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流域下水道事業

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流域下水道事業
事
業
の
名
称
流域下水道事業
項
予算計上科目 款
◎
目
事業の概要
流域下水道(専ら地方公共団体が管理する下水道により排除される下水を受
けて、これを排除し及び処理するために、地方公共団体が管理する下水道で、
二 以 上 の 市 町 村 の 区 域に お け る 下 水 を 排 除 する も の で あ り 、 か つ 終末 処 理 場
を有するもの)の建設事業
◎
交付対象事業の要件
流域下水道事業が交付対象事業となる箇所は、次のいずれかに該当するもの
であること。
事
(ア)既に流域下水道を施行中の箇所
(イ)新たに下水道法第2条第4号イに規定する流域下水道を整備する。
対象となる箇所は、次のすべてに該当すること。
業
(a) 環 境 基 本 法 に 基 づ く 水 質 環 境 基 準 の 定 め ら れ た 水 域 の 水 質 保 全 に
必要なものであること。
の
(b) 当 該 流 域 下 水 道 に 係 る 水 域 は 、 次 の 各 号 の い ず れ か に 該 当 す る こ
と。但し、水資源開発が一定規模以上の水域はこの限りではない。
概
一
水域内人口が 30 万人以上であること。
二
水域内人口が当該都道府県の総人口の1割以上であること。
(c) 当 該 流 域 下 水 道 の 各 処 理 区 の 計 画 人 口 は 、 次 の 各 号 の い ず れ か に
該当すること。
要
一
当該流域下水道に係る水域の人口の5割以上であること。
二
原則として 10 万人以上であること。
等
但し、公共用水域の水質保全上特に必要があり、また計画人口
が5万人以上かつ関係市町村が3以上である場合には、これも対
象とする。
(d) 当該流域下水道の処理区にあっては、最大の計画人口を有する
都市の計画人口の全体に占める割合が 80%以下であること。
( ウ ) 新 た に 下 水 道 法 第 2 条 第 4 号 ロ に 規 定 す る 流 域 下 水 道 (雨 水 流 域 下 水 道 )
を整備する対象となる箇所は、次のすべてに該当するものであること。
a)
2以上の市町村の区域における雨水を対象とすること。
b)
各市町村が個々に公共下水道事業として実施するより効率的であるこ
と。
下―1
◎
交付対象事業の内容
交付対象事業は下水道法施行令第 24 条の2によるものとし、次の補完施設
を含むものとする。
(a) 管渠に附属する、ます、取付管、マンホール、雨水吐及び吐口等の施設
(b) ポンプ施設を補完するスクリーン及び沈砂池等の施設
(c) 終末処理施設を補完する管理棟、計量設備及びポンプ設備等の施設
事
◎
国の交付金事業
業
○
社会資本整備総合交付金事業
地方公共団体等が作成した社会資本の整備その他の取組に関する計画(社
会資本整備総合計画)に基づく事業又は事務の実施に要する経費にあてるた
の
め、社会資本整備総合交付金交付要綱に定めるところに従い国が交付する交
付金に係る事業。交付対象事業は、社会資本総合整備計画に記載された次に
概
掲げる事業等とし、基幹事業のうちいずれか一つ以上を含むものとする。
①
基幹事業
(ア)社会資本整備総合交付金事業
要
社会資本総合整備計画の目標を実現するために交付金事業者が実施
する基幹的な事業。
(イ)防災・安全交付金事業
等
社会資本総合整備計画の目標(命と暮らしを守るインフラ再構築又は
生活 空 間 の安 全 確保 に 資す る も のに 限 る。) の実 現 の ため に 交付 金 事業
者が実施する基幹的な事業。
②
関連社会資本整備事業
基幹事業と一体的に実施することが必要な事業
③
効果促進事業
基幹事業と一体になってその効果を一層高めるために必要な事業等
経費の負担区分
管
渠
等
国
1/2
県 1/4
地元 1/4
(高率補助)国
2/3
県 1/6
地元 1/6
(低率補助)国
1/2
県 1/4
地元 1/4
終末処理場
根拠法令
下水道法第34条
下―2
事
業
名
称
予算計上科目
款
◎
の
公共下水道事業
項
目
事業の概要
公共下水道(主として市街地における下水を排除し又は処理するために、地
方 公共 団 体 が 管 理す る 下 水道 で 、 終 末 処理 場 を 有す る も の 又 は流 域 下 水道 に
接 続す る も の で あり 、 か つ、 汚 水 を 排 除す べ き 排水 施 設 の 相 当部 分 が 暗渠 で
ある構造のもの。)の建設事業
(原則として市町村事業であるが、二以上の市町村が受益し、かつ、関係市町
村 のみ で は 設 置 する こ と が困 難 で あ る と認 め ら れる 場 合 に は 、県 が 事 業を 行
うことができる。)
事
◎
交付対象事業の要件
公共下水道事業が交付対象事業となる地域は、次のいずれかに該当するもの
であること。
業
(a) 既 に 公 共下 水 道 を 施 行中 の 都 市 に あっ て は 、特 定 環 境 保 全公 共 下 水道 を
行うことができる地区の要件に該当しないもの。
の
(b) 新たに事業を実施する都市にあっては、都市計画区域内であり、かつ特定
環境保全公共下水道を行うことができる地区の要件に該当しないもの。
概
◎
交付対象事業の内容
交付対象事業は、下水道法施行令第 24 条の2によるものとし、次の補完施
設を含むものとする。
要
(a) 主要な管渠に附属する、ます、取付管、マンホール、雨水吐、吐口等の施
設
等
(b) ポンプ施設を補完するスクリーン及び沈砂池等の施設
(c) 終末処理場を補完する管理棟、計量設備及びポンプ施設等の施設
(d) 終末処理場以外の処理施設(前処理場)とそれを補完する管理棟、計量設
備、ポンプ設備等の施設
下―3
◎ 国の事業
○
社会資本整備総合交付金事業
地方公共団体等が作成した社会資本の整備その他の取組に関する計画(社
会資本整備総合計画)に基づく事業又は事務の実施に要する経費にあてるた
め、社会資本整備総合交付金交付要綱に定めるところに従い国が交付する交
付金に係る事業。交付対象事業は、社会資本総合整備計画に記載された次に
掲げる事業等とし、基幹事業のうちいずれか一つ以上を含むものとする。
事
①
基幹事業
(ア)社会資本整備総合交付金事業
業
社会資本総合整備計画の目標を実現するために交付金事業者が実施
する基幹的な事業。
(イ)防災・安全交付金事業
の
社会資本総合整備計画の目標(命と暮らしを守るインフラ再構築又は
生活空 間の 安全 確保 に 資する もの に限 る。) の実現 のた めに 交付 金 事業
概
者が実施する基幹的な事業。
②
関連社会資本整備事業
基幹事業と一体的に実施することが必要な事業
要
③
効果促進事業
基幹事業と一体になってその効果を一層高めるために必要な事業
等
等 で あ り 、 効 果 促 進 事業 に 係 る 事 業 費 の 合 計額 は 交 付 対 象 事 業 の 全体 事
業費の 20/100 を目 処と する。但し 次に掲げ る ものを除く 。
・
交 付 金 事 業 者 の運営 に 必 要 な 人 件 費 、賃借 料 そ の 他 経 常 的 な経費 へ の
充当を目的 とする事 業 等
・
交 付 対 象 と な る地方 公 共 団 体 の 区 域 を著し く 超 え て 運 行 さ れる公 共 交
通機関に係 る事業等
・
経費の負担区分
管
渠
レクリ エ ーションに 関する施 設 の整備事業
等
国
1/2
県
―
市町村
1/2
国
1/2
県
―
市町村
1/2
国
5.5/10
県
―
市町村
4.5/10
終 末 処 理 場
根拠法令
下水道法第34条
下―4
事
業
の
名
称
予算計上科目
款
◎
特定環境保全公共下水道事業
項
目
事業の概要
自然公園法第2条に規定する自然公園の区域内の水域の水質を保全するた
めに施行されるもの(自然保護下水道)又は公共下水道の整備により生活環境
の改善を図る必要がある区域において施行されるもの(農山漁村下水道)及び
処理対象人口が概ね 1,000 人未満で水質保全上特に必要な地区において施行
されるもの(簡易な公共下水道)を建設する事業
◎
交付対象事業の要件
特定環境保全公共下水道で交付対象事業となるものは、次の要件に該当する
ものとする。
事
(ア)事業の対象地区に係る計画排水人口がおおむね 1,000 人以上 10,000 人以
下であること。 但し水質保全上等特に緊急に下水道整備を必要とする地区
はこの限りではない。
業
(イ)自然保護のために施行されるものにあっては、自然公園法2条に該当する
地域であること。
の
(ウ)生活環境の改善を図るため施行されるものにあっては、次に掲げる要件の
いずれかに該当するものであること。
(a)
事業の対象地区に係る計画排水人口の密度が原則として1ha 当り
概
40 人以上であること。
(b)
市街化区域にお ける生活環境の改善を 目的として施行される 公共下水
道又は流域下水道の整 備に合わせ、これと一 体的に行うことが効率 的で
要
あること。
等
◎
附則
交付対象事業の要件(ア)の但し書きにより実施する計画排水人口がおおむ
ね 1,000 人未満の規模の特定環境保全公共下水道については、以下の各項によ
るものとする。
第1
交付対象事業の要件
交付対象事業の要件(ア)の水質保全上等特に緊急に下水道整備を必要とする
地区とは、次の一に該当する地区であること。
一
閉鎖性水域又は上水道水源の上流域に位置すること。
二
自然公園法第2条に規定する自然公園等すぐれた自然環境を有すること。
三
観光地、新興住宅団地等人口の集中による周辺の水質汚濁が著しいこと。
四
公共下水道又は流域下水道の整備にあわせ、これと一体的に行うことが効
率的であること。
下―5
ま た 、 農 業 振 興 地 域 内 に お い て 計 画 排 水 人 口 が お お む ね 1,000 人 未 満 の
規模の特定環境保全公共下水道を実施する場合にあっては、上記の一に該
当し、かつ、次の要件の一に該当するものであること。
一
自然公園法第2条に規定する自然公園内の地域で、かつ、公害対策
基本法第9条の規定に基づき水質環境基準が定められており、当該基
準を達成するため早急に特定環境保全公共下水道事業を実施する必要
事
があること。
二
温泉旅館街又は新興住宅団地において早急に特定環境保全公共下水
道事業を実施する必要があること。
業
三
公共下水道又は流域下水道に接続することにより一体的に行うこと
が効率的であること。
の
第2
交付対象事業の単位
特定環境保全公共下水道の交付対象事業は原則として事業主体(市
概
町村等)を単位としているが、計画排水人口がおおむね 1,000 人未満の規模の特
定環境保全公共下水道の交付対象事業は処理区を単位として行う。
要
◎
国の事業
○ 社会資 本整備総 合 交付金事業
事業内容は公共下水道(p.下−4)と同様とする。
等
経費の負担区分
管
渠
等
国
1/2
県
―
市町村
1/2
国
5.5/10
県
―
市町村
4.5/10
国
1/2
県
―
市町村
1/2
終末処理場
根拠法令
下水道法第34条
下―6
事
業
名
称
予算計上科目
款
◎
の
都市下水路事業
項
目
事業の概要
都市下水路(主として市街地における浸水を防除するために地方公共
団体が管理する下水道(公共下水道及び流域下水道を除く)で、一定規
模以上のもの)の建設事業。
◎
交付対象事業の要件
(ア)都市下水路事業で交付対象事業となるものは、次のすべてに該当すること。
(a) 集水面積 50ha 以上、全体事業費3億円以上のもの。
(b) 浸水指数 5,000 以上の区域を排水するもの。
事
(浸水指数=浸水戸数×浸水回数×浸水時間)
(イ)離島対策事業として交付対象事業となるものは、次のすべてに該当するこ
と。
業
(a) 集水面積 10ha 以上のものであること。
(b) 浸水指数 2,000 以上のものであること。
の
(c) 離島振興対策の実施区域内であること。
(ウ)新世代下水道支援事業制度リサイクル推進事業のうち、積雪対策に資する
事業として国庫補助の対象となるものは、(ア)のほか、次のすべてに該当
概
すること。
(a) 豪雪地帯の区域内であること。
(b) 集水面積 10ha 以上のものであること。
要
(c) 積雪指数が 5,000 以上であること。
(積雪指数=除雪戸数×積雪日数)
等
(除雪戸数:積雪排除が可能な戸数)
◎
交付対象事業の内容
交付対象事業は、次に掲げる範囲のものに限られている。
(a)
内法(開水路の場合は上幅)1m 以上、新世代下水道支援事業制度リサ
イクル推進事業のうち、積雪対策に資する事業により実施されているものに
ついては内法(開水路の場合には上幅)が 0.6m以上の排水渠又は内径 0.7
m以上の排水管及びこれに附属する取付管渠、マンホール、吐口等の施設。
ただし、離島振興対策事業により実施されているものについては内径又は内
法(開水路の場合には上幅)が 0.5m以上の管渠及びこれに附属する取付管、
マンホール、吐口等の施設。なお、開水路の場合には転落防止のためのフェ
ンスも含む。
(b)ポンプ施設及びこれを補完するスクリーン、沈砂池等の施設
下―7
◎
国の事業
○ 社会資 本整備総 合 交付金事業
事業内容は公共下水道(p.下−4)と同様とする。
事
業
の
概
要
等
経費の負担区分
国
4/10
県
―
市町村
根拠法令
下水道法第34条
下―8
6/10(市町村事業)
名
称
新世代下水道支援事業制度
予算計上科目
款
項
事
業
の
目
1.事業の概要
良好な水循環の維持・回復、リサイクル社会構築への貢献、情報化社会への対
応等、下水道に求められている新たな役割を積極的に果たしていくことを目的と
して実施する事業
(防災・安全交付金事業は水循環再生型(雨水貯留浸透施設に関するものに限る)
及び積雪対策推進型に限る。)
2.定義
本事業に基づく各事業の定義は次のとおりとする。
①
水環境創造事業
事
(ア)水循環再生型
下水処理水の再利用、雨水の再利用や貯留浸透による流出抑制、親水性の
ある水辺空間の整備、河川事業等との連携・共同事業を行うことにより健全
業
な水循環系の再生を図るものであって、次のいずれかに該当するもの。
(a) 次 の い ず れ か の 要 件 の も と に 、 下 水 処 理 水 を 再 生 水 と し て 利 用 す る も
の
の。
a) 渇水のある、又はそのおそれのある地域で実施すること。
b) 水資源開発促進法に基づき、水資源の総合的な開発及び利用の合理化
概
の推進を図る必要があるとされている地域で実施すること。
c) 湖沼、水道水源等、汚濁総量を削減する必要のある地域で実施するこ
と。
要
d) 公共下水道雨水渠や都市下水路等に送水し、せせらぎ用水等として有
効利用すること。
等
(b) 次のいずれかの要件のもとに、雨水を利用するもの。
a) 公共下水道雨水渠や都市下水路等に送水し、せせらぎ用水等として有
効利用すること。
b) 貯留、処理し、雑用水、防火用水等として利用すること。
(c) 公共用水域の水質保全、渇水に対する安全度の向上、都市防災用水の確
保等の社会的ニーズに対応するため、下水道事業と河川事業等とが連携・
共同して行う、下水処理水の上流還元や小規模な下水処理施設設置による
河川等の流量の確保、調節池を活用した合流式下水道越流水質の改善、下
水道による河川直接浄化施設汚泥等の処理、河川水の導水の目的を兼ねる
下水管渠の設置等の事業のうち、次のすべてに該当するもの。
a) 本事業に係る連携・共同事業の実施について、本事業の事業主体と
相手事業の事業主体の間で相互の合意がなされていること又はなさ
れることが確実と見込まれること。
下―9
b) 当該連携 ・共同 事業 が、全体と して水環 境 の保全に効 率的、経 済 的に寄
与するも のである こ と。
c) 当該連携 ・共同 事業 の実施に当 たり、本 事 業と相手事 業との間 で 費用の
負担その 他の事項 に ついて適切 な分担が 行 われている ものであ る こと。
(d) 次のい ずれかの 要 件のもとに 、雨水の 貯 留浸透を行 い、雨水 流 出抑制、地
下水涵養 を図るも の 。
a) 良好な水 循環の 維持 ・回復のた め地下水 の 涵養が必要 な地域に お いて雨
水の貯留 浸透機能 を 有する管渠 等の設置 ・ 改造を行う こと。
b) 水質保全 のため 合流 式下水道の 越流水対 策 が緊要で、 かつ雨水 の 流出抑
制の必要 な地域に お いて貯留浸 透機能を 有 する下水道 施設を整 備 するこ
と。
c) 良好な水 循環の 維持 ・回復のた め地下水 の 涵養が必要 な地域に お いて不
事
要になっ た浄化槽 の 活用又は雨 水貯留浸 透 施設の設置 により雨 水 の流出
抑制を図 る者に対 し 地方公共団 体が助成 を 行っている こと。
業
(e) 公共下 水道雨水 渠 や都市下水 路等を利 用 し、良好な 水辺空間 を 整備するた
めに、こ れらの施 設 に沿って、 せせらぎ 水 路、植栽、 遊歩道、 四 阿、魚巣ブ
ロック等 の設置を 行 うもの。
の
(イ)ノン ポイント 汚 濁負荷削減 型
雨天時に宅地や道路等の市街地の面源から公共用水域に流入する汚濁負荷
(ノ ン ポ イ ン ト 汚 濁 負 荷 )及 び 下 水 道 未 整 備 地 域 か ら 発 生 す る 生 活 雑 排 水 に よ り
概
都 市 下 水 路 等 の水 路 や湖 沼 等 の 公 共 用水 域 に流 入 す る 汚 濁 負荷 の 削減 を 図 る も
のであって 、次のい ず れかに該当 するもの 。
要
(a) 水質保 全上重要 な 湖沼等の公 共用水域 に 流入する初 期雨水又 は 雑排水が、
当該公共 用水域の 水 質汚濁の原 因となっ て いる地域に おいて、 初 期雨水又は
雑排水に 含まれる 汚 濁負荷の削 減対策を 実 施するもの 。
等
(b) 流入す る雑排水 又 は初期雨水 により、 当 該水路の水 質悪化が 著 しく、周辺
生活環境 に悪影響 を 与えている 地域にお い て、初期雨 水又は雑 排 水に含まれ
る汚濁負 荷の削減 対 策を実施す るもの。
② リサイク ル推進 事業
(ア)再生 資源活用 型
渇 水 時 の 緊 急対 応 とし て の 下 水 処 理水 等 の利 活 用 や 下 水 汚泥 を 用い た 建 設 資
材の利用に より再生 資 源の活用を 図るもの で 、次のいず れかに該 当 するもの。
(a) 渇水時 の下水処 理 水の緊急的 使用が有 効 と認められ る地域に お いて、渇水
時に下水 処理水を 緊 急的に使用 するため の 取水施設及 び緊急的 処 理水送水
施設等を 整備する も の。
(b) 下水道 施設の建 設 に汚泥を用 いた建設 資 材を積極的 に使用す る もの。
(イ)未利 用エネル ギ ー活用型
下水及び下 水処理水 の 熱やバイオ マス等を 有 効利用し、 環境への 負 荷削減、
下―10
省エネルギ ー、新エ ネ ルギー対策 等を図る も ので、次の いずれか に 該当するも
の。
(a) 下 水 熱 を 利 用 す るこ と が 、 経 済 性 、環 境へ の 負 荷 削 減 効果 、 省エ ネ 効 果 等
の観点から 総合的に 判 断して有利 と認めら れ る地域にお いて、下 水 及び下水
処 理 水 の 熱 の 利 用 施 設 を 整 備 す る も の 。 な お 、「 下 水 及 び 下 水 処 理 水 の 熱 の
利用」とは、下水道 事業 のうち地域 冷暖房等 に 下水熱を利 用するこ と を、
「下
水熱」とは 、下水及 び 下水処理水 が持つ熱 を いう。
(b) バ イ オ マ ス の 有 効利 用 を 推 進 す る ため 、下 水 汚 泥 と そ の他 の バイ オ マ ス を
集 約 処 理 し 、 回 収し た下 水 道 バ イ オ ガ スを エネ ル ギ ー と し て 処理 場内 で 活 用
するもの。
(c) 地域特 性を生か し つつ地域全 体で省 CO2 対策を推進 するため 、次のすべて
の要件のも とに、下 水 道バイオガ スを処理 場 外で活用す るもの。
事
a) 下水道バ イオガ スを 公共又は公 益の用途 に 活用するこ と。
b) 下 水 道 バ イ オ ガ ス の活 用 が 、 地 球 温 暖 化 対策 の 推 進 に 関 す る 法 律第 2 0
業
条の第1項 に規定す る 地方公共団 体実行計 画 等、地球温暖 化対策 に 係る計
画に位置付 けられて い ること。
(d) 下 水 汚 泥 と 他 の バイ オ マ ス を 一 体 的に 有効 利 用 す る こ とが 、 地域 全 体 で 効
の
率的である と認めら れ る地域にお いて、下 水 汚泥と他の バイオマ ス を一体的
に燃料等と して有効 利 用する施設 を整備す る もの。
(e) 東 日 本 大 震 災 の 被災 地 に お い て 、 新エ ネル ギ ー 対 策 を 推進 す るた め 、 下 水
概
処理水等を利用した小水力発電、水処理施設等を利用した太陽光発電を行
い、発電し た電力を 処 理場等下水 道施設で 活 用するもの 。
要
(ウ)積雪 対策推進 型
下水処理水の供給による積雪排除や下水道施設を活用した流雪水路等の整
備 、 下 水 及 び 下水 処 理水 の 熱 の 活 用 等に よ り、 積 雪 対 策 の 推進 を 図る も の で 、
等
次のいずれ かに該当 す るもの。
(a) 積 雪 対 策 に 資 す る 公 共 下 水 道 、 流 域 下 水 道 、 都 市 下 水 路 の 整 備 事 業 で あ っ
て、次に掲 げる施設 の 整備を行う もの。
a) 主 要 な 流 雪 水 路 、 融 雪 水 路 及 び こ れ ら に 付 属 す る 投 雪 口 等 、 並 び に こ れ
らを補完す るポンプ 施 設、流融雪 用水取水 施 設等の施設
b) 処理水供 給施設
c) 融雪槽
d) その他必 要な施 設
(b) 下 水熱 を 利 用す る こ とが 、 経 済性 、 環 境 へ の負 荷 削減 効 果 、省 エネ 効 果等
の観点から 総合的に 判 断して有利 と認めら れ る地域にお いて、積雪 対策のた
めの下水及 び下水処 理 水の熱の利 用施設を 整 備するもの 。
下―11
③
機能高 度化促進 事 業
(ア)新技 術活用型
下 水 道 に 関 わ る 新 技 術を 先 駆 的 に 導 入 ・ 評 価し 、 新 技 術 の 普 及 と 効率 的 な 事
業の執行を 図るもの で 、次のいず れかの技 術 を採用する もの。
(a) 国土交 通省又は 日 本下水道事 業団が開 発 した技術。
(b) 官民共 同で開発 し た技術。
(c) そ の 他 、 建 設 費 の軽 減 、 用 地 面 積 の縮 小、 省 資 源 ・ 省 エネ ル ギー に よ り 維
持管理費の 削減等が 図 られること から、適 用 が適当と考 えられる 技 術で、一
定の評価を 受けるも の 。
(イ)高度 情報化型
下水道管渠に一般利用を兼ねた光ファイバーケーブルを設置し、事業所や一
般家 庭 の 排水 量 の 自動 検針 等 を 行う も の であ って 、 次 のい ず れ かに 該当 す るも
事
の。
(a) 継続 し て 公共 下 水 道又 は 流 域下 水 道 に下 水を 排 除 して い る 事業 所又 は 家庭
業
からの排水水質等を適正に管理することが終末処理場からの放流水の水質
向上に寄与 し、ひい て は公共用水 域の水質 保 全に有効で あると認 め られる地
域において 、下水道 管 理の効率化 、高度化 の ため、主要 な事業所 又 は家庭と
の
処理場等を 光ファイ バ ーで結び、排水水質 等 の常時監視 を行うシ ス テムを構
築するもの 。
(b) 下 水 道 管 理 上 の 必 要 性 か ら 、 下 水 処 理 水を 再 生 利 用 し て い る 施設 に お け る
概
使用量をリ アルタイ ム で把握する ための自 動 検針システ ムを構築 す るもの。
(c) 地 域 の 経 済 社 会 の 状 況 と 見 通 し 、 道 路 の空 中 占 用 の 状 況 、 電 線共 同 溝 等 他
要
の公共収容 空間の整 備 の状況、地 元地方公 共 団体の情報 化への取 組 状況、民
間事業者の 利用見込 み 等を総合的 に判断し 、国、地方公 共団体( 下 水道管理
者 以 外 の 者 )、 第 一 種 電 気 通 信 事 業 者 及 び 有 線 テ レ ビ ジ ョ ン 放 送 施 設 者 ( 以
等
下 「 下 水 道 管 渠 占 有 者 」 と い う 。) が 下 水 道 暗 渠 を 利 用 し て 通 信 用 の 光 フ ァ
イバーを設 置する蓋 然 性が高いと 判断され る 地域におい て、下水 道 管渠占有
者に対して効率的な空間占有を行わせること及び下水道管渠の維持管理へ
の支障を最 低限に抑 え ることを目 的にした「 さやケーブ ル」又は「 サス外装
ケーブル」を下水道 管 理用光ファ イバーの 設 置に併せて 、一体の ケ ーブルと
して設置す るもの。
3.交付対象事業
交付対象事業は、次に掲げる事業とする。
①
水環境創造事業
(ア)水循環再生型
(a) 2.①(ア)の(a)、(b)又は(c)に該当するもの
a) 地方公共団体が事業主体のもので、下水処理水・雨水の再利用を実施
する事業にあっては、処理施設、送水施設、ポンプ施設、貯留施設及
下―12
び附帯施設の整備
b) 河川事業等との適切な連携・共同事業にあっては、下水道事業の負担
部分のうち、別紙の(1)から(12)までの交付対象事業に相当する
各部分
(b) 2.①(ア)の(d)に該当するもの
a) 地方公共団体が事業主体の事業にあっては、雨水の貯留浸透機能を有
する管渠等の設置・改造
b) 個人・民間事業者等が設置する施設に対し地方公共団体が助成する事
業に あっ て は、 浄 化槽 の改 造並 び に雨 水 流出 抑制 施設 及 び附 帯 の配 管
の設置
(c) 2.①(ア)の(e)に該当するもの
地方公共団体が 事業主 体のせせらぎ水 路、植 栽、遊歩道、四 阿、魚 巣ブ
事
ロック等の整備
(イ)ノン ポイント 汚 濁負荷削減 型
業
雑 排 水 又 は 初 期 雨 水 によ る 汚 濁 負 荷 を 収 集 、貯 留 、 処 理 、 浸 透 す るた め の 管
渠 施 設 、 ポ ン プ施 設 、貯 留 施 設 、 処 理施 設 (浸 透 ろ 過 、 ろ 材ろ 過 等の ろ 過 処 理
施設、植生 浄化水路 、湿地帯等の 植生浄化 施 設、礫間浄 化等の接 触 浄化処理等)
の
及び浸透施 設(浸透 ま す、浸透ト レンチ、 透 水性舗装等 )の整備
② リサイク ル推進 事業
概
(ア)再生 資源活用 型
(a) 渇 水 時 の 緊 急 的 な 下 水 処 理 水 の 利 用 を 円 滑 に 行 う こ と に 資 す る 施 設 の 建 設
要
又は取得の うち、次 の a)又は b)に 掲げる事 業
a) 下 水 処 理 水 の 取 水 及 び 散 水 車 等 へ の 積 み 込 み の た め に 必 要 な 取 水 ・ 給 水
施設(ポン プ及びそ の 附帯施設を 含む。) の建 設
等
b) 渇 水 期 に 緊 急 的 に 下 水 処 理 水 を 送 水 す る た め に 必 要 な 送 水 管 、 ポ ン プ 及
びそれらの 附帯施設 の 取得
(b) 下水汚 泥を用い た 建設資材を 使用する 下 水道建設事 業を実施 す る事業
(イ)未利用エネルギー活用型
(a) 熱利用に必要な施設のうち、下水又は下水処理水の流れる施設(熱交換
施設、送水施設及びポンプ施設に限る。)及びその附帯施設の整備。
(b) バイオマスの有効利用に必要な施設のうち、下水汚泥とその他のバイオ
マスを投入する消化施設、消化ガス利用施設及びその附帯施設の整備(有
効利用するバイオマスの 2 分の 1 以上を下水汚泥が占める場合に限る。)
(c) バイオガス精製装置、圧縮機等及び下水道バイオガスの供給のために必
要な施設の整備(下水処理場内に設置するものに限る。)
(d) 下水汚泥と他のバイオマスを混合・調整するために必要な施設の整備で
あって、下水道施設として整備する事業
(e) 下水処理水等を利用した小水力発電、 水 処理施設等 を利用し た 太陽光発
下―13
電 に必要な施設の整備
(ウ)積雪 対策推進 型
(a) 主 要 な 流 雪 水 路 、融 雪 水 路 及 び こ れら に附 属 す る 投 雪 口等 、 並び に こ れ ら
を補完する ポンプ施 設 、流融雪用 水取水施 設 等の施設の 整備
(なお、本施設 は、雨 水を排除す るための 管 渠と効用を 兼ねて設 置 するものと
する。)
(b) 処理水 供給施設 の 整備
(c) 融雪槽( 原則と し て調整池等 と効用を 兼 ねて設置す るものに 限 る。)の整備
(d) 熱 利 用 に 必 要 な 施設 の う ち 、 下 水 及び 下水 処 理 水 の 流 れる 施 設( 熱 交 換 施
設、送水施 設及びポ ン プ施設に限 る。)並 びに その附帯施 設の整備
③ 機能高度 化促進 事業
事
(ア)新技 術活用型
下水道新技術の普及と効率的な事業の執行を図るため、下水道に関わる新技
業
術を 先 駆 的に 導 入 ・評 価し 、 建 設費 又 は 維持 管理 費 の 低減 、 用 地面 積の 縮 小を
図る事業
(イ)高度 情報化型
の
(a) 下水道 事業のう ち 、事業所又は家 庭から の排水水質 等の常時 監 視を行うの
に必要な測定機器及び通信設備等を整備する事業主体、下水道管理上の必
要性から、処理水の再生利用を行うため終末処理場から事業所又は家庭に
概
送水した処理水量の常時監視を行うのに必要な測定機器及び通信設備等を
整備する事 業主体が 行 う次に掲げ るもの。
要
a) 事業所又 は家庭 の排 水水質、水量の自 動測 定・常時 監視に必 要な 測定機
器及びその 附帯施設 の 整備
b) 測 定 デ ー タ を 送 信 す る た め に 必 要 な 通 信 設 備 ( 通 信 線 を 含 む 。) 及 び そ
等
の附帯施設 の整備
c) 収集した データ を集 計・分析す るために 必 要な機器の 設置
(b) 後 で 光 フ ァ イ バ ー 芯 線 を 送 通 す る こ と の で き る 中 空 管 に よ り 構 成 さ れ る
ケーブルである「さやケーブル」又は光ファイバー芯線をテープ状にした
光ファイバーテープ芯線が、スペーサーの溝型の収容空間に集積され、そ
の周囲がステンレス防護テープとプラスチック被覆からなる被覆層で二重
に被覆され たケーブ ル である「サ ス外装ケ ー ブル」を整 備する事 業
4.交付対 象
①
2.に掲げる 事業 のうち、①の( ア)及 び(イ)、②の(ウ )並 びに③の(ア)
につ い て は、 公 共 下水 道管 理 者 、流 域 下 水道 管理 者 又 は都 市 下 水路 管理 者 (た
だし、②の( ウ)につ い ては、積雪 対策に資 す る都市下水 路の整備 事 業に限る。)
とする。
② 2.に掲 げる事 業の うち、②の (ア)及 び (イ)並び に③の( イ )について
下―14
は、公共下 水道管理 者 又は流域下 水道管理 者 とする。
5.留意事 項
①
維持管 理
事 業 主 体 は 、 完 成 し た施 設 等 に つ い て 維 持 管理 の 方 法 を 定 め 、 本 事業 の 目 的
が達成され るよう適 切 な維持管理 を行う。
②
水環境 創造事業 水 循環再生型 について
個 人 ・ 事 業 者 等 が 設置・ 管 理 す る 施 設 に 対し地 方 公 共 団 体 が 助 成する 事 業 に
つい て は 、管 理 協 定を 締結 す る 等に よ り 、適 正な 管 理 が行 わ れ るよ うに し なけ
ればならな い。
③
リサイ クル推進 事 業未利用エ ネルギー 活 用型につい て
下 水 汚 泥 と そ の 他 のバイ オ マ ス を 集 約 処 理する 場 合 に は 、 事 業 主体は 、 あ ら
事
かじ め 事 業の 内 容 につ いて 、 当 該事 業 に 関係 する 都 道 府県 又 は 市町 村の 廃 棄物
処理担当部 局等と協 議 を行うとと もに、事 業 の実施につ いて連携 を 図ること。
業
④
リサイ クル推進 事 業積雪対策 推進型に つ いて
事 業 実 施 に 際 し て は、他 の 除 排 雪 事 業 と も連携 を 図 り 、 都 市 の 総合的 な 積 雪
対策に資す るよう、 計 画的な事業 実施に努 め ること。
の
6.その他
未 利 用 エ ネ ルギ ー 活 用型 に お け る 小水 力 発 電、 太 陽 光 発 電に 係 る 交付 対 象 事 業 は
概
平成 25 年度までに 社会 資本整備総 合整備計 画 に位置づけ られた、 平 成 27 年度末ま
でに実施さ れるもの と する。
要
7.基礎額
本事業の基 礎額は、次 のイ.に係 る費用に 、ロ.の国費 率を乗じ た 額とする。
(た
等
だし、新世代下 水道支 援事業の3 .③(イ )に掲げる対 象事業の う ち(b)に該当 する
ものは除く。)
イ.基礎額 算定の対 象 となる交付 対象事業 の 範囲
本事業とし て実施す る 3.に掲げ る交付対 象 事業
ロ.国費率
次 の と お り (た だ し 、下 水 道 法 以 外の 法 令 によ り 、 補 助 率の 嵩 上 げが 規 定 さ れ て
いる場合は 、当該補 助 率に基づく 国費率)
①
水環境 創造事業
(ア)水循 環再生型
(a) 新 世 代 下 水 道 支 援事 業 の 3 . ① ( ア) に掲 げ る 対 象 事 業 のう ち (a)a )に
該当するも のは、公 共 下水道又は 流域下水 道 として実施 する場合 は 費用の
2 分の 1、 都市下水 路 として実施 する場合 は 10 分の 4
(b) 新世代 下水道支 援 事業の3.①(ア)に 掲げる対象 事業のう ち(a)b)に該
当するもの は、別 紙の(1)から(12 )ま でに基づき 、それ ぞれ に定め
下―15
られた国費 率
(c) 新世代 下水道支 援 事業の3.①(ア)に 掲げる対象 事業のう ち(b)a)に該
当するもの は 3 分 の 1、(b)b)に該 当する もの は地方公共 団体によ る 助成
額の 2 分の 1(ただ し 総費用の 3 分の 1 を 限 度とする。)
(d) 新世代 下水道支 援 事業の3.①(ア)に 掲げる対象 事業のう ち(c)に該当
するものは 3 分の 1
(イ)ノン ポイント 汚 濁負荷削減 型
公 共 下 水 道 事 業 、 流 域下 水 道 事 業 と し て 実 施す る 場 合 は 2 分 の 1 、都 市 下
水路事業と して実施 す る場合は 10 分の 4
②
リサイ クル推進 事 業
(ア)再生 資源活用 型
事
(a) 新世代 下水道支 援 事業の3.②(ア)に 掲げる対象 事業のう ち(a)に該当
するものは 2 分の 1
業
(b) 新世代 下水道支 援 事業の3.②(ア )に掲 げる対象事 業のうち (b)に該当
するものは 、下水道 法 施行令第 24 条の 2 第 1 項に定め る補助率 に 基づく
国費率
の
(イ)未利 用エネル ギ ー活用型
(a) 新世代 下水道支 援 事業の3.②(イ)に掲 げる対象事 業のうち (a)に該当
するものは 2 分の 1
概
(b) 新世代 下水道支 援 事業の3.②(イ )に掲 げる対象事 業のうち (b)に該当
するものは 、次に定 め る国費率
要
a) 下水汚泥 とその 他の バイオマス の投入割 合 により、下水道法 施行令 第
24 条の 2 第 1 項 に定 める補助率 と 4 分 の 1 の補助率を 按分した 補 助
率に基づく 国費率
等
b) 必 要 と な る 施 設 が 下 水 汚 泥 の み を 利 用 す る 場 合 と 同 等 の 規 模 で あ る
場合は、下 水道法施 行 令第 24 条の 2 第 1 項 に定める補 助率に基 づ く
国費率
(c) 新世代 下水道支 援 事業の3.②(イ)に 掲げる対象 事業のう ち(c)に該当
するものは 、下水道 法 施行令第 24 条の 2 第 1 項に定め る補助率 に基づ
く国費率
(d) 新世代 下水道支 援 事業の3.②(イ)に 掲げる対象 事業のう ち(d)に該当
するものは 、下水道 法 施行令第 24 条の 2 第 1 項に定め る補助率 に基づ
く国費率
(e) 新世代 下水道支 援 事業の3.②(イ)に 掲げる対象 事業のう ち(e)に該当
するものは 2 分の 1
(ウ)積雪 対策推進 型
公共下水道 又は流域 下 水道は 2 分 の 1、都市 下水路は 10 分の 4、特 定公共
下水道は 3 分の 1
下―16
③ 機能高度 化促進 事業
(ア)新技 術活用型
下水道法施 行令第 24 条の 2 第 1 項に定 める 補助率に基 づく国費 率
(イ)高度 情報化型
(a) 新世代 下水道支 援 事業の3.③(イ)に掲 げる対象事 業のうち (a)に該当
するものは 2 分の 1
新世代下水 道支援事 業 の3.③( イ)に掲 げ る対象事業 のうち(b)に 該当するも の
については 、本事業 の 基礎額を次 のとおり と する。
a) さやケー ブルを 設置 する場合
下水道管 理用に必 要 な光ファイ バー芯線 等(以下「下水 道管理 用分 」という。)
及 び 下 水 道 管 理者 以 外の 者 に 対 し て 空間 占 用を 行 わ せ る こ とを 目 的と し て 中 空
管(以 下「 空間占用 分 」とい う。)を一体の ケ ーブルとし て敷設す る ために必要
事
な費用(以 下「総費 用(W)」という 。)から 、下水道管理 用分のみ を 別途独立の
フ ァ イ バ ー と して 敷 設し た と 想 定 し た場 合 の費 用 ( 以 下 「 下水 道 管理 用 分 想 定
業
費用(A)」という。)及 び、下水道 管渠占用 者 が負担すべ き費用( 以 下「占用者
負担費用(B )」とい い 、総費用(W )と下水 道 管理用分想 定費用(A)の差の 10%
とする。)を 差し引 いて 得た額の 2 分の 1
の
なお、下水 道管理 用分 想定費用(A )につい て は本事業に よらず、別紙 1の(1)
か ら ( 1 2 ) まで ( 新世 代 下 水 道 支 援事 業 制度 機 能 高 度 化 促進 事 業高 度 情 報 化
型を除く。) により 交付 する。
概
以上を算 式で表す と 次のとおり となる。
S=(W− A−B)/2=(W−A− (W−A )×0.1)/2
要
S:基礎 額
W:総費 用
A:下水 道管理用 分 想定費用
等
B:占用 者負担費 用
ただし、総 費用(W )が 下水道管理 用分想定 費 用(A)の 1.3 倍を越 え る場合は、
総費用(W)を下水道 管 理用分想定 費用(A)の 1.3 倍とし て算定し た 額を基礎額
(S)とする 。
b) サス外装 ケーブ ルを 設置する場 合
下 水 道 管 理 用 に 必要な 光 フ ァ イ バ ー 芯 線(以 下 「 下 水 道 管 理 用分」 と い う 。)
及び下水道管渠占用者が占用する光ファイバー芯線を一体のケーブルとして敷
設 す る た め に 必 要 な 費 用 ( 以 下 「 総 費 用 (W )」 と い う 。) か ら 、 下 水 道 管 理 用 分
のみを別途 独立のフ ァ イバーとし て敷設し た と想定した 場合の費 用(以下「下水
道管理用分 想定費用 (A )」という 。)、設 置する 光ファイバ ー芯線費 用 のうち占用
者 負 担 分 ( 以 下 「 占 用 者 が 負 担 す べ き 芯 線 費 用 (C )」 と い う 。) 及 び 光 フ ァ イ バ
ーの設置費 用のうち 下 水道管渠占 用者が負 担 すべき費用(以下「占 用者負担費 用
(B)」とい い、総費 用(W)と下水道 管理用 分想 定費用(A) の差の 10%とする。)
を差し引い て得た額 の 2 分の 1
下―17
なお、下水道管 理用分 想定費用(A )につい て は本事業に よらず別 紙 1(1)か
ら(12)
(新 世代下水 道支援事業 制度機能 高 度化促進事 業高度情 報 化型を除く。)
により交付 する。
以上を算式 で表すと 以 下のとおり となる。
S=(W−A −C− B)/2=(W− A−C− (W −A)×0.1)/2
S:基礎額
W:総費用
A:下水道 管理用分 想 定費用
B:占用者 負担費用
C:占用者 が負担す べ き芯線費用
ただし、総費用 (W)か ら占用者が 負担すべ き 芯線費用(C )を差し 引 いた額が下
水道管理用 分想定費 用(A)の 1.3 倍を越え る 場合は 、総費用(W)から 占用者が負
事
担 す べ き 芯 線 費 用 (C )を 差 し 引 い た 額 を 下 水 道 管 理 用 分 想 定 費 用 (A )の 1.3 倍
として算定 した額を 基 礎額(S)と する。
業
別紙
新世 代下水道 支 援事業に関 する交付 対 象事業
の
(1) 通常の下水 道事業
概
要
①
公共下水道 事業
②
流域下水道 事業
③
都市下水路 事業
④
特定公共下 水道事業
⑤
特定環境保 全公共下 水 道事業
(2) 下水道浸水 被害軽減 総 合事業
(3) 下水道総合 地震対策 事 業
等
(4) 合流式下水 道緊急改 善 事業
(5) 都市水害対 策共同事 業
(6) 下水道未普 及解消重 点 支援制度
(7) 下水道長寿 命化支援 制 度
(8) 流域下水汚 泥処理事 業
(9) 汚水処理施 設共同整 備 事業
(10)特定 下水道施 設 共同整備事 業
(11)民間 活用型地 球 温暖化対策 下水道事 業
(12)新世 代下水道 支 援事業制度
下―18
事
業
の
名
称
特定下水道施設共同整備事業(スクラム)
項
予算計上科目 款
◎
目
事業の概要
地方公共団体が共同で下水道施設を設置し、利用することが効果的な場合に
おいて国が地方公共団体に対し必要な助成を行う方途を講じ、もって下水道整
備の円滑な促進に資することを目的とし、複数の地方公共団体が共同で設置、
事
利用する以下の施設の整備を行う事業をいう。
1)共同水質検査施設
下水等の水質検査施設(施設の設置に必要な用地(取得及び造成)を含む。)。
業
なお、終末処理場敷地以外に設けることができる。
2)移動式汚泥処理施設
汚泥脱水機等を搭載した車両等複数の終末処理場等を巡回して、各施設から
の
発生する汚泥を処理する施設
3)汚泥運搬施設
概
下水汚泥処理施設において汚泥を集約的に処理するため、他の終末処理場等
から汚泥を運搬する車両等
4)汚泥処理処分施設
要
汚泥の処理施設及びこれらを補完する施設(施設の設置に要する用地(取得
及び造成)を含む。)。なお、終末処理場敷地以外に設けることができる。
5)共同管理施設
等
終末処理場等の遠隔監視・制御施設をはじめとする管理施設(施設の設置に
必要な用地(取得及び造成)を含む。)。なお、終末処理場敷地以外に設けるこ
とができる。
6)その他下水道事業を実施するにあたって必要な施設
◎
交付対象
本事業の事業主体は、下水道事業を実施する地方公共団体とする。
※詳細につ いては、「下 水道事業の 手引」( 日本 水道新聞社 )を参照 す ること。
経費の負担区分
流域下水道施設:流域下水道事業と同率
公共下水道施設:公共下水道事業と同率
根拠法令
下水道法第 34条
下―19
事
業
の
名
称
予算計上科目
款
◎
汚水処理施設共同整備事業(MICS)
項
目
事業の概要
下水道及び他の汚水処理施設において共同で汚水を処理するために下水道
施設を利用することが効果的な場合において、国が地方公共団体に対し必要な
助成を行うことにより、効率的な汚水処理の促進に資することを目的とし、複
数の汚水処理施設が共同で利用する以下の施設の整備を行う事業をいう。
◎
交付対象事業
①
対象地域の要件
汚 水 処理 施 設 共同 整 備 事 業 の対 象 地 域は 、 当 該 事 業が 対 象 とす る 処 理 人 口 及
事
び処理水量 の1/2 以 上を下水道 事業が対 象 としている 地域に限 る 。
②
対象 施設
(ア)共同水質検査施設
業
下水等の水質検査施設(施設の設置に必要な用地(取得及び造成)を含
む。)
の
(イ)移動式汚泥処理施設
汚泥脱水機を搭載した車両等であって複数の汚水処理施設を巡回して、
各施設から発生する汚泥を処理する施設
概
(ウ)汚泥運搬施設
下水汚泥処理施設において汚泥を集約的に処理するため、他の汚水処理
施設から発生する汚泥を運搬する車両等
要
(エ)共同汚泥処理処分施設
下水汚泥等の処理処分施設及びこれを補完する施設(施設の設置に必要
等
な用地(取得及び造成)を含む。)
(オ)共同管理施設
汚水処理施設の遠隔監視等の管理施設で下水道施設内に設置するもの
(施設の設置に必要な用地(取得及び造成)を含む。)
(カ)その他共同で施設を利用するために必要な施設
◎
交付対象
本事業の交付対象は、下水道事業を実施する地方公共団体とする。
※詳細につ いては、「下 水道事業の 手引き」(日 本水道新聞 社)を参 照 すること。
下−20
事
業
の
概
要
等
経費の負担区分
流域下水道施設:流域下水道事業と同率
公共下水道施設:公共下水道事業と同率
根拠法令
下水道法第34条
下―21
名
称
合流式下水道緊急改善事業
予算計上科目
款
項
事
業
の
◎
目
事業の概要
当事業は、合流式下水道を採用している地方公共団体において、公共用水域
の水質保全等に資することを目的として、合流式下水道の改善を緊急的に実施
する事業をいう。
◎
交付対象事業
通 常 の 下 水 道 事業の 対 象 と な る 施 設 の整備 に 加 え 、「 合 流 式 下 水道 緊 急 改 善 計
画に位置付 けられた 次 の施設の整 備とする 。
① 雨水吐に設 置するき ょ う雑物等の 除去施設
事
② 雨水貯留施 設
③ 雨水吐を経 た後の下 水 を遮集して 処理場へ 送 水する管渠
④ 雨水浸透施 設(雨水 貯 留施設と同 等の機能 を 有し、同施 設より経 済 的なもの )
業
⑤ 雨水放流 管渠 (雨 水貯 留施設と同 等の機能 を 有し、同施 設より経 済 的なもの)
⑥ 分流化に係 る 管渠 (上 記①∼⑤に よる改善 対 策より経済 的なもの )
の
◎
交付対象
本事業の交付対象は、下水道事業を実施する地方公共団体とする。
概
◎
合流式 下水道緊 急 改善計画の 社会資本 総 合整備計画 への記載
①
本 事 業 を 実 施 す る地 方 公 共 団 体 は 、 社 会資 本 総 合 整 備 計 画 に 、合 流 式 下 水 道
要
を採 用し てい る地 区に 関し 、② に掲 げる 事項 を定 めた 「合 流式 下水 道緊 急改 善
計画」を記 載するも の とする。
等
②「合流式 下水道改 善 計画」に定 める事項 は 次のとおり とする。
(a)
対 象地区の 概 要
(b)
整 備目標
(c)
事 業内容及 び 年度計画等
③
評価 の実施
合 流 式下 水 道 緊急 改 善 事 業 を社 会 資 本総 合 整 備 計 画に 記 載 しよ う と す る 地 方
公 共 団 体 は 、 これ ま でに 実 施 し て き た合 流 式下 水 道 の 改 善 に係 わ る事 業 に つ い
て 評 価 を 行 い 、結 果 を公 表 す る と と もに 、 提出 し よ う と す る計 画 の中 間 年 度 終
了 時 に 中 間 評 価を 行 い、 結 果 を 公 表 する こ とと し 、 併 せ て 国へ 提 出す る も の と
する。
下―22
◎
その他
この事 業は平成 19 年度より3年 間以内 に平成 25 年度を越 え ない範囲で 計画期
間5年間以 内の「合流 式下水道緊 急改善計 画 」を作成 し、事業着手 した地方公 共
団体に限り 実施でき る ものとする 。
※詳細につ いては、「下 水道事業の 手引き」(日 本水道新聞 社)を参 照 すること。
事
業
の
概
要
等
経費の負担区分
管
渠
等
国
1/2
県
―
市町村
1/2
国
5.5/10
県
―
市町村
4.5/10
国
1/2
県
―
市町村
1/2
終末処理場
根拠法令
下水道法第34条
下―23
事
業
の
名
称
予算計上科目
款
◎
都市水環境整備下水道事業
項
目
事業の概要
良好な都市水環境の保全・創出を図るため、河川事業等との連携を図りつつ
実施する下水道事業をいう。
事
◎
交付対象事業の要件
業
次に掲げる事業をいう。
( 防災・安全交付金の交付対象事業は、これらのうち、
防災・安全対策のために特に必要と認められる事業とする。)
イ.新世代下水道支援事業制度に定める水環境創造事業
の
ロ.清流ルネッサンスⅡの計画に位置づけられた下水道事業
ハ.上記イ、ロと一体的に実施される下水道事業
概
※詳細につ いては、「下 水道事業の 手引き」(日 本水道新聞 社)を参 照 すること。
要
等
経費の負担区分
国
下記の国費率
県
―
市
下記の国費率
イ.新世代下水道事業支援制度に定める水環境創造事業に係る事業
新世代下水道事業支援制度水環境創造事業の国費率
ロ.清流ルネッサンスⅡの計画に位置づけられた下水道事業
下水道に係る基幹事業と同様の国費率
ハ.上記イ、ロと一体的に実施される下水道事業
下水道に係る基幹事業と同様の国費率
根拠法令
下水道法第34条
下―24
事
業
の
名
称
予算計上科目
款
◎
流域下水汚泥処理事業
項
目
事業の概要
下水汚泥の適正な処理処分及び資源化再利用の促進に資することを目的と
して、流域下水道と公共下水道が一体となって下水汚泥の広域処理を流域下水
道管理者である都道府県が実施する事業をいう。
◎
交付対象事業
当事業は、都道府県が主体となって、広域的な観点に立ち流域下水道と周辺
の公共下水道から発生する下水汚泥を集約的に処理するとともに、資源化再利
用を推進するために必要な次の施設、改築、修繕、維持その他の管理を行うも
事
のをいう。(防災・安 全交付金事業はこれらのうち、防災・安全対策のために
特に必要と認められる事業とする。)
①
汚泥輸送施設
業
汚泥処理施設において汚泥を集約的に処理するため、他の終末処理場から
汚泥を輸送するための施設及びこれを補完する施設
の
②
汚泥処理施設
汚泥の濃縮、脱水、焼却・溶融等を行う施設及びこれらを補完する施設
③
移動式汚泥処理施設
概
複数の終末処理場を巡回して、各施設から発生する汚泥を処理するための
汚泥脱水機等を搭載した車両等
④
その他本事業を実施するに当たって必要な施設
要
◎
交付対象
等
本事業の交付対象は、地方自治法(昭和22年法律第67号)第252条の
14に基づき、関係する市町村(一部事務組合を含む。)から汚泥 処理に係る
事務を委託された、流域下水道及び公共下水道の管理者たる都道府県とする。
◎
その他
①
本事業の実施に当たっては、関係する都道府県及び市町村は、下水汚泥の
輸送及び集約処理に関して、あらかじめ下水道法に基づく事業計画に位置付
けるものとする。
②
本事業の実施に当たっては、都道府県と汚泥処理に係る事務を委託した市
町村(一部事務組合を含む。)は、経費負担 の割合、負担方法について規約
を定めるものとする。
下―25
事
業
の
概
要
等
経費の負担区分
流域下水道施設:流域下水道事業と同率
流域関連公共下水道施設:公共下水道事業と同率
根拠法令
下水道法第34条
地方自治法第 252 条の 14
下―26
事
業
の
名
称
予算計上科目
款
◎
下水道浸水被害軽減総合事業
項
目
事業の概要
主要なターミナル駅の周辺地区に代表される都市機能が集積している浸水
実績がある地区、床上浸水被害が発生した地区等の浸水被害の軽減、最小化及
び解消を目的として、再度災害防止の観点等から、他事業と連携した流出抑制
施策やハード対策に加えて地域住民等による自助取組の促進策及び効果的に
自助取組を導くためのソフト対策を組み合わせて浸水対策を実施する事業を
いう。
◎
交付対象事業の要件
事
当事業は、以下のいずれかに該当する地区の浸水被害の軽減・最小化及び解
消を目的として、
「下水道浸水被害軽減総合計画」に従い実施する事業をいう。
①
県庁が所在する市等のターミナル駅周辺地区に代表される都市機能が集
業
積している地区で、以下のいずれかに該当する地区
(ア) 過去10年間に3回以上の浸水実績があり、当該浸水の延べ浸水面積が
の
1.5ha 以上である地区
(イ) 過去10年間に浸水面積が1ha 以上の浸水実績がある地区
(ウ) 災害対策基本法に基づく地域防災計画に位置づけられた施設(防災拠点
概
及び避難地)又は高齢者・障害者等要援護者関連施設が存在し、過去
10 年間に浸水実績がある地区
②
過去10年間の延べ床上浸水被害戸数が50戸以上、延べ浸水被害戸数が
要
200戸以上で、床上浸水回数が2回以上発生し、未解消となっている地区
等
◎
交付対象
本事業の事業主体は、下水道事業を実施する地方公共団体とする。
◎
交付対 象事業の 内 容
交付 対 象 事業 の 範囲 は 、通 常 の 下水 道 事業 の 対象 と な る施 設 の整 備 に加 え 「下
水道浸水被 害軽減総 合 計画」に位 置付けら れ た以下の施 設とする 。
①
指定市 にあって は 、下水排除面積 1ha 以 上の貯留・排水 施設( ただし、1ha
未満の貯留 ・排水施 設 の整備がよ り経済的 な 場合は 0.5ha 以上の 貯 留・排水施
設)、一般市 にあっ て は 0.5ha 以上、町村 に あっては 0.25ha 以 上、 過疎にあっ
ては 0.1ha 以上の貯 留 ・排水施設
②
①と同 等の機能 を 有しかつ経 済的な雨 水 浸透施設
③
道路事 業等との 連 携により、 経済的な 補 助対象とな る下水道 工 事の路面復 旧
における透 水性舗装 。
下−27
④
浸 水 の お そ れ が ある 区 域 内 の 住 民 に 対 し、 降 雨 及 び 雨 水 排 除 に関 す る デ ー タ
をリアルタイムに提供するために必要な情報提供施設及びその付帯施設(地上
雨量計及び レーダー 雨 量計による 雨量デー タ 、下水道の管渠( 溝渠 を含む。)に
設置した水位計による水位データ、ポンプ場に設置した流入水位計より求めた
流入量データ等をインターネット、電話、ファックス等により住民に提供する
ための画像 編集装置 、 音声編集装 置等)
⑤
雨水の 貯留浸透 機 能を有する 下水道施 設 。
⑥
雨水の流出抑制を図るために改造する不要になった浄化槽、雨水の流出を図
る た め に 整 備 す る 雨 水 貯 留 浸 透 施 設 及 び 附 帯 の 配 管 ( 地 方 公 共 団 体 が 当 該 施設
の管理者に 助成する 場 合に限る。)
⑦
防 水 ゲ ー ト 、 止水 板 及 び 逆 流 防 止 施 設( 不 特 定 多 数 が 利 用 する 地 下 空 間 、 病
院 、 介 護 老 人 福 祉 施 設 、 障 害 者 支 援 施 設 な ど 浸 水 発 生 時 に 迅 速 な 対 応 や 自 主的
事
な 避 難 等 が 困 難 な 人 を 収 容 す る 施 設 に 係 る も の で あ っ て 、 地 方 公 共 団 体 が 当該
施設の管理 者に助成 す る場合に限 る。)
業
◎
下水道 浸水被害 軽 減総合計画 の社会資 本 総合整備計 画への記 載
①
本 事 業 を 実 施 しよ う と す る 地 方 公 共 団体 は 、 社 会 資 本 総 合 整備 計 画 に 、 ② に
の
掲げる事項 を定めた 「 下水道浸水 被害軽減 総 合計画」を 記載する も のとする。
② 「下水道 浸水被 害軽 減総合計画 」に定め る 主な事項は 次のとお り とする。
(a) 対象地 区の概要 及 び選定理由
概
(b) 整備目 標
(c) 事業内 容及び年 度 計画
要
◎
その他
①
地 区 要 件 該 当 後 5年 間 以 内 に 原 則 と し て計 画 期 間 5 年 以 内 の 「下 水 道 浸 水 被
等
害軽減総合計画」を作成し、事業着手する地方公共団体に限る。ただし、当該
計画に位置づけられた貯留・排水施設の整備に係わる工期が5年を超える場合
には、計画 期間を1 0 年以内とす る。
②
交 付 対 象 の 要 件 の ① 、 ② に 該 当 す る 地 区 に つ い て は 、 床 上 浸 水 被 害 の あった
当該年度か ら交付又 は 対象事業と すること が できるもの とする。
③
個 人 ・ 事 業 者 等 が設 置 ・ 管 理 す る 施 設 に対 し 地 方 公 共 団 体 が 助成 す る 事 業 に
ついては、管理協定を締結する等により、適正な管理が行われるようにしなけ
ればならな い。
④
住 民 に 対 し 、 高 度降 雨 情 報 を 提 供 す る に当 た っ て は 、 気 象 業 務法 ( 昭 和 2 7
年法律165号)の規定を遵守するほか、当該地域において気象、水象に係る
情報を一般公衆に対して提供しているもの(気象庁、河川管理者等)と密接に
連携を図ら なければ な らない。
下−28
事
業
の
概
要
等
経費の負担区分
交付対象事 業の内容 よ り
①∼④
国
1/2
県
―
⑤
国
1/3
県
―
⑥・⑦
国
県
―
1/ 2
市町村
市町村
市町 村
1/2
2/3
1/ 2
(⑥・⑦の国費率は地方公共団体による助成額の2分の1となる率。交付金の額は
総費用の1 /3を限 度 とする)
根拠法令
下水道法第34条
下−29
事
業
の
名
称
予算計上科目
款
◎
下水道総合地震対策事業
項
目
事業の概要
下水道の地震による被災が市民生活や公衆衛生等に重大な影響を及ぼすこ
とに鑑み、大規模地震対策特別措置法(昭和53年法律第73号)に基づく地
震防災対策強化地域、水道水源地域等において、地震に対する安全度を早急に
高め、安心した都市活動が継続されることを目的として、地震時に下水道が最
低限有すべき機能を確保するための施設の耐震化及び被災した場合の下水道
機能のバックアップ対策を併せて進める事業をいう。
◎
交付対象事業の要件
次のいずれかに該当する地域において、地方公共団体の下水道地震対策を目
事
的として、「下水道総合地震対策計画」に従い実施する事業をいう。
(ア)DID(人口集中)地域を有する都市
(イ)大規模地震対策特別措置法に基づく地震防災対策強化地域
業
(ウ)東南海・南海地震に係る地震防災対策の推進に関する特別措置法に基づく
東南海・南海地震防災対策推進地域
の
(エ)日本海溝・千島海溝周辺海溝型地震に係る地震防災対策の推進に関する特
別措置法に基づく日本海溝・千島海溝周辺海溝型地震防災対策推進地域
(オ)上水道の取水口より上流に位置する予定処理区域
概
◎
交付対象
本事業の交付対象は、下水道事業を実施する地方公共団体とする。
要
◎
交付対象事業の内容
等
交 付 対 象 事 業 の 範 囲 は 、 通 常 の 下 水 道 事 業 及 び 施 設 の 整 備 に 加 え 、「 下水道 総
合地震対策計画 」 に位 置付けられ たものと す る。
①
災 害 対 策 基本 法 及び 同 法 に 基 づ く地 域 防災 計 画 に 位 置 付け ら れた 施 設 ( 防 災
拠点 及 び 避難 地 ) 並び に高 齢 者 ・障 害 者 等要 援護 者 関 連施 設 と 終末 処理 場 とを
接続する管 渠の耐震 化 事業
②
災 害 対 策基 本 法 及び 同 法 に 基 づく 地 域 防災 計 画 に 位 置付 け ら れた 緊 急 輸 送 路
及び避難路 並びに軌 道 の下に埋設 されてい る 管渠の耐震 化事業
③
災 害対策 基本 法 及び同 法に 基づく 地域 防災計 画に 位置付 けら れた施 設( 防災
拠点 及 び 避難 地 ) 並び に高 齢 者 ・障 害 者 等要 援護 者 関 連施 設 が存 在 する 排 水区
域における 下水道排 除 面積が一定 規模以上 ( 指定市にあ っては 1ha 以上(ただ
し、1ha 未 満の貯留・排水施設の 耐震化が よ り経済的な 場合は 0.5ha 以上)、一
般市にあっ ては 0.5ha 以上、町村に あっては 0.25ha 以上、過疎市町 村 にあって
は 0.1ha 以 上)の貯 留 ・排水施設 の耐震化 事 業。
下―30
④
災害対 策基本法 及 び同法に基 づく地域 防 災計画に位 置付けら れ た施設(敷 地
面積 1ha 以上の 防災拠 点又は避難 地に限る 。)に整備する マンホー ル トイレシス
テム(ただ し、マン ホ ールを含む 下部構造 物 に限る。)
⑤
災害 対策基本 法 及び同法に 基づく地 域 防災計画に 位置付け ら れた下水道 施設
(敷地面積 2ha 以上の 防災拠点及 び避難地 に 限る。)に設 置する 備蓄 倉庫及び耐
震性貯水槽
ただし、三大都市圏の既成市街地等(首都圏整備法に基づく既成市街地及び
事
近郊整備地帯、近畿圏整備法に基づく既成都市区域及び近郊整備区域、中部圏
開発整備法に基づく都市整備区域)に位置する都市、政令指定都市、県庁所在
業
都市及び中核市におけるDID地域を含む地区にあっては、災害対策基本法及
び同法に基づく地域防災計画において、防災拠点及び避難地として位置付けら
れた敷地面 積1ha 以上 の下水道施 設に設置 す る備蓄倉庫 及び耐震 性 貯水槽
の
◎
下水道 総合地震 対 策計画の社 会資本総 合 整備計画へ の記載
概
①
本事 業を実施 し ようとする 地方公共 団 体は、社会 資本総合 整 備計画に、 ②
に掲げる事 項を定め た 「下水道総 合地震対 策 計画」を記 載するも の とする。
②「下水道 総合地震 対 策計画」に 定める主 な 事項は、次 のとおり と する。
要
(ア)対象 地区の概 要 及び選定理 由
(イ)整備 目標
等
(ウ)事業 内容及び 年 度計画
◎
その他
本事業は 、平成 21 年度より5 年間以内 に 計画期間5 年以内の「 下水道総合地
震対策計画 」を 作成し 、事業着手す る地方公 共団体に限 り実施で き るものとす る。
ただし、当該計画に位置付けられた管渠等の耐震化事業に係る工期が5年を超え
る場合には 、計画期 間 を10年以 内とする 。
経費の負担区分
流域下水道施設:流域下水道事業と同率
公共下水道施設:公共下水道事業と同率
根拠法令
下水道法第34条
下―31
事
業
の
名
称
予算計上科目
款
◎
都市水害対策共同事業
項
目
事業の概要
効率的な浸水対策を推進することを目的として、内水氾濫対策を受け持つ下
水道と洪水氾濫対策を受け持つ河川が連携・共同し、相互の施設をネットワー
ク化し、出水特性や規模に応じて融通利用を実施する事業をいう。
◎
交付対象事業
①及び②に掲げる要件を満たすもので、③に掲げる施設の整備を行う事業の
うち、下水道事業として実施するものをいう。
①
交付対象事業の要件
事
交付対象事業は,次のすべてに該当するものとする。
(ア)本事業が浸水被害の軽減に効率的、経済的に寄与するものであること。
(イ)本事業の実施について、下水道事業者と河川事業者との間で相互の合意
業
がなされていること、又はなされることが確実と見込まれること。
(ウ)本事業の実施に当たり、下水道事業者と河川事業者との間で費用の負担
の
その他の事項について適切な分担が行われているものであること。
②
対象地域の要件
本事業の対象地域は、過去 10 年間に当該地区又は近傍の地区において、
概
下水道の事業計画又は河川の整備計画で対象とする降雨を上回る降雨によ
り浸水被害が発生している地域に限る。
③
対象となる施設
要
(ア)ネットワーク化施設
下水道の雨水貯留施設と河川の洪水調節施設をネットワーク化するた
等
めの管渠及び相互に排水するために必要なポンプ等の施設
(イ)その他共同で施設を利用するために必要な施設
◎
交付対象
本事業の交付対象は、下水道事業を実施する地方公共団体とする。
下―32
事
業
の
概
要
等
経費の負担区分
管渠・ポン プ施設等
国
1 /2
県
―
市
1/2
国費率は、 下水道法 施 行令第24 条の2に 規 定する補助 率(ただ し 、下水道法 以
外の法令に より、補 助 率の嵩上げ が規定さ れ ている場合 は、当該 補 助率に基づ く国
費率)。こ れらの法 令に おいて、交 付対象 とな る施設は公 共下水道 の 主要な管渠 又は
主要な補完施設若しくは都市下水路又は流域下水道の一部として取り扱うものとす
る。
根拠法令
下水道法第34条
下―33
事
業
の
名
称
予算計上科目
款
◎
下水道長寿命化支援制度
項
目
事業の概要
事故の未然防止及びライフサイクルコストの最小化を図ることを目的とし
て、下水道施設の健全度に関する点検・調査結果に基づき、「長寿命化対策」
に係る計画を策定し、当該計画に基づき、予防保全的な管理を行うとともに、
長寿命化を含めた計画的な改築等を行う事業をいう。
◎
定義
「下水道長寿命化計画」とは、下水道施設の点検・調査結果に基づき、「長
寿命化対策」を含めた施設の改築等に関し、対策内容や対策時期等を定めたも
のである。なお、「長 寿命化対策」とは、下水道施設の予防保全的な管理及び
事
更生工法あるいは部分取替等により既存ストックを活用し、耐用年数の延伸に
寄与する行為をいう。
業
◎
交付対象事業
①
下水道長寿命化計画の策定
の
下水道長寿命化支援制度に関係する基幹事業(別紙)のいずれかの対象施
設の計画的な改築を行うために必要な点検・調査及び本結果に基づく「下水
道長寿命化計画」の策定
概
②
「下水道長寿命化計画」に基づく、「長寿命化対策」を含めた計画的な改
築で、下水道長寿命化支援制度に関係する基幹事業(別紙)のいずれかの要
件に合致するもの
要
◎
交付対象
等
本事業の交付対象は、下水道事業を実施する地方公共団体とする。
◎
下水道長寿命化計画の社会資本総合整備計画への記載
本事業を実施しようとする地方公共団体は、社会資本整備計画に、「下水道
長寿命化計画」を記載するものとする。(「下水道長寿命化計画」の策定を行う
場合を除く。)
◎
留意事項
平成 20 年度より 5 年間の猶予 をもって 、「 長寿命化対 策」を含 め た施設の改 築
に 対 す る 補 助は 「 下 水道 長 寿 命 化 計画 」 に 基づ く 予 防 保 全的 な 管 理を 実 施 し て い
るものに限 定するこ と とする。
※
詳細に ついては 、「 下水道事業 の手引き 」( 日本水道新 聞社)を 参 照すること。
下―34
下水道長寿命化支援制度に関係する基幹事業
別紙
(1)通常 の下水道 事 業
事
①
公共下 水道事業
②
流域下 水道事業
③
都市下 水路事業
④
特定公 共下水道 事 業
⑤
特定環 境保全公 共 下水道事業
業
(2)下水 道浸水被 害 軽減総合事 業
(3)下水 道総合地 震 対策事業
の
(4)合流 式下水道 緊 急改善事業
(5)都市 水害対策 共 同事業
(6)下水 道未普及 解 消重点支援 制度
概
(7)流域 下水汚泥 処 理事業
(8)汚水 処理施設 共 同整備事業
要
(9)特定 下水道施 設 共同整備事 業
(10)民間 活用型地 球 温暖化対策 下水道事 業
(11)新世 代下水道 支 援事業制度
等
1.「下水道長寿命化計画」の策定
流域下水道又は公共下水道として実施する場合
経費の負担区分
国
1/2
県
1/2
市町村
−
国
1/2
県
−
市町村
1/2
都市下水路として実施する場合
国
4/10
県
−
市町村
6/10
(ただし、下水道法以外の法令により補助率の嵩上げが規定されている場合は、
当該補助率)
2.計画的な改築
下水道法施工令第 24 条の2に規定する補助率(ただし、下水道法以外の法令
により補助率の嵩上げが規定されている場合は、当該補助率)
根拠法令
下水道法第34条
下―35
事
業
の
名
称
予算計上科目
款
◎
下水道基本計画策定事業
項
目
事業の概要
国民の良好な生活環境を確保するとともに公共用水域の水質を保全するた
め、計画的な下水道整備を推進し、円滑な下水道事業の実施に資することを目
的として、下水道基本計画を策定する事業をいう。
◎
交付対象事業
「下水道基本計画策定事業」とは、公共下水道に未着手の市町村において行
われる下水道の基本計画を策定する事業、又は既に公共下水道に着手している
市町村においては,雨水対策を中心とした計画を新たに策定する事業であっ
て、対象地域は、次の各号のいずれかに該当するものとする。
事
(ア)人口5万人未満かつ財政力指数が 0.7 未満の市町村の行政区域
(イ)湖沼水質保全特別措置法(昭和59年第61号)第3条第2項の規定によ
り指定された指定湖沼地域内における市町村の行政区域
業
(ウ)下水道法第2条の2第4項の規定による流域別下水道整備総合計画の中で
整備順位が「直ちに着手すべし(A)」と位置付けられた市町村の行政区域
の
(エ)下水道法第2条の2第4項の規定による流域別下水道整備総合計画の中で
整備順位が「すみやかに着手すべし(B)」と位置付けられており,かつ,当
該水域が環境基本法(平成5年法律第91号)第16条第1項の規定により
概
定められた水質環境基準を達成していない地域に係る市町村の行政区域
◎
交付対象
要
本事業の交付対象は、市町村とする。
等
◎
留意事項
①
下水道基本計画には、次に掲げる事項を定めるものとする。
(ア)下水道事業に未着手の市町村の場合
(a) 当該市町村における下水道整備の基本的方針
(b) 予定処理区域
(c) 計画下水量
(d) 放流水の水質
(e) 下水道整備による水質保全効果
(f) その他必要な事項
(イ)下水道事業に既に着手している市町村の場合
(a) 当該市町村における雨水対策の整備の基本方針
(b) 雨水対策対象区域
(c) その他必要な事項
下―36
②
事業主体は、下水道基本計画を策定するに当たっては、国土交通省及び都道
府県と十分 に調整を 図 るものとす る。
③
事業主体は、下水道基本計画を策定したときは、遅滞なくこれを国土交通省
に提出する ものとす る 。
事
業
の
概
要
等
経費の負担区分
国
1/3
県
―
市町村
2/3
※但し一 交付対象 に つき、1,500 万円 を上 限とする。
根拠法令
下水道法第34条
下―37
事
業
の
名
称
予算計上科目
款
◎
下水道管理用光ファイバー整備計画策定事業
項
目
事業の概要
円滑な下水道管理用光ファイバー整備の推進に資することを目的として、下
水道管理の高度化・効率化を図る観点から、地方公共団体が下水道管理用光フ
ァイバーの整備を効果的に行うために、下水道管理用光ファイバー整備計画を
策定する事業をいう。
◎
交付対象事業
管理用光ファイバーによる下水道管理の高度化・効率化が必要とされる地方
公共団体の区域内で、次のいずれかに該当するものとする。
事
(ア)ポンプ場等複数の下水道施設を相互に接続し、連動した自動制御化等著し
い管理水準の向上を図る場合、処理水質の安定化を図るため事業所排水の測
定を行う場合等、情報技術の適用可能性及び事業効果の検証が必要とされる
業
箇所
(イ)下水道管理用光ファイバーの整備に加え、電気通信事業者等による下水道
の
管渠の空間利用に対するニーズの蓋然性が高い箇所
◎
交付対象
概
本事業の交付対象は、下水道事業を実施する地方公共団体とする。
◎
留意事項
要
下水道管 理用の光 フ ァイバー整 備に関す る 計画には、 次に掲げ る 事項を定め る
ものとする 。
等
(ア)高度 情報化の 対 象とする下 水道管理 の 項目
(イ)既存 通信網の 利 活用と比較 考慮した 下 水道管理用 光ファイ バ ーの整備範 囲
(ウ)シス テムの概 略 及び管理方 法
(エ)費用 効果
(オ)その 他必要な 事 項
加えて、下 水道管渠 空 間内に他の 通信用光 フ ァイバーが 設置され る 蓋然性が高
い場合、そ れを利用 し た整備手法 等につい て 定めること ができる 。
下―38
事
業
の
概
要
等
経費の負担区分
国
1/3
県
―
市町村
2/3
※但し一 交付対象 に つき、1,000 万円 を上 限とする。
根拠法令
下水道法第34条
下―39
事
業
の
名
称
予算計上科目
款
◎
民間活用型地球温暖化対策下水道事業
項
目
事業の概要
下水汚泥等の資源・エネルギー利用を推進し、地球温暖化防止に貢献するこ
とを目的として、下水汚泥等の資源化、流通、販売・利用を一体的に捉え、民
間企業の有するノウハウを最大限活用する事業をいう。
◎
定義
「民間活用型地球温暖化対策下水道事業」とは、下水道管理者が民間企業と
一体となって策定する「下水道資源循環利用計画」に基づき、PFI 手法等によ
り資源化を前提とした下水汚泥等の処理施設等を整備する事業をいう。
事
◎
交付対象事業
①「下水道資源循環利用計画」の策定
業
②
施設の整備
次に掲げる下水汚泥等の処理施設等の整備のうち資源化を前提としたも
の
の。なお、(b)については、地方公共団体が PFI 事業者等の民間事業者に助
成する場合に限る。
(a)「下水道資源循環利用計画」に基づき地方公共団体が PFI 手法等により整
概
備する下水汚泥等の処理施設
(b)(a)に関連し PFI 事業者等の民間事業者が整備する下水道資源化製品の貯
留施設等関連施設(ただし、毎年 1,000 トン以上の温室効果ガス削減効果
要
が見込まれる場合に限る。)
等
◎
交付対象
本事業の交付対象は、下水道事業を実施する地方公共団体とする。
◎
下水道資源循環利用計画の社会資本総合整備計画への記載
①
本事業を実施しようとする地方公共団体は、社会資本総合整備計画に、②
に掲げる事項を定めた「下水道資源循環利用計画」を記載するものとする
(「下水道資源循環利用計画」の策定を行う場合を除く。)。
② 「下水道資源循環利用計画」に定める主な事項は次のとおりとする。
(ア)下水汚泥等の資源化に関する事項
(イ)下水道資源化製品の利用に関する事項
下―40
◎
留意事項
地方公共団体が、PFI 事業により、交付対象事業②(a)の施設を整備する場合、
事
地方公共団体に施設が移管される前(工事着工期等)であっても交付申請を行
うことが可能である。
交付対象事業②(b)については、平成 24 年度予算までの措置とする。
業
の
概
要
等
①「下水道資源循環利用計画」の策定
国
②
1/2
県
−
市町村
1/2
施設の整備
経費の負担区分
(a)
交付対象事業②(a)について
管渠等
国
1/2
県
―
市町村
1/2
国
5.5/10
県
―
市町村
4.5/10
国
1/2
県
―
市町村
1/2
終末処理場
(ただし、下水道法以外の法令により補助率の嵩上げが規定されている場合は、
当該補助率)
(b)
交付対象事業②(b)について
国費率は、地方公共団体による助成額の全部又は一部となる率(ただし総費
用の1/3を限度とする)。
根拠法令
下水道法第34条
下―41
事
業
の
名
称
予算計上科目
款
◎
下水道未普及解消重点支援制度
項
目
事業の概要
下水道整備に積極的に取り組んでいるが、未だ普及の遅れている市町村が、
社会情勢の変化を踏まえ下水道計画の見直しを行うとともに、地域の活性化等
の観点から、人口の集中している地区について、10年以内に未普及の解消を
図ることを目的として、汚水管渠の整備を行う事業をいう。
◎
交付対象事業及び交付対象
「下水道未普及解消重点支援制度」とは、次に掲げる(ア)及び(イ)の要
件を満たす事業を支援するものをいう。
(ア)都市の要件
事
本事業の交付対象は、次の要件に該当する下水道事業を実施する地方公共
団体(過疎市町村は除く。)とする。なお、 公共下水道の管渠に係る交付対
象事業の範囲を定める際の市町村区分は、下水道法施行令第 24 条の2第1
業
項第1号及び第2号並びに第2項の規定に基づき定める件(昭和 46 年建設
省告示 1705 号)に基づくものとする。
の
(a) 下 水 道 建 設 費 を 標 準 財 政 規 模 で 除 し た 値 あ る い は 下 水 道 処 理 人 口 普 及
率の伸びが、当該市町村が適用される公共下水道の管渠に係る交付対象事
業の範囲を定める際の市町村区分における全国の市町村の平均値以上で
概
あること。
(b) 下水道処理人口普及率が,当該市町村が適用される公共下水道の管渠に
係る交付対象事業の範囲を定める際の市町村区分における全国の市町村
要
の平均値以下であること。
(イ)対象地区の要件
等
本事業は、下水道整備による費用効果分析結果が 1.5 以上の地区の全域
又は一部を対象とする。
なお、「下水道未普及解消重点整備計画」に位置付けられた汚水に係る管
渠については、交付対象の市町村区分を、一般市(甲)は一般市(乙)、一般市
(乙)は一般市(丙)、一般市(丙)は町村、町村は過疎市町村として適用し、交
付対象事業とする。
◎
下水道未普及解消重点整備計画の社会資本総合整備計画への記載
①
本事業を実施しようとする地方公共団体は、社会資本総合整備計画に、②
の各号に掲げる事項を定めた、計画期間 10 年以内の「下水道未普及解消重
点整備計画」を記載するものとする。
②
「 下 水 道未 普 及 解消 重 点 整 備 計画 」 に 定め る 主 な 事 項は 次 の とお り と す る 。
なお、(c)に おける目 標 は、整備率 について 最 終年度末を 約9割以 上 、中間年度
下―42
末 を 約 4 割 以 上 、 接 続 率 に つ い て 最 終 年 度 末 を 約 8 割 以 上 、 中 間 年 度 末 を 約5
割以上とす る。
(a) 下 水道計 画の見直 し状況
(b) 対 象地区 の費用効 果分析結果
(c) 対象地区 の整備 及 び接続に係 る目標及 び 年度別計画
(d) 対象 地区の接 続促 進に係る施 策
事
◎
留意事 項
本事業を実 施してい る 地方公共団 体は、毎年 度、
「下水道未 普及解消 重点整備計
業
画」にお ける目標 の達 成状況を国 土交通省 に 報告し、実績値が 、当 該計画にお ける
年度別計画 に比較し て 約2割以上 低い場合 、並 びに中間年 度末にお い て整備率が約
4割あるい は接続率 が 約5割に達 しない場 合 は、本事業 の対象か ら 除外する。
の
概
要
等
経費の負担区分
管
渠
等
国
1/2
県
根拠法令
下水道法第34条
下―43
―
市町村
1/2
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