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電子納品・着手時協議解説書 PDF(0.40MB)
―国土交通省および地方公共団体の業務における―
設計業務・工事監理業務の
電子納品 着手時協議
解 説 書
2004 年 10 月
(社) 日 本 建 築 家 協 会
(社) 日 本 建 築 士 会 連 合 会
(社) 日本建築士事務所協会連合会
設計・工事監理業務の
電子納品
目
着手時協議 解説書
次
始めに ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
1
1.CALS/ECについて・・・・・・・・・・・・・・・
1
2.電子納品について ・・・・・・・・・・・・・・・・
3
3.官庁営繕事業で適用される電子納品要領類 ・・・・・
4
4.原則として納品を行うべき資料 ・・・・・・・・・・
9
5.なぜ 着手時協議が必要か・・・・・・・・・・・・・・
11
6.発注者との着手時協議の 主な内容・・・・・・・・・
17
7.チェックシート記入時の注意事項・・・・・・・・・・・
18
8.その他、電子納品に関して知っておくべき事項 ・・・
25
最後に ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
27
着手時協議 チェックシート ・・・・・・・・・・・・・
29
始めに
国土交通省の発注する建築設計業務において、電子納品が義務づけられた。
しかし、この電子納品自体を経験した発注者も設計者も少ないため、発注さ
れた業務の電子納品にあたり各種の混乱を招いていると聞く。この混乱を減
らすためには、業務開始にあたって電子納品に関する協議が重要である。そ
のため、まず(社)日本建築家協会( JIA )の業務委員会・CALS問題対
応WGでは、主に建築設計業務を中心にした「着手時協議チェックリスト」
を作成した。その後本解説書は(社)日本建築士会連合会、(社)日本建築
士事務所会協会連合会でも検討の上で採用された。
本解説は、この「協議リスト」およびその関連情報に関する解説書である。
特に、
5.なぜ 着手時協議が必要か
8.その他、電子納品に関して知っておくべき事項
に書かれている事項を理解した上で、着手時協議を行われることをお勧めす
る。
今後、こうした電子納品は、国土交通省のみならず地方自治体における発
注、さらには民間工事においても要望される可能性がある。特に地方自治体
はそれぞれ国土交通省のものに似たCALS構想を構築しており、電子納品
はその重要な要素である。そうした際にも、この資料が参考になれば幸いで
ある。なお、関連する資料として、(社)建築業協会(BCS) において営繕
工事における着手時協議の資料を作成している。
1.CALS/ECについて
CALS/EC (Continuous Acquisition and Life cycle Support / Electronic Commerce)とは、国
土交通省が建設する建物の計画・設計・施工・維持管理という建物のライフサイクルにわ
たるサポートを、継続して電子的に行おうとする計画であり、1996 年からスタートしてい
る。この計画の背景には「公共工事を外国からの参画も可能にした公平なものにする」「世
界に冠たる情報立国を行う」「将来に向けて電子政府を構築する」などの考えがある。
CALSは、
「情報の電子化」「通信ネットワークの利用」「情報の共有化」の3要素から
成り立っている。この技術を使い、国土交通省は、1)受発注業務手続の透明化、2)建
物の発注・維持管理などの業務効率の向上、3)納税者である国民への情報公開を目指し
ている。
建築設計事務所に関係するCALS/EC施策は、現在のところは以下の
4点になる。
1)電子入札
1
調達業務の情報提示、応札、入札、落札などをすべてインターネット経
由で行うもので、設計業務における応募資格審査申請も行う。また地方
公共団体や民間では、コンペの提案書の提出もインターネット経由で行
っている。
規模の小さい改修工事などでは設計料入札も行われているが、通常の新
築案件は行わないことが原則となっている。
2)電子納品
業務における成果品の多くを「電子データ」で納品すること。設計図、
計算書、数量調書などを電子化し決められた形式で納品する。
この資料のメインテーマであるので、詳しくは後述するが、納品のため
に「電子納品要領」および「CAD図面作成要領」などがある。最終的
にはCAD図面などの各種情報の再利用(発注業務、維持管理業務)が
目標である。
3)情報共有システム(統合情報共有データベースという場合もある)
発注者と受注者の間での情報共有をインターネット利用の情報サーバー
上で行うもの。業務の円滑な推進を目指す。一般にASP(Application
Service Provider)利用で行われる事が多い。
ASPは、特定のソフトを自社のネットを経由して契約者に提供する、
インターネット上のサービスである。ユーザーである契約者は、インタ
ーネットにアクセスできる環境を準備し、利用料を払えばソフトを購入
しなくてもよい。ソフトのバージョンアップやソフトに構築されるデー
タの管理を気にしないでもよい、というメリットもある。
こうした情報共有システムでは、関係者間の情報共有と、先の電子納品
のためのデータ準備、および標準化されたデータ形式でのデータ活用が
考慮されている。
4)確認申請の電子化
電子政府構想では、許認可申請をインターネット経由で行えるシステム
を検討し、構築する予定である。パスポート申請、税金の確定申告など
から始まっている。
建築においては、まず確認申請が行えるようにする予定である。すでに
シンガポールでは、電子化確認申請が実験段階に入っている。
2
2.電子納品について
国土交通省営繕関係の 2004 年春現在の電子納品では、電子化したデータを単に納品す
るだけで、その有効利用はなされていない。しかし数年後には、納品後における電子デー
タ有効利用を強く意識した電子納品が求められてゆく可能性が高い。
1)電子納品の定義:電子納品運用ガイドライン(案) 平成 16 年3月版 (土木用) より
電子納品とは、調査、設計、工事などの各業務段階の最終成果を電子デ
ータで納品することをいう。ここでいう電子データとは、各電子納品要
領(案)等に示されたファイルフォーマットに基づいて作成されたものを
指す。
2)電子納品の目的:電子納品運用ガイドライン(案) 平成 16 年3月版 (土木用) より
電子納品の目的は、最終成果を電子データで納品することで、業務の効
率化、省資源・省スペース化を図ることである。
現状の電子納品は、従来紙媒体で納品していた工事完成図書や業務報告
書などの成果品を、各電子納品要領(案)等に則って作成した電子デー
タを書き込んだ電子媒体(CD-R)で納品するものである。
今後、維持管理段階等で必要な電子データの利活用も踏まえ、将来にわ
たって保存すべきデータを整理し、各電子納品要領(案)等の改善を図
っていくものである。
3)電子納品の流れ
設計業務・工事監理業務に先立って、国土交通省の発注担当者と、それ
ぞれ着手時協議を行うことが大切である。
電子納品の模式図
基本設計
着手時協議
納品
↓
実施設計
着手時協議
納品
↓
工事監理
着手時協議
納品
↓
維持管理:
発注者:国 土 交 通 省
入居官署
↓
(納品データの貸与) 着手時協議
↑
納品(完成図)
建設工事
3
3.官庁営繕事業で適用される電子納品要領類
営繕事業に関係する要領類は以下4つである。
官庁営繕事業に係わる電子納品運用ガイドライン(案)
電子納品の対象となる工事および業務の範囲、電子納品の対象となる成果品
の範囲、受発注者間で取り決めておくべき事項などについて、より具体的に
記載されている。
対象業務は「営繕工事」「建築関係建設コンサルタント業務」「測量及び地質
調査業務」の3分野であるが、本解説書では主に建築関係建設コンサルタン
ト業務について説明する。
建築設計業務等電子納品要領(案)
電子納品の方法・型式が記載されている。
内容は、CD-R で納品するデータ類のファイル形式、名称とフォルダ構
成、納品データ管理用ソフトのための「管理項目」などで、付属資料の
詳細説明が大半を占めている。
建築CAD図面作成要領(案)
図面・仕様書をCADで作成する際の基本的事項が定められている。
第1部「建築編」と第2部「建築設備編」に分かれており、それぞれ、
納品データのデータ型式、図面フォルダの構成、管理項目の内容、基本
的なレイヤ分類などが記載されている。
さらに第3部として、図面管理項目などの記入方法が記載された「付属
資料」がある。
営繕工事電子納品要領(案)
営繕工事に関する電子納品の方法・型式が記載されている。
内容は、納品形式のフォルダ構成が多いこと、
「管理項目」の名称が「工
事管理項目」となっていること、工事写真についての記載があることな
どが、前掲の建築設計業務等電子納品要領(案)と違っている。付属資料
の詳細説明が大半を占めている点は変わらない。
耐震診断
業務など
建築設計業務
営繕工事
官庁営繕事業に係わる電子納品運用ガイドライン(案)
建築設計業務等電子納品要領(案)
営繕工事
電子納品要領(案)
建築 CAD 図面作成要領(案)
4
これらの要領類は以下のURLからダウンロードできる。
http://www.mlit.go.jp/gobuild/kijun/cals/cals.htm
本解説書発行時点での最新版はいずれも「平成 14 年 11 月改訂版」であるが、改訂され
る可能性もあるため、上記URLを随時チェックしていただきたい。
なお、土木関係の要領類のURLは営繕とは別(下記)である。
http://www.mlit.go.jp/tec/it/cals/youryo.html
以下、本解説書ではこれらの要領類について、官庁営繕事業に係わる電子納品運用ガイ
ドライン(案)を ガイドライン、建築設計業務等電子納品要領(案)を 納品要領、建築CA
D図面作成要領(案)を 図面要領、営繕工事電子納品要領(案)を 工事納品要領 と呼ぶこ
ととする。(上記の土木関係の要領類にも同じような名称の要領がある。)
要領類の概説
要領類には工事に関係する記載もあるが、以下に設計関係の概要をまとめる。
[ ] 内は上記要領類からの引用部分を示す。詳しくは各要領類を参照のこと。
1 ) 適用範囲:ガイドラインには、
・すべての業務が対象
・納品資料の範囲は着手時に協議する
ただし「別表2」に記載された資料は原則として納品
と明記されている。
ガイドラインに先行して策定された経緯のある納品要領では[ 「建築設
計業務委託共通仕様書」
「建築工事監理業務委託共通仕様書」を適用する
業務や「耐震診断業務」などにおいて、それぞれの仕様書に規定されて
いる成果物を、電子的手段で引き渡す場合に本要領が適用される]とい
う抽象的な定義となっている。
(記載箇所 ガイドライン:p.1、納品要領:p.1 原文にはアンダーラインなし)
→ 2.原則として納品を行うべき資料
参照
2 ) 建築 CAD 図面作成要領の適用範囲:
建
築:
「建築工事設計図書作成基準(平成 10 年版)」に示す、設計図書に適用さ
れる。図面要領の表 1-1 に具体的な図面名(表紙 以下 鉄骨詳細図まで
27 種)が記載されている。
(記載箇所 図面要領:p.1-1)
建築設備:原則として以下の図面に適用される。
基本設計・・・基本設計図書のうち、計画図。
実施設計・・・設計図書のうち、図面及び仕様書。
2-2ページに【参考】として、計画図、図面の具体的な名称が記載され
ている。
5
また、[文字情報が主の仕様書等の作成については、受発注者間協議に
より、CAD以外のソフト(ワープロソフト、表計算ソフト等)を利用
しても良い]としている。その場合のデータフォーマットは、PDF形
式及びオリジナル形式となる。
(記載箇所 図面要領:p.2-1∼2)
着手時協議では、当該プロジェクトでの図面・資料の必要性、作成の難
易度などによって、「納品の有無」、「納品のデータ型式」、「紙による納
品」など、納品の範囲と型式について確認する作業が最も重要となる。
3 ) フォルダ構成:提出するデータは「資料(REPORT)フォルダ」と「図面(DRAWING)フォ
ルダ」に分けて格納する。
指定されたファイル形式に変換して提出するほかに、変換前のオリジナ
ルファイルを格納するサブフォルダ「ORG」があるが、それ以外のサブ
フォルダはないため、現状ではすべての資料あるいは図面を、ひとつの
フォルダに格納することになる。
下図 参照。
(記載箇所 納品要領:p.1∼3、図面要領:p.1-3∼4 および p.2-5∼6)
業務管理ファイル
CD-R
INDEX_D.XML
図面フォルダ
IDXD_B01.DTD
DRAWING
DRAWING.XML
資料フォルダ
DRAW_B01.DTD
REPORT
REPORT.XML
LAYERL_S.PDF
REP_B01.DTD
XXXXX001.P21
ORG
REPORT01.PDF
LAYERL_O.PDF
ORG
REPORT01.xxx
XXXXX001.xxx
REPORTnn.xxx
XXXXXnnn.xxx
4 ) 成果物の管理項目:電子納品成果物を管理するために、国土交通省は独自に管理ソフ
トを開発している。管理項目には「業務管理項目」「資料管理項目」「図
面管理項目」があり詳細な説明が記載されている。
(記載箇所 納品要領:p.4∼8 および 付属資料、
図面要領:p.1-6、p.2-8∼9 および付属資料)
管理ファイルの作成は、国土交通省の無料のツールソフト「電子成果物作成
支援・検査システム」で行う。次ページのURLでダウンロードできるが、
6
今ひとつ使い勝手が悪いソフトである。
http://www.mlit.go.jp/gobuild/kijun/cals/supportsys.htm
現在のバージョン 2.03
2004.4.9 更新
管理ファイル作成後に、フォルダ構成・管理ファイルなどが正しく作成され
ているかどうかについて、同ソフトでチェックする。有料の市販ソフトも各
種販売されている。(本書 参考情報を参照のこと)
5 ) 利用ソフト:オリジナルファイルを作成するために使用するソフト(ワープロ、表計
算、CADソフトなど)は受注者が決定できる。[ただし、可能な限り汎
用的なソフトを利用するように努める。]との記述がある。
(記載箇所 納品要領:p.9)
6 ) ファイル形式:
管理項目:XML型式
資料:PDF型式
図面:原則として SXF の P21 型式
(記載箇所 納品要領:p.9、付属資料4、付属資料5、
図面要領:p.1-3 および p.2-5)
7 ) オリジナルファイルの納品:オリジナルデータとは、図面でいえばSXFに変換する
前のデータ、つまり受注者が使用する各CADソフトで作成したデータ
のことである。
・資料データはPDF型式とオリジナルファイルの両方を納品する。
[成果物の電子データファイルを受領した発注者側においてもデータの
再利用を行う場合があるため、これに資するファイル形式である必要が
ある。したがって、資料の電子データは、PDF形式で作成すると共に
資料オリジナルファイルも提出することが適当である。]
(記載箇所 納品要領:p.9)
・図面データもSXF型式のほかに、補足資料としてオリジナルデータを
納品する。
(図面要領:p.1-3 および p.2-5)
。
8 ) ファイル名:ファイル名の文字数は半角英数字8文字(拡張子3文字)
文字数には制限があるが、ファイル名は受注者が自由に決められる。[こ
れは、ファイルの内容については資料管理項目で管理することから、フ
ァイル名に意味を求めないとの考えに基づくものである。
]
(記載箇所 納品要領:p.10)
運用ガイドラインにファイル名の参考例が出ているが、これに従う必要
もなく、また、納品ファイル名とオリジナルファイル名との間に、関連
性を持たせる必要もない。
(記載箇所 ガイドライン:p.6∼7)
9 ) 使用文字:ファイル名、XML 文書の作成に当たっては、使用できる文字に制限がある。
また、一般資料、CAD図面の作成でも「準拠するように努める」とい
う表現になっている。外字はもちろんのこと、丸付き数字(①②など)、
7
ローマ数字(ⅠⅡなど)、㎏、㎡
などは使えないことになる。
(記載箇所 納品要領:p.15∼16、付属資料6、付属資料5、
図面要領:p.1-7 および p.2-10)
10) 電子媒体:CD-R に ISO9660 LEVEL1 で焼き付け、ウィルスチェックを行う。
指定様式のラベルを張り、原本性の保証のため当面はそこに直接捺印し、
正副各1部を納品する。(記載箇所 納品要領:p.11∼14、ガイドライン:p.4)
11) CAD作図のフォント:提出用のフォーマット(SXF) ビューアで表示・出力すると、
すべてゴシックとなる。データを置き換えてしまうわけではないが、受
け取ったCADソフトで取り扱えないフォントがある場合も、表示はゴ
シックで行われる。
このため 図面要領では、以下のような苦しい表現となっている。
建築編:
[CADソフトで作図する場合、文字はCADソフトの機能に依
存する。このため、CADデータの交換・共有に支障が出ない
ものを使用する。]
建築設備編:
[CADソフトで作図する場合、文字はCADソフトの機能
に依存する。このため、CADデータの交換・共有に支障が出
ないよう、特定のCADソフトに固有なフォントは避け、一般
的なものを使用する。]
CADソフトによって文字寸法の定義方法が異なるため、変換後にサイ
ズの変化などがないフォントを使用することが必要となる。
(記載箇所 図面要領:p.1-7 および p.2-10)
12) CAD作図のレイヤ:図面要領には、例として基本的な分類が示されている。基本的
な分類は2段階のレベルに分かれており、建築編での「レベル1」は意
匠が8種、構造が2種の計 10 種。「レベル2」はそれぞれ 40 種と8種で
ある。
着手時協議に際しては、これによらず、自社のレイヤ分類で作図してよ
い事を必ず確認したい。
納品時には指定形式の「レイヤリスト」をPDF型式で作成し、添付す
ることになっている。
(記載箇所 図面要領:p.1-7∼9 および p.2-10∼12)
8
4.原則として納品を行うべき資料
官庁営繕事業に係わる電子納品運用ガイドライン(案) 別表2に記載されている図面・資
料は以下の通り。
(別表1は工事関係納品書類)
建築設計業務
(ア) 設計図(DRAWING フォルダ)
全ての設計図CADファイル
(イ) 設計図以外の資料(REPORT フォルダ)
基本設計
建
築:計画説明書、工事費概算書、構造計画概要書、仕様概要書
電気設備:電気設備計画概要書、仕様概要書、工事費概算書、
電気設備現地調査書
機械設備:空気調和設備計画概要書、給排水衛生設備計画概要書、
昇降機設備計画概要書、仕様概要書、工事費概算書、
機械設備現地調査書
そ の 他:設計説明書
実施設計
建
築:計画通知図書、構造計算書、仕様書、建築工事積算数量調書、
防災計画図書、省エネルギー関係計算書
電気設備:計画通知図書、各種計算書、電気設備工事積算数量調書、
防災計画図書、省エネルギー関係計算書
機械設備:計画通知図書、各種計算書、機械設備工事積算数量調書、
防災計画図書、省エネルギー関係計算書
そ の 他:コスト縮減検討報告書、リサイクル計画書、設計説明書、
技術検討報告書
工事監理業務
監理業務報告書
報 告 書:報告書、提案書、指示書、協議書
打合せ簿:打合せ簿
耐震診断業務等
総合耐震診断
報 告 書:診断総括表、各部門別診断結果表、調査報告書、
各部門別計算書
打合せ簿:
改修基本計画
報 告 書:改修基本計画報告書、調査報告書
打合せ簿:
9
ポイント!
納品の範囲は、着手時協議で担当官と協議して決める
原則は上記
別表2の内容となるが、同じ
ガイドライン
5ページには、以下の記載
がある。
3-4 受発注者間協議事項について
電子納品の実施にあたっての受発注者間協議の基本的な考え方を示す。
(1) 電子納品の対象とする資料の範囲について
・別表1 及び2 に示した資料については、可能な限り電子納品を行うことと
するが、電子化することが著しく非効率な場合等は、受発注者間協議によ
り紙による納品とすることができる。
・その他の資料については、資料の性質や受注者の対応状況等を考慮し、資
料の作成から検査の過程を通じて電子データで扱うことが効率的な資料
について電子納品を行う。
(原文にはアンダーラインなし)
すなわち、当該プロジェクトでの図面・資料の必要性、作成の難易度などによってまず、
「電子納品の範囲」を協議する必要性がある。電子納品しない資料は、紙による納品とな
る。電子納品する資料に関しても、場合によってはオリジナルデータのみでよい可能性も
ある。
また、別表2にない資料について、「電子データで扱うことが効率的な資料」、例えば発
注者から借用した紙の資料、カタログなどについては、電子納品する必要がないといえる。
10
5.なぜ 着手時協議が必要か
電子納品を経験した国土交通省の担当官も少なく、業務を受注した設計担当者も少ない
ため、発注された業務の電子納品にあたって、要領案の解釈や実際の業務への適応に際し
て混乱を招いている事例が指摘されている。
例えば、発注者である国土交通省の担当官から、
・電子納品の趣旨と目的が理解されていない
・土木の要領案を提示された
・実際の業務に関係ないものまで電子化作業を行うように指示された
・要領案に記述していない事項も追加で作業するように指示された
・業務開始時になかった事項を、後から追加で電子化するように指示された
・情報共有と電子納品を混同し、業務中のデータすべての電子化を指示された
など枚挙に暇がない。
一方の設計者側も、電子納品が何であるかを理解していない人が多い。業務の受注時に
電子納品が指示されていても、CAD化をしているから対応可能とか、パソコンが一人一
台あるから大丈夫などと、本質の問題点を理解せずに業務受注をした後で、電子納品の作
業に実際にかかってから問題の大きさに気づく例もある。
設計から納品までの流れ
設計業務
図面・資料など
オリジナルファイルの作成
最終チェック
SXF,PDFファイルの作成
CADおよび資料のデータを変換
フォルダの作成
ファイル名の変更・ファイルの移動な
どの作業
XML業務管理ファイルの作成
電子納品支援システムを利用するの
が効率的(フォルダの作成とも)
データのウィルスチェック
ウィルスチェック・ソフトを使用
CD−Rに焼き付け
納品媒体の作成
ラベルの張り付け
11
以下の内容は、これまで日常的にCADを利用して設計・作図している業務を、「電子
納品を前提として行う」となった時に発生する、さまざまな問題点である。営業担当者や
設計者は、これらの点をよく理解した上で電子納品業務を受注し、発注者・受注者双方で
作業内容の確認を行う「着手時の協議」を行った上で、業務を開始しなければならない。
データ入力・図面作成時の問題点
1)特定ソフトの指定(業務で利用するソフトの確認):
電子データとして最終的に納品するデータ形式は、「標準データ形式」
(SXF) になるが、オリジナルデータの作成には、自社の使い慣れたソフ
トウェアを利用することが原則となる。
ただし、発注側から提供されるデジタル資料や、今後発注側が整備する
と思われる「標準書式」データを利用して資料作成を行う場合に、その
データを使うためのソフトが自社に導入されていなくて、購入を余儀な
くされるケースが想定される。
ポイント!
発注者からの特定ソフトの指定は拒否すべき
「電子納品」の考えからすると本末転倒、あってはならないことである
が、使用するCADソフトが発注者側と受注者側で異なるケースの場合、
利便性という観点から往々にして発注者側のソフトに統一させられるこ
とも少なくない。SXF型式で電子納品するのであれば、ソフトを指定
される必然性はない。
さらに、数量書の納品に際して、「RIBC」という名称の特定のソフト
ウェアを指示される例が多い。このソフトは国土交通省の外郭団体が開
発したもので、他のソフトとの互換性がなく、これを使わないと成果品
が作成できない。JIAとしては、こういう状況が起きないような配慮
を国土交通省に要望しているが、なかなか情況が変化しない。この不条
理さについては、各設計者が発注者に対し、繰り返し伝える必要があろ
う。
このように、隠れた経費負担や作業時間の増加などが生じないように、
事前の確認や交渉が必要である。
2)CADデータの属性・作成形式などの指定:
設計事務所各社は、既に自社でCAD製図の手法を確定していると思わ
れるが、担当官の指示によっては不必要な作業が発生する可能性がある。
例えば、レイヤの指示である。電子納品の「建築CAD図面作成要領(案)」
では、レイヤは“例として基本的な分類”が示されてはいるが、そのと
おりのレイヤを使うとはどこにも書かれていない。
12
さらに、地方整備局によっては独自のレイヤ案を強制されることがあり、
そのため作業に混乱を来すことがあるので、担当官と根気よく協議すべ
きである。
同じように問題となる点は、文字(フォントという)、線の種類などであ
るが、このような細かい点が指示される場合には、各社においてCAD
作図を行う設計者(またはCAD担当者)と慎重に相談する必要がある。
3)CADソフトの操作方法の制限:
CADソフトを納品するときの標準形式(SXF形式)は、今まで市販
のCADソフトがサポートしていなかった新しい形式である。外国企業
にも公共工事への応募を可能にするため、国土交通省が中心となって、
国際標準(ISO)準拠の形式であるSXF形式を、市販CADソフトがサ
ポートするための基本ルールが整備されてきた。CADメーカー各社は
この基本ルールを考慮しながら自社のCADを改良し、SXFデータの
「書出し」および「読込み」ができるようにしており、既に70有余の
ソフトがSXF形式に対応している。
ポイント!
ソフトの機能が制限される?
SXF型式で納品する場合には以下の問題が生じる恐れがある。
SXF型式に出力した時に不具合が生じないようにするために、本来そ
のCADソフトが持つ、豊富な機能の一部に使用上の制限がかかる恐れ
があり、その結果、設計事務所で日常行っているCAD作図法にも、影
響がある可能性が高いことである。原状の国土交通省業務の電子納品で
はSXF形式での納品が義務づけられているため、設計事務所側ではそ
の作業時間増加の影響を回避する方法を、早く見つけ出す必要がある。
初めてSXF形式での納品を指定された場合には、設計完了から納品ま
での時間的猶予が可能かどうかも打ち合わせる必要がある。
SXF出力を考慮する時の、各ソフトの注意事項については、C-CADEC(設計製造情
報化協議会)がまとめた資料 「SXF による CAD データ交換を円滑に行うための留意
事項 (第2版) 2004 年4月」が参考になる。以下のURLからダウンロードできる。
http://www.kensetsu-kikin.or.jp/c-cadec/guests/results-syo.html#m7
4)ファイル名の制限:
現在の電子納品で指定されている CD-R の読み書きフォーマットは
ISO9660- LEVEL1 と指定されている。この形式ではファイル名称の文字
数が半角英文字8文字以内と制限されている。納品する標準形式のデー
13
タもこれに沿って、「8文字+拡張子3文字」となっている。
特に注意が必要なのは、ロングファイル名のオリジナルファイルもこの
対象になることである。LEVEL−1で CD−R に焼付けると、ロングファ
イル名は転送段階で、意味のない8文字のファイル名称に自動的にカッ
トされてしまう。
現在の設計業務では作業内容を特定できるように、漢字混じりでロング
ファイル名を使うことが多い。電子納品時にこれらのファイル名の変更
を迫られ、作業時間の増加に繋がることに注意する必要がある。
対処方法としては、
・設計時から「8文字+拡張子3文字」のファイル名を使う
・設計時には「日本語+英数8文字+拡張子3文字」としておき、
納品作業時に日本語の部分を消す。
などが考えられる。
ポイント!
図面・資料作成時からファイル名を考慮すること
電子納品運用ガイドライン(案)では「工事写真」を格納する場合には、受
発注者間で協議の上 JOLIET (Windows + MS-DOS 混在のフォーマット)
を利用することができるとしており、その場合にはファイル名の長さの
制限はない。
そこで..
..
ポイント!
できれば
ファイル名を「日本語可」とし、
JOLIET 型式の CD-R で納品するように協議する
成果品作成時の問題点
5)PDFの作成:
ポイント!
データを用意しても、そのままでは納品できない!!
・作成作業の時間:
PDF形式は、ワープロや表計算ソフトで作成したデータを
出力する形で作成する。通常はそれほどの手間はかからないが、変換す
るデータの量によっては、その時間が無視できないほど多くなる。また
電子納品に際して、PDFデータに「しおり」を付けることが指示され
ると、所用時間は更に大きく増える。
14
・スキャニング作業:
部分的に、手書きや別図を切り張りして成果品を作成する
ケースがある。この資料をPDF化する際の作業は、新しくスキャナー
を用意するか、作業を外注するなど、費用と時間が増加する可能性があ
る。「原則として電子納品を行うべき資料」(本解説 5.参照)に掲げら
れているすべての資料をPDF化するとした場合、その中にはこうした
時間がかかる作業を必要とするものが含まれている可能性が大きく、社
内での作成方法の変更なども考慮する必要が出てくる。
・フォーマットの乱れ:
ソフトウェアを利用して作成したオリジナルの資料類を
PDF 化した場合、フォーマットに思わぬ乱れが生じることがある。これ
は、タブセットや改行を行わずに、スペースなどで行や文字間の調整を
行っている場合に生じる。設計者へソフト利用のノウハウを十分に教育
しておかないと、変換してからのフォーマットチェックという無駄な作
業時間が発生する。
・禁則文字: Acrobat の仕様によると、「Shift_JIS で表現可能な文字は、PDF に変換す
る場合にでも Adobe 独自の文字コードをファイルに埋め込むので、機種
依存文字が文字化けを起こし表示できなくなることはない。ただし、パ
ソコンによっては導入されているフォントタイプが異なるので、指定し
たフォントで表示したい場合には、予め環境設定でフォントの埋め込み
を指定しておく必要がある」となっている。
したがって、PDF ファイルのみの納品であれば禁則文字処理は必要ない
と考えられるが、納品要領でオリジナルファイルを含めて禁則文字が指
定されているので、二度手間を防ぐ意味でPDF変換前には禁則文字の
チェックと修正を行う。また、禁止文字等の情報を設計者に周知してお
く必要がある。
作業分担を行っている場合には、バラバラに存在するファイルを1PD
Fファイルに統合する作業が必要となる。( 本解説書3.の9) 参照 )
6)SXFファイルの作成:
CADデータを納品する場合は、標準の型式SXFの .p21 型式に変換す
ることになる。
まず、変換しようとしているファイルについて、必要なレイヤがすべて
表示されているか、不要なデータは削除してあるかなど、最終図面デー
タであることを確認してから、SXF データ形式に変換する。その後、変
換ミスなどのエラーの有無を確認していく必要が生じる。
ポイント!
データ量の増加に注意!!
オリジナルCADデータをSXFに変換すると、データ量が3∼10 倍に
15
増える(利用ソフトにより異なる)ことがあるので、これにも注意が必
要である。
7)レイヤリストの作成:
レイヤリストを作成してPDFに変換するが、建築・構造・電気・設備
の部門別はもとより、図面によってレイヤ名称や構成がそれぞれ違う場
合には、多数のリストを作る必要が生じる。
8)管理ファイルと成果品CDの作成:
電子納品のデータを揃えただけでは、最終成果品にはならない。複数の
管理ファイルを作成し、指定されたフォルダ形式に従ってCDに格納す
る必要がある。
このCD作成をサポートする市販ソフトがあるが、多くは土木の業務用
であり、建築営繕の業務に伴う電子納品をサポートするソフトは少ない。
また、こうしたソフトを使ったとしても、電子納品のために着々と用意
してきたデータのファイル名をCDに格納する際に大幅に変更しなけれ
ばならない場合が多く、こうした作業時間も無視できない。
9)緯度・経度情報:
管理情報の中に施設基準点の緯度・経度を記入するようになっているが、
要求されている緯度・経度の精度が、通常設計者が得られる精度を超え
ている。(小数点以下6桁) 土木の現場と違って建築設計者にはそうし
た情報を得る手段が少なく、測量を依頼する必要が出てくる。
できるだけ発注者からの情報提供を求める必要があるが、そうでない場
合は、測量費用を計上したい。
16
6.発注者との着手時協議の 主な内容
着手時協議に際しての、主な協議項目を掲げる。詳細については、 7.着手時協議チェ
ックシートの注意点 のそれぞれの注意事項を参照のこと。
1)基本事項:業務の基本事項と担当者、電子納品に関係する「情報総括者」を決めて
おく。
2)適用する基準類:原則として、国土交通省の要領類のみとする。
地方整備局が作成した独自要領の併用が指示される場合があるが、この
場合には作業量増加にならない様に、細心の注意が必要である。
3)電子納品対象項目 と 使用ソフト:
納品する内容を、フォルダ名、ファイル項目単位で指定する。
ここで電子納品の基本的な範囲、すなわち、標準形式に変換して資料や
図面を納品するかどうか、オリジナルファイルが必要かどうか、あるい
は経過措置として、オリジナルファイルのみの納品でよいかどうかを確
認する。
( 本解説書3.の 7) 参照 )
納品する項目については合わせて、使用するソフトとバージョンを記入
する。特にオリジナルデータに関して、特定のソフトを指定されること
がないように注意する。
4)電子納品を行う資料:
電子納品の実施にあたっての受発注者間協議の基本的な考え方が、ガイ
ドラインに記載されている。
[別表2 に示した資料については、可能な限り電子納品を行うこととす
るが、電子化することが著しく非効率な場合等は、受発注者間協議によ
り紙による納品とすることができる。]
[その他の資料については、資料の性質や受注者の対応状況等を考慮し、
資料の作成から検査の過程を通じて電子データで扱うことが効率的な資
料について電子納品を行う。]
(記載箇所 ガイドライン:p.5)
上記に基づいて発注担当者と協議し、電子データで納品する必要のない、
あるいは納品が困難な資料・図面について確認する。
これらの結果を以下のシートに記入する。
→ 着手時協議チェックシートⅣ−1「電子納品リスト(1) 基本設計業務用」
Ⅳ−2「電子納品リスト(2) 実施設計業務用」
5)電子納品対象の納品方法:
電子媒体、印刷出力、紙による納品、ファイル名、自社のレイヤ名使用
などについて確認する。
17
6)コンピュータウィルス対策:
ウィルスチェックを行ったソフト名などを記入する。
7.着手時協議 チェックシート
の注意点
次ページ以降に、着手時協議に際しての協議のポイント、「チェックシート」の注意事項
などを解説する。
着手時協議は、電子納品直前になって初めて発注者側の意図や考えが明らかになってか
らでは、電子納品に対応できなくなる、または膨大な手戻り作業が生じることをなくす
ために行うものである。
そのためにも、以下の要点について確認し、受発注者双方が明快に理解できるように努
力ことが必要である。
① 要求項目の目的は何か、なぜ必要なのかを確認する。“とりあえず必要”は断る。
② 要領書以外の項目を要求され納品を納得した場合には、費用の額を示し対価を要
求する。
③ 納品に係る作業時間を見積もり、設計契約期間内に履行できるかを明確にする。
④ 着手時協議チェックシートは受注者側が発注者との協議結果に基づき記入する。
⑤ 着手時協議チェックシートに担当者のサインが得られない場合にもシートを渡
す。
⑥ 電子納品に対応する発注者側の担当者(情報総括者)はできるだけ少数を望む。
できれば一人が望ましい。
18
Ⅰ.基本事項
業務名称
PUBDIS 登録義務 □ 有、□ 無
業務番号(※1)
施設名称
建物名称
所在地
契約設計期間
平成
年
月
日 ∼
平成
年
月
日
業務実施期間
平成
年
月
日 ∼
平成
年
月
日
電子納品時期
平成
年
月
日まで
発注形態
□単独、□JV、□分離(建築・構造・設備・その他:
名称
)
発注者コード(※2)
課名称
課長
係長
発注者
担当者
情報総括者
(※4)
(電話)
連絡先 (FAX)
(e-mail)
名称
受注者コード(※3)
部署名
建築
電気
機械
担当者
受注者
情報総括者
(※4)
(電話)
連絡先 (FAX)
(e-mail)
名称
受注者コード(※3)
部署名
受注者 2
(設計JV時)
担当者
情報総括者
(※4)
(電話)
連絡先 (FAX)
(e-mail)
施設識別コード
□提供、□測量
□提供
建築物識別コード
□提供
施設基準点位置情報
情報確認
(※5)
注意事項
1. PUBDIS「公共建築設計者情報システム」における管理番号。登録義務の確認をおこなう。(※1)
2. JACIC「発注者コード表」によるが、名称とコードの確認を行うこと。(※2)
3. 受嘱事務所のコード、改定もあるので確認のこと。(※3)
4. 情報総括者とは、発注者・受注者の各部門の電子納品に関する窓口であり、着手時協議および最
終成果物のまとめまでの協議の参加者とする。(※4)
5. 施設基準点位置情報が発注者から提供されず、測量する場合には費用を計上すること。(※5)
19
Ⅱ.適用する基準類
名
称
発行者
発行年月
□官庁営繕事業に係わる電子納品運用ガイドライン(案)
□建築設計業務等電子納品要領(案)
国土交通省
国土交通省
平成 14 年 11 月
□建築CAD図面作成要領(案)
国土交通省
平成 14 年 11 月
□営繕工事電子納品要領(案)
国土交通省
平成 14 年 11 月
□その他
平成 14 年 11 月
平成
年
月
内容 (※1)
注意事項
1. 適用する基準類の□内に ∨チェックマークを記入する。
2. 電子納品の要領・基準は国土交通省発行の要領(上記)のみを原則とする。
3. その他の基準がある場合には内容を確認し、記入する。(※1)
4. 特別な要領で納品要求される場合には期間や費用を含めて協議する。
Ⅲ.電子納品対象項目 と 使用ソフト
フォルダ名
−
対象項目
使用ソフト
□業務管理ファイル
ファイル形式
XML
□図面フォルダ(DRAWING)
□図面管理ファイル
業務管理ファイル と同じ
□レイヤリストファイル
□ Acrobat (Ver.
□図面ファイル
XML
) PDF
SXF(p21)
□なし (※1)
□図面オリジナルファイルフォルダ(ORG)
□レイヤリストファイル
□図面オリジナル
ファイル
□ AutoCAD (Ver.
) DWG
□
□
□資料フォルダ(REPORT)
□資料管理ファイル
業務管理ファイル と同じ
□資料ファイル
□ Acrobat (Ver.
XML
) PDF
□なし (※1)
□資料オリジナルファイルフォルダ(ORG)
□資料オリジナル
ファイル
□ Word (Ver.
) DOC
□ 一太郎(Ver.
) JTD
□ Excel (Ver.
) XLS
□
注意事項
1. 作成するフォルダ、納品する対象項目の□内に ∨チェックマークを記入する。
2. 受注者が使用するオリジナルソフト名、バージョンを記入する。
3. オリジナルファイルのみの納品で、資料(PDF 等)・図面(p21)を納品しない場合は、
□なし に ∨チェックマークを記入する。その場合、空のフォルダのみを作成する場合
には、フォルダ名の□に∨チェックマークを記入しておく。(※1)
20
Ⅳ. − 1
電子納品リスト (1)
建築設計 基本設計業務
原則の
データ
形式
原則
納品
原則
オリジナル
添付
−
業務管理ファイル
図面フォルダ / 図面オリジナルフォルダ
XML,DTD
○
−
○
・
−
図面管理ファイル
XML,DTD
○
−
・
○
−
PDF
○
○
・
・
P21
○
○
・
・
・
・
資料名
フォルダ
名
資料小分類
資料名称
レイヤリストファイル
図面
資料フォルダ / 資料オリジナルフォルダ
資料管理ファイル
建築
意匠・構造
電気設備
機械設備
その他
−
電子納品
(※1)
オリジナル・
ファイル
納品の有無
XML,DTD
○
・XML,DTD
−
計画説明書
PDF
○
・
・
工事費概算書
PDF
○
・
・
仕様概要書
PDF
○
・
・
構造計画概要書
PDF
○
・
・
構造仕様概要書
PDF
○
・
・
・
・
電気設備計画概要書
PDF
○
・
・
仕様概要書
PDF
○
・
・
工事費概算書
PDF
○
・
・
電気設備現地調査書
PDF
○
・
・
・
・
空気調和設備計画概要書
給排水衛生設備
PDF
○
・
・
PDF
○
・
・
昇降機設備計画概要書
PDF
○
・
・
仕様概要書
PDF
○
・
・
工事費概算書
PDF
○
・
・
機械設備現地調査書
PDF
○
・
・
・
・
設計説明書
PDF
○
・
・
・
・
原則納品欄 ○印:
「官庁営繕事業に係る電子納品運用ガイドライン(案)(平成 14 年 11 月改訂版)別表2に
示されている、原則として電子納品を行う書類を示す。
原則オリジナルファイル欄 ○印:各要領でオリジナルファイルを添付する書類を示す。
注意事項
1.
2.
3.
4.
電子納品する資料に○印を付け、原則のデータ型式と異なる場合は記入する。(※1)
オリジナルファイルのデータ型式は、Ⅲ 電子納品対象項目 と 使用ソフト による。
原則納品以外の資料の納品については、その必要性を係員と協議する。
追加業務については、追加費用を協議する。
21
Ⅳ. − 2
電子納品リスト (2)
建築設計 実施設計業務
原則の
データ
形式
原則
納品
原則
オリジナル
添付
業務管理ファイル
XML,DTD
○
−
・
○
図面フォルダ / 図面オリジナルフォルダ
図面管理ファイル
XML,DTD
○
−
・
○
PDF
○
○
・
・
○
・
・
・
・
資料名
フォルダ
名
−
資料小分類
資料名称
レイヤリストファイル
図面
資料フォルダ / 資料オリジナルフォルダ
資料管理ファイル
建築 意匠
建築 構造
電気設備
機械設備
その他
P21
−
電子納品
(※1)
オリジナル・
ファイル
納品の有無
−
−
XML,DTD
○
計画通知図書
PDF
○
・
・
・
−
仕様書
PDF
○
・
・
建築工事積算数量調書
PDF
○
・
・
防災計画書
PDF
○
・
・
省エネルギー関係計算書
PDF
○
・
・
・
・
構造仕様書
PDF
○
・
・
構造計算書
PDF
○
・
・
建築工事積算数量調書
PDF
○
・
・
・
・
計画通知図書
PDF
○
・
・
各種計算書
電気設備工事積算
数量調書
防災計画書
PDF
○
・
・
PDF
○
・
・
PDF
○
・
・
省エネルギー関係計算書
PDF
○
・
・
・
・
計画通知図書
PDF
○
・
・
各種計算書
PDF
○
・
・
機械設備工事積算
数量調書
PDF
○
・
・
防災計画書
PDF
○
・
・
省エネルギー関係計算書
PDF
○
・
・
・
・
コスト縮減検討報告書
PDF
○
・
・
リサイクル計画書
PDF
○
・
・
設計説明書
PDF
○
・
・
技術検討報告書
PDF
○
・
・
・
・
原則納品欄 ○印:
「官庁営繕事業に係る電子納品運用ガイドライン(案)(平成 14 年 11 月改訂版)別表2に
示されている、原則として電子納品を行う書類を示す。
原則オリジナルファイル欄 ○印:各要領でオリジナルファイルを添付する書類を示す。
注意事項
1. 電子納品する資料に○印を付け、原則のデータ型式と異なる場合は記入する。(※1)
2. オリジナルファイルのデータ型式は、Ⅲ 電子納品対象項目 と 使用ソフト による。
3. 原則納品以外の資料の納品については、その必要性を係員と協議する。
4. 追加業務については、追加費用を協議する。
22
Ⅴ.成果物のまとめ方
項
目
方
ファイル名
法
□自社仕様
備
考
(※1)
□指定名称
図面のレイヤ構成
□自社仕様
(※2)
□CALS 仕様
契約期間と実施期間の日付調整
□なし
(※3)
□あり
□なし
□その他
(※4)
□あり
注意事項
1. 自社仕様を原則とする。(※1)
2. 自社仕様を示し、協議する。納品時には読替えリストを添付する。(※2)
3. “あり”の場合は費用計上する。(※3)
4. まとめ方についてその他の項目の有無・内容を確認し、協議する。(※4)
Ⅵ.電子納品対象の納品方法
使用電子媒体
□電子媒体は CD-R とし、インクジェット用ホワイトレーベルを使用
する。記録フォーマットは ISO9660/Level-1。
□その他(
電子媒体ラベル
)
□電子媒体のラベルは、プリンタによる直接印刷。
□紙ラベルに印刷して張り付け
電子媒体の提出部数
□提出する全てのデータを格納した CD-R を正副各 1 部提出する。
□その他(
電子媒体納品書
)
□提出
□不要
印刷出力の提出
□不要 (※1)
□以下の書類については、電子データの印刷出力を1部提出する。
(
)
□なし (※1)
従 来 型式 の成 果 品の
有無
□以下の書類については、電子データの印刷出力を1部提出する。
(
)
注意事項
1. “あり”の場合は費用計上する。(※1)
23
Ⅶ.コンピュータウィルス対策
ウイルス検出ソフト名称
検索エンジン番号(※1)
検出パターン番号(※2)
注意事項
1. CD−R 作成チェック時点での最新検索エンジンを使用する。(※1)
2. CD−R 作成チェック時点での最新パターン番号を使用する。(※2)
Ⅷ.設計業務実施中の 電子メールによる情報交換
発注者
受注者
担当者氏名&メールアドレス
メールアドレス
□個人専用アドレス
□個人専用アドレス
□グループアドレス
□グループアドレス
⇒送信先氏名 □要、□不要
⇒送信先氏名□要、□不要
担当者、上司には cc で知らせる
参照頻度(※1)
添付ファイルの範囲(※2)
□メールが届く都度分かる
□メールが届く都度分かる
□概ね
□概ね
回/
日程度
回/
□ワープロ文書
□ワープロ文書
□表計算資料
□表計算資料
□CAD関係図面
□CAD関係図面
□写真関係画像
□写真関係画像
□その他 (
) □その他 (
添付ファイルの
□1MB以下
□1MB以下
受信容量制限値(※3)
□
□
MB 以下
日程度
)
MB 以下
添付ファイルの圧縮/暗号化(※4) □必要(LZH 形式・ZIP 形式・他
)、□不要
大容量添付ファイルの分割
)、 □不可
□実行(分割ソフト名:
注意事項
1. インターネットメールは堅牢確実な通信手段でないことを事前に双方で理解すること。(※
1)
2. 添付書類を同じファイル名で交換する場合、最新資料の期日認識方法・手順や取扱いを確認
する。(※2)
3. 受信容量制限は減少したが、大容量ファイルの受信はシステムの効率を低下させるのでファ
イル圧縮などの努力をする。ただし、EXE 形式はウイルスと混同するので避けること。
(※3)
4. セキュリティーの要否、程度などについて確認する。ZIP 形式ではパスワードを利用するこ
ともできるが協議によってはASP利用なども考えられ、費用負担を含めて検討する。
(※4)
24
8.その他、電子納品に関して知っておくべき事項
以下に記述する事項は、着手時協議チェックリストに結果として残せない類の問題
点であるが、電子納品に特有の問題として知っておいた方がよい項目である。
1)業務途中での提出物の形式:
設計業務の途中で、その時点の図面など資料の提出を求められることが
ある。この際においても電子データの提供が求められた場合は、オリジ
ナルデータまたは PDF 形式などでの提出をしたい旨、伝えることが必要
である。最終電子納品の成果品と同じ形式のデータ提供を求められると、
この変換のための多大な作業時間が更に追加されることになる。
2)データについているタイムスタンプ(データの作成日時)の変更:
業務契約期間が短すぎるなどの理由から、業務契約期間と実質業務期
間が異なる場合に、納品ファイルのタイムスタンプを納期内に調整す
るよう求められることがある。現状の会計監査の必要上で要望される
のであるが、こうした場合には、ファイルの数量に応じたタイムスタ
ンプの変更作業時間を、別途見積もっておく必要がある。
3)サービス業務の回避:
発注者から渡された紙の資料を、最終成果品とは関係ないにも関わらず
電子化するように希望されたという事例がある。こうした、業務に直接
関係のないものの作成はなるべく避けるようにしたい。大型資料(A0
版)の電子化やカラー化などでは自社内で行えないため、外部に作成依
頼をすることもあり、作業時間ばかりでなく余計な費用が出ることにな
る。
4)発注者から貸与された電子データが使えない:
電子納品が進展するにつれて、先行する業務で作成された納品電子デー
タが貸与される機会が増えると思われる。こうした場合はデータが使え
るかどうかをすぐに調べ、不具合がある場合は発注者に早急に伝え、善
後策を練る必要がある。
CAD図面の電子納品正式フォーマットであるSXF形式で作成された
データの場合、現状ではこうした不具合の可能性が高い。
5)SXF変換とオリジナルとの出力の相違:
CAD図面はSXF変換をしたデータの納品が求められるが、この変換
したデータから得られる出力と、オリジナルデータから得られる出力は、
かなり見かけが違う場合があることを理解しておく必要がある。
SXF変換は、データ内容が同じであることを保証しているもので、多
くの場合、線の太さなど、出力上の表現がまったく同じということを保
証しているものではない。
25
出力上の表現も同じになることを保証するためには、業務を行う設計者
の作業時間は膨大なものになってしまう。
6)電子納品と共に紙の納品も求められる
本来、電子納品を行うのであれば紙の成果品は必要ない筈であるが、実
務上の成果品も納品を求められる場合がある。
ガイドラインでは、検査を紙により行う場合は、原則として発注者が印
刷をするとなっている。この原則を忘れず、もし契約にないにも関わら
ずに紙の成果品を提出するとしても、1部を限度とすべきであろう。ま
してや、製本したものを要望された場合は2重の作業になることを説明
するべきであろう。
7)成果物以外の提供
電子納品の成果品とは別に、設計途中での代替案のデータや、落選した
コンペの設計図データ、設計説明に用いた電子データなど成果品と直接
関係ないデータの提供を求められた事例がでている。
業務成果品と関係ないデータであっても設計図データは著作物であり、
その提供にあたっては何らかの対価とその利用目的の明示が必要である
と思われる。営業上の事由も多々あろうが、データの再利用性を考える
と安易に提供しても良いかどうか、問題があろう。
8)OCF検定済みのCADソフト
SXF形式のデータが扱えるということでOCF検定済みのCADソフ
トが多くある。ここで誤解をしてならないのは、自社で使っているソフ
トがOCF検定済みであるということと、自社で作成するCADデータ
が何の問題もなくSXF形式に変換できるということは別問題であると
いうことである。これまで自社で培ってきたCAD使用方法を何も変え
ずにSXF変換を行うと、エラーが多発し驚くことであろう。SXF形
式のデータを作成するためには、CADの特定の機能(それが便利な機
能であっても)を使わないという社内ルールを早急に見つけ出す必要が
あることを忘れてはいけない。
26
最後に
実際に電子納品を要領に従って行うと作業量がかなり多いことが分かる。IT化時代に
進む情況化では電子納品が中止されるという可能性は低い。こうした過渡期の状況下では、
設計料と作業量のバランスが問題であるが、次世代に向けての対応として、ある程度は許
容して受け入れていかなければならないものと、そうでないものを明確にしていく事が必
要である。
国土交通省の考えているCALS/EC構想は現在の状態が終点ではない。次世代の情
報化時代に向けて、更なる進展を考えている。具体的には、情報の共有化の進展、電子化
された納品成果物の後工程での活用などである。現在の設計図が施工や維持管理段階で十
分に活用できるとは言えない。今後、世界が電子化された情報の活用を考える中で、一人
日本の建築家が設計情報の電子化と活用を考えないで済むのだろうか。電子化が進んだ際
に、設計者の成果物が後工程で活用できるためにはどうしたら良いのか、そろそろ設計者
は考え始める必要があるのではないだろうか。
情報提供のお願い!
この資料を実務に使っていく際には色々な不具合が出てくるかも知れない。また国土交
通省や地方整備局担当官の無理な要求や、業務上のトラブルが生じることもあるかもしれ
ない。本書の改定の際に参考にさせていただくために、そうした情報をJIAに提供して
いただければ幸いである。
メール送付先: [email protected]
参考資料:
チェックシートの作成に際しては、国土交通省関東地方整備局が平成 16 年4月に発行し
た「電子納品に関する手引き(案)【業務編】」(主に土木業務中心)を参考にしている。
27
参考情報:成果物の管理項目 作成用
市販ソフト
現在販売されている、電子納品サポート用ソフトの代表的な物としては、以下のような
ものがある。土木用に開発されたものが多いため、建築用としては内容・使い勝手を確認
する必要がある。
なお、本解説書発行の3団体が推奨しているという訳ではないことをお断りしておく。
ソフト名
(販売会社)
順不同
1:CVL(アイサンテクノロジー)
2:Calssist(キャルシスト)(中電技術)
3:電納ヘルパー(川田テクノ)
4:現場編集長(ダットジャパン)
5:現場名人(富山富士通)
6:UC−1(フォーラムエイト)
7:e−ConductorX(JIPテクノサイエンス)
8:GeoXML(ジーテック)
9:CALSサポート(ヤマイチテクノ)
10:現場図書館(鹿児島ゼロックス)
11:電納 Pro.(リコー)
12:ARCHITREND(福井コンピュータ)
28
着手時協議 チェックシート
1 / 6
Ⅰ.基本事項
業務名称
PUBDIS 登録義務 □ 有、□ 無
業務番号(※1)
施設名称
建物名称
所在地
契約設計期間
平成
年
月
日 ∼
平成
年
月
日
業務実施期間
平成
年
月
日 ∼
平成
年
月
日
電子納品時期
平成
年
月
日まで
発注形態
□単独、□JV、□分離(建築・構造・設備・その他:
名称
)
発注者コード(※2)
課名称
課長
係長
発注者
担当者
情報総括者
(電話)
連絡先 (FAX)
(e-mail)
名称
受注者コード(※3)
部署名
建築
電気
機械
担当者
受注者
情報総括者
(電話)
連絡先 (FAX)
(e-mail)
名称
受注者コード(※3)
部署名
受注者 2
(設計JV時)
担当者
情報総括者
(電話)
連絡先 (FAX)
(e-mail)
施設識別コード
□提供、□測量
□提供
建築物識別コード
□提供
施設基準点位置情報
情報確認
注意事項
1. PUBDIS「公共建築設計者情報システム」における管理番号。登録義務の確認をおこなう。(※1)
2. JACIC「発注者コード表」によるが、名称とコードの確認を行うこと。(※2)
3. 受嘱事務所のコード、改定もあるので確認のこと。(※3)
29
着手時協議 チェックシート
2 / 6
Ⅱ.適用する基準類
名
称
発行者
発行年月
□官庁営繕事業に係わる電子納品運用ガイドライン(案)
□建築設計業務等電子納品要領(案)
国土交通省
国土交通省
平成 14 年 11 月
□建築CAD図面作成要領(案)
国土交通省
平成 14 年 11 月
□営繕工事電子納品要領(案)
国土交通省
平成 14 年 11 月
□その他
平成 14 年 11 月
平成
年
月
内容
Ⅲ.電子納品対象項目 と 使用ソフト
フォルダ名
−
対象項目
使用ソフト
□業務管理ファイル
ファイル形式
XML
□図面フォルダ(DRAWING)
□図面管理ファイル
業務管理ファイル と同じ
□レイヤリストファイル
□ Acrobat (Ver.
□図面ファイル
XML
) PDF
SXF(p21)
□なし
□図面オリジナルファイルフォルダ(ORG)
□レイヤリストファイル
□図面オリジナル
ファイル
□ AutoCAD (Ver.
) DWG
□
□
□資料フォルダ(REPORT)
□資料管理ファイル
業務管理ファイル と同じ
□資料ファイル
□ Acrobat (Ver.
XML
) PDF
□なし
□資料オリジナルファイルフォルダ(ORG)
□資料オリジナル
ファイル
□ Word (Ver.
) DOC
□ 一太郎(Ver.
) JTD
□ Excel (Ver.
) XLS
□
□
□
30
着手時協議 チェックシート
Ⅳ. − 1
3 / 6
電子納品リスト (1)
建築設計 基本設計業務
電子納品する資料に○印を付け、原則のデータ型式と異なる場合はは記入する↓
原則の
データ
形式
原則
納品
原則
オリジナル
添付
−
業務管理ファイル
図面フォルダ / 図面オリジナルフォルダ
XML,DTD
○
−
○
・
−
図面管理ファイル
XML,DTD
○
−
・
○
−
PDF
○
○
・
・
P21
○
○
・
・
・
・
・XML,DTD
−
資料名
フォルダ
名
資料小分類
資料名称
レイヤリストファイル
図面
資料フォルダ / 資料オリジナルフォルダ
資料管理ファイル
建築
意匠・構造
電気設備
機械設備
その他
−
電子納品
オリジナル・
ファイル
納品の有無
XML,DTD
○
計画説明書
PDF
○
・
・
工事費概算書
PDF
○
・
・
仕様概要書
PDF
○
・
・
構造計画概要書
PDF
○
・
・
構造仕様概要書
PDF
○
・
・
・
・
電気設備計画概要書
PDF
○
・
・
仕様概要書
PDF
○
・
・
工事費概算書
PDF
○
・
・
電気設備現地調査書
PDF
○
・
・
・
・
空気調和設備計画概要書
給排水衛生設備
PDF
○
・
・
PDF
○
・
・
昇降機設備計画概要書
PDF
○
・
・
仕様概要書
PDF
○
・
・
工事費概算書
PDF
○
・
・
機械設備現地調査書
PDF
○
・
・
・
・
設計説明書
PDF
○
・
・
・
・
原則納品欄 ○印:
「官庁営繕事業に係る電子納品運用ガイドライン(案)(平成 14 年 11 月改訂版)別表2に
示されている、原則として電子納品を行う書類を示す。
原則オリジナルファイル欄 ○印:各要領でオリジナルファイルを添付する書類を示す。
31
着手時協議 チェックシート
Ⅳ. − 2
4 / 6
電子納品リスト (2)
建築設計 実施設計業務
電子納品する資料に○印を付け、原則のデータ型式と異なる場合はは記入する↓
原則の
データ
形式
原則
納品
原則
オリジナル
添付
業務管理ファイル
XML,DTD
○
−
○
・
−
図面フォルダ / 図面オリジナルフォルダ
図面管理ファイル
XML,DTD
○
−
・
○
−
PDF
○
○
・
・
○
・
・
・
・
資料名
フォルダ
名
−
資料小分類
資料名称
レイヤリストファイル
図面
資料フォルダ / 資料オリジナルフォルダ
資料管理ファイル
建築 意匠
建築 構造
電気設備
機械設備
その他
P21
−
電子納品
オリジナル・
ファイル
納品の有無
XML,DTD
○
・
−
計画通知図書
PDF
○
・
・
仕様書
PDF
○
・
・
建築工事積算数量調書
PDF
○
・
・
防災計画書
PDF
○
・
・
省エネルギー関係計算書
PDF
○
・
・
・
・
構造仕様書
PDF
○
・
・
構造計算書
PDF
○
・
・
建築工事積算数量調書
PDF
○
・
・
・
・
計画通知図書
PDF
○
・
・
各種計算書
電気設備工事積算
数量調書
防災計画書
PDF
○
・
・
PDF
○
・
・
PDF
○
・
・
省エネルギー関係計算書
PDF
○
・
・
・
・
計画通知図書
PDF
○
・
・
各種計算書
PDF
○
・
・
機械設備工事積算
数量調書
PDF
○
・
・
防災計画書
PDF
○
・
・
省エネルギー関係計算書
PDF
○
・
・
・
・
コスト縮減検討報告書
PDF
○
・
・
リサイクル計画書
PDF
○
・
・
設計説明書
PDF
○
・
・
技術検討報告書
PDF
○
・
・
・
・
原則納品欄 ○印:
「官庁営繕事業に係る電子納品運用ガイドライン(案)(平成 14 年 11 月改訂版)別表2に
示されている、原則として電子納品を行う書類を示す。
原則オリジナルファイル欄 ○印:各要領でオリジナルファイルを添付する書類を示す。
32
5 / 6
着手時協議 チェックシート
Ⅴ.成果物のまとめ方
項
目
方
ファイル名
法
備
考
□自社仕様
□指定名称
図面のレイヤ構成
□自社仕様
□CALS 仕様
契約期間と実施期間の日付調整
□なし
□あり
□なし
□その他
□あり
Ⅵ.電子納品対象の納品方法
使用電子媒体
□電子媒体は CD-R とし、インクジェット用ホワイトレーベルを使用
する。記録フォーマットは ISO9660/Level-1。
□その他(
電子媒体ラベル
)
□電子媒体のラベルは、プリンタによる直接印刷。
□紙ラベルに印刷して張り付け
電子媒体の提出部数
□提出する全てのデータを格納した CD-R を正副各 1 部提出する。
□その他(
電子媒体納品書
)
□提出
□不要
印刷出力の提出
□不要
□以下の書類については、電子データの印刷出力を1部提出する。
(
)
□なし
従 来 型式 の成 果 品の
有無
□以下の書類については、電子データの印刷出力を1部提出する。
(
)
Ⅶ.コンピュータウィルス対策
ウイルス検出ソフト名称
検索エンジン番号
検出パターン番号
33
着手時協議 チェックシート
6 / 6
Ⅷ.設計業務実施中の 電子メールによる情報交換
発注者
受注者
担当者氏名&メールアドレス
メールアドレス
□個人専用アドレス
□個人専用アドレス
□グループアドレス
□グループアドレス
⇒送信先氏名 □要、□不要
⇒送信先氏名□要、□不要
担当者、上司には cc で知らせる
参照頻度
添付ファイルの範囲
□メールが届く都度分かる
□メールが届く都度分かる
□概ね
□概ね
回/
日程度
回/
□ワープロ文書
□ワープロ文書
□表計算資料
□表計算資料
□CAD関係図面
□CAD関係図面
□写真関係画像
□写真関係画像
□その他 (
日程度
) □その他 (
)
添付ファイルの
□1MB以下
□1MB以下
受信容量制限値
□
□
添付ファイルの圧縮/暗号化
□必要(LZH 形式・ZIP 形式・他
)、□不要
大容量添付ファイルの分割
□実行(分割ソフト名:
)、 □不可
MB 以下
34
MB 以下
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