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SANRISE1000シリーズ
先進のe-ビジネス時代に対応する日立小型ディスクアレイサブシステム SANRISE1000シリーズ e-ビジネスの本格化によるミッション クリティカルな業務拡大を背景に、ビ ジネスコンピューティングの世界では、 高性能・高信頼のストレージシステムへ のニーズが高まっています。 なかでも注目されるのが、さまざまな オープンストレージシステムの統合運 用・管理を実現するSAN(Storage Area Network) への対応です。 そこで日立は、 定評あるディスクアレ イ装置DF400/DF350の基本機能を継 承しつつ、SANへの対応はもちろん、 大規模クラスタ環境にも適応できるよ う、一層の高性能化・大容量化・高信頼 化を実現した「SANRISE1000シリー ズ」 を開発。 ミッドレンジからハイエンド 分散サーバ向けのSANRISE1200に加 え、 このたびローエンド分散サーバ向け のSANRISE1100を新たにラインアッ プしました。センター運用大規模データ ウェアハウスから小規模分散処理シス テム、PCサーバまで、多種多様なシス テムでその性能を発揮します。 お客さまのシステムニーズに 柔軟に対応 せた自由なRAID構成で、お客さまのオ ープンシステムをスケーラブルにサポー トします。 SANRISE1000シリーズでは、お客さま のシステム化ニーズに柔軟に対応するた ◆SAN対応を一段と強化 め、 ミッドレンジからハイエンド分散サー ∼ファイバチャネルによる高速データ転送を実現∼ バ向けのSANRISE1200と、ローエンド分 SANへの対応で不可欠なファイバチャ 散サーバ向けのSANRISE1100をライン ネルインタフェース (最大100Mバイト/秒) アップしています(図1) 。 をサポート。高速データ転送を可能にし、 SANRISE1200は、基本筐体(コントロ 装置間接続距離を拡大します。また、複 ーラ+2∼10HDD) に最大9台の増設筐体 数ホストインタフェースポートの搭載で、複 (各々2∼10HDD) を接続することで、容 数のホスト (OS) を1台のSANRISE1000 易に容量のスケーラビリティを確保するこ シリーズへ同時に接続できるほか、パフ とができます。大容量72Gバイトディスク ォーマンスにすぐれたファイバチャネル のサポートにより、最大100HDD、専用ラ 環境を提供するファブリックスイッチを経 ックあたり最大6.6Tバイト (RAID5) の大 由した接続も可能です。さらにホストイン 容量を実現し、キャッシュメモリーも基本 タフェースは、より多くのシステムで活用 筐体あたり最大4Gバイトまで拡張可能。 できるよう、ファイバチャネルに加えSCSI コントローラ内蔵の基本筐体を追加すれ ば、性能向上も容易に実現できます。 一方、新登場のSANRISE1100は、設 置場所を選ばないコンパクトサイズ(EIA インタフェースにも対応しています。 従来比6倍の高性能化を実現 ホストインタフェースと同様に、ディスクド 規格4ユニット、床置き時高さ540mm)で、 ライブインタフェースにもファイバチャネル コントローラ二重化に対応したコストパフ を採用。ディスクアレイコントローラとディ ォーマンス追求モデルです。SANRISE スク装置間を4本のFC-AL※1パスで接続 1200/1100両モデルとも、ニーズに合わ し、高スループットを実現しました。コント ミッドレンジ∼ハイエンド分散サーバ向け ホストI/F:Fibre(2パス/2コントローラ) I/Oサイズ:1kバイト インストラクションCache(L1)100%HIT 搭載ドライブ数:20台 ∼6,662Gバイト SANRISE1200 ローエンド分散サーバ向け SANRISE1100 機 能 〈フロアモデル〉 ∼644Gバイト ∼1,289Gバイト 〈ラックマウントモデル〉 ∼644Gバイト ∼644Gバイト IOPS 60,000 50,000 〈フロアモデル〉 〈ラックマウントモデル〉 ∼392Gバイト ∼392Gバイト 約6倍 40,000 30,000 20,000 10,000 [容量は最大構成時(RAID5)] 性能/容量スケーラビリティ 図1 SANRISE1000シリーズラインアップ 23 はいたっく2001-4 All Rights Reserved,Copyright ©2001,Hitachi,Ltd. 0 従来機 DF400 SANRISE 1000 図2 SANRISE1000シリーズの高性能―Random Read (Hit) SANRISE1200 コントローラ1 FCチップ スイッチ P A FCチップ スイッチ P A ◆グローバルダイナミックスペア機能 監視が行えます。またE-mailによる障害 通知、遠隔監視など、 さまざまな管理機能 を用意しています。 ◆LANフリーバックアップ ディスクアレイサブシステムあたり最大 P プライマリパス A 代替パス 最大100台の データ/スペアディスク FC-AL×4 100Mバイト/s×4 コントローラ2 24時間ノンストップ稼働の要請に こたえる機能とソリューション A P スイッチ FCチップ A P スイッチ FCチップ 図3 高性能、 高信頼を提供するフルファイバアーキテク サーバにミラーリングソフトを組み込み、 5台のグローバルホットスペアディスクを SANRISEに正副ボリュームを作成して運 設定することが可能。搭載位置も自由に 用すれば、ミラーリングソフトのミラー分 選択できます。また、ディスク障害の兆候 離/ミラー同期の機能を用いて、LANを を監視し、障害が発生する前に、スペア 介さないバックアップが実現します。また、 ディスクへ自動的にバックグラウンドによ 同機能の自動運用も可能です(図4)。 るデータコピーを実行。これにより、冗長 ◆サーバフリーバックアップ ファイバチャネル接続をサポートした日 性を保ちながらディスクの予防交換が可 チャー ローラあたりプライマリおよび代替パスの 能になり、高信頼性を実現しました。 2本のパスで、高可用性も実現しています。 ◆充実したメンテナンス機能 また、制御アルゴリズムの随所にチュ 立高性能テープアレイ装置TF300により、 ミラーリングソフトを用いて作成したミラ ディスクアレイ管理プログラムにより、 ーボリュームをサーバを介さずにバック アップ可能。TF300なら、100Gバイトを約 ーニングを施した高性能コントローラによ ネットワーク構成では管理端末のGUI環 り、連続読み込み (Sequential Read) で 。 境でアレイ構成の設定やユーザー保守、 45分でバックアップできます(図5) 約2倍、随時読み込み (Random Read、 キャッシュヒット時) で6倍以上の高性能 LAN を実現(図2) 。さらに、ユーザーが指定す ジョブスケジューラ(JP1) るLU(ロジカルユニット)内の全データを ミラーリングソフト バックアップソフト起動 アプリケーションサーバ 専用スクリプト キャッシュメモリーに常駐化し、ホストか バックアップサーバ ①ミラー分離 ③ミラー同期 らのリード/ライト処理の高速化を実現す る機能※2なども提供し、快適・高速なネッ ②バックアップ (LANフリー) トワーク環境をサポートします。 ※1 FC-AL:Fibre Channel Arbitrated Loop、 SANRISE1100は2本 ※2 SANRISE1200のみ対応のオプション ミラーボリューム作成 分離/同期 オンライン用 バックアップ用 正ボリューム 副ボリューム 高信頼性・高可用性 SANRISE1000 図4 LANフリーバックアップ SANRISE1000シリーズは、デュアルコ ントローラ (オプション) をベースとした高 LAN 信頼設計を採用 。コントローラ負荷 (図3) ジョブスケジューラ(JP1) の分散による高性能化を図るとともに、ID TF自動実行ユーティリティ 引き継ぎ機能をサポートし、コントローラ ミラーリングソフト バックアップ指示 アプリケーションサーバ ①ミラー分離 ③ミラー同期 専用スクリプト 障害時には、他のコントローラが処理を引 テープアレイ装置 TF300 き継ぎます。さらに、ホストを常時監視し、 障害時にホストフェイルオーバを実行する ハイアベイラビリティソフトや、I/Oパスス イッチソフトといったミドルウェアと連携す ミラーボリューム作成 分離/同期 オンライン用 バックアップ用 正ボリューム 副ボリューム バックアップ用サーバ不要で高速バックアップを実現 100Gバイトを約45分でバックアップ取得(37Mバイト/s) れば、万一のトラブル発生時にも、処理の SANRISE1000 中断やアプリケーションへの影響を最小 限に抑えられます。 ②バックアップ (サーバフリー) 図5 サーバフリーバックアップ お問い合わせ先 (株) 日立製作所 RAIDシステム事業部 TEL (03) 5471-2368(ダイヤルイン) ■情報提供サービス http://www.hitachi.co.jp/sanrise はいたっく2001-4 All Rights Reserved,Copyright ©2001,Hitachi,Ltd. 24