.川べりで食を楽しむ仕掛け
・屋形船、川べりの飲食店、新鮮な魚をすぐに料理(郷土料
協 働
理)して食べられる仕組みづくり
・ロケーションとコミュニケーションが楽しめる屋台街 民間主導
<街なかでの展開イメージ>
支えあいプロジェクト
<街なかでの展開イメージ>
例:日和アートセンター
石巻の食 発信プロジェクト
1.来街者を惹きつける仕組み・商店街の連携
・街なか店舗の情報を魅力的に発信 民間主導
・商店主との交流を生み出す仕掛けづくり 民間主導
(アートと連携した街なかマップ、うわさプロジェクト等)
・街並み、ファサードのデザインについて検討 民間主導
2.様々な出店形態の支援
・手づくり市、屋台、仮設・本設店舗など路面での賑わいづくり
民間主導
・商店跡継ぎプロジェクト 民間主導
3.子どもが楽しめる仕掛け
・子どもセンターの開設、子供の職業体験教室 行政主導 協 働
05生活・医療・福祉
身近にアートプロジェクト
食
商店街にぎわい創出プロジェクト
街なか全体での
防災まち歩き
民間主導
まずは街なかで避難できる場所を示す
(アイトピア商店街など)
03
まずは巻.comを開設
日和アート
センター
民間主導
商店街や新
たな集合住宅
で生活する人
の支えあい
民間主導
まずはお茶会などで交流
7つのテーマによる
プロジェクト
:新たな集合住宅整備
例:irori石巻
案内板やミニFM
など、街なか全体
での情報発信
民間主導
巻.com事務所
民間主導
協 働
1.交通の拠点から街なかへ人を流す仕掛け
・新たな街なか交通拠点として、川べり近くに公共
駐車場を整備 行政主導
・交通の拠点で街なか情報を発信 民間主導
2.歴史を感じ、歩いて楽しい・歩きやすい街並み
・緑豊かな水辺のプロムナードづくり 行政主導
・歴史を感じる街並みとしての小運河再生 協 働
・街なかのバリアフリー化 行政主導
・中瀬公園へのアクセス路を整備 行政主導
・楽しく歩ける仕掛けづくり 民間主導
<街なかでの展開イメージ>
石巻駅
水辺の
プロムナード
行政主導
駅前での
情報発信
民間主導
公共駐車場 行政主導
情報発信 民間主導
IRORI石巻
民間主導
小運河の再生 協 働
まずは歩いてもらう仕掛けづくり
情報発信場所とも連携
:街なか回遊(人)
:街なかへのアクセス(車)
8
ープロジェクト同士のつながりをつくりながら、ソフトとハードが一体となったまちづくりを進めますー
各プロジェクトは、それぞれを単独で進めるのではなく、プロジェクト同士の連携を図り、人のつながりを生みながら進めていきます。これにより、街なかの
復興をスピード感を持って進めることができます。同時に、それぞれのプロジェクトの実現の舞台となる場所の整備も進めていくことで、“ソフトとハードが
一体となったまちづくり”を進めます。
プロジェクトの
つながりをつくる
ハードで
展開する
+
案5. 商店街と川沿いをつなぐエリア
案1. 居住と商業が共存するエリア
行政主導
行政主導
生活
医療
福祉
公営住宅や子どもセン
ター、スーパー、病院等
の生活利便性を高める
施設の整備 協 働
年配者から
子どもまでが
暮らしやすく、
楽しく歩ける
まちづくり
×
にぎ
わい
行政主導
アク 街なかアクセスの拠点として
セス 公共駐車場を整備 行政主導
街なか店舗の情報発信
や、商店主との交流を生
み出す仕掛けづくり 民間主導
×
情報 回遊のスタート地点として、
発信 街なか情報を発信
民間主導
×
にぎ 手づくり市、屋台、仮設・本設
わい 店舗など路面での賑わいづくり
民間主導
案6. 中瀬公園周辺のエリア
案2. 体験型スタジオや商店街
仮設商店街を二次
アート 利用した、体験型の
スタジオづくり 民間主導
×
アートと連携した街な
にぎ か回遊の仕組みづく
わい り(マップ、映像放映
民間主導
など)
創造的な
要素と組み
合わせ、
新しい商店
街の魅力を
つくるまち
づくり
協 働
にぎ
わい
協 働
協 働
民間主導
×
生活 年配者を支える仕組み、
医療 地域のつながりによる
民間主導
福祉 情報伝達
行政主導
案7. 川沿いエリア
協 働
支えあいの
仕組みが
避難場所へ
と人を導く
防災まちづ
くり
行政主導
食
行政主導
案4. 公園や生鮮市場や飲食店
×
商店街全体で、石巻の食材
にぎ を活かした創作料理を
わい ふるまう
民間主導
買った食材を、絶好の
ロケーションで美味しく食べ
られる仕掛けづくり 行政主導
×
アク 石巻らしさを備えた美しい
セス 橋・堤防のデザイン 行政主導
行政主導
中瀬公園・生鮮市場での
民間主導
食イベントの開催
情報 街なかでの特産品販売店や、
発信 名物食堂をお知らせ 民間主導
食
生鮮市場など、石巻の新鮮
な食材が手に入る・食べら
協 働
れる場の整備
×
協 働
×
大人から
子どもまで
が一緒に楽
しめる公園
づくり
協 働
案3. 街全体・避難拠点
避難拠点の整備や、
わかりやすい経路を
防災
行政主導
示す
食
子供が楽しめる場・市
民の憩いの場として中
瀬公園を整備 行政主導
アート アート・マンガをテーマと
民間主導
したイベント
×
9
アクセス拠点か
ら街なかの情報
を発信し、路面
を大切にした
商店街を回遊す
るまちづくり
協 働
観光客から
市民まで魅力
に感じる、石
巻の食と自然
を体感できる
まちづくり
行政主導
案8. 南浜公園から街なかへのルート
街なか全体
で石巻の食
ブランドを
活かし、
発信する
まちづくり
アク ・南浜シンボル公園から街なかへの
行政主導
セス アクセスルートを確保
・川湊の街並みとしての小運河 協 働
行政主導
×
・震災資料館の街なか整備 行政主導
防災 ・災害時の様子や教訓・川湊の歴史
を学ぶ防災まち歩き 民間主導
震災の経験を
活かしながら、
川湊としての
歴史を受け継
ぐまちづくり
10
ープロジェクトを進めることで、様々な世代が住み・働き・楽しめる街なかを目指しますー
①街なかの自宅から歩いて子どもセンターへ
子どもは友達と遊ぶ約束
①午前中は市立病院へお見舞いと市役所へ
②ママは商店街の掘り出し物をチェック
②商店街の習い事教室で、お昼もかねて
仲間とおしゃべり
③歩いて中瀬公園へ行き、お昼のお弁当。
食べ終わったら、芝生広場で追いかけっこ
③午後は川風を感じながらゆったり
お散歩。途中、住吉公園で休憩
A
④帰りは生鮮市場と商店街で買い物
街なかにすむ人(子育て世代)
B
ABCD
子育て世代
今後の街なかは、商業や観光だけではなく、様々な世代が働き・住み・楽しめる場としていくことで、郊外とは違う街なかならではの魅力を作り出すことが大切です。
街なかに住む市民、街なかを訪れる市民、観光客などの様々な世代の視点から、各プロジェクトや場所の整備を進め、訪れたいと思われる街なかを目指します。
年配者
主な通りでの過ごし方
ずいぶんと人が増え
たもんじゃな。お、
そろそろ見守り隊の
方が来る時間だ。
子どもが遊んでる
間に私はママ友と
お茶会っと♪帰り
に夕飯の食材を
買っていこう。
④帰りに商店街で夕飯のお買い物。
家が近いから荷物があっても楽チン
街なかに住む人(年配者)
街なかマップ
観光客
来街者
街なかに若者向けの
お店が増えてデート
も楽しくなったわ♪
さっきのお店で
紹介されたレスト
ランはこの奥だな。
今日のデッサン教室では
何を描こう?立町大
通りなんかいいかな。
子どもセンター
に誰が遊びに
来てるかな?
川沿いでの過ごし方
この堀割は昔から
あるのかしら?今日
はアートのイベントもある
みたいだし、商店街
も見ていこう。
主な通り
川沿い
①車を街なかの駐車場に止めて、
街なか散策スタート
①石巻駅へ到着。観光案内所で
街なかマップをもらい、まずは商店街散策
②家族みんなで食事。今日は街なかの老舗店
②商店街を通って、お昼は生鮮市場で海鮮丼
③子どもたちは中瀬公園でのワークショップ
に参加。パパ・ママは川べりでお茶タイム
③石ノ森萬画館や中瀬公園を楽しんだ後は、
川湊を感じながらのお茶タイム
C
④街なかギャラリーで子どもたちの
作品を鑑賞しながら散策し帰宅
街なかへ来る人(石巻市在住)
11
食のサミットに
参加!石巻の郷土
料理ってたくさん
あるのね。
D
④街なかのホテルにチェックインしたら、
夜は地元の食と人に出会える飲食店街へ
観光に来た人
商店街も公園も市
場も行ける、便利
な駐車場ができた
なあ。
今日は中瀬公園の
野外ステージで
音楽イベント!
この広さなら、
子どもも思いっき
り遊べるわ。
川や街を見ながら
休憩できる、お気
に入りの場所。
石ノ森萬画館を見に来た
けど、他にも見るところ
がたくさんあるのね。
にぎやかな場所も、
静かな場所も、公
園も、船着場もあ
るプロムナードの
散歩は楽しい。
12
ー復興ビジョンをきっかけとして、街なか全体での検討体制をつくり、各自ができることからまちづくりを進めますー
復興ビジョンは一つの将来像を示すものではなく、それぞれが思い描く “羅針盤”であり、継続的に街なかの担い手たちで将来像をイメージしあうことが必要です。
復興ビジョンの作成をきっかけとして、様々な担い手が街なかの将来を考える場(ワークショップ)をつくりだし、各自ができるプロジェクトを実行しながら、少しずつ魅力的な街なかを創り出していきます。
(各担い手の役割イメージ)
街なか復興ビジョンの策定
<様々な担い手が参加する
オープンな検討体制>
実現へ向けた体制づくり
様々な担い手が参加するオープンな検討体制を整える
参加
参加
地元
主体の
地権者組織
石巻市
要望
調整
基盤整備
計画策定 等
再開発 等
民間セクション
ソフト展開主体
例.ISHINOMAKI2.0
日和アート
千石船の会
文化協会
みらいサポート石巻
ピースボート 他
石巻
商工
会議所
石巻
観光
協会
街
既存・
商店街 づくり 新規の
組織 まんぼう NPO・
NGO等
■各担い手によるソフトプロジェクトの実施
■一体的な街なかの情報発信
■各主体が進めていくプロジェクトの ■空店舗・空地活用の推進 等
情報交換の場、街なかで起こってい
ることを把握
<石巻市>
■街なか全体の基盤整備の推進
■官民ファンド、民間ファンド、
■民間や地元のまちづくり支援
補助金制度、PFIなど有効な資金
■街なか復興に関する計画策定(中活計画等)
や制度の後押しの確保
■街なか復興ビジョン普及・更新
参加
支援
支援
<民間セクション>
他
各担い手による個別プロジェクト
<今後1~2年程度(H25~26)>
街なかのソフトプロジェクトを育て、イベントなどにより街を盛り上げる
■タウンマネジメントの実現方策検討 <地元主体の地権者組織>
(空店舗や空地活用の方向性・
■特定の地区の再開発等のハード整備事業推進
マネジメントの仕組み・担い手)
■各地区でのテナントミックスの検討 等
■行政計画への要望を取りまとめ
<今後3~4年程度(H27~28)>
ソフトプロジェクトを継続し、具体的に建ちあがる街を活用する
(ソフトプロジェクト)
STEP1 既存の取り組みを深める・広げる、新たな取組みを実験的に挑戦
(当面取り組む活動のイメージ)
○検討体制づくり・プロジェクトを実現するための資金面の検討
○街なかマップの作成
○手づくり市やマルシェでの実験的取組み
○巻.comの充実による、様々な担い手づくり ○既存イベントの復活・新規イベントの発掘
STEP2 ビジョンを見直し、街の活用を進める
(街の活用のイメージ)
○生鮮市場完成⇒街全体を上げた食イベントの開催・一層の情報発信
○公営住宅完成⇒街なか交流(アート教室や商店街交流)を促進
○子どもセンター完成⇒子ども向けのイベントや、職業体験教室の開催
具体的に建ちあがるまちの活用
(ハード整備)
STEP1 地元のまとまりづくり・具体的な施設案の検討
STEP2 順次ハード整備が完成(基盤・再開発等)
繰り返し
ビジョンを見直し、
プロジェクト
に取組み、少しずつ
魅力的な街へ
近づける
①誰もが助かる
安全安心な川湊“石巻”
② “石巻人”のつながり
がにぎわいを生むまち
③“石巻人”の挑戦が新たな
産業を生むまち
(防災に関する取組み)
ソフト・ハード両面からの、歩いて逃げられる街なか避難の仕組みづくり
13
14
Fly UP