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指定障害福祉サービス事業者等 ガイドブック2013
指定障害福祉サービス事業者等 ガイドブック2013 名古屋市 健康福祉局障害福祉部障害者支援課 目 第1章 第1 次 運営編 利用申込のための準備 1 重要事項説明書の準備 ・・・ 4 2 重要事項等の掲示 ・・・ 4 3 契約書書面の準備 ・・・ 4 1 受給者証の確認 ・・・ 9 2 内容及び手続の説明及び同意 ・・・ 9 3 契約支給量等の受給者証への記載 ・・・ 9 4 契約支給量の報告 ・・・ 10 5 提供拒否の禁止 ・・・ 11 6 サービス提供困難時の対応 ・・・ 11 第2 第3 利用申込時に留意すること サービス提供に際して必要なこと 1 心身の状況等の把握 ・・・ 12 2 個別支援計画の作成等 ・・・ 12 3 サービスの提供に関する記録 ・・・ 15 4 代理受領した介護給付費等の額に係る通知 ・・・ 29 5 受給資格の確認と申請の援助 ・・・ 29 第4 利用者に求める金銭の負担 1 利用者負担額の受領 ・・・ 30 2 利用者負担額以外に求めることができる費用 ・・・ 30 第5 事業所・施設の運営管理について 1 勤務体制の確保 ・・・ 34 2 従業者の研修の機会の確保 ・・・ 36 3 事故発生時の対応 ・・・ 36 4 非常災害対策 ・・・ 37 5 個人情報の保護 ・・・ 37 6 経理の区分 ・・・ 38 7 生産活動・就労 ・・・ 38 第2章 第1 報酬請求編 障害福祉サービス・計画相談支援・地域相談支援の請求について 1 請求事務の全体像 ・・・ 42 2 サービス提供から支払までの処理日程 ・・・ 42 3 請求 ・・・ 44 4 支払 ・・・ 48 5 返戻と過誤調整 ・・・ 51 第2 移動支援・地域活動支援の請求について 1 請求事務の全体像 ・・・ 56 2 サービス提供から支払までの処理日程 ・・・ 56 3 契約・サービス提供 ・・・ 56 4 請求 ・・・ 56 5 支払 ・・・ 57 6 過誤調整 ・・・ 58 第3 上限管理 1 はじめに ・・・ 59 2 障害福祉サービスの場合 ・・・ 60 3 移動支援・地域活動支援の場合 ・・・ 72 第4 その他 別表 第3章 ・・・ 74 ・・・ 76 届出編 1 指定通知書が届いたら ・・・ 78 2 事業所運営がスタートしたら A その都度届出等を行う必要があるもの ・・・ 80 B 年に1回届出を行うもの ・・・ 82 C その他 ・・・ 84 第 1 章 運 営 編 - 1 - はじめに 指定障害福祉サービス等の事業の運営については、障害者の日常生活及び社 会生活を総合的に支援するための法律以下、省令、告示、本市条例の定めのほ か、厚生労働省からの各種通知において求められた基準を満たす必要がありま す。 この運営編では、主要な事項についてサービス提供の流れに沿って説明しま す。 ※事業所の種別、提供するサービスの内容又はその体制によっては本書で説明する以外に満たすべき 基準が設けられていることもありますので、関係通知を必ず確認するようにしてください。 【運営に関する基準】 指定基準省令、名古屋市条例 解釈通知 障害福祉 障害者の日常生活及び社会生活を 障害者の日常生活及び社会 サービス 総合的に支援するための法律に基 生活を総合的に支援するた づく指定障害福祉サービスの事業 めの法律に基づく指定障害 等 の 人 員 、設 備 及 び 運 営 に 関 す る 基 福祉サービスの事業等の人 準( 平 成 18 年 9 月 29 日 厚 生 労 働 省 員、設備及び運営に関する 令 第 171 号 ) 基 準 に つ い て ( 平 成 18 年 名古屋市指定障害福祉サービスの 12 月 6 日 障 発 第 1206001 事 業 等 の 人 員 、設 備 及 び 運 営 に 関 す 号) る 基 準 等 を 定 め る 条 例 ( 平 成 24 年 条 例 第 80 号 ) 障害者支 障害者の日常生活及び社会生活を 障害者の日常生活及び社会 援施設 総合的に支援するための法律に基 生活を総合的に支援するた づく指定障害者支援施設等の人員、 めの法律に基づく指定障害 設備及び運営に関する基準(平成 者支援施設等の人員、設備 18 年 9 月 29 日 厚 生 労 働 省 令 第 172 及 び 運 営 に 関 す る 基 準 に つ 号) い て ( 平 成 18 年 1 月 26 日 名古屋市指定障害者支援施設の人 障 発 第 0126006 号 ) 員 、設 備 及 び 運 営 に 関 す る 基 準 等 を 定 め る 条 例 ( 平 成 24 年 条 例 第 81 号) 地域相談 障害者の日常生活及び社会生活を 障害者の日常生活及び社会 支援 総合的に支援するための法律に基 生活を総合的に支援するた づく指定地域相談支援の事業の人 めの法律に基づく指定地域 員 及 び 運 営 に 関 す る 基 準 ( 平 成 24 相 談 支 援 の 事 業 の 人 員 及 び 年 3 月 13 日 厚 生 労 働 省 令 第 27 号 ) 運 営 に 関 す る 基 準 に つ い て ( 平 成 24 年 3 月 30 日 障 発 0330 第 21 号 ) - 2 - 計画相談 障害者の日常生活及び社会生活を 障害者の日常生活及び社会 支援 総合的に支援するための法律に基 生活を総合的に支援するた づく指定計画相談支援の事業の人 めの法律に基づく指定計画 員 及 び 運 営 に 関 す る 基 準 ( 平 成 24 相 談 支 援 の 事 業 の 人 員 及 び 年 3 月 13 日 厚 生 労 働 省 令 第 28 号 ) 運 営 に 関 す る 基 準 に つ い て ( 平 成 24 年 3 月 30 日 障 発 0330 第 22 号 ) 【報酬の算定に関する基準】 報酬告示 留意事項通知 指定障害福祉 障害者の日常生活及び社会生活を 障害者の日常生活及び サービス 総合的に支援するための法律に基 社会生活を総合的に支 障害者支援施 づく指定障害福祉サービス等及び 援するための法律に基 設 基準該当障害福祉サービスに要す づく指定障害福祉サー る費用の額の算定に関する基準 ビス等及び基準該当障 ( 平 成 18 年 9 月 29 日 厚 生 労 働 省 害福祉サービスに要す 告 示 第 523 号 ) る費用の額の算定に関 地域相談支援 障害者の日常生活及び社会生活を (地域移行支 総合的に支援するための法律に基 援及び地域定 づく指定地域相談支援に要する費 着支援) 用の額の算定に関する基準(平成 24 年 3 月 14 日 厚 生 労 働 省 告 示 第 124 号 計画相談支援 障害者の日常生活及び社会生活を 総合的に支援するための法律に基 づく指定計画相談支援に要する費 用の額の算定に関する基準(平成 24 年 3 月 14 日 厚 生 労 働 省 告 示 第 125 号 - 3 - する基準等の制定に伴 う実施上の留意事項に つ い て ( 平 成 18 年 10 月 31 日 障 発 第 1031001 号) 第1 利用申込のための準備 1 重要事項説明書の準備 事 業 者 は 、支 給 決 定 障 害 者 等 が サ ー ビ ス の 利 用 の 申 し 込 み を 行 っ た と き は 、当 該 利 用 申 込 者 に 対 し 、運 営 規 程 の 概 要 等 を 記 し た「 重 要 事 項 説 明 書 」を 交 付 し て 説 明 を 行 う 必 要 が あ り ま す 。予 め「 重 要 事 項 説 明 書 」を 準 備 し 、利 用 申 込 者 に 対 し て い つ で も 充 分 な 説 明 を 行 え る よ う に し て お き ま す 。( 記 載 す べ き 項 目 は 次 頁 参照) 2 重要事項等の掲示 利 用 申 込 者 の サ ー ビ ス の 選 択 に 資 す る よ う 、事 業 所 の 見 や す い 場 所( 入 口 、相 談 ス ペ ー ス 等 の 利 用 申 込 者 か ら 見 や す い 場 所 )に 運 営 規 程 の 概 要 等 の 重 要 事 項 を 掲 示 し な け れ ば な り ま せ ん 。( 掲 示 す べ き 事 項 は 次 頁 参 照 ) な お 、掲 示 場 所 の ス ペ ー ス が な い 場 合 等 に お い て 、掲 示 す べ き 内 容 を 冊 子 に し て 閲 覧 に 供 し て も か ま い ま せ ん 。そ の 場 合 は 、背 表 紙 等 に 重 要 事 項 等 で あ る こ と を 表 示 (「 掲 示 用 重要事項等」など)し、利用申込者が自由に手に取れるよう にしておいてください。 3 契約書面の準備 事業者と利用者の間で障害福祉サービスを利用するための契約が成立したと き は 、下 記 の 契 約 内 容 を 記 し た 契 約 書 面 を 交 付 し ま す 。他 に 契 約 に お い て 定 め て おくべき事項等を整理したうえで、書面を準備してください。 な お 、書 面 の 交 付 に 際 し て は 、利 用 者 の 障 害 の 特 性 に 応 じ た 適 切 な 配 慮 を し な ければならないとされています。 ○契約書面に記載すべき事項 □ 当該事業の経営者の名称及び主たる事務所の所在地 □ 当該事業の経営者が提供するサービスの内容 □ 当該サービスの提供につき利用者が支払うべき額に関する事項 □ サービスの提供開始年月日 □ サービスに係る苦情を受け付けるための窓口 - 4 - 【重要事項説明書及び掲示に必要な記載項目一覧】 居宅介護 重度訪問介護 同行援護 行動援護 重度障害者包括支援 療養介護 重要事項説明書 掲 示 □ 運営規程の概要(※) □ 運営規程の概要(※) □ 従業者の勤務体制 □ 従業者の勤務の体制 □ その他の利用申込者のサービスの選択 に資すると認められる重要事項 □ 事故発生時の対応 □ 苦情処理の体制 □ 苦情処理の体制 □ 加算の届出事項 生活介護 自立訓練(機能訓練・生活訓練) 就労継続支援A型・B型 短期入所 就労移行支援 共同生活介護・援助 重要事項説明書 掲 施設入所支援 示 □ 運営規程の概要(※) □ 運営規程の概要(※) □ 従業者の勤務体制 □ 従業者の勤務の体制 □ 協力医療機関(歯科医療機関) □ その他の利用申込者のサービスの選択 に資すると認められる重要事項 □ 事故発生時の対応 □ 苦情処理の体制 □ 苦情処理の体制 □ 加算の届出事項 一般相談支援 特定相談支援 重要事項説明書 掲 示 □ 運営規程の概要(※) □ 運営規程の概要(※) □ 従業者の勤務体制 □ 基本相談支援及び地域移行・地域定着・ 計画相談支援の実施状況 □ 地 域 移 行( 定 着 )支 援 従 事 者・相 談 支 援 専門員の有する資格、経験年数及び勤務 の体制 □ その他の利用申込者のサービスの選択 に資すると認められる重要事項 □ 事故発生時の対応 □ 苦情処理の体制 □ 苦情処理の体制 - 5 - ※「運営規程の概要」 運営規程の概要には、運営規程に定めておかなければならないすべての項 目が含まれるようにしてください。 また、事業所で定めた運営規程と異なる内容が重要事項説明書に記載され ていないか確認してください。 【 運 営 規 程 の 概 要 】( 重 要 事 項 説 明 書 に 記 載 さ れ て い る か 確 認 し ま す ) 居宅介護 重度訪問介護 同行援護 行動援護 重度障害者包括支援 □ 事業の目的及び運営の方針 □ 従業者の職種、員数及び職務の内容 □ 営業日及び営業時間 □ サービス提供日及びサービス提供時間(重度障害者包括支援を除く) □ 指定居宅介護等の内容並びに支給決定障害者等から受領する費用の種類及びその額 □ 通常の事業の実施地域 □ 緊急時等における対応方法 □ 事業の主たる対象とする障害の種類を定めた場合には当該障害の種類 □ 虐待の防止のための措置に関する事項 □ その他運営に関する重要事項 生活介護 自 立 訓 練( 生 活・機 能 ) 就労移行支援 就 労 継 続 支 援 A 型・B 型 □ 事業の目的及び運営の方針 □ 従業者の職種、員数及び職務の内容 □ 営業日及び営業時間 □ 利用定員 □ サービスの内容並びに支給決定障害者から受領する費用の種類及びその額 □ 通常の事業の実施地域 □ サービス利用に当たっての留意事項 □ 緊急時等における対応方法 □ 非常災害対策 □ 事業の主たる対象とする障害の種類を定めた場合には当該障害の種類 □ 虐待の防止のための措置に関する事項 □ その他運営に関する重要事項 - 6 - 療養介護 □ 事業の目的及び運営の方針 □ 従業者の職種、員数及び職務の内容 □ 利用定員 □ サービスの内容並びに支給決定障害者から受領する費用の種類及びその額 □ サービス利用に当たっての留意事項 □ 緊急時等における対応方法 □ 非常災害対策 □ 事業の主たる対象とする障害の種類を定めた場合には当該障害の種類 □ 虐待の防止のための措置に関する事項 □ その他運営に関する重要事項 短期入所 共同生活介護 共同生活援助 □ 事業の目的及び運営の方針 □ 従業者の職種、員数及び職務の内容 □ 入居(利用)定員 □ サービスの内容並びに支給決定障害者から受領する費用の種類及びその額 □ 入居(利用)に当たっての留意事項 □ 緊急時等における対応方法 □ 非常災害対策 □ 事業の主たる対象とする障害の種類を定めた場合には当該障害の種類 □ 虐待の防止のための措置に関する事項 □ その他運営に関する重要事項 施設入所支援 □ 指定障害者支援施設等の目的及び運営の方針 □ 提供する施設障害福祉サービスの種類 □ 従業者の職種、員数及び職務の内容 □ 昼間実施サービスに係る営業日及び営業時間 □ 提供する施設障害福祉サービスの種類ごとの利用定員 □ 提 供 す る 施 設 障 害 福 祉 サ ー ビ ス の 種 類 ご と の 内 容 並 び に 支 給 決 定 障 害 者 か ら 受 領 す る 費 用 の種 類 及 び そ の 額 □ 昼間実施サービスに係る通常の事業の実施地域 □ サービスの利用に当たっての留意事項 □ 緊急時等における対応方法 □ 非常災害対策 □ 提 供 す る 施 設 障 害 福 祉 サ ー ビ ス の 種 類 ご と に 主 た る 対 象 と す る 障 害 の 種 類 を 定 め た 場 合 に は当 該 障 害 の 種 類 □ 虐待の防止のための措置に関する事項 □ その他運営に関する重要事項 - 7 - 一般相談支援 特定相談支援 □ 事業の目的及び運営の方針 □ 従業者の職種、員数及び職務の内容 □ 営業日及び営業時間 □ サービスの提供方法及び内容並びに対象となる障害者等から受領する費用及びその額 □ 通常の事業の実施地域 □ 事業の主たる対象とする障害の種類を定めた場合には当該障害の種類 □ 虐待の防止のための措置に関する事項 □ その他運営に関する重要事項 - 8 - 第2 利用申込時に留意すること 1 受給資格の確認 事 業 者 が 利 用 申 込 者 に 対 し て 指 定 障 害 福 祉 サ ー ビ ス を 提 供 す る 場 合 は 、利 用 申 込 者 か ら 受 給 者 証 の 提 示 を 受 け 、支 給( 給 付 )決 定 の 有 無 、支 給( 給 付 )決 定 の 有 効 期 間 、支 給( 給 付 )量 、利 用 者 負 担 額 及 び 利 用 者 負 担 額 の 適 用 期 間 を 確 か め なければなりません。 受 給 資 格 は 必 ず 受 給 者 証 の 原 本 で 確 認 し 、原 則 、サ ー ビ ス 提 供 を 行 う 事 業 所 の 責任において確認します。 サ ー ビ ス 提 供 に 必 要 な 支 給( 給 付 )決 定 が な い 場 合 は 、利 用 者 申 込 者 に 対 し て 支 給( 給 付 )決 定 が 必 要 な こ と 等 を 案 内 し 、支 給( 給 付 )申 請 に 係 る 必 要 な 援 助 (窓口の案内、支援者との連携、申請の代行等)を行わなければなりません。 2 内容及び手続の説明及び同意 (1)重要事項説明書の説明、同意及び交付 事業者はサービス提供の開始に際し、利用申込者に対し、重要事項等につい て、利用者の障害の特性に応じ、適切に配慮されたわかりやすい説明書等の文 書 (「 重 要 事 項 説 明 書 」) を 交 付 し て 懇 切 丁 寧 に 説 明 を 行 い 、 利 用 者 か ら サ ー ビ ス提供に係る同意を得なければなりません。 なお、事業者・利用者双方の保護の立場から書面によって確認することが望 ましいとされているため、説明者、利用申込者(代理人等がある場合は代理人 等を含む)及び説明・同意年月日を重要事項説明書上で明らにしておきます。 (2)サービス提供に係る契約 サービス提供に係る契約が成立した際は、①当該事業の経営者の名称及び主 たる事業所の所在地、②当該事業の経営者が提供するサービスの内容、③サー ビスの提供につき利用者が支払うべき額に関する事項、④サービスの提供開始 年月日、⑤サービスに係る苦情を受け付けるための窓口を示した文書を交付す る 必 要 が あ る こ と( ① ④ 以 外 は 重 要 事 項 説 明 書 に て 既 に 交 付 済 み )、そ の 他 契 約 事項(例えば契約解除に関する事項など)を明らかにしておくために、契約書 面を作成し双方取り交わすことが望まれます。 3 契約支給量等の受給者証への記載 事 業 者 は サ ー ビ ス を 提 供 す る こ と と な っ た 場 合 は 、受 給 者 証 の 該 当 欄( 名 古 屋 市 の 場 合 は 「 事 業 者 記 入 欄 別 冊 」 と し て 交 付 し て い ま す 。) に 事 業 所 の 名 称 、 サ ー ビ ス の 内 容 、 月 当 た り の 提 供 量 ( 契 約 支 給 量 )、 契 約 日 等 の 必 要 な 事 項 を 記 載 します。 他 の 事 業 者 に よ る 契 約 支 給 量 の 記 載( 終 了 年 月 日 が 未 記 載 の も の に 限 る )が あ る場合は、契約支給量の総量が支給決定量を超えていないことを確認します。 な お 、サ ー ビ ス 提 供( 契 約 )が 終 了 し た 場 合 に は そ の 年 月 日 を 、月 途 中 で 終 了 - 9 - した場合には当該月で既に提供したサービスの量(日数)を記載します。 【記載に当たっての留意点】 ○事業者確認印について 印 影 は 任 意 の も の で 構 い ま せ ん が 、事 業 所 名 を 特 定 す る こ と が で き る も の と します。 ○サービスの内容について(居宅介護、重度訪問介護) 居 宅 介 護 に つ い て は 「 居 宅 身 体 」「 居 宅 家 事 」「 通 院 等 介 助 」「 通 院 等 乗 降 介 助」の区分毎に契約支給量の記載が必要です。 重 度 訪 問 介 護 に つ い て は 契 約 支 給 量 の 総 数 を「 重 度 訪 問 介 護 」と し て 記 載 し 、 その内、外出介助に係る時間を「加算移動」の区分として記載します。 <記載例> 重 度 訪 問 介 護 ( 契 約 支 給 量 140 時 間 の 内 、 外 出 介 助 20 時 間 ) の 場 合 番 号 訪問系サービス事業者記入欄 株式会社 はちまるケア はちまる介護ステーション 事 業 者 及 び そ の 事 業 所 の 名 称 サ ー ビ ス 内 容 契 約 1 契 支 給 約 量 日 重 度 訪 問 介 護 7.5%加 算 月 140 時 間 分 平 成 25 年 10 月 1 日 当 該 契 約 支 給 量 に よ る サ ー ビ ス 提 供 終 了 日 年 月 日 事業者確認印 は ち ま る 介 護 ステーション印 事業者確認印 サービス提供終了月中の 終了日までの既提供量 株式会社 はちまるケア はちまる介護ステーション 事 業 者 及 び そ の 事 業 所 の 名 称 サ ー ビ ス 内 容 契 2 契 約 支 約 給 量 日 当 該 契 約 支 給 量 に よ る サ ー ビ ス 提 供 終 了 日 重度訪問介護 加算移動 月 20 時 間 分 平 成 25 年 10 月 1 日 年 月 日 事業者確認印 は ち ま る 介 護 ステーション印 事業者確認印 サービス提供終了月中の 終了日までの既提供量 4 契約支給量の報告 事業者はサービスの利用に係る契約をしたときは契約支給量等を市町村に遅 滞 な く 報 告 し な け れ ば な り ま せ ん が 、報 告 先 が 名 古 屋 市 の 場 合 で あ っ て 介 護 給 付 費 等 の 請 求 を 国 民 健 康 保 険 団 体 連 合 会 へ 電 子 請 求 す る 場 合 は 、請 求 デ ー タ 等 が 報 告を兼ねることとなりますので書面での報告を省略できます。 - 10 - 5 提供拒否の禁止 事 業 者 は 、次 の 正 当 な 理 由 の い ず れ か に 該 当 す る 場 合 を 除 き 、利 用 申 込 み に 応 じ な け れ ば な り ま せ ん ( 応 諾 義 務 )。 [提供を拒むことができる正当な理由] 障害者支援施設 ①指定障害者支援施設等の利用定員を超える利用申込があった場合 ②入院治療の必要がある場合 ③指定障害者支援施設等が提供する施設障害福祉サービスの主たる対象とす る 障 害 の 種 類 を 定 め て い る 場 合 、そ の 他 利 用 者 に 対 し 自 ら 適 切 な 施 設 障 害 福 祉サービスを提供することが困難な場合 地域移行支援 地域定着支援 計画相談支援 ①事業所の現員からは利用申込に応じきれない場合 ② 利 用 申 込 者 の 入 所 又 は 入 院 す る 障 害 者 支 援 施 設 等 又 は 精 神 科 病 院( 地 域 定 着 支 援 、計 画 相 談 支 援 の 場 合 は 居 住 地 )が 当 該 事 業 所 の 通 常 の 事 業 の 実 施 地 域 外である場合 ③事業所の運営規程において主たる対象とする障害の種類を定めている場合 であって、これに該当しない者から利用申込みがあった場合 ④その他利用申込者に対し自ら適切なサービスを提供することが困難な場合 上記以外の障害福祉サービス ①事業所の現員からは利用申込に応じきれない場合 ②利用申込者の居住地が当該事業所の通常の事業の実施地域外である場合 ③事業所の運営規程において主たる対象とする障害の種類を定めている場合 で あ っ て 、こ れ に 該 当 し な い 者 か ら 利 用 申 込 み が あ っ た 場 合 、そ の 他 利 用 申 込者に対し自ら適切なサービスを提供することが困難な場合 ④入院治療が必要な場合 6 サービス提供困難時の対応 事 業 者 は 、利 用 申 込 者 に 対 し 自 ら 適 切 な サ ー ビ ス を 提 供 す る こ と が 困 難 で あ る と 認 め た 場 合 に は 、他 の 事 業 者 の 紹 介 や 地 域 生 活 支 援 セ ン タ ー と の 連 携 を 図 る な ど、利用申込者の意向に沿って必要な措置を講じなければなりません。 - 11 - 第3 サービス提供に際して必要なこと 各 障 害 福 祉 サ ー ビ ス の 提 供 は 、利 用 者 が 自 立 し た 日 常 生 活 又 は 社 会 生 活 を 営 む こ と が で き る よ う 、利 用 者 の 意 向 、適 性 、障 害 の 特 性 そ の 他 の 事 情 に 応 じ 、常 に 利用者の立場に立って効果的に行うように努めなければなりません。 1 心身の状況等の把握 事 業 者 は 利 用 者 の 心 身 の 状 況 、そ の 置 か れ て い る 環 境 、他 の 保 健 医 療 サ ー ビ ス 又は福祉サービスの利用状況等の把握に努めなければなりません。 把 握 し た 内 容 は 書 面( フ ェ イ ス シ ー ト )に 記 録 し 、状 況 等 の 変 化 が あ っ た 場 合 には適宜情報を更新しましょう。 な お 、心 身 の 状 況 等 に つ い て は 利 用 者 か ら の 聞 き 取 り や 、提 供 を 受 け た 書 面 等 で把握することが基本ですが、利用者以外の者から情報を得ようとする場合は、 利用者の同意を得ることに留意します。 2 個別支援計画の作成等 居宅介護 重度訪問介護 同行援護 行動援護 サービス提供責任者は利用者の日常生活全般の状況及び希望等を踏まえて具 体的なサービス内容等を記載した居宅介護計画(重度訪問介護計画、同行援護 計 画 、行 動 援 護 計 画 も 同 じ 。以 下 ま と め て 居 宅 介 護 計 画 等 と い う 。)を 作 成 し な ければなりません。 ①アセスメントの実施 サ ー ビ ス 提 供 責 任 者 は 、居 宅 介 護 計 画 等 の 作 成 に 当 た っ て は 、利 用 者 の 状 況 を 把 握・分 析 し 、居 宅 介 護 等 の 提 供 に よ っ て 解 決 す べ き 課 題 を 明 ら か に し ま す 。 ②居宅介護計画等の作成 サ ー ビ ス 提 供 責 任 者 は 、ア セ ス メ ン ト に 基 づ い て 援 助 の 方 向 性 や 目 標 を 明 確 に し 、担 当 す る 従 業 者 の 氏 名( 報 酬 減 算 の 対 象 と な る ヘ ル パ ー の 場 合 は そ の 旨 を 含 み ま す )、 従 業 者 が 提 供 す る サ ー ビ ス の 具 体 的 内 容 、 所 要 時 間 、 日 程 等 を 明らかにします。 な お 、居 宅 介 護 計 画 書 の 様 式 に つ い て 、事 業 所 ご と に 定 め る も の で 構 い ま せ ん。 ③利用者及びその家族への説明 サ ー ビ ス 提 供 責 任 者 は 、居 宅 介 護 計 画 等 の 目 標 や 内 容 等 に つ い て は 、利 用 者 及びその家族に、理解しやすい方法で説明を行います。 ま た 、サ ー ビ ス 提 供 が 開 始 さ れ た 後 も 、そ の 実 施 状 況 や 評 価 に つ い て の 説 明 を行う必要があります。 - 12 - ④利用者等への交付 サービス提供責任者は、居宅介護計画等を作成した際には遅滞なく(正当、 合理的な理由がない限りすぐに)利用者に交付しなければなりません。 ⑤居宅介護計画等の実施状況の把握 サ ー ビ ス 提 供 責 任 者 は 、他 の 従 業 者 の 行 う サ ー ビ ス が 居 宅 介 護 計 画 等 に 沿 っ て 実 施 さ れ て い る か に つ い て 把 握 す る と と も に 、他 の 従 業 者 に 対 し て サ ー ビ ス 提供に係る助言、指導等を行うなど必要な管理を行わなければなりません。 ⑥居宅介護計画等の変更 サ ー ビ ス 提 供 責 任 者 は 、当 初 の 居 宅 介 護 計 画 で 定 め た サ ー ビ ス 提 供 内 容 や 提 供 時 間 が 、実 際 の サ ー ビ ス 提 供 と 合 致 し な い 場 合 は 、速 や か に 居 宅 介 護 計 画 等 を見直し、変更を行うことが必要です。 居 宅 介 護 計 画 等 の 内 容 を 変 更 す る 場 合 は 、再 度 ① ~ ④ の 手 順 に 沿 っ て 変 更 し ます。 ⑦モニタリング等の実施 事 業 者 は 、サ ー ビ ス が 漫 然 か つ 画 一 的 に 提 供 さ れ る こ と が な い よ う 、提 供 し たサービスについては目標達成の度合いや利用者の満足度等について常に評 価 を 行 い 、居 宅 介 護 計 画 等 の 見 直 し を 行 う な ど 、サ ー ビ ス の 改 善 を 図 る よ う に します。 療養介護 生活介護 共同生活介護 自立訓練(機能訓練・生活訓練) 共同生活援助 就労移行支援 就労継続支援A型・B型 障害者支援施設 事 業 者 又 は 施 設 は 個 別 支 援 計 画 に 基 づ き 、利 用 者 の 状 況 に 応 じ た 適 切 な 支 援 を 行 う と と も に 、サ ー ビ ス の 提 供 が 漫 然 か つ 画 一 的 な も の と な ら な い よ う 配 慮 し な け れ ば な ら ず 、利 用 者 又 は そ の 家 族 に 対 し 、支 援 上 必 要 な 事 項( 個 別 支 援 計 画 の 目 標 及 び 内 容 の ほ か 、 行 事 及 び 日 課 等 も 含 ま れ ま す 。) に つ い て 理 解 し や す い よ うに説明する義務があります。 ま た 、個 別 支 援 計 画 の 作 成 に 関 す る 業 務 は 、サ ー ビ ス 管 理 責 任 者 が 担 当 し な け ればなりません。 個 別 支 援 計 画 は 次 の 手 順 に 沿 っ て 作 成 し ま す が 、い ず れ の 手 順 が 欠 け た 場 合 で も 、当 該 計 画 に 係 る 介 護( 訓 練 等 )給 付 費 が 減 算 対 象 と な り ま す( 個 別 支 援 計 画 未 作 成 減 算 )。 ①アセスメントの実施 サ ー ビ ス 管 理 責 任 者 は 、適 切 な 方 法 に よ り 、利 用 者 に つ い て 、そ の 有 す る 能 力 、そ の 置 か れ て い る 環 境 及 び 日 常 生 活 全 般 の 状 況 等 の 評 価 を 通 じ て 利 用 者 の 希 望 す る 生 活 や 課 題 等 の 把 握( ア セ ス メ ン ト )を 行 い 、利 用 者 が 自 立 し た 日 常 生活を営むことができるように支援する上での適切な支援内容の検討をしま - 13 - す。 アセスメントに当たっては、利用者に面接して行わなければなりませんが、 サ ー ビ ス 管 理 責 任 者 は 、面 接 の 趣 旨 を 利 用 者 に 対 し て 十 分 に 説 明 し 、理 解 を 得 て行います。 ②個別支援計画原案の作成 サ ー ビ ス 管 理 責 任 者 は 、ア セ ス メ ン ト 及 び 支 援 内 容 の 検 討 結 果 に 基 づ き 、次 の事項が記載された個別支援計画の原案を作成します。 □「利用者及びその家族の生活に対する意向」 □「総合的な支援の方針」 □「生活全般の質を向上させるための課題」 □「サービスの目標及びその達成時期」 □「サービスを提供する上での留意事項」 等 上 記 以 外 に も 、事 業 所 が 提 供 す る サ ー ビ ス 以 外 の 保 健 医 療 サ ー ビ ス 又 は そ の 他の福祉サービス等との連携も含めて位置付けるよう努めます。 ③会議の開催 サ ー ビ ス 管 理 責 任 者 は 、個 別 支 援 計 画 の 作 成 に 係 る 会 議( 事 業 所 に お い て サ ー ビ ス 提 供 に 当 た る 担 当 者 を 招 集 し て 行 い ま す )を 開 催 し 、個 別 支 援 計 画 の 原 案の内容について意見を求めます。 会議の概要や担当者からの意見等はできるだけ記録に残すよう努めます。 ④個別支援計画原案の利用者又はその家族への説明・同意 サ ー ビ ス 管 理 責 任 者 は 、個 別 支 援 計 画 の 原 案 の 内 容 に つ い て 利 用 者 又 は そ の 家族に対して説明し、文書により利用者の同意を得ます。 ⑤個別支援計画の利用者への交付 サ ー ビ ス 管 理 責 任 者 は 、利 用 者 等 の 同 意 の 上 、個 別 支 援 計 画 を 作 成 し ま す が 、 当該個別支援計画は利用者に交付なければなりません。 ⑥モニタリングの実施と個別支援計画の見直し サ ー ビ ス 管 理 責 任 者 は 、利 用 者 に つ い て の 継 続 的 な ア セ ス メ ン ト を 実 施 す る と と も に 個 別 支 援 計 画 の 実 施 状 況 の 把 握 を 行 い ま す 。( モ ニ タ リ ン グ ) モ ニ タ リ ン グ に 当 た っ て は 、利 用 者 及 び そ の 家 族 等 と の 連 絡 を 継 続 的 に 行 っ た 上 で 、定 期 的 に 利 用 者 に 面 接 し 、定 期 的 に モ ニ タ リ ン グ の 結 果 を 記 録 し て お かなければなりません。 そ の う え で 、少 な く と も 6 月( 自 立 訓 練( 機 能・生 活 )と 就 労 移 行 支 援 は 3 月 )に 1 回 以 上 、個 別 支 援 計 画 の 見 直 し を 行 い 、必 要 に 応 じ て 個 別 支 援 計 画 の 変更を行います。 (1)サービス等利用計画 障害福祉サービスに係る支給決定を受ける者は、特定相談支援事業者により - 14 - サービス等利用計画の案(総合的な援助の方針、生活全般の解決すべき課題、 提供されるサービスの目標及びその達成時期、サービスの種類・内容・量等が 記載)が作成され、支給決定を受けた後には、当該支給決定を踏まえたサービ ス等利用計画が作成されることとなります。 当該サービス等利用計画においては、サービス等利用計画案の内容に加えサ ービスを提供する者などが記載されることとなります。 したがって、障害福祉サービスに係る個別支援計画においては、サービス等 利用計画との整合を図りつつ作成することも肝要となりますので、特定相談支 援事業者との連携に努めます。 (2)暫定支給決定期間に係る個別支援計画 自立訓練(機能訓練・生活訓練) 就労移行支援 就労継続支援A型 通常、上記の障害福祉サービスについては、支給決定において本来の支給決 定期間に加え、暫定支給決定期間(支給決定日から2ヶ月間)が設定され受給 者証に記載されます。 暫定支給決定期間は当該事業の継続利用についての利用者の最終的な意向の 確認及び当該事業の利用が適切かどうかの客観的な判断を行うための期間とさ れていることから、当該サービスを提供する事業所は、暫定支給決定期間中の サービス提供について評価を実施することとなります。 具体的には、暫定支給決定期間に係る個別支援計画に基づきサービスを提供 し、暫定支給決定期間が終了する2週間前までに暫定支給決定期間中のサービ スに関する支援実績及び評価結果をとりまとめ、支給決定を行った区役所(支 所 )・ 保 健 所 へ 報 告 書 を 提 出 し ま す 。 事業所が実施した評価において、継続が適当であるとの結果であり、利用者 から特段のサービス提供を継続しない旨の意思表示がない限りは本来の支給決 定期間にて支給決定がなされることとなります。 (サービスを継続する場合は受 給者証の再交付等は行われません) 3 サービスの提供に関する記録 (1)サービスの提供の記録と利用者の確認(計画相談支援を除く) 事業者は、事業者及び利用者が、その時点でのサービスの利用状況を把握で きるようにするため、サービスを提供した際には、サービスの提供日、サービ スの具体的内容、実績時間数、利用者負担額等の利用者へ伝達すべき必要な事 項 を 、サ ー ビ ス の 提 供 の 都 度 記 録 し 、利 用 者 の 確 認 を 求 め な け れ ば な り ま せ ん 。 利用者の確認に際しては自署又は押印を求めます。 療養介護、施設入所支援(利用者が当該施設において一体的に利用する日中 活 動 サ ー ビ ス を 含 む )、共 同 生 活 介 護 及 び 共 同 生 活 援 助 の 提 供 に つ い て は 、一 定 期間経過後であっても利用者の確認が困難ではなく、外泊など通常と異なる利 用が生じた場合はその都度確認するといった方法を併用することで対応が可能 - 15 - と判断される場合は、一月分を月末又は翌月初旬に一括して記録し確認を求め ても差し支えありません。 な お 、記 録 様 式 は 原 則 と し て 国 が 定 め る「 サ ー ビ ス 提 供 実 績 記 録 票 」 (ウェル ネットなごやに掲載)を用いることとします。 また、個別支援計画等の実施状況を把握・確認するために、別途サービス提 供の詳細に係る記録(居宅介護従業者が作成する提供記録、施設において作成 する日報・日誌等)を作成するよう努めます。 (2)介護給付費・訓練等給付費に係る加算の算定に必要な記録の整備 介護給付費・訓練等給付費の算定において加算を算定する場合、事前に届出 が必要なものの他、当該加算の算定要件として記録の作成が求められるものが あります。また、記録の作成が求められない場合においても、加算の算定に必 要とされる支援等の内容を明らかにするため、支援等の内容に係る記録は必ず 作成しておきます。 なお、記録に係る特定の様式はありません(栄養マネジメント加算のように 実 施 手 順 に 併 せ て 様 式 の 例 が 示 さ れ て い る 加 算 は あ り ま す )。各 事 業 所 で 使 用 す る既存の書面を活用する他、各事業所の実態に合わせた様式を作成することも 可能です。算定頻度の高い加算があれば事業所において記入方法を定めておく ことも肝要です。 (3)主な加算と必要な記録 加算の算定要件を確認するために必要な記録は次のとおりです。 加算の算定には、報酬に関する国の告示や通知等で示された全ての要件(条 件 )を 満 た す 必 要 が あ り ま す の で 注 意 し て く だ さ い 。 (加算の算定要件が複数あ る 場 合 は 、 一 つ で も 要 件 が 欠 け た 場 合 は 算 定 で き ま せ ん 。) なお、届出は必要なものの特定の支援等に関する記録が生じることがない又 は 少 な い と 考 え ら れ る 加 算(( 例 )福 祉・介 護 職 員 処 遇 改 善 加 算 、人 員 配 置 体 制 加算)などは省略しています。 居宅介護 重度訪問介護 同行援護 行動援護 加算の種類 緊急時対応加算 初回加算 記 録 □ 利用者又はその家族等から要請を受けた時間 □ 要請の内容 □ サービスの提供時刻 □ 当該支援が加算対象である旨 □ サービス提供責任者が同行訪問した記録 (サービス提供責任者が当該サービスを提供した場合は通常の提供 に係る記録で可) 喀痰吸引等支援体制 加算 □ 喀痰吸引等を実施した日・実施者 - 16 - 特定事業所加算 (Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ共通) □ 研修計画及び研修の実施に関する記録 □ 定期的な会議の開催に関する記録 □ サービス提供に係る伝達・報告事項(記録を保存すべき とされているもの、当該状況が分かるもの) □ 健康診断に関する記録(結果、費用の支払い関係) □ 新規採用従業者への同行研修の記録 (Ⅱ) □ 有資格者のサービス提供実績割合の計算に関する記 録(当該基準を適用する場合のみ) □ サービス提供責任者の重度訪問介護従業者としての 実務経験に関する書面(重度訪問介護事業所が当該基準を適 用する場合のみ) (Ⅲ) □ 前年度の利用者のうち障害程度区分5以上等の占め る割合の計算に関する記録 療養介護 加算の種類 地域移行加算 障害福祉サービスの 体験利用支援加算 記 録 □ 相談援助を行った日 □ 相談援助の内容の要点 (相談援助の内容:退院後のサービス利用、食事・入浴・健康管理 等居宅での生活、運動機能及び日常生活動作能力の維持向上を目 的として行う各種訓練等、住宅改修、介護等) □ 体験的な利用支援の利用日に行った介護等の内容 □ 体験的な利用支援を行うに当たっての地域移行支援 事業者との連絡調整の内容 □ 体験的な利用支援を行った際の状況に係る地域移行 支援事業者との情報共有や今後の支援方針の協議等 の内容 □ 利用者に対する体験的な利用支援を行うに当たって の相談援助の内容 生活介護 加算の種類 訪問支援特別加算 欠席時対応加算 リハビリテーション 加算 記 録 □ 個 別 支 援 計 画 へ の 位 置 付 け( 訪 問 支 援 の 必 要 性 、 1 回 の 訪 問に要する時間、利用者の同意) □ 居宅を訪問した日 □ 訪問した従業者 □ 支援の内容(家族等との連絡調整、引き続きサービスを利用 するための働きかけ、個別支援計画の見直し) □ 利用中止の連絡があった日 □ 利用者の状況 □ 相談援助の内容 □ リハビリテーション実施計画原案及び同実施計画へ の同意 □ 定期的な利用者の状態の記録 □ 関連スタッフからその他の職種のものに対する情報 伝達の内容 - 17 - □ 指定特定相談支援事業所を通じた他の障害福祉サー ビス事業に係る従業者への情報伝達の内容 □ 利用終了時のカンファレンス・情報提供の内容 食事提供体制加算 □ 食事提供の記録 送迎加算 □ 利用者毎の送迎の内容(送迎場所、実施日等) 障害福祉サービスの □ 体験的な利用支援の利用日に行った介護等の内容 □ 体験的な利用支援を行うに当たっての地域移行支援 事業者との連絡調整の内容 □ 体験的な利用支援を行った際の状況に係る地域移行 支援事業者との情報共有や今後の支援方針の協議等の 内容 □ 利用者に対する体験的な利用支援を行うに当たって の相談援助の内容 体験利用支援加算 短期入所 加算の種類 医療連携体制加算 Ⅰ・Ⅱ 医療連携体制加算Ⅲ 医療連携体制加算Ⅳ 食事提供体制加算 緊急短期入所体制確 保加算 緊急短期入所受入加 算 記 録 □ □ □ □ 連携医療機関等との委託契約 医師の指示 連携医療機関への情報提供の記録 看 護 職 員 に よ る 看 護 の 実 施 状 況( 対 象 者 、実 施 日 時 、内 容 等) □ 連携医療機関等との委託契約 □ 医師の指示 □ 連携医療機関への情報提供の記録 □ 看護職員による指導の実施状況(実施日、内容等) □ 認定特定行為業務従事者による喀痰吸引等の実施状 況(対象者、実施日時、内容等) □ 食事の提供日・対象者 □ 毎月の緊急短期入所受入加算の算定実績 □ 利用の連絡のあった日 □ 緊急利用した者に関する利用の理由・期間・緊急受 け入れ後の対応 □ やむを得ず7日を超えて利用を継続した場合の利用 者の家族等の事情 特別重度支援加算Ⅰ □ 判定スコアの得点 特別重度支援加算Ⅱ □ 計画的な医学的管理の内容等(診療録) 送迎加算 □ 利用者毎の送迎の内容(送迎場所、実施日等) 重度障害者等包括支援 加算の種類 記 録 喀痰吸引等支援体制 加 算( 居 宅 介 護・重 度 訪 問 介 護・同行援護・行動援護の提 □ 喀痰吸引等を実施した日・実施者 供に係るもの) - 18 - 共同生活介護 共同生活援助 加算の種類 夜間支援体制加算Ⅰ (共同生活介護のみ) 夜間支援体制加算Ⅱ (共同生活介護のみ) 日中支援加算 入院時支援特別加算 長期入院時支援特別 加算 帰宅時支援加算 長期帰宅時支援加算 地域生活移行個別支 援特別加算 医療連携体制加算 Ⅰ・Ⅱ 医療連携体制加算Ⅲ 記 □ □ □ □ 録 個別支援計画への位置付け(支援の必要性、内容等) 夜間支援従事者の勤務実績 夜間支援の実施状況 夜間支援従事者が配置されない住居への巡回の実施 状況 □ 緊急時の連絡先等の掲示 □ 個 別 支 援 計 画 へ の 位 置 付 け( 日 中 活 動 サ ー ビ ス 事 業 者 等 と の連携、日中支援の必要性、支援内容) □ 加配されている生活支援員又は世話人の勤務実態 □ 利用者の状況 □ 実施した日中支援の内容 □ 個 別 支 援 計 画 へ の 位 置 付 け( 支 援 の 必 要 性 、 家 族 等 か ら 支 援を受けることが困難な理由、等) □ 病院へ訪問日 □ 支援の内容(病院家族等との連絡調整、利用者の被服等の準 備) □ 個 別 支 援 計 画 へ の 位 置 付 け( 支 援 の 必 要 性 、 家 族 等 か ら 支 援を受けることが困難な理由等) □ 病院への訪問日 □ 支援の内容(病院家族等との連絡調整、利用者の被服等の準 備、日常生活上の支援) □ 利用者の特段の事情により病院に訪問できない場合 はその事情 □ 個別支援計画への位置付け(帰省の理由、頻度、必要な支 援の内容、等) □ 支援の内容(家族との連絡調整、交通手段の確保、等) □ 家族等との連携により把握した帰省中の利用者の生 活状況 □ 個別支援計画の見直しの有無 □ 有資格者による連携体制及び当該体制に係る自立支 援協議会等での協議結果 □ 従業者に対する研修内容(研修日時、内容、参加者) □ 個別支援計画への必要な専門的支援の組み込み □ 指定医療機関や保護観察所等との調整会議の内容 □ 支援として行った助言の内容 □ 通 院 決 定 を 受 け た 者 に 対 す る 通 院 支 援 の 内 容( 通 院 日 、 支援の具体的内容) □ 日中活動の場において緊急時に行った対応の内容 □ 連携医療機関等との委託契約 □ 医師の指示(指示書) □ 連携医療機関への情報提供の記録 □ 看 護 職 員 に よ る 看 護 の 実 施 状 況( 対 象 者 、実 施 日 時 、内 容 等) □ 連携医療機関等との委託契約 □ 医師の指示(指示書) - 19 - 医療連携体制加算Ⅳ 通勤者生活支援加算 □ 連携医療機関への情報提供の記録 □ 看護職員による指導の実施状況(実施日、内容等) □ 認定特定行為業務従事者による喀痰吸引等の実施状 況(対象者、実施日時、内容等) □ 勤務先等との調整内容(日時、具体的内容) □ 利用者に対する相談援助の内容(日時、具体的内容) 施設入所支援 加算の種類 重度障害者支援加算 Ⅱ 入院・外泊時加算Ⅰ 入院・外泊時加算Ⅱ 入院時支援特別加算 地域移行加算 地域生活移行個別支 援特別加算Ⅰ 地域生活移行個別支 援特別加算Ⅱ 栄養マネジメント加 算 経口移行加算 記 録 □ 行 動 障 害 の 軽 減 を 目 的 と し た 支 援・訓 練 の 内 容 ( 個 別 支援計画や日報等) (外泊の場合)□ 家族等との連絡調整等の内容 (共通)□ 実施した支援の内容 (外泊の場合)□ 家族等との連絡調整等の内容 (入院の場合)□ 病院への訪問日 □ 支援の内容(利用者の被服等の準備、利用者の相談支援) (共通)□ 実施した支援の内容 □ 個 別 支 援 計 画 へ の 位 置 付 け( 支 援 の 必 要 性 、 家 族 等 か ら 支 援を受けることが困難な理由等) □ 病院への訪問日 □ 支援の内容(利用者の被服等の準備、利用者の相談支援、病 院との連絡調整) □ 相談援助を行った日 □ 相談援助の内容の要点 (相談援助の内容:退院後のサービス利用、食事・入浴・健康管理 等居宅での生活、運動機能及び日常生活動作能力の維持向上を目 的として行う各種訓練等、住宅改修、介護等) □ 従業者に対する研修内容(研修日時、内容、参加者) (主たる対象とする障害の種類が精神障害である施設 の場合) □精神科を担当する医師による定期的な指導の内容(日 時、内容) □ 地域生活移行個別支援特別加算Ⅰの算定に必要な記 録 □ 個別支援計画への必要な専門的支援の組み込み □ 指定医療機関や保護観察所等との調整会議の内容 □ 日常生活や人間関係に関する助言の内容 □ 通 院 決 定 を 受 け た 者 に 対 す る 通 院 支 援 の 内 容( 通 院 日 、 支援の具体的内容) □ 他のサービス等を利用する時間帯を含めた緊急時に 行った対応の内容 □ 栄養ケア計画(入所者等の同意年月日のあるもの) □ 栄養ケア・マネジメントの実施状況 □ 経口移行計画(入所者等の同意年月日のあるもの) □ 経口移行計画の実施状況 ( 180 日 を 超 え て 実 施 す る 場 合 ) □ 入所者の経口による食事の摂取状況 □ 2 週間ごとに受ける医師の指示 - 20 - 経口維持加算Ⅰ・Ⅱ 療養食加算 □ 経口維持計画(入所者等の同意年月日のあるもの) □ 経口維持計画の実施状況 ( 180 日 を 超 え て 実 施 す る 場 合 ) □ 医師の指示及び入所者の同意 □ 1月ごとに受ける医師・歯科医師の指示 □ 医師の発行する食事せん □ 療養食の献立表 □ 療養食の提供状況 自立訓練(機能訓練) 加算の種類 欠席時対応加算 リハビリテーション 加算 記 録 □ □ □ □ 利用中止の連絡があった日 利用者の状況 相談援助の内容 リハビリテーション実施計画原案及び同実施計画へ の同意 □ 定期的な利用者の状態の記録 □ 関連スタッフからその他の職種のものに対する情報 伝達の内容 □ 指定特定相談支援事業所を通じた他の障害福祉サー ビス事業に係る従業者への情報伝達の内容 □ 利用終了時のカンファレンス・情報提供の内容 食事提供体制加算 □ 食事提供の記録 送迎加算 □ 利用者毎の送迎の内容(送迎場所、実施日等) 障害福祉サービスの □ 体験的な利用支援の利用日に行った介護等の内容 □ 体験的な利用支援を行うに当たっての地域移行支援 事業者との連絡調整の内容 □ 体験的な利用支援を行った際の状況に係る地域移行 支援事業者との情報共有や今後の支援方針の協議等 の内容 □ 利用者に対する体験的な利用支援を行うに当たって の相談援助の内容 体験利用支援加算 自立訓練(生活訓練) 加算の種類 地域移行支援体制強 化加算(宿泊型) 欠席時対応加算 医療連携体制加算 Ⅰ・Ⅱ 医療連携体制加算Ⅲ 記 録 □ 地域移行支援員が行う支援の内容(地域での住まいやサ ービス等に関する情報提供、サービスの体験的な利用を行うため の連絡調整、相談支援事業との連絡調整、地域生活への移行の際 の公的手続き等への同行等の支援) □ 利用中止の連絡があった日 □ 利用者の状況 □ 相談援助の内容 □ 連携医療機関等との委託契約 □ 医師の指示 □ 連携医療機関への情報提供の記録 □ 看 護 職 員 に よ る 看 護 の 実 施 状 況( 対 象 者 、実 施 日 時 、内 容 等) □ 連携医療機関等との委託契約 - 21 - 医療連携体制加算Ⅳ 日中支援加算 通勤者生活支援加算 入院時支援特別加算 長期入院時支援特別 加算 帰宅時支援加算 長期帰宅時支援加算 地域移行加算 地域生活移行個別支 援特別加算 □ □ □ □ 医師の指示 連携医療機関への情報提供の記録 看護職員による指導の実施状況(実施日、内容等) 認定特定行為業務従事者による喀痰吸引等の実施状 況(対象者、実施日時、内容等) □ 個 別 支 援 計 画 へ の 位 置 付 け( 日 中 活 動 サ ー ビ ス 事 業 者 等 と の連携、日中支援の必要性、支援内容) □ 加配されている生活支援員又は世話人の勤務実態 □ 利用者の状況 □ 実施した日中支援の内容 □ 勤務先等との調整内容(日時、具体的内容) □ 利用者に対する相談援助の内容(日時、具体的内容) □ 個 別 支 援 計 画 へ の 位 置 付 け( 支 援 の 必 要 性 、 家 族 等 か ら 支 援を受けることが困難な理由、等) □ 病院へ訪問日 □ 支援の内容(病院家族等との連絡調整、利用者の被服等の準 備) □ 個 別 支 援 計 画 へ の 位 置 付 け( 支 援 の 必 要 性 、 家 族 等 か ら 支 援を受けることが困難な理由等) □ 病院への訪問日 □ 支援の内容(病院家族等との連絡調整、利用者の被服等の準 備、日常生活上の支援) □ 利用者の特段の事情により病院に訪問できない場合 はその事情 □ 個 別 支 援 計 画 へ の 位 置 付 け( 帰 省 の 理 由 、頻 度 、必 要 な 支援の内容、等) □ 支援の内容(家族との連絡調整、交通手段の確保、等) □ 家族等との連携により把握した帰省中の利用者の生 活状況 □ 個別支援計画の見直しの有無 □ 相談援助を行った日 □ 相談援助の内容の要点 (相談援助の内容:退院後のサービス利用、食事・入浴・健 康管理等居宅での生活、運動機能及び日常生活動作能力の 維 持 向 上 を 目 的 と し て 行 う 各 種 訓 練 等 、住 宅 改 修 、介 護 等 ) □ 有資格者による連携体制及び当該体制に係る自立支 援協議会等での協議結果 □ 従業者に対する研修内容(研修日時、内容、参加者) □ 個別支援計画への必要な専門的支援の組み込み □ 指定医療機関や保護観察所等との調整会議の内容 □ 支援として行った助言の内容 □ 通院決定を受けた者に対する通院支援の内容(通院 日、支援の具体的内容) □ 日中活動の場において緊急時に行った対応の内容 食事提供体制加算Ⅰ □ 食事の提供日・対象者 食事提供体制加算Ⅱ □ 個別支援計画等への位置付け □ 食事の提供日・対象者 送迎加算 □ 利用者毎の送迎の内容(送迎場所、実施日等) 障害福祉サービスの □ 体験的な利用支援の利用日に行った介護等の内容 □ 体験的な利用支援を行うに当たっての地域移行支援 - 22 - 体験利用支援加算 事業者との連絡調整の内容 □ 体験的な利用支援を行った際の状況に係る地域移行 支援事業者との情報共有や今後の支援方針の協議等 の内容 □ 利用者に対する体験的な利用支援を行うに当たって の相談援助の内容 就労移行支援 加算の種類 記 録 訪問支援特別加算 □ 個 別 支 援 計 画 へ の 位 置 付 け( 訪 問 支 援 の 必 要 性 、1 回 の 訪問に要する時間、利用者の同意) □ 居宅を訪問した日 □ 訪問した従業者 □ 支援の内容(家族等との連絡調整、引き続きサービスを 利用するための働きかけ、個別支援計画の見直し) 食事提供体制加算 □ 食事提供の記録 欠席時対応加算 □ □ □ □ □ □ □ 医療連携体制加算 Ⅰ・Ⅱ 医療連携体制加算Ⅲ 医療連携体制加算Ⅳ 移行準備支援体制加 算Ⅰ 移行準備支援体制加 算Ⅱ 送迎加算 利用中止の連絡があった日 利用者の状況 相談援助の内容 連携医療機関等との委託契約 医師の指示 連携医療機関への情報提供の記録 看護職員による看護の実施状況(対象者、実施日時、 内容等) □ 連携医療機関等との委託契約 □ 医師の指示 □ 連携医療機関への情報提供の記録 □ 看護職員による指導の実施状況(実施日、内容等) □ 認定特定行為業務従事者による喀痰吸引等の実施状 況(対象者、実施日時、内容等) □ 施設外支援の提供に係る記録 (職場実習等の場合は上記の他に) □ 事前面接・期間中の状況確認 □ 実習先開拓のための職場訪問・見学等 (求職活動等の場合は上記の他に) □ ハローワークでの求職活動 □ 地域障害者職業センターによる職業評価等 □ 障害者就業・生活支援センターへの登録等 □ 施設外就労の提供に係る記録 (以下は事業所内での必要な支援等に関する記録) □ サービス管理責任者等と各利用者による施設外就労 における就労状況や環境状況等に関する共通理解の 確立に関する記録 □ 施設外就労における問題点の把握等及び継続の可否 の検討 □ 個別支援計画の実施状況及び目標達成状況の確認並 びに必要な見直しのための援助 □ 利用者毎の送迎の内容(送迎場所、実施日等) - 23 - 障害福祉サービスの 体験利用支援加算 □ 体験的な利用支援の利用日に行った介護等の内容 □ 体験的な利用支援を行うに当たっての地域移行支援 事業者との連絡調整の内容 □ 体験的な利用支援を行った際の状況に係る地域移行 支援事業者との情報共有や今後の支援方針の協議等 の内容 □ 利用者に対する体験的な利用支援を行うに当たって の相談援助の内容 就労継続支援A型・B型 加算の種類 記 録 訪問支援特別加算 □ 個 別 支 援 計 画 へ の 位 置 付 け( 訪 問 支 援 の 必 要 性 、1 回 の 訪問に要する時間、利用者の同意) □ 居宅を訪問した日 □ 訪問した従業者 □ 支援の内容(家族等との連絡調整、引き続きサービスを 利用するための働きかけ、個別支援計画の見直し) 食事提供体制加算 □ 食事提供の記録 欠席時対応加算 □ □ □ □ □ □ □ 医療連携体制加算 Ⅰ・Ⅱ 医療連携体制加算Ⅲ 医療連携体制加算Ⅳ 施設外就労加算 利用中止の連絡があった日 利用者の状況 相談援助の内容 連携医療機関等との委託契約 医師の指示 連携医療機関への情報提供の記録 看護職員による看護の実施状況(対象者、実施日時、 内容等) □ 連携医療機関等との委託契約 □ 医師の指示 □ 連携医療機関への情報提供の記録 □ 看護職員による指導の実施状況(実施日、内容等) □ 認定特定行為業務従事者による喀痰吸引等の実施状 況(対象者、実施日時、内容等) □ 施設外就労の提供に係る記録 (以下は事業所内での必要な支援等に関する記録) □ サービス管理責任者と施設外就労に同行する職員と 各利用者による施設外就労における就労状況や環境 状況等に関する共通理解の確立に関する記録 □ 施設外就労における問題点の把握等及び継続の可否 の検討 □ 個別支援計画の実施状況及び目標達成状況の確認並 びに必要な見直しのための援助 送迎加算 □ 利用者毎の送迎の内容(送迎場所、実施日等) 障害福祉サービスの □ 体験的な利用支援の利用日に行った介護等の内容 □ 体験的な利用支援を行うに当たっての地域移行支援 事業者との連絡調整の内容 □ 体験的な利用支援を行った際の状況に係る地域移行 支援事業者との情報共有や今後の支援方針の協議等 の内容 □ 利用者に対する体験的な利用支援を行うに当たって 体験利用支援加算 - 24 - の相談援助の内容 地域移行支援 加算の種類 記 集中支援加算 □ 対面による支援の状況 退院・退所月加算 □ □ □ □ 障害福祉サービスの 体験利用加算 体験宿泊加算Ⅰ 体験宿泊加算Ⅱ 録 対面による支援の状況 退院・退所日 退院・退所後の利用者の居住地 利用者が体験利用する指定障害福祉サービス事業者 との委託内容(契約) □ 地域移行支援計画への位置付け(課題・目標・体験期 間・留意事項) □ 体験利用する指定障害福祉サービス事業者等からの 支援の内容 □ 地域移行支援計画への位置付け(課題・目標・体験期 間・留意事項) □ 委 託 し て 行 う 場 合 の 委 託 内 容( 契 約 ・ 緊 急 時 の 対 応 等 ) □ 地域移行支援計画への位置付け(課題・目標・体験期 間・留意事項) □ 委 託 し て 行 う 場 合 の 委 託 内 容( 契 約・緊 急 時 の 対 応 等 )、 □ 夜 間 支 援 従 事 者 の 配 置 状 況( 居 宅 介 護 事 業 者 等 へ 委 託 す る場合は委託の内容) □ 夜間支援又は巡回支援の内容 ※地域定着支援と計画相談支援については掲載する加算等はありません。 (4)減算について 居宅介護において減算対象となる資格のみを有する従業員によりサービスが 提供された場合、日中活動サービス等において事業所が配置すべき必要最低限 の員数を満たさない場合や個別支援計画が適切な手順による作成等がされてい ない場合などにおいては、基本報酬から一定の割合を減じて算定しなければな らないこととされています。 これらは、基本的に適正なサービスの提供を確保するための規定であり、特 に日中活動サービスの事業所においては減算事由を未然に防止するよう努める ことが肝要となります。 以下に主な減算規定の概要を示します。 ① 減算対象資格のみを有する従業員によりサービス提供が行われた場合 対象サービス 居宅介護、同行援護 適用条件 3 級 居 宅 介 護 従 事 者 、3 級 訪 問 介 護 員 等 に よ る サ ー ビ ス 提 供 ※平成26年10月以降、同行援護については1年以上の実務経験が必要 - 25 - 対象サービス 居宅介護 適用条件 重度訪問介護研修修了者によるサービス提供 対象サービス 行動援護 適用条件 行 動 援 護 従 業 者 養 成 研 修 課 程 修 了 者( 相 当 す る 研 修 課 程 修 了 者 を 含 む )で あ っ て 、知 的 障 害 者 、知 的 障 害 児 又 は 精 神 障害者の直接支援業務に1年以上2年未満の従事経験を 有する者によるサービス提供 ② 定員を超過してサービス提供が行われた場合 対象サービス 生 活 介 護 、 自 立 訓 練 ( 機 能 訓 練 )、 自 立 訓 練 ( 生 活 訓 練 )、 就労移行支援、就労継続支援A型、就労継続支援B型 適用条件 次のいずれかの条件に該当した場合 ⅰ )1 日 の 利 用 者 の 数 が 、利 用 定 員 の 150/100 を 超 え た 場 合 ( 利 用 定 員 が 51 人 以 上 の 場 合 は ( 利 用 定 員 - 50) の 125/100 に 75 を 加 え た 数 を 超 え た 場 合 ) ※当該1日の利用者全員を減算 ⅱ ) 過 去 3 ヶ 月 間 の 利 用 者 の 延 べ 数 が 、( 利 用 定 員 ×開 所 日 数 ) の 125/100 を 超 え た 場 合 ※当該1月の利用者全員を減算 対象サービス 療養介護、短期入所、宿泊型自立訓練、施設入所支援 適用条件 次のいずれかの条件に該当した場合 ⅰ )1 日 の 利 用 者 の 数 が 、利 用 定 員 の 110/100 を 超 え た 場 合 ( 利 用 定 員 が 51 人 以 上 の 場 合 は ( 利 用 定 員 - 50) の 105/100 に 55 を 加 え た 数 を 超 え た 場 合 ) ※当該1日の利用者全員を減算 ⅱ ) 過 去 3 ヶ 月 間 の 利 用 者 の 延 べ 数 が 、( 利 用 定 員 ×開 所 日 数 ) の 105/100 を 超 え た 場 合 ※当該1月の利用者全員を減算 ③ 配置すべき従業者の員数が一定の基準に達していない場合 対象サービス 療 養 介 護 、生 活 介 護 、短 期 入 所 、共 同 生 活 介 護 、自 立 訓 練 ( 機 能 訓 練 )、自 立 訓 練( 生 活 訓 練 )、就 労 移 行 支 援 、就 労 継続支援A型、就労継続支援B型、共同生活援助 適用条件 次のいずれかの条件に該当した場合 ⅰ )居 宅 介 護 の 従 業 者 、生 活 支 援 員 、看 護 職 員 、理 学 療 法 士 、作 業 療 法 士 、地 域 移 行 支 援 員 、職 業 指 導 員 、就 労 支 援 員 及 び 世 話 人( 以 下「 直 接 処 遇 従 業 者 」と い う )の 員 - 26 - 数 が 、人 員 基 準 上 必 要 と さ れ る 員 数 の 1 割 を 超 え て 減 少 した場合 ※翌月から人員基準が満たされるに至った月まで利用者 全員を減算 ⅱ)直接処遇従業者の員数が1割の範囲内で減少した場 合 、又 は 、直 接 処 遇 従 業 者 以 外 の 員 数 が 基 準 を 満 た し て い な い 場 合( 翌 月 末 日 ま で に 人 員 基 準 が 満 た さ れ た 場 合 を除く) ※翌々月から人員基準が満たされるに至った月まで利用 者全員を減算 ⅲ )常 勤 又 は 専 従 な ど 、従 業 者 の 員 数 以 外 の 要 件 を 満 た し て い な い 場 合( 翌 月 末 日 ま で に 人 員 基 準 が 満 た さ れ た 場 合を除く) ※翌々月から人員基準が満たされるに至った月まで利用 者全員を減算 対象サービス 施設入所支援 適用条件 次のいずれかの条件に該当した場合 ⅰ ) 夜 勤 時 間 帯 ( 午 後 10 時 か ら 翌 日 の 午 前 5 時 ま で の 時 間 を 含 め た 連 続 す る 16 時 間 ) に お い て 夜 勤 を 行 う 生 活 支援員の員数が基準に満たない事態が2日以上連続で 発生した場合 ⅱ )夜 勤 時 間 帯 に お い て 夜 勤 を 行 う 生 活 支 援 員 の 員 数 が 4 日以上発生した場合 ※発生した翌月において利用者全員を減算 対象サービス 施設入所支援 適用条件 管理栄養士若しくは栄養士が配置されていない場合、又 は、配置されていても常勤でない場合 ※該当する1日につき利用者全員を減算 ④ 個別支援計画が適切な手順等により作成等されていない場合 対象サービス 療 養 介 護 、生 活 介 護 、共 同 生 活 介 護 、施 設 入 所 支 援 、自 立 訓 練 ( 機 能 訓 練 )、 自 立 訓 練 ( 生 活 訓 練 )、 就 労 移 行 支 援 、 就労継続支援A型、就労継続支援B型、共同生活援助 適用条件 次のいずれかの条件に該当した場合 ⅰ )サ ー ビ ス 管 理 責 任 者 に よ る 指 揮 の 下 、個 別 支 援 計 画 が 作成されていない場合 ⅱ )個 別 支 援 計 画 の 作 成 に 係 る 一 連 の 業 務 が 適 切 に 行 わ れ - 27 - ていない場合 ※条件に該当する月から当該状態が解消されるに至った 月の前月まで該当する利用者 ⑤ 平均利用期間が標準利用期間を超える場合 対象サービス 自 立 訓 練( 機 能 訓 練 )、自 立 訓 練( 生 活 訓 練 )、就 労 移 行 支 援 適用条件 1年を超えてサービスを利用している利用者の利用期間 の 平 均 値 が 、標 準 利 用 期 間 に 6 月 間 を 加 え て 得 た 期 間( * ) を超えている場合 * 自立訓練(機能訓練) 24月間 自立訓練(生活訓練) 30月間 就労移行支援 30月間 ※( * )の 期 間 を 超 え て い る 1 月 間 に つ い て 利 用 者 全 員 を 減算 ⑥ 短時間利用者が一定割合を超える場合 対象サービス 就労継続支援A型 適用条件 現 員 数( 雇 用 契 約 を 締 結 し て い る 利 用 者 で 一 週 間 の う ち 一 日 で も 利 用 の あ っ た 者 の 合 計 数 )の う ち 短 時 間 利 用 者( 週 2 0 時 間 未 満 の 利 用 者 )の 占 め る 割 合( * )が 5 割 以 上 で ある場合(8割以上の場合は減算割合が増加) * 直 近 の 過 去 3 月 間 に お け る 1 週 間( 計 算 対 象 外 の 月 を 含む週を除く)ごとの割合の平均 ※条件が該当する1月間について利用者全員を減算 ⑦ 運営規程で定める開所時間が一定時間に満たない場合 対象サービス 生活介護 適用条件 運営規程に定められている営業時間が4時間未満 ⑧ 一般就労への移行実績がない場合 対象サービス 就労移行支援 適用条件 次のいずれかの条件に該当した場合 ⅰ)過去3年間の就労定着者数が0人 ⅱ)過去4年間の就労定着者数が0人 * 過 去 3( 4 )年 間 と は 、サ ー ビ ス 提 供 の 日 の 属 す る 年 度の直近の過去3(4)年度を言う。 ま た 、就 労 定 着 者 と は 就 労 移 行 支 援 を 受 け た 後 、就 労 した企業等に連続して6月以上雇用されている者で - 28 - あ り 、6 月 を 経 過 し た 日 が 属 す る 年 度 に お け る 就 労 定 着者の数をもって就労定着者数とします。 ※条件が該当する年度について利用者全員を減算 (条件に応じて減算割合が異なります) ⑨ 計画相談支援と介護保険法の指定居宅介護支援等を一体的に実施したとき 対象サービス 計画相談支援 適用条件 一 人 の 相 談 支 援 専 門 員 が 、介 護 保 険 法 の 要 介 護 又 は 要 支 援 の 者 に 対 し 、同 法 の 指 定 居 宅 介 護 支 援 又 は 指 定 介 護 予 防 支 援と一体的に指定計画相談支援を提供する場合 4 代理受領した介護給付費等の額に係る通知 事 業 者 は 、市 町 村 か ら 利 用 者 に 代 わ っ て 介 護 給 付 費 等 の 支 給 を 受 け た( 代 理 受 領 し た )場 合 は 、利 用 者 に 対 し 、当 該 利 用 者 に 係 る 介 護 給 付 費 等 の 額 を 通 知 し な け れ ば な り ま せ ん 。特 に 定 め ら れ た 様 式 は あ り ま せ ん の で 、利 用 者 へ の わ か り や す さ や 事 業 所 の 実 務 に 併 せ て 適 宜 作 成 し 通 知 し て く だ さ い 。( 市 販 の 請 求 ソ フ ト の 機 能 を 活 用 し て も 構 い ま せ ん 。) 介 護 給 付 費 等 の 支 払 い を 受 け た 後 に 、各 事 業 所 の 実 務 に 併 せ て 速 や か に 通 知 し ます。 5 受給資格の確認と申請の援助 (1)受給資格(支給決定内容)の確認 障 害 福 祉 サ ー ビ ス の 支 給 決 定 に は 有 効 期 間 が あ り ま す 。障 害 福 祉 サ ー ビ ス の 支 給決定期間の有効期間の終期を超えて行ったサービス提供に対しては介護給付 費 等 の 支 給 が あ り ま せ ん の で 、支 給 決 定 の 有 効 期 間 が 満 了 す る ま で に 、利 用 者 か ら新しい受給者証の提示を受けて満了後の期間に係る支給決定があることを確 認しなければなりません。 事 業 者 に お い て は 、当 月 に 支 給 決 定 の 有 効 期 間 が 満 了 す る 利 用 者 が い な い か ど うかを漏れなく把握しておくことが肝要となります。 (2)支給決定の更新に係る申請の援助 利用者は支給決定の有効期間が満了するまでに次の支給決定がなされるよう に 必 要 な 申 請 手 続 き を 行 う 必 要 が あ り ま す 。事 業 者 は 利 用 者 又 は そ の 家 族 等 に 対 し て 申 請 手 続 き を 行 っ て い る か ど う か を 確 認 す る と と も に 、行 っ て い な い 場 合 は 申請手続きを促す等の必要な支援を行います。利用者の心身の状況によっては、 利 用 者 の 同 意 の う え で 、申 請 手 続 き を 代 行 す る な ど の 対 応 が 必 要 な 場 合 も あ り ま す。 - 29 - 第4 利用者に求める金銭の負担 1 利用者負担額の受領(法定代理受領を行う場合) 事 業 者 は 指 定 障 害 福 祉 サ ー ビ ス を 提 供 し た 際 は 、市 町 村 が 認 定 し た 利 用 者 負 担 額( 受 給 者 証 上 は 利 用 者 負 担 上 限 月 額 と し て 表 示 )と サ ー ビ ス の 提 供 に 要 し た 費 用( 各 事 業 所 が 運 営 規 程 に て 定 め る も の )の 一 割 相 当 額 の う ち 低 い 額 の 支 払 い を 受けます。 利用者は複数の指定障害福祉サービス事業所を利用した場合でもこの利用者 負 担 上 限 額 を 超 え て 利 用 者 負 担 額 を 支 払 う 必 要 は あ り ま せ ん 。し た が っ て 、利 用 者負担額が負担上限月額を超えることが予想される利用者が複数の障害福祉サ ー ビ ス 事 業 所 等 を 利 用 し た 場 合 に つ い て は 利 用 者 負 担 額 の 上 限 額 管 理 を 行 い 、各 事 業 所 で は 上 限 額 管 理 後 の 利 用 者 負 担 額 の 支 払 い を 受 け る こ と と な り ま す 。( 上 限管理については報酬請求編の上限管理の項目を参照) な お 、就 労 継 続 支 援 A 型 事 業 所 に つ い て は 、そ の サ ー ビ ス の 性 質 上 、必 要 な 届 出を行うことで事業所の負担により利用者負担額の減額又は免除を行うことが 認 め ら れ て い ま す の で 、そ の 場 合 は 減 免 後 の 利 用 者 負 担 額 を 受 け る こ と と な り ま す 。た だ し 、こ の 場 合 で あ っ て も 就 労 継 続 支 援 A 型 事 業 所 が 受 け 取 る 訓 練 等 給 付 費の額は減免を行わなかった場合と同額となります。 2 利用者負担額以外に求めることができる費用 指 定 障 害 福 祉 サ ー ビ ス の 提 供 に お い て 、前 項 の 利 用 者 負 担 額 以 外 に 利 用 者 か ら 支 払 を 受 け る 費 用 は 、そ れ が サ ー ビ ス 提 供 の 一 環 と し て 行 わ れ る 便 宜 に 要 す る 費 用 で あ る 場 合 は 、指 定 基 準 に 定 め ら れ た 費 用 以 外 の 費 用 を 徴 収 す る こ と は で き ま せん。 利 用 者 に 当 該 費 用 の 支 払 い を 求 め る 場 合 に は 、そ の 種 類 と 額 を 運 営 規 程 に 定 め 、 事 業 所 内 の 見 や す い 場 所 に 掲 示 を 行 い 、利 用 者 に 対 し て は そ の サ ー ビ ス の 内 容 と 費用について書面により説明し同意を得なければなりません。 【 利 用 者 か ら の 徴 収 が 認 め ら れ る 費 用 ( サ ー ビ ス 種 類 別 )】 居宅介護 重度訪問介護 同行援護 行動援護 重度包括支援 □ 運営規程に定める通常の事業の実施地域外の地域の居宅等においてサー ビスを提供する場合の交通費(下記①を参照) 療養介護 □ 日用品費 □ 日常生活においても通常必要となるものに係る費用であって、利用者に 負 担 さ せ る こ と が 適 当 と 認 め ら れ る も の ( 以 下 、「 そ の 他 の 日 常 生 活 費 」 と い う 。) - 30 - 生活介護 □ 食事の提供に要する費用、□ 創作的活動に係る材料費、□ 日用品費 □ その他の日常生活費 短期入所 □ 食事の提供に要する費用、□ 光熱水費、□ 日用品費 □ その他の日常生活費 共同生活介護 共同生活援助 □ 食材料費、□ 家賃、□ 光熱水費、□ 日用品費 □その他の日常生活費 自立訓練(機能訓練・生活訓練) 就労移行支援 就労継続支援A型・B型 □ 食事の提供に要する費用、□ 日用品費 □ その他の日常生活費 宿泊型自立訓練 □ 食事の提供に要する費用、□ 光熱水費、□ 居室の提供を行ったことに 伴い必要となる費用、□ 日用品費 □ その他の日常生活費 施設入所支援 (施設が提供する日中活動サービスに要する費用については該当する各サービスの項目を参照) □ 食 事 の 提 供 に 要 す る 費 用 及 び 光 熱 水 費 、□ 利 用 者 が 選 定 す る 特 別 な 居 室 の提供を行ったことに伴い必要となる費用、□ 被服費、□ 日用品費 □ その他の日常生活費 地域移行支援 地域定着支援 計画相談支援 □ 運営規程に定める通常の事業の実施地域外の地域の居宅等においてサー ビスを提供する場合の交通費(下記①を参照) ①通常の事業の実施地域外の地域の居宅等においてサービスを提供する場合の交 通費について 実 費 の 算 定 に 当 た っ て は 、通 常 の 事 業 の 実 施 地 域 を 超 え た 地 点 か ら 目 的 地 ま でにサービスを提供する従業者の移動に要するガソリン代等の実費を算定す る も の と し 、公 共 交 通 機 関 の 利 用 に つ い て は 運 賃 等 の 総 額 か ら 通 常 の 事 業 の 実 施地域内での運賃に相当する額を差し引いた額とします。 - 31 - ②食事の提供に要する費用、光熱水費及び居室の提供に要する費用に係る利用料 等について これらの費用については国の指針に基づき適正に設定する必要があります が、具体的には次のとおりです。 ア 食事の提供に要する費用 食材料費及び調理等に係る費用に相当する額を基本とします。ただし、 食事提供体制加算の算定対象となる利用者については( 、事業所が当該加算 の届出をしているか否かに関わらず)食材料費に相当する額とします。 イ 光熱水費に係る利用料 光熱水費に相当する額とします。 (光熱水費以外のものが含まれないこと) ウ 居室の提供に要する費用に係る利用料 室料に相当する額を基本とし、その水準の設定に当たっては施設の建設 費用(修繕費用、維持費用等を含み公的助成の有無を勘案)及び近隣地域 に所在する類似施設の家賃の平均的な費用を勘案します。 ③「その他の日常生活費」について こ の 費 用 に 関 す る 詳 細 は「 障 害 福 祉 サ ー ビ ス 等 に お け る 日 常 生 活 に 要 す る 費 用 の 取 扱 い に つ い て 」( 平 成 18 年 12 月 6 日 障 発 第 1206002 号 厚生労働省社 会・援 護 局 障 害 保 健 福 祉 部 長 名 通 知 )に よ り ま す が 、そ の 概 要 は 次 の と お り で す。 ア 「その他の日常生活費」の具体的な範囲 ○利用者の希望によって、身の回り品として日常生活に必要なものとして 提供する場合に係る費用 (例)利用者に一律に提供されるもの以外のものとして提供される歯ブラ シや化粧品等の個人用の日用品等 ○利用者の希望によって、教養娯楽等として日常生活に必要なものとして 提供する場合に係る費用 (例)サービス提供の一環として提供するクラブ活動や行事における材料 費、入浴に係る費用等(教養の談話室等にあるテレビやカラオケ設備の 使用料等のようにすべての利用者に一律に提供されるものは含まれませ ん) ○利用者の希望によって、送迎を提供する場合に係る費用(送迎加算を算 定 す る 場 合 は 、燃 料 費 等 の 実 費 が 送 迎 加 算 の 額 を 超 え る 場 合 に 限 り ま す ) イ 「その他の日常生活費」の受領に係る基準 ○「その他の日常生活費」の対象となる便宜と介護給付費等の対象となっ ているサービスとの間に重複関係がないこと ○介護給付費等の対象となっているサービスと明確に区分されない曖昧な 名目による費用の受領は認められないこと (曖昧な名目の例)お世話料、管理協力費、共益費、施設利用補償金 - 32 - ○「その他の日常生活費」の受領は、その対象となる便宜を行うための実 費相当額の範囲内で行われるべきものであること ○「その他の日常生活費」の対象となる便宜及びその額は、運営規程にお いて定めること(具体的な額がその都度変動する性質のものである場合 はその額を「実費」とすることも可能) - 33 - 第5 事業所・施設の運営管理について こ こ で は 、こ れ ま で に 述 べ た も の 以 外 に 事 業 所 が 整 備 及 び 確 認 し て お く べ き 事 項 を 説 明 し て い ま す 。必 要 な 確 認 が 行 わ れ な い こ と に よ り 、基 準 違 反 や 報 酬 の 減 算 事 由 に 該 当 す る 事 態 を 招 く こ と も あ り 得 ま す 。こ こ で は 基 本 的 な 考 え 方 や 概 要 を 説 明 し て い ま す の で 、必 要 に 応 じ て 関 係 法 令 や 通 知 等 を 確 認 し 、指 定 基 準 が 遵 守されるよう留意してください。 1 勤務体制の確保 (1)勤務表の作成 事業者は、原則として月ごとの従業者の勤務の体制等を定めた勤務表を作成 しなければなりません。具体的には次の事項を明確に定めておきます。 居宅介護 重度訪問介護 同行援護 行動援護 □従業者の日々の勤務時間、□職務の内容、□常勤・非常勤の別、□管理 者との兼務関係、□サービス提供責任者である旨 療養介護 生活介護 自立訓練(機能訓練・生活訓練) 就労継続支援A型・B型 就労移行支援 障害者支援施設 □従業者の日々の勤務時間、□常勤・非常勤の別、□管理者との兼務関係 共同生活介護 共同生活援助 □ 世 話 人 、生 活 指 導 員 及 び サ ー ビ ス 管 理 責 任 者 の 日 々 の 勤 務 時 間 、□ 常 勤・ 非常勤の別、□管理者との兼務関係 地域移行支援 地域定着支援 計画相談支援 □従業者の日々の勤務時間、□職務の内容、□常勤・非常勤の別、□管理 者との兼務関係 なお、勤務表は、勤務(サービス提供)の実態を反映したものを作成する必 要がありますので、勤務表で定めた体制と勤務の実態が乖離しているようであ れ ば 、速 や か に 適 正 な 勤 務 表 が 作 成 さ れ る よ う 必 要 な 見 直 し を 行 い ま す 。 (勤務 の実態は雇用契約や出退勤等の記録の他、賃金の支払い状況や社会保険の加入 状 況 等 が 反 映 さ れ る こ と と な り ま す 。) ※「常勤」とは あ る 従 業 者 が 常 勤 で あ る と は 、そ の 従 業 者 の 事 業 所 等 に お け る 勤 務 時 間 が 、 当該事業所において定められている常勤の従業者が勤務すべき時間数に達し ていることをいいます。 したがって、事業者は事業所における常勤の従業者が勤務すべき時間を定 - 34 - める(就業規則又は就業規則に準じて事業者が定めた規定)こととなり、事 業者が定めた時間を勤務する従業者が常勤の従業者といえることとなります。 (2)人員に関する基準の確認 事業所は毎月ごとに勤務表を作成するとともに、常に人員に関する基準を満 たしていることを確認します。 訪問系サービス(居宅介護・重度訪問介護・同行援護・行動援護・地域移行 支援・地域定着支援・計画相談支援)の事業については、作成した勤務表に基 づいて、必要な従業者の員数が常勤換算方法により満たされていることを確認 します。 訪問系サービス以外の事業については、必要な従業者の員数が前年度の利用 者 の 数 の 平 均 値 ( 以 下 、「 平 均 利 用 者 数 」 と い う 。) 等 に 基 づ き 定 ま り ま す 。 新規に指定を受けた事業所においては前年度の平均利用者数の実績が確定す る ま で の 間 は 、次 の 表 に 掲 げ る 値 を 前 年 度 の 平 均 利 用 者 数 と し ま す 。 (年度とは 毎 年 「 4 月 1 日 に 始 ま り 翌 年 3 月 3 1 日 に 終 わ る 」 年 度 の こ と を 言 い ま す 。) 新設事業所における平均利用者数 期 間 新設の時点から6月未満 平均利用者数として用いる値 利用定員の90% 直近の6月における平均利用者数(※) 新設の時点から6月以上 ※ 平 均 利 用 者 数 と は 、当 該 期 間 の 全 利 用 者 の 1年未満 延べ数を当該期間の開所日数で除して得 た数(小数点第2位以下を切り上げ) 新設の時点から1年以上 直近1年間における平均利用者数 例 ) 平 成 25 年 10 月 1 日 指 定 の 事 業 所 の 場 合 期 間 平 成 25 年 10 月 ~ 平 成 26 年 3 月 平 成 26 年 4 月 ~ 平 成 26 年 9 月 平 成 26 年 10 月 ~ 平均利用者数として用いる値 利用定員の90% 平 成 25 年 10 月 ~ 平 成 26 年 3 月( 直 近 6 月 間 ) における平均利用者数 (以降、毎月、直近6月間の平均利用者数を計算) 平 成 26 年 3 月 ~ 平 成 26 年 8 月 ( 直 近 6 月 間 ) における平均利用者数 平 成 25 年 10 月 ~ 平 成 26 年 10 月( 直 近 1 年 間 ) における平均利用者数 (以降、毎月、直近1年間の平均利用者数を計算) - 35 - 平 成 27 年 3 月 平 成 27 年 4 月 平 成 26 年 3 月 ~ 平 成 27 年 2 月 ( 直 近 1 年 間 ) における平均利用者数 前 年 度 ( 平 成 26 年 4 月 ~ 平 成 27 年 3 月 ) ~ 平 成 28 年 3 月 における平均利用者数 2 従業者の研修の機会の確保 事 業 者 は 、従 業 者 の 資 質 の 向 上 の た め に 、そ の 研 修 の 機 会 を 確 保 し な け れ ば な り ま せ ん 。研 修 機 関 等 が 実 施 す る 研 修 や 事 業 所 内 の 研 修 へ の 参 加 の 機 会 を 計 画 的 に 確 保 し ま す 。ま た 、名 古 屋 市 が 指 定 す る 事 業 所 に お い て は 、従 業 者 に 対 し 利 用 者の障害の特性に関する理解を深めるために必要な研修を実施しなければなり ません。 従 業 者 に 実 施 又 は 参 加 さ せ た 研 修 に つ い て は 、そ の 記 録 を 残 す よ う に し 、他 の 従業者がその内容を閲覧できるようにします。 3 事故発生時の対応 事業者は利用者に対するサービスの提供により事故が発生した場合は必要な 措 置 を 講 ず る と と も に 、そ れ が 賠 償 す べ き 事 故 で あ る 場 合 は 、損 害 賠 償 を 速 や か に行わなければなりません。 ま た 、当 該 事 故 に つ い て は 名 古 屋 市 へ 報 告 す る と と も に 事 故 の 状 況 及 び 事 故 に 際して採った処置について記録しなければなりません。 (1)事故発生時の対応について 利用者に対するサービスの提供により事故が発生した場合の対応方法につい ては、あらかじめ事業者が定めておくことが望まれます。 (2)名古屋市への報告 サービス提供中に発生した対人事故、対物事故(損害賠償を行う場合)の他、 感染症の発生についても名古屋市へ報告します。 な お 、 所 定 の 様 式 (「 ウ ェ ル ネ ッ ト な ご や 」 に 掲 載 ) で 提 出 し ま す が 、 事 故 発 生時に速やかに電話にて発生の事実と事故の概要を第一報として報告してくだ さい。 ※名古屋市への第一報連絡先 名古屋市役所障害者支援課指導係:電話972-3967 (3)損害賠償保険への加入 事 業 者 は 賠 償 す べ き 事 態 に お い て 速 や か に 賠 償 を 行 う た め 、損 害 賠 償 保 険 に 加 入しておくことが望まれます。 - 36 - (4)再発防止策 事 業 者 は 、事 故 の 原 因 を 解 明 し 、再 発 生 を 防 ぐ た め の 対 策 を 講 じ な け れ ば な り ま せ ん 。 な お 、「 福 祉 サ ー ビ ス に お け る 危 機 管 理 ( リ ス ク マ ネ ジ メ ン ト ) に 関 す る 取 り 組 み 指 針 」( 平 成 14 年 3 月 28 日 福 祉 サ ー ビ ス に お け る 危 機 管 理 に 関 す る 検討会)が示されているので参考としてください。 4 非常災害対策(訪問系サービスを除く) 事 業 者 は 非 常 災 害 に 対 す る 対 策 に 万 全 を 期 さ な け れ ば な り ま せ ん 。消 防 法( 昭 和 23 年 法 律 第 186 号 ) の 規 定 、 又 は 、 消 防 法 に 準 じ た 対 策 が 求 め ら れ る も の が 多く、必要に応じて所轄の消防署と連携し対策を講じる必要があります。 (1)必要な諸設備の整備 施 設 に は 、消 防 法 そ の 他 法 令 等 に 規 定 さ れ た 消 火 設 備 そ の 他 の 非 常 災 害 に 際 し ての必要な設備を設けなければなりません。 (2)具体的計画の策定 事 業 者 は 、消 防 法 施 行 規 則 に 規 定 す る 消 防 計 画( こ れ に 準 ず る 計 画 を 含 み ま す ) 及 び 風 水 害 、地 震 等 の 災 害 に 対 処 す る た め の 計 画 の 策 定 及 び こ れ に 基 づ く 消 防 業 務の実施を防火管理者に行わせなければなりません。 (3)関係機関への通報及び連携体制の整備 事 業 者 は 、火 災 等 の 災 害 時 に 、地 域 の 消 防 機 関 へ 速 や か に 通 報 す る 体 制 を と る よう職員に周知徹底するとともに、日頃から消防団や地域住民との連携を図り、 火災等の際に消火・避難等に協力してもらえるような体制作りに努めます。 ( 4 ) 食 糧 及 び 飲 料 水 の 備 蓄 ( 平 成 28 年 4 月 1 日 施 行 ) 非 常 災 害 に 備 え 、利 用 者 及 び 従 業 者 の 生 活 又 は 一 時 的 な 滞 在 に 必 要 な 食 料 及 び 飲料水を備蓄しなければなりません。 サービスの種別 必要な食数 障害者支援施設、短期入所、 3日分 共同生活介護、共同生活援助 上記以外の施設 3食分 5 個人情報の保護 (1)従業者等への必要な措置 事 業 所 の 従 業 者 及 び 管 理 者( 以 下 、 「 従 業 者 等 」と い う 。)は 、正 当 な 理 由 な く そ の 業 務 上 知 り 得 た 利 用 者 又 は そ の 家 族 の 秘 密 を 漏 ら し て は な ら ず 、事 業 者 は 従 業者等であったものがこれらの秘密を漏らすことがないよう必要な措置を講じ - 37 - なければなりません。 具 体 的 に は 、従 業 者 等 の 雇 用 時 に 事 業 者 と 従 業 者 等 の 間 で 秘 密 保 持 に 関 す る 取 り決めを行い、違約金についての定めを置くなどの措置を言います。 (2)利用者からの同意 事業所の従業者等が利用者の有する問題点や解決すべき課題等の個人情報を、 他 の 事 業 者 と 共 有 す る た め に は 、あ ら か じ め 、文 書 に よ り 利 用 者 又 は そ の 家 族 か ら同意(包括的な同意で可)を得る必要があります。 6 経理の区分 事 業 者 は 事 業 所 ご と に 経 理 を 区 分 す る と と も に 、当 該 事 業 の 会 計 と そ の 他 の 事 業の会計を区分しなければならないこととされています。 同一施設において複数の事業所を有する場合などに注意してください。 7 生産活動・就労 就労移行支援事業及び就労継続支援事業等において生産活動或いは就労の機 会 を 提 供 す る 場 合 に は 、レ ク リ エ ー シ ョ ン な ど の 日 中 活 動 や 介 護 の 提 供 と 異 な る 視点での留意点があり注意が必要となります。 以下では、生産活動又は就労ごと、或いは共通の留意点の概要を示します。 な お 、以 下 に 示 す も の 以 外 に 就 労 に 関 し て は 労 働 基 準 法 等 の 関 係 法 令 の 遵 守 に 留意する必要があります。 (1)生産活動 生産活動の機会の提供に当たっては、次の事項に留意します ① 地域の実情並びに製品及びサービスの受給状況等を考慮して行うように努 めること。 ② 生 産 活 動 に 従 事 す る 利 用 者 の 作 業 時 間 、作 業 量 等 が そ の 者 に 過 重 な 負 担 と な らないように配慮しなければならないこと。 ② 生 産 活 動 の 能 率 の 向 上 が 図 ら れ る よ う 、利 用 者 の 障 害 の 特 性 等 を 踏 ま え た 工 夫を行わなければならないこと。 ④ 防塵設備又は消火設備の設置等生産活動を安全に行うために必要かつ適切 な措置を講じなければならないこと。 (2)工賃 工 賃 と し て 利 用 者 に 支 払 う 金 額 は 、生 産 活 動 に 係 る 事 業 の 収 入 か ら 当 該 事 業 に 必要な経費を控除した額に相当するものとなります。 生 産 活 動 の 係 る 事 業 の 収 入 以 外 の 費 用( 訓 練 等 給 付 費 等 )を 工 賃 の 支 払 い に 充 てることは不適切な取扱いとなります。 そ の う え で 、就 労 継 続 支 援 B 型 事 業 の 利 用 者 又 は 就 労 継 続 支 援 A 型 事 業 の 雇 用 - 38 - 契 約 を 締 結 し な い 利 用 者 に 支 払 う 1 月 あ た り の 工 賃 の 平 均 額 は 3 ,0 0 0 円 以 上 となるようにしなければなりません。 (3)就労 就労の機会の提供に当たっては、次の事項に留意します。 ① 地域の実情並びに製品及びサービスの受給状況等を考慮して行うよう努め なければならないこと。 ② 作 業 の 能 率 の 向 上 が 図 ら れ る よ う 、利 用 者 の 障 害 の 特 性 等 を 踏 ま え た 工 夫 を 行わなければならないこと。 (4)賃金 就労継続支援A型事業者は雇用契約を締結した利用者が自立した日常生活又 は 社 会 生 活 を 営 む こ と を 支 援 す る た め 、賃 金 の 水 準 を 高 め る よ う 努 め な け れ ば な り ま せ ん 。ま た 、当 該 利 用 者 は 労 働 基 準 法 上 の 労 働 者 で あ る こ と か ら 労 働 基 準 法 はもとより関係法令も併せて遵守しなければなりません。 (5)就労・生産活動を行う場合の会計処理 就 労 支 援 の 事 業 を 行 う 法 人 に お い て 、よ る べ き 会 計 の 基 準 は 企 業 会 計 原 則 を は じめとした法人種別に応じた各会計基準・原則となります。 一方、障害福祉サービスにおいては、事業所ごとに経理を区分するとともに、 当 該 事 業 の 会 計 と そ の 他 の 事 業 の 会 計 を 区 分 す べ き と さ れ て い る と と も に 、就 労 支 援 の 事 業 に お い て は 、適 正 な 利 用 者 工 賃 の 算 出 を す る た め 、製 品 製 造 過 程 等 に おける適切な製造原価等の把握と管理が重要となります。 そ こ で 、 全 て の 法 人 が 適 用 す る 会 計 処 理 の 取 扱 い と し て 、「 就 労 支 援 等 の 事 業 に関する会計処理の取扱いについて( 」 平 成 18 年 10 月 2 日 社 援 発 第 1002001 号 ) により「就労支援の事業の会計処理の基準」が示されています。 各 法 人 に お い て は 、就 労 支 援 の 事 業 に 係 る 会 計 を 他 の 事 業 と 区 分 し た 一 つ の 区 分 単 位( セ グ メ ン ト )と し て 取 扱 い 、当 該 基 準 で 示 さ れ た 所 要 の 計 算 書 類 を 作 成 します。 な お 、社 会 福 祉 法 人 に つ い て は 、上 記 基 準 が 盛 り 込 ま れ た 社 会 福 祉 法 人 会 計 基 準が定められているため、上記通知は適用されません。 (6)その他の留意事項 上 記 で 述 べ た も の の 他 、各 種 雇 用 関 係 助 成 金 と の 関 係 や 指 定 障 害 福 祉 サ ー ビ ス 事業所等とは別の場所で行われる支援にかかる所定単位数の算定等については、 厚 生 労 働 省 か ら の 事 務 通 知「 就 労 移 行 支 援 事 業 、就 労 継 続 支 援 事 業( A 型 、B 型 ) に お け る 留 意 事 項 に つ い て ( 平 成 19 年 4 月 2 日 障 障 発 第 0402001 号 厚 生 労 働 省 社 会 ・ 援 護 局 障 害 保 健 福 祉 部 障 害 福 祉 課 長 通 知 )」 を 参 照 す る こ と 。 - 39 - - 40 - 第 2 章 報 酬 請 求 編 - 41 - 第1 障害福祉サービス・計画相談支援・地域相談支援の請求 1 請求事務の全体像 (1)はじめに 平成19年9月サービス提供分より、障害福祉サービスにおける介護給付 費・訓 練 等 給 付 費 の 請 求 受 付 と 支 払 業 務 を 国 民 健 康 保 険 団 体 連 合 会( 以 下「 国 保 連 」 と い い ま す 。) に 委 託 し ま し た 。 これにより、現在ではインターネットによる電子請求※を行うこととなっ ております。 ※ 一 部 紙 請 求 の も の が あ り ま す の で ご 注 意 く だ さ い (「 2 で の 処 理 日 程 」 を 参 照 )。 サービス提供から支払ま (2)請求事務の流れ(概要) 受給者証を確認し利用者と契約を結んだ後、サービス提供を行い、サービ ス提供の翌月に請求を行い、請求した翌月に支払いが行われます。 <電子請求の場合の流れ> 請求情報は、電子請求受付システムにより国保連が受け付けて点検を行っ た後、名古屋市で審査を行い、その結果に基づき国保連から事業者へ支払が 行われます。 ②点検 ①電子請求 国保連合会 ③点検結果 ④審査 名 古 屋 事業者 ⑥支払 電 子 請 求 受 付 システム ⑤審査結果 2 サービス提供から支払までの処理日程 サ ー ビ ス 提 供 か ら 支 払 ま で の 処 理 日 程 は 下 記( 1 )及 び( 2 )の と お り で す 。 なお、複数児童(※1)で上限額が0円でない場合や特例介護給付費(※2) の場合は名古屋市へ紙媒体で請求を行う必要があることから処理日程が異な りますのでご注意ください。 ※1 複 数 児 童 と は 、同 一 世 帯 に 複 数 の 障 害 福 祉 サ ー ビ ス を 利 用 す る 障 害 児 が い る 場 合 の こ と を 指 し ま す 。複 数 児 童 で 上 限 額 が 0 円 で な い 方 に つ い て は 上 限 額 管 理 を 行 う 必 要 が あ り ま す が 、こ の 場 合 の 請 求 に つ い て 国 保 連 で 対 応 が さ れ て い ないため名古屋市へ請求を行うこととなります。 ※ 2 特 例 介 護 給 付 費 と は 、介 護 者 の 死 亡・疾 病 な ど の 緊 急 や む を 得 な い 事 由 に よ り 支 給 決 定 前 に サ ー ビ ス の 利 用 が 必 要 で あ る と 区 が 認 め た 場 合 に 、支 給 決 定 前 に利用したサービスに対し支給決定の範囲内で給付を行うものです。 - 42 - (1)電子請求分の処理日程 事業者 サービス 提 供 月 国保連 名古屋市 サービス提供 請求の受付 ・ 点 検 10 日 ま で に 請 求 請 求 月 請求の審査 ( 20 日 頃 ) (サービス提供 月の翌月) 支払の確定 支払決定額の通知・返 戻通知の送付(上旬) 支 払 月 (請求月の翌月) 支 払 ( 20 日 (2)紙請求分の処理日程 事業者 サービス 提 供 月 請 求 月 名古屋市 サービス提供 15 日 * ま で に 請 求 請求の受付 (サービス提供 月の翌月) 点 検 ・ 支払の確定 支 払 月 (請求月の翌月) 支 払( 月 末 ) * 15 日 が 土 日 祝 日 の 場 合 は 直 前 の 開 庁 日 。 - 43 - 3 請求 (1)請求に必要な提出物・請求先 ア 障害福祉サービスの場合(上限額が0円の複数児童を含む) 「 請 求 書 」、「 明 細 書 」、「 サ ー ビ ス 提 供 実 績 記 録 票 ( 以 下 『 実 績 記 録 票 』 と い い ま す )」の 3 点 の 書 類 が 必 要 と な っ て き ま す 。こ れ ら の 書 類 を 、国 保 連へ電子媒体(データ)として送信することとなります。 なお、上限額管理を行った場合はこれらの書類に追加して「利用者負担 上限額管理結果票」が必要となります。上限額管理については(2)を参 照してください。 ※ 契約内容報告書について 国 保 連 へ 請 求 を 行 う 場 合 は 、請 求 情 報 作 成 の 際 に 契 約 内 容 の 情 報 が 明 細 書 に 取 り 込 ま れ る た め 、契 約 内 容 報 告 書 を 名 古 屋 市 へ 紙 媒 体 で 提 出 す る こ と は 不要です。 電子媒体 (データ) として送信 請求書 国保連合会 情 報 明細書 情 報 イ 実績 記録票 電 子 請 求 受 付 システム 情 報 複数児童の場合(上限額が0円でないもの) 紙 媒 体(「 請 求 書 」、 「 明 細 書 」、 「 実 績 記 録 票 の 写 し 」)お よ び 電 子 媒 体(「 請 求 書 デ ー タ 」、 「 明 細 書 デ ー タ 」、 「 実 績 記 録 票 デ ー タ 」)を 名 古 屋 市 へ 提 出 し ます。データはフロッピーディスク又はCD-Rに入れて提出します。C D-Rの場合、返却できませんので、ご承知置きください。 さ ら に こ の 場 合 は 「 利 用 者 負 担 上 限 額 管 理 結 果 票 ( 複 数 児 童 用 )」 の 提 出も必要となります。上限額管理については(2)を参照してください。 なお、新規契約、契約内容の変更、契約終了時には「契約内容報告書」 の提出が必要となります(紙媒体と電子媒体ともに必要で、データはフロ ッ ピ ー デ ィ ス ク 又 は C D - R に 入 れ て 提 出 )。 提 出 先 は 名 古 屋 市 で す 。 ウ 特例介護給付費の場合 紙 媒 体(「 請 求 書 」、 「 明 細 書 」、 「 実 績 記 録 票 の 写 し 」)お よ び 電 子 媒 体(「 請 求 書 デ ー タ 」、 「 明 細 書 デ ー タ 」、 「 実 績 記 録 票 デ ー タ 」)を 名 古 屋 市 へ 提 出 し ます。データはフロッピーディスク又はCD-Rに入れて提出します。 さ ら に こ の 場 合 は 「 特 例 介 護 給 付 費 代 理 受 領 委 任 状 ( 正 ・ 副 )」 の 提 出 - 44 - が 必 要 と な っ て き ま す 。こ れ は 区 役 所・保 健 所 か ら 利 用 者 へ 交 付 さ れ る 書 類となり、正と副の両方を作成します。 なお、上限額管理を行った場合はこれらの書類に追加して「利用者負担 上 限 額 管 理 結 果 票 」の 提 出 も 必 要 と な り ま す 。上 限 額 管 理 に つ い て は( 2 ) を参照してください。 エ 計画相談支援の場合 「計画相談支援給付費請求書」を、国保連へ電子媒体(データ)として 送信します。 この場合、明細書や実績記録票の情報は国保連へ送信しません。 なお、上限額管理を行った場合はこれらの書類に追加して「利用者負 担 上 限 額 管 理 結 果 票 」の 提 出 も 必 要 と な っ て き ま す 。上 限 額 管 理 に つ い て は(2)を参照してください。 オ 地域相談支援*の場合 「 請 求 書 」、「 明 細 書 」、「 実 績 記 録 票 」 の 3 点 の 書 類 が 必 要 と な っ て き ま す。これらの書類を、国保連へ電子媒体(データ)として送信することと なります。 * 地 域 相 談 支 援 と は 、「 地 域 移 行 支 援 」 と 「 地 域 定 着 支 援 」 を ま と め て い う と き の名称です。 請求先が名古屋市の場合(上記イ、ウの場合)は、初回の請求の際に「口 座 振 替 申 込 書 」を 提 出 し て い た だ く 必 要 が あ り ま す 。な お 、 “請求書の代表者 名”と“口座振替申込書の名義人”が異なる場合には「委任状」の提出も必 要となります。 「 口 座 振 替 申 込 書 」及 び「 委 任 状 」の 帳 票 は ウ ェ ル ネ ッ ト な ご や か ら ダ ウ ン ロ ー ド で き ま す 。な お 、 「 口 座 振 替 申 込 書 」や「 委 任 状 」の 内 容 に変更があった場合は、再度提出していただく必要があります。 【障害福祉サービスとは】 こ こ ま で の 説 明 に お い て「 障 害 福 祉 サ ー ビ ス 」と い う 言 葉 が 出 て き ま し た が 、 これは各種のサービスをまとめて言うときの名称となり、具体的には下記のよ うになります。 障害福祉サービスには大きく分けて「介護給付」と「訓練等給付」がありま す。 障害福祉サービス 介護給付 居宅介護、重度訪問介護、同行援護、行動援護、 療養介護、生活介護、短期入所、重度障害者等包括支援、 共同生活介護、施設入所支援 訓練等給付 自 立 訓 練 ( 機 能 訓 練 ・ 生 活 訓 練 )、 就 労 移 行 支 援 、 就 労 継 続 支 援 ( A 型 ・ B 型 )、 共 同 生 活 援 助 - 45 - (2)上限額管理 受給者証の“利用者負担上限額管理対象者該当の有無”欄の右に「非該 当」と記載されている方の請求にあたっては、この項目の内容は関係がな く「利用者負担上限額管理結果票」の提出も不要となります。 障害福祉サービスに係る利用者負担額は、利用者の負担能力等に応じて政 令に基づき市町村により決定されますが、一月の障害福祉サービスの利用量 が少なく、サービス利用料の1割に相当する額が市町村の決定した利用者負 担額を下回る場合は当該1割に相当する額が当該月の利用者負担額となりま す 。( 受 給 者 証 に は 利 用 者 負 担 額 は 「 負 担 上 限 月 額 」 と 表 記 さ れ ま す ) これに伴い、利用者の利用する障害福祉サービスに係る利用料の1割相当 額が負担上限月額を超えることが予想される者が複数の事業所を利用した場 合については利用者負担の上限額の管理が必要となります。 管理の方法としては、利用者が利用している事業所の中の1事業所が「上 限額管理事業所」となり、他の事業所での利用者負担の状況を管理し、請求 と合わせて国保連へその内容を報告するというものです。 上限額管理の詳細につきましては、 「第3 上 限 額 管 理 」を 参 照 し て い た だ く よ う お 願 い し ま す ( 複 数 児 童 の 上 限 額 管 理 に つ い て も 掲 載 が あ り ま す )。 <上限額管理事務の全体像※上限額管理結果が2又は3の場合> 上限額管理事業所 毎 月 10日 まで (他 請 求 情 報 と あわせて) 国保連合会 ③上 限 額 管 理 結 果 票 情 報 毎 月 3日 まで ②上 限 額 管 理 結 果 票 ①利 用 者 負 担 額 表 毎 月 6日 まで その他 事 業 者 は、管 理結果票情 報を国 保 連 へ送 付 不 要 関 係 事 業 - 46 - 電子請求受付システム (3)請求情報の作成・送信 ア 電子請求の場合 電子媒体の請求情報を作成し、その情報を国保連へ送信する必要があり ます。これは上述の「3(1)ア、エ、オ」の場合となります。 請求情報の作成・送信方法は以下の3通りあります。 (ア) 簡易入力システムで請求情報を作成して国保連へ送信する (イ) 名 古 屋 市 事 業 者 シ ス テ ム ※ で 請 求 情 報 を 作 成 し て 、簡 易 入 力 シ ス テ ム に請求情報を取込み、国保連へ送信する (ウ) 市 販 ソ フ ト で 請 求 情 報 を 作 成 し て 、簡 易 入 力 シ ス テ ム に 請 求 情 報 を 取 込み、国保連へ送信する 名 称 簡易入力システム 概 要 国保連が提供している無償ソフトです。 名古屋市が提供している無償ソフトです。 使 用 に あ た っ て は 、 ア ク セ ス ( Microsoft 名古屋市事業者システム※ Access) が 必 要 で す 。 請求ソフトを開発している会社が提供し ているものです。 市販ソフト 購入費用等がかかります。 ※名古屋市事業者システムは、障害福祉サービスの国保連請求に係る請求デ ー タ 作 成 機 能 の 提 供 を 平 成 26 年 3 月 提 供 分 を も っ て 終 了 さ せ て い た だ き ま す 。平 成 26 年 4 月 提 供 分 以 降 の 請 求 に つ い て は 、国 保 連 の 簡 易 入 力 シ ス テ ム等他の請求システムへ変更していただきますようお願いいたします。な お、移動支援・地域活動支援については、引き続きご利用いただけます。 ※ 名 古 屋 市 事 業 者 シ ス テ ム に つ き ま し て は 、「 第 4 その他」をご参照くだ さい。 <請求情報の作成・送信の流れ> 名古屋市 事 業 者 システム 国保連合会 簡易入力 システム 市 販 ソフト イ 電 子 請 求 受 付 システム 紙請求の場合 紙媒体の請求書類及び電子媒体の請求情報を作成し、それらを名古屋市 - 47 - へ提出する必要があります。これは上述の「3(1)イ、ウ」の場合とな ります。 紙媒体の請求書類及び電子媒体の請求情報のどちらも、名古屋市事業者 システムで作成することとなります。電子媒体の請求情報は、FD又はC D-R(CD-RW及びその他の記録媒体は取扱い不可)に入れて提出し ます。 F D の ラ ベ ル に は 「 事 業 者 番 号 」「 事 業 所 名 」「 サ ー ビ ス 提 供 年 月 」 を 記 入し、CD-Rにはラベル面に直接記入しておきます。 <請求書類の提出> 名古屋市 ・請求書 ・明細書 ・実績記録票の写し (契約内容報告書) FD CD 紙の請求書類と FD(CD-R)が必要です。 【請求書の提出先】 〒460-8508 名古屋市中区三の丸三丁目1番1号 名古屋市健康福祉局 障害福祉部 障害者支援課 認定支払係 TEL 0 5 2 - 9 7 2 - 2 6 0 2 (4)請求期限 ア 電子請求の場合 サービス提供月の翌月10日 * 請求の受付期間は、サービス提供月の翌月1日~10日。 * 国 保 連 へ の 請 求 は イ ン タ ー ネ ッ ト に よ る も の に な り ま す の で 、10 日 が土日祝日でも請求期限が前後することはありません。 イ 紙請求の場合 サービス提供月の翌月15日 * 請求書の受付期間は、サービス提供月の翌月1日~15日。 * 15 日 が 土 日 祝 日 の 場 合 は そ の 直 前 の 開 庁 日 が 請 求 期 限 と な り ま す 。 ※ 請求期限については付録にあります「別表」もご参照ください。 4 支払 (1)電子請求分 ア 請求から国保連での点検・市町村審査までの流れ 事業者から国保連へ送信された請求情報は、国保連の支払システムに取 込まれ、都道府県への届出の内容・市町村での支給決定の内容と照らし合 わせて、適切な請求情報かどうかを点検します。 - 48 - その後、国保連で行った点検の結果が名古屋市へ送付され、それに基づ いて市町村審査を行います。市町村審査では、おもに国保連の支払システ ムで点検ができない項目や内容について適切な請求情報かどうかを確認し ます。 市町村審査は毎月20日頃から3日間行っております。 国保連合会 事業者登録 点検 情報等 事業者 名古屋市 請求情報 支給決定 支 払 システムに よる エラーチ ェック イ 【点 検 結 果 】 ・ 正常 ・ 警告 ・ エラー 点検結果について 国保連での点検結果は、 「 正 常 」、 「 警 告 」、 「 エ ラ ー 」の 3 つ に 分 類 さ れ ま す。それぞれの点検結果における審査内容や対応は下記の表を参照してく ださい。 点検結果 審査内容 対 正常 名古屋市で次のような確認を行い、エラ ー相当であれば返戻とする。 ・実 績 と 請 求 明 細 書 の 整 合 性 の 確 認 等 (明細書情報) 「支払い」可能な請求情報とすることは エラー 払 または ・「 警 告 」 内 容 の 確 認 警告 支 応 できない。 (実績記録票・上限結果票情報) 点 検 結 果 が「 正 常 」 「 警 告 」の 場 合 と 同 じ 返 戻 すべて 返 支 戻 払 または 返 戻 返戻とは“請求の差し戻し”のことです。返戻は明細書情報ごとでの取 扱いとなります。1件の明細書が返戻になったとしても、請求額全額が不 払いになることはありません。返戻になった明細書情報にある金額は不払 いとなります。 - 49 - 市町村審査では、おもに「警告」となっている明細書情報について支払 か返戻かを判断します。 <参 考>点検結果がエラーとなるケース 一部ではありますが、下記のような場合がエラーとなります。 ・ ・ ・ ・ ウ 受給者証番号、事業者番号の誤り すでに同一の請求情報が国保連に存在している 支給決定されていないサービスにかかる請求 上限管理結果後利用者負担額が管理票と明細書で不一致 等 市町村審査から支払までの流れ 市町村審査後、支払または返戻となった請求情報(審査結果情報)は名 古屋市から国保連へ送付されます。その後、国保連では支払額の確定を行 います。 請 求 し た 月 の 翌 月 上 旬 に 各 事 業 者 へ「 支 払 決 定 額 の 通 知( 返 戻 通 知 )」が 届き、20日頃に支払いが行われます。 返戻になった請求情報は再請求を行うことができます。これについては 「 5 ( 1 )」 に 説 明 が あ り ま す 。 ※ 支払日については付録にあります「別表」もご参照ください。 名古屋市 国 保 連 事 業 者 支払決定額 審査結果 の通 知 (返 戻 情報 通 知 )・支 払 エ 支払後 支払いを受けた後には、利用者に対して、支払いを受けた額を通知しま す ( 代 理 受 領 額 通 知 書 の 発 行 )。 代理受領額通知書 ○□△円 事業者 (◇月提供分) 発 行 (2)紙請求分 ア 請求から名古屋市での点検・支払額の確定までの流れ 事業者から名古屋市へ提出された請求書類は、市町村への届出の内容や 支給決定の内容と照らし合わせて、適切な請求内容かどうかを点検し、支 払額を確定します。 - 50 - この点検は毎月上旬頃に行っております。適切でない請求内容はこの点 検の時点で各事業者に確認を取った上で適切なものにするため、基本的に は、紙請求分については返戻といった取扱いはありません。 イ 支払 請求した月の翌月末日に支払が行われます。末日が土日祝日の場合はそ の直前の開庁日が支払日となります。 ※ ウ 支払日については付録にあります「別表」もご参照ください。 支払後 支払いを受けた後には、利用者に対して、支払いを受けた額を通知しま す ( 代 理 受 領 額 通 知 書 の 発 行 )。 代理受領額通知書 ○□△円 事業者 (◇月提供分) 発 行 電子請求分の支払日・・・請求した月の翌月20日頃 紙請求分の支払日 ・・・請求した月の翌月末日 5 返戻と過誤調整 (1)返戻 請求が返戻になった場合、請求内容を修正して再請求を行うことができま す。再請求は通常の請求を行う場合と同様に、請求情報を国保連へ送信して ください。 再請求の請求期限は通常の請求と同様、毎月10日となります。 事業者 ①返 戻 通 知 国保連合会 ②再 請 求 請求期間である 1 日 ~ 10 日 ま で に 行 う 。 - 51 - 電 子 請 求 受 付 システム (2)過誤調整 ア 過誤調整とは 支払とされた請求について実際のサービス提供内容と請求内容が異なっ ていたなどの過誤があった場合に、すでに行った請求を取り下げて、修正 した内容で再請求を行うことです。場合によっては、すでに行った請求全 体が誤ったのものであったなど、再請求をせずに請求を取り下げるだけの こともあります。 【電子請求における取下げとは】 “取下げ”とは、すでに支払となった請求内容をなかったものとすることで す。取下げは明細書情報ごとで行います。具体的には、取下げを行うと、取下 げた明細書情報にある金額が、取下げを行った月の翌月の支払額から差し引か れ る こ と に な り ま す ( マ イ ナ ス の 額 の 請 求 )。 取下げた後に再請求を行うと、再請求分の支払が、再請求を行った月の翌月 の 支 払 額 に 合 わ せ て 支 払 わ れ る こ と に な り ま す ( プ ラ ス の 額 の 請 求 )。 こ の た め 、同 月 に 取 下 げ を し て 再 請 求 を 行 う と 、 「 取 り 下 げ た 請 求 額 」と「 再 請求額」との差額が、再請求を行った月の翌月の支払額の中で処理されること になります。 これらの取下げと再請求は毎月10日までに行う必要があります。 取下げの依頼は名古屋市へ、再請求は国保連へ行います。 イ 取 下 げ (- ) すでに支払われた額を差し引く 再 請 求 (+ ) 返戻とならなければ、修正した内 容での請求額が支払われる (名古屋市へ依頼) (国保連へ請求) 過誤調整の流れ (ア) 電 子 請 求 の 場 合 (「 取 下 げ 」 と 「 再 請 求 」 を 同 じ タ イ ミ ン グ で 行 っ た 場合) 名古屋市 事業者 ①過 誤 申 立 て依 頼 (10日 まで) ①過 誤 申 立 て ②再 請 求 (過 誤 申 立 て依 頼 を行 った月 の10日 まで) ③過 誤 決 定 通 知 書 の送 付 ④差 額 の処 理 - 52 - 国保連 ① 過誤申立て依頼(取下げ) 過 誤 申 立 て と は 、支 払 と さ れ た 請 求 を 取 り 下 げ る こ と を 意 味 し ま す 。 過 誤 申 立 て 依 頼 を 行 う 場 合 は 、事 業 者 か ら 名 古 屋 市 に 対 し て 過 誤 申 立 て依頼を行います。 「過誤申立て(取下げ)依頼書」に必要事項を記入し、名古屋市へ 提 出 す る こ と で 依 頼 を 行 い ま す 。「 過 誤 申 立 て ( 取 下 げ ) 依 頼 書 」 の 様式はウェルネットなごやに掲載されております。 毎月10日までに行われた過誤申立(取下げ)依頼書の内容に基づ き、名古屋市が国保連へ過誤申し立てを行います。11日以降の分に ついては、翌月の処理となります。 ② 再請求 事業者から国保連へ再請求を行います。 こ れ は 、① で 過 誤 申 立 て 依 頼 を 行 っ た 月 の 1 日 ~ 1 0 日 ま で に 行 い ます。 ③ 過誤決定通知書の送付 再 請 求 を 行 っ た 月 の 翌 月 上 旬 に 、国 保 連 か ら「 過 誤 決 定 通 知 書 」が 事業者へ送付されます。 こ の 通 知 書 に は 、① に お い て 名 古 屋 市 へ 提 出 し た「 過 誤 申 立 て( 取 下 げ )依 頼 書 」で 取 下 げ た 請 求 額 が 記 載 さ れ て お り 、こ の 通 知 書 に よ っ て 、過 誤 決 定 さ れ た 額( つ ま り ④ で 差 し 引 か れ る 額 )を 確 認 し ま す 。 ④ 差額の処理 再請求を行った月の翌月20日頃の支払において、 「取り下げた請求 額」が差し引かれると同時に「再請求額」が支払われるため、両方の 差額が支払額の中で処理されることになります。 【 再 請 求 時 の 上 限 額 管 理 票 の 処 理 に つ い て ( 電 子 請 求 )】 過 誤 申 立 て( 取 下 げ )や 返 戻 の 場 合 で は 、自 ら の 事 業 所 に お い て「 明 細 書 情 報 」 と 「 実 績 記 録 票 情 報 」 の 取 り 下 げ が で き ま す が 、「 利 用 者 負 担 上 限 額 管 理 結 果 票 情 報 」は 上 限 額 管 理 事 業 所 に よ る 修 正 が 必 要 と なってきます。 上 限 額 管 理 事 業 所 以 外 の 事 業 所 は 再 請 求 を 行 う 際 に 、上 限 額 管 理 事 業所に「利用者負担上限額管理結果票情報」の修正依頼をします。 こ れ を 受 け て 上 限 額 管 理 事 業 所 は 、「 利 用 者 負 担 上 限 額 管 理 結 果 票 情報」を修正します。その後、上限額管理事業所は6日までに上限額 管理事業所以外の事業所に利用者負担上限額管理結果票の写しを送 付 し 、こ れ に よ り 上 限 額 管 理 事 業 所 以 外 の 事 業 所 が 明 細 書 情 報 を 修 正 し再請求を行います。 - 53 - 上 限 額 管 理 事 業 所 は 1 0 日 ま で に 、 修 正 し た「 利 用 者 負 担 上 限 額 管 理結果票情報」を国保連へ送信します。 上限額管理事業所 ②上 限 額 管 理 票 の修 正 処 理 ①上 限 額 管 理 票 の修 正 依 頼 をする。 国保連合会 ③再 請 求 (イ) 電子請求受付システム 紙請求の場合 下記の図を参考にして説明を行います。 名古屋市 事業者 ①過 誤 調 整 の書 類 を提 出 ②差 額 の処 理 ① 過誤調整の書類を提出 事業者から名古屋市に対して“過誤調整の書類”を提出します。 こ れ は 毎 月 1 5 日 ま で に 提 出 す る 必 要 が あ り ま す 。1 5 日 が 土 日 祝 日の場合はその直前の開庁日となります。 “ 過 誤 調 整 の 書 類 ” と は 、「 差 額 の 金 額 を 記 し た 請 求 書 」、「 修 正 し た 明 細 書 と 実 績 記 録 票 」、「 前 回 提 出 し た 明 細 書 と 実 績 記 録 票 の 写 し ( 赤 字 で 見 え 消 し 修 正 し た も の )」 の 3 点 と な り ま す 。 上 限 額 管 理 を 行 っ て い る 場 合 は「 修 正 し た 利 用 者 負 担 上 限 額 管 理 結 果 票 」と「 前 回 提 出 し た 利 用 者 負 担 上 限 額 管 理 結 果 票( 赤 字 で 見 え 消 し 修 正 し た も の )」 も 提 出 し ま す 。 過誤調整の書類の作成方法はウェルネットなごやに掲載されてい る 「 過 誤 調 整 の 請 求 方 法 ( 名 古 屋 市 紙 請 求 )」 を ご 参 照 く だ さ い 。 ※ 過誤調整の書類を提出することで、電子請求で言うところの 「 取 下 げ 」と「 再 請 求 」を 同 時 に 行 っ て い る こ と に な り ま す 。な お、紙請求の場合の過誤調整では電子媒体の提出は不要です。 ② 差額の処理 過誤調整の書類を提出した月の翌月末日の支払において、通常の紙 - 54 - 請求にかかる支払額の中で差額の処理が行われます。末日が土日祝日 の場合はその直前の開庁日となります。 ただし、毎月の支払額が20万円で差額がマイナス30万円の場合 など、毎月の支払額の中で差額が処理できない場合については、名古 屋市から納付書を送付し、これによって支払を行っていただくことが ありますので、ご了承ください。 例えば・・・ 7月15日までに過誤調整の書類の提出を行った場合には8月末 日の支払額において、差額の処理が行われます。 - 55 - 第2 移動支援・地域活動支援の請求について 1 請求事務の全体像 (1)はじめに 移動支援及び地域活動支援の請求は、名古屋市に対して紙請求を行うこと になります。 請求先は国保連ではありませんのでご注意ください。 (2)請求事務の流れ(概要) 受給者証を確認し利用者と契約を結んだ後、サービス提供を行い、サービ ス提供の翌月に請求を行い、請求した翌月に支払いが行われます。 <紙請求の場合の流れ> 事業者から名古屋市へ請求書類を提出し、その後名古屋市で請求内容の点 検を行い、名古屋市から事業者へ支払が行われます。 名古屋市 事業者 ①請求 ③支払 ②点検 2 サービス提供から支払までの処理日程 障害福祉サービスにおける紙請求の場合と同様となります(第1の2(2) を 参 照 )。 3 契約・サービス提供 障 害 福 祉 サ ー ビ ス と 同 様 と な り ま す ( 第 1 の 2 を 参 照 )。 ただし、参照となる基準は「名古屋市移動支援・地域活動支援にかかる事業 の人員、設備及び運営に関する基準」となります。 なお、事業者記入欄について、移動支援及び地域活動支援の場合は横長の厚 紙に記入欄が設けられています。 4 請求 (1)請求に必要な提出物・請求先 紙 媒 体 お よ び 電 子 媒 体 ( フ ロ ッ ピ ー デ ィ ス ク 又 は C D - R ) で 「 請 求 書 」、 「 明 細 書 」、「 実 績 記 録 票 の 写 し 」 を 名 古 屋 市 へ 提 出 し ま す 。 なお、上限額管理を行った場合はこれらの書類に追加して「利用者負担額 管理表の写し」の提出も必要となってきます。上限額管理については(2) - 56 - を参照してください。 新規契約、契約内容の変更、契約終了時には「契約内容報告書」の提出が 必要となります(紙媒体と電子媒体ともに必要で、データはフロッピーディ ス ク 又 は C D - R に 入 れ て 提 出 )。 初 回 の 請 求 の 際 に「 口 座 振 替 申 込 書 」を 提 出 し て い た だ く 必 要 が あ り ま す 。 な お 、“ 請 求 書 の 代 表 者 名 ” と “ 口 座 振 替 申 込 書 の 名 義 人 ” が 異 な る 場 合 に は「 委 任 状 」の 提 出 も 必 要 と な り ま す 。 「 口 座 振 替 申 込 書 」及 び「 委 任 状 」の 帳 票 は ウ ェ ル ネ ッ ト な ご や か ら ダ ウ ン ロ ー ド で き ま す 。な お 、 「口 座 振 替 申 込 書 」や「 委 任 状 」の 内 容 が 変 更 し た と き も 、そ れ ら を 再 提 出 し てください。 (2)上限額管理 負担上限月額が「0円」の方の請求にあたっては、この項目の内容は 関係がなく「利用者負担額管理表の写し」の提出も不要となります。 移動支援及び地域活動支援に係る利用者負担額には、利用者の負担能力等 に応じた負担上限月額として決定されており、利用者はその負担上限月額を 超えて利用者負担額を支払う必要がありません。 これに伴い、負担上限月額が0円でない者については、一つの事業者のみ の利用でも利用者負担の上限額の管理が必要となります。 管理の方法としては、サービスを利用するたびに“利用者負担額”とその “累計額”を、利用者が持っている「利用者負担額管理表」に事業者が記入 していき、負担上限月額に達するまで上限額を徴収するというものです。 上限額管理の詳細につきましては、 「第3 上 限 額 管 理 」を 参 照 し て く だ さ い。 (3)請求書類の作成・提出 障 害 福 祉 サ ー ビ ス に お け る 紙 請 求 の 場 合 と 同 様 と な り ま す( 第 1 の 3( 3 ) イ を 参 照 )。 (4)請求期限 障 害 福 祉 サ ー ビ ス に お け る 紙 請 求 の 場 合 と 同 様 と な り ま す( 第 1 の 3( 3 ) イ を 参 照 )。 5 支払 障害福祉サービスにおける紙請求の場合と同様となります(第1の4(2) を 参 照 )。 - 57 - 6 過誤調整 (1)過誤調整とは 支払とされた請求について実際のサービス提供内容と請求内容が異なって いたなどの過誤があった場合に、請求内容を修正し、修正前と修正後の請求 額の差額を請求することです。 (2)過誤調整の流れ 障 害 福 祉 サ ー ビ ス に お け る 紙 請 求 の 場 合 と 同 様 と な り ま す( 第 1 の 5( 2 ) を 参 照 )。 - 58 - 第3 上限額管理 1 はじめに 障害福祉サービス、移動支援及び地域活動支援では、利用者の負担する費用 につき上限額が設けられています。これは利用者の負担能力に応じて負担を求 めるためのものです。 利用者はこの上限額を超えて利用者負担額を支払う必要がありません。 これに伴い、利用者負担額が負担上限月額を超えることが予想される者が複 数の障害福祉サービス事業所等を利用した場合については利用者負担額の上 限額管理が必要となります。 以下では、障害福祉サービス、移動支援及び地域活動支援における上限額管 理について説明を行います。 9 ,3 0 0 円 ま で しか払う必要が ないのに・・・ 受給者証 上限額 9,300円 ○○事業所 □□事業所 利用者負担額を 利用者負担額を 5,000円徴収 7,000円徴収 上図では、利用者は本来であれば受給者証に記載されている9,3 00円までしか利用者負担額を支払う必要がないのにもかかわらず、 ○○事業所が5,000円、□□事業所が7,000円を徴収してい ることから、合計12,000円の利用者負担額を事業所へ支払って いることになります。 このような事態を防ぎ、利用者が上限額を超えて利用者負担額を支 払うことがないようにするのが上限額管理の目的となります。 具体的には事業所間で調整を行うことで上限額の管理を行っていき ます。 なお、根拠法令等が異なるサービス間(障害福祉サービス、障害児 通 所 支 援 、移 動 支 援 及 び 地 域 活 動 支 援 )で の 上 限 額 管 理 は 行 い ま せ ん 。 - 59 - 2 障害福祉サービスの場合 上限額管理を行う事業所を決めたうえで、上限額管理事業所が中心と なって上限額管理をしていくことになります。 (1)上限額管理事業所の決定 ア 上限額管理事業所となる順序 負 担 上 限 額 の 管 理 を 行 う 事 業 所( 以 下「 上 限 額 管 理 事 業 所 」と い い ま す 。) と な る の は 、提 供 さ れ る サ ー ビ ス 量( 標 準 的 な 報 酬 の 多 寡 )、生 活 面 を 含 め た 利 用 者 と の 関 係 性( 利 用 者 負 担 を 徴 収 す る 便 宜 )、サ ー ビ ス 管 理 責 任 者 の 配 置 の 有 無 や 事 務 処 理 体 制 等 を 総 合 的 に 勘 案 し 、以 下 の (ア)か ら (カ)の 順 序 と し ま す 。(ア)の 居 住 系 サ ー ビ ス 利 用 者 に つ い て は 、事 業 者 間 の 調 整 に よ る こ となく必ず該当事業所が上限管理をすることとなります。 (ア) 居住系サービス利用者 指定療養介護事業所、指定共同生活介護事業所(体験利用の場合を除 く )、指 定 障 害 者 支 援 施 設 、指 定 自 立 訓 練( 生 活 訓 練 )事 業 所( 指 定 宿 泊 型自立訓練を受ける者、継続的短期滞在型利用者及び精神障害者退院支 援 施 設 利 用 者 に 限 る 。)、 指 定 就 労 移 行 支 援 事 業 所 ( 精 神 障 害 者 退 院 支 援 施 設 利 用 者 に 限 る 。)又 は 指 定 共 同 生 活 援 助 事 業 所( 体 験 利 用 の 場 合 を 除 く)が上限額管理を行います。 (イ) 計画相談支援給付費支給対象者のうち継続サービス利用支援におけ る モ ニ タ リ ン グ 期 間 が「 毎 月 ご と 」で あ る 者( (ア)に 該 当 す る 者 を 除 く ) 指定特定相談支援事業所(計画相談支援を実施する事業所)が上限 額管理を行います。ただし、毎月のモニタリングが3カ月などの短い 期間に限定されている場合は除きます。 な お 、 (イ)に 該 当 す る 者 以 外 の 者 に つ い て は 、 指 定 特 定 相 談 支 援 事 業 所は上限額管理を行わないこととなります。 (ウ) 日 中 活 動 系 サ ー ビ ス 利 用 者 ( (ア)、 (イ)に 該 当 す る 者 を 除 く ) 指定生活介護事業所、指定自立訓練(機能訓練)事業所、指定自立 訓練(生活訓練)事業所、指定就労移行支援事業所、指定就労継続支 援A型事業所又は指定就労継続支援B型事業所が上限額管理を行いま す。 この区分において上限額管理の対象となる利用者にサービスを提供 する事業所が複数存在する場合は、原則として契約日数の多い事業所 が上限額管理を行います。 - 60 - (エ) 訪 問 系 サ ー ビ ス 利 用 者 ( (ア)~ (ウ)に 該 当 す る 者 を 除 く ) 指 定 居 宅 介 護 事 業 所 、指 定 重 度 訪 問 介 護 事 業 所 、指 定 同 行 援 護 事 業 所 、 指定行動援護事業所又は指定重度障害者等包括支援事業所が上限額管 理 を 行 い ま す 。当 該 区 分 に お い て 当 該 上 限 額 管 理 対 象 者 に サ ー ビ ス を 提 供 す る 事 業 所 が 複 数 存 在 す る 場 合 は 、以 下 の 優 先 順 位 で 上 限 額 管 理 事 業 所 と な る も の と し ま す が 、最 も 高 い 順 位 に 複 数 の 事 業 所 が 存 在 す る 場 合 は、原則として契約時間数が多い事業所が上限額管理を行います。 a 対象者に同一事業所番号で複数の訪問系サービスを提供する指定 事業所 (オ) b c 指定重度訪問介護事業所 指定居宅介護事業所 d 指定同行援護事業所 e 指定行動援護事業所 短 期 入 所 サ ー ビ ス 利 用 者 ( (ア)~ (エ)に 該 当 す る 者 を 除 く ) 短 期 入 所 サ ー ビ ス の み の 利 用 者 で 、上 限 額 管 理 が 必 要 な と き は 、当 該 月において利用者に対して最後に指定短期入所サービスを提供した事 業所が上限額管理を行います。 (カ) 共同生活介護・共同生活援助サービスの体験利用者 複 数 の 共 同 生 活 介 護 事 業 所( 共 同 生 活 援 助 事 業 所 )を 体 験 利 用 し て い る場合にあっては、当該月において、利用者に対して原則として最後 に指定共同生活介護サービス(指定共同生活援助サービス)を提供し た事業所が上限額管理を行います。 【注意点】 基準該当事業所は運用により上限管理を行った場合でも、上限額管理加 算を算定することはできません。 また、一般相談支援事業所(地域相談支援を実施する事業所)は、上限 額管理を行うことはありません。これは、地域相談支援のみの利用者につ いては、利用者負担がなく上限額管理の必要がないためです。 【上限額管理事業所の順番について】 ○ 居住系サービスを利用している場合 ⇒ ○ 居住系サービスの事業所が上限額管理を行います。 居住系サービスを利用していない場合 ⇒ 原則、上限額管理事業所を決める順番に沿って上限額管理事業所 を決めます。 ただし、優先度が下位の事業所においても、毎月の利用が見込ま れ る 場 合 に つ い て は 、事 業 所 間 の 調 整 に よ り 上 限 額 管 理 を 行 う こ と も可能となります。 - 61 - イ 障害福祉サービス受給者証による確認 上限額管理事業所の登録の有無は、障害福祉サービス受給者証(Ⅱ)の 第三面にある「利用者負担上限額管理対象者該当の有無」の欄を確認しま す。 また、 「 利 用 者 負 担 上 限 額 管 理 対 象 者 該 当 の 有 無 」欄 に は 、介 護 給 付 費 ・ 訓練等給付費の支給量から、利用者負担上限月額を超過する可能性がある 方 に つ い て は「 該 当 」、超 過 す る 可 能 性 が な い 方 に つ い て は「 非 該 当 」と 記 載してあります。 利用者負担上限額管理対象者該当の有無 該当 利用者負担額上限額管理事業所名 開始年月日 ウ 平成 年 月 日 上限額管理事業所を定める場合について 「該当」と記載されている利用者が、事業所番号の異なる複数の障害福 祉サービス事業所とサービス利用契約を結んだ場合に、上限額管理事業所 を定める必要があります。 「該当」と表示されていても、単一(事業所番号が同一)の事業所とし か契約を結んでいない場合は、上限額管理事業所を定める必要はありませ んが、後日、複数の事業所と契約を結んだ場合は、その時点で上限額管理 事業所を定める必要があります。 なお、負担上限額が0円の場合には、複数事業所によるサービスを受け ていても上限額管理は不要となります。 「非該当」と記載されている場合には、基本的に上限額管理事業所を定 める必要はありません。 【ポイント】 ● 上限額管理が必要となる場合は、負担上限額が0円ではない方で、 複 数 の 障 害 福 祉 サ ー ビ ス 事 業 所( 相 談 支 援 事 業 所 は 数 え ま せ ん )を 利 用している場合となります。 例 )・ 1 つ の 居 宅 介 護 事 業 所 と 特 定 相 談 支 援 事 業 所 を 利 用 ⇒ 上 限 額 管 理 の 必 要 は あ り ま せ ん( 1 つ の 障 害 福 祉 サ ー ビ ス 事 業 所 し か 利 用 し て い な い た め )。 ・1つの居宅介護事業所と1つの生活介護事業所と特定相談支援 事業所を利用 ⇒ 上 限 額 管 理 が 必 要 と な り ま す( 2 つ の 障 害 福 祉 サ ー ビ ス 事 業 所 を 利 用 し て い る た め )。 - 62 - (2)上限額管理事業所の登録手続き ア 利用者に確認の上、上限額管理を行う事業所が「利用者負担上限額管理 事 務 依 頼( 変 更 )届 出 書 」 ( 下 図 参 照 )を 、障 害 福 祉 サ ー ビ ス 受 給 者 証 と と もに区役所(支所)又は保健所に提出してください。 イ 区役所(支所)又は保健所で、受給者証に上限額管理事業所名を記載し ま す の で 、手 続 き 後 、障 害 福 祉 サ ー ビ ス 受 給 者 証 を 本 人 へ お 返 し く だ さ い 。 ウ 事業者記入欄(別冊)に記載されているその他の契約事業者に、上限額 管理事業所になった旨をご連絡ください(この連絡を行っていただかない と 、 正 し く 上 限 額 管 理 事 務 を 行 う こ と が で き ま せ ん )。 <利用者負担上限額管理事務依頼(変更)届出書> 利用者負担上限額管理事務依頼(変更)届出書 支給決定障害者等氏名 受給者証番号 フリガナ 生年月日 明・大・昭 年 月 日 利用者負担上限額管理を依頼(変更)した事業者 上記の者より、平成 年 月 日にあった利用者負担上限額管理の依頼の件につきましては、責任を 持って利用者負担の上限額管理事務を行うことを承諾します。 上限額管理事業所所在地及び連絡先 上限額管理事業者及びその事業所の名称 事業所番号 印 事業所を変更する場合の事由等 変更年月日 平成 年 月 日 ※事業所を変更する場合は必ず記入してください。 変更前の事業所への連絡(□済 □ 未) (提出先) 様 上記の指定サービス事業所に利用者負担の上限額管理を依頼することを届出します。 また、利用者負担の上限額管理のために、私にサービスを提供した事業所が上記届出事業所にサー ビス利用状況等を情報提供することに同意します。 平成 年 月 日 住 所 電話 ( ) 氏 名 市町村 確認欄 1 この届出書は、利用者負担の上限額管理を依頼する事業所が決まり次第、受給者証を添えて、所管の区役所又は保健所へ提出して ください。 2 利用者負担の上限額管理を依頼する事業所を変更するときは、変更年月日を記入のうえ、所管の区役所又は保健所へ提出してくだ さい。 3 この届出書の届出がない場合、利用者負担額を一旦全額負担していただくことがあります。 - 63 - (3)上限額管理事務の流れ ア 上限額管理事業所は、当該事業所のみにおいて当該月の利用料の1割相 当額が、負担上限月額に達した場合には、達した時点において関係事業所 * に 対 し 、「 利 用 者 負 担 額 表 」 の 提 出 が 不 要 で あ る 旨 を 通 知 し ま す 。 C事 業 所 B事 業 所 D事 業 所 「利 用 者 負 担 額 表 」の提 出 が 不 要 である旨 を通 知 A事 業 所 (上 限 管 理 事 業 Kさんの 上限額管理票 (ABCD を集 計 ) Kさんの 利用者負担額 * 関係事業所とは、利用者が利用している事業所のうち上限額管理事業 所 以 外 の 事 業 所 を い い ま す( 上 の 表 で は B~ D 事 業 所 の こ と に な り ま す )。 イ アによらない場合(つまり上限額管理事業所のみでは利用料の1割相当 額が負担上限額に達しない場合)には、上限額管理事業所は関係事業所に 対し、 「 利 用 者 負 担 額 表 」の 提 出 を 依 頼 し 、関 係 事 業 所 は 、毎 月 3 日( サ ー ビス提供月の翌月3日)までに、事業所番号単位で利用者負担額を算出し て、障害福祉サービス受給者証に記載された上限額管理事業所に「利用者 負担額表」を提出します。 B事 業 所 C事 業 所 D事 業 所 Kさんの Kさんの Kさんの 利用者負担額 利用者負担額 利用者負担額 A事 業 所 (上 限 管 理 事 業 Kさんの 上限額管理票 (ABCD を集 計 ) Kさんの 利用者負担額 - 64 - <利用者負担額表> 利用者負担額表 平成 年 月 日 ( 提 供 先 ) 指定事業所番号 殿 下記のとおり提供します。 平成 年 月分 市町村番号 事 業 者 住 所 (所在地) 電話番号 主たる事業所 の 名 称 受給者証番号 氏名 総費用額 利用者負担額 No サービス種類番号 サービス名称 1 2 提供サービス 3 4 5 ウ 上限額管理事業所は、 (ア) アによる場合には、 上 限 額 管 理 事 業 所 に つ い て は “ 事 業 所 番 号 ”、“ 主 た る 事 業 所 の 名 称 ”、 “ 総 費 用 額 ”、 “利用者負担額” ( 1 割 相 当 額 )、 “管理結果後の利用者負担 額 ” 及 び“ 管 理 結 果 後 の 介 護 給 付 費 等 ”を す べ て 記 入 し 、関 係 事 業 所 に つ い て は “ 事 業 者 番 号 ”、“ 主 た る 事 業 所 の 名 称 ” 及 び “ 管 理 結 果 後 の 利 用 者 負 担 額( つ ま り 0 円 )”の み を「 利 用 者 負 担 上 限 額 管 理 結 果 票 」に 記 載 す る こ と で 、「 利 用 者 負 担 上 限 額 管 理 結 果 票 」 を 作 成 し ま す 。 (イ) イ に よ る 場 合 に は 、提 出 さ れ た「 利 用 者 負 担 額 表 」に 基 づ き 、上 限 額 管 理 事 業 所 ・ 関 係 事 業 所 と も に “ 事 業 所 番 号 ”、“ 主 た る 事 業 所 の 名 称 ”、 “ 総 費 用 額 ”、 “利用者負担額” ( 1 割 相 当 額 )、 “管理結果後の利用者負担 額 ” 及 び “ 管 理 結 果 後 の 介 護 給 付 費 等 ” を 記 入 し 、「 利 用 者 負 担 上 限 額 - 65 - 管理結果票」を作成します。 こ の 場 合 の 関 係 事 業 所 の 内 容 に つ い て は 、(ア)の よ う に 省 略 し て 記 入 す ることはできません。 エ 上 限 額 管 理 事 業 所 は 、作 成 し た「 利 用 者 負 担 上 限 額 管 理 結 果 票 」の 内 容 について利用者に確認を求め、署名、押印を受けてください。 署名、押印した結果票の原本は上限額管理事業所で保管してください。 <利用者負担上限額管理結果票> 利用者負担上限額管理結果票 平成 年 月 市町村番号 指定事業者番号 管 理 事 業 者 受給者証番号 支給決定障害者等 氏 名 支給決定に係る 事業者及び その事業所 の名称 障害児氏名 利用者負担上限月額 利用者負担上限額管理結果 1 管理事業所で利用者負担額を充当したため、他事業所の利用者負担は発生しない。 2 利用者負担額の合算額が、負担上限月額以下のため、調整事務は行わない。 3 利用者負担額の合算額が、負担上限額を超過するため、下記のとおり調整した。 項番 1 2 3 4 6 7 8 9 5 事業所番号 利 用 主たる 者 事業所の名称 負 担 額 総費用額 集 計 (上限管理報酬含) ・ 調 利用者負担額 整 欄 管 理 結 果 利用者負担額 介護給付費等 項番 事業所番号 利 用 主たる 者 事業所の名称 負 担 額 総費用額 集 計 (上限管理報酬含) ・ 調 利用者負担額 整 欄 管 理 結 果 合計 利用者負担額 介護給付費等 上記内容について確認しました。 平成 年 月 日 支給決定障害者等氏名 オ 印 上限額管理事業所は、毎月6日(サービス提供月の翌月6日)までに関 係事業所に「利用者負担上限額管理結果票」を送付します。 - 66 - B 事業所 A事業所(上限額管理事業所) が原本保管 Kさんの 上限額管理票 (ABCD を集 計 ) C 事業所 D 事業所 印 Kさんの 上 限 額 管 理 票 【写 し】 Kさんの 上 限 額 管 理 票 【写 し】 Kさんの 上 限 額 管 理 票 【写 し】 カ 上限額管理事業所、関係事業所は「利用者負担上限額管理結果票」に基 づき、明細書の調整をします。 キ 上限額管理事業所は、毎月10日(サービス提供月の翌月10日)まで に、請求書・明細書・実績記録票情報とともに「利用者負担上限額管理結 果票情報」を国保連へ送付します。 【利用者負担上限額管理加算について】 複 数 の 障 害 福 祉 サ ー ビ ス 事 業 所 の 間 で 上 限 額 管 理 を 行 っ た 場 合 に 、上 限 額 管理事業所において算定が可能となります。 ◇ 上限額管理事業所のみを利用し、他の事業所の利用がない月 →上限額に達しているか否かにかかわらず、加算は算定できません。 ◇ 上限額管理事業所及び他事業所を利用した月 →上限額に達しているか否かにかかわらず、加算は算定できます。 ◇ 上限額管理事業所の利用がなく、他の事業所のみを利用した場合 →上限額に達しているか否かにかかわらず、加算は算定できます。 - 67 - (4)同一世帯内に複数の障害児がいる場合の取扱い 同一世帯内(同一支給決定者)に複数の障害児がいる場合(複数児童)に は、障害児にかかる負担上限額をそれぞれ負担するのではなく、世帯でその 負担上限額を超えないよう上限額管理を行います。 なお、保護者にも障害がありサービスを受けている場合の利用者負担額は この調整の対象となりません。 例)次のような3人の障害児がいる世帯の場合 受給者証番号 障害児 0000000100 名古屋 一郎 0000000101 名古屋 次郎 0000000102 名古屋 三郎 支給決定者 負担上限月額 名古屋 太郎 9,300円 3人の障害児にかかる利用者負担額の合計の上限が9,300円とな るように上限額管理を行います。 通常の「利用者負担上限額管理結果票」では、一人の利用者について のみの上限額管理しか行えないため、複数児童の上限管理を行う場合に は 、別 に あ る「 複 数 児 童 用 の 上 限 額 管 理 票 」 ( 次 頁 参 照 )を 使 っ て 管 理 を 行います。 ※ 「複数児童用の上限額管理票」はウェルネットなごやからダウン ロードできます。 ア 複数児童世帯の上限額管理事業所 同一世帯に複数児童がいる場合には、障害福祉サービス受給者証(Ⅱ) の第三面「特記事項欄」に“複数児童あり”と表記されています。 なお、上限額管理事業所は原則として居宅介護を提供している以下の事 業所とします。 ◆ 共通する事業所を利用している場合 利 用 している事 業 所 ◆ 児童兄 A、B 児童弟 B、C 上限管理事業所 B 共通する事業所を利用していない場合 利 用 している事 業 所 上限管理事業所 児童兄 A、B 児童弟 C、D 最 も契 約 の多 い事 業 所 - 68 - <利用者負担上限額管理結果票(複数児童用)> <項番の基本ルール> ○児童に関わらず、上限管理事業所を優先して入力する。 ○上限管理事業所内の順位は、総費用額の多い児童順に入力す る。 ○その後は、児童にかかわらず、総費用額の多い事業所順に入 力する。 - 69 - イ 上限額管理事務の流れ 【ケース】 児 童 M さ ん ( A、B、C 事 業 所 を 利 用 ) 児 童 N さ ん ( A、D 事 業 所 を 利 用 ) A が上限額管理事業所 (ア) 各 事 業 所( B、C、D)は 、毎 月 3 日( サ ー ビ ス 提 供 月 の 翌 月 3 日 )ま でに、事業所番号単位で利用者負担額を算出して、上限額管理事業所 A に「 利 用 者 負 担 額 表 」を 提 供 し 、そ れ を 受 け て 上 限 額 管 理 事 業 所 A は「 利 用 者 負 担 上 限 額 管 理 結 果 票 ( 複 数 児 童 用 )」 を 作 成 し て く だ さ い 。 B事業所 Mさんの C事業所 Mさんの D事業所 Nさんの 利用者負担額表 利用者負担額表 利用者負担額表 上限額管理事業所(A事業所) Mさんの 利用者負担額表 MさんとNさんの 上限額管理票 ( ABCD を 集 計 ) Nさんの 利用者負担額表 (イ) 上 限 額 管 理 事 業 所 A は 、児 童 の 保 護 者( 支 給 決 定 対 象 者 )に「 利 用 者 負 担 上 限 額 管 理 結 果 票( 複 数 児 童 用 )」の 内 容 確 認 を 求 め 、署 名 、押 印 を 受けてください。 (ウ) 上 限 額 管 理 事 業 所 A は 、毎 月 6 日( サ ー ビ ス 提 供 月 の 翌 月 6 日 )ま で に 各 事 業 所 に「 利 用 者 負 担 上 限 額 管 理 結 果 票( 複 数 児 童 用 )」の 写 し を 送 付してください。 B事 業 所 MさんとNさんの 上限額管理票【写】 A事 業 所 (上 限 額 管 理 事 業 所 ) が原 本 保 管 C事 業 MさんとNさんの MさんとNさんの 上限額管理票【写】 上限額管理票 ( ABCD を 集 計 ) 印 D事 業 所 MさんとNさんの上限 額管理票【写】 - 70 - (エ) 各 事 業 所 ( A、 B、 C、 D) は 「 利 用 者 負 担 上 限 額 管 理 結 果 票 ( 複 数 児 童 用 )」 に 基 づ き 、 明 細 書 の 上 限 額 管 理 結 果 内 容 を 入 力 し ま す 。 (オ) 各 事 業 所 ( A、 B、 C、 D) は 名 古 屋 市 へ 紙 請 求 を 行 い ま す 。 * 請求方法は「第1」を参照してください。 【複数児童の場合の利用者負担上限額管理加算について】 複数の事業所間で上限額管理を行った場合に算定が可能となります。 上限額管理事業所内でのみ複数児童間の上限額管理を行った場合には加 算の算定はできません。 ま た 、複 数 児 童 の 上 限 額 管 理 に お い て 、当 該 加 算 を 算 定 す る こ と が で き る のは、1人分のみとなります。 そ の た め 、「 利 用 者 負 担 上 限 額 管 理 結 果 票 ( 複 数 児 童 用 )」 の 項 番 が 「 1 」 の 児 童 の 明 細 書 に つ い て 、利 用 者 負 担 上 限 額 管 理 加 算 を 報 酬 に 追 加 し 、こ れ 以 外 の 児 童 の 明 細 書 に つ い て は 、利 用 者 負 担 上 限 額 管 理 加 算 を つ け な い 形 で 作成してください。 利用事業所 上限管理加算の算定 上限額管理事業所のみ 算定不可 複数事業所 管理結果にかかわらず算定可 (ただし、1 人分のみ) - 71 - 3 移動支援・地域活動支援の場合 (1)概要 利用者の上限額が0円でない方について上限額管理を行う必要があります。 おおまかな流れとしては、利用者負担額管理表にサービス利用毎に必要事項 を記入し、上限額に達するまで上限額を徴収するというものです。 (2)上限額管理の流れ ア 利用者が所持している「利用者負担額管理表」に、 (ア) サービスを利用した日付 (イ) (ウ) サービス提供量 事業者名称 (エ) 事業者印 (オ) 利用者負担額の金額 (カ) 利用者負担額の累計額 をサービス提供の都度、記入します。 当該月に初めてサービス提供を行う事業所は、 「 利 用 者 負 担 額 管 理 表 」に ある“受給者証番号”欄と“氏名”欄に、利用者の受給者証番号と氏名を 記入します。 イ 上限額に達したときの事業所は、 ( 上 限 額 を 超 え な い よ う に )そ の 日 に 徴 収した利用者負担額を記入し、累計額を記入します。 このとき、上限額に達したことが分かるように“上限”欄にチェックを 入 れ 、「 利 用 者 負 担 額 管 理 表 」 を 切 り 離 し 、“ 管 理 表 の 切 り は な し を し た 事 業所名”に上限額に達したときの事業所の名称を記入し、押印します。 「利用者負担額管理表」を切りはなした事業所はその写しを取り、原本 を利用者へ返します。 この写しは請求の際に請求書一式と合わせて名古屋市へ提出します。 * 請求方法は「第3」を参照してください。 - 72 - ・当該月に初めて サービスを提供 をする事業者が 記入する。 ・受給者証で確認 すること。 <利用者負担額管理表の記入例> 移動支援 ( 上 限 3,600 円 ) の場合 ・上 限 月 額 に 到 達 し た 時 の 事 業 者 が 記 入 、押 印 する。 平成○○年○○月○○日 管理表の切りはなしをした事業者名 名古屋移動支援事業所 ① ① 受給者証番号 6000000000 氏名 日 福祉 事業者 利用者負担額(円) 提供量 (算定時 印 サービス提供者(ヘルパー)の サイン又は印で可 平成○○年○○月分 サービス 名古屋 印 ○ 名称 印 金額 累計額 間) 1 3 時間 熱田移動支援事業所 560 560 3 4 時間 熱田移動支援事業所 720 1,280 6 3 時間 名古屋移動支援事業所 560 1,840 7 2 時間 熱田移動支援事業所 400 2、240 8 3 時間 名古屋移動支援事業所 560 2,800 11 1 時間 名古屋移動支援事業所 280 3,080 14 1.5 時 熱田移動支援事業所 330 3,410 名古屋移動支援事業所 190 3,600 上 限 間 17 3 時間 レ 時間 時間 時間 時間 時間 時間 ・上限月額に達したため上限欄に チェックを入れる。 ・この日の負担額は本来600円 であるが、そのまま負担すると 上限を超えるため、3,600 - 3 ,4 1 0 = 1 9 0 円 と な る 。 時間 ※ 移動支援・地域活動支援のサービスコード表(時間ごとの単価、利用者負 担)はウェルネットなごやに掲載されております。 - 73 - 第4 その他 (1)名古屋市事業者システム 名古屋市事業者システムとは、 「 移 動 支 援・地 域 活 動 支 援 の 請 求 に 必 要 な 書 類・請求情報」および「国保連への請求に必要な請求情報」を作成するため のソフトとなります。 国保連への請求に必要な請求情報は、国保連が提供しています「簡易入力 システム」や市販の請求ソフトでも作成することができます。 ※名古屋市事業者システムは、障害福祉サービスの国保連請求に係る請求デ ー タ 作 成 機 能 の 提 供 を 平 成 26 年 3 月 提 供 分 を も っ て 終 了 さ せ て い た だ き ま す 。平 成 26 年 4 月 提 供 分 以 降 の 請 求 に つ い て は 、国 保 連 合 会 の 簡 易 入 力 シ ステム等他の請求システムへ変更していただきますようお願いいたします。 名古屋市事業者システムで入力したデータを他の請求システムへ移行させ ることはできませんので、余裕を持って新しいシステムへの移行作業を行 っていただきますようお願いいたします。 なお、移動支援・地域活動支援については、引き続きご利用いただけま す。 (2)名古屋市事業者システムのダウンロード 名古屋市事業者システムはウェルネットなごやからダウンロードすること ができます。 ダウンロード画面にある説明をご確認の上、導入手順説明書を参照しなが らダウンロードを進めていただきますようお願いします。 な お 、 名 古 屋 市 事 業 者 シ ス テ ム は Windows XP( Service Pack3)、 Vista、 7 ( 32 ビ ッ ト 版 ) で 作 動 す る 「 Microsoft Access」 が 必 要 に な り ま す 。 Microsoft Access は 2002、 2003、 2007、 2010 ま で 対 応 し て お り ま す 。 (3)名古屋市事業者システムの使用 名古屋市事業者システムの使用に当たっては、 「 操 作 マ ニ ュ ア ル 」を 参 照 し ていただくようお願いします。 操作マニュアルは“共通編”と“各種サービス編(居宅介護等編、重度訪 問 介 護 編 な ど )” が あ り ま す 。 基 本 的 な 操 作 の 流 れ に つ い て は “ 共 通 編 ”、 各 サービス特有の入力につきましては“サービス編”をご参照ください。 (4)名古屋市事業者システムに関する質問 名古屋市事業者システムに関する質問は、ウェルネットなごやに掲載され ている「質問票」または電子メールにてお問い合わせください。 - 74 - ○ ファックス番号 052-972-4149 ○ 電子メールアドレス [email protected] 個人情報は必ず削除してください - 75 - - 76 請求月の 翌月 20 日 頃 紙 請求 紙 請求 提供月の 翌月 10 日 電子 請求 提供月の 翌月 15 日 (土日祝日の場 合はその前日) 提供月の 翌月 10 日 電子 請求 請求月の 翌月月末 (土日祝日 の場合はそ の前日) 請求書情報 明細書情報 サービス提供実績記録票情報 請求書 明細書 サービス提供実績記録票の写し 以上は電子媒体の請求情報も作成し、フロッ ピーディスクに入れて提出。 ● 利用者負担額管理表の写し(上限額管理を行 った場合に提出) ● 請求書情報 請求月の 翌月月末 (土日祝日 の場合はそ の前日) 提供月の 翌月 15 日 (土日祝日の場 合はその前日) 紙 請求 ● ● ● ● ● ● ― ● 請求書 ● 明細書 ● サービス提供実績記録票の写し 以上は電子媒体の請求情報も作成し、フロッ ピーディスクに入れて提出。 ● 利用者負担上限額管理結果票(上限額管理を 行った場合に、上限額管理事業所が提出) ● 特例介護給付費代理受領委任状(正・副) 提供月の 翌月 15 日 (土日祝日の場 合はその前日) 請求月の 翌月 20 日 頃 新規契約、契約内 容の変更、契約終 了時に、名古屋市 へ提出(紙媒体・ 電子媒体 ※3とも に) ● 請求書 ● 明細書 ● サービス提供実績記録票の写し 以上は電子媒体の請求情報も作成し、フロッ ピーディスクに入れて提出。 ● 利用者負担上限額管理結果票(複数児童用) 請求月の 翌月月末 (土日祝日 の場合はそ の前日) 提供月の 翌月 10 日 10 日までに、名古屋市へ「過誤申立て (取下げ)依頼書」を提出し国保連へ再 請求を行う。※4 15 日(土日祝日の場合はその前日)ま でに、 「差額の金額を記した請求書」 、 「修 正した明細書と実績記録票」 、 「前回提出 した明細書と実績記録票の写し(赤字で 見え消し修正したもの)」を、名古屋市 へ提出する。※5 新規契約、契約内 容の変更、契約終 了時に、名古屋市 へ提出(紙媒体・ 電子媒体 ※3とも に) 10 日までに、名古屋市へ「過誤申立て (取下げ)依頼書」を提出し国保連へ再 請求を行う。※4 15 日(土日祝日の場合はその前日)ま でに、 「差額の金額を記した請求書」 、 「修 正した明細書と実績記録票」 、 「前回提出 した明細書と実績記録票の写し(赤字で 見え消し修正したもの)」を、名古屋市 へ提出する。※5 15 日(土日祝日の場合はその前日)ま でに、 「差額の金額を記した請求書」 、 「修 正した明細書と実績記録票」 、 「前回提出 した明細書と実績記録票の写し(赤字で 見え消し修正したもの)」を、名古屋市 へ提出する。※5 10 日までに、名古屋市へ「過誤申立て (取下げ)依頼書」を提出し国保連へ再 請求を行う。※4 過誤調整 ― ― 名古屋市への提 出は不要。 (国保連へ送信 する明細書情報 に設定される) ● 請求書情報 ● 明細書情報 ● サービス提供実績記録票情報 ● 利用者負担上限額管理結果票情報(上限額管 理を行った場合に上限額管理者が送信) 請求月の 翌月 20 日 頃 電子 請求 契約内容 報告書 請求に必要な提出物 請求期限※2 支払日 請求 方法 ※1 請求先が名古屋市の場合は「口座振替申込書」の提出が必要となります。初回の請求時に提出していただきます。なお、 “請求書の代表者名”と“口座振替申込書の 名義人”が異なる場合には「委任状」の提出も必要となります。 「口座振替申込書」及び「委任状」の帳票はウェルネットなごやからダウンロードできます。 ※2 国保連への請求はインターネットによるものになりますので、10 日が土日祝日でも請求期限が前後することはありません。 ※3 電子媒体の契約内容報告書は、フロッピーディスク又はCD-Rに入れて提出します。 ※4 請求を取り下げるだけの場合は、国保連への再請求は不要です。 ※5 上限額管理を行っている場合は「修正した利用者負担上限額管理結果票」と「前回提出した利用者負担上限額管理結果票(赤字で見え消し修正したもの) 」 も提出します。 地域活動支援 ・ 名古屋市 国保連 地域相談支援 移動支援 国保連 名古屋市 名古屋市 国保連 計画相談支援 特例介護給付費 (上限額が 0 円でないもの) の複数児童 障害福祉サービス (上限額が 0 円の複数児童を含む) 障害福祉サービス 請求先※1 別 表 第 3 章 届 出 編 - 77 - 事業所指定後は、さまざまな届出・申請書類が必要となります。 必要な届出等についての、お知らせ・各種様式については、随時ウェルネット なごやに掲載していきますので、頻繁にご確認ください。 なお、様式等は随時変更する場合がありますので、ご提出の際は、最新の様式 をダウンロードしていただきますようお願いします。 1 指定通知書が届いたら (1)業務管理体制の届出 ※全事業所必須 ( 2 )福 祉・介 護 職 員 処 遇 改 善( 特 別 )加 算 の 届 出 2 ※加算を算定する場合の届出必要 事業所運営がスタートしたら A その都度届出等を行う必要があるもの (1)加算等の届出 (2)事業所の変更等 B 年に1回届出を行うもの (3)介護給付費等の算定にかかる体制届 (4)福祉・介護職員処遇改善(特別)加算の届出 ※加算を算定する事業所のみ C その他 (5)休止、廃止、再開の届出 (6)指定更新申請 1 指定通知書が届いたら 指定通知書とともに、 ( 1 )業 務 管 理 体 制 に か か る 届 出 介護職員処遇改善(特別)加算の届出 及び ( 2 )福 祉 ・ についての案内が同封されます。内容 をよく確認し、必ず期限までに提出してください。詳細については、以下のと おりです。 (1)業務管理体制の届出 平成24年4月1日に障害福祉サービス事業者等への法令順守等に係る業 務管理体制の整備の義務付け、事業者の本部に対する立入検査権の創設及び 不正事業者による処分逃れ対策などが新たに法上に規定されました。 このため、すべての事業者は、法人単位で業務管理体制整備に関する届出 書を関係行政機関に届け出なければなりません。 - 78 - ① 指定通知書に同封されている案内文を確認したら、業務管理体制の内容に ついてまずはウェルネットなごやに掲載されている通知等をよく読んでく ださい。 →「5県通知」の「障害福祉サービス事業者等の業務管理体制整備に関す る 届 出 に つ い て 」「 業 務 管 理 体 制 に つ い て の 注 意 点 に つ い て 」「 業 務 管 理 体 制整備の届出書類の届出先及び事業所数のカウント方法にあたっての注意 点」にも必ず目を通し、届出誤りのないように注意してください。 ② 届出先・様式の間違いがないかを確認のうえ、期日までに届出書を提出し てください。 ※ 愛 知 県 へ の 提 出 に も 関 わ ら ず 名 古 屋 市 へ 郵 送 さ れ る な ど 、届 出 先 誤 り が 見受けられますので、十分注意してください。 (2)福祉・介護職員処遇改善(特別)加算の届出 本加算は、平成23年度まで実施していた「福祉・介護人材の処遇改善事 業」における助成金の相当分を障害福祉サービス等報酬に円滑に移行するた めに創設された加算です。福祉・介護職員の賃金改善に充当されることを目 的に算定される加算であり、算定にあたっては一定の要件が必要となります。 当該加算を算定する場合は、届出が必要です。 ① 指定通知書に同封されている案内文を確認したら、福祉・介護職員処遇改 善加算の内容についてまずはウェルネットなごやに掲載されている通知等 をよく読んでください。 →「福祉・介護職員処遇改善加算及び福祉・介護職員処遇改善特別加算に 関する基本的考え方並びに事務処理手順及び様式例の提示について(障 障 発 0330 第 5 号 平 成 24 年 3 月 30 日 )」 に も 必 ず 目 を 通 し 、 加 算 の 趣 旨 を理解するとともに、キャリアパス・定量的要件の内容についても確認 してください。 ② 届出先・様式の間違いがないかを確認のうえ、指定月の15日までに(1 5日が土日祝日の場合は、直前の開庁日・いずれも期日の消印有効)届出 書を提出してください。 ※なお、法人としてすでに既存の指定事業所を運営しており、当該事業所 で加算を算定している場合は、変更届(様式第7号)により期日までに 届け出てください。 - 79 - 2 事業所運営がスタートしたら A その都度届出等の行うもの 次の(1)と(2)については、変更等のあった都度届出が必要となりま す。届出がないために、変更の事実が把握されず後日変更の事実が発覚する ことで、報酬の返還や事業の停止につながることもありますので、届出漏れ のないよう十分注意してください。 (1)加算等の届出 事業所は、体制を整備することによる加算の算定をする場合、算定してい る加算の内容を変更する場合、人員配置体制が変更になる場合、職員欠如等 により減算となる場合または加算が算定されなくなる場合は、名古屋市長に 届け出る必要があります。 ■提出期限 提出については、原則郵送での受付となります。 (ア)届出に係る加算等(算定される単位数が増えるものに限る。以下同 じ 。) に つ い て は 、 毎 月 15 日 ( 郵 送 の 場 合 消 印 有 効 ) ま で 届 出 が あ っ た 場 合 に は 翌 月 か ら 、16 日 以 降 に な さ れ た 場 合 に は 翌 々 月 か ら 、算 定 を開始します。 ※ た だ し 、4 月 か ら の 加 算 の 算 定 に つ い て は 、取 り 扱 い が 異 な り ま す 。 82 ペ ー ジ の 「( 3 ) 介 護 給 付 費 等 算 定 に 係 る 体 制 等 に 関 す る 届 出 」 を 確認してください。 (イ)算定される単位数が減る場合及び加算が算定されなくなる場合は、 速やかに届け出てください。 なお、この場合は、加算等が算定されなくなった事実が発生した日 (特定事業所加算については事実が発生した日の属する月の翌月の初 日)から加算等の算定を行わないものとします。 ■提出書類 「 介 護 給 付 費 等 算 定 に 係 る 体 制 等 に 関 す る 届 出 書 」( 様 式 第 5 号 ( そ の 1 ) ( そ の 2 ))に 加 え て 、そ れ ぞ れ の サ ー ビ ス 種 類 ご と・算 定 す る 加 算 ご と に 添付書類が異なります。ウェルネットなごやに、サービス種類ごとに算定 加算別の必要書類一覧表を掲載していますので、参照していただくととも に、提出前には添付漏れのないよう再度十分ご確認ください。 - 80 - (2)事業所の変更等 ① 変更の届出について ■変更の届出が必要となる事項 ・事業所(施設)の名称 ・主たる事務所の所在地 ・事業所(施設)の所在地 ・代表者の氏名及び住所 ・申請者(設置者)の名称 ・定款、寄付行為等とその登記簿の謄本または条例等 ※当該指定に係る事業に関するものに限る ・事業所(施設)の平面図及び設備の概要 ・事業所(施設)の管理者の氏名及び住所 ・事業所のサービス提供責任者、サービス管理責任者の氏名及び住所 ・相談支援専門員の氏名及び住所 ・運営規程 ※ただし、居宅介護、重度訪問介護、同行援護、行動援護については、従業者数の増減に かかる変更のみの場合は提出不要 ・介護給付費等の請求に関する事項 ※(3)加算の届出参照。変更届出書(第4号様式)は省略可 ・役員の氏名及び住所 ・協力医療機関(協力歯科医療機関)名称及び診療科名、当該医療機関 との契約内容 ・他の障害福祉サービス事業者等関係機関との連携その他の支援体制 (GH・CH) ・連携する公共職業安定所その他就労支援機関の名称(就労移行支援) ※生活介護、就労継続支援B型事業所の定員増、また、施設入所支援 の 定 員 増 、 施 設 障 害 福 祉 サ ー ビ ス 種 類 の 変 更 を 行 う 場 合 は 、 82 ペ ー ジの「②変更申請の手続きが必要な事項」となります。 ■提出方法・提出期限 変更が生じた日から10日以内に郵送にて提出してください。 ※ただし、以下の場合は、指定基準を満たさない場合、受理できません ので、予約のうえご来庁による事前協議が必要となります。 ・事業所の移転 ・定員の増 ・従たる事業所の追加 ・GHCHの住居の追加 ※また、内容によっては、事前協議をお願いしております。 以下の事項に該当がある場合は、事前にご相談願います。 ・居宅介護事業を行っている場合で、通院等乗降介助を新たに開始す る場合 ・従業者の兼務関係(特に管理者やサビ管と他職種との兼務)に疑義 - 81 - がある場合 ・資格を要する従業者を変更する場合(管理者、サービス管理責任者 など) ■提出書類 変 更 届 出 書( 第 4 号 様 式 )に 加 え て 、変 更 事 項 に よ り 必 要 な 添 付 書 類 が 異 な り ま す 。添 付 書 類 の 漏 れ が 散 見 さ れ る た め 、変 更 届 を 提 出 す る 前 に は 必 ず 、 ウ ェ ル ネ ッ ト な ご や に 掲 載 さ れ て い る「 変 更 届 に 必 要 な 書 類 一 覧 」を 再 度 確 認し、添付漏れがないよう十分注意してください。 ■その他 ・居 宅 介 護 等 を 実 施 す る 事 業 所 で 、併 せ て 移 動 支 援 も 実 施 す る 場 合 は 、移 動 支 援 事 業 に 係 る 変 更 届 も 別 途 必 要 と な り ま す の で 、そ れ ぞ れ で 作 成 す る よ う注意してください。 ・法 人 の 主 た る 事 務 所 の 変 更 な ど 、 「( 1 )業 務 管 理 体 制 の 届 出 」に つ い て も 変 更 届 が 必 要 と な る 場 合 が あ り ま す の で 、併 せ て 所 定 の 提 出 先 へ ご 提 出 く ださい。 ② 変更申請について ■変更申請が必要となる事項 生 活 介 護 、就 労 継 続 支 援 B 型 事 業 所 の 定 員 増 、ま た 、施 設 入 所 支 援 の 定 員 増 、施 設 障 害 福 祉 サ ー ビ ス 種 類 の 変 更 を 行 う 場 合 に つ い て は 、変 更 申 請 が 必 要となります。 ■申請方法・期限 変 更 申 請 は 申 請 手 続 き と な り ま す の で 、指 定 申 請 の 手 続 き と 同 様 に 、変 更 が 生 じ る 日 の 前 々 月 末 日 ま で に 申 請 が 必 要 と な り 、郵 送 で の 受 付 は し て お り ま せ ん 。期 限 に 間 に 合 う よ う 日 に ち に 十 分 ゆ と り を も っ て 事 前 に 予 約 を お と りいただき、ご来庁ください。 ■提出書類 変 更 事 項 に よ り 必 要 な 添 付 書 類 が 異 な り ま す 。変 更 届 を 提 出 す る 前 に は 必 ず 、ウ ェ ル ネ ッ ト な ご や に 掲 載 さ れ て い る「 変 更 申 請 に 必 要 な 書 類 一 覧 」を 再度確認し、添付漏れがないよう十分注意してください。 B 年に1回届出を行うもの (3)介護給付費等算定に係る体制等に関する届出 毎年4月に、職員の配置状況や最新の運営規程の内容、加算の算定要件の 有 無 に つ い て 確 認 す る た め 、全 事 業 所( 一 般・特 定・障 害 児 相 談 支 援 事 業 所 を 除 く 。) - 82 - 提出が必要となります。 【 注 意 】「 利 用 が な い か ら 」 や 「 加 算 を と っ て い な い か ら 」 と い う こ と で 提 出 し な い 事 業 所 が あ り ま す が 、算 定 す る 加 算 が な い 事 業 所 や 、居 宅 系 サ ー ビ ス で す べ て介護保険の利用者であるため障害福祉サービスの居宅介護等の利用者がい な い 場 合 で も 、休 止 中 の 事 業 所 を 除 い て す べ て の 事 業 所 が 提 出 す る 必 要 が あ り ます。 ■提出期限(平成26年度) 平 成 2 6 年 4 月 1 5 日 ( 火 )( 予 定 ) ※ 5 月 か ら 新 た に 算 定 す る 加 算 の 届 出 に つ い て も 、 80 ペ ー ジ の 「( 1 ) 加 算等の届出について」に記載のとおり、4月15日までの加算の届出が 必要となります。 ■提出書類 「介護給付費等算定に係る体制等に関する届出書」 ( 様 式 第 5 号( そ の 1 ) ( そ の 2 )) に 加 え て 、 そ れ ぞ れ の サ ー ビ ス 種 類 ご と ・ 算 定 す る 加 算 ご と に 添付書類が異なります。 提 出 時 点 で 算 定 し て い る 加 算 に か か る 添 付 書 類 に つ い て は 、新 た に 加 算 を 算 定 す る 場 合 で な く て も す べ て 添 付 を す る 必 要 が あ り ま す の で 、注 意 し て く ださい。 *なお、提出期限・提出書類につきましては、別途ウェルネットなごやに てお知らせする予定ですので、年度末近くなりましたら、確認をお願い します。 (4)福祉・介護職員処遇改善(特別)加算の届出 ※加算を算定する事業所のみ 他 の 加 算 と 異 な り 、 福 祉 ・ 介 護 職 員 処 遇 改 善 ( 特 別 ) 加 算 ( 以 下 、「 処 遇 改 善加算」という)は、年度単位の加算ですので、既に処遇改善の届出をし算 定しており、次年度も算定する場合は、前年度中に改めて届出が必要になり ます。つまり、毎年度1回届出が必要となるということになります。 したがって、平成25年度中に事業所の指定を受けて処遇改善加算の届出 をし、平成25年3月サービス提供分まで加算の算定をしていても、平成2 6年度分の処遇改善加算の届出がなければ、平成26年4月サービス提供分 からの加算の算定ができなくなります。 ■提出期限 ( ア ) 新 規 指 定 を 受 け た 事 業 所 に つ い て は 、 79 ペ ー ジ の 「( 2 ) 福 祉 ・ 介 護 職員処遇改善(特別)加算の届出」を参照してください。 ( イ )( ア ) 以 外 の 場 合 で 、 新 た に 処 遇 改 善 加 算 を 算 定 し た い 場 合 算 定 を 開 始 す る 月 の 前 月 の 末 日 ま で に 届 出 を し て く だ さ い 。( ※ 平 成 2 6 年 度 か ら は 取 り 扱 い を 変 更 し 、国 通 知 に 従 い 、前 々 月 の 末 日 ま で を - 83 - 提 出 締 め 切 り と し ま す の で 、 ご 注 意 く だ さ い 。) (ウ)翌年度(平成26年度)も続けて処遇改善加算を算定する場合 平 成 2 6 年 2 月 2 8 日 ( 金 )【 消 印 有 効 】 ■提出書類 複 数 の 障 害 福 祉 サ ー ビ ス 事 業 所 等 を 有 す る 法 人 に つ い て は 、届 出 書 を 法 人 で一括して作成することができます。 ■実績報告書 処 遇 改 善 加 算 を 算 定 す る 事 業 所 に つ い て は 、毎 年 度 加 算 の 最 終 の 支 払 い が あ っ た 月 の 翌 々 月 末 日 ま で( 翌 年 度 も 算 定 す る 場 合 は 、5 月 ま で の 支 払 い で 計 上 す る た め 7 月 3 1 日 ま で )に 実 績 報 告 書 を 名 古 屋 市 長 に 提 出 し な け れ ば な り ま せ ん 。こ の 実 績 報 告 書 を も っ て 、加 算 分 を 超 え て 福 祉・介 護 職 員 に 対 し賃金改善が適切に行われているかどうかを確認させていただきます。 提 出 期 限 や 届 出 書・実 績 報 告 書 の 様 式 等 に つ い て は 、ウ ェ ル ネ ッ ト な ご や のページを参照してください。 C その他 (5)休止、廃止、再開の届出について 事業を休止または廃止する場合、また、休止した事業を再開する場合は、 名古屋市長に届出をする必要があります。 提出期限は、休止・廃止・再開する日の1ヶ月前です。また、廃止、休止 の届出については、その理由や利用者の他の事業所への引継ぎ状況などを確 認するため、郵送での受付はしておりません。電話で予約のうえ、期限に間 に合うようご来庁ください。 (6)指定更新申請 指定を受けたのちは6年ごとの更新となり、更新の際は、更新申請の手続 きが必要となります。更新期日前には、本市から更新についてのお知らせを 個別郵送しておりますが、各事業所においても更新の期日については確実に 把握していただくとともに、期限までに更新申請書を提出してください。 提出期限は、原則として更新月の前々月の15日までです。提出に必要な 書類については、ウェルネットなごやに掲載しておりますので、確認してく ださい。 - 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