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ニコチン依存症管理料の対象患者の拡大
第328回 中央社会保険医療協議会 総会資料 【Ⅳ-5(効率化等による制度の持続可能性の向上/重症化予防の推進)-②】 ニコチン依存症管理料の対象患者の拡大 骨子【Ⅳ-5(2)】 第1 基本的な考え方 ニコチン依存症管理料について、標準的な回数の治療の実施を促す観 点から評価の見直しを行うとともに、若年層のニコチン依存症患者にも ニコチン依存症治療を実施できるよう、対象患者の喫煙本数に関する要 件を緩和する。 第2 具体的な内容 ニコチン依存症管理料の算定対象等について、以下のとおり変更を行 う。 現 行 【ニコチン依存症管理料】 (新設) 改定案 【ニコチン依存症管理料】 別に厚生労働大臣が定める基準 を満たさない場合には、それぞれの 所定点数の100分の70に相当する点 数を算定する。 [算定要件] [算定要件] ニコチン依存症管理料の算定対 ニコチン依存症管理料の算定対 象となる患者は、次の全てに該当す 象となる患者は、次の全てに該当す るものであって、医師がニコチン依 るものであって、医師がニコチン依 存症の管理が必要であると認めた 存症の管理が必要であると認めた ものであること。 ものであること。 ① ① 「禁煙治療のための標準手順 「禁煙治療のための標準手順 362 ② 書」に記載されているニコチン 書」に記載されているニコチン 依存症に係るスクリーニングテ 依存症に係るスクリーニングテ スト(TDS)で、ニコチン依存症 スト(TDS)で、ニコチン依存症 と診断されたものであること。 と診断されたものであること。 1日の喫煙本数に喫煙年数を ② 35歳以上の者については、1 乗じて得た数が 200以上である 日の喫煙本数に喫煙年数を乗じ ものであること。 て 得 た 数 が 200 以 上 で あ る こ と。 ③ (略) (新設) ③ (略) [別に厚生労働大臣が定める基準] 当該保険医療機関における過去 一年のニコチン依存症管理料の平 均継続回数が2回以上であること。 但し、過去一年にわたりニコチン依 存症管理料の算定の実績が無い場 合は、基準を満たしているものとみ なす。 [経過措置] 当該保険医療機関における過去一年間のニコチン依存症管理料の平均継続 回数が2回未満である場合の減算については、初回は平成 28 年 4 月 1 日から 平成 29 年 3 月 31 日までの1年間の実績を踏まえ、平成 29 年 7 月 1 日より算 定を行う。 363