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2015年度 事業報告書 - 社会福祉法人 青森社会福祉振興団
社会福祉法人 青森社会福祉振興団 2015年度 事業報告書 1 法人 2015年度事業報告書 【 法人 】 作成日: 作成者: 2016年 専務理事 5月 中山 1日 辰巳 《事業総括》 2015年度は、2015年4月1日からの介護報酬の大幅なマイナス改 定(サービス全体でマイナス 2.27%)の影響をまともに受け、介護保険開始 以降では一番苦しい決算となった。その間、不要不急の物品購入や各種修繕 の見直し等、人件費以外の経費削減に努めてきたが、介護報酬の減収分を完 全にカバーすることはできなかった。しかしながら、諸経費の見直しを図り それ相応の利益確保に至った。3年後の診療報酬と介護報酬の同時改定を視 野に入れたとき、介護報酬のみに頼るだけであれば、将来の法人経営の弱体 化につながる大きな危険性が潜んでいる。そうならないためにも、当法人が 今後進むべき道は、高齢者だけではなく、社会的弱者はもちろんのこと、一 般市民を含めた市民全体のQOL向上のための生活支援サービスを展開する 等、多角経営モデルの確立を目指していきたい。 次に、全国的に介護・福祉人材の確保・定着が困難な状況の中、ベトナム の国立フエ医科薬科大学において「介護人材育成コース」が2015年10 月3日から本格的にスタートし、社会福祉法人による公益事業としては海外 における介護・福祉人材育成事業の先駆けとなった。 このことについては、EPAに基づくインドネシア・ベトナム人介護福祉 士候補者の採用や、技能実習制度を視野に入れたベトナムでの介護・福祉人 材育成事業の二本立ての事業推進だけに留まらず、2015年度は職員研修 の充実による職員定着化を目指し、さらには各職種別の専門性を支えるため の幅広い教養を涵養させることを目的として、一般職員対象の「未来塾」と 管理職対象の「リベラルアーツ」を定期的に開講した。 また、日本全体が人口減少に向かう傾向の中、東北地方で唯一人口維持の 予測がされる宮城県仙台市において、将来的な法人経営の核となるべき新規 事業を見据え、仙台市太白区鉤取本町の国立病院機構仙台西多賀病院の所有 地の一部5,454平方メートルを取得した。この太白区は広域型の特別養 護老人ホームの空白地帯であり、隣接の仙台西多賀病院との連携による相乗 効果が期待される立地場所であることから、この仙台市における事業の成功 を期すため、今後は緻密な事業計画の立案に当たりたい。 本年度は、本法人の社会福祉施設としての第1号である特別養護老人ホー ムみちのく荘創立40周年の節目を迎えたが、激動する介護保険制度の荒波 を乗り越えていくためにも、しなやかでプラス思考の組織体を目指していき たい。 2015年度における主な経営状況及びトピックスは以下のとおりである。 (1)当期の事業経営については、第一種社会福祉事業、第二種社会事業、 公益事業とも、全体として事業活動売り上げは苦戦し、当初計画の売上 目標に対して、約2,900万円下回った。 (2)国際的品質マネジメントシステムであるISO9001を、2015 年度は「みちのく城ヶ沢フードセンター」が新たに取得した。 (3)本年度の社会貢献事業 ① 2015年 7月25日 2015年度みちのく荘夏祭り開催 ② 2015年 8月19日 第31回みこし祭り参加(主催:むつ青年会議所) ③ 2015年 9月 1日 全国20の社会福祉法人と共同で、介護の仕事の理解を促すための書 籍「介護男子スタディーズ」1万2千部発行。 ④ 2015年 9月19日 法人・特別養護老人ホームみちのく荘創立40周年記念講演会開催 演題:「今、青森県で行われている短命県返上活動について」 講師:弘前大学 大学院医学研究科長・医学部長 中路重之氏 会場:むつグランドホテル ⑤ ⑥ 2016年 3月 4日 第1回「まるめろ杯」みちのく荘ケアサービス公開競技大会開催 会場:金谷地域交流ホール 優勝者(まるめろクイーン) :杉山千明(みちのく訪問介護ステー ション) 広報紙「まるめろ通信」発行 発行部数:年6回、1回あたり2万部発行 発行手段:主要新聞への折込み ⑦ 金谷地域交流ホールの一般開放 述べ利用者数:180名 ⑧ まるめろ美術館の運営 開館日:月・火・金・土・日曜・祝日(但し年末年始を除く) 特別展:ⅰ「近現代青森作家あけぼの展」~今純三、棟方志功、関 野凖一郎~(2015 年 10 月 2 日~2016 年 1 月 26 日) ⅱ 春の陽だまり「パステル画と原画展」(2016 年 1 月 29 日~2016 年 5 月 31 日) ⑨ 医療弱者のためのクリニックへの無料送迎バスの運行 運行日:月・火・水・木・金曜日(但し土・日曜日、祝日、年末年 始は除く) 述べ利用者数:1,111 名 (4)本年度の主な事業 ① 2015年 4月 1日 みちのく中央デイサービスセンター(通 所介護)をみちのくデイケアセンター(通 所リハビリテーション)へ事業変更 ② 2015年 9月30日 住宅型有料老人ホーム城ヶ沢みちのく荘 の事業廃止 ③ 2015年 9月28日 新規事業用地取得 地番:仙台市太白区鉤取本町二丁目 213番29 面積:5,322.13平方メートル 地目:宅地 ④ 2015年11月 9日 買い物弱者のための施設内売店「めろめ ろマート1号店」を、みちのく金谷デイ サービスセンターに開店 (5)本年度の栄誉に関すること ① 2015年 9月16日 青森県知事より表彰を受ける 「平成27年度青森県健康づくり事業功労者等表彰・あおもり健康 づくり奨励賞」 (6)2015年4月に入社した新規学卒者(高校、専門学校、大学)は予 定を下回り11名となり、新卒者の確保の困難性が続いている。 (7)EPA(経済連携協定)により、第2期ベトナム人介護福祉士候補生 4名(男2名、女2名)と第7期インドネシア人介護福祉士候補生1名 (女)を受け入れたが、病気によりベトナム人(女)1名が帰国した。 (8)ベトナム事業 ① 2015年 ② 4月 2015年10月 3日 ベトナムフエ市関係者一行が本法人を 視察 3日 国立フエ医科薬科大学介護人材養成 コース開講式 2015年度 法人の社会貢献一覧 開催日 参加/利 経費(千円) 用人数等 福祉医療 全国の20の社会福祉法人と共同して、介護の仕事の 情報発信 理解を促すため書籍「介護男子スタディーズ」発行 2015.9.1 12,000冊 750 みちのく荘創立40周年記念講演会(講師:弘前大学 福祉医療 大学院医学研究科長・医学部長 中路重之氏) 演題 情報発信 「今、青森県で行われている短命県返上活動につい て」 2015.9.19 130名 410 福祉医療 第1回みちのく荘ケアサービス公開競技大会「まるめ 情報発信 ろ杯」 2016.3.4 80名 200 第1回食と農と福祉の連携シンポジウム(基調講演1: 福祉医療 農林水産省経営局金融調整課長 山口靖氏/基調 情報発信 講演2:社会福祉法人雄勝福祉会人材育成次長 佐 藤博氏/事例報告:みちのく城ヶ沢フードセンター 2016.3.26 150名 780 通年 年6回、2万 部発行/ 回(むつ市 全世帯) 1,850 地域貢献 2015みちのく荘夏祭り 2015.7.25 450名 560 地域貢献 第31回みこし祭り参加 2015.8.19 50名 220 通年 180名 500 地域貢献 医療弱者のためのクリニック無料送迎バス運行 月・火・水・木・ 金(但し、祝 日、年末年始 除く) 延べ 1,111名 392 地域貢献 まるめろ美術館運営 月・火・金・土・ 日祝日(但し、 年末年始除 く) 74名 1,200 項目 事業概要 福祉医療 広報誌「まるめろ通信」発行 情報発信 地域貢献 金谷地域交流ホールの一般開放 [2015年度]特命方針報告書 作 成 日 2016 年 5 月 7 日 事 業 所 フエ事業所 リーダー 向井正大 サブリーダー 小関博之 項 海外事業の推進 目 ベトナム・フエ市における「高齢者介護人材育成協働事業」の推進を図る。 重点施策 【取組み内容】 A:「介護人材養成コース第一期開講」に向けて ①大学との協議を円滑かつ定期的に進める ②生徒募集活動を行う ③使用する物品や日本語授業・介 護授業で使用するテキストの準備(ベトナム語翻訳含む)を行う。 B:事業運営資金の確保のため、JICA などの補助金申請を行う。 C:ベトナムにおける法人格取得のため、海外 NGO の活動登録許可申請を行う。 【結果】 A①:2015 年 2 月に大学と協議をして 2015 年 3 月半ばの開講予定が、4 月末、6 月初、7 月初と 3 度開 講延期となり、最終的に 9 月半ばの開講となる。協議体制が確立されていなかったことと、開講に向け た生徒募集が後手に回ったことが要因と捉えている。同じ轍を踏まないよう、大学担当者と 2 週間に 1 度の定期ミーティングの機会を設けることを決めて、進捗状況の確認と新たな事項の検討を行っている。 また、第二期の生徒募集に関しても、募集開始時期を早めることと、大学任せではなく法人主体で各地 の学校等での募集説明会をすることにしている。 A②:生徒募集活動は、目標 20 名の生徒数に対して最終的に 26 名の応募があり、一見よく出来た様に思える が、実際にはそうではない。募集開始時期と募集方法を大学に任せて行った結果、当初は 1 名の応募しかな かった。各地の医療短期大学で説明会を開始したり、TV コマーシャルで募集の内容を放映(実際に映像は 未確認)した後に、第一次募集、第二次募集を行った結果 26 名の応募となった。 A③:ベトナムで用意が可能なもの、日本から持っていかなければならないものの選別をした上で、物品準備 はスムーズに行うことが出来た。介護の授業で使用する介護用品も日本から持っていたものもあるが、実際 にこちらに来てから、ベトナムで準備できるとわかったものも多かった。コースも半分を終えて、一通り指 導を行える用具や機器は揃ったと判断出来る。 テキスト類に関しては、現地での印刷代金が驚く程安いということがわかったこと、及びテキスト類もコピ ーして使用するのが良くあることだということがわかり、今後は新たに人数分テキストを日本で購入して用 意する必要は無いと考えます。ベトナム語で書かれた介護に関するテキストは無いため、小関係長が持参し form:目標-08-A 版 page: 1 / 2 た参考書や日本語資料の翻訳を進めた。日本式介護の基礎を指導していくためには量的にも翻訳した内容も 十分揃った。今後は、翻訳済みのものの分類と定期的な訳語の見直しを繰り返して、使えるテキストにして いきたい。なお、第一期生に関しては、テキスト代は実費徴収をしたが、第二期生に関しても印刷等にかか る費用をテキスト代として徴収していくことを考えています。 B:JICA の草の根技術協力事業への申請を行った。前回不採択だった部分から、実際にベトナムで事業をす る中で見えてきた情報をもとにして、再度の申請を行った。前回以上に内容が深まった事業提案書で、今回 は期待できるものと思ったが、結果は不採択であった。 不採択の理由説明を JICA 担当者よりしてもらった上で、事業提案書で書かれている私たちが考えている事業 の視点が、まだまだ草の根レベルの視点にたっていないということ、JICA の草の根の考え方とのマッチング が出来ていないことが挙げられた。JICA 草の根の申請に関しては、事業が進展してより草の根レベルの人々 への波及効果を狙う時まで申請はお預けした方が良いのではということで、当面は JICA への申請はしない 方向で決定した。 現在の制度や資格の範囲内ではベトナムにおける収益活動が不可能であるため、事業継続のための他の補助 金や交付金、あるいは収益活動が可能な現地法人の設立も視野に入れて、今後の活動を進めていきたい。 C:2015 年 4 月 8 日に海外 NGO 活動登録申請を行ったが、「45 日以内に結果通知をする」という文言にも 関わらず、海外 NGO 関連委員会からの連絡は約 10 ヶ月経った 2016 年 2 月 18 日に、申請が許可されたとい 連絡をもらった。許可まで時間がかかった理由としては、 「関係する省庁や地方自治体などへの確認に時間 がかかったため」ということではあるが、正直ここまで時間がかかるとは想定外だった。 現時点で正式な許可証が未着ではある(海外 NGO 関連委員会からの情報では 2016 年 6 月頃)が、まずは 認可されたということで、一歩前進は出来た。今後は、大学経由ではなく法人独自での情報発信が可能 となるため、介護人材養成コースのみならず、日本式介護の PR をして介護の重要性が認知されていくような 活動を行っていきたいと考える。 以上 form:目標-08-A 版 page: 2 / 2 . 理事長 ・ ・ 専務理事 ・ ・ 管理職 ・ ・ ISO 統括責任者 ・ ・ [2015年度]特命方針報告書 作 成 日 2016年5月13日 事 業 所 法人本部 リーダー 折 舘 謙 一 サブリーダー 項 目 国内新規事業の展開 県外における新規事業の展開および推進を図る。 重点施策 【取組み内容】 初めての県外事業となる仙台市において、従前から事業計画(案)を提案してきた国立病院機構 仙台西多賀病院に隣接する仙台市太白区鉤取本町二丁目5,454平方メートルを先行取得し、次 年度以降の事業計画の枠組みを仙台西多賀病院と創る。 【結果】 2015年6月2日に公告が出され、6月10日に「競争参加資格確認申請書」を提出、6月 17日「競争参加資格確認通知書」が届き、入札への参加が認められた。そして、翌月7月1日 の入札において落札、7月7日付で締結し、2015年8月25日所有権移転登記が完了した。 ※「登記地番」宮城県仙台市太白区鉤取本町二丁目213番15、213番29 その後、一定規模の土地造成に必要となる開発許可を受けるため、造成業者と計画を練り、今年 2016年秋を目指し、造成計画を進めている。 form:目標-08-A 版 page: 1 / 1 [2015年度]特命方針報告書 作 成 日 2016 年 3 月 31 日 事 業 所 みちのくケアプランセンター リーダー 小関 美津子 サブリーダー 野中 久美子 項 ケアプランの数値化 目 指定事業所により、ケアプラン数値化のモデルケースを構築する。 重点施策 【取組み内容】 別紙参照 【結果】 別紙参照 form:目標-08-A 版 page: 1 / 1 改善報告書[A] 改善計画No.2 事業所名 改善テーマ みちのくケアプランセンター ケアプランの数値化を行い、ケアマネジメントの質の向上を図る チーム名 チームK 活動期間 2015 年 リーダー 川口 メンバー 加藤頼、佐々木寧子、野中 久美子 4月 1日 ~ 2016 年 3 月 31 日 香澄 【改善の7ステップ】 1.テーマ選定〔改善の理由〕 2.現状調査[データ収集]と目標値の設定 3.要因の分析〔特性要因図の作成、重要要因の調査〕 4.対策の立案・対策の実施 5.効果の確認[目標に対する効果・その他の効果] 6.標準化と管理の定着[歯止め] 7.反省と今後の課題 form:目標-03-F 版 page: 1 / 7 付表:表様式の基準 [注釈:改善の 7 ステップで活用する表様式の基準。テーマの状況に応じて多少変更しても結構です] 1.テーマ選定[改善の理由] 特命方針である「ケアプランの数値化」をテーマとする。 改善テーマ 「ケアプランの数値化を行い、ケアマネジメントの質の向上を図る」 【活動計画表/実施記録表】 ステップ 担当者 4 5 6 7 ③ ④ 8 9 1.テーマ選定 全 員 ① 2.現状把握 全 員 ② 2.目標設定 全 員 3.要因分析 全 員 4.対策立案・実施 全 員 ⑨ ⑩ 5.効果確認 全 員 ⑪ ⑫ 6.標準化と管理 全 員 ⑬ 7.反省と課題 全 員 ⑮ 10 11 12 1 2 3 ⑥ ⑦ ⑧ ⑭ nの様に記録する。 注釈:①朱記は作成例。②各ステップの計画は矢印で表示。会合の実施回数は、①②・・○ 2.現状調査と目標値の設定 ①なぜケアプランの数値化ができないのかを把握する →「ケアプランあるある」としてケアプランに関するあらゆることの情報を収集する。 「ケアプランあるあるデータ集計結果」 ・アセスメントに時間がかかる。 ・予防の目標設定に悩む。 ・複写して修正するが、期間等の直し間違いがあったり手間もかかる。 ・できるだけ静かな時間に集中して作る。 ・アセスメントから課題や問題点を抽出しにくい。 ・アセスメントの漏れあり、大事な情報が抜けていることがある。 ・課題が具体的でない。 ・予防プランの作成のに時間がかかる。 ・悩んだときは文例集や参考書を活用している。 ・2 表を消してしまうことがあり、無駄な作業。 form:目標-03-F 版 page: 2 / 7 ②現状のケアプランの数値化がどれぐらいされているのかを調査。 6 月の利用者の介護度 内訳 数値化されているケアプランの介護度別内訳 (人) 数値化されているプラン 60 総数 476 全体の数値化率 12.8% 要介護 1・2 の人数 26 人→要介護 1・2 利用者の数値化率 11.2% 要介護 1・2 の利用者のプランを 100%数値化することによって 全体の数値化率を 12.8%から 55.8%にアップする。 form:目標-03-F 版 page: 3 / 7 [目標設定表] 何 を 全体のケアプラン数値化率を いつまで 3 月までに どうする 55.8%にする 注:目標は1項目とは限りません。 3.要因の分析 [重要要因の調査表] 重要要因 数値化しようとする意識がない 要因の調査方法 特性要因図 わかったこと 意識する機会やきっかけがない。 勉強する場がない。 アセスメントが数値化されていない 特性要因図 アセスメントが数値化することで数値化 した目標値を設定しやすい。 form:目標-03-F 版 page: 4 / 7 4.対策の立案・対策の実施 [対策の実施表] 対策案項目 数値化しようとする意識に 誰が いつまで 川口 2/15 川口、加藤、 1 月中 どこで クリニック会議室 どのようにする 研修会を開く。 する。 目標を数値化できる 数字で評価する様式を作成する。 佐々木、野中 対策 1 数値化の重要性とレーダーチャートを利用しての数値化の方法の研修を開催する。 2/15 実施。 対策 2 レーダーチャートの作成 昨年度作成したレーダーチャートを実用可能なものに作成し直す。 ①事例の動画を作成しケアプランセンターの職員にレーダーチャートに実際に記入してもらう。 1 回目の記入でどれぐらいバラつきがあるか現状把握する。 バラつきを無くすために定義を見直し同じ条件で 2 回目の記入を実施する。 別紙①・②参照 ②更にバラつきを無くすため研修の際に職員からの意見を聞いてチャートを見直し手直しする。 〈修正後 レーダーチャート〉 form:目標-03-F 版 page: 5 / 7 5.効果の確認[目標に対する効果・その他の効果] 対策後のケアプランの数値化がどれぐらいされているのか、対策前と比較 3 月の利用者の介護度 内訳 全体数 472 名 要介護 1 137 要介護 2 101 要介護 3 67 要介護 4 44 要介護 5 41 要支援 1 26 要支援 2 56 472 数値化されているケアプランの介護度別内訳 (人) 数値化されているプラン 105 総数 472 全体の数値化率 22.2% form:目標-03-F 版 page: 6 / 7 目標 要介護 1・2 の利用者のプランを 対策を実施した結果 目標 100%数値化する 要介護 1・2 の利用者の数値化率 19% 要介護 1・2 の利用者のプランを 100%数値化することによって 全体の数値化率を 12.8%から 対策を実施した結果 55.8% 全体の数値化率 にアップする。 22.2% 目標達成ならず 6.標準化と管理の定着[歯止め] [標準化と管理の定着表] 何を レーダーチャートを 誰が 来年度の改善委員 いつまで 2017.3.31 どうする 実用化のためちょうじゅに様式を カスタマイズする。 レーダーチャートを 野中 2016.3.20 文書登録し各ケアマネに 様式を登録したことを配 信する。 7.反省と今後の課題 ・レーダーチャートを完成させるのが遅くなり、実用化まで結びつかなかった。 ・評価基準の定義を統一する事に、難しさを感じた。 ・チームとして、意見交換を随時行って同じ方向性を見出す事が出来た。 ・研修会や活動を通してプラン作成時に、数値化をする意識付けはできた。 ・レーダーチャートの評価基準の設定が、個人の考え方の違いもある為なかなか進まずに 時間がかかったが、今回何度も意見をもらい修正する事で、形に出来たので良かった。 ・今後は完成したレーダーチャートを常用し、目標点も設定しやすくなるのでより数値化した 目標設定ができるよう取り組んでいきたい。 ・見方や考え方が違う 10 人の認識を統一するのは難しかった。 form:目標-03-F 版 page: 7 / 7 [ 2015 年度]特命方針報告書 作 成 日 2016 年 4 月 28 日 事 業 所 金谷みちのく荘 リーダー 今 友明 サブリーダー 項 目 ケアプランの数値化 ケアプランの数値化のモデルケースを構築する。 重点施策 工藤江理朝 【取組み内容】 目標:『ケアプラン作成時の個人毎のニーズを浮き彫りにするシステム作りを行う。 』 ・利用者の ADL を数値で評価し、レーダーチャートに落とす。→ADL 数値評価表作成(Excel データ) 「ADL 数値評価表の使用方法」 A.フェースシートを元に ADL 数値評価表へデータを打ち込む。 B.レーダーチャートで明らかになった利用者のニーズをカンファレンスにて援助が必要か検討する。 C.カンファレンスにて決定した援助内容をケアプランに落とし込みケアの実施。 D.ケアプランの実施後評価にて、フェースシートを更新する。 E 更新したフェースシートを元に、ADL 数値評価表へデータを打ち込む・ 以下、B へ戻る。 【結果】 A.レーダーチャートを使用することで全体的に個人の問題点や向上できる可能性を探ることが 出来る。表の中の「改善・維持の可能性」の入力は介助者個人の主観で入力している為、今後の 検討が必要と思われる。※担当者会議で出席者の総意で決定するなど。 B~C は担当者会議の出席者で援助内容の方針を決定できるため、主観的ではなく、利用者にとって 妥当な援助内容になると思われる。 D.ケアプランの評価に個人の主観が入るため、数値化する元としては不安定になる要素である。 E.打ち込んだあとのレーダーチャートを前回のものと一目で対比できるシステムがあれば、 より、わかりやすいと思われる。 form:目標-08-A 版 page: 1 / 1 [2015年度]特命方針報告書 作 成 日 2016 年 5 月 1 日 事 業 所 特養みちのく荘 リーダー 野中 サブリーダー 佐渡拓也 項 人材育成に対する重点化 目 優 浜辺将志 澤口陽子 十二林特養の 1 ユニットを教育の場として、人材育成の拠点を確立する。 重点施策 【取組み内容】 ・教育する職員が根拠を持って介護できるように、排泄、入浴、食事、移乗の研修を開催する。その 中で基本技術の統一または教えるポイントの確認をする。 ・新人職員に対し、チェックシートを用いた評価や毎月の振り返りを通して現状把握を行う。現状把 握に沿い必要な研修を実施する。 【結果】 ・人員配置の都合上、必要な職員を一カ所に集めることができず、人材教育の拠点となるユニットを 作ることはできなかった。 ただし、当初から事業所としてケアの根拠や介護方法の統一がされてない場面が多かったため、必 要な研修を実施することにより以前よりも理論的に介護技術を見る視点が養われ、新人教育にも生かさ れている。来年度の教育体制の下地を作ることができた。 form:目標-08-A 版 page: 1 / 1 [ 2015 年度 ]特命方針報告書 作 成 日 2016 年 5 月 5 日 事 業 所 みちのく城ヶ沢フードセンター リーダー 澤田 洋子 サブリーダー 鹿内 美津穂 項 フードセンター ISO 認証取得 目 9 月の ISO 認証更新審査にて、ISO 認証を取得する。 重点施策 【取組み内容】 取り組み期間:2015 年 4 月~9 月 1. 法人共通管理規定に基づいた記録の整理・管理 2. 職員対象 ISO 研修会(毎月) 3. サービス管理規定の作成 4. マニュアルの作成および記録書の整理 5. 文書/記録管理台帳の登録及び整理 6. 顧客満足度のモニタリング(嗜好調査) 7. 内部監査、MR の実施 8. 増田先生によるプレ審査 【結果】 2015 年 9 月の審査において form:目標-08-A 版 ISO9001 認証を取得することができた。 page: 1 / 1 2 法人本部 総務セクション 財務セクション 人事セクション 管理セクション ISO事務局 フエ事業所 [2015年度]事業報告書 【法人本部】 作成日:2016年 作成者:澤畑 5月 6日 教光 《事業総括》 2 0 1 5 年 度 は 、法 人 内 の 更 な る 組 織 改 革 が 進 み 、法 人 本 部 所 属 職 員 数 は 2 0名を超え、法人の中枢を担う更なる使命を持ち邁進してきた。 国 内 で は 、仙 台 市 新 規 事 業 に 伴 う 土 地 取 得 及 び 整 備 等 の 準 備 や I C T 機 器 等 の 積 極 的 導 入 に よ る 業 務 の 効 率 化 を 進 め 、海 外 で は 、ベ ト ナ ム に お け る 人 材 育 成 事 業 を 無 事 ス タ ー ト さ せ る こ と が で き た 。ま た 、法 人 行 事 に 関 し て は 、法 人 節 目 の 創 立 4 0 周 年 記 念 式 典 や 地 域 貢 献 事 業 と し て の 第 1 回「 食 と 農 と 福 祉 の 連 携 シ ン ポ ジ ウ ム 」を 企 画 運 営 す る な ど 、法 人 運 営 に お け る 数 々 の 重 要 事 業 及 び行事を法人本部職員の個の力と結束力により遂行した。 加えて、年間を通してのISO活動においては、各セクションの壁を越えたメン バーで構成することにより、法人本部内のコミュニケーション力を高めつつ、4つ の業務改善に取り組むことができた。各チームとも身近に感じている問題に着手、 数値化することにより、これまで見えてこなかった部分が見え、一定の成果を上げ ることができた。その成果の1つとして、法人主催の2015年度ISO改善発表 会に推挙した2チームが、いずれもISO大賞を受賞したことでも見て取ることが できる。 2 0 1 6 年 度 は 、若 手 職 員 の 個 々 の 力 を 伸 ば す こ と に よ り 、本 部 総 合 力 の 底 上 げ を 図 り つ つ 、こ の 推 進 力 を 維 持 し 、更 な る「 結 束 力 」を 高 め て い く 。ま た 、 他部署との密接な連携のもと法人の積極的経営・発展に貢献していきたい。 ※ISO 活動における[重点施策]の取り組みは、別紙「改善計画書」および「改善報 告書A・B」を参照のこと。 form:総務-342-A版 page: 1 / 1 3 しあわせ創造部 〔介護〕 特別養護老人ホームみちのく荘 ケアハウスみちのくグリーンリブ グループホームまるめろ みちのく十二林ショートステイ 特別養護老人ホーム金谷みちのく荘 みちのく金谷ショートステイ みちのく訪問介護ステーション みちのく訪問入浴介護ステーション みちのく金谷デイサービスセンター みちのく金谷デイサービスセンターまるめろ みちのくケアプランセンター むつ市地域包括支援センターみちのく [2015年度]事業報告書 【特別養護老人ホームみちのく荘】 作成日:2016年 作成者:野中 5月 1日 優 《事業総括》 介護度平均が2014度4.1から2015度4.3と利用者の重度化が 進んでいる。それに伴い、利用者個々の状態にあった新たな介護技術の習得 が必須となり、職員対象にした介護技術研修やまるめろ杯を通して、基本的 な介護技術を学ぶ時期となった。実践はできるようになってきたが、一つ一 つの根拠の理解までには至っていないため、来年度も継続して介護技術の習 得は課題となる。 また、介護機器・物品も積極的に活用している。特に見守りシステムであ る「ネオスケア」を導入したことにより、利用者が居室内で転倒の恐れのあ る行動をした場合に、モバイルが反応し現状を画面で確認できるため、不必 要な訪室の回数が減少、職員の不安解消など効果を発揮している。2016 年度は、さらに、「ネオスケア」の環境整備を進めていくため、取り付ける 利用者の基準、機器だけに頼りすぎない為のシステムなどを構築していく必 要がある。 業務改善としては、夜勤時間の見直しや夜間帯の介護補助を採用するなど 現状の人員で効率的に介護を実践していくための取り組みを行った。結果と して、残業時間や職員負担の軽減に繋がり、利用者と向き合う余裕、時間が 生まれた。 ※ISO 活動における[重点施策]の取り組みは、別紙「改善計画書」および「改善報 告書A・B」を参照のこと。 form:総務-342-A版 page: 1 / 1 [2015年度]事業報告書 【ケアハウスみちのくグリーンリブ】 作成日:2016年 作成者:畑中 4月25日 マチ子 《事業総括》 今 年 度 は 入 居 者 の 入 院 が 延 べ 14 名 と 、 毎 月 入 院 者 が い る 状 況 で し た 。 病気や健康面でのリスクが高く早期発見・対応が必要とされる年でした。 又、高齢化とともに身体面での低下がみられるので、状況に応じたサービ ス利用やその都度の変更が望まれます。 家族やケアマネージャー、各サービスと連携を図りながらすすめてきたの で、今年一年大きな事故やけがもなく過ごせたと思います。 業 務 の 効 率 化 に よ る 時 間 短 縮 に 取 り 組 ん で き た が 、各 業 務 の 所 要 時 間 を 明 確 にしてバラつきをなくしたことで、業務時間の標準化が図れた。 入 居 者 の 意 見・要 望 を 聞 き 取 り サ ー ビ ス に 反 映 さ せ る た め 、毎 月 定 期 訪 問 を 実 施 し た り 、日 常 生 活 の 中 で 各 入 居 者 の 趣 味 や い き が い を 継 続 で き る よ う に 支援して取り組んできた。 しかし社会資源の活用としていた外部ボランテイアの受け入れまでは至ら なかった。 今 後 も ケ ア ハ ウ ス の 入 居 者 が 、安 心 し て 自 立 し た 生 活 が で き る よ う に 、職 員 が家族や各サービスと連携を図りながら支援していきたい。 ※ISO 活動における[重点施策]の取り組みは、別紙「改善計画書」および「改善報 告書A・B」を参照のこと。 form:総務-342-A版 page: 1 / 1 [2015年度]事業報告書 【グループホームまるめろ】 作成日:2016年 作成者:上野 4月28日 ひとみ 《事業総括》 今年度は入退居1名ずつでした。 医 療 に 関 し て 訪 問 看 護 、み ち の く ク リ ニ ッ ク と 連 携 し 、利 用 者 が 風 邪 を ひ く 事も無く健康的に過ごせるよう支援できた。 重点施策 1.利用者自ら活動しよう 2.早番者が休憩できる 3.認知症評価点を前年度より7%アップしよう 総括 1 .今 ま で 利 用 者 の 役 割 が 明 確 で な か っ た こ と で 、活 動 す る 利 用 者 が 偏 っ て い た が 、こ の 活 動 で ど の 利 用 者 が 何 が で き る か 、ど の く ら い で き る か 、何 に や る 気 を 示 す の か が 把 握 で き 、全 員 が 活 動 的 な 毎 日 を 送 っ て い る 。継 続 し 、 ADLの維持にも繋げていく。 2 .受 診・入 浴 介 助 を 遅 番 者 が 対 応 し て い る が 、早 番 者 の 休 憩 時 間 ま で に 終 わ れ る こ と が な く 、早 番 者 の 休 憩 時 間 が 確 保 で き な か っ た が 、業 務 の 見 直 し をすることで確保できるようになった。職員一人一人の焦りも軽減でき た。 3 .認 知 症 の 評 価 点 ア ッ プ は で き な か っ た が 、作 業・学 習 療 法 に つ い て 方 法 を 検 討 す る こ と で 、職 員 の ス キ ル ア ッ プ 、利 用 者 と の コ ミ ュ ニ ケ ー シ ョ ン を 深 め る こ と が で き た 。認 知 症 の 進 行 を す こ し で も 予 防 で き る よ う 継 続 し て 取り組んでいく。 ※ISO 活動における[重点施策]の取り組みは、別紙「改善計画書」および「改善報 告書A・B」を参照のこと。 form:総務-342-A版 page: 1 / 1 [2015年度]事業報告書 【みちのく十二林ショートステイ】 作成日:2016年 作成者:吉田 5月 2日 理絵 《事業総括》 介護保険の改正、利用者の介護度が低い事から単価が低い事や減算等により 前年度より大幅な減収となってしまった。 当法人の特養の申し込みをしている方で、老健等他施設を利用されている 介 護 度 4、 介 護 度 5 の 方 の 新 規 獲 得 に 向 け て 、 今 ま で 以 上 に 居 宅 と の 連 携 を図っていく。 十 二 林 シ ョ ー ト を 利 用 す る 事 に よ り 、車 の 心 配 等 を す る 事 な く 、利 用 中 に 受 診 で き る 等 と い う メ リ ッ ト も あ り 、主 治 医 を み ち の く ク リ ニ ッ ク へ 変 更 し て い る 方も増えてきている。 ま た 、今 年 度 は 病 院 付 き 添 い な ど の 外 出 、金 銭 管 理 料 等 の 介 護 保 険 外 サ ー ビ ス の確立をめざし、実績向上に繋げていく 他施設利用後から入居された方や、在宅でほぼベット上での生活の方のアセスメン トを見直す事により、栄養量、活動量の増加、ADLの向上へとつなぐことができ ている。 活 動 量 、A D L 向 上 す る 事 で 、日 常 的 に 転 倒 等 の リ ス ク も 伴 わ れ る 為 、今 後 は リスク管理への取り組みもしっかり行っていきたい。 ※ISO 活動における[重点施策]の取り組みは、別紙「改善計画書」および「改善報 告書A・B」を参照のこと。 form:総務-342-A版 page: 1 / 1 [2015年度]事業報告書 【特別養護老人ホーム金谷みちのく荘】 作成日:2016年 作成者:今 5月 3日 友明 《事業総括》 昨 年 度 か ら 引 き 続 き 3 年 未 満 の 介 護 職 員 が 80% の 状 況 で 、介 護 方 法 の 確 立 を 目 指 し 取 り 組 ん で き た 。自 立 支 援 に 向 か い 介 護 サ ー ビ ス を 追 求 す る こ と で 、利 用 者 の 身 体 的 機 能 の 改 善 が 見 ら れ 、利 用 者 と 家 族 の 満 足 度 向 上 に 繋 が っ た 。ま た介護職員は仕事の成功体験として感じる事で職業意識を高めることが出来 た 。利 用 者 の 自 立 度 が 高 ま る 反 面 、介 護 事 故 の リ ス ク も 高 ま り 、転 倒 等 の 事 故 が 増 加 し た 。自 立 支 援 の 中 で ア セ ス メ ン ト 技 術 の 向 上 を 目 指 し 、ケ ア マ ネ ジ メ ン ト の 確 立 を 目 指 す 。天 井 走 行 リ フ ト に 関 し て は 、使 用 方 法 と 目 的 を 介 護 職 員 が 明 確 に 持 つ こ と で 、必 要 な 利 用 者 へ 有 効 的 に 使 用 で き る よ う に な っ て き て い る。 ま た 、終 末 期 の 利 用 者 へ 、看 取 り ケ ア を ス ム ー ズ に 提 供 出 来 る よ う に 、医 師 、 看 護 師 、生 活 相 談 員 で の 連 携 強 化 を 図 っ た 。体 力 低 下 を 早 い 段 階 で 家 族 へ 説 明 し 、家 族 の 死 に 対 し て 、双 方 で 共 通 認 識 を 持 つ こ と が 、利 用 者 家 族 に 対 し て 満 足度の高い看取りケアの実践に繋がっている。 利 用 者 に 関 し て は 、入 居 9 名 、退 居 9 名 と な っ た 。退 居 者 の 内 1 名 が 平 成 2 7 年 8 月 の 介 護 保 険 法 改 定 に よ る 食 費 、居 住 費 の 負 担 増 に よ り 、コ ス ト の 安 い 十 二 林 特 養 み ち の く 荘 へ 転 居 し て い る 。利 用 者 負 担 額 に 関 し て は 今 後 も 法 改 定 に よ る 大 幅 な 変 更 が 見 込 ま れ る た め 、法 人 内 で の ト ー タ ル ケ ア マ ネ ジ メ ン ト を 通して対応していく。 シ ョ ー ト ス テ イ に 関 し て は 、シ ョ ー ト 利 用 希 望 者 の 減 少 か ら 、1 0 月 頃 よ り 空 床 が 目 立 ち 始 め た 。平 成 2 8 年 1 月 よ り 、空 床 を 出 さ な い 対 策 と し て 、ロ ン グ 枠 を 8 枠 か ら 1 0 枠 に 増 加 さ せ 、減 収 の 歯 止 め と し た 。結 果 と し て ベ ッ ト 回 転 率 の 低 下 に よ る 一 定 の 減 収 は 見 ら れ た も の の 、空 床 を 最 小 限 に 抑 え る こ と で 歯 止 め と し て 機 能 し て い る 。2016 年 度 で は 、平 均 介 護 度 を 3.5 付 近 で 管 理 す る こ と で 客 単 価 の 増 加 に よ る 実 績 向 上 を 目 指 す 。管 内 の 老 健 施 設 と 密 に 連 絡 を 取 り 、 シ ョ ー ト ロ ン グ と し て 要 介 護 4~ 5 の 獲 得 を 目 標 と す る 。 ※ISO 活動における[重点施策]の取り組みは、別紙「改善計画書」および「改善報 告書A・B」を参照のこと。 form:総務-342-A版 page: 1 / 1 [2015年度]事業報告書 【みちのく訪問介護ステーション】 作成日:2016年 作成者:村林 4月14日 優里 《事業総括》 ●財務 ・ 9 月 城 ヶ 沢 有 料 ホ ー ム 終 了 が 響 き 、 実 績 は 目 標 の 8 8 . 9 %に 留 ま っ た 。 ・業務時間管理に取り組み、時間外月平均が前年度の約半分になった。 ●顧客満足度 ・アンケート結果の満足度平均は94%となり、前年度を上回ることが できた。不満足部分を具体的に分析できるようアンケートを工夫した。 その結果、ケアの統一が来期の課題といえる。 ●教育訓練 ・内部研修では、益城部長や伊與部主任などに講師を依頼して接遇や 介護技術を学び、専門職としての理解を深めた。2月、介護技術研修と 事業所選考会を経てケアサービス競技会に出場した杉山ヘルパーが優勝 を果たした。 ・外 部 研 修 と し て 、レ ビ ー 小 体 認 知 症 等 に つ い て の 講 演 や ド キ ュ メ ン タ リ ー 映画上映に参加し、理解を深めた。 ●是正予防 ・誰かに偏らず、全体的に気づきをあげることができている。 ・予防的視点が増え改善していけるようになるのが今後の課題といえる。 ●人・環境 ・人 員 不 足 の な か 1 月 ま で 、管 理 者 と サ ー ビ ス 提 供 責 任 者 1 名 で 新 規 対 応 を してきた。 ・2月に職員2名が配置されたため、業務分担を進めている。働きやすい 職場づくりを目指す。 ※ISO 活動における[重点施策]の取り組みは、別紙「改善計画書」および「改善報 告書A・B」を参照のこと。 form:総務-342-A版 page: 1 / 1 [2015年度]事業報告書 【みちのく金谷デイサービスセンター】 作成日:2016年 作成者:玉谷 5月10日 正人 《事業総括》 2 7 年 度 の 4 月 時 点 で は 、中 央 デ イ か ら 変 更 す る 利 用 者 も 多 く 、目 標 額 を 上 回 っ て い た が 、5 月 以 降 は 自 立・予 防 の 利 用 者 の 減 少 に よ り 実 績 は 目 標 額 を 下 回 る 結 果 と な っ た 。ま た 、要 介 護 の 利 用 者 に お い て は 、入 院 に よ る サ ー ビ ス 終 了 と 入 居 に よ る サ ー ビ ス 終 了 が 多 く 見 ら れ た 。利 用 者 の 高 齢 化 と 平 均 介 護 度 が 上 が っ た 為 と 考 え ら れ る 。介 護 報 酬 の 減 算 は あ っ た が 、個 別 機 能 訓 練 加 算( Ⅰ ) と保険外サービスにより客単価は上げることができた。 生活支援プログラムを確立するにあたり、利用者アンケートを実施した結 果 、金 谷 デ イ サ ー ビ ス を 利 用 し て い る 予 想 以 上 に 買 い 物 に 困 っ て い る 方 が 多 い ことが判明した。その声に応えるために、ミニコンビニのオープンを計画し、 法 人 職 員 か ら ネ ー ミ ン グ を 募 集 。1 1 月 に「 め ろ め ろ マ ー ト 」と し て オ ー プ ン さ せ 、お 菓 子 、食 料 品 、惣 菜 に 加 え 生 活 に 必 要 な 日 用 品 も 取 揃 え た こ と で 、利 用者から喜ばれている。 「 接 遇 」に つ い て は 、毎 朝 の ミ ニ 研 修 に 加 え 、「 電 話 の 応 対 」と「 送 迎 先 で の対応」をテーマに年2回の研修を行い、接遇満足度の向上につながった。 「 生 活 相 談 員 業 務 の 見 え る 化 」に つ い て は 、月 間 の 業 務 を 日 に ち 毎 に マ ニ ュ ア ル と 一 緒 に 綴 っ た「 生 活 相 談 員 フ ァ イ ル 」を 作 成 す る と と も に 、パ ソ コ ン の デ ー タ も 整 理 し 、使 用 す る デ ー タ や 表 を す ぐ に 開 け る よ う に 相 談 員 フ ォ ル ダ の 作成をおこなった結果、業務を明確にできた。 2 0 1 6 年 度 は 、次 年 度 を 見 越 し 、新 た な プ ロ グ ラ ム の 仕 組 み を 確 立 さ せ る ため、エリア委員会で取り組んでいく。 ※ISO 活動における[重点施策]の取り組みは、別紙「改善計画書」および「改善報 告書A・B」を参照のこと。 form:総務-342-A版 page: 1 / 1 [2015年度]事業報告書 【みちのく金谷デイサービスセンターまるめろ】 作成日:2016年 作成者:澤畑 4月 7日 美樹 《事業総括》 昨 年 度 確 立 し た 認 知 症 ケ ア プ ロ グ ラ ム に 加 え 今 年 度 は 、個 々 に あ っ た 個 別 の メ ニ ュ ー を 用 意 し 提 供 す る 事 が 出 来 た 。利 用 者 一 人 ひ と り が 目 的 や 役 割 を 持 ち デ イ サ ー ビ ス に 通 う 事 が 出 来 た 。活 動 の 場 面 を 写 真 や 動 画 で 記 録 を 残 す 事 に よ り 、家 族 や ケ ア マ ネ に わ か り や す く 伝 え る 事 が 出 来 て い る 。家 族 か ら も「 わ か り や す く て い い 」「 家 で は こ ん な 表 情 し な い 」「 本 人 に 聞 い て も わ か ら な い か ら様子がわかって安心した」という声も増えている。 月 に 一 度 の ケ ア プ ラ ン 会 議 で は 、職 員 一 人 一 人 が 関 わ っ て 感 じ て い る 事 、気 づいた事の意見を出し合い話し合う事であらたな気づきが生まれる等利用者 中 心 の 良 い ケ ア を 継 続 で き て い る 。「 今 い る 人 数 で 、今 で き る 事 は 何 か 」を 常 に考えていきたい。 最 近 の 新 規 利 用 者 の 傾 向 と し て 、生 活 の リ ズ ム が 崩 れ て い て 朝 の 準 備 に 時 間 が か か る 方 が 増 え て い る 。そ の 為 時 間 短 縮 で 利 用 さ れ る 方 が 多 い 為 徐 々 に 通 常 時 間 で 利 用 で き る よ う に 提 案 し て い き た い 。ま た 、週 1 回 利 用 の 方 も 増 え て 来 て い る 為 、認 知 症 ケ ア の 為 に は 回 数 多 く 利 用 し た 方 が よ い 事 を こ れ ま で と は 違 った方法で伝える事が課題ではないかと感じている。 改 善 活 動 を 通 じ て 、家 族 と の 関 わ り 方 に つ い て 気 付 い た 事 も あ る 。特 に 新 規 利用の方は利用後の自宅での様子や家族の不安等を事業所から積極的に聞き だ し 助 言 す る よ う 取 り 組 ん で い る 。そ の 為 か 家 族 か ら の 相 談 の 連 絡 や 来 荘 す る 方も徐々に増えて来ている。今後も利用しやすい事業所、安心できる事業所、 相談しやすい事業所を今後目指し取り組んで行く。 ※ISO 活動における[重点施策]の取り組みは、別紙「改善計画書」および「改善報 告書A・B」を参照のこと。 form:総務-342-A版 page: 1 / 1 [2015年度]事業報告書 【みちのくケアプランセンター】 作成日:2016年 作成者:小関 4月30日 美津子 《事業総括》 2 0 1 5 年 度 は 、介 護 保 険 制 度 の 改 正 に 伴 う 混 乱 の 中 、ケ ア マ ネ の 交 代 が 多 く 、利 用 者 の 変 更 等 に 追 わ れ る 一 年 で あ っ た 。相 談 件 数 は 月 平 均 1 8 名 で あ り 、 包 括 支 援 セ ン タ ー 、 む つ 総 合 病 院 、 家族からの相談が多く、地域においての相談 窓口として定着してきていると感じている。 ケアマネの業務としては、ケアプランの作成を始め、多くの書類に追われている 現状があり、時間内に仕事を終わらせることが困難であった。ムリ・ムダ・ムラを 省き、業務の効率化に取り組んだが、思うような結果を出すことができなかった。 業務時間内に終わることのできるシステム作りが急務である。働きやすい職場作り をしていかなければならない。 ケアマネ10名と大きな居宅支援事業所となったが、ケアマネ個々の経験差、力 量に差がある。今後は個々のスキルアップを図り、事業所全体としての専門性の底 上げを図っていきたい。 ※ISO 活動における[重点施策]の取り組みは、別紙「改善計画書」および「改善報 告書A・B」を参照のこと。 form:総務-342-A版 page: 1 / 1 [2015年度]事業報告書 【むつ市地域包括支援センターみちのく】 作成日:2016年 作成者:成田 4月15日 淳子 《事業総括》 包括の事業内容でもある介護予防ケアマネジメント業務は、高齢者の人口増 加に伴い毎年 3∼5%の伸びで推移しています。また、今年度は 2 次予防事業が みちのく担当地域(西部)だったこともあり利用数は 45 名を超えていました。 増加する利用者の業務に対 し無駄を省き、効果的な作業を実施することで効率 よく業務を図る事ができています。今後は増え続ける高齢者と包括が担う業務 量の増加に伴い、平成 28 年度の契約内容に職員 1 名の増員が盛り込まれまし た。包括でも平成 29 年度の介護予防・日常生活支援総合事業に向けて始動し て行く事となります。 包括での総合相談支援業務の内容は多義にわたり、困難ケースの場合、1つ のケースで複数の問題を抱える事例が多く挙げられた。そのため包括的・継続 的ケアマネジメント支援事業でもある、多職種の連携強化に向け、毎月開催さ れる地域ケア会議を通して介護支援専門員をはじめとする多職種との情報交 換や連携を図り、ネットワークの構築を進めてきました。また介護支援相談員 が抱える支援困難事例等への指導にも携わっています。民生委員の定例会では 包括支援センターの PR 活動や今後の介護保険の動向についての情報提供など 介護保険制度の周知にも積極的に取り組んできました。近年は利用者の重度化 に伴い医療需要度も高まっています。そのため医療連携室と連携を図り、患者 の情報交換や退院後スムーズに在宅生活にもどれるような関係が定着してい ます。地域橋渡しネットワーク連絡会(4回/年)へは定期的に参加し意見 交換 を行っています。今後も医療依存度は高まっていくことが予想されますので継 続していきたいと考えています。 家族介護教室では、法人でも力を入れている「食」に関したテーマで地域住 民の食事に関する事業にも協力しています。 今後全国的な問題となる認知症についても認知サポート活動を通じて、保険 協力員・町内会会員・企業(銀行・福祉用具販売事業所)へ認知症の学習会を 設けたり啓発活動を進めてきました。そして今後は認知症地域支援推進委員の 設置に伴い3包括と協力し地域支援活動も進めていく予定です。 form:総務−342−A版 page: 1 / 2 4 しあわせ創造部 〔医療〕 みちのくクリニック リハビリテーションセンター みちのく訪問看護ステーション [2015年度]事業報告書 【みちのくクリニック】 作成日:2016年 作成者:佐々木 4月28日 玲子 《事業総括》 2015 年度は、開業から 3 年目を迎え、外来患者数・訪問診療患者数、健診数の 増加に伴い、医師・医療事務・看護師等の業務が急増した。そこで、安全な医療 の提供するために、法人経営方針である『業務の効率化と重点化』に取り組んだ。 (1)業務の効率化としては、診療会計時の釣銭間違いの改善のため、自動釣銭機 を導入し、医療事務員の精神的負担軽減と会計業務の効率化が図れた。 また、ヒヤリハット増加に伴い、ヒヤリハット基準を見直した結果、是正処置 報告数は 47 件に及んだが、クリニック職員全員が一致団結し、業務の見直しと マニュアルを作成し、業務改善することできた。 業務改善ができたことで時間外の削減にも取り組み、遅番業務や午後の空き 時間に退勤し時間調整を行うなど、時間外の削減ができた。 (2)業務の重点化としては、レセプトにおける査定率の減少に取り組み、外部研 修の参加や学習会を重ね個々のスキルアップを図り、査定率を低下することが できた。 また、業績アップのため訪問診療のPR活動に取り組み、市内の居宅支援事業 所及び訪問看護ステーションと他職種連携研修会を開催した。連携を深まった ことによって、訪問診療数の増加に繋がったと思われる。 2016 年度は健診の増加とそれに伴う上部内視鏡検査の増加が見込まれ、健診 システム及び内視鏡システムなど新規導入が決定している。 また、健診に関しては保健師による保健指導など予防医療による健康増進及び 異常の早期発見に力を入れ、予防・医療・介護(治療食)など総合的な医療が 提供できるクリニックを目指していきたい。 ※ISO 活動における[重点施策]の取り組みは、別紙「改善計画書」および「改善報 告書A・B」を参照のこと。 form:総務-342-A版 page: 1 / 1 [2015年度]事業報告書 【みちのくリハビリテーションセンター】 作成日:2016年 作成者:山田 4月27日 有貴子 《事業総括》 【デイケアセンター】 4 月 よ り 一 日 デ イ ケ ア セ ン タ ー が 開 設 と な っ た 。介 護 報 酬 も 改 定 と な り リ ハ ビ リ マ ネ ジ メ ン ト 加 算 Ⅱ 1・2 を 算 定 す る た め の 要 件 も 難 し く な り ト ラ ブ ル も あ っ た 。加 算 算 定 の シ ス テ ム 作 り は ス ム ー ズ で は な か っ た が 、他 事 業 所 と の 協 力 の も と 早 い 段 階 で の 軌 道 修 正 を 励 行 し た 。そ の 為 、リ ハ ビ リ マ ネ ジ メ ン ト 加 算 Ⅱ 1・2 の 算 定 率 は 8 5 % ま で 増 や す 事 が 出 来 た 。ま た 利 用 者 の 介 護 度 が 軽 く な り 客 単 価 が 減 る 傾 向 に あ る 中 、一 日 型・短 時 間 型 と も 徐 々 に 登録人数を増やし実績額を伸ばす事が出来ている。 大 畑 地 域 の 新 規 利 用 者 が 増 加 傾 向 に あ る 事 と 、利 用 者 増 加 に 伴 う 送 迎 業 務 の改善が今後の課題となる。 【訪問リハビリテーションセンター】 職員が二人体制となったこともあり、利用者も増加した。リハビリ施設のない 大畑からの依頼が急増した。それに伴い他居宅割合も増加した。 また、実績額は月の稼働曜日に左右されやすい事と、入院・死亡が多いことか ら月別実績額にばらつきが見られたが、徐々に増加傾向した。 職員二人体制で飽和状態になった場合の対応についてが課題である。 【外来リハビリテーションセンター】 職 員 配 置 人 数 を 減 ら し た こ と で 、単 価 が 減 収 に な っ た こ と も あ り 6 月 末 で 終了となった。 外 来 患 者 は 介 護 申 請 を す る な ど デ イ ケ ア セ ン タ ー へ 移 行 す る な ど 、切 れ 目 なくリハを提供できるような対応が出来た。 ※ISO 活動における[重点施策]の取り組みは、別紙「改善計画書」および「改善報 告書A・B」を参照のこと。 form:総務-342-A版 page: 1 / 1 [2015年度]事業報告書 【みちのく訪問看護ステーション】 作成日:2016年 作成者:吉田 4月30日 愛 《事業総括》 1 現在、看護師 1 名産後休暇取得中、パート 1 名退職し、正職 6 名で稼働して い る 。2015 年 度 、新 規 利 用 者 月 平 均 6.3 名 。登 録 人 数 平 均 66 名 で あ る 。 2014 年 度 最 高 の 76 名 に は 達 成 し な か っ た が 、現 ス タ ッ フ 数 で 70 名 以 上 の 登 録 人 数 を こ な す に は 、 訪 問 時 間 +訪 問 記 録 時 間 で 営 業 時 間 内 一 杯 と な り 、 計 画 書 ・報 告 書 、改 善 活 動 な ど が 時 間 外 勤 務 と な っ て し ま う 。ま た 、癌 末 期 患 者 、毎 日 処 置 が 必 要 な 利 用 者 が 増 え る と 、営 業 日 以 外 の 訪 問 や 夜 間 の 臨 時 訪 問 も 多 く な り 、ス タ ッ フ の 心 身 の 負 担 が 増 す た め 継 続 し て 看 護 師 募 集 の 確 保 に努めたい。 2 み ち の く ク リ ニ ッ ク の 訪 問 診 療 +み ち の く 訪 問 看 護 と の 連 携 サ ー ビ ス 希 望 の 利 用 者 が 増 加 に あ り 、2015 年 度 の み ち の く ク リ ニ ッ ク の 訪 問 診 療 と の 併 用 利 用 者 の 最 高 実 績 値 は 1 月 の 27 名 で あ る 。 ま た 、癌 末 期 患 者 や 老 衰 で の 看 取 り 希 望 者 も 増 え て い る が 、毎 月 一 定 に 看 取 る わ け で は な い た め 、 医 療 保 険 で の 機 能 強 化 型 訪 問 看 護 療 養 費 2( 現 7400 円 → 9400 円 ) の 算 定 要 件 ( 年 平 均 15 名 以 上 の タ ー ミ ナ ル 療 養 費 算 定 ) ク リ ア で き る こ と を 目 標 と し た が 、 月 平 均 15 名 に 満 た な い 月 も あ り 届 け 出 る こ とができなかった。 こ の こ と に つ い て は 一 度 届 け 出 て も 、15 名 満 た な い 月 が あ る と す ぐ に 取 り 下 げなければばらないため、今後の動向を見ながら検討していきたい。 3 利用回数内訳について介護保険では要介護者減少したが、要支援者は増えて い る 。 ま た 医 療 保 険 件 数 で は 1000 件 強 減 少 し て い る 。 こ れ は 特 定 疾 患 で 毎 日訪問利用者が亡くなり終了になった影響が強く出たためである。 4 申し送りによる是正の減少をめざし、改善活動を行った。是正は少なくなっ た が 、同 じ ミ ス に よ る 注 意 事 項 が あ り 再 度 対 策 を 行 っ た 。申 し 送 り の 確 実 な 実 施 、ス タ ッ フ 間 の 申 し 送 り に よ る 統 一 し た 対 応 に よ り イ ン シ デ ン ト を 予 防 し利用者の信頼に繋がるサービスの向上に努めていきたい。 form:総務-342-A版 page: 1 / 2 5 時間外勤務の減少を目標に改善活動を行った。対策後、時間外勤務は減った が 、利 用 者 の 登 録 人 数 が 増 え る と 、限 ら れ た ス タ ッ フ 人 数 で は 、時 間 外 勤 務 も 増 え て し ま う 。今 後 も 携 帯 型 の ICT 機 器 の 活 用 方 法 を 再 検 討 し 記 録 時 間 の 短縮に繋げ、移動距離などにも偏りがないように調整していきたい。 ※ISO 活動における[重点施策]の取り組みは、別紙「改善計画書」および「改善報 告書A・B」を参照のこと。 form:総務-342-A版 page: 2 / 2 5 フード事業部 みちのく城ヶ沢フードセンター 十二林フード 金谷フード [2015年度]事業報告書 【 フード事業部 】 作成日:2016年 作成者:澤田 5月 5日 洋子 《事業総括》 1. 真空調理工場 城ヶ沢フードセンター ISO9001認証取得 2015年度は特命方針で城ヶ沢フードセンターがISO9001の認証 を 取 得 す る 事 が で き た 。サ ー ビ ス 管 理 規 定 を 第 三 者 の 視 点 で 一 か ら つ く り な お す 事 で 、真 空 調 理 工 場 業 務 と サ テ ラ イ ト 厨 房 業 務 の 業 務 分 担 が は っ き り と し 、そ れ ぞ れ の 役 割 を い っ そ う 明 確 に す る 事 が で き た 。今 後 は 、こ の 明 確 な ル ー ル の も と 、業 務 を 間 違 い な く 遂 行 し て い く 組 織 の 体 制 と し く み を つ く る ことが急務である。 商 品 開 発 で は 、み ち の く ク リ ニ ッ ク で の 治 療 食 販 売 を 開 始 す る こ と が で き た 。 食 事 制 限 が あ る か た の た め に 、 塩 分 1g 以 下 の 惣 菜 を 開 発 、 販 売 し た 。 2. サテライト厨房 十二林フード、金谷フード 年度初めに職員の退職があいついだ。なかなか補充ができず、超過勤務が数カ 月続いたにもかかわらず、リーダーを中心に業務の見直しや工夫をし、個々の 責任感とチームワークで、大きなミスもなく業務を遂行できた。大変な時期を 一緒に乗り切ったことで、それぞれの事業所では職員の連帯感が高まり、自信 にもつながった。改善計画では、職員が不足していても業務量を減らす事はでき ないので、必然的に業務の効率化に取り組む事になり、知恵をだしあって効率化 をすすめる事ができた。 3. 減塩&だし活の取り組み 2 0 1 5 年 、厚 生 労 働 省 は 塩 分 摂 取 目 標 を 8 g/日 に 改 訂 し た 。そ れ に 伴 っ て 、 フ ー ド 事 業 部 で は 各 拠 点 の 栄 養 士 全 員 で 話 し 合 い 、本 格 的 に 減 塩 活 動 を す す め て き た 。法 人 入 所 施 設 の 基 本 献 立 の 塩 分 量 は 、年 度 初 め は 平 均 1 1 g/日 で あ っ た が 、献 立 や 調 味 料 の 見 直 し 、天 然 だ し の 活 用 等 い ろ い ろ な 取 り 組 み を 行 う こ と で 、 年 度 末 に は 平 均 8 .8 g/日 に な っ た 。 数 値 で の 結 果 は だ せ た も のの、利用者や介護現場職員からの理解が十分に得られているとはいえな い 。来 年 度 は 介 護 現 場 と よ く 話 し 合 い を し な が ら 、利 用 者 の 満 足 度 と の す り 合わせを行っていく必要がある。 form:総務-342-A版 page: 1 / 2