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「被災地の今・・・」を見る(pdf)

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「被災地の今・・・」を見る(pdf)
被災地
地の妊産婦
婦さんとみ
みなさんをなぐ
つなぐ
被災地の妊産
被
産婦さんとみ
みなさんをつ
2015/01/27 配信 vol.29
〜 全国的な
な⺟⼦⽀援が少⼦
⼦化を防ぐ 〜
◆ ⽀援実績 (2014/12/3
31 現在)
みなさま、
み
こん
んにちは。 ⼀
⼀般社団法⼈ジ
ジェスペールで
です。
<⽀援⺟⼦数>
>
・2014 年 12 ⽉計 713 組
・プロジェクト開始
始より累計 19,175
1
組(2012/7〜2014
4/12)
<活動場所>
・岩⼿(⼤船渡
渡、陸前⾼⽥、
、花巻、釜⽯、
、⼤槌、遠野、
、
宮古、
、久慈)
・宮城(⽯巻、
、東松島、⼥川
川、気仙沼、亘
亘理、名取、仙
仙台)
・福島(いわき
き、相⾺、南相
相⾺)
・福島(伊達、
、⼆本松、須賀
賀川、⽩河、郡
郡⼭、猪苗代町
町)
・新潟(⻑岡)
)
・埼⽟(川越)
)・神奈川(横
横浜)・東京(中
中野)
<活動内容>
育児相談会/茶
育
茶話会/ベビー
ーマッサージ/
/ベビー体操//
ママのリフレッ
マ
ッシュ体操/親
親⼦ビクス/仮
仮設巡回訪問
この前の
こ
1 ⽉ 17 ⽇で阪神⼤
⼤震災から 20 年になりまし
した。
テレビでは追悼
テ
悼⾏事が流れ
れていますが、印象的だった
たの
が、
が 被害の⼤き
きかった地域で
で育った 20 歳の⽅のスピー
歳
ーチ。
東北で
東
16 年後
後健やかに育っ た 20 歳の⼈の
のスピーチが聴
聴け
るようサポート
る
トし続けなけれ
ればなりません
んね。
さて、今回も、
さ
代表の宗のコ
コラムと、広報
報からの⽂章を
をご
覧いただきます
覧
す。
被災地での「こ
被
これから」と 「今」、そして
て「未来」。どう
うぞ
最後まで、ご覧
最
覧ください。
◆ 産後を⽀え
える⼈材の養成
成の必要性 (社
社)ドゥーラ協
協会の役割
(ジェスペ
ペール代表
宗
宗祥⼦)
◇◆⼆つの協会
◇
会の成り⽴ち
(社
社)ジェスペールの代表 宗が、震災直後
宗
後強く感じたの
のは、津波に流
流された地⽅
や原発の影響で
や
で⾃宅を転居し
した⽅々の中に
に必ず妊婦や⼩
⼩さい⼦どもを
を育てている
⽅がいるという
⽅
うことでした。
そ の ⽅ 々 を 何 と か 東 京 か ら 助 け る ⼿段 は な い も の か と 考 え 、 本 会 の 前⾝ で あ る 「 東 京 ⾥ 帰 りプ ロ ジ ェ ク ト 」
htttp://www.sa
atogaeri.org//を⽴ち上げま
ました。
被災地から避難
被
難してくる妊産
産婦さんたちを
をサポートする
るプロジェクト
トです。
20
012 年 6 ⽉に東
東京⾥帰りプ
プロジェクトは
は終了となり、 その活動を引き継ぐ形で、本会ジェスペ
ペールを⽴ち上
上げました。
その中で⼀貫し
そ
して考えている
ることは、妊娠
娠産後の時期に
にサポートして
てくれる存在の
の必要性です。 その存在は被
被災地域・被災
災地
域以外を問わず
域
ずとても必要で
です。
被災地であって
被
ても、東京のような都会であっても、妊娠中
中や産後直後の
のお⺟さんたちの中には、今
今までと異なる
る⾝体の状態や
や、
慣れない⼦育て
慣
てに⼾惑ってい
いる⽅々が数多
多くいらっしゃ
ゃいます。
Cop
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12-2015 Jesp
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しかし、必ずしも⼀昔前のよ
ように実家で安
安⼼して世話を
をしてもらえる
る状況では
ありません。
東京を例にとる
東
と、妊娠出産
産しても実家が
が遠い、実の⺟
⺟親が⾼齢化し
していたり、
上の世代の介護
護を抱えているなどの事情で
で、産後直後に
に世話をしても
もらえない
という⽅はたくさんいらっし
しゃいます。
また、地域の中でも、産後直
直後の⺟親の世
世話を担える⽅
⽅がいるわけで
ではありま
せん。
そういった状況
況を⽬のあたりにして、産後
後の⽅を専⾨的
的にお世話でき
きる⼈材の
(社)ドゥーラ協
養成をしたいと
養
協会を⽴ち上げました。
⽴ち上げ準備は
は震災以前から⾏っていまし
したが、震災の
の年に東京⾥帰
帰りプロジェクトを実施した
たことで、その
の準備は⼀時中
中断
いたしました。
そのため、奇しくもジェスペ
ペールとドゥーラ協会の発⾜
⾜は 2012 年 3 ⽉ 5 ⽇と、同
同⽇になりまし
した。
◇◆ドゥーラとは
ドゥーラの語源
源は、ギリシャ語で「他の⼥
⼥性を⽀援する
る経験豊かな⼥
⼥性」という意
意味です。
海外では、⽇本
本のように出産の介助をする助産師が少な
なく、出産する時も⼀⼈で耐えるというこ
ことが多かった
たため、出産経
経験
のある知⼈やボ
ボランティアが
が出産時に寄り添いました。 それが、「ドゥ
ゥーラ」の始ま
まりです。
現在欧⽶では、このような出産ドゥーラや産後も継続し
して⽀援する産
産後ドゥーラが
が活躍していま
ます。職業とし
しても確⽴され
れた
存在です。
◇◆⽇本でもドゥーラの必要
要性が
では、⽇本の産
産後事情はどうでしょうか?
産前産後の⺟親
親は、⾥帰り出産など実⺟や
や⾝近な親族を
を頼ることが多
多かったのです
すが、最近では
は、⾼齢出産が
が増え、前述の
のよ
うに⽀え⼿であ
ある実⺟も⾼齢
齢化したり、祖⽗⺟の介護の
の時期と重なってしまったりして、親を頼
頼ることが困難
難なケースが増
増え
ています。
加えて、近所付き合いが少ないため地域の助けを受けづ
づらかったり、頼りの夫も仕事が忙しく帰
帰宅も遅く、⼿
⼿伝ってもらえ
える
とから、産後直後から⺟体に無理がかか
状況ではないこ
状
かり、孤独な⼦育てを強いられるケースも
も多く⾒られるようになって
てき
ました。
◇◆産後の⺟親
親に必要なことは
「⺟親には⺟性
性本能があるの
のだから、⼦ど
どもを産んだら
らすぐに⼦育て
てができる」
と考えられることがあります
すが、出産後、⺟親⾃⾝が愛
愛情と優しさを
を受け安⼼で
きる状況になけ
ければ、⼦ども
もに愛情を注ぐ
ぐことは難しい
いのです。
出産前後の⺟親
親に愛情と優し
しさを与えるこ
ことで、⺟親が
が本当に⺟とし
して独り⽴ち
できるよう⽀え
える存在が必要
要です。
出産前後の⼥性
性の体がどのよ
ように変化するかを知り、適
適切に産前産後
後の過ごし⽅
を伝え、出産後
後の体に優しい
い⾷事作りをす
するなど家事も
も担い、⺟親の
の健康と幸せ
を願い、本当に必要とされるサポートをす
する⼈。
そして、全てを受け⽌め⽀え
えてくれる実⺟
⺟のような存在
在。⺟親に寄り
り添い⺟親を⽀
⽀援する⼈、そ
それが、ドゥー
ーラです。
今、⽇本で、わた
今
たくしが発起⼈
⼈となり(社)ドゥーラ協会を
を設⽴し、産後
後ドゥーラの養
養成を⾏ってい
います。現在約
約 100 名以上
上の
⽅々がドゥーラとして各地で
で活躍していま
ます。
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その他の地域で
でも
◇◆被災地でもそ
この
のドゥーラの存
存在が、出産直
直後のお⺟さんを⽀え、次の
の⼦を産みたいという気
持ち
ちをはぐくみま
ます。現在新聞やテレビ雑誌
誌でも取り上 げられており、注⽬を集
めて
ています。
また
た⾏政や地⽅⾃治体の議員か
からも問い合わ
わせが相次い でおり、必ず
ずやこのドゥ
ーラ
ラの存在が⽇本
本の少⼦化を⾷
⾷い⽌める⻭⽌
⽌めになって いくと信じております。
同じくジェスペー
ールも国内の妊
妊産婦をサポートすること により、⼥性が安⼼して
出産
産及び⼦育てを
を⾏えるよう国⺠全体で⽀援
援する世の中の
の実現と、いつでもいつ
の貢献を⽬指しています
まで
でも⼦どもの笑
笑い声が全国各
各地に響き渡る社会形成への
。
被災
災地であっても
もそうでなくて
ても、このドゥーラの存在 はまさに妊産婦の⽅々を直接サポートす
する存在です。
これ
れからも様々な
な形で妊産婦さんを⽀援し、この⽬的の実
実現に努⼒していきます。
◆ ⻄友/ウォル
ルマートジャパ
パンのレジ募⾦
⾦が終了します
す
⻄友
友/ウォルマー
ートジャパン各
各店舗レジで⾏
⾏っている「東
東北こそだて募
募⾦」(以下「レジ募⾦」)が
が、2 ⽉ 15 ⽇(⽇)をもっ
⽇
って
終了
了することにな
なりました。
レジ
ジ募⾦は 2012
2 年 7 ⽉ 1 ⽇から始まり、今年 2 ⽉ 15 ⽇まで約 2 年半の間実施さ
年
されました。
集ま
まった資⾦は、
、三県沿岸部を
を⽀援する助産師たちの団
団体(まんまる
る、こそだてシ
シップ、おっぱ
ぱい塾、ベビー
ースマイル⽯巻
巻、
相⾺
⾺助産所)のサ
サロン⽀援及び
び広報費⽤に使
使われてきま した。
最近
近は以前⽀援を
を受けた⺟親が
が次の⾚ちゃん
んを産む事例も
も増えています。
各地
地のサロンでは
は新たな参加者
者を迎え⼊れな
ながら、現在も
もジェスペール
ル⽴ち上げ時と同じく相談や
や交流を続けています。
産後
後⺟⼦にとって
て落ち着くことができる場所があること
とがたいへん重
重要ですが、こ
この役割を担っ
っているのが助
助産師たちの団
団体
です
す。
そし
して、この活動
動の源泉となっ
ったのが合同会
会社⻄友様から
らの助成⾦とレジ募⾦でした。
この
の⽀援を受けて
て⺟⼦⽀援活動
動を⾏った助産
産師たちは、N
り、地域に根付
付くなど⼤きく
く成⻑しました
た。
NPO 化したり
今後
後も被災地の⺟
⺟⼦⽀援活動を
を続けていく強
強い志を持って
ています。
⽇本
本社会では現在
在、⼥性に焦点
点が当てられ、産後⽀援の
の重要性にもや
やっと⽬が向け
けられるように
になってきまし
したが、被災地
地で
の⺟
⺟⼦⽀援活動も
もその流れを促
促進したのでは
はないかと思い
います。
被災
災地という限ら
られた地域での
の⽀援活動から
ら、社会全体で
での⽀援に⾄る成⻑の過程もレジ募⾦が⽀
⽀えてくれました。
この
の 2 年半の間に、レジ募⾦は 13,834,10
05 円集まりま
ました。
⻄友
友様よりの助成
成⾦と合わせ、
、被災沿岸部の
の産後⺟⼦を延
延べ 10,000 組以上⽀援する
組
ることができま
ました。
これ
れまでのレジ募
募⾦へのご協⼒
⼒に⼼より感謝申し上げる とともに、残
残り半⽉間もご
ご⽀援いただき
きますよう宜し
しくお願いいた
たし
ます
す。
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◆ 厚⽣労働⼤⾂から【東⽇本
本⼤震災被災者
者⽀援感謝状
状】を受賞しました
厚⽣労働⼤⾂か
から 【東⽇本⼤
⼤震災被災者⽀
⽀援感謝状】を
を 2014 年 3 ⽉ 11 ⽇付けで
で受賞いた
しました。
この賞状が、4 ⽉ 24 ⽇に届き
きました。 地道に活動して
地
て来た成果を国
国からも認めて
て頂く事が
でき、スタッフ⼀同とても嬉
嬉しく思ってお
おります。
現地はまだまだ
だ状況は変わっていません。これからも、 被災地の状況
況を、また被災
災地で⽀援
活動を続けてい
いる助産師達の
の活動を⽀援し
して⾏きます。 皆様のご協⼒
⼒を引き続きお
お願いいた
します。
◆ プロジェクト
ト応援のお願い
い
ジェ
ェスペールの「東北こそだて
てプロジェクト」は、被災地
地の⺟⼦を⽀援する助産師の活動を⽀援
援しています。
皆様
様からいただい
いた温かいご⽀
⽀援は活動の原
原動⼒となっ ています。
被災
災地の⺟⼦を今
今後も継続して
てサポートしていくため、妊
妊産婦⽀援に関
関するお志を同
同じくするお知
知り合いの⽅が
がいらっしゃい
い
ましたら、ぜひ下
下記サイトをご
ご紹介ください。
htttp://tohokum
mama.org/do
onation/
また
た、皆様からの
の励ましのお声
声も、現地の助
助産師や被災地
地で⼦育て中のお⺟さん、ジェスペール
ルメンバーの⼒になります。
ご寄
寄付いただく際
際に励ましのお
お⾔葉を添えていただいた り、当メール
ルマガジンへのご感想などを
をお寄せくださ
さい。
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⾏者: ⼀般社
社団法⼈ジェ
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