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Agilent 54621A/22A/24A/41A/42A オシロスコープおよび
Agilent 54621A/22A/24A/41A/42A オシロスコープおよび Agilent 54621D/22D/41D/42D ミックスド・シグナル・オシロスコープ プログラマーズ・ガイド Agilent 54621A/21D/22A/22D/24A/41A/41D/42A/42Dプログラマーズ・ガイド ii プログラマーズ・ガイド マニュアル番号 54622-97033 2002年3月 安全情報については、索引の後のページをご覧ください。 © Copyright Agilent Technologies 2000-2002 All Rights Reserved 54621A/22A/24A/41A/42A オシロスコープおよび 54621D/22D/41D/42Dミックスド・ シグナル・オシロスコープ オシロスコープのプログラミング オシロスコープの裏面にインタフェース・モジュールを装着すると、オシロスコー プがプログラム可能になります。すなわち、コントローラ(PC、ワークステーション など)を接続して、そのコントローラ上でプログラムを記述すれば、オシロスコープ の設定やデータ捕捉を自動化できます。 以下の図に、オシロスコープ用に記述するプログラムの基本構造を示します。 初期化 捕捉 解析 初期化 一貫性および再現性のあるパフォーマンスを得るには、プログラム、コントローラ、 オシロスコープを既知の状態からスタートさせる必要があります。初期化を行わな いと、あるインスタンスで正しく動作したプログラムが、前のプログラム実行やオ シロスコープのフロントパネルでの設定変更により、別のインスタンスでは正しく 動作しない可能性があります。 • プログラムの初期化では、変数の定義と初期設定、メモリの割り当て、またはシ ステム設定のテストを行います。 • コントローラの初期化では、データ転送のためにオシロスコープに対するインタ フェース(GPIBまたはRS-232)を設定します。 • オシロスコープの初期化では、チャネルの構成とラベル、しきい値電圧、トリガ 条件とトリガ・モード、タイムベース、収集タイプを設定します。 ii 捕捉 オシロスコープの初期化が終わったら、解析用データの捕捉を開始します。オシロ スコープは、コントローラのコマンドに応答している間は、収集を行いません。ま た、オシロスコープの設定を変更すると、ほとんどの場合、捕捉したデータは破棄 されます。 データの収集には、:DIGitizeコマンドを使用します。このコマンドは、波形バッファ をクリアし、収集プロセスをスタートします。収集は、収集メモリが一杯になると 停止します。収集データは、オシロスコープによって自動的に表示されます。捕捉 したデータは、測定したり、オシロスコープのトレース・メモリへ格納したり、コ ントローラに転送してさらに解析することができます。:DIGitizeコマンドの動作中に 送信されたその他のコマンドは、:DIGitizeが完了するまでバッファに格納されます。 オシロスコープを実行モードにした後、プログラムの待ちループを用い、オシロス コープが少なくとも1回収集を完了したら測定を実行するよう設定することも可能 です。ただし、Agilentではこの方法を推奨しません。必要となる待ちループの長さ がまちまちなので、プログラムが失敗する原因となるからです。:DIGitizeを使えば、 データ捕捉の完了が保証されます。また、:DIGitizeは収集を完了すると収集プロセス を停止するので、絶えず変化するデータ・セットでなく表示されているデータが、測 定の対象となります。 解析 オシロスコープが収集を完了した後、データについてさらに詳しく調べるには、オ シロスコープの測定機能を使うか、データをコントローラに転送してプログラム処 理を行います。内蔵測定機能として、周波数、デューティ・サイクル、周期、正お よび負のパルス幅があります。 コントローラへのデータ転送には:WAVeformコマンドを使用できます。データの表 示、既知の有効測定との比較、収集の各種時間間隔におけるロジック・パターンの チェックなども可能です。 iii 本書の内容 本『プログラマーズ・ガイド』では、測定器コントローラを使ったオシロスコープ のプログラミングについて簡単に説明します。本書および『プログラマーズ・リファ レンス』を読めば、オシロスコープのプログラム・インタフェースに関する包括的 な情報が得られます。 『プログラマーズ・リファレンス』は、3.5インチ・ディスクに Microsoft Windowsのヘルプ・ファイルとして収録されています。 オシロスコープには、プログラミング用にRS-232-Cポートが組み込まれています。 GPIBを介してオシロスコープをプログラムするには、N2757A GPIBインタフェース・ モジュールが必要です。IEEE-488またはRS-232-Cインタフェース規格をサポートす る測定器コントローラ、およびこれらのインタフェースと通信可能なプログラミン グ言語も必要となります。 本書の内容は以下のとおりです。 第1章 「プログラミングの概要」では、オシロスコープのプログラミングの概要につ いて説明します。 第2章 「プログラミング前の準備」では、簡単なプログラムとその動作について説明 し、データ型に対する注意事項を示します。 第3章 「GPIBを介したプログラミング」では、GPIBインタフェースを介して測定器 をプログラミングする際の一般的な注意事項を示します。 第4章 「RS-232-Cを介したプログラミング」では、RS-232-Cインタフェースを介して 測定器をプログラミングする際の一般的な注意事項を示します。 第5章 「プログラミングおよびマニュアルの規約」では、本書および『プログラマー ズ・リファレンス』で用いるコマンドの構文を紹介し、オシロスコープ・コマンド・ セットの概要について説明します。 第6章 「ステータス・レポート」では、オシロスコープのステータス・レジスタ、お よびプログラムにおけるレジスタの用い方について説明します。 第7章 「プログラマーズ・リファレンスのインストール方法と使用方法」では、 Microsoft Windowsに『プログラマーズ・リファレンス』オンライン・ヘルプ・ファ イルをインストールする方法と、ヘルプ・ファイル内を移動する方法について説明 します。 第8章 「プログラマーズ・クイック・リファレンス」には、オシロスコープのプログ ラミングに使用可能な、すべてのコマンドとクウェリの一覧があります。 オシロスコープの操作については、 『ユーザーズ・ガイド』をご覧ください。インタ フェースの設定については、オシロスコープ・インタフェース・モジュールおよび コントローラで使用するインタフェース・カード(IBM PC互換コンピュータ用の HP82350Aインタフェースなど)のマニュアルをご覧ください。 iv 目次 1 プログラミングの概要 測定器との通信 1-3 プログラム・メッセージの構文 1-4 同一サブシステムのコマンドの結合 1-7 ニーモニックの複製 1-8 クウェリ・コマンド 1-9 プログラム・ヘッダのオプション 1-10 プログラム・データ構文規則 1-11 プログラム・メッセージ・ターミネータ 1-13 複数サブシステムの選択 1-14 2 プログラミング前の準備 初期化 2-3 オートスケール 2-4 測定器の設定 2-5 サンプル・プログラム 2-6 DIGitizeコマンドの使用 2-7 測定器からの情報の受信 2-9 文字列変数 2-10 数値変数 2-11 固定長ブロック応答データ 2-12 複数のクウェリ 2-13 機器ステータス 2-13 3 GPIBを介したプログラミング インタフェース機能 3-3 コマンドおよびデータの概念 3-3 アドレス指定 3-4 バスを介した通信 3-5 ロックアウト 3-6 バス・コマンド 3-6 4 RS-232-Cを介したプログラミング インタフェースの動作 4-3 ケーブル 4-3 ソフトウェア・プロトコルを持つ最小3線式インタフェース 4-4 ハードウェア・ハンドシェークを持つ拡張インタフェース 4-5 インタフェースの設定 4-6 インタフェース機能 4-7 ロックアウト・コマンド 4-8 目次-1 目次 5 プログラミングおよびマニュアルの規約 コマンド・セットの編成 5-3 コマンド・ツリー 5-6 旧コマンドおよび廃止コマンド 5-10 切り捨て規則 5-15 無限表記 5-16 シーケンシャル・コマンドとオーバラップ・コマンド 5-16 応答の生成 5-16 表記規約および定義 5-17 プログラム例 5-18 6 ステータス・レポート ステータス・レポートのデータ構造 6-5 ステータス・バイト・レジスタ(SBR) 6-8 サービス・リクエスト・イネーブル・レジスタ(SRER) 6-10 トリガ・イベント・レジスタ(TRG) 6-10 標準イベント・ステータス・レジスタ(SESR) 6-11 標準イベント・ステータス・イネーブル・レジスタ(SESER) 6-12 動作ステータス・レジスタ(OPR) 6-13 アーム・イベント・レジスタ(ARM) 6-13 エラー待ち行列 6-14 出力待ち行列 6-15 メッセージ待ち行列 6-15 レジスタと待ち行列のクリア 6-15 7 プログラマーズ・リファレンスのインストール方法と使用方法 Microsoft Windowsでヘルプ・ファイルをインストールするには 7-3 インターネットを介してヘルプおよびプログラム・ファイルをアップデート するには 7-4 ヘルプ・ファイルの起動 7-5 ヘルプ・ファイル内を移動するには 7-5 8 プログラマーズ・クイック・リファレンス 規約 8-3 サフィックス・マルチプライヤ 8-3 コマンドおよびクウェリ 8-4 目次-2 1 プログラミングの概要 プログラミングの概要 第1章と第2章では、オシロスコープのリモート・プログラミングの基本的事項につ いて説明します。本書のプログラミング命令は、IEEE488.2 Standard Digital Interface for Programmable Instrumentationに適合します。プログラミング命令は、リモート制 御の手段を提供します。 オシロスコープをプログラムするには、GPIB(N2757A)インタフェースを付加する か、リアパネルに組み込まれたRS-232-Cインタフェースを使用します。 コントローラとオシロスコープを使って以下の基本操作を実行できます。 • • • • 測定器の設定 測定の実行 オシロスコープからのデータ(波形、測定値、設定)の収集 オシロスコープへの情報(ピクセル・イメージ、設定)の送信 その他のタスクを実行する場合は、これらの基本機能を組み合わせます。 プログラム例の言語 本書の個々のコマンドに対するプログラミング例は、HPBASIC 6.3またはCで記述 されています。 1-2 プログラミングの概要 測定器との通信 測定器との通信 コントローラとして動作するコンピュータと測定器との通信は、リモート・インタ フェースを介したメッセージの送受信によって行われます。プログラミングの命令 は、通常、コントローラ上で使用可能なホスト言語の出力文内にASCII文字文字列と して埋め込みます。ホスト言語の入力文は、オシロスコープからの応答の読み取り に使用されます。 例えばHPBASICでは、OUTPUT文を使ってコマンドやクウェリを送信し、クウェリ の応答は通常、ENTER文を使って読み取ります。 メッセージは、出力コマンドを使ってバスに置きます。その際、デバイス・アドレ ス、プログラム・メッセージ、ターミネータを渡します。デバイス・アドレスを渡 すことにより、プログラム・メッセージが、正しいインタフェースおよび測定器に 送信されます。 以下のHP BASIC文は、ラベル表示をオンにするコマンドを送信します。 OUTPUT <デバイス・アドレス>;":CHANNEL1:BWLIMIT ON" <ターミネータ> <デバイス・アドレス>は、プログラミング対象のデバイスのアドレスを表わします。 上の文のその他のパートについては、それぞれ次ページ以降で説明します。 1-3 プログラミングの概要 プログラム・メッセージの構文 プログラム・メッセージの構文 測定器をリモートでプログラムするには、測定器に適合するコマンドの形式および 構造を理解する必要があります。IEEE 488.2の構文規則には、ヘッダ、セパレータ、 プログラム・データ、ターミネータなどの個々のエレメントを結合して1つの命令を 作成する方法が定められています。クウェリ応答の形式についても構文定義が行わ れています。以下の図に、典型的なプログラム文の構文の主要部分を示します。 図1-1 プログラムのメッセージ単位 出力コマンド デバイス・アドレス 命令ヘッダ セパレータ プログラム・データ プログラム・メッセージの構文 出力コマンド 出力コマンドは、プログラミング言語によって異なります。本書の個別コマンドの 例では、主にHP BASICが使用されています。別の言語を使用している場合は、サン プル・プログラムのOUTPUT、ENTER、CLEARなどのHP BASICコマンドを等価の コマンドに変える必要があります。本書で説明する命令は、サンプル・プログラム の引用符で囲まれた部分です。 デバイス・アドレス デバイス・アドレスを指定する位置も、プログラミング言語によって異なります。デ バイス・アドレスを出力コマンドの外に指定する言語もありますが、HP BASICでは、 デバイス・アドレスは常にキーワードOUTPUTの後ろに指定します。本書の例では、 オシロスコープのデバイス・アドレスを707としています。プログラムを記述する際 のアドレスは、バスの構成のしかたによって変わります。 1-4 プログラミングの概要 プログラム・メッセージの構文 命令 命令(コマンドとクウェリの両方)は通常、BASIC、Pascal、Cなどのホスト言語の文に 文字列として埋め込まれています。パラメータを文字列として表現しないのは、命 令の構文定義で<ブロック・データ>(例えば<ラーン文字列>)を指定する場合だけで す。ブロック・データを使用する命令は少数です。 命令は、以下に示す2つの主要部分から成ります。 • • ヘッダ。送信するコマンドまたはクウェリを指定します。 プログラム・データ。命令の意味を明確にするために必要な、追加情報を提供し ます。 命令ヘッダ 命令ヘッダは、コロン(:)で区切った1つ以上のニーモニックで、測定器が実行する操 作を表わします。第5章のコマンド・ツリーに、全部のニーモニックを結合して1つ の完全なヘッダを形成する方法を示します(第5章「プログラミングおよびマニュアル の規約」を参照してください)。 図1-1の例はコマンドです。クウェリの場合、ヘッダの終わりに疑問符(?)が付きます。 多くの命令は、疑問符を含めるか含めないかによって、コマンドとクウェリの両方 に使用できます。命令のコマンド形式とクウェリ形式では、プログラム・データが 異なります。プログラム・データを使用しないクウェリも多数あります。 空白(セパレータ) 空白で、命令ヘッダとプログラム・データを区切ります。命令がプログラム・データ・ パラメータを必要としない場合、空白を含める必要はありません。本書では、空白 は、1つ以上のスペース文字として定義します。ASCIIでは、空白は文字32(10進数)と して規定されています。 プログラム・データ プログラム・データを使ってコマンドまたはクウェリの意味を明確にします。プロ グラム・データは、機能をオンにするかオフにするか、どちらの波形を表示するか などの必要な情報を提供します。各命令の構文定義では、プログラム・データと受 け入れ可能な値を示します。本章の「プログラム・データ構文規則」の項で、受け 入れ可能な値に関する一般的な規則をすべて紹介します。 複数のデータ・パラメータが存在する場合、パラメータをカンマ(,)で区切ります。読 みやすくするために、カンマの前後にスペースを入れることが可能です。 1-5 プログラミングの概要 プログラム・メッセージの構文 ヘッダ・タイプ 以下に示す3つのヘッダ・タイプがあります。 • • • 単純コマンド・ヘッダ 複合コマンド・ヘッダ 共通コマンド・ヘッダ 単純コマンド・ヘッダ 単純コマンド・ヘッダには、1個のニーモニックが含まれま す。AUTOSCALEとDIGITIZEは、本測定器でよく使用される単純コマンド・ヘッダ の例です。構文は以下のとおりです。 <プログラム・ニーモニック><ターミネータ> 単純コマンド・ヘッダは、プログラム・メッセージの最初で発生しなければなりま せん。そうでない場合は、前にコロンを付ける必要があります。 単純コマンド・ヘッダにプログラム・データを含める場合(:DIGITIZE CHANNEL 1な ど)には、空白を入れてデータとヘッダを区切ります。構文は以下のとおりです。 <プログラム・ニーモニック><セパレータ><プログラム・データ><ターミネータ> 複合コマンド・ヘッダ 複合コマンド・ヘッダは、2個のプログラム・ニーモニック の組み合わせです。最初のニーモニックでサブシステムを、2番目のニーモニックで サブシステム内の関数を選択します。複合メッセージ内のニーモニックは、コロン で区切ります。以下に、サブシステム内の1個の関数を実行する例を示します。 :<サブシステム>:<関数><セパレータ> <コマンド・ヘッダ><ターミネータ> (例 :CHANNEL1:BWLIMIT ON) 共通コマンド・ヘッダ 共通コマンド・ヘッダは、測定器内のIEEE 488.2関数を制御 します(clear statusなど)。構文は以下のとおりです。 *<コマンド・ヘッダ><ターミネータ> アスタリスク(*)とコマンド・ヘッダの間にスペースやセパレータを入れることはで きません。共通コマンド・ヘッダの例として*CLSがあります。 1-6 プログラミングの概要 同一サブシステムのコマンドの結合 同一サブシステムのコマンドの結合 同一サブシステム内の複数の関数を実行するには、以下のように関数をセミコロン (;)で区切ります。 :<サブシステム>:<関数><セパレータ><データ>; <関数><セパレータ><データ><ターミネータ> (例 :CHANNEL1:COUPLING DC;BWLIMIT ON) 1-7 プログラミングの概要 ニーモニックの複製 ニーモニックの複製 同じ関数ニーモニックを複数のサブシステムで使用することができます。例えば関数 ニーモニックRANGEは、縦軸レンジの変更または横軸レンジの変更に使用できます。 :CHANNEL1:RANGE .4 は、チャネル1の縦軸レンジを0.4ボルト・フルスケールに設定します。 :TIMEBASE:RANGE 1 は、横軸タイムベースを1秒フルスケールに設定します。 CHANNEL1およびTIMEBASEはサブシステム・セレクタで、変更対象のレンジを決 定します。 1-8 プログラミングの概要 クウェリ・コマンド クウェリ・コマンド 直後に疑問符(?)が付いたコマンド ヘッダはクウェリです。測定器はクウェリを受け 取ると、要求された関数に質問し、答えを出力待ち行列に格納します。答えは、読 み取られるか、別のコマンドが発効されるまで出力待ち行列に残っています。読み 取られた答えは、バスを通して指定されたリスナ(通常、コントローラ)に送信されま す。例えばクウェリ:TIMEBASE:RANGE?によって、出力待ち行列に現在のタイム ベース設定が格納されます。HP BASICでは、コントローラ入力文: ENTER <デバイス・アドレス> ;Range によって、値がバスを通してコントローラに渡され、変数Rangeに格納されます。 クウェリ・コマンドは、測定器の現在の設定を知りたい場合に使用します。クウェ リ・コ マ ン ド は、測 定 器 の 測 定 結 果 の 取 得 に も 使 用 し ま す。例 え ば コ マ ン ド :MEASURE:RISETIME?は、波形の立ち上がり時間を測定し、結果を出力待ち行列に 格納するよう測定器に命令します。 出力待ち行列は、次のプログラム・メッセージを送信する前に読み取る必要があり ます。例えばクウェリ:MEASURE:RISETIME?を送信するときには、このクウェリの 後に入力文を送る必要があります。HP BASICでは通常この作業には、後ろに変数名 を付けたENTER文を用います。ENTER文は、クウェリの結果を読み取り、それを指 定された変数に格納します。 クウェリ結果を最初に読み取る クウェリ結果を読み取る前に別のコマンドやクウェリを送信すると、出力バッファ と現在の応答がクリアされます。また、エラー待ち行列にクウェリ割り込みエラー も生成されます。 1-9 プログラミングの概要 プログラム・ヘッダのオプション プログラム・ヘッダのオプション プログラム・ヘッダを送信する際、ASCII文字に大文字と小文字の区別はありませ ん。ただし測定器の応答は、常に大文字で返ります。 プログラム・コマンドおよびクウェリ・ヘッダを送信する際には、ロング形式(スペ リングを省略しない形)、ショート形式(スペリングを省略した形)、またはロング形 式とショート形式の任意の組み合わせを使用します。 TIMEBASE:DELAY 1US - ロング形式 TIM:DEL 1US - ショート形式 ロング形式で記述されたプログラムは読みやすく、プログラム自体が内容の説明と なっています。ショート形式構文の場合、プログラムの記憶に必要なコントローラ のメモリ量を節約でき、I/Oアクティビティも減少します。 コマンド構文プログラミング規則 ショート形式構文の規則は、第5章「プログラミングおよびマニュアルの規約」に 記載されています。 1-10 プログラミングの概要 プログラム・データ構文規則 プログラム・データ構文規則 プログラム・データは、コマンド・ヘッダに関連したパラメータ情報の伝達に使用 します。コマンド・ヘッダまたはクウェリ・ヘッダとプログラム・データは、1つ以 上のスペースで区切る必要があります。 <プログラム・ニーモニック><セパレータ><データ><ターミネータ> プログラム・ニーモニックまたはクウェリに複数のプログラム・データがあるとき には、一連のプログラム・データをカンマで区切ります。 <プログラム・ニーモニック><セパレータ><データ>,<データ><ターミネータ> 例えば:CHANNEL:THRESHOLD POD1,TTLには、POD1とTTLの2つのプログラム・ データがあります。 コマンドで使用されるプログラム・データのタイプは、主に文字と数値の2つです。 文字プログラム・データ 文字プログラム・データは、パラメータ情報を英字または英数字文字列として伝達 する際に使用されます。例えば:TIMEBASE:MODEコマンドは、ノーマル、遅延、XY、 またはROLLに設定できます。この場合の文字プログラム・データは、NORMAL、 DELAYED、XY、またはrollです。コマンド:TIMEBASE:MODE DELAYEDは、タイム ベース・モードを遅延に設定します。 文字プログラム・データの使用可能なニーモニックは、常に、命令の構文定義で定 義します。詳細については、オンライン『プログラマーズ・リファレンス』を参照 してください。コマンドを送信する際、ロング形式とショート形式(存在する場合)の どちらも使用できます。大文字と小文字を自由に混ぜてもかまいません。クウェリ 応答の受信時には、大文字のみが使用されます。 数値プログラム・データ 一部のコマンド ヘッダでは、プログラム・データを数値で表現する必要があります。 例えば:TIMEBASE:RANGEの場合、希望のフルスケール・レンジを数値で表現する 必要があります。 数値プログラム・データの場合、数値の表現方法として、指数表記を使用する方法 とサフィックス・マルチプライヤを使用する方法があります。以下に示す数値はす べて等価です。 28 = 0.28E2 = 280e-1 = 28000m = 0.028K = 28e-3K 構文定義で数値を整数として指定した場合、数字は整の数となります。分数部は無 視され、数字は切り捨てられます。分数値を受け入れる数値データ・パラメータは 実数と呼ばれます。 数字はすべて、ASCII文字の文字列でなければなりません。したがって数字9を送信 する際には、文字9にあたるASCIIコードを表わす1バイト(すなわち57)を送信します。 102などの3桁の数字には、3バイト(ASCIIコード49、48、50)必要です。これは、命令 全体を1つの文字列に含めると自動的に処理されます。 1-11 プログラミングの概要 プログラム・データ構文規則 埋め込み文字列 埋め込み文字列には、英数字のグループが含まれます。オシロスコープはグループ をデータの単位として扱います。以下に、:SYSTEM:DSPコマンドで測定器のアドバ イス・ラインにテキスト行を書き込む例を示します。 :SYSTEM:DSP "This is a message." 埋め込み文字列は、一重(’)またはニ重(”)引用符で囲みます。これらの文字列には大 文字と小文字の区別があり、スペースは他の文字と同様に規定どおりの文字として 機能します。 1-12 プログラミングの概要 プログラム・メッセージ・ターミネータ プログラム・メッセージ・ターミネータ データ・メッセージ内のプログラム命令は、プログラム・メッセージ・ターミネー タを受け取った後に実行されます。ターミネータは、NL(New Line)文字、GPIBイン タフェースでアサートされたEOI(End-Or-Identify)、または2つの組み合わせのいずれ かです。EOIをアサートすると、データ・メッセージの最後のバイトでEOI制御ライ ンがローに設定されます。NL文字は、ASCII改行(10進数10)です。 New Lineターミネータの機能 NL(New Line)ターミネータには、EOS(End Of String)およびEOT(End Of Text)ターミ ネータと同じ機能があります。 1-13 プログラミングの概要 複数サブシステムの選択 複数サブシステムの選択 異なるサブシステムに対する複数のプログラム・コマンドおよびプログラム・クウェ リが、各コマンドをセミコロンで区切ることにより、1行で送信できます。セミコロ ンの後にコロンを入れると、新しいサブシステムに移動できます。以下に例を示し ます。 <プログラム・ニーモニック><データ>; :<プログラム・ニーモニック><データ><ターミネータ> :CHANNEL1:RANGE 0.4;:TIMEBASE:RANGE 1 複合コマンドと単純コマンドの組み合わせ 複数のコマンドには、複合コマンドと単純コマンドの任意の組み合わせも含まれます。 1-14 2 プログラミング前の準備 プログラミング前の準備 本章では、測定器の設定方法、設定情報と測定結果の取得方法、波形のディジタイ ズ方法、およびコントローラへのデータの送信方法について説明します。 プログラム例の言語 本書のプログラミング例は、HPBASIC 6.3またはCで記述されています。 2-2 プログラミング前の準備 初期化 初期化 バスおよび該当する全インタフェースを既知の状態にするため、プログラムは常に、 初期化文から始めます。HP BASICの場合、CLEARコマンドでインタフェース・バッ ファをクリアします。 CLEAR 707 ! 測定器のインタフェースを初期化 GPIBを使用している場合、CLEARはオシロスコープのパーサもリセットします。 パーサは、送られた命令を読み込むプログラムです。 インタフェースをクリアした後、測定器をプリセット・ステートに初期化します。 OUTPUT 707;"*RST" ! 測定器をプリセット・ステートに初期化 測定器の初期化に関する情報 測定器の初期化に使用する実際のコマンドと構文については、オンライン『プログ ラマーズ・リファレンス』の共通コマンド・セクションに説明があります。 インタフェースの初期化については、コントローラのマニュアルおよびプログラミ ング言語リファレンス・マニュアルを参照してください。 2-3 プログラミング前の準備 オートスケール オートスケール AUTOSCALE機能は、未知の波形に対して測定器の縦軸チャネル、タイムベース、ト リガ・レベルを設定する、非常に便利な機能です。 オートスケール関数の構文は以下のとおりです。 :AUTOSCALE<ターミネータ> 2-4 プログラミング前の準備 測定器の設定 測定器の設定 通常のオシロスコープ設定では、縦軸レンジおよびオフセット電圧、横軸レンジ、遅 延時間、遅延基準、トリガ・モード、トリガ・レベル、スロープを設定します。以 下に、オシロスコープに送信するコマンドの例を示します。 :CHANNEL1:PROBE 10;RANGE 16;OFFSET 1.00<ターミネータ> :TIMEBASE:MODE NORMAL;RANGE 1E-3;DELAY 100E-6<ターミネータ> 画面の中心が1V、プローブ減衰量が10、縦軸が16Vフルスケール(2V/div)に設定され ます。タイムベースは、遅延100msで、1msフルスケール(100ms/div)に設定されます。 2-5 プログラミング前の準備 サンプル・プログラム サンプル・プログラム このプログラムは、オシロスコープのプログラムに使用する基本的なコマンド構造 を示しています。 10 20 30 40 50 60 70 80 90 100 110 120 130 140 CLEAR 707 OUTPUT 707;"*RST" OUTPUT 707;":TIMEBASE:RANGE 5E-4" OUTPUT 707;":TIMEBASE:DELAY 0" OUTPUT 707;":TIMEBASE:REFERENCE CENTER" OUTPUT 707;":CHANNEL1:PROBE 10" OUTPUT 707;":CHANNEL1:RANGE 1.6" OUTPUT 707;":CHANNEL1:OFFSET -.4" OUTPUT 707;":CHANNEL1:COUPLING DC" OUTPUT 707;":TRIGGER:SWEEP NORMAL" OUTPUT 707;":TRIGGER:LEVEL -.4" OUTPUT 707;":TRIGGER:SLOPE POSITIVE" OUTPUT 707;":ACQUIRE:TYPE NORMAL" END • • • ! ! ! ! ! ! ! ! ! ! ! ! ! 測定器インタフェースの初期化 プリセット・ステートに初期化 タイムベースを50ms/divに設定 遅延をゼロに設定 表示基準を画面中央に設定 プローブ減衰率を10:1に設定 縦軸レンジを1.6Vフルスケールに設定 オフセットを-0.4に設定 DCに結合 ノーマル・トリガ トリガ・レベルを-0.4に設定 正のスロープでトリガ ノーマル収集 行10で、測定器インタフェースを既知ステートに初期化します。 行20で、測定器をプリセット・ステートに初期化します。 行30~50で、タイムベース・モードをノーマル、横軸時間を50ms/div、遅延を格 子線の中心を基準として0sに設定します。 • 行60~90で、画面の中心を-0.4ボルトとして縦軸レンジを1.6ボルト・フルスケー ル、プローブ減衰率を10:1、DC結合に設定します。 • • 行100~120で、-0.4ボルトでノーマル・トリガを実行するよう測定器を設定します。 行130で、ノーマル収集を実行するよう測定器を設定します。 2-6 プログラミング前の準備 DIGitizeコマンドの使用 DIGitizeコマンドの使用 DIGitizeコマンドは、ACQuireサブシステムによって設定された条件に適合するデー タを捕捉するマクロです。ディジタイズ・プロセスが完了すると、収集が停止しま す。捕捉データは、次に測定器によって測定するか、コントローラに転送してさら に解析することができます。捕捉データは、波形データ・レコードとプリアンブル の2つの部分から成ります。 確実に新しいデータを収集するには オシロスコープの設定を変更すると、波形バッファがクリアされます。測定を行う 前に、オシロスコープにDIGitizeコマンドを送信して、新しいデータが確実に収集 されるようにします。 オシロ スコ ープにDIGitize コマ ンドを 送信す ると、指 定チャ ネル信 号が現 在の ACQuireパラメータを使ってディジタイズされます。波形データを取得するには、 :WAVEFORM:DATA?クウェリの送信前に波形データのWAVEFORMパラメータを指 定する必要があります。 S:DIGitize使用時には:TIMebase:MODEをNORMalに設定 :DIGitize コマ ンド またはWAVeform サ ブシス テム のク ウェリ を実 行す るには、 :TIMebase:MODEをNORMalに設定する必要があります。MODEをROLL、XY、ま たはDELayedに設定したときにこれらのコマンドを実行すると、"Settings conflict"エ ラー・メッセージが返されます。*RST(リセット)コマンドを送信すると、タイム ベース・モードもノーマルに設定されます。 波形に含まれるデータ・ポイントの数は、ACQuireサブシステムで要求した数に従っ て変わります。ACQuireサブシステムは、データ・ポイントの数、収集のタイプ、 DIGitizeコマンドで用いる平均回数を決定します。これにより、ディジタイズ情報に 何を含めるかを正確に指定できます。 2-7 プログラミング前の準備 DIGitizeコマンドの使用 以下のプログラム例に、代表的な設定を示します。 OUTPUT OUTPUT OUTPUT OUTPUT OUTPUT OUTPUT OUTPUT OUTPUT 707;":ACQUIRE:TYPE AVERAGE"<ターミネータ> 707;":ACQUIRE:COMPLETE 100"<ターミネータ> 707;":WAVEFORM:SOURCE CHANNEL1"<ターミネータ> 707;":WAVEFORM:FORMAT BYTE"<ターミネータ> 707;":ACQUIRE:COUNT 8"<ターミネータ> 707;":WAVEFORM:POINTS 500"<ターミネータ> 707;":DIGITIZE CHANNEL1"<ターミネータ> 707;":WAVEFORM:DATA?"<ターミネータ> この設定により、測定器は平均回数8のアベレージ・モードになります。これは、 DIGitizeコマンドを受信すると、信号が8回以上平均化されるまでコマンドが実行さ れることを意味します。 測定器は:WAVEFORM:DATA?クウェリを受信すると、トークにアドレス設定されて いる場合、波形情報を渡し始めます。 ディジタイズ波形は、各ディジタイズ・ポイントの数値表現を送信することにより、 測定器からコントローラに渡されます。数値表現の形式は、:WAVEFORM:FORMAT コマンドで制御され、BYTE、WORD、またはASCIIが選択できます。 どれがディジタイズ波形の一番簡単な転送方法であるかは、データ構造、使用可能 なフォーマット、I/O機能によって異なります。整数をスケーリングして、各ポイン トの電圧値を求める必要があります。これらの整数は、測定器の表示画面の左端の ポイントから順に渡されます。詳細については、オンライン『プログラマーズ・リ ファレンス』の波形サブシステム・コマンドと対応するプログラム・コード例をご 覧ください。 GPIBを介したディジタイズ操作のアボート GPIBを使用するときには、バスを介してDevice Clearを送信すれば、ディジタイズ 操作をアボートできます(CLEAR 707)。 2-8 プログラミング前の準備 測定器からの情報の受信 測定器からの情報の受信 測定器はクウェリ(コマンド・ヘッダと疑問符)を受信すると、要求された関数に対す る問い合わせを行い、答えを出力待ち行列に格納します。答えは、読み取られるか、 別のコマンドが発行されるまで出力待ち行列に残っています。読み取られた答えは、 インタフェースを介して指定されたリスナ(通常、コントローラ)に送信されます。測 定器の出力待ち行列から応答メッセージを受信するための入力文には、通常、2つの パラメータがあります。デバイス・アドレスと、応答メッセージを処理するための フォーマット条件です。例えばクウェリ・コマンド:CHANNEL1:COUPLING?の結果 を読み取るには、以下のHP BASIC文を実行します。 ENTER <デバイス・アドレス> ;Setting$ ここで<デバイス・アドレス>は、デバイスのアドレスを表わします。この文を実行 すると、 チャネル1、カップリングの現在の設定が文字列変数Setting$に入力されます。 プログラム・メッセージで送信されたクウェリの結果はすべて、別のプログラム・ メ ッ セ ー ジ が 送 信 さ れ る 前 に 読 み 取 る 必 要 が あ り ま す。例 え ば ク ウ ェ リ :MEASURE:RISETIME?を送信するときには、このクウェリの後に入力文を送る必要 があります。HP BASICでは、通常ENTER文を使用します。 クウェリ結果を読み取る前に別のコマンドを送信すると、出力バッファと現在の応 答がクリアされます。エラーもエラー待ち行列に格納されます。 クウェリ送信前に入力文を実行すると、コントローラが無期限の待機状態になります。 応答メッセージを処理するためのフォーマット条件は、コントローラとプログラミ ング言語の両方に依存します。 2-9 プログラミング前の準備 文字列変数 文字列変数 測定器の出力は、問い合わせる内容に応じて、数値または文字データとなります。 フォーマットおよび問い合わせによって返させるデータの種類については、個々の コマンドを参照してください。 文字列変数は正確な構文で表現する HP BASIC 6.3では、文字列変数の大文字と小文字が区別されます。同じ文字列変数 を使うときには、大文字と小文字の用い方も同じにする必要があります。 設定によって変化するアドレス ヘルプ・ファイルのサンプル・プログラムでは、プログラム対象デバイスのデバイ ス・アドレスを707としています。実際のアドレスは、ユーザ・アプリケーション におけるバスの構成のしかたによって変わります。 以下の例では、文字列変数に返されるデータを表示します。 10 20 30 40 50 DIM Rang$[30] OUTPUT 707;":CHANNEL1:RANGE?" ENTER 707;Rang$ PRINT Rang$ END このプログラムを実行すると、コントローラは以下を表示します。 +40.0E-00 2-10 プログラミング前の準備 数値変数 数値変数 以下の例では、数値変数に返されるデータを表示します。 10 20 30 40 OUTPUT 707;":CHANNEL1:RANGE?" ENTER 707;Rang PRINT Rang END このプログラムを実行すると、コントローラは以下を表示します。 40 2-11 プログラミング前の準備 固定長ブロック応答データ 固定長ブロック応答データ 固定長ブロック応答データにより、任意のタイプのデバイス依存データをシステム・ インタフェースを介して、一連の8ビット・バイナリ・データ・バイトとして送信す ることができます。これは特に、大量のデータまたは8ビット拡張ASCIIコードを送 信する際に便利です。構文では、パウンド符号(#)の後に10進整数の桁数を表わすゼ ロ以外の数字が続きます。ゼロ以外の数字の後には、送信される8ビット・データ・ バイトの数を示す10進整数がきます。この後に実際のデータが続きます。 以下に、4000バイトのデータを送信する場合の構文例を示します。 図2-1 後続の数字の桁数 実際のデータ 送信されるバイト数 固定長ブロック応答データ “8”は、後続の数字の桁数を示し、“00004000”は送信されるバイト数を示します。 2-12 プログラミング前の準備 複数のクウェリ 複数のクウェリ 1つのプログラム・メッセージで測定器に複数のクウェリを送信できますが、それら を1つのプログラム・メッセージでリードバックする必要があります。そのためには、 クウェリを1個の文字列変数または複数の数値変数にリードバックします。例えばク ウェリ:TIMEBASE:RANGE?;DELAY?の結果を以下のコマンドで文字列変数Results$ に読み取ることができます。 ENTER 707;Results$ 複数のクウェリの結果を文字列変数に読み取ると、各応答はセミコロンによって区 切られます。以下に、クウェリ:TIMEBASE:RANGE?;DELAY?の応答の例を示します。 <range_value>; <delay_value> 以下のプログラム・メッセージを使ってクウェリ:TIMEBASE:RANGE?;DELAY?を複 数の数値変数に読み取り、表示します。 ENTER 707;Result1,Result2 PRINT 707;Result1,Result2 機器ステータス ステータス・レジスタは、測定器の現在のステータスをトラックします。機器ステー タスをチェックすることによって、操作が完了したか、測定器がトリガを受信して いるかなどがわかります。第6章「ステータス・レポート」で、測定器のステータス のチェック方法について説明します。 2-13 2-14 3 GPIBを介したプログラミング GPIBを介したプログラミング 本セクションでは、GPIBインタフェースの機能といくつかの一般的概念について説 明します。通常、これらの機能は、IEEE 488.1によって規定されています。この機能 を使って、インタフェース・コマンドとしてインタフェースを介して送信可能なメッ セージのほか、一般的なインタフェースの管理問題を処理します。 オシロスコープへのコントローラの接続の詳細については、使用するGPIBインタ フェース・カードのマニュアルを参照してください。 GPIBを介してプログラミングを行うには、オプションのAgilent N2757A GPIBインタ フェース・モジュールをオシロスコープに接続する必要があります。 3-2 GPIBを介したプログラミング インタフェース機能 インタフェース機能 IEEE 488.1によって規定されているオシロスコープのインタフェース機能は、SH1、 AH1、T5、L4、SR1、RL1、PP0、DC1、DT1、C0、およびE2です。 コマンドおよびデータの概念 インタフェースには、以下の2つの動作モードがあります。 • • コマンド・モード データ・モード ATNラインが真のときには、バスはコマンド・モードになります。コマンド・モー ドは、トークおよびリスン・アドレス、グループ実行トリガ(GET)などの各種バス・ コマンドの送信に使用します。 ATNラインが偽のときには、バスはデータ・モードになります。データ・モードは、 バスを通したデバイス依存メッセージの伝達に使用します。デバイス依存メッセー ジには、すべての測定器コマンドおよび応答が含まれます。 3-3 GPIBを介したプログラミング アドレス指定 アドレス指定 GPIBインタフェース(オプションのAgilent N2757A GPIBインタフェース・モジュール をオシロスコープに接続する必要があります)を設定するには、 『ユーザーズ・ガイ ド』のユーティリティの章にある「To set up the I/O port to use a controller」を参照し てください。 • • • GPIB上の各デバイスは、0~30の範囲の特定アドレスに常駐しています。 アクティブ・コントローラがトーク・デバイスとリスン・デバイスを指定します。 測定器は、コントローラによって、トークにアドレス指定されるか、リスンにア ドレス指定されるか、アドレス指定されません。 コントローラが測定器をトークにアドレス指定した場合、測定器は、インタフェー ス・クリア・メッセージ(IFC)、別の測定器のトーク・アドレス(OTA)、自身のリス ン・アドレス(MLA)、またはユニバーサル・アントーク・コマンド(UNT)を受信する まで、トークに設定されたままです。 コントローラが測定器をリスンにアドレス指定した場合、測定器は、インタフェー ス・クリア・メッセージ(IFC)、自身のトーク・アドレス(MTA)、またはユニバーサ ル・アンリスン・コマンド(UNL)を受信するまで、リスンに設定されたままです。 3-4 GPIBを介したプログラミング バスを介した通信 バスを介した通信 GPIBは同じインタフェース・カードを介して複数のデバイスにアドレス指定できる ので、プログラム・メッセージで渡されるデバイス・アドレスには、インタフェー ス・セレクト・コードだけでなく、機器アドレスも含まれていなければなりません。 インタフェース・セレクト・コード(インタフェースの選択) 各インタフェース・カードには、一意のインタフェース・セレクト・コードがあり ます。コントローラはこのコードを使って、適切なインタフェースにコマンドや通 信を送ります。GPIBコントローラのデフォルトは通常7です。 機器アドレス(測定器の選択) GPIB上の各測定器には、10進数0~30の範囲で一意の機器アドレスを指定する必要が あります。プログラム・メッセージで渡されるデバイス・アドレスには、機器アド レスだけでなく、インタフェース・セレクト・コードも含まれていなければなりま せん。 デバイス・アドレス = (インタフェース・セレクト・コード * 100)+(機器アドレス) 例えばオシロスコープの機器アドレスが4、インタフェース・セレクト・コードが7 である場合、プログラム・メッセージが渡されると、ルーチンはデバイス・アドレ ス704の測定器で機能を実行します。 オシロスコープの場合、機器アドレスは通常、707に設定されます。 オシロスコープのデバイス・アドレス 本書およびオンライン『プログラマーズ・リファレンス』の例では、オシロスコー プのデバイス・アドレスを707としています。 セレクト・コードおよびアドレスの詳細については、GPIBインタフェース・カード のマニュアルをご覧ください。 3-5 GPIBを介したプログラミング ロックアウト ロックアウト GPIBを使用する場合、ローカル・ロックアウト・コマンド(LLO)を送信すると、測 定器がロックアウト・モードになります。測定器をローカルに戻すには、測定器に go-to-local(GTL)コマンドを送信します。 バス・コマンド 以下のコマンドは、IEEE 488.1バス・コマンド(ATN真)です。IEEE 488.2では、測定 器がこれらのコマンドを受信したときにとる多数のアクションを規定しています。 Device Clear デバイス・クリア(DCL)または選択デバイス・クリア(SDC)コマンドは、入/出力バッ ファのクリア、パーサのリセット、中断コマンドのクリアを実行します。ディジタ イズ操作中にこれらのコマンドのどちらかを送信すると、ディジタイズ操作がア ボートされます。 Interface Clear(IFC) インタフェース・クリア(IFC)コマンドは、すべてのバス・アクティビティを休止し ます。これには、すべてのリスナおよびトーカのアドレス指定解除、全デバイスに おけるシリアル・ポールのディスエーブル、システム・コントローラへの制御の返 還が含まれます。 3-6 4 RS-232-Cを介したプログラミング RS-232-Cを介したプログラミング 本セクションでは、RS-232-Cインタフェースのインタフェース機能といくつかの一般 的概念について説明します。本測定器のRS-232-Cインタフェースは、EIA Recommended Standard RS-232-C, Interface Between Data Terminal Equipment and Data Communications Equipment Employing Serial Binary Data Interchangeをヒューレット・パッカード社が実 現したものです。このインタフェースを使用すると、データが一度に1ビットずつ送 信され、文字は前あるいは後続のデータ文字と同期しません。各文字は、他のイベン トと関係のない、1つの完結したエンティティとして送信されます。 IEEE 488.1またはRS-232-Cを使ったIEEE 488.2動作 IEEE 488.2は、物理インタフェースとしてIEEE 488.1と動作するように設計されて います。物理インタフェースとしてRS-232-Cを使用すると、ハードウェアの違いが 許容する限り多くのIEEE 488.2が保持されます。DCL、GET、ENDなどのIEEE 488.1 メッセージを受け取ることはできません。 4-2 RS-232-Cを介したプログラミング インタフェースの動作 インタフェースの動作 オシロスコープは、最小3線式または拡張ハードワイヤ・インタフェースを使い、RS232-C を介してコントローラでプログラムすることができます。これらのインタ フェースの動作や正しい接続については、本章の後続のセクションで詳しく説明し ます。コントローラを使いRS-232-Cを介してオシロスコープをプログラミングする ときには、通常、DTE(データ端末装置)デバイスとDCE(データ通信機器)デバイス間 の動作でなく、2台のDTEデバイス間の直接動作となります。 2台のRS-232-Cデバイス間の直接動作には、特定の注意事項があります。3線式動作 の場合、XON/XOFFソフトウェア・ハンドシェークを使って、デバイス間のハンド シェーキングを処理しなければなりません。拡張ハードワイヤ動作の場合、ハンド シェーキングを処理するには、XON/XOFFを使うか、オシロスコープのCTSおよび RTSラインを操作します。3線式動作でも拡張ハードワイヤ動作でも、正しく動作す るには、オシロスコープへのDCDおよびDSR入力をハイに保持する必要があります。 拡張ハードワイヤ動作では、CTS入力がハイになるとオシロスコープのデータ送信が 可能になり、ローになるとオシロスコープのデータ送信がディスエーブルになりま す。同様に、RTSラインがハイになるとコントローラのデータ送信が可能になり、 ローになると、コントローラにデータ送信のディスエーブルを要求する信号が送信 されます。3線式動作にはCTS入力に対する制御機能がないので、3線式動作を正しく 行うためには、オシロスコープの内部プルアップ抵抗を使ってこのラインをハイに 保持します。 ケーブル RS-232-Cインタフェース用ケーブルの選択は、各アプリケーションによって異なり ます。以下では、オシロスコープに対するRS-232-Cバス動作の制御に使用するオシ ロスコープのラインについて説明します。各アプリケーションに適したケーブルの 選択方法については、コントローラのリファレンス・マニュアルを参照してくださ い。本書では、RS-232-Cバスを介したコントローラの動作に注目します。 4-3 RS-232-Cを介したプログラミング ソフトウェア・プロトコルを持つ最小3線式インタフェース ソフトウェア・プロトコルを持つ最小3線式インタフェース 3線式インタフェースを使用する場合、(インタフェース・ハードウェアでなく)ソフ トウェアによってオシロスコープとコントローラ間のデータ・フローを制御します。 したがって、ハードウェア・ハンドシェーク要件が無視できるため、デバイス間の 接続がはるかに容易です。3線式通信の場合、オシロスコープは、以下のRS-232-Cイ ンタフェース接続を使用します。 • • • ピン7 SGND(Signal Ground) ピン2 TD(オシロスコープからのTransmit Data) ピン3 RD(オシロスコープへのReceive Data) オシロスコープからのTD(Transmit Data)ラインは、コントローラのRD(Receive Data) ラインに接続します。同様に、オシロスコープからのRDラインは、コントローラの TDラインに接続します。3線式インタフェースを使用するときには、オシロスコープ の内部プルアップ抵抗を使って、DCD、DSR、およびCTSラインをハイに保持します。 データ・フローを制御するハードウェア手段はありません 3線式インタフェースは、コントローラとオシロスコープ間のデータ・フローを制 御するハードウェア手段を持ちません。XON/OFFプロトコルがこのデータ・フロー の唯一の制御手段です。 4-4 RS-232-Cを介したプログラミング ハードウェア・ハンドシェークを持つ拡張インタフェース ハードウェア・ハンドシェークを持つ拡張インタフェース 拡張インタフェースを使用する場合、ソフトウェアとハードウェアのどちらによっ ても、オシロスコープとコントローラ間のデータ・フローを制御できます。したがっ て、デバイス間のデータ・フローでより多くのコントロールが得られます。拡張イ ンタフェース通信(25ピン・コネクタ上)の場合、オシロスコープは以下のRS-232-Cイ ンタフェース接続を使用します。 • • • ピン7 SGND(Signal Ground) ピン2 TD(オシロスコープからのTransmit Data) ピン3 RD(オシロスコープへのReceive Data) その他にどのラインを使用するかは、コントローラによる拡張ハードワイヤ・イン タフェースの実現方法によって異なります。 • ピン4 RTS(Request To Send)はオシロスコープからの出力です。受信データ・フ ローの制御に使用できます。 • ピン5 CTS(Clear To Send)はオシロスコープへの入力です。オシロスコープからの データ・フローを制御します。 • ピン6 DSR(Data Set Ready)はオシロスコープへの入力です。オシロスコープから のデータ・フローを2バイト以内で制御します。 • ピン8 DCD(Data Carrier Detect)はオシロスコープへの入力です。オシロスコープか らのデータ・フローを2バイト以内で制御します。 • ピン20 DTR(Data Terminal Ready)はオシロスコープからの出力です。オシロスコー プがオンになっている間はイネーブルになります。 4-5 RS-232-Cを介したプログラミング インタフェースの設定 オシロスコープからのTD(Transmit Data)ラインは、コントローラのRD(Receive Data) ラインに接続します。同様に、オシロスコープからのRDラインは、コントローラの TDラインに接続します。 RTS(Request To Send)ラインはオシロスコープからの出力です。受信データ・フロー の制御に使用できます。RTSラインがハイになるとコントローラのデータ送信が可能 になり、ローになると、コントローラにデータ送信のディスエーブルを要求する信 号が送信されます。 CTS(Clear To Send)、DSR(Data Set Ready)、およびDCD(Data Carrier Detect)ラインはオ シロスコープに対する入力です。オシロスコープからのデータ・フローを制御しま す(ピン2)。DCDおよびDSRラインが接続されていないときには、オシロスコープの 内部プルアップ抵抗を使って、ラインをハイに保持します。 DCDやDSRがコントローラに接続されている場合、コントローラは、これらのライ ンとCTSラインをハイに保持し、オシロスコープのコントローラへのデータ送信をイ ネーブルにします。これらのラインのいずれかがローになると、オシロスコープの データ送信がディスエーブルになります。 データ送信中にCTSラインがローに下がる と、オシロスコープはデータ送信を即座に中止します。データ送信中にDSRまたは DCDラインがローに下がると、オシロスコープがデータ送信を中止する前に、さら に2バイト送信される可能性があります。 インタフェースの設定 RS-232-Cを介してコントローラで測定器を操作するときには、コントローラ・モー ドを使用します。オシロスコープのRS-232-C インタフェースの設定については、 『ユーザーズ・ガイド』のユーティリティの章にある「To set up the I/O port to use a controller」を参照してください。 オシロスコープのRS-232-C設定は、PCのCOM1ポートまたはCOM2ポートの設定と一 致させてください。 4-6 RS-232-Cを介したプログラミング インタフェース機能 インタフェース機能 RS-232-Cバスを介して正しく通信するには、ボーレート、ストップ・ビット、パリ ティ、ハンドシェーク・プロトコル、データ・ビットを、コントローラとオシロス コープの両方に対して全く同じに設定する必要があります。オシロスコープのRS232-Cインタフェース機能は以下のとおりです。 • • • • • ボーレート: 9600、19,200、38,400、または57,600 ストップ・ビット: 1にプリセット パリティ : Noneにプリセット プロトコル: DTRまたはXON/XOFF データ・ビット: 8にプリセット プロトコル DTR(Data Terminal Ready) 3線式インタフェースを使用する場合、ハンドシェーク・ プロトコルに対してDTRを選択しても、送信デバイスや受信デバイスでデータ・フ ローを制御することはできません。データ・フローに対するコントロールがないと、 データを失ったり、不完全なデータを転送する可能性が増加します。 拡張ハードワイヤ・インタフェースを使用する場合、DTRを選択することによって、 ハードウェア・ハンドシェークが可能です。ハードウェア・ハンドシェークを使用 すると、ハードウェア信号がデータ・フローを制御します。 XON/XOFF XON/XOFFは、Transmit On/Transmit Offの略です。このモードを使用す ると、レシーバ(コントローラまたはオシロスコープ)がデータ・フローを制御し、送 信側(オシロスコープまたはコントローラ)にデータ・フローを停止するよう要求する ことができます。レシーバは、その送信データ・ラインを介してXOFF(ASCII 17)を 送信することにより、送信側がデータ送信をディスエーブルにすることを要求しま す。後続のXON(ASCII 19)によって、送信デバイスはデータ送信を再開します。 コントローラは、オシロスコープにデータを送信中の場合、XOFF後に32バイトの データを送信します。 オシロスコープはXOFFを受信すると、XONを受信するまでデータを送信しません。 データ・ビット データ・ビットは、文字当たりに送受信されるビットで、その文字のバイナリ・コー ドを表わします。 情報は、オシロスコープにバイト単位で(一度に8ビットずつ)格納されます。データ は、格納した形式のままで送受信することができます。データの変換は不要です。 4-7 RS-232-Cを介したプログラミング ロックアウト・コマンド ロックアウト・コマンド フロントパネルのコントロールをロックするには、システム・コマンドLOCKを使用 します。ロックアウト機能をオンにすると、(電源スイッチを除く)すべてのコント ロールが完全にロックされます。ローカル制御に戻すには、コマンド:SYSTEM:LOCK OFFを送信します。 ローカル制御への復帰 電源を入れ直してもローカル制御に戻りますが、RS-232-Cステートがリセットされ ることになります。 4-8 5 プログラミングおよびマニュアルの規約 プログラミングおよびマニュアルの規約 本章には、測定器のプログラミングで使用する規約、およびオンライン『プログラ マーズ・リファレンス』と本書の残りの部分で使用する規約について記載されてい ます。本章では、コマンド・ツリーとコマンド・ツリーの移動についても詳しく説 明します。 5-2 プログラミングおよびマニュアルの規約 コマンド・セットの編成 コマンド・セットの編成 コマンド・セットは、共通コマンド、ルート・レベル・コマンド、サブシステム・ コマンド に分かれてい ます。各コマン ド・グループに 関する説明は、Microsoft Windowsオンライン・ヘルプ・ファイルとして提供される『プログラマーズ・リファ レンス』にあります。ヘルプ・ファイルのインストールと使用方法については、第7 章「プログラマーズ・リファレンスのインストール方法と使用方法」をご覧ください。 コマンドには大文字と小文字が使用されます。例えばAUToscaleは、全体のコマンド 名がAUTOSCALEであることを示します。転送速度を速めるため、オシロスコープ はショート形式AUTも受け入れます。各コマンド・リストには、コマンドの説明、引 数、コマンド構文が示されています。一部のコマンドにはプログラミング例も記載 してあります。 以下にサブシステムのリストを示します。 サブシステム 説明 ACQuire データを収集、格納するためのパラメータを設定します。 CALibrate 校正係数保護スイッチのステートを判断するためのユーティリティ・コマンド を提供します。 CHANnel 個別アナログ・チャネルまたはチャネル・グループに付随するすべての オシロスコープ機能を制御します。 Common IEEE 488.2規格で規定された、すべての測定器に共通のコマンドです。 DIGital 個別ディジタル・チャネルに付随するすべてのオシロスコープ機能を 制御します。 DISPlay 波形、格子線、テキストの画面表示および書き込み方法を制御します。 EXTernal 外部トリガ入力の入力特性を制御します。 FUNCtion メジャメント/ストレージ・モジュール内の機能を制御します。 HARDcopy ハードコピー・デバイスおよび書式オプションを選択する際の設定およびク ウェリ・コマンドを提供します。 MARKer X軸マーカ(X1およびX2カーソル)とY軸マーカ(Y1およびY2カーソル)を設定す る際の設定およびクウェリ・コマンドを提供します。 MEASure 実行する自動測定を選択し、時間マーカを制御します。 POD ディジタル・チャネル・グループに付随するすべてのオシロスコープ機能を制 御します。 Root オシロスコープの多くの基本機能を制御します。コマンド・ツリーの ルートに常駐しています。 SYStem オシロスコープの一部の基本機能を制御します。 TIMebase すべての横軸掃引機能を制御します。 TRIGger 各トリガ・タイプに対するトリガ・モードとパラメータを制御します。 WAVeform 波形データへのアクセスを提供します。 5-3 プログラミングおよびマニュアルの規約 コマンド・セットの編成 表5-1 アルファベット順コマンド・リファレンス コマンド コマンドが使用され るサブシステム ACTivity ACTivity CHANnel<n> ルート・レベル ADDRess AER TRIGger:IIC:PATTern ルート・レベル AUToscale BAUDrate BLANk BWLimit ルート・レベル TRIGger:CAN:SIGNal ルート・レベル CHANnel<n> BWLimit BYTeorder EXTernal WAVeform CDISplay CENTer CLEAr CLEAr CLOCk CLOCk CLOCk *CLS COMPlete CONNect COUNt COUNt COUNter COUPling COUPling Root FUNCtion DISPlay MEASure TRIGger:IIC:SOURce TRIGger:SPI TRIGger:SPI:SOURce 共通 ACQuire DISPlay TRIGger:SEQuence WAVeform MEASure CHANnel TRIGger:EDGE DATA DATA DATA DATA DATA DATA DATE DATE DEFine DEFinition DELay DELay DESTinatin DISPlay TRIGger:IIC:PATTern TRIGger:IIC:SOURce TRIGger:SPI:PATTERN TRIGger:SPI:SOURce WAVeform CALibrate SYSTem MEASure TRIGger:CAN:SIGNal MEASure TIMebase HARDcopy DEVice DIGitize HARDcopy ルート・レベル 5-4 コマンド コマンドが使用され るサブシステム コマンド コマンドが使用され るサブシステム DISPlay CHANnel<n> LABel DISPLay DISPlay DISPlay DISPlay DIGital FUNCtion POD LABList LESSthan LESSthan DISPlay TRIGger:DURation TRIGger:GLITch *DMC DMINus DPLus DSP DUTycycle DURation 共通 TRIGger:USB:SOURce TRIGger:USB:SOURce SYSTem MEASure TRIGger:GLITch LEVel LEVel LINE *LMC LOCK *LRN TRIGger:EDGE TRIGger:GLITch TRIGger:TV 共通 SYSTem 共通 EDGE EDGE *EMC ERASe ERRor *ESE *ESR FACTors FALLtime FFEed FIND FORMat FORMat FRAMe FRAMing FREQuency TRIGger TRIGger:SEQuence 共通 ルート・レベル SYSTem 共通 共通 HARDcopy MEASure HARDcopy TRIGger:SEQuence HARDcopy WAVeform TRIGger:SPI:SOURce TRIGger:SPI MEASure MERGe MODE MODE MODE MODE MODE ルート・レベル ACQuire MARKer TIMebase TRIGger TRIGger:TV NREJect NWIDth TRIGger MEASure *GMC GRAYscale GREaterthan GREaterthan HFReject HOLDoff *IDN IMPedance IMPedance INPut INVert LABel LABel LABel 共通 HARDcopy TRIGger:DURation TRIGger:GLITch TRIGger TRIGger 共通 CHANnel<n> EXTernal CHANnel<n> CHANnel<n> CALibrate CHANnel<n> DIGital OFFSet OFFSet *OPC OPEE OPER *OPT ORDer OVERshoot OVLenable OVLRegister CHANnel<n> FUNCtion 共通 ルート・レベル ルート・レベル 共通 DISPlay MEASure ルート・レベル ルート・レベル PATTern PATTern PATTern PATTern PERiod PERSistence PHASe *PMC PMODe POINts TRIGger TRIGger:DURation TRIGger:SEQuence TRIGger:SPI MEASure DISPlay MEASure 共通 CHANnel<n> ACQuire プログラミングおよびマニュアルの規約 コマンド・セットの編成 コマンド コマンドが使用され るサブシステム コマンド コマンドが使用され るサブシステム POINts POLarity POLarity POSition WAVeform TRIGger:TV TRIGger:GLITch DIGital SINGle SKEW SLOPe SLOPe ルート・レベル CHANnel<n>:PROBe TRIGger:EDGE TRIGger:SPI:CLOCk POSition POSition PREamble PREShoot TIMebase TIMebase:WINDow WAVeform MEASure SOUrce SOURce SOURce SOURce DISPlay FUNCtion MEASure TRIGger:CAN PRINt PROBe PROBe PROTection PROTection PWIDth ルート・レベル CHANnel<n> EXTernal CHANnel<n> EXTernal MEASure QUALifier QUALifier QUALifier TRIGger:DURation TRIGger:GLITch TRIGger:IIC:TRIGger RANGe RANGe RANGe RANGe RANGe RANGe RANGe *RCL REFerence REFerence REJect RESet RISetime *RST RUN CHANnel<n> EXTernal FUNCtion TIMebase TIMebase:WINDow TRIGger:DURAtion TRIGger:GLITch 共通 FUNCtion TIMebase TRIGger:EDGE TRIGger:SEQuence MEASure 共通 ルート・レベル SOURce SOURce SOURce SOURce SOURce SOURce SPAN SPEed SRATe *SRE STANdard STATus *STB STOP SWEep SWITch TRIGger:GLITch TRIGger:IIC TRIGger:SPI TRIGger:TV TRIGger:USB WAVeform FUNCtion TRIGger:USB ACQuire 共通 TRIGger:TV ルート・レベル 共通 ルート・レベル TRIGger CALibrate *SAV SCALe SCALe SCALe SCALe 共通 CHANnel<n> FUNCtion TIMebase TIMebase:WINDow TEDGe TER THReshold THReshold THReshold THReshold TIMer TIMeout *TRG TRIGger TRIGger TRIGger TRIGger *TST TVALue MEASure ルート・レベル CHANnel DIGital POD TRIGger TRIGger:SEQuence TRIGger:SPI:CLOCk 共通 TRIGger:CAN TRIGger:IIC TRIGger:SEQuence TRIGger:USB 共通 MEASure SCRatch SERial MEASure ルート・レベル TVMode TVOLt TRIGger:TV MEASure SETup SHOW SIGNal SYSTem MEASure TRIGger:CAN TYPE TYPE TYPE ACQuire WAVeform TRIGger:IIC:TRIGger コマンド コマンドが使用され るサブシステム UNITs UNITs UNSigned VAMPlitude VAVerage VBASe VECTors CHANnel<n> EXTernal WAVeform MEASure MEASure MEASure DISPlay VIEW VIEW FUNCtion ルート・レベル VIEW VMAX VMIN VPP VRMS VTIMe VTOP WAVeform MEASure MEASure MEASure MEASure MEASure MEASure *WAI WIDth WINDow 共通 TRIGger:SPI:PATTER N FUNCtion X1Position X1Y1source X2Position X2Y2source XDELta XINCrement XMAX XMIN XORigin XREFerence Y1Position X1Y1source Y2Position YDELta YINCrement YORigin YREFerence MARKer MARKer MARKer MARKer MARKer WAVeform MEASure MEASure WAVeform WAVeform MARKer MARKer MARKer MARKer WAVeform WAVeform WAVeform 5-5 プログラミングおよびマニュアルの規約 コマンド・ツリー コマンド・ツリー コマンド・ツリーには、すべてのコマンドおよびコマンド同士の関係が示されてい ます。IEEE 488.2共通コマンドは、コマンド・ツリーには記載されていません。これ は、共通コマンドがツリー内のパーサの位置に影響を与えないからです。プログラ ム・メッセージ・ターミネータ(<NL>、改行ASCII 10進数10)または先頭コロン(:)が 測定器に送信されると、パーサはコマンド・ツリーのルートにセットされます。 コマンドのタイプ 本測定器のコマンドは、以下の3つに分類されます。 • • • 共通コマンド ルート・レベル・コマンド サブシステム・コマンド 共通コマンド 共通コマンドは、IEEE 488.2で規定されたコマンドです。これらのコ マンドは、すべてのIEEE 488.2測定器に共通する機能の一部を制御します。 共通コマンドは、ツリーと独立しており、ツリー内のパーサの位置に影響しません。 ルート・レベル・コマンドはパーサをコマンド・ツリーのルートに戻す点で、共通 コマンドとは異なります。 例: *RST ルート・レベル・コマンド ルート・レベル・コマンドは、測定器の多くの基本機能 を制御します。コマンドは、コマンド・ツリーのルートに常駐しています。ルート・ レベル・コマンドは、プログラム・メッセージの始めで発生するか、前にコロンが あれば、常に構文解析可能です。 例: :AUTOSCALE 5-6 プログラミングおよびマニュアルの規約 コマンド・ツリー : (root) ACTivity AER AUToscale BLANk CDISplay DIGitize MERGe OPEE OPER OVLenable1 1 OVLRegister PRINt RUN SERial SINGle STATus STOP SYSTem: ACQuire: CALibrate: CHANnel<n>: DIGital<n>: DISPlay: EXTernal: DATE DSP ERRor LOCK SETup TIME COMPlete COUNt MODE POINts SRATe TYPE DATE LABel SWITch TEMPerature TIME BWLimit COUPling DISPlay IMPedance INVert LABel OFFSet PROBe PROBe:SKEW1 PROTection1 RANGe SCALe UNITs DISPlay LABel POSition THReshold CLEar DATA LABel LABList ORDer PERSistence SOURce VECtors BWLimit IMPedance PROBe PROTection1 RANGe UNITs 共通コマンド (IEEE 488.2) *CLS *DMC *EMC *ESE *ESR *GMC *IDN *LMC *LRN *OPC *OPT *PMC *RCL *RST *SAV *SRE *STB *TRG *TST *WAI FUNCtion: HARDcopy: MARKer: CENTer DISPlay OFFSet OPERation RANGe REFerence SCALe SOURce SPAN WINDow DESTination FACTors FFEed FORMat GRAYscale MODE X1Position X2Positon XDelta Y1Postion Y2Position YDELta X1Y1source X2Y2source TRIGger: MEASure: CLEar COUNter DEFine DELay DUTYcycle FALLtime FREQuency NWIDth OVERshoot PERiod PHASe PREShoot PWIDth RISetime SHOW HFReject HOLDoff MODE NREJect PATTern SWEep CAN: SIGNal: BAUDrate DEFinition SOURce TRIGger DURation: GREaterthan LESSthan PATTern QUALifier RANGe SEQuence: COUNt EDGE FIND PATTern RESet TIMer TRIGger SPI: CLOCk: SLOPe TIMeout FRAMing PATTern: DATA WIDth SOURce: CLOCk DATA FRAMe TV: LINE MODE POLarity SOURce STANdard 54622cmd.cdr SOURce TEDGe TVALue VAMPlitude VAVerage VBASe VMAX VMIN VPP VRMS VTIMe VTOP XMAX XMIN EDGE: COUPling LEVel REJect SLOPe SOURce POD: TIMebase: WAVeform: DISPlay THReshold MODE POSition RANGe REFerence SCALe WINDow: POSition RANGe SCALe BYTeorder COUNt DATA FORMat POINts PREamble SOURce TYPE UNSigned VIEW XINCrement XORigin XREFerence YINCrement YORigin YREFerence GLITch: GREaterthan LESSthan LEVel POLarity QUALifier RANGe SOURce IIC: TRIGger: QUALifier TYPE SOURce: CLOCk DATA PATTern: ADDRess DATA USB: SOURce: DMINus DPLus SPEed TRIGger 1.これらのコマンドは、Agilent 54640シリーズにのみ適用できます。 注記:ミックスド・シグナル・オシロスコープに固有のコマンドもあります。 詳細については、オンライン『プログラマーズ・リファレンス』をご覧ください。 5-7 プログラミングおよびマニュアルの規約 コマンド・ツリー サブシステム・コマンド TIMEBASEコマンドなどのサブシステム・コマンドは、コマンド・ツリーの共通ノー ドの下にひとまとめになっています。所定の時間に選択できるサブシステムは1つだ けです。測定器を最初にオンにしたときには、コマンド・パーサがコマンド・ツリー のルートにセットされるので、サブシステムは選択されていません。 ツリー移動規則 コマンド・ヘッダは、コマンド・ツリーを下に移動することにより作成されます。コ マンド・ツリーからの法定コマンド・ヘッダは:CHANNEL1:RANGEです。これは、 複合ヘッダと呼ばれます。複合ヘッダは、コロンで区切られた2個以上のニーモニッ クから成ります。作成されたニーモニックにはスペースは含まれません。ツリーの 移動には、以下の規則が適用されます。 • 先頭コロンや<プログラム・メッセージ・ターミネータ>(<NL>または最後のバイ トがEOI真)は、パーサをコマンド・ツリーのルートに配置します。先頭コロンと は、プログラム・ヘッダの最初の文字であるコロンです。 • サブシステム・コマンドを実行すると、先頭コロンまたは<プログラム・メッセー ジ・ターミネータ>が見つかるまで、そのサブシステムに留まります。コマンド・ ツリーでは、複合ヘッダの最後のニーモニックが基準点として使用されます (RANGEなど)。次に、最後のニーモニックの上にある最後のコロンを見つけます (CHANNEL<n>)。これが、パーサが常駐するポイントです。このポイントの下に あるコマンドを現在のプログラム・メッセージで送信する場合、その上のニーモ ニックを送信する必要はありません(OFFSETなど)。 例 例のOUTPUT文は、HPBASIC 6.3を使って記述しています。問い合わせた文字列はバ ス上に送られ、キャリッジ・リターンと改行(CRLF)が続きます。 例1: OUTPUT 707;":CHANNEL1:RANGE 0.5 ;OFFSET 0" CHANNEL1:RANGEは複合コマンドであるため、CHANNEL1とRANGEの間にコロン が必要です。RANGEコマンドとOFFSETコマンドの間のセミコロンは、必須のプロ グラム・メッセージ単位セパレータです。CHANNEL1:RANGEコマンドがパーサを ツリーのCHANNEL1ノードにセットするので、OFFSETコマンドの前にCHANNEL1 は不要です。 5-8 プログラミングおよびマニュアルの規約 コマンド・ツリー 例2: OUTPUT 707;":TIMEBASE:REFERENCE CENTER ; DELAY 0.00001" または OUTPUT 707;":TIMEBASE:REFERENCE CENTER" OUTPUT 707;":TIMEBASE:DELAY 0.00001" または OUTPUT 707;":TIMEBASE:REFERENCE CENTER; :TIMEBASE:DELAY 0.00001" 例2の最初の行で、複合コマンドのDELAYコマンドにはサブシステム・セレクタが暗 黙のうちに含まれています。プログラム・メッセージ・ターミネータによってパー サがコマンド・ツリーのルートに返されるため、DELAYコマンドは、REFERENCE コマンドと同じプログラム・メッセージになければなりません。 例3: OUTPUT 707;":TIMEBASE:REFERENCE CENTER; :CHANNEL1:OFFSET ’0’" パーサは、CHANNEL1の前の先頭コロンによってコマンド・ツリーのルートに返さ れるので、CHANNEL1:OFFSETコマンドを検出することができます。 5-9 プログラミングおよびマニュアルの規約 旧コマンドおよび廃止コマンド 旧コマンドおよび廃止コマンド コア・コマンド コア・コマンドは、本オシロスコープおよび今後のAgilent 54600シリーズ・オシロス コープで基本オシロスコープ機能を提供するコマンドの共通セットです。コア・コ マンドが将来変更される可能性はありません。プログラムをコア・コマンドに限定 すれば、適切なプログラミング方法を採用している限り、プログラムは今後提供さ れる製品でも動作します。 非コア・コマンド 非コア・コマンドは、特定の機能を提供する、一部のオシロスコープ・モデルにだ け存在するコマンドです。非コア・コマンドは、将来、変更されたり削除される可 能性があります。54620/40シリーズは複雑なコマンド構造を持っているため、今後の 変更は避けられません。Agilentでは、機能の豊富な高度なトリガ機能セットなどの コマンド・サブシステムの拡大を予定しています。 5-10 プログラミングおよびマニュアルの規約 旧コマンドおよび廃止コマンド 旧コマンド 旧コマンドは、既存のシステムやプログラムに対するカスタマのリワークを少なく するために提供されている、旧い形式のコマンドです。通常、これらのコマンドは、 コアや非コア・コマンドの一部にマップされていますが、新しいコマンドと動作が 全く同じわけではありません。今後の製品でも旧コマンドが機能するかは保証され ません。新しいシステムやプログラムでは、コア(および非コア)コマンドを使用する ことをお勧めします。 旧コマンド 旧コマンド 現在の等価コマンド ANALog<n>:BWLimit CHANnel<n>:BWLimit ANALog<n>:COUPling CHANnel<n>:COUPling ANALog<n>:INVert CHANnel<n>:INVert ANALog<n>:LABel CHANnel<n>:LABel ANALog<n>:OFFSet CHANnel<n>:OFFSet ANALog<n>:PROBe CHANnel<n>:PROBe ANALog<n>:PMODe なし ANALog<n>:RANGe CHANnel<n>:RANGe CHANnel:ACTivity ACTivity CHANnel:LABel CHANnel<n>:LABelまたは DIGital<n>:LABel CHANnel:THReshold POD:THResholdまたは DIGital<n>:THReshold CHANnel2:SKEW CHANnel<n>:PROBe:SKEW CHANnel<n>:INPut CHANnel<n>:IMPedance CHANnel<n>:PMODe なし DISPlay:CONNect DISPlay:VECTors DISPlay:ORDer なし ERASe CDISplay EXTernal:INPut EXTernal:IMPedance EXTernal:PMODe なし FUNCtion1, FUNCtion2 FUNCtionサブシステム 動作の違い アナログ・チャネルにはCHANnel<n>: LABelを、ディジタル・チャネルには DIGital<n>:LABelを使用します。 ADDは含みません。 5-11 プログラミングおよびマニュアルの規約 旧コマンドおよび廃止コマンド FUNCtion:VIEW FUNCtion:DISPlay HARDcopy:DEVice HARDcopy:FORMat MEASure:SCRatch MEASure:CLEar MEASure:TDELta MARKer:TDELta MEASure:TMAX MEASure:XMAX MEASure:TMIN MEASure:XMIN MEASure:TSTArt MARKer:X1Position MEASure:TSTOp MARKer:X2Position MEASure:TVOLt MEASure:TVALue MEASure:VDELta MARKer:VDELta MEASure:VSTArt MARKer:Y1Position MEASure:VSTOp MARKer:Y2Position TIMebase:DELay TIMebase:POSitionまたは TIMebase:WINDow:POSition TRIGger:THReshold POD:THREsholdまたは DIGital<n>:THREshold TRIGger:TV:TVMode TRIGger:TV:MODE 5-12 PLOTter、THINkjet はサポートされま せん。TIF、BMP、CSV、SEIkoが追加 されています。 TVALueは、db、Vsなどの値も測定し ます。 TIMebase:POSitionは、メイン・タイム ベースの位置値、TIMebase:WINDow: POSitionは遅延タイムベース・ウィン ドウの位置値です。 プログラミングおよびマニュアルの規約 旧コマンドおよび廃止コマンド 廃止コマンド 廃止コマンドは、以前のオシロスコープで使用されていた、54620/40シリーズ・オシ ロスコープではサポートしていないコマンドです。以下のリストに、廃止コマンド と、一番近い使用可能な等価コマンドを示します。 廃止コマンド 廃止コマンド 現在の等価コマンド ASTore DISPlay:PERSistence INFinite CHANnel:MATH FUNCtion:OPERation DISPlay:INVerse なし DISPlay:COLumn なし DISPlay:GRID なし DISPLay:LINE なし DISPlay:PIXel なし DISPlay:POSition なし DISPlay:ROW なし DISPlay:TEXT なし FUNCtion:MOVE なし FUNCtion:PEAKs なし HARDcopy:ADDRess なし パラレル・プリンタ・ポートのみをサ ポートします。GPIBプリントはサポー トしません。 MASK なし 全コマンドが廃止されました。 機能は使用できません。 MEASure:THResholds なし SYSTem:KEY なし TEST:ALL *TST TRACEサブシステム なし TRIGger:ADVancedサブシステム コメント ADDは含みません。 全コマンドが廃止されました。 機能は使用できません。 新しいGLITch、PATTernまたはTVトリ ガ・モードを使用します。 TRIGger:TV:FIELd TRIGger:TV:MODE TRIGger:TV:TVHFrej なし TRIGger:TV:VIR なし VAUToscale なし 5-13 プログラミングおよびマニュアルの規約 旧コマンドおよび廃止コマンド 廃止パラメータ 以前のオシロスコープの一部のクウェリでは、OFFとONのコントロール設定値が返 りました。54620/40シリーズ・オシロスコープでは、列挙値0(オフの場合)と1(オンの 場合)だけが返ります。 5-14 プログラミングおよびマニュアルの規約 切り捨て規則 切り捨て規則 以下に、ヘッダと英字引数で用いられるニーモニックの切り捨て規則を示します。 ニーモニックは、以下の場合を除き、キーワードの最初の4文字です。 4文字めが母音の場合、ニーモニックはキーワードの最初の3文字となります。 この規則は、キーワードの長さがちょうど4文字の場合には用いられません。 以下の表に、各種コマンドに対する切り捨て規則の適用例を示します。 表5-2 ニーモニックの切り捨て ロング形式 ショート形式 RANGE RANG PATTERN PATT TIMEBASE TIM DELAY DEL TYPE TYPE 5-15 プログラミングおよびマニュアルの規約 無限表記 無限表記 無限表記は9.9E+37です。測定が実行できなかった場合にも、この値が返ります。 シーケンシャル・コマンドとオーバラップ・コマンド IEEE 488.2では、シーケンシャル・コマンドとオーバラップ・コマンドが区別されて います。シーケンシャル・コマンドは、次のコマンドが実行される前にタスクを終 了します。オーバラップ・コマンドは、同時に動作します。オーバラップ・コマン ドに続くコマンドは、オーバラップ・コマンドが完了しないうちに開始できます。す べてのコマンドは、シーケンシャルです。 応答の生成 クウェリ応答は、IEEE 488.2の規定に従って以下の場合にバッファに格納されます。 • • 測定器がクウェリを構文解析しているとき 応答を読み取るために、コントローラが測定器をトークにアドレス指定している とき クウェリに対する応答は、クウェリが構文解析されるとバッファに入ります。 5-16 プログラミングおよびマニュアルの規約 表記規約および定義 表記規約および定義 本書およびオンライン『プログラマーズ・リファレンス』では、リモート操作の説 明の際に、以下の規約および定義を使用しています。 規約 < > かぎかっこで、プログラム・コード・パラメータまたはインタフェース・コマンド を表わすワードや文字を囲みます。 ::= 右辺のように定義したことを示します。例えば<A> ::= <B>は、<A>を含む任意の文 で、<A>を<B>に置き換え可能であることを示します。 | 「または」を表わします。リストから1つのエレメントを選択します。例えば<A> | <B> は、<A>と<B>のどちらかであることを示します。 ... 省略(連続するドット)は、先のエレメントを1回以上繰り返すことを示します。 [ ] 角かっこは、かっこ内の項目がオプションであることを示します。 { } 中かっこ内に複数のアイテムがある場合、エレメントを1つだけ選択する必要があり ます。 定義 d ::= 1個のASCII数値文字、0~9 n ::= ゼロ以外の1個のASCII数値文字、1~9 <NL> ::= 改行復帰または改行(ASCII 10進数10) <sp> ::= <空白> < 空白 >::= 改行(10進数10)を除く0~32(10進数)。公称値は32(スペース文字) 5-17 プログラム例 オンライン『プログラマーズ・リファレンス』のコマンドに対するBASICプログラ ム例は、HPBASIC 6.3プログラミング言語を使って記述されています。プログラムで は、オシロスコープのアドレスを7、インタフェースのアドレスを7、プログラム・ アドレスを707としています。プリンタを使用する場合には、アドレスを701として います。 これらの例では、コマンドやクウェリの送信のしかたに特に注意してください。コ マンドやクウェリに応答するよう測定器を設定する場合、コマンドやクウェリをど のように送信したかは問題になりません。すなわち、コマンドやクウェリの送信に は、ロング形式とショート形式(コマンドにショート形式がある場合)のどちらも使用 できます。送信するコマンドやクウェリの文字は、大文字でも小文字でもかまいま せん。またデータの送信には、さまざまな形式を使用できます。例えば100msのタイ ムベース・レンジ値を送信する場合、10進数(.1)、指数(1e-1または1.0E-1)、サフィッ クス(100msまたは100MS)が使用できます。 例えば掃引速度を100msに設定するには、以下のコマンドのいずれかを送信します。 • 10進フォーマットを使ったロング形式のコマンド • OUTPUT 707;":CHANNEL1:RANGE .1" 指数フォーマットを使ったショート形式のコマンド • OUTPUT 707;":CHAN1:RANG 1E-1" 小文字、ショート形式、サフィックスを使ったコマンド OUTPUT 707;":chan1:rang 100 mV" コロンの使用はオプションです これらの例で、コマンドの最初にあるコロンはオプションです。RANGEと引数の 間のスペースは必須です。 5-18 6 ステータス・レポート ステータス・レポート 図6-1は、オシロスコープのステータス・レポート構造の概要を示したものです。ス テータス・レポート構造は、オシロスコープ内の指定イベントのモニタを可能にし ます。これらのイベントに対するモニタおよびレポート機能を使えば、動作のステー タス、測定データの可用性や信頼性などが判断できます。 • イベントをモニタするには、まずイベントをクリアしてから、イベントをイネー ブルにします。測定器を初期化すると、すべてのイベントがクリアされます。 • 外部コントローラに対してサービス要求 (SRQ) 割り込みを生成するには、ステー タス・バイト・レジスタの1ビット以上をイネーブルにします。 ステータス・バイト・レジスタ、標準イベント・ステータス・レジスタ・グループ、 および出力待ち行列は、IEEE 488.2-1987でStandard Status Data Structure Modelとして 規定されています。 IEEE 488.2は、ステータス・レポートのデータ構造、コマンド、共通ビット定義を規 定しています。測定器が定義する構造およびビットもあります。 ステータス・バイトのビットは、それらの背後に存在するデータ構造のサマリ・ビッ トとして動作します。待ち行列の場合、待ち行列が空でなければ、サマリ・ビット がセットされます。レジスタの場合、イベント・レジスタにイネーブル・ビットが セットされていれば、サマリ・ビットがセットされます。イベントは、対応するイ ベント・イネーブル・レジスタによってイネーブルになります。イベント・レジス タで捕捉されたイベントは、レジスタを読み取るか、クリアするまでセットされた ままです。レジスタは付随するコマンドで読み取ります。*CLSコマンドは、全イベ ント・レジスタと、出力待ち行列以外の全待ち行列をクリアします。*CLSをプログ ラム・メッセージ・ターミネータの直後に送信すると、出力待ち行列もクリアされ ます。 6-2 ステータス・レポート 図6-1 過負荷 イベント・ レジスタ トリガ・ イベント・ レジスタ 過負荷 イベント・ イネーブル・ レジスタ (マスク) アーム・ イベント・ レジスタ 動作 ステータス・ レジスタ RUNビット 動作 ステータス・ イネーブル・ レジスタ 出力 待ち行列 (マスク) エラー 待ち行列 標準 イベント・ ステータス・ レジスタ 標準 イベント・ ステータス・ イネーブル・ レジスタ ステータス・ バイト・ レジスタ サービス・ リクエスト・ イネーブル・ レジスタ サービス 要求生成 コントローラへの サービス要求(SRQ) 割り込み メッセージ 待ち行列 ステータス・レポートの概要プロック図 ステータス・レポート構造は、図6-1のレジスタから成ります。 6-3 ステータス・レポート 表6-1に、ステータス・レポート・データ構造のビットのビット定義を示します。 表6-1 ステータス・レポートのビット定義 ビット 説明 通報の内容 PON Power On(パワーオン) 電源をオンにした URQ User Request (ユーザ・リクエスト) フロントパネル・キーを押したかどうか CME Command Error (コマンド・エラー ) パーサがエラーを検出したかどうか EXE Execution Error (実行エラー ) パラメータが範囲外か、現在の設定と矛盾するか どうか DDE Device Dependent Error (デバイス依存エラー ) デバイスに依存した理由で動作を完了できなかっ たのかどうか QYE Query Error (クウェリ・エラー ) クウェリのプロトコルに違反している場合 RQL Request Control (リクエスト・コントロール) デバイスがコントロールを要求しているかどうか OPC Operation Complete (動作完了) デバイスが中断した操作をすべて完了しているか どうか OPER Operation Status Register (動作ステータス・レジスタ) 動作ステータス・レジスタにイネーブル条件が発 生している場合 RQS Request Service (リクエスト・サービス) デバイスがサービスを要求している MSS Master Summary Status デバイスにサービスを要求する理由があるかどうか (マスタ・サマリ・ステータス) ESB Event Status Bit(イベント・ ステータス・ビット) 標準イベント・ステータス・レジスタにイネーブ ル条件が発生している場合 MAV Message Available (メッセージ入手可能) 出力待ち行列に応答がある場合 MSG Message(メッセージ) アドバイスが表示されている TRG Trigger(トリガ) トリガが受信されているかどうか WAIT TRIG Wait for Trigger (トリガ待ち) 測定器がアームされ、トリガに対する準備が整っ ている OVLR Overload Event Register (過負荷イベント・レジスタ) 50Ω入力で過負荷が検知された場合 RUN Instrument running (測定器が動作中) 測定器を停止していない 6-4 ステータス・レポート ステータス・レポートのデータ構造 ステータス・レポートのデータ構造 図6-2に、本章で触れるステータス・レポートの2つの異なるデータ構造と、2つのデー タ構造の相互作用を示します。標準イベント・ステータス・レジスタのビットがサ マリ・ビットを生成できるようにするには、ビットをイネーブルにする必要があり ます。これらのビットをイネーブルにするには、*ESE共通コマンドを使って標準イ ベント・ステータス・イネーブル・レジスタの対応するビットをセットします。 外部コントローラに対してサービス要求(SRQ)割り込みを生成するには、ステータ ス・バイト・レジスタの少なくとも1ビットがイネーブルでなければなりません。こ れらのビットをイネーブルにするには、*SRE共通コマンドを使ってサービス・リク エスト・イネーブル・レジスタの対応するビットをセットします。このイネーブル になったビットによって、次にステータス・バイト・レジスタのRQSとMSS(ビット 6)がセット可能になります。 6-5 ステータス・レポート ステータス・レポートのデータ構造 図6-2 標準イベント・ステータス・レジスタ Standard Event Status Register *ESR?で読み取り Read by *ESR? 7 & & & 論理OR OR Logical & & & & & 7 6 5 4 3 2 1 0 6 パワーオン Power On User Request ユーザ・リクエスト 5 コマンド・エラー Command Error 4 実行エラー Execution Error 3 デバイス依存エラー Device Dependent Error 2 クウェリ・エラー Query Error 1 トリガ Trigger 0 動作完了 Operation Complete 0 標準イベント・ステータス・ Standard Event Status Enable Register イネーブル・レジスタ Set by *ESE *ESEでセット Read by *ESE? *ESE?で読み取り サービス Service Request 要求生成 Generation 待ち行列が空でない Queue Not Empty 0 0 0 0 6 ESB MAV 3 2 1 0 シリアル・ポールによる読み取り Read by Serial Poll RQS 7 出力待ち行列 Output Queue MSS Status Byte Register ステータス・バイト・レジスタ *STB?による読み取り Read by *STB? & & 論理OR OR Logical & & & & & 7 X 5 4 ステータス・レポートのデータ構造 6-6 3 2 1 0 サービス・リクエスト・ イネーブル・レジスタ Service Request Enable Register *SREでセット Set by *SRE *SRE?で読み取り Read by *SRE? 642status0.cdr ステータス・レポート ステータス・レポートのデータ構造 図6-2(続き) Ext Trig 7 6 5 4 + 動作 Operation ステータス・ Status レジスタ Register Chan4 Chan3 Chan2 Chan1 3 2 14 13 12 11 9 8 7 OVL OVL? Overload Event* 過負荷イベント・ Enable Register イネーブル・ レジスタ* 0 オシロスコープが Run bit set if 停止していない場合 scope not stopped Runビットをセット Wait Trig 10 過負荷イベント・ Overload Event* レジスタ* Register Arm Reg AER? OVLR* 15 1 OVLR? 6 5 OPER? Run 4 3 2 1 0 動作 Operation ステータス・ Status Enable イネーブル・ Register レジスタ OPEE OPEE? + PON URQ CME 7 6 5 EXE 4 DDE QYE RQL OPC 3 2 1 0 *ESR? 標準イベント・ Standard Event Status Register ステータス・レジスタ Standard Event *ESE 標準イベント・ステータス・ Status Enable Register *ESE? イネーブル・レジスタ + 出力待ち Output 行列 Queue RQS OPER MSG 7 ESB MAV 5 4 6 3 2 1 TRG Reg TER? Trigger Event トリガ・イベント・ Register レジスタ TRG *STB? ステータス・バイト・ Status Byte レジスタ Register *SRE *SRE? サービス・リクエスト Service Request イネーブル・レジスタ Enable Register 0 + * Overload register on 54640-series only *過負荷レジスタがあるのは54640シリーズだけです。 SRQ 642status.cdr ステータス・レポートのデータ構造 6-7 ステータス・レポート ステータス・バイト・レジスタ(SBR) ステータス・バイト・レジスタ(SBR) ステータス・バイト・レジスタは、ステータス・レポート構造のサマリレベル・レ ジスタです。ステータス・バイト・レジスタには、他のステータス・レジスタや待 ち行列のアクティビティをモニタするサマリ・ビットが含まれています。ステータ ス・バイト・レジスタは、ライブ・レジスタです。すなわち、そのサマリ・ビット は、他のイベント・レジスタや待ち行列からのサマリ・ビットの有無によって、セッ トされたりクリアされます。 ステータス・バイト・レジスタとサービス・リクエスト・イネーブル・レジスタを 使ってビット6(RQS/MSS)をセットし、SRQを生成する場合、セット前に1つ以上のサ マリ・ビットをイネーブルにする必要があります。また、それ以外のステータス・ レジスタの特定イベント・ビットをイネーブルにして、サマリ・ビットを生成する 必要があります。このサマリ・ビットによって、ステータス・バイト・レジスタの 関連サマリ・ビットがセットされます。 ステータス・バイト・レジスタは、*STB?共通コマンドまたはGPIBシリアル・ポー ル・コマンドを使って読み取ることができます。どちらのコマンドも、レジスタの 全セット・ビットの10進重み付け合計を返します。2つの方法の違いとして、シリア ル・ポール・コマンドはビット6をRQS(Request Service)ビットとして読み取ります。 シリアル・ポール・コマンドはビットをクリアするので、SRQ割り込みがクリアさ れます。*STB?コマンドは、ビット6をMSS(Master Summary Status)として読み取りま す。*STB?コマンドはビットをクリアしないので、SRQ割り込みに影響を与えませ ん。戻り値は、現在セットされている全ビットの総ビット重みです。 ビット6を使用する際の注意点として、ビット6は、シリアル・ポールを実行できな いコンピュータも含め、すべてのコンピュータ・インタフェースをカバーするよう 規定されています。外部コンピュータに対してSRQ割り込みを使用すると、シリア ル・ポール・コマンドがビット6をクリアします。ビット6がクリアされるので、オ シロスコープは、別のイネーブル・イベントが発生したときに新たなSRQ割り込み を生成できます。 *STB?クウェリでもシリアル・ポールでも、ステータス・バイト・レジスタのMessage Availableビット(ビット4)以外のビットはクリアされません。出力待ち行列に他の メッセージがない場合、*STB?コマンドへの応答を読み取った結果として、ビット 4(MAV)がクリアできます。 ビット4(重み = 16)とビット5(重み = 32)をセットすると、プログラムは2つの重みの 合計をプリントします。これらのビットはSRQの生成がイネーブルになっていない ので、ビット6(重み = 64)はセットされません。 6-8 ステータス・レポート ステータス・バイト・レジスタ(SBR) 例 以下の例では、*STB?クウェリを使ってオシロスコープのステータス・バイト・レジ スタの内容を読み取ります。 10 20 30 40 OUTPUT 707;"*STB?" ENTER 707;Result PRINT Result End !ステータス・バイト・レジスタのクウェリ !結果を数値変数に格納 !結果のプリント 次のプログラムは、112をプリントし、ステータス・バイト・レジスタのビット6(RQS) をクリアします。この例と前の例の10進値の差は、ビット6(重み = 64)の値に相当し ます。ビット6は、最初のイネーブル・サマリ・ビットがセットされるとセットされ、 ステータス・バイト・レジスタがシリアル・ポール・コマンドによって読み取られ るとクリアされます。 例 以下の例では、HP BASICシリアル・ポール(SPOLL)コマンド(GPIBのみ)を使って、 オシロスコープのステータス・バイト・レジスタの内容を読み取ります。 10 20 30 Result = SPOLL(707) PRINT Result END シリアル・ポーリングを使用したステータス・バイト・レジスタの読み取り ステータス・バイト・レジスタの内容を読み取るには、シリアル・ポーリングが適 しています。シリアル・ポーリングは、ビット6をリセットするので、次にイネー ブル・イベントが発生したときに新しいSRQ割り込みを生成できるからです。 6-9 ステータス・レポート サービス・リクエスト・イネーブル・レジスタ(SRER) サービス・リクエスト・イネーブル・レジスタ(SRER) サービス・リクエスト・イネーブル・レジスタのビットをセットすると、ステータ ス・バイト・レジスタの対応するビットがイネーブルになります。次にこれらのイ ネーブル・ビットによって、ステータス・バイト・レジスタのRQSとMSS(ビット6) がセットされます。 ビットは*SREコマンドを使ってサービス・リクエスト・イネーブル・レジスタにセッ トし、セットしたビットは*SRE?クウェリで読み取ります。 図6-2を参照してください。 例 以下の例では、サービス・リクエスト・イネーブル・レジスタのビット4(MAV)と ビット5(ESB)をセットします。 OUTPUT 707;"*SRE 48" この例では、パラメータ48を使ってオシロスコープをイネーブルにし、以下の条件 でSRQ割り込みを生成します。 • • 出力待ち行列に1バイト以上存在するため、ビット4(MAV)がセットされている 標準イベント・ステータス・レジスタのイネーブル・イベントによって、ビット 5(ESB)をセットするサマリ・ビットが生成された トリガ・イベント・レジスタ(TRG) このレジスタは、トリガ・イベントが発生すると、ステータス・バイトのTRGビッ トをセットします。 TRGイベント・レジスタは、レジスタを読み取るか、*CLSコマンドを使ってクリア するまでセットされたままになります。アプリケーションで複数のトリガを検出す る必要がある場合、トリガを検出するごとにTRGイベント・レジスタをクリアしな ければなりません。 サービス・リクエストを使ってプログラムやコントローラの動作を中断する場合、ト リガ・ビットがセットされるたびにイベント・レジスタをクリアする必要があります。 6-10 ステータス・レポート 標準イベント・ステータス・レジスタ(SESR) 標準イベント・ステータス・レジスタ(SESR) 標準イベント・ステータス・レジスタ(SESR)は、オシロスコープの以下のステータ ス・イベントをモニタします。 • • • • • • • • PON - パワーオン URQ - ユーザ・リクエスト CME - コマンド・エラー EXE - 実行エラー DDE - デバイス依存エラー QYE - クウェリ・エラー RQC - リクエスト・コントロール OPC - 動作完了 これらのイベントの1つが発生すると、イベントはレジスタの対応ビットをセットし ます。標準イベント・ステータス・イネーブル・レジスタのビットがイネーブルの 場合、このレジスタにセットされたビットがサマリ・ビットを生成し、ステータス・ バイト・レジスタのビット5(ESB)をセットします。 標準イベント・ステータス・レジスタの内容を読み取り、レジスタをクリアするに は、*ESR?クウェリを送信します。戻り値は、現在セットされている全ビットの総 ビット重みです。 例 以下の例では、*ESRクウェリを使って標準イベント・ステータス・レジスタの内容 を読み取ります。 10 20 30 40 OUTPUT 707;"*ESR?" ENTER 707;Result PRINT Result End !結果を数値変数に格納 !結果のプリント ビット4(重み = 16)とビット5(重み = 32)がセットされると、プログラムは2つの重み の合計をプリントします。 6-11 ステータス・レポート 標準イベント・ステータス・イネーブル・レジスタ(SESER) 標準イベント・ステータス・イネーブル・レジスタ(SESER) 標準イベント・ステータス・レジスタ(SESR)のビットによってサマリ・ビットを生 成するには、まずそのビットをイネーブルにする必要があります。ビットをイネー ブルにするには、*ESE(Event Status Enable)共通コマンドを使って標準イベント・ス テータス・イネーブル・レジスタ(SESER)の対応するビットをセットします。 セットされたビットは*ESE?クウェリで読み取ります。 例 アプリケーションで、エラーが発生するたびに割り込みが必要であると仮定します。 標準イベント・ステータス・レジスタのエラー関連ビットはビット2~5です。これ らのビットの10進数重み値合計は60です。したがって、以下を送信することにより、 これらのビットをイネーブルにして、サマリ・ビットを生成できます。 OUTPUT 707;"*ESE 60" エラーが発生すると、エラーによって標準イベント・ステータス・レジスタのこれ らのビットの1つがセットされます。ビットはすべてイネーブルであるため、ステー タス・バイト・レジスタのビット5(ESB)をセットするサマリ・ビットが生成されます。 ステータス・バイト・レジスタのビット5(ESB)を(*SREコマンドを介して)イネーブ ルにした場合、SRQサービス要求割り込みが外部コンピュータに送信されます。 標準イベント・ステータス・レジスタのイネーブルになっていないビットは、応 答しますが、サマリ・ビットを生成しません。 標準イベント・ステータス・レジスタのイネーブルになっていないビットも、対応 する条件に応答します(すなわち、対応するイベントが発生した場合にセットされ ます)。ただし、イネーブルになっていないので、ステータス・バイト・レジスタ に対するサマリ・ビットは生成しません。 6-12 ステータス・レポート 動作ステータス・レジスタ(OPR) 動作ステータス・レジスタ(OPR) このレジスタは、RUNビット(ビット3)、WAIT TRIGビット(ビット5)、OVLRビット (ビット11)を処理します。 • • RUNビットは、測定器が停止していないときには常にセットされます。 • OVLRビットは、50Ω入力過負荷が発生しているときには常にセットされます(54640 シリーズのみ)。 • これらのビットのどれかがセットされている場合、ステータス・バイト・レジス タのOPERビット(ビット7)がセットされます。動作ステータス・レジスタの読み 取りとクリアには、OPER?クウェリを使用します。レジスタ出力のイネーブルと ディスエーブルには、OPEEコマンドで供給されるマスク値を使用します。 WAIT TRIGビットはトリガ・アーム・イベント・レジスタによってセットされま す。トリガがアームされていることを示します。 アーム・イベント・レジスタ(ARM) このレジスタは、測定器がアームされたときに、動作ステータス・レジスタのビッ ト5(Wait Trigビット)とステータス・バイト・レジスタのOPERビット(ビット7)をセッ トします。 ARMイベント・レジスタは、AER?クウェリでレジスタを読み取るか、*CLSコマン ドを使用してレジスタをクリアするまで、セットされたままになります。アプリケー ションで複数のトリガを検出する必要がある場合、トリガを検出するごとにARMイ ベント・レジスタをクリアしなければなりません。 トリガ・ビットがセットされているときに、サービス・リクエストを使ってプログ ラムやコントローラの動作を中断する場合、イベント・レジスタがセットされるた びにレジスタをクリアする必要があります。 6-13 ステータス・レポート エラー待ち行列 エラー待ち行列 エラーが検出されると、エラーはエラー待ち行列に格納されます。エラー待ち行列 は、先入れ、先出しです。エラー待ち行列がオーバフローすると、待ち行列内の最 後のエラーがエラー -350、"Queue overflow"に代わります。待ち行列がオーバフロー するたびに、古いエラーが待ち行列に残り、最新のエラーが破棄されます。オシロ スコープのエラー待ち行列の長さは30(エラー・メッセージ用に29、"Queue overflow" メッセージ用に1つ)です。 エラー待ち行列はSYSTEM:ERROR?クウェリで読み取ります。このクウェリを実行 すると、待ち行列の先頭から一番古いエラーを読み取り、除去します。これにより、 待ち行列の最後に新しいエラーのための場所ができます。待ち行列から全部のエ ラーを読み取ると、後続のエラー・クウェリは0、"No error"を返します。 エラー待ち行列は、以下の場合にクリアされます。 • • • 測定器の電源を入れたとき 測定器が*CLS共通コマンドを受信したとき、または エラー待ち行列から最後のアイテムが読み取られたとき 6-14 ステータス・レポート 出力待ち行列 出力待ち行列 出力待ち行列は、特定の測定器コマンドやクウェリによって生成されたオシロス コープからコントローラへの応答を格納します。出力待ち行列は、出力待ち行列に1 つ以上のバイトが含まれると、Message Availableサマリ・ビットを生成します。この サマリ・ビットは、ステータス・バイト・レジスタのMAVビット(ビット4)をセット します。 出力待ち行列は、HP BasicのENTER文で読み取ります。 メッセージ待ち行列 メッセージ待ち行列は、オシロスコープ画面のアドバイス・ラインに書き込まれた 最後のメッセージのテキストを格納します。オシロスコープのメッセージ待ち行列 の長さは1です。待ち行列は、SYSTEM:DSP?クウェリで読み取ります。SYSTem:DSP コマンドで送信されたメッセージは、ステータス・バイト・レジスタのMSGステー タス・ビットをセットしません。 レジスタと待ち行列のクリア *CLS共通コマンドは、出力待ち行列を除くすべてのイベント・レジスタと待ち行列 をクリアします。*CLSをプログラム・メッセージ・ターミネータの直後に送信する と、出力待ち行列もクリアされます。 6-15 ステータス・レポート レジスタと待ち行列のクリア 図6-3 ステータス・レポートを 実行したいか ? 測定器をリセットし、 ステータス・レジスタを クリアする。 OUTPUT 707;"*RST" OUTPUT 707;"*CLS" コントローラに サービス要求(SRQ) 割り込みを送信 したいか? コントローラに サービス要求(SRQ) 割り込みを送信 したいか? *ESE共通コマンドで、ステータス・バ イト・レジスタに対するサマリ・ビッ トの生成に使用したいビットをイネー ブルにする。 *ESE共通コマンドで、RQS/MSSビットを 生成したいビットをイネーブルにし、ス テータス・バイト・レジスタのビット6を セットし、SRQをコンピュータに送信す る。標準イベント・ステータス・レジスタ でイベントをモニタする場合、*SREコマ ンドでESBもイネーブルにする。 以下を使って標準イベント・ ステータス・レジスタを読み 取る。 OUTPUT 707;"*ESR?" ENTER 707;<変数> モニタしたい測定器機能をアクティブに する。 割り込みが発生したら、ステータス・バイ ト・レジスタを読み取る。以下を使用する。 P=SPOLL(707) PRINT P 以下を使って、ステータス・バイト・ レジスタを読み取る。 OUTPUT 707;"*STB?" ENTER 707;<変数> PRINT <変数> ステータス・バイト・レジスタの10進値 を読み取る。 ステータス・バイト・レジスタのどの ビットがセットされているかを判断する。 ステータス・レポートの判断チャート 6-16 以下を使って動作が 完了したかを確認する。 OUTPUT 707;"*OPC?" ENTER 707;<変数> PRINT <変数> 以下を使ってステータス・ バイトの内容を読み取る。 OUTPUT 707;"*STB?" ENTER 707;<変数> PRINT <変数> 7 プログラマーズ・リファレンスの インストール方法と使用方法 プログラマーズ・リファレンスの インストール方法と使用方法 『プログラマーズ・リファレンス』は、Microsoft Windowsヘルプ・ビューワで表示可 能なオンライン・ヘルプ・ファイルとして提供されています。オシロスコープのサ ンプル・プログラムは、Examplesサブディレクトリにあります。 本章では、システムへのヘルプ・ファイルのインストール方法、テキスト・ファイ ルとプログラム・ファイルの概要、インターネットからのプログラムとヘルプ・ファ イルの入手方法について説明します。 7-2 プログラマーズ・リファレンスのインストール方法と使用方法 Microsoft Windowsでヘルプ・ファイルをインストールするには Microsoft Windowsでヘルプ・ファイルをインストールするには ヘルプ・ファイルには、Microsoft Windows 95/98/NT以上が動作するIBM互換PCが必 要です。ファイルは、Microsoft Windowsヘルプ・ビューワ、WINHELP.EXEを使用し ます。 1 ラベル名「プログラマーズ・リファレンス」の 3.5"フロッピー・ディスクを PC のフ ロッピー・ディスク・ドライブに挿入します。 2 WindowsタスクバーからStart | Run(ファイル名を指定して実行)を選択し、以下 をタイプします。 <ドライブ>:\setup.exe <ドライブ>は、フロッピー・ディスク・ドライブ名です。 3 画面上の指示に従って、インストールを完了します。 インストーラは、ヘルプ・ファイルをディレクトリc:\Program Files\Agilent 54620/40 Programmers Referenceにコピーします。 希望に応じて別のディレクトリを選択することも可能です。インストーラは、 Microsoft Windows ヘルプ・ビューワでヘルプ・ファイルを開く際に使用できる、 Program Managerグループおよびアイコンも作成します。 7-3 プログラマーズ・リファレンスのインストール方法と使用方法 インターネットを介してヘルプおよびプログラム・ファイルをアップデートするには インターネットを介してヘルプおよびプログラム・ファイルを アップデートするには インターネットから最新バージョンのヘルプおよびサンプル・プログラム・ファイ ルを入手できます。 1 インターネット・サービスにログオンします。 2 www.agilent.com/find/5462xswに接続します。 3 ウェブ・ページのヘッダ“Software Updates”で、 “54620/40-Series Oscilloscope Programming Reference Help File”をクリックしてから、ウェブ・ページ上の指示に従ってヘルプ・ ファイルをダウンロードします。 7-4 プログラマーズ・リファレンスのインストール方法と使用方法 ヘルプ・ファイルの起動 ヘルプ・ファイルの起動 Microsoft Windowsでヘルプ・ファイルを開くには、Program Manager(プログラム・メ ニュー)のProgrammer’s Reference(プログラマーズ・リファレンス)プログラム・グルー プにあるProgrammer’s Reference(プログラマーズ・リファレンス)アイコンをダブルク リックします。 ヘルプ・ファイルには、プログラムWINHELP.EXE for Microsoft Windows 95/98/NT以 上が必要です。このファイルがWindowsディレクトリに存在するものとして、Program Managerアイコンのプロパティが設定されます。 ヘルプ・ファイル内を移動するには • ヘルプ・ファイル内を移動するには、強調表示されたテキストやボタンをクリック します。 詳細については、Microsoft Windowsのマニュアルを参照してください。 7-5 7-6 8 プログラマーズ・クイック・リファレンス はじめに プログラマーズ・クイック・リファレンスには、オシロスコープのコマンドおよび クウェリと、対応する引数および戻り値の形式が記載されています。各コマンドの 引数として、最低限必要な引数が示されています。コマンドやクウェリの大文字で 示された箇所が、それぞれのショート形式となります。大文字と小文字を合わせた ものがロング形式です。オプション・パラメータは、各パラメータ・リストの最後 に示されています。 8-2 プログラマーズ・クイック・リファレンス 規約 規約 本ガイドで使用する規約は以下のとおりです。 <> かぎかっこで囲まれたワードや文字が、プログラム・コード・ パラメータまたはGPIBコマンドであることを示します。 ::=「次のように定義」 <A>::= <B>は、<A>を含む任意の文で、<A>を<B>に置き換え 可能であることを示します。 |「または」 リストから1つのエレメントを選択します。例えば<A> | <B> は、 <A>と<B>のどちらかであることを示します。 ... 省略に先立つエレメントを1回以上繰り返すことを示します。 [] かっこ内の項目がオプションであることを示します。 {} 中かっこ内に複数のアイテムがある場合、エレメントを1つだけ 選択する必要があることを示します。 {N,..,P} NからP(NとPを含む)の間の整数を1つ選択することを示します。 サフィックス・マルチプライヤ 引数に対して以下のサフィックス・マルチプライヤが使用可能です。 EX::= 1E18 M::= 1E-3 PE::= 1E15 U::= 1E-6 T::= 1E12 N::= 1E-9 G::= 1E9 P::= 1E-12 MA::= 1E6 F::= 1E-15 K::= 1E3 A::= 1E-18 特定のコマンドやクウェリの詳細については、オンライン『プログラマーズ・リファ レンス』ヘルプ・ファイルを参照してください。 8-3 プログラマーズ・クイック・リファレンス コマンドおよびクウェリ コマンドおよびクウェリ 以下に、オシロスコープの各コマンドとクウェリをわかりやすく表で示します。コ マンドとクウェリは、カテゴリ別に分類し、アルファベット順に並べてあります。 各コマンドの引数として、最低限必要な引数が示されています。コマンドやクウェ リの大文字で示された箇所が、それぞれのショート形式となります。大文字と小文 字を合わせたものがロング形式です。NR1およびNR3フォーマットは、クウェリの戻 り値にのみ関係します。入力引数は制限を受けません。 これらのコマンドでは、特定のオシロスコープ・モデルにおけるコマンドの動作に ついても示します。その他の情報については、オンライン・オシロスコープ『プロ グラマーズ・リファレンス』ヘルプ・ファイルをご覧ください。 コマンド クウェリ オプションおよびクウェリの戻り値 :ACQuire:COMPlete <完了> :ACQuire:COMPlete? <完了> ::= 100; NR1フォーマットの整数 :ACQuire:COUNt <カウント> :ACQuire:COUNT? <カウント> ::= 1~16383の整数、NR1フォーマット :ACQuire:MODE <モード> :ACQuire:MODE? <モード> ::= {RTIMe | ETIMe} n/a :ACQuire:POINts? 2,000; NR1フォーマットの整数 n/a :ACQuire:SRATe? <ポイント引数> ::=NR3フォーマットのサンプル・レート(サンプ ル/秒) :ACQuire:TYPE <タイプ> :ACQuire:TYPE? <タイプ> ::= {NORMal | AVERage | PEAK} :ACTivity :ACTivity? <戻り値> ::= <エッジ>, <レベル> <エッジ> ::= エッジの有無(NR1フォーマットの32ビット整数) <レベル> ::= ロジック・ハイまたはロー (NR1フォーマットの 32ビット整数) {0 | 1}; NR1フォーマットの整数 n/a :AER? :AUToscale n/a n/a :BLANk <信号源> n/a <信号源> ::= {CHANnel<n>} | FUNCtion | MATH} (546xxAの場合) <信号源> ::= {CHANnel<n> | DIGital0,...,DIGital15 | POD{1 | 2} | FUNCtion | MATH} (546xxDの場合) <n> ::= 1~2または1~4; NR1フォーマット <戻り値> ::= <日>,<月>,<年>; すべてNR1フォーマット n/a :CALibrate:DATE? :CALibrate:LABel <文字列> :CALibrate:LABel? <文字列> ::= 最大32文字の引用符で囲んだASCII文字列 n/a :CALibrate:SWITch? {PROTected | UNPRotected} n/a :CALibrate:TIME? <戻り値> ::= <時間>,<分>,<秒>; すべてNR1フォーマット :CDISplay n/a n/a :CHANnel<n>:BWLimit {{0 | OFF} | {1 | ON}} :CHANnel<n>:BWLimit? {0 | 1}; <n> ::= 1~2または1~4; NR1フォーマット :CHANnel<n>:COUPling <カップリン :CHANnel<n>:COUPling? グ> 8-4 <カップリング> ::= {AC | DC | GND} (54620シリーズの場合) <カップリング> ::= {AC | DC} (54640シリーズの場合) <n> ::= 1~2または1~4; NR1フォーマット プログラマーズ・クイック・リファレンス コマンドおよびクウェリ コマンド クウェリ オプションおよびクウェリの戻り値 :CHANnel<n>:DISPlay {{0 | OFF} | {1 | ON}} :CHANnel<n>:DISPlay? {0 | 1}; <n> ::= 1~2または1~4; NR1フォーマット :CHANnel<n>:IMPedence <インピーダンス> :CHANnel<n>:IMPedence? <インピーダンス> ::= {ONEMeg}(54620シリーズの場合) <インピーダンス> ::= {ONEMeg | FIFTy} (54640シリーズの場合) <n> ::= 1~2または1~4; NR1フォーマット :CHANnel<n>:INVert {{0 | OFF} | {1 | ON}} :CHANnel<n>:INVert? {0 | 1}; <n> ::= 1~2または1~4; NR1フォーマット :CHANnel<n>:LABel <文字列> :CHANnel<n>:LABel? <文字列>::= 引用符で囲んだ6文字以下の任意のASCII文字 <n> ::= 1~2または1~4; NR1フォーマット :CHANnel<n>:OFFSet <オフセット> :CHANnel<n>:OFFSet? [サフィックス] <オフセット> ::= 縦軸オフセット値、NR3フォーマット [サフィックス] ::= {V | mV} <n> ::= 1~2または1~4; NR1フォーマット :CHANnel<n>:PROBe <減衰> :CHANnel<n>:PROBe? <減衰> ::= プローブ減衰率、NR3フォーマット <n> ::= 1~2または1~4; NR1フォーマット :CHANnel<n>:PROBe:SKEW <スキュー値> :CHANnel<n>:PROBe:SKEW? <スキュー値> ::=-100ns~+100ns、NR3フォーマット <n> ::=1~2、NR1フォーマット (54640シリーズのみ) :CHANnel<n>:PROTection[:CLEAR] :CHANnel<n>:PROTection? {NORM | TRIP} <n> ::=1~2、NR1フォーマット (54640シリーズのみ) :CHANnel<n>:RANGe <レンジ> [サ フィックス] <レンジ> ::= 縦軸フルスケール・レンジ値、NR3フォーマット [サフィックス] ::= {V | mV} <n> ::= 1~2または1~4; NR1フォーマット :CHANnel<n>:RANGe? :CHANnel<n>:SCALe <スケール> [サ :CHANnel<n>:SCALe? フィックス] <スケール> ::= 1目盛り当たりの縦軸単位、NR3フォーマット [サフィックス] ::= {V | mV} <n> ::= 1~2または1~4; NR1フォーマット :CHANnel<n>:UNITs <単位> :CHANnel<n>:UNITs? <単位> ::={VOLTs | AMPeres} <n> ::=1~2または1~4、NR1フォーマット *CLS n/a n/a :DIGital<n>:DISPlay {{0 | OFF} | {1 | ON}} :DIGital<n>:DISPlay? {0 | 1}; <n> ::= 0~15; NR1フォーマットの整数 :DIGital<n>:LABel <文字列> :DIGital<n>:LABel? <文字列>::= 引用符で囲んだ6文字以下の任意のASCII文字 <n> ::= 0~15; NR1フォーマットの整数 :DIGital<n>:POSition <位置> :DIGital<n>:POSition? <n> ::= 0~15; NR1フォーマットの整数 <位置> ::= 表示サイズが大の場合0~7、中の場合0~15、 小の場合0~31 :DIGital<n>:THReshold <値> [サフィックス] :DIGital<n>:THReshold? <n> ::= 0~15; NR1フォーマットの整数 <値> ::= {CMOS | ECL | TTL | <ユーザ定義値>} <ユーザ定義値> ::= -8.00~+8.00のNR3フォーマットの値 [サフィックス] ::= {V | mV | uV} :DIGitize [<信号源>[,...,<信号源>]] n/a <信号源> ::= {CHANnel<n> | FUNCtion | MATH} (546xxAの場合) <信号源> ::= {CHANnel<n> | DIGital0,...,DIGital15 | POD1 | POD2 | FUNCtion | MATH} (546xxDの場合) <信号源>は最大5回繰り返し可能 <n> ::= 1~2または1~4; NR1フォーマット :DISPlay:CLEar n/a n/a 8-5 プログラマーズ・クイック・リファレンス コマンドおよびクウェリ コマンド クウェリ :DISPlay:DATA [フォーマット][,][エ :DISPlay:DATA? [フォーマット リア] ][,][エリア] <表示データ> オプションおよびクウェリの戻り値 <フォーマット> ::= {TIFF} (コマンドのみ) <エリア> ::= {GRATicule} (コマンドのみ) <フォーマット> ::= {TIFF | BMP} (クウェリのみ) <エリア> ::= {GRATicule | SCReen} (クウェリのみ) <表示データ> ::= IEEE 488.2 #フォーマットのデータ :DISPlay:LABel {{0 | OFF} | {1 | ON}} :DISPlay:LABel? {0 | 1} :DISPlay:LABList #80000524 <バイナリ・ブロック> :DISPlay:LABList? <バイナリ・ブロック> ::= 75ラベルの時間順リスト。 各ラベルは最大6文字の後にカンマを付けた形式 :DISPlay:PERSistence <値> :DISPlay:PERSistence? <値> ::= {MINimum | INFinite}} :DISPlay:SOURce <値> :DISPlay:SOURce? <値> ::= {PMEMory{0 | 1 | 2}} :DISPlay:VECTors {{1 | ON} | {0 | OFF}} :DISPlay:VECTors? {1 | 0} *DMC <マクロ・ラベル>, <マクロ定義> n/a <マクロ・ラベル> ::= 引用符で囲んだASCII文字列 <マクロ定義> ::= IEEE 488.2 #フォーマットのブロック・データ *EMC {{0 | OFF} | {1 | ON}} *EMC? {0 | 1} *ESE <マスク> *ESE? <マスク> ::= 0~255; NR1フォーマットの整数 ビット 重み イネーブル 7 128 PON - パワーオン 6 64 URQ - ユーザ・リクエスト 5 32 CME - コマンド・エラー 4 16 EXE - 実行エラー 3 8 DDE - デバイス依存エラー 2 4 QYE - クウェリ・エラー 1 2 TRG - トリガ・クウェリ 0 1 OPC - 動作完了 :EXTernal:BWLimit <帯域幅限界値> :EXTernal:BWLimit? <帯域幅限界値> ::={0 | OFF} :EXTernal:IMPedance <値> :EXTernal:IMPedance? <インピーダンス> ::= {ONEMeg} (54620シリーズの場合) <インピーダンス> ::= {ONEMeg | FIFTy} (54640シリーズの場合) :EXTernal:PROBe <減衰> :EXTernal:PROBe? <減衰> ::=プローブ減衰率、NR3フォーマット :EXTernal:PROTection[:ClEAR] :EXTernal:PROTection? {NORM | TRIP} :EXTernal:RANGe <レンジ> [<サフィックス>] :EXTernal:RANGe? <レンジ> ::=垂直フルスケール・レンジ値、NR3フォーマット <サフィックス> ::={V | mV} :EXTernal:UNITs <単位> :EXTernal:UNITs? <単位> ::= {VOLTs | AMPeres} n/a *ESR? <ステータス> ::= 0~255; NR1フォーマットの整数 :FUNCtion:CENTer <周波数> :FUNCtion:CENTer? <周波数> ::= 現在の中心周波数、NR3フォーマット 法定値のレンジは0Hz~25.00GHz :FUNCtion:DISPlay {{0 | OFF} | {1 | ON}} :FUNCtion:DISPlay? {0 | 1} :FUNCtion:OFFSet <オフセット> :FUNCtion:OFFSet? <オフセット> ::= 画面中央の値、NR3フォーマット 法定値のレンジは選択機能の現在の感度の+/-10倍 :FUNCtion:OPERation <演算> :FUNCtion:OPERation? <演算> ::= {SUBTract | MULTiply | INTegrate | DIFFerentiate | FFT} 8-6 プログラマーズ・クイック・リファレンス コマンドおよびクウェリ コマンド クウェリ オプションおよびクウェリの戻り値 :FUNCtion:RANGe <レンジ> :FUNCtion:RANGe? <レンジ> ::= フルスケールの縦軸値、NR3フォーマット ADD、SUBT、MULTのレンジは8E-6~800E+3 INTegrate関数のレンジは8E-9~400E+3 DIFFerentiate関数のレンジは80E-3~8.0E12(現在の掃引速度に 依存) FFT関数のレンジは8~800dBV :FUNCtion:REFerence <レベル> :FUNCtion:REFerence? <レベル> ::= 現在の基準レベル、NR3フォーマット 法定値のレンジは、400.0dBV~+400.0dBV(現在のレンジ値に 依存) :FUNCtion:SCALe <スケール値> [<サフィックス>] :FUNCtion:SCALe <スケール値> ::= NR1フォーマットの整数 <サフィックス> ::= {V | dB} :FUNCtion:SOURce <信号源> :FUNCtion:SOURce? <信号源> ::= {CHANnel<n> | ADD | SUBT | MULT}; <n> ::= 1~2 または1~4、NR1フォーマット :FUNCtion:SPAN <スパン> :FUNCtion:SPAN? <スパン> ::= 現在の周波数スパン、NR3フォーマット 法定値は1Hz~100GHz :FUNCtion:WINDow <ウィンドウ> :FUNCtion:WINDow? <ウィンドウ> ::= {RECTangular | HANNing | FLATtop} n/a *GMC? <マクロ・ラベル> <マクロ・ラベル> ::= 引用符で囲んだASCII文字列、IEEE 488.2 # フォーマットのブロック・データ :HARDcopy:DESTination <宛先> :HARDcopy:DESTination <宛先> ::= {CENTronics | FLOPpy} :HARDcopy:FACTors {{0 | OFF} | {1 | ON}} :HARDcopy:FACTors? {0 | 1} :HARDcopy:FFEed {{0 | OFF} | {1 | ON}} :HARDcopy:FFEed? {0 | 1} :HARDcopy:FORMat <デバイス> :HARDcopy:FORMat? <フォーマット> ::= {TIFF | BMP | CSV | LASerjet | DESKjet | EPSon | SEIKo} :HARDcopy:GRAYscale {{0 | OFF} | {1 | ON}} :HARDcopy:GRAYscale? {0 | 1} n/a *IDN? AGILENT TECHNOLOGIES,<モデル>, <シリアル番号>,X.XX.XX <モデル> ::= 測定器のモデル番号 <シリアル番号> ::= 測定器のシリアル番号 <X.XX.XX> ::= 測定器のソフトウェア・リビジョン n/a *LMC? <ASCII文字列> ::= カンマで区切った文字列リスト n/a *LRN? <ラーン文字列> ::= 現在の機器設定、IEEE 488.2 #フォーマットの データ・ブロック :MARKer:MODE<モード> :MARKer:MODE? <モード> ::= {OFF | MEASure | MANual} :MARKer:X1Position <位置> [サフィックス] :MARKer:X1Position? <位置> ::= X1カーソル位置値、NR3フォーマット [サフィックス] ::= {s | ms | us | ns | ps | Hz | kHz | MHz} <戻り値> ::= X1カーソル位置値、NR3フォーマット :MARKer:X1Y1source <信号源> :MARKer:X1Y1 <source> <信号源> ::= {CHANnel<n> | FUNCtion | MATH} <n> ::= 1~2または1~4、NR1フォーマット <戻り値> ::= <信号源> :MARKer:X2Position <位置> [サフィックス] :MARKer:X2Position? <位置> ::= X2カーソル位置値、NR3フォーマット [サフィックス] ::= {s | ms | us | ns | ps | Hz | kHz | MHz} <戻り値> ::= X2 カーソル位置値、NR3 フォーマット 8-7 プログラマーズ・クイック・リファレンス コマンドおよびクウェリ コマンド クウェリ オプションおよびクウェリの戻り値 :MARKer:X2Y2source <信号源> :MARKer:X2Y2 <信号源> <信号源> ::= {CHANnel<n> | FUNCtion | MATH} <n> ::= 1~2または1~4、NR1フォーマット <戻り値> ::= <信号源> n/a :MARker:XDELta? <戻り値> ::= Xカーソル・デルタ値、NR3フォーマット :MARKer:Y1Position <位置>[サフィックス] :MARKer:Y1Position? <位置> ::= Y1カーソル位置値、NR3フォーマット [サフィックス] ::= {V | mV | dB} <戻り値> ::= Y1カーソル位置値、NR3 フォーマット :MARKER:Y2Position <位置>[サ フィックス] :MARKer:Y2Position? <位置> ::= Y2カーソル位置値、NR3 フォーマット [サフィックス] ::= {V | mV | dB} <戻り値> ::= Y2カーソル位置値、NR3 フォーマット <戻り値> ::= Yカーソル・デルタ値、NR3フォーマット n/a :MARKer:YDELta? :MEASure:CLEar n/a n/a :MEASure:COUNTer [<信号源>] :MEASure:COUNTer? [<信号源>] <信号源> ::= {CHANnel <n>} (546xxAの場合) <信号源> ::= {CHANnel<n> | DIGital0,...,DIGital15 | } (546xxDの場合) <n> ::= 1~2または1~4、NR1フォーマット <戻り値> ::=ヘルツ単位のカウンタ周波数、NR3フォーマット :MEASure:DEFine <測定>, <edge spec1, edge spec2> :MEASure:DEFine? [<測定>] <測定> ::= DELay edge_spec1 ::= [<スロープ>] <発生回数> edge_spec2 ::= [<スロープ>] <発生回数> <スロープ> ::= {+ | -} <発生回数> ::= 1 ~5の整数 :MEASure:DELay [<信号源1>] [ ,<信 :MEASure:DELay? [<信号源1>] 号源2>] [ ,<信号源2>] <信号源1,2> ::={CHANnel <n> | FUNCtion | MATH} <n> ::= 1~2または1~4、NR1フォーマット <戻り値> ::= 秒単位の浮動小数点遅延時間、NR3フォーマット :MEASure:DUTYcycle [<信号源>] :MEASure:DUTYcycle? [<信号源>] <信号源> ::= {CHANnel<n> | FUNCtion | MATH} (546xxAの場合) <信号源> ::= {CHANnel<n> | DIGital0,...,DIGital15 | FUNCtion | MATH} (546xxDの場合) <n> ::= 1~2または1~4、NR1フォーマット <戻り値> ::= 周期に対する正のパルス幅の比、NR3フォーマット :MEASure:FALLtime [<信号源>] :MEASure:FALLtime? [<信号源>] :MEASure:FREQuency [<信号源>] :MEASure:FREQuency? [<信号源>] <信号源> ::= {CHANnel<n> | FUNCtion | MATH} (546xxAの場合) <信号源> ::= {CHANnel<n> | DIGital0,...,DIGital15 | FUNCtion | MATH} (546xxDの場合) <n> ::= 1~2または1~4、NR1フォーマット <戻り値> ::= Hz単位の周波数、NR3フォーマット :MEASure:NWIDth [<信号源>] :MEASure:NWIDth? [<信号源>] 8-8 <信号源> ::= {CHANnel<n> | FUNCtion | MATH} (546xxAの場合) <信号源> ::= {CHANnel<n> | DIGital0,...,DIGital15 | FUNCtion | MATH} (546xxDの場合) <n> ::= 1~2または1~4、NR1フォーマット <戻り値> ::= 下限値と上限値の秒単位の時間間隔、NR3フォーマット <信号源> ::= {CHANnel<n> | FUNCtion | MATH} (546xxAの場合) <信号源> ::= {CHANnel<n> | DIGital0,...,DIGital15 | FUNCtion | MATH} (546xxDの場合) <n> ::= 1~2または1~4、NR1フォーマット <戻り値> ::= 秒単位の負のパルス幅、NR3フォーマット プログラマーズ・クイック・リファレンス コマンドおよびクウェリ コマンド クウェリ :MEASure:OVERshoot [<信号源>] :MEASure:OVERshoot? [<信号源>] <信号源> ::= {CHANnel<n> | FUNCtion | MATH} <n> ::= 1~2または1~4、NR1フォーマット <戻り値> ::= 選択波形のオーバシュートのパーセント、NR3 フォーマット オプションおよびクウェリの戻り値 :MEASure:PERiod [<信号源>] :MEASure:PERiod? [<信号源>] <信号源> ::= {CHANnel<n> | FUNCtion | MATH} (546xxAの場合) <信号源> ::= {CHANnel<n> | DIGital0,...,DIGital15 | FUNCtion | MATH} (546xxDの場合) <n> ::= 1~2または1~4、NR1フォーマット <戻り値> ::= 秒単位の波形周期、NR3フォーマット :MEASure:PHASe [<信号源1>] [, <信 :MEASure:PHASe? [<信号源1>] 号源2>] [, <信号源2>] <信号源1,2> ::= {CHANnel<n> | FUNCtion | MATH} <n> ::= 1~2または1~4、NR1フォーマット <戻り値> ::= 度単位の位相角度値、NR3フォーマット :MEASure:PREShoot [<信号源>] :MEASure:PREShoot? [<信号源>] <信号源> ::= {CHANnel<n> | FUNCtion | MATH} <n> ::= 1~2または1~4、NR1フォーマット <戻り値> ::= 選択波形のプリシュートのパーセント、 NR3フォーマット :MEASure:PWIDth [<信号源>] :MEASure:PWIDth? [<信号源>] <信号源> ::= {CHANnel<n> | FUNCtion | MATH} (546xxAの場合) <信号源> ::= {CHANnel<n> | DIGital0,...,DIGital15 | FUNCtion | MATH} (546xxDの場合) <n> ::= 1~2または1~4、NR1フォーマット <戻り値> ::= 秒単位の正のパルス幅、NR3フォーマット :MEASure:RISEtime [<信号源>] :MEASure: RISEtime? [<信号源>] <信号源> ::= {CHANnel<n> | FUNCtion | MATH} <n> ::= 1~2または1~4、NR1フォーマット <戻り値> ::= 秒単位の立ち上がり時間、NR3フォーマット :MEASure:SHOW {1 | ON} :MEASure:SHOW? {1} :MEASure:SOURce [<信号源1>] [, <信 :MEASure:SOURce? 号源2>] <信号源1,2> ::= {CHANnel<n> | FUNCtion | MATH} (546xxAの場合) <信号源1,2> ::= {CHANnel<n> | DIGital0,...,DIGital15 | FUNCtion | MATH} (546xxDの場合) <n> ::= 1~2または1~4、NR1フォーマット <戻り値> ::= {<信号源> | NONE} :MEASure:TEDGe <スロープ> <発生回数>[,<信号源>] :MEASure:TEDGe? <スロープ> ::= 波形の方向 <発生回数> ::= レポート対象の遷移 <信号源> ::= {CHANnel<n> | FUNCtion | MATH} (546xxAの場合) <信号源> ::= {CHANnel<n> | DIGital0,...,DIGital15 | FUNCtion | MATH} (546xxDの場合) <n> ::= 1~2または1~4、NR1フォーマット <戻り値> ::= 指定遷移の秒単位の時間 n/a :MEASure:TVALue? <値>, [<スロープ>]<発生回数> [,<信号源>] <値> ::= 波形が横切らなければならない電圧レベル <スロープ> ::= <値>を横切ったときの波形の方向 <発生回数> ::= レポートされた遷移 <戻り値> ::= 指定電圧交差の秒単位の時間、NR3フォーマット <信号源> ::= {CHANnel<n> | FUNCtion | MATH} (546xxAの場合) <信号源> ::= {CHANnel<n> | DIGital0,...,DIGital15 | FUNCtion | MATH} (546xxDの場合) <n> ::= 1~2または1~4、NR1フォーマット 8-9 プログラマーズ・クイック・リファレンス コマンドおよびクウェリ コマンド クウェリ オプションおよびクウェリの戻り値 :MEASure:VAMPlitude [<信号源>] :MEASure:VAMPlitude? [<信号源>] <信号源> ::= {CHANnel<n> | FUNCtion | MATH} <n> ::= 1~2または1~4、NR1フォーマット <戻り値> ::= ボルト単位の選択波形の振幅、NR3フォーマット :MEASure:VAVerage [<信号源>] :MEASure:VAVerage? [<信号源>] <信号源> ::= {CHANnel<n> | FUNCtion | MATH} <n> ::= 1~2または1~4、NR1フォーマット <戻り値> ::= 算出平均電圧、NR3フォーマット :MEASure:VBASe [<信号源>] :MEASure:VBASe? [<信号源>] <信号源> ::= {CHANnel<n> | FUNCtion | MATH} <n> ::= 1~2または1~4、NR1フォーマット <ベース電圧> ::= 選択波形のベース電圧、NR3フォーマット :MEASure:VMAX [<信号源>] :MEASure:VMAX? [<信号源>] <信号源> ::= {CHANnel<n> | FUNCtion | MATH} <n> ::= 1~2または1~4、NR1フォーマット <戻り値> ::= 選択波形の最大電圧、NR3フォーマット :MEASure:VMIN [<信号源>] :MEASure:VMIN? [<信号源>] <信号源> ::= {CHANnel<n> | FUNCtion | MATH} <n> ::= 1~2または1~4、NR1フォーマット <戻り値> ::= 選択波形の最小電圧、NR3フォーマット :MEASure:VPP [<信号源>] :MEASure:VPP? [<信号源>] <信号源> ::= {CHANnel<n> | FUNCtion | MATH} <n> ::= 1~2または1~4、NR1フォーマット <戻り値> ::= 選択波形のピーク・ツー・ピーク電圧、 NR3フォーマット :MEASure:VRMS [<信号源>] :MEASure:VRMS? [<信号源>] <信号源> ::= {CHANnel<n> | FUNCtion | MATH} <n> ::= 1~2または1~4、NR1フォーマット <戻り値> ::= 算出DC RMS電圧、NR3フォーマット n/a :MEASure:VTIMe? <縦軸時間>[,<信号源>] <縦軸時間> ::= トリガからの秒単位の縦軸時間、NR3フォーマット <戻り値> ::= 指定時間の電圧、NR3フォーマット <信号源> ::= {CHANnel<n> | FUNCtion | MATH} (546xxAの場合) <信号源> ::= {CHANnel<n> | DIGital0,...,DIGital15 | FUNCtion | MATH} (546xxDの場合) <n> ::= 1~2または1~4、NR1フォーマット :MEASure:VTOP [<信号源>] :MEASure:VTOP? [<信号源>] <信号源> ::= {CHANnel<n> | FUNCtion | MATH} <n> ::= 1~2または1~4、NR1フォーマット <戻り値> ::= 波形のトップ電圧、NR3フォーマット :MEASure:XMAX [<信号源>] :MEASure:XMAX? [<信号源>] <信号源> ::= {CHANnel<n> | FUNCtion | MATH} <n> ::= 1~2または1~4、NR1フォーマット <戻り値> ::= 最大値の横軸値、NR3フォーマット :MEASure:XMIN [<信号源>] :MEASure:XMIN? [<信号源>] <信号源> ::= {CHANnel<n> | FUNCtion | MATH} <n> ::= 1~2または1~4、NR1フォーマット <戻り値> ::=最小値の横軸値、NR3フォーマット :MERGe <ピクセル・メモリ> n/a <ピクセル・メモリ> ::= {PMEMory{0 | 1 | 2}} *OPC *OPC? 全部の中断デバイス操作が完了したときに出力待ち行列にASCII ""1""を格納 :OPEE <n> :OPEE? <n> ::= 16ビット整数、NR1フォーマット n/a :OPER? <n> ::= 16ビット整数、NR1フォーマット 8-10 プログラマーズ・クイック・リファレンス コマンドおよびクウェリ コマンド クウェリ オプションおよびクウェリの戻り値 n/a *OPT? <戻り値> ::= n, A.XX.XX nは、モジュールを識別 XX.XXは、モジュールのソフトウェア・リビジョンを識別 N2757A, A.XX.XX OVLenable <マスク> OVLenable? <マスク> ::= 以下に示す8ビット整数、NR1フォーマット (54640シリーズのみ) ビット 重み 入力 4 16 外部トリガ 3 8 チャネル4 2 4 チャネル3 1 2 チャネル2 0 1 チャネル1 n/a OVLRegister? <値> ::= NR1フォーマットの整数 (54640シリーズのみ)。 <値>についてはOVLenableを参照 *PMC n/a n/a :POD<n>:DISPlay {{0 | OFF} | {1 | ON}} :POD<n>:DISPlay? {0 | 1}; <n> ::= 1~2; NR1フォーマット :POD<n>:THReshold <タイプ>[サ フィックス] :POD<n>:THReshold? <n> ::= 1~2; NR1フォーマット <タイプ> ::= {CMOS | ECL | TTL | <ユーザ定義値>} <ユーザ定義値> ::= NR3フォーマットの値 [サフィックス] ::= {V | mV | uV} :PRINt [パラメータ][,パラメータ]] :PRIN? [パラメータ][,パラメータ] <パラメータ> ::= {HIRes | LORes | TIFF | PCL | BMP | PARallel | DISK x 4] | FACTors | NOFactors} <パラメータ>は最大5回繰り返し可能 *RCL <値> n/a <値> ::= {0 | 1 | 2} *RST n/a オンライン『プログラマーズ・リファレンス』のリセット値を 参照 :RUN n/a n/a *SAV <値> n/a <値> ::= {0 | 1 | 2} :SERial? <戻り値> ::= シリアル番号を含む引用符で囲まない文字列 :SINGle n/a n/a *SRE <マスク> *SRE? <マスク> ::= セットされた全ビットの合計、0~255; NR1フォーマットの整数。<マスク> ::= 以下の値: ビット 重み イネーブル 7 128 OPER - 動作ステータス・レジスタ 6 64 未使用 5 32 ESB - イベント・ステータス・ビット 4 16 MAV - メッセージが入手可能 3 8 未使用 2 4 MSG - メッセージ 1 2 USR - ユーザ 0 1 TRG - トリガ n/a :STATus? <表示> {0 | 1} <表示> ::= {CHANnel<n> | DIGital0,...,DIGital15 | FUNCtion | MATH}; <n> ::= 1~2または1~4、NR1フォーマット 8-11 プログラマーズ・クイック・リファレンス コマンドおよびクウェリ コマンド クウェリ オプションおよびクウェリの戻り値 n/a *STB? <値> ::= 0~255; NR1フォーマットの整数、以下のとおり: ビット 重み 名称 条件 7 128 OPER 0 = イネーブルの動作ステータス条件が発生していない 1 = イネーブルの動作ステータス条件が発生した 6 64 RQS/MS 0 = 測定器にサービスの理由がない 1 = 測定器がサービスを要求している 5 32 ESB 0 = イベント・ステータス条件が発生していない 1 = イネーブルのイベント・ステータス条件が発生した 4 16 MAV 0 = 出力メッセージがない 1 = 出力メッセージがある 3 8 ---0 = 未使用 2 4 MSG 0 = メッセージが表示されていない 1 = メッセージが表示された 1 2 USR 0 = イネーブルのユーザ・イベント条件が発生していない 1 = イネーブルのユーザ・イベント条件が発生した 0 1 TRG 0 = トリガが発生していない 1 = トリガが発生した :STOP n/a n/a :SYSTem:DATE <日付> :SYSTem:DATE? <日付> ::= <年>, <月>, <日> <年> ::= 4桁の年、NR1フォーマット <月> ::= {1,..,12 | JANuary | FEBruary | MARch | APRil | MAY | JUNe | JULy | AUGust | SEPtember | OCTober | NOVember | DECember} <日> ::= {1,..31} :SYSTem:DSP <文字列> n/a <文字列> ::= 最大254文字の引用符で囲んだASCII文字列 n/a :SYSTem:ERRor? <エラー > ::= 整数エラー・コード <エラー文字列> ::= 引用符で囲んだASCII文字列 オンライン『プログラマーズ・リファレンス』のエラー値を参照 :SYSTem:LOCK :SYSTem:LOCK? <値> ::= {ON | OFF} :SYSTem:SETup <設定データ> :SYSTem:SETup? <設定データ> ::= IEEE 488.2 #フォーマットのデータ :SYSTem:TIME <時刻> :SYSTem:TIME? <時刻> ::= NR1フォーマットの時間、分、秒 n/a :TER? {0 | 1} :TIMebase:MODE <値> :TIMebase:MODE? <値> ::= {MAIN | WINDow | XY | ROLL} :TIMebase:POSition <位置> :TIMebase:POSition? <位置> ::= トリガ・イベントから表示基準点までの時間、 NR3フォーマット 8-12 プログラマーズ・クイック・リファレンス コマンドおよびクウェリ コマンド クウェリ オプションおよびクウェリの戻り値 :TIMebase:RANGe <レンジ値> :TIMebase:RANGe? <レンジ値> ::= 50ns~500s、NR3フォーマット (54620シリーズの 場合) <レンジ値> ::= 10ns~500s、NR3フォーマット (54640シリーズの 場合) :TIMebase:REFerence {LEFT | CENTer | RIGHt} :TIMebase:REFerence? <戻り値> ::= {LEFT | CENTer | RIGHt} :TIMebase:SCALe <スケール値> :TIMebase:SCALe? <スケール値> ::= 秒単位のスケール値、NR3フォーマット :TIMebase:WINDow:POSition <位置> :TIMebase:WINDow:POSition? <位置> ::= トリガ・イベントから遅延表示基準点までの時間、 NR3フォーマット :TIMebase:WINDow:RANGe <レンジ値> :TIMebase:WINDow:RANGe? <レンジ値> ::= 遅延ウィンドウに対する秒単位のレンジ値、 NR3フォーマット :TIMebase:WINDow:SCALe <スケール値> :TIMebase:WINDow:SCALe? <スケール値> ::= 遅延ウィンドウに対する秒単位のスケール値、 NR3フォーマット *TRG n/a n/a :TRIGger:CAN:SIGNal:BAUDrate <ボーレート> :TRIGger:CAN:SIGNal:BAUDrate? <ボーレート> ::= {10000 | 20000 | 33300 | 50000 | 83300 | 100000 | 125000 | 250000 | 500000 | 1000000 } :TRIGger:CAN:SIGNal:DEFinition <値> :TRIGger:CAN:SIGNal:DEFinition? <値> ::={CANH | CANL | RX | TX | DIFFerential} :TRIGger:CAN:SOURce <信号源> :TRIGger:CAN:SOURce? <信号源> ::= {CHANnel<n> | EXTernal } (546xxAの場合) <信号源> ::= {CHANnel<n> | DIGital0,...,DIGital15 | } (546xxDの場合) <n> ::= 1~2または1~4、NR1フォーマット :TRIGger:CAN:TRIGger <値> :TRIGger:CAN:TRIGger? <値> ::= {SOF} :TRIGGER:DURation:GREaterthan <最短時間> [サフィックス] :TRIGger:DURation:GREaterthan? <最短時間> ::= 5ns~10sの浮動小数点数、NR3フォーマット [サフィックス] ::= {s | ms | us | ns | ps} :TRIGGER:DURation:LESSthan <最長時間> [サフィックス] :TRIGger:DURation:LESSthan? <最長時間> ::= 5ns~10sの浮動小数点数、NR3フォーマット [サフィックス] ::= {s | ms | us | ns | ps} :TRIGger:DURation:PATTern <値>, <マスク> :TRIGger:DURation:PATTern? <値> ::= 整数または<文字列> <マスク> ::= 整数または<文字列> <文字列> ::= ""0xnnnnnn"" n ::= {0 ,...., 9 | A ,...., F} :TRIGger:DURation:QUALifier <クオリファイア> :TRIGger:DURation:QUALifier? <クオリファイア> ::= {GREaterthan | LESSthan | INRange | OUTRange | TIMeout} :TRIGger:DURation:RANGe <最短時間> [サフィックス], <最長時間> [サフィックス] :TRIGger:DURation:RANGe? <最短時間> ::= 10ns~9.99sの最短時間、NR3フォーマット <最長時間> ::= 15ns~10sの最長時間、NR3フォーマット [サフィックス] ::= {s | ms | us | ns | ps} :TRIGger:[EDGE:]COUPling {AC | DC | LF} :TRIGger:COUPling? {AC | DC | LF} 8-13 プログラマーズ・クイック・リファレンス コマンドおよびクウェリ コマンド クウェリ オプションおよびクウェリの戻り値 :TRIGger:[EDGE:]LEVel <レベル> [,<信号源>] :TRIGger:[EDGE]:LEVel? [<信号源>] 内部トリガの場合、<レベル> ::= .75×画面中央からの フルスケール電圧、NR3フォーマット 外部トリガの場合、 <レベル> ::= プローブ減衰率1:1で2ボルト、NR3フォーマット ディジタル・チャネルの場合(546xxDのみ)、 <レベル> ::= 8 V <信号源> ::= {CHANnel<n> | EXTernal} (546xxAの場合) <信号源> ::= {CHANnel<n> | DIGital0,...,DIGital15 | EXTernal} (546xxDの場合) <n> ::= 1~2または1~4、NR1フォーマット :TRIGger:[EDGE:]REJect {OFF | LF | HF} :TRIGger:REJect? {OFF | LF | HF} :TRIGger:[EDGE:]SLOPe <極性> :TRIGger:[EDGE]:SLOPe? <極性> ::= {POSitive | NEGative} :TRIGger:[EDGE:]SOURce <信号源> :TRIGger:[EDGE]:SOURce? <信号源> ::= {CHANnel<n> | EXTernal} (546xxAの場合) <信号源> ::= {CHANnel<n> | DIGital0,...,DIGital15 | EXTernal} (546xxDの場合) <n> ::= 1~2または1~4、NR1フォーマット :TRIGGER:GLITch:GREaterthan <最短時間> [サフィックス] :TRIGger:GLITch:GREaterthan? <最短時間> ::= 5ns~10sの浮動小数点数、NR3フォーマット [サフィックス] ::= {s | ms | us | ns | ps} :TRIGGER:GLITch:LESSthan <最長時間> [サフィックス] :TRIGger:GLITch:LESSthan? <最長時間> ::= 5ns~10sの浮動小数点数、NR3フォーマット [サフィックス] ::= {s | ms | us | ns | ps} :TRIGger:GLITch:LEVel <レベル> [<信号源>] :TRIGger:GLITch:LEVel? 内部トリガの場合、<レベル> ::= .75×画面中央からの フルスケール電圧、NR3フォーマット 外部トリガの場合、<レベル> ::= プローブ減衰率1:1で2ボルト、 NR3フォーマット ディジタル・チャネルの場合(546xxDのみ)、<レベル> ::= 6V <信号源> ::= {CHANnel<n> | EXTernal} (546xxAの場合) <信号源> ::= {CHANnel<n> | DIGital0,...,DIGital15} (546xxDの場合) <n> ::= 1~2または1~4、NR1フォーマット :TRIGger:GLITch:POLarity <極性> :TRIGger:GLITch:POLarity? <極性> ::= {POSitive | NEGative} :TRIGger:GLITch:QUALifier <クオリファイア> :TRIGger:GLITch:QUALifier? <クオリファイア> ::= {GREaterthan | LESSthan | RANGe} :TRIGger:GLITch:RANGe <最短時間> [サフィックス], <最長時間> [サフィックス] :TRIGger:GLITch:RANGe? <最短時間> ::= 10ns~9.99sのスタート時間、 NR3フォーマット <最長時間> ::= 15ns~10sのストップ時間、NR3フォーマット [サフィックス] ::= {s | ms | us | ns | ps} :TRIGger:GLITch:SOURce <信号源> :TRIGger:GLITch:SOURce? <信号源> ::= {CHANnel<n> | EXTernal} (546xxAの場合); <信号源> ::= {CHANnel<n> | DIGital0,...,DIGital15 } (546xxDの場合); <n> ::= 1~2または1~4、NR1フォーマット :TRIGger:HFReject {{0 | OFF} | {1 | ON}} :TRIGger:HFReject? {0 | 1} :TRIGger:HOLDoff <ホールドオフ時間> :TRIGger:HOLDoff? <ホールドオフ時間> ::= 60ns~10s、NR3フォーマット 8-14 プログラマーズ・クイック・リファレンス コマンドおよびクウェリ コマンド クウェリ オプションおよびクウェリの戻り値 :TRIGger:IIC:PATTern:ADDRess <値> :TRIGger:IIC:PATTern:ADDRess? <値> ::= 整数または<文字列> <文字列> ::= ""0xnn"" n ::= {0 ,...., 9 | A ,...., F} :TRIGger:IIC:PATTern:DATA <値> :TRIGger:IIC:PATTern:DATA? <値> ::= 整数または<文字列> <文字列> ::= ""0xnn"" n ::= {0 ,...., 9 | A ,...., F} :TRIGger:IIC:[SOURce:]CLOCk <信号源> :TRIGger:IIC:[SOURce:]CLOCk? <信号源> ::= {CHANnel<n> | EXTernal} (546xxAの場合); <信号源> ::= {CHANnel<n> | DIGital0,...,DIGital15 } (546xxDの場合); <n> ::= 1~2または1~4、NR1フォーマット :TRIGger:IIC:[SOURce:]DATA <信号源> :TRIGger:IIC:[SOURce:]DATA? <信号源> ::= {CHANnel<n> | EXTernal} (546xxAの場合); <信号源> ::= {CHANnel<n> | DIGital0,...,DIGital15 } (546xxDの場合); <n> ::= 1~2または1~4、NR1フォーマット :TRIGger:IIC:TRIGger:QUALifier <値> :TRIGger:IIC:TRIGger:QUALifier? <値> ::= {EQUal | NOTequal|LESSthan | GREaterthan} :TRIGger:IIC:TRIGger[:TYPE] <タイプ> :TRIGger:IIC:TRIGger[:TYPE]? <タイプ> ::= {STARt | STOP | READ7 | READEeprom | WRITe7 | WRITe10 | NACK | RESTart} :TRIGger:MODE <モード> :TRIGger:MODE? <モード> ::= {EDGE | GLITch | PATTern | CAN | DURation | IIC | SEQuence | SPI | TV | USB } <戻り値> ::= {<モード> | <なし>} <なし> ::= :TIMebase:MODEがROLLまたはXYの場合、 クウェリの戻り値は“NONE” :TRIGger:NREJect {{0 | OFF} | {1 | ON}} :TRIGger:NREJect? {0 | 1} :TRIGger:PATTern <値>, <マスク>, [<エッジ信号源>, <エッジ>] :TRIGger:PATTern? <値> ::= 32ビット整数または<文字列> <マスク> ::= 32ビット整数または<文字列> <文字列> ::= ""0xnnnnnn"" n ::= {0 ,...., 9 | A ,...., F} <エッジ信号源> ::= {DIGital0,...,DIGital15 | CHANnel<n> | NONE}; <エッジ> ::= {POSitive | NEGative } <n> ::= 1~2または1~4、NR1フォーマット :TRIGger:SEQuence:COUNt <カウント> :TRIGger:SEQuence:COUNt? <カウント> ::= NR1フォーマットの整数 :TRIGger:SEQuence:EDGE{1 | 2} <信号源>, <スロープ> :TRIGger:SEQuence:EDGE{1 | 2}? <信号源> ::= {CHANnel<n> | EXTernal} (546xxAの場合); <信号源> ::= {CHANnel<n> | DIGital0,...,DIGital15 } (546xxDの場合)。<スロープ> ::= {POSitive | NEGative} <n> ::= 1~2または1~4、NR1フォーマット <戻り値> ::= エッジ信号源がディスエーブルの場合、クウェリの 戻り値は"NONE" :TRIGGER:SEQuence:FIND <リソース1>[,<オペレータ> [,<リソース2>]] :TRIGGER:SEQuence:FIND? <リソース1> ::= {PATTern1 | EDGE1} <オペレータ> ::= {ENTered | EXITed | AND | NONE} <リソース2> ::= {PATTern1 | EDGE1 | NONE} :TRIGger:SEQuence:PATTern{1 | 2} <値>, <マスク> :TRIGger:SEQuence:PATTern{1 | 2}? <値> ::= 整数または<文字列> <マスク> ::= 整数または<文字列> <文字列> ::= ""0xnnnnnn"" n ::= {0 ,...., 9 | A ,...., F} :TRIGGER:SEQuence:RESet <リソース1>[,<オペレータ> [,<リソース2>]] :TRIGGER:SEQuence:RESet? <リソース1> ::= {PATTern{1 | 2} | EDGE{1 | 2} | TIMer | NONE} <オペレータ> ::= {ENTered | EXITed | AND | NONE} <リソース2> ::= {PATTern{1 | 2} | EDGE{1 | 2} | TIMer | NONE} 8-15 プログラマーズ・クイック・リファレンス コマンドおよびクウェリ コマンド クウェリ オプションおよびクウェリの戻り値 :TRIGGER:SEQuence:TIMer <時間値> :TRIGGER:SEQuence:TIMer? <時間値> ::= 100ns~10sの時間、NR3フォーマット :TRIGGER:SEQuence:TRIGger <リソース1>[,<オペレータ> [,<リソース2>]] :TRIGGER:SEQuence:TRIGger? <リソース1> ::= {PATTern2 | EDGE2} <オペレータ> ::= {ENTered | EXITed | AND | COUNt | NONE} <リソース2> ::= {PATTern2 | EDGE2 | NONE} :TRIGger:SPI:CLOCk:SLOPe <スロープ> :TRIGger:SPI:CLOCk:SLOPe? <スロープ> ::= {NEGative | POSitive} :TRIGger:SPI:CLOCk:TIMeout <時間値> :TRIGger:SPI:CLOCk:TIMeout? <時間値> ::= 秒単位の時間、NR1フォーマット :TRIGger:SPI:FRAMing <値> :TRIGger:SPI:FRAMing? <値> ::= {CHIPselect | NOTChipselect | TIMeout} :TRIGger:SPI:PATTern:DATA <値>, :TRIGger:SPI:PATTern:DATA? <マスク> <値> ::= 整数または<文字列> <マスク> ::= 整数または<文字列> <文字列> ::= "0xnnnnnn"、n ::= {0,...,9 | A,...,F} :TRIGger:SPI:PATTern:WIDth <幅> :TRIGger:SPI:PATTern:WIDth? <幅> ::= 4~32の整数、NR1フォーマット :TRIGger:SPI:SOURce:CLOCk <信号源> :TRIGger:SPI:SOURce:CLOCk? <値> ::= {CHANnel<n> | EXTernal} (546xxAの場合) <値> ::= {CHANnel<n> | DIGital0,...,DIGital15} (546xxDの場合) <n> ::= 1~2または1~4、NR1フォーマット :TRIGger:SPI:SOURce:DATA <信号源> :TRIGger:SPI:SOURce:DATA? <値> ::= {CHANnel<n> | EXTernal} (546xxAの場合) <値> ::= {CHANnel<n> | DIGital0,...,DIGital15} (546xxDの場合) <n> ::= 1~2または1~4、NR1フォーマット :TRIGger:SPI:SOURce:FRAMe <信号源> :TRIGger:SPI:SOURce:FRAMe? <値> ::= {CHANnel<n> | EXTernal} (546xxAの場合) <値> ::= {CHANnel<n> | DIGital0,...,DIGital15} (546xxDの場合) <n> ::= 1~2または1~4、NR1フォーマット :TRIGger:SWEep <掃引> :TRIGger:SWEep? <掃引> ::= {AUTLevel | AUTO | NORMal} (54620シリーズの場合) <掃引> ::= {AUTO | NORMal} (54640シリーズの場合) :TRIGger:TV:LINE <ライン番号> :TRIGger:TV:LINE? <ライン番号> ::= NR1フォーマットの整数 :TRIGger:TV:MODE <TVモード> :TRIGger:TV:MODE? <TVモード> ::= {Field<n> | ALLFields | LINE | ALLLines | LINEField<n> | LINEAlt | LINEVert}; <n> ::= NR1フォーマットの 1~2 :TRIGger:TV:POLarity <極性> :TRIGger:TV:POLarity? <極性> ::= {POSitive | NEGative} :TRIGger:TV:SOURce <信号源> :TRIGger:TV:SOURce? <信号源> ::= {CHANnel<n>} <n> ::= 1~2または1~4の整数、 NR1フォーマット :TRIGger:TV:STANdard <規格> :TRIGger:TV:STANdard? <規格> ::= {GENeric | NTSc | PAL | PALM | SECam} :TRIGger:TV:TVMODE <モード> :TRIGger:TV:TVMODE? <モード> ::= {Field<n> | ALLFields | LINE | ALLLines | LINEField<n> | LINEAlt | LINEVert}; <n> ::= NR1フォーマットの1~2 :TRIGger:USB:SOURce:DMINus <信号源> :TRIGger:USB:SOURce:DMINus? <信号源> ::= {CHANnel<n> | EXTernal} (546xxAの場合) <信号源> ::= {CHANnel<n> | DIGital0,...,DIGital15} (546xxDの場合) <スロープ> ::= {POSitive | NEGative} <n> ::= 1~2または1~4、NR1フォーマット 8-16 プログラマーズ・クイック・リファレンス コマンドおよびクウェリ コマンド クウェリ オプションおよびクウェリの戻り値 :TRIGger:USB:SOURce:DPLus <信号源> :TRIGger:USB:SOURce:DPLus? <信号源> ::= {CHANnel<n> | EXTernal} (546xxAの場合) <信号源> ::= {CHANnel<n> | DIGital0,...,DIGital15}(546xxDの場合) <スロープ> ::= {POSitive | NEGative} <n> ::= 1~2または1~4、NR1フォーマット :TRIGger:USB:SPEed <値> :TRIGger:USB:SPEed? <値> ::= {LOW | FULL} :TRIGger:USB:TRIGger <値> :TRIGger:USB:TRIGger? <値> ::= {SOP | EOP | ENTersuspend | EXITsuspend | RESet} n/a *TST? <結果> ::= 0または非ゼロ値; NR1フォーマットの整数 :VIEW <信号源> n/a <信号源> ::= {CHANnel<n> | PMEMory{0 | 1 | 2} | FUNCtion | MATH} (546xxAの場合) <信号源> ::= {CHANnel<n> | DIGital0,...,DIGital15 | PMEMory{0 | 1 | 2} | FUNCtion | MATH} (546xxDの場合) <n> ::= 1~2または1~4、NR1フォーマット *WAI n/a n/a :WAVeform:BYTeorder <値> :WAVeform:BYTeorder? <値> ::= {LSBFirst | MSBFirst} na :WAVeform:COUNt? <カウント> ::= 1~16383の整数、NR1フォーマット n/a :WAVeform:DATA? <バイナリ・ブロック長バイト>, <バイナリ・データ> 2000バイトのデータを送信する場合の構文例: #800002000<2000バイトのデータ><NL> 8は、後に続く数字の桁数 00002000は、送信するバイト数 <2000バイトのデータ>は実際のデータ :WAVeform:FORMat <値> :WAVeform:FORMat? <値> ::= {WORD | BYTE | ASCII} :WAVeform:POINts <ポイント数> :WAVeform:POINts? [MAXimum] <ポイント数> ::= {100 | 250 | 500 | 1000 | 2000 | MAXimum} n/a :WAVeform:PREamble? <プリアンブル・ブロック> ::= <フォーマット、NR1>, <タイプ、NR1>, <ポイント、NR1>,<カウント、NR1>, <X増分、NR3>, <X原点、NR3>, <X基準、NR1>, <Y増分、NR3>, <Y原点、NR3>, <Y基準、NR1> <フォーマット> ::= NR1フォーマットの整数: BYTEフォーマットの場合0 WORDフォーマットの場合1 ASCiiフォーマットの場合2 <タイプ> ::= NR1フォーマットの整数: AVERageタイプの場合2 NORMalタイプの場合0 PEAK検出タイプの場合1 <カウント> ::= 平均数、またはPEAK検出タイプやNORMalの 場合1; NR1フォーマットの整数 :WAVeform:SOURce <信号源> :WAVeform:SOURce? <信号源> ::= {CHANnel<n> | POD1 | POD2 | FUNCtion | MATH}; <n> ::= 1~2の整数、NR1フォーマット n/a :WAVeform:TYPE? <戻りモード> ::= {NORM | PEAK | AVER} :WAVeform:UNSigned {{0 | OFF} | {1 | ON}} :WAVeform:UNSigned? {0 | 1} :WAVeform:VIEW <ビュー > :WAVeform:VIEW? <ビュー > ::= {MAIN} n/a :WAVeform:XINCrement? <戻り値> ::= 現在のプリアンブルのX増分、NR3フォーマット 8-17 プログラマーズ・クイック・リファレンス コマンドおよびクウェリ コマンド クウェリ オプションおよびクウェリの戻り値 n/a :WAVeform:XORigin? <戻り値> ::= 現在のプリアンブルのX原点値、NR3フォーマット n/a :WAVeform:XREFerence? <戻り値> ::= 0(現在のプリアンブルのX基準値、NR1フォーマット) n/a :WAVeform:YINCrement? <戻り値> ::= 現在のプリアンブルのY増分値、NR3フォーマット n/a :WAVeform:YORigin? <戻り値> ::=現在のプリアンブルのY原点、NR3フォーマット n/a :WAVeform:YREFerence? <戻り値>::= 現在のプリアンブルのY基準値、NR1フォーマット 8-18 索引 A AUToscaleコマンド 2-4 C CME 6-11 D DDE 6-11 DIGitizeコマンド iii, 2-7 DTR 4-7 E ENTERコマンド 1-9, 2-9 ESB 6-10, 6-12 EXE 6-11 G GPIBインタフェース 3-2 アドレス指定 3-4 インタフェース・セレクト・コード 3-5 機器アドレス 3-5 コマンド・モード 3-3 データ・モード 3-3 H HIST 6-13 L LTEST 6-13 M MASK 6-13 MAV 6-10, 6-15 MSG 6-15 O OPC 6-11 OUTPUT文 1-3, 1-4 P PON 6-11 PROG 6-13 Q QYE 6-11 R RQC 6-11 RS232インタフェース 4-2 3線式インタフェース 4-4 ケーブル 4-3 拡張インタフェース 4-5 機能 4-7 設定 4-6 S SRQ 6-2 U URQ 6-11 W WAIT TRIG 6-13 X XON/XOFF 4-7 あ アーム・イベント・レジスタ(ARM) 6-13 イベント イネーブル 6-2 クリア 6-2 イベントのイネーブル 6-2 インターネットFTPアクセス 7-4 インタフェース・クリア・コマンド 3-6 インタフェース・セレクト・コード 3-5 エラー待ち行列 6-14 応答の生成 5-16 オーバラップ・コマンド 5-16 オシロスコープの設定 2-5 か 機器アドレス 3-5 基本操作 1-2 規約 5-17, 8-3 共通コマンド 5-6 切り捨て規則 5-14 クウェリ 1-5, 1-9 複数 2-13 リスト 8-4 クウェリ応答 5-16 空白 1-5 クリア イベント 6-2 待ち行列 6-15 レジスタ 6-15 構文規則 1-11 コマンド 1-5 アルファベット順 5-4 ENTER 1-9 組み合わせ 1-7, 1-14 タイプ 5-6 編成 5-3 リスト 8-4 コマンド・ツリー 5-6 さ サービス・リクエスト・イネーブル・ レジスタ(SRER) 6-5, 6-10 サービス要求割り込み(SSRQ) 6-2 サフィックス・マルチプライヤ 8-3 サブシステム 5-3 サブシステム・コマンド 5-6 サンプル・プログラム 5-18 シーケンシャル・コマンド 5-16 出力待ち行列 6-2, 6-15 初期化 ii, 2-3 数値変数 2-11 ステータス・バイト・レジスタ(SBR) 6-2, 6-5, 6-8 ステータス・レジスタ 2-13 ステータス・レポート 6-2 ステータス・レポート・データ構造 説明 1-9 た 通信 1-3 ツリー移動規則 5-8 定義 5-17 データの解析 iii データの捕捉 iii デバイス・アドレス 1-4, 3-5, 4-8 デバイス・クリア・コマンド 3-6 動作ステータス・レジスタ(OPR) 6-13 トリガ・イベント・レジスタ(TRG) 6-10 は ハンドシェーク・プロトコル 4-6 バス・コマンド 3-6 ビット定義 6-4 索引-1 索引 標準イベント・ステータス・イネーブ ル・レジスタ(SESER) 6-5, 6-12 標準イベント・ステータス・レジスタ (SESR) 6-2, 6-5, 6-11, 6-12 ブロック応答データ 2-12 プログラム・データ 1-5 構文規則 1-11 プログラム・ヘッダ・オプション 1-10 プログラム・メッセージ構文 1-4 プログラム・メッセージ・ターミネー タ 5-8 ヘッダ・タイプ 1-6 ヘルプ・ファイル 7-4 インストール 7-3 実行 7-5 ナビゲート 7-5 ボーレート 4-6 ま マスタ・サマリ・ステータス(MSS) 6-8 待ち行列 クリア 6-15 待ち行列オーバフロー・エラー 6-14 無限 5-16 命令 1-5 クウェリ 1-5 空白 1-5 コマンド 1-5 プログラム・データ 1-5 ヘッダ 1-5, 1-6 メッセージ待ち行列 6-15 文字列変数 2-10 ら ルート・レベル・コマンド 5-6 レジスタ クリア 6-15 ローカル・ロックアウト 3-6, 4-8 ロックアウト 3-6, 4-8 索引-2 安全性 • アース保護が損なわれたと思 安全マーク われる場合、測定器を使用不能 の状態にし、誤って操作されな 本器は、IEC Publication 1010, いようにしてください。 取扱説明書マーク:製品の損傷 Safety Requirements for Measur• 修理指示は、有資格者に対す を防ぐために、ユーザがマニュ ing Apparatusに準拠して設計お るものです。危険な感電を防止 アルを参照する必要がある場 よび試験が行われ、安全基準を満 するために、有資格者以外の人 合、製品にこのマークが付けら たしています。本器は安全クラス は、けっして修理を行わないで れています。 1 の測定器です ( 感電防止用アー ください。機器内のサービスや ス端子が装備されています )。電 調整は、救急措置や蘇生術を行 源を入れる前に、安全上の注意 える者の立ち会いのもとで行っ が正しく守られているか確認し てください。 危険電圧を示します。 てください ( 次の警告を参照し てください)。さらに、 「安全マー • 代用部品をインストールした ク」で説明する測定器上のマー り、無断で測定器を改造しない でください。 クにも注意してください。 アース端子:回路がシャーシ・ • 測定器内のコンデンサは、測定 アース端子に接続されているこ 警告 器を電源から切り離した後も充 • 測定器の電源を入れる前に、 電されている可能性があります。 とを示します。 測定器の感電防止用アース端子 を(主)電源コードの感電防止用 • 測定器を可燃性ガスや蒸気の 導線に接続しなければなりませ 存在する場所で操作しないでく ん。主プラグは、感電防止用アー ださい。電気機器をそのような ス接続がなされたソケット・コ 環境で操作すると、確実に安全 ンセントにのみ挿入します。感 上の事故が発生します。 電防止用導線(アース)のない延 • メーカーが指定していない方 長コード(電源コード)を使用す 法で測定器を使用しないでくだ るなど、安全保護対策を怠って さい。 はいけません。2個口コンセント の片方だけをアースしても、十 測定器を清掃するには 分な感電防止にはなりません。 測定器を清掃する場合、次の手 順に従います。(1)測定器をコン • 決められた定格電流、定格電 セントから外します。(2)水で薄 圧、および特定タイプ( 公称ブ めた弱性洗剤を湿らせた柔らか ロー、遅延時間など)のヒューズ い布で、測定器の外側を拭きま のみを使用してください。修理 す。(3)測定器が完全に乾いてか したヒューズや短絡したヒュー らコンセントにつなぎなおしま ズ・ホルダは使用しないでくだ す。 さい。火災の原因となる場合が あります。 • 本測定器に対し(電圧降下やア イソレーション用に ) 自動変圧 器を使用する場合、必ず、共通 端子を電源のアース端子に接続 してください。 Agilent Technologies P.O. Box 2197 1900 Garden of the Gods Road Colorado Springs, CO 80901 ! ご注意 ÓAgilent Technologies, Inc. 2000-2002 米国および国際著作権法に基づ き、本 書 の す べ て の 部 分 は、 Agilent Technologies UK Limited の事前の合意および書面による 許可なしに、いかなる手段(電子 的記憶および検索、外国語への 翻訳を含む ) によっても複製す ることが禁じられています。 マニュアル部品番号 54622-97033、2002年3月 印刷履歴 54622-97030、2002年3月 54622-97027、2001年11月 54622-97026、2000年12月 54622-97013、2000年8月 54622-97001、2000年5月 Agilent Technologies, Inc. 1601 California Street Palo Alto, CA 94304 USA 権利の制限に関して ソフトウェアが米国政府の主契 約または下請契約によって使用 さ れ る 場 合、ソ フ ト ウ ェ ア は DFAR 252.227-7014(1995年6月)で 定義された"Commercial computer software"、FAR 2.101(a)で定義さ れた"commercial item"、FAR 52.227-19(1987年6月)または相当 する省庁規則または契約条項で 定義された"Restricted computer software"のいずれかとして供給 され、ライセンスされます。ソ フトウェアの使用、複製、公開 はAgilent Technologiesの標準商 用ライセンス条項に従い、国防 省以外の米国政府省庁の権利は FAR 52.227-19(c)(1-2)(1987年6 月 ) で定義された R e s t r i c t e d R i g h t s によって制限されます。 あらゆる技術データに関する米 国政府のユーザの権利は、FAR 52 . 22 7- 1 4( 1 98 7 年6 月) または DFAR 252.227-7015(b)(2) (1995 年1 1 月) で定義されたL i m i t e d Rightsに制限されます。 文書についての保証 本書の内容は「現状のまま」で提供 されており、将来の版においては 予告なしに変更される可能性があ ります。また、該当する法律によっ て許容される範囲内で、A g i l e n t Technologiesは商品性および特定 目的への適合性をいっさい保証し ません。Agilent Technologiesは、 本書および本書に関連するすべて の製品について、その誤りや、その 装備、使用、動作に起因する偶然 的、必然的損害に対して責任を負 いません。Agilent Technologiesと ユーザとの間に書面による契約が 存在し、契約の条項がこの条件と 矛盾する場合には、契約の条項が 優先するものとします。 テクノロジーライセンス 本書に記述されているハード ウェアおよびソフトウェアはラ イセンスに基づいて提供されて おり、該当するライセンスの条 項に基づく使用およびコピーだ けが許可されています。 商標 WindowsおよびMS Windowsは、 Microsoft Corporationの米国に 警告記号は、危険であることを示 おける登録商標です。 警告 しています。この記号のある箇所 に記した手順や行為などは、正し く実行しなかったり、守らなかっ たりすると人身事故の危険があり ます。指示されている条件を完全 に理解し、この条件に対応できる まで、警告記号を無視して先に進 まないでください。 注意 注意記号は、危険であることを 示しています。この記号のある 箇所に記した手順や行為など を、正しく実行しなかったり守 らなかった場合には、本製品に 損傷を与えたり、重要なデータ を失うおそれがあります。指示 されている条件を完全に理解 し、この条件に対応できるまで、 注意記号を無視して先に進まな いでください。 納入後の保証について · ハードウェア製品に対しては部品及び製造上の不具合について保証します。又、 当社製品仕様 に適合していることを保証します。 ソフトウェアに対しては、媒体の不具合 (ソフトウェアを当社指定のデバイス上適切にインス トールし使用しているにもかかわらず、プログラミング・インストラクションを実行しない原 因がソフトウェアを記録している媒体に因る場合)について保証します。又、 当社が財産権を有 するソフトウェア (特注品を除く)が当社製品仕様に適合していることを保証します。 保証期間中にこれらの不具合、当社製品仕様への不適合がある旨連絡を受けた場合は、 当社の 判断で修理又は交換を行います。 · 保証による修理は、 当社営業日の午前 8 時 45 分から午後 5 時 30 分の時間帯でお受けします。 なお、保証期間中でも当社所定の出張修理地域外での出張修理は、技術者派遣費が有償となり ます。 · 当社の保証は、 製品の動作が中断されないことや、エラーが皆無であることを保証するもので はありません。 保証期間中、当社が不具合を認めた製品を相当期間内に修理又は交換できない 場合お客様は当該製品を返却して購入金額の返金を請求できます。 · 保証期間は、 製品毎に定められています。 保証は、 当社が据付調整を行う製品については、 据付調 整完了日より開始します。 但し、 お客様の都合で据付調整を納入後 31 日以降に行う場合は 31 日 目より保証が開始します。 又、 当社が据付調整を行わない製品については、納入日より保証が開始します。 · 当社の保証は、 以下に起因する不具合に対しては適用されません。 (1) (2) (3) (4) (5) (6) (7) (8) 不適当又は不完全な保守、校正によるとき 当社以外のソフトウェア、インターフェース、 サプライ品によるとき 当社が認めていない改造によるとき 当社製品仕様に定めていない方法での使用、作動によるとき お客様による輸送中の過失、事故、 滅失、損傷等によるとき お客様の据付場所の不備や不適正な保全によるとき 当社が認めていない保守又は修理によるとき 火災、風水害、 地震、落雷等の天災によるとき · 当社はここに定める以外の保証は行いません。 又、製品の特定用途での市場商品価値や適合性 に関する保証は致しかねます。 · 製品の保守修理用部品供給期間は、 製品の廃止後最低 5 年です。 原 典 本書は“Agilent 54621A/22A/24A/41A/42A Oscilloscopes and Agilent 54621D/22D/41D/42D MixedSignal Oscilloscopes Programmer’s Guide” (Part No. 54622-97030) (Printed in U.S.A., March 2002)を翻 訳したものです。 詳細は上記の最新マニュアルを参照してください。 ご 注 意 · 本書に記載した内容は、予告なしに変更することがあります。 · 当社は、お客様の誤った操作に起因する損害については、責任を負いかねますのでご了承くだ さい。 · 当社では、本書に関して特殊目的に対する適合性、市場性などについては、一切の保証をいた しかねます。 また、備品、パフォーマンス等に関連した損傷についても保証いたしかねます。 · 当社提供外のソフトウェアの使用や信頼性についての責任は負いかねます。 · 本書の内容の一部または全部を、無断でコピーしたり、他のプログラム言語に翻訳することは 法律で禁止されています。 · 本製品パッケージとして提供した本マニュアル、フレキシブル・ディスクまたはテープ・カー トリッジは本製品用だけにお使いください。プログラムをコピーする場合はバックアップ用だ けにしてください。プログラムをそのままの形で、あるいは変更を加えて第三者に販売するこ とは固く禁じられています。 アジレント・テクノロジー株式会社 許可なく複製、翻案または翻訳することを禁止します。 Copyright © Agilent Technologies, Inc. 2000-2002 Copyright © Agilent Technologies Japan, Ltd. 2000-2002 All rights reserved. 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