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雑誌「NAVI BOOK Voca」 - 大阪市立大学大学院医学研究科・医学部

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雑誌「NAVI BOOK Voca」 - 大阪市立大学大学院医学研究科・医学部
北海道・東北
大阪府 大阪市
大阪市立大学大学院 医学研究科 整形外科学教室
大阪市立大学大学院医学研究科整形外科学教室(市大整形)は1948年に開講された65年以上の歴史を有する教室であ
り、同門会員は550名にも及ぶ。当講座には、関節外科、脊椎外科、骨軟部腫瘍外科、上肢外科、小児整形外科、
リウマチ外
科、スポーツ整形外科、外傷外科、
リハビリテーションなど、すべての分野の専門家が在籍しているため、患者への最適な治
療の選択、若手医師への自発的思考を促す指導、チーム一丸となった治療方針の構築が可能である。教室運営方針につい
ては「若手医師がactiveに活躍できる環境づくり」を主眼にしており、その結果優秀な整形外科医を多数輩出している。研
関 東
修施設は、大阪市立大学医学部附属病院をはじめとして、大阪市立総合医療センター、淀川キリスト教病院、済生会中津病
院などの600床以上の基幹病院、外傷外科を中心とし、救急医療研修が充実した300床規模の病院、高度専門診療に特化した脊椎センター、人工関節センター、
マイクロサージャリーセンターなどから構成される。
したがって整形外科の多岐にわたる領域をまんべんなく、また効率良く研修することが可能である。
病院DATA
■■ 身分
■■ 教授名
中村 博亮
■■ 教授の出身大学
大阪市大
前期研究医、各関連病院勤務の場合:各関連病院の常
■■ 郵便番号
545-8585
勤医員。給与に関しては、
ローテートする各関連病院の勤
■■ 所在地
大阪府大阪市阿倍野区旭町1-4-3
■■ TEL
06-6645-3851
東 海
■■ URL
http://www.med.osaka-cu.ac.jp/orthoped/
■■ 交通手段
JR天王寺駅、近鉄あべの橋駅、地下鉄御堂筋線天王寺
駅、地下鉄谷町線天王寺駅、阪堺電車天王寺駅前駅よ
■■ 病床数
大学病院勤務の場合:大阪市立大学医学部附属病院
務条件により変動。以下は大学病院勤務の場合の条件
■■ 給与
月額3年次318,000円・4年次318,000円・5年次
318,000円(税込、手当含まない)
(通勤手当、時間外
勤務手当、当直手当あり)
■■ 当直回数
2〜5回/月
り徒歩約10分
■■ 当直料
22,500円/回
90床
■■ 保険について
社会保険完備
■■ 診療科目
整形外科、リハビリテーション
■■ 宿舎・住宅について
あり(宿舎34,000円~/月)
■■ 1日平均入院患者数
70.9名(整形外科2013年度)
■■ 研修修了後の進路
個々の希望に応じて、
大学院進学コース、
専門病院コース、
■■ 1日平均外来患者数
142.0名(整形外科2013年度)
■■ 学会認定・修練施設等整形外科専門医研修施設
(日本整形外科学会認定)
甲信越・北陸
■■ 保育施設の有無
あり
研修DATA
大学病院コースなどに分かれ、
臨床や研究にたずさわる。
試験要項
■■ 応募資格
初期研修修了予定者および卒後2年以上の医師
■■ 応募書類
医師免許証
(写し)
、
履歴書、
初期研修修了
(見込み)
証明書
■■ 後期研修の特徴
(電話またはE-mailにての連絡後の面談時に詳細を伝える)
整形外科のすべての専門領域をまんべんなく、
また効率良く研修することを第一に考え、
原
■■ 選考方法
面接
則として卒後3年目から6年目までの4年間の後期研修を行っている
(本プログラムへの途
■■ 応募締切
随時
中参加も随時相談のうえ可能である)
。本プログラムではクリニカルフェローシップ制度が
■■ 募集科目・コース
大阪市大整形外科クリニカルフェローシップに登録の
野において診療症例数の多い施設を順次ローテートすることで、
偏りのない研修を可能に
■■ 募集予定人数
総数15名程度
している。
また、
各専門分野における手術執刀症例数をチェックし、
不足している分野につ
■■ 試験日程について
随時(要事前予約)
いては関連施設での研修を斡旋し、
各医師のレベルアップを図っている。多くの症例と優
■■ 病院見学について
随時(要事前予約)
秀な指導者がいる施設のみをローテートするため、
充実した研修が可能となる。
原則的に、
■■ 応募連絡先
大阪市大整形外科臨床研修指導委員 伊藤 陽一
うえ、各研修病院を随時相談してコースを決定
設けられており、
大学病院と関連病院との間で密接な研修ネッ
トワークを構築し、
各専門分
近 畿
本プログラム修了後には、
日本整形外科学会が設定している、
専門医申請に必要な必須
TEL:06-6645-3851
分野の研修がすべて可能になり、
卒後7年目には整形外科専門医の資格取得が可能に
E-mail:[email protected]
なる。原則として4年間の後期研修修了後は、
個々の希望に応じて、
大学院進学コース、
専門病院コース、
大学病院コースなどに分かれ、
臨床や研究にたずさわることになる。
■■ 指導医の主な出身大学 大阪市大
初期4名、後期6名 男女比(4:1)
■■ 研修医の主な出身大学 大阪市大、
奈良県立医大、
和歌山県立医大、
滋賀医大、
関
信州大、
浜松医大、
山梨大、
山口大、
弘前大、
長崎大など
■■ 研修期間
原則として4年間、研修プログラムへの途中参加も随
入院
中国・四国
西医大、
近畿大、
富山大、
三重大、
徳島大、
香川大、
高知大、
外来
■■ 研修医数
整形外
42名
16名
診療科
■■ 医師数
■■ 指導医数
診療科別 外来・入院患者数(1日平均)
■■ 2013年度
142
71
時相談のうえ可能
コメント
九州・沖縄
指導医・准教授(1991年大阪市大卒)/伊藤 陽一氏
「整形外科を専門にしていこう!」と考えた場合、皆さんにとって大事なことは、臨床教
育の充実度です。すぐれた臨床教育には、熱意のあるすぐれた指導者が懇切丁寧に指導
することが大事です。我々が設定しているクリニカルフェローシップ制度では、大学病院
以外に市大整形の関連病院の中でもとくにすぐれた指導者のいる施設を選択してロー
テートしていただきます。その結果、教育と臨床に豊富な経験を持つ指導者が、整形外
科の各専門分野の知識と技術を皆さんに伝授していくことが可能です。もし自分で後期
研修先を選んだ場合には、ひとつの病院だけでの研修になり、症例や治療方針の偏り、
臨床経験不足など、若い皆さんが受ける刺激としては少なすぎると考えています。豊富な
関連病院を持っている市大整形だからこそ可能なクリニカルフェローシップ制度では、整
形外科の多岐にわたる領域を十分に網羅した教育が可能であり、我々が自信を持って
提供できる最高の後期研修だと考えております。本制度を通して、ぜひとも我々の教育に
対する熱き情熱を肌で感じとっていただければ幸いです。
10244 Voca 2014
後期研修医(2009年岡山大卒)/H氏
私は大学卒業後、初期研修の2年間は市中の小病院ですごし、整形外科一般の研修を行い
ました。その後、後期研修の最初の2年間は、整形外科に特化した小規模の研修病院での
研修を継続し、外傷症例を多数執刀いたしました。しかし、自信がつく一方で、症例に偏りが
あることを自覚していました。そこで5年目の研修先として、今までの病院とはまったく違うス
ケールの大阪市大病院を選択いたしました。とにかく多くの疾患に触れたかったのです。結
果として、大学病院で研修ができるということは、大正解でした。大阪市大病院は都会のど
真ん中の大学病院ですので、多岐にわたる臨床例を経験できて、さまざまな勉強ができる最
高の場所です。また、大阪市大病院の整形外科には多くのサブグループがあり、1年かけてさ
まざまなグループをまわれ、多くの臨床経験と同時に、多くの先輩医師、後輩医師、初期研修
医と刺激的な毎日をすごせました。もちろん、執刀数が多いわけではありませんが、学術的な
向上には最短の道だと感じており、後期研修中に絶対にまわっておくべきだと確信していま
す。今後は大阪市大病院で学んだことを生かしつつ、市大整形クリニカルフェローシップの研
修プログラムに従って、さらに充実した後期研修を継続したく思っております。
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