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10月

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10月
=給食だより=
す こ や か
№206
◎今月のテーマ「時間内によく噛んで食べよう!」です。
食事を噛む回数を調べた報告によると、昭和初期の食事時間は平均は 22 分で、
食べ終わるまでに 1420 回噛んでいたそうです。ところが、現代では食事時間平均
は 11 分で、噛む回数は 620 回。日本人は、昭和初期の半分の回数しか噛なくなってき ているのです。
昭和初期の食事は純和風。麦などの雑穀やいも類、根菜類、高野豆腐などの乾物が良く動かしていたのです。
◎よく噛むと、虫歯が予防できる!
よく「噛む」と、健康面でどのような効果が得られるのでしょう。食べ物を細かく噛み砕いて、消化酵素を含んだ、
だ液と混ぜ合わせる事によって「消化を助ける」のはもちろんですが、だ液がたくさん出ることによって「虫歯を予防」
する効果もえられます。
虫歯は、ミュータンス菌などの虫歯によって起きますが、だ液には虫歯菌が作る酸を薄める働き
があるのです。よく噛んで、だ液がたくさんでる子どもには虫歯が起きにくいのです。
◎よく噛むと、情緒が安定する!
赤ちゃんがおっぱいを吸うのは、栄養をもらうほかに、精神安定剤としての役割があるとされていますが、
「噛む」こ
とにも同じような役割があります。物を「噛む」と、体の緊張がやわらいで、ストレスを解消するのに役立つものです。
また、あごの運動が筋肉の刺激となって脳に伝わって、脳の働きを活性化してくれます。
「情緒が安定」して、
「脳の
活性化」にも役立つ。噛むことには、意外な効能がありますね。
◎噛めば噛むほど味のあるおやつを!
噛む食品の中には、おやつとして紹介したい食品が多くあります。スルメや煮干しを、子どもにかじらせてはどうで
すか?スルメをちょっとあぶったり、煮干しをからいりすると、香ばしくなって食べやすくなります。秋なら、リンゴ
やナシ、干しイモや焼き芋、大をどんどん増やしてみてください。
☆噛めない子 VS 噛まない子
最近、噛めない子どもが増えてきていると言われています。また、今の子どもは噛まないとも言われます。保育園の
給食などで子ども達の食べる様子を見てみると、
「時間内に食べ終わらない子」
「口の中にいつまでも食べ物が残ってい
る子」がいる一方で、
「あっという間に(噛まずに)食べ終わってしまう子」と、実にさまざまです。でも、しっかり噛
んでいない点では、共通しているそうです。噛むことが苦手な子どもは、確実に増えてきているのですね。
☆食事の早い子・遅い子の取り組み
食事の時間
さ く ら・・・特に早すぎる子はいないが、遅い子には時計を
確認させ、意識づけるしている。
サクラ組
ぞ う・・・早い子には、よく噛んで食べるよう促し、遅い
ぞう組
子には、時計を見せ「後○○分で食事が終わる
時間だよ」と約束をし、声をかける。
こじか組
こ じ か・・・早い子には特に何もしていないが、
(おかわり
もするため)
遅い子には、
食事の量を調整しています。
うさぎ組
う さ ぎ・・・早い子はもう少しゆっくり食べてと声かけし、遅い
子は介助してあげるか、食事を切り上げている。
ことり組
こ と り・・・早い子には、
「たくさんカミカミしてね」と声かけを
し、遅い子には、
「大きいお口できるかな?」と声かけ
めだか組
をし、食べられた時はみんなで拍手をしてあげている。
め だ か・・・全体的に食べるのが早いので、
「よくカミカミしてよ」と声かけをしている。
早い子
遅い子
20 分
40 分
15 分
50 分
20 分
55 分
20 分
40 分
15 分
40 分
15 分
40 分
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