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Ver.1.2 平成 26 年 4 月 23 日 一般社団法人 宮城県情報サービス産業
(一社)宮城県情報サービス産業協会(MISA) 平成 26 年度「IT 業界次世代人材育成事業」 OFF-JT 研修 Ver.1.2 平成 26 年 4 月 23 日 一般社団法人 宮城県情報サービス産業協会 NAViS(仙台ソフトウェアセンター) 1.実施研修概要 研修科目と日程・講師: <共通事項> 研 修 日 程 : 下記参照(各日 9:30∼17:30、土日祝日は除く) 会場/運営 : NAViS(仙台ソフトウェアセンター) コース名 日数 開催日程 講師 新人育成コースⅠ 5 5/7(水)∼5/13(火) (株)ソフトキャンパス 大淵麻紀、ほか 新人育成コースⅡ 5 5/14(水)∼5/20(火) ホライズンコンサルティ ンググループ(株) 庄司和弘 システム開発プロセスと開発基礎知識 3 5/21(水)∼5/23(金) 清野浩司 システム開発技術力形成コース 20 5/26(月)∼6/20(金) 三苫健太 提案力形成コース 5 6/23(月)∼6/27(金) 庄司和弘 システム開発上流工程技法コース(※1) 10 6/30(月)∼7/9(水)、 清野浩司 7/11(金)、7/14(月) (株)コー・ワークス 小堀幸彦 Linux システム管理・サーバ構築技術コース 7 7/10(木)、 7/15(火)∼7/23(水) クラウド時代の情報セキュリティとクラウド 型サービス構築技術コース 5 7/24(木)∼7/30(水) オープンデータ・ビッグデータの分析・活用 手法 2 7/31(木)∼8/1(金) 新人育成コースⅢ 5 8/4(月)∼8/5(火) 8/6(水)∼8/8(金) iOS・Android OS スマホアプリ開発基盤養成 3 9/30(火)∼10/2(木) クラウド型 Android アプリ設計・開発実践コ ース 20 10/3(金)∼10/31(金) 合計 90 (株)ダベンポート 乳井孝浩 ALFABETO 村上典子 ワッツ・ビジョン 笹崎久美子 (株)ダベンポート 乳井孝浩 (※1)組込み系の対象者は、下記の期間、記載のコースを参加するものとする。 コース名 組込みシステム産業振興機構、みやぎ組込み産業 振興協議会 連携事業 日数 10 開催日程 備考 6/30(月)∼7/9(水)、 会場、時間などの詳細は 別途通知 7/11(金)、7/14(月) 「組込み適塾」 アーキテクチャ設計コース(ベース科目) 1 研修受講の流れ: 各社 OJT (GW) ∼ (OFF-JT 受講合計日数 90 日) ・新人育成コースⅠ 5/7(水)∼5/13(火)(5 日間) ・新人育成コースⅡ 5/14(水)∼5/20(火)(5 日間) ・システム開発プロセスと開発基礎知識 5/21(水)∼5/23(金)(3 日間) ・システム開発技術力形成コース 5/26(月)∼6/20(金)(20 日間) ・提案力形成コース 6/23(月)∼6/27(金)(5 日間) ・システム開発上流工程技法 コース 6/30(月)∼7/9(水)、 7/11(金)、7/14(月)(10 日間) ・「組込み適塾」アーキテクチャ 設計コース(ベース科目) 6/30(月)∼7/9(水)、 7/11(金)、7/14(月)(10 日間) ・5/6(火祝) 7/10(木)は 全員が Linux 7/10(木)、 7/15(火)∼7/23(水)(7 日間) ・クラウド時代の情報セキュリティと クラウド型サービス構築技術コース 7/24(木)∼7/30(水)(5 日間) ・オープンデータ・ビッグデータの 分析・活用手法 7/31(木)∼8/1(金)(2 日間) ・新人育成コースⅢ 8/4(月)∼8/8(金)(5 日間) を受講 ・8/9(土) ∼ ・Linux システム管理・サーバ構築技術 各社 OJT ∼ 各社でのOJT ・9/29(月) ・iOS・Android OS スマホアプリ開発 基盤養成 9/30(火)∼10/2(木)(3 日間) ・クラウド型 Android アプリ設計・開発 実践コース 10/3(金)∼10/31(金)(20 日間) ∼ ・11/1(土) 各社 OJT ∼ 各社でのOJT 3月末 2 2.研修内容 新人育成コースⅠ ( 5 日間 ) 科目・日数 ビジネスマナーと コミュニケーション 能力向上 (5 日間) 新人育成コースⅡ 概 要 ・社会人としての基本動作、ビジネスの場で必要なマナーや各種基本的な 対人コミュニケーションについて学習し、IT 業界の前線で活躍する人材 に必要な応対力や発信力を身につける。 ・仕事の取組み姿勢、指示の受け方、報告の仕方、態度、姿勢、言葉づか いから来客・電話応対、名刺、クレーム対応など社会人としての基本動 作について、ロールプレイングの繰り返しを入れた定着を主眼とする学 習を行うことで実践的に体得する。 ・業務推進において円滑なコミュニケーションを図るための必要要素を演 習も取り入れながら学習し、なぜそれが必要なのかも含めて理解するこ とで本質的なコミュニケーション基礎力として定着させる。 ( 5 日間 ) 科目・日数 業務推進力 (2 日間) コミュニケーション 応用力&チームワーク 能力 (3 日間) 概 要 ・企業の組織構造や企業活動の在り方など、業務を推進する上で必要な基 本知識を習得する。 ・SEにとって必須である顧客満足の視点やサービスの在り方などについ て考察する演習を通じ、業務を推進する上で必要な『お客様目線』を備 えた各種基礎行動のポイントを習得する。 ・今のビジネスパーソンが企業から求められている能力を理解し、現状の 自己分析を行った上で、今後、仕事を通して達成すべき行動目標、それ を踏まえた研修期間中や OJT においての行動計画(アクションプラン) を策定する。 ・ビジネスの現場におけるコミュニケーションの必要性を理解した上で、 相手から情報を引き出す、共感を分かち合う、信頼関係の築き方など、 コミュニケーションの応用力を養う。 ・円滑なコミュニケーションを図る上で必要なワンウェイ・ツーウェイの コミュニケーションについて必要なワンランク上のスキルを演習主体で 体得する。 ・チームの一員として業務を行う上での必要な能力についておさえた上で、 現場で周囲と協同して成果をあげるためのチームマネジメントやそれに 必要な技術などを演習主体で習得する。 システム開発プロセスと開発基礎知識 科目・日数 システム開発プロセス と開発基礎知識 (3 日間) ( 3 日間 ) 概 要 ・システム開発における一連の基本的な工程(プログラム開発プロセス) と、開発する上で必要となる基本的なテクノロジ系の知識(基礎理論や コンピュータシステム、技術要素、開発技術 等)について学習する。 ・開発業務で必須となるポイントを対象に、しっかりとした用語の理解を 成就させ、次コースの開発技術や設計分野の学習へとつなげる。 3 システム開発技術力形成コース ( 20 日間 ) 科目・日数 概 オブジェクト指向開発 概要と関連技術 (2 日間) RDB と SQL 言語 (4 日間) オブジェクト指向 Java プログラミング (5 日間) サーバサイド Java プログラミング (3 日間) 業務アプリケーション 開発演習 (6 日間) 提案力形成コース 要 ・オブジェクト指向開発の概要と開発する上で必要となる基本的な周辺知 識(通信プロトコルや HTTP、HTML 等)について理解する。 ・データベースシステムの概要、SQL 言語を学習。データベースの構造や ER ダイアグラムによる整合性のあるデータベース設計、MySQL の各種ツ ールの使用、SQL を使ったデータベース操作などを学習し、業務アプリケ ーション向け開発の基盤を形成する。 ・開発言語として Java を題材にプログラミング力を育成する。 ・Java の特徴やデータ型、基本構文(条件分岐、繰り返し、演算子) 、クラ スやメソッド、オブジェクト、JDBC によるデータベースアクセス等を学 習する。 ・クラスの継承や多様性、カプセル化などオブジェクト指向も学習、演習 も交えて Java プログラミング基礎力の定着を図る。 ・サーバサイド技術である JSP/Servlet に関して学習し、Web アプリケーシ ョン開発力を支える基盤技術として吸収する。 ・MVC モデル(Controller、View、Model)に関しても学習し、事項のシス テム開発総合演習へとつなげる。 ・前項までの Java 系開発技術の実践力養成として、個人単位によるアプリ ケーション開発演習を行い実装力を育成する。 ・講師提示の課題(システム要件、基本設計、詳細設計)に基き、システ ム実装やテスト工程の演習を通して、DB 連携型の業務アプリケーション 開発実装について理解を深める。 ( 5 日間 ) 科目・日数 問題発見・課題解決力 (2 日間) 企画・提案プレゼンテー ション力 (3 日間) 概 要 ・顧客の問題・課題を的確に把握し、それに対する有効な解決・改善案を 立案する能力の基盤を育成する。 ・課題解決におけるクリエイティブで柔軟な思考能力養成として、新たな 価値を生み出すシーズの作り方やアイデア発想の技術を習得する。 ・企画提案力の基盤養成として、顧客へのアプローチ、顧客ニーズの把握、 企画提案のポイント、提案書作成、プレゼンテーションまでの業務スキ ルについて演習主体で学習、顧客満足を意識した提案作業のポイントに ついて理解する。 4 システム開発上流工程技法コース 科目・日数 開発現場における要求 分析と提案 (3 日間) 提案と要件定義 (4 日間) 要件定義・提案と基本設 計 (3 日間) ( 10 日間 ) 概 要 ・IT 業界に即した演習を織り交ぜながら、開発現場において求められる論 理的思考方法や、要求の引き出し方、課題設定の手法などを学習する。 ・開発パターン(パッケージ開発や自主開発)や、日常的な情報提供など の場面に応じて、その時々に求められる提案書のポイント、提案方法を 学習する。 ・IT 戦略からシステム化計画に至るまでの流れを学習し、IT 戦略に即した 要望のまとめ方や RFP の作成方法を学習する。 ・システム開発を提案する際に必要となるビジネスプロセスや業務プロセ スの分析方法を学習し、適切な提案書の作成方法を学習する。 ・顧客ヒアリング内容から適切な要件を引き出し、要件定義書にまとめる 手法について演習を交えて学習する。 ・課題プロジェクト演習として講師が設定した定型課題を基に受講者間で 顧客訪問ロールプレイングを行い、顧客要件をヒアリングし議事録を作 成、業務分析、レビューを行い提案書や要件定義書の作成を行う。 ・提案内容を実現するシステムを構築するために、プログラミング工程で 必要となる設計書の作成方法を学習する。 ・提案書を実現するための基本設計書の作成を行い、クラス内レビューに て評価・検証を行う。 ・ユーザの視点での提案評価も交えて、顧客の要求から仕様の決定、基本 設計をするまでの工程についてポイントを理解する。 Linux システム管理・サーバ構築技術コース( 7 日間 ) 科目・日数 Linux システム管理 (4 日間) Linux サーバ構築 (3 日間) 概 要 ・Linux を扱う上で必須となる、ファイル、ディレクトリ、テキスト、ネッ トワーク、シェルなどの基本的なコマンド操作について、実際の業務で どのように使用されているかも理解しながら実習主体で学習する。 ・Linux のインストール、およびシステムの管理コマンド、ネットワークや アプリケーション関連のコマンドなど管理技術について習得する。 ・Linux システム上で動作する Web、DNS、メール、Samba サーバといった各 種サーバの構築、設定方法について実習主体で学習する。 クラウド時代の情報セキュリティとクラウド型サービス構築技術コース 科目・日数 クラウドコンピューテ ィング概要と情報セキ ュリティ (1 日間) サーバ仮想化技術 (構築編) (3 日間) サーバ仮想化技術 (運用編) (1 日間) 概 ( 5 日間 ) 要 ・クラウドコンピューティングの基礎知識、市場や技術の動向、メリット 等を学習する。 ・クラウドコンピューティングの事例、分野、基礎技術、サービス形態、 SaaS/PaaS/IaaS などの概要を理解し、サービス開発基礎力を育成する。 ・クラウド時代に対応する情報セキュリティの基礎知識を学習し、現代の 情報セキュリティの課題と対策を考える。 ・クラウドコンピューティングの構築実習を通して、サーバの仮想化 技術を学習する。 ・仮想化のトレンド、クラウドコンピューティングの仕組み、システム構 成、制約事項、OSS を利用したプライベートクラウドの構築 など。 ・サーバ仮想化環境の運用における、運用管理方法を理解する。 ・運用管理とは、仮想化環境における運用管理、運用監視、性能・ キャパシティ管理、バックアップ・リストア、ユーザ管理、障害と 対応 など。 5 オープンデータ・ビッグデータの分析・活用手法 科目・日数 オープンデータ・ビッグ データの分析・活用手法 (データマイニング) (2 日間) ( 2 日間 ) 概 要 ・行政保有のデータを二次利用が可能な形で公開して効果的に活用するオ ープンデータや、大量の様々な形式のデータから新しい知見を導き出し ビジネスに活用するビッグデータなど現代の ICT の先端分野について、 その概要から活用方法、関連技術、活用のシステム構成を学習する。 ・データマイニングを用いたデータ分析の概要を学習する。データの分析・ 活用をおこなうための分析モデルの作成や、 「アソシエーション分析」 「ク ラスター分析」 「クラス分類」 「回帰分析」 「テキストマイニング」などの 基礎的なデータマイニングの手法について理解する。 新人育成コースⅢ( 5 日間 ) 科目・日数 グローバルビジネスコ ミュニケーション能力 (2 日間) ビジネス行動力と対人 折衝力 (3 日間) 概 ・グローバル化が進む中で求められるビジネスコミュニケーションについ て、基本的なビジネス英語の習得も行いながら、グローバル時代のコミ ュニケーションスキルのポイントを学習する。 ・欧米流の「人を動かすコミュニケーション力」のポイントを学び、グロ ーバル時代に必要となる、 「話しの内容を理解させ、心に伝えて感動させ、 納得させる」というプレゼン能力を高める。 ・質の高い仕事の進め方ができる「真・報連相」の思考法を身につけ、自 分で考えて行動できる社員へと成長を図る。また、成果があがらない組 織には「コミュニケーション不足」という問題が常につきまとうため、 職場が一体となってお互いに情報を共有し、思いを共有する職場づくり、 風土づくりについて理解する。 ・多様に変化する実際の現場で役立つ「タイプ別コミュニケーション法」 や「クレーム応対法」などを学習し、対人折衝力を高める。 iOS・Android OS スマホアプリ開発基盤養成 ( 3 日間 ) 科目・日数 iOS・Android OS スマホ アプリ開発基盤養成 (3 日間) 要 概 要 ・iPhone や Android のスマホアプリ開発について、開発の手法、流れ、留 意点など基本を学習する。各開発における環境構築や、Android のフレー ム ワ ー ク を 用 い た 開 発 手 法 、 iPhone ア プ リ 開 発 に お け る 基 礎 的 な Objective-C 言語の開発について実機演習を交えて理解を進め、また今後 拡大するマルチプラットフォームに対応したスマホアプリ開発手法や開 発ツールについても学習し、スマホアプリ開発の全体像をまず捉える。 6 クラウド型 Android アプリ設計・開発実践コース 科目・日数 Android アプリ開発プロ グラミング養成 (6 日間) Android アプリケーショ ン開発応用 (2 日間) クラウド型サービス開 発基礎(1日間) クラウド型 Android ア プリ設計・開発演習 (11 日間) ( 20 日間 ) 概 要 ・Android のアーキテクチャーやテクノロジーを理解した上で、Android プ ラットフォームでのアプリケーション開発プログラミングについて、タ ーゲットマシンへのインストールも含めて学習する。 ・音声認識プログラミング、各種センサー、カメラ、GPS、Bluetooth 等を 用いたアプリの開発演習を通してプログラミング実践力を高める。 ※当過程は OESF が実施する「Android アプリケーション技術者認定試験」 の試験範囲をほぼ網羅。 ・Android アプリ開発の実践力養成として、各種提供されている Web サービ スとの連携や、企業内の業務システムとの連携について学習し、Android 業務アプリケーションの開発力の基盤を形成する。 ・クラウド型サービスを開発する上での関連技術の整理とサービス構築の 勘所を養い、次の設計・開発演習へつなげる。 ・クラウドを用いた Android による業務アプリケーションの設計・開発の 総合力を演習主体で学習する。 ・講師提示の課題に基づき、グループにて企画立案、設計、実装、テスト まで一連の開発工程おける実習を通しで行い、クラウドサービスおよび 企業内システムと連携した Android 系業務アプリ開発の実践力を身につ ける。 ※本書に記載の研修については、受講者の習熟度等に応じた柔軟な対応を行う目的で、カリキュラム や時間配分を一部小変更する場合もございます。 7 【参考】 「組込み適塾」アーキテクチャ設計コース(ベース科目) 主催:組込みシステム産業振興機構、(独)産業技術総合研究所 関西センター URL http://www.kansai-kumikomi.net/ptraining/kumikomi.html ※2014 年度、みやぎ組込み産業振興協議会との連携事業で開催予定(仙台サテライト会場) 講義一覧:アーキテクチャ設計コース(ベース科目) 6/30(月)∼7/9(水)、7/11(金)、7/14(月)(10 日間) 日程 講義名 6/30 コンピュータ・アーキテクチャの基礎 7/1 組込み現場からみたアーキテクト(半日) 7/1 組込みシステムのための UI 設計(半日) 7/2 組込みのための要求工学 7/3 構造化分析・設計とオブジェクト指向設計 7/4 組込みのための UML 入門 7/7 リファクタリング(半日) 7/7 レビュー手法(半日) 7/8 組込みソフトウェア設計論 7/9 システム開発ドキュメンテーション 7/11 テスト技法 7/14 ハードウェア/ソフトウェア・コデザイン ※講座は遠隔配信講義、一部の日程は遠隔+補助講師となります。 8