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ダウンロード - トヨタ自動車

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ダウンロード - トヨタ自動車
TABLE OF CONTENTS
目次
1
安全ドライブの
ために
2
助手席リフト
アップシート
3
手動車いす用
固定装置・収納装置
(電動式)
安全ドライブのために必ず守っていただきたいことが記載
してあります。
助手席リフトアップシートに関する説明がしてあります。
手動車いす用固定装置・収納装置に関する説明がしてあり
ます。
4
お困りのときは
故障と思われる前に確認していただきたいことなどが記載
してあります。
5
点検・整備項目
定期点検整備についての説明がしてあります。
さくいん
本書に記載されている情報を五十音順で探すことができま
す。
本書はウェルキャブ(助手席リフトアップシート車)独自の装備について記載していま
す。
車両全体の取り扱い方法や注意事項などは、必ず別冊の標準車取扱書をお読みください。
1
TABLE OF CONTENTS
1
目次
安全ドライブのために
1-1. 安全ドライブのために
助手席リフトアップシートに
ついて........................................... 8
3
3-1. 手動車いす用固定装置・
収納装置(電動式)
車いすの収納・固定前の準備.... 48
車いす・手動車いす用
収納装置(B タイプ)の
固定について ............................ 13
車いす固定ベルト ....................... 51
ガードマット ............................... 54
手動車いす用収納装置
(電動式)
:B タイプのみ......... 55
バッテリーについて ................... 14
2
助手席リフトアップシート
手動車いす用固定装置・
収納装置(電動式)
3-2. 車いすの収納・固定
収納のしかた ............................... 62
固定・解除のしかた ................... 65
2-1. 助手席リフトアップシート
助手席リフトアップシートの
調整............................................ 16
3-3. デッキボードの開閉
デッキボードを
開閉するときは:B タイプ ..... 68
ヘッドレスト............................... 18
アームレスト............................... 20
フットレスト............................... 22
正しい乗車姿勢 ........................... 23
4
お困りのときは
ワイヤレスリモコン ................... 25
2-2. 操作のしかた
助手席リフトアップシートの
操作をするときは .................... 29
助手席リフトアップシートを
車外に出すときは .................... 36
助手席リフトアップシートを
車内にもどすときは................. 40
シート昇降スイッチでの操作.... 44
2-3. セカンドシート
助手席側セカンドシートの
格納............................................ 46
2
4-1. 故障かな?とお考えになる前に
ヒューズの交換 ........................... 72
助手席リフトアップシート........ 74
助手席リフトアップシートが
車外に出た状態で
動かないときは ........................ 77
ワイヤレスリモコン ................... 90
手動車いす用収納装置
(電動式)
:B タイプのみ ......... 93
5
点検・整備項目
5-1. 点検・整備項目
定期点検整備............................... 96
1
さくいん
2
五十音順さくいん ......................... 98
3
4
5
3
イラスト目次
ウェルキャブ装備
助手席リフトアップシート
:A タイプ“SRS サイドエアバッグ付シート(左側アームレスト無)”
:B タイプ“SRS サイドエアバッグ付シート(左側アームレスト無)”
アームレスト
P. 20
ヘッドレスト※
P. 18
シートリクライニング
スイッチ P. 16
シート前後スライドスイッチ P. 16
フットレスト P. 22
シート上昇スイッチ P. 44
ワイヤレスリモコン
P. 25
助手席リフトアップシート右側
シートリクライニング
スイッチ P. 16
両側アームレスト付シート
(SRS サイドエアバッグ無)
アームレスト P. 20
シート前後スライド
スイッチ P. 16
※: SRS
サイドエアバッグ付シート(左側アームレスト無)はアクティブヘッドレストが装備
されます。
4
手動車いす用固定装置:A タイプ、B タイプ
手動車いす用収納装置(電動式):B タイプ
手動車いす用収納装置(電動式)※
P. 55, 63
車いす固定ベルト
P. 51
ガードマット P. 54
※:B
タイプのみ
5
本書の中の表示について
警告、注意、知識について
警告
ここに記載されていることをお守りいただかないと、生命の危険または、重大な
傷害につながるおそれがあります。お客様自身と周囲の人々への危険を避けたり
減少させたりするため必ずお読みください。
注意
ここに記載されていることをお守りいただかないと、お車や装備品の故障や破損
につながるおそれや、正しい性能を確保できない場合があります。
知識
機能の説明や操作方法の説明以外で知っておいていただきたいこと、知っておく
と便利なことを説明しています。
イラスト内の表示について
セーフティシンボル
“してはいけません”“このようにしないでください”“このようなこと
を起こさないでください”という意味を表しています。
操作を示す矢印
スイッチなどの操作(押す、まわすなど)
を示しています。
操作後の作動(ふたが開くなど)を示して
います。
6
安全ドライブのために
1
1-1. 安全ドライブのために
助手席リフトアップシートに
ついて........................................ 8
車いす・手動車いす用
収納装置(B タイプ)の
固定について ......................... 13
バッテリーについて ................ 14
7
1-1. 安全ドライブのために
助手席リフトアップシートについて
● 本書におけるウェルキャブ(助手席リフトアップシート車)独自の
操作はすべて介助の方が行ってください。
● この項目では、助手席リフトアップシートについて、必ず守ってい
ただきたいことをまとめてあります。
警告
■ 操作および車いすを収納するときは
不整地や傾斜地で操作しないでください。
車いす・助手席リフトアップシートからの
転落や、車いす収納時に車いすが傾いて体
や車両に当たるなど、思わぬ事故につなが
るおそれがあり危険です。
平坦な場所で操作
シフトレバーを P の位置にする
パーキングブレーキを確実にかける
■ 操作する前に
助手席ドアを全開にしてください。
全開にしないと助手席リフトアップシート
操作時、助手席リフトアップシート乗車の
方の足が助手席ドアと接触し、けがをする
おそれがあります。また、フットレストと
ドアトリムが干渉し、損傷するおそれがあ
ります。
8
1-1. 安全ドライブのために
警告
■ チャイルドシートの装着禁止
助手席リフトアップシートにチャイルド
シートを装着しないでください。
装置の破損や、お子さまが重大な傷害を受
けるか、最悪の場合死亡につながるおそれ
があります。
1
安全ドライブのために
■ 操作するときは
● 正しい姿勢で乗車してください。
(oP. 23)
● 乗員の体について十分な安全確認をして
ください。
助手席リフトアップシートを回転・昇降
させるときに、頭や手足をドア開口部に
当てるなど思わぬ事故につながるおそれ
があり危険です。
ドア開口部と頭部の接触に注意する
インストルメントパネルに足をぶつけ
ないように注意する
※ イラストはSRSサイドエアバッ
グ付シート(左側アームレスト
無)です。
ドア開口部と助手席リフトアップシー
トのすき間に挟まれないように注意す
る
インストルメントパネルと助手席リフ
トアップシートのすき間に挟まれない
ように注意する
ドアと足の接触に注意する
● フットレストの上で立ち上がらないでください。
フットレストが破損したり、フットレストから落ちてけがをするおそれがあります。
● アームレストを下げた状態にしてください。
インストルメントパネルとアームレストが干渉し損傷するおそれがあります。
9
1-1. 安全ドライブのために
警告
■ 操作するときは
● 助手席リフトアップシート作動時、助手
席リフトアップシートの下および周辺に
手足や荷物を入れないでください。
手足を挟まれけがをしたり、荷物を損傷
するおそれがあります。
■ 助手席リフトアップシートを車内に格納したときは
助手席リフトアップシートが確実に格納さ
れているか確認してください。
確実に格納されていないと、走行中に助手
席リフトアップシートが動き、思わぬ事故
の原因となって重大な傷害を受けるおそれ
があり危険です。
正常格納時: 格納完了時、“ピピッ”とブ
ザーが鳴ります。
異常格納時: 格納不良のまま助手席ドアを
閉めると“ピーピー”という
断続音が鳴ります。
異常格納時は、ワイヤレスリモコンの電源
を入れ、シート上昇スイッチ(またはシー
ト昇降スイッチの上側)を押し続け、格納
を完了させてください。
● 格納不良のままだとバッテリーあがりの
原因にもなります。
10
1-1. 安全ドライブのために
警告
■ 走行する前の安全確認
半ドア状態のまま走行しないでください。
半ドア状態のまま走行して、シート昇降ス
イッチに触れたり操作すると、助手席リフ
トアップシートが動き、重大な傷害を受け
るおそれがあり危険です。
走行する前に半ドア警告灯が消灯し、すべ
てのドアが確実に閉まっていることを確認
してください。
1
安全ドライブのために
■ 強風時の助手席ドアについて
強風時、助手席ドアが閉まることがありま
す。助手席ドアが助手席リフトアップシー
トおよび乗員にあたり、けがをするおそれ
がありますので、注意してください。
■ 助手席リフトアップシート乗員のシートベルトの着用
走行前に必ずシートベルトを正しく着用し
てください。
(o 標準車取扱書の『シートベ
ルト』
)
正しく着用しないと、急ブレーキをかけた
ときや衝突したときなどにシートベルトが
十分な効果を発揮せず、重大な傷害におよ
ぶか、最悪の場合死亡につながるおそれが
あります。
● シートベルトを着用した状態ではスイッ
チを押しても助手席リフトアップシート
は回転・下降作動しません。
※ イラストはSRSサイドエアバッ
グ付シート(左側アームレスト
無)です。
11
1-1. 安全ドライブのために
警告
■ 助手席リフトアップシートの SRS サイドエアバッグについて:SRS サイドエア
バッグ付シート(左側アームレスト無)
SRS サイドエアバッグ付シート(左側アームレスト無)には、SRS サイドエ
アバッグが装着されています。SRS サイドエアバッグの詳細については、標準
車取扱書の『SRS エアバッグ』をお読みください。
● 助手席リフトアップシートの装着部品は標準車の装着部品とは異なります。
12
1-1. 安全ドライブのために
車いす・手動車いす用収納装置(B タイプ)の固定について
車いす・手動車いす用収納装置の固定について、必ず守っていただき
たいことをまとめてあります。
1
警告
安全ドライブのために
■ 車いす・手動車いす用収納装置の固定確認
確実に固定されているか確認してくださ
い。急ブレーキをかけたときや衝突したと
きなどに車いすが車室内にとび込んだり、
車いすや手動車いす用収納装置のアームが
動いて車両や車いすが損傷するなど、重大
な事故につながるおそれがあり危険です。
また、車いす固定ベルトにねじれがないこ
とも確認してください。
13
1-1. 安全ドライブのために
バッテリーについて
バッテリーについて、必ず守っていただきたいことをまとめてありま
す。
知識
■ バッテリーの取り扱いについて
助手席リフトアップシート操作中にバッテリーを取りはずさないでください。
助手席リフトアップシートが作動しなくなります。
● 助手席リフトアップシート操作中にバッテリーの交換または取りはずした
ときは、バッテリーの接続状態を確認し、P. 78 ∼ 82 の方法で各リセット
操作をしてください。
14
助手席リフトアップシート
2
2-1. 助手席リフトアップシート
助手席リフトアップシートの
調整 ........................................ 16
ヘッドレスト............................ 18
アームレスト............................ 20
フットレスト............................ 22
正しい乗車姿勢........................ 23
ワイヤレスリモコン ................ 25
2-2. 操作のしかた
助手席リフトアップシートの
操作をするときは ................. 29
助手席リフトアップシートを
車外に出すときは ................. 36
助手席リフトアップシートを
車内にもどすときは ............. 40
シート昇降スイッチでの
操作 ........................................ 44
2-3. セカンドシート
助手席側セカンドシートの
格納 ........................................ 46
15
2-1. 助手席リフトアップシート
助手席リフトアップシートの調整
前後位置調整
(シート前後スライドスイッ
チ)
リクライニング調整
(シ ー ト リ ク ラ イ ニ ン グ ス
イッチ)
知識
■ 作動条件について
助手席リフトアップシートが車内に正常格納されている状態以外では、前後位
置調整・リクライニング調整はできません。
■ 助手席リフトアップシートの前後スライド量について
回転開始位置から前方に 80mm、後方に 30mm 移動することができます。
■ シートアレンジについて
助手席リフトアップシートはフラットシートにすることはできません。
16
2-1. 助手席リフトアップシート
警告
■ リクライニング調整について
● 走行中は背もたれを必要以上に倒さない
でください。
事故のときに体がシートベルトの下にも
ぐり、腹部などに強い圧迫を受けるなど
生命にかかわる重大な傷害を受けるおそ
れがあり危険です。
2
助手席リフトアップシート
※ イラストは両側アームレスト付シート(SRS
サイドエアバッグ無)です。
● 助手席リフトアップシートの背もたれを後側に倒すときは、以下のことをお守
りください。
お守りいただかないと、手を挟んでけがをしたり、物を挟んで破損したり、助
手席リフトアップシートの背もたれと助手席側セカンドシートが干渉し、破損
するおそれがあります。
・ 助手席側セカンドシートが格納(ダブルフォールディング)された状態で、
助手席リフトアップシートの背もたれを後側に倒さないでください。
・ 助手席リフトアップシートの背もたれが助手席側セカンドシートの座面
に当たらないことを確認しながら行ってください。
注意
■ 故障・破損を防ぐために
前後位置調整、リクライニング調整の作動が完了したらスイッチから指を離し
てください。
スイッチを押し続けると故障の原因となります。
17
2-1. 助手席リフトアップシート
ヘッドレスト
助手席リフトアップシートの仕様により、装着されるヘッドレストが
異なります。
●:装備
助手席リフトアップシート
アクティブヘッドレスト
SRS サイドエアバッグ付シート
(左側アームレスト無)
●
両側アームレスト付シート
(SRS サイドエアバッグ無)
−
アクティブヘッドレストの詳細については、標準車取扱書の『フロン
トシート』を参照してください。
上げる
下げる
下げるときは、解除ボタンを押し
ながら操作します。
解除ボタン
知識
■ ヘッドレストの高さについて
必ずヘッドレストの中心が両耳のいちばん
上のあたりになるように調整してくださ
い。
18
2-1. 助手席リフトアップシート
知識
■ ヘッドレストを取りはずすときは
SRS サイドエアバッグ付シート(左側アームレスト無)
解除ボタンを押したまま、ヘッドレスト
が止まる位置まで引き上げます。
止まった位置で、先の細いものを穴に挿
し込み、ロックを解除してからヘッドレ
ストを引き抜きます。
2
助手席リフトアップシート
穴
両側アームレスト付シート(SRS サイドエアバッグ無)
解除ボタンを押しながら取りはずします。
警告
■ ヘッドレストについて
次のことをお守りください。
お守りいただかないと、重大な傷害におよぶか、最悪の場合死亡につながるお
それがあります。
● ヘッドレストは、それぞれのシート専用のものを使用する
● ヘッドレストは正しい位置に調整する
● ヘッドレストを調整したあとは、固定されていることを確認する
● ヘッドレストをはずしたまま走行しない
19
2-1. 助手席リフトアップシート
アームレスト
助手席リフトアップシートの回転および昇降操作は、アームレストを
いっぱいまで下げた状態で行います。
上げる
下げる
※
※ 両側アームレスト付シート
(SRS サイドエアバッグ無)のみ
知識
■ シートベルトの着用について
アームレストを上げた状態にすると、シートベルトの着用が容易になります。
20
2-1. 助手席リフトアップシート
警告
■ シートベルトを着用するときは
シートベルトは腰部ベルトをアームレスト
の 下 に 通 し て 正 し く 着 用 し て く だ さ い。
アームレストにかかった状態で着用する
と、急ブレーキをかけたときや衝突したと
きなどにシートベルトが十分な効果を発揮
せず、重大な傷害におよぶか、最悪の場合
死亡につながるおそれがあります。
2
助手席リフトアップシート
21
2-1. 助手席リフトアップシート
フットレスト
助手席リフトアップシートの回転および昇降操作は、フットレストを
いっぱいまで下げた状態で行います。
上げる
下げる
警告
■ フットレストを操作するときは
必ずフットレスト先端部を持って操作して
ください。
回転部近くを持つと指などを挟み、けがを
するおそれがあります。
22
2-1. 助手席リフトアップシート
正しい乗車姿勢
次のように正しい姿勢で乗車してください。
両膝をそろえて助手席リフト
アップシートの内側に収まる
※
ように座る
アームレストを下げ、両腕を
アームレス トの内側に おく
(SRS サイドエアバッグ付
2
シートは左腕を助手席リフト
助手席リフトアップシート
アップシートの内側に収まる
ようにする)
フットレストを下げ、両足を
フットレストにのせる
フットレストに足をのせることが
できない場合は、足が助手席リフ
トアップシートとボデーのあいだ
※ 両側アームレスト付シート
(SRS サイドエアバッグ無)のみ
で挟まれないように介助の方が支
えてください。
23
2-1. 助手席リフトアップシート
警告
■ 乗車のときは
● 助手席リフトアップシートに深く着座できない方、膝や首が曲がらない方の場
合は、足や頭がボデーにあたり、座った状態での助手席リフトアップシートの
回転が困難になりますので、ご注意ください。
● フットレストの上で立ち上がらないでください。
フットレストが破損したり、フットレストから落ちてけがをするおそれがあり
ます。
● 助手席リフトアップシート作動時、頭上や手足に注意してください。頭をドア
開口部にあてたり、膝や腕をインストルメントパネルやドア開口部にあて、け
がや思わぬ事故につながるおそれがあり危険です。
(oP. 9)
注意
■ 乗車のときは
アームレストを下げた状態にしてください。
インストルメントパネルとアームレストが干渉し損傷するおそれがあります。
24
2-1. 助手席リフトアップシート
ワイヤレスリモコン
ワイヤレスリモコンで助手席リフトアップシートの回転、および昇降
操作ができます。
■ 作動可能範囲
作動可能範囲
(助手席リフトアップシートか
ら約 1m)
2
助手席リフトアップシート
■ 各部の名称
動作表示 LED
シート上昇スイッチ
シート下降スイッチ
電源スイッチ
25
2-1. 助手席リフトアップシート
知識
■ 作動条件について
● ワイヤレスリモコンは、周囲の状況により作動可能範囲がかわることがあり
ます。
● 周囲の電波状況により、シート下降スイッチまたはシート上昇スイッチを押
しても助手席リフトアップシートが一時的に停止する場合や、作動しなくな
ることがあります。そのときは以下のことを行ってください。
・ 立つ位置を変えて操作する
その際、スイッチは押しなおしてください。押し続けたまま立つ位置を変
えても助手席リフトアップシートは作動しません。
・ シート昇降スイッチで操作する(oP. 44)
■ ワイヤレスリモコンについて
● ワイヤレスリモコンは電波法の認証に適合しています。必ず次のことをお守
りください。
・ 電池交換時以外は、不用意に分解しないでください。分解、改造したもの
を使用することは法律で禁止されています。
・ 必ず日本国内でご使用ください。
● ワイヤレスリモコンの送信機または受信機のどちらかのみを交換したとき
は、受信機の ID コードを登録する必要があります。登録はトヨタ販売店に
お申しつけください。
■ 電池について
● 電池寿命は約1年間です(1 回の操作時間を 30 秒、1 日の操作回数を 20
回で計算した場合)。ただし、電池寿命は実際の使用状況によってかわりま
す。
● ワイヤレスリモコンを操作しても助手席リフトアップシートが作動しない
場合や、著しく作動可能距離が短くなった場合、または動作表示 LED が点
灯しなくなったり、点滅しなくなった場合は、電池の消耗が考えられます。
電池を交換してください。電池はお客様自身で交換できます。
(oP. 91)
26
2-1. 助手席リフトアップシート
知識
■ 航空機に乗るときは
航空機にワイヤレスリモコンを持ち込む場合は、航空機内でワイヤレスリモコ
ンのスイッチを押さないでください。また、かばんなどに保管する場合でも、簡
単にスイッチが押されないように保管してください。スイッチが押されると電
波が発信され、航空機の運行に支障をおよぼすおそれがあります。
2
警告
助手席リフトアップシート
■ 電波がおよぼす影響について
医療用電気機器(以下を除く)を使用される場合は、電波による影響について
医療用電気機器製造業者などに事前に確認してください。電波により医療用電
気機器の動作に影響を与えるおそれがあります。
● 植え込み型心臓ペースメーカー
● 植え込み型除細動器
■ ワイヤレスリモコンを使用するときは
ワイヤレスリモコンの作動可能範囲は約 1m ですが、安全に使用していただく
ため、以下のことを必ずお守りください。
● 乗員の体が見える位置で、助手席リフトアップシート乗車の方の頭・腕・足な
どがボデーと挟まれていないことを確認できる距離で操作する
● 助手席リフトアップシートまたは助手席リフトアップシート乗車の方に手を
添えるなどして操作する
27
2-1. 助手席リフトアップシート
注意
■ 故障を防ぐために
● ワイヤレスリモコンは電子部品のため、次のことを必ずお守りください。
・ ダッシュボードの上など、直射日光のあたる場所および高温になるところ
に置かない
・ 分解しない
・ 落としたり、踏むなどの強い衝撃を与えない
・ 飲み物などをこぼしたり、水たまりなど、水中に落下させない
(防滴構造ですが、できるだけ水にぬらさないでください)
● ワイヤレスリモコンの清掃にシンナー、ガソリン、ベンジンなどの溶剤を使用
しないでください。
表面が変形するおそれがあります。清掃するときは、水またはぬるま湯を布な
どに含ませ、固くしぼってからふいてください。
28
2-2. 操作のしかた
助手席リフトアップシートの操作をするときは
助手席リフトアップシートは、助手席シートを回転・昇降させ、車外
へ出すことができます。
● 操作はすべて介助の方が行ってください。
● 格納後は助手席リフトアップシートを前後左右にゆすり、助手席
リフトアップシートが確実に格納されたことを確認してくださ
い。
■ 助手席リフトアップシートを操作する前に
2
助手席リフトアップシート
安全で平坦な場所にエンジンを
か け た ま ま 停 車 し、シ フ ト レ
バーを P の位置にし、パーキン
グブレーキをかける
助手席リフトアップシートの周囲および作動範囲内に、人や
荷物がないことを確認する
助手席リフトアップシートのシートベルトをはずす
※
助手席リフトアップシートを回
転・昇降するときは、助手席リ
フトアップシートを以下の状態
に調整する
ヘッドレストをいちばん下げ
た位置にする
アームレストをいちばん下げ
※ 両側アームレスト付シート
(SRS サイドエアバッグ無)のみ
た位置にする
フットレストをいちばん下げ
た位置にする
29
2-2. 操作のしかた
サンバイザー、マルチボックスが格納してあること、および
グローブボックスのフタが閉まっていることを確認する
知識
■ ブザー音について
動作や状況に応じて次のようにブザーが鳴ります。
ブザー音
正
常
時
ピーッ
ピピッ
動作・状況
ワイヤレスリモコンまたはシート昇降スイッチを押して
助手席リフトアップシートが作動するとき
シート上昇スイッチを押して助手席リフトアップシート
が格納完了したとき
助手席ドアを閉めたままシート下降スイッチを押したと
ピー・・・※
異
常
時
き
助手席リフトアップシートでシートベルトを着用したま
まシート下降スイッチを押したとき
ピーピー・・・
助手席リフトアップシートが完全に格納されていない状
態で、助手席ドアを閉めたとき
助手席リフトアップシートが回転中、障害物に当たるな
ピピピッ
ど助手席リフトアップシートの作動がさまたげられたと
き
※:
30
スイッチを押している間、鳴り続けます。
2-2. 操作のしかた
警告
■ チャイルドシートの装着禁止
助手席リフトアップシートにチャイルド
シートを装着しないでください。
装置の破損や、お子さまが重大な傷害を受
けるか、最悪の場合死亡につながるおそれ
があります。
2
助手席リフトアップシート
■ 強風時の助手席ドアについて
強風時、助手席ドアが閉まることがありま
す。助手席ドアが助手席リフトアップシー
トおよび乗員にあたり、けがをするおそれ
がありますので、注意してください。
■ 助手席リフトアップシートを操作する前に
● 助手席リフトアップシートに深く着座できない方、膝や首が曲がらない方の場
合は、足や頭がボデーにあたり、座った状態での助手席リフトアップシートの
回転が困難になりますのでご注意ください。
● 必ず平坦な場所でシフトレバーを P の位置にし、パーキングブレーキを確実
にかけてください。(oP. 8)
車いすや助手席リフトアップシートから転落するなど思わぬ事故につながる
おそれがあり危険です。
31
2-2. 操作のしかた
警告
■ 助手席リフトアップシートを操作する前に
● 助手席リフトアップシートのシートベル
※ イラストは両側アームレスト付
シート(SRS サイドエアバッ
グ無)です。
ト が確 実 に は ずし て あ るこ と、お よ び
シートベルトがアームレストに引っか
かっていないことを確認してください。
シートベルトがアームレストに引っか
かったまま助手席リフトアップシートを
操作すると、シートベルトが体にかかっ
て けが を し た り、助 手 席 リ フト ア ッ プ
シートが故障するおそれがあります。
■ 助手席リフトアップシートを操作するときは
● 助手席リフトアップシートに座っている
乗員の頭上や手足に注意してください。
頭をドア開口部にあてたり、膝や腕をイ
ンストルメントパネルやドア開口部にあ
てるなど思わぬ事故につながるおそれが
あります。
(oP. 9)
32
2-2. 操作のしかた
警告
■ 助手席リフトアップシートを操作するときは
● 助手席リフトアップシート作動時、助手
席リフトアップシートの下および周辺に
手足や荷物を入れないでください。手足
を挟まれけがをしたり、荷物を損傷する
おそれがあります。
2
助手席リフトアップシート
● サンバイザーを格納してください。
サンバイザーに頭やヘッドレストをあてるなど思わぬ事故につながるおそれ
があります。
● フットレストの上で立ちあがらないでください。
フットレストから落ちてけがをしたり、フットレストが破損するおそれがあり
ます。
● 必ずアームレストをいちばん下に下げ、使用してください。
乗車姿勢が不安定になったり転落のおそれがあります。
● グローブボックスのフタを閉めてください。
助手席リフトアップシートに乗車の方の腕や足がフタにあたってけがをしたり、
助手席リフトアップシートが損傷したり、フタが破損するおそれがあります。
33
2-2. 操作のしかた
警告
■ 助手席セカンドシート格納時、助手席リフトアップシートを操作するときは
● 助 手席 側 セ カ ンド シ ー ト格 納(ダ ブ ル
フォールディング)時、助手席リフトアッ
プシートを操作するときは、助手席側セ
カンドシートを後方に操作してから、助
手席リフトアップシートを操作してくだ
さい。
(oP. 46)
助手席側セカンドシートが前方で格納状
態になっていると、手を挟んでけがをし
たり、物を挟んで破損したり、助手席リ
フトアップシートと助手席側セカンド
シートが干渉し、破損するおそれがあり
ます。
34
2-2. 操作のしかた
注意
■ 損傷などを防ぐために
● 助手席リフトアップシートを操作する前に、可動部周辺に障害物がないことを
確認してください。
障害物と助手席リフトアップシートがあたり、破損するおそれがあります。
● 必ずヘッドレストをいちばん下に下げてください。
ヘッドレストとピラーおよびインナーミラーが干渉し、ヘッドレストやイン
ナーミラーを損傷するおそれがあります。
2
● 助手席リフトアップシートのリフト能力100kgを超えないようにしてくださ
助手席リフトアップシート
い。
助手席リフトアップシートが故障するおそれがあります。
● インストルメントパネル中央部のマルチボックスを格納しておいてください。
マルチボックスが使用状態のまま助手席リフトアップシートを操作すると、助
手席リフトアップシートとマルチボックスがあたり、破損するおそれがありま
す。
■ バッテリーあがりを防ぐために
助手席リフトアップシートを操作するときは、エンジンをかけておいてくださ
い。
エンジンを停止した状態で操作すると、バッテリーあがりの原因となります。ま
た、バッテリーが弱っているときにエンジンを停止した状態で助手席リフト
アップシートを操作すると、助手席リフトアップシートが作動中に停止するこ
とがあります。
35
2-2. 操作のしかた
助手席リフトアップシートを車外に出すときは
助手席ドアを全開にする
操作前に、次の状態を確認する
・ 助手席リフトアップシートに乗車している方が正しい乗車姿勢である
こと(oP. 23)
・ 助手席リフトアップシートでシートベルトを着用していないこと
・ 助手席側セカンドシート同乗者の安全
・ 助手席側セカンドシートの状態(oP. 46)
・ 車両の状態(oP. 30)
動作表示
LED
電源スイッチ
シート
下降スイッチ
ワ イヤレ スリ モコ ンの 電源 ス
イッチを押し、動作表示 LED が
赤色点灯中(6 秒以内)にシー
ト下降スイッチを押し続け、助
手席 リフ トア ップ シー トを 回
転・下降させる
シート昇降スイッチで操作するこ
ともできます。
(oP. 44)
“ピーッ”とブザーが鳴り、回
転開始位置まで助手席リフト
アップシートが動きます。
動作表示 LED が緑色に点滅しま
す。
36
2-2. 操作のしかた
助手席リフトアップシートが
回転しながら車両前方に移動
します。
2
助手席リフトアップシート
助手席リフトアップシートが
車外へスライドし、下降しま
す。
・ 助手席リフトアップシートは車
外へスライド・下降中に車両に
接触しないように、背もたれが
少し動きます。
・ いっぱいまで下降し、自動的に
停止したらスイッチから指を離
します。
37
2-2. 操作のしかた
知識
■ 作動条件について
● 助手席ドアが閉まっていると、シート下降スイッチを押してもブザーが鳴
り、助手席リフトアップシートは回転および下降しません。
● シートベルトを着用していると、シート下降スイッチを押してもブザーが鳴
り、助手席リフトアップシートは回転および下降しません。
■ ワイヤレスリモコンについて
● 電源スイッチを押してから 6 秒以内にシート下降スイッチまたはシート上
昇スイッチを押さないと、自動的に電源が切れます。
(動作表示 LED 消灯)
シート下降スイッチまたはシート上昇スイッチを操作すると、電源はスイッ
チから指を離した時点より 6 秒延長します。
● シート下降スイッチまたはシート上昇スイッチを押し、“ピーッ”とブザー
が鳴ってから作動します。(oP. 30)
断続的にスイッチを押しても助手席リフトアップシートは作動しません。
● 助手席リフトアップシート作動中にシート下降スイッチまたはシート上昇
スイッチから指を離すと、助手席リフトアップシートはその位置で停止しま
す。
● 複数のスイッチを同時に押すと、助手席リフトアップシートは作動しませ
ん。
■ 作動について
助手席リフトアップシートが回転中、障害物に当たるなど助手席リフトアップ
シートの作動がさまたげられると、
“ピピピッ”とブザーが鳴り、助手席リフト
アップシートは少し反転して停止します。
(oP. 30)この場合、乗車の方の手
足などが車両にあたっていないことを確認し、障害物を取り除くなどした後、ワ
イヤレスリモコンの電源を入れ、シート下降スイッチまたはシート上昇スイッ
チを押すと正常な作動にもどります。
38
2-2. 操作のしかた
警告
■ 助手席リフトアップシートを車外に出す前に
● 必ず助手席側セカンドシートの同乗者の安全を確認してください。
● 必ず助手席ドアを全開にしてください。
全開にしないと助手席リフトアップシー
ト操作時、助手席リフトアップシート乗
車の方の足が助手席ドアと接触し、けが
をするおそれがあります。また、フット
レストとドアトリムが干渉し、損傷する
おそれがあります。
2
助手席リフトアップシート
34
注意
■ 故障や損傷を防ぐために
● 断続的にシート下降スイッチまたはシート上昇スイッチを押さないでくださ
い。
故障の原因となりますので、スイッチは押し続けてください。
● スイッチの切り替え操作をするときは、約 1 秒以上たってから行ってくださ
い。
瞬時に切り替えを行うと、助手席リフトアップシートが故障するおそれがあり
ます。
● 助手席リフトアップシートを車外に出したまま放置しないでください。
特に炎天下・雨天・寒冷時などにおいて、カバー類の変形やモーターなどの凍
結、錆び付きなどのおそれがあります。
39
2-2. 操作のしかた
助手席リフトアップシートを車内にもどすときは
操作前に、次の状態を確認する
・ 助手席ドアが全開になっていること
・ 助手席リフトアップシートに乗車している方が正しい乗車姿勢である
こと(oP. 23)
・ 助手席側セカンドシート同乗者の安全
・ 助手席側セカンドシートの状態(oP. 46)
・ 車両の状態(oP. 30)
動作表示
LED
電源スイッチ
シート
上昇スイッチ
ワ イヤレ スリ モコ ンの 電源 ス
イッチを押し、動作表示 LED が
赤色点灯中(6 秒以内)にシー
ト上昇スイッチを押し続け、助
手席 リフ トア ップ シー トを 上
昇・回転させる
シート昇降スイッチで操作するこ
ともできます。
(oP. 44)
“ピーッ”とブザーが鳴り、助
手席リフトアップシートが上
昇・車内へスライドします。
・ 動作表示 LED が緑色に点滅し
ます。
・ 助手席リフトアップシートは上
昇・車内へスライド中に車両に
接触しないように、背もたれが
少し動きます。
助手席リフトアップシートが
車両後方に移動しながら回転
します。
いっぱいまで回転し、自動的に停
止( 完全に格納)し、
“ ピピッ”と
ブザーが鳴ってから、スイッチか
ら指を離します。
40
2-2. 操作のしかた
必要に応じて助手席リフトアップシートの調整(oP. 16 ∼
22)をし、走行前に必ずシートベルトを着用する(oP. 11)
正しくシートベルトを着用していることを介助の方が確認してくださ
い。
助手席ドアを閉める
ただちに走行しないときは、エンジンを停止してください。
2
知識
助手席リフトアップシート
■ ワイヤレスリモコンについて
● 電源スイッチを押してから6秒以内にシート上昇スイッチまたはシート下降
スイッチを押さないと、自動的に電源が切れます。
(動作表示 LED 消灯)
シート上昇スイッチまたはシート下降スイッチを押すと、電源はスイッチか
ら指を離した時点より 6 秒延長します。
● シート上昇スイッチまたはシート下降スイッチを押し、“ピーッ”とブザー
が鳴ってから作動します。(oP. 30)
断続的にスイッチを押しても助手席リフトアップシートは作動しません。
● 助手席リフトアップシート作動中にシート上昇スイッチまたはシート下降
スイッチから指を離すと、助手席リフトアップシートはその位置で停止しま
す。
● 複数のスイッチを同時に押すと、助手席リフトアップシートは作動しませ
ん。
■ 作動について
助手席リフトアップシートが回転中、障害物にあたるなど助手席リフトアップ
シートの作動がさまたげられると、
“ピピピッ”とブザーが鳴り、助手席リフト
(oP. 30)この場合、乗車の方の手
アップシートは少し反転して停止します。
足などが車両にあたっていないことを確認し、障害物を取り除くなどした後、ワ
イヤレスリモコンの電源を入れ、シート上昇スイッチまたはシート下降スイッ
チを押すと正常な作動にもどります。
41
2-2. 操作のしかた
警告
■ 助手席リフトアップシートを車内にもどす前に
● 必ず助手席側セカンドシートの同乗者の安全を確認してください。
助手席リフトアップシートを車内にもどすとき、助手席リフトアップシートと
車両のあいだに足を挟まれるなど、思わぬ事故につながるおそれがあり危険で
す。
● 必ず助手席ドアが全開になっていることを確認してください。
全開になっていないと助手席リフトアップシート操作時、助手席リフトアップ
シート乗車の方の足が助手席ドアと接触し、けがをするおそれがあります。ま
た、フットレストとドアトリムが干渉し、損傷するおそれがあります。
■ 助手席リフトアップシートを車内に格納したときは
●“ピピッ”とブザーが鳴ったことを確認
し、さらに助手席リフトアップシートを
前後左右にゆすり、確実に格納されてい
ることを確認してください。
確実に格納されていないと、走行中に助
手席リフトアップシートが動き、思わぬ
事故の原因となって重大な傷害を受ける
おそれがあり危険です。
● 助手席ドアを閉めたとき、警告音(“ピーピー”という断続音)が鳴った場合
は助手席リフトアップシートの格納が不完全です。
助手席ドアを開けて、ワイヤレスリモコンの電源を入れ、シート上昇スイッチ
を押し続け、助手席リフトアップシートが自動的に停止し、
“ピピッ”とブザー
が鳴ったことを確認し、助手席ドアを閉めてください。
(oP. 30)
42
2-2. 操作のしかた
警告
■ 走行する前の安全確認
半ドア状態のまま走行しないでください。
半ドア状態のまま走行して、シート昇降ス
イッチに触れたり操作すると、助手席リフ
トアップシートが動き、重大な傷害を受け
るおそれがあり危険です。
走行する前に半ドア警告灯が消灯し、すべ
てのドアが確実に閉まっていることを確認
してください。
2
助手席リフトアップシート
注意
■ 故障を防ぐために
● 断続的にシート上昇スイッチまたはシート下降スイッチを押さないでくださ
い。
故障の原因となりますので、スイッチは押し続けてください。
● スイッチの切り替え操作をするときは、約 1 秒以上たってから行ってくださ
い。
瞬時に切り替えを行うと、助手席リフトアップシートが故障するおそれがあり
ます。
43
2-2. 操作のしかた
シート昇降スイッチでの操作
ワイヤレスリモコンの電池切れ、故障および紛失などにより使用でき
ないときは、シート昇降スイッチを使用して助手席リフトアップシー
トの回転および昇降操作を行います。
(助手席リフトアップシートの作動は、ワイヤレスリモコンで操作し
た場合と同じです)
■ シート昇降スイッチによる操作のしかた
助手席ドアを全開にする
シート昇降スイッチの上側また
は下側を押し続ける
“ピーッ”とブザーが鳴り助手席リ
フトアップシートが作動します。
上昇・回転する
回転・下降する
・ スイッチを押している間、助手
席リフトアップシートが作動し
ます。
・ スイッチから指を離すと、助手
席リフトアップシートはその位
置で停止します。
助手席リフトアップシートが自動的に停止したらスイッチか
ら指を離す
助手席リフトアップシートを車内にもどすときは、自動的に停止(完全
に格納)し“ピピッ”とブザーが鳴ってから、スイッチから指を離します。
44
2-2. 操作のしかた
知識
■ シート昇降スイッチについて
助手席リフトアップシートはシート昇降スイッチを押し、
“ピーッ”とブザーが
(oP. 30)
鳴ってから作動します。
注意
■ 故障を防ぐために
2
助手席リフトアップシート
断続的にスイッチを押さないでください。
故障の原因となりますので、スイッチはそのまま押し続けてください。
45
2-3. セカンドシート
助手席側セカンドシートの格納
助手席リフトアップシートとの干渉を防ぐため、助手席側セカンド
シートを格納するときは以下のように行います。
助手席側セカンドシートの前後位置をいちばん後ろにする
(o 標準車取扱書の『セカンドシート』)
助手席側セカンドシートを格納する(o 標準車取扱書の『シー
トアレンジ』)
警告
■ 助手席側セカンドシートを格納するときは
助手席側セカンドシートを格納するときは、必ず上記の状態で格納してくださ
い。
手を挟んでけがをしたり、物を挟んで破損したり、助手席リフトアップシート
と助手席側セカンドシートが干渉し、破損するおそれがあります。
46
手動車いす用固定装置・
収納装置(電動式)
3
3-1. 手動車いす用固定装置・収納
装置(電動式)
車いすの収納・固定前の
準備 ........................................ 48
車いす固定ベルト.................... 51
ガードマット............................ 54
手動車いす用収納装置
(電動式)
:B タイプのみ ..... 55
3-2. 車いすの収納・固定
収納のしかた............................ 62
固定・解除のしかた ................ 65
3-3. デッキボードの開閉
デッキボードを
開閉するときは:
B タイプ................................. 68
47
3-1. 手動車いす用固定装置・収納装置(電動式)
車いすの収納・固定前の準備
A タイプと B タイプでは車いすの収納・固定方法が異なります。
お乗りのお車に該当するページをお読みください。
A タイプ:手動車いす用固定装置
oP. 48 ∼ 54、62、65 ∼ 67
ラゲージルーム内に収納した車いすをベルトで固定できます。
B タイプ:手動車いす用固定装置・手動車いす用収納装置(電動式)
oP. 48 ∼ 69
・ 手動車いす用収納装置は 30kg まで吊り上げることができ、
車いすのラゲー
ジルーム内への出し入れを補助します。
・ ラゲージルーム内に収納した車いすをベルトで固定できます。
■ 車いすを出し入れする前に
安全で平坦な場所に停車し、シ
フ トレ バ ーを P の 位 置に し、
パーキングブレーキをかける
B タイプにお乗りの方は、エンジ
ンをかけたままにしておきます。
バックドアを全開にする
サードシートを格納する(o 標準車取扱書の『シートアレン
ジ』)
48
3-1. 手動車いす用固定装置・収納装置(電動式)
知識
■ 収納可能な車いすのサイズについて
収納可能な車いすは下表のサイズの物となります。
大車輪径
全高
全長
折りたたみ幅
重量
22 インチ
以下
810mm
以下
950mm
以下
350mm
以下
30kg
以下
3
■ バックドアについて
手動車いす用固定装置・収納装置︵電動式︶
全開にしないと、車いす収納時、バックドアと車いすが干渉し、車いすの収納
が困難になります。
■ 乗車定員について
車いすを収納・固定するとき、サードシートを格納状態にするため、乗車定員
は5名になります。
49
3-1. 手動車いす用固定装置・収納装置(電動式)
警告
■ 車いすを収納・固定するときは
必ず平坦な場所でシフトレバーを P の位置にし、パーキングブレーキを確実に
かけてください。
(oP. 8)
車いすが傾いて体や車両にあたるなど思わぬ事故につながるおそれがあり危険
です。
注意
■ 損傷を防ぐために
車いすを収納する前にラゲージルーム内に荷物がないことを確認してくださ
い。
車いすの収納が困難になるばかりでなく、荷物や車いすを損傷するおそれがあ
ります。
■ バッテリーあがりを防ぐために(B タイプ)
手動車いす用収納装置の操作をするときは、エンジンをかけておいてください。
エンジンを停止した状態で操作すると、バッテリーあがりの原因となります。
50
3-1. 手動車いす用固定装置・収納装置(電動式)
車いす固定ベルト
車いすを固定するための車いす固定ベルトは次のように使用してく
ださい。
■ 車いすをラゲージルーム内に収納・固定するときは
ラゲージルーム内に何も置かれていない状態にします。
す べての 車い す固 定ベ ルト の
バックルのレバーを引き上げ、
車いす固定ベルトをゆるめる
レバー
3
手動車いす用固定装置・収納装置︵電動式︶
車いす固定
ベルト(前側)
車いす固定ベルト
(後側)
サードシート用
シートベルト
前側の車いす固定ベルトをサー
ドシート用のシートベルトの内
側に取りまわす
車いす固定
ベルト
51
3-1. 手動車いす用固定装置・収納装置(電動式)
車 いす固 定ベ ルト をラ ゲー ジ
ルームのすみによけておく
■ 車いすをラゲージルーム内に収納・固定しないときは
車いす固定ベルトがラゲージルーム外に出ないようにします。
前 側の車い す固定ベル トを
サードシート用のシートベル
トの外側を通し、フックを車
調整側ベルト
両後側のデッキフックに引っ
かける
後 側の車い す固定ベル トの
フックをそれぞれ引っかける
すべての調整側ベルトを引っ
車いす固定
ベルト(前側)
車いす固定ベルト
(後側)
52
張り、フックが走行中はずれ
ないようにする
3-1. 手動車いす用固定装置・収納装置(電動式)
知識
■ 車いす固定ベルトについて
● 車いすを収納するときは、車いす固定ベルトをラゲージルーム内中央に放置
しないでください。車いす収納時、車いすの下敷きになり、車いすの固定が
困難になります。
サードシート用
シートベルト
の『■車いすをラゲージルーム内に収納・
固定しないときは』の状態で車いす固定
ベルトを束ねてください。
・ 前側の車いす固定ベルトは必ずサード
シート用のシートベルトの外側に取り
まわしてください。サードシート用の
シートベルトの内側を通すと、サード
シート用のシートベルトが使用できな
くなります。
・ 車いす固定ベルトを放置した状態だと、
車いす固定ベルトをサードシートまた
はバックドアに挟み込むなどのおそれ
があります。
3
手動車いす用固定装置・収納装置︵電動式︶
車いす固定ベルト
● 車いすを収納・固定しないときは、P. 52
53
3-1. 手動車いす用固定装置・収納装置(電動式)
ガードマット
車いす収納時、バンパーの傷つきを防止します。
フック
ガードマットのフックをデッキ
フックに引っかける
フックのベルトを引っ張り、ガー
ドマットがバンパーを覆うように
フックのベルトを調整します。
デッキフック
ガードマット
54
3-1. 手動車いす用固定装置・収納装置(電動式)
手動車いす用収納装置(電動式)
:B タイプのみ
手動車いす用収納装置は 30kg までの車いすを吊り上げることがで
き、車いすのラゲージルームへの出し入れを補助します。
■ セットのしかた
回転ロックハンドルを左にま
わし、アームの回転ロックを
解除する
回転ロック
ハンドル
回転ロックハンドルはまわし過ぎ
ないようにしてください。
(まわし
過ぎると回転ポストからはずれま
す)
アームをラゲージルーム外に
アーム
3
いっぱいまで回転させる
手動車いす用固定装置・収納装置︵電動式︶
55
3-1. 手動車いす用固定装置・収納装置(電動式)
アームを少し押し下げながら
アームロック
解除レバー
アームロック解除レバーを押
さえてロックを解除する
アームを起こす
アームをいっぱいまで起こすと
“カチン”と音がして自動的にロッ
クされます。
アーム
56
3-1. 手動車いす用固定装置・収納装置(電動式)
■ 格納のしかた
アームを少し持ち上げながら
アームロック
解除レバー
アームロック解除レバーを押
さえてロックを解除する
アームをたたむ
アームをいっぱいまでたたむと
“カチン”と音がして自動的にロッ
クされます。
アーム
3
手動車いす用固定装置・収納装置︵電動式︶
57
3-1. 手動車いす用固定装置・収納装置(電動式)
アームを▲マークが合う位置
まで回転させる
▲マーク
回転ロックハンドルを右にま
回転ロック
ハンドル
アーム
58
わし、アームの回転をロック
させる
3-1. 手動車いす用固定装置・収納装置(電動式)
車いすの吊り上げ
手動車いす用収納装置をセットした状態にする(oP. 55, 56)
操作スイッチ
操作スイッチを下に押し続け、車
いすに吊りベルトがかけられる長
さまで吊りベルトを引き出す
・ 十分な長さまで吊りベルトを引き
出したら、スイッチから指を離し
てください。
吊りベルト
・ 吊りベルトは引き出しすぎないで
ください。
(oP. 94)
車いすを折りたたみ、車いすの前
輪 を 車 両 左 側 に し て、後 輪 の ブ
レーキを両輪ともかける
3
手動車いす用固定装置・収納装置︵電動式︶
・ 車いすのブレーキのかけ方、折り
たたみ方については、お使いの車
いすの取扱説明書をお読みくださ
い。
・ P. 49 の『収納可能な車いすのサ
イズ』を確認してください。
吊りベルトを車いすにセットする
車いすの前後のバランスがとりやす
くなるように、吊りベルトをアームレ
ストに通し、吊りベルトにフックを
引っかけます。
59
3-1. 手動車いす用固定装置・収納装置(電動式)
知識
■ 吊りベルトの引き出し目安について
フックが地面に到達する直前まで吊りベルトを引き出すと、吊りベルトを車い
すに通す操作が容易になります。ただし、赤色テープが出てきたら、それ以上
操作スイッチを下に押し続けないでください。スイッチを下に押しても吊りベ
ルトが巻き上がる場合、P. 94 の『吊りベルトの出・入が逆の作動をしたとき
は』の操作をしてください。
■ 吊りベルトが引き出しにくいときは
操作スイッチを下に押したままフックを持って吊りベルトを下に引くと、吊り
ベルトが容易に引き出せます。
■ 車いすについて
ハンドル・ステップが折りたためる車いすをお使いの場合、それらを折りたた
むことにより車いすの収納が容易になります。
警告
■ 手動車いす用収納装置を使用するときは
● 吊りベルトを車いすのアームレストにセットする位置は、できるだけ車いすの
前後のバランスがとれる位置にしてください。
前後のバランスがとれていないと、吊り上げるとき、車いすの姿勢が不安定に
なり、車いすが体にあたるなど、思わぬ事故につながるおそれがあり危険です。
● アームを起立・格納をするときは、可動部
付近に手を触れないでください。手を挟み、
けがをするおそれがあります。
60
3-1. 手動車いす用固定装置・収納装置(電動式)
注意
■ 故障・損傷を防ぐために
● アームの起立・格納をするときは、アームを持ちながらゆっくりと行ってくだ
さい。また、アームを起こしたときは、確実にロックしたことを確認してから
手を離してください。
● 手動車いす用収納装置で車いす以外の物を吊り上げないでください。
吊り上げた物が落下して車両を損傷したり、手動車いす用収納装置が故障する
おそれがあります。
● 車いすを吊り上げる際、P. 49 の「収納可能な車いすのサイズ」を確認してく
ださい。
手動車いす用収納装置の故障および車いすの収納・固定が困難になり、車両を
傷付けるおそれがあります。
3
● 車いすを吊り上げる際、吊りベルトが触れる部位に吊りベルトが傷つくような
手動車いす用固定装置・収納装置︵電動式︶
鋭利な突起物等がないことを確認してください。
吊りベルトが損傷するおそれがあります。
● 手動車いす用収納装置を固定後、アームを前後左右にゆすり、確実に固定され
ていることを確認してください。
▲マークが合う位置で確実にアームを固定しないと、走行中、アームが動き、
車いすや車両などを損傷するおそれがあります。
● 吊りベルトを車いすのアームレストにセットする位置は、できるだけ車いすの
前後のバランスがとれる位置にしてください。
前後のバランスがとれていないと、吊り上げるとき、車いすの姿勢が不安定と
なり、車いすや車両を傷つけるおそれがあります。
● 車いすを収納する前に、必ずバックドアが全開になっていることを確認してく
ださい。
全開になっていないと、車いす収納時、バックドアとアームがあたり、損傷す
るおそれがあります。
61
3-2. 車いすの収納・固定
収納のしかた
車いすをラゲージルーム内に収納するときは、車いす固定ベルトを
P. 51 の『■車いすをラゲージルーム内に収納・固定するときは』の
状態にしてから行ってください。
A タイプ
ガードマットがセットしてあることを確認する(→ P. 54)
車いすのブレーキを両輪ともか
け、車いすを折りたたんだ状態
で収納する
格納したサードシートの上に、車
いすを寝かせた状態で収納しま
す。
62
3-2. 車いすの収納・固定
B タイプ
ガードマットがセットしてあることを確認する(oP. 54)
操作スイッチ
操作スイッチを上に押し続け、
吊りベルトを巻き上げ、車いす
を吊り上げる
車いすに手を添えて吊り上げてく
ださい。
吊りベルト
車 いすを アー ムご とラ ゲー ジ
ルーム内に回転・収納する
手動車いす用固定装置・収納装置︵電動式︶
操作スイッチ
3
操作スイッチを下に押し続け、
吊りベルトを引き出し、車いす
を寝かせた状態で格納したサー
ドシートの上に降ろす
車いすに手を添えて降ろしてくだ
さい。
吊りベルト
吊りベルトを車いすのアームレストからはずす
操作スイッチを上に押し続け、吊りベルトをいっぱいまで巻
き上げる
63
3-2. 車いすの収納・固定
■ 車いすをラゲージルーム外に出すときは
収納したときの逆の手順で行います。
警告
■ 車いすを収納するときは
車いすを収納するときは、手などを挟んだり、車いすや車両に体があたらない
ように注意してください。
● 車いすに手を添えるとき、車いすのアームレスト部に指を挟まないように注意
してください。
● アームとバックドア開口部で手を挟まないように注意してください。
注意
■ 損傷・故障を防ぐために
● 車いすを収納するときは、アームを車内側にいきおいよく回転させないでくだ
さい。
アームがバックドア内側にあたり、アームおよびバックドア内側を損傷するお
それがあります。
● 吊りベルトをいっぱいまで巻き上げたら、それ以上操作スイッチを上に押し続
けないでください。
手動車いす用収納装置が故障するおそれがあります。
64
3-2. 車いすの収納・固定
固定・解除のしかた
車いすの固定・解除については以下のように行ってください。
■ 固定のしかた
車いす固定ベルトのフックを以下の場所を目安に引っかけます。
車いす固定ベルトのフックを
車いすのフレームおよび後輪
のハンドリムに引っかける
調整側ベルトを引っ張り、車
調整側ベルト
いすを確実に固定する(4本
とも)
3
手動車いす用固定装置・収納装置︵電動式︶
フック
車いす固定ベルト
65
3-2. 車いすの収納・固定
■ 解除のしかた
車いす固定ベルトのバックルの
レバーを引き上げ、車いす固定
ベルトをゆるめる(4 本とも)
レバー
フック
車いす固定ベルト
車いすを手で支えながら、車いす固定ベルトのフックを車い
すから取りはずす(4 本とも)
固定後、走行する前に
手動車いす用収納装置を格納する(B タイプのみ oP. 57)
ガードマットをラゲージルーム内に収納する
バックドアを閉める
・ バックドアを閉めるときは、車いすを挟み込まないことを確認しながら、
ゆっくりと閉めてください。
・ B タイプにお乗りの方で、ただちに走行しないときはエンジンを停止し
ます。
66
3-2. 車いすの収納・固定
警告
■ 車いすを固定したときは
固定後、車いすを前後左右にゆすり確実に固定されていることを確認してくだ
さい。
急ブレーキをかけたときや衝突したときなどに車いすが車室内にとび込み、重
大な事故につながるおそれがあり危険です。
注意
■ 損傷を防ぐために
● 固定後、車いすを前後左右にゆすり確実に固定されていることを確認してくだ
3
手動車いす用固定装置・収納装置︵電動式︶
さい。
確実に固定されていないと、走行中、車いすがセカンドシートやバックドアな
どにあたり、車いすや車両を損傷するおそれがあります。
● 車いす固定ベルトにねじれがないこと、鋭利な角部にあたっていないことを確
認してください。
車いす固定ベルトを正しくかけないと、車いす固定ベルトが切れるおそれがあ
ります。
● 車いす固定後、セカンドシートを操作するときは、固定した車いすにあてない
ように注意してください。セカンドシートや車いすが損傷するおそれがありま
す。
● バックドアはゆっくりと閉めてください。
バックドアをいきおいよく閉めると、車いすと手動車いす用収納装置がバック
ドアガラスなどにあたり、損傷するおそれがあります。
67
3-3. デッキボードの開閉
デッキボードを開閉するときは:B タイプ
ラゲージボックスを使用するときやパンクしたときなど、デッキボー
ドを開閉するときは、次のように行ってください。
デッキボードの取扱いについては、標準車取扱書の『その他の室内
装備』『パンクしたときは』を併せて参照してください。
デッキボードを取りはずす前に
車いすがラゲージルーム内に収納・固定されているときは、車い
すの固定を解除し、車いすをラゲージルーム外に出す(oP. 64)
車いす固定ベルトをラゲージルームのすみによけておく
(oP. 52)
デッキボードを取りはずすときは
手動車いす用収納装置のアーム
デッキボード
をラゲージルーム外にいっぱい
まで回転させる(oP. 55)
アーム
回転ポスト横のカバーをはずす
マジックテープをはがします。
カバー
マジックテープ
回転ポストにあたらないように、デッキボードをはずす
取り付けるときは逆の手順で行います。
68
3-3. デッキボードの開閉
知識
■ 中央デッキボードについて
中央デッキボード裏面のフックで中央デッキボードをリヤシートに固定するこ
とはできません。
(o 標準車取扱書の『その他の室内装備の使い方』
)
3
手動車いす用固定装置・収納装置︵電動式︶
69
3-3. デッキボードの開閉
70
お困りのときは
4
4-1. 故障かな?とお考えになる
前に
ヒューズの交換........................ 72
助手席リフトアップシート .... 74
助手席リフトアップシートが
車外に出た状態で
動かないときは ..................... 77
ワイヤレスリモコン ................ 90
手動車いす用収納装置
(電動式)
:B タイプのみ...... 93
71
4-1. 故障かな?とお考えになる前に
ヒューズの交換
以下のようなときは、ヒューズ切れが考えられます。
● 助手席リフトアップシートのスイッチを操作しても、助手席リフ
トアップシートが動かないとき
● 手動車いす用収納装置の操作スイッチを操作しても、吊りベルト
の巻き上げ・引き出しができないとき
ヒューズが切れたときは、必ず規定容量のヒューズと交換してください。
ヒューズ位置
■ 助手席リフトアップシート左側下部
クリップ 3 本・スクリュー 2 本を取りはずし、カバーをずらします。
スクリュー
カバー
クリップ
7.5A
20A
アンペア数
7.5 A、20 A
72
使用装置
助手席リフトアップシート
4-1. 故障かな?とお考えになる前に
■ 助手席足元ヒューズボックス
ヒューズ名称
アンペア数
WELCAB
30 A
使用装置
助手席リフトアップシート
手動車いす用収納装置
知識
■ ヒューズを交換したあとは
4
お困りのときは
次の場合はトヨタ販売店で点検を受けてください。
● 交換しても再びヒューズが切れるとき
● 交換しても助手席リフトアップシートおよび手動車いす用収納装置が動か
ないとき
警告
■ 車の故障や火災を防ぐために
次のことをお守りください。
お守りいただかないと車の故障や火災、けがをするおそれがあります。
● 規定容量以外のヒューズまたはヒューズ以外のものを使用しない
● 必ずトヨタ純正ヒューズか同等品を使用する
● ヒューズやヒューズボックスを改造しない
73
4-1. 故障かな?とお考えになる前に
助手席リフトアップシート
故障かな?とお考えになる前に、次のことを確認してください。ワイ
ヤレスリモコンについてお困りのときは(oP. 90)
故障かな?とお考えになる前に
症状
原因
処置、参照ページ
助 手 席 リ フ ト ア ッ プ 助手席リフトアップシートのシー
助手席リフトアッ シートでシートベルト トベルトをはずしてから操作して
ください。(oP. 32, 38)
プシートの回転・昇 を着用している
降操作ができない
助手席ドアが閉まって 助 手 席 ド ア を 開 け て く だ さ い。
いる
(oP. 36 ∼ 37)
助手席ドアを開けて『ワイヤレスリ
モコンの電源を入れ、シート上昇ス
助手席ドアを閉め
たらブザーが鳴っ
た(“ピーピー”と
いう断続音)
助手席リフトアップ
シート格納時のロック
が不完全です
イッチ』または『シート昇降スイッ
チの上側』を押し続け、助手席リフ
トアップシートが自動的に停止し、
“ピピッ”とブザーが鳴ったことを
確認し、助手席ドアを閉めてくださ
い。(oP. 42)
安全のため、障害物に 障 害 物を 取 り 除く な ど した あ と、
あたるなど回転中に助 『ワ イヤ レ スリ モ コ ンの 電 源 を入
助手席リフトアッ 手席リフトアップシー れ、シート上昇スイッチまたはシー
プシートが少し反 トの作動がさまたげら ト下降スイッチ』もしくは『シート
転して停止した
れると、助手席リフト 昇降スイッチの上側または下側』を
アップシートは少し反 押し続けると、正常な作動にもどり
転して停止します
74
ます。(oP. 38, 41)
4-1. 故障かな?とお考えになる前に
症状
原因
処置、参照ページ
『ワ イヤ レ スリ モ コ ンの 電 源 を入
助手席リフトアッ
プシートの前後位
置・リクライニング
調整ができない
助 手 席 リ フ ト ア ッ プ れ、シート上昇スイッチ』または
シートが車内に完全に 『シート昇降スイッチの上側』を押
格納されていない状態 し続け、助手席リフトアップシート
(回転・昇降途中)で調 が自動的に停止し、“ピピッ”とブ
整しようとした
ザーが鳴ってから操作してくださ
い。(oP. 16, 40)
エンジンを始動してください。バッ
テリーが弱っているときにエンジ
エンジンが停止してい
る
ンを停止した状態で助手席リフト
アップシートを操作すると、助手席
リフトアップシートが作動中に停
止することがあります。
(oP. 35)
助手席リフトアッ
プシートが動かな
い、または作動中に
スイッチを断続的に押 スイッチを押し続けてください。
した
4
(oP. 38, 39, 43)
お困りのときは
助手席リフトアップシート左側下
停止した
部、助手席足元ヒューズボックスの
ヒューズが切れている
ヒューズを点検し、切れている場合
は規定容量のヒューズと交換して
ください。(oP. 72, 73)
助 手 席 リ フ ト ア ッ プ バッテリーを再接続し、P. 78 ∼
シート操作中にバッテ 82 の方法で各リセット操作をして
リーをはずした
ください。
75
4-1. 故障かな?とお考えになる前に
P. 74、75 の状態を確認しても動かない場合は故障であると考えられま
す。以下の処置をして、すみやかにトヨタ販売店で点検を受けてください。
なお、修理が完了するまで、絶対に助手席リフトアップシートを使用しな
いでください。
車内に入った状態で動かない場合:そのままトヨタ販売店で点検を受け
てください。
車外に出た状態で動かない場合:P. 77 以降の要領で助手席リフトアッ
プシートを車内にもどし、そのままトヨタ販売店で点検を受けてくださ
い。
知識
■ バッテリーの取り扱いについて
助手席リフトアップシート操作中にバッテリーを取りはずさないでください。
助手席リフトアップシートが作動しなくなります。
● 助手席リフトアップシート操作中にバッテリーの交換またははずしたと
きは、バッテリーの接続状態を確認し、P. 78 ∼ 82 の方法で各リセット操
作をしてください。
76
4-1. 故障かな?とお考えになる前に
助手席リフトアップシートが車外に出た状態で動かないときは
スイッチを押しても助手席リフトアップシートが動かないときは、
ヒューズを点検・交換してください。(oP. 72, 73)
ヒューズを点検・交換しても動かない場合は、トヨタ販売店で点検を
受けてください。
● 万一、助手席リフトアップシートが回転または昇降途中で動かな
くなってしまったときは、助手席ドアを閉めることができませ
ん。この項目に記載されている要領で車内に格納してください。
● 助手席リフトアップシートに座っている乗員がいる場合は、乗員
を安全な場所に移動させてから作業を行ってください。
使用工具について
助手席リフトアップシートを手動で車内にもどすときは、以下の工具を
使用します。
● 万一に備えてあらかじめご用意ください。
4
78
12 × 14
メガネレンチ
お困りのときは
プライヤー
12 × 14 スパナ
77
4-1. 故障かな?とお考えになる前に
ECU リセット(位置情報の初期化)について
助手席リフトアップシートが動かなくなったときは、初めに ECU のリ
セット(位置情報の初期化)を行い、次ページからの操作を実施してく
ださい。
操作前に、助手席リフトアップシートのシートベルトが着用状態
になっていないことを確認する
シート前後スライドスイッチの前
後いずれかと、シート昇降スイッ
チの上下いずれかを、同時に 10
秒間押し続ける
シート前後スライドスイッチ
シート昇降スイッチ
10 秒間押し続け(ブザーが鳴りま
す)、ブザーが鳴りやんだらスイッチ
から指を離します。
位置情報初期化コードを入力する
手順 2 のブザーが鳴りやんでから 10 秒以内(次のブザーが鳴り始めるま
で)に以下の操作を完了させてください。
シート前後スライドスイッチの前後いずれかを 4 回押します。
シート昇降スイッチの上下いずれかを 4 回押します。
入力完了すると、
“ピッピー”とブザーが鳴り、位置情報の初期化は完了
します。
78
4-1. 故障かな?とお考えになる前に
以上で位置情報の初期化は完了です。次に下記の『スイッチを押
すと助手席リフトアップシートが動くとき』の操作をしてくださ
い。
スイッチを押すと助手席リフトアップシートが動くとき
以下の要領で原点リセットをしてください。
(通常作動とは異なります)
ただし、この項目の操作をする前に、必ず P. 78 の ECU リセット(位
置情報の初期化)を実施してください。
● 手順 2 ∼ 7 の一連の作動中にリセット解除条件が成立すれば、
“ピー”
とリセット解除ブザーが鳴り、通常モードに復帰します。
助手席リフトアップシートのヘッドレストを取りはずし、アーム
レストを下げ、フットレストを上げた状態にする
(oP. 19, 20, 22)
シ ー ト昇 降 ス イッ チ の上 側 を 押
し、助手席リフトアップシートを
上昇および車内にスライドさせる
4
お困りのときは
助手席リフトアップシートがグロー
ブボックスにあたらない位置まで助
手席リフトアップシートを上昇およ
び車内にスライドさせます。
79
4-1. 故障かな?とお考えになる前に
左側のシート前後スライドスイッ
チ の 前 側 を 押 し、助 手 席 リ フ ト
アップシートを車内に回転させる
助手席リフトアップシートが助手席
ドアやグローブボックスにあたらな
い位置まで助手席リフトアップシー
トを回転させます。
左側のシート前後スライドスイッ
チ の 後 側 を 押 し、助 手 席 リ フ ト
アップシートを後方にスライドさ
せる
助手席リフトアップシートがドア開
口部にあたらない位置まで助手席リ
フトアップシートをスライドさせま
す。
80
4-1. 故障かな?とお考えになる前に
助手席ドアやドア開口部などにあたらないよう、手順 2 ∼ 4 を
くり返して助手席リフトアップシートを動かし、上昇端、外スラ
イド、回転および前後スライドの原点リセットをさせる
・ 原点リセットがされると“ピッ”とブザーが鳴ります。
・ 助手席リフトアップシートが後方にスライドしない場合は、シート昇降
スイッチの下側を押してからシート前後スライドスイッチの後側を押
し、助手席リフトアップシートを前方にスライドさせてから、手順 6 の
操作をしてください。
左 側 の シー ト リク ラ イ ニン グ ス
イッチの後側を押し、助手席リフ
トアップシートの背もたれが後側
へ倒れ始め、自動的に止まるまで
スイッチを押し続ける
自動的に作動が停止したあと、または
スイッチを押しても背もたれが動か
ない場合は、次の手順 7 の操作をし
4
ます。
お困りのときは
81
4-1. 故障かな?とお考えになる前に
左 側 の シー ト リク ラ イ ニン グ ス
イッチの前側を押し、助手席リフ
トアップシートの背もたれが前側
へ起き始め、自動的に止まるまで
スイッチを押し続ける
背もたれの作動が停止し、
“ ピー”と
リセット解除ブザーが鳴るまでス
イッチを押し続けます。
スイッチを押しても助手席リフトアップシートが動かないとき
以下の要領で格納してください。
ただし、この操作をする前に、必ず P. 78 ∼ 82 の操作を実施してく
ださい。
■ 助手席リフトアップシートを手動で上昇させるときは
助手席リフトアップシートのヘッドレストを取りはずし、アーム
レストを下げ、フットレストを上げた状態にする
(oP. 19, 20, 22)
ユニットカバー
ユニットカバーおよびユニット後
部カバーをはずす
クリップ 4 本をはずし、ユニットカ
バーをはずします。
手動で前後スライドさせる場合のた
めに、クリップ 3 本をはずし、ユニッ
クリップ
ユニット後部カバー
82
ト後部カバーもはずしておきます。
4-1. 故障かな?とお考えになる前に
ボルト
昇降モーターをずらす
ブラケット
昇降モーター
ボルト
コネクター 2 カ所およびクランプ
をはずし、昇降モーターをずらす
コネクター
昇降モーターをずらすと昇降送りネ
ジが現れます。
クランプ
4
お困りのときは
ロックレバー
プライヤーまたはスパナを使用し
て昇降送りネジを右にまわし、助
手席リフトアップシートを上昇さ
せる
・ ロックレバーが起き上がる直前ま
で助手席リフトアップシートを上
昇させます。
昇降送りネジ
・ 昇降送りネジを左にまわすと助手
席リフトアップシートが下降しま
す。
83
4-1. 故障かな?とお考えになる前に
■ 助手席リフトアップシートを手動で車内にスライド・回転させ
るときは
助手席リフトアップシートを前ページの方法で上昇させてから行い
ます。
外スライドモーターをずらし、ギ
ヤのかみ合いをはずす
スパナまたはメガネレンチを使用し
て助手席リフトアップシート下部の
ボルト 2 本をゆるめます。
外スライドモーターをずらし、ギヤの
かみ合いをはずします。
外スライドモーター
ボルト
84
4-1. 故障かな?とお考えになる前に
回転モーターをずらし、ギヤのか
み合いをはずす
スパナまたはメガネレンチを使用し
て回転モーターのボルト 2 本をゆる
めます。
回転モーターをずらし、ギヤのかみ合
いをはずします。
ボルト
助手席リフトアップシートを車外
から押し、車内にスライド・回転
させる
4
お困りのときは
助手席リフトアップシートが助手席
ドアやグローブボックスにあたらな
いことを確認しながら、車内にいっぱ
いまでスライドさせます。
P. 83 の手順 5 の方法で、助手席リフトアップシートをいっぱ
いまで上昇させる
昇降送りネジがまわらなくなるまで右にまわします。
助手席リフトアップシートがいっぱいまで上昇した状態でロックされます。
85
4-1. 故障かな?とお考えになる前に
■ 助手席リフトアップシートを手動で後方スライドおよび回転さ
せるときは
助手席リフトアップシートを P. 84 の『■助手席リフトアップシート
を手動で車内にスライド・回転させるときは』の方法で車内にスライ
ド・回転および上昇させてから行います。
クリップ
ク リ ッ プ 2 本 を 取 り は ず し、ユ
ニット前部カバーを取りはずす
ユニット前部
カバー
ナットを取りはずす
ユニット前部のボルト A をプライ
ボルトA
ヤーで押さえながら、ナットを取りは
ずします。
ブラケットのボルト B を取りは
ずす
コネクター 2 カ所をはずし、前
前後スライド
モーター
ボルトB
後スライドモーターを抜き取る
前後スライドモーターを抜き取ると
ナット
前後スライド送りネジが現れます。
コネクター
86
ブラケット
4-1. 故障かな?とお考えになる前に
プライヤーを使用して前後スライ
ド送りネジを左にまわし、助手席
リフトアップシートを後方にスラ
イドさせる
・ 助手席リフトアップシートがドア
開口部にあたらない位置まで助手
前後スライド送りネジ
席リフトアップシートを後方にス
ライドさせます。
・ 前後スライド送りネジを右にまわ
すと助手席リフトアップシートが
前方にスライドします。
手順 3 と回転操作を交互に行い、助手席リフトアップシートを
車内に格納する
ストッパーを押してロックを解除
し、助手席リフトアップシートを
車内に回転させ、完全に車内に格
納する
4
お困りのときは
助手席リフトアップシートがいっぱ
いまで回転した状態でロックされま
す。
助手席ドアを閉める
助手席リフトアップシートが通常の格納完了位置ではない場合には、助手席
ドアを閉めるとブザーが鳴ります。すみやかにトヨタ販売店で点検を受けて
ください。
87
4-1. 故障かな?とお考えになる前に
知識
■ 助手席リフトアップシートの回転および前後スライド作動について
● P. 80 の手順 3 において、シート昇降スイッチの下側を押してから、シート
前後スライドスイッチの前側を押し続けると、助手席リフトアップシートが
車外に回転します。(スイッチを押す順序が逆の場合および同時に押すと助
手席リフトアップシートが停止し、ブザーが鳴ります)
● P. 80 の手順 4 において、シート昇降スイッチの下側を押してから、シート
前後スライドスイッチの後側を押し続けると、助手席リフトアップシートが
前方にスライドします。(スイッチを押す順序が逆の場合および同時に押す
と、助手席リフトアップシートが停止し、ブザーが鳴ります)
■ 警告音について
● 上記以外の複数のスイッチを押すと助手席リフトアップシートが停止し、ブ
ザーが鳴ります。
● 助手席リフトアップシートを車内に格納する途中、助手席ドアを閉めると断
続的にブザーが鳴ります。
88
4-1. 故障かな?とお考えになる前に
警告
■ 修理が完了するまでは
助手席リフトアップシートに座らないでください。
■ 助手席リフトアップシートを手動で格納するときは
● 助手席リフトアップシート格納スペースに手や足を入れないでください。
助手席リフトアップシート可動部などで手や足などを挟み、けがをするおそれ
があります。
● 工具を使用したあとは、所定の場所に確実に格納してください。
車室内などに放置すると、急ブレーキをかけたときや衝突したときなどに工具
が飛んできて乗員にあたるなど、重大な傷害を受けるおそれがあり危険です。
注意
■ 損傷を防ぐために
4
P. 79 の『スイッチを押すと助手席リフトアップシートが動くとき』および P.
お困りのときは
82 の『スイッチを押しても助手席リフトアップシートが動かないとき』の操作
をするときは、次のことを必ずお守りください。
● ヘッドレストを取りはずした状態で行ってください。
ヘッドレストを取りつけたまま助手席リフトアップシートを上昇および車内
にスライドさせると、ヘッドレストがドア開口部と干渉し、損傷するおそれが
あります。
● グローブボックスのフタを閉めてください。
助手席リフトアップシートとフタがあたり、破損するおそれがあります。
● マルチボックスを格納しておいてください。
助手席リフトアップシートとマルチボックスがあたり、破損するおそれがあり
ます。
■ 紛失を防ぐために
取りはずした部品は袋に入れるなどして、紛失しないようにしてください。
89
4-1. 故障かな?とお考えになる前に
ワイヤレスリモコン
故障かな?とお考えになる前に、次のことを確認してください。
故障かな?とお考えになる前に
症状
原因
処置、参照ページ
車両に近づいて操作してください。
車両から離れすぎてい (作 動 可 能 範 囲 は、助 手 席 リ フ ト
る
助手席リフトアッ
プシートが動かな
い(車外から操作し
た場合)
アップシートから約1 m です)
(oP. 25)
周囲の電波状況によ
り、シート下降スイッ
チまたはシート上昇ス
イッチを押しても助手
席リフトアップシート
が作動しなくなること
・ 立つ位置を変え、スイッチを押
し直す(oP. 26)
・ シート昇降スイッチで操作す
る(oP. 44)
があります
・ スイッチを押し
ても助手席リフ
トアップシート
が作動しない
・ 著しく作動可能
距離が短くなる
・ 動作表示 LED
が点灯・点滅し
なくなる
電池切れの可能性があ 電池を交換してください。
ります
(oP. 91)
電源スイッチを押して
から6秒以内 ( 動作表 6秒以内にスイッチを押し続ける
・ 6秒以内に押し続けないと自
示LEDが赤色点灯中
助手席リフトアッ
動的に電源が切れます。
に、シート下降スイッ
プシートが動かな
(oP. 38, 41)
チまたはシート上昇ス
・ 断続的にスイッチを押しても
い
イッチを押していな
助手席リフトアップシートは
い、または断続的にス
作動しません。(P. 38, 41)
イッチを押した
90
4-1. 故障かな?とお考えになる前に
P. 90 のことを確認しても動かない場合は故障であると考えられます。す
みやかにトヨタ販売店で点検を受けてください。修理が完了するまでは、
シート昇降スイッチ(oP. 44)で操作してください。
ワイヤレスリモコンの電池交換
電池フタ
電池フタをはずす
コインなどを電池フタの溝に差し込
み、▲マークが合う位置まで OPEN
側にまわし、電池フタをはずします。
電池を交換する
電池を取り出し、新しい電池の+側を
上(電池フタ側)にして挿入します。
4
使用電池 .......リチウム電池 CR2032
お困りのときは
電池フタをはめる
・ 電池フタと送信機の▲マークを合
わせてはめます。
・ コインなどを電池フタの溝に差し
込み、CLOSE 側にまわし、電池
フタを締め込みます。
作動確認をする
電源スイッチを押し、動作表示 LED が赤色点灯中(6 秒以内)にシート下
降スイッチまたはシート上昇スイッチを押して、動作表示 LED が緑色点滅
することを確認します。
91
4-1. 故障かな?とお考えになる前に
知識
■ リチウム電池 CR2032 の入手
電池はトヨタ販売店、時計店、カメラ店などで購入できます。
警告
■ 取りはずした部品や電池について
お子さまにさわらせないでください。
部品が小さいため、誤って飲み込むと、のどなどにつまらせ重大な傷害におよ
ぶか、最悪の場合死亡につながるおそれがあります。
注意
■ 交換後、正常に機能させるために
次のことをお守りください。
● 電池交換時に部品を紛失しない
● 電池フタを曲げたりしない
● 電池以外の部品にふれたり、動かしたりしない
● 電池の+極と−極は必ず正しい向きにして挿入する
● 電池挿入部の電極を曲げたり、ゴミや油などを付着させない
92
4-1. 故障かな?とお考えになる前に
手動車いす用収納装置(電動式)
:B タイプのみ
故障かな?とお考えになる前に、次のことを確認してください。
故障かな?とお考えになる前に
症状
原因
処置、参照ページ
吊りベルトの赤色テー
操作スイッチを下
に押しているのに
吊りベルトが巻き
上がり始めた
プが出てきても、継続 操作スイッチを上に押し続け、吊り
して操作スイッチを下 ベルトを一度、全部出しきると、再
に押し続けた
び吊りベルトが巻き上がり始め、正
(赤色テープは吊りベ 常な操作が行えるようになります。
ルトの終端であること (oP. 94)
を示します)
助手席足元ヒューズボックスの
操作スイッチを押
しても吊りベルト
の引き出し・巻き上
れます
は規定容量のヒューズと交換して
4
ください。(oP. 73)
ヒューズが切れていな
い場合は、装置自体の
故障が考えられます
お困りのときは
げができない
ヒューズ切れが考えら ヒューズを点検し、切れている場合
トヨタ販売店で点検を受けてくだ
さい。
93
4-1. 故障かな?とお考えになる前に
吊りベルトの出・入が逆の作動をしたときは
吊りベルトを引き出すとき、赤色テープが出てきたあとも、さらに操作
スイッチを下に押し続けると、その後、吊りベルトが巻き上がり始めま
す。
(操作スイッチを上に押し続けると、吊りベルトが引き出されます)
■ 正常作動へのもどし方
操作スイッチを上に押し続け、一
度吊りベルトを出しきる
吊りベルトが巻き上がり始めたら、正
常な状態になります。
赤色テープ
(スイッチ操作方向と吊りベルトの動
く方向が同じになったら正常です)
94
点検・整備項目
5
5-1. 点検・整備項目
定期点検整備............................ 96
95
5-1. 点検・整備項目
定期点検整備
故障を減らして長く大切に使うために、定期点検整備をお願いしま
す。点検結果を記録する際には、巻末の記録簿を A4 サイズにコピー
して使用してください。
交
換
自家用車
時
12 24 期
か か
月 月 年
ご ご
と と
点検時期
ア 助 スイッチ作動状態
ッ手
・ シート昇降スイッチ
○
プ席
・
シート前後スライドスイッチ
○
シリ
|フ
・ シートリクライニングスイッチ ○
ト ト 収納、下降後のロック状態
収 手 操作スイッチの作動状態
納 動 収納装置取付部
装車
置い
す 吊りベルトのきず、ほつれ
用
※
(
引っかかり・異音がない
○
こと
○
○
○
ガタ(異音)がないこと
○
○
ゆるみ・ガタ・損傷がな
いこと
○
:空欄については点検および交換の必要はありません。
96
備考
(
点検整備項目
日
常
点
検
きず・ほつれが始まった
ら交換
さくいん
五十音順さくいん ....................... 98
97
五十音順さくいん
五十音順さくいん
あ
アームレスト ................................... 20
安全ドライブのために
し
シート昇降スイッチ ........................44
シート前後スライドスイッチ .........16
車いす・手動車いす用収納装置
シートリクライニングスイッチ .....16
(B タイプ)の固定について... 13
手動車いす用固定装置
助手席リフトアップシート
ガードマット ..............................54
について.......................................... 8
解除のしかた ..............................66
バッテリーについて .................. 14
車いす固定ベルト.......................53
固定後、走行する前に ...............66
お
お困りのときは................................ 71
か
ガードマット ................................... 54
く
車いす
固定のしかた ..............................65
手動車いす用収納装置(電動式)
アーム ..........................................55
アームロック解除レバー ...........56
回転ロックハンドル ...................55
固定・解除のしかた ..................... 65
格納のしかた ..............................57
収納・固定前の準備 ..................... 48
車いすの吊り上げ.......................59
収納のしかた ................................. 62
故障かな?とお考えに
ラゲージルーム外に
出すときは................................... 64
ラゲージルーム内に収納・固定
しないときは .............................. 52
ラゲージルーム内に収納・固定
するときは................................... 51
車いす固定ベルト............................ 51
なる前に ...................................93
収納のしかた ..............................62
セットのしかた...........................55
操作スイッチ ..............................59
吊りベルト ..................................59
吊りベルトの出・入が
逆の作動をしたときは ............94
使用工具について ............................77
こ
故障かな?とお考えになる前に
手動車いす用収納装置(電動式)
:B タイプのみ ....................... 93
助手席リフトアップシート....... 74
助手席リフトアップシートが
車外に出た状態で
動かないときは ....................... 77
ワイヤレスリモコン .................. 90
98
五十音順さくいん
助手席リフトアップシート
て
ECU リセット(位置情報の
定期点検整備 ....................................96
定期点検整備記録簿 ......................巻末
初期化)について.................... 78
デッキボードの開閉 ........................68
アームレスト .............................. 20
点検・整備項目 ................................95
故障かな?とお考えに
なる前に ................................... 74
は
バッテリーの取り扱い.....................76
ひ
ヒューズ
シート昇降スイッチでの操作 ... 44
車外に出すときは ...................... 36
車外に出た状態で
位置 ..............................................72
動かないときは ....................... 77
助手席足元ヒューズボックス ...73
車内にもどすときは .................. 40
助手席リフトアップシート
手動でスライド・回転
左側下部 ...................................72
させるとき ............................... 84
スイッチを押しても
ふ
フットレスト ....................................22
へ
ヘッドレスト
助手席リフトアップシートが
動かないとき ........................... 82
スイッチを押すと助手席リフト
上下調整 ......................................18
アップシートが動くとき ........ 79
取りはずし ..................................19
操作のしかた .............................. 29
操作をするときは ...................... 46
正しい乗車姿勢 .......................... 23
せ
わ
ワイヤレスリモコン
故障かな?とお考えに
フットレスト .............................. 22
なる前に ...................................90
ヘッドレスト .............................. 18
電池交換 ......................................91
セカンドシート
助手席側セカンドシートの
格納........................................... 46
99
100
A
修理
△ 分解 ○ 給油
締付
L
T
省略
清掃
P
C
吊りベルトのきず・ほつれ
収納装置取付部(ゆるみ・ガタ・損傷)
操作スイッチの作動状態
■手動車いす用収納装置点検
収納・下降後のロック状態(ガタ・異音)
シート昇降スイッチ
シート前後スライドスイッチ
シートリクライニングスイッチ
・スイッチ作動状態(引っかかり・異音)
■助手席リフトアップシート点検
点検の結果および(分解)整備の概要
調整
該当なし / 異常なし レ 交換 ×
分解整備記録簿
12か月定期点検整備記録簿
お客様の
業種・積載物
ボデーNo.
架装物名
TECS
型
式
架
装
メーカー名
トヨタ
車体(株)
ウェルキャブ
(助手席リフトアップシート車)
■その他必要となった点検整備の内容および
主な交換部品
型 式
初年度登録または初年度検査年
メンテナンスに関するアドバイス
依頼者の氏名又は名称及び住所
年 月 日
点検の年月日
年 月 日
整備を完了した年月日
整備主任者の氏名
km
分解整備(点検)時の総走行距離
認証又は指定番号
事業場の所在地
氏名又は名称
自動車分解整備事業者の氏名又は名称及び事業場の所在地
自動車登録番号又は車両番号(左記の無い車両にあっては、車台番号)
住所
氏名又は名称
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