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孫に伝えたい YMCA キャンプ
No.718 2012 JULY・AUGUST The Young Men's Christian Association News 7 8 URL:http://www.ymcajapan.org/ No.718/2012 July・August The Young Men's Christian Association News 孫に伝えたいYMCAキャンプ 同志社大学教授 黒木 保博 「評判の良いキャンプはすぐに満員になるから していくための取り組み ね」。米国の研究先大学の同僚の言葉に後押しされ、 を伝えてきました。 この夏日本から渡米中の私の元に遊びに来る孫達に 第二に、キャンプ生活 キャンプ体験をさせてやろうと計画したのは今年の を通じて、一緒に活動す 2月のことです。ニューヨーク州・フロストバレーの る仲間との人間関係を重 豊かな自然の中で実施される、東京‐フロストバ んじ、お互いに支え・支えられる命の大切さを育て レーYMCAパートナーシップによる2週間のサマー てきたことです。親から離れた子ども達が、一人の キャンプに申し込むことにしました。このキャンプ 人間として生活する中で仲間の存在を知り、自立す へは、私自身プログラム・スタッフとして過去に何 るチャンスにしてきたのです。 度か関わり、キャンプ生活を通してすくすくと成長 そして第三に、子ども達と一緒にキャンプを楽し ●2012年度全国YMCAチャリティーラン開催 ●YMCA石巻支援センターオープンハウスー東京YMCA 全国のYMCAでは、障がいのある子ども達 が楽しみながら活動範囲を広げ、自らの可能 性を伸ばすことを願ってキャンプや水泳、アー ト等のプログラムを提供しています。これらを 支援するために1987年から「全国YMCAチャ リティ−ラン」がスタートし、2011年度は5,800 人以上が参加して約2,800万円の収益がありま した。収益金は、日本YMCA同盟国際賛助会 (FCSC)が主催するチャリティ−イベントの 収益金と合わせて、全国のYMCAが行う障が い児プログラムの支援に用いられます。 今年度は全国17カ所で開催の予定です。ぜ ひお近くのチャリティーランにご参加ください。 4月22日、YMCA石巻支援センター(宮城 県石巻市)でオープンハウスを行いました。 お餅つきやミニバザー、「歌の広場」等が催 され、子どもからお年寄りまで幅広い世代の 地元住民の方々が集い、にぎやかな一日とな りました。 つきたてのお餅は好評で、「友人にも食べ させたい」と友人を連れてきてくださる方や、 上手なお餅のつき方を伝授してくださる方等 がいました。また、ピアノを囲んで昭和の唱 地元の方々につきたてのお餅を振る舞った。 オープンハウスには、前日に仙台で行われた 歌や童謡を歌う「歌の広場」では、「こうい 東日本地区YMCA 理事・常議員・総主事研修 うのいいわね」「こんな風に歌ったのは久し 会の参加者も足を運び、全体で約80人の参加 ぶり」、といううれしい声をいただきました。 があった 今回のオープンハウスの主な目的は、昨年秋に開設された「YMCA石巻支援セン ター」を、一人でも多くの地元の方々に知っていただくことでした。 東京YMCAでは、震災発生直後から石巻・女川を中心に、救援物資の搬送、ワーク キャンプや子どもの支援活動の実施等、さまざまな取り組みを行ってきましたが、被 災地に根差し、今後も中長期的に支援活動を展開したいという願いの下、YMCA石巻 支援センターを開設しました。 石巻市に新たな拠点が整備されたことにより、さらに細かな地域のニーズに応えて いくことが期待されていますが、そのためにはまず、一人でも多くの方にYMCAを知っ ていただき、地域の信頼を得て、互いに安心して話ができる 関係作りを進めていく必要があります。 現在YMCA石巻支援センターは、石巻市内で支援プログ ラムを実施するための、現場とボランティアの調整役を中心 に担っていますが、オープンハウスを一つのきっかけに、同 センターが地域のコミュニティーセンターとして少しずつ歩 み始めていることを感じます。現在は遊び場所や遊び相手 を求めて放課後に立ち寄ってくれる近所の小学生達に、私 一人で対応していますが、夏休み明けまでには現地の大学 等からボランティアを募り、定例の放課後子どもプログラム が実施できる体制を整えたいと考えています。 支援を継続して行うためには、地元の協力者を増やしてい YMCA石巻支援センターの 入り口。同センターは、石 くことが必要不可欠です。YMCA石巻支援センターは、被災 巻駅から徒歩数分の場所 された方々の心に寄り添うことを大切に、これからも全国、 にあり、商店街の中に位置 そして地域の方々と協働して活動を続けてまいります。 している (東京YMCA 伊藤 剛士) 2011年度仙台YMCAチャリティーランより 開催スケジュール YMCA 開催数 開催日/場所 YMCA 開催数 開催日/場所 北海道 第17回 5月13日(日) 真駒内公園ジョギングコース 横 浜 第15回 10月20日 (土) みなとみらい21臨港パーク 京 都 第 8 回 5月20日(日) 鴨川公園 神 戸 第15回 11月3日 (祝・土) しあわせの村 山 梨 第15回 6月16日(土)甲府市・小瀬 スポーツ公園陸上競技場 する青少年の姿を目の当たりにした経緯がありまし むボランティア・リーダーの存在を何よりも重視し た。 ていることです。子ども達は、キャンプ生活を共に YMCAキャンプは、アメリカでも日本でも長い歴 するリーダーを通じて第一と第二について学び、 史と伝統があります。日米にキャンプ場の規模や施 リーダーと一緒に「心の糧」となる思い出を作りま 設に違いがあっても、キャンプ活動を通じて青少年 す。リーダーも子ども達との関わりを通じて自身の とちぎ 第 7 回 7月1日(日) 栃木県総合運動公園 埼 玉 第13回 11月3日 (祝・土) 航空記念公園 名古屋 第19回 11月10日(土) 名城公園 の成長を促すという目的は同じです。ウエルネス・ 成長を成し遂げます。YMCAキャンプの価値と魅力 東 京 第26回 9月22日(祝・土) 木場公園 福 岡 第 3 回 11月17日(土) 大濠公園周回コース 環境教育等の理念を築き上げ、それらをキャンププ は、リーダーなしに語ることはできないのです。 仙 台 第18回 9月23日(日)東北学院大学 泉キャンパス陸上競技場 広 島 第18回 11月23日(祝・金) 広島中央公園 ログラムで実践してきた誇るべき実績があります。 最後に、実は何よりもサマーキャンプを楽しみに 奈 良 第 1 回 11月3日(祝・土) <未確定> YMCAキャンプの価値と魅力には次の3点を挙げる しているのは、孫達以上に私と妻です。キャンプで 大 阪 第18回 10月8日(祝・月) 大阪城公園 ことができるでしょう。 の楽しい話、感激した話、そして2週間を一緒に生 熱 海 第 4 回 10月13日 (土)日本YMCA同盟 国際青少年センター東山荘 鹿児島 第 3 回 12月8日(土) 鹿児島県立鴨池運動公園 第一に、自然の偉大さ・美しさという「贈り物」を 活したのはどんな愉快な仲間とリーダーだったのか、 享受し、自然に学ぶ姿勢を、青少年の大きな感謝と 孫達が聞かせてくれることを今から楽しみにしてい *詳細は各YMCAにお問い合わせください。 感動へとつなげたことです。川や森、生き物等が共 ます。 主催・共催:各YMCA、日本YMCA同盟国際賛助会、ワイズメンズクラブ国際協会東西日本区 全国協賛:三菱商事株式会社、富士通株式会社 全国後援:内閣府、厚生労働省、全国社会福祉協議会 生する環境を大切にし、いつまでもその環境を永続 (京都YMCA評議員) 千 葉 第15回 10月20日 (土) 船橋市運動公園 ●奈良YMCA創立50周年 あ な た が 大 事 2012年7月1日発行(毎月1日発行) 昭和22年10月27日 第三種郵便物認可 本体価格45円(外税)(送料60円) 発行/公益財団法人 日本YMCA同盟 *日本YMCA同盟は2012年4月1日付けで、公益財団 法人に移行しました。 〒160-0003 東京都新宿区本塩町7 TEL:03-5367-6640 FAX:03-5367-6641 発行人/島田 茂 編集人/山根 一毅 印刷/あかつき印刷株式会社 日本基督教団 駒澤教会牧師 北川 美奈子 1 「子どもは褒めて育てましょう」。私には 3人の子どもがいますが、子育てをしている とよく耳にする言葉です。子どもを褒めるた めには、子どもをありのままに受け入れる必 要があります。分かっていても、ついこれく らいはできていてほしいと思い、ありのまま を受け入れられなくなります。でも神様はい つもありのままで受け入れてくださいます。 ルカによる福音書15章1∼7節には九十 九匹の羊を野原に残しておいて、いなくなっ た一匹を見つけるまで捜し回る羊飼いの姿 が記されています。イエス様は、『あなたが たの中に、百匹の羊を持っている人がいて、 その一匹を見失ったとすれば、九十九匹を 野原に残して、見失った一匹を見つけ出す まで捜し回らないだろうか』と言われました。 羊が一匹くらいいなくなってもいいじゃない かと思いますか? もし、羊でなく子どもだっ たらどうでしょう。子どもが迷子になれば、 九十九人を残してその一人を必死に捜しま す。羊飼いにとって、羊は自分の命を懸けて でも守ろうと思うわが子のような大切な存 在でした。 そのように大切な存在なのは、子どもだ けではなく、大人も同じです。神様は私達一 人ひとりをかけがえのない存在と言ってく ださいます。しかし、人間は、羊が自分を 守ってくれる羊飼いから離れていくように、 すぐに神様の前から離れていきます。イエ ス様や神様に縛られるのは嫌だ、神様から 離れた方が自由になれる、と思います。自分 勝手に離れていったのだから、放っておけ ばいいと思われるかもしれません。でも神 様はそうは思われません。神様は、一生懸 命捜してくださり、失われた者を見つけ出し てくださいます。それは神様が私達を愛し てくださっているからです。 子どもは褒められる時、自分は受け入れ られている、愛されていると実感し、生きる 喜びを知っていきます。大人になると、子ど もの時のようには褒められません。自分は愛 されているのか、自分は社会にとって大事 な一人なのかと、自分の存在意義が見いだ せない時があります。大人も愛され、受け入 れられていると感じる時、生きる喜びを知る のです。たとえ、日常生活の中で、愛されて いる、受け入れられていると実感できなくて も、神様はいつも私達一人ひとりを愛し、受 け入れ、「あなたが大事だ」と語り続けてく ださっています。 5月1日、奈良YMCAは 創立50周年を迎えまし た。当日は、感謝の気持 ちを込めて、日本聖公会 奈良キリスト教会におい て「奈良YMCA創立50 周年記念感謝礼拝」を 井田泉司祭の司式により 執り行いました。礼拝と パイプオルガンのミニ・ コンサートだけのささや 感謝礼拝には約40人が参列しました かな式典ではありました が、理事、常議員、職員、講師、維持・賛助会員、ワイズメン、YMCAのOB・ OG等たくさんの人びとが集い、懐かしい顔ぶれが揃ったことで、思い出話に 花を咲かせる参加者の姿が目立ちました。他にも記念行事として、6月10日に 奈良YMCA音楽院講師によるチャペルコンサートを実施し、また11月3日には チャリティーランを開催する予定です。このチャリティーランは、奈良YMCA においては初めての開催となります。 奈良YMCAは、ワイズメンズクラブの熱い祈りと努力に支えられ、1962年の 5月1日、240人の会員で創設されました。以来多くの会員や地域の人びとが集 い、スポーツ、野外活動、文化芸術活動、語学教育、国際・平和活動、障がい 児・者のサポート活動、フリースクール、子育て支援、ボランティア活動等、 多岐にわたるプログラムを展開しています。 多くの方々の働きと祈り、そして神様のお導きによって創立50周年を迎え ることができましたことを心から感謝致します。奈良YMCAは、これからもさら にキリストの愛と奉仕の業を実践し、すべての人びとと共に生きる福祉社会の 実現を目指します。変容し続ける今日の社会・世界にあって、一人ひとりをか けがえのない存在として守り育て、平和の創造と豊かな地域社会の形成に向 けて、多くの人びとと共に力強く歩み続けていきます。今後とも、なお一層の ご支援とご協力をお願い致します。 (奈良YMCA 渡辺 新久) INFORMATION YMCA地球市民国際フォトコンテスト2012 ∼分かち合おう!「出会い、思い、願い」 1枚の写真から新たな活動や出会 ! 作品 募集 いが生まれることを願って「YM CA地球市民国際フォトコンテス ト」を開催します。全国のYMCA で行われた国内外の国際協力・交 流活動の写真を募集します。活動 の様子やその中で生まれた思い を、写真を通して伝えませんか? たくさんのご応募をお待ちして います。 テ ー マ:分かち合おう!「出会い、思い、願い」 2011年度特別賞作品「その向こうへ」 (横浜YMCA 戸室あずささん) 対象写真:2010∼2012年度のYMCAの国際事業活動の写真 参加対象:YMCAに関わるすべての方 応募締切:9月30日(日) 審 査 員:写真家他 各 賞:YMCA賞、金賞、銀賞、特別賞、協賛企業賞 副 賞:応募者全員に参加賞、受賞者に旅行券、図書カード等の副賞 主 催:日本YMCA同盟 協賛・協力(予定):株式会社アーバンツーリスト、あかつき印刷株式会社、社会福祉法人東京コ ロニー、株式会社トライ、ワイズメンズクラブ国際協会東西日本区 *応募状況等により実施内容が変更されることがあります。 *詳細はホームページに掲載予定です。 *応募作品は全国のYMCAで国際事業関連の広報グッズやホームページ等に掲載 します。 4 The Young Men's Christian Association News No.718/2012 July・August 神戸YMCA 余島キャンプ長 山本 亮司(スタッフ) 神戸YMCAリーダー 「無人島にキャンプ場があり、そこには王様がいる」。そう友人から聞いて興味 ろ”を育てたいと思い、リーダーの活動を続けてきました。子ども達がキャンプでさまざまな経験をする中で、自分で考え、進 ら時は流れ、私は今、YMCAスタッフとして余島キャンプ長を務めています。 んでいけるようになれば、その子はより豊かな人生を生きることができる、そう信じています。 無人島の王様とは、多くの人々から信頼され、愛されていた当時のキャンプ長の キャンプの事前ミーティングでは、それぞれに強い“想い”を持つリーダー同士、ぶつかることが多々あります。互いの“想 ことでした。「キャンプはFUNや!」が口癖だったこの人間味あふれるキャンプ長 い”を尊重しながら一つのキャンプを創っていくことはとても難しいことですが、ぶつかることを恐れず、考えを誠実に伝え、 から、リーダーだった私はさまざまなことを学びました。子ども達と共に語り、歌 相手の考えもしっかりと受け止める。それは私達が子ども達に伝えたいことそのものです。だからこそ、このようなミーティン い、笑う。私は心からキャンプを楽しみ、人と人とが交わり、関わり合う「キャン グを大切にしています。 プ」でしか感じることができない、「心の震える瞬間」を幾度となく体験しました。 電話をいただいたことがあります。キャンプ解散後の車中でのこと、小学3年生に 神戸YMCAは瀬戸内海の小豆島 の沖合に浮かぶ余島でキャンプ 場を運営している なる男の子が泣きながら、「キャンプが楽しかった。もっとみんなといたかった。僕はリーダーになる・・・・・・」と、 懸命に声を絞り出しキャンプの思い出をお母さんに語り始めたそうです。 また、夢ばかり大きくてもキャンプはできません。リーダーには、キャンプや子ども達に対する熱心な“想い”の他にも、 キャンプファイヤーを運営する力、カヌーやヨットの技術、遠泳を行う泳力等、多くの知識やスキルが求められます。「すべて は子ども達のために」をテーマに、私達4年生は、後輩リーダーの成長も視野に入れながら、1年間のトレーニングを計画し実 施しています。 YMCAキャンプの大きな特徴の一つとして、子ども達に寄り添い、生活を共にする 「ボランティア・リーダー」の存在が挙げられます。彼等は、レクリエーションやプロ グラム指導の他、キャンプ場によっては、調理やキャンプ場のメンテナンスまでを担 います。充実したキャンプを過ごせるよう、時にすぐ隣で、時に背後からそっと子ど も達を支えるリーダーは、子ども達にとって自分の努力や成長を一番近くで認めてく れる大切な存在です。 一方、キャンプを通して成長するのは、子ども達ばかりではありません。リーダー も、キャンプを通じてたくさんの人と出会い、さまざまなことに挑戦し、自分自身と 葛藤しながら変化していきます。彼等の素直な言葉の一つひとつからは、「教育」で はなく、「共育」を大切にするYMCAキャンプの真髄が見えてきます。 とができなかった経験があります。その時は悔しさと情けなさで、自分以外の仲間が輝いて見え、もう自分はここに必要ないの 感じ、何を思ったのでしょうか。きっとそこには多くの夢や希望があり、まさしく「FUN」があったのだと思います。 ではないかと思いました。その後、あるキャンプでカウンセラーの役割を 私の心は震え、その責任の重さにキャンプ長として嬉 与えられました。さまざまな役割をリーダーが分担する余島キャンプで、 しくもあり、また心が引き締まる出来事でした。『明日 カウンセラーは子ども達に最も近い位置で、子ども達と共に生活します。 の指導者は今日創られる』この本当の意味を感じるこ キャンプ前は自信がありませんでしたが、それでも「キャンプがしたい」。 とができました。 この気持ちが消えることはありませんでした。「弱い所はあるけど、私は前 YMCAキャンプでは90年以上もこのようにして に進むんだ」、そう心に決め、私は子ども達に全力で向き合いました。キャ キャンプが受け継がれてきました。その一角を担う者 ンプを終えて、笑顔で帰って行く子ども達を無事に見送った後、ほんの少 としてこの夏も気を引き締めて一つひとつのキャンプ し強くなった自分を感じました。 に挑みたいと思います。 キャンプに関わる中で、私達リーダーも少しずつ成長しています。子ど このような若者の“いのち”が光り輝く瞬間が、リー も達と同じように、一人ひとりが輝きを持ち始める、そんなキャンプをもっ ダーからキャンパーへ、キャンパーからキャンパーへ。 そして「未来」へと繋がっていくことを願っています。 「秋の余島キャンプ」で栗パンを作るために栗拾いをし た時のスナップ キャンプ場を守る「駐在リーダー」という役割 東京YMCAリーダーOB ボランティア・リーダー 私には、リーダーだけで行うトレーニングキャンプにおいて、自分の力不足からあることを判断できず、動くべき時に動くこ 中途半端な気持ちではなく、全身全霊でキャンプを過ごした彼は「いつも通りの余島キャンプ」でいったい何を 無人島で野外料理に挑戦 YMCAキャンプと 浅田ともみ(大学4年生) 私は、神戸YMCAの余島キャンプでボランティア・リーダーを始め、今年で4年目になります。キャンプで子ども達の“ここ を持ち、「余島キャンプ」のリーダーになったのは大学1年生の夏でした。それか キャンプ長になって2年目のあるキャンプで、キャンプ終了後に保護者の方から 共 に 育 つ 輝け!子ども達!私達! すべての“いのち”が光り輝くように 佐久良 鉄哉(社会人) ともっと広げていきたいと思います。子ども達と向き合い、自分自身とも向 き合いながら、この夏も仲間と共にキャンプを創っていきたいと思います。 喜びも成長も、子ども達と共に 前橋YMCAリーダー 池田 真姫(大学3年生) 東京YMCA野尻キャンプは、長野県の野尻湖に面した水場アクティビティの充実 の仕事や、常に目を凝らし水場 私は大学1年生の4月から前橋YMCAの活動にボランティア・リーダーとして参 歌ったりしながら少しずつ変わっていく様子を間近に見てきました。 したキャンプ場で、東京YMCAのキャンププログラムや、大学・専門学校向けの の安全を守る「水小屋担当」の 加をしています。私の将来の夢は教員になることです。高校3年生の時に、ボラン キャンプでは、たった数日間であっても、子ども達が変化していく姿を見ること キャンプ等を毎年実施しています。カヤック・カヌー・ボート・水泳等、野尻湖の湖 仕事は身の回りを良く「手入 ティア・チューターとして母校の小学校へ行き、もっとたくさんの子ども達と関わ ができます。そして、私自 畔を生かしたさまざまなアクティビティが体験でき、中でも風の力を借りて優雅に れ」し、広い視野を持って自ら りたいと思ったことをきっかけに、YMCAで活動を始めました。 身がそうであったように、 進むヨットは最高です。 の置かれた環境を整えることに 前橋YMCAのキャンプ場は緑豊かな赤城山(群馬県)にあり、毎年夏になると多 私達リーダーも、子ども達 野尻キャンプには「駐在リーダー」と呼ばれる役割があります。駐在リーダーは、 も通じており、これらの経験は くのキャンプが行われます。子ども達は、赤城山でさまざまな昆虫や植物を見つけ と一緒に成長しているの シーズン中(6月∼9月)の一定期間、泊り込みでキャンプ場の運営に携わり、毎年 社会人4年目の今の私を支えて たり、竹や木の枝を使って工作をしたり、のびのびと過ごしています。 です。子ども達に寄り添い、 数百人のキャンパーにキャンププログラムを提供します。私も大学3年間を駐在 くれていると感じます。 私が初めて参加したキャンプは、毎年5月に行われるファミリーデイキャンプで 共 に 成 長 し て い くリ ー リーダーとして参加し、先輩と仲間に恵まれ、多くの経験を積むことができました。 もちろん、駐在リーダーとし した。このキャンプの参加者は、特別な支援を必要としている子ども達、いわゆる ダー活動だからこそ、喜 駐在リーダーは、野尻キャンプに関わることならなんでも仕事として行います。 て必要なのは「手入れ」だけで 発達障がいの子ども達です。当時の私は「障がい」について偏った知識しか持って びや達成感、苦しさをも 初めての駐在リーダーは、先輩リーダーとペアを組んで、一つずつ仕事を覚えてい はなく、野外における安全の知 おらず、初めてのキャンプということもあり、キャンプの前日は不安だったことを 一緒に分かち合うことが きます。どこを掃除・整理し、何を準備すればよいのか、最初は見当もつかないの 識、水場アクティビティの指導 思い出します。 できます。これがYMCA ですが、次第にみんな自分からキャンプ場を「手入れ(メンテナンス)」し始めるよ 力、チームマネジメント力等、 このキャンプを通じて、子ども達の素直さや優しさに触れた私は、「障がい」と キャンプの魅力だと思っ うになります。この「手入れ」が行き届いていないと、キャンパーから「蜂の巣発 多岐にわたっており、すべてを身に付けることは困難です。従って駐在リーダーは、 はなんなのか、深く考えさせられました。子ども達のとびきりの笑顔に出会うたび、 ています。今年も、子ども 見」や「階段で滑った」等の報告を受けることになります。安全で快適なキャンプ 各々が力を身に付けることに励む一方で、チームで互いの力を補い合いながら、野 この笑顔に壁はないと感じます。もちろん、彼等にとってキャンプに参加すること 達のキラキラした笑顔で 場を提供するための「手入れ」は、駐在リーダーの大切な仕事の一つなのです。 尻キャンプを支えています。互いを支え、成長を喜び合えるたくさんの仲間と共に、 は、決して容易なことではありません。しかし、グループ行動が苦手で、初めはリー あふれるようなキャンプ 地味な仕事のようにも見えますが、駐在リーダーとしての経験は日常生活のさま キャンプを裏側で支え、キャンプ体験を提供する駐在リーダーは、大学生活の貴重 ダーが近付くとすぐに逃げてしまった子ども達が、次第に自分からリーダーに歩み をみんなで作り上げてい ざまな場面に生きてきます。例えば、駐在リーダーのタスクリスト化された「日直」 な時間を投じてでも、経験する価値のある役割だと思っています。 寄り、遊びの輪に加わって、他の子と楽しそうに遊んだり、元気にキャンプソングを きたいと思います。 3 ヨットを組み立てる様子。駐在リーダーは、ヨットの操 船や指導も行う 「赤城オータムキャンプ」より。楽しくキャンプ場探検をする ためにポイントハイクを行った。ポイントを見つけて喜びの、 ポーズ 2 No.718 2012 JULY・AUGUST The Young Men's Christian Association News 7 8 URL:http://www.ymcajapan.org/ No.718/2012 July・August The Young Men's Christian Association News 孫に伝えたいYMCAキャンプ 同志社大学教授 黒木 保博 「評判の良いキャンプはすぐに満員になるから していくための取り組み ね」。米国の研究先大学の同僚の言葉に後押しされ、 を伝えてきました。 この夏日本から渡米中の私の元に遊びに来る孫達に 第二に、キャンプ生活 キャンプ体験をさせてやろうと計画したのは今年の を通じて、一緒に活動す 2月のことです。ニューヨーク州・フロストバレーの る仲間との人間関係を重 豊かな自然の中で実施される、東京‐フロストバ んじ、お互いに支え・支えられる命の大切さを育て レーYMCAパートナーシップによる2週間のサマー てきたことです。親から離れた子ども達が、一人の キャンプに申し込むことにしました。このキャンプ 人間として生活する中で仲間の存在を知り、自立す へは、私自身プログラム・スタッフとして過去に何 るチャンスにしてきたのです。 度か関わり、キャンプ生活を通してすくすくと成長 そして第三に、子ども達と一緒にキャンプを楽し ●2012年度全国YMCAチャリティーラン開催 ●YMCA石巻支援センターオープンハウスー東京YMCA 全国のYMCAでは、障がいのある子ども達 が楽しみながら活動範囲を広げ、自らの可能 性を伸ばすことを願ってキャンプや水泳、アー ト等のプログラムを提供しています。これらを 支援するために1987年から「全国YMCAチャ リティ−ラン」がスタートし、2011年度は5,800 人以上が参加して約2,800万円の収益がありま した。収益金は、日本YMCA同盟国際賛助会 (FCSC)が主催するチャリティ−イベントの 収益金と合わせて、全国のYMCAが行う障が い児プログラムの支援に用いられます。 今年度は全国17カ所で開催の予定です。ぜ ひお近くのチャリティーランにご参加ください。 4月22日、YMCA石巻支援センター(宮城 県石巻市)でオープンハウスを行いました。 お餅つきやミニバザー、「歌の広場」等が催 され、子どもからお年寄りまで幅広い世代の 地元住民の方々が集い、にぎやかな一日とな りました。 つきたてのお餅は好評で、「友人にも食べ させたい」と友人を連れてきてくださる方や、 上手なお餅のつき方を伝授してくださる方等 がいました。また、ピアノを囲んで昭和の唱 地元の方々につきたてのお餅を振る舞った。 オープンハウスには、前日に仙台で行われた 歌や童謡を歌う「歌の広場」では、「こうい 東日本地区YMCA 理事・常議員・総主事研修 うのいいわね」「こんな風に歌ったのは久し 会の参加者も足を運び、全体で約80人の参加 ぶり」、といううれしい声をいただきました。 があった 今回のオープンハウスの主な目的は、昨年秋に開設された「YMCA石巻支援セン ター」を、一人でも多くの地元の方々に知っていただくことでした。 東京YMCAでは、震災発生直後から石巻・女川を中心に、救援物資の搬送、ワーク キャンプや子どもの支援活動の実施等、さまざまな取り組みを行ってきましたが、被 災地に根差し、今後も中長期的に支援活動を展開したいという願いの下、YMCA石巻 支援センターを開設しました。 石巻市に新たな拠点が整備されたことにより、さらに細かな地域のニーズに応えて いくことが期待されていますが、そのためにはまず、一人でも多くの方にYMCAを知っ ていただき、地域の信頼を得て、互いに安心して話ができる 関係作りを進めていく必要があります。 現在YMCA石巻支援センターは、石巻市内で支援プログ ラムを実施するための、現場とボランティアの調整役を中心 に担っていますが、オープンハウスを一つのきっかけに、同 センターが地域のコミュニティーセンターとして少しずつ歩 み始めていることを感じます。現在は遊び場所や遊び相手 を求めて放課後に立ち寄ってくれる近所の小学生達に、私 一人で対応していますが、夏休み明けまでには現地の大学 等からボランティアを募り、定例の放課後子どもプログラム が実施できる体制を整えたいと考えています。 支援を継続して行うためには、地元の協力者を増やしてい YMCA石巻支援センターの 入り口。同センターは、石 くことが必要不可欠です。YMCA石巻支援センターは、被災 巻駅から徒歩数分の場所 された方々の心に寄り添うことを大切に、これからも全国、 にあり、商店街の中に位置 そして地域の方々と協働して活動を続けてまいります。 している (東京YMCA 伊藤 剛士) 2011年度仙台YMCAチャリティーランより 開催スケジュール YMCA 開催数 開催日/場所 YMCA 開催数 開催日/場所 北海道 第17回 5月13日(日) 真駒内公園ジョギングコース 横 浜 第15回 10月20日 (土) みなとみらい21臨港パーク 京 都 第 8 回 5月20日(日) 鴨川公園 神 戸 第15回 11月3日 (祝・土) しあわせの村 山 梨 第15回 6月16日(土)甲府市・小瀬 スポーツ公園陸上競技場 する青少年の姿を目の当たりにした経緯がありまし むボランティア・リーダーの存在を何よりも重視し た。 ていることです。子ども達は、キャンプ生活を共に YMCAキャンプは、アメリカでも日本でも長い歴 するリーダーを通じて第一と第二について学び、 史と伝統があります。日米にキャンプ場の規模や施 リーダーと一緒に「心の糧」となる思い出を作りま 設に違いがあっても、キャンプ活動を通じて青少年 す。リーダーも子ども達との関わりを通じて自身の とちぎ 第 7 回 7月1日(日) 栃木県総合運動公園 埼 玉 第13回 11月3日 (祝・土) 航空記念公園 名古屋 第19回 11月10日(土) 名城公園 の成長を促すという目的は同じです。ウエルネス・ 成長を成し遂げます。YMCAキャンプの価値と魅力 東 京 第26回 9月22日(祝・土) 木場公園 福 岡 第 3 回 11月17日(土) 大濠公園周回コース 環境教育等の理念を築き上げ、それらをキャンププ は、リーダーなしに語ることはできないのです。 仙 台 第18回 9月23日(日)東北学院大学 泉キャンパス陸上競技場 広 島 第18回 11月23日(祝・金) 広島中央公園 ログラムで実践してきた誇るべき実績があります。 最後に、実は何よりもサマーキャンプを楽しみに 奈 良 第 1 回 11月3日(祝・土) <未確定> YMCAキャンプの価値と魅力には次の3点を挙げる しているのは、孫達以上に私と妻です。キャンプで 大 阪 第18回 10月8日(祝・月) 大阪城公園 ことができるでしょう。 の楽しい話、感激した話、そして2週間を一緒に生 熱 海 第 4 回 10月13日 (土)日本YMCA同盟 国際青少年センター東山荘 鹿児島 第 3 回 12月8日(土) 鹿児島県立鴨池運動公園 第一に、自然の偉大さ・美しさという「贈り物」を 活したのはどんな愉快な仲間とリーダーだったのか、 享受し、自然に学ぶ姿勢を、青少年の大きな感謝と 孫達が聞かせてくれることを今から楽しみにしてい *詳細は各YMCAにお問い合わせください。 感動へとつなげたことです。川や森、生き物等が共 ます。 主催・共催:各YMCA、日本YMCA同盟国際賛助会、ワイズメンズクラブ国際協会東西日本区 全国協賛:三菱商事株式会社、富士通株式会社 全国後援:内閣府、厚生労働省、全国社会福祉協議会 生する環境を大切にし、いつまでもその環境を永続 (京都YMCA評議員) 千 葉 第15回 10月20日 (土) 船橋市運動公園 ●奈良YMCA創立50周年 あ な た が 大 事 2012年7月1日発行(毎月1日発行) 昭和22年10月27日 第三種郵便物認可 本体価格45円(外税)(送料60円) 発行/公益財団法人 日本YMCA同盟 *日本YMCA同盟は2012年4月1日付けで、公益財団 法人に移行しました。 〒160-0003 東京都新宿区本塩町7 TEL:03-5367-6640 FAX:03-5367-6641 発行人/島田 茂 編集人/山根 一毅 印刷/あかつき印刷株式会社 日本基督教団 駒澤教会牧師 北川 美奈子 1 「子どもは褒めて育てましょう」。私には 3人の子どもがいますが、子育てをしている とよく耳にする言葉です。子どもを褒めるた めには、子どもをありのままに受け入れる必 要があります。分かっていても、ついこれく らいはできていてほしいと思い、ありのまま を受け入れられなくなります。でも神様はい つもありのままで受け入れてくださいます。 ルカによる福音書15章1∼7節には九十 九匹の羊を野原に残しておいて、いなくなっ た一匹を見つけるまで捜し回る羊飼いの姿 が記されています。イエス様は、『あなたが たの中に、百匹の羊を持っている人がいて、 その一匹を見失ったとすれば、九十九匹を 野原に残して、見失った一匹を見つけ出す まで捜し回らないだろうか』と言われました。 羊が一匹くらいいなくなってもいいじゃない かと思いますか? もし、羊でなく子どもだっ たらどうでしょう。子どもが迷子になれば、 九十九人を残してその一人を必死に捜しま す。羊飼いにとって、羊は自分の命を懸けて でも守ろうと思うわが子のような大切な存 在でした。 そのように大切な存在なのは、子どもだ けではなく、大人も同じです。神様は私達一 人ひとりをかけがえのない存在と言ってく ださいます。しかし、人間は、羊が自分を 守ってくれる羊飼いから離れていくように、 すぐに神様の前から離れていきます。イエ ス様や神様に縛られるのは嫌だ、神様から 離れた方が自由になれる、と思います。自分 勝手に離れていったのだから、放っておけ ばいいと思われるかもしれません。でも神 様はそうは思われません。神様は、一生懸 命捜してくださり、失われた者を見つけ出し てくださいます。それは神様が私達を愛し てくださっているからです。 子どもは褒められる時、自分は受け入れ られている、愛されていると実感し、生きる 喜びを知っていきます。大人になると、子ど もの時のようには褒められません。自分は愛 されているのか、自分は社会にとって大事 な一人なのかと、自分の存在意義が見いだ せない時があります。大人も愛され、受け入 れられていると感じる時、生きる喜びを知る のです。たとえ、日常生活の中で、愛されて いる、受け入れられていると実感できなくて も、神様はいつも私達一人ひとりを愛し、受 け入れ、「あなたが大事だ」と語り続けてく ださっています。 5月1日、奈良YMCAは 創立50周年を迎えまし た。当日は、感謝の気持 ちを込めて、日本聖公会 奈良キリスト教会におい て「奈良YMCA創立50 周年記念感謝礼拝」を 井田泉司祭の司式により 執り行いました。礼拝と パイプオルガンのミニ・ コンサートだけのささや 感謝礼拝には約40人が参列しました かな式典ではありました が、理事、常議員、職員、講師、維持・賛助会員、ワイズメン、YMCAのOB・ OG等たくさんの人びとが集い、懐かしい顔ぶれが揃ったことで、思い出話に 花を咲かせる参加者の姿が目立ちました。他にも記念行事として、6月10日に 奈良YMCA音楽院講師によるチャペルコンサートを実施し、また11月3日には チャリティーランを開催する予定です。このチャリティーランは、奈良YMCA においては初めての開催となります。 奈良YMCAは、ワイズメンズクラブの熱い祈りと努力に支えられ、1962年の 5月1日、240人の会員で創設されました。以来多くの会員や地域の人びとが集 い、スポーツ、野外活動、文化芸術活動、語学教育、国際・平和活動、障がい 児・者のサポート活動、フリースクール、子育て支援、ボランティア活動等、 多岐にわたるプログラムを展開しています。 多くの方々の働きと祈り、そして神様のお導きによって創立50周年を迎え ることができましたことを心から感謝致します。奈良YMCAは、これからもさら にキリストの愛と奉仕の業を実践し、すべての人びとと共に生きる福祉社会の 実現を目指します。変容し続ける今日の社会・世界にあって、一人ひとりをか けがえのない存在として守り育て、平和の創造と豊かな地域社会の形成に向 けて、多くの人びとと共に力強く歩み続けていきます。今後とも、なお一層の ご支援とご協力をお願い致します。 (奈良YMCA 渡辺 新久) INFORMATION YMCA地球市民国際フォトコンテスト2012 ∼分かち合おう!「出会い、思い、願い」 1枚の写真から新たな活動や出会 ! 作品 募集 いが生まれることを願って「YM CA地球市民国際フォトコンテス ト」を開催します。全国のYMCA で行われた国内外の国際協力・交 流活動の写真を募集します。活動 の様子やその中で生まれた思い を、写真を通して伝えませんか? たくさんのご応募をお待ちして います。 テ ー マ:分かち合おう!「出会い、思い、願い」 2011年度特別賞作品「その向こうへ」 (横浜YMCA 戸室あずささん) 対象写真:2010∼2012年度のYMCAの国際事業活動の写真 参加対象:YMCAに関わるすべての方 応募締切:9月30日(日) 審 査 員:写真家他 各 賞:YMCA賞、金賞、銀賞、特別賞、協賛企業賞 副 賞:応募者全員に参加賞、受賞者に旅行券、図書カード等の副賞 主 催:日本YMCA同盟 協賛・協力(予定):株式会社アーバンツーリスト、あかつき印刷株式会社、社会福祉法人東京コ ロニー、株式会社トライ、ワイズメンズクラブ国際協会東西日本区 *応募状況等により実施内容が変更されることがあります。 *詳細はホームページに掲載予定です。 *応募作品は全国のYMCAで国際事業関連の広報グッズやホームページ等に掲載 します。 4