...

データシート ダウンロード

by user

on
Category: Documents
9

views

Report

Comments

Transcript

データシート ダウンロード
DocRev 0.8, JUN2006
Copyright © DapTechnology B.V., 1998 - 2006 - All Rights Reserved
FireStealth810bN
DapTechnology社が新しくリリースした FireStealth810bN© は、 “nonintrusive(進入しない)”という、バスに参加せずにバスをモニタリングす
るテクノロジー(特許出願中)を使った、”ステルスモード”の世界で初め
ての IEEE 1394bアナライザです。
FireStealth IEEE 1394b アナライザは、モニタリングデバイスとして
IEEE1394b バスに接続されながらも既存のトポロジーには含まれず影響
もしません。
つまり、バスコンフィグレーションに参加しないので、トポロジーの再構成
やノード ID の再割当も発生しません。
FireStealth の 受身の仕様と non-intrusive により、IEEE 1394b バス上
の他の全デバイスからは見えません。 また、 root contention、cycle
start generation & transmission arbitration のようなバスマネージメント
にも一切参加しません。
FireStealth は、とてもコンパクトなデザインですが、512MB の内部メモリ
を搭載しています。効率的なプログラマブル・ロジックとオンボードプロセ
ッサにより、広範囲なハードウェアフィルタリングとトリガーを実現しまし
た。800Mb 転送レートまでサポートしています。2つのバイリンガル
1394b コネクタでテスト中のシステムへの接続も可能です。
Pass-through Connectivity of FireStealth810bN
FireStealth は、ホストコンピュータとUSB2.0 を介して接続します。 それ
以外に Ethernet ポートも持っているので、ネットワーク構築やリモートコ
ントロールを簡単に設定することができます。 WindowsTM 2000 または
XP上の使い易いグラフィカルユーザインターフェイスを提供します。 ま
た 、 付 属 し て い る API を 使 っ て 独 自 の コ ン ト ロ ー ル ソ フ ト ウ ェ ア や
LabVIEWTMのインターフェイスを構築することもできます。
基本仕様
•
•
•
•
•
•
•
•
FireStealth810bN block diagram
200b, 400b, 800Mb データ転送レートをサポート
ホスト PC との接続は USB 2.0 または 10/100BaseT LAN
オンボードの 400 MHz RISC プロセッサとプログラマブルロジック
512 MByte メモリ
WindowsTM 2000、 XP対応
2 つのバイリンガル FireWire コネクタ
強力なスクリプタ機能によるリアルタイムのモニタリングと解析
パワフルな機能:
o Monitor
o Recorder
o Topology
o Scriptor (C-like 言語によるプログラミング)
o Filter と Trigger
o オプションソフトの各種上位プロトコル: VS (Mil1394), AV/C, SBP2,
IP1394, IIDC protocols
• セルフテスト機能
• ScriptorまたはAPI(近日リリース)を介してLabVIEWTM への
インターフェイス構築
LabVIEWTM is a registered trademark of National Instruments Corp.
WindowsTM is a registered trademark of Microsoft Corp.
Monitor / Topology
Monitor は、バス上の全ての動きをリアルタイムで表示します。このパ
ワフルなツールは、バスリセットのようなイベントのみならず、バス上をパ
スしたパケットの数も表示します。アイソクロナウス、非同期、PHY、アク
ノレッジを含む全てのパケットは、スピードとタイプによって区別されま
す。また、異なるエラータイプのパケットの数と IEEE 1394 バスの電圧も
モニター・表示されます。
下記の情報が Monitor 機能により、リアルタイムでアップデートされ、表
示されます。:
•
•
•
•
•
•
•
特定タイプのパケットの数
特定スピードのパケットの数
特定タイプパケットのアクノレッジの数
エラーパケットの数
パケットのトータル数
バスリセットの数
バス電圧の計測
Topology は、最新のバストポロジーを表示します。ノードを接続したり、
Bus Monitoring
はずした時、バス全体が再構成され、ノード ID が再割り当てされます。
このようなトポロジーの変化は直接トポロジー表示に反映されます。この
トポロジーは、ツリーの識別過程に起因する SelfID パケットからその都
度構成されます。
Dap 社の FireStealth IEEE 1394b アナライザは、バスに侵入しないバス
解析を実現するユニークな製品です。 IEEE 1394b バスに接続した時、
実際のバストポロジーではアナライザの存在を表示することなく維持さ
れます。つまり FireStealth は、バス上のノードとして見えないので結果
的に他のノードと通信したり、他のノードを妨げることはありません。
このトポロジーのモニタは下記のタスクで使われます。:
• バストポロジー
• SelfID の 転送
• ノードの列挙
FireStealth Topology View
Recorder
ロジックアナライザとの比較は、イベントとパケットが FireSpy の内部メモ
リに保存され、FireSpy に接続した PC 上で後から表示することができる
部分といえます。
Recorder には下記のビューが備わっており、全て個々にスイッチングで
きます。また、これらのビュー( Protocol View を除く)は、 個々のテストノ
ード表示のイネーブル/ディスエーブルによって、FireSpy ノードに集めら
れた情報を表示します。
Time View
Time View は、イベントとパケット(アクノレッジパケットとパケット prefix
を含む)のタイミングを 10ns で見ることができます。時間のカーソルは時
間計測にも使われます。
Packet View
Packet View は、リスト上の全てのパケットを表示します。各パケットの
SBP2 Login Sequence
詳細は、パケットフィールド、レイアウト、エラーなどで見ることができま
す。可能なパケットタイプで表示することができるので、ユーザはどのパ
ケットがエラーかをさがすこともできます。.
Transaction View
Transaction View は、完全または不完全なトランザクションのリストを表
示します。各トランザクションの詳細はパケットリストとしてまたはグラフィ
カルなフローダイアグラムとして表示されます。
Topology View
Topology View は、グラフ表示の中でカーソルがあるポジションのバスト
ポロジーを見せます。ノードの接続や非接続によりレコーディング最中に
トポロジーが変ることがあるので気をつけてください。接続されたノード
の詳細も表示できます。これらの詳細はレコーディング中の ROM のコン
フィグレーションも含まれます。
VS (Mil1394) sequence with Time Slot analysis and
Vertical Parity Check validation
Protocol View
データトランザクションは、プロトコル解析の結果を表示するツリーストラ
クチャからで見ることができます。データトランザクションの内容は、選択
されたプロトコルフォーマットに沿って表示されます。現在は下記のプロ
トコルがサポートされています。:
•
•
•
•
•
VS (Mil1394)
SBP2
AV/C
IP1394
IIDC
これらのプロトコルソフトはオプションです。より詳しいプロトコルの説明
については、別途” Protocol Options”データシートをご参照ください。
Filter/Trigger Settings
他の FireSpy 同様に FireStealth も Recorder によってメモリ内に保存さ
れたデータをコントロールし、レコードされたデータにトリガポイントのよう
なリファレンスポイントを作成するためのパワフルなハードウェアトリガと
フィルタロジックを持っています。
Trigger
Recorder では広範囲なハードウェアトリガロジックを使ってトリガをかけ
ることができます。 エラーパケットの特定のタイプパケット上にトリガをか
ける簡単な方法以外に、”Packet Set”で定義したパケット上にトリガをか
けたり、4つの”Packet Sets” の複雑な組合せでトリガを設定することも
できます。
Trigger Sequencer
よりアドバンスなトリガの仕様として、パワフルなトリガシーケンスをつか
うことができます。フローチャート式で設定できるデザインになっており、
非常に複雑なマルチレベルのトリガのシーケンスの定義を簡単に設定
することができます。
最適化されたバッファリソース管理のため、ユーザはトリガ後にレコード
できるデータの最大量を手入力で定義できます。トリガポイントの前に保
存されたデータのためのサイクルバッファを使用することもできます。こ
のサイクルバッファのサイズは、変更することができます。
Filter
Recorder のフィルタでは、特定パケットやイベントを除去することがしで
きます。 除去されたパケットやイベントは Recorder によってメモリに保
存されません。除去対象のパケットはタイプ、スピード、エラータイプによ
ってまたは”Packet Set”の組合せによって選択できます。
Packet Sets
Comprehensive Filter Settings
Trigger definition for predefined AV/C control command
フィルタとトリガの両ロジックは 4 つの Packet Set の組合せを使って設
定します。これらのセットは プライマリ(asynchronous or stream) パケッ
ト、またはパケットフィールド上でオプショナルなバリュー(値)チェッキン
グの PHY パケットの組合せを含んでいます。 バリューチェッキングは
ヘッダフィールド上またはデータフィールド上で実行されます。データフィ
ールドの場合、バラエティなパケッとのデータフィールド上に条件をつけ
るためのパワフルなパケットエディタが含まれています。
Scriptor
Scriptor は、スクリプトの定義と FireStealth 上でそれらスクリプトを走ら
せるために使われます。 Scriptor で使われる言語は C-like な言語なの
で、パケットの受信を含む大体のことは FireStealth,上で制御することが
できます。
Script editor
この Script tab は C-like なスクリプトを入れるためのものです。パワフ
ルなエディタは、下記の機能を含みます。:
C-like Scripting Language in the Script Editor
•
•
•
•
•
•
Automatic indent
Syntax coloring
API function list
Macros to automatically generate blocks of code
Integrated Debugger
Support for floating point data structures
Data editor
この Data tab はスクリプトによって使われるデータの定義のためのもの
です。いくつかのデータエディタ使用できます。:
•
•
•
•
Hex editor
Packet Header editor
Packet Data editor
File input selector
Control Panel
値は、カスタマイズ可能な、ホストコンピュータ上の Control Panel に送る
ことができます。この Control Panel は、異なる各種メータ(ゲージ、
LCD、サーモメータなど)によって受信した値を表示します。
Data Editor
また、これはコントロール値(ペイロードセクションのパケットを持つある
データフィールドの値など)をグラフに送り、その値の変更などを表示す
ることができます。各コントロールのため上下の範囲を定義し、値が範
囲を超えた時にアラーム(視覚的にも聴覚的にも)をトリガにすることが
できます。
提供されるコントロール機能には、ボタンやスライダ、数値の編集ボック
スなどが含まれます。
LabVIEWTM のインターフェイスが提供されるので、リアルタイムで LabVIEWTM
から/への全てのコントロール値を送信/受信することができます。
Customizable Control Panel Display
Feature Summary
概
要
• 200b, 400b,800b Mbps 転送レート
• コンパクトな外観 (125mm x 48mm x 224mm)
• ホストPCとの接続はUSB2.0またはLAN 10/100 BaseT
• IEEE 1394 とホスト (USB)間の電気的絶縁
• 480 MByte メモリ(Recorderと Scriptor)
• 拡張時のファームウェアアップグレードが可能
• WindowsTM 2000 と XPに対応
• 4つの主要機能を同時に操作可能:
• Monitor
• Recorder
• Topology
• Scriptor
MONITOR
• バス上に転送されている全種類のパケットをカウントしバスのアクティビ
ティを表示:
o isochronous packets
o all types of asynchronous packets
o all types of PHY packets
o all types of acknowledge packets
o errors like:
- header & data CRC error
- acknowledge error
- unknown packets
- unknown PHY packet
- unknown acknowledge
- packet size to small
• 転送スピードに沿ってパケットをカウント
• バスリセットの数をカウント
RECORDER
• レコードされたパケットとイベントを 363 MByteまで保存可能
• 全パケットとステータスイベントの10nsのタイムスタンプで解析
• スローなコネクションによる隠れたパケットは ‘prefix only’パケットとして
表示
• 広範囲なハードウェアパケットとイベントフィルタリング:
o パケットタイプ
o 転送スピード
o 4つのプログラマブルパケットセットの組合せ
o エラーの条件
o 多様なステータスイベント
• 広範囲なハードウェアトリガ:
o パケットタイプ
o 転送スピード
o 4つのプログラマブルパケットセットの組合せ
o エラーの条件
o 多様なステータスイベント
o グラフィカルなトリガシーケンス
- 簡単な設定のためのフローチャートデザイン
- 条件付きのジャンプ
- ループのリピート
- エラー上にトリガ
• 広範囲な検索機能:
o パケットタイプ
o 4 つのプログラマブルパケットセットの組合せ
o エラーの条件
•
•
•
•
•
•
o 多様なステータスイベント
フィルターとトリガのための4つのプログラマブルパケットセット:
o パケットのタイプ (tcode) または PHY レイヤーパケットタイプ
o 転送スピード
o パケットヘッダー内の各フィールド値
- matching conditions (==, !=, >=, <=)
- bit level masking
o フォーマットされていないペイロードデータのパターン(quadlet based)
- matching conditions (==, !=, >=, <=)
- bit level masking
o プロトコルベースのペイロードの定義 (field based)
- matching conditions (==, !=, >=, <=)
- bit level masking
プログラマブルなレコードバッファサイズ内でのトリガーポジションの調整
周期的な pre-trigger バッファマネージメント
異なる種類のパケット表示するビュワー:
o Time View, prefixを含むタイムライン上の全パケットを表示
o Packet View, セレクトされたパケットオプションをプラスしたリストとしてパケットを表
示:
- packet fields
- packet layout
- packet errors
o Transaction View, リストまたはフローグラフとしてトランザクションを表示
o Topology View, レコーディング中に存在するトポロジーをグラフィカルに表示
簡単な時間的計測のためのカーソルモード
各パケットまたはパケット範囲のマーキング
TOPOLOGY
• 最新のトポロジーのグラフィカルな表示
• バスリセットの検知による、ライブなトポロジーのアップデート
SCRITPOR
• Scriptorデータのために最大 475 MByte
• Script Editor
o C-likeなスクリプト言語
o API 関数リスト
o コードのブロックを自動で生成するためのマクロ
o シンタックスなカラーリング
o 統合されたデバッガ
o データ値のフローティングポイント
• Control Panel
• LabVIEWTM のインターフェイス
• サンプルスクリプト
FORMAT EDITOR
• カプセル化されたプロトコルセットの修正と拡張のための別アプリケーション:
o VS(Mil1394)
o AV/C
o SBP2
Background
データのモニタリングという観点からの従来の off-the-shelf PHY の重大
な欠点は、「侵入する(intrusive)」という性質です。通常のバスデバイス
は受信だけではなく送信も必要とするため、従来の PHY は受信(RX)と送
信(TX)の両機能を提供するように設計されています。そのため、これらの
デバイスはツリーに参加し自動的にバスに列挙されます。しかし、純粋な
「データモニタリング」デバイスの場合は、この仕様は必要とはされませ
ん。 もしゴールがデータのモニタリング機能だけを提供することであれ
ば、このモニタリングデバイスはバスの一部になってはならず、バスに影
響を与えることでテスト中にシステムを変更してはいけません。モニタリン
グデバイスを接続した時に IEEE1394 上での ダイナミック nodeID の列挙
に影響を与えない必要があります。
下の図は典型的な問題を表しています。いくつかの IEEE1394b-2002 デ
バイスが 1394b のコネクションで接続されています。 追加デバイスが真
中と右の絵で追加されています。すべてのデバイスの nodeIDs は、新し
いツリーの識別とバスの再構成工程として再度列挙されています。この
例では「バスモニタ」デバイスは、一番低い nodeID でツリーの一番下に
あります。異なる接続ロケーションでバスに追加した場合、新しく追加され
たデバイスが調停に勝ちルートノード(高い nodeID)になるチャンスがあり
ます。この場合だけ、他の全 nodeID が同じ状態でいることができます。し
かし、ほとんどのテストアプリケーションでは、これは非常に不適当な構
成であることが指摘されるに違いありません。IEEE1394 ではルートノード
は、重要なバスの監督機能を持った特定のステータスでなくてはなりませ
ん。「バスモニタ」をルートとして責任を持たせることは、テスト中のシステ
ムのシビアな変更となり、オリジナルの構成とは異なります。
Specifications
Dimensions:
125 mm x 48 mm x 224 mm
Weight:
770 g
Power Requirements: 12 V, 10 Watt maximum
Regulatory
compliance:
Connections:
Indicators:
FCC Class A
USB2.0-connector for host-computer
RJ45 Ethernet connector
2 IEEE 1394-connectors (bilingual/Beta)
BNC-connector for external trigger-input signal
Green LEDs for:
• USB-connection
• Power on
• Ethernet
• Trigger
• Signal (per port)
• Sync
• Synced Speed (S100, S200, S400, S800)
Red LEDs for:
• Record
• Active
• Ready
Buzzer
Tumble switch for Power On/Off
Switches:
Package Content:
FireStealth810bN
Switching AC/DC Power Supply
1394b Cable (Beta - Beta)
“FireWire System Architecture” Book, Mindshare
6 months limited warranty
Product warranty:
Part Number:
FS081bN (FireStealth with 6 months warranty)
HSS81bN (Extended Warranty for 12 months)
-
Optional Configuration:
SW Add-on modules:
それ以外の問題点は、従来の PHY シリコンを使った時の input/output
バッファの遅延です。PHYs はシグナルの再調整や再転送の役目をしま
す。1つのポートで受信されたシグナルやデータは、実際には他の全て
の接続ポートの遅延で再調整、再転送されます。純粋なデータ解析/ネッ
トワークの最適化の観点から、これはアナライザとしては望まれない仕様
であり、避けなければなりません。
SBP2 protocol software package
IIDC protocol software package
AV/C protocol software package
IP1394 protocol software package
VS(Mil1394) protocol software package
問合せ:
DapTechnology B.V.
Hinmanweg 11b
7575 BE Oldenzaal
the Netherlands
Ph: +31 541 532941
Fax: +31 541 530193
[email protected]
www.daptechnology.com
ガイロジック株式会社
〒180-0004
東京都武蔵野市吉祥寺本町
1-35-14 ユニアス七井ビル
Ph: 0422-28-4500
Fax: 0422-28-4501
[email protected]
www.gailotic.co.jp
Fly UP