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2016赴任前留意事項(PDF/456KB)

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2016赴任前留意事項(PDF/456KB)
別添1
2016 年 2 月 24 日
モザンビーク事務所
ボランティア赴任前留意事項
■青年海外協力隊(長期)
■青年海外協力隊(短期)
■シニア海外ボランティア(長期)
■シニア海外ボランティア(短期)
□日系社会青年ボランティア
□日系社会シニア・ボランティア
※本資料に記載の情報は、作成日現在のものであり、その後状況が変化している場合があります。記載内容
については正確を期していますが、万が一誤りがあった場合にはJICAは責任を負いかねますのでご了承
ください。
※本資料はJICAボランティアを対象としたものであり、その他の方には該当しない情報も含まれている
可能性があることをご承知おきください。
別添1
記載項目
《全ボランティア共有》
1. 携行荷物について
・ 赴任時に必ず持参するもの
2. 別送荷物について
・ アナカン・郵送等の利用について
・ 通関情報について
3. 通信状況について
・ パソコンの普及状況(現地で購入可能なPCの機種・価格、プロバイダ、
E-mail の利用状況など)
・ 固定電話、携帯電話の普及状況
4. 現金の持ち込み等について
・ 現金持込にかかる注意
・ 両替状況
・ 赴任時に用意することが望ましい金額について
5. 治安状況について
6. 交通事情について
7. 医療事情について
8. 防蚊対策ついて *マラリア・デング熱汚染地域のみ
・ 蚊帳の要否、現地での購入可能か否か
《青年海外協力隊対象》
9. 自動二輪貸与について
・ 本邦、国際免許証の携行の要否
・ 現地運転免許の取得手続き
《シニア海外ボランティアのみ》
10. 車両の購入・輸送について
・ 運転免許証について(本邦、国際免許証携行の要否)
・ 現地運転免許の取得手続き
11. その他
別添1
1.
携行荷物について
(1) 預け荷物
空港での荷物の取り扱いは決して丁寧ではありません。また、南アの空港ではトランジ
ット乗客の預け荷物の鍵が壊されたりナイフで切られたりして、貴重品を盗まれるケース
が頻繁に起こっています。マプト到着後の税関の荷物検査では、全ての荷物に対して X
線検査が行われており、新品の家電や大量の薬品・化粧品等は販売目的とみなされ、関
税をかけられることがあります。
対策
● 預け荷物用には丈夫なスーツケースを選ぶ。
● 鍵は必ずかけると共に、スーツケースベルトをしっかり閉める。
● 預け荷物の中には PC、現金、貴金属等の貴重品を絶対に入れない。
● 赴任早々に必要なものは手荷物として機内持ち込みにて持参する。
(2) 手荷物
出国やトランジットの際に手荷物のX線検査があります。かばんの中に入れているパソ
コンは取り出すように言われますので、取り出しやすいようにしておくといいでしょう。
機体のサイズによっては搭乗時に大きめの手荷物(キャリーケースや大きなバックパッ
ク)を預けるよう指示されることがあります。そのような大きめの手荷物には鍵をかけてお
き、このような指示をされた場合には PC 等貴重品を取り出した上で鍵をかけて預けて下
さい。(PC をいれたまま施錠せずに預けて、PC を盗まれた事例あり)
対策
● パスポートはしっかり身につける。
● 空港内での管理がしやすいように手荷物はできるだけ 1 つにまとめる。
● 現金は①身につけるもの ②財布に入れるもの ③かばんのどこかに隠すものなど分
散して持っておく。
● 手荷物であっても鍵をかけられるようにしておく。
預け荷物が遅延する場合もあります。これまで紛失事故が起こったことはありませんが、
到着日の 9 日後に届いたケースもあります。以下のものは、必ず手荷物(機内持ち込み)
として持参してください。
● 上着・ネクタイ等(制服またはそれに準ずるもの)
※ 大使館、JICA事務所、「モ」国省庁への表敬時に必要
● メディカル・インフォメーション
● 一泊分程度の着替え
● PC等の貴重品
別添1
2.
別送荷物について
(1) 送付方法
国際宅配便(DHL、FEDEX 等)で通常一週間、日本郵便の航空便は 10 日間から数か
月、船便は 3 ヵ月~1 年程度でマプトに到着します。金額は、サービス、重量によって異な
りますので、各会社に問い合わせて下さい。
JICA モザンビーク事務所宛に荷物を送付する場合、次のように宛名を書いてください。
受取人:○○○○○・・・・ここにローマ字でボランティア本人名
送付先:
JICA MOZAMBIQUE OFFICE
Av. 24 de Julho No.7, 11 Andar , Caixa postal 2650
Maputo, Mozambique 送付先電話番号:
TEL:+258-21-486357,486358
FAX:+258-21-486356
JICA モザンビーク事務所は 1 週間に 1 回、上記の私書箱(Caixa postal)から引き取り
手続きを行っています。送付された内容物や容量によっては、引き取り手続き等により、
JICA 事務所に届くまで数か月要する場合もあります。
○ナンプラ市に赴任する方は、ナンプラ・フィールドオフィスへの送付も可能です。
受取人:○○○○○・・・・ここにローマ字でボランティア本人名
送付先:
JICA Nampula Field Office
Av. Eduardo Mondlane nº326, Edifício Girassol, 3ºandar Sala nº307,
CP70/COP3100, Nampula, Moçambique
Telefone:+258 82 3327582/87 7697838
(2) 関税・手数料
国際宅配便の場合は、送料+輸送品価格に対して関税がかかることがあります。また、
荷物引取りのための諸手続きに時間と手数料がかかります。郵便の場合、関税はかかり
ませんが、引取り手数料がかかります。段ボールひと箱で約 600 円程度です。
(3) 書籍
ボランティア連絡所には、理数科、農業、医療などの専門書を含め、これまで派遣され
たボランティアが帰国時に残していった書籍(日本文化紹介、語学、旅行、小説等)が多
数あります。専門書に関しては事前に前任者等 に聞いてみるとよいでしょう。また、
Amazon.co.jp で書籍を購入すると最短5日で届きます。
別添1
(4) 注意
ボランティアが帰国した後に日本の留守家族から送付された荷物が届くこともあります。
航空便で最長 1 年半かかった例がありました。首都マプトでは日常生活に必要なものは
ほとんど入手可能です。
日本から送付する荷物はできるだけ少なくし、現地で購入可能なもので二年間生活す
るという心意気が必要でしょう。
3.
通信状況について
(1) パソコン
首都では比較的容易にパソコンの購入が可能です(デスクトップ型、ラップトップ型-
HP、DELL。但し、日本語 OS 及び日本語キーボードはない)。価格は概ね日本の 1.5~2
倍です。ノート型パソコンは需要が多くあり、高く売れるためこれを狙った盗難も多く発生し
ています。また、電圧が一定でなかったり、埃が多かったり、雨季には激しい落雷が原因
で故障してしまうことがあります。リカバリーCD を作成しておくとリカバリーが可能な場合
もあります。
電源は 220V、コンセントは丸型 SE タイプ(丸型 C も使用可)。
(2) インターネット
電話会社、ケーブルテレビ会社、携帯電話会社等、各社からインターネットサービスが
提供されています。速度は 56kbps から 4Mbps 程度で通信状態は不安定、動画は「契約に
よっては見ることが可能である」と考えていたほうがよいでしょう。自宅にインターネット回
線を引いているボランティアもいます。契約・使用状況にもよりますが、月 20~65 米ドルほ
どかかります。
主要都市には、インターネットカフェがあり、無線 LAN を備えたカフェやホテルもありま
す。都市部の省庁機関、学校ではインターネットが使える場合もありますが、PC の故障、
料金滞納等により、常時使用できるとは限りません。
また、携帯電話会社もインターネット接続サービスを提供しており、プリペイド SIM カード
でもインターネットを低料金で利用可能である。無線 LAN 内蔵 PC であれば、SIM ロックフ
リーの wi-fi ルーターかテザリング可能なスマートフォンを日本から持参するか、当地で購
入すれば、PC に専用ソフトのインストールをすることなく、インターネットに接続する事が
可能。また、無線 LAN が使用できない PC でも USB モデムを購入すれば、専用ソフトをイ
ンストールする事で、インターネットに接続する事が可能。
(3) E-mail の利用状況
スマートフォンなどインターネットを利用できる多くの人は yahoo や gmail のようなフリー
メールアドレスを利用しています。
別添1
(4) 固定電話、携帯電話の普及状況
省庁、学校、会社等には固定電話がひかれていますが、一般にはプリペイド式の携帯
電話が広く普及しています。ボランティアには、着任当日から帰任日まで緊急連絡用とし
て、事務所からプリペイド式携帯電話機を貸与します。国際通話も可能です。
4.
現金の持ち込み持ち出し等について
モザンビークでは日本円の換金はできません。配属先によって住居提供に差があり、生活
備品(ガスコンロ、小型冷蔵庫、食器類、シーツ、毛布など)の購入が必要な場合がありますの
で、日本で支給された移転料を換金し、2,000 米ドル程度を現金で持参する事をお勧めします。
短期ボランティアの場合は、個別にご相談ください。トラベラーズチェック(T/C)は一般的では
ないため勧められません。入国に際し、手持ちの外貨を申告する必要はありません。
米ドルは、銀行、両替所等で現地通貨に換金できますが、2005 年以前に発行された米ドル
紙幣は換金できない場合もありますので、事前に確認してください。
任地に赴任後、現地銀行に口座(現地通貨、米ドルどちらも開設可能)を開設していただき
ます。最初の四半期分の海外手当は任地赴任前に小切手で渡します。その後は本部より各
自の現地で開設した口座(現地通貨もしくは米ドル)に直接送金されます。
また米ドルおよびモザンビーク通貨(メティカル)の国外への持ち出しに関して、以下の額を超
えますと申告が必要となっています(モザンビーク為替法 104、105 条)。
米ドル
: 5,000 米ドル以上
メティカル : 10,000 メティカル以上
5.
治安状況について
現在でも中部において政府軍と反政府勢力 RENAMO の武装勢力との交戦が散発的に発生
しています。状況によっては移動時に制限を設ける場合があります。
ボランティアが遭遇する一般犯罪の傾向は、シャパ(乗り合いバス)乗り場や、車中、メルカド
(市場)での携帯電話や財布やデジカメを狙ったスリ・引ったくり、更には PC やデジカメ、現金を
目的とする空き巣や押し入り強盗などです。外国人を狙った誘拐などの凶悪な犯罪も後を絶ち
ません。基本的な防犯対策はもちろんのこと、自分の周囲(任地)で何が起こっているかに対し
て常にアンテナを張り巡らし、活動期間を通して、犯罪に遭遇しないという強い心構えが必要
です。
事務所からは、防犯グッズとして防犯アラーム、サイレン付メガホンなどを貸与しています。
移動でバックパックを使用する際には、防水用カバーや南京錠が役立ちます。
また、麻薬犯罪が増加傾向にありますので、空港等で他人の荷物は絶対に預からないでく
ださい。
6.
交通事情について
主要な幹線道路や都市部の道路の整備は進んでいますが、一般的に道路事情は決してよ
くありません。
別添1
交通手段は、乗り合いバス(シャパと呼ばれている)が主流で、遠距離移動向けに大型バス
(マシンボンボと呼ばれている)もありますが割高です。また、運転技術・マナーともに悪い状況
にあります。
飛行機は、マプト市を中心に各州都を結んでいます。しかし、割引切符が少なく航空賃は割
高ですし、フライトの一方的なキャンセルや時間の変更(12 時間以上の遅延や、予定時間より
も早い出発もあり)も頻繁に起こるので注意が必要です。
7.
医療事情について
全般的には国際援助や援助団体等の支援で都市部を中心に病院設備のインフラ整備が進
められています。しかし、地方の病院、保健所においては医療機材や医療従事者が絶対的に
不足しています。都市部では緊急医療にも対応する病院、私立クリニックもあり、薬局も多く、
医師の処方箋があれば抗生物質等も購入が可能です。マラリア、コレラ、エイズなどボランティ
ア自身が気をつけなければならない感染症も多いので十分注意が必要です。
8.
防蚊対策について
モザンビークはマラリア汚染地域ですので、防蚊対策が必要です。蚊帳、蚊取り線香、防虫
スプレー等は現地で購入可能です。
《青年海外協力隊のみ》
9.
自動二輪貸与について
①活動に単車が必要となっているボランティアは、有効期限内の日本の運転免許証を必ず
持参してください。
なお、モザンビークでは日本の二輪車免許を当国のそれに書き換えることができず、各
自、任地赴任後、試験を受けて免許証を取得することになっています。詳細は、モザンビ
ーク着任後のオリエンテーションで説明します。
②二輪車乗車時に使用する衣服(丈夫な長袖ジャンパー、シャツ、G パン、スニーカー、グロ
ーブ等)は日本から持参して下さい。ヘルメットは事務所から貸与が可能です。(持参も可)
《シニア海外ボランティアのみ》
10. 車両の購入・輸送について
車両の購入については、①日本で購入して輸送、②現地で中古車業者から購入の場合があ
ります。①の場合、日本での輸送手続き、モ国での引き取り手続き等、注意事項がありますの
で、購入前に必ず事前に事務所にお問い合わせください。
(1) 運転免許証
日本の運転免許証を当地で翻訳し、当地の道路局にて書き換え手続きを行いますの
で、2年間以上の有効期限のある運転免許証を必ず持参してください。
別添1
11. その他
(1) 服装について
日本の春夏向けの服装を準備してください。職場(教員など)によっては、ビジネススタ
イル(襟付きシャツ・ネクタイ・革靴など)が求められます。教員には上着が配布され、その
下には何を着ても良いというところもあります。暑いからと言って、よれよれのTシャツで活
動をするのは好ましくありませんし、相手国の人々に対し失礼になります。こちらにはカプ
ラナと呼ばれる独特のプリント柄の布地が売っており、これを地元の仕立て屋でアフリカ
スタイルのシャツやドレスを作って着ている人も多いです。
アフリカとはいえ、寒い時期(最低気温 10℃前後)もありますので、セータ、ジャケット等
があると便利です。但し、当地でも購入可能です。
(2)食べ物について
魚介類があり、ポルトガルの影響を受けているので食事はおいしいと評判です。南ア資
本のスーパーマーケットには牛肉、豚肉、鶏肉などの肉類やバター・チーズ・ヨーグルトな
どの乳製品が豊富にあります。
地元の人が使うメルカドと呼ばれる市場では、新鮮な野菜や果物などを入手することが
できます。魚介類は流通システムが確立していないため、新鮮な魚介類の入手は難しく、
現地の人々は冷凍魚(カラパウと呼ばれるアジ)を購入することが多いです。ただし海岸沿
いの町では漁師や行商人から鯛などの白身の魚、エビ、イカ、カニ、ハマグリなど購入す
ることができます。首都マプトには魚市場があり、これらのものを入手可能です。
日本食材については、マプトでは次のようなものが高価ですが入手可能です。日本か
ら送ることを考えれば現地購入でもよいと思います。
(マプトで入手可能) 醤油、海苔、山葵、うどん、味噌(中国製)
※ 場合によってはマヨネーズ、納豆も売られています。また、中華食材販売店で代用
品の購入が可能です。
(3) 家具について
基本家具(ベッド、マットレス、机、椅子)は配属先からの提供、または JICA からの貸与
となります。台所用品(冷蔵庫、調理器具、鍋、皿など)やその他の家具類、シーツ、枕、
毛布などの寝具は必要に応じ各自購入して頂きます。また光熱水費等についても原則自
己負担となります。
モザンビークはもともと住居が不足している上、国際援助機関も多く入っていることや、
外国人を狙った犯罪が多発していることから、物件が限定され、共同生活になる場合もあ
ります。
(4) 現地で手に入りにくい、または質が悪く、日本から持参すると便利なもの
例えば下記のような物です
別添1
文房具
調理器具
薬品等
日用品
:日本製の筆記用具
:菜ばし
:自分の常備薬
:耳かき、爪切り、婦人体温計(女性は必須)、血圧計、
下着類・靴下(十分な数)
家電関連 :電源は 220V、コンセントは丸型 SE タイプに対応する変圧器
(5) 現地語学訓練の教材に関して
マプト赴任後の現地語学訓練において、二本松訓練所にて使用した教科書を使用しま
すので、赴任時に必ず持参して下さい。
(6) その他
ハードコンタクトレンズ用洗浄液は入手困難です。砂埃も多く、ハードコンタクトを使用し
ているボランティアは希少です。(ソフト用は入手可。)
JOCA プロテクションに加入する隊員は、任国にて携行品が故障、または、盗難等にあ
った場合、破損・盗難物品の領収書が必要となります。保険加入者は、必ず物品の保証
書、購入時の領収書、オリジナルの JOCA プロテクション加入書を持参して下さい。
なお、日本大使館との諸申請書類等の手続きの際に、印鑑が必要な場合があります
ので、印鑑(三文判)を持参されることをお勧めします。
(7) 女性ボランティアのみなさんへ
婦人体温計とそのグラフ用紙
環境が大きく変わり、生理不順になる人が時々います。健康相談を行う際には、基礎
体温計の記録が不可欠ですので、必ず持参してください。訓練所で記録をつけると普段
の自分のパターンがわかり、異常時と比較できます。
生理用品について
生理用ナプキン、フィンガータイプのタンポンが入手可能です。アプリケーター式のタン
ポンは入手困難です。輸入品であるため値段も高く、日本製と比較すると品質的にも劣り
ます。現地で購入したものを使用している女性ボランティアがほとんどですが、気になる方
は日本から持参してください。
日焼け止め、基礎化粧品について
日焼け止め、基礎化粧品は使い慣れたものを持参してください。モザンビークでも購入
できますが、輸入品であるため高価であり、香料が強く、皮膚が弱い人にはお勧めできま
せん。
別添1
下着について
一般的な日本人女性の体型には、サイズも大きすぎるため、下着に関しては日本から
多めに持参することをお奨めします。
何か質問がある場合は、調整員アドレス([email protected])までメールで連絡ください。
以上
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