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報告書 - 農学部 大学院生物資源環境科学府 大学院農学研究院

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報告書 - 農学部 大学院生物資源環境科学府 大学院農学研究院
九州大学農学部 グローバル人材育成推進事業
国際的視野を持ったアグリバイオリーダー育成プログラム(ALEP)
プログラム実施報告書
Ⅰ. プログラム概要
◎実 施 期 間
平成25年8月19 日(月)~平成25年9月13日(金)
(平成25年8月17 日(土)出発、平成25年 9 月 15 日(日)帰着)
◎実施場所・大学
アメリカ合衆国カリフォルニア州・サンノゼ州立大学 iGateways
http://igateways.sjsu.edu/
◎参
加
者
46 名 (農学部 36 名、生物資源環境科学府 1 名、工学部 2 名、総合理工学府 2 名、
法学部、薬学部、経済学部、21 世紀プログラム、各 1 名、)
(1 年生 9 名、2 年生 22 名、3 年生 9 名、4 年生 3 名、修士 1 年生 3 名)
◎宿
泊
先
◎引率スタッフ
ホームステイ
姜 益俊
九州大学大学院農学研究院 准教授
野田
九州大学農学部グローバル人材育成推進事業プロジェクト支援員
寿美香
◎CA オフィススタッフ
松尾 正人
九州大学カリフォルニアオフィス 所長
ホール 奈穂子 九州大学カリフォルニアオフィス アカデミックプログラムコーディネーター
佐藤 伸一朗
◎募集について
九州大学カリフォルニアオフィス アカデミックプログラムコーディネーター
〈募集対象〉農学部生
〈募集期間〉平成 25 年 4 月 4 日(木)~平成25年 5 月 24 日(金)
〈周知方法〉①ポスター掲示 ②学生ポータルでの通知 ③教室での説明・ビラ配布
④説明会の実施
◎費
用
航
空
授業料
◎奨
学
金
券:155,025 円
査証取得費用: 52,250 円
:154,833 円
ホームステイ:126,048 円(朝、夜 2 食付)
海外旅行保険: 13,810 円
ヨセミテツアー:22,725 円
サンフランシスコホテル :
5,050 円
雑
費 : 10,100 円
生協手配料 :
3,500 円
合
計
: 543,341 円
独立行政法人日本学生支援機構留学生交流支援制度より 1 人 80,000円支給
(支給要件を満たす場合)
1
◎スケジュール
2
3
Ⅱ.事前準備
◎安全管理
■危機管理サービスの利用
今回、日本エマージェンシーアシスタンス株式会社の留学生危機管理サービス OSSMA を試みとして利用。
このサービスには現地での病気、怪我、紛失等のトラブルの際の関係者への連絡、病院手配、保険手続き
等の緊急支援が含まれている。プログラム参加者には、OSSMA 会員番号と緊急連絡先が記載されたカー
ドを配布。
■海外旅行保険への加入必須化
参加者には海外旅行保険への加入を必須とし、生協が提供する東京海上日動火災保険株式会社の海外旅行
保険に加入してもらった。特に他社の保険を希望する学生には派遣先のサンノゼ州立大学(以下 SJSU と
する)iGateways が要求している基準を満たした保険への加入を必須とした。各学生の保険契約書番号は
万一に備え、引率教職員と CA オフィスとで共有。
■情報共有
緊急時に備え、引率職員は参加者全員のパスポートコピー、およびパスポート番号、保険契約書番号、
OSSMA 会員番号、携帯番号、家族連絡先を記載したリストを常に携帯。同時に、パスワードをかけたフ
ァイルを共有のフォルダに置き、九州大学のスタッフ・教員ともこれを共有できるようにした。
■家族への連絡
参加学生の家族には、プログラムの日程と危機管理サービスについて記載した書類を郵送し、内容を承諾
した旨、および学生の保険加入状況について返信用はがきで返信してもらった。
◎ビザ
滞在期間が 90 日未満、授業時間が週 18 時間未満の場合、ビザの取得は不要であるが、ALEP は九州大学
農学部と CA オフィスが主催し、帰国後の単位認定もあることから、学生ビザ(F-1 ビザ)を取得すること
とした。7 月 9 日(火)にビザ申請ガイダンスを行い、7 月 23 日(火)に福岡のアメリカ領事館にて団体
面接を行った。留学生も含め特に大きな問題もなく 8 月 1 日(木)に全員分の学生ビザ取得。
◎現地携帯電話
緊急時の連絡手段確保のため、現地で各学生に携帯電話を使用させることとした。日本にいる間に学生の自
宅にレンタルの携帯電話が郵送され、プログラムが終了し日本帰国後に郵送で返却するというシステムにし
たため、九州大学農学部及び CA オフィス職員の負担がなく、便利であった。
◎派遣前オリエンテーション
第 1 回オリエンテーション(遠隔システムによる箱崎、伊都同時開催)
日
時:6 月 7 日(金)
12:10~
場
所:箱崎キャンパス 農学部 1 号館226室
伊都キャンパス センター1 号館 1308 室
主な内容:参加メンバーの顔合わせ、出発までのスケジュール等
4
第 2 回オリエンテーション(遠隔システムによる CA オフィス、箱崎、伊都同時開催)
日
時:8月6日(火) 10:00~
場
所:箱崎キャンパス 旧工学部本館 4 番講義室
伊都キャンパス センター1 号館 1302 室
主な内容:スケジュールの詳細、ホームステイ、食事、気候、カリフォルニアについて、
服装や持ち物、安全・衛生、犯罪に関する注意等
留学生危機管理サービス OSSMA オリエンテーション
日
時:7 月 26日(金) 【伊都】12:00~
【箱崎】17:00~
場
所:箱崎キャンパス 情報統括本部講義室(情報基盤センター2 階)
伊都キャンパス センター1 号館 1602 室
主な内容:留学生危機管理サービス OSSMA について、OSSMA ホームページにログインし、各
自の旅程入力等。
◎クラス分けテスト
アメリカ渡航前にクラス分け(46 名を 3 クラスに分割)テストを 7 月 10 日(水)~7 月 12 日(金)の
3 日間の間で実施。SJSU iGateways から Listening(30 分)と Writing(30 分)形式の問題が課され、
この結果と渡航後の面接により、クラスが決定された。
Ⅲ.プログラム実施内容
◎SJSU iGateways での授業
事前のテストと iGateways 講師による面接の結果でレベル毎に A、
B、C の 3 クラスに分け、ALEP 用にアレンジされたクラスを受講
した。
「Listening to Lectures」
、
「Discussions & Current
Events」
、
「Accent Training」
、
「Effective Presentation」の 4
つの授業で構成され、少人数制を生かして学生と講師、また学生同
士が英語によってコミュニケーションをとり、双方向型、参加型授
業を実施した。
- 学生アンケート抜粋 -
5
4
(非常に興味がもてた)
5
3
→
2
→
1
(つまらなかった)
◎特別講義
SJSU iGateways での英語の授業以外に、世界最先端の地であり常に
イノベーションの起こっているシリコンバレーという場所の特性を生
かし、実際に起業し、活躍している講師の方々による特別講義を行っ
た。日本にいては知ることのできないものの考え方や文化、様々な価
値観、さらに実際に活躍している方達に直接話を聞くことができ、学
生たちは大いに刺激を受けたようであった。しかし、英語による講義
は専門的なものもあり、農学部以外の他学部生にとっては理解が難し
く、英語の必要性をさらに感じた学生もみられた。
日
1
2
3
4
5
時
講師・講義名
内
講
13:30 – 15:30
講義名:ALEP で学ぶこと
8 月 29 日(木)
講
17:30 – 19:00
講義名:Sustainable Agriculture
の栽培について
9 月 3 日(火)
講
アントレプレナーシップ(起業)につい
9 月 5 日(木)
師:SJSU Faculty
用する人材になるための心構えや助言
Dr. Diego Nieto
師:SJSU Professor
Dr. Anu Basu
昆虫制御を利用した有機野菜、有機果物
講義名:Entrepreneurship
ての基本的な考え
講
ベンチャーキャピタルとグローバル人
師:WiL 社長
伊佐山元
17:30 – 19:00
講義名:これからのキャリア論と企業家精神
9 月 12 日(木)
講
師:Fenox Venture Capital Chief Executive
17:30 – 19:00
Dr. Anis Uzzaman
材について
シリコンバレーの企業とその起業につ
いて
講義名:Starting up a company
-
ALEP に参加した学生への国際的に通
8 月 20 日(火)
17:30 – 19:00
師:九州大学カリフォルニアオフィス 松尾所長
容
学生アンケート抜粋 -
・日本の中にいただけでは分からない(感じない)ことを知るきっかけになったのでとても勉強になりました。
また、自分自身の意識を引き締めるのにもよいきっかけとなりました。
・T 型人間のお話はとても興味深かったです。専門分野の研究だけでなく、幅広い見識が必要だというお話は感銘
を受けました。
・自分の意見を持つこと、それを発信すること、話せるようにしておくこと、といったアメリカに来て最初に自
分が求められていることを実感する授業で、大変勉強になりました。
・教養がないと英語を話しても内容がつまらなくなることが分かりまし
た。だから、もっと教養を身につけていきたいです。
・初めて英語で専門的な講義を聞き、自分自身の英語力の不足や異文化
から生じた異なる考え方を知りました。
・今まで遠いもののように感じていたイノベーションが急に身近に感じ
られるようになった講義だった。自分のやる気次第でどんなことも可
能になるという、わくわくした気持ちになった。
・見方を変えるという内容から話をされてとても興味深い講義でした。講義の仕方も私たちに語りかける形で
最後まで集中をきらさずに話を聞くことができました。
・たとえ起業家やベンチャーキャピタリストにならないとしても、今後社会に出て働くうえでの重要なヒント
がいくつもあり、啓発的な講演でした。
・コミュニケーションの大切さを痛感しました。英語が話せるだけではなく言葉のキャッチボールが成立しなけ
れば意味がないということが印象的でした。
6
◎フィールドトリップ
プログラム期間中週に 1 回、毎週金曜日にフィールドトリップを実施した。シリコンバレーの世界に名立た
る企業や大学、また農学に関連する場所を訪問した。学生にとっては初めて見ることや聞くことばかりで、
非常に学ぶことが多く、刺激を受けたフィールドトリップであった。ほとんどの訪問先で現地で働く日本人
の方々に説明してもらい、質疑応答も日本語でできたので学生たちにとっては分かり易かったが、英語で説
明してもらった場所では専門用語も多かったため、理解に苦労する場面も見られた。
日
時
場
所
企
説
明
検索エンジン、ソフトウェア、オンライン広告等
Google
のインターネット関連のサービスと製品の提供。
8 月 23 日(金)
スタートアップ企業に必要なサポートの提供、成
Plug and Play
長の促進。
ヒト iPS 細胞開発、臓器再生を目的とした次世
Cellular Dynamics / Buck Institute
代の幹細胞技術の開発。
8 月 30 日(金)
1891 年設立の私立大学。世界屈指の名門校。
Stanford University
9 月 6 日(金)
業
理系、文系ともに極めて高い評価を獲得。
Morning Star Tomato Plant
アメリカ最大のトマト加工会社。
San Luis Reservoir
サンルイス川の水を利用した人工貯水池。
世界第 2 位のソフトウェア会社。主に企業向け
9 月 13 日(金) ORACLE
ソフトウェアの開発、販売。
- 学生アンケート抜粋 -
5
4
(非常に興味がもてた)
3
→
2
→
1
→
7
(つまらなかった)
8
◎レポート
特別講義とフィールドトリップの全てに A4用紙1枚程度のレポートが課され、実施日の約 1 週間後を提出
期限とした。講師の使用言語によって、日本語または英語のレポートがあったが、授業の課題等もあり、学
生は苦労しながらレポートを仕上げていた。レポート提出があることによって、なんとなく講義やフィール
ドトリップ先の説明を聞くのではなく、メモをとったり、理解できなかったところは友人と補足し合ったり、
後日自分でインターネットや図書館を利用して調べたりして、さらなる理解を深める助けとなった。また、
教職員も学生が何を感じ、何を考え、今後の勉学や研究にどう役立っていくかを把握することができ有益で
あった。
◎プレゼンテーション
プログラムの最終週 9 月 9 日(月)から 9 月 12 日(木)の 4 日
間をかけて本プログラムの総仕上げとしてファイナルプレゼンテー
ションが行われた。特にテーマの指定はなく、アメリカでの経験の
中で興味を抱いたことや日本とアメリカの比較、自分の好きなこと
等、学生は自由に選んで発表を行った。ほとんどの学生が英語での
プレゼンテーションは初めての経験であり、さらにレポートと授業
の課題にも追われ、準備の時間も十分にない中、緊張も見られたが、
全員立派に発表を終えることができた。サンノゼ州立大学講師、九
州大学農学研究院教員、CA オフィススタッフが審査員となり、上位 4 名、また特別賞として 1 名に賞品が
贈られた。
Ⅳ. 環境
◎気候
サンノゼはカリフォルニア州北部に位置し、サンフランシスコから車で 1 時間弱の距離にある地中海性気候
の都市で夏は涼しく、冬は暖かい。高温多湿の日本の夏と比べると過ごしやすく、朝晩は意外と冷え込むこ
とがあるので、上着の持参は必須。夏の間、雨はめったに降らず、カリフォルニアの代名詞でもある青空が
いつも広がっている。実際プログラム期間中雨が降ったのは 1、2 回程度でフィールドトリップ等の課外活
動の際には日本と違って天候の心配をする必要がない。ただし、乾燥と日差しが強いので、リップクリーム
やハンドクリーム、日焼け止め、サングラス等で皮膚の保護が必要となる。
◎ホームステイ
各家庭 2 名または 1 名でホームステイを行った。
(ただし、九州大学の学生が 2 名または 1 名ということで
あり、他国からの留学生または他大学からの日本人と同じホームステイ先になることはあった)授業は九州
大学の学生同士でしか受講しないので、現地での生の英語の勉強に非常に役
立つと同時に、カリフォルニアの一般家庭の生活も体験することができた。
現地のホームステイ斡旋業者を通して行っており、過去不評であったホーム
ステイ先には割り当てないようにしている。また、事前に留学生を受け入れ
るためのオリエンテーションも行っており、信頼できる家庭をホームステイ
先としている。プログラム最終日には別れを惜しみ涙ぐむ学生もおり、よい
関係を築くことができ、カリフォルニア滞在でのよい思い出となっていた。
9
- 学生アンケート抜粋 -
5
4
(非常に向上した)
3
→
2
1
5
→ (ほとんど向上しなかった)
4
(非常に楽しめた)
3
→
2
1
→ (全く楽しめなかった)
・食事の時間を大切にしていただき、話を聞くこと、話すことのできる時間を毎日1時間程度設けていただい
た。その時間が一番有意義で、自分の英会話能力が向上するのが分かった。
・常に話していたおかげか、教科書にのっていないような日常会話や会話の中での反応の仕方を知ることがで
きた。それを自分なりにまねて、会話することができた。
・英語力が向上したかはわかりませんが、最初の方に比べて、ホスト
ファミリーの英語が聞き取りやすくなったように思います。
・その日の出来事を逐一聞いてきてくれ、英語で話す機会をたくさん
作ってくれた。一人だったので、周りの目を気にせず分からないこ
とは積極的に聞くことができた。
・時間があれば観光や外食に連れて行っていただいた。とにかく留学
を楽しいものにしたいという気持ちがホストの方から伝わってき
て、感謝の気持ちでいっぱいだった。
・本当に温かい家庭で、いろいろな経験をさせてもらいました。もう一度同じ家庭にホームステイしたいぐら
いです。
・色々なところに連れて行ってくれて、子供たちと一緒に遊んだり喋ったり、本当に毎日が楽しかったです。
文句ひとつ何も無いような完璧の、最高のホストファミリーでした。
・ホームステイではホストファザー、マザー、ブラザー、シスターと接する機会があったが、全員それぞれ英
語の話し方が異なっているため、様々な人と話英語の違いについても触れることができたため非常に勉強に
なった。
10
Ⅴ. その他
◎ヨセミテツアー
本プログラムとは別に週末の休みを利用した 1 泊 2 日のヨセミ
テツアーを開催した。CA オフィスは現地の旅行会社との仲介を
するのみで、希望する学生だけが自己責任、自己負担で参加する
ツアーとなっているが、2013 年度 ALEP はヨセミテツアーへ
の参加を全員が希望し、1 台バスを貸切ったプライベートツアー
を行うことができた。ヨセミテ国立公園はアメリカ三大国立公園
のひとつであり、世界遺産でもあることから、年間訪問者数が
350 万人を超えるアメリカきっての人気観光地となっている。サンノゼからは車で 4 時間ほどの距離に位
置する。日本とは違う植生や野生動物、壮大な大自然の景観に圧倒され、アメリカ滞在最後の土日というこ
ともあり、ほとんどの学生がプログラムを通して互いに打ち解け合っており、非常に楽しいツアーとなった。
Ⅵ.参加学生アンケート(抜粋)
Q. ALEP 2013 に何を期待して参加しましたか。参加前に本プログラムに期待していた項目の番号を選んで
ください。
1.英語を話すこと
2.英語スピーキン
3.英語リスニング
4.英語プレゼンテ 5.アメリカ(シリ
に対する壁を壊す
グ力の向上
力の向上
ーション能力の向 コンバレー)の文
こと
上
化について知るこ
と
6.イノベーション
7.起業家精神や、 8.将来の起業につ
9.自分で考え、そ 10.日本や自分を
について知ること
会社を起こす意義
いて情報収集する
して自分の意見を 客観的に見る経験
について知ること
こと
外に発信する力を をすること
つけること
11 . 自 分 の 将 来
12.異文化を理解
13.ホストファミ
14.異文化を持つ 15.将来の留学計
(進学・キャリア
する力をつけるこ
リーと仲良くなる
人とのコミュニケ 画について情報収
形成)について考
と
こと
ーション能力を身 集すること
えること
につけること
11
16.ALEP 内で友
17. 外 国 人 の 友 達
18. フ ィ ー ル ド ト
19. フ ィ ー ル ド ト 20. 農 学 部 及 び 九
達を作ること
を作ること
リップ・講義など
リップ・講義など 大カリフォルニア
で自分の専門につ
で自分の専門以外 オフィスのサポー
いての情報収集を
の幅広い知識を収 ト
すること
集すること
21.その他(
)
参加前に期待していたこと
参加後に期待通り、または期待以上だったこと
参加後に期待通りでない、または期待外れだったこと
12
◆コメント(特に期待以上だったことなど)
・ALEP には自分の世界を広げ、異文化理解を深めることを目的として参加しましたが、かなり異文化に触れ
ることができ、日本との比較を行うことで日本の良さや悪い点を知れたことが非常に良かった。
・予想以上に、サンノゼ州立大学の学生と交流することができて、たくさんの友達を作ることができた。お互
いの国の文化について、話すことができました。ALEP のメンバーが、年下の子が多かったので、仲良くな
れるか不安でしたが、授業やフィールドトリップなどで、交流することができ、仲良くなることができまし
た。もともと、興味のなかった企業にもフィールドトリップで訪問することで、興味が深まり、知識を得る
ことができました。たくさんのレクチャーを受けることで、自分で考えるということについてもう一度考え
ることができました。授業では、たくさんのプレゼンテーションについての講義を受けて、能力を向上する
ことができ、自分の意見を発信するということの大切さを学ぶことができました。
・本プログラムの主な目的は語学力(英語)の向上でしたが、実際に4週間アメリカでホームステイすること
で、英語に対する抵抗感が大幅に減少しました。留学前は、自分がもし企業に就職して、そののちに海外に
出張もしくは派遣した際に英語が必要になるため、英語に対する抵抗感を少しでも軽減したいという考えが
ありました。しかしホームステイ先や学校で多くの人と出会い、コミュニケーションをとるにつれて異文化
圏の人々と会話をしたり意思の疎通をすることの楽しさを覚えました。また起業家精神をレクチャー、フィ
ールドトリップにて勉強することで自分の中での意識を大きくかえることができました。以前は就職先は大
企業一択でしたが、実際には起業したり、研究に携わったり様々な道があり、不可能なことなどないことを
学びました。
・特に期待以上であったのは、ホームステイ先で形成された人間関係や、ALEP 生同士の人間関係ができたこ
とです。これらは一生ものであると思います。
・私は正直に言うと起業家について何も興味を持っていませんでしたが、講義やフィールドトリップをしてい
くうちに、起業家のことをたくさん知ることができてとても刺激的でした。起業家についてたくさん知識を
増やすことができてよかったし、日本でもっと若い人も自分の親たちの世代の人も日本を活性化するために
も頑張っていかないといけないなあと思いました。起業家が育ちやすい環境であるのはアメリカだし、働く
環境もアメリカの方がいいなあと感じました。
・たくさんの人と知り合えたことが一番嬉しかったです。ALEP 内の人たちはみんなしっかりと自分の意見を
持っている人が多く、一緒に行動することでとてもよい影響を受けました。外国の友人もでき、たまに連絡
も取り合っています。英語でやり取りをしていると、どう表現したらよいのか分からないことがよくあり、
伝えられないもどかしさを感じます。そのことが英語をもっと学びたいという気持ちにつながっているので
これからも続けていきたいです。もう1つはアントレプレナーシップについて学べたことです。私はもとも
とアントレプレナーシップにはほとんど興味はありませんでした。しかしグーグルやオラクルなどの企業の
方のお話が予想していた以上におもしろく、今まではなかった考え方などを得ることが出来ました。
・1 か月という滞在期間を経て、短期間の旅行ではわからないところまで、アメリカの文化を知ることができ
たと思います。また、今まではわからなかった日本の良さに気付くことができ、改めて日本が好きだと、そ
して日本人であることを誇りに思いました。
・シリコンバレーで起業している人々の話を聴くことはとても刺激になった。そもそも、今まで起業なんて一
部の凄い人やギャンブラーがやっているものと思っていただけに、ベンチャー企業の意義と革新性について
知れて本当に良かった。またアメリカから見ることで日本を客観的に見つめなおすことができ、それが今ま
で曖昧だった自分の将来の夢を決断させてくれた。それは ALEP に参加して数々のアントレプレナーの話を
聴くことができなければ、絶対に挑戦しようと思わなかったであろう夢だった。
13
Q. 今回の研修について総合的に(授業・ホームステイ・講義・フィールドトリップを含む)評価してください
5
(非常によかった)
4
3
→
→
2
→
1
(よくなかった)
◆上記の評価をした理由を書いてください。
・とても有意義でした。楽しくてたくさん考えたし、ここでできた友達が一番のよかったことです。
・ほとんどのものが私にとって新鮮なもので、日本との違いやその良さ悪さを再認識できた点で非常に良かっ
た。しかしながらホームステイ先や講義やフィールドトリップについてはもっと改善の余地があったと感じ
た。フィールドトリップの先が結構農学とは関係ない所が多かったのでそこを改善してほしい。
・とにかく毎日が充実していた。講義などはやや不満に思うことがあったが、それを考慮しても非常に良かっ
た。
・全てが最高に充実していました。
・総合的にみてすべてが何も問題なくいったというようには言えなかったですけど、そういうのも含めていろ
んなことを学べたかなと思ったからです。
・すべてにおいて、素晴らしい体験をすることができました。
・全体を通して内容の濃い4週間でした。英語のリスニング能力は向上したと思いますが、話すことができる
ようになるためにはまだ時間が必要だなとも感じました。
・考え方が経験したすべてのことによって大きく変わったから。
・このプログラムに参加してよかった、参加費以上の価値があったと思えたことは、本当に喜ばしい。キャン
パス内で同じ ALEP 生に再会するのが楽しみであるのも、この 1 ヶ月の充実度が表れていると思う。自分次
第でまだまだ英語力向上に努められたのではという懸念だけが残っている。
・プログラム構成、スタッフ、メンバーすべてが最高でした。
・このプログラムに参加してよかったと感じたため。英語力の向上はどれほどかはあまり自分ではわからない
が、将来のことを考えるよいきっかけになった。
・今回不安もありましたが、この研修に参加して本当によかったと思いました。毎日がとても充実していまし
た。一つ改善してもらいたかったのはスケジュールです。SVEP と合同で講義を聴かなければいけなかった
ので仕方ありませんが、午前中で授業が終わるのに17時まで待っていてそれから19時に終わって帰るの
が20時過ぎくらいになっていたのでホストファミリーと過ごす時間が少し少なかったので残念でした。だ
けど、色々な経験ができて参加して本当によかったと思っています。
・毎日がとても濃い内容だった。自分の中の考え方や行動力が日々進歩する気がした。何にも代えられない、
14
本当に素敵な4週間だった。
・ALEP に参加しなければ経験できなかったことがたくさんありました。初めての経験も多く心細くなること
もありましたがサポートもしっかりしていてとてもよかったです。
・英語学習、現地の人々との交流、アントレプレナーシップをはじめとする様々な講義、これらすべてが自分
のこれからの成長、将来の進路について考える良い機会になった。
・とても充実した研修でした。カリフォルニアの農業について、フィールドトリップや特別講演でもう少し取
り上げていただけたらと思いました。
・ただ与えられることをこなしてきただけの人生だったため、ALEP で自分から動くという経験をたくさん積
むことができたのが大変プラスになった。英語に関していうと、スピーキングという日本ではなかなか上達
しない分野について、向上の手がかりをつかんだ気がする。それは躊躇しないことだったり、自分の意思表
示のためのツールだと割り切ることであったりさまざまであるが、ALEP がなければ気付かなかったことだ
と思う。
・総合的に見ると、1か月という時間、お金に見合った非常にいい経験ができたと思った。後輩にもおすすめ
できるいいプログラムでした。
・初の海外だったが、4週間の一日一日が私にとって最高の日だった。もの凄い経験をさせて頂いたと思う。
・私の今までの人生で経験したことがないことばかりだったので、これからの人生に生かしていけると思った。
・非常に充実したプログラムでした。ありがとうございました。
・英語力の向上を目的にいった留学でしたが、自分の今後のあり方など様々なことを考えさせられる学びの多
い留学となりました。英語力については、これからまた日本でも鍛えていきたいと思います。
Q. その他、研修の全般に関して、意見や要望、感想などを自由に記入してください
・大変有意義でした。ありがとうございました。もっとむこうの学生と知り合える機会がほしかったです。あ
と、もっと英語にふれていれば、と少しだけ反省しています。
・何をするにも時間が少なかったため、できるだけ課題も日本に帰ってから提出するような形にして、アメリ
カでの自由時間を増やしてほしいと感じた。ALEP はいろんな意味で良い経験になった。
・研修における奨学金をもう少し増やし、より多くの志の高い人にこのプログラムに参加できる機会を与えて
ほしいと思いました。
・毎日が本当に充実していて、大満足の一ヶ月間だった。これからは日本国内での自分の努力が重要になって
くる。ALEP から得た気持ちを忘れずにこれからも頑張っていきたい。
・本当に行って良かったと心から思っています。ありがとうございました。
・今回このプログラムに参加できてよかったと思えるような 1 か月でした。このプログラムに携わってくれた
すべての人に感謝の気持ちでいっぱいです。本当にありがとうございました。
・このプログラムを通して海外に対する関心がかなり強まりました。日本語ではなく英語を用いて違う文化圏
の人と会話をすることがこんなに楽しいことなのかと感じました。この経験を今後に活かしていきたいです。
・毎日充実した日々をすごせました。とても有意義な研修だったと思います。
・帰国して英語関連の授業やテストを受けるたびに、自分の英語力の伸びが実感できた。英語と日本語が同時
に脳内を駆け巡ることも増えたが、やはり時とともに若干衰えてきているのも事実である。自分で積極的に
英語を使う機会を定期的にもうけ、今回の一ヶ月の効果をさらに増強させたいと思う。また、この計画に関
してはほかの留学経験者とも共有してはどうかと思っている。また、このプログラムの認知度は、特に農学
部内では高いが、まだまだ知られていない部分もある上、また経済的な事情で参加をためらうひとが多いの
15
も事実である。留学経験者を増やし豊かな大学生活をもっと多くの学生に送って欲しいと、おそらく多くの
ALEP 生が感じていることだろう。次回以降の催行の際には、もう少し奨学金などの補助を期待したい。
・様々な方のサポートがあって、この研修プログラムはとても充実していました。ありがとうございました。
・初めての海外で最初は不安で仕方がなくて、何度も辞めようかと思いましたが、いざ行ってみると毎日がと
ても充実していてとても楽しかったです。今回このプログラムに参加して本当によかったです。一生忘れる
ことができない経験になりました。ありがとうございました。
・多少の困難はありましたが、大変素敵な研修でした。今に、これからに、絶対に生きてくる唯一無二の経験
だったと確信しています。それも、サポートの方々の尽力あってのことだと思います。こんな素敵な研修を
企画、準備してくださり、本当にありがとうございました。ここで学んだことは一生の財産として大切に胸
に留めておきたいと思います。
・今までの私の人生の中で一番大きな経験になりました。これからもいろいろなことに挑戦していきたいです。
・今までで一番濃くて有意義な1か月間を過ごすことができました。ALEP で関わってくださったすべての方
に感謝の気持ちでいっぱいです。
・本当に参加してよかった。様々な人に支えられ、様々な人に会うことができ、本当に感謝です。
・アメリカでの研修は全般的に非常に良かった。アメリカだけでなく、帰国してからも何かプログラムがある
と日本のことを知り、アメリカと比較し考えるいい機会になるのではと思う。日本でのプレゼンテーション
は、ALEP で学んだことだけで良いように思った。四週間、引率していただきありがとうございました。こ
の経験を活かし今後の活動に役立てたいと思います。
・色々なことを経験して、色々なことを感じた、有意義な 1 か月でした。ありがとうございました。
・今回は自分をこのプログラムに参加させていただきありがとうございました。このプログラムのおかげで貴
重な経験ができました。とても楽しく素晴らしいプログラムだと思います。このプログラムが続いていって
ほしいです。
・とてもいい経験になった。参加して本当によかったと思う。これからの生活、人生にきちんと生かせるよう
にしたい。
・フィールドトリップについては、講師が経験豊富な人ばかりで非常に興味が持てた。だから、日本人講師の
方の話は興味深く聞けた。しかし、英語では何割かしか理解できずにもったいないと少なからず感じた。フ
ィールドトリップは英語というより内容を重視して聞いた方がためになると思ったので、その企業に日本人
の方がいらっしゃれば、そちらの方がいいなと思った。
・入学式の日に ALEP の話を聞いてから、ずっとこのプログラムに参加することを心待ちにしていました。今
まで臆病で行動を起こすのは苦手だったのですが、このプログラムを通して確実に変化することが出来たと
思います。ありがとうございます。
・非常に楽しく、充実した4週間でした。先生方には
本当にお世話になり、ありがとうございました。本
当に一生の思い出となったような気がします。
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