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鷲羽岳 - 北アルプス黒部源流

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鷲羽岳 - 北アルプス黒部源流
詳細
MAP NO.
三 : C -3
三俣山荘 - 鷲 羽 岳 - 祖父岳 - 雲ノ平山荘
雲ノ平山荘方面
←0
:20
スイス庭園
0:20→
0
雲ノ平キャンプ場
←0:3
→
0:40
雲ノ平山荘
木道末端
ギリシャ
庭園
ワ
リ
モ
北
分
岐
祖父岳分岐
←0
←0:05
0:30→
:30
0→
0:4
山頂広し
ルート
ファイン
ディング
←0:40
迷いやすい
祖父岳
岩
苔
乗
越
木
ハ
シ
ゴ
0:10→
←1:2
←1:10
0
岩場
ロープ
5m
強風時 荒天時
黒部源流経由の沢道が良い
鷲羽岳
浮石・落石・強風
10
→
1:
←
登山コース 難路
0
5→
登山コース
0:2
1:
00
←
0:1
鷲羽池
市町村界
←0:00
コースタイム
三角点
温泉
お花畑
標高点・測高点・建造物
水場
紅葉
山小屋
残雪
展望
キャンプ場
注意箇所
トイレ
三俣蓮華キャンプ場
三俣山荘
図中のコースタイムは、無積雪期・晴天時の中高年を
基準にした、休憩時間を含まない標準の参考タイムです。
この地図は、国土地理院長の承認を得て、
同院発行の電子地形図 25000 を複製したものである。
(承認番号 平 26 情複、第 1129 号)
500m
0m
500
1000
1500
コース紹介・見所
詳細
MAP NO.
三 : C -3
三俣山荘 - 鷲 羽 岳 - 祖父岳 - 雲ノ平山荘
雲ノ平山荘方面
※コースタイムは、無積雪期・晴天時の中高年を基準にした、
休憩時間を含まない標準の参考タイムです。
三俣山荘→雲ノ平山荘
総コース
タイム
三俣山荘
コース
タイム
1:10→
←1:00
鷲羽岳
4:25
1:10→
←1:20
雲ノ平山荘→三俣山荘
4:40
0:05→
0:40→
ワリモ北分岐 ←0:10 岩苔乗越 ←0:30
0:30→
0:30→
祖父岳 ←0:40 祖父岳分岐 ←0:40
雲ノ平
キャンプ場
分岐
0:20→
←0:20 雲ノ平山荘
三俣山荘−鷲場岳−祖父岳―雲ノ平山荘まで約4時間半の行程。
夏山期
稜線は最奥地ならではの眺望と谷に挟まれた標高差が圧巻。鷲羽岳は砂と岩のざれた斜
面で浮石・落石に注意。ワリモ岳頂上付近に一部やせた岩場があるが、安全確保のロー
プがあるので問題はない。岩苔乗越分岐を祖父岳・雲ノ平方面へ。祖父岳までは緩やかな
尾根道。祖父岳は頂上が広いので、登山道を見失わないように注意。祖父岳分岐を通過後、
スイス庭園に出れば草原になる。
コース
紹介
ワリモ岳-鷲羽岳間:
荒天・強風時の通行は推奨できません。
悪天時、西からの風が強く昔は疲労凍死等遭難の多い難所だった。現在も暴風・突風に
よる転倒、低体温症などの事故が多いので、悪天時は黒部源流コースを利用する
(地形上風がさえぎられる)。
夏山期の注意
7/26 前 後 ∼
ワリモ岳 岩場 ロープ5m:
残雪期
見所
注意して通行
岩苔乗越 - 祖父岳:
1箇所、広尾根があり道を見失いやすい。
木道上の怪我多発:
要注意!! 雲ノ平周辺における怪我の8割方は木道での転倒事故。
歩き易さからくる油断と、雨などで濡れていたり、霜の降りた時の木道の意外なまでの
滑りやすさが原因なので、木道だからと気を抜かずに十分に注意して歩く事が肝心。
祖父岳から祖父岳分岐間にも雪渓が残る。スリップ注意。
稜線から黒部源流域の俯瞰、
祖父岳頂上は大きなケルンが立ち並び珍しいポイント。
また、周囲に比べれば標高は低い(2825m)ながらも360度を名山に囲まれた素晴らしい眺め。
かつて冠松次郎さんも祖父岳から黒部源流を俯瞰し「黒部の碑」を建てた。
三俣山荘を出て
左手のハイマツ 帯 を 抜 け 、
鷲羽岳へ
鷲 羽 岳 の 登 山 道は 砂 と 岩 の ざ れ た 斜 面 で す 。
浮 石 ・ 落 石 に注 意 し て お 進 み く だ さ い 。
山行日程に余裕があれば、鷲羽池にちょっと寄り道。
鷲羽池
火山の噴火口跡である鷲羽池。鷲羽岳頂上直下10 分手前の分岐から、草付きの斜面を15分下れば鷲
羽池。鷲羽池のルートに入ればひとけがなく急に静かな世界へ。
鷲羽池 遠景
鷲羽池ごしの鷲羽岳
鷲羽岳
その美しい山容はもちろんの事、頂上付近からの”火山湖鷲羽池と槍ヶ岳の組み合
2924m
わせの景色”も有名です。頂上からの眺めは表銀座をはじめ、北アルプス全域に渡
ります。山行中は浮石・落石にご注意ください。
ワリモ岳-鷲羽岳間:荒天・強風時の通行は推奨できません。
黒部源流経由の沢道が良い
ワリモ岳
その名前の由来が「割物」と言われるように、頂上付近には板状の不思議な石が
2888m
無数に存在する。鷲羽岳に隠れ語られる事が少ない山であるが、黒部源流を俯瞰
した眺めは圧巻であるし、黒部川の源頭としても名高い。
ワリモ北分岐→岩苔乗越
展 望 良し
岩苔乗越周辺からの
黒部源流の眺めが◎
広尾根。
登山道分かりにくく
迷いやすい
木ハシゴ
祖父岳頂上
知る人ぞ知る眺望ポイント。目の前に水晶岳や鷲羽岳が迫り、周
囲を取り囲むようにして薬師岳、黒部五郎岳、三俣蓮華岳、笠ヶ
岳などが鎮座し、眼下には黒部源流、雲ノ平、岩苔小谷から上の廊下方面までが見渡せる。そして
北は遥かに立山連峰、南は三俣山荘の美しい稜線越しに槍ヶ岳、穂高連峰が息を呑む立体感で一望
できる。ただ見晴らしが良いというだけではなく、山々と深い渓谷の織り成す山脈の中にすっぽり
と包まれて居るかのような感覚に見舞われる。まさに北アルプスの臍の様な場所である。(広い山
頂につき、視界不良時は道迷い注意。グリーンロープがマーキングとして地に這わせてある。)
キ ャ ン プ 場へ の
旧 道 は 通 行禁 止 で す 。
祖父岳 分岐
ここは水晶方面、三俣山荘方面、雲ノ平方面からの登山道が出会う地点である。ここでは中央に
雲ノ平を見ながら、黒部五郎岳、薬師岳、立山連峰、赤牛岳、水晶岳まで見晴らせる開放感のあ
る景色を楽しめる。休憩するのに格好の場所。
木道末端
木道/巻き道
祖父岳分岐から
スイス庭園への
ルートはハイマ
ツの木道を抜け、
岩苔小谷側の
巻き道を利用。
木道上の怪我多発
木道だからと気を抜かずに十分に注意して歩く事が肝心。
スイス庭園 分岐
スイス庭園
平らな草原の中に池塘が点在し、この辺りの特に丈の低い高山植物群と相俟って美しい箱庭のよう
な情景を作り出している。その穏やかな情景の背後に黒々と聳える水晶岳の威容がどこと無くスイ
スアルプスのような緩急の表情豊かな印象を描き出している。また行き止まりになっている登山道
の先端からは岩苔小谷と高天原が一望でき、遠くは立山連峰までが見晴らせる展望台になってい
る。のんびりと寛ぎたくなる場所である。
キャンプ場分岐
キャンプ場方面ではなく、雲ノ平山荘方面へ
雲ノ平キャンプ場
決して広くはないが、居心地は良いと定評が
ある。キャンプ場上部から沸いている水は非
常に美味。雨が予想される場合は所々水道に
なるため、テントを張る場所は注意が必要。
また、行政が建設したバイオ式トイレに機能
的な不備があり、詰まりやすいので利用者各
自での清掃にご協力下さい。
※ キャ ンプ 場か ら祖 父岳 方 面 の 旧 道 は 通 行 禁 止 で す 。 ご 注 意 く だ さ い。
ギ リ シャ 庭 園
ここは雲ノ平の中心部と呼ぶのにふさわしい一帯である。豊かな起伏を描く丘陵地形に広がる草原
の中でまず目を引くのが、草原の中から点々と頭を出している黒っぽい火山岩だ。そして近づくほ
どに、その火山岩に寄り添うようにして枝振りの良いハイマツや池塘が見事な庭園のように優雅な
空間美を織り成していることに驚かされるだろう。初夏には、比較的水捌けの良い環境を好んで生
育するチングルマがそれらの岩を縁取るように花を咲かせ、コバイケイソウやハクサンイチゲ、ミ
ヤマキンバイ、キバナシャクナゲ、ヨツバシオガマといった様々な花が辺り一面を彩る。そして秋
には、透明感のある淡い日差しに黄金色になった草原がまばゆく輝き、訪れる人々を自ずから静謐
な気持ちにさせる。またギリシャ庭園からは周囲を取り巻く山々が実に均整の取れた並び方で見晴
らせる事も特色に挙げられる。いくら眺めていても見飽きるという事のない景色である。
ギリシャ庭園のほぼ中心に雲ノ平山荘があります。テラスからの眺めが◎
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