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分析・測定機器
分析・測定機器 バイオプロセス分析機器 Cedex Bioシリーズ Cedex Bioは、実績のあるRoche臨床機器の技 術(COBAS®テクノロジー)を採用した次世代バイ オプロセス分析機器です。グルコース、乳酸、アン モニア、LDH、グルタミン、グルタミン酸、IgG、ナ トリウム、カリウム等の高速高精度測定を行い、バ イオ医薬品製造の培養工程のプロセス管理、バリ デーションをこれ1台で実現します。 Cedex Bio Cedex Bio HT 特長 ● ● ● ● ● ● ● 正確性、精度が高く、直線性のあるデータ (酵素電極法と比較し、高い管理精度を実現) 広いダイナミックレンジ(自動希釈機能を搭載) IgGの高精度測定、HPLC法と高い相関性 IQ/OQ, 21 CFR part 11 に対応 少量サンプルで解析可能(Cedex Bio:50μL~, Cedex Bio HT:20μL~) 操作しやすいタッチスクリーン採用(Cedex Bioのみ) 90サンプルロード可能(Cedex Bio HTのみ) ■従来のメンブレンアナライザー(酸素電極法)に 対する優位点[高い正確性・精度・直線性] ■高感度・高速測定(Cedex Bioの場合) 140 (自動希釈) 0.02〜7.5 〜75 11.0 120 乳酸(g/L) 〜14 7.0 110 アンモニア (mg/L) 0.46〜25 〜1000 8.3 100 90 80 70 60 メンブレンアナザイザー 50 Cedex Bio 40 0 1000 2000 3000 4000 5000 6000 7000 グルコース [mg/L] 20〜1000 〜10000 10.5 60〜1500 〜15000 12.0 グルタミン酸(mg/L) 15〜1500 〜15000 12.0 〜16000 10.0 IgG(mg/L) ナトリウム (g/L) カリウム (g/L) 10〜80 80〜1600 0.46〜5.75 ー 2.0 0.039〜1.17 ー 2.0 ■代謝/生成物のプロファイリング グルコース グルタミン CV<6% Cedex Bio(No.1) 7 LDH(U/L) グルタミン (mg/L) ※グルコース、乳酸、アンモニア、LDH、グルタミン、グルタミン酸、IgGの 7項目の連続測定時間は約20分 ■IgG測定でのHPLCとの比較 8 0.018〜1.4 測定時間※ (分) 分析・測定機器 回収率 [%] (希釈なし) グルコース(g/L) 130 乳酸 アンモニア Cedex Bio(No.2) HPLC 7 濃度 5 lgG 測定範囲 測定項目 4 最適条件域 3 2 1 0 サンプリング 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 サンプル 2 5 10 時間 [培養日数] 131 dex Bio サンプル/試薬ピペッター サンプル 廃液コンテナ 試薬ディスク 蒸留水 クリーナー キュベット (使い捨て) プリンター(感熱紙) & USBポート タッチスクリーン 写真はCedex Bioです。 仕様 Cedex Bio Cedex Bio HT 分析・測定機器 測定原理 イオン選択性電極によるイオン濃度測定と吸光度による測定 測定サンプル 哺乳動物細胞懸濁液、微生物培養上清、各種培地等 スループット サンプルロード数 サンプル測定 80テスト/時間 320テスト/時間 8サンプル 90サンプル 1-8サンプルを同時測定 30-60 サンプルを同時測定 200~300uL サンプル量 自動 サンプル希釈 サンプルコンテナタイプ サンプルチューブ:5-10mL;16x100;16x75;13x100;13x75 サンプルカップ:2.5mL マイクロカップ:1.5mL cup-on-tube: 16x75/100チューブ上にのせるためのカップ 蓋無マイクロチューブ:1.5mL スクリューキャップ式シーラムチューブ:1.5, 2.0mL 測定項目 グルコース、乳酸、アンモニア、LDH、グルタミン、グルタミン酸、 IgG、ナトリウム、カリウム、酢酸、リン酸 グルコース、乳酸、アンモニア、LDH、グルタミン、グルタミン酸、 IgG、ナトリウム、カリウム、酢酸、リン酸、カルシウム、マグネシウ ム、総タンパク質 電源 100-125V および200-240V, 250VA(ISE使用時320VA) 50Hzまたは60Hz 100-125V および200-240V, 1200VA、 50Hzまたは60Hz. 720 x 550 x 480mm 1350 x 660 x 750mm 38.6 kg 300 kg 寸法(WxDxH) 重量 132 ■ISE(イオン選択性電極) ■キュベット ■フォトメーター 写真はCedex Bioです。 写真はCedex Bioです。 写真はCedex Bioです。 高速高精細画像取得でHigh Content Analysis の新しい世界へ ハイスループット細胞機能探索システム CellVoyager™ CV7000S CellVoyager™ CV7000S は、生きた細胞のさまざまな反応を高速かつ詳細に調べることにより、 新薬開発や化合物評価、細胞機能解明などの効率を上げるハイスループット細胞機能探索システムです。 特長 1.ハイスループット ●マルチビームスキャン方式の新型広視野共焦点スキャナユニット搭載により超高速画像取得を実現 ●96ウェルプレート/分の高速 撮影を実現*¹ ●384ウェルプレートホールウェルを1ショットで撮影可能*² ●各社6ウェルプレートから1536ウェルプレートま で幅広いフォーマットに対応 2. ライブセル観察・機能 ●最速38fpsの高速撮影により高速生命現象を測定*³ ●マルチビームスキャン方式により、低退色・低光毒性を実現 ●インキュベータ一体型XYステージにより3日間以上*⁴の長時間観察に対応 ●ディスポーザブルチップ型ディスペンサを搭載、 観察中の試薬滴下により生細胞のカイネティック反応を観察・解析が可能 ●1つのウェルに複数回異なる試薬の滴下が可能 3. 自由度の高い解析ソフトウェア ●アプリケーションに応じてカスタマイズ可能 ●対話型GUIにより、各種撮影条件設定や画像・データ解析の操作を容易に実行可 能●マルチCPUによる並列高速解析や複数バッチの自動解析が可能 4. 多彩な機能と拡張性 ●対物レンズを最大6本搭載可能(4x~60x)、水浸レンズ(60x)にも対応(自動給水機能付き) ●プレートローダで各社外部ロ ボットに対応 ●バーコードリーダでウェルプレートの情報を容易に管理可能 ●画像撮影終了後、解析の自動実行が可能 ●ス ライドガラスに対応 ●画像処理により、蛍光クロストーク低減可能 *1 1ウェル1フィールド撮影 *2 4倍レンズ使用時 *3 3x3ビニング使用時 *4 観察条件やサンプルにより異なります アプリケーション例 分析・測定機器 ■Caフラックス ■細胞周期 ■ES細胞分化 ■細胞運動性 ■GPCRインターナリゼーション ■神経突起伸長 ■ミトコンドリア形態 ■細胞質から核へのトランスロケーション ■細胞質から細胞膜へのトランスロケーション ■小核試験 ■アポトーシス ■コロニー のポピュレーション 仕様 CellVoyager™ CV7000S 対応ウェルプレート 観察画像 出力データ形式 蛍光励起光源 透過照明 オートフォーカス 6、24、96、384、1536ウェル 共焦点画像 : 最大同時3色、蛍光画像 : 最大同時3色 【オプション】明視野画像、位相差画像(6、24ウェルプレート対応) 画像データ : 16ビットTIFF形式、PNG形式 数値データ : CSV形式 、独自形式 405/488/561/640nm固体レーザ 左記から最大4本選択可能 【オプション】365nmLED 【オプション】100Wハロゲンランプ×1台 レーザ方式、ソフトウェア方式 下記より最大6本搭載可能 レンズ自動切り替え機能付き 対物レンズ ドライ : 4x、10x、20x、40x 水浸 : 60x 【オプション】自動給水機構 長作動 : 20x 位相差 : 10x、20x(6、24ウェルプレート用) 共焦点 マイクロレンズ付き広視野ニポウディスク方式共焦点スキャナ カメラ sCMOSカメラ (有効画素数:2560×2160、画素サイズ:6.5μm、冷却:-20℃) 最大3台 ステージインキュベータ 【オプション】ライブセル対応 温度 : 35~40℃、CO₂供給ユニット (CO₂ : 5%、強制加湿) 分注 バーコードリーダー 解析ソフトウェア 【オプション】チップ型ディスペンサ(96tipまたは384tip typeからの選択) 【オプション】1次元、2次元対応 顆粒解析、神経突起解析、核形態解析、核トランスロケーション解析、細胞膜トランスロケーション解析 他 希望納入価格、その他詳細はお問い合わせください。 133 ライブセルイメージング顕微鏡 共焦点スキャナボックス CellVoyager™ CV1000 インキュベータ一体型で、低退色・低光毒性の細胞に優しい共焦点顕微鏡です。長時間の安定したライブセルイメージングが可能です。 特長 1. 低退色・低光毒性の細胞に優しい共焦点 ■マイクロレンズアレイ付きニポウディスク方式 2. 長時間の安定したライブセルイメージング ■共焦点光学系によるクリアな画像! ■オートフォーカス*¹ 機能で細胞接着面を常にサーチ! ■ 安定したインキュベーション環境 35mm ディッシュ、カバーガラスチャンバ、マイクロプレート等 ■暗室・防振台不要!*² 3. ライブセルイメージングのチャンスを逃さない ■マップビュー機能で素早く目的の細胞を探す! ■ タイムラプスとマルチポイント撮影で、いつどこで起こるかわからない 細胞内のイベントを常にチェック! *¹:オプション:レーザによるガラス界面検知 *²:振動が激しい場所では対策が必要です。 アプリケーション例 ◆マウス初期胚発生の長時間多次元イメージング 60 時間(24,480 枚/ 視野)撮影後、胚盤胞期胚を仮親の子宮に移植しましたが、全く問題なく産仔を得ることができました。 低退色・低光毒性で画像取得ができるため、光毒性に弱いサンプルでも長時間撮影できます。 60 時間(2.5 日) 撮影総時間 15 分 撮影間隔 51 枚(2um 間隔) 分析・測定機器 Z 軸撮影枚数 観察ポジション数 6 視野 トータル撮影枚数 146,880 枚(24,480 枚/ フィールド) 488nm 紡錘体:EGFP- α tubulin 561nm 核:H2B-mRFP1 励起波長 20 倍油浸 倍率 3色モデル 共焦点走査方式 蛍光励起波長 ○ ○ ○ 405nm ○ × × 561nm ○ ○ × ○ 高感度EMCCD 512 × 512 ○ 高精度電動XY ステージ 設定分解能:0.1 μm XY ステージ Z 軸制御 電動Z モータ 設定分解能:0.1 μm 対物レンズ 10X ドライ オプションにて下記から最大5 本追加搭載可能 ドライ:20 ×、40 ×、油浸:20 ×、40 ×、60 ×、100 ×、 水浸:60 ×、長作動:20 ×、40 ×、シリコーン浸:30 ×、60 × ステージ インキュベータ 単色モデル 488nm LED 透過照明 カメラ 2色モデル マイクロレンズ付きニポウディスク方式 回転数:1500 - 5000rpm ○ 温度範囲 30-40℃ (室温+5℃以上) 湿度、CO₂ 制御ソフトウェア 35mmディッシュアタッチメント※ 撮像条件入力、カメラ設定、タイムラプス設定、環境制御設定、3D 撮像設定、 マップ画像取得、マルチカラー設定、マルチポイント設定、画像表示機能、ムービー作成機能 ユーティリティボックス、制御用ワークステーション、ディスプレイ その他 希望納入価格(円) 28,000,000~ 25,500,000~ 22,000,000~ ※オプションとして、35 mm・3 ディッシュ (3 個)アタッチメント、カバーガラスチャンバアタッチメント、マイクロプレートアタッチメント、 固定サンプル観察向けスライドガラスアタッチメントがございます。 134 2Dから3Dそして4D測定へ、細胞群をそのまま高速測定 共焦点定量イメージサイトメーター CQ1 CQ1は細胞を高精細に撮像し、その画像を簡単な操作で数値解析できるイメージ サイトメーターです。フローサイトメータのような細胞剥離は不要で、画像によりさら に詳細な解析やスクリーニングが可能です。共焦点の高精細画像が得られるため、 観察用途にもお使い頂けます。CQ1により、細胞の3D測定の有効性が数々のアプ リケーションで確認されてきました。さらにタイムラプス測定機能とライブ対応(オプ ション)*¹ による細胞活性維持機能の追加により、4D 測定も可能になりました。 *¹温度制御・加湿・CO₂,O₂ガス制御により短時間の細胞活性維持が可能です。細胞培養を目的 としたものではありません。 特長 スフェロイド、コロニー、組織切片の測定を実現 ●接着細胞の剥離等の前処理不要 ●ニポウディスク共焦点により、細胞にやさしく3次元画像を高速取得 ●広視野かつタイリングで、サンプルの全体像の確認が可能 フローサイトメーターライクなインターフェースで ●各細胞の画像取得および定量・数値表示 ●FCS/CSV/ICE形式出力でデータ解析ソフトウェアと連係 ●外部機器とロボット等で連係可能 小型・軽量、ベンチトップ、暗室不要 アプリケーション例 ■ヒトiPS細胞の品質評価 一部未分化マーカーの発現が低くなっている スフェアあたりのOct3/4発現量 (Alexa488蛍光量 log) スフェアあたりのOct3/4発現量 (Alexa488蛍光量 log) スフェアあたりの総DNA量 (Draq7総蛍光量 log) 分析・測定機器 球形のスフェアは未分化が保たれている 2倍対物レンズによる24ウェルプレートの ホールウェルのタイル撮像 iPS細胞のスフェアのサイズや形態の情報と 未分化レベルの指標となるマーカー発現の関 連性を検討することにより、スフェアの品質を 評価することができます。 また、従来から行われている面積等での品質 評価の妥当性を確認することもできます。 データご提供:株式会社リプロセル様 スフェア面積(2次元画像上 log) スフェアあたりの総DNA量(スフェアサイズに相当)や面積が大きいほど未分化の細胞の割合が 少ない傾向にあることがわかります。このほかスフェアの球形度で評価することもできます。 ■タイムラプス解析:ES細胞コロニーの測定 コロニー内の細胞数 コロニーの体積(µm3) 250000 200000 150000 100000 50000 コロニーの3D画像 0時間 コロニーの3D画像 22時間 400 350 300 250 200 150 100 50 0 0 0 5 10 15 測定時間(h) 20 0 5 10 15 測定時間(h) 20 コロニーの大きさ、個々の細胞をタイムラプスで測定することで、コロニー化・分化の過程などを定量化できます。CQ1は低退色・低光毒性で測定ができ るため、ライブセルの定量も正確に行えます。 データご提供:奈良県立医科大学 生理学第二講座 堀江恭二先生 135 ■細胞周期解析:M期阻害剤の活性測定 DNAに結合する蛍光色素を用いて、細胞個数や核の体積と総蛍光量(DNA量を反映)から細胞周期を判定、阻害剤の活性や効果を 評価します。得られたデータをImage Cytometry Experiment Data (ICE)フォーマットとして出力し、FCS Express 5 Image Cytometry (De Novo Software ※別売) でさらに各期の詳細データを解析することができます。 分析・測定機器 仕様 CQ1 4色位相差ライブ対応モデル 蛍光励起波長 2色ライブ対応モデル 1色モデル マイクロレンズ付き広視野ニポウディスク共焦点 共焦点走査方式 405nm ○ ○ ー 488nm ○ ○ ○ 561nm ○ ー ー 640nm ○ ー ー ー ー 位相差 ○ sCMOS 2560×2160 ピクセル、16.6×14.0mm カメラ XY ステージ ヒータ機能付き高精度XYステージ 設定分解能0.1μm 環境対応アタッチメント 高精度XYステージ 設定分解能0.1μm 標準アタッチメント Z軸 電動Z モータ 設定分解能:0.1μm オートフォーカス レーザ方式、 ソフトウェアのイメージベース方式 対物レンズ※1 右記から最大6本搭載 ドライ:2x、4x、10x、20x、40x 長作動:20x、40x 位相差:10x、20x 特徴量 データ形式 細胞数、細胞内顆粒数、輝度、体積、表面積、面積、周長、直径、球形度、円形度、他 画像:16bit TIFFファイル(OME-TIFF)、表示画面をPNG、JPEG、WMV、MP4で出力 数値:FCS形式、CSV形式、ICE形式 測定・解析用ワークステーション、24 インチモニタ 専用ワークステーション マルチガス混合器 CO₂濃度:大気濃度~7%, O₂濃度:4%~大気濃度 その他 ユーティリティボックス 寸法(WDH) ・質量 本体:600×400×298mm 38kg ユーティリティボックス:275×432×298mm 18kg 測定対象培養容器 マイクロプレート (6、24、96、384ウェル)、 オプション(スライドガラス、 カバーガラスチャンバ、35mmディッシュ、60mmディッシュ) 初年度年間保守サービス付き 保守サービス*2 希望納入価格(円) 25,280,000円~ 21,500,000円~ *1:モデル価格に含まれておりません。対物レンズの価格はお問い合わせください。 *2:2年目以降は別途年間保守サービス契約が必要です。保守サービスプランの内容、価格はお問い合わせください。 136 17,150,000円~ カイネティックアッセイの革新的ソリューション 生細胞イメージングシステム IncuCyte™ ZOOM IncuCyte™ ZOOMは、市販のCO₂インキュベータ内に設置してタイムラプス画像を全自動で取得できる顕微鏡システムです。6~ 384ウェルマイクロプレートを最大6枚同時に測定でき、定量解析を行うためのソフトウェアも装備しています。カイネティックアッセ イに最適なイメージング・ソリューションです。 特長 ●CO₂インキュベータ内に設置 ●オートフォーカス、オートエクスポージャーによる全自動測定 ●6~384ウェルマイクロプレートに対応 ●最大6枚のマイクロプレートを同時に測定 ●高コントラスト位相差像によるラベルフリーアッセイ ●蛍光2カラーイメージング(HD/2CLRのみ対応) ●対物レンズがステージ下を移動するので浮遊細胞などに最適 製品概要 HD(High Definition)イメージング による高コントラスト位相差像と蛍光2 カラーイメージング 装置前面パネルより簡単に対物レンズ の交換が可能 視覚的にわかりやすく簡単にタイム ラプス測定のスケジュールが可能 ネットワーク経由でリモートコントロー ル。ネットワーク上のパソコンよりサー バーにアクセスして、画像取得の設定、 画像解析、データ閲覧が可能 96-Well WoundMaker(96ウェルプ レートで均一にWoundを作製) 分析・測定機器 ステージ(培養容器)が静止状態を保ち、 対物レンズが移動して画像取得 ※制御用パソコンと、本体を設置するCO₂インキュベータを ご用意下さい。 仕様 画像解像度 1.22μm/pixel(10X レンズ)オプション 0.61μm/pixel(20X レンズ)オプション 3.05μm/pixel(4X レンズ)オプション 蛍光励起波長/ 検出波長 440-480nm / 504-544nm 565-605nm / 625-705nm データ保存容量 8 Terabyte 画素数 1,392×1,040 ピクセル 電 源 画像出力フォーマット JPEG、PNG、TIFF、RAW 本体 サイズ/重量 ムービー出力フォーマット WMV、AVI 使用環境 サーバー サイズ/重量 4.3A@ 100V(50/60Hz) 450W×470D×315H(mm)/20kg 温度0-42℃/湿度5-95% 432W×546D×140H(mm)/17.2kg 137 アプリケーション例 分析・測定機器 ■細胞遊走・細胞浸潤 細胞遊走(2D Migration) と細胞浸潤(3D Invasion)の定 量測定を同じ96ウェルプレート上で行えます。測定結果は、 Wound幅、Woundコンフルエンス、Relative Wound Density (Woundエリアの内部と外部の相対細胞密度)で出力します。 下図はNucLight™ Red試薬で蛍光ラベルしたHT-1080細胞 とNucLight™ Green試薬で蛍光ラベルしたMCF7細胞の共 培養でのスクラッチアッセイによる細胞浸潤の測定データです。 マトリゲル8mg/mL の条件で、HT-1080細胞の浸潤における blebbistatin濃度依存性を示します。 ■血管新生の動態解析 血管新生の動態解析に用いるバリデーション済みのアッセイキット を提供しています。 ヒト由来ES細胞の共培養モデル(CellPlayer™ Angiogenesis Stem Kit) とヒト由来初代培養細胞の共培養モデ ル(CellPlayer™ Angiogenesis Prime Kit)の2種類のアッセイ キットを96ウェルフォーマットで提供しています。 下図はNHDF細胞と共培養されたGFP-HUVEC細胞の血管新 生のタイムラプスデータです。VEGFとSuraminの血管新生に対 する影響を経時的に定量します。チューブ長、チューブ面積、ブラ ンチポイント数を定量化します。 ■アポトーシス・細胞毒性 Cell Player™ Caspase 3/7 Apoptosis Assay Kitを用い て、アポトーシス細胞を経時的に検出する事が可能です。 下図はNucLight™ Red試薬で蛍光ラベルしたHela細胞におけ るstaurosporine(SSP)誘導アポトーシスの経時的解析データ です。位相差像により形態変化の確認、Caspase 3/7活性の緑 色蛍光像によりアポトーシス細胞のカウント、赤色蛍光像により総 細胞数をカウントできます。また細胞膜の透過性増大によって核 を染色するYOYO®-1試薬を用いる事で細胞死を経時的に解析 できます。 ■神経突起伸張の動態解析 高コントラスト位相差像のタイムラプスイメージを画像解析すること により、ラベルフリーで神経突起伸張と細胞体の数をリアルタイム で定量化できます。 下図の位相差像は、対物レンズ20倍を用いて96ウェルプレート上 で培養された初代培養のラット皮質神経細胞の画像です。 グラフは ラット皮質神経細胞の神経突起伸張におけるOKCの阻害剤である Ro-31-8220の濃度依存性を示します。 品 名 138 コード No. メーカーコード 容 量 IncuCyte™ ZOOM HD/2CLR IncuCyteTM Zoom 装置本体 (位相差+蛍光2色) 備考 希望納入価格 ( 円 ) 633-24891 4473 1式 1,493,000 IncuCyte™ ZOOM HD IncuCyteTM Zoom 装置本体 (位相差) 636-24881 4472 1式 1,223,000 IncuCyte™ ZOOM Cell Migration/ Invasion Kit 細胞遊走・浸潤キット 636-24901 4474 1式 1,792,000 IncuCyte™ ZOOM Angiogenesis Software 血管新生ソフトウェア 634-24941 9600-0011 1式 1,086,000 IncuCyte™ ZOOM NeuroTrack Software 神経突起伸長ソフトウェア 637-24931 9600-0010 1式 1,086,000 IncuCyte™ ZOOM chemotaxis cell Migration Software Module ケモタキシスアッセイソフトウェア ー 9600-0015 1式 1,427,000 細胞タイトジャンクションリアルタイムモニタリングシステム cellZscope cellZscope は生理学的な状態の下で細胞層の経上皮/内皮電気抵抗値を自動測定する装置です。 コンピューター制御により長時間のモニタリングを同時に24 ウェルまで可能にしました。インサートメンブレン上で様々なタイプの細 胞を培養し、そのバリア機能形成を評価できます。細胞層の抵抗値(TER)及びキャパシタンス(C ) CL を測定します。 特長 ●細胞のバリア特性(タイトジャンクション)評価が可能 ●リアルタイムモニタリング ●ラベルフリーアッセイ ●インキュベーター内で細胞にインタクトな状態で測定可能 ●市販のセルカルチャーインサートが使用可能 ●最大24 サンプルを同時に測定可能 用途 ◆ Blood-brain-barrier(BBB)の研究 ◆皮膚バリア機能の研究 ◆医薬品探索での細胞膜透過性の研究 ◆細胞シートの研究 ※ノートパソコンは含まれません。 図のように、セルカルチャーインサート上下に電極を配置し、培地を介して細胞層の インピーダンスを測定、抵抗値(TER) とキャパシタンス(CCL) を導き出します。 周波数を可変して測定するので、電極と培地の界面の影響及び培地抵抗 から生じる影響を排除し、正しい値を算出します。 分析・測定機器 TER: transepithelial/-endotherial electric resistance CCL: capacitance CPE: constant phase element RMED: culture medium resistance アプリケーション例 ●タイトジャンクション形成過程の解析 (EGTA 添加によるMDCK-II 細胞層への影響) EGTA はキレート作用によりCa イオンを枯渇させタイトジャンクション(TJ) を開口させます。 右図はMDCK 細胞をコンフルエントまで培養した後、EGTA を添加し、TER の変化を測定しました。 培地交換でEGTA を除去すると、TER 値が上昇しTJが再形成されることが わかります。 品 名 コード No. メーカーコード 容 量 希望納入価格 ( 円 ) cellZscope for 6-well inserts 639-21211 CSZ06001 1 セット 5,000,000 cellZscope for 12-well inserts 637-21251 CSZ12001 1 セット 5,000,000 cellZscope for 24-well inserts 635-21291 CSZ24001 1 セット 5,000,000 ※各製品はコントローラー1台、セルモジュール(培養、測定する部分)1台、専用ソフトウェアが付属されています。 パソコンは別途ご用意ください。パソコンのOSはWindows XP SP2/Vista/Windows7/Windows8/Windows8.1 に対応しています。 ※一部部品を交換することで、他のサイズ(6、12、24well)のインサートもご使用頂けます。オプションにつきましては、お問い合わせください。 ※デモ機の貸し出しにつきましては、お問い合わせください。 139 タイムラプス撮影装置 VP-140シリーズ タイムラプス装置は、生きた細胞の培養状態を長時間撮影可能 な、3次元オートフォーカス機能搭載タイムラプス撮影装置で す。画像処理を利用したオートフォーカス機能と深度の異なる複 数枚の画像を取得するため、撮影後、撮影途中でも自由にフォー カスを変更して再生できます。電動XYステージ搭載タイプは、 多点でのタイムラプス撮影も可能なため、96ウェルプレートにも 対応し、試薬などの評価にも利用できます。 特長 ●3次元オートフォーカス機能(長時間撮影時のピントずれを防ぎ、撮影後ピントを自由に可変) ●高感度・高精細145万画素カラーCCD ●多点タイムラプス撮影(電動XYステージタイプ) ●位相差/蛍光撮影可能(蛍光ユニットオプション) ●96ウェルマイクロプレート、35mmディッシュ対応チャンバー標準搭載 撮影時に深度の異なる複数枚の画像を取得 フォーカスの合っている細胞 分析・測定機器 背後の細胞組織にフォーカスが 合います 位相差画像 主な仕様 顕微鏡 145 万画素カラー CCD/30 fps カメラ AF制御方式 カメラによる画像処理と顕微鏡の微粗動に モーターカプラで制御 シャッター制御 顕微鏡の照明の ON/OFF制御 ステージ Windows7 32bit、CPU: Core i7 、 Memory:4GB、HDD:1TB 制御パソコン仕様 インキュベーション環境 画像ファイリング、 タイムラプス、 オートフォーカス、 タイムラプス再生、 動画記録、マニュアル計測等 撮影機能 品 名 培養用ルーチン倒立顕微鏡 対物レンズ 4X 10X 20X 40X 位相差、明視野、 シャッター制御可能 (蛍光はオプション) 照明 BMP, JPEG, TIFF, AVI(動画) 記録方式 140 電動XYステージ インキュベーションチャンバー ステッピングモーター制御による 電動XYステージ (電動XYステージタイプのみ) 37℃自動制御、 5%CO₂マニュアル制御 35mmディッシュ最大2個、 60mmディッシュ1個、 ウェルプレート他対応 備考 コード 容 量 希望納入価格 ( 円 ) タイムラプス撮影装置VP-140.タイプA 標準タイプ - 1式 4,300,000 〜 タイムラプス撮影装置VP-140.タイプB 電動 XY ステージタイプ - 1式 6,000,000 ~ タイムラプス撮影装置VP-140.タイプC 蛍光・標準タイプ - 1式 6,100,000 ~ タイムラプス撮影装置VP-140.タイプD 蛍光・電動 XY ステージタイプ - 1式 7,800,000 ~ 多機能インビボイメージングシステム MIIS(multi functional in vivo imaging system) MIIS多機能インビボイメージングシステムは、ご研究用途に応じてミクロ光学系(倒立顕微鏡)下での生細 胞観察から開放絞値f0.95マクロレンズを用いた小動物体内、ゼブラフィッシュまたは、植物試料からの微 弱発光や蛍光画像取得が可能なインビボイメージャです。画像取込み・解析ソフトウェアにはバイオイメージ ングソフトウェアとして国内外で数多くの納入実績のあるMetaMorphを使用し、MIIS専用タスクバーによ り初めての方でも安心してお使いいただけるよう工夫されています。検出用カメラは、高感度EMCCDや広 視野冷却CCD/sCMOSカメラから選択いただけ、蛍光観察時は標準で高輝度LED光源を用いておりUV 光による光毒性を除去しつつ、光源由来の強度揺らぎも取り除き高い信頼性も維持します。また、すでに蛍光 顕微鏡システムをお持ちのユーザ様のイメージング機材を有効活用し、必要な部分のみを拡張のうえ再構成 させることで、出費も抑え機能拡張させることも可能となっています。 特長 ●対象物に最適なカメラ選択が可能 超高感度EMCCDカメラ(電子冷却時-80℃、チラー併用時 -95℃、増幅ゲイン最大1000倍)に近赤外領域での干渉縞を軽 減したFringe Suppressionオプションの選択をはじめ、広視 野(600万画素) ・高解像度(4.54um/素子)冷却CCDカメラや 高速取込み可能な最新sCMOSカメラおよび、近赤外(900~ 1.7um対応)カメラまで、ご用途に応じて組合せ可能です。 ●発光(Luminescence)・ 蛍光Fluorescence) 測定が可能 発光測定に加え、蛍光測定用高輝度光源(LED、キセノン、タング ステン、レーザ)を組込可能で、吸収光は50mm径のフィルター (最大6つ)を自由に組み合わせて実装ができますので、蛍光タン パク質や蛍光マーカーを変更した場合にもユーザ様サイドでの 入替ができます。 リンク切れ 分析・測定機器 ●リアルタイムイメージング(高速画像取得)が可能 ●高い拡張性 カメラが持っている画像転送性能を最大限利用しかつ、参照光を高 速でスイッチングすることで従来では不可能とされていた発光(蛍 光) と参照光画像取得をリアルタイムでイメージングできます。 マクロ撮影のみならず、モジュール顕微鏡を暗箱内部に組み込んで のマクロ・ミクロコンビネーションやMIISで使用しているカメラをお 持ちの光学顕微鏡に接続しての明視野・蛍光画像タイムラプスシス テムへの応用ができます。 (MIISで使用しているパーツは取り外し が可能です) メモリ機能付属 電動昇降ステージを標準装備リモー トパッドまたは、ソフトウェアからサンプルステージの昇降が可能で す。ステージ部は耐荷重3kgと十分にありかつ、電磁ブレーキが組 み込まれているので、不意な停電時にもステージポジションが変わ らぬよう工夫されています。※ガス麻酔装置や保温台が実装できます ※読出レートは、使用するカメラと画像取得設定に依存します ストリーム読出し(参照画像/発光(蛍光)画像をミリ秒にて高速切替) フラットヒータを小動物専用タイプへ変更も可能 141 アプリケーション ●アカルミネとD-ルシフェリン比較画像例 うつ伏せ状態 左端 明視野画像、左から2番目 発光画像を緑色で疑似着色、右 2 枚は 明視野画像と発光画像の重ね合せ なお、赤丸エリア 左2箇所-ELuc発現細胞 (左上-Akalumine, 左下-D-Luciferin), 右2箇所-FLuc発現細胞(右上-Akalumine, 右下-D-Luciferin) 仰向け状態 左ELucを肝臓に発現させ、アカルミネ1mgでも発光を観察でき たが、右D-Lucirerinでは10倍の10mgでも発光を観察すること はできなかった(深部観察時には、アカルミネが有効であることが 確認できる)※発光基質は和光製.D-ルシフェリンカリウム(コード No. 126-05116)、アカルミネ (コードNo. 017-23691) を使用 作例提供 東京大学 大学院理学系研究科 化学専攻 分析化学研究室 小澤岳昌 教授 服部 満 先生 仕様 XFP-PROX カメラ XFP-PRO 1024EMCCD XFP-STD 512EMCCD 6MCooledCCD Lumi-STD 6MCooledCCD 発光 電動昇降タイプ(ガス麻酔装置および、保温台実装可能) ステージ 開放絞値 f 0.95, 50mm 撮影レンズ 130x130mm 80x80mm 120x100mm 130x130mm MetaMorph-MIIS ソフトウェア 80x80mm 120x100mm MVDOC-MIIS 分析・測定機器 Microsoft Windows7 64bit, 8GBメモリ, 24インチモニタ 制御PC 希望納入価格(円) Lumi-PRO 512EMCCD 発光・蛍光 観察モード 最大視野 Lumi-PROX 1024EMCCD 18,900,000 17,700,000 13,950,000 11,100,000 9,900,000 5,950,000 Microsoft, Windows7は、米国Microsoft Corporationの米国および、その他の国における登録商標または商標です。 関連製品 ■近赤外発光ルシフェリンアナログ アカルミネ® 本品は、ルシフェリンアナログであり、発光スペクトルが670-680nm(赤色長波長)の発光基質です。670-680nmと長波長で透過性がよ いため生体深部を可視化するのに有用であると考えられます。イメージング実験の際にご活用下さい。 品 名 アカルミネ® コード No. 容 量 017-23691 1mg 希望納入価格 ( 円 ) 6,000 013-23693 5mg 13,000 015-23692 10mg 22,000 011-23694 25mg 42,000 019-23695 50mg 75,000 017-23696 100mg 照 会 希望納入価格 ( 円 ) ■D-ルシフェリン 品 名 D-ルシフェリン D-ルシフェリンカリウム D-ルシフェリンナトリウム D-ルシフェリンナトリウム一水和物 142 コード No. 容 量 127-03941 5mg 10,500 123-03943 50mg 64,000 126-05111 10mg 9,000 122-05113 25mg 17,000 120-05114 100mg 51,000 126-05116 1g 照 会 120-03953 2mg 5,000 124-03951 5mg 10,500 128-03954 10mg 18,600 124-03956 50mg 69,000 123-05481 100mg 87,000 129-05483 1g 照 会