Comments
Description
Transcript
Taro-20110331 地震プレス20報.jt
〔プレスリリース〕 平成23年3月31日 東北森林管理局 東北森林管理局における東北地方太平洋沖地震への対応について(第20報) (18時30分現在) 3月11日に発生した東北地方太平洋沖地震について、東北森林管理局では対 策本部を設置し、以下の対応を行っています。 1 被災地域への支援 ○ 3月12日、仙台森林管理署において、宿舎等を避難場所として解放し、飲料水の提供 や炊き出しなどの支援を実施 。 ○ 3月14日、仮設用住宅用地として使用可能な国有地(青森県9箇所、岩手県8箇所、 宮城県3箇所)について、関係県の災害対策本部に情報提供。 ○ 3月15日、自衛隊が行う救難活動に活用する目的で、十ニ神林道(三陸北部森林管理 署管内)を提供。また、岩手県災害対策本部に国有林林道図面等を提供し救難活動を支援。 ○ 3月25日、秋田県と東北森林管理局から仮設住宅用資材、復興資材の安定供給に向け、 秋田県内の林業・木材産業関係者に協力を要請。 ○ 3月29日、被災地の瓦礫の処理に関する第1回岩手県災害廃棄物処理対策協議会(岩 手県庁で開催)に東北森林管理局が参画し、改めて県市町村に対し一時瓦礫置き場敷等と して国有林の提供に出来る限り協力する旨伝達。 ○ 3月30日、岩手県内の林業・木材産業について地震被害の情報共有や諸対策 の推進を図るための平成23年東北地方太平洋沖地震「岩手県林業関係災害対策 連絡会議」に東北森林管理局が参画。 ○ 3月30日、東北森林管理局ホームページで避難所用パーテーション(間仕切 り)の作成方法を紹介。 ◎ 災害対策支援チームの設置 3月15日 東北森林管理局災害対策本部に災害対策支援チームを設置。岩手県、宮城 県災害対策本部等の活動を支援し、被災地域へ物資の供給等を実施中。 (1)支援物資の運搬・提供 [岩手県での対応] <3月16日> ○ 岩手県の災害対策本部へ職員を派遣し、資機材提供や食料配送等の民生支援活動について協 力を申し出。 ○ 三陸中部森林管理署から大船渡市現地対策本部に物資(食料、水等)を提供。 <3月17日> ○ 三陸北部森林管理署から宮古市及び山田町の避難所に対し物資を提供。 <3月18日> ○ 三陸北部森林管理署から岩泉町及び田野畑町の避難所に対し物資(暖房器具や食料等)を 提供。 <3月20日> ○ 青森事務所から宮古市(避難所)に物資(野菜、生活物資)を提供。 <3月21日> ○ 北海道森林管理局からの物資を岩手県災害対策本部へ提供。 <3月22日> ○ 三陸中部森林管理署から大槌町の避難所へ暖房器具を提供。 <3月23日> ○ 岩手南部森林管理署遠野支署から大船渡市・陸前高田市・山田町の各避難所等へ物 資(食料、暖房器具、資機材等)を提供。 ○ 三陸中部森林管理署から釜石市災害対策本部、大槌町対策災害本部へ物資(暖房器 具、衣類等)を提供。 <3月24日> ○ 岩手南部森林管理署遠野支署から釜石市・大槌町・山田町の各避難所及び物資集積 所へ物資(暖房器具、資機材等)を提供。 ○ 東北森林管理局から住田町災害対策本部へ物資(食料、衣類等)を提供。 <3月25日> ○ 三陸北部森林管理署から宮古市の避難所へ物資(衛生用品等)を提供。 <3月28日> ○ 森林農地整備センターの協力を得て、遠野支署から大船渡市災害対策本部へ薪ストーブ1 0基、薪240束を提供。 ○ 三陸中部署から大槌町災害対策本部へ薪ストーブ10基、薪40束と北海道森林管 理局から提供された石油ストーブを提供。また、陸前高田市と釜石市の災害対策本部 へも北海道森林管理局から提供された石油ストーブを提供。 <3月31日> ○ 岩手県からの要請により、陸前高田市・大槌町・山田町の災害対策本部へ物資(ガソリン) を提供。 [宮城県での対応] <3月16日> ○ 宮城県の災害対策本部へ職員を派遣し、資機材提供や食料配送等の民生支援活動について協 力を申し出。 <3月18日> ○ 山形森林管理署から宮城県災害対策本部へ物資(暖房器具等)を提供。 ○ 仙台森林管理署から仙台市支援物資受入所へ物資(薬品、水、衣類等)を提供。 <3月19日> ○ 仙台森林管理署から宮城県対策本部へ物資(ブルーシート500枚)を提供。 <3月20日> ○ 関東森林管理局からの物資(発電機8基、ガソリン、生活物資及び医薬品等)を置賜森林管 理署から南三陸町の避難所へ提供。 <3月21日> ○ 南三陸町への支援を実施している栗原市へ、東北森林管理局から物資(水、食料、 生活用品)を提供。 ○ 栗原市の避難所(5箇所)の木製パーティション資材の供給準備に着手。 <3月22日> ○ 宮城北部森林管理署から石巻市の避難所へ物資(燃料等)を提供。 <3月25日> ○ 関東及び九州森林管理局からの物資を森林農地整備センターの協力をえて、山形森 林管理署から宮城県災害対策本部、七ヶ浜町災害対策本部(資機材等)及び石巻市支 援物資集積所(カップ麺1万食等)へ提供。 ○ 宮城県災害対策本部から医療機器の輸送要請があり、山形森林管理署及び最上支署 が宮城県沿岸部10市町へ輸送。 ○ 東北森林管理局から栗原市災害対策本部へ避難所のパーティション資材を提供。更 に300組のパーティションユニットの供給に着手。 ○ 米代西部森林管理署から仮設住宅用杭丸太の原木を秋田県内の製材工場へ輸送。 <3月26日> ○ 宮城県災害対策本部からの要請により、医療機器を山形森林管理署及び最上支署が 宮城県内12市町へ輸送。 <3月27日> ○ 宮城県災害対策本部からの要請により、森林農地整備センターの協力を得て医療機 器を宮城県内12市町へ輸送。 <3月28日> ○ 宮城北部署から石巻市及び南三陸町の避難所へ物資(薬、食料等)を提供。 <3月29日> ○ 秋田県と協働でパーテーションユニット300組(秋田スギを使用)を市内の木材加工場に て職員やボランティアら約60名で製作。 <3月30日> ○ パーテーションユニット300組(秋田スギを使用)を秋田県職員やボランティアと共に栗 原市の二次避難場所2箇所に搬入、設置。 (2)仮設住宅用地、一時的な瓦礫置き場敷等としての国有林の利用 <3月22日> ○ 瓦礫の一時置き場敷として使用可能な国有林(海岸林等)を ① 仙台森林管理署から宮城県災害対策本部・仙台市災害対策本部に ② 宮城北部森林管理署から東松島市災害対策本部に ③ 三陸北部森林管理署久慈支署から久慈市災害対策本部に それぞれ情報提供。 また、石巻市役所から瓦礫の一時置き場敷として砕石場跡地を使用したい旨の要望 があり、宮城北部森林管理署が応諾。 ○ 岩手県久慈地方振興局から久慈市内の港湾道路が一部流出し、迂回路として国有林 を利用したい旨の要望があり、久慈支署が応諾。 <3月24日> ○ 国土交通省東京航空局から仙台空港近傍で瓦礫の一時置き場敷を検討中との連絡が あり、使用可能な国有林について東北森林管理局から情報提供。 <3月25日> ○ 仙台市災害対策本部から瓦礫の一時置き場敷として国有林(海岸林)を使用したい との要請があり、仙台森林管理署が応諾。 ○ 一時避難用住宅として使用可能な宿舎(青森・秋田県内)を岩手県災害対策本部、宮城県災 害対策本部へ情報提供。 <3月26日> ○ 瓦礫の一時置き場敷として使用可能な国有林(採草放牧地)を岩手県災害対策本部及び盛岡 財務事務所に情報提供。 <3月30日> ○ 宮古市から瓦礫の一時置き場敷として国有林を使用したいとの要請があり、三陸北部森林管 理署が応諾。 2 山地災害状況の確認 (1) 林野関係被害(国有林) ○ 宮城県(仙台市、気仙沼市、名取市、岩沼市、亘理町、山元町)の潮害防備 保安林(延長 約 28.6km、面積 約 573ha)が津波により流失。 ○ 青森県三沢市の防潮護岸工 100 mが津波により倒壊。 (2) これまでの取組 ○ ヘリコプターによる点検 ・3月12日 岩手県・宮城県の奥羽山系(磐井川地域、迫川地域)、宮城県沿岸地域 ・3月13日 宮城県沿岸地域、岩手県沿岸地域(宮古市以南) ・3月19日 岩手県沿岸地域(宮古市以北) ○ 国有林防災ボランティアによる点検 ○ 宮城県沿岸地域の海岸林(潮害防備・防風保安林)の点検 ・3月22日 宮城県森林整備課、仙台森林管理署が共同で被害状況を調査。 ・3月23~24日 宮城県、林野庁、森林総合研究所が共同で被害状況を調査。 ※ 速報であり、情報については変更の可能性もあります。 担当:企画調整室長 谷 秀治 ダイヤルイン 018-836-2270