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目 次 - 青森県庁

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目 次 - 青森県庁
参考資料1
平成24年度「攻めの農林水産業」の主な取組実績
目
次
「攻めの農林水産業」の推進方針ごとの取組内容
Ⅰ 青森力の結集による販売活動の強化
1
2
3
4
5
消費者の購買意欲に訴える商品力の強化・・・・・・・・・・・・・・・・
「青森の正直」を届ける情報戦略の展開・・・・・・・・・・・・・・・・
確固たる販路確立に向けた販売促進活動の展開・・・・・・・・・・・・・
県民と進める地産地消活動の強化・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
企業等との連携による地元産品の県内利用促進・・・・・・・・・・・・・
1
6
14
26
29
Ⅱ 安全・安心で優れた青森産品づくり
1
2
3
4
自給率向上を視野に入れた戦略的品目の生産拡大・・・・・・・・・・・・
地域の特性・優位性を生かす生産・流通体制の強化・・・・・・・・・・・
温暖化への対応や高品質化に向けた研究開発の推進・・・・・・・・・・・
安全・安心を支える産地体制の強化・・・・・・・・・・・・・・・・・・
33
36
52
55
Ⅲ 山・川・海をつなぐ「水循環システム」の再生・保全
1
2
農林水産業の基礎となる「安全・安心な水資源」の確保・・・・・・・・・
豊かな地域資源を未来に引き継ぐ環境公共の推進・・・・・・・・・・・・
63
67
Ⅳ 農山漁村を支える多様な経営体の育成
1
2
3
意欲あふれる人材の育成・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
人口減少社会を見据えた地域経営システムの推進・・・・・・・・・・・・
農山漁村女性の持つ能力のフル活用・・・・・・・・・・・・・・・・・・
72
75
81
Ⅴ 魅力あふれる食文化・農山漁村文化の発信
1
2
3
豊かな自然と食環境を活かしたあおもりらしい食育の推進・・・・・・・・
多様な地域風土に根ざした食文化・農山漁村文化の発信・・・・・・・・・
あおもりの魅力を生かし交流人口を拡大するグリーン・ツーリズムの推進・
82
85
86
Ⅵ 農商工連携による産業づくり
1
2
3
農林水産業と商工業との連携による食品加工の強化・・・・・・・・・・・ 90
地域資源の付加価値を高める製品づくりの推進・・・・・・・・・・・・・ 99
バイオマスの地産地消循環システムづくり・・・・・・・・・・・・・・・ 102
Ⅶ 東日本大震災からの迅速な復旧と創造的復興
1
2
3
被災施設等の復旧と被災者の経営再建・・・・・・・・・・・・・・・・・ 103
国内外に向けた安全・安心の情報発信・・・・・・・・・・・・・・・・・ 106
自然災害等に強い農林水産業の構築・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 109
「攻めの農林水産業」推進本部における活動 ・・・・・・・・・・・・・・・・ 111
Ⅰ 青森力の結集による販売活動の強化
「攻めの農林水産業」の推進方針ごとの取組内容
Ⅰ 青森力の結集による販売活動の強化
Ⅰ 青森力の結集による販売活動の強化
1 消費者の購買意欲に訴える商品力の強化
(1)地域ブランド化トップリーダーの育成
<総合販売戦略課>
①地域ブランド化トップリーダー育成事業【継続】
ア 趣旨
・より専門的かつ実践的な研修を通して地域のコーディネーター的役割を担うト
ップリーダーを育成するため「スキルアップ実践塾」を開催
イ
「実践塾」開催概要
・受講者数:5名
・講師:マーケティング専門家等
・回数:6回(7月~2月)
ウ
講義テーマ
・「ブランディングの極意」
【講義の様子】
・「ブランド化事例の課題・検証、実践塾生の進むべき道」
・「ブランディングに向けた取組の現状と今後の方向性について」
・「ものづくりから考える地域ブランド化」
・「首都圏での販路拡大状況について」
・「考え方をデザインする」
エ
実践事例「あおぞら組のブランド戦略と合意形成」
オ
先進地事例調査
・「高知県馬路村におけるブランド戦略調査」
・「首都圏での地域特産品ブランド調査」
カ 実践的ブランド化プランの作成・発表
【ごっくん馬路村施設】
【 受 講 者】
所
属
職
名
氏
名
ブランド品目
ト ーサム
J Aごしょつがる
専務取締役
指導員
八木澤 康 シジミ加工 品
帯川 圭太 つがるブラ ンド
J Aつがるにしきた
指導員
葛西
完治 つがるブラ ンド
青 森カシスファーム
代表
石岡
大亮 カシス
十 和田産品販売戦略室
次長
平舘
雅子 にんにく
【 主 な 取組成果】
・短期から中長期まで見据えた具体的なブランド化プランに基づき、より実践的な
ブランド推進に取り組むことが可能となった。
- 1 -
Ⅰ 青森力の結集による販売活動の強化
(2)ブランド化モデルの創出
<総合販売戦略課>
①ブランド化促進モデル創出事業【継続】
県産品のブランド化を推進するため、既存製品を対象としたステップアップ製品の
モデル創出及びPR力の高い素材を特定した集中的なPR・販売支援によるブランド
化の推進
ア
既存製品ステップアップ事例創出
・デザイン・パッケージの見直しや話題性の付加等による既存製品に係るステッ
プアップ策の検討(25年2月末現在
3件)
【事例1)カシスリキュール】
【事例2)ねぶたインテリア】
【事例3)青森鉄道むすめ】
事例1)「カシスリキュール」ステップアップ(仕様・デザイン等変更)
・生産量1位、全量手摘み等の強みを活かし、加工品として一般的なリキュール化へ
・24年11月 主要焼酎メーカーとの連携による製造・発売開始
事例2)「ねぶたインテリア」ステップアップ(仕様変更)
・青森ねぶたの技法を活かし、土産品にとどまらないインテリア等へ発展
・25年2月
絵付けしない「顔」「手」をインテリアとして東京ドームイベント
「テーブルウェアフェスティバル」会場にて展示
事例3)「鉄道むすめ」ステップアップ(話題性の付加)
・キャラクター連動による商品ステップアップにより注目度アップへ
・24年10月~
鯖缶せんべい汁、マドレーヌ、ミネラルウォーター等限定販売
- 2 -
Ⅰ 青森力の結集による販売活動の強化
イ
高品質ブランド化育成事例創出
・PR力が高く短期間でのブランド化が見込まれる素材を特定(7件)
・特定された素材を有する協議会等に対する集中的なアドバイスのほか、集中的
なPRを展開
・平成24年8月「野辺地葉つきこかぶ」地域団体商標登録
事例1)風間浦鮟鱇
(選定理由)・全国有数の漁獲高であること
・中でも風間浦は「活鮟鱇」という強みを有していること
・地元協議会で地域団体商標を目指していること
事例2)青森シャモロック
(選定理由)・関係各所において、評価が高いこと
・首都圏における知名度が24%と、もう少しの段階にあること
・売り先の戦略により高級食材の地位を確立する可能性を有すること
事例3)野辺地葉つきこかぶ
(選定理由)・生産量が全国2~3番手まで伸び夏場のかぶの代表格であること
・地元生産団体が地域団体商標を目指していること
・関東では生食イメージが無く、更なる需要拡大が望まれること
事例4)ふかうら雪人参
(選定理由)・生産量が多く、生食用は高級食材として供給力が見込まれること
・他県でも冬場の人参イメージ固定をねらっているが本県を含めイメー
ジ定着には至っておらず、早期のブランディングが望まれること
事例5)ミニふじ
(選定理由)・首都圏マーケットのニーズに合致した大きさのりんごであること
・中央メディアの紹介経験なく、露出可能性が高い食材であること
・都内高級果実店での取扱があり、評価が高いこと
事例6)津軽金山焼
(選択理由)・首都圏における器の祭典「テーブルウェアフェスティバル」にて
注目度が高まっていること。また、その事実が地元で知られてい
ないため今以上に価値を高める可能性を有すること
事例7)青森カシス
(選定理由)・生産量が日本一の産地であること
・「カシス」自体の認知度が高く良好なイメージがあるため消費者
へのPR力が高いこと
- 3 -
Ⅰ 青森力の結集による販売活動の強化
ウ
情報受発信
・既存製品ステップアップ事例及び高品質ブランド素材を中心としたメディア・
バイヤー向け試食会の開催(都内)
○第1回
いせ源
実施日:平成24年6月20日~21日
テーマ:風間浦鮟鱇、野辺地葉つきこかぶ
参集範囲:メディア・バイヤー関係者13名
実施後の成果:招待者との関係構築、JALパック
下北方面向け旅行商品造成 等
【第1回の模様】
○第2回
新宿駅西口(JRイベントと併催)
実施日:平成24年9月30日
テーマ:既存製品ステップアップ製品
参集範囲:メディア・バイヤー関係者24名
実施後の成果:招待者との関係構築
【第2回の模様】
○第3回
KIHACHI銀座本店(金融機関と共催)
実施日:平成24年11月27日
テーマ:青森シャモロック・風間浦鮟鱇
参集範囲:メディア・バイヤー関係者約30名
実施後の成果:全国百貨店における風間浦鮟鱇の
取扱開始
等
【第3回の模様】
○第4回
料理王国アカデミー
実施日:平成25年1月7日~8日
テーマ:青森シャモロック・風間浦鮟鱇
参集範囲:バイヤー関係者約300名
実施後の成果:招待者との関係構築
【第4回の模様】
- 4 -
Ⅰ 青森力の結集による販売活動の強化
・認知度を短期間で高めていくためのメディア露出を展開(一部予定を含む)
事例No.
製品・素材名称
【既存製品ステップアップ事例関係】
事例1
事例2
カシスリキュール
ねぶたインテリア
主なメディア等PR状況(予定含む)
・RAB「ニュースレーダー」(11月)
・ATV「ニュースワイド」(11月)
・ABA「JチャンABA」(11月)
・朝日新聞折込「定年時代」(12月)
・テーブルウェアフェスティバルでの展示PR(2月)
事例3
鉄道むすめ
・県広報「メッセージ」(2月)
・「静岡ホビーショー」でのPR(5月)
・「全日本模型ホビーショー」でのPR(10月)
・県広報「メッセージ」(11月)
事例4 津軽ラーメン
【高品質ブランド化育成事例関係】
事例1
事例2
風間浦鮟鱇
青森シャモロック
・雑誌「まっぷる青森」(1月~通年)
・PRパンフレット製作(3月)
・雑誌「料理王国」100選 食材部門入選(12月)
・雑誌「まっぷる青森」(1月~通年)
・東日本放送「東北元気です!TV」(1月)
・雑誌「健康保険」(9月)
・NTV「満天☆青空レストラン」(1月)
・JAL国内線ファーストクラス機内食活用(1月)
・雑誌「まっぷる青森」(1月~通年)
事例3
野辺地葉つきこかぶ
・テレビ神奈川「ありがとッ!」(8月)
・MBSラジオ「ありがとう浜村淳です」(8月)
・読売新聞、スポーツ報知ほか新聞9紙(7~9月)
事例4
ふかうら雪人参
・雑誌「健康保険」(10月)
・JAL国内線ファーストクラス機内食活用(1月)
・テレビ神奈川「ありがとッ!」(1月)
・夕刊フジほか新聞6紙(1月~2月)
事例5
事例6
ミニふじ
・自遊人通販サイト「オーガニックエクスプレス」(11月~)
津軽金山焼
・JAL国内線ファーストクラス機内食活用(1月)
・雑誌「料理王国」100選 製品部門入選(12月)
・HP「青森のうまいものたち 特集」(2月)
・県広報「メッセージ」(2月)
事例7
青森カシス
・HP「青森のうまいものたち 特集」(8月)
・雑誌「健康保険」(10月)
・雑誌「料理王国」100選 食材部門入選(12月)
- 5 -
Ⅰ 青森力の結集による販売活動の強化
2 「青森の正直」を届ける情報戦略の展開
(1)県産農林水産物の消費宣伝活動への支援
①あおもり産品消費宣伝活動促進事業【新規】
<総合販売戦略課>
・マスメディアの活用やキャンペーンの展開など、主要農林水産物等の良さを訴え
る消費宣伝を実施
・特に本年度からは、各団体が連携して実施する総合的なPR活動を強化
事業実施団体
青森県産米需要
拡大推進本部
(社)青森県りんご
対策協議会
全国農業協同組合
連合会青森県本部
青森県ほたて流通
振興協会
主な活動実績
・県内外量販店での新米キャンペーンの実施(10/20~21、11/2~4)
・コンビニでの県産米使用の弁当・おにぎりキャンペーンの実施
(10/16~29、190店舗)
・卸・実需者に対する炊飯特性説明会の開催(12~2月)
・ミスクリーンライスを活用した試食キャンペーンの実施(3回)
・親子おにぎり教室の開催(9~11月、7回)
・全国 13 地区青森りんごの会との連携による量販店等での「青
森りんご祭り」(試食宣伝販売)の実施(9~10月、11月~12
月、2月、3月)
・全国各地の幼稚園、小学校での出前授業及び実習教材用等とし
て県産りんごの提供
・県内外で開催された各種イベントに参画してのPRの実施
・青森りんご専門販売員の養成と試食宣伝活動
・首都圏消費者を対象とした本県農業体験ツアー「青森体感キャ
ンペーン」を実施(募集:7/15~9/30、実施:10/25~27)
・食品企業、外食企業とのタイアップによるメニュー作成と提案
・若年層、主婦層にターゲットを絞った消費宣伝
・紙芝居キャラバンによる幼稚園・小学校での食育活動(6回)
・料理教室の開催によるほたてPR活動
ほたて料理教室(湯沢市2回、県内2回)
卵巣&稚貝料理教室(県内2回)
・小学校への出前講座によるPR活動(県内3校、県外1校)
・県内外でのPRイベント等の実施
・青森ほたて料理ガイドの作成・配布
- 6 -
Ⅰ 青森力の結集による販売活動の強化
事業実施団体
あおもり牛販売
促進協議会
主な活動実績
・銘柄牛確立と飼養管理技術向上のための研究会等の開催
産地枝肉市場の開催、東京中央卸売市場食肉市場での共励会
・県内イベントでの試食宣伝実施
倉石牛肉まつり、ぜ~んぶ青森大農林水産祭(JAふるさと市)
・県産牛取扱拡大に向けた販促資材(あおもり牛シール)作成
・首都圏関係食肉企業等への販促及び情報交換
青森県牛乳普及
協会
・県産牛乳愛用推進キャンペーンの実施(2回)
・あおい森の牛乳専門販売員を活用した試飲会の実施
・小学生親子を対象とした酪農体験の開催
(一社)青森県養豚
・青森パワーちゃんこ汁普及PR活動(2月2日、3日)
協会
・県産豚キャラクターのネーミング募集とグッズ作成
シンボルキャラクター(とんとん)
青森県酒造組合
・首都圏での青森の酒楽しまnightの開催(10/12)
酒販店・飲食店関係者とのきき酒商談会
青森地酒セミナー
地酒と青森の食の試食会
【量販店のフェアにおいてりんご、米、
【消費地市場で関係団体と一緒にりんごPR】
野菜、観光をまるごとPR】
- 7 -
Ⅰ 青森力の結集による販売活動の強化
②あおもり産品消費宣伝震災復興特別対策事業【新規】
東日本大震災に伴う原発事故により影響を受けた農林水産物及び加工品の販売回復
や災害からの早期復興、消費者の食に対する不安の解消、陸奥湾ほたての生産量回復
をPRするため、生産者・関係団体等が自ら取り組む県内外での消費宣伝活動や商品
提案・商談等を実施
事業実施団体
青森県産米需要
拡大推進本部
全国農業協同組合
連合会青森県本部
八戸商工会議所
観光サービス部会
三八地方森林組合
八戸農業協同組合
主な活動実績
・青森県産米の安心・安全PR活動
県内主要量販店及び県外販売店での県産米の安心・安全PR
(県外:10/13~14、10/26~28、11/10~11、県内:10~11月)
・放射性物質の風評被害対策(随時)
放射性物質検査や県産米の安全・安心に係るチラシ作成
TV・ラジオ・ホームページを活用した安全性の情報発信
・大消費地における県産野菜のPR
首都圏を中心とした大消費地で県産野菜試食宣伝会の実施
(6月~3月)
・THE BEST OF グルめぐり2012の開催(9/1~10/31)
震災により減少した観光客を呼び戻すため、県産食材を使っ
たコース料理を参加店(41店舗)が提供し、県内外へ本県食材
の安全性をPR
前夜祭(8/29)を開催し、マスメディアへPR
・森林組合フェア(6/23~24、11/17~18)
震災復興県産材商談、県産材、木工品の展示販売、
チェンソーアートイベントの実施
薪ストーブ等展示販売の実施(11/17~18のみ)
・野菜・果実予約相対取引販売商談会(6回)
・野菜・果物の安全性をPRした販売促進活動(5回)
関東、関西地区のスーパーで試食販売を実施
料理レシピ、安全性のリーフレットの配布
・国内・台湾マーケットへの情報発信と需要の回復
社団法人青森県
台湾流通関係者青森りんご産地招聘事業の実施(9/26~28)
りんご対策協議会
台湾メディア青森りんご産地招聘事業の実施(10/16~19)
国内メディア青森りんご産地招聘事業の実施(10/25~26)
- 8 -
Ⅰ 青森力の結集による販売活動の強化
事業実施団体
主な活動実績
・復興支援イベントの実施
あおもり牛販売
やさいの日、JAふるさと市への参加
青森県牛乳普及協会と連携し、「牛乳を飲んで元気になろう
促進協議会
キャンペーン」への参画
・各種地域銘柄牛消費宣伝活動の実施
短角牛販路確立推進活動、倉石牛銘柄推進活動、十和田湖和
牛推進活動、地域銘柄確立支援活動
青森県牛乳普及
・酪農体験学習会の実施
協会
・「牛乳を飲んで元気になろうキャンペーン」の実施
社団法人青森県
物産振興協会
・アンテナショップ等合同商談会の開催(9/20~21)
参加事業者57社との商談会を実施
・鹿児島市における「物産展」の開催(9/26~10/2)
出展業者11社による津軽海峡青森フェアの実施
・首都圏等での消費宣伝活動
チーム発信:
東京の百貨店(4店舗)、名古屋の百貨店(4店舗)、大阪の百貨
五所川原
店(3店舗)、広島の百貨店(2店舗)、福岡の百貨店(2店舗)で
試食販売を実施
八戸せんべい汁
研究所
青森県ほたて流通
振興協会
野辺地町漁業協同
組合
・「B-1グランプリ in 北九州」に出展し、青森の食、震災復
興、観光誘客PRを実施(10/20~21)
・むつ湾ほたての生産量回復に合わせた消費宣伝活動
GW春の味覚祭り(5/3~6 ほたて貝の格安販売、半成貝つめ放
題、ステージイベント)の実施
青森ほたて復活「ホタテの日」イベント(6/16)の実施
・ がんばろう東北・がんばろう青森ほたてイベント
(青森県:6/17、7/17、7/29、9/22、12/20 岩手県:7/29)
・大手量販店におけるむつ湾ほたての生産量回復に合わせた消費
宣伝活動
東京都、宮城県、福島県、埼玉県、静岡県、愛知県、岡山県
奈良県でほたて貝の対面販売(4/11~2月末、12回)
商談会の開催(3回)
- 9 -
Ⅰ 青森力の結集による販売活動の強化
③がんばろう青森!合同展示商談会(2012「青森の正直」商談会)開催【新規】
イオン、イトーヨーカドーをはじめ、全国の小売店や外食企業等に対して、県内の
企業等による商品を広く紹介
開催日
開
6/4
催
内
容
イオン、イトーヨーカドーのほか、グループのスーパー、コンビニの
バイヤー等84社252名に対して県内の115社(団体)が商談を展開。うち約
27%の企業が商談成立(24年11月末現在)
(青森産業会館)
【2012「青森の正直」商談会】
(2)県内外における「食の魅力キャンペーン」の展開
<総合販売戦略課>
①「青森の食の魅力」情報発信事業【継続】
ア
民間企業などとタイアップした県産品のPR
・首都圏のホテルや百貨店とタイアップして取り組む県産品PR等を「あおもり
食の魅力フェア」と位置づけ、総合的に展開
<主な取組>
○2012チャレンジメニューフェア~北の国の魚たち~
(東武百貨店:平成24年11月8日~12月5日)
東武百貨店池袋店レス
トラン街「スパイス」
の44店舗において、
各店舗の料理人と栄養
学を学ぶ都内女子大学
生が青森県をはじめと
する北の魚をテーマに
考案した創作料理を提
供するメニューフェア
を開催
【フェアリーフレット】
- 10 -
Ⅰ 青森力の結集による販売活動の強化
○『もりもり あおもり』プロジェクト(平成23年10月~)
青森県産品の販売促進と消費拡大を目的に、青森県とサントリービア&スピリッ
ツがタイアップし、第2弾県内飲食店企画及び第3弾家庭用企画を実施
・第2弾「酒・食」コラボキャンペーン(4月15日~8月31日)
:県内飲食店97店舗参加
・第3弾「飲んで当てよう!食べて当てよう!」キャンペーン
(6月18日~7月31日)
:県内食品スーパー107店舗参加
【参加飲食店の提灯(第2弾)】
【スーパー用POP(第3弾)】
○JR東日本グループ等とタイアップした取組
・青森フェア(メトロポリタンホテル:平成25年1月15日~3月14日)
東京都内にあるJR東日本系列のメトロポリタン
ホテル(池袋)において、青森県産食材を使用した
料理フェアを開催
・地産品ショップ「のもの」での県産品PR
(JR上野駅:平成25年1月9日~2月5日)
JR東日本が「地域再発見プロジェクト」
の一環として運営している、JR上野駅地産
品ショップ「のもの」で、青森県産品や観光
【メトロポリタン料理フェア】
の魅力をPR
また、期間中県アンテナショップ「あおもり北彩館」とタイアップした共同キ
ャンペーンを展開
【「のもの」店内の様子】
- 11 -
【キャンペーンチラシ】
Ⅰ 青森力の結集による販売活動の強化
○あおもり北彩館10周年記念キャンペーン・10周年感謝祭
平成14年4月の開設から10周年を迎えたことから、10周
年のご愛顧に感謝し、記念キャンペーン及び感謝祭を実施
・「あおもり北彩館10周年記念キャンぺーン」
(平成24年8月13~17日、24~26日)
1,000円以上購入のお客様に抽選で県産品を進呈
【10周年ポスター】
・「あおもり北彩館10周年感謝祭」(平成25年1月9日~14日)
1,000円以上購入のお客様に抽選で県産品を進呈、
店内人気30商品の2割引サービスなど
【10周年感謝祭ポスター】
イ
県内農林水産関係団体の販売力結集による県産品PR
「ぜ~んぶあおもり大農林水産祭」の開催(青森産業会館:平成24年11月10日、11日)
JAグループ、あおもり産品販売促進協
議会、県物産振興協会の主催により、県産
農林水産物や加工品、ご当地グルメを紹介
販売することで県産品をPR
出店者:120団体(店)
来場者:約27,000人
【会場内の様子】
- 12 -
Ⅰ 青森力の結集による販売活動の強化
(3)県産品の首都圏における販路の確立
<総合販売戦略課>
①販路開拓情報提供活動事業【新規】
ア
販路拡大セールス活動
販路拡大による情報発信を目的とした、
首都圏等の取引候補先(飲食店・ホテル・
百貨店等小売店)に対する情報提供活動の
実施
<主な取組(24年12月末現在)>
【産地訪問の様子】
○取引候補先に対する情報提供・打合せ(延べ約70件)
○取引候補先の産地訪問招聘(延べ14社)
○「青森フェア」等による期間限定の県産品取扱イベント実施(12回)
イ
産地情報収集・販路開拓ノウハウ情報共有
情報提供活動を行うための産地情報の収集及び首都圏ニーズの把握による開拓
ノウハウを得るための講座等実施
<主な取組(24年12月末現在)>
○産地情報の収集(新規・更新合わせて32回実施)
○産地における講座実施等による情報共有(3回)
- 13 -
Ⅰ 青森力の結集による販売活動の強化
3 確固たる販路確立に向けた販売促進活動の展開
(1)販売チャネルの拡大による更なる県産品の取引促進と、新たな販路開拓手法の実践
<総合販売戦略課>
①県産品販路分析・開拓推進事業【新規】
ア
新規開拓分析・システム構築
帳合事業者を含めた取引先分析・首都圏トレンド等情報収集及び各種情報活用
のシステム構築
<主な取組(24年12月末現在)>
○販路に精通したアドバイザーによる販路開拓会議の実施(6回)
○食品全般帳合関係者、各百貨店にテナントを有する大手水産会社、食肉関係卸
事業者など10社のヒアリングを実施
○大手水産会社については「風間浦鮟鱇」をテーマとして、首都圏百貨店他全国
60店舗で12月から販売を実施。
イ
県産品取扱PR推進トライアル
これまでの取引促進に係る手法だけでなく、新たな販路開拓手法を実践するこ
とによる更なる販路開拓の推進
<主な取組(24年12月末現在)>
○小売店等との共同企画による限定オリジナル商品企画の提案・実施
・都内百貨店との連携によるカシス加工品の販売(7月 都内1店舗)
・大手水産会社との連携による風間浦鮟鱇実演販売会(1月
都内3店舗)
○極めて影響力の高い店舗での県産品取扱PR企画の提案・実施
・笹島保弘氏が手がける「イルギオットーネ丸の内店」・「コードクルック」
における県産食材コース料理の提供(7~12月)
・恵比寿ガーデンプレイス内飲食店約30店舗での「やまのいもフェア」実施
(10~11月)
○首都圏料理フェアと連動した県内観光地(温泉地等)誘客促進企画の実施
・椿山荘をはじめとした藤田観光グループ5施設11店舗による、風間浦鮟鱇
を中心テーマとした「青森フェア」の開催(12月)
・風間浦鮟鱇を中心とした下北方面行きJAL旅行商品「本州最北端
旬を食べよう!2日間」の販売(12月~3月)
- 14 -
下北の
Ⅰ 青森力の結集による販売活動の強化
(2)青森県産品戦略的販売活動の促進
<総合販売戦略課>
大手量販店とのネットワークを活用し、販売エリアの拡大及び系列店舗等への販路
開拓を図るほか、新規販売チャネルの開拓やネット販売市場への参入支援などにより
更なる販売促進と収益拡大に向けた取組を展開
①国内量販店等販売強化【継続】
ア
大手量販店との商談会及び産地訪問案内
開催日
5/12
5/22
開
催
内
容
イオンリテール(株)東海カンパニーとの商談(1社)
イトーヨーカ堂(株)青森県コーナー商品選定産地訪問(6社)
~23
6/4
2012『青森の正直』商談会
イオン、イトーヨーカドーのほか、グループのスーパー、コンビニの
バイヤー等85社252名に対して県内の115社(団体)が商談を展開。うち約
27%の企業が商談成立(24年11月末現在)
6/27
ユニー関東本部との商談・産地訪問(5社)
~28
7/19
(青森産業会館)
11月開催の青森県フェア商品に関する商談・産地訪問(青森市内)
山陽マルナカ農産・水産バイヤー産地訪問(5社)
~20
10月開催の青森県フェア商品に関する商談
(青森市内・十和田市内)
8/21
ユニー関東本部及び㈱昭和との商談・商品提案(3社)
8/23
11月開催の青森県フェア商品に関する商談・提案
(横浜市内)
イトーヨーカ堂(株)フェス及び青森県コーナー商品選定産地訪問
~24
(13社)
9/8
ヨークマート青果・加食・デイリー担当バイヤー産地訪問(2社)
10月開催のみちのくフェア商品に向けた商談
9/12
イオン九州・イオン琉球・マックスバリュ東海
(青森市内)
~13
〃
産地訪問(JA十和田おいらせ他)
合同商談会(39社)
(県観光物産館アスパム)
(青森市内・十和田市内)
11月開催のあおもりフェア商品に関する商談
9/24
イオン琉球農産担当バイヤーと商談・産地訪問(2社)
【2012「青森の正直」商談会】
(黒石市内)
【バイヤーへの新商品等提案】
- 15 -
Ⅰ 青森力の結集による販売活動の強化
イ
県 外 大手 量 販 店等 で の フ ェア 及 び トッ プ セ ー ルス の 実 施
○ 青 森 県フ ェ ア 等( ☆ 知 事 ・副 知 事 トッ プ セ ー ルス : 7回)
開 催 期間
6/29~ 7/3
開催内容
<旗艦店舗:実施店舗数>
F D A 名 古 屋 小 牧 -青 森 線 就 航 一 周 年 記 念 「 青 森 フェ ア 」 ☆
<イ オ ン ナゴ ヤ ド ーム 前 店 の み >
10/4~ 10/8
山 陽 マ ル ナ カ「青 森 県 フェ ア 」(初 開催 )☆
< 山 陽 マ ルナ カ マ スカ ッ ト 店: 全 74店 舗>
10/4~ 10/8
イ オ ン 中 四 国「青 森 県 フェ ア 」(初 開催 )☆
<イ オ ン 広島 府 中 店: 全 35店 舗>
10/10~ 10/14 イ トー ヨ ー カド ー ( 中 京) 「 青 森県 フ ェ ア」 (2年 目 )☆
< イ ト ー ヨー カ ド ー尾 張 旭 店: 全 8店 舗>
10/13~ 10/14 ヨ ーク マ ー ト「 み ち の くフ ェ ア 」(7年 目 )
本年 度 青 森県 産 品 を 一部 品 揃 え強 化
< 全 71店 舗>
10/25~ 10/30 イ オン 琉 球 「青 森 県 フ ェア 」 (5年目 )☆ (青 山 副 知 事 対 応 )
< イ オ ン南 風 原 店: 全 31店 舗>
11/8~ 11/11
ユ ニ ー 関 東 本部 「 青 森 うま い も ん市 」 (初 開催 )
11/9~ 11/11
< ア ピタ 戸 塚 店・ 前 橋 店: 全 24店 舗>
イ オ ン 九 州 「青 森 県 フ ェア 」 (4年目 )☆
< イ オン 福 津 店: 全 43店 舗 >
11/23~ 11/25 イ オン 東 海 「青 森 県 フ ェア 」 (初 開催 )
< 全 56店 舗>
11/30~ 12/2
マ ッ ク ス バ リュ 東 海 「 青森 県 フ ェア 」 (初 開催 )
12/8~ 12/11
< 全 96店 舗>
パレマルシェ(㈱ オークワ東 海 地 区)「 農 産 青森 フ ェ ア」 (初 開 催)
< 全 15店 舗>
1/11~ 1/14
イ オ ン 琉 球 「青 森 り ん ごま つ り 」(初 開 催 )☆
< イ オ ン南 風 原 店: 全 32店 舗>
1/24~ 1/27
ユ ニ ー 「 青 森り ん ご ま つり 」 (初 開催 )
3/7~ 3/12
< ア ピ タ鳴 海 店 ・ 名古 屋 北 店: 中 部 エリア全 店 予 定>
ユ ニ ー 関 東 本部 「 青 森 うま い も ん市 」 (2 回目 )
< アピ タ 宇 都宮 店 : 全24店 舗 予 定>
【青森フェアオープニングで関係者握手】
- 16 -
【ジャンケン大会で県産品PR】
Ⅰ 青森力の結集による販売活動の強化
ウ
大手量販店との連携による地域食材を生かした商品づくり(イオンフードアルチザン)
○青森市「カシス」
開催日
開
催
内
容
5/25
6/5
関係者打合せ及び現地視察
協議会設立関係1回目打合せ
7/12
協議会設立関係2回目打合せ
9/5
協議会設立関係3回目打合せ
9/19
協議会設立関係最終打合せ
10/3
「あおもりカシス食の匠倶楽部」設立総会
○大間町「おこっぺいも」
開催日
開
催
内
5/24
関係者打合せ及び現地視察
7/11
現地(採取圃)検討会
12/11
勉強会(生産者へ本取組の説明等)
【あおもりカシス食の匠倶楽部設立総会】
容
【おこっぺいも現地検討会】
○ 大手量販店通常取引額の 推移
17年度
18年度
19年度
20年度
21年度
22年度
23年 度
77億円
156億 円
161億 円
158億 円
226億 円
313億 円
279億円
通常取 引額
(注)平成17年度は1グループのみの取引額
これまでの取組により、イオン、イトーヨーカドー等との通常取引額が年々増加し
ていたが、昨年度は東日本大震災の影響による物流の停滞とほたて高水温被害の影
響等で鮮魚部門の取引額が減少。
- 17 -
Ⅰ 青森力の結集による販売活動の強化
②ネット販売市場への参入支援【継続】
ア
楽天市場「青森まるごとフェア」開催
・開催期間:平成24年12月3日~平成25年1月15日(44日間)
・参加事業者:43社
(うち新規参入企業等:4社)
・主な販売商品:
農林水産物(米、りんご、ながいも、
鴨肉、牛肉、しじみ等)
加工品(りんごジュース、にんにく
加工品、水産加工品、麺類)
・参加事業者の期間中の総売上:1.9億円
・前年同時期にも楽天市場に出店していた参加
事業者のうち、約8割が「フェア」期間中に
前年同時期売上を上回った。
イ
事前説明会の開催
県内事業者等を対象としたネット通販学習及び楽天市場「あおもりフェア」
参加に関する事業説明会を開催
会場
期日
八戸
9/10
内容
①ネット通販の基礎知識
参加者
講師
28名
楽天株式会社
②楽天市場の概要等
③あおもりフェアの出店案内等
青森
ウ
9/11
〃
営業企画部
柘植 正基
氏
63名
勉強会の開催
ネット販売市場の最新動向やネット販売特有の販売技術、web作成技術を実
践的に学ぶ講座を開催
回次
期日
第1回
10/18
内容
①店舗ページの全体像
参加者
講師
14名
楽天株式会社
②商品ページ作成について
店舗サポート部
③トップページの作成について
水野
④入口商品の考え方
⑤商品ページの要素と構成
⑥店舗オープンから物産展まで
第2回
2/18
①フェア効果の検証
②クリックされる「画像」及び
「キャッチコピー」のポイント
③新規客をリピーターに育てる
ための考え方
- 18 -
未定
純子
氏
Ⅰ 青森力の結集による販売活動の強化
③中部エリア販路拡大推進事業【新規】
FDA名古屋直行便就航を好機と捉え、中部地域へ売り込むマーケティングのため、
量販店内に青森県コーナーを設置
また、青森県をまるごとPRするためのFDA就航1周年記念イベントを開催し、
県産品PR
ア
青森県コーナーの設置状況
設置場所
設置期間
イオン
6/ 2(土)~
グロッサリー
73種類 観光パンフレットを配置
ナゴヤドーム前店
7/22(日)
デイリー
16種類 試食宣伝をのべ11日実施
イトーヨーカドー
6/27(水)~
グロッサリー
36種類 観光パンフレットを配置
安城店
販売商品
概要
8/26(日)
イトーヨーカドー
10/ 2(火)~
尾張旭店
12/ 2(日)
イオン
1/17(木)~
ナゴヤドーム前店
試食宣伝をのべ10日実施
グロッサリー
45種類 観光パンフレットを配置
試食宣伝をのべ10日実施
グロッサリー
41種類 観光パンフレットを配置
2/26(火)
試食宣伝をのべ8日実施
【上:イオンナゴヤドーム前店】
【右:イトーヨーカドー尾張旭店】
イ F D A就 航 1 周年 記 念 イ ベン ト で の県 産 品 P R
○FDA名古屋小牧-青森線就航1周年記念イベントの概要
・FDA名古屋小牧-青森線就航1周年記念セレモニー
日
時
平成24年6月30日
11:30~12:00
場
所
イオンモールナゴヤドーム前
内
容
・三村知事からの青森県産品と観光のPR
・愛知県 大村知事あいさつ
・㈱フジドリームエアラインズ
1階セントラルコート
・イオンリテール㈱
内山副社長あいさつ
村井社長あいさつ
- 19 -
Ⅰ 青森力の結集による販売活動の強化
・観光PRイベント(6月30日~7月1日
2日間)
・ねぶた囃子とハネトの競演
・津軽三味線、津軽民謡、津軽手踊りの披露
・あおもり紀行キャンペーンスタッフによる観光PR及び観光クイズ
・ミスねぶたによる観光PR
・観光ブースの設置(6月30日~7月1日
2日間)
○FDA名古屋小牧-青森線就航1周年記念「青森フェア」
場
会
所
期
販売商品
イオンナゴヤドーム前店1階催事場
平成24年6月29日(金)~7月3日(火)
青森県産品約150種類
分
類
主
水
産 活ほたて、マグロ
な
商
品
デイリー ラーメン、焼きそば、なんばんみそ、漬け物ほか
グロッサリー りんごジュース、アップルパイほかりんご加工品、
黒にんにくなどにんにく加工品
鮭トバ、するめ、しじみ汁など水産加工品
いちご煮、せんべい汁、漬け物、山菜煮物など郷土料理加工品
日本酒、焼き肉のたれ、南部せんべいなど
実演販売 海軍コロッケ(ホタテまるごとコロッケ、にんにくコロッケほか)
海鮮弁当(八戸海鮮ジャンボいか飯、海鮮おこわほか)
駅弁(五能線海鮮玉手箱弁当、千畳敷弁当ほか)、いがメンチ
海峡するめ(さきいか、特大のしいかほか)
催
事 漬け物(葉くるみ漬け、にしん飯寿しほか)
りんごスイーツ(ケーキ、パイ)、しとぎ餅、縄文の餅ほか
佃煮(わかさぎ生炊き、ほたて時雨煮ほか)
津軽揚げ(とりごぼう、レンコン、さば)
黒にんにく餃子など
※ 特に、催事では、青森県から生産者が出向き、郷土料理等を直接販売
(3)スギを中心とした県産材の利用促進 <林政課>
①県産原木やチップの振替輸送により震災復興に
貢献【新規】
・東日本大震災で被災した工場へ出荷していた県
産原木やチップを、被災していない工場へ振り
替えて出荷することにより、非被災工場からの
復興資材の供給に貢献
【船舶による振替輸送(野辺地町)】
- 20 -
Ⅰ 青森力の結集による販売活動の強化
(4)アジア輸出拡大戦略事業
<国際経済課>
平成22年11月に策定した「青森県農林水産品輸出促進戦略」に基づき、平成25年度
の県産農林水産品輸出額210億円を目指して、経済成長著しいアジア地域をターゲット
に輸出促進活動を展開
①輸出環境整備事業【継続】
輸出促進員を県内に配置し、県内企業と国内商社や海外バイヤーとを結びつけるコ
ーディネーターとして、機動的な海外への売り込みを展開
②アジア輸出拡大戦略事業【継続】
県と輸出関係団体で組織する青森県農林水産物輸出促進協議会が中心となって、バ
イヤー招へいや現地商談、メディアを活用した宣伝、県産品フェアなどの輸出促進活
動を展開
国・地域
りんご部
会/中国
・ベトナ
ム・イン
ドネシア
取
組
内
容
1 販売促進活動
(1)バイヤー招へい(中国)
時期:平成24年10月11日~12日
内容:中国のりんご関係バイヤー(4名)を招へいし、産地視察、
商談
(2)輸入業者招へい(中国)
時期:平成24年10月22日~23日
内容:中国の輸入業者等(8名)を招へいし、国内商社、産地出荷
者との意見交換・商談等
(3)輸入業者招へい(ベトナム)
時期:平成24年11月5日~6日
内容:ベトナムの輸入業者等(4名)を招へいし、産地視察、商談
(4)現地商談・販路開拓(インドネシア)
時期:平成24年11月21日~23日
内容:ジャカルタにおける輸入業者等との意見交換、商談等
2 消費宣伝活動
(1)青森りんごフェア(インドネシア)
時期:平成24年11月23日~24日
内容:ジャカルタの高級スーパーにおける青森りんごの試食販売
(2)スーパーマネキンの育成(中国)
内容:青森りんごに精通したマネキンを育成するためのDVD等の
作成
(3)ウェブを活用したPR(中国)
内容:県産農林水産品ホームページ(中国語版)での情報発信
- 21 -
Ⅰ 青森力の結集による販売活動の強化
国・地域
取
組
内
容
農産部会
/シンガ
ポール・
香港
1 販売促進活動
(1)現地商談(シンガポール・香港)
時期:平成24年11月28日~29日(ながいも:シンガポール)
平成25年1月21日~22日(米・ながいも:香港)
平成25年1月23日~24日(米・ながいも:シンガポール)
内容:シンガポール、香港における米・ながいもの輸入業者等との
意見交換・商談
2 消費宣伝活動
(1)県産品フェア(シンガポール・香港)
時期:平成24年11月23日~12月2日(ながいも:シンガポール)
平成25年1月17日~23日(米・ながいも:香港)
内容:シンガポールの百貨店、香港の量販店での県産品フェアにお
ける米・ながいもの試食販売
(2)ながいもプロモーション(香港)
時期:平成25年3月
内容:香港の量販店におけるマネキンを活用したながいもの試食販
売
(3)メディアを活用したPR(シンガポール・香港)
時期:平成24年11月(シンガポール)
平成25年1月(香港)
内容:シンガポール、香港のフリーペーパーを活用した米・ながい
ものPR
水産・加
工部会/
中国・香
港・台湾
・シンガ
ポール・
ベトナム
・インド
ネシア
1 販売促進活動
(1)見本市出展(台湾)
時期:平成24年11月1日~4日
内容:台湾「フード高雄」での水産品・加工食品のPR、商談
(2)現地商談・販路開拓(インドネシア、ベトナム)
時期:平成24年11月21日~23日(インドネシア)
平成24年12月10日~13日(ベトナム)
内容:インドネシア、ベトナムにおける水産品・加工食品の輸入業
者等との意見交換、商談
(3)中国輸出に向けた国内バイヤー招へい
時期:平成25年2月13日~15日
内容:中国に水産物の輸出ルートを持つ国内バイヤーを招へいし、
産地視察、商談会
2 消費宣伝活動
(1)県産品フェア(シンガポール・香港)
時期:平成24年11月23日~12月2日(ほたて:シンガポール)
平成25年1月17日~23日(りんごジュース:香港)
内容:シンガポールの百貨店、香港の量販店での県産品フェアにお
けるほたて・りんごジュースの試食販売
- 22 -
Ⅰ 青森力の結集による販売活動の強化
③海外商標ブランド化事業【継続】
中国へのりんご輸出量を拡大するため、中国産「ふじ」との差別化に向けた県産
「ふじ」の販売方法の検討
東アジア諸国における県産品ブランドのイメージ向上と商標トラブルを未然に防ぐ
ための海外商標の取得と普及啓発
出 願 人
青森県
(社)青森県りんご対策協議会
青森県漁業協同組合連合会
出願商標
指定商品
第29類~33類
第30類~32類
第29類
野菜、果実、水産
物、加工商品、米、
菓子類、飲料、酒類
等
りんご、りんごジュ
ース、りんご加工品
等
ほたて、ボイルほた
て、冷凍ほたて
台湾
出願日
平成20年12月25日
平成21年3月5日
平成21年2月17日
香港
登録日
出願日
平成22年4月1日
平成20年12月29日
平成22年3月1日
平成21年3月4日
平成22年3月1日
平成21年2月17日
登録日
平成22年4月19日
平成22年3月15日
平成21年7月23日
出願日
平成21年3月20日
平成21年3月5日
平成21年2月24日
登録日
審査中
審査中
審査中
中国
(5)台湾向けりんご輸出安定化対策事業
<国際経済課>
青森りんごの最大の輸出先である台湾への輸出量を回復させるために(社)青森県り
んご輸出協会が実施するプロモーション活動を支援するとともに、アジア圏への安定
的な輸出促進を図るため在日公館へのトップセールス等を実施
①台湾向け青森りんご輸出情報交換会【新規】
時期:平成24年10月7日
場所:台湾台中市
事業主体:(社)青森県りんご輸出協会(県補助事業)
内容:台湾の輸入業者等(40社、74名)を参集し、青森りんごの安定的な輸出に向
けた意見交換会を実施
②アジア圏在日公館へのトップセールス【継続】
時期:平成24年12月11日~12日
場所:東京都
内容:台北駐日経済文化代表処等の在日公館を訪問し、青森りんごの安全性等を
PRするとともに、円滑な輸入について要請
- 23 -
Ⅰ 青森力の結集による販売活動の強化
③台湾政府機関への要請活動等【継続】
時期:平成24年12月16日~17日
場所:台湾台北市
内容:青森りんごの円滑な輸入についての台湾政府機関等への要請や、(社)青森県
りんご対策協議会の青森りんごキャンペーンと連携したPRを実施
【台湾向けりんご輸出量の確保に向けた取組】
時
期
事業主体
内
容
4月~
県
放射性物質モニタリング調査結果の定期配信
農林水産物の放射性物質モニタリング調査結果について、平
成23年度に引き続き、貿易関係者等に対してメールで定期配信
(配信先:110件(25年1月現在))
4/12、7/20、
12/11、1/17
県、(輸出
協会)
台北駐日経済文化代表処への表敬訪問
台北駐日経済文化代表処(東京都:大使館に相当)を訪問し
て、青森りんごの安全性等のPRと、円滑な輸入について要請
5/24~25
県
台湾における青森プロモーション
台湾の大手輸入業者や政府関係機関等を訪問して、青森りん
ごの台湾向け輸出に係る支援について引き続きの協力を要請
9/26~29
りん対協
流通関係者産地招へい事業
台湾の流通関係者(大手食品スーパー・輸入業者:合計5
名)を招へいして、生産現場の視察や関係者との意見交換を実
施
10/7
県、輸出
協会
青森りんご輸出情報交換会での知事トップセールス
(社)青森県りんご輸出協会が台中市で開催した台湾向け青森
りんご輸出情報交換会に合わせて、知事によるトップセールス
を実施
10/16~19
りん対協
台湾メディア産地招へい事業
台湾のメディア関係者(4社、7名)を招へいして、りんご
の生産状況等を取材
11/24~25
つがる
市、りん
対協
台湾りんご販売推進事業
台北市の百貨店において、ミスりんごによるPRなど販売促
進イベントを実施
12/1~2/1
りん対協
メディアを活用した宣伝事業
・テレビスポットCMを386本放送(5局)
・産地の状況等を取材した特別番組を複数回放映
・青森りんごを使った料理番組などのタイアップ番組を5番
組放映
12/14~1/10
りん対協
青森りんごキャンペーン
大手食品スーパー75店舗における試食販売など青森りんごキ
ャンペーンを実施
12/16~17
県、りん
対協
青森りんごキャンペーンでの知事トップセールス
台北国際マラソンや大手食品スーパーでPRしたほか、台湾
の政府機関等を訪問して青森りんごの円滑な輸入について要請
1/10~20
りん対協
青森りんごキャンペーン
台北市の百貨店における試食販売、ステージイベントなど青
森りんごキャンペーンを実施
2/1~2
弘前市
りんごの産地弘前フェアin台南
台南市の百貨店におけるりんごの試食会やステージイベント
を実施
- 24 -
Ⅰ 青森力の結集による販売活動の強化
<主な成果>
○県産農林水産品の輸出額
県産農林水産品の輸出額は、平成21年に減少した後、平成22年には151億4千万
円に回復したものの、平成23年は円高等の影響により再び減少し、137億9千万円
となった。
県産農林水産品輸出額
単位:百万円
区 分 平成18年 平成19年 平成20年 平成21年 平成22年 平成23年
合 計
12,565
15,618
15,112
11,022
15,142
13,792
農産物
5,852
7,119
6,825
5,183
6,528
6,964
林産物
522
595
862
290
1,702
623
水産物
6,191
7,903
7,424
5,549
6,911
6,206
資料:JETRO「青森県の貿易」
○りんごの輸出量
日本からのりんご輸出量は、平成18年産から4年連続して2万トンを超えていた
が、平成22年産以降は円高等の影響により減少し、特に、平成23年産は生産量の減
少に伴う産地の価格高もあって9,867トンにとどまった。
平成24年産の輸出量は、9月から12月までで 7,157トンであり、平成23年産同期
比で90%、平成22年産同期比で94%となっている。
りんご輸出量(全国値)
単位:トン
区 分 平成18年産 平成19年産 平成20年産 平成21年産 平成22年産 平成23年産 平成24年産
台 湾
22,318
23,878
20,498
21,656
15,912
8,459
6,521
香 港
420
591
855
1,284
1,134
875
340
中 国
197
405
274
263
405
155
40
タ イ
211
268
301
331
309
233
191
インドネシア
59
77
67
85
62
57
14
シンガポール
56
77
72
101
48
33
17
ベトナム
24
3
その他
137
201
187
123
67
55
34
合 計
23,398
25,497
22,254
23,867
17,940
9,867
7,157
注1:年産は当該年9月から翌年8月
注2:平成24年産は平成24年12月現在
資料:財務省貿易統計
- 25 -
Ⅰ 青森力の結集による販売活動の強化
4 県民と進める地産地消活動の強化
(1)地産地消応援キャンペーンの実施
<総合販売戦略課>
地元農林水産物の地産地消を強力に推進するため、県産品の購入者を対象とした
「県産品“愛用”応援キャンペーン」を実施し、県民の地産地消の意識を喚起
①地産地消応援キャンペーン事業【継続】
ア
趣旨
県産品(食料品、飲料等)を購入し、レシートを添えて応募すると抽選で県
産品等が当たるキャンペーンを実施し、県民の地産地消に対する意識付けを高
める
イ
実施期間
ウ
参加店舗・応募数
区
平成24年9月15日(土)~11月14日(水)
分
店舗数
応募数
道の駅
37
4,157
産地直売施設
69
8,550
173
18
18,367
4,625
17
841
物産店、一般小売店等
212
13,662
県外アンテナショップ
4
1,910
530
1,708
53,820
スーパー、百貨店
生活協同組合
宿泊施設
その他(無効応募等)
計
エ
61日間
抽選及び景品発送
平成24年12月3日、県庁内において抽選会を実施し、有効な応募ハガキの中から
当選者1,700名を決定、12月5日から19日にかけて景品(県産米、りんご、にんに
く、ながいも、加工品詰合せ、参加店商品券など)を発送
- 26 -
Ⅰ 青森力の結集による販売活動の強化
(2)県外産直施設との交流による産直施設の活性化
<総合販売戦略課>
ふるさと知事ネットワーク13県のつながりを活かして、本県の産直施設と福井県及
び奈良県の産地直売施設との相互交流活動を実施
①産直施設交流ビジネスモデル構築推進事業【新規】
ア
産直施設交流会
区
分
実施時期・場所
実施内容
参加施設(想定)
1回目
平成24年11月22日(福井県農業会館)
本県の産直施設代表者と福井県の産
直施設関係者との情報交換会・商談会
サンフェスタいしかわ(弘前市)
とれたて市(板柳町)
さんのへ農産加工友の会(三戸町)
まいマイひろば(青森市)
【情報交換会・商談会】
イ
2回目
平成25年3月8日(奈良県桜井市)
本県の産直施設代表者と福井県の産
直施設関係者との情報交換会・商談会
未定(調整中)
(株)産直とわだ(十和田市)
さんのへ農産加工友の会(三戸町)
【情報交換・試食】
産直施設交流販売会
区
分
実施時期・場所
実施内容
参加施設(想定)
1回目
平成24年11月23日~24日
(福井市・あぐりランド喜ね舎)
福井県の産直施設において本県の産
直施設代表者によるPR販売実施
サンフェスタいしかわ(弘前市)
とれたて市(板柳町)
さんのへ農産加工友の会(三戸町)
まいマイひろば(青森市)
【産直施設交流販売会】
【産直施設交流販売会】
2回目
平成25年3月9日~10日(奈良県桜井
市、飛鳥市)
奈良県の産直施設において本県の産
直施設代表者によるPR販売実施
未定(調整中)
(株)産直とわだ(十和田市)
さんのへ農産加工友の会(三戸町)
【県内産直施設で人気だった
若狭牛そば】
- 27 -
Ⅰ 青森力の結集による販売活動の強化
ウ
産直商品交流フェア
区
分
実施時期・場所
実施内容
1回目
平成24年11月10日~18日
(青森県内産直施設)
平成24年11月23日~12日2日
(福井県内産直施設)
福井県と本県の産直施設の商品交流
販売フェア
2回目
平成25年3月9日~16日
(奈良県内産直施設)
奈良県と本県の産直施設の商品交流
販売フェア
(3)スギを中心とした県産材の利用促進
<林政課>
①県内一般消費者に対する「使ってもらえる県産材」の普及啓発【継続】
・「県産材の良さ」をPRするために工務店等からの協賛を募り作成した「地産地
消情報誌」を、工務店等が営業ツールとして有効に活用
・各地域において、中心商店街での県産材フェアの開催や、消費者を県産材住宅に
案内するバスツアーを実施
・県産材を使用した住宅による「木造住宅コンテスト」が、木材・建築関係団体に
より実施され、12件の応募から3件の入賞作品を選定
・観光客等の入り込みが多いお盆時期のアスパムを利用し、木工団体が木工フェア
を開催
②最終年度となる「県産材エコポイント制度」が着実な成果【継続】
・工務店等への2,000件を超える普及活動などにより、今年度実績は、昨年度
同様の200件以上となる見込み
・本県が全国に先駆けて実施してきた「県産材エコポイント制度」について、本県
からの提案を受けて、国が平成24年度補正予算において「木材利用ポイント事
業」を創設
③公共建築物における利用を促進【継続】
・県内公共建築物への県産材利用を進めるための「青い森県産材利用推進プラン」
(平成23年9月策定)に基づき、県内全市町村が市町村版基本方針を策定
・青森市では、平成24年12月16日に実施された衆議院小選挙区選出議員選挙
において、選挙ポスター掲示板(市内全域806箇所)の材料に県内初となる青
森県産材を使用
・東北町において、県産材を使用した社会福祉施設を1棟建設
【青森市役所前の掲示板】
【東北町で建設中の社会福祉施設】
- 28 -
Ⅰ 青森力の結集による販売活動の強化
5 企業等との連携による地元産品の県内利用促進
(1)「あおもり食のエリア」ネットワークによる地産地消の推進 <総合販売戦略課>
①「あおもりの食の魅力」情報発信事業(「あおもり食のエリア」魅力発信事業)
【継続】
青森県内各地の文化や自然に育まれ受け継がれている地域ならではの料理を、県内
6つに設定した「あおもり食のエリア」に登録し、全国へ向けて総合的に情報発信す
ることにより、地域への誘客促進と魅力溢れる「あおもりの食」を振興
ア
「あおもり食のエリア」登録料理の充実化
募集期間
随時
審
査
審査会により実施(2月27日)
結
果
平成25年1月現在で全28料理
展
開
○新規登録料理の取組団体には、登録証書を交付し、料理ごとの
店頭フラッグを配布
○登録料理をPRする冊子を45,000部作成し、県内観光案
内所等に配布
イ
イベントへの出店による「あおもり食のエリア」の情報発信
食に関するイベント企画情報を収集し、登録料理提供団体に対して出店を働き
掛けるとともに、同会場においてPR活動を実施
【主な出店イベント】
○しんまち新鮮産直決め手くん市場
開 催 日:平成24年8月2~6日及び10月12日、13日
開催場所:青森駅前広場
○ぜ~んぶあおもり大農林水産祭
開 催 日:平成24年11月10、11日
開催場所:青森産業会館
ウ
「あおもり食のエリア」情報発信機能の強化
県ホームページ「青森のうまいものたち」において、「あおもり食のエリア」
登録料理提供店の店舗情報、地図情報等を掲載
エ
県アンテナショップあおもり北彩館への出店
実 施 日:平成24年11月30日~平成25年1月11日までの金・土曜日
実施場所:あおもり北彩館東京店
実 施 者:3登録料理(十三湖しじみラーメン、十和田おいらせ餃子、鰺ヶ沢
ひらめヅケ丼)
- 29 -
Ⅰ 青森力の結集による販売活動の強化
【参考】あおもり食のエリア登録料理及び取組団体(平成25年1月現在)
番号 地域区分
エ リ ア 名
料 理 名
取組団体名
1
古川市場「のっけ丼」
青森魚菜センター共進会
2
味噌カレー牛乳ラーメン
協同組合青森味噌カレー牛乳ラーメン普及会
青森生姜味噌おでん
青森おでんの会(飲食店部門)
4
じゃっぱ汁
七子八珍の会
5
ホタテ貝焼き味噌
七子八珍の会
6
弘前いがめんち
弘前いがめんち食べるべ会
黒石つゆやきそば
やきそばのまち黒石会
けの汁
津軽けの汁保存会
黒石名物よされ鍋
よつば会
10
八戸せんべい汁
八戸せんべい汁研究所
11
八戸らーめん
八戸らーめん会
八戸前沖さば料理
八戸前沖さばブランド推進協議会
13
八戸ばくだん
青森県どんぶり研究会
14
いちご煮
階上町商工会
15
激馬かなぎカレー
特定非営利活動法人かなぎ元気倶楽部
16
十三湖しじみラーメン
市浦商工会
ごしょ山宝汁
五所川原商工会議所女性会
18
鰺ヶ沢ヒラメのヅケ丼
鰺ヶ沢町地域資源活用推進協議会
19
鰺ヶ沢イトウ料理
鰺ヶ沢町
20
十和田バラ焼き
十和田バラ焼き店主会(ベルバラ会)
21
十和田おいらせ餃子
十和田産食材活用協議会
十和田湖産ヒメマス料理
社団法人十和田湖国立公園協会
三沢ほっき丼
三沢市ほっき料理会
24
チーズロール
(社)三沢市観光協会
25
七戸バーガー
七戸バーガー協議会
26
大湊海軍コロッケ
大湊海軍コロッケ普及会
3 東青地域
7
8
中南地域
青い森 食のエリア
岩木山 食のエリア
9
12 三八地域
17 西北地域
22
23
奥津軽 食のエリア
上北地域 十和田・三沢 食のエリア
27 下北地域
28
はちのへ 食のエリア
本州最北 食のエリア 下北みそ貝焼き
みそ貝焼き研究会
大間まぐろ料理
大間町飲食店組合
- 30 -
Ⅰ 青森力の結集による販売活動の強化
(2)学校給食における県産品の利用促進
<総合販売戦略課>
①学校給食県産食材消費拡大事業【新規】
ア
学校給食向け加工品のニーズ調査
給食現場のニーズに合致した、県産原料を利用した商品開発のため、学校給食
で求められている県産加工品のニーズ調査を実施
イ
学校給食向け加工品の開発支援
県産原料を使用した加工品の開発のため、給食関係者、原料供給業者、加工業
者、流通業者等による商品開発検討会議等を開催
<開発した加工品>
県産水産加工品(サバ、イカ、イワシ、サンマなど)
県産冷凍カット野菜(アスパラガス、ホウレンソウなど)
【開発した水産加工品】
ウ
【開発した冷凍カット野菜】
給食関係者向け県産品講習会
県産品の理解を深め、学校給食により多くの県産品を取り入れてもらうため、
学校給食関係者を対象とした講習会を開催
平成24年8月
3日
平成25年2月22日
地元産品理解度アップ講座(今別町、蓬田村)
調理講習会(青森市)
【地元産品理解度アップ講座】
- 31 -
Ⅰ 青森力の結集による販売活動の強化
(3)ホテル・旅館等宿泊施設における県産品の利用促進
①食の魅力アップ地産地消の宿推進事業【新規】
ア
食の魅力アップセミナーの開催
開 催 日:平成25年2月25日
開催場所:ラ・プラス青い森
対 象 者:県内観光地の宿泊施設等観光業関係者及び産直施設等農林水産業関
係者等
内
約100名
容:「食」をはじめ魅力ある地元資源の活用事例として、大分県湯布院
温泉での取組、弘前市「りんご博覧会」、風間浦村「アンコウ活
用」を紹介
イ
住民参加型講座の開催
開 催 日:平成24年6月から平成25年2月まで(計7回開催)
開催場所:十和田湖遊覧船観光ターミナル2階
対 象 者:農林水産業及び観光業に携わる地域関係者、十和田市等 33名
内
容:○十和田湖地域(十和田湖・奥入瀬)における地元産品(ヒメマス、
長イモ等)を活用した料理や土産品の開発
○食の活用や観光振興に関するミニ講座の実施
そ の 他:○地元イベント「ひめます祭(11月)」での講座メンバー開発料
理等の販売
○先進地調査(岩手県久慈市)の実施(1月)
【住民参加型講座風景】
- 32 -
【開発料理:ひめますワンタン汁】
Ⅱ 安全・安心で優れた青森産品づくり
Ⅱ 安全・安心で優れた青森産品づくり
Ⅱ 安全・安心で優れた青森産品づくり
1 自給率向上を視野に入れた戦略的品目の生産拡大
(1)飼料用米の団地化や米粉用米の利用拡大
<農産園芸課>
水田農業の着実な推進を図るために、飼料用米の生産・流通体制の改善や米粉用米
の利用拡大に向けた取組を推進
①飼料用米の団地化や超省力栽培技術の普及・拡
大【新規】
・59ha1団地の取組、乾田直播栽培や疎植栽培
の実証等による飼料用米超省力栽培を実証
・現地検討会、成績検討会、米産地活性化推進
大会等による普及拡大
取組主体:五所川原広域水田フル活用推進協議会
農事組合法人フラップあぐり北三沢
【三沢地区大規模団地の直播作業(4/26)】
②生産者と消費者の連携による米粉用米の利用拡
大【新規】
産業まつりや消費者大会、米粉料理教室等で
米粉料理の試食や米粉サンプルの提供による消
費者に対する米粉利用拡大の推進
・産業まつりでの米粉料理試食等の実施
【五所川原地区現地検討会(7/24)】
(3地区)
【米粉利用拡大料理教室(11/26)】
【JAゆうき青森米粉PR活動(10/28)】
・消費者大会や料理教室の実施(4回)
取組主体:青森県JA女性組織協議会、青森県消費者協会
- 33 -
Ⅱ 安全・安心で優れた青森産品づくり
(2)大豆・小麦の県産需要の高まりに対応した低コスト、高品質安定生産の推進
<農産園芸課>
①低コスト高品質・安定生産の推進【継続】
・大豆300A技術等の安定生産技術実証ほ、展示ほの設置
(中南1、西北4、上北1)
②パン用小麦「ゆきちから」の種苗供給体制の整備【継続】
・(地独)青森県産業技術センター農林総合研究所による原原種の選抜
・(地独)青森県産業技術センター農林総合研究所による原種生産(500㎏)
(3)夏秋いちごの生産性向上等による産地育成
<農産園芸課>
本県の夏季冷涼な気候を活かした夏秋いちごの産地強化と生産振興を推進
①産地強化に向けた意識啓発【継続】
・夏秋いちご拡大セミナーの開催(2月)
②生産振興策【継続】
・夏秋いちごプロジェクトチーム会議の開催
(2月)
・地域単位での夏秋いちご産地協議会の開催
(巡回55回、検討会等4回)
・夏秋いちご栽培技術研修会の開催
(2回)
・高度生産技術普及展示ほの設置 2か所
(八戸市、東通村)
- 34 -
【夏秋いちご栽培技術研修会】
Ⅱ 安全・安心で優れた青森産品づくり
(4)県産きのこ類の新品種の開発
<林業研究所>
①「ツバヒラタケ」の優良品種の選抜、育成【継続】
・平成23年度に作成した「ツバヒラタケ菌床栽培マ
ニュアル」をきのこ生産者をはじめ関係機関に配布
(20部程度)し、ホームページに掲載。
きのこ生産者等(10者)に対する説明の結果、数名
が試験栽培に向けて検討中。
②有用野生きのこの栽培化技術の開発【継続】
・林業研究所保存野生きのこ菌株による子実体発生試
験を実施。
・アラゲキクラゲ、ウスヒラタケ、ナラタケなどで子
実体発生を確認。今後、品質や収量などの調査によ
る栽培技術開発を予定。
【アラゲキクラゲ】
【ウスヒラタケ】
- 35 -
【ナラタケ】
Ⅱ 安全・安心で優れた青森産品づくり
2 地域の特性・優位性を生かす生産・流通体制の強化
(1)気象変動に対応した生産指導の徹底
<農産園芸課>
①生産情報の発行【継続】 計22回(稲作7回、野菜・畑作8回、花き7回)
②臨時生産情報の発行【継続】
計11回
(低温1、高温2、暴風2、台風2、大雪2、適期刈取1、害虫防除1)
③病害虫発生・防除指導情報等の発行【継続】
・各作物共通 40回
④その他【継続】
・現地巡回や研修会等を開催し、高品質・安定生産のための指導を実施
(2)「あおもり『米産地』活性化推進運動」による「買ってもらえる米づくり」の推進
<農産園芸課>
①「つがるロマン」、「まっしぐら」の商品力向
上を目指す「米産地」の育成【継続】
ア
「つがるロマン」、「まっしぐら」の特性
を活かした「こだわり」の米づくりによる付
加価値の向上
・「こだわりの米」推進フォーラムの開催
(H25.2.18):100名
・「こだわりの米」生産組織等の育成(減
【育苗現地巡回指導】
農薬・減化学肥料栽培や低タンパク米に
よる良食米づくりなど)5組織・法人
イ
斑点米カメムシ類の適正防除の徹底
・品質向上対策連絡会議の開催(H24.6.4)
・防除対策チラシ作成・配布37,000部
・斑点米カメムシ類による落等割合
11月末現在
H23:4.1%
→
H24:2.4%
ウ
「環境保全型農業直接支援対策」と連携した特別栽培米等の生産拡大
・特別栽培米取組面積(県認証分)H23:207ha → H24:225ha
- 36 -
Ⅱ 安全・安心で優れた青森産品づくり
エ
“買ってもらえる米づくり”への取組意識の醸成
・「攻めの農林水産業」現地巡回指導(H24.4.26~27)
津軽:つがる市39名、黒石市38名
県南:五戸町46名、八戸市13名
・あおもり「米産地」活性化生産技術研修会
(第1回(H24.7.6):70名
第2回(H24.9.7):80名)
・あおもり「米産地」活性化推進大会(H24.12.18):200名
【生産技術研修会】
【米産地活性化推進大会】
②多様な需要に対応した特色のある「米産地」の育成【継続】
ア
もち新品種「あかりもち」や低アミロース米新品種「ほっかりん」等新形質米
の需要拡大やミニ産地化
・低アミロース米栽培面積
H23:30.6ha→H24:52.8ha
・「ほっかりん」普及展示ほ
15か所(東青6、上北1、下北5、三八3)
・「ほっかりん」試食会の開催
イ
6回(東青1、上北1、下北4)
県産もち米流通・加工促進事業
・「あかりもち」栽培面積
H23:315ha→H24:325ha
・県内菓子屋等へのPR活動
(3)稲作経営の安定強化
<農産園芸課>
農業者戸別所得補償制度の活用促進や省力・低コスト栽培の研修会の開催、展示ほ
の設置等による普及拡大を通じて、稲作経営の安定・強化を推進
①農業者戸別所得補償制度の円滑な推進【継続】
・制度加入率(面積ベース) H23:81.5% →
H24:83.5%
・説明会等の開催(3回)や市町村等巡回・意見交換(延べ88市町村)
・農家向けリーフレット作成、配付(2種類)
・ラジオ、新聞広報の実施(2回)
- 37 -
Ⅱ 安全・安心で優れた青森産品づくり
②直播栽培等省力・低コスト栽培技術の普及拡大による低コスト化を推進【継続】
・直播面積
H23:500ha → H24:657ha
・各地域における直播・疎植栽培実証ほの設置(39か所)
・各地域における直播・疎植栽培検討会の開催(18回)
③組織体制の整備による大区画水田や大規模乾燥調製施設等の効率的利用【継続】
・大区画水田(50a以上)の整備面積
H22:24ha → H23:118ha
(4)野菜等の生産・販売力の強化
高品質・安定生産や地域特性を活かした特産野
<農産園芸課>
菜の産地づくりを推進
①野菜等産地の高品質・安定生産の推進【新規】
・野菜価格安定事業研修会の開催
・指定産地等の維持・強化のための産地強化計
画や共販率向上の取組へ支援
・指定野菜産地:38産地、特定野菜産地:42産
地
【ほうれんそう機械収穫現地研修会】
②多様な販売チャネルに対応できる産地づくりの推進【新規】
・ほうれんそうの機械収穫実証ほの設置、技術研修会の開催
・加工用ほうれんそうの試験生産、販売の開始
③高品質化や省力化向け機械や簡易ハウス等の導入への支援【新規】
ア
野菜等産地生産・販売力強化事業
・高品質化機械・施設の導入(選別機4・冷蔵庫1)
・簡易ハウスの導入
(6棟)
・省力化機械の導入(収穫機27、植付機3、畝立て機1、皮むき機1)
イ 野菜・畑作物産地条件整備事業(国庫・強い農業づくり交付金)
・集出荷施設整備:2地区(ながいも洗浄選別施設(八戸農業協同組合)、
だいこん冷蔵貯蔵施設(十和田おいらせ農業協同組合))
ウ
産地再生関連施設緊急整備事業(国庫)
・集出荷貯蔵施設整備:メロン選果機(ごしょつがる農業協同組合)
- 38 -
Ⅱ 安全・安心で優れた青森産品づくり
(5)ながいもの技術力向上による産地強化
<農産園芸課>
①「あおもりながいも」プロフェッショナル育成事業【新規】
「あおもりながいも産地再生戦略」の戦略目標である単収・品質を着実に向上させ、
日本一の産地としての地位を安定的に確保するため、関係者が一体となった重点的な
取組みを推進
ア
産地単位の地域課題解決実践活動の強化
・地域プロジェクトチームによる地域課題に対応した計画的な取組の展開
地域プロジェクトチーム設置:3地域(上北・三八・西北)
イ
次代の産地を牽引する高度な生産技術を持つ担い手の育成
・「若手育成塾」開設による「達人」等を講師とする座学研修や現地ほ場研修、交
流会等の開催
「若手育成塾」:ながいも主力5産地(十和田おいらせ・ゆうき青森・おいらせ
・八戸・つがるにしきた)、合計73名の若手生産者が参加
ウ
革新的栽培技術の開発・実証
・野菜研究所において、単収の向上とともに国内需要に合った2L~Lサイズをよ
り多く生産するための栽培技術の確立に向けた狭畦密植・高支柱栽培試験を実施
【野菜研究所での技術研修会】
【若手育成塾座学研修(十和田おいらせ)】
(6)にんにくの生産基盤の整備等による産地強化
<農産園芸課>
①にんにく生産基盤強化対策事業【継続】
ア
土壌病害虫の被害軽減体制の整備
・土壌病害虫の発生状況調査や地域で防除対策に
取り組むための体制の整備
JAによる地域防除協議会設立数
H24:10協議会
・高品質安定生産技術研修会の開催(H24.6.13)
・共進会・フォーラムの開催(H24.9.10)
【にんにくフォーラム】
- 39 -
Ⅱ 安全・安心で優れた青森産品づくり
イ
土壌病害虫の被害軽減技術の確立
・野菜研究所による被害軽減新技術試験の実施
・防除対策技術の現地実証試験の実施
(JA津軽みらい、JA八戸)
・乾熱処理技術の実証試験の実施
(JA津軽みらい、JAゆうき青森)
ウ
根端培養技術を活用した優良種苗供給の強化
【土壌消毒現地試験(田子町)】
・全農青森県本部による根端培養の本格稼働(H24.9~)
(7)広域的な展開等による「冬の農業」の産地力強化
<農産園芸課>
地域の気象・立地条件を活かせる冬の農業推進品目
の生産出荷体制の強化
①広域的取組による産地力の強化【新規】
・生産部会等による安定生産体制づくりを支援
(4モデル)
・普及指導員の指導力向上研修の実施(6名)
・産地拡大セミナーの開催(2月)
・推進品目最適品種の選抜(ほうれんそう・こまつ 【推進品目最適品種の選抜試験】
な・にんじん)
(8)省エネルギー技術対策等の徹底と地域エネルギー活用の普及拡大
<農産園芸課>
暖房コストの削減を図るためハウスの省エネ対策の徹底や地域エネルギーの活用を
推進
①省エネ資材・機器等の導入の支援【新規】
・内張カーテンや二重被覆施設の設置
・耐雪型ハウスの導入(41棟)
②もみ殻や木質バイオマスなど地域エネルギーの
ハウス暖房への活用 【新規】
・県民局単位の展示ほの設置(5ヶ所)
・現地検討会の開催
・ハウス巡回指導の実施
・省エネ機器展示会の開催(9月)
- 40 -
【省エネ機器展示会】
Ⅱ 安全・安心で優れた青森産品づくり
(9)県オリジナル品種等を活用した花き戦略品目の生産拡大による産地の育成・強化
<農産園芸課>
花き戦略品目の生産拡大に向けた取組強化と県産花きの消費拡大に向けた情報発信
①生産振興と情報発信【継続】
・産地応援セミナーの開催
(7月・24名、10月・40名)
・「あおもりフラワーフェスティバル2012」の
開催(来場者1,106名)
【フラワーフェスティバル】
(10)商品力アップに向けた高品質りんご生産及び省力・低コスト化の推進と生産基盤の
整備・充実
<りんご果樹課>
①青森りんご商品力アップ実践運動の展開【新規】
・生産技術研修会では、平成24年豪雪で被
害を受けたりんご樹の復旧方法を中心に、
果樹共済への加入促進や早期適正着果の推
進などの指導を展開(4月、6月、10月)
・青森県りんご協会との連携によるりんご有
袋栽培の推進
・知事による高品質りんご生産に係る現地激
励(適正着果指導)の開催
(7月11日:青森市浪岡、平川市金屋)
・「春明21」の技術確立に向け、モデル展
【知事現地激励】
示ほの設置、現地検討会の開催、貯蔵試験の実施
②国の「果樹経営支援対策事業」及び「果樹未収益期間支援事業」を活用したわい
化等への改植による園地の若返りと優良品種の導入【継続】
・平成24年度版事業実施マニュアルの作成及び事業説明会の開催
・わい化栽培面積 H23:4,719ha → H24:4,773ha
・防風網9.3ha、防霜ファン1.2ha
(11)特産果樹の特色ある産地づくりとブランド化の推進
<りんご果樹課>
①特産果樹産地育成・ブランド確立事業(平成23~27年度)【継続】
・高品質果実生産のための優良品種の導入や施設化の推進
苗木の導入(ぶどう)3,366本
3.51ha
雨よけハウス(おうとう)7棟
簡易選果機(おうとう)4台
4,707㎡
- 41 -
Ⅱ 安全・安心で優れた青森産品づくり
(12)加工適性の高い品種の加工利用促進
<りんご果樹課>
①千雪のモデル園設置【新規】
・千雪の生産拡大に向けた経営収支を把握するため、弘前市にモデル園(1か所)
を設置し、省力栽培における労働時間、経営費、販売状況を調査
・千雪の栽培・流通状況を確認するため、現地調査を実施(10月19日:つがる市、
弘前市)
・千雪の振興方向や次年度の計画を検討するため、検討会を開催(3月予定)
②加工適性のある品種の加工利用【新規】
・千雪の加工適性等を把握するため、加工品の試作を委託((有)白神アグリサー
ビス、カネショウ株式会社)
・食品企業等を対象とした展示会において試作品を展示・PR(平成25年2月
13日)
(13)収益性の高い攻めの畜産業の推進
①青森シャモロック飼育管理マニュアルに基づく基本管理と生産定義の周知によるブ
ランド維持【新規】
<畜産課>
・青森シャモロックの生産定義順守と商品への指定農場通知書添付の確認のため、
生産者の巡回調査を実施し、全農場において指定農場通知書の添付を実施してい
ることを確認
・平成24年12月に開催されたあおもり満喫フェアに参加し、シャモロック鍋や
精肉の販売を通じてPR活動を実施
【シャモロック鍋の販売】
【シャモロック精肉の販売】
②県基幹種雄牛の適切な活用による優良子牛の生産促進【新規】
<畜産課>
・県基幹種雄牛のパネル等PR資材の作成やマスコミ等へのPRにより、新規基幹
種雄牛の利用を促進
新規基幹種雄牛「優福栄」の凍結精液販売本数
H23年度 2,471本→H24年度(12月まで) 3,500本
- 42 -
Ⅱ 安全・安心で優れた青森産品づくり
③日本短角種の産地拡大【継続】
<畜産課>
・日本短角種の安定生産のため、スーパーなどの小売店を対象とした販路拡大イベ
ントを実施
・日本短角種の生産・販売方法等の検討会議を開催
④青森シャモロックの効率的生産
に向けたゲノム解析【継続】
<畜産研究所>
・近親交配が進み、発育の低下
が懸念される青森シャモロッ
クの父方種鶏(横班シャモ)
について、遺伝子解析を行い
横斑紋遺伝子パターンを特定
するとともに、新たな系統を
作出するための基礎鶏(雑種
一代目)を作出
⑤青森シャモロック種鶏の群飼ケージ飼育管理技術の確立【継続】
<畜産研究所>
・従来の平飼いよりも効率的な種卵生産が期待できる群飼ケージは、汚損卵がほと
んどなく、回収卵が平飼いより15%多かったが、産み落とし時のショックによ
るキズ卵が22%見られたので、キズ卵発生率を8%以下に抑える方法を検討中
【平飼いから採取した種卵】
【群飼ケージから採取した種卵】
- 43 -
Ⅱ 安全・安心で優れた青森産品づくり
(14)家畜の生産性向上対策の推進と生産・流通体制の強化
<畜産課>
①全国和牛オリンピック対策強化事業【継続】
ア
黒毛和種肉質推定法の確立(畜産研究所)
第10回全国和牛能力共進会長崎大会の肉牛部
門(8区、9区)での上位入賞に向け、出品候補
牛21頭を対象に、超音波肉質診断等により出品
牛8頭を選定した結果、出品された5頭全てが上
物(5等級、4等級)に格付けされ、上位入賞に
あたる優等賞を獲得
区
8区
(後代検定群)
9区
(去勢肥育牛)
種雄牛名
出品候補牛
格付結果
A5、A4、A4
優等賞
優等賞
安平勝2
藤勝太郎
5頭
6頭
安平勝2
3頭
第2花国
10頭
2頭
A5、A4
21頭
5頭
上物率100%
計
イ
出品牛
調教技術者の養成
全国和牛能力共進会への出品者等を対象に、県外
から講師を招き、牛の調教講習会を開催
ウ
巡回指導
※
出品牛の選定・指導チームにより、肥育部門の出
品候補牛に対する栄養指導を実施し、調教技術を向
上
※構成:三八、上北、下北地域県民局(地域農林水
産部、家保)、畜産研究所、県畜連、畜産農協、和
牛改良組合
エ
全国和牛能力共進会での県産和牛PR活動
大会の本県ブースにおいて、県基幹種雄牛のPR資材等を配布
【全国和牛能力共進会の県ブース】
- 44 -
【PR資材等の配布】
成 績
Ⅱ 安全・安心で優れた青森産品づくり
②酪農流通体制構築事業【継続】
・県産生乳の流通体制の強化及び県産牛乳・乳製品の消費拡大等のため検討委員会
を開催(3回)し、「生乳生産流通体制強化プラン」を策定
・県内産の乳用後継牛を確保するため、既存畜
舎の乳用育成牛飼育用施設への改修を支援
(6か所)
・県内で生産された乳用後継牛を県内で流通さ
せるため、青森県家畜市場で「乳用初妊牛あ
っせん会」を開催(3回)
【乳用初妊牛あっせん会】
(15)公共牧場の有効利用と自給飼料の増産による飼料自給率の向上
<畜産課>
①公共牧場や生産性が低下した草地等の整備による飼料自給率の向上と畜産担い手の
ための飼養施設の整備による畜産主産地の形成【継続】
・県内3地区(五戸地区、新生十和田地区、小川原地区)における畜産担い手総合
整備事業の実施
・整備内容:草地造成整備25.0ha、キャトルセンター、隔障物整備、堆肥舎付帯機械1
台、農機具6台ほか
【キャトルセンター】
【堆肥舎】
②公共牧場の機能強化や経営体質強化を図るため、地域公共牧場間での機能分担や作
業委託などの検討【継続】
・十和田市公共牧場再生協議会の支援
・構 成 員:十和田地域8公共牧場、十和田市、関係団体、北里大学
・検討内容:牧場の特徴に応じた機能分担(放牧・採草・人工授精等)とネットワ
ーク化、牛運搬等の作業委託
③飼料用米及び稲発酵粗飼料の作付拡大に対応した利用拡大の推進【継続】
・作付面積:飼料用米2,980ha(前年比85%)、稲発酵粗飼料253ha(〃111%)
・飼料用米の低コスト生産及び養豚用飼料としての給与実証【上北型飼料米利用シ
ステム確立事業(上北地域県民局重点事業)】
・飼料用稲の利用拡大及び水田を活用した立毛放牧の実証【西北らしい肉牛づくり
推進事業(西北地域県民局重点事業)】
- 45 -
Ⅱ 安全・安心で優れた青森産品づくり
(16)スギを中心とした県産材の利用促進
<林政課>
①県産原木やチップの振替輸送により震災復興に貢献【新規】(再掲)P 20
②地域の特色を生かした県産材の販売促進活動を実施【継続】
・アカマツの付加価値向上を図るため、構造材や内装材への活用事例集を用いた普
及活動を実施
③県産材の新たな用途の開発【新規】
・林業関係者や学識経験者、ホームセンターのバイヤーなどで組織する推進委員会
が、スギの住宅以外の用途開発を図るため検討を実施。今後エクステリア製品を
試作し、マーケット調査等を実施予定
・これまでキノコの栽培には利用されていなかった、スギ間伐材を利用したキノコ
の栽培を実証
【スギ材新商品試作品イメージ】
【スギ材へのキノコ植菌(風間浦村)】
(17)良質な木製品の安定供給に向け県産材の製材加工技術の確立
<林業研究所>
①スギ高信頼性横架材の開発【継続】
強度・乾燥等の性能・品質面から梁・桁等の横架材としてあまり使われていないス
ギで信頼性の高い横架材の製造技術開発を実施。
・強度性能調査
県産スギ横架材の製造を目的とした原木、生材、平角材の強度性能を調査。
丸太、製材(未乾燥)、製材(天然乾燥)、製材(人工乾燥)など製造工程の各
段階におけるヤング係数が、横架材として利用可能な材の選別に活用可能。
・横架材製造マニュアルの作成
平成23年度に作成した「青森県版スパン表」を県と連携して、建築士や工務店
に普及。
木材利用において不可欠な含水率管理について、高温セット乾燥技術を利用した
横架材断面内の含水率の分布を測定。材内部における含水率が高く、乾燥が不十
分なことを確認したので、適正な乾燥スケジュールモデルを開発中。
- 46 -
Ⅱ 安全・安心で優れた青森産品づくり
(18)ほ場整備を契機とした担い手への農地集積や多様な戦略作物生産への対応推進
<農村整備課>
①経営体育成基盤整備事業【継続】
・担い手への農地の利用集積を推進するため、
上小国地区などの12地区、890haでほ場
整備を実施した結果、新たに420haの農地
が集積
②農業体質強化基盤整備促進事業【新規】
・大豆等の戦略作物等の生産拡大の支障となって
いる排水不良等に対応するため、東北地区など
【RD工法による暗渠排水工
の10地区で、暗渠排水(231ha)等を緊急
(飯詰地区)】
的に整備
(19)地域の自主自立による農業生産基盤保全管理の推進
①農業生産基盤自立的保全管理促進事業【継続】
<農村整備課>
・末端農業水利施設の維持補修技術を普及するため、農地・水保全管理支払の活動
組織を対象とした研修会として、試験施工を三八、西北、上北県民局管内、3カ
所で実施
・試験施工の成果等をもとに、「暗渠排水の点検診断・再生工法の手引き」(仮称)
を作成し、土地改良区や農家等へ配布
【暗渠排水の再生工法に関する研修会を開催】
・土地改良区による事前積立制度を普及するため、6県民局毎に土地改良区職員を対象
にPRパンフレットを活用し、事前積立制度説明会及びアンケートを実施。さらに、
アンケート結果や特別賦課金の状況、及び、機能診断の実施状況を勘案して、県民
局が個別土地改良区に重点説明
・中南管内のモデル土地改良区では、理事会で事前積立の実施を決定し、本年度末の
通常総代会で議決、今後、組合員へ周知予定
- 47 -
Ⅱ 安全・安心で優れた青森産品づくり
【土地改良区による事前積立制度
パンフレット】
(20)高水温対策等ホタテガイ産業振興の推進
<水産振興課>
①適正養殖管理指導【継続】
・平成22年に高水温被害を受けた陸奥湾養殖ホタテガイについて、安定生産推進
のため、採苗速報(14回)及び養殖管理情報(7回)の発行、座談会(15
回)の開催により適正養殖管理指導を実施
・平成24年も平成22年に匹敵する高水温となったが、平成25年以降の出荷に
つながる稚貝を15億8千万枚確保(平年値約12億枚)
②高水温に対応したホタテガイ養殖技術の開発【継続】
・水温が高くなるほどエネルギーの消耗が激しくなり、最後はエネルギー不足でへ
い死すること等、高水温によるホタテガイのへい死メカニズムを解明
・養殖施設における漁場環境とホタテガイ成育状況のモニタリングやゴムにより波
浪の上下動の影響を抑制し、死亡率を低減する養殖施設の開発等を実施中
- 48 -
Ⅱ 安全・安心で優れた青森産品づくり
③陸奥湾における高水温発生予測技術の開発【継続】
・異常高水温発生のメカニズムとして、平成22年夏季はヤマセによる表層の冷却
効果がなかったこと及び継続的に高温の湾外水が上層から流入して下層まで水温
が上昇したことにより発生したこと、平成24年夏季は気温の上昇や日照時間の
増加で上層の水温が上昇したことを解明
・養殖漁場内の水温モニタリングや水温予測システムの開発等を実施中
【ゴムにより波浪の上下動の影響を抑制し、
【高水温耐性試験の様子】
死亡率を低減する養殖施設の模式図】
(21)つくり育てる漁業と資源管理型漁業の推進
<水産振興課>
つくり育てる漁業と資源管理型漁業の効果的な実施
①ヒラメ、サケ、サクラマスなどのつくり育てる漁業の推進【継続】
・ヒラメについては約228万尾の種苗放流を実施
・サケ、サクラマスは3月以降に種苗を放流予定
(放流予定数 サケ 1億3千万尾、サクラマス 30万尾)
・県栽培漁業推進協議会等で効果的・効率的な種苗放流の検討
・サケ12か所、サクラマス3か所のふ化場における飼育放流の技術指導
②ヒラメ、ナマコ、キアンコウ、陸奥湾のマダラなどの資源管理型漁業の推進
【継続】
・水産業普及指導員(15名)等による各種資源管理の取組を指導
・資源管理計画検討協議会(太平洋、陸奥湾、日本海、全体:各1回)等での効果
的・効率的な資源管理の検討
【サケふ化場の飼育技術指導】
【ヒラメ種苗放流
(サイフォン方式)】
- 49 -
【資源管理計画検討協議会】
Ⅱ 安全・安心で優れた青森産品づくり
(22)適切な管理による水産資源の維持・増大
<水産振興課>
TAC制度や資源管理・漁業所得補償対策の取組を推進
①TAC制度による漁獲管理【継続】
・関係漁協等(36ヶ所)から、スケトウダラ、マアジ、マイワシ、マサバ、ゴマ
サバ及びスルメイカについて、漁獲情報を収集し、国に報告
②資源管理・漁業所得補償対策の取組推進【継続】
・関係漁協(41漁協)に対する資源管理計画の取組を指導
・毎月1回、県資源管理協議会による資源管理計画の履行を確認
③イカ類の漁場形成予報手法の開発【継続】
・衛星データや気象変動要因を用いて、アカ
イカ漁場形成を予測するシミュレーション
モデルを作成し、アカイカ操業船に配信す
るとともに、試験船による予測シミュレー
ションの検証を実施
【試験船開運丸によるアカイカの釣獲試験】
【アカイカ好適漁場予測図】
濃淡はCPUE(釣機1台1時間当たりの
漁獲尾数)の範囲を表したもので、
色が濃いほど好適漁場を示す
- 50 -
Ⅱ 安全・安心で優れた青森産品づくり
(23)本県産ヒラメ、サバ、クロマグロ等の情報発信と新商品開発
<水産振興課>
①本県産のヒラメ、サバ、クロマグロ等のブランド化や情報発信及び新商品開発
【新規】
・地域特産水産物である青天ヒラメ(青森天然
ヒラメ)、キアンコウ等のブランド化の取組
を支援
・本県水産物の情報発信のために、青森おさか
な自慢情報発信協議会(3回)と作業部会
(4回)を開催し、データベースを作成
・深浦産クロマグロの消費拡大を目指した高品
質保持のための処理技術を開発
・八戸船凍サバの消費拡大のための刺身用一次
加工品を開発
【青天ヒラメの試食会】
- 51 -
【青森おさかな自慢情報発信協議会】
Ⅱ 安全・安心で優れた青森産品づくり
3 温暖化への対応や高品質化に向けた研究開発の推進
(1)GIS情報やリモートセンシングを活用した水稲の追肥診断技術の開発
<農林総合研究所>
①人工衛星や携帯電話のカメラ機能を活用した新しい追肥診断システム構築を目指
し、これに必要な個別技術の開発を実施【継続】
・植被率を指標とした生育診断基準の策定
水稲の植被率は生育との関係が深く植被率カメラで簡便に測定可能。これを
水稲の追肥診断に活用するため、「つがるロマン」の生育診断基準(案)を策定。
・人工衛星を利用した広域での生育量の推定
水稲植被率による追肥診断をGIS情報と人工衛星リモートセンシング技術を活用し、
広域的に、しかも圃場毎に行うことを検討した結果、幼穂形成期植被率の推定に
は更なる精度の向上が必要。
・人工衛星を利用した広域での土壌腐植含量の推定
地力に影響する土壌腐植含量の人工衛星リモートセンシングによる推定は、赤と
青の波長の組み合わせが有効。
(2)寒冷地での低コスト・省力技術の実証と植物工場に必要な技術の開発
①寒冷地型植物工場モデル総合実証事業【新規】
<農林総合研究所>
太陽光利用型の植物工場の普及に向けた課題を解決するため、これまでの研究をふ
まえた経営モデルの実証・展示、技術習得のための研修の実施、果菜類等高収益品目、
低コスト栽培技術やホテル等との安定的な取引などを検討。
<経営モデル実証・展示>
ア
葉菜類
品目:サラダホウレンソウ、コマツナ、リーフレタス、ミズナ、パセリ、イタ
リアンパセリ、サンチュ、ホワイトミニセロリ等
- 52 -
Ⅱ 安全・安心で優れた青森産品づくり
栽培期間:4月中旬~通年
販売実証:5月中旬からホテル(ホテル青森、弘前ニューキャッスル、ラ・プ
ラス青い森)に毎週生産物のサンプルを提供し、年間を通しての品
質、価格の評価を依頼中(価格は3月に協議予定)。
夏に入手困難なサラダホウレンソウを提供できること、品質の良さ
から、ホテルで高評価。
イ
果菜類
品目:イチゴ
期間:栽培4月下旬~11月
た
販売7月中旬~11月
け
販売実証:有限会社「太慶や」(弘前市、業務用イチゴ問屋)にサンプルを提
供。「なつあかり」は1,500円/㎏が販売価格の上限。平成25年度
は品種変更の予定。
○新作物高収益栽培技術実証
・夏秋イチゴは夏期高温により可販収量200㎏/aに止まった。
・夏秋イチゴの後作にイチゴの栽培シ
ステムをそのまま利用して、冬春ト
マトの低段密植試験を実施。
・12月上旬の定植で、収穫は3月下
旬~4月上旬の予定。
○植物工場技術経営モデル・実証展示に
よる研修生の受入れ
・9月から研修を開始。平成25年1
月現在で5名が3月までの予定で、
葉菜類の養液栽培技術、環境制御技術等を習得中。
(3)ナガイモえそモザイク病弱毒ウイルスの実用化実証試験【継続】<野菜研究所>
むかご子芋栽培体系に適したナガイモえそモザイク病弱毒ウイルス株のアブラムシ
による分離と選抜を実施。ナガイモには複数の遺伝的変異したウイルス株が感染して
いることが明らかになり、それらのウイルス遺伝的変異株とナガイモ品種の組合わせ
が病徴の発現に影響している可能性が判明。これらの遺伝子情報を、弱毒ウイルス選
抜のマーカーに活用予定。また、所内のナガイモ保存系統の中に、病徴発現しない系
統が数系統見いだされたことからウイルスフリー化を行い、ウイルス感受性を調査中。
【ナガイモえそモザイク病強毒ウイルスが感染し、様々な症状を示すナガイモ】
- 53 -
Ⅱ 安全・安心で優れた青森産品づくり
(4)無花粉スギの作出
<林業研究所>
①林業用優良品種の開発に関する研究【継続】
・他県産無花粉スギと本県産スギ精英樹(プラス木)の育成
無花粉スギ新大3号と本県産スギ精英樹の人工交配から作出した種子からF1苗
(幼苗)を育成。
・青森不稔1号と本県産スギ精英樹(プラス木)の育成
無花粉スギ青森不稔1号と本県産スギ精英樹の人工交配から作出した種子から
F1苗(幼苗)を育成。
・育成した無花粉スギの生長調査
平成21年5月に設置した無花粉スギ植栽試験地(92個体植栽-1個体枯死)
の生長形質(樹高、胸高直径、樹冠幅)に関する継続調査を実施。全体の平均樹
高333㎝(対前年比141%)、平均胸高直径17㎝(対前年比229%)、
平均樹冠幅171㎝(対前年比99%)だが、植栽後4年経過し個体間差が拡が
り、樹高4mを越す個体が13本出現。
・今後とも継続して生育が良好な系統を選抜する予定。
【無花粉スギ植栽試験地調査(平成24年11月)】
- 54 -
Ⅱ 安全・安心で優れた青森産品づくり
4 安全・安心を支える産地体制の強化
(1)「土づくりファーマー」のレベルアップ
①「あおもり土づくりの匠」の認定【新規】
<食の安全・安心推進課>
・高度な土づくりに意欲的に取り組む耕種農業者や高品質な堆肥を生産・供給し土
づくりを支える畜産農業者を「あおもり土づくりの匠」として11名認定
②総合土壌診断に基づいた適正施肥【継続】
・土壌診断処方箋作成や土壌診断に基づく現地指導事例などに係る研修会を開催し、
土づくりを指導できる指導員等を育成(研修会参加者83人)
・総合土壌診断の必要性を啓発し、JA全農あおもり土壌分析センターほかで約
10,000点(平成24年12月末現在)の土壌分析を実施
③良質堆肥の適正施用【継続】
・農業関係イベントで良質堆肥の展示会
や販売情報の提供を実施
・現地の堆肥センターにおいて堆肥活用に
係る研修会を開催し、堆肥の生産や活用
を指導できる指導員を育成
(研修会参加者37人)
【堆肥や稲わらに関する情報提供】
(2)土づくりシステムモデルの構築
<食の安全・安心推進課>
①地域性を生かした持続可能な土づくりシステムモデルの構築【新規】
・土づくりシステムモデル構築に向けた現状把握と課題の整理
・稲わら収集やすき込み、堆肥散布など地域で土づくりを支える作業組織の育成
②稲わらストックヤード等を活用した稲わらビジネスの推進【継続】
・県家畜市場へのストックヤードの開設や、地域の稲わら保管庫整備への支援など
により、稲わら有効活用のマッチングに取り組み、49件、1,581トンの商談が成立
(3)健康な土づくりを基本とした環境にやさしい農業の拡大 <食の安全・安心推進課>
①国の支援対策を活用した環境にやさしい農業の取組拡大【継続】
・14市町の566ヘクタールを対象に、有機農業の取組や化学肥料・化学合成農薬の5
割以上低減とセットで行うカバークロップの取組、りんごの交信攪乱剤を利用し
たIPM(総合的病害虫・雑草管理)の取組など地球温暖化防止や生物多様性保
全により効果の高い営農活動を支援
- 55 -
Ⅱ 安全・安心で優れた青森産品づくり
②環境にやさしい農業技術の普及拡大【継続】
・県内有機農業実践者との情報交換会の実施(2回開催、延べ81名参加)により、環
境にやさしい農業技術の普及を推進
③生産者の販売力のレベルアップを図る研修会の開催【継続】
・ネット販売における「環境にやさしい農業による農産物」の動向とネット販売の
基礎知識に関する研修会を開催
【有機農業等情報交換会(水稲・中泊町)】
(4)消費者等への情報発信の強化
<食の安全・安心推進課>
①県内外の消費者、流通業者を対象とした産地見学会等の実施【継続】
・健康な土づくりや環境にやさしい農業によって生産された農産物を消費者にPR
するため、首都圏及び県内の野菜ソムリエを対象とした「園地招待会」を、また
東京都内で「土づくりワークショップ」を開催
・関係機関との連携のもと、県外の量販店で開催された青森フェア等において、土
づくりや環境にやさしい農業により生産された農産物を消費者等にPR(岡山県、
群馬県ほか)
・県内の消費者や流通業者を対象に、環境にやさしい農業を実践する産地の見学会
を開催(2回、77名参加)し、消費者等の理解を促進
②県内の産地直売所、量販店等と連携したPR活動の実施【継続】
・環境にやさしい農業により生産された
県産農産物を取り扱う店舗を、「あお
もりエコ農産物販売協力店」(参加店
舗数43店舗)とし、当該協力店がエコ
農産物をPR販売するウィークを設定
するとともにその取組を県ホームペー
ジやリーフレットを通じ消費者等へ広
くPR
【あおもりエコ農産物販売協力店】
- 56 -
Ⅱ 安全・安心で優れた青森産品づくり
(5)消費者から信頼される安全・安心なシステムづくり
<食の安全・安心推進課>
①GAP手法等の導入推進【継続】
ア
GAP指導者の養成
・指導者養成現地研修会の開催
おいらせ農協ごぼう部会、津軽みらい農協いなかソフトフード組合の取組事例
を題材としたGAP手法導入研修を実施
・JGAP指導者基礎研修への派遣
日本GAP協会主催の指導者基礎研修へ普及指導員2名を派遣
イ
各産地のレベルに応じたGAP手法導入に対する支援
・青森県GAP手法導入推進連絡会議の開催
県(関係課、各県民局)、JA青森中央会及びJA全農あおもりを参集し、各
地域の取組状況に関する情報交換やGAP手法導入方策を検討
・JA全農あおもりと連携した「GAP手法導入マニュアル」の作成
②IPM(総合的病害虫・雑草管理)実践指標の活用促進【継続】
・IPM実践指標(水稲)に病害虫・雑草の写真を加えた冊子を作成
③米トレーサビリティ制度等の普及・啓発【継続】
ア
米穀事業者に対する巡回啓発・指導
588事業者に対する巡回啓発・指導を実施 (平成24年12月末現在)
イ
適正表示の普及を目的とした「米トレマスター」養成研修会を開催
・米穀等の提供・販売事業者を対象とした研修会
を県内3会場で開催し、研修受講者50人を「米ト
レマスター」として登録
・地域における模範的な飲食店等施設である「米
トレマスターのいるお店」44店舗を県ホームペー
ウ
ジで公開
米トレーサビリティ法相談窓口の運営
県庁及び地域県民局に米トレーサビリティ相談窓口
を開設し、相談等に対応
【米トレマスターフラッグ】
(6)県産品の信頼性を確保する食品表示の適正化と、消費者と生産者との相互理解を促
進するリスクコミュニケーションの推進
<食の安全・安心推進課>
①食品の適正表示を図るための指導体制と相談体制の強化【継続】
ア
JAS法に基づく青森県適正表示推進事業者の育成と、その取組を情報発信す
ることによる他の事業者への波及
・ 食品事業者におけるマネジメント体制構築をテーマとした研修会を開催
(3会場、111事業者・153人参加)
・「JAS法に基づく青森県適正表示推進事業者」を登録 (19事業者予定)
イ
食品表示適正化指導チームによる食品事業者巡回活動
- 57 -
Ⅱ 安全・安心で優れた青森産品づくり
607事業者に対する食品表示に関する濃密指導を実施(平成24年12月末現在)
ウ
要請研修講師派遣
18回、延べ574人に対する適正表示に向けた研修会(県主催のものを含む。)
を実施
エ 食品表示ウォッチャーによる事業者監視
(平成24年12月末現在)
公募した100人の食品表示ウォッチャーによって一般小売店の食品表示を監視
オ
食品表示110番運営
食品表示110番情報として受付した43件の事案に対して調査・指導等を実施
(平成24年12月末現在)
カ
食品表示相談の実施
事業者からの食品表示相談373件に対して適正表示に向け指導
(平成24年12月末現在)
②リスクコミュニケーションの推進【継続】
・国の関係省庁から講師を招き、「放射性物質と食の安全・安心」をテーマに生産
者及び消費者等を対象に意見交換会を開催したほか、県の出前トーク制度等を活
用して、県産農林水産物の安全性についてのリスクコミニケーションを実施
(平成24年12月末現在:15回、1,155人)
(7)農業共済加入促進による災害に強い経営体制の確立
<団体経営改善課>
①果樹共済への加入促進【継続】
・果樹共済については、りんご経営のセーフティネットとして重要な役割を果たし
ているという共通認識のもと、農業共済組合ごとに設置されている「地域果樹
共済加入促進協議会」(以下、地域協議会という。)を中心に、県、市町村、農
協など関係機関が連携し、りんご生産者に対する加入の働きかけを実施
・加入率は、年々着実に上昇し、平成24年産は39.6パーセントと、当初目標
としていた50パーセントには届かなかったものの、平成に入ってからは最も高
い状況
・24年度は、25年産加入に向けて、県農業共済組合連合会と連携し、地域協議
会に活動方針(加入促進強化期間の設定による集中的啓発や未加入者個々の状況
に応じた推進活動など)を提示するなど、地域協議会の活動がより効果的な取組
となるように支援したほか、新聞やラジオ、ホームページなどを活用した生産者
に対する加入の働きかけなどを実施
②農作物・畑作物・家畜・園芸施設共済への加入促進【継続】
・各地域県民局毎に、普及指導員等を対象とした「農業共済勉強会」(延べ100
名参加)を開催し、生産者への普及指導等を通じた加入の働きかけを実施
・各農業共済組合の加入促進活動を随時確認しながら、活動状況に応じた指導を行
ったほか、ラジオなどを活用した生産者に対する加入の働きかけなどを実施
- 58 -
Ⅱ 安全・安心で優れた青森産品づくり
果樹共済の加入率(%)
42
40
38
36
36.5
34
32
30
37.6
38.3
H22
H23
39.6
33.3
H20
H21
H24
【農業共済勉強会(東青地域県民局)の様子】
(8)漁業経営基盤の確立
①金融制度資金活用による漁業経営基盤の強化【継続】
<水産振興課>
・平成24年度は、平成23年3月に発生した東日本大震災による被災漁業者の経
営再建のため、金融制度資金の活用及び無保証人型漁業融資促進事業の活用を推進
・漁業近代化資金は127百万円の融資見込み(平成25年1月31日現在)
②漁業共済加入の推進【継続】
・県と県漁業共済組合が協力し加入促進にあたった結果、新規契約や契約割合アッ
プにより共済金額が約936百万円増加
③有害生物による漁業被害対策【継続】
・大型クラゲの出現状況の把握や駆除体制を整備
・トドの出現状況の把握や5漁協による採捕体制を整備
(9)輸出りんごの信頼確保に向けた産地対策の強化
<りんご果樹課>
①植物検疫・残留農薬対策【新規】
・台湾における植物検疫において規制されているモモシンクイガ寄生果実等の排除
と残留農薬対策の周知を図るため、選果こん包登録施設者(91施設)と関係団
体に対し研修会を開催(平成24年5月11日、6月29日、10月17日)
・台湾における残留農薬基準の設定状況を県ホームページに掲載(随時更新)
②品質向上対策【継続】
・輸出りんごの炭酸ガス障害発生防止に向け、選果こん包登録施設者(91施設)
と関係団体に対し研修会の開催及び周知用チラシの作成・配布(平成24年9月
13日、10月17日)
- 59 -
Ⅱ 安全・安心で優れた青森産品づくり
③情報収集及び要請活動【継続】
・農林水産省と情報を共有するとともに、本県で
使用され、かつ台湾において残留農薬基準が未
設定である農薬について、早期に基準値を設定
してもらえるよう台湾行政院衛生署及び農業委
員会に対し要請活動を実施(平成24年12月
17日)
【台湾行政院衛生署食品薬物管理局
での活動状況】
(10)「青森県りんご経営安定対策」の実施
<りんご果樹課>
①緊急需給調整特別対策(国庫事業)【継続】
・りんごの市場価格が低下した場合又は価格低下が確実に見込まれる場合、市場出
荷分の一部を加工に仕向け価格の浮揚を図る目的で平成23年度に基金造成済み
<対象数量1,380トン、県の基金造成額11,730千円>
②りんご緊急需給調整対策(県単独事業) 【継続】
・12月末の産地在庫が一定量を上回った場合や、予想外の事態により価格が低下す
ると想定される場合、国の緊急需給調整特別対策に引き続き、市場出荷用りんご
のうち一定数量を加工又は輸出に仕向け価格の浮揚を図る目的で平成23年度に
基金造成済み
<対象数量5,500トン、県の基金造成額38,500千円>
③りんご経営安定対策(県単独事業) 【継続】
・9月から翌年5月までの消費地市場価格が所定の水準を下回った場合に生産者に
補てん金を支払い、経営の安定化を図る目的で、平成23年度に県、市町村、生
産者で基金造成済み
<加入者2,164人、加入面積283,720a、県の基金造成額
268,115千円>
販売開始
堅調販売
価格浮揚
生産者の
経営安定
価格浮揚
価格低迷
9月~1月
価格低迷
2月~3月
緊急需給調整特別対策(国庫)
りんご緊急需給調整対策(県単)
- 60 -
価格低迷
りんご経営安定対策(県単)
Ⅱ 安全・安心で優れた青森産品づくり
(11)土づくりを意識した家畜排せつ物の利用促進による資源循環型農業の推進【継続】
<畜産課>
①良質たい肥の生産及び耕種農家との連携による資源循環型農業の推進【継続】
ア
畜産環境アドバイザー等による処理施設の設計や適正管理の指導
・実施件数:9件(酪農5・肉用牛4)
・実施内容:たい肥調整保管施設9棟
イ
日本一健康な土づくり運動と連携したたい肥品評会等を活用した良質たい肥生
産情報の提供や広域流通等による資源循環型農業の推進
「あおもり堆きゅう肥展示会2012」
〔みちのくクボタ展示・販売会での併催(県畜産協会共催)〕
開催年月日:平成24年6月20日~24日 出品件数:28件
ほか6回開催
【強制発酵処理施設】
ウ
【たい肥展示会】
家畜排せつ物を利用したサイレージ用とうもろこしの作付拡大による資源循環
型農業の推進
(12)高病原性鳥インフルエンザ・口蹄疫等家畜伝染病防疫対策の推進
<畜産課>
①飼養衛生管理基準順守の周知徹底【継続】
・毎週月曜日を「家畜衛生点検日」と定め、家畜飼養者による定期的な飼養衛生管
理の点検の励行を指導
・家畜伝染病予防法改正(平成23年4月改正)に伴い義務化された家畜所有者に
よる飼養衛生管理基準の順守状況の定期報告について、県独自の様式により報告
の簡便化を図るとともに、各地域において市町村・関係団体等と連携して家畜所
有者への周知徹底の推進
また、定期報告の結果に基づく巡回指導の実施
(注)【飼養衛生管理基準】
家畜伝染病予防法第12条の3に規定される、家畜の所有者が最低限守るべき衛生基準。
②国内有数の養豚・養鶏地域を背景とした重要家畜伝染病対策の継続的な推進
【継続】
・庁内情報連絡会議(4月)を開催し、本病発生時の庁内関係各課の役割や情報連
- 61 -
Ⅱ 安全・安心で優れた青森産品づくり
絡体制等の整備を図るとともに、本病に係る特定家畜伝染病防疫指針の改正に伴
う防疫措置の変更を確認
・発生時の庁内動員予定者を対象とした防疫実動演習(12月20日、108人参
加)の開催により、発生時の防疫作業の流れや、防疫服の着脱方法等についての
演習を実施、各地域県民局においても演習を開催し、地域での防疫体制を強化
【防疫実動演習】
(13)農林水産物の安定供給を確保する高度な衛生管理体制づくりの強化
<漁港漁場整備課>
①水産物荷さばき施設等衛生高度化推進事業【継続】
・県内の水産物荷さばき施設等の衛生高度化を推進するため、漁業者等を対象とし
た生産段階における衛生管理の推進に関する講習会を2カ所で実施
・施設の衛生高度化と販売体制の強化に取り組むモデル地区を4地区選定し、先進
地調査、研修参加、販路開拓等の活動を支援
・「水産物荷さばき施設等衛生高度化推進協議会」を組織し、モデル地区における
衛生管理状況の自己診断の結果等を踏まえ、水産物荷さばき施設等の衛生高度化
を推進するための「水産物荷さばき施設等衛生管理推進マニュアル」作成に向け
た検討を実施(現在、策定作業中)
【水産物荷さばき施設等の衛生管理
に関する講習会(むつ会場)】
- 62 -
Ⅲ 山・川・海をつなぐ「水循環システム」の再生・保全
Ⅲ 山・川・海をつなぐ「水循環システム」の再生・保全
Ⅲ 山・川・海をつなぐ「水循環システム」の再生・保全
1 農林水産業の基礎となる「安全・安心な水資源」の確保
(1)各流域における生産段階から流通販売段階までの住民や関係者が連携した「きれい
な水」の確保やそれを活用した農林水産業の強化、生産された一次産品を活用した食
品製造業の振興を加速化
<農林水産政策課>
①きれいな水が育む「あおもり食産業」推進事業【継続】
・流域のイメージアップによる収益性向上に
向けて、生産基盤の整備や生産、加工、販
売の各分野が連携し、全ての段階で環境に
配慮したストーリー性のある商品づくりを
進めるため、県内2地区でのプランづくり
とプランに基づく実践を支援
【開発商品の一例】
【流域プラン】
・きれいな水循環フォーラムを開催し、茨城県霞ヶ浦での先進的な取組に関する基
調講演やパネルディスカッションを通じて、参加者間で水資源の大切さを共有し、
取組に対する意識の高揚を図った。
【きれいな水循環フォーラムの様子】
- 63 -
Ⅲ 山・川・海をつなぐ「水循環システム」の再生・保全
(2)低コスト間伐の推進
<林政課>
①青い森づくりモデル団地支援事業【新規】
森林組合が主体となり、施業地の団地化と高密度路網の整備を推進することによ
り、間伐の低コスト化を図り、所有者負担の軽減と森林整備意欲を向上させると
ともに、原木の安定供給及び地域の木材産業の振興を図る
【主な実施内容】
県は、森林組合が行う団地設定に際し、先進地視察や路網配置についての講習
会に講師を派遣
○中南地域(黒石市、平川市)、三八地域(新郷村)、上北地域(十和田市)、
下北地域(東通村)において、施業地の団地化と高密度路網の整備に向けた森
林所有者情報の取りまとめや森林所有者の同意取得等を行い、路網整備、間伐
の計画を策定
【路網配置等の研修の様子】
【団地化された施業地】
(3)森林二酸化炭素吸収対策の推進
<林政課>
①京都議定書に基づく、森林による二酸化炭素吸収量の達成に向けた間伐のさらなる
推進【継続】
・平成24年度間伐実施見込み面積
6,660ha
(4)水資源の供給はもとより、公益的機能の維持・増進のため、林業者、漁業者をはじ
め県民参加による「きれいな水を育む緑豊かな森づくり」の推進
<林政課>
①森林カーボン・オフセット確立事業【継続】
ア
青い森カーボン・オフセット普及推進事業
・クレジット化したCO2 吸収量を企業等に販売するとともに、新たに発生する吸
収量のクレジット化と販売
・販売実績:青森銀行、みちのく銀行、青い森信用金庫、カルビーなど7企業に
247t-CO2、約3,890千円を販売(平成25年1月28日現在)
イ
青い森の町内会PR活動事業
・「青い森の町内会」システムの普及に向けて、企業等へのPR活動を実施
- 64 -
Ⅲ 山・川・海をつなぐ「水循環システム」の再生・保全
②森林病害虫被害の総合的な防除対策【継続】
松くい虫やナラ枯れ被害を未然に防止するため、次の対策を実施
・監視体制等の被害防止対策を強化
・感染源となる衰弱木等の除去
・県防災ヘリコプターによる上空探査や空中写真による異常木の監視を強化
・森林病害虫の生息調査の実施
・県ホームページ、広報番組などを通じた情報提供や異常木の通報の呼びかけ
・森林病害虫被害に関する研修会の開催
(5)水源地域にある森林の保全・管理の重要性、必要性等に関する理解促進
<農村整備課>
①小学生や地域住民を対象としたイベント、パンフレット配布やパネル展示による広
報活動の実施により、農業用水と水源林の関わりについて理解を促進【継続】
・農業用水と水源林の関わりについて理解を深めるため、農業用水水源地域保全対
策事業を実施し、流域内の水の恩恵を受けている農業者や住民を対象に、水源地
域にある森の保全・管理の重要性、必要性について普及活動を実施
【主な実施内容】
ア
岩木川土地改良区連合(弘前市)
・弘前市内の小学生を対象に、白神山地を水源地
とする津軽ダム、頭首工、隧道を巡り、導水路
での魚のつかみどりを行い、大自然の恵みと水
源林で涵養された農業用水等の重要性について
理解を深めた。
イ
【津軽ダムから上流水源地域を見学】
水土里ネット十和田(十和田市)
・十和田市内の小学生を対象に、地域の頭首工や
木材工場の見学・体験学習を実施。特に水源林
の保全には間伐材の利用促進が重要であること
を知ってもらうため、木が木材に加工されてい
くプロセスの見学や加工された木材を使った製
品づくりを体験し、森林の役割を学習
ウ
【間伐材を活用した体験学習】
水土里ネット屏風山(つがる市)
・つがる市在住の親子を対象に、水源である白神
山地からため池、機場等を辿り、最後に水土里
ネット屏風山の受益地で長芋収穫体験を行うこ
とで、水源林と自分達が食べている農作物の関
わりを体で感じてもらう体験型学習会を開催し
た。
【長芋収穫体験を通じた普及活動】
- 65 -
Ⅲ 山・川・海をつなぐ「水循環システム」の再生・保全
(6)大型海藻の増養殖や藻場づくり、魚礁・漁場の再生を通じ、豊かな水産資源を育む
豊饒の海づくり
<漁港漁場整備課>
①陸奥湾のほたてがいを守りなまこと魚を増やす協働事業【新規】
ホタテガイ貝殻の敷設とアマモ場の造成によるホタテガイ養殖環境の改善とナマコ、
カレイ、ウズメバル等の水産資源増大効果を検証するために、陸奥湾の5市町地先の
ホタテガイ貝殻敷設場及び野辺地地先のアマモ種苗移植場で生物及び水質等を調査。
貝殻敷設場では多量の稚ナマコ発生を確認。
【ホタテガイ貝殻敷設場での調査風景】
【ホタテガイ貝殻敷設場に発生着した稚ナマコ】
②緊急やりいか増殖場機能回復事業【新規】
近年、漁獲量が著しく減少しているヤリイカ資源について、増殖場の機能回復によ
る資源回復、漁業所得向上を目指し、緊急的にヤリイカ増殖場の実態把握と機能回復
技術を確立・普及
ヤリイカの卵
【ヤリイカ増殖場の状況】
(左:産卵礁に産み付けられたヤリイカの卵嚢、右:ホヤ等が付着した産卵礁)
- 66 -
Ⅲ 山・川・海をつなぐ「水循環システム」の再生・保全
2
豊かな地域資源を未来に引き継ぐ環境公共の推進
(1)「環境公共」の更なる推進と定着
<農村整備課・畜産課・林政課・漁港漁場整備課>
①制度研究【継続】
・農山漁村地域整備交付金等の効果促進事業を有効活用し、県内25地区において地
区環境公共推進協議会の運営などを支援
・きれいな水を育む「あおもり食産業」推進事業により2団体を選定し、地域の活
性化に向けた具体的な取組を支援
②人財の活用【継続】
・平成24年度の「環境公共」の取組方針に基づき、コンシェルジュ、プロフェッ
ショナルの環境公共調整会議や現地研修会等への積極的な参加を促進(延べ91
名)
③情報の発信【継続】
・県内各地で開催されるイベントにおいて「環境公共」の取組を紹介したほか、
「環境公共」の取組について報道機関へ投げ込みなどを行った結果、新聞、テレ
ビ、市町村広報誌により、「環境公共」の取組が計24回紹介
・平成24年度の環境公共の取組方針に基づき、地区環境公共推進協議会等の取組
について環境公共学会ホームページを活用して情報発信した結果、ブログのアク
セス数が延べ21,200件を達成
・「環境公共」の推進に資する新技術として開発・検証した「土壌硬化剤利用畦溝
畔」などの技術を、ふるさと水と土基金事業を活用した活動主体などへ普及させ
るための研修会をNPO法人あおもりふるさと再生機構へ委託のうえ開催
【「青森の農業農村整備事業を推進する
集い2012」にパネリストとして参加した
環境公共学会世永会長】
- 67 -
【環境公共コンシェルジュによる小学校教諭
への「環境公共」の取組紹介】
Ⅲ 山・川・海をつなぐ「水循環システム」の再生・保全
④基盤の強化【継続】
・報道関係者を対象とした、「環境公共」を支える技術に関する情報提供・視察会
を開催した結果、7社が参加し、後日、テレビや新聞で紹介
【「土壌硬化剤利用畦溝畔」の視察状況】
【「地下かんがいシステム」視察状況】
【「丸太伏工」の視察状況】
【「ホンダワラ藻場造成」の説明状況】
・「環境公共」を支える技術に関するリーフレットを作成し、県内で「環境公共」
に取り組む様々な活動組織に配布
・「環境公共」の推進に資する新技術として開発・検証した「土壌硬化剤利用溝畦
畔」や「植生水路(促進剤吹付タイプ)」などの技術を、ふるさと水と土基金事
業や農地・水保全管理交付金等を活用し、地域共同による農地・農業用施設等の
保全や地域環境の保全向上に取り組んでいる活動組織等へ普及促進を図るととも
に具体的な対処のための技術力向上を図るための研修会を開催
・深浦町追良瀬地区において、木炭及びホタテガイ貝殻を利用した水質保全構造物
マニュアルを参考に、水源地として地元が利用している渓流に水質保全対策施設
を施工
・昨年度に青森漁港及び横浜漁港において、漁港周辺の海域環境の改善及び水産資
源の増大を目的として、ホタテガイ貝殻を敷設しスゲアマモの種苗を移植したそ
の後の状況を、藻場づくりに取り組むNPOや地元漁協との協働によりモニタリ
ングした結果、スゲアマモの繁殖や稚ナマコの発生を確認
- 68 -
Ⅲ 山・川・海をつなぐ「水循環システム」の再生・保全
・鰺ヶ沢町及び深浦町の沿岸域にコンクリート製のブロックを設置し、ウスメバル
稚魚の育成場やハタハタの産卵場となるホンダワラ藻場を造成した。モニタリン
グの結果、ホンダワラ藻場にハタハタの卵塊が確認された。
【ホンダワラ藻場で確認されたハタハタの卵塊】
(2)各地区における「環境公共」への取組の強化
<農村整備課・畜産課・林政課・漁港漁場整備課>
①「水循環システムの再生・保全」や「農家の収益力アップ」、「農林水産物のブラ
ンドづくり」に取り組む10のモデル地区において、ロードマップに基づいた取組を
着実に推進し、環境公共通信等で積極的に情報を発信【継続】
②「攻めの農林水産業」推進大会において、北三沢地区、菖蒲谷地地区、第2鯵ヶ沢
地区などの「環境公共モデル地区」の取組を紹介したパネルを展示し、「環境公
共」の取組が「農林水産物のブランドづくり」や「農家の収益力アップ」につなが
ることを一般県民に広く周知【継続】
③「地域経営」と連携した取組
・青森市、外ヶ浜町、三沢市及び五戸町の「地域経営担い手育成5カ年計画」に、
地域経営体ビジョンを実現する具体的な取組としてほ場整備事業が位置付け
・ほ場整備事業を契機とした地域営農の将来像として、地元協議会が作成する「地
域営農ビジョン」にも地域農業の具体的な基本方向として「地域経営担い手育成
5カ年計画」を位置付け【継続】
④林政版「環境公共アクションプラン」に沿った取組
・荒廃森林の整備を目的とした治山事業の実施を契機とし、「苗代川目地区水源の
里保全と整備を考える会」での活動が始まり、地域住民や小学校合同によるヒバ
の記念植樹を行うなど、地域連携による取組を実施【継続】
- 69 -
Ⅲ 山・川・海をつなぐ「水循環システム」の再生・保全
(3)安定的な農業用水供給機能等の確保
<農村整備課>
①基幹的農業水利施設の長寿命化対策【継続】
・「安全・安心な水資源」を確保するため、17施設の農業水利施設(頭首工8施
設、水路9施設)において、機能診断を実施し、これに基づく機能保全計画を策
定
・平成21年度から平成25年度を実施期間とする「事業実施方針」に基づき、施設を
管理する土地改良区に対し、対策が必要な時期や対策に要する経費を提示し、適
切な保全・管理による施設の長寿命化を促進
②農地・水保全管理支払交付金【継続】
・農村協働力を活かした農村の地域資源の保全管理を推進するため、「農地・水保
全管理支払交付金」(農地・水・環境保全向上対策から名称変更)のうち共同活
動支援により、29市町村、363地区、34,874haを対象に、農地・農業用水等の資源
や農村環境を守り質を高める地域共同の取組を支援
・「農地・水保全管理支払交付金」のうち向上活動支援では、10市町村、33組織、
1,355haを対象に、これまでの日常の保全管理活動に加え、老朽化した農業用水利
施設の補修・更新などを行う集落及び活動組織に対し支援
・地域ぐるみの効果の高い共同活動が、将来、自立的に地域に定着することを誘導
するため、活動組織の体制整備づくりを推進
ア
活動状況
・水路、農道等の資源の基礎的な保全管理活動を行う基礎活動や生物多様性保全、
景観形成などの農村環境保全活動のほか、老朽化した農業用水利施設の補修・
更新などを行う向上活動を実施
【水路の保全管理活動(五所川原市)】
イ
【素掘り水路の更新(七戸町)】
特徴的な取組事例
・広域エリアで複数集落から構成する農地・水・環境保全組織(200ha以上)での
集落共同による効果的な施設保全活動や多様な主体による農村環境保全活動の
取組を実施
- 70 -
Ⅲ 山・川・海をつなぐ「水循環システム」の再生・保全
○環保木造(つがる市)
高齢化などにより農業後継者不足が懸念される活動組織と、混住化の進展によ
り非農家率の高い活動組織が合併し、相互の施設を共同で保全することで、効率
的な保全活動を実現
○西田沢みどりの会(青森市)
非農業者団体である子供育成会や西田沢婦人部が、それぞれの得意分野を生か
しつつ、農業者と共同で農村環境保全活動に参加することにより、地域内交流が
活性化し、さらに非農業者に対して農業用施設が地域全体の大切な資源であると
いう認識を醸成
【中学生との協働による植栽活動
【3集落共同による水路の目地補修
(つがる市)】
(4)県産材の利用促進
(青森市)】
<林政課>
①産業振興の強化【継続】
・水源林からの土砂流出防止を図るための
間伐材による丸太柵工の整備や、保水力
の高い豊かな森づくりのため、ヒバなど
郷土樹種の植栽による複層林整備
【丸太柵工による土砂流出防止】
- 71 -
Ⅳ 農山漁村を支える多様な経営体の育成
Ⅳ 農山漁村を支える多様な経営体の育成
Ⅳ 農山漁村を支える多様な経営体の育成
1 意欲あふれる人材の育成
(1)農業情勢の激しい変化に対応しうる多様な経営体の育成・確保
<構造政策課>
①将来の地域経営を担う若手農業トップランナーの塾生間ネットワークを活かした、
新たな事業展開による共同経営、法人経営等の意識の啓発【継続】
・起業を成功させるための知恵とネットワークの発
展に向けた、農業ビジネスセミナーを開催
・県内在住の若手・中堅経営者を対象とした「あお
もり立志挑戦塾」との連携により、若手農家の産
直市「あおもりマルシェ」を企画・運営
(計4回)
【マルシェでのトップランナー塾生】
②集落営農ネットワーク協議会を母体とした集落営農企業化人財の養成【新規】
ア
「青森県集落営農ネットワーク協議会」を母体とした、先行モデルの取組成果
の波及
・「集落営農サポーター」として委嘱された先進的集落営農法人のリーダー
(10名)による個別相談の実施
イ
1組織複数名のリーダー育成による、集落営農組織の経営力、組織力、人財力
の向上
・集落営農組織の次世代を担うリーダー候補者を主体に、組織が抱える経営の多
角化などの課題解決に向けた専門部門研修を開催
対
象 集落営農組織のリーダー候補者
研修内容 労務管理と人材育成
6次産業化
国や県の最新の施策・制度(4回)
【集落リーダーによる個別相談】
- 72 -
【集落営農ステップアップ研修会】
Ⅳ 農山漁村を支える多様な経営体の育成
③青年就農給付金と連動した新規就農サポート
【新規】
・青年就農給付金(準備型)の研修先として
24農業法人等を認定し、57名が研修を実施
・就農相談窓口の各地域県民局等において、青
年就農給付金をはじめとする制度の周知と就
農計画の作成支援により、新規就農をサポー
ト
【研修先との打合せ】
④営農大学校における高度な農業経営者教育による、多様な人財の育成・確保
【新規】
・6次産業化や情報化社会に対応できる人材育成のため、授業科目の新設のほか、
高度な農業経営者教育機関や農業法人への学生・教員派遣研修を実施
・八戸大学との教員の相互派遣や学生の3年次編入(1名)など、教育連携による
取組を強化
<成果・実績等>
①若手農業トップランナー塾生数 22組
②集落営農企業化人財育成研修参加数 延べ96組織
③青年就農給付金交付者数 準備型57名、経営開始型255名(H25年1月見込み)
(2)本県の林業を支える林業技術者の育成と確保
①
<林政課>
林業に従事している若年者を対象とした専門知識や技術を習得させるための基幹
林業作業士養成研修の実施【継続】
・
基幹林業作業士養成研修(54日間)を実施して、修了者を青森県基幹林業作
業士として認定し、地域の森林整備の中核的な役割を担える林業技術者を13名
育成
【チェーンソーによる伐倒研修
(県内初の女性基幹林業作業士)】
- 73 -
Ⅳ 農山漁村を支える多様な経営体の育成
(3)漁業就業者の減少に対応した新規就業者の育成、確保対策
<水産振興課>
①新規漁業就業者の育成・確保【継続】
・漁業の基礎的な知識、技術を身につけるため、6名の短期研修(賓陽塾)を(地
独)産業技術センター水産総合研究所にて実施
・東通村、平内町にて出前講座を実施
海難防止講習
【海難防止講習】
【開講式】
②漁村経営者の啓発・育成【継続】
・漁村の地域力向上を図るため、意欲ある漁業者や漁協職員から公募した塾生を対
象に浜のマネージャー塾を平成23年度に開講(平成24年度塾生21名)
・平成24年度は経営能力向上研修3回(青森市)、地域巡回研修3回(深浦町、
八戸市、青森市)、ステップアップ実習(根室視察研修、ぜ~んぶあおもり大農
林水産祭出展)を実施
【浜のマネージャー塾の研修風景①】
- 74 -
【浜のマネージャー塾の研修風景②】
Ⅳ 農山漁村を支える多様な経営体の育成
2 人口減少社会を見据えた地域経営システムの推進
(1)農山漁村の地域経営を担う地域の人財育成の推進とサポート体制の整備
<構造政策課>
①将来の農山漁村の地域経営を支える人財育成に向け、地域自らが地域の担い手を
育成する仕組みづくりの支援【新規】
・各県民局に「地域経営」推進チームを設置し、市町村の地域経営担い手育成5カ
年計画の作成を支援
・県民局において、各市町村に設置された「担い手育成マネジメント部会」に参画
し、地域の取組の検討など市町村や組織等との協働活動を実施
<取組事例>
②農業経営アドバイザー(普及指導員)や6次産業化サポートセンターの指導・助言
による、法人化や6次産業化の誘導【新規】
・県と青森県農業法人協会との共催による、農業法人経営力向上研修会を開催
・青森県6次産業化サポートセンター((地独)青森県産業技術センター内)が、研修
会の開催やプランナーの派遣等により、6次産業化に向けた計画づくりから事業
展開までを支援
- 75 -
Ⅳ 農山漁村を支える多様な経営体の育成
③多様な主体を結びつけ、連携・協働を働きかけるなどのネットワーク形成力を持ち、
地域経営をマネジメントできる地域経営マネージャーの養成【新規】
・地域のキーパーソン等を対象に、「地域経営」のスキルアップを図る「農山漁村
『地域経営』マネジメント研修」を開催
対
象 市町村担い手育成総合支援協議会員
地域のキーパーソン 等
研修内容 「地域経営」の取組強化に向けた意識付け
【マネジメント研修】
連携・協働の場づくりのノウハウ等(5回)
④県内外の先進的経営者、専門家等の人財情報や取組事例等、地域経営を担う人財育
成情報の一元管理のためのサポートバンクの整備【新規】
・各市町村の「地域経営」の取組を県民に広
く「見える化」するとともに、その取組を
支援する各種情報を一元管理する「農山漁
村『地域経営』サポートサイト」を開設
【県HP上のサポートサイト】
<成果・実績等>
①「地域経営担い手育成5カ年計画」の作成
40市町村
② 農業経営アドバイザー資格取得者数
4名、H22以降 計11名
③ 六次産業化法に基づく事業計画の認定数
11件(10月末現在)、H23以降 計32件
④ 青森県農山漁村「地域経営」人財ネット登録者数 36名(H25年1月)
- 76 -
Ⅳ 農山漁村を支える多様な経営体の育成
(2)担い手への農地集積の促進と耕作放棄地解消の推進
<構造政策課>
①担い手を明確化した「人・農地プラン」に基づく農地集積の促進【新規】
ア
集落での話し合いに基づいた地域の中心となる経営体の明確化と、そこへの農
地の集積や地域農業のあり方等を定めた「人・農地プラン」の作成
・地域県民局毎に推進チームの設置や、市町村担当の
配置など、市町村の「人・農地プラン」作成の取組
を支援
・各市町村のプラン検討会に出席し、プラン原案に対
する助言、指導を実施
イ
【集落座談会の様子】
「人・農地プラン」を活用した、ほ場整備事業等に
よる農地集積の促進
・「人・農地プラン」作成に向け市町村が実施したアンケート調査に、ほ場整備
を通じた農地集積についての設問を追加
・ほ場整備に関心が高い集落では、「人・農地プラン」の集落座談会の場などを
活用して、事業制度の紹介を行うとともに、要望を把握
ウ
農地の受け手支援である「戸別所得補償」規模拡大加算、出し手支援である
「戸別所得補償経営安定推進事業」農地集積協力金の活用による農地集積促進
・市町村や土地改良区、集落営農代表者等に対
し、農地集積協力金等について情
報を提供
・「人・農地プラン」の実現に向け、規模拡大
加算や農地集積協力金等により、地域の中心
となる経営体への農地集積を支援
【農地集積のイメージ】
エ
「農地利用集積円滑化団体」と農地保有合理化法人である「あおもり農林業
支援センター」との連携強化による支援体制の充実
・市町村、あおもり農林業支援センターに対し、農地利用集積円滑化事業、戸別
所得補償制度の規模拡大加算等について情報を提供
・あおもり農林業支援センターによる、農地利用集積円滑化団体への利用権設定
等の助言や農地情報の共有等による連携の強化
<成果・実績等>
① 人・農地プラン策定
②
③
④
⑤
17市町村、104地区(H25.1)
ほ場整備の事業制度等の紹介 東青8地区、三八2地区、上北2地区、中南1地区(予定含)
農地集積協力金交付対象農地
127ha(H25.3 見込み)
戸別所得補償の規模拡大加算による集積 184ha(H24.12)
農地保有合理化事業による集積
81ha(H24.11)
- 77 -
Ⅳ 農山漁村を支える多様な経営体の育成
②耕作放棄地の発生防止・解消の促進【継続】
ア 「耕作放棄地全体調査」結果を踏まえた、計画的な耕作放棄地解消の推進
・市町村、農業委員会と連携し、耕作放棄地対策説明会や事業活用に向けた相談活
動を実施
・地域の農業者で構成し、耕作放棄地の発生抑
止等の取組を進める「農地活用支援隊」の結
成について、農業委員会、市町村を誘導
【再生前の耕作放棄地】
イ
耕作放棄地情報のホームページ掲載による有効活用の推進
・青森県担い手育成総合支援協議会の
ホームページに、活用可能な耕作放
棄地の情報を1筆単位で掲載
(約4,260ha、23,000筆)
・各地域県民局等に設置した相談窓口
での耕作放棄地情報の提供
【HP上の耕作放棄地情報】
ウ
耕作放棄地情報を活用した農地所有者と受け手のマッチングや「耕作放棄地再生利
用緊急対策交付金」等の活用による解消の促進
・耕作放棄地対策の円滑な実施に
向けた、制度や事業内容の説明
会の開催
・農地の受け手が集まる会議等に
おいて、耕作放棄地情報を提供
【再生作業】
し、マッチングを実施
【再生農地の利用状況】
・交付金を活用した耕作放棄地の再生による担い手農家の規模拡大に加え、東日本
大震災被災農家の営農再開に向けた取組に活用
エ
「中山間地域等直接支払制度」の協定活動の促進等に
よる、耕作放棄地の発生防止
・条件不利地域での地域住民による農業生産活動などを
支援し、耕作放棄地の発生を防止
【協定に基づく環境整備】
<実績等>
① 耕作放棄地所有者と受け手のマッチング
② 耕作放棄地再生利用緊急対策による解消
被災者営農継続支援耕作放棄地活用事業による解消
③ 中山間地域等直接支払制度の協定活動
※ 参考:県内の耕作放棄地面積
相談115件、成立10件(6.1ha)
17市町村 32ha 計44ha(見込み)
2市町村 12ha
596地区 約11,300ha
7,645ha(H23年度)
- 78 -
Ⅳ 農山漁村を支える多様な経営体の育成
(3)企業による農業・農村支援活動を活用した農村地域の活性化
<構造政策課>
①ホームページ等を活用した企業と受入農家等の連携支援【新規】
・「あおもり農業・農村支援活動ホームページ」運用による、支援活動を希望する企
業と受入先となる農山村地域の要望等のマッチング
【あおもり農業・農村支援活動HP】
②ホームページの活用による農業・農村支援活動のPRや支援活動を希望する企業と
農山村地域の受入先のリスト公開【新規】
・農業・農村支援活動を希望する企業と受入を計画している農業団体等のリストを、
ホームページを通じて公開
<実績等>
①
企業による農業・農村支援活動の実施状況
実施企業数:8社、受入団体数:12団体、実施回数:13回、社員参加者数:81名
※実施回数、社員参加者数は延数
②
支援活動希望企業数:9社(うち新規3)、受入希望団体数:26団体(うち新規2)
- 79 -
Ⅳ 農山漁村を支える多様な経営体の育成
(4)地域の農林水産業を支える農協、漁協、森林組合などの体質の強化
<団体経営改善課>
①「県内5農協構想」に基づく広域合併の促進【継続】
・地域農業の発展や農家組合員の農業所得の安定を担う農協が、組合員の営農や生
活面での多様なニーズに応えていくためには、経営基盤の強化が重要
・このため、農協系統では平成12年の第22回JA青森県大会で、「県内5農協
構想」を決議し、広域合併を推進
・さらに、平成24年の第26回JA青森県大会において、現行の「県内5農協構
想」をさらに進展させた新たな合併構想(県内1JAまたは2JA構想)を今後
検討することを決議
・県においては、組合長等とのトップヒアリング等を通じて、合併に向けた農協系
統の自主的な取組を指導
【総合農協数の推移】
年
度
H12
H20
47
総合農協数
H21
18
H22
14
H23
10
H24
10
10
②農協組織力強化推進事業【新規】
・本県の農協が抱える課題(女性役員の登用、財務の健全化、六次産業化・販売事
業の取組強化など)に対して、農協自らが積極的にソリューション(課題解決)
を進めるように、県農協中央会と連携し組織力強化に向けた取組を実施
・県農協中央会では、平成24年6月の総代会において選任された新任女性理事
12名(6JA)を対象とした新任女性理事研修会(平成24年7月)を実施し
たほか、六次産業化・販売事業の取組強化のための生産・販売担当者研修会(平
成25年2月)や財務の健全化に向けた農協経営管理研修会(平成25年3月)
を行う予定
・県では、県と県内10農協組合長及び学識経験者による農協組織力強化に向けた
意見交換会(平成24年11月)を開催し、県内農協の課題解決への意識を啓発
③「青森県森林組合指導方針」に基づく広域合併の推進と「中核組合」の育成
【継続】
ア 森林組合経営基盤強化支援事業の実施
・青森県森林組合連合会と連携し、組合長とのトップヒアリングを実施し、広域
合併や施業集約化など経営基盤強化のための積極的な取組を啓発
・合併モデル地域を1地域選定し、参画した3組合間で合併に向けた諸問題の解
決方法の検討や組合間の意見調整を実施し、合併の気運を醸成
・施業集約化に取り組む組合の体制整備のため、組合職員を対象とした研修を実
施し、人財を育成
イ
中核組合数の推移
H15
森林組合数
15
うち、中核組合
1
年
度
H20
13
3
H21
13
4
- 80 -
H22
13
4
H23
13
4
H24
12
4
Ⅳ 農山漁村を支える多様な経営体の育成
3 農山漁村女性の持つ能力のフル活用
(1)農山漁村における女性起業の持続的発展と男女共同参画の促進
<農林水産政策課>
①若手女性に対する起業化支援とネットワーク化による発展の誘導【継続】
ア
加工技術や経営管理能力の向上、販売ノウハウの習得による若手起業者の育成
・女性の起業者を対象に、企業経営・労務管理・経営基礎知識・マーケティング
等について、普及指導員とコーディネーターによる研修会を実施し、経営管理
能力を向上
イ
女性起業者のネットワーク化による6次産業化へ
の取組促進と女性起業の持続的発展
・先輩起業者と若手起業者のネットワーク化によ
り、販路拡大や情報発信などの活動範囲を広
げ、6次産業化や起業活動をステップアップ
【若手起業者とともにチャレンジ
レストランを企画・実践】
<成果・実績等>
項
目
女性起業数
年間売上額
平成21年度
348件
51.4億円
平成22年度
353件
52.6億円
平成23年度
357件
53.2億円
②家族経営協定の締結や各種審議会への登用促進等による男女共同参画の推進
【継続】
ア
家族経営協定の締結と起業部門の設定による女性起業者の育成
・家族経営協定で農業経営の中に起業部門を位置づけし、本格的な起業を目指す
若手女性起業者(55歳以下)を6件育成
イ
ViC・ウーマンの認定や各種審議会委員への女性の登用促進
・ViC・ウーマンを新たに15名認定し、また、県や市町村の各種審議会委員等に
110名登用されるなど、意志決定の場への参画を促進
<成果・実績等>
項
目
平成22年度
平成23年度
平成24年度
家族経営協定締結農家数
886戸
956戸
1,079戸(見込み)
ViC・ウーマン新規認定数
11人
16人
15人
農業委員・JA理事・県と市町村の審
議委員へのViC・ウーマン登用数
95人
78人
110人
- 81 -
Ⅴ 魅力あふれる食文化・農山漁村文化の発信
Ⅴ 魅力あふれる食文化・農山漁村文化の発信
Ⅴ 魅力あふれる食文化・農山漁村文化の発信
1 豊かな自然と食環境を活かしたあおもりらしい食育の推進
(1)県と県民との協働により、食を正しく理解する「いただきます!あおもり食育県民
運動」の展開
<食の安全・安心推進課>
①青森県食育推進会議及び協力団体との連携による食育活動の展開【継続】
・青森県食育推進会議( 2月22日開催予定)において、平成24年度の取組状況、平
成25年度の取組予定及び「第2次青森県食育推進計画」(計画期間:平成23~27
年度)で設定した食育推進指標の進捗状況等について情報共有
【 第 2次青森県食育推進計画 における推進指標(抜粋)】
項
目
現状値
目標値
食 事 バ ランス ガイ ド等 を 参 考 に
食 生 活 を 送 っ て いる 県 民 の割 合
72.0% (H25.1.8現 在 )
80% 以 上
あおも り食育サ ポーターによる
年 間活動回数
180回 (H25.1.8現 在 )
100回/年
②地域食育ネットワーク協議会等を中心とした、市町村や地域の実情に即した食育の
推進【継続】
・市町村食育推進計画の策定促進
【市町村食育推進計画の策定状況(平成24年12月末現在)】
策定市町村数
策定率
参考(全国値)
38市町村
95.0%
58.2%(H23)
・「あおもり食育サポーター」による地域に根ざしたきめ細かな食育活動の展開
【あおもり食育サポーター登録人数(平成25年1月18日現在)】
東青
中南
三八
西北
上北
下北
県計
65
48
58
31
30
28
260
- 82 -
Ⅴ 魅力あふれる食文化・農山漁村文化の発信
・地域食育ネットワーク協議会による
食育イベント等の開催
【べこもち実演(下北地域)】
・地域で活躍する食育指導者の資質向上を目的とした研修会開催
開 催 日
平成24年9月2日
開催場所
青森県立図書館(青森市)
開催内容
講義1
青森県県民健康・栄養調査結果の概要
〃 2
〃 3
学校における食育指導事例
野菜ソムリエによる野菜摂取量の増やし方の提案
〃 4
食育関連情報の収集方法
③「あおもり食育検定」の実施による食育への理解促進【継続】
・食育の理解促進と普及啓発を図るため、青森
県の豊かな農林水産物や食文化など、「食」に
関わる知識を認定する「あおもり食育検定」
を実施
【平成24年度あおもり食育検定実施状況】
申込者
受検者①
合格者②
合格率②/①
314人
282人
217人
77.0%
【あおもり食育検定の受検状況】
(2)バランス良く豊富に生産される県産農林水産物を活用した食生活の普及
<食の安全・安心推進課>
①食事バランスガイド等に配慮した健康的な食生活の普及【継続】
・あおもり食育活動支援事業によって5団体を支援し、地域における日本型食生活
等の普及を促進
【実施状況】
実施団体
八戸市
むつ市
平川市
青森県青果卸売市場協会
青森県水産物卸売市場協会
実施内容
食育推進協議会の開催、食育情報資料の整備等
食育推進協議会の開催、食育指導者研修会の開催等
食育推進協議会の開催、食育総合展示会等の開催等
食育総合展示会等の開催等
食育総合展示会等の開催等
- 83 -
Ⅴ 魅力あふれる食文化・農山漁村文化の発信
②学校給食における地場産物活用の推進【継続】
・食に関する指導の「生きた教材」である学校給食への地場産物活用によって地域
の自然、食文化、産業等への理解を促進
【学校給食における食材利用状況(重量ベース)】(調査:総合販売戦略課)
区 分
平成21年度
平成22年度
平成23年度
県 産 率
62.1%
61.6%
64.5%
市町村産率
13.3
10.7
12.4
(3)豊かな自然や恵まれた食材など、青森が持つ食環境への理解の促進
<食の安全・安心推進課>
①学校における食育への取組推進【新規】
・学校において、食に関する指導に係る全体計画を作成し、計画的に食育を推進
【食に関する指導計画を作成している学校の割合】(調査:スポーツ健康課)
平成21年度
平成22年度
平成23年度
74.0%
83.8%
89.8%
(4)学童期からの「青森りんご」食習慣づくりの推進
<りんご果樹課>
①青森りんご食育発信強化事業【新規】
ア
「青森りんごシニアマスター」の養成
・平成22~23年度に養成した「青森りんごマスター」から、青森りんごや食
育についてより深い知識を持ち、各地区のりんご食育の牽引役となる「青森り
んごシニアマスター」を12名養成し、各地でりんご食育を推進
イ
青森りんご出前授業事例集の作成・配付
・青森りんごマスター等によるりんごの食育活動の優良事例を広く紹介すること
により、授業内容の充実とりんご食育の活性化を推進
②小学校での出前授業の実施【継続】
・青森県内の小学校21校、994名を対象に青森りんご出前授業を実施
【青森りんごシニアマスター養成講座
【青森りんご出前授業】
での葉摘み作業体験】
- 84 -
Ⅴ 魅力あふれる食文化・農山漁村文化の発信
2 多様な地域風土に根ざした食文化・農山漁村文化の発信
(1)「あおもりの食の魅力」情報発信事業
【継続】(再掲)P.10、P.29
<総合販売戦略課>
(2)本県産のヒラメ、サバ、クロマグロ等のブランド化や情報発信及び商品開発
【新規】(再掲)P.51
<水産振興課>
- 85 -
Ⅴ 魅力あふれる食文化・農山漁村文化の発信
3 あおもりの魅力を生かし交流人口を拡大するグリーン・ツーリズムの推進
(1)「新戦略」に基づく新たな顧客の確保・ビジネスとしての育成と修学旅行受入れの
回復によるグリーン・ツーリズムの一層の展開
<構造政策課>
①農林漁家の経営や地域の農林水産業を支えるビジネス
として貢献するグリーン・ツーリズムの一層の展開
【継続】
ア 一般旅行者受入れ拡大のための、豊富な本県の観
光資源を取り込んだ魅力ある滞在プランの開発
・一般旅行者受入拡大のため、農業と観光業関係者
による連携体制を構築し、33の着地型旅行商品を
開発
【ねぷた祭りとねぎ収穫体験のプラン】
<成果・実績等:滞在プラン開発状況>
県民局
(開発件数)
プランの例
活
動
内
容
東青 ・マコモダケ収穫
・着地型旅行商品開発に係る研修会を開催
(21) ・季節の果物収穫とフレッ ・10実践者のプランについて、旅行業者等とマッチング
シュジュース作り
・平成25年度版JR旅市への掲載を提案
中南 ・果物収穫と弘前洋館巡り ・実践者と関係機関の連携により、プランを開発
(2) ・オリジナルジャム作り ・平成25年度版JR旅市への掲載を提案
三八 ・蜜蝋キャンドル作り
(1)
・実践者と関係機関の連携により、プランを開発
・八戸市の着地型旅行「まちぐる」への掲載を提案
西北 ・田舎料理とヒバリース作り ・実践者と関係機関の連携により、プランを開発
(5) ・田舎スイーツ作りと津軽 ・平成25年度版JR旅市への掲載を提案
鉄道沿線巡り
上北 ・ねぶた祭前のネギ収穫 ・実践者と関係機関の連携により、プランを開発
(2) ・果物収穫と木の葉栞作り
下北 ・そば打ち
(2) ・べこ餅つくり
・実践者と関係機関が連携しながら着地型旅行の情報発信
・実践者と関係機関の連携により、プランを開発
・平成25年度版JR旅市への掲載を提案
- 86 -
Ⅴ 魅力あふれる食文化・農山漁村文化の発信
イ
東北新幹線全線開業により増加が見込まれる家族客や外国人旅行者など、国内
外の一般旅行者に対する誘客
・横浜市で開催された国際グリーン・ツーリズム商談会(VISIT JAPANトラベルマ
ート)への参加による海外エージェントとの商談と本県グリーン・ツーリズム
情報の発信
時
期 平成24年11月20日~21日
参
加 17か国(281社)
商談件数 台湾等13か国、22社
商談結果 シンガポールの1社と商談継続中
・海外から本県を訪れるグリーン・ツーリズム旅
行者は、台湾、タイの教育旅行を中心に、過去
最高の458名を受入
ウ
【海外旅行エージェントとの商談】
グリーン・ツーリズムを経営の柱の一つとするための経営モデルの作成、ビジ
ネスセミナーの開催及びグリーン・ツーリズムの質の向上に向けた評価システ
ムの普及
・一般旅行者の誘致に向けた「着地型旅行のプランニ
ング、現地シミュレーション」等を内容としたグリーン
・ツーリズムビジネスセミナーを開催
時
期 平成24年6月14日、10月2日(青森市、2回)
参
加 70人(延べ)
【着地型旅行のプランニング】
・農林漁家民宿チェックシートを配布し(4~5月)、県民局が実践者を指導
②東日本大震災等の影響による修学旅行生大幅減少の回復と更なる拡大に向けた
誘致対策の推進【新規】
ア 首都圏等学校関係者に対する本県での現地研修と首都圏での情報交換の実施
・農業・農村体験を主とした教育旅行実施を促すため、本県グリーン・ツーリズム
の受入状況や安全性に配慮した受入態勢等を直接視察する青森県農村体験ツア
ーと商談会を開催
時
期 平成24年10月17日~18日(南部町)
参
加 7団体
商談結果 A社 2コース商品提案
B社 商談継続中
・本県の安全安心な受入態勢等について、旅行エージ
ェントと学校関係者にPR
- 87 -
【団体と旅行エージェントとの商談会】
Ⅴ 魅力あふれる食文化・農山漁村文化の発信
・首都圏等の学校を訪問し、事前学習として本県グリーン・ツーリズムの状況や農
業の概況等を説明
訪問時期
誘 致 活 動
P R ・ 訪 問 先
平成24年7月4日 北海道教育旅行情報交換会 札幌市内中学校15校
イ
平成24年7月9日 首都圏学校での事前学習
首都圏中学校1校
平成24年8月22日 首都圏教育旅行エージェン
トキャラバン
東京都・埼玉県等旅行エージェント32社
平成24年8月23日 首都圏教育旅行セミナー
首都圏学校6校
東京都・埼玉県等旅行エージェント26社
受入農家等に対する災害時対応研修会の開催
・受入時における緊急の対応や安全確保などの充実を図るため、災害発生時の対
応を習得する研修会を開催(平成24年7月10日:青森市、参加24人)
<成果・実績等>
青森県農林漁業体験民宿 宿泊者数の推移
人
8,000 350 戸
7,000 319 戸
6,000 289 戸
137 戸
3,000 1,996人 2,155人
2,000 0 373 戸 350 6,155人
300 250 約4,000 人
4,060 人
198 戸
4,000 369 戸
5,306 人
254 戸
5,000 1,000 戸
400 200 2,484人 2,610人
150 2,407 人
100 1,274人 1,443人
721人
H13
‐
50 H14
‐
H15
‐
H16
‐
H17
H18
H19
H20
H21
H22
H23
H24
国内一般客
‐
‐
‐
‐
‐
‐
‐
‐
‐
‐
239人
‐
海外修学旅行生等
‐
‐
‐
‐
‐
‐
35人
64人
112人
161人
57人
458人
国内修学旅行生
農林漁家民宿数
721人 1,274人 1,443人 1,996人 2,155人 2,484人 2,575人 3,996人 5,194人 5,994人 2,111人約3,500人
‐
‐
‐
‐
137 戸 198 戸
注)国内一般客は、H23年度から調査開始
254 戸
289 戸 319 戸
350 戸
369 戸
373 戸
県構造政策課調べ(※H24は、見込)
- 88 -
0 Ⅴ 魅力あふれる食文化・農山漁村文化の発信
(2)企業等の社会貢献力を活用した森づくり活動や山村・都市交流の推進 <林政課>
社会貢献(CSR)活動としての「森づくり」を実施する企業に対する活動内容の
提案や各種情報提供等を実施
①森林づくり企画支援【継続】
企業の理念や要望を踏まえた森林づくりの具体的企画・提案を行い、森林づくり
協定を締結の上、森づくり実施に向け森林組合との連絡調整などフォローアップを
実施
・新たな協定締結実績:1件、農林中央金庫青森支店
②県有林等候補地調査【継続】
県有林及び私有林を対象に「企業の森」候補地調査を行い候補地を選定
③森づくり技術指導【継続】
森林づくり協定に基づき森林整備活動を実施する企業に対し植樹技術指導等の支
援(支援回数:6回)
【イオングループの森林整備活動/八戸市】
【農林中央金庫青森支店、
県緑化推進委員会及び県との協定締結】
- 89 -
Ⅵ 農商工連携による産業づくり
Ⅵ 農商工連携による産業づくり
Ⅵ 農商工連携による産業づくり
1 農林水産業と商工業の連携による食品加工の強化
(1)「食」産業づくり相談活動の展開
<あおもり食品産業振興チーム>
①「農商工連携食産業づくり相談窓口」の運営【継続】
・あおもり食品産業振興チーム及び各地域農林水産部に設置している相談窓口にお
いて相談業務を実施
【相談件数(H24年4月~H25年1月末)】
区
分
計
食チーム
県民局
その他
計
485
44
23
552
第1次産業
132
21
10
163
第2次産業
205
3
10
218
第3次産業
104
10
2
116
44
10
1
55
その他
②「ABC(アグリビジネス・チャレンジ)相談会」の開催【継続】
・専門家を加えた予約制の相談会を県民局
ごとに毎月開催し、事業者の個別相談に
ワンストップで対応
【相談会開催状況(4月~12月末)】
開催回数
59回
相談者数
延べ177事業者
【ABC相談会の様子】
③食産業づくり推進体制の整備【継続】
ア 食産業連携企画会議
・専門家が参画した「食産業連携企画会議」を毎月開催し、具体的な企画立案や
課題解決策を検討
イ
農商工連携推進連絡会議
・庁内の関係課で構成する「農商工連携推進連絡会議」を毎月開催し、食産業に
係る県内情報を共有しながら相互協力体制を構築
- 90 -
Ⅵ 農商工連携による産業づくり
(2)あおもり「食」産業の取組強化
<あおもり食品産業振興チーム>
①あおもり食産業づくり加速化事業【継続】
・県産原料の利用拡大や県内加工施設の活用等により経営基盤の強化を図る食品製
造業者等のモデル的な取組を支援
支援事業の主な内容
1
県産ミニトマト等を主原料とした加工品の販路開拓
2
県産ブルーベリーを活用したカップアイスの生産拡大
3
機能性PR等による県産ぶどうジュースの生産拡大
4
八戸産スルメイカを活用した加工品の開発
5
県産農産物を利用した八戸産鯖の高付加価値化
6
県産スルメイカの安全性確保による利用拡大
7
県産りんごを利用した飴の生産拡大・高付加価値化
8
ホタテガイの利用加工拡大
9
地元産牛乳とりんご果汁を活用した乳製品の改良
②連携創出に向けたマッチングイベントの開催【継続】
ア
農商工コラボ・マーケット
開催日:平成24年6月26日(火)
会
場:ホテル青森(青森市)
【農商工コラボ・マーケットの参加状況】
区
分
事業者数
参加人数
農林漁業者
16
29
6
食品製造業者
33
45
11
流通販売業者
16
23
4
その他事業者
13
18
0
関係機関
5
84
5
83
199
26
計
PR出展
【商談等の状況】
区
分
商談成立
商談開始
食品製造業者
1
0
12
26
その他
2
10
計
3
48
農林漁業者
- 91 -
【農商工コラボ・マーケット】
Ⅵ 農商工連携による産業づくり
イ
6次産業化推進セミナーin十和田
(十和田市と共同開催)
開催日:平成25年1月30日(水)
会 場:サンロイヤル十和田
【参加状況】
138
参加人数
28
展示商品数
【昨年に実施した十和田市
マッチング交流会の様子】
③食産業づくりナビゲーターの育成【継続】
・農業・水産普及指導員、市町村職員を対象とした関連知識やノウハウ取得のため
の研修会を開催
【食産業づくりナビゲーターの育成状況】
区
分
主な内容
第1回
平成24年9月14日(金)
農商工連携・6次産業化の進め方
第2回
平成24年10月26日(金)
食品の品質管理及び原価計算基礎研修
第3回
平成25年3月上旬(予定) 食産業づくりの支援制度(予定)
【第1回研修会の様子】
参加者
55名
132名
-
【第2回研修会の様子】
④農商工連携リーダーの育成(商工労働部地域産業課)【継続】
・営農指導員、経営指導員等を対象とした関連知識やノウハウ取得のための研修会
を開催(第1~4回は十和田、むつ、五所川原の3会場で実施)
- 92 -
Ⅵ 農商工連携による産業づくり
【農商工連携リーダーの育成状況】
回
第1回
区
分
全体研修
内
容
農林水産業の取組課題と農商工連携の意義について
参加者
36
各地域の農商工連携取組事例紹介
第2回
専門研修
○農林漁業関係者向け:
26
中小企業経営概論「県内中小企業者の現状と課題」
○商工関係者向け:
地域資源概論「あおもりの農林水産業の姿」
農林水産業経営概論「県内農林水産業の流通と課題」
第3回
専門研修
○農林漁業関係者向け:
31
マーケティング概論「商品開発とマーケティングの基礎」
○商工関係者向け:
「商品価値を高める商標制度と地域ブランド」
先進事例視察 ㈱一ノ蔵(宮城県大崎市)
13
あ・ら・伊達な道の駅(宮城県大崎市)
㈲伊豆沼農産(宮城県登米市)
第4回
全体研修
地域資源(農林水産物)を活用した「食」の新たな
19
ビジネスモデルの検討【講演・グループ討議】
第5回
全体研修
未定(ナビゲーター育成研修と合同開催)
3月上旬
⑤食産業総合支援サイトの運営【継続】
・食産業に関する幅広い情報を集約した事業者向け
ウェブサイトを運営し、事業者の自主的な取組を
支援
<主な特徴>
・各種支援制度など幅広い分野の情報をわかりやすく網羅
・事業者自らが情報を掲載しPR可能
・食に関するセミナー、イベント情報を集約
・掲示板を活用して事業者間が自由に交流・連携
(3)あおもり「食」産業の連携強化
など
<あおもり食品産業振興チーム>
①食産業連携アドバイザーの設置【継続】
・食産業の連携企画を具体化するため、食産業の専門家とアドバイザー契約を締結
し、必要に応じて現地指導を実施
②食産業データベースの管理・活用【継続】
・食産業の連携を効率的に進めるため、生産者、実需者、食品製造業者等の情報を
- 93 -
Ⅵ 農商工連携による産業づくり
追加収集し活用
【データの集積状況(平成25年1月末現在)】
区
分
データ数
生産者情報
131
加工技術情報
441
実需者情報
195
食品製造業者情報
523
計
1,290
③食産業連携共同プロジェクト【継続】
・県職員が商品開発の企画段階から直接参画し、その試作品を買い上げる「食産業
連携共同プロジェクト」で、新たな連携による商品づくりを支援(30プロジェ
クト39アイテム)
<商品の例>
【下北ハマナスの飲むゼリー】【浪岡アップルサイダー】
【ブルーベリー玉ゼリー】
④あおもり食産業推進フェアの開催【継続】
・農林漁業者や食品製造業者、流通・販売業者等の連携拡大と商品づくりの取組を
促進するため、関係機関の支援等により開発した新商品を展示・紹介
【新商品展示・商談会の様子】
- 94 -
Ⅵ 農商工連携による産業づくり
(4)食品加工業の機能強化
<あおもり食品産業振興チーム>
①食品産業の機能強化方策の調査・検討【新規】
・本県の特性を生かした食品産業の立地や機能強化の方策について調査・検討
②食品産業集積促進活動【新規】
・投資意欲のある食品加工業者の掘り起こしと事業拡大に向けた原材料情報や実需
者ニーズ等の情報提供、マッチング活動の展開
③食品産業地域力強化対策事業(補助事業)【新規】
・課題となっている農林水産物の中間加工に必要な機械設備の整備を支援
【事業の実施状況】
事業者数
8社
新たに導入される機械設備
連続式加熱殺菌加工機、イカ高速裁断機、レトルト釜、急速冷凍機、
フライヤー、ボイル釜、フードスライサー、フィレマシン
【補助事業により導入された機械設備(左)と食品加工の作業の様子(右)】
(5)農林水産業の6次産業化の推進
<あおもり食品産業振興チーム>
①農林水産業者の6次産業化への取組拡大【継続】
・6次産業化サポートセンター(県産業技術センター)及び6次産業化プランナー
(12名)との連携による6次産業化法に基づく総合化事業計画の作成
・相談活動等を通じて総合化事業計画の実現に向けた取組を支援
【総合化事業計画の認定状況(平成25年1月末日現在)】
平成23年度第1回認定(平成23年6月)
4件
平成23年度第2回認定(平成23年10月)
2件
平成23年度第3回認定(平成24年2,3月)
15件
平成24年度第1回認定(平成24年5,6月)
7件
平成24年度第2回認定(平成24年10月)
4件
平成24年度第3回認定
6件(申請中)
計
38件
- 95 -
Ⅵ 農商工連携による産業づくり
(6)新規市場開拓及び新規加工製品振興による加工産業の活性化
<りんご果樹課>
①まるごとアップル加工ビジネス推進事業【継続】
ア
りんごシードル製造の取組及び販路拡大
・製造及び酒税法に関する知識を習得するとともに、りんご生産者自身がシード
ルの応援隊となってもらうための「生産者のためのりんごシードル講座」を開
催(平成25年1月16日)
イ
セラミド等機能性成分の活用とビジネス化
・りんご加工残さに含まれるセラミドを活用するため、青森県産業技術センター
で食品利用のための急性毒性などの安全性確認を実施
②加工原料等利用促進モデル事業【新規】
ア
加工適性の高い品種の加工利用促進(再掲)P42
イ
りんご搾りかすのバイオマスエネルギー利用促進
・りんご搾りかすをバイオマスエネルギーとして再利用する観点からバイオコー
クス製造の先進事例調査を実施(平成24年8月2日)
・りんご加工企業に対し、搾りかすのバイオコークスへの再利用に関する情報提
供を実施(2月予定)
(7)水産業と加工業との連携による水産加工品開発
<食品総合研究所>
①時代の変化に対応した水産加工技術開発事業【継続】
・ライフスタイルに応じた簡便調理製品製造技術開発
電子レンジで加熱するだけで食べられるブリ大根等のレトルト品の製品開発によ
り、さんま蜂蜜レモン煮を商品化。
・水産加工品の品質向上とコストダウン
近年需用が増えているナマコ加工品で問題になっている、品質の安定化や製造コ
スト削減に向けた加工品製造技術を開発し、企業に技術移転。
平成23年度に商品化された「いかそぼろ肉みそ」の辛口製品である「いかそぼ
ろ肉なんばん大辛」の商品化を支援。
・加工グループ向けの簡易設備で実施可能な加工技術開発
特殊な加工機器を必要とせず、沿岸漁家加工グループでも対応可能なエゴノリの
加工技術を開発。鰺ヶ沢町等日本海地区に技術移転予定。
・新規加工品開発
電子スモーク装置を使用したオリーブオイルを塗った燻製風しめサバ、燻製イク
ラのほか、サバ、イカ、サンマ、ブリ等を原料とした新規加工品を21品目開発。
- 96 -
Ⅵ 農商工連携による産業づくり
【さんま蜂蜜レモン煮】
【いかそぼろ肉なんばん大辛】
(8)画期的な商品づくりを目指す企業等と試験研究機関との共同開発の強化
<下北ブランド研究所>
①地域農林水産物を用いた新規加工品の開発や既存加工品の改良【継続】
・地域農畜水産物活用製品化技術開発事業
農林水産物の冷凍・解凍による品質変化と冷凍・解凍による組織の軟化を活用し、
加熱時間の短縮などの加工技術を開発。加工品開発による技術移転を予定。
・水産物の高鮮度保持技術開発
キアンコウの安静蓄養、即殺、脱血からなる鮮度保持技術を開発し、実用化。また、
ナマコの鮮度指標となる品質変化について有効な知見。
・下北地域の農林水産資源を活用した加工技術開発
下北地域の農林水産資源を活用した新規加工品12品目を開発・普及。
②乳酸菌や酵母の活用による消費者の健康志向に対応した売れる商品の開発【継続】
・下北の地域資源を活かした地産地消製品開発事業
野生酵母を採集し、採取した酵母の特性や製パン適性を調査中。
下北の地域の未・低利用資源であるワインの絞りかすの処理方法やキクイモの剥皮
技術を加工業者、NPOに提供。
(9)米粉加工食品用小麦グルテン代替品の開発
<農産物加工研究所>
①米粉パン向け小麦グルテン代替品の開発【継続】
・グルテン代替品を使用した米粉100%のパン製造において、助剤(卵白)の使用に
より米粉パンの膨らみを改善。
②米粉麺向け小麦グルテン代替品の開発【継続】
・米粉麺の製造時にグルテン代替物を使用することで、製麺時の作業性も高めるこ
とができ、食味も良好になることを確認。
- 97 -
Ⅵ 農商工連携による産業づくり
(10)特産野菜等の機能性成分評価等と高度利用技術の開発
<農産物加工研究所>
①ごぼうの機能性成分の高度利用技術の開発【継続】
・ごぼう加工品で問題となっている白色の析出物について、原因物質がごぼうに含
まれる機能性成分のイヌリンであることと、加工手法・工程における含量変化に
ついて調査し、イヌリンが析出する条件を解明。
②だいこんの機能性成分の高度利用技術の開発【継続】
・だいこんに含まれるヘスペリジン(コレステロール低下作用等)の部位別分布に
ついて調査し、通常廃棄される根の先端部分に多く含まれることを解明。
③特産果樹(ぶどう)の加工適性に応じた加工食品の開発【継続】
・シャインマスカットの加工特性について調査し、特徴的な果皮色と、マスカット
香を保ったまま加工できる加熱殺菌条件を解明。
(11)有望新加工技術の県産農産物向け活用技術の開発
<農産物加工研究所>
①過熱水蒸気による根菜類の殺菌条件と諸特性の検討【継続】
・過熱水蒸気の殺菌効果と物理特性等に及ぼす影響を調査し、ながいもでは生の食
感を維持した条件でもある程度の殺菌が可能なこと、くるみペーストでは初発菌
数の抑制が可能なことなどを解明。また、長ネギでは、短時間の過熱水蒸気処理
で甘みが増すことを解明。
②凍結粉砕した根菜類の諸特性の検討【継続】
・通常は粉砕が困難な黒にんにくやアピオス等についても粉砕可能であること、ナガ
イモでは機能性成分であるデオスコランについて、凍結粉砕した場合でも分解され
ることなく生と同等含量を保持できること等を解明。
- 98 -
Ⅵ 農商工連携による産業づくり
2 地域資源の付加価値を高める製品づくりの推進
(1)あおもり農商工連携ファンド(あおもり農商工連携支援基金)を活用した、農商工
連携による新商品・新技術開発等の支援
<産業技術センター>
①あおもり農商工連携ファンド【継続】
中小企業基盤整備機構(20億円)、青森県(5億円)、青森銀行(1.5億円)、
みちのく銀行(1.5億円)の合計28億円を基金とする運用益を活用して、農林漁業者
と中小企業者の連携体が行う新商品・新技術の開発を支援
ア
事業メニュー
〈支援重点分野>「食」産業、農工ベストミックス型産業
ⅰ
経営革新助成事業
【対 象 者】
農林漁業者と中小企業者等との連携体
【対象事業】 調査、新商品・新技術・新役務の開発、販路開拓
【助成限度額】500万円以内(助成期間 2か年以内)
【助 成 率】
ⅱ
1/2以内(雇用創出が伴う場合は2/3以内)
経営革新支援機関助成事業
【対 象 者】
農林漁業者と中小企業者との連携体を支援する機関
【対象事業】
指導助言、販路開拓支援
【助成限度額】100万円以内(助成期間
【助 成 率】 10/10以内
イ
実施期間
1か年以内)
平成21年度~31年度
<平成24年度助成実績(見込み)>
ア
助成件数
イ
助成額
29件(経営革新助成28件、支援機関助成1件)
54,945千円
<今年度、商品化等成果の得られた主な取組み(見込みを含む)>
No
事業名
取組内容
1 青森りんごハチミツを利 りんご、アカシヤから採取した蜂蜜
用した新商品開発及び販 のアップルパイ等への利用拡大
路開拓事業
実施主体
有限会社青弘事務
機
株式会社アップル
ファクトリー
2 地域資源を活用した高齢 原材料に県産の菊芋などを
者向けおよび一般消費者 活用したうどん、そば、サプ
向け機能性食品の開発
リメントの商品開発
- 99 -
有限会社大裕
山口りんご園
Ⅵ 農商工連携による産業づくり
No
事業名
取組内容
3 オホーツクから帰ってき 馬淵川に遡上した鮭を活用した
実施主体
なんぶ農援株式会
た身質の良い馬淵シャケ 「柔らか鮭とば」の商品化
を利用した加工品製造・
社、株式会社大輝
フーズ、馬淵川さ
販売
け・ます増殖漁協
4 「こめ豚」を利用した新 飼料用米を配合、給餌した豚
常盤村養鶏農業協
たな商品「こめ豚丼、こ 肉と地元食材を使用した「こ
同組合
め豚カレー等」の開発、 め豚カレー」「こめ豚丼」の
生産、販売
商品化
株式会社トコトコ
舎
5 にんにく加工(にんにく にんにく麹たれ、同(青唐辛子
農事組合法人鬼丸
麹たれ)による地域ブラ 入り) の商品化と販路開拓
農園
ンドの創出
合同会社 Team Su
schi
6 青森県産小麦・減農薬玄 海藻めん、五穀入り玄米めん
米と津軽海峡産の海藻を の商品化
株式会社三福製
麺、佐井村漁業協
入れた乾麺の製品開発と
同組合、有限会社
販路開拓
ケイホットライス
7 機能性素材「プロテオグ りんご、ラズベリー、ブルーベ
(株)青森りんごラ
リカン」を配合した新商 リーを用いたゼリー3種の商品
ンド
品開発・製造
酸ヶ湯温泉株式会
社
開発
8 加工業者向けに冷凍いち 規格外品を冷凍いちごとして
ごを開発し、周年、安定 地元業者へ提供販売
木村農園
(有)木辨商店
供給、安定価格による販
路開拓
9 にんにくの生産・加工・ 黒にんにくの加工・製造と
販売をシステム化した6 販路開拓
次産業化事業推進構築
有限会社沢田ファ
ーム
ケイフーズ有限会
社
(2)スギを中心とした県産材の利用促進
<林政課>
①大型木材加工施設の県内立地に向けた検討を実施【継続】
・昨年3月に作成した「青森県木材加工施設立地プラン」に基づき、県内外の事業
者を訪問するとともに、立地事業者を公募
・1件応募があり、立地に向けて調整中
- 100 -
Ⅵ 農商工連携による産業づくり
(3)品質的に高い評価を受けているサバ資源の活用を図るため、高鮮度凍結サバの安定
供給方法や商品開発及び販売戦略の実施
<食品総合研究所>
①高鮮度サバ活用新商品開発事業【継続】
・高鮮度凍結サバの品質把握
船凍サバ及び高鮮度陸上凍結サバの陸揚げ時及び生産段階での鮮度品質を調査し、
重要な地域資源であるサバの品質が良好であることを確認。
・高鮮度サバの取り扱い条件の検討
高鮮度凍結サバの陸揚げ後の流通、保管温度、保管期間、解凍時の高鮮度保持条
件と、品質維持方法の検討により、高鮮度・高品質な凍結サバが提供可能である
ことを確認。
・用途開発
高鮮度凍結サバの高鮮度特性を活かした冷凍フィレーや刺身等の加工品を開発。
(4)県産農産物の付加価値を高める製品づくり
<食品総合研究所>
①農産物加工商品性向上研究開発事業【継続】
・企業等、県普及部門の要望、あおもり食品産業振興チーム・(財)21あおもり
から紹介された生産事業者等の技術的課題解決に対応し、既存商品の品質向上、
新商品開発に寄与。
(商品化例)
【ブルーベリー酢】
【米粉+もち性小麦麺】
【干し柿】
- 101 -
Ⅵ 農商工連携による産業づくり
3 バイオマスの地産地消循環システムづくり
(1)木質バイオマスのエネルギー利用促進
<林政課>
①新たな雇用の創出や二酸化炭素の排出削減を促進【継続】
・木質バイオマス燃焼機器等の普及を行う「木質バイオマスプランナー」の養成研修
会を実施、今後、県が同プランナーを認定
・八戸市の医療法人がチップボイラー1台を導入
【チップボイラー(八戸市)】
(2)青森県バイオマス活用推進計画の着実な推進
<農林水産政策課>
平成23年12月に策定した「青森県バイオマス活用推進計画」に基づき、地域の
特色あるバイオマス資源を中心に利用率の向上などに努めた。
①もみ殻や木質バイオマスなど地域エネルギーのハウス暖房への活用
【新規】(再掲)P.40
<農産園芸課>
②良質堆肥の適正施用【継続】(再掲)P.55
<食の安全・安心推進課>
③地域特性を生かした持続可能な土づくりシステムモデルの構築
【新規】(再掲)P.55
<食の安全・安心推進課>
④稲わらストックヤード等を活用した稲わらビジネスの推進【継続】(再掲)P.55
<食の安全・安心推進課>
⑤良質たい肥の生産及び耕種農家との連携による資源循環型農業の推進
【継続】(再掲)P.61
<畜産課>
⑥陸奥湾のほたてがいを守りなまこと魚を増やす協働事業【新規】(再掲)P.66
<漁港漁場整備課>
⑦りんご搾りかすのバイオマスエネルギー利用促進【新規】(再掲)P.96
<りんご果樹課>
⑧木質バイオマスのエネルギー利用促進【継続】(再掲)P.102
<林政課>
- 102 -
Ⅶ 東日本大震災からの迅速な復旧と創造的復興
Ⅶ 東日本大震災からの迅速な復旧と創造的復興
Ⅶ 東日本大震災からの迅速な復旧と創造的復興
1 被災施設等の復旧と被災者の経営再建
(1)漁港漁場の復旧【継続】
<漁港漁場整備課>
・被災した18漁港の復旧が完了
・被災した漁場生産力回復のために、藻場造成と効率的な漁獲を目指した魚礁漁場を2
地区7漁場で整備
【岩屋漁場での整備状況(左:設置したブロック、右:設置作業状況)】
(2)震災により被害を受けた漁場環境の回復状況の把握
<水産総合研究所>
①被害漁場環境調査【新規】
ア
アワビ・ウニ等の重要磯根資源の回復のため、生息場及び餌場となる岩礁性藻
の環境・資源・生物相等の変化をモニタリング
被災直後の海域において、アワビやウニ、マコンブ等重要磯根資源が著しく減
少していることを確認。
その後、被災海域において、キタムラサキウニの移植やマコンブ種苗の沖出し
等磯根資源の回復促進作業を実施。平成24年夏季に、キタムラサキウニやマコ
ンブ等の重要磯根資源の回復を確認。
イ 主要な二枚貝であるウバガイの漁場となる浅海砂泥域の環境・資源・生物相等
に及ぼした影響をモニタリング
被災直後の海域において、底層の変化や低水準のウバガイ生息数を確認。
その後、平成24年夏季に、ウバガイ稚貝の出現を確認。
【水産資源が回復した漁場】
- 103 -
【平成24年夏季に出現したウバガイ】
Ⅶ 東日本大震災からの迅速な復旧と創造的復興
②海藻養殖による藻場機能回復効果の検証【新規】
ア
収穫性・収益性に優れた養殖種苗の開発と実証
生長が速い八戸産の早期成熟系マコンブを選抜育種し、収穫性・収益性に優れ、
大型に生長するマコンブ種苗を開発。
日長と水温を調節した流水水槽内で早期成熟系マコンブを培養し、成熟促進を
実証。
成熟促進により、11月の早期種苗生産、沖出しを可能とし、大型のマコンブ養
殖を実証。
被災地である八戸市鮫地先に耐波性に優れたマコンブ養殖施設を新たに設置し
実証試験を実施中。
イ
養殖海藻による水産資源涵養効果や水質浄化効果の把握
養殖施設周辺におけるアイナメやウミタナゴなどの生息状況から、マコンブ養
殖による水産資源の涵養効果を確認。
ウ
養殖マコンブの窒素、リンの固定量を調査し、水質浄化効果を把握
【耐波性に優れたマコンブ養殖施設】
【大型に生長した早期成熟系養殖マコンブ】
(3)農林漁業者の経営再建支援【継続】
<農産園芸課>
東日本大震災からの営農活動の再開に向けて、園芸用ハウス施設、農業機械、種苗
等の導入を支援、復旧が着実に進展
・カントリーエレベーター修復等
・ハウス施設
8棟
・種苗(いちご、あしたば)17千本
・揚水施設
1基(井戸)
(4)農業用施設の復旧【継続】 <農村整備課>
・三沢市において、災害査定結果に基づく水
路などの復旧工事を実施し、10月までに
【三沢市での水路復旧状況】
完了
- 104 -
Ⅶ 東日本大震災からの迅速な復旧と創造的復興
(5)被災農業者の経営再建に向けた金融支援【継続】
<団体経営改善課>
・農協等金融機関、市町村等と連携し、被災農業者の金融相談にきめ細かく対応す
るとともに、災害復旧資金制度の周知、円滑な融通を図り、被災農業者の経営再建
を支援
・平成24年度は、日本政策金融公庫資金で23件、10億9,511万円の融資
が実行され、被災農業者の経営再建に寄与(平成25年1月現在)
(6)震災からの復興
<林政課>
①青森県復興プランに基づき、東日本大震災で被災した海岸の治山施設等を迅速に
復旧【継続】
・災害復旧事業(林地荒廃防止施設災害復旧事業)により、損壊した海岸防潮堤、
人工砂丘などの復旧
②安全・安心な本県産しいたけ原木の生産と供給による、県内しいたけ生産者の支援
【新規】
・東京電力福島第1原子力発電所事故に起因する全国的なしいたけ原木の不足に対
応するため、本県産のしいたけ原木を70,000本生産し、これまで県外産原
木を使用していた17名の県内生産者に販売
- 105 -
Ⅶ 東日本大震災からの迅速な復旧と創造的復興
2 国内外に向けた安全・安心の情報発信
(1)県産農林水産物の放射性物質モニタリング調査の実施
<食の安全・安心推進課>
①モニタリング調査の実施【継続】
・県民局等が関係機関と連携してサンプリング
した試料を、県内3か所の(地独)青森県産
業技術センター研究所(黒石市、八戸市、む
つ市)で測定
・回遊魚を中心とした水産物については、国(水
産庁)の調査事業を活用し検査を実施
・基準値の50%を超える放射性セシウムが検出
【放射性物質の測定】
された場合や国から測定方法の指示があった
場合は、ゲルマニウム半導体検出器を所有する社団法人青森県薬剤師会衛生検査
センターで精密検査を実施
・平成25年1月31日現在、県主体の調査で103品目・857件の農林水産物、水産庁調
査事業で49品目・727件の水産物の、合わせて127品目・1,584件を測定
・県主体の調査で「マダラ」47件、「牧草」2件、「ヒメマス」・「にんじん」・
「原木しいたけ」各1件の5品目・52件、水産庁の調査事業で16品目・236件から
放射性セシウムが検出されたが、「マダラ」が74%を占め、それ以外は微量の検出
・食品事業者が通常料金の半分で県産農林水産物を主原料とした加工品が検査でき
るよう社団法人青森県薬剤師会衛生検査センターへ補助(1月末現在40件)
②モニタリング調査結果の公表【継続】
・一般消費者、流通関係者及び生産者等に対して、放射性物質モニタリング調査の
結果を広く伝えるために、品目や市町村ごとに検索表示でき、これまでより使い
勝手の良いデータベース機能と海外からのアクセスにも対応した英語表記機能を
有した専用ホームページを平成24年7月末に新設
・このほか、マスコミを活用しラジオなどで調査結果を周知
【県HPで公表】
【調査結果】
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Ⅶ 東日本大震災からの迅速な復旧と創造的復興
(2)国の方針に基づく穀物の放射性物質検査の実施【継続】
<農産園芸課>
①平成24年産米、大豆及びそばの放射性物質検査に関する説明会を開催(H24.8.23)
②玄米の放射性物質検査の実施(1市町村1点)
・全40市町村不検出:検査結果判明日(H24.9.10~9.28)
③小麦の放射性物質検査の実施(県内9地点)
・いずれも不検出:検査結果判明日(H24.7.27~8.13)
④大豆の放射性物質検査の実施(県内11地点)
・いずれも不検出:検査結果判明日(H24.10.19~11.9)
⑤そば(夏そば、秋そば)の放射性物質検査の実施(県内10地点)
・いずれも不検出:検査結果判明日(H24.8.23~10.19)
(3)県内産粗飼料の放射性物質のモニタリング検査【継続】
<畜産課>
①原子力発電所事故により東日本の粗飼料の安全性が問題となったことから、県内産
粗飼料の放射性物質のモニタリング検査を行い、安全性を確認するとともに、その
結果を公表した。
・牧 草:県内4地点、1番草~3番草、(自主検査)
結果:検出されず又は暫定許容値以内
・稲わら:県内3地点(国の指示に基づく検査)
結果:検出されず
(4)牛肉の安全性確認検査の実施及び結果の公表【継続】
<畜産課>
①県内でと畜されるすべての県産牛について、牛肉の放射性物質の検査を実施
検査頭数:18,956頭(平成25年2月4日現在)
検査結果:放射性セシウムは検出されず又は基準値以内
②検査の結果については、検査終了後速やかに食肉業者などへフィードバックすると
ともに、県のホームページで公表
【牛肉の安全性確認検査機器】
【牛肉の安全性確認検査】
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Ⅶ 東日本大震災からの迅速な復旧と創造的復興
(5)あおもり産品消費宣伝震災復興特別対策事業【新規】(再掲)P.8<総合販売戦略課>
(6)がんばろう青森!合同展示商談会開催【新規】(再掲)P.10 <総合販売戦略課>
(7)県産原木やチップの振替輸送により震災復興に貢献【新規】(再掲)P.20
<林政課>
(8)東日本大震災等の影響による修学旅行生大幅減少の回復と更なる拡大に向けた誘致
対策の推進【新規】(再掲)P.87
<構造政策課>
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Ⅶ 東日本大震災からの迅速な復旧と創造的復興
3 自然災害等に強い農林水産業の構築
(1)青森県復興ビジョンに基づき、災害に強い地域づくりに向け「防災公共」を推進
<農村整備課・林政課・漁港漁場整備課>
①農林漁業施設等防災機能強化事業【新規】
・農道・林道等について、最優先確保ルートの代替路線の可能性検討に必要な危険
箇所の把握のための道路防災点検を実施
【平成24年度道路防災点検
計画数量】
・下流に人家等がある大規模なため池3箇所(高野大ため池<五所川原市>、砂沢上
ため池<弘前市>、館岡大ため池<つがる市>)について、ボーリング調査等の現地
調査により、耐震性能調査を実施
・防災・減災の視点をより強く持って事業を推進するため、既存の農林漁業施設等
の防災機能や今後の施設整備方針について学識経験者との意見交換会を開催(第
1回:平成24年10月17日、第2回:平成25年2月26日開催予定)
・ため池の防災・減災対策を推進するため、市町村、土地改良区等の担当職員を対
象とした、ため池管理者研修会を開催(平成25年3月1日開催予定)
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Ⅶ 東日本大震災からの迅速な復旧と創造的復興
(2)水産加工業の高度化・多様化
<あおもり食品産業振興チーム>
①水産加工業地域力高度化緊急対策事業【継続】
・被災失業者等を新たに雇用し、生産体制の強化や新技術の導入など八戸地域の水
産加工業の高度化に取り組む水産加工業者にこれらの業務を委託
【事業実施状況】
事業実施主体
雇用人数
うち被災失業者
17社
90人
67人
【水産加工業地域力高度化緊急対策事業により開発された商品の例】
②水産加工ビジネスの多様化の推進【新規】
ア
水産加工ビジネス多様化促進のための支援活動(食品総合研究所との連携)
・水産加工ビジネスの多様化に係る研修会の開催や震災対応加工原料の加工技術
イ
開発
水産加工ビジネス多様化モデル事業
・これまで取扱いのなかった新たな魚種等を原料とした加工品目の拡大に取り組
む水産加工業者を支援
【事業実施状況】
支援事業の主な内容
1
サケフレークの商品開発
2
ホタテを原料とした商品開発
3
サンマを原料とした商品開発
4
ゴマサバを原料とした商品開発
5
ペルーイカを原料とした商品開発
6
サバを原料とした商品開発
(3)再生可能エネルギーの導入推進
<林政課>
①木質バイオマスのエネルギー利用促進【継続】(再掲)
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P.102
「攻めの農林水産業」推進本部における活動
「攻めの農林水産業」推進本部における活動
「攻めの農林水産業」推進本部における活動
新たな「攻めの農林水産業」推進基本方針の2年度目にあたり、取組を拡大させるた
め、関係団体等との情報交換を図りながら、消費者の「攻めの農林水産業」に対する理
解と評価の向上を図るため、優良事例の表彰と講演を内容としたフォーラムを開催し、
取組を促進してきたほか、優良事例紹介資料の作成など、これまでに得られた成果の活
用に努めた。
(1)関係団体等との情報交換
審議会等の場を活用して「攻めの農林水産業」をテーマに意見交換を行い、一層の
連携推進を確認
会議等名
日時・場所
主なテーマ
第61回青森県
平成24年9月12日(水)
(1)第60回青森県水産振興審議会の主な意見
水産振興審議
会
14時~16時
青森グランドホテル
2階 芙蓉の間
と対応について
(2)県産水産物の放射性物質モニタリング調
査結果について
(3)平成24年度の水産振興施策の取組状況に
ついて
第76回青森県
森林審議会
平成24年12月21日(金)
13時30分~16時
(1)県産材の利用拡大等について
(2)その他意見交換
ラ・プラス青い森
2階
メープル
第62回青森県
平成24年7月30日(月)
<報告事項>
農政審議会
13時30分~16時
県庁西棟
・第61回青森県農政審議会の主な意見と対応
について
8階
大会議室
・「攻めの農林水産業」の推進に係る主な取
組について
<審議事項>
・農山漁村「地域経営」の推進について
・「攻めの農林水産業」の成果と次期基本方
針の策定について
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「攻めの農林水産業」推進本部における活動
(2)「攻めの農林水産業」推進大会、表彰事業の開催
「攻めの農林水産業」の取組みで育ってきた県内の優良事例等を表彰し、その努力を
称え、今後の励みとしてもらうと共に、他の取組の模範とするため、表彰事業を実施
し、表彰式と併せて「攻めの農林水産業」を啓発する推進大会を開催
①「攻めの農林水産業」推進大会
実施日時・場所
参 集
主なテーマ
H24.9.11(火)
13:30~
県内生産者・流
通関係者、消費
者など約260人
①「攻めの農林水産業」普及啓発コーナー
・「意欲溢れる攻めの農林水産業賞」パネル展示
・受賞関係県産品の試食
青森国際ホテル
3階 萬葉の間
②「攻めの農林水産業」優良事例表彰式
・「意欲溢れる攻めの農林水産業賞」
③基調講演
・演題:農林水産業は成長産業に変えられる
・講師:宮城大学副学長 大泉 一貫 氏
②「攻めの農林水産業」表彰事業の概要
ア
募集と選考経過
・4月24日
・6月15日
・8月27日
イ 選考委員
募集開始
募集締切
選考委員会開催(受賞者決定)
青森県生活協同組合連合会
弘前大学農学生命科学部
青森大学社会学部
青森県農林水産部
ウ
常務理事
学 部 長
教
授
部
長
小野寺静子(委員長)
鈴木 裕之
菅
勝彦
渋谷 義仁
「意欲溢れる攻めの農林水産業賞」受賞者一覧
「攻めの農林水産業」への取組を契機に創意工夫により収益性アップを図って
いる事例を表彰
選考結果
受
賞
者
最優秀賞 海の駅農産物直売所「あじ・彩・感」倶楽部
優 秀 賞 大柳 壽憲
貝守やまゆり会
奨 励 賞 工房「お菓子の家」 佐藤 睦子
おいらせ農業協同組合 やさい推進委員会
ごぼう部会
生活改善グループ大間風
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主な品目等
県民局
直売所、学校給食へ
の食材提供
西北
水稲、施設園芸
東青
加工品開発・販売
三八
加工品開発・販売
中南
ごぼう
上北
加工品開発・販売、
観光ガイド
下北
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