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●CFL面光源の構造 リフレクターにより集光されたCFL(冷陰 極型蛍光ランプ)の光を導光板に施された グラデーションパターンにより均一に放射 するようにした、薄型で低消費電力の液晶 表示用バックライトユニットです。 Janusry 1999 Vol.8 光を均一に見せる 光を集めて、 より明るくする 役割をしています。 レンズシートを保護する (レンズシートは傷つきやすい) 光を拡散させる 役割をしています。 を ご 紹 介 し ま す 。 光を拡散させます。 発 行/スタンレー電気株式会社 総務部広報企画課 〒153-8636 編集人/矢内 一夫 制 作/株式会社産業編集センター 透過率の高いアクリル板を使用。 グラデーションパターンが施し てあります。 効率よく光を上に発光させる役 割をしています。 造 ・ 機 能 編 ] 。 面 光 源 の 構 成 部 品 と そ の 役 割 ー ズ で 紹 介 し て い き ま す 。 第 一 回 目 は [ 構 今 回 か ら ﹁ C F L 面 光 源 ﹂ の 作 り 方 を シ リ 【CFL面光源断面図】 CFL面光源 の巻 東京都目黒区中目黒2-9-13 1 その [構造・機能編] TEL(03)3710-2222 光源から遠くなる ほどグラデーショ ンパターンが密に なります。 拡散された光 は“レンズシ ート”を通す ことにより光 が集められ、 より明るい光 になります。 導光板の側面からCFL の光を入射させる方式 を「エッジライト式」 といいます。 均一な光を作るために“拡散シート” により光を拡散させます。 “ドットの配列”によ って、光のバランス が決まります。パタ ーンは面光源シミュ レーションによって 決定されます。 パターンは、アク リル板に印刷、あ るいは金型で形成 されます。 面光源ってど∼やって光るの? ●プリズム加工の必要性 導光板の底面が何も設定されていない場合 March 1999 Vol.9 導光板に入射した光線は、上下面で全反射を繰り返し、 すべて面の側面から出ます。 導光板の底面がプリズム加工されている場合 導光板の面の底をプリズム加工することによっ て、導光板に入った光は底面で適度に乱反射され、 発光面上に光が出ます。 面光源シミュレーションって何だろう? 発 行/スタンレー電気株式会社 総務部広報企画課 〒153-8636 東京都目黒区中目黒2-9-13 TEL(03)3710-2222 編集人/矢内 一夫 制 作/株式会社産業編集センター コンピュータを使い導光板内の光の透過、反射、屈折、吸収をシミュ レーションすることにより、開発リードタイムの短縮、最適設計の推 進(構成部材を効率的に使用しているかの事前検討)、開発費用の低減 がはかれます。 設 計 ・ 開 発 体 制 に つ い て ご 紹 介 し ま す 。 ●形状を設定 面光源に必要な構成部 品(導光板、CFL、 リフレクター)の形状 (外形、サイズ、特性 など)を三次元の仮想 空間(コンピュータ内) に設定し、数値を入力 します。 ﹁ C F L 面 光 源 ﹂ 2 回 目 の 今 回 は 、 面 光 源 の ●光線を追う CFL面光源 CFLからの光線を、 1本1本の線に置き換 え、光が計測面(発光 面)を透過するか、ど こかの部材に吸収され るまで、光線の追跡が 行われます。 ●結果表示 その② [面光源の設計・開発] シミュレーション結果の表示は、発光面から出た光の本数や角度を 集計した結果を基にします。 【輝度分布特性】 計測区画ごとの光が出た量(輝度)の 集計結果です。 結果表示例 の巻 【配光特性】 CFL面光源開発体制 ネットワークを構築し、設計データの情報を リアルタイムで共有しながら、効率的に開発 を進めています。 どの角度で光が 出ているのかを みます。 結果表示例 May 1999 Vol.10 1 2 ゲートカットした際の凸部分を 研磨。傷や塵がついていないか をチェックします。 3 導光板ってど∼やって作るの? 溝の深さ、形状、ピッチの設計が施された金型に、 240∼250℃に溶かしたアクリル樹脂を流し込み 圧縮します。 導光板が完成します。 4 樹脂が 冷えたら 金型から取り出し、 ゲートカットします。 ど∼やって組み立てるの? CFL面光源の組み立て工程 発 行/スタンレー電気株式会社 総務部広報企画課 〒153-8636 東京都目黒区中目黒2-9-13 TEL(03)3710-2222 編集人/矢内 一夫 制 作/株式会社産業編集センター C F L 面 光 源 の 最 終 回 は 、 ﹁ 導 光 板 ﹂ の 作 り 方 と ﹁ 組 み 立 て 工 程 ﹂ 、 ﹁ 開 発 ・ 生 産 体 制 ﹂ を 紹 介 し ま す 。 1 導光板やCFL、反射 シート、拡散シートな どを分担作業で組み立 てます。組み立てる際、 各部材の間に塵が付か ない様に除電除塵が行 われます。 2 点灯検査、外観検査、 輝度検査が行われ、 均一な明かりのCFL 面光源が完成します。 クリーンルーム に入る前に 【CFL面光源構成図】 クリーンルー ムに入るには 防塵服、 防塵マスクを 着用。静電気 を取り 除いて、エア ーシャワーを あびて から入室しま す。 粘着シートで ホコリも とります。 シューズも 防塵用です。 中に着ている 衣服から ゴミ・ホコリが でないように ツナギになって います。 CFL面光源 の巻 その 3 [導光板・組み立て工程・開発生産体制] CFL面光源開発生産体制 作業風景 高品質の製品を効率よく 作るために、いろいろな 工夫がされています。 クリーンルームの中に 更にビニールシートに 囲まれたクリーンブー スがあり、おもに作業 はその中で行われます。 スタンレー宮城 (宮 城 県) スタンレーいわき(福 島 県) 技術研究所 (神奈川県) 秦野製作所・スタンレー電化 (神奈川県) 明拓システム (滋 賀 県) バックライトユニット 開発 シミュレーション 自動組立対応 生産 導光板 開発 成形 金型 生産 CFL 研究 開発 生産 インバータ 開発 生産