...

2014年度財務実績および2015年度業績見通し

by user

on
Category: Documents
8

views

Report

Comments

Transcript

2014年度財務実績および2015年度業績見通し
NISSAN MOTOR CORPORATION ANNUAL REPORT 2015
CONTENTS
13
CORPORATE FACE TIME
TOP MESSAGE
NISSAN POWER 88
PERFORMANCE
CORPORATE GOVERNANCE
2014 年度財務実績および 2015 年度業績見通し
営業利益増減要因分析
2014 年度 財務実績(中国合弁会社持分法ベー ス)
(億円)
売上高
2014 年度の連結売上高は 、前年比 8.5% 増
の 11 兆 3,752 億円となりました。
売上高
+324
4,984
(億円)
104,825
150,000
114,348
100,000 87,731
+686
113,752 121,000
124,063
–438
+1,127
–395
–201
–190
研究開発費
生産費用
その他
132,700
94,090 96,296
13 年度
営業利益
為替影響
コスト項目 *
台数/構成
マーケティング・ 米国リマーケ
販売費用
ティング費用
50,000
0
営業利益
(予想)
2010
2011
2012
2013
2014
2015(年度)
■ 中国合弁会社比例連結ベース
■ 中国合弁会社持分法ベース
特別損益は 68 億円の損失となり、前年度の 22 億円に対し、90 億円悪化しました。これは主に、
固定資産の減損損失が 161 億円あったことなどによるものです。
法人税等は 1,973 億円となり、前年度に比べ 822 億円の増加となりました。
686 億円の為替変動による増益は、主として、米ドルに対する円高是正によるものです。
l
コスト項目(購買コスト削減、原材料、商品性向上を含む)
は、1,127 億円の増益要因となりました。
l
台数・車種構成は合計で 324 億円の増益要因と
なりました。
l
マーケティング・販売費用の増加は 、438 億円
の減益要因となりました。
l
米国リマーケティング費用の増加は 395 億円の
減益要因となりました。
l
研究開発費は 1 億円増加しました。
l
生産費用は 201 億円増加しました。
l
その他項目は 190 億円の減益要因となりました。
営業外損益は 1,046 億円の収益となり、前年度の 288 億円の収益に対し、758 億円改善しました。
によるものです。
l
ました。
当期純利益
これは主に、為替差損益が 793 億円改善したことや 、持分法投資損益が 277 億円増加したことなど
増減の要因は以下の通りです。
上昇が購買コストの削減効果の一部を打ち消し
14 年度
営業利益
* 購買コスト削減、原材料、商品性向上を含む
2014 年度の連結営業利益は、前年比 18.3% 増の 5,896 億円となりました。
商品性向上によるコスト上昇と原材料価格の
5,896
–1
当期純利益は 4,576 億円となり、前年度の 3,890 億円から686 億円の増加となりました。
営業利益
8,350
(億円)
7,186
8,000
6,000
5,375 5,458 5,235
6,057
6,750
5,896
当期純利益
(億円)
6,000
4,984
4,000
4,500
2,000
3,000
0
4,576
3,890
3,192
(予想)
2010
2011
2012
■ 中国合弁会社比例連結ベース
■ 中国合弁会社持分法ベース
2013
2014
4,850
3,414 3,424
1,500
2015(年度)
0
(予想)
2010
2011
2012
2013
2014
2015(年度)
■ 中国合弁会社比例連結ベース
■ 中国合弁会社持分法ベース
NISSAN MOTOR CORPORATION ANNUAL REPORT 2015
CONTENTS
CORPORATE FACE TIME
14
TOP MESSAGE
ファイナンシャル・ポジション(中国合弁会社持分法ベー ス)
NISSAN POWER 88
PERFORMANCE
CORPORATE GOVERNANCE
長期信用格付け
格付投資情報センタ ー (R&I) による日産の長期信用格付けは「 A+ 」( 方向性:安定的 ) です 。ス
貸借対照表項目
「 A– 」( 見通し:安定的) 、ムーディーズは「 A3」( 見通し:安定的)
タンダード・アンド・プアーズ(S&P)は、
2014 年度末の総資産は 15.9% 増の 17 兆 457 億円となりました。
となっています。
流動資産は、2013 年度末に比べて19.8% 増加し、10 兆 3,173 億円となりました。これは主として、
販売金融債権が 1 兆 2,793 億円増加したことによるものです。固定資産は 、2013 年度末に比べて
格付け
10.4% 増加し、6 兆 7,283 億円となりました。これは主として機械装置及び運搬具(純額)
が 4,629 億
円、投資有価証券が 584 億円それぞれ増加したことによるものです。
Aa3
流動負債は、2013 年度末に比べて 23.7% 増加し、6 兆 4,175 億円となりました。これは主として 1
A1
年内返済予定の長期借入金が 4,662 億円、短期借入金が 3,160 億円それぞれ増加したことによるも
のです。
固定負債は 、2013 年度末に比べて 11.1% 増加し、5 兆 3,809 億円となりました。これは主として
社債が 1,767 億円、退職給付に係わる負債が 1,197 億円それぞれ増加したことによるものです。 AA–
A+
R&I
A2
A
A3
A–
S&P
Baa1
BBB+
ムーディーズ
2014 年度末の純資産合計は、2013 年度末の 4 兆 6,715 億円に比べて12.3% 増加し、5 兆 2,473 億
Baa2
BBB
円となりました。これは主として当期純利益を 4,576 億円計上したことと、為替換算調整勘定(損)
Baa3
BBB–
が 2,224 億円減少したことによるものです。
Ba1
BB+
10/03
フリー キャッシュフロー・実質有利子負債(自動車事業)
2014 年度のフリー キャッシュフロー は累計で 3,658 億円のプラスとなりました。2014 年度末
の自動車事業のネットキャッシュは前年度から改善し、1 兆 3,901 億円のキャッシュポジションとな
りました。
また、私どもは引き続き徹底した在庫管理に取り組み、2014 年度末時点で在庫台数は 81 万台と
なっています。厳格な在庫管理によりフリー キャッシュフロー への影響を最小限に抑えます。
4/04
10/04
4/05
10/05
4/06
10/06
4/07
10/07
4/08
10/08
4/09
10/09
4/10
10/10
4/11
7/11
7/12
1/13
9/14
NISSAN MOTOR CORPORATION ANNUAL REPORT 2015
CONTENTS
15
CORPORATE FACE TIME
TOP MESSAGE
NISSAN POWER 88
PERFORMANCE
CORPORATE GOVERNANCE
販売金融部門
配当
販売台数の増加に応じて 、2014 年度の販売金融事業の総資産は前年度の 7 兆 6,821 億円に比べ
日産の戦略的な取り組みは 、グロ ー バル企業として持続可能な価値創造を果たすという長期
20.8% 増加し、9 兆 2,813 億円となりました。また、営業利益は前年度の 1,647 億円に比べ、2014 年
的なビジョンだけでなく、株主価値を最大化するという日産のコミットメントを反映したものでも
度は 1,955 億円となりました。
あります 。
2014 年度の配当金については、期末配当金を1 株当たり16.5 円といたします。年間配当金では、
将来への投資
中間配当金 16.5 円と合わ
2014 年度、当社は 、将来の競争力維持のための投資を行ないました。設備投資は 4,631 億円と
せ、1 株当たり33 円としま
なり、売上高比 4.1%となりました。
した。
新技術および新製品開
2015 年 度 の 配 当 金に
発のための研究開発費は
5,061 億円となりました。
アライアンスを通じてル
ノー の研究開発部門と協
力関係を築き、広範囲に
およぶ共同開発を行なっ
ていることは日産の大き
な強みとなっています。
6,000
3,993
4.6%
4,280
4,578
5.2%
4.5%
5,006
4.8%
5,061
5,300
25
20
10
10
0
4.4%
(予定)
2010
2011
2012
2013
2014
2015 (年度)
2015 年度 業績見通し(中国合弁会社持分法ベー ス)
(予想)
2010
2011
2012
2013
2014
2015 (年度)
2015 年度の当社のグローバル販売台数は前年比 4.4% 増の 555 万台を見込んでいます。
グローバルな全体需要は前年比 0.1% 増の 8,544 万台を前提に、当社のグローバル市場占有率は
(億円)
6,000
5,500
5,363
4,687
4,064
4,500
4,631
5.1%
5.4%
3,120
4.1%
4.5%
(予想)
2010
2011
■ 中国合弁会社比例連結ベース
■ 中国合弁会社持分法ベース
2014 年度の 6.2% から6.5% に伸ばす計画です。
以上の見通しに基づき、2015 年度の業績予想は 、為替前提を1米ドル 115 円、1ユーロ 130 円と
し、以下の通りとしています。
2015 年度連結決算予想
4.3%
3.6%
1,500
0
33
20
年 間 で 42 円 の 配 当 を 実
設備投資
3,000
30
よび好機を鑑みた上で 、
1,500
0
30
施する予定です。
4.4%
42
40
営状況と今年のリスクお
(億円)
3,000
( 1 株当たり年間配当、円)
つきましては 、現在の経
研究開発費
4,500
配当金額
2012
2013
2014
2015 (年度)
● 売上高比率
(中国合弁会社比例連結ベース)
● 売上高比率
(中国合弁会社持分法ベース)
n
連結売上高
n
連結営業利益
12 兆 1,000 億円
6,750 億円
n
連結当期純利益
4,850 億円
Fly UP