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JFT/LiteJava File Transfer/Lite

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JFT/LiteJava File Transfer/Lite
JFT/Lite
Java File Transfer/Lite
コマンドインターフェース解説書
株式会社 TOKAI コミュニケーションズ
TOKAI Communications Corporation
JFT/Lite
コマンドインターフェース解説書
(第 2.5.0 版)
株式会社 TOKAI コミュニケーションズ
TOKAI Communications Corporation
Copyright (c) 1999-2014 TOKAI Communications Corporation. All rights reserved.
本書およびその中に記載されているソフトウェアはライセンスの所有者に対してのみ供給
され、同ライセンスの許可する条件のもとでのみ使用または複製することが許されます。
JFT は株式会社 TOKAI コミュニケーションズの登録商標です。JFT は株式会社 TOKAI コ
ミュニケーションズの著作物であり、JFT にかかる著作権、その他の権利は株式会社
TOKAI コミュニケーションズおよび各権利者に帰属します。
Java およびすべての Java 関連の商標およびロゴは Oracle Corporation 及びその子会
社、関連会社の米国及びその他の国における登録商標です。
その他、本書に掲載されている会社名、製品名はそれぞれ各社の商標、または登録商標
です。
本書の内容は、将来予告なしに変更されることがあります。また、株式会社 TOKAI コミュ
ニケーションズは、本書中の技術的あるいは校正上の誤りや不正確な記述に対して、ま
た本書の適用の結果生じた間接損害を含めいかなる責任、債務も負いかねますのでご
了承下さい。
目次
はじめに
3
第1章
アプリケーション作成イメージ
1.1
1.2
1.3
1.4
1.5
第2章
5
店舗起動でファイルを送信するケース................................................... 5
店舗起動でファイルを受信するケース................................................... 7
本部起動でファイルを受信するケース................................................... 9
本部起動でファイルを送信するケース................................................. 10
ユーザ引継情報について ................................................................... 11
コマンドアプリケーション
13
2.1
JCコマンド一覧 .................................................................................. 13
2.2
JCコマンドの使用方法 ....................................................................... 15
起動登録.................................................................................................. 15
起動再登録 .............................................................................................. 17
待ち登録 .................................................................................................. 19
待ち再登録............................................................................................... 21
待ち起動 .................................................................................................. 23
JOBステータス変更 ................................................................................. 25
ファイル管理削除 ..................................................................................... 27
クリーンナップ........................................................................................... 29
JCサーバ開始 .......................................................................................... 31
JCサーバ停止 .......................................................................................... 32
着信サービス制御 .................................................................................... 33
ファイルホールド ....................................................................................... 35
リトライキャンセル ..................................................................................... 37
通信中断.................................................................................................. 39
再送区分変更 .......................................................................................... 41
IPアドレス切替 ......................................................................................... 43
ステータス照会 ......................................................................................... 45
ログ出力 .................................................................................................. 47
リモートメンテナンス.................................................................................. 49
動的トレースマスク設定 ............................................................................ 50
相手先情報登録 ....................................................................................... 52
ファイル情報登録 ..................................................................................... 55
ライセンス登録 ......................................................................................... 58
第3章
後続業務アプリケーションの実行
3.1
3.2
3.3
3.4
3.5
3.6
3.7
第4章
60
実行タイミング.................................................................................... 60
パラメータ略文字 ............................................................................... 61
ファイルステータスとステータス詳細 ................................................... 62
後続業務アプリケーションの戻り値 ..................................................... 63
使用例 ............................................................................................... 63
JOBステータス管理について ............................................................. 64
JOBステータス変更ついて ................................................................ 64
アプリケーションを作成する上での留意事項
66
JCコマンドの戻り値を取得する場合 .......................................................... 66
ファイル転送が失敗した場合の処理を行う場合 ......................................... 66
物理ファイル名を指定して登録を行う場合 ................................................. 66
サンプルコーディング ................................................................................ 68
1
補足1:ファイル名任意指定でのコマンド実行について
72
ファイル名の任意指定..................................................................................... 72
ファイル名の任意指定イメージ ........................................................................ 72
任意指定しない場合 ................................................................................. 72
任意指定した場合 .................................................................................... 73
起動登録コマンド ............................................................................................ 73
ファイル管理情報に新規登録するケース ................................................... 74
ファイル管理情報の最も古い情報に対して上書きするケース ..................... 75
待ち起動コマンド ............................................................................................. 76
補足2:後続業務アプリケーションの実行タイミングについて
78
実行タイミング ................................................................................................. 78
シーケンスフロー............................................................................................. 78
正常時の業務アプリケーション起動 ................................................................. 79
シングルファイル時 ................................................................................... 79
発信集信での起動タイミング .............................................................. 79
発信配信での起動タイミング .............................................................. 80
着信集信での起動タイミング .............................................................. 81
着信配信での起動タイミング .............................................................. 82
マルチファイル時 ...................................................................................... 83
発信 集信→配信での起動タイミング ................................................. 83
発信 配信→集信での起動タイミング ................................................. 84
着信 集信→配信での起動タイミング ................................................. 85
着信 配信→集信での起動タイミング ................................................. 86
異常時の業務アプリケーション起動 ................................................................. 87
シングルファイル時 ................................................................................... 87
マルチファイル時 ...................................................................................... 88
ファイル成立タイミングがファイル単位の場合 ..................................... 88
ファイル成立タイミングがセッション単位の場合 ................................... 89
2
はじめに
コマンドインターフェース(以後コマンドI/F)は、JFT/Liteが提供する業務アプリケーションからJFT/Lite、もしくはJFT/Lite
から業務アプリケーションへの橋渡しを司るインターフェースです。
コマンドI/Fとして、以下の2つの機能を提供します。
• 業務アプリケーションから指示を行うコマンドアプリケーション
業務アプリケーションからファイルの転送指示やログクリーンナップといった指示をJFT/Liteに行うことが出来ます。
• 後続業務アプリケーションの実行
ファイル転送処理終了後、後続業務アプリケーションを実行することが出来ます。
3
4
第1章 アプリケーション作成イメージ
1.1 店舗起動でファイルを送信するケース
店舗PCで作成したファイルを本部サーバに送信する
上図の管理DBとは業務アプリケーション側で用意したファイルであり、JFT/Liteが持っている管理DBとは無関係です。
5
※1 コマンドのリターンコードについて
JFT/Liteが提供している全てのコマンドはリターンコードを返します。業務アプリケーションではこのリターンコードを判定す
る必要があります。もし異常の場合にはダイアログで表示するなどしてオペレータに通知し障害原因を取り除く必要があり
ます。
※2 バッチ起動(結果通知)について
• 結果通知は、ファイルを正常に送信できた場合とできなかった場合とで、通知する業務処理(正常時には業務
B.exe、異常時には業務B1.exeを起動など )を分けることが可能です。
• ファイル送信に失敗した場合に業務処理を起動するよう設定されている場合は、‘発信リトライ中’、‘発信リトライオ
ーバー’に関わらず、ファイル転送が失敗した都度、業務処理を起動します。
• ファイル転送に失敗した場合、JFT/Lite内でマスタに設定されているリトライ回数分自動的にリトライを行います。
※3 ステータス更新について
ファイル送信が失敗した場合、ステータスの状態として次の2通りの状態発信(リトライ中/発信リトライオーバー)があり
ます。
業務アプリケーション側は受け取った状態(ステータス)を判断して、処理を振り分ける必要があります。
※4 リトライオーバーについて
リトライオーバーになった際、業務アプリケーションはファイル転送が異常になった旨をダイアログで表示するなどしてオペ
レータに通知し障害原因を取り除く必要があります。
再度、失敗したファイルに対してファイル転送を行いたい場合には、起動再登録依頼を行います。
※5 後続業務アプリケーションの戻り値について
JFT/Liteでは後続アプリケーションの戻り値によって自動的にJOBステータスを管理します。後続アプリケーションの戻り
値が0(ゼロ)の場合は、JOBステータスを”正常終了”とし、0以外の場合は”エラー”とします。
6
1.2 店舗起動でファイルを受信するケース
店舗PC起動で本部サーバからファイルを受信する
上図の管理DBとは業務アプリケーション側で用意したファイルであり、JFT/Liteが持っている管理DBとは無関係です。
7
※1 コマンドのリターンコードについて
JFT/Liteが提供している全てのコマンドはリターンコードを返します。業務アプリケーションではこのリターンコードを判定す
る必要があります。もし異常の場合にはダイアログで表示するなどしてオペレータに通知し障害原因を取り除く必要があり
ます。
※2 バッチ起動(結果通知)について
• 結果通知は、ファイルを正常に受信できた場合とできなかった場合とで、通知する業務処理(正常時には業務
B.exe、異常時には業務B1.exeを起動など )を分けることが可能です。
• ファイル受信が失敗した場合に業務処理を起動するよう設定されている場合は、‘発信リトライ中’、‘発信リトライオ
ーバー’に関わらず、ファイル転送が失敗した都度、業務処理を起動します。
• ファイル転送が失敗した場合には、JFT/Lite内でマスタに設定されているリトライ回数分自動的にリトライを行いま
す。
※3 ステータス更新について
ファイル受信が失敗した場合、ステータスの状態として次の2通りの状態発信(リトライ中/発信リトライオーバー)があり
ます。
業務アプリケーション側は受け取った状態(ステータス)を判断して、処理を振り分ける必要があります。
※4 リトライオーバーについて
リトライオーバーになった際、業務アプリケーションはファイル転送が異常になった旨をダイアログで表示するなどしてオペ
レータに通知し障害原因を取り除く必要があります。
再度、失敗したファイルに対してファイル転送を行いたい場合には、起動再登録依頼を行います。
※5 後続業務アプリケーションの戻り値について
JFT/Liteでは後続アプリケーションの戻り値によって自動的にJOBステータスを管理します。後続アプリケーションの戻り
値が0(ゼロ)の場合は、JOBステータスを”正常終了”とし、0以外の場合は”エラー”とします。
8
1.3 本部起動でファイルを受信するケース
本部サーバ起動でファイル受信後に業務アプリケーションを起動する
※1 バッチ起動(結果通知)について
結果通知はファイルを正常に受信できた場合とできなかった場合とで、通知する業務処理(正常時には業務C.exe、異常
時には業務C1.exeを起動など )を分けることが可能です。
失敗した場合はステータスとして、着信エラーが渡されます。
※2 後続業務アプリケーションの戻り値について
JFT/Liteでは後続アプリケーションの戻り値によって自動的にJOBステータスを管理します。後続アプリケーションの戻り
値が0(ゼロ)の場合は、JOBステータスを”正常終了”とし、0以外の場合は”エラー”とします。
9
1.4 本部起動でファイルを送信するケース
店舗PCで作成したファイルを本部サーバ起動で送信する
※1 コマンドのリターンコードについて
JFT/Liteが提供している全てのコマンドはリターンコードを返します。業務アプリケーションではこのリターンコードを判定す
る必要があります。もし異常の場合にはダイアログで表示するなどしてオペレータに通知し障害原因を取り除く必要があり
ます。
※2 バッチ起動(結果通知)について
結果通知はファイルを正常に送信できた場合とできなかった場合とで、通知する業務処理(正常時には業務C.exe、異常
時には業務C1.exeを起動など )を分けることが可能です。
失敗した場合、ステータスとして着信エラーが渡されます。
※3 後続業務アプリケーションの戻り値について
JFT/Liteでは後続アプリケーションの戻り値によって自動的にJOBステータスを管理します。後続アプリケーションの戻り
値が0(ゼロ)の場合は、JOBステータスを”正常終了”とし、0以外の場合は”エラー”とします。
10
1.5 ユーザ引継情報について
業務アプリケーションから指定されたユーザ情報を「ユーザ引継情報」として、後続バッチのパラメータとして渡す機能があ
ります。この機能によりコマンドI/Fを使用してユーザ情報を渡すことで、ファイル転送完了後のバッチ起動でユーザ情報を
受け取り、その関連性を紐付けることが可能となります。
当機能を使用できるコマンドは以下の通りです。
• 起動登録コマンド(JcJobStart)
• 待ち登録コマンド(JcJobWait)
尚、後続連携のパラメータ情報については、「後続業務アプリケーションの実行」を参照して下さい。
11
12
第2章 コマンドアプリケーション
2.1 JCコマンド一覧
JFT/Liteが提供するコマンド(JCコマンド)の一覧です。
項番
コマンド名
コマンドID
機能概要
1
起動登録
JcJobStart
即時起動を行います
2
起動再登録
JcJobRestart
ステータス変更後、即時起動を行います
3
待ち登録
JcJobWait
発信/着信待ちを行います
4
待ち再登録
JcJobRewait
ステータス更新後、発信/着信を行います
5
待ち起動
JcJobWaitStart
発信待ちに対して起動を行います
6
JOBステータス更新
JcJobStsChange
JOBのステータスを変更します
7
ファイル管理削除
JcFileMngDelete
ファイル管理情報の削除を行います
8
クリーンナップ
JcCleanup
管理情報、ログのクリーンナップを行います
9
JCサーバ開始
JcStart
JFT/Liteの起動を行います
10
JCサーバ停止
JcStop
JFT/Liteの停止を行います
11
着信サービス制御
JcArrivalService
着信サービスの制御を行います
12
ファイルホールド
JcFileHold
ファイルのホールド/ホールド解除を行います
13
リトライキャンセル
JcRetryCancel
リトライ中のファイルのキャンセルを行います
14
通信中断
JcComDisc
ファイル転送処理の中断を行います
15
再送区分変更
JcRetransChange
再送区分の変更を行います
16
IPアドレス切替
JcIpChange
IPアドレスの切り替えを行います
17
ステータス照会
JcReferFileSts
ファイルのステータス照会を行います
18
ログ出力
JcLogService
ログの出力を行います
19
リモートメンテナンス
JcRemoteMainte
リモートメンテナンスを行います
20
トレースマスク設定
JcSetMask
動的にトレースマスクの設定を行います
21
相手先情報登録
JcPartnerRegister
相手先情報の登録を行います
22
ファイル情報登録
JcFileRegister
ファイル情報の登録を行います
23
ライセンスキー登録
JcLicenseRegister
ライセンスキーの登録を行います
13
※JFT/Liteのインストール実行後、JCコマンドはJFT/Liteインストールディレクトリの下のbinにインストールされます。
また、JCコマンドをどのディレクトリからでも実行できるようにパスが追加されます。
Windowsの場合
例. PATH=C:¥WINDOWS;C:¥WINDOWS¥COMMAND;C:¥JFTLite¥bin;
UNIXの場合
例.PATH=/usr/bin:/usr/sbin:/usr/local/bin:/home/jftc/jftlite/bin:.
※JCコマンド実行時のコマンド実行結果ログはJFT/Liteインストールディレクトリ配下にあります。
¥log
JCサーバプロセスログファイル
¥log¥command JCコマンド用ログファイル
¥log¥rmainte
リモートメンテナンス用ログファイル
¥log¥config
構成変更ツール用ログファイル
※プラットフォームに対してJCコマンドのサフィックスが異なります。
UNIX
: サフィックス無し
Windows
: .exe
14
2.2 JCコマンドの使用方法
起動登録
指定された相手先に、ファイル転送の即時起動を行います。当コマンドは、発信モードで実行されます。
複数相手先に対して同時に指示を行いたい場合は、相手先リストとして相手先名を複数指定することで可能になります。
処理中(起動待ちや通信中等)、リトライオーバー、中断、障害になっているファイルに対して実行すると、指示エラーとな
ります。上書き(強制登録)したい場合は、強制登録オプションを指定する必要があります。
【実行形式】
JcJobStart [オプション] 相手先リスト ファイル名 送受信モード
<オプション>
-f <物理ファイル名>
-u <ユーザ引継情報>
-c <コマンドID>
-n <コマンド名>
-d 強制登録指定
-q ユニーク番号付与
-ip <IPアドレス>
-port <ポート番号>
-v 詳細処理情報表示
-h ヘルプ
Sample.
相手先VICに発注ファイルを送信モードで即時起動を行う場合
JcJobStart –c Hacchu –n 発注 –f C:¥JFTLite¥DATA¥sample.txt VIC 発注ファイル S
【パラメータ説明】
• 相手先リスト(MAX256バイト)
JFT/Liteで管理している相手先情報マスタで定義されている相手先名のリスト。
複数相手先名を指定したい場合は、カンマ(,)区切りで指定します。
• ファイル名(MAX32バイト)
JFT/Liteで管理しているファイル情報マスタで定義されているファイル名。
ファイル名を“*”(アスタリスク)指定すると、該当するファイルでJFT/Liteが管理している管理情報の中で最も古い情
報(LRU)に対して実行します。
例えば SEND* と指定すると、JFT/Liteで管理されているファイル情報マスタのファイル名が先頭に”SEND”と定義さ
れたファイルのうち、最も古い情報に対して実行されます。
• 送受信モード(1バイト)[S:送信 R:受信]
ファイル名で指定したファイルが送信ファイルなのか受信ファイルなのかを指定します。
<オプション>
• -f <物理ファイル名> (MAX256バイト)
指定したファイル名に対する物理ファイル名を新たに指定することが出来ます。
必ず、フルパス(例えば、C:¥JftLite¥DATA¥SEND¥data.txt)で指定します。
尚、当パラメータで物理ファイルを指定しない場合は、JFT/Liteで管理しているファイル情報で定義されている物理フ
ァイルが対象となります。
15
• -u <ユーザ引継情報> (MAX256バイト) ※スペースは不可
指定されたユーザ引継情報を、後続バッチのパラメータとして渡します。
• -c <コマンドID>(MAX半角英数16バイト)
オペレーションログ(誰がどういうオペレーションを行ったかを記録するログ)に記録されます。デフォルトは「JOB」で
す。
• -n <コマンド名> (MAX32バイト)
オペレーションログ(誰がどういうオペレーションを行ったかを記録するログ)に記録されます。デフォルトは「業務AP
L」です。
• -d
強制登録を行う場合に指定します。通常、リトライオーバー、中断、障害になっているファイルに対しての登録を行うと
指示エラーになりますが、強制登録を指定することで上書きして登録を行います。
但し、ファイル転送仕掛かり中の情報に関しては登録できません。
ファイル名を“*”(アスタリスク)指定すると、該当するファイルでJFT/Liteが管理している管理情報の中で最も古い情
報(LRU)に対して実行します。
• -q
集信(受信)する物理ファイル名にユニーク番号を付与したい場合に指定します。送受信モードが“受信”の場合に有
効です。当オプションを使用すると、例えば複数相手先から同一ファイルを受信する場合、受信する物理ファイルが
同じファイル名であると上書きされてしまう恐れがあるのでそれを回避できます。
尚、ユニーク番号は、1回の指示に対して単純に物理ファイル名に1からの数字を付与します。
• -ip
JCサーバのIPアドレスを指定します。デフォルトは、”localhost”です。
但し、「構成変更ツール」→「接続情報」でサーバ接続先のIPアドレスを変更した場合は、最も優先的なIPアドレスが
使用されます。
• -port
JCサーバのポート番号を指定します。デフォルトは、”25000”です。
但し、「構成変更ツール」→「接続情報」でサーバ接続ポート番号を変更した場合は、そのポート番号が使用されま
す。
• -v
コマンド実行時の詳細情報を標準出力します。
• -h
ヘルプが表示されます。
【注意事項】
• 全角は2バイトです。
• 相手先名、ファイル名は事前にマスタに設定されていなければなりません。
【リターンコード】
リターンコード
16
意味
Windows
UNIX
0
0
正常(指示を受け付けました)
-1
255
パラメータエラー
-2
254
環境設定エラー(該当マスタ情報無し)
-3
253
指示エラー(ファイルステータスエラー)
-9
247
その他エラー(通信エラー、障害等)
起動再登録
指定された相手先およびファイルに対し、再度ファイル転送の即時起動を行います。
リトライオーバー、中断、障害になったファイルに対してそのままの情報で再度登録したい場合は、当コマンドを使用しま
す。当コマンドは、発信モードで実行されます。
【実行形式】
JcJobRestart [オプション] 相手先名 ファイル名 送受信モード
<オプション>
-c <コマンドID>
-n <コマンド名>
-ip <IPアドレス>
-port <ポート番号>
-v 詳細処理情報表示
-h ヘルプ
Sample.
相手先VICに発注ファイルを送信モードで、再度、即時起動を行う場合
JcJobRestart –c HacchuRetry –n 発注リトライ VIC 発注ファイル S
【パラメータ説明】
• 相手先名(MAX32バイト)
JFT/Liteで管理している相手先情報マスタで定義されている相手先名。
• ファイル名(MAX32バイト)
JFT/Liteで管理しているファイル情報マスタで定義されているファイル名。
• 送受信モード(1バイト)[S:送信 R:受信]
ファイル名で指定したファイルが送信ファイルなのか受信ファイルなのかを指定します。
<オプション>
• -c <コマンドID>(MAX半角英数16バイト)
オペレーションログ(誰がどういうオペレーションを行ったかを記録するログ)に記録されます。デフォルトは「JOB」で
す。
• -n <コマンド名> (MAX32バイト)
オペレーションログ(誰がどういうオペレーションを行ったかを記録するログ)に記録されます。デフォルトは「業務AP
L」です。
• -ip
JCサーバのIPアドレスを指定します。デフォルトは、”localhost”です。
但し、「構成変更ツール」→「接続情報」でサーバ接続先のIPアドレスを変更した場合は、最も優先的なIPアドレスが
使用されます。
17
• -port
JCサーバのポート番号を指定します。デフォルトは、”25000”です。
但し、「構成変更ツール」→「接続情報」でサーバ接続ポート番号を変更した場合は、そのポート番号が使用されま
す。
• -v
コマンド実行時の詳細情報を標準出力します。
• -h
ヘルプが表示されます。
【注意事項】
• 全角は2バイトです。
• 相手先名、ファイル名は事前にマスタに設定されていなければなりません。
【リターンコード】
リターンコード
18
意味
Windows
UNIX
0
0
正常(指示を受け付けました)
-1
255
パラメータエラー
-2
254
環境設定エラー(該当マスタ情報無し)
-3
253
指示エラー(ファイルステータスエラー)
-9
247
その他エラー(通信エラー、障害等)
待ち登録
指定された相手先、ファイルに対して待ち状態で登録を行います。発着信モードを“発信”で待ち登録した場合、「待ち起
動」コマンドで起動を行わないとファイル転送処理されません。
また、発着信モードを“着信”で待ち登録した場合、相手先からの接続を自動的に受け付け、該当するファイルの転送処理
が開始されます。尚、エラー、リトライオーバー、中断、障害になっているファイルに対して実行すると、指示エラーとなりま
す。上書き(強制登録)したい場合は、強制登録オプションを指定する必要があります。
複数相手先に対して同時に指示を行いたい場合は、相手先リストとして相手先名を複数指定することで可能になります。
【実行形式】
JcJobWait [オプション] 相手先リスト ファイル名 送受信モード 発着信モード
<オプション>
-f <物理ファイル名>
-u <ユーザ引継情報>
-c <コマンドID>
-n <コマンド名>
-ip <IPアドレス>
-port <ポート番号>
-d 強制登録指定
-q ユニーク番号付与
-v 詳細処理情報表示
-h ヘルプ
Sample.
相手先VICに発注ファイルを送信モードで発信待ちを行う場合
JcJobWait –c HacchuWait –n 発注待ち –f C:¥JFTLite¥DATA¥sample.txt VIC発注ファイ
ル S T
【パラメータ説明】
• 相手先リスト(MAX256バイト)
JFT/Liteで管理している相手先情報マスタで定義されている相手先名のリスト。
複数相手先名を指定したい場合は、カンマ(,)区切りで指定します。
• ファイル名(MAX32バイト)
JFT/Liteで管理しているファイル情報マスタで定義されているファイル名。
• 送受信モード(1バイト)[S:送信 R:受信]
ファイル名で指定したファイルが送信ファイルなのか受信ファイルなのかを指定します。
• 発着信モード(1バイト)[T:発信 A:着信]
“発信”で待ち登録した場合、「待ち起動」コマンドで起動を行わないとファイル転送処理されません。
また、“着信”で待ち登録した場合は、相手先からの接続を自動的に受け付け、該当するファイルの転送処理が開始
されます。
<オプション>
• -f <物理ファイル名>(MAX256バイト)
指定したファイル名に対する物理ファイル名を新たに指定することが出来ます。
必ず、フルパス(例えば、C:¥JftLite¥DATA¥SEND¥data.txt)で指定します。
尚、当パラメータで物理ファイルを指定しない場合は、JFT/Liteで管理しているファイル情報で定義されている物理フ
ァイルが対象となります。
19
• -u <ユーザ引継情報> (MAX256バイト) ※スペースは不可
指定されたユーザ引継情報を、後続バッチのパラメータとして渡します。
• -c <コマンドID>(MAX半角英数16バイト)
オペレーションログ(誰がどういうオペレーションを行ったかを記録するログ)に記録されます。デフォルトは「JOB」で
す。
• -n <コマンド名> (MAX32バイト)
オペレーションログ(誰がどういうオペレーションを行ったかを記録するログ)に記録されます。デフォルトは「業務AP
L」です。
• -ip
JCサーバのIPアドレスを指定します。デフォルトは、”localhost”です。
但し、「構成変更ツール」→「接続情報」でサーバ接続先のIPアドレスを変更した場合は、最も優先的なIPアドレスが
使用されます。
• -port
JCサーバのポート番号を指定します。デフォルトは、”25000”です。
但し、「構成変更ツール」→「接続情報」でサーバ接続ポート番号を変更した場合は、そのポート番号が使用されま
す。
• -d
強制登録を行う場合に指定します。通常、エラー、リトライオーバー、中断、障害になっているファイルに対しての登録
を行うと指示エラーになりますが、強制登録を指定することで上書きして登録を行います。
但し、ファイル転送仕掛かり中の情報に関しては登録できません。
ファイル名を“*”(アスタリスク)指定すると、該当するファイルでJFT/Liteが管理している管理情報の中で最も古い情
報(LRU)に対して実行します。
• -q
集信(受信)する物理ファイル名にユニーク番号を付与したい場合に指定します。送受信モードが“受信”の場合に有
効です。当オプションを使用すると、例えば複数相手先から同一ファイルを受信する場合、受信する物理ファイルが
同じファイル名であると上書きされてしまう恐れがあるのでそれを回避できます。
尚、ユニーク番号は、1回の指示に対して単純に物理ファイル名に1からの数字を付与します。
• -v
コマンド実行時の詳細情報を標準出力します。
• -h
ヘルプが表示されます。
【注意事項】
• 全角は2バイトです。
• 相手先名、ファイル名は事前にマスタに設定されていなければなりません。
【リターンコード】
リターンコード
20
意味
Windows
UNIX
0
0
正常(指示を受け付けました)
-1
255
パラメータエラー
-2
254
環境設定エラー(該当マスタ情報無し)
-3
253
指示エラー(ファイルステータスエラー)
-9
247
その他エラー(通信エラー、障害等)
待ち再登録
指定された相手先、ファイルに対して待ち状態で再登録を行います。
エラー、リトライオーバー、中断、障害になったファイルに対してそのままの情報で再度登録したい場合は、当コマンドを使
用します。発着信モードを“発信”で待ち登録した場合、「待ち起動」コマンドで起動を行わないとファイル転送処理されませ
ん。また、発着信モードを“着信”で待ち登録した場合、相手先からの接続を自動的に受け付け、該当するファイルの転送
処理が開始されます。
【実行形式】
JcJobRewait [オプション] 相手先名 ファイル名 送受信モード 発着信モード
<オプション>
-c <コマンドID>
-n <コマンド名>
-ip <IPアドレス>
-port <ポート番号>
-v 詳細処理情報表示
-h ヘルプ
Sample.
相手先VICに発注ファイルを送信モードで、再度、発信待ちを行う場合
JcJobRewait –c HacchuWaitRetry –n 発注待ちリトライ VIC 発注ファイル S T
【パラメータ説明】
• 相手先名(MAX32バイト)
JFT/Liteで管理している相手先情報マスタで定義されている相手先名。
• ファイル名(MAX32バイト)
JFT/Liteで管理しているファイル情報マスタで定義されているファイル名。
• 送受信モード(1バイト)[S:送信 R:受信]
ファイル名で指定したファイルが送信ファイルなのか受信ファイルなのかを指定します。
• 発着信モード(1バイト)[T:発信 A:着信]
“発信”で待ち登録した場合、「待ち起動」コマンドで起動を行わないとファイル転送処理されません。
また、“着信”で待ち登録した場合は、相手先からの接続を自動的に受け付け、該当するファイルの転送処理が開始
されます。
<オプション>
• -c <コマンドID>(MAX半角英数16バイト)
オペレーションログ(誰がどういうオペレーションを行ったかを記録するログ)に記録されます。デフォルトは「JOB」で
す。
• -n <コマンド名> (MAX32バイト)
オペレーションログ(誰がどういうオペレーションを行ったかを記録するログ)に記録されます。デフォルトは「業務APL」
です。
• -ip
JCサーバのIPアドレスを指定します。デフォルトは、”localhost”です。
但し、「構成変更ツール」→「接続情報」でサーバ接続先のIPアドレスを変更した場合は、最も優先的なIPアドレスが
使用されます。
21
• -port
JCサーバのポート番号を指定します。デフォルトは、”25000”です。
但し、「構成変更ツール」→「接続情報」でサーバ接続ポート番号を変更した場合は、そのポート番号が使用されま
す。
• -v
コマンド実行時の詳細情報を標準出力します。
• -h
ヘルプが表示されます。
【注意事項】
• 全角は2バイトです。
• 相手先名、ファイル名は事前にマスタに設定されていなければなりません。
【リターンコード】
リターンコード
22
意味
Windows
UNIX
0
0
正常(指示を受け付けました)
-1
255
パラメータエラー
-2
254
環境設定エラー(該当マスタ情報無し)
-3
253
指示エラー(ファイルステータスエラー)
-9
247
その他エラー(通信エラー、障害等)
待ち起動
発信待ち状態で登録されているファイルに対しての起動を行います。
オプションを何も指定しない場合は、待ち状態になっている全てのファイルについてファイル転送処理を行います。
【実行形式】
JcJobWaitStart [オプション]
<オプション>
-p <相手先名>
-f <ファイル名>
-g <相手先グループ名>
-t <送受信モード>
-c <コマンドID>
-n <コマンド名>
-ip <IPアドレス>
-port <ポート番号>
-v 詳細処理情報表示
-h ヘルプ
Sample.
相手先VICに発注ファイルを送信モードで発信待ちのファイルに起動を行う場合
JcJobWaitStart –c HacchuWaitStart –n 発注待ち開始 –p VIC –f 発注ファイル –t S
【パラメータ説明】
<オプション>
• -p <相手先名>(MAX32バイト)
JFT/Liteで管理している相手先情報マスタで定義されている相手先名。
指定された相手先に属する待ち状態のファイルが対象になります。
• -f <ファイル名>(MAX32バイト)
JFT/Liteで管理しているファイル情報マスタで定義されているファイル名。
指定されたファイルの中で待ち状態のファイルが対象になります。
ファイル名を“*”(アスタリスク)指定すると、該当するファイルでJFT/Liteが管理している管理情報の中で最も古い情
報(LRU)に対して実行します。
例えば、SEND* と指定すると、JFT/Liteで管理されているファイル情報マスタのファイル名が先頭に”SEND”と定義
されたファイルのうち、最も古い情報に対して実行されます。
• -g <相手先グループ名> (MAX32バイト)
JFT/Liteで管理している相手先情報マスタで定義されている相手先グループ名。
指定された相手先グループに属するファイルが対象となります。
• -t <送受信モード>(1バイト)[S:送信 R:受信]
ファイル名で指定したファイルが送信ファイルなのか受信ファイルなのかを指定します。
指定した送受信モードのファイルが対象となります。
• -c <コマンドID>(MAX半角英数16バイト)
オペレーションログ(誰がどういうオペレーションを行ったかを記録するログ)に記録されます。デフォルトは「JOB」で
す。
23
• -n <コマンド名> (MAX32バイト)
オペレーションログ(誰がどういうオペレーションを行ったかを記録するログ)に記録されます。デフォルトは「業務AP
L」です。
• -ip
JCサーバのIPアドレスを指定します。デフォルトは、”localhost”です。
但し、「構成変更ツール」→「接続情報」でサーバ接続先のIPアドレスを変更した場合は、最も優先的なIPアドレスが
使用されます。
• -port
JCサーバのポート番号を指定します。デフォルトは、”25000”です。
但し、「構成変更ツール」→「接続情報」でサーバ接続ポート番号を変更した場合は、そのポート番号が使用されま
す。
• -v
コマンド実行時の詳細情報を標準出力します。
• -h
ヘルプが表示されます。
【注意事項】
• 全角は2バイトです。
• 相手先名、ファイル名は事前にマスタに設定されていなければなりません。
• ファイル名を“*”(アスタリスク)指定する場合は、必ず送受信モードを指定して下さい。
• 相手先名と相手先グループは同時には指定出来ません。
【リターンコード】
リターンコード
24
意味
Windows
UNIX
0
0
正常(指示を受け付けました)
-1
255
パラメータエラー
-2
254
環境設定エラー(該当マスタ情報無し)
-3
253
指示エラー(ファイルステータスエラー)
-9
247
その他エラー(通信エラー、障害等)
JOBステータス変更
該当する相手先、ファイルに対して起動されたJOBのステータスを変更します。
後続業務アプリケーションが意図的にJOBのステータスを変更したい場合に使用します。
詳細については「JOBステータス管理について」「JOBステータス変更ついて」を参照して下さい。
【実行形式】
JcJobStsChange [オプション] 相手先名 ファイル名 送受信モード 発着信モード ステータス
<オプション>
-c <コマンドID>
-n <コマンド名>
-ip <IPアドレス>
-port <ポート番号>
-v 詳細処理情報表示
-h ヘルプ
Sample.
相手先(VIC)、ファイル名(発注ファイル)、発信モード(発信)、送受信モード(送信)に該当するJO
Bが起動した時のJOBのステータスを変更したい場合
JcJobStsChange –c JobStsChange –n JOBステータス変更 VIC 発注ファイル S T OK
【パラメータ説明】
• 相手先名(MAX32バイト)
JFT/Liteで管理している相手先情報マスタで定義されている相手先名。
• ファイル名(MAX32バイト)
JFT/Liteで管理しているファイル情報マスタで定義されているファイル名。
• 送受信モード(1バイト)[S:送信 R:受信]
ファイル名で指定したファイルが送信ファイルなのか受信ファイルなのかを指定します。
• 発着信モード(1バイト)[T:発信 A:着信]
JOBステータスを変更したいファイルの発着信モードを指定します。
• ステータス(2バイト)[OK:正常 NG:異常 RT:リセット]
JOB結果が正常終了したのか、異常終了したのかを設定します。リセットするとJOBステータスは、IDLEになります。
<オプション>
• -c <コマンドID>(MAX半角英数16バイト)
オペレーションログ(誰がどういうオペレーションを行ったかを記録するログ)に記録されます。デフォルトは「JOB」で
す。
• -n <コマンド名> (MAX32バイト)
オペレーションログ(誰がどういうオペレーションを行ったかを記録するログ)に記録されます。デフォルトは「業務APL」
です。
• -ip
JCサーバのIPアドレスを指定します。デフォルトは、”localhost”です。
但し、「構成変更ツール」→「接続情報」でサーバ接続先のIPアドレスを変更した場合は、最も優先的なIPアドレスが
使用されます。
25
• -port
JCサーバのポート番号を指定します。デフォルトは、”25000”です。
但し、「構成変更ツール」→「接続情報」でサーバ接続ポート番号を変更した場合は、そのポート番号が使用されま
す。
• -v
コマンド実行時の詳細情報を標準出力します。
• -h
ヘルプが表示されます。
【注意事項】
• 全角は2バイトです。
• 相手先名、ファイル名は事前にマスタに設定されていなければなりません。
【リターンコード】
リターンコード
26
意味
Windows
UNIX
0
0
正常(指示を受け付けました)
-1
255
パラメータエラー
-2
254
環境設定エラー(該当マスタ情報無し)
-3
253
指示エラー(ファイルステータスエラー)
-9
247
その他エラー(通信エラー、障害等)
ファイル管理削除
該当する相手先、ファイルに対応するJFT/Liteで管理しているファイル管理情報(登録ファイル情報)を削除します。ファイ
ル転送が仕掛かり中の情報は削除出来ません。
【実行形式】
JcFileMngDelete [オプション] 相手先名 ファイル名 送受信モード 発着信モード
<オプション>
-c <コマンドID>
-n <コマンド名>
-ip <IPアドレス>
-port <ポート番号>
-v 詳細処理情報表示
-h ヘルプ
Sample.
相手先(VIC)、ファイル名(発注ファイル)、発信モード(発信)、送受信モード(送信)に該当するファ
イル管理情報を削除したい場合
JcFileMngDelete –c FileMngDel –n ファイル管理削除 VIC 発注ファイル S T
【パラメータ説明】
• 相手先名(MAX32バイト)
JFT/Liteで管理している相手先情報マスタで定義されている相手先名。
• ファイル名(MAX32バイト)
JFT/Liteで管理しているファイル情報マスタで定義されているファイル名。
• 送受信モード(1バイト)[S:送信 R:受信]
ファイル名で指定したファイルが送信ファイルなのか受信ファイルなのかを指定します。
• 発着信モード(1バイト)[T:発信 A:着信]
ファイル管理情報を削除したいファイルの発着信モードを指定します。
<オプション>
• -c <コマンドID>(MAX半角英数16バイト)
オペレーションログ(誰がどういうオペレーションを行ったかを記録するログ)に記録されます。デフォルトは「JOB」で
す。
• -n <コマンド名> (MAX32バイト)
オペレーションログ(誰がどういうオペレーションを行ったかを記録するログ)に記録されます。デフォルトは「業務APL」
です。
• -ip
JCサーバのIPアドレスを指定します。デフォルトは、”localhost”です。
但し、「構成変更ツール」→「接続情報」でサーバ接続先のIPアドレスを変更した場合は、最も優先的なIPアドレスが使
用されます。
• -port
JCサーバのポート番号を指定します。デフォルトは、”25000”です。
但し、「構成変更ツール」→「接続情報」でサーバ接続ポート番号を変更した場合は、そのポート番号が使用されま
す。
27
• -v
コマンド実行時の詳細情報を標準出力します。
• -h
ヘルプが表示されます。
【注意事項】
• 全角は2バイトです。
• 相手先名、ファイル名は事前にマスタに設定されていなければなりません。
【リターンコード】
リターンコード
意味
Windows
UNIX
0
0
正常(指示を受け付けました)
-1
255
パラメータエラー
-9
247
その他エラー(通信エラー、障害等)
※ 指定されたファイル管理情報が既に存在しない場合、リターンコードは正常を返します。
28
クリーンナップ
保管日数を過ぎたファイル管理情報及びオペレーションログ、通信ログの削除を行います。
ファイル管理情報の削除は対応する相手先情報が存在しないものを対象に行うため、通常ファイルには影響ありません。
保管日数(ファイル管理情報保管日数とログ保管保管日数)は、JFT/Liteで管理されているシステム情報で定義します。
【実行形式】
JcCleanup
<オプション>
-c <コマンドID>
-n <コマンド名>
-ip <IPアドレス>
-port <ポート番号>
-v 詳細処理情報表示
-h ヘルプ
Sample.
JcCleanup –c Cleanup –n クリーンナップ
【パラメータ説明】
<オプション>
• -c <コマンドID>(MAX半角英数16バイト)
オペレーションログ(誰がどういうオペレーションを行ったかを記録するログ)に記録されます。デフォルトは「JOB」で
す。
• -n <コマンド名> (MAX32バイト)
オペレーションログ(誰がどういうオペレーションを行ったかを記録するログ)に記録されます。デフォルトは「業務APL」
です。
• -ip
JCサーバのIPアドレスを指定します。デフォルトは、”localhost”です。
但し、「構成変更ツール」→「接続情報」でサーバ接続先のIPアドレスを変更した場合は、最も優先的なIPアドレスが
使用されます。
• -port
JCサーバのポート番号を指定します。デフォルトは、”25000”です。
但し、「構成変更ツール」→「接続情報」でサーバ接続ポート番号を変更した場合は、そのポート番号が使用されま
す。
• -v
コマンド実行時の詳細情報を標準出力します。
• -h
ヘルプが表示されます。
29
【注意事項】
• 全角は2バイトです。
【リターンコード】
リターンコード
30
意味
Windows
UNIX
0
0
正常(指示を受け付けました)
-9
247
その他エラー(通信エラー、障害等)
JCサーバ開始
JFT/LiteのJCサーバ起動を行います。
【実行形式】
JcStart
Sample.
JcStart
【パラメータ説明】
特に無し
【注意事項】
• 全角は2バイトです。
【リターンコード】
リターンコード
意味
Windows
UNIX
0
0
正常終了
-9
247
異常終了(サーバプロセス内部エラー等)
※ Windowsの場合、タスクマネージャ等によるプロセス終了時にはリターンコードの値は0以外であると考えられます。
また、UNIXの場合Shellの記述エラー等もリターンコードが0以外と考えられます。
従って業務アプリケーションでは0以外が異常であると判断する必要があります。
31
JCサーバ停止
JFT/LiteのJCサーバ停止を行います。
【実行形式】
JcStop
<オプション>
-c <コマンドID>
-n <コマンド名>
-ip <IPアドレス>
-port <ポート番号>
-v 詳細処理情報表示
-h ヘルプ
Sample.
JcStop –c Stop –n サーバ停止
【パラメータ説明】
<オプション>
• -c <コマンドID>(MAX半角英数16バイト)
オペレーションログ(誰がどういうオペレーションを行ったかを記録するログ)に記録されます。デフォルトは「JOB」です。
• -n <コマンド名> (MAX32バイト)
オペレーションログ(誰がどういうオペレーションを行ったかを記録するログ)に記録されます。デフォルトは「業務AP
L」です。
• -ip
JCサーバのIPアドレスを指定します。デフォルトは、”localhost”です。
但し、「構成変更ツール」→「接続情報」でサーバ接続先のIPアドレスを変更した場合は、最も優先的なIPアドレスが
使用されます。
• -port
JCサーバのポート番号を指定します。デフォルトは、”25000”です。
但し、「構成変更ツール」→「接続情報」でサーバ接続ポート番号を変更した場合は、そのポート番号が使用されま
す。
• -v
コマンド実行時の詳細情報を標準出力します。
• -h
ヘルプが表示されます。
【注意事項】
• 全角は2バイトです。
【リターンコード】
リターンコード
32
意味
Windows
UNIX
0
0
正常(指示を受け付けました)
-9
247
その他エラー(通信エラー、障害等)
着信サービス制御
着信サービスの制御を行います。着信サービスが有効の場合は、相手からの着信を受け付けてファイル転送を行い、着
信サービスが無効の場合は、相手からの着信は拒否します。
【実行形式】
JcArrivalService 着信モード
<オプション>
-c <コマンドID>
-n <コマンド名>
-ip <IPアドレス>
-port <ポート番号>
-v 詳細処理情報表示
-h ヘルプ
Sample.
JcArrivalService ON –c ArrivalService –n 着信サービス
【パラメータ説明】
• 着信モード[ON:着信有効 OFF:着信無効]
当パラメータに従って着信サービスの制御を行います。
<オプション>
• -c <コマンドID>(MAX半角英数16バイト)
オペレーションログ(誰がどういうオペレーションを行ったかを記録するログ)に記録されます。デフォルトは「JOB」で
す。
• -n <コマンド名> (MAX32バイト)
オペレーションログ(誰がどういうオペレーションを行ったかを記録するログ)に記録されます。デフォルトは「業務AP
L」です。
• -ip
JCサーバのIPアドレスを指定します。デフォルトは、”localhost”です。
但し、「構成変更ツール」→「接続情報」でサーバ接続先のIPアドレスを変更した場合は、最も優先的なIPアドレスが
使用されます。
• -port
JCサーバのポート番号を指定します。デフォルトは、”25000”です。
但し、「構成変更ツール」→「接続情報」でサーバ接続ポート番号を変更した場合は、そのポート番号が使用されま
す。
• -v
コマンド実行時の詳細情報を標準出力します。
• -h
ヘルプが表示されます。
33
【注意事項】
• 全角は2バイトです。
【リターンコード】
リターンコード
34
意味
Windows
UNIX
0
0
正常(指示を受け付けました)
-1
255
パラメータエラー
-9
247
その他エラー(通信エラー、障害等)
ファイルホールド
転送ファイルに対して一時停止(ホールド)/一時停止解除(ホールド解除)を行います。
ファイルのホールドを行うことで、該当ファイルはファイル転送処理の対象から外れます。
ファイルホールド可能なファイルの状態は、起動待ち、リトライ待ち、着信待ちです。
ホールドの解除を行うと、以前のファイルの状態に戻ります。
【実行形式】
JcFileHold [オプション] 相手先名 ファイル名 送受信モード 発着信モード ホールドモード
<オプション>
-c <コマンドID>
-n <コマンド名>
-ip <IPアドレス>
-port <ポート番号>
-v 詳細処理情報表示
-h ヘルプ
Sample.
相手先(VIC)、ファイル名(発注ファイル)、発信モード(発信)、送受信モード(送信)に該当するファ
イルをホールドしたい場合
JcFileHold
-c FileHold
-n ファイルホールド VIC 発注ファイル S T ON
【パラメータ説明】
• 相手先名(MAX32バイト)
JFT/Liteで管理している相手先情報マスタで定義されている相手先名。
• ファイル名(MAX32バイト)
JFT/Liteで管理しているファイル情報マスタで定義されているファイル名。
• 送受信モード(1バイト)[S:送信 R:受信]
ファイル名で指定したファイルが送信ファイルなのか受信ファイルなのかを指定します。
• 発着信モード(1バイト)[T:発信 A:着信]
JOBステータスを変更したいファイルの発着信モードを指定します。
• ホールドモード[ON:ホールド OFF:ホールド解除]
該当ファイルに対して、ホールド/ホールド解除を指定します。
<オプション>
• -c <コマンドID>(MAX半角英数16バイト)
オペレーションログ(誰がどういうオペレーションを行ったかを記録するログ)に記録されます。デフォルトは「JOB」で
す。
• -n <コマンド名> (MAX32バイト)
オペレーションログ(誰がどういうオペレーションを行ったかを記録するログ)に記録されます。デフォルトは「業務AP
L」です。
35
• -ip
JCサーバのIPアドレスを指定します。デフォルトは、”localhost”です。
但し、「構成変更ツール」→「接続情報」でサーバ接続先のIPアドレスを変更した場合は、最も優先的なIPアドレスが
使用されます。
• -port
JCサーバのポート番号を指定します。デフォルトは、”25000”です。
但し、「構成変更ツール」→「接続情報」でサーバ接続ポート番号を変更した場合は、そのポート番号が使用されま
す。
• -v
コマンド実行時の詳細情報を標準出力します。
• -h
ヘルプが表示されます。
【注意事項】
• 全角は2バイトです。
【リターンコード】
リターンコード
36
意味
Windows
UNIX
0
0
正常(指示を受け付けました)
-1
255
パラメータエラー
-3
253
指示エラー(ファイルステータスエラー)
-9
247
その他エラー(通信エラー、障害等)
リトライキャンセル
リトライ中のファイルに対してキャンセルを行います。発信モードでファイル転送が失敗するとJFT/Liteでは指定されたリト
ライ回数分リトライを行いますが、当コマンドでそのリトライ処理を中断することが出来ます。
尚、リトライキャンセルを行ったファイルの状態はリトライオーバーとなります。
【実行形式】
JcRetryCancel [オプション] 相手先名 ファイル名 送受信モード
<オプション>
-c <コマンドID>
-n <コマンド名>
-ip <IPアドレス>
-port <ポート番号>
-v 詳細処理情報表示
-h ヘルプ
Sample.
相手先(VIC)、ファイル名(発注ファイル)、送受信モード(送信)に該当するリトライ中のファイルに
対してリトライキャンセルを行う場合
JcRetryCancel –c RetryCancel –n リトライキャンセル VIC 発注ファイルS
【パラメータ説明】
• 相手先名(MAX32バイト)
JFT/Liteで管理している相手先情報マスタで定義されている相手先名。
• ファイル名(MAX32バイト)
JFT/Liteで管理しているファイル情報マスタで定義されているファイル名。
• 送受信モード(1バイト)[S:送信 R:受信]
ファイル名で指定したファイルが送信ファイルなのか受信ファイルなのかを指定します。
<オプション>
• -c <コマンドID>(MAX半角英数16バイト)
オペレーションログ(誰がどういうオペレーションを行ったかを記録するログ)に記録されます。デフォルトは「JOB」で
す。
• -n <コマンド名> (MAX32バイト)
オペレーションログ(誰がどういうオペレーションを行ったかを記録するログ)に記録されます。デフォルトは「業務APL」
です。
• -ip
JCサーバのIPアドレスを指定します。デフォルトは、”localhost”です。
但し、「構成変更ツール」→「接続情報」でサーバ接続先のIPアドレスを変更した場合は、最も優先的なIPアドレスが
使用されます。
• -port
JCサーバのポート番号を指定します。デフォルトは、”25000”です。
但し、「構成変更ツール」→「接続情報」でサーバ接続ポート番号を変更した場合は、そのポート番号が使用されま
す。
37
• -v
コマンド実行時の詳細情報を標準出力します。
• -h
ヘルプが表示されます。
【注意事項】
• 全角は2バイトです。
【リターンコード】
リターンコード
38
意味
Windows
UNIX
0
0
正常(指示を受け付けました)
-1
255
パラメータエラー
-3
253
指示エラー(ファイルステータスエラー)
-9
247
その他エラー(通信エラー、障害等)
通信中断
ある相手先とのファイル転送を当コマンドで中断することが出来ます。該当ファイルが通信中断されるとファイル状態が中
断に変更されます。再度、ファイル転送したい場合はステータス更新を行って下さい。尚、中断されるステータスは、起動
待ち、リトライ待ち、起動中、通信中のステータスです。
【実行形式】
JcComDisc [オプション] 相手先名
<オプション>
-c <コマンドID>
-n <コマンド名>
-ip <IPアドレス>
-port <ポート番号>
-v 詳細処理情報表示
-h ヘルプ
Sample.
相手先(VIC)、に対して通信中断を行う場合
JcComDisc –c ComDisc –n 通信中断 VIC
【パラメータ説明】
相手先名(MAX32バイト)
JFT/Liteで管理している相手先情報マスタで定義されている相手先名。
<オプション>
• -c <コマンドID>(MAX半角英数16バイト)
オペレーションログ(誰がどういうオペレーションを行ったかを記録するログ)に記録されます。デフォルトは「JOB」で
す。
• -n <コマンド名> (MAX32バイト)
オペレーションログ(誰がどういうオペレーションを行ったかを記録するログ)に記録されます。デフォルトは「業務AP
L」です。
• -ip
JCサーバのIPアドレスを指定します。デフォルトは、”localhost”です。
但し、「構成変更ツール」→「接続情報」でサーバ接続先のIPアドレスを変更した場合は、最も優先的なIPアドレスが
使用されます。
• -port
JCサーバのポート番号を指定します。デフォルトは、”25000”です。
但し、「構成変更ツール」→「接続情報」でサーバ接続ポート番号を変更した場合は、そのポート番号が使用されま
す。
• -v
コマンド実行時の詳細情報を標準出力します。
• -h
ヘルプが表示されます。
【注意事項】
• 全角は2バイトです。
39
【リターンコード】
リターンコード
40
意味
Windows
UNIX
0
0
正常(指示を受け付けました)
-1
255
パラメータエラー
-9
247
その他エラー(通信エラー、障害等)
再送区分変更
再送区分の変更を行います。当コマンドは相手先情報の再送区分が有効となっている場合に再送扱いするか、しないか
を指定出来ます。再送区分変更した場合は、次回通信に対して有効となります。
再送の取り扱いについては、機能説明の「再送」を参照して下さい。
【実行形式】
JcRetransChange [オプション] 相手先名 ファイル名 送受信モード 発着信モード 再送区分
<オプション>
-c <コマンドID>
-n <コマンド名>
-ip <IPアドレス>
-port <ポート番号>
-v 詳細処理情報表示
-h ヘルプ
Sample.
相手先(VIC)、ファイル名(発注ファイル)、送受信モード(受信)、発着信モード(発信)に該当する
ファイルに対して再送区分変更(再送扱いする)を行う場合
JcRetransChange –c RetransChange –n 再送区分変更 VIC 受注ファイルS T RE
【パラメータ説明】
• 相手先名(MAX32バイト)
JFT/Liteで管理している相手先情報マスタで定義されている相手先名。
• ファイル名(MAX32バイト)
JFT/Liteで管理しているファイル情報マスタで定義されているファイル名。
• 送受信モード(1バイト)[S:送信 R:受信]
ファイル名で指定したファイルが送信ファイルなのか受信ファイルなのかを指定します。
• 発着信モード(1バイト)[T:発信 A:着信]
再送区分を変更したいファイルの発着信モードを指定します。
• 再送区分[ST:再送扱いしない RE:再送扱いする]
該当ファイルに対して、再送扱いする/しないを指定します。
<オプション>
• -c <コマンドID>(MAX半角英数16バイト)
オペレーションログ(誰がどういうオペレーションを行ったかを記録するログ)に記録されます。デフォルトは「JOB」で
す。
• -n <コマンド名> (MAX32バイト)
オペレーションログ(誰がどういうオペレーションを行ったかを記録するログ)に記録されます。デフォルトは「業務AP
L」です。
• -ip
JCサーバのIPアドレスを指定します。デフォルトは、”localhost”です。
但し、「構成変更ツール」→「接続情報」でサーバ接続先のIPアドレスを変更した場合は、最も優先的なIPアドレスが
使用されます。
41
• -port
JCサーバのポート番号を指定します。デフォルトは、”25000”です。
但し、「構成変更ツール」→「接続情報」でサーバ接続ポート番号を変更した場合は、そのポート番号が使用されま
す。
• -v
コマンド実行時の詳細情報を標準出力します。
• -h
ヘルプが表示されます。
【注意事項】
• 全角は2バイトです。
【リターンコード】
リターンコード
42
意味
Windows
UNIX
0
0
正常(指示を受け付けました)
-1
255
パラメータエラー
-3
253
指示エラー(ファイルステータスエラー)
-9
247
その他エラー(通信エラー、障害等)
IPアドレス切替
ある相手先のIPアドレスを切り替えることが出来ます。
JFT/Liteが管理する相手先情報に予め2つのIPアドレス(第1IPアドレスと第2IPアドレス)を登録することにより、発信時
の接続先IPアドレスの切り替えが行えます。
【実行形式】
JcIpChange [オプション] 相手先名
<オプション>
-i
<IPアドレス区分>
-c <コマンドID>
-n <コマンド名>
-ip <IPアドレス>
-port <ポート番号>
-v 詳細処理情報表示
-h ヘルプ
Sample.
相手先(TOKAIコミュニケーションズ)、に対して第2IPアドレスに切替を
行う場合
JcJpChange –c IpChange –n IP切替 TOKAIコミュニケーションズ
–i IP2
【パラメータ説明】
• 相手先名(MAX32バイト)
JFT/Liteで管理している相手先情報マスタで定義されている相手先名。
<オプション>
• IPアドレス区分[IP1:第1IPアドレス IP2:第2IPアドレス]
当パラメータに従って相手先情報のIPアドレスの切り替えを行います。
当オプションが指定されない場合は、現時点で設定されているIPアドレスをもう片方のIPアドレスに(IP1→IP2 or IP2
→IP1)自動的に切り替えます。
• -c <コマンドID>(MAX半角英数16バイト)
オペレーションログ(誰がどういうオペレーションを行ったかを記録するログ)に記録されます。デフォルトは「JOB」で
す。
• -n <コマンド名> (MAX32バイト)
オペレーションログ(誰がどういうオペレーションを行ったかを記録するログ)に記録されます。デフォルトは「業務AP
L」です。
• -ip
JCサーバのIPアドレスを指定します。デフォルトは、”localhost”です。
但し、「構成変更ツール」→「接続情報」でサーバ接続先のIPアドレスを変更した場合は、最も優先的なIPアドレスが
使用されます。
• -port
JCサーバのポート番号を指定します。デフォルトは、”25000”です。
但し、「構成変更ツール」→「接続情報」でサーバ接続ポート番号を変更した場合は、そのポート番号が使用されま
す。
43
• -v
コマンド実行時の詳細情報を標準出力します。
• -h
ヘルプが表示されます。
【注意事項】
• 全角は2バイトです。
【リターンコード】
リターンコード
44
意味
Windows
UNIX
1
1
正常(第1IPアドレスに切り替わりました)
2
2
正常(第2IPアドレスに切り替わりました)
-1
255
パラメータエラー
-2
254
環境設定エラー(該当マスタ情報無し)
-9
247
その他エラー(通信エラー、障害等)
ステータス照会
指定されたファイルのステータスを照会します。
【実行形式】
JcReferFileSts [オプション] 相手先名 ファイル名 送受信モード 発着信モード
<オプション>
-c <コマンドID>
-n <コマンド名>
-ip <IPアドレス>
-port <ポート番号>
-j JOBステータス照合
-v 詳細処理情報表示
-h ヘルプ
Sample.
相手先(TOKAIコミュニケーションズ)、ファイル名(発注ファイル)、発信モード(発信)、送受信モー
ド(送信)に該当するファイルステータスを照会したい場合
JcReferFileSts –c FileSts –n ファイルステータス TOKAIコミュニケーションズ 発注ファイル
S T
【パラメータ説明】
• 相手先名(MAX32バイト)
JFT/Liteで管理している相手先情報マスタで定義されている相手先名。
• ファイル名(MAX32バイト)
JFT/Liteで管理しているファイル情報マスタで定義されているファイル名。
• 送受信モード(1バイト)[S:送信 R:受信]
ファイル名で指定したファイルが送信ファイルなのか受信ファイルなのかを指定します。
• 発着信モード(1バイト)[T:発信 A:着信]
JOBステータスを変更したいファイルの発着信モードを指定します。
<オプション>
• -c <コマンドID>(MAX半角英数16バイト)
オペレーションログ(誰がどういうオペレーションを行ったかを記録するログ)に記録されます。デフォルトは「JOB」で
す。
• -n <コマンド名> (MAX32バイト)
オペレーションログ(誰がどういうオペレーションを行ったかを記録するログ)に記録されます。デフォルトは「業務AP
L」です。
• -ip
JCサーバのIPアドレスを指定します。デフォルトは、”localhost”です。
但し、「構成変更ツール」→「接続情報」でサーバ接続先のIPアドレスを変更した場合は、最も優先的なIPアドレスが
使用されます。
• -port
JCサーバのポート番号を指定します。デフォルトは、”25000”です。
但し、「構成変更ツール」→「接続情報」でサーバ接続ポート番号を変更した場合、そのポート番号が使用されます。
45
• -j
指定されたファイルのJOBステータスを照合します。
• -v
コマンド実行時の詳細情報を標準出力します。
• -h
ヘルプが表示されます。
【注意事項】
• 全角は2バイトです。
【リターンコード】
リターンコード
意味
Windows
UNIX
1
1
ファイルステータス(起動待ち)
2
2
ファイルステータス(発信待ち)
3
3
ファイルステータス(着信待ち)
4
4
ファイルステータス(起動中)
5
5
ファイルステータス(通信中)
6
6
ファイルステータス(リトライ待ち)
7
7
ファイルステータス(リトライオーバー)
8
8
ファイルステータス(完了)
9
9
ファイルステータス(エラー)
10
10
ファイルステータス(中断)
11
11
ファイルステータス(障害)
21
21
ファイルステータス(ホールド)
-1
255
パラメータエラー
-3
253
指示エラー(該当レコード無し)
-9
247
その他エラー(通信エラー、障害等)
※ ステータス説明については、「機能説明」→「ファイル管理情報」を参照して下さい。
-j オプションを使用し、ファイルステータスが6(リトライ待ち)、7(リトライオーバー)、8(完了)、9(エラー)の場合の時、
リターンコードは、「ファイルステータスの値×10+JOBステータスの値」となります。
JOBステータスの値は下記の表を参照してください。
JOBステータスの値
意味
Windows
UNIX
0
0
JOBステータス(IDLE)
1
1
JOBステータス(起動中)
2
2
JOBステータス(正常終了)
3
3
JOBステータス(エラー)
4
4
JOBステータス(不明)
例) ファイルステータスが完了かつJOBステータスがエラーの場合、8×10+3=83 で83がリターンコードとなります。
46
ログ出力
当コマンドを使用することで業務アプリケーションのログを出力することが出来ます。
ログはJFT/Liteが管理するオペレーションログに出力され、運用画面から照会することが出来ます。
【実行形式】
JcLogService [オプション] ログ内容
<オプション>
-c <コマンドID>
-n <コマンド名>
-ip <IPアドレス>
-port <ポート番号>
-v 詳細処理情報表示
-h ヘルプ
Sample.
業務アプリケーションから“業務アプリケーションが起動しました”というログ出力を行う場合
JcLogService
–c Log –n ログ出力 業務アプリケーションが起動しました
【パラメータ説明】
• ログ内容
業務アプリケーションにてログ内容を指定します。このログは、オペレーションログとして出力されます。
<オプション>
• -c <コマンドID>(MAX半角英数16バイト)
オペレーションログ(誰がどういうオペレーションを行ったかを記録するログ)に記録されます。デフォルトは「JOB」で
す。
• -n <コマンド名> (MAX32バイト)
オペレーションログ(誰がどういうオペレーションを行ったかを記録するログ)に記録されます。デフォルトは「業務AP
L」です。
• -ip
JCサーバのIPアドレスを指定します。デフォルトは、”localhost”です。
但し、「構成変更ツール」→「接続情報」でサーバ接続先のIPアドレスを変更した場合は、最も優先的なIPアドレスが
使用されます。
• -port
JCサーバのポート番号を指定します。デフォルトは、”25000”です。
但し、「構成変更ツール」→「接続情報」でサーバ接続ポート番号を変更した場合は、そのポート番号が使用されま
す。
• -v
コマンド実行時の詳細情報を標準出力します。
• -h
ヘルプが表示されます。
47
【注意事項】
• 全角は2バイトです。
【リターンコード】
リターンコード
48
意味
Windows
UNIX
0
0
正常(指示を受け付けました)
-1
255
パラメータエラー
-9
247
その他エラー(通信エラー、障害等)
リモートメンテナンス
プログラムアップデート等のリモートからのメンテナンスを自動的に行うことが出来ます。
当コマンドを使用するときは必ず、運用画面(JcMonitor)及びJCサーバ(JcServer)を停止させて下さい。
詳細については、「インストール説明書 リモートメンテナンス」を参照して下さい。
【実行形式】
JcRemoteMainte [オプション] リモートメンテナンスURL
<オプション>
-v 詳細処理情報表示
-h ヘルプ
Sample.
JcRemoteMainte http://www.tokai-com.co.jp/~jftlite/download
【パラメータ説明】
• リモートメンテナンスURL
リモートメンテナンスのプロパティファイルが存在する場所を指定します。
詳細については、「インストール説明書 リモートメンテナンス」を参照して下さい。
<オプション>
• -v
コマンド実行時の詳細情報を標準出力します。
• -h
ヘルプが表示されます。
【注意事項】
• 予めリモートメンテナンスサイトの設定を行っておく必要があります。
• 運用画面・JCサーバが停止してから実行して下さい。
【リターンコード】
リターンコード
意味
Windows
UNIX
0
0
正常(指示を受け付けました)
-1
255
パラメータエラー
-2
254
環境設定エラー(プロパティファイル定義エラー等)
-9
247
その他エラー(通信エラー、障害等)
49
動的トレースマスク設定
当コマンドを使用することでJFT/Liteで出力されているログ(CLIENT.日付.log)のトレースレベルを変更出来ます。
通常トレースログレベルを変更することはありませんが、障害時などJFT/Lite稼働状態のまま障害分析を行いたい時に有
効なコマンドです。
当コマンドで変更したトレースレベルは、JCサーバ停止した際に無効となります。常にトレースログレベルを変更したい場
合は、構成変更ツールで行って下さい。
【実行形式】
JcSetMask [オプション] マスク値
<オプション>
-c <コマンドID>
-n <コマンド名>
-ip <IPアドレス>
-port <ポート番号>
-v 詳細処理情報表示
-h ヘルプ
Sample.
ログレベルを”7FFFC0C0”に変更したい場合
JcSetMask
–c SetMask –n ログレベル変更 7FFFC0C0
【パラメータ説明】
• マスク値
トレースログレベルを指定します。00000000 から7FFFFFFFの範囲で指定できます。
デフォルト値は、7000C0C0です。また、通信のトレースダンプを表示させたい場合は、70F0C0C0として下さい。
<オプション>
• -c <コマンドID>(MAX半角英数16バイト)
オペレーションログ(誰がどういうオペレーションを行ったかを記録するログ)に記録されます。デフォルトは「JOB」で
す。
• -n <コマンド名> (MAX32バイト)
オペレーションログ(誰がどういうオペレーションを行ったかを記録するログ)に記録されます。デフォルトは「業務AP
L」です。
• -ip
JCサーバのIPアドレスを指定します。デフォルトは、”localhost”です。
但し、「構成変更ツール」→「接続情報」でサーバ接続先のIPアドレスを変更した場合は、最も優先的なIPアドレスが
使用されます。
• -port
JCサーバのポート番号を指定します。デフォルトは、”25000”です。
但し、「構成変更ツール」→「接続情報」でサーバ接続ポート番号を変更した場合は、そのポート番号が使用されま
す。
• -v
コマンド実行時の詳細情報を標準出力します。
• -h
ヘルプが表示されます。
50
【注意事項】
• 全角は2バイトです。
【リターンコード】
リターンコード
意味
Windows
UNIX
0
0
正常(指示を受け付けました)
-1
255
パラメータエラー
-9
247
その他エラー(通信エラー、障害等)
51
相手先情報登録
相手先情報の登録を行うことが出来ます。
Excelファイルより作成したCSVファイルを元に、相手先情報の登録を行います。
運用画面のメニュー「表示」→「最新の情報に更新」→「相手先情報」で最新情報が反映されます。
CSVファイルの作成方法については、下記「CSVファイル作成手順」を参照下さい。
【実行形式】
JcPartnerRegister [オプション]
<オプション>
-csv <CSVファイル名>
-hex
-force
-encode <エンコーディング>
-c <コマンドID>
-n <コマンド名>
-ip <IPアドレス>
-port <ポート番号>
-v 詳細処理情報表示
-h ヘルプ
Sample.
partnermaster.csvファイルから相手先情報を登録する場合
JcPartnerRegister –c PartReg –n 相手先情報登録 –csv partnermaster.csv –force
【パラメータ説明】
<オプション>
• -csv <ファイルパス名>
JFT/Liteに相手先情報を登録するためのCSVデータファイルパス名。パス名はフルパス、またはJFT/Liteインストール
場所からの相対パスで指定する必要があります。
また、CSVファイルには、登録情報を1レコードとし各項目はカンマ区切りで記入します。各項目については、下記「CSV
ファイルフォーマット」を参照下さい。
• -hex
CSVデータファイル内の相手センタコード、当方センタコード、全銀パスワードをHEX扱いで登録します。デフォルトは、
半角扱いとなります。
• -encode <エンコーディング>
CSVデータファイル内の相手センタコード、当方センタコード、全銀パスワードを半角扱いした場合の全銀伝送上のコー
ド体系です。デフォルトは、EBCDICです。EBCDICとASCIIが指定できますが、この指定はシステム情報の「エンコード
タイプ」と一致している必要があります。また、-hexを指定した場合、このオプションは無効になります。
• -force
上書きモードで強制的に登録を行います。
• -c <コマンドID>(MAX半角英数16バイト)
オペレーションログ(誰がどういうオペレーションを行ったかを記録するログ)に記録されます。デフォルトは「JOB」です。
• -n <コマンド名> (MAX32バイト)
オペレーションログ(誰がどういうオペレーションを行ったかを記録するログ)に記録されます。デフォルトは「業務APL」
です。
52
• -ip
JCサーバのIPアドレスを指定します。デフォルトは、”localhost”です。
但し、「構成変更ツール」→「接続情報」でサーバ接続先のIPアドレスを変更した場合は、最も優先的なIPアドレスが
使用されます。
• -port
JCサーバのポート番号を指定します。デフォルトは、”25000”です。
但し、「構成変更ツール」→「接続情報」でサーバ接続ポート番号を変更した場合は、そのポート番号が使用されま
す。
• -v
コマンド実行時の詳細情報を標準出力します。
• -h
ヘルプが表示されます。
【注意事項】
• 全角は2バイトです。
【リターンコード】
リターンコード
意味
Windows
UNIX
0
0
正常(指示を受け付けました)
-1
255
パラメータエラー
-2
254
環境設定エラー(CSVファイルフォーマットエラー)
-3
253
指示エラー(重複エラー等)
-9
247
その他エラー(通信エラー、障害等)
53
【CSVファイル作成手順】
 マスタ登録用シートを設定する。
ファイル:JFT/Liteインストール先\sample\register\JFTL_PARTNERINFO.xls
シート:相手先情報マスタ
 シートをCSV形式で保存する。
対象シートを選択し、CSV形式で名前を付けて保存する。
【CSVファイルフォーマット】
項目名
相手先名
C:半角、X:HEX、固定:指定文字列
属性
必須
備考
全銀手順
C(32)
○
全角入力可能(1文字2バイトとして扱われます)
相手センタコード
C(7)/X(14)
○
-hexオプションを使用する場合は、14バイト指定
当方センタコード
C(7)/X(14)
○
-hexオプションを使用する場合は、14バイト指定
全銀パスワード
C(6)/X(12)
○
-hexオプションを使用する場合は、12バイト指定
手順タイプ
固定
○
BASIC:ベーシック手順、PC:PC手順
IPアドレス1
C(64)
○
相手先の第1IPアドレス
IPアドレス2
C(64)
相手先の第2IPアドレス
IPアドレス優先指定
IPアドレスを2つセットしたときにどちらを優先使用す
るかを指定 ※指定なしの場合はIP1
接続情報
マルチファイル区分
固定
○
FALSE:無効、TRUE:有効
再送区分
固定
○
FALSE:無効、TRUE:有効
※マルチファイル区分が無効の場合のみ有効
ファイル成立タイミング
固定
○
FILE:ファイル単位、SESSION:セッション単位
最大テキスト長
9(5)
○
指定範囲:1~32767
MAXリトライ回数
9(2)
○
指定範囲:0~99、-1:無限
9(5)
○
指定範囲:0~99999(単位:分)
リトライインターバル時間
後続連携
正常時(コマンド)
C(256)
ファイル転送正常終了時起動コマンド
正常時(パラメータ)
C(256)
上記コマンドに引き継がれるパラメータ
異常時(コマンド)
C(256)
ファイル転送異常終了時起動コマンド
異常時(パラメータ)
C(256)
上記コマンドに引き継がれるパラメータ
※各項目の説明については、ヘルプを参照して下さい。
54
ファイル情報登録
ファイル情報の登録を行うことが出来ます。
Excelファイルより作成したCSVファイルを元に、ファイル情報の登録を行います。
運用画面のメニュー「表示」→「最新の情報に更新」→「ファイル情報」で最新情報が反映されます。
CSVファイルの作成方法については、下記「CSVファイル作成手順」を参照下さい。
【実行形式】
JcFileRegister [オプション]
<オプション>
-csv <CSVファイル名>
-hex
-force
-encode <エンコーディング>
-c <コマンドID>
-n <コマンド名>
-ip <IPアドレス>
-port <ポート番号>
-v 詳細処理情報表示
-h ヘルプ
Sample.
filemaster.csvファイルからファイル情報を登録する場合
JcFileRegister –c FileReg –n ファイル情報登録 –csv filermaster.csv –force
【パラメータ説明】
<オプション>
• -csv <ファイルパス名>
JFT/Liteにファイル情報を登録するためのCSVデータファイルパス名。パス名はフルパス、またはJFT/Liteインストール
場所からの相対パスで指定する必要があります。
また、CSVファイルには、登録情報を1レコードとし各項目はカンマ区切りで記入します。各項目については、下記「CSV
ファイルフォーマット」を参照下さい。
• -hex
CSVデータファイル内のプロトコル上ファイル名、ファイル名補助情報、ファイルアクセスキーをHEX扱いで登録します。
デフォルトは、半角扱いとなります。
• -encode <エンコーディング>
CSVデータファイル内のプロトコル上ファイル名、ファイル名補助情報、ファイルアクセスキーを半角扱いした場合の全
銀伝送上のコード体系です。デフォルトは、EBCDICです。EBCDICとASCIIが指定できますが、この指定はシステム情
報の「エンコードタイプ」と一致している必要があります。また、-hexを指定した場合、このオプションは無効になります。
• -force
上書きモードで強制的に登録を行います。
• -c <コマンドID>(MAX半角英数16バイト)
オペレーションログ(誰がどういうオペレーションを行ったかを記録するログ)に記録されます。デフォルトは「JOB」です。
• -n <コマンド名> (MAX32バイト)
オペレーションログ(誰がどういうオペレーションを行ったかを記録するログ)に記録されます。デフォルトは「業務APL」
です。
55
• -ip
JCサーバのIPアドレスを指定します。デフォルトは、”localhost”です。
但し、「構成変更ツール」→「接続情報」でサーバ接続先のIPアドレスを変更した場合は、最も優先的なIPアドレスが
使用されます。
• -port
JCサーバのポート番号を指定します。デフォルトは、”25000”です。
但し、「構成変更ツール」→「接続情報」でサーバ接続ポート番号を変更した場合は、そのポート番号が使用されま
す。
• -v
コマンド実行時の詳細情報を標準出力します。
• -h
ヘルプが表示されます。
【注意事項】
• 全角は2バイトです。
【リターンコード】
リターンコード
56
意味
Windows
UNIX
0
0
正常(指示を受け付けました)
-1
255
パラメータエラー
-2
254
環境設定エラー(CSVファイルフォーマットエラー)
-3
253
指示エラー(重複エラー等)
-9
247
その他エラー(通信エラー、障害等)
【CSVファイル作成手順】
 マスタ登録用シートを設定する。
ファイル:JFT/Liteインストール先\sample\register\JFTL_FILEINFO.xls
シート:ファイル情報マスタ
 シートをCSV形式で保存する。
対象シートを選択し、CSV形式で名前を付けて保存する。
【CSVファイルフォーマット】
C:半角、X:HEX、固定:指定文字列
項目名
属性
必須
ファイル名
C(32)
○
全角入力可能(1文字2バイトとして扱われます)
集配信区分
備考
固定
○
S:集信、H:配信
プロトコル上ファイル名
C(12) /X(24)
○
-hexオプションを使用する場合は、24バイト指定
ファイル名補助情報
C(17)/X(34)
ファイルアクセスキー
C(6)/X(12)
○
-hexオプションを使用する場合は、12バイト指定
レコード属性
固定
○
FIXED:固定長、VARIABLE:可変長、
VARFORMAT:可変長フォーマット
レコード長
9(5)
△
指定範囲:1-32762 レコード属性が固定長、可変
長の場合のみ指定
圧縮区分
固定
○
TRUE:圧縮する、FALSE:圧縮しない
C(256)
○
フルパスでの入力を行って下さい。
物理ファイル名
後続連携実行タイミング
固定
後続連携正常時コマンド
C(256)
後続連携正常時パラメータ
C(256)
後続連携異常時コマンド
C(256)
後続連携異常時パラメータ
C(256)
-hexオプションを使用する場合は、34バイト指定
EXIST:ファイル成立時、DISC:回線切断時
※各項目の説明については、ヘルプを参照して下さい。
57
ライセンス登録
ライセンスキーの登録を行うことが出来ます。
評価版のライセンスが切れて、画面からライセンスキーの登録を行うことができない場合には、当コマンドを使用してライ
センスの登録を行うことが可能です。
【実行形式】
JcLicenseRegister [オプション] ライセンスキー
<オプション>
-h ヘルプ
Sample.
JcLicenseRegister JFTL-1234-5678-9012-3456
【パラメータ説明】
• ライセンスキー(24バイト固定)
JFT/Liteのライセンスキー。フォーマットは以下の通り。
JFTL-XXXX-XXXX-XXXX-XXXX
<オプション>
• -h
ヘルプが表示されます。
【注意事項】
• 全角は2バイトです。
【処理結果メッセージ】
• 「ライセンスキーが登録されました。」
ライセンスキーの登録が正常に行われました。
• 「ライセンスキーが無効です。」
ライセンスキーの登録に失敗しました。
入力したライセンスキーの値が正しくありません。
ライセンスキーを確認して、再度登録を行ってください。
58
59
第3章 後続業務アプリケーションの実行
3.1 実行タイミング
JFT/Liteで管理される相手先情報マスタとファイル情報マスタの後続アプリケーション設定で定義することにより、以下の
タイミングで後続の業務アプリケーションを起動することが出来ます。
尚、正常時の後続業務アプリケーション実行は、ファイル成立時もしくは回線切断後のいずれかを指定します。(※1)
実行タイミング
起動単位
ファイル毎
正常時
ファイル成立時
回線切断後
異常時
60
相手先毎
ファイル単位
△※1
-
セッション単位
△※1
-
△※1
○
○
○
3.2 パラメータ略文字
JFT/Liteが提供するパラメータ略文字を定義することで、以下の実値を後続業務アプリケーションで受け取る事が出来ま
す。必ずしも受け取らなければいけないものではありません。
略文字
内容
指定場所
相手先単位
ファイル単位
%P
相手先名
○
○
%R
発着信モード
○
○
T:発信
A:着信
%F
ファイル名
-
○
%f
物理ファイルフルパス名
-
○
%T
送受信モード
-
○
-
○
-
○
-
○
S:送信
R:受信
%S
ファイルステータス
0:正常
1:発信リトライ中
2:発信リトライオーバー
3:着信エラー
%D
ステータス詳細
0:正常終了
1:ファイルなし
2:不正回線断検知
3:電文処理結果異常
4:ファイルアクセスエラー
9:その他エラー
%U
ユーザ引継情報
※ ユーザ引継情報が設定されていない場合に%Uを指定したとき、文字列"null"がパラメータとして渡されます。
61
3.3 ファイルステータスとステータス詳細
ステータス詳細の詳細内容を以下に示します。
詳細コード
ステータス詳細
詳細内容
0
正常終了
ファイル転送が正常に終了しました
1
ファイルなし
発信集信でファイル無し回答を受信しました
2
不正回線断検知
不正回線断を検知しました
3
電文処理結果異常
処理結果が異常の回答電文を受信しました
4
ファイルアクセスエラー
ファイルアクセス時に障害が発生しました
9
その他エラー
上記以外の障害が発生しました
ファイルステータス、ステータス詳細は、発着信モードと送受信モードにより、以下の表のような値になります。
尚、指定されたファイル毎の後続業務アプリケーションが受け取ることになります。
発着信
送受信
後続APL
ファイルステータス
ステータス詳細
モード
モード
実行種別
発信
送信
正常時の
正常
正常終了
異常時の
発信リトライ中
不正回線断検知
後続APL
発信リトライオーバー
電文処理結果異常
後続APL
ファイルアクセスエラー
その他エラー
受信
正常時の
正常
後続APL
正常終了
ファイル無し
異常時の
発信リトライ中
不正回線断検知
後続APL
発信リトライオーバー
電文処理結果異常
ファイルアクセスエラー
その他エラー
着信
送信
正常時の
正常
正常終了
着信エラー
不正回線断検知
後続APL
異常時の
後続APL
電文処理結果異常
ファイルアクセスエラー
その他エラー
受信
正常時の
正常
正常終了
着信エラー
不正回線断検知
後続APL
異常時の
後続APL
電文処理結果異常
ファイルアクセスエラー
その他エラー
62
3.4 後続業務アプリケーションの戻り値
JFT/Liteでは後続業務アプリケーションの戻り値を管理しています。また、その結果を通信ログにも出力しています。
JFT/Liteでの後続業務アプリケーションの戻り値を以下のように認識します。
戻り値
JFT/Liteの認識
0
正常として扱います
0以外
異常として扱います
3.5 使用例
後続アプリケーション(sample1.exe)がJFT/Liteで管理されている相手先名、ファイル名、送受信 モード、発着信モード、
物理ファイル名、ステータス、ステータス詳細を取得したい場合は、JFT/Liteで管理される相手先情報マスタまたはファイ
ル情報マスタの後続アプリケーション設定で以下のように設定します。
コマンド
sample1.exe
パラメータ
%P %F %T %R %f %S %D
実際にどのような値が後続アプリケーションに渡されるかは、JFT/Liteで管理される情報が以下の設定であるとすると
【相手先情報】
【ファイル情報】
相手先名
ファイル名
集配信区分
物理ファイル名
TOKAIコミュニケーションズ
発注ファイル
配信
DATA1.txt
「発信」で「TOKAIコミュニケーションズ」に「発注ファイル」を送信して、その結果が正常に行われた場合の実際のコマンド
ラインは、以下のようになりsample1.exeが実行されます。
sample1.exe TOKAIコミュニケーションズ 発注ファイル S T DATA1.txt 0 0
また、パラメータの取得数及び順番は、後続アプリケーションが取得したいように定義出来ます。
例えば、ファイル転送結果を見て該当する物理ファイルを消すような後続アプリケーションを実行したい場合は、以下の設
定を行います。
コマンド
sample2.exe
パラメータ
%S %D %f
「発信」で「TOKAIコミュニケーションズ」に「発注ファイル」を送信して、その結果が「発信リトライオーバー」その詳細が「電
文処理結果異常」だった場合、実際のコマンドラインは、以下のようになりsample2.exeが実行されます。
sample2.exe 2 3 DATA1.txt
63
3.6 JOBステータス管理について
JFT/LiteのJOBステータス管理には以下の特徴があります。
• ファイル単位のみサポート
ファイル単位のJOBのステータスのみJFT/Liteで管理されます。従って、相手先単位のJOBは管理されません。
• JOB戻り値の自動的判定
JOBの戻り値が0(ゼロ)の場合は、自動的に”正常終了”(JOBステータス)として扱われます。
また、戻り値が0以外の場合は自動的に”エラー”(JOBステータス)として扱われます。
• JOB実行時のファイル転送抑止
ファイル転送が正常終了した際に実行されたJOBが起動中の場合、該当ファイルにおけるファイル転送は抑止され
ます。例えば、ある集信ファイルのJOBが起動中に、その集信ファイルに対してファイル転送の要求があっても通信
が行われてファイルが上書きされてしまうことはありません。
• JOBステータス変更コマンドによるJOBステータスの制御可能
JOBステータス変更コマンドを使用し意図的にJOBのステータスを制御することが可能です。
3.7 JOBステータス変更ついて
JOBステータス変更コマンドによるJOBステータスの制御をしなければならないケースがあります。
ファイル転送が正常終了(ファイルステータスが”完了”)した後、後続業務アプリケーション処理の中で、起動登録コマン
ド、起動再登録コマンド、待ち登録コマンド、待ち再登録コマンドを使用する場合には事前にJOBステータスを変更(正常
終了)しなければいけません。
64
65
第4章 アプリケーションを作成する上での留意事項
JCコマンドの戻り値を取得する場合
JFT/Liteの全てのコマンドは、戻り値を返します。業務アプリケーションではその戻り値を判定して処理を行う必要がありま
す。例えば、コマンドの戻り値が異常の場合はエラーダイアログでオペレータに通知する等を行い障害を取り除く必要があ
ります。
以下にコマンドの戻り値を取得するアプリケーションを作成するときの留意事項を上げます。
• バッチファイルでJCコマンドの戻り値を取得する。
Windowsのバッチファイル(.bat)でERRORLEVELを使用してコマンドの戻り値を取得することができます。このとき
JCコマンドをcallで起動するように記述して下さい。
起動した後、%ERRORLEVEL%でJFT/Liteの戻り値を取得することができます。
• Visual BasicのShell関数では戻り値は取得できません。
Visual Basic(VB)には、プロセス制御関数としてShell関数がありますが、この関数ではJCコマンドの戻り値は取得で
きません。
この場合、WindowsAPIのCreateProcess, WaitForSingleObject, GetExitCodePreocessを使用する必要がありま
す。
「(補足資料)Visual Basicでのサンプルコーディング」を参照して下さい。
• UNIXシェルでJCコマンドの戻り値を取得する。
その戻り値をシェルで取得するためには、JCコマンド実行後に以下のようなコードを記述することで可能となります。
・cshの場合、$statusで取得可能
・bsh、bash、kshの場合、$?で取得可能
ファイル転送が失敗した場合の処理を行う場合
構築するシステムによって多少違うと思いますが、ここでは今までの導入実績からどのように業務アプリケーションが作成
されているかを参考までに紹介します。
• 発信の場合のみ考慮が必要
ファイル転送を行う際、必ず発信起動する端末(例えば電話をかける端末)があります。ファイル転送が失敗した場
合、再び発信側が起動をかけるので着信側端末の業務は特にファイル転送が失敗したからといって何か特別な処理
をするケースはありません。もちろんファイル転送が正常に行われた場合は、受信したファイルの解凍を行うなどの
後続業務アプリケーションを登録して実行させています。
• リトライオーバー後の処理
JFT/Liteでは、自動リトライ機能が備わっています。後続業務アプリケーションで処理が必要のはファイルステータス
が”リトライオーバー”になった場合です。この場合、エラーダイアログでオペレータに通知する等を行い障害を取り除
く必要があるかと思います。その後の復旧作業としては、そのファイルに対して業務アプリケーションから起動再登録
コマンドの実行もしくは起動登録コマンド(強制登録指定)を実行して再びファイル転送を行います。業務アプリケーシ
ョンの作り上、常に起動登録コマンド(強制登録指定)を実行することで新規にファイル転送する場合とリカバリでファ
イル転送する場合の区別なしに処理を行わせているケースが多いようです。
物理ファイル名を指定して登録を行う場合
起動登録コマンド及び待ち登録コマンドを実行する際、物理ファイル名指定すると不具合が発生します。それは、コマンド
に対してコマンドラインから拡張子付きのファイルのパスを指定した際、拡張子だけが渡されないという現象です。例え
ば、C:¥JftLite¥data¥H256-1.txtをコマンドラインからパラメータとして指定した場合C:¥JftLite¥data¥H256 として渡され
66
てしまいます。(.txtが渡されない)
この現象は以下の条件を満たす場合にのみ発生します。
• ファイルセパレータ"¥"が含まれている
• 拡張子のあるファイル名を指定されている
• そのファイルが存在している
• 拡張子がWindowsのファイルタイプに登録されている
• Windowsの設定で「ファイルの拡張子を表示しない」になっている
[対処方法]
以下のいずれかの方法で上記現象を回避できます。
1
2
3
4
ファイルセパレータを"¥"ではなく"¥¥"もしくは"/"とする。
拡張子なしのファイル名を指定するようにする。
Windowsのファイルタイプに登録されていない拡張子のファイル名を指定する。
Windowsの設定で「ファイルの拡張子を表示する」にする。
※ 3、4に関してはPCの設定に関することなので、どのPCでも確実に当現象を発生させないためには1、2で対応するこ
とが望まれます。
67
サンプルコーディング
バッチファイルのサンプルコーティング
JFT/Liteインストール場所/sample/jobに以下のサンプルがあります。
バッチ名
内容
jobstart_sample.bat
JFT/Liteにファイル転送依頼を行うサンプルです。
物理ファイル名は予めJFT/Liteに登録されているものとします。
jobfinish_sample.bat
JFT/Liteの後続連携(ファイルの送受信完了時に呼び出される)の
バッチのサンプルです。
JFT/Liteのファイル情報の後続連携コマンド:jobfinish_sample.bat、
パラメータ: %P %R %F %f %T %S %Dと設定することで、finished.log
という
ファイルにその結果を出力すものです。
UNIXシェルのサンプルコーティング
JFT/Liteインストール場所/sample/shellに以下のサンプルがあります。
シェル名
内容
jobstarter.sh
JFT/Liteにファイル転送依頼を行うサンプルです。
JFT/Lite管理情報の相手先名、ファイル名と送受信区分(送信:S,受
信:R)を指定して起動をかけるシェルです。
物理ファイル名は予めJFT/Liteに登録されているものとします。
fileend.sh
JFT/Liteの後続連携(ファイルの送受信完了時に呼び出される)のシェル
です。
JFT/Liteのファイル情報の後続連携にコマンド:fileend.sh、
パラメータ:%P %F %f %T %R %S %Dと設定することで、finished.log
というファイルにその結果を出力すものです。
Visual Basicサンプルコーティング
画面からコマンド名を取得してリターンコードを画面に表示するサンプルです。
--------------------------General Declarations
--------------------------Option Explicit
'PROCESS_INFORMATION構造体(CreateProcessで使用)
Private Type PROCESS_INFORMATION
hProcess As Long
hThread As Long
dwProcessId As Long
dwThreadId As Long
End Type
'STARTUPINFO構造体(CreateProcessで使用)
Private Type STARTUPINFO
cb As Long
lpReserved As String
lpDesktop As String
68
lpTitle As String
dwX As Long
dwY As Long
dwXSize As Long
dwYSize As Long
dwXCountChars As Long
dwYCountChars As Long
dwFillAttribute As Long
dwFlags As Long
wShowWindow As Integer
cbReserved2 As Integer
lpReserved2 As Long
hStdInput As Long
hStdOutput As Long
hStdError As Long
End Type
'◆CreateProcess関数宣言
Private Declare Function CreateProcess Lib "kernel32" Alias _
"CreateProcessA" (ByVal lpApplicationName As String, ByVal _
lpCommandLine As String, lpProcessAttributes As Any, _
lpThreadAttributes As Any, ByVal bInheritHandles As Long, _
ByVal dwCreationFlags As Long, lpEnvironment As Any, ByVal _
lpCurrentDriectory As String, lpStartupInfo As STARTUPINFO, _
lpProcessInformation As PROCESS_INFORMATION) As Long
'◆WaitForSingleObject関数宣言
Private Declare Function WaitForSingleObject Lib "kernel32" _
(ByVal hHandle As Long, _
ByVal dwMilliseconds As Long) As Long
'◆GetExitCodePreocess関数宣言
Private Declare Function GetExitCodeProcess Lib "kernel32" _
(ByVal hProcess As Long, lpExitCode As Long) As Long
Const NORMAL_PRIORITY_CLASS = &H20&
--------------------------cmdExit Click
--------------------------Private Sub cmdExit_Click()
Unload Me
End Sub
--------------------------cmdText Click
--------------------------Private Sub cmdTest_Click()
Dim hProcess As Long
Dim lpdwExitCode As Long
lblResult.Caption = "N/A"
Dim pInfo As PROCESS_INFORMATION
69
Dim sInfo As STARTUPINFO
Dim sNull As String
'プロセスが指定されていない場合、処理終了
If (txtCommand.Text = "") Then
Exit Sub
End If
sInfo.cb = Len(sInfo)
'指定されたプロセスを起動する
Call CreateProcess(sNull, txtCommand.Text, ByVal 0&, ByVal 0&, _
1&, NORMAL_PRIORITY_CLASS, ByVal 0&, sNull, sInfo, pInfo)
hProcess = pInfo.hProcess
If (hProcess = Null) Then
MsgBox "プロセス起動エラー"
Exit Sub
End If
‘プロセスが終了するまで待つ
Call WaitForSingleObject(hProcess, -1)
'プロセスの終了コードを取得する
Call GetExitCodeProcess(hProcess, lpdwExitCode)
lblResult.Caption = lpdwExitCode
End Sub
--------------------------Form Load
--------------------------Private Sub Form_Load()
lblResult.Caption = "N/A"
End Sub
70
71
補足1:ファイル名任意指定でのコマンド実行について
ファイル名の任意指定
起動登録コマンドと待ち起動コマンドのパラメータとしてファイル名を任意指定することが出来ます。
ファイル名を任意指定することでJFT/Liteで管理しているファイル管理情報の該当するファイルの最も古い情報に対して
実行(LRU)されます。
尚、最も古い情報という基準は、最終実行時刻をもって決定されます。
ファイル名の任意指定イメージ
任意指定しない場合
“発注ファイル2”を指定してコマンドを実行した場合、発注ファイル2に対してファイル転送処理を行います。このように、
発注ファイル1~3を別々のファイルとして扱うことも可能です。
※起動登録時に物理ファイル名を指定すると、マスタに定義されている物理ファイル名に置き換わってファイル転送処理
されます。物理ファイル名を指定しない場合は、マスタに定義された物理ファイル名が使用されます。
72
任意指定した場合
発注ファイル* と任意指定してコマンドを実行した場合、発注ファイル1~3を一つのファイル(この場合、発注ファイル)と
見立ててファイル転送処理を行うことが可能となります。
JFT/Liteでは発注ファイル1~3をサイクリックに使い回します。
起動登録時に物理ファイル名を指定すると、マスタに定義されている物理ファイル名に置き換わってファイル転送処理さ
れます。物理ファイル名を指定しない場合は、マスタに定義された物理ファイル名が使用されます。
起動登録コマンド
起動登録コマンドはファイル転送の即時起動を行います。その時ファイル名を任意指定すると以下のような結果になりま
す。
尚、起動登録コマンドではJFT/Liteで管理しているファイル管理情報のステータスが“完了”以外のものは上書きされませ
ん。
73
ファイル管理情報に新規登録するケース
任意指定されたファイルの中でまだファイル管理情報に登録されていないファイルがあれば、新規登録を行います。
以下を現状のJFT/Liteの登録状態だとすると、
【ファイル情報】
ファイル名
集配信区分
発注ファイル1
配信
発注ファイル2
配信
発注ファイル3
配信
【ファイル管理情報】
相手先名
ファイル名
集配信区分
ステータス
最終実行時刻
TOKAIコミュニケーションズ
発注ファイル1
配信
完了
99/07/01 10:00
TOKAIコミュニケーションズ
発注ファイル2
配信
リトライオーバー
99/07/02 10:00
JcJobStart TOKAIコミュニケーションズ 発注ファイル* と実行すると以下の結果になります。
【ファイル管理情報】
相手先名
ファイル名
集配信区分
ステータス
最終実行時刻
TOKAIコミュニケーションズ
発注ファイル1
配信
完了
99/07/01 10:00
TOKAIコミュニケーションズ
発注ファイル2
配信
リトライオーバー
99/07/02 10:00
TOKAIコミュニケーションズ
発注ファイル3
配信
完了
99/07/03 10:00
この場合、“発注ファイル”と名の付くファイルに対して実行しようとしたところ、発注ファイル3が1回も実行されていなかっ
た(ファイル管理情報に登録されていない)ので、 発注ファイル3で定義された情報を使用して相手先(TOKAIコミュニケー
ションズ)に配信をしました。
74
ファイル管理情報の最も古い情報に対して上書きするケース
以下の状態を現状のJFT/Liteの登録状態だとすると、
【ファイル情報】
ファイル名
集配信区分
発注ファイル1
配信
発注ファイル2
配信
発注ファイル3
配信
【ファイル管理情報】
相手先名
ファイル名
集配信区分
ステータス
最終実行時刻
TOKAIコミュニケーションズ
発注ファイル1
配信
完了
99/07/01 10:00
TOKAIコミュニケーションズ
発注ファイル2
配信
リトライオーバー
99/07/02 10:00
TOKAIコミュニケーションズ
発注ファイル3
配信
完了
99/07/03 10:00
JcJobStart TOKAIコミュニケーションズ 発注ファイル* と実行すると以下の結果になります。
【ファイル管理情報】
相手先名
ファイル名
集配信区分
ステータス
最終実行時刻
TOKAIコミュニケーションズ
発注ファイル1
配信
完了
99/07/04 10:00
TOKAIコミュニケーションズ
発注ファイル2
配信
リトライオーバー
99/07/02 10:00
TOKAIコミュニケーションズ
発注ファイル3
配信
完了
99/07/03 10:00
この場合、“発注ファイル”と名の付くファイルに対して実行しようとしたところ、ファイル情報に登録されている全てのファイ
ルが既に実行され、ファイル管理情報に登録されていたので、その中で最も古い情報である発注ファイル1を使用して相
手先(TOKAIコミュニケーションズ)に配信をしました。
再度、 JcJobStart TOKAIコミュニケーションズ 発注ファイル* と実行すると以下の結果になります。
【ファイル管理情報】
相手先名
ファイル名
集配信区分
ステータス
最終実行時刻
TOKAIコミュニケーションズ
発注ファイル1
配信
完了
99/07/04 10:00
TOKAIコミュニケーションズ
発注ファイル2
配信
リトライオーバー
99/07/02 10:00
TOKAIコミュニケーションズ
発注ファイル3
配信
完了
99/07/05 10:00
この場合、最も古い情報は発注ファイル2ですが、ステータスが“リトライオーバー”だったのでその情報は残され、発注フ
ァイル3が実行されました。(起動登録コマンドではステータスが“完了”以外のものは上書きされません。)
75
待ち起動コマンド
待ち起動コマンドは、発信待ち状態(ファイル管理情報のファイルステータスが“発信待ち”)のファイルに対して起動を行
います。
その時にファイル名を任意指定すると、以下のような結果になります。
以下を現状のJFT/Liteの登録状態だとすると、
【ファイル情報】
ファイル名
集配信区分
発注ファイル1
配信
発注ファイル2
配信
発注ファイル3
配信
【ファイル管理情報】
相手先名
ファイル名
集配信区分
ステータス
最終実行時刻
TOKAIコミュニケーションズ
発注ファイル1
配信
発信待ち
99/07/01 10:00
TOKAIコミュニケーションズ
発注ファイル2
配信
リトライオーバー
99/07/02 10:00
TOKAIコミュニケーションズ
発注ファイル3
配信
発信待ち
99/07/03 10:00
JcJobWaitStart TOKAIコミュニケーションズ 発注ファイル* と実行すると以下の結果になります。
【ファイル管理情報】
相手先名
ファイル名
集配信区分
ステータス
最終実行時刻
TOKAIコミュニケーションズ
発注ファイル1
配信
完了
99/07/04 10:00
TOKAIコミュニケーションズ
発注ファイル2
配信
リトライオーバー
99/07/02 10:00
TOKAIコミュニケーションズ
発注ファイル3
配信
発信待ち
99/07/03 10:00
この場合、“発注ファイル”と名の付くファイルに対して実行しようとしたところ、複数の発信待ち状態のファイルが存在して
います。この時、その中で最も古い情報である発注ファイル1を使用して相手先(TOKAIコミュニケーションズ)に配信をしま
した。
再度、 JcJobWaitStart TOKAIコミュニケーションズ 発注ファイル* と実行すると以下の結果になります。
【ファイル管理情報】
相手先名
ファイル名
集配信区分
ステータス
最終実行時刻
TOKAIコミュニケーションズ
発注ファイル1
配信
完了
99/07/04 10:00
TOKAIコミュニケーションズ
発注ファイル2
配信
リトライオーバー
99/07/02 10:00
TOKAIコミュニケーションズ
発注ファイル3
配信
完了
99/07/05 10:00
この場合、最も古い情報は発注ファイル2ですが、ステータスが“リトライオーバー”だったのでその情報は残され、発信待
ち状態であった発注ファイル3が実行されました。
76
77
補足2:後続業務アプリケーションの実行タイミングについて
実行タイミング
JFT/Liteで管理される相手先情報マスタとファイル情報マスタの後続アプリケーション設定で定義することにより、以下の
タイミングで後続の業務アプリケーションを起動することが出来ます。
実行タイミング
正常時
起動単位
ファイル毎
相手先毎
ファイル成立時
ファイル単位
△※2
-
※1
セッション単位
△※2
-
△※2
○
○
○
回線切断後
異常時
※1 ファイル成立時のタイミングには、ファイル単位の成立とセッション単位の成立があります。
これは JFT/Liteで管理されている相手先情報で設定することができ、ファイル単位/セッション単位のいずれか一方で指
定します。
※2 正常時に起動できる後続業務アプリケーションは、ファイル成立時(ファイル単位/セッション単位)もしくは回線切断
後のいずれかです。
シーケンスフロー
以下のシーケンスフローでは、ファイル単位の成立をファイル成立、セッション単位の成立をセッション成立と呼びます。
また、起動される後続アプリケーション名を以下のA~Eとします。
タイミング
正常時
ファイル成立時
回線切断後
異常時
78
起動単位
ファイル毎
相手先毎
ファイル単位
A
-
セッション単位
B
-
C
E
D
F
正常時の業務アプリケーション起動
シングルファイル時
発信集信での起動タイミング
※ 後続アプリケーションA/B/C/Eは、JFT/Liteの管理する相手先情報・ファイル情報の設定に従って、いずれかのタ
イミングで起動されます。
79
発信配信での起動タイミング
※ 後続アプリケーションA/B/C/Eは、JFT/Liteの管理する相手先情報・ファイル情報の設定に従って、いずれかのタ
イミングで起動されます。
80
着信集信での起動タイミング
※ 後続アプリケーションA/B/C/Eは、JFT/Liteの管理する相手先情報・ファイル情報の設定に従って、いずれかのタ
イミングで起動されます。
81
着信配信での起動タイミング
※ 後続アプリケーションA/B/C/Eは、JFT/Liteの管理する相手先情報・ファイル情報の設定に従って、いずれかのタ
イミングで起動されます。
82
マルチファイル時
発信 集信→配信での起動タイミング
※ 後続アプリケーションA/B/C/Eは、JFT/Liteの管理する相手先情報・ファイル情報の設定に従って、いずれかのタ
イミングで起動されます。
※ JFT/Liteでは集信よりも配信が優先されます。集信通信中に配信即時起動されると集信→配信されます。
83
発信 配信→集信での起動タイミング
※ 後続アプリケーションA/B/C/Eは、JFT/Liteの管理する相手先情報・ファイル情報の設定に従って、いずれかのタ
イミングで起動されます。
84
着信 集信→配信での起動タイミング
※ 後続アプリケーションA/B/C/Eは、JFT/Liteの管理する相手先情報・ファイル情報の設定に従って、いずれかのタ
イミングで起動されます。
85
着信 配信→集信での起動タイミング
※ 後続アプリケーションA/B/C/Eは、JFT/Liteの管理する相手先情報・ファイル情報の設定に従って、いずれかのタ
イミングで起動されます。
86
異常時の業務アプリケーション起動
シングルファイル時
※ 後続アプリケーションD/Fは、JFT/Liteの管理する相手先情報・ファイル情報の設定に従って、いずれかのタイミング
で起動されます。
87
マルチファイル時
ファイル成立タイミングがファイル単位の場合
※ 後続アプリケーションA/D/Fは、JFT/Liteの管理する相手先情報・ファイル情報の設定に従って、いずれかのタイミ
ングで起動されます。
88
ファイル成立タイミングがセッション単位の場合
※ 後続アプリケーションD/Fは、JFT/Liteの管理する相手先情報・ファイル情報の設定に従って、いずれかのタイミング
で起動されます。
89
索引
J
は
JCコマンド ............................................... 13
JCサーバ停止 ......................................... 32
U
UNIXシェル ........................................ 66, 68
V
Visual Basic ....................................... 66, 68
こ
コマンド実行結果ログ ............................... 14
す
ステータス詳細......................................... 62
90
バッチファイル .................................... 66, 68
ふ
ファイルステータス ................................... 62
ゆ
ユーザ引継情報........................... 11, 16, 20
り
リトライオーバー後の処理 ........................ 66
漢字
再送区分変更 .......................................... 41
動的トレースマスク設定 ............................ 50
物理ファイル名......................................... 66
JFT/Lite Java File Transfer/Lite
コマンドインターフェース解説書
2014 年 12 月第 2.5.0 版
Copyright (c) 1999-2014 TOKAI Communications Corporation. All rights reserved.
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