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白鳥の歌

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白鳥の歌
伊藤哲哉 一人芝居
白鳥の歌
×
煙草の害について
アントン・チェーホフ 作
2013年10月15∼16日
プーク人形劇場
公演企画書
YUKI プロデュース
代表 吉岡 孝子
Tel:045-962-1549 / E-mail:[email protected]
はじめに
老いない人はいないが、いかに老いるかは千差万別
「老いのレッスン」クロード・オリベンシュタイン
歴史上かってないほど人類は長生きするようになり、老いとどう向き合うかは
誰にとっても大きな関心事です。
オリベンシュタインの言葉とおり、いかに老いるかは千差万別。老いとどう向
き合っていくかの答えは、人それぞれの内にあり、すべての人にとっての正しい
答えを導きだすことはできません。様々な喪失を体験しなければいけない現実
がある一方で、失うことにより獲得していくもの老い。このように大きな矛盾
と
藤の日々が老いを生きるということ。それは人生の醍醐味。
本公演は、 100年以上前のロシアの劇作家A・チェーホフの「老い」をテーマに
した二つの戯曲を通して、全ての人の普遍的なテーマについて正面から向き合
い、共に感じ合いたいと企画しました。
演じるのは、今年60才になる俳優伊藤哲哉。身体を通した確かな演技は、
チェーホフが見つめたテーマを現代の私達に体現します。また、東京藝術大学
音楽学部の学生による弦楽四重奏の参加により、実験的演劇空間を創造いたし
ます。
エンターテイメントとしても工夫を凝らし、世代を超えて楽しんでいただける本
公演は、演劇を通して老いに向き合い社会に問う、そんな上質な公演を目指し
ております。
プロデューサー
吉岡 孝子
伊藤哲哉 一人芝居
白鳥の歌
×
煙草の害について
アントン・チェーホフ
1860−1904
ロシアの小説家・劇作家。さりげない出来事のうちに、日常性のなかで俗物化していく人間へ
の批判と人生の意味への問いかけをこめ、風刺とユーモアに富む文体で描いた。代表作として 短編「犬を連れた奥さん」,中編「六号室」,戯曲「かもめ」「三人姉妹」「桜の園」など。
本公演あらすじ
白鳥の歌
煙草の害について
田舎劇場の夜更け。老齢の喜劇役者は、終演後 女子音楽学校経営者の夫であり恐妻家の初老紳
の楽屋で酔いつぶれて眠り込んでいた。誰もい 士が講演を依頼され、妻の命令で「煙草の害に
ない劇場で自分の失態に気づいた老優は、ふと ついて」と題して話をすることに。初めのうち
そんな自分に老いを感じる。そして老優は切迫 は原稿丸読みだったのが、やがて熱を帯びてく
した思いを吐露。やがて、役者としての幻の絶 ると、話はどんどん脇道にそれていき、ついに
頂期を取り戻そうとするかのように、かつての は妻に対する積もり積もった不満や若かった頃
役を演じ始める。シェイクスピアなど人生を示 の思い出そして後悔・愚痴が爆発。誰にでもあ
唆する珠玉の台詞、そして明日も舞台に立つで る人生の悲哀を感じさせながらも、喜劇として
あろう俳優の後姿になにが映るでしょうか?
楽しめる作品です。
伊藤哲哉 一人芝居
白鳥の歌
×
煙草の害について
伊藤哲哉 一人芝居
白鳥の歌
×
煙草の害について
原作 アントン ・チェーホフ
翻訳 米川 正夫
演出・構成 大江 利哉
出演 伊藤 哲哉
演奏 東京藝術大学
(vn池村理果 vn阪永珠水 va西野絢賀 vc信田夏実)
アルトソロ
田辺いづみ 指揮 神尾 昇
合唱 東京トロイカ合唱団
サウンドデザイン 信田 眞宏
照明 三上 つとむ
衣装 石原 叔子
舞台監督 菊地 廣
企画 YUKIプロデュース
プロデューサー 吉岡 孝子
協力 プーク人形劇場
後援 ロシア文化フェスティバル日本組織委員会 よこすか未来塾 伊藤哲哉浦河応援団
会場 プーク人形劇場
日時 10月15日 午後7時30分
16日 午後2時
料金 前売り 3500円
当日 3800円
学生 2000円
伊藤哲哉(俳優・琵琶法師)
YUKIプロデュース (英語劇)
十島英明演出 「マーダラー」「ザ・カワドリー・サム
ライ」(山本周五郎作「ひとごろし」を翻案)横浜、エ
ジンバラ(スコットランド)、ボストン(アメリカ)、
松本、オックスフォード(イングランド)などで公演
松竹エンタープライズ
「いのちの華」
こまつ座公演
木村光一演出 「小林一茶」(井上ひさし作)
高瀬久男演出 「決定版・十一ぴきのネコ」(井上ひさ
し作)
新橋演舞場
栗山昌良演出 「オセロ」(シェイクスピア作)
オーバードホール(富山市)
永曽信夫演出 「アイ アム アリス」(別役実作)
1953年生まれ 北海道浦河町出身
弘前劇場公演
長谷川孝治演出 「冬の入口」(長谷川孝治作)
桐朋学園演劇科卒。豪勢堂グロウブ所属。
劇団オーパ
グループ・テルケル〔岡田英次・和田愛子主催〕、 木島恭演出 「どん底JAPAN'1953」(ゴーリキー作木島
時々自動〔朝比奈尚之主催〕などに参加。
恭翻案)シアターVアカサカ
主な出演作/舞台
俳優座劇場
永曽信夫演出 「肥前風土記」(田中千禾夫作) 平成24年度 文化庁芸術祭参加公演 映画
一人芝居「ガリバー・ウエハース」(伊藤哲哉作)
黒澤明監督 伊丹十三監督
語り琵琶「耳なし芳一」(小泉八雲作)
「桜の森の満開の下」(坂口安吾作)
「銀河英雄伝説 第三章 内乱」「銀河英雄伝説 第二章 自
由惑星同盟 」(西田大輔演出)「銀河英雄伝説 外伝
オーベルシュタイン 」 (大岩美智子演出) 北海道小 市能楽堂
おたる遊幻夜会 独演+札響四管
十島英明演出 「直面(ひためん)」(蜂谷涼原作)
十島英明演出 「遠き橋懸り」(蜂谷涼原作)
蜷川幸雄演出作品
「オイディプス王」(ソポクレス作)「ハムレット」
(シェイクスピア作)「NINAGAWAマクベス」(シェイ
クスピア作)「王女メディア」(エウリピデス作)
「ペールギュント」(イプセン作 フランク・マクギネス
台本)「近松心中物語∼それは恋」(秋元松代作)
「春」「下谷万年町物語」(唐十郎作)
「乱」「夢」「まあだだよ」 「マルサの女」「マルサの女2」
「あげまん」「ミンボーの女」
「大病人」
倉本聡監督 「時計」 中田新一監督 「BE FREE!」
後藤秀司監督 「ペエスケ ガタピシ物語」 佐藤純弥監督 「おろしや国酔夢譚」 恩地日出夫監督 「結婚」 杉田成道監督 「ラストソング」 ハル・ハートリー監督 「FLIRT フラート」
崔洋一監督
「マークスの山」 北野武監督 「みんな∼やってるか!」 森崎東監督 「美味しんぼ」
林海象監督 「私立探偵・濱マイクシリーズ 罠」
小泉尭監督 「雨あがる」 伊藤哲哉 一人芝居
白鳥の歌
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煙草の害について
吉岡 孝子(プロデューサー)
大江利哉(演出)
信田眞宏(サウンドデザイン) YUKIプロデュースを主宰。
空間や美術デザインそして映像の演出 長年のポストプロでの経験を生か
2000年より朗読の公演を始める。
として活動。
し、映像、音楽、デジタルコンテン
山本周五郎シリーズ「おもかげ抄」
主な作品として「中島みゆき 夜会シ
ツ等ジャンルを問わない分野で作品の
「人情裏長屋」「ちゃん」 リーズ」(映像プロデューサー)映画 企画・制作・サウンドデザインを手
「ひとごろし」内幸町ホール等
監督作品として「Spirit」(玉木宏主
掛ける。
2003年には「ひとごろし」を英語劇
演)「Rainbow Draiveinn」(佐田真
従来の手法やフォーマットにとらわ
にし海外で公演。エジンバラ演劇祭、 由美主演)短編「アネモネ」ほか。
れない作品のプロデュースや、作品を
ボストン、オックスフォード等で好評 ドキュメンタリーでは「遺伝子解析
通じた地域の活性化を目指す。
を博する。また「青べか物語」Part
研究」「ハリマオ」「世界潮流」で
代表作品はDVD「原田知世 Melting
1、Part2 を公演。
は美術デザイン(NHK)。生物学者
Sun & Ice Moon 」、
2006年は 伊藤哲哉一人芝居「ガリ
福岡伸一博士と「フェルメール光の
映画「天国はまだ遠く」(監督:長澤
バーウエハース」公演 。同じく伊藤
王国」「青の宇宙史
雅彦、主演:加藤ローサ)、ドキュメ
哲哉による語り琵琶「桜の森の満開
求し番組を演出(木楽舎×BS朝日)
飾北斎」を探
ンタリー「或る音楽」(監督:友久
の下」「ガリバーウエハース」再演。 ケニアのスラム街キベラをテーマにし 陽志、主演:高木正勝)、iPadアプ
そのほか朗読会、ソブラノコンサー
た「高橋尚子スマイルアフリカプロ
トなど幅広く開催。良質の演劇を制
ジェクト」(木楽舎×BSフジ)を演出 ど。
作し続けている。
するなど多数。またコンサートライ
ヴ、ミュージックビデオ、CMなど広
く手掛ける。
伊藤哲哉 一人芝居
白鳥の歌
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煙草の害について
リ「ダライ・ラマの般若心経」な
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