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APC NEWS 第148号「第77回IECニューデリー大会

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APC NEWS 第148号「第77回IECニューデリー大会
IEC 活動推進会議(IEC-APC)
APC ニュース第 148 号
第 77 回 IEC ニューデリー大会参加報告
平成 25 年度 IEC 活動推進会議 運営委員長
江﨑 正(ソニー株式会社)
第 77 回 IEC 大会が、2013 年 10 月 21 日~25 日にイン
ド ニューデリーの Vigyan Bhawan と India Habitat Centre
を主会場として開催されました。インド NC の大会運営の
もと、
各国から約 1,000 名が参加し、
期間中に総会
(Council)
、
評議会(CB)
、標準管理評議会(SMB)
、適合性評価評議会
(CAB)等の上層委員会及び 22 の TC/SC のテクニカルミ
ーティングが同時開催されました。
(TC/SC のテクニカルミ
ーティングは、10 月 16 日~10 月 26 日の期間で開催)
主会場のひとつであるVigyan Bhawan
[主要会議日程]
10
10
10
10
10
日
月 21
月 22
月 23
月 24
月 25
程
日(月)
日(火)
日(水)
日(木)
日(金)
会 議
SMB 会議、オープニングレセプション/セレモニー
CAB 会議、アフィリエイトフォーラム、APSG 会議、PASC レセプション
CB 会議、TC/SC オフィサーズフォーラム
NC プレジデントワークショップ、NC セクレタリーズフォーラム
総会(Statutory Session、Open Session)、フェアウェルパーティ
*MSB の開催はなし
[開催規模]
○招致 TC/SC 数: 22
(2011 年メルボルン大会:48、2012 年オスロ大会:31)
○参加登録者数: 969 名(2011 年メルボルン大会:1,457 名、2012 年オスロ大会:1,177 名)
○参加登録者数(上位 5 ヶ国)
1)インド:96 名 2)日本:84 名 3)独国:81 名 4)中国:79 名 5)米国:59 名
本稿では、IEC の最高意思決定機関である総会(Statutory Session 及び Open Session)の概要
を報告いたします
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■ Statutory Session <2013 年 10 月 25 日(金)8:30-12:00>
1.IEC 次期役員及び上層委員会委員(選挙結果等)
IEC 次期役員及び上層委員会委員として、表 1 の方々
が選出されました。
日本からは現 CB 委員の木村氏(ソニー株式会社)が
野村前 CB 委員を引き継いだ予備期間を終了し、2014 年
から第 1 期目として就任されます。また現 SMB 委員の平
川氏(株式会社 東芝)が第 1 期目を終了し、2014 年か
ら第 2 期目として就任されます。
ポスト
SMB 議長
IEC 副会長
CB 委員
SMB 委員
(自動選出)
SMB 委員
(選挙による選出)
CAB 委員
総会Statutory Session の様子
表 1 総会での選挙結果
氏名(国)
Mr. Jim MATTHEWS( United States of America)
Mr. Olivier GOURLAY(France)
Mr. Keiji KIMURA(Japan)
Mr. Graeme PHILP(United Kingdom)
Mr. Philip PIQUEIRA(United States of America)
Mr. Markus REIGL(Germany)
Mr. Herve ROCHEREAU(France)
Mr. Thomas SENTKO(Germany)
Ms. Cristina TIMO(Italy)
Dr. Shuji HIRAKAWA(Japan)
Ms. Anne HUMBERSTONE(United Kingdom)
Mr. Alec McMILLAN(United States of America)
Mr. Jose VIEL(Brazil)
Mr. Jos REMY(Netherlands)
Mr. Alexander ZAZHIGALKIN(Russia)
Mr. Ian FORTE(Australia)
Mr. Marcos OLIVEIRA(Brazil)
Mr. Didier BOURGES(France)
Mr. Tim DUFFY(United States of America)
任期
2014 年-2016 年
2014 年-2016 年
2014 年-2016 年
2014 年-2016 年
2014 年-2016 年
2.財務関連
2012 年度決算や 2014 年度予算、各国分担金等について承認されました。
3.IEC の事業
Vreeswijk 事務総長より、IEC の現況報告、ビジョンとミッションの再確認がなされた後、
2012 年オスロ大会からの 1 年間の IEC の活動について詳細に報告されました。
人材育成については、Young Professionals、IEC Mentoring Programme、ITC Trainings 等に
ついて報告がありました。
Technical Work の関連では 、市場戦略評議会(MSB)の成果として、Technical Report
“Nanotechnology in the sectors of solar energy and energy storage”が発行されたこと、
また、
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MSB の第 4 番目の White paper である“Microgrids for disaster preparedness & recovery
(MDR)
”
(プロジェクトリーダ:櫛木 MSB 委員(パナソニック株式会社)
)が 2014 年早々に
発行予定であることが報告されました。加えて、標準管理評議会(SMB)では、ACEE(Advisory
Committee on Energy Efficiency)の発足、SG 6 (Electrotechnology for e-Mobility) の設置と
Smart Grid と Smart Cities に関する SEG(System Evaluation Group)の設置等の報告があり
ました。
4. 2014 年 IEC 東京 大会の紹介
2014 年の IEC 総会が東京で開催されることが報告され、2014 年 IEC 東京大会のプロモー
ションビデオが上映されました。続いて野間口 JISC 会長が同大会への招待のご挨拶をされま
した。また、2014 年 IEC 東京大会のパンフレットが配布されました。
5. 2015 年以降の IEC 大会の開催予定
2015 年 10 月 12 日~16 日にベラルーシのミンスクで開催することが再確認されました。
2016 年 10 月 10 日~15 日にドイツのフランクフルトで開催することが正式に承認されま
した。
また、2017 年にロシア、2018 年に韓国、2019 年に中国、2020 年にスウェーデン、2022 年
に米国でそれぞれ開催される予定であることが報告されました。
(2021 年は未定)
6.閉会
Wucherer IEC 会長より、ホスト国であるインド NC へ大会開催への謝意が表明され、閉会
となりました。
■ Open Session <2013 年 10 月 25 日(金)14:00-16:30>
Statutory Session に続き、Open Session が開催され、
『Challenges of Power Quality』をテ
ーマに講演が実施されました。インド国務大臣 T.V.Thomas 氏からの基調講演の後、SEG on
Smart Grid のコンビーナである Richard Schomberg 氏、MSB コンビーナの Shu 氏、インドの
大学の教授らから電力品質についての講演がありました。
■ 所感
・ 今回のニューデリー大会では、2014 年 IEC 東京大会の紹介がありましたが、プロモーショ
ンビデオ及び野間口 JISC 会長の挨拶が終わると盛大な拍手があり、東京大会への期待の高
さを感じることができました。東京大会まで 1 年を切り、これから準備が加速して参ります。
引き続き関係各位のお力をお借りいたしたく、今後ともよろしくお願いいたします。
・ 最後に、本ニューデリー大会への参加の機会をいただいたことに対し、経済産業省をはじめ
関係各位に厚く御礼申し上げます。今後とも引き続きご指導いただけますよう、よろしくお
願いいたします。
以上
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