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授業改善推進プラン 教科ごとの改善プラン(美術科)
授業改善推進プラン 教科ごとの改善プラン(美術科) 1 美術科における昨年度の授業改善推進プランの検証 取組における成果と課題 ・美術の基礎的学習を通して、主体的に制作に取り組む姿勢を身に付けることができた。充実した表 現・鑑賞活動ができるように、基礎的・基本的な知識や技能の習得が必要である。 ・アイデアを出すヒントや助言によりアイデアを練り直し自分らしい工夫を加えられるようになった が、課題解決、主題への掘り下げ、イメージの生み出し、表現的探究心がまだ不足しているので、 発想・構想の力を伸ばす必要がある。 2 美術科における調査結果の分析 <絵や彫刻など> 内 ・主題から発想を広げ、イメージをふくらませることや、自分の思いを形や色彩で表現する 容 ことが苦手である。 別 ・筆や彫刻刀などの基本的な使い方が身に付いていない。 結 果 <デザインや工芸> の ・材料や用具の特性、制作の手順を考え、見通しをもつことに時間がかかる。 分 析 <鑑賞> ・作品のよさや美しさ、その情景を感じたままに表現することに苦手意識がある。 観 点 別 結 果 の 分 析 <美術への関心・意欲・態度> ・概ね満足できる。 <発想や構想の能力> ・いろいろな作品を見る経験が少ない為、なかなか発想・構想がわいてこない。 <創造的な技能> ・基礎・基本的な材料や道具の使い方が身に付いてない生徒が少数だが、まだいる。 <鑑賞の能力> ・感じたままの思いや物語を言葉にする力を付ける必要がある。 3 調査結果に基づいた授業改善のポイント 課 題 ・材料や用具の特性を知らない。 ・見通しをもって制作することが苦手である。 手だて →制作に使う材料や用具の扱い方など一斉指導 後も、分からなければ質問できる雰囲気をつく る。 →大まかな制作手順や時間配分などを伝え、机間 指導をていねいに行う。 ・発想を広げ、形にすることの苦手意識がある。 →主題や個に応じた声かけを行い、自分で考える 時間をつくること、創出への指導を繰り返し行 う。 ・作業する時の姿勢や意識が不十分である。 →教室環境を整え、制作への意識付けを行う。 4 美術科の授業改善策 →制作に使う材料や用具の扱い方など一斉指導後も、分からなければ質問できる雰囲気をつくる。 1年 図画工作の授業で使っていた道具を新たな気持ちで道具に触れること、道具の名前や扱い 方、手入れ方法などについても細かく丁寧に繰り返し教える。制作過程では机間指導を大 切にし、一人一人に声をかけるようにする。また、時間を決めるなどの工夫で質問しやす い環境作りに取り組む。 2・3年 課題で使う材料・道具の名前や扱い方など、再確認の気持ちで指導する。また、机間 指導の際、個々の作業進度を確認し、個に応じた声かけをしたり、全体での繰り返し 指導ができるよう、取り組む。 →大まかな制作手順や時間配分などを伝える。 全学年 制作手順プリントや毎回の美術ノートを活用させる。また、制作過程で、区切りを作り、 制作途中作品の提出日を作る。スモールステップを踏みながら、個々が見通しをもって 作品作りを進めていけるよう取り組む。 →主題や作業についての声かけを全体、個に応じて行う。 自分で考える時間をつくる。 1年 資料提示や実際にやって見せること、個々への声かけを多くすることを意識して取り組む。 また、友達の作品を見る機会をつくる。 2・3年 資料提示は最小限に抑え、じっくり考える時間を作る。机間指導を大切にし、個に応じ た声かけを行う。また、友達の発想を紹介する機会を増やし、個々の力を引き出し、互 いを意識し合える環境づくりに取り組む。 →教室環境を整える。準備・片付けへの意識を付け、制作への意識を高める。 全学年 事前準備、作業、片付けの時間など、作業時間や目標を意識できるように、作業内容を明 確にし、時間設定する。 ◎アクティブラーニングの要素を取り入れる。 発想・構想・・・アイデアスケッチなど、考えや感じたことを整理したり、話し合ったりする。 鑑賞・・・・・・自分の気付きや感じたことや、考えを説明し合ったり、話し合ったりする。