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支部活動報告書10

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支部活動報告書10
千葉市にて、陸前高田市の犠牲者 36 名の御遺体を火葬受け入れ
水垣書記
4 月 26 日
千葉市は陸前高田市の犠牲者の火葬を受け入れ、この日
には 36 名のご遺体を荼毘にふし、御骨はトラックで陸前高田
市に戻っていきました。遠く異郷の地で身寄りもなく…臨席し
ていても無常感にさいなまされます。
千葉市は8日から今月末までで千葉市斎場(千葉市緑区)
と、さくら斎場(千葉県佐倉市)で 300 のご遺体を荼毘にふし
ています。
全建総連 組合員の被害状況調査
4 月 22 日現在
ちばPALの大原会長へ、児童施設宛て救援物資のハンカチを手渡す
小林常執 4 月 26 日
先日、ちばPAL大原会長のブログにて物資呼びかけのあった児童施設向けのハンカチですが、本部の
小林常執より 40 枚の提供がありました。ディズニー柄のかわいらしいデザインです。
翌日、石巻市の保育園に届いたとの連絡ありました。
瓦や建築資材が不足 合板(ベニヤ)や断熱材の国内生産量生産3割減 朝日 4/27
東日本大震災で被害を受けた住宅の修理依頼が建築業者に集まっているが、生産や流通の混乱で瓦や
建築資材が集まらず、復旧は思うように進んでいない。
◆修理まで1年以上も
県が集計する地震の家屋被害(25日現在)は、全壊673棟、半壊2228棟、一部破損は1万6730棟。屋
根瓦が傷み、応急処置のブルーシートなどに覆われた住宅が少なくない。
野田市の主婦は、木造2階建て自宅の和瓦が数十枚ずれたという。「屋根の修繕をお願いしたら、百軒待
ちといわれた」といい、「梅雤や台風シーズンが心配。余震でさらにずれたらと不安です」。
同市に住む70代の男性宅は築約30年。棟の瓦がすべて落ちた。当初は今月下旬に修理予定だったが、
業者に瓦が入荷しない状態が続いているという。「瓦待ちで、いつになるのか未定」と状況は一転した。
県瓦工事業連合会によると、県内にいる瓦職人は約1千人。各瓦店に約100~400軒の割合で注文が来
ている。屋根にシートをかける作業は建築関係者も対応できたが、瓦の修理は職人しか直せないという。
同連合会の篠塚喜一事務局長は「小さな破損も入れると、屋根被害の家屋は、数万戸に及ぶと推測され
る。修理まで1年以上待たされる所も数多く出てくるだろう」と見る。
◆震災後に生産3割減
瓦以外も不足している。国土交通省の調べでは、家屋の新築・修理に不可欠な合板(ベニヤ)や断熱材の
国内生産量は、震災後にいずれも3割減った。
合板は国内シェアの3割を占めるセイホクの石巻工場など6工場が津波被害を受け、復旧していない。断
熱材は住宅エコポイント効果で昨年末から品薄だったのに加え、旭化成建材などの生産工場が止まったこ
とが追い打ちをかけた。
設備機器の一部も同様だ。人気給湯器「エコキュート」は各社で共通する部品の8割を生産していた企業
の福島工場がストップ。キッチンの排気設備、レンジフードも部品生産の9割を占める企業の福島工場が被
災した。
資材不足の余波で、ハウスメーカーで着工の差が出てきている。「東京に本社があるメーカーは資材が入
りにくく新築の着工を遅らせているのに対し、関西が地盤の会社は向こうから資材を調達していて比較的順
調」(東京商工リサーチ千葉支店)という。
香取市などの被災地では、一部のハウスメーカーが「早く建て替えないと材料が手に入らなくなる」などと、
契約を急がせる動きが出ているという。
香取市に本社がある注文住宅会社の小長谷直弘社長は「瓦の修理は長引くだろうが、資材の供給自体は
夏ごろには復旧する。家は一生の買い物。確かな情報に基づいた判断をしてほしい」と話す。(若林幹生、
重政紀元)
岩手支援ボランティア隊への応援物資搬入 4 月 28 日 千葉土建本部
岩手支援ボランティアの第一陣出発にさきがけ、本部のメンバーで自治労連会館へ、ヘルメット・軍手など
の物資や食料などの搬入をおこないました。
千葉 液状化に激甚法適用 塩川議員要求
官房長官が検討表明
赤旗 4/28
枝野幸男官房長官は27日の記者会見で、東日本大震災によって千葉県浦安市などで発生した液状化被
害について、「激甚災害法の適用範囲を広げられるかどうか、できるだけ対応する方向で実務的検討が進
んでいる」と述べ、被災自治体や被災者への支援を前向きに検討する考えを示しました。これまで液状化現
象は対象外となってきました。
この問題では、日本共産党の塩川鉄也衆院議員が、茨城県や首都圏などで液状化被害が深刻に広がっ
ていることを示し救済策を要求。茨城県鹿嶋市や千葉県香取市などの首長も支援を要望していました。
ふなばし朝日新聞に防災ボランティアの記事が掲載
船橋支部・福井書記長
ふなばし朝日新聞に防災ボランティアの記事が掲載されました。
また町会の行事でもボランティアの写真を展示してくれると報告がありました。
千葉支部の塚原委員長、宮城県北上町へお米 300 キロ届ける
4 月 25~26 日
先日、女川へ食料などの物資を届けた千葉支部の塚原委員長ですが、今度は宮城県の北上町にある避
難所へ、お米を 300 キロ届けてきたとの報告がありました。
千葉県中央メーデー、約2千人が参加し震災復興などを訴える
千葉日報 5 月 2 日
千葉市中央区の中央公園 「東日本大震災の被災地支援」や「福島第1原発事故の早期収束と被害補
償(賠償金)」の実現をスローガンに掲げ、全労連系の第82回メーデーが1日、全国で開かれた。
千葉労連などでつくる県中央メーデー実行委員会は、千葉市中央区の中央公園でメーデーを開催。約2
千人の参加者を前に、代表委員の松本悟千葉労連議長は「244兆円とも言われる企業の内部留保を還元
して、早急に震災復興債を発行すべきだ」と訴えた。
※当日は千葉土建のメンバーがプラカードを手にヘルメット姿で壇上に上がり、向後労対部長が代表して決
意表明をおこないました。
「メーデーにお集まりのみなさん、私は千葉土建で労働対策部長をつとめる「向後三郎」と申します。
東日本大震災では、私が生まれ住んでいる飯岡が津波の被害にあい、全壊320・半壊 657・死者13
名という千葉県で一番の被害を受けました。
私たち千葉土建は、全県各地で防災協定を結び、建設職人ならではの震災や自然災害への対策を行って
います。
今回は県内での災害復旧活動について、しかも私の住まいがある、旭市飯岡での活動について報告し
ます。
11日の震災後、16日に千葉土建本部の仲間と、飯岡の被害状況の視察を行いました。すでに旭市
社会福祉協議会がボランティアセンターを立ち上げていたので、飯岡の町にはボランティアで駆けつけ
た若者がたくさんいました。
被災した市民のみなさんやボランティアで駆けつけた若者は、1階ぶぶんを津波でぶち抜かれ、すじ
かいを失った柱に支えられた建物の中に入り、泥をはき出し、ゴミになってしまった家財道具を一生懸
命片づけていました。
私自身は被災しなかったのですが、私の仲間や家族は被災し傷ついていました。
こんな時こそ、大工としての腕が役に立つ時だと思い、他の組合の仲間と共に旭市のボランティアセ
ンターの活動に協力しました。
私は3月19日から 30 日まで、ボランティアのみなさん方と一緒に活動し、家屋の倒壊や、高所作業
や危険な作業に従事しました。同じ旭分会の仲間も自ら被災しているのに、飯岡の傷ついた市民のお手
伝いをしてくれました。困ったときはお互い様だからです。
そんなこんなで3月一杯は過ごしました。私は大工なので、震災の被害で、屋根の修理や、家屋の補
修で仕事はどんどん来るのですが、材料が入らず、ブルーシートでの補修が主な仕事になっています。
本当に職人は材料が無く困っています。これから先、政治が困っている市民の生活が、再開できるだけ
の支援をしてくれることを望みます。
今月3日から、自治労連千葉県の皆さんと千葉土建で、陸前高田へ5日間ボランティアへ行ってまい
ります。たくさんの方々が私の傷ついた故郷にきて力を貸してくれました。恩返しのつもりで陸前高田
に行ってきます。
私たち建設職人は、みなさんが困っているとき、本当に活躍できます。全ての町に職人がいて安心し
て生活できる町を皆さんと一緒に作るために今後とも活動します。
ありがとうございました」
岩手県陸前高田支援隊が出発! 4 月 29 日・5 月 3 日
旭市飯岡をはじめとする県内被災地の「緊急的支援」も一段落し、復興支援活動は〝激震地〟岩手県陸
前高田へ向かいます。自治労連千葉県本部との共同ボランティアとして、第一波では河野副委員長を団長
とした 15 人が 4 月 29 日に出発。第二波では益子副委員長を団長に 16 人が 5 月 3 日に出発し、現地の対
策本部に入って奮闘しました。
↓出発前、須木委員長からボランティアチームへ、バナナ 1 ケースの差し入れ
★第 1 陣(2011 年 4 月 29 日~5 月 3 日)
★第 2 陣(2011 年 5 月 3 日~5 月 7 日)
以下は、河野団長の携帯メール報告書をまとめたものです。
陸前高田災害ボランティアに参加して(4 月 29 日~5 月 4 日)
■4月29日
千葉駅前を8時に出発。現地へ向かう東北自動車道はボランティ ア渋滞なのかなかなか先に進まない。
全車が同じ進路を向かう。この国の善意の表れか?他人の不幸を見に行くのか?(…我々もその一員か?)
かは分からないが、良いところでもあり、恐い所でもある。昼過ぎに寄った大谷パーキングでも昼食もまともに
摂れない尋常でない混み具合でした。結局、現地宿泊先の「鈴木旅館」には22時着。
■4月30日
陸前高田はテレビで見たままの瓦礫の山。前も後ろも右も左も瓦 礫の山・山・山。3月11日の昼まで、
人々が普段の生活を行っていたとは、とても思えない。
ボランティア現場は津波でサンマの水産工場が崩壊し、2000 トンのサンマが長部地区に散乱。その臭い
は地区全域に広がっていました。
その悪臭・衛生面の悪さからボランティアが敬遠する
のも無理はない。その中で懸命に働く被災者たちとと
もに、我々自治労連・千葉土建チームが活動。
瓦礫を片付ければその中からサンマ、家屋の床を剥
がしてみれば サンマ、ありとあらゆる場所からサンマ
…広範な地区での「サンマ処理」に追われることに。内
陸部なのにカモメのサンマ処理チームも多数参加して
いました。変わったところではイクラのパック・鮭等も出
てきました。
千葉土建の仲間は二組に分かれて活動。
小泉さん宅・佐々木さん宅のボランティア活
動に従事し、私は小泉宅を担当する。小泉
さんは寡黙な典型的東北人。その小泉さん
の希望を最大限聞きながら、室内の清掃や
床を剥がし床下の確認(サンマ)・津波で壊
れた屋根の解体等で10人がフル稼働。
我々としては作業が普段の仕事の延長とい
う事もあり順調に進む。
当日はご主人の同級生の葬式があり、奥
さんが参加していました。ご主人は頑なに葬儀には参加し
ようとせず、今回の震災で個人個人の心が負った被害の
一面を垣間見た思いがしました。
■5月1日
朝、地元のお年寄りの話を聞く事ができた。その方は震
災当日、津波の音を「飛行機が離陸する時のようなゴーと
地鳴りのような不気味な音」がしたといっていました。あわ
てて裏の杉山に逃げ込んで、被害をまぬがれることができ
たが、我が家が津波に呑まれていくのを目の当たりにしたそうです。
ボランティア二日目も千葉土建の仲間は二組に分かれて活動。初日に続き佐々木さん宅は青年部五人が
担当し、ニーズに沿って三日 間の活動となりました。初日は単なるボランティアと理解していた佐々木さんも
「建設職人のチーム」と理解してくれて、解体工事でも「再利用できるように」と要望するなど佐々木さんと
我々の思いが繋がったように感じました。裏の物置小屋二つは第二陣にお願いする事になりましたが、千葉
土建として復興への希望を与えることができたならばうれしいです。
■5月2日
村上さん宅には千葉土建10・自治労連14の大部隊で2日間活動。村上宅は柱が6寸か7寸ぐらいありそう
な立派な平家で「取り壊すはもったいない」と思ってい
たが、村上さんは「どうせ解体するから」と、半ば投げや
りな態度でいるように感じた。村上さんの希望は「家から
道路までの瓦礫を人が通れるようにしてもらいたい」と
の事。我々全員が一致団結した作業で昼前には希望
をかなえることができた。我々のひたむきな作業に、村
上さんも希望が芽生えたのか「できれば車が入れるぐら
いまで広げてもらいたい」「家の補修は今後どうすれ
ば?」などの相談を持ちかけてきて、変化を感じまし
た。我々が行くまでは親子三人いつ終わるとも知れな
い作業に途方にくれる思いでいたと察せられたので、
我々が手伝うことで村上さんが前向きに物事を考えて
くれるようになってくれたと思えるのがうれしいです、
■5月3日
三日目、三組に分かれて佐々木宅、村上宅、金野
宅にて活動。金野さんは元大工。ここには兵庫県連・
福井県連からのボランティアグループも参加し、三組
合合同で仲良く活動しました。村上さんは家が綺麗に
なっていくのを目の当たりし、住まいの再生で生きる希
望を与えられたのは、職人冥利に尽きる思いです。
夜は第一陣の交流会で参加者全員盛り上がりました。
陸前高田の被災地をこの目で見て、地域の方々の話を聞いて、災害
当時はどのように生活を立て直すか皆目見当もつかなかったと思う。
ボランティアで訪れたそれぞれのお宅で、我が家を解体するつもりだ
った被災者も、我々の手が入ることで「この家でまた生活をしよう」という
気持ちが芽生えて来たことが感じられ、災害の復興には建設労働者は
必要不可欠だということを再確認できました。
支援活動において、被災者と支援する側の時間のズレ・スビードの
違いを感じることも。金野宅の活動で、金野さんの一段高台に実家が
あり見舞いに来ていた東京土建江東支部の役員さんと話をすることが
できました。その方は「組合の行動が遅い」と怒りを表わにし「100万円
の義援金じゃない、100名の手伝いが必要なんだ!」と、寡黙な東北
人を代弁していました。
今、我々建設労働者は厳しい状況ですが、人々の文化的生活の基本を担っていることを誇り高い職種だ
と自覚できました。帰りのバスのなかで参加者の感想は「はじめは『何ができるか?』不安だったが、作業に
取り掛かれば、ただひたすら
従事できた、被災者の役に
立てた」との貢献への喜びが
あふれてました。自治労連の
仲間とも交流を深めた四泊
五日のこの活動は大変、有
意義だったと確信していま
す。
第 547 回 千葉土建中央執行委員会 5 月 2 日
5 月 2 日、千葉土建本部の中央執行委員会にて、ちばPAL
の大原会長から、東北現地のボランティア活動の報告がありま
した。
※大原会長
「震災から3日くらい経ったころから、現地をまわり始めまし
た。一番心に残ったのは、震災から10日後に行った石巻市で
す。市内には20センチものヘドロが積もっており、乗用車は通
れない状態で、自衛隊が戦車で道を作っていました。自分はダンプだったため、なんとか通ることができまし
た。
被災者の方々は、本当に深刻な状態でした。10日間、着替えも無く、風呂に入れない状態で…大変失
礼な例えながら、まるでゾンビが徘徊しているかのような、本当に悲惨な状態でした。自分はミャンマーなど
世界の酷いところをあちこち見ていますが、その比ではないと感じたほどです。
スーパーの跡地で、ヘドロを掘って食料を探している方がいました。その見つけた食料を、避難所で分け
合って食べていたんです。その光景を見てから、三日に一度くらい、被災地へ食料などを持って通うようにな
りました。最初は現地の方々もよそよそしい感じでしたが、何回か行くようになってから、徐々に話をしてくれ
るようになりました。現地の避難所の方の話ですが、前日まで避難所の目の前に乗用車が停まっており、車
内には四人家族の御遺体があり、撤去されるまでそれをずっと見ていたそうです。また、木の上に小学生の
子どもの遺体がずっと引っかかったままにもなっていたそうです。これらは避難所がたくさんある中での、たっ
た一カ所でのエピソードですから、ほんの氷山の一角でしょう。震災から時間が経って、恐怖などが薄れてき
てしまう頃ですが、少しでも被災者の方々に想いをよせて行動し、東北や千葉をみんなでなんとかしていき
ましょう」
全建総連「東日本大震災復興支援ボランティア」について
5 月の中央執行委員会でご報告した通り、千葉土建から中島、三木両部長と三木さんの子息が通しで参
加する予定ですが、可能であれば、もう 1 班(3人編成)で大工さんを派遣したいと呼びかけたところです。
5 月 13 日(金)~ 19 日(木)の日程を2班に分けて6人を募集したいと思います。
A班:5 月 13 日(金)~16 日(月)
B班:5 月 16 日(月)~19 日(木)
として、初日は16時までに現地本部着、最終日は終日活動。その後、引き継ぎ(打ち合わせ)し、もう一泊
(休養)してご帰宅という4泊での計画になります(実働3日になります)。
材料や道具の持ち込みや移動の関係で、車での参加をお願いします(チームで同乗をお願いする場合
も)。
派遣が決定次第、作業内容や資材調達のお願いもさせて頂きますので、ご理解とご協力よろしくお願い
します。
※交通費、燃料等、材料、宿泊費用などは全建総連が負担します
改めて、事前調査の報告など支部にお送りしますのでご参照願います。
東北の児童施設へ送る児童用の椅子を、手作りで
流山支部 佐藤書記長
5 月 2 日の中央執行委員会で、ちばPALの大原会長よ
り訴えのあった、児童施設で不足している子供用の椅子で
すが、5 月 14 日の日曜日に、本部シニア友の会の坂田会
長を中心としたメンバーが流山支部に集合し、30 脚近い数
をみんなで手作りすることに。被災地の子どもたちに椅子
を送る計画が進んでいます。
※写真は坂田さんの試作品です。
ユニオンから組合を超えた申し出
「被災地の仲間のために私の道具を」
5月9日
東北で被災のために道具を紛失してしまった仲間たちの声にこたえ、ユニオンの組合員の方から千葉土
建へ「もう仕事をやめてしまった従業員の道具が、手元に残っている。被災地のために役立てていただけな
いか」と、申し出がありました。全建総連では被災地のために大工道具を全国から募っていることもあり、この
申し出をこころよく受けさせていただきました。
申し出られた方のお住まいが松戸市ということで、本部の中執で
もある松戸支部の水越副委員長と緑川書記長であいさつに伺い、
貴重な道具をお預かりしました。「岩手の被災地の皆様に使ってい
ただければ、ありがたい」とのこと。
被災地の仲間たちのため、組合の枞を超えた支援活動が広がり
つつあります。
※写真は、水越さんが
本部に届けてくれた道
具を検品している様子
です。一輪車や脚立
も!
新たな救済対象 千葉県内4500戸以上 大震災の液状化被害 認定基準見直しで
5 月 7 日 千葉日報
東日本大震災の液状化現象による住宅被害について、政府が2日に発表した新たな運用基準で、約1万
2千世帯が液状化被害を受けた千葉県内では、浦安市や習志野市、千葉市、香取市などで4500戸以上
が新たに被災者生活再建支援法の救済対象となることが6日、千葉日報社の集計で分かった。
住宅被害は国の指針などに基づき市町村が被害程度を認定し、罹災(りさい)証明書を発行する。新基準
では、住宅が床上1メートル以上沈んでいれば「全壊」、床まで沈んだ場合は「大規模半壊」、基礎の上部か
ら25センチまで沈下したら「半壊」となる。傾斜については柱と基礎が一緒に傾いた場合の基準を設定。20
センチの高さで水平方向に1センチ以上傾いていれば「全壊」とするなど対象を広げた。
これにより、これまで「一部損壊」と判定され、支援法の対象外だった被害住宅も一定の救済が受けられる
ようになる。
【千葉】旭市が「震災予算」 32億円を専決処分 5 月 8 日
旭市は六日、震災からの災害復旧と被災者の支援事業などのため、一般会計を三十二億一千四百万円
増額する補正予算を専決処分した。主な復旧事業は、液状化で被害を受けた日の出保育所と、萩園生活
排水浄化施設の補修費に三億六千八百万円、津波で被害を受けた消防防災施設の修繕などに一億一千
三百万円。被災者への支援事業では被災児童生徒就学援助費の助成に八百万円など。
同市は三月にも災害関連の補正予算として三十億九千二百万円を計上した。 (深世古峻一)
旭、香取の応急仮設住宅230戸、17日に完成 5 月 8 日 朝日
千葉県は、旭、香取の両市に建設している応急仮設住宅230戸が、17日にすべて完成すると発表した。
資材不足などが心配されたが、大きな遅れはなく、早いところでは10日以降、順次入居する。
完成時期はそれぞれ、香取市の旧佐原第二中学校運動場30戸が9日、旭市の旭文化の杜(もり)公園ふ
れあい広場50戸が10日、同市のいいおかふれあいスポーツ公園150戸が17日。
県はこのほか、民間の賃貸住宅31戸を被災者向けに借り上げている。県営住宅などへは、69世帯の入
居が決まっている。
堤防崩れは12カ所 野田市が大震災被害まとめ 千葉日報 5/9
野田市は東日本大震災による被害状況を取りまとめ、利根川・江戸川などの堤防の法面(のりめん)崩れ
が12カ所で発生したことを明らかにした。既に修繕は終えている。また、転倒により男性1人が死亡。市の被
害総額については、約3億5千万円と推計している。
市市民生活課によると、先月11日の地震は市内で震度5強を記録。建物で全半壊はなかったが、瓦の落
下・外壁損傷は642件あった。道路の亀裂・陥没は96カ所、ガス漏れ17件、ブロック塀の損壊30件のほ
か、公共施設も一部に損壊が見られた。
自治労連千葉県本部による、陸前高田市へのボランティア派遣の記録①
(4 月 29 日~5 月 7 日)
とりくみの概括
(1)参加行程について、第 1 グループの参加は、当日 1 名不参加となり 46 名(内、千葉土建 15 名)。行程
は、4 月 29 日朝 8 時出発し現地に 9 時 15 分着。帰りは、5 月 3 日現地 10 時発で千葉に 9 時に到着。行き
帰りとも連休等の渋滞が重なり大変苦労することになりました。また、先発であり現地での作業もどうなるか開
拓しながらのとりくみであり大変した。
第2グループの参加は、当日 1 名不参加となり 45 名(内、千葉土建 15 名)。5 月 3 日朝 8 時出発し現地
に 17 時 30 分着、帰りは 5 月 7 日 9 時に現地を発し 17 時 15 分千葉着でした。
(2)現地で行った行動は、①地域から要望のあったお宅の瓦礫の撤去、また、地域に入り個別訪問を行い
ニーズ調査も行いました。その中で瓦礫に埋まった家の片付けなど新たな要望が生じ、即刻取り組みを行
いました。この中で、長部地域のM(村上)さん宅、その後、双六地域のK(菅野)さん宅、米崎町のK(金野)
さん宅、S(佐々木)さん宅。②長部小学校の避難所での支援物資の仕分け作業。③特別養護老人ホーム
「高寿園」での事務補助。④上長部公民館での写真等の遺失物の清掃と整理。さらに、市のVTセンターで
の駐車場整理などの活動を行いました。
また、陸前高田市、大船渡市への義援金提出、各市職労へのお見舞いなども行いました。
(3)全体的総括として、①のべ 90 名近い参加者が誰一人ケガ亡く無事に活動できたことは、参加者お互い
が注意し協力しあったこと、本部事務局が受け入れ準備し体制を整えてくれたこと、バス会社の安全運行の
努力などによるのもで、感謝するものです。②現地での活動は、開拓しながらの困難もありました。また、秋
刀魚事件が象徴するように特別な困難もありました。こうした事態に対し、千葉土建の建築のプロ集団に参
加いただいたことが重要であったといえます。④各単組から多くの青年が参加できたこと、また、女性の参加
者がアルバム整理などきめ細やかな作業を行ったこと、さらに、異色の歯科医も参加し老人ホームで義歯補
正などのとりくみもできたことなど、重要な成果でした。
今後、さらにボランテイア派遣を行うことが求められています。この経験を生かしながら取り組みをすすめ
るものです。
参加状況、行程など
【第1グループの行程】
参加者は、松戸現業1、市原7、大網白里4、君津6、船橋5、習志野4、野田1,県職1,千葉土建 15、県本
部 2 の計 46 名が参加しました。
【第2グループの行程】
参加者は、大網白里 3、松戸現業 1、野田 1、県職 2、市原 8、君津 3、勝浦 2、船橋 3、習志野 3、青年ユ
ニオン 2,千葉土建 15、県本部 2 の計 45 名が参加しました。
全建総連「東日本大震災復興支援ボランティア」
=千葉土建参加要項=
様
この度は、全建総連「東日本大震災復興支援ボランティア」へのご参加ありがとうございます。
具体的な内容は現地での打ち合わせにて決定しますが、参加準備、集合方法などまとめましたので、
ご協力のほどよろしくお願いいたします。
1、意義
全建総連は被災組合・組合員への支援とともに、労働組合の社会的使命を受けて

被災者、被災した仲間への支援

住民への復興支援、とりわけ住宅への支援に取り組む
2、支援先について
支援の対象地域として岩手県大槌町を重点に、周辺の釜石市、大船渡市、陸前高田市とします。自治
体、社協などの協力があって、対象となる仕事もあるので最初の支援先としました。
※ 宮城、福島にも全建総連が調査に入りましたが、宮城は地元組合を含め、まだ支援を受け入れる
足掛かりが作れない。福島は原発事故の影響があって活動が困難という状況です。
主な活動内容として、大槌町を重点として
① 流失した大槌建成組合事務所の再建
浸水被害は受けたものの建物が残った事務員の東屋さんのお宅を修復・改装して仮事務所とする
計画。事務所の再建に全建総連として強力に支援します。
② 桜木町内の浸水被害家屋の応急修繕に住民から支援要請
大槌建成組合の仮事務所がある地域で、既に「被災住宅の応急修繕ボランティア」のチラシも配
布し、相談も寄せられている。
想定される作業として、サッシの割れたガラスをベニヤ板でふさぐ、建具の調整、浸水した柱・
床の洗浄、床板(根太板)の張り替え(合板)など
※ 先遣隊が事前調査、住宅相談にとりくみ
被災者のニーズと先を見通した修繕、今回どこまでやって、地元の工務店などにどうつ
なげるか、また仕事量の把握など調整する予定です
③ 伝統木構造の会「目隠し木製パーティション」とのタイアップ
これまで釜石市や大槌町赤浜小学校などに届けたパーティションの活用について支援したい。
④ 大槌町赤浜小学校に避難している仲間への支援
他の避難所も含めて、被災した仲間への道具の支援
3、支援日程と参加者、編成について

支援日程 1 日 30 人体制で 1 週間を予定
5 月 13 日(金)~19 日(木)の日程で

体制 一組 3 人編成で期間内を 2、3 交代で常時 10 班体制とします
東京 5 班、神奈川 3 班、埼玉 1 班、千葉 1 班での要請です
各県連組合が、参加者の交代があっても 7 日間の通し期間で責任をもつ
千葉土建は以下の体制で参加します
①
②
③
先遣隊
5 月 11 日(水)~14 日(土)
我孫子
村上 雄一
(本部副委員長)
我孫子
佐藤 治夫
(本部専門部長)
本部
松岡 守雄
(本部書記次長)
全日程
5 月 13 日(金)~19 日(木)
八街
中島 敏一
(本部専門部長)
千葉
三木 春季
(本部専門部長)
千葉
三木
前半日程
5 月 13 日(金)~16 日(月)
流山
内田 博
流山
古山 敏男
16 日(月)まで
④
松戸
高橋 隆男
本部
中島 章
後半日程
5 月 16 日(月)~19 日(木)
船橋
藤代 学
(本部書記)
(船橋支部書記)
2級建築士
2級建築士
※ 各日程の初日は現地本部4時到着、打ち合わせ・引き継ぎとなります。
※ 最終日は4時帰着、引き継ぎ・まとめ、1泊して翌日の帰葉となります

その他、活動時間や安全、生活上の問題
① ボランティア保険に全建総連で加入します
② 期間中の活動時間は派遣先にかかわらず出発、帰着時間をそろえます
③ 引き継ぎ・まとめは 4 時からの 1 時間で行います
4、現地センター
岩手県大船渡市の民宿「岡田荘」
090-3095-4919(全建総連・携帯)
岩手県大船渡市三陸町綾里字白浜87−2 0192-42-2026
支援地域まで車で 1 時間程の距離 【案内別紙】
5、準備について
資材、機材は各組合で手配し持ち込むことになります(材料は総連持ち、若干の借り上げ料も)。
① 機材:高圧洗浄機、床張り(くぎ打ち機)用コンプレッサー、発電機、脚立、丸鋸、インパクト
など・・あとは参加者の判断で
② 材料:大槌町桜木町内のような浸水被害を想定して
100 軒分として、うちはその 10 分の 1 として下記の材料を持参します。
構造用合板(ラーチ)
60 枚
床張り用
窓ガラス替え
12 ミリ 910×1820
ベニヤ
9 ミリ
20 枚
ベニヤ
4 ミリ
20 枚
垂木
45×45
12 束
垂木
40×30
6束
胴縁
10 束
内装ビス
50 ミリ
5 ケース
内装ビス
65 ミリ
5 ケース
内装ビス
75 ミリ
5 ケース
くぎ(ステープル)
くぎ
4 ケース
細ビス
短・長
適宜持参
という内容で手配をお願いしています。詳しくはお問い合わせください。
③ その他
食事、風呂、寝具の用意はありますが、広間で大人数が寝泊まりします。荷物は整理しやすいよ
う一つにまとめて下さい。
根巻、ジャージ、歯ブラシ、タオルなどご持参ください。
食事について炊き立てのご飯はありますが、食材が不足しています。お好みの副食(缶詰、瓶詰)
がありましたらお持ちください。
6、参加車両について
現地での移動、道具・資材の搬入の関係で車両での参加をお願いいたします。
千葉県から「災害派遣等従事車両」の証明(高速代が無料)を得る予定です。車両登録番号、運転
者名をお知らせください。
車両
搭乗者(乗車地)
佐藤カー
村上 雄一、佐藤 治夫(我孫子)
本部宣伝カー
松岡 守雄(松戸)
トラック
中島 敏一(八街)
千葉宣伝カー
三木 春季、三木 (千葉)
トラック
内田 博、古山 敏男(流山)
高橋カー
高橋 隆男(松戸)
、中島 章(柏)※
藤代カー
藤代 学(船橋)
※ 高橋さんには本部中島書記の同乗をお願いします。
7、緊急連絡先について
事務局
松岡守雄(携)080-****-****
中島章 (携)080-****-****
全建総連 現地事務局(携)090-****-****
千葉土建 本部 043-202-1311
ボランティア保険の加入と現地での活動に必要な名簿です。改めてお知らせください
全建総連復興支援ボランティア 参加者登録用紙
千葉土建一般労働組合
支部
担当者名
お名前
年齢
住所
電話/携帯
参加期間
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