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富山県における産業観光を核とした 富山県における産業

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富山県における産業観光を核とした 富山県における産業
富山県における産業観光を核とした
新たな旅行需要の掘り起こしに関する調査業務
報告書
国土交通省 北陸信越運輸局
平成 28 年 3 月
【資料 1】
「富山県における産業観光を核とした新たな旅行需要の掘り起こしに関する調査業務」
関係者からなる報告会
1.
開催日時:平成 28 年 3 月 24 日(木)
2.
場
3.
参 加 者:別紙参照
4.
議
10:00~11:00
所:富山県庁東別館 489 会議室
事:(1)
挨拶
(2)
実施内容報告
(3)
検証結果報告
(4) 今後の展開方法について
(5) 意見交換
発
言
者
内
容
(1) 挨拶
国土交通省
北陸信越運輸局
高橋課長
北陸新幹線が開業して 1 年が経過し、昨年は開業効果としてメディア等に北陸地
域のが取り上げられる機会が多くありました。
観光庁の宿泊旅行統計における、平成 27 年の北陸信越運輸局管内の延べ宿泊者
数は 4,263 万人(前年 10.6%増加)、富山県は 397 万人(前年 14%増加)であり、全
国平均が前年 6.7%増加ということより、いかに全国より観光客が訪れたかが分か
ります。
訪日外国人旅行者数において、平成 27 年は 1,974 万人(前年 47.1%増加)に達し、
驚異的な増加となっています。
宿泊旅行統計の訪日外国人の延べ宿泊者数は北陸信越運輸局管内で 50.8%増加、
富山県 42.1%増加となりました。
観光産業は、対日本人・外国人問わず、他の産業への経済効果、波及効果など地
域経済にとって重要な産業であり、人と人、地域・文化・歴史など社会的な側面に
おいても重要な役割を果たします。
国内外から観光客を呼び入れて消費を促進し、地域が潤うことによる地方創生が
重要となってきます。
富山県は、高岡の銅器・漆器、井波の彫刻等の伝統産業や各産業で高いシェア率
を誇る企業が多い「ものづくり県」であります。
また、売薬文化や富山湾の海の幸、雄大な立山連邦など世界に誇ることができる
観光資源があります。今回の調査事業の視察会で改めて産業観光施設を訪問し有意
義でした。
北陸信越運輸局として富山県の観光資源を磨き上げて発信していくことを目的
として、産業観光を切り口とした本調査業務を実施しました。
取り組み報告に関しては、この後事務局より報告がありますが、富山県内の関係
者の皆様は産業観光に非常に力を入れているとのことであり、今後更なる産業観光
の推進に私共としても貢献できたらと思っています。
1
【資料 1】
(2) 実施内容報告
実施報告書をもとに説明
事務局
JEC
法
(3) 検証結果報告
実施報告書をもとに説明
事務局
JEC
法
(4) 今後の展開方法について
富山県
観光地域・振興局
高森主任
今回の調査事業の成果を踏まえて、教育旅行の誘致に関しては富山産業観光図鑑
を、各旅行会社に対して富山県の教育旅行パンフレットとともに配布していき、周
知の徹底を図りたいと思います。
インバウンド用のパンフットにつきましては、県内各観光案内所に配布予定では
ありますが、ほとんどの産業観光施設は事前予約が必要であり、県内の観光案内所
で手にとった際には間に合わないことが多々あるため、なるべく県外で手に取って
頂けるように国際空港や首都圏・関西圏のツーリストインフォメーションなどに設
置し、来県前に情報に触れて頂けるように周知の徹底を図りたいと思います。
県内の産業観光の推進においては、企業・施設側の受入に対して協力して頂かな
い限りは進んでいくものではないので、富山県商工会議所連合会様にご協力頂きな
がら観光課で持っている産業観光の施設整備の補助金やその他の助成金を周知し、
受け入れ体制の整備を進めていきたいです。
(5) 意見交換
富山県商工会議所連合会
天坂理事
当会として今回の調査事業は有益で、教育旅行の掘り起しも手ごたえがあり、10
年後を見据えることが必要ではないかと思います。
富山産業図鑑においては、モデルコースを提案したことが旅行商品として良い感
触を頂き、体験等を記載することで子供の興味を引けたと思います。今後更なる改
善に繋がれば良いと思います。
インバウンド用パンフレットにおいては、産業観光施設だけではなく食や自然、
土産品などの観光資源を紹介できており、素晴らしい出来であると思うが、このパ
ンフレットをどこに設置するかが重要だと考えます。
いかに外国人を呼び込み、リピーター化させるためのツールであり、富山きとき
と空港、北陸新幹線3駅、観光案内所、外国人客の多いホテルに配布できればと思
っています。
ツールを作ったことにより、各旅行会社に対して富山県には、観光資源とともに
おもてなしツール充実していることでツアー醸成に繋げて頂くため出向宣伝等に
も活用して頂きたいです。
国際経済交流推進協議会としては、県内の企業が海外の見本市に出展する際に、
取引相手に対しての情報発信ツールとしても活用できると思います。
富山コンベンションビューローの国際会議誘致にも活用して頂き、外国人の学会
参加者に対する情報発信として活用できます。
2
【資料 1】
また、掲載企業にも送付が必要であります。
AR機能のメンテナンスは 1 年契約であり、今後の保守管理料(4 万円弱)はどこ
が負担するか検討が必要です。
富山県
観光地域・振興局
楠係長
今後、改定する機会があるのならば、①海外での見本市の際に配布するための、
ものづくり企業の情報が充実したパンフレット、②観光案内所等に設置するため
の、周辺案内も掲載した簡易なパンフレットといった 2 パターンを作成することも
必要であると思います。
また、受け入れ体制の強化策として、意欲的な企業とともに説明員の充実を図り
たいと思っており、その際のお声かけ等で富山県商工会議所連合会様と協力して進
めたいと思っております。
富山県商工会議所連合会
天坂理事
受け入れ体制において重要なのは「人」であり、施設を案内・歴史の説明が必要
です。
知識醸成のためのセミナーを開催し、人材の候補として現実的である、ものづく
り企業OBの方に、おもてなしの手法を伝授し、
「ものづくりマイスター」を育成
し、派遣することで教育面の強化も出来ると思います。
富山県
富山創業未来塾にはガイドコースがあるので、ものづくり企業OBの方を集めて
観光地域・振興局
おもてなしのイロハを学んで頂き、
「ものづくりマイスター」認定制度を設けては
楠係長
どうか。人材を集める際には富山県工会議所連合会様よりお声かけして頂ければと
思います。
「ものづくりマイスター」はプロガイドレベルの人材を育成することを目指し、
富山県観光連盟様が醸成する着地型ツアーのバスガイドとして搭乗して頂く事も
良いのではないか。
国土交通省
北陸信越運輸局
吉岡係長
観光庁の「地域資源を活用した観光地魅力創造事業」、
「テーマ別観光による地方
誘客事業」などを活用し事業に該当する内容であれば最大限貢献して行きたいと思
います。
【追記】
インバウンド用パンフレットのプレスリリースの実施。
以
3
上
目
Ⅰ
次
事業概要
1.
事業名・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
2
2.
事業概要・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
2
3.
業務内容・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
3
Ⅱ
実施報告
1.
2.
教育旅行関係者の招請・視察会(現地調査)
(1)
実施内容・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
4
(2)
視察会テーマ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
4
(3)
開催日時・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
4
(4)
参加者・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
4
(5)
行程・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
5
(6)
配布物・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
9
(7)
視察会時写真・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
10
(8)
メディア露出・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
11
富山県産業観光推進のための情報発信
(1)
3.
Ⅲ
実施内容・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
13
関係者からなる報告会の開催
(1)
開催日時・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
18
(2)
開催場所・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
18
(3)
参加者・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
18
(4)
議事内容・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
18
(5)
報告会時の写・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
18
事業成果・効果
1.
2.
効果の把握
(1)
教育旅行関係者の招請、視察会(現地調査)・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
19
(2)
富山県産業観光推進のための情報発信 訪日外国人に対する情報発信・・・・・・
19
今後の課題と展開
(1)
アクセス面の改善・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
21
(2)
受入施設側の受入体制強化・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
21
(3)
誘致活動・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
21
1
I.
事業概要
1.
事業名
富山県における産業観光を核とした新たな旅行需要の掘り起こしに関する調査業務
2.
事業概要
近年、観光の形態として体験・交流を重視する傾向がますます強まってきており、その中でも、ものづくりの現
場を訪れ、実際のものづくりを学び、それに関わる人の心に触れることを楽しむ産業観光への社会的関心が高
まっている。平成24年3月30日に閣議決定された観光立国推進基本計画においても、観光資源の活用による
地域の特性を生かした魅力ある観光地域の形成の中に産業観光の推進が掲げられている。また、観光立国実
現に向けたアクションプログラム 2015 においても、個人旅行者の需要・関心の多様化を踏まえつつ、産業やアー
ト、酒蔵などテーマ別観光による新たな旅行需要の掘り起こしを図っている。
2008 年に「全国産業観光フォーラム」の開催地となった富山県は、富山県商工会議所連合会と県内8商工会議
所が連携して富山県広域産業観光推進委員会を設け、県下横断や地域別にテーマ性を持たせたモデルコース
および産業観光拠点となる県内約100社を掲載したガイドブックを作成・活用するなど産業観光で誘客を図る取
組みを進めている。
加えて、来県者の大半はビジネスマンであり、このビジネスマンを産業観光のターゲットとする為、県内企業向
けに産業観光の定着化と誘客面で重要な観光ホスピタリティ精神の醸成に関する講習会等を併せて開催し、産
業観光のおもてなし力の向上を図っている。
このように、各地において、産業資源を体系化し誘客に活用していくという動きは出てきているものの、産業観
光で一般観光客を本格的に獲得していくためには、行政の垣根を越えたツアー構築や情報発信をするためのプ
ラットフォーム窓口の設置、飲食業や宿泊業など企業・工場以外との他業種連携、産業資源の魅力を伝えるた
めのガイド等人材育成、などの課題が平成 26 年度に当局で実施した「産業観光を核とした観光振興に関する調
査」においても確認されたところである。このような課題に対応するためには長い時間と十分な予算、関係者間
の連携強化が必須となる。このことから最初から広く一般の観光誘客を目指すのではなく、違った方策で産業観
光を誘客に活かす必要があり、その一つとして教育旅行誘致が挙げられる。
近年、教育旅行においての「体験活動」が、豊かな人間性や自ら学び考える力を養うなど様々な教育的効果を
もたらすとして重要な活動に位置付けられており、「職場訪問・職場体験」「産業や産業遺産の見学」「伝統工芸
等ものづくり体験」等の産業観光に関連する活動も人気が伸びてきている。また、北陸地域は、修学旅行の受入
先としての認知度は低いが、北陸新幹線開業効果により、首都圏・関西圏からの受け入れが今後伸びていくこと
が期待される。
さらに、近年大幅に伸びているインバウンド需要を取り込むことも有効である。海外からの訪日外国人観光客
は、日本のものづくり文化や先端産業の現場等への関心が高く、地域固有の風土を背景に発達したものづくり産
業の歴史や文化をより深く伝えることにより、地域と地域が育んだ製品に興味を持たせることができる。また、消
費税免税制度を活用することにより、さらなる相乗効果をもたらすことができる。
以上のことから、富山県が推進する産業観光について、教育旅行及びインバウンドをフックとして5.に記載する
調査事業を実施し、その効果検証を行うこととしたい。
※引用、出所:㈱日本政策投資銀行、公益財団法人日本修学旅行協会「教育旅行年報」
2
3.
業務内容
(1) 教育旅行関係者の招請、視察会(現地調査)
教育旅行誘致に関する先進・成功事例など全国の教育旅行に関する情報を把握している教育旅行関係
団体や、実際に学校に売り込む手法などを熟知している旅行会社を、首都圏から招請し富山県内の産業観
光施設視察会を行う。視察後、富山県の産業観光資源を教育旅行にどのように活用させていくのか、観光
資源としてどのように磨きあげていくのか、各施設に何が必要なのか、今後の産業観光のあり方などについ
ての意見交換を行うことにより、富山県の産業観光の現状を把握し、課題を抽出する。
招請する専門家は、的確なアドバイスができる知見を有した部長クラスとし、人数は 5 者以上とする(関係
団体 3 者以上、旅行会社2者以上)
(2) 富山県産業観光推進のための情報発信
富山県の教育旅行の受入は全国的にみても極めて低い状況にあり、近年大幅に伸びているインバウンド
需要もうまく取り込めていない現状がある。一方、富山県には高岡銅器や井波彫刻などの伝統工芸品や各
分野において高いシェア率を誇るものづくり企業が多数存在しており、教育旅行やインバウンド需要を取り
込むための魅力的な資源を多く保持している。このことから産業観光資源の効果的なPRができていないと
いう推察ができる。
そのため、下記の取り組みを通じて、広く国内外に情報発信することで、富山県の産業観光の認知度向
上を図り、新たな旅行需要の拡大に繋げていく。
①
旅行会社等に対する情報発信
富山県広域産業観光推進委員会が改訂予定の「富山産業観光図鑑」(AR機能付きパンフレット)を、富山
県が行う教育旅行会社への出向宣伝等にて活用するため2,500部を増刷・配布し、富山県の産業観光施
設や体験の情報発信を図り、教育旅行誘致に繋げていく。
②
訪日外国人に対する情報発信
訪日外国人が産業観光と共にショッピングを行うことを想定し、消費税免税店や富山県ならではの飲食店
などを掲載したインバウンド用パンフレットを作成することで、富山県の産業観光を広く周知させると共に、
訪日外国人の購買意欲を図ることにより地域活性化にも繋げていく。
○サイズ等:W99×H210 上質紙
○機能:AR
○部数:4,000部
○表記言語:英語
(3) 関係者からなる報告会の開催
富山県において現在進められている産業観光を核とした観光の取り組みについて、関係者による報告会
を開催する。当該報告会においては、上記(1)から(2)に記載の取り組みの報告及び検証結果、今後の展
開方策等について関係者間で意見交換を行うことにより、現状や課題を共有し、今後の産業観光推進の取
り組みに反映させる。(主な構成員は富山県、富山県観光連盟、富山県商工会議所連合会、教育旅行誘致
委員会ほか)
3
II.
実施報告
1.
教育旅行関係者の招請、視察会(現地調査)
(1) 実施内容
仕様書に基づき、専門家を 5 名(下記、参加者参照)招聘し、富山県内の産業観光施設を巡る視察会を実施
した。
(2) 視察会テーマ
TOYAMAブランドから学ぶ富山県の魅力
(3) 開催日時
平成 27 年 12 月 16 日(水) 9:45 から
平成 27 年 12 月 17 日(木) 17:45 まで
(4) 参加者
【専門家】
所属団体
役職・氏名
(公財)日本修学旅行協会
理事・顧問 河上 一雄 氏
(公財)全国修学旅行研究協会
常務理事 守屋 勝利 氏
(公社)日本観光振興協会
総合調査研究所 主任研究員 加藤 克志 氏
東武トップツアーズ㈱
法人営業本部 教育営業部 副部長 山田 徹 氏
㈱日本旅行
団体推進本部・教育旅行部 担当部長 鴫原 教 氏
【関係者】(敬称略)
所属団体
役職・氏名
国土交通省北陸信越運輸局
観光部観光地域振興課長 高橋 義孝
国土交通省北陸信越運輸局
観光部観光地域振興課 地域第二係長 吉岡 慎吾
富山県商工会議所連合会
常任理事 天坂 幸治
(公社)富山県観光連盟
企画課長 小川 謙一
(公社)富山県観光連盟
観光コンシェルジュ 髙村 美紗子
富山県観光・地域振興局
観光課魅力創出係 主任 高森 覚
㈱ジェック経営コンサルタント
第三事業部 部長 小見 かおり
㈱ジェック経営コンサルタント
第三事業部 係長 青木 浩平
㈱ジェック経営コンサルタント
第三事業部 法 育実
4
(5) 行程
富山の伝統文化、産業の起源、ものづくり技術等を感じることができる施設等を2日間に渡り視察した。
①
ルート
【視察会ルート】
日付
12月16日(水)
時間
訪問先
9:34
専門家 富山駅着
9:45~10:00 中型バス車内
移動(中型バス)
10:30~12:40 株式会社源 ますのすしミュージアム
施設担当者
所属・役職
実施内容
氏名
かがやき509号 金沢行
事業説明
・工場見学、取り組みの説明(30分)
営業本部 外商部長 兼 ますのすしミュージア
・昼食(30分)
佐々木 浩晃
ム営業部長
・ますのすし手作り体験(1時間)
移動(中型バス)
13:10~14:10 薬種商の館 金岡邸
・施設紹介
・取り組み紹介
移動(中型バス)
富山ライトレール株式会社
14:30~15:50
城川原車両基地
移動(中型バス)
・施設紹介
・取り組み紹介
経営企画部長
村上 高文
16:10~17:20 株式会社梅かま U-mei館
・施設紹介
・取り組み紹介
代表取締役
奥井 健一
営業部宿泊販売課 主任
谷口 仁志
・施設紹介
・取り組み紹介
・五箇山の文化の説明
一般社団法人南砺市観光協会 事業企画
山崎 友紀恵
・施設紹介
・取り組み紹介
取締役 SAYSFARMマネージャー
飯田 健児
昼食(船頭御膳)
代表取締役
寺下 利宏
・施設紹介
・取り組み紹介
館長
蓑島 毅
・施設紹介
・取り組み紹介
・新社屋について紹介
ディスカッション
代表取締役社長
能作 克治
18:30
19:00~
~
12月17日(木)
移動(中型バス)
ホテル到着
夕食
砺波ロイヤルホテル
7:30
ホテル出発
移動(中型バス)
8:45~9:30
相倉合掌造り集落
移動(中型バス)
株式会社T-MARKS
SAYSFARM
移動(中型バス)
12:15~13:15 氷見漁港場外市場 ひみ番屋街
移動(中型バス)
11:00~12:00
13:20~14:00 ひみ漁業交流館魚々座
伊藤 博
意見交換会
移動(中型バス)
14:50~16:50 株式会社能作
17:00~17:45 株式会社能作 会議室
移動(中型バス)
18:10
新高岡駅 解散
18:21
専門家 新高岡駅発
はくたか576号
5
②
訪問施設での実施内容、補足
【株式会社源 ますのすしミュージアム】
㈱源では、一度に最大 20 名の受入が可能な「ますのすし手作り体験」によ
り職人の技術、食品工場として衛生面に最大限の配慮を取っている事を学
び、施設見学では、源が取り組む「味の均一化」のためにオートメーション化
している箇所と職人による手作業工程の使い分け、日本の駅弁文化、源の
歴史、ますのすしの歴史について説明を受けた。
※事前に予約をすることで、滞在時間に合わせての説明が可能。
<学習効果>
富山の食文化について
【薬種業の館 金岡邸】
金岡邸では館長による説明を受けながらの館内巡りを実施。
国の登録有形文化財に指定されており、300 年の歴史をもつ国内でもまれ
な富山売薬史料館や、当時のままの店舗紹介、現在の医薬品業界の現状を
踏まえた「くすりの富山」、当時から現在において使われている生薬、薬の製
造工程、薬種業の歴史、富山の経済基盤を構築した金岡家について説明を
受けた。
※事前に予約をすることで、滞在時間に合わせての説明が可能。
<学習効果>
くすりの富山の文化、富山県の産業が発展してきた背景
【富山ライトレール株式会社 城川原車両基地】
富山ライトレール㈱では、約 15 分の企業概要 VTR(開通時期、本格的 LRT、地
下鉄との比較等)を視聴後、富山市が取り組むコンパクトシティ政策、沿線上の
整備、富山駅の南北口統一計画、現在の運行状況、これからのライトレールに
ついて説明を受けた。
城川原車両基地では、普段見る事の出来ない車両下部・上部・運転席を見る
ことが可能であり、平成 27 年度 4 月~12 月(視察会実施時)には 1,200 名の見
学を受け入れた実績があり、一度に 40 名(20 名×2 班)の対応が可能。
<学習効果>
コンパクトシティ政策、パーク&ライドについて
【株式会社梅かま U-mei 館】
㈱梅かまでは、富山の食文化の一つである「かまぼこ」の歴史、製造方法、
職人の技術、事業展開について説明を受けた。
「SURIMI」が世界共通言語である事、厚生労働省・農林水産省・関西市場・
関東市場においてそれぞれ「練り物」の「練・煉」の漢字が違うこと、呼称に違
6
いがあるという事、若者の消費が減少していることへの対策・取り組みなどビジネス面についても学ぶこと
が出来る。
※1団体につき 4名以上~30名までの「かまぼこ手作り体験(絵付け体験)」が 1,500 円(税別)/人で体験可
能。
<学習効果>
富山の食文化、企業の取り組みについて
【砺波ロイヤルホテル】
富山県下最大の受入可能人数(平成 25 年度富山県観光連盟
発刊「富山で教育旅行」より)を誇り、和室・洋室・和洋室の 3 タイ
プより選ぶことができ、会議室等も多数用意できるためクラスごと
に館内での研修が可能。
食事も和食・洋食・中華からビュッフェ形式からカフェテリア形式
まで要望に合わせたプラン対応ができ、アレルギーを持つ学生への対応も充実している。
【(一社)南砺市観光協会 相倉合掌造り集落】
相倉合掌造りでは、「実際に人が住んでいる」、「後世に残す取り組みを
している」、「合掌造りを含めた景色」が評価され日本で 6 番目の世界遺産
に登録された経緯、茅葺屋根の原料であるカリヤスのことから合掌造りの
仕組み・特徴、集落の文化(集落として成り立たせるためのかつての分業
体制についてなど)について説明を受けた。
また、実際に相倉合掌造り集落で生活を営む方の説明を受けながら、内部構造も見学した。
※その他にも相倉民俗館・相倉伝統産業館といった、かつての生活備品が展示してある施設や、五箇山和
紙の手作り体験ができる施設(季節による)もある。
<学習効果>
五箇山の文化について
【株式会社 T-MARKS SAYS FARM】
今後、農業体験による教育旅行受入先として可能性を感じ、ルートに推
奨した施設。ワイナリーでは、製造工程や企業の特色(親会社が水産加工
会社であることを踏まえた)、6 次産業としての取り組みについて説明を受
けた。
最終日の意見交換会では、酒蔵も含めてアルコールを製造する工程を
教育旅行の受入先として入れることは問題があるのではといった意見も出たが、SAYSFARM ではワイナリ
ー以外にも、農業体験も実施しており、今後はヤギの乳搾り体験なども要望が多くあれば検討していく。
<学習効果>
6 次産業について
7
【氷見漁港場外市場 ひみ番屋街】
※団体での食事(到着時間に合わせた提供)においては、1,500 円(税別)/人
が最安値であり団体用の席を一般客と分けて用意可能。
【ひみ漁業交流館 魚々座】
魚々座では、氷見の地理的優位性を活かした定置網漁について説
明を受けた。定置網漁は網に入り込んだ魚の内、7 割は逃げることが
可能であり、実際に漁獲するのは 3 割程度と生態系を残すことを考慮
した手法である。
施設全体が定置網を模倣した建物であり、施設を巡りながら定置網
について理解を深めることができる。
実際に使われていた器具を漁師や漁業組合から提供を受け展示することで、漁業・漁村の文化を学ぶこ
とができる。定置網の素材を使ったロープワークや魚の捌き体験等が施設内でできるほか、天候が良い時
には、釣り体験など氷見の漁港を利用した体験も可能。
大人数の際は、説明・施設見学・体験などそれぞれに分かれての対応が可能。
<学習効果>
漁村の文化、定置網漁港、地理的特徴について
【株式会社能作】
㈱能作では、高岡市の産業構造、伝統産業の現状、能作の商品・取り
組みについて説明を受けた。㈱能作の流通チャネルや、富山・高岡の地
場産業が発展していくための考え方など地域活性化のための取り組みに
ついても説明を受けた。
工場見学では、実際に商品が作られていく過程について、説明を受け
ながら職人と会話することができた。
来年度には、富山県の産業観光の拠点となるような新社屋が完成するなど、産業観光に積極的に取り組
んでいる。
<学習効果>
高岡の伝統産業、地場産業の取り組みについて
8
(6) 配布物
「富山産業観光図鑑」の概要説明書類、冊子
(資料提供:富山県商工会議所連合会)
教育旅行誘致冊子、メモ帳(ショウワノート)
(資料提供:富山県)
9
(7) 視察会時写真
【初日】
移動バス車内での事業説明
金岡邸での施設説明
梅かまでのかまぼこ文化の説明
源でのますのすし手作り体験
富山ライトレールでの車庫見学
砺波ロイヤルホテルでの教育旅行
受入体制の説明
10
【2 日目】
相倉合掌造り集落の住民による
SAYS FARM での製造工程説明
五箇山文化の説明
魚々座での定置網文化の説明
能作での工場見学
能作社長を交えての意見交換会
(8) メディア露出
①
TVニュース
・NHK 富山:6:10~ ニュース富山人内
・北日本放送(日テレ系):15:50~ ニュース内
・富山テレビ(フジテレビ系):16:50~、18:15~ ニュース内
・チューリップテレビ(TBS 系):18:15~ ニュース内
11
②
新聞記事
平成 27 年 12 月 18 日(金) 讀賣新聞 朝刊
北陸中日新聞:17 日朝刊
富山新聞:17 日朝刊
讀賣新聞:18 日朝刊
平成 27 年 12 月 17 日(木) 富山新聞 朝刊
平成 27 年 12 月 17 日(木) 北陸中日新聞 朝刊
12
2
富山県産業観光推進のための情報発信
(1) 実施内容
①
旅行会社等に対する情報発信
富山県広域産業観光推進委員会が改訂予定の「富山産業観光図鑑 2016」(AR機能付きパンフレット)を、
富山県が行う教育旅行会社への出向宣伝等にて活用するため 2,500 部を増刷・配布し、富山県の産業観
光施設や体験の情報発信を図り、教育旅行誘致に繋げていく。
【配布先】
・上記視察会に参加の教育旅行関係者所属団体(各5部)
・平成 28 年 2 月 16 日(火)、17 日(水)において富山県教育旅行誘致委員会が実施した教育旅行首都圏キャ
ラバン(出向宣伝)にて 配布(各 2 部)
平成 28 年 2 月 16 日(火)
・JTB 株式会社
法人営業(柏支店、船橋支店、川崎支店)
・BWT(株式会社 JTB コーポレートセールス)
プロモーション事業部、新宿第一事業部、教育第二事業部
・近畿日本ツーリスト株式会社
首都圏営業本部、東京第一教育旅行支店、東京第三教育旅行支店
・日本旅行株式会社
東京教育旅行支店、東日本営業本部
・東武トップツアーズ株式会社
千葉西教育旅行支店、東京教育旅行支店、埼玉南支店、市川支店、教育営業部(追加で 30 部送付)
・東日観光株式会社
柏支店、新宿支店、船橋支店
平成 28 年 2 月 17 日(水)
・JTB 株式会社
関東本社、法人営業(千葉支店、横浜支店、横須賀支店、川越支店、埼玉支店、東京多摩支店、相模原
支店)、ボーノ相模大野店
・近畿日本ツーリスト株式会社
千葉教育旅行支店、横浜教育旅行支店、埼玉教育旅行支店、立川支店、県央町田支店
・日本旅行
千葉教育旅行支店、横浜支店、藤沢支店、多摩教育旅行支店
・東武トップツアーズ株式会社
千葉教育旅行支店、神奈川教育旅行支店、埼玉西教育旅行支店、埼玉教育旅行支店、立川支店
・東日観光株式会社
千葉教育支店
13
【出向宣伝時写真】
14
【富山産業観光図鑑 2016】
15
②
訪日外国人に対する情報発信
訪日外国人が産業観光と共にショッピングを行うことを想定し、消費税免税店や富山県ならではの飲食店
などを掲載したインバウンド用パンフレットを作成することで、富山県の産業観光を広く周知させると共に、
訪日外国人の購買意欲を図ることにより地域活性化にも繋げていく。
・サイズ等:W99×H210 上質紙
・機能:AR
・部数:4,000部
・表記言語:英語
本パンフレットは、利用者が持ち歩きやすいサイズとして W99×H210(A4 版の 1/3) 24 ページとした。特
徴として産業観光施設 67 箇所に加え、富山ならではの飲食店や消費税免税対応ができる店舗を含むお土
産所を掲載しており掲載量が多い。AR 機能を活用することでより多くの情報の発信が可能となることが上
げられる。
【配布先】(予定)
送付先
配布部数
掲載企業・施設送付
400
富山駅観光案内所
500
新高岡駅観光案内所
500
黒部・宇奈月温泉駅観光案内所
500
首都圏本部
100
名古屋事務所
100
大阪事務所
100
富山県大連事務所
100
備考
10
JR東日本訪日旅行センター
100 成田空港⇔富山間を運行している高速バス
ウィラートラベル
成田空港
10 ウィラートラベルが空港内の配架を管理
中部国際空港
10
HISツーリストインフォメーションセンター
50 東京、大阪、京都
JTBツーリストインフォメーションセンター
10 東京、大阪、京都、北海道、愛知、福岡
計
2,490
残数
1,510 ※3
※1 県内施設、県関連施設
※2 旅行会社等は参考送付とし、その後要望に応じて送付
※3 残数は海外観光説明会や旅行会社等の資料請求、補充用に使用
16
【富山産業観光図鑑インバウンド用パンフレット】
17
3
関係者からなる報告会の開催
(1) 開催日時
平成 28 年 3 月 24 日(木) 10:00 から
(2) 開催場所
富山県庁東別館 489 会議室
(3) 参加者(敬称略)
所属団体
役職・氏名
国土交通省北陸信越運輸局
観光部 観光地域振興課長 高橋 義孝
国土交通省北陸信越運輸局
観光部 観光地域振興課 地域第二係長 吉岡 慎吾
富山県商工会議所連合会
常任理事 天坂 幸治
富山商工会議所
産業振興部 産業課、地域振興課 課長 橋本 英徳
(一社)富山県観光連盟
企画課長 小川 謙一
教育旅行誘致委員会
井沢 信一
富山県観光・地域振興局
観光課長 砂原 賢司
富山県観光・地域振興局
観光課 魅力創出係長 楠 晶絵
富山県観光・地域振興局
観光課 魅力創出係 主任 高森 覚
㈱ジェック経営コンサルタント
第三事業部 部長 小見 かおり
㈱ジェック経営コンサルタント
第三事業部 法 育実
(4) 議事内容
本事業での実施内容の報告、その効果検証結果より、富山県の産業観光の現状と課題を把握・共有し今
後の展開方法について意見交換を行った。
※参考【資料 1】(次第、議事録)
(5) 報告会時の写真
18
III.
事業成果・効果
1.
効果の把握
下記の項目を実施し、事業の効果を検証した。
(1) 教育旅行関係者の招請、視察会(現地調査)
【効果検証のための手法】
・視察会時の専門家を交えた意見交換会
※参考【資料 2】 (次第、議事録)
・視察会後の専門家に対するアンケート調査
※参考【資料 3】(①アンケート原本、②数値集計)
専門家からの富山県における産業観光への取り組みに対する、更なる強化のためにも各施設の取り組み
において、今後は学習指導要領でも重要視されている「アクティブ・ラーニング」の視点を取り入れることが
必要であり、教育旅行において重要視されている「体験学習」においても充分に対応ができる素材であると
評価を頂いた。
「大人が働くカッコいい姿」を見せることができる産業観光は学生の心を動かすことができる内容であり「キ
ャリア教育」のプログラムとして旅行会社が学校側に提案する際に魅力的な内容であるとのこと。
また、アンケートにおいて視察会訪問施設の教育旅行の受入先としての良い点・悪い点を検証し、意見を
各施設にフィードバックしたことで施設側に受入体制強化のキッカケを与えることができたのではないか。
反面、多くの施設を訪問するために過密スケジュールした結果、意見交換会の時間が短くなり、「時間が
なく意見・感想の半分も言えず消化不良感が残りました。」といった意見も頂き、期待に応えられない部分も
あった。
(2) 富山県産業観光推進のための情報発信 訪日外国人に対する情報発信
【効果検証のための手法】
・富山県の国際交流員(ロシア語、韓国語、中国語、ポルトガル語)の外国人 6 名に対し富山産業観光図鑑
インバウンド用パンフレットの配布後、アンケート調査
今回のアンケートにおいて、本パンフレットの効果と改善点が分かった。
効果としては、アンケート結果より本パンフレットで産業観光に対して「興味を持った」と答えた方が半数いた
事であり、このことは訪日外国人に対して産業観光を PR するためのツールとして効果があるという事がわ
かる。今後は、翻訳版の類似パンフレットが無いことも加味し、本パンフレットにより富山の産業観光の PR
を行う必要がある。
また、ビューポイントや、グルメ情報、お土産店等の産業観光施設の情報以外は、訪日外国人の必要な
情報であるとの意見があり、掲載した効果はあると考察する。
改善点としては、本パンフレットが見やすいと回答した方がいなかったことや、掲載情報が多く文字数が増
え必然的にフォントサイズ(※今回は文中のフォントでは最小 6pt を採用)が小さくなり、見にくいという意見を
頂戴した。ページ数・フォントサイズ・情報量を再度検討していく必要がある。
19
また、受けてによっては英訳分が不自然と感じる箇所や、ミスがあった。予算との兼ね合いでアマチュアの
方に翻訳業務を依頼したが、プロに委託しプルーフリード※を行う事で正確に意図を伝えることが出来たの
ではないかと考える。
AR 機能においては、アンケート結果より活用はするが、手間がかかり、機能面の問題もあることにより、
好評ではなかった。
AR 機能が、世間に浸透していないことも加味し、QR コードでの情報取得が良いとの意見を頂戴した。
今後は、AR 機能の有効活用方法を模索していく必要がある。
※
プルーフリード…原文と翻訳文を照合し、誤った箇所がないか、両者がよく対応しているかなどをチェック
することを意味する語。一般的に、ネイティブチェックよりも料金が高く設定されていることが多い。
20
2.
今後の課題と展開
現状の課題として、第一に二次交通などのアクセス面不便である事、第二に施設の受入体制において教育旅
行を対象とした大人数の受け入れや、コンテンツ面の整備が追い付いていないこと、第三に各施設の特徴があ
り魅力的だが教育旅行・インバウンド需要への対応としては体制が整っていない、産業間の連携がないことが挙
げられる。
これらの課題をもとに、以下の展開が考えられる。
(1) アクセス面の改善
二次交通の利便性が良くない富山において、教育旅行での個別
の樊行動を実施するには専用の移動手段が必要である。これはイ
ンバウンド需要への対応で同様のことが懸念される。
他県の取り組み事例として、鳥取県では「1,000 円タクシー」と題し、
インバウンド対策として、利用者に 1,000 円で 3 時間タクシーを貸切
にできる取り組みが 2013 年より始まっている。
この取り組みは、鳥取市が中心となり、鳥取県ハイヤー共同組合
に法定限度額までの料金の引き下げの協力を依頼し、残りは県と
市が負担するといった資金援助で成り立っている。このように自治
体が主導となりアクセス面の整備を行う事で、教育旅行やインバウ
ンド需要の取り込みの強みとなるのではないだろうか。
(2) 受入施設側の受入体制強化
産業観光において教育旅行、インバウンド需要の両面で、受け入れの意味やメリットを理解してもらわな
い限り企業・施設側は協力し、受け入れのための資金投資を検討しないと考える。
まずは、富山の産業観光をリードする企業・施設(今回の視察会で訪問した企業・施設)の取り組みを強化
していき、他社に対する波及効果の為の補助をしていくべきではないか。
(3) 誘致活動
【資料 2】、【資料 3】で明らかになった教育旅行を誘致するターゲットである、千葉県・埼玉県を中心とし
た関東圏や、大阪・神戸・一部京都も含めた関西圏に対し誘致活動を行うべきである。
教育委員会を通して、実際に教員の方を招請した視察会の開催や、各旅行会社の社内研修(観光地への
視察勉強会)への助成なども有効ではないか。
富山県が推進する産業観光に教育旅行とインバウンド需要を取り込むためには、自治体と交通機関との連携
により対象者が望むからアクセス面の強化や、二次交通が比較的優れている石川県との分業(班別研修は金沢、
キャリア教育は富山)も考えられる。
受入施設側においては、リードする企業・施設の波及効果によって個々の取り組み・魅力の強化へ繋げ、パッ
ケージ商品(交通手段も含め)を構築し、強化していくことが必要である。
21
今回の事業において、明確になった誘致ターゲットに対し、補助や宣伝を強化することも加え、富山県単独の
誘致だけでなく北陸地域全体として誘致活動も効果的である。
以上
22
【資料 1】
「富山県における産業観光を核とした新たな旅行需要の掘り起こしに関する調査業務」
関係者からなる報告会
1.
開催日時:平成 28 年 3 月 24 日(木)
2.
場
3.
参 加 者:別紙参照
4.
議
10:00~11:00
所:富山県庁東別館 489 会議室
事:(1)
挨拶
(2)
実施内容報告
(3)
検証結果報告
(4) 今後の展開方法について
(5) 意見交換
発
言
者
内
容
(1) 挨拶
国土交通省
北陸信越運輸局
高橋課長
北陸新幹線が開業して 1 年が経過し、昨年は開業効果としてメディア等に北陸地
域のが取り上げられる機会が多くありました。
観光庁の宿泊旅行統計における、平成 27 年の北陸信越運輸局管内の延べ宿泊者
数は 4,263 万人(前年 10.6%増加)、富山県は 397 万人(前年 14%増加)であり、全
国平均が前年 6.7%増加ということより、いかに全国より観光客が訪れたかが分か
ります。
訪日外国人旅行者数において、平成 27 年は 1,974 万人(前年 47.1%増加)に達し、
驚異的な増加となっています。
宿泊旅行統計の訪日外国人の延べ宿泊者数は北陸信越運輸局管内で 50.8%増加、
富山県 42.1%増加となりました。
観光産業は、対日本人・外国人問わず、他の産業への経済効果、波及効果など地
域経済にとって重要な産業であり、人と人、地域・文化・歴史など社会的な側面に
おいても重要な役割を果たします。
国内外から観光客を呼び入れて消費を促進し、地域が潤うことによる地方創生が
重要となってきます。
富山県は、高岡の銅器・漆器、井波の彫刻等の伝統産業や各産業で高いシェア率
を誇る企業が多い「ものづくり県」であります。
また、売薬文化や富山湾の海の幸、雄大な立山連邦など世界に誇ることができる
観光資源があります。今回の調査事業の視察会で改めて産業観光施設を訪問し有意
義でした。
北陸信越運輸局として富山県の観光資源を磨き上げて発信していくことを目的
として、産業観光を切り口とした本調査業務を実施しました。
取り組み報告に関しては、この後事務局より報告がありますが、富山県内の関係
者の皆様は産業観光に非常に力を入れているとのことであり、今後更なる産業観光
の推進に私共としても貢献できたらと思っています。
1
【資料 1】
(2) 実施内容報告
実施報告書をもとに説明
事務局
JEC
法
(3) 検証結果報告
実施報告書をもとに説明
事務局
JEC
法
(4) 今後の展開方法について
富山県
観光地域・振興局
高森主任
今回の調査事業の成果を踏まえて、教育旅行の誘致に関しては富山産業観光図鑑
を、各旅行会社に対して富山県の教育旅行パンフレットとともに配布していき、周
知の徹底を図りたいと思います。
インバウンド用のパンフットにつきましては、県内各観光案内所に配布予定では
ありますが、ほとんどの産業観光施設は事前予約が必要であり、県内の観光案内所
で手にとった際には間に合わないことが多々あるため、なるべく県外で手に取って
頂けるように国際空港や首都圏・関西圏のツーリストインフォメーションなどに設
置し、来県前に情報に触れて頂けるように周知の徹底を図りたいと思います。
県内の産業観光の推進においては、企業・施設側の受入に対して協力して頂かな
い限りは進んでいくものではないので、富山県商工会議所連合会様にご協力頂きな
がら観光課で持っている産業観光の施設整備の補助金やその他の助成金を周知し、
受け入れ体制の整備を進めていきたいです。
(5) 意見交換
富山県商工会議所連合会
天坂理事
当会として今回の調査事業は有益で、教育旅行の掘り起しも手ごたえがあり、10
年後を見据えることが必要ではないかと思います。
富山産業図鑑においては、モデルコースを提案したことが旅行商品として良い感
触を頂き、体験等を記載することで子供の興味を引けたと思います。今後更なる改
善に繋がれば良いと思います。
インバウンド用パンフレットにおいては、産業観光施設だけではなく食や自然、
土産品などの観光資源を紹介できており、素晴らしい出来であると思うが、このパ
ンフレットをどこに設置するかが重要だと考えます。
いかに外国人を呼び込み、リピーター化させるためのツールであり、富山きとき
と空港、北陸新幹線3駅、観光案内所、外国人客の多いホテルに配布できればと思
っています。
ツールを作ったことにより、各旅行会社に対して富山県には、観光資源とともに
おもてなしツール充実していることでツアー醸成に繋げて頂くため出向宣伝等に
も活用して頂きたいです。
国際経済交流推進協議会としては、県内の企業が海外の見本市に出展する際に、
取引相手に対しての情報発信ツールとしても活用できると思います。
富山コンベンションビューローの国際会議誘致にも活用して頂き、外国人の学会
参加者に対する情報発信として活用できます。
2
【資料 1】
また、掲載企業にも送付が必要であります。
AR機能のメンテナンスは 1 年契約であり、今後の保守管理料(4 万円弱)はどこ
が負担するか検討が必要です。
富山県
観光地域・振興局
楠係長
今後、改定する機会があるのならば、①海外での見本市の際に配布するための、
ものづくり企業の情報が充実したパンフレット、②観光案内所等に設置するため
の、周辺案内も掲載した簡易なパンフレットといった 2 パターンを作成することも
必要であると思います。
また、受け入れ体制の強化策として、意欲的な企業とともに説明員の充実を図り
たいと思っており、その際のお声かけ等で富山県商工会議所連合会様と協力して進
めたいと思っております。
富山県商工会議所連合会
天坂理事
受け入れ体制において重要なのは「人」であり、施設を案内・歴史の説明が必要
です。
知識醸成のためのセミナーを開催し、人材の候補として現実的である、ものづく
り企業OBの方に、おもてなしの手法を伝授し、
「ものづくりマイスター」を育成
し、派遣することで教育面の強化も出来ると思います。
富山県
富山創業未来塾にはガイドコースがあるので、ものづくり企業OBの方を集めて
観光地域・振興局
おもてなしのイロハを学んで頂き、
「ものづくりマイスター」認定制度を設けては
楠係長
どうか。人材を集める際には富山県工会議所連合会様よりお声かけして頂ければと
思います。
「ものづくりマイスター」はプロガイドレベルの人材を育成することを目指し、
富山県観光連盟様が醸成する着地型ツアーのバスガイドとして搭乗して頂く事も
良いのではないか。
国土交通省
北陸信越運輸局
吉岡係長
観光庁の「地域資源を活用した観光地魅力創造事業」、
「テーマ別観光による地方
誘客事業」などを活用し事業に該当する内容であれば最大限貢献して行きたいと思
います。
【追記】
インバウンド用パンフレットのプレスリリースの実施。
以
3
上
【資料 2】
「富山県における産業観光を核とした新たな旅行需要の掘り起こしに関する調査業務」
富山県産業観光施設視察会
1.
開催日時:平成 27 年 12 月 17 日(木)
2.
場
3.
参 加 者:別紙参照
4.
議
所:株式会社能作
意見交換会
17:00~17:40
会議室
事:(1)訪問施設への意見
(2)富山県の産業観光について
(3)富山県観光客誘致に向けて
【意見】
発
言
者
日本修学旅行協会
内
河上 一雄 様
容
11 月 20 日(金)に富山にて講演会を行った際にも感じたが、
「富山の未来は明る
い」
「産業観光」ということについては学校側にも明確な規定がなく、茫漠として
哲学的ではない。
⇒無理に「産業観光」として打ち出す必要性は無いのではないか。
日本修学旅行協会より発刊している月刊誌「修学旅行」において、北陸新幹線
開通時に合わせ、沿線上の停車駅所在都市に記事を書いてもらった際にも感じ
たが、高岡には産業がある・街歩きができる・グループ学習に適していると改
めて感じた。そういった面では富山市より凝縮されていて良い。
高岡は教育旅行のなかでも、6 人程度のグループ学習向きの施設が多くある。
今回の視察会において訪問した施設に関しても、学べる施設としても魅力が充
分にある。
SAYS FARM はお酒を取り扱っている側面から、子供を連れて行って良いのか
という意見も出てくるのではないか(酒蔵も同様)。
富山には教育旅行を始めとした観光客誘致のための素材が豊富にあるが宣伝
が下手である。金沢と比較しても、より強く打ち出し PR していく必要がある
と感じた。
全国修学旅行研究協会
守屋
勝利 様
富山には見るところ、観光地が多くあると改めて感じた。そのなかでも「学ぶ」
ことができる施設が多くあると思った。
全国修学旅行研究協会が実施したアンケートによると、現代の教育旅行におい
て「体験学習」が重要であり幅が広がってきている。昔の京都・奈良での体験
と比べ、多種多様な体験学習が増えてきた。修学旅行には「学ぶ場所」が必要
である。
修学旅行は日本人の旅の原点。観光というものは「見る」ことだけでなく、住
んでいる地域とは違う地域に行き、人に触れたりモノに触れる事で自分の人生
を見つめ直したり、自分とはどういった存在であるか振り返ることができると
思っている。
1
【資料 2】
埼玉県の加須市の修学旅行は今まで江の島・箱根・鎌倉に行っていたが箱根の
現状や・バス代の高騰・北陸新幹線開通により金沢へ足を伸ばすようになった。
千葉県も北陸への関心が強くなってきた。
関東圏からは北陸に行きたいという要望もあり、北陸にはその要望に応えるこ
とができる素材があると感じた。
日本観光振興協会
加藤
克志 様
能作の取り組みは、日本観光振興協会の取り組み・目的と同じであり、素晴ら
しいと感じた。
源・金岡邸を初めとして個々としては素晴らしい取り組みであるが、源の例で
言えば「ますのすし」という最終製品が出来上がるまでに使う「笹」「竹」に
ももっと着目した方が良いのではないか。
「笹」であれば抗菌作用があり、
「竹」
であれば成長が早く環境破壊にはならないといったことにも応えることがで
きれば、学習効果は更に上がるのではないか。
「産業観光」は儲からないといった意見が出たが、重厚長大型の産業は工場見
学を実施して企業側に利益があるかと言ったらないのかもしれない。富山県内
の産業観光の最先端である YKK も同様であり工場見学によって企業が儲かる
といった仕組みはないが、工場見学に来た観光客が地域に宿泊し、食べ、お土
産を買うなどして発生する「消費」を地域全体としてプールし、今後の地域観
光の販促物に還元するなどの取り組みを行政が支援することができれば観光
での街づくりが成されていくのではないか。
「誘客に向けて」に関して、行政や観光協会が発信する情報を 100%信用する
ことが少なくなってきている。SNS などによる同報者が発信する情報が重要に
なってきており、海外では更に有効である。消費者の生の声を発信できる仕組
みがあれば、誘客に大きな役割を果たすことができるのではないか。
日本旅行
鴫原
教 様
富山県の素材をマーケットに浸透(学校側に理解してもらうか)させる方法や、
「産業観光」ということを旅行会社や行政から学校側に伝える仕組みという視
点から、今回の視察会について考えてみた。
正直なところ「金岡邸」に期待してはいなかったが、丁寧な説明・筋道を立て
た説明が素晴らしく、対象に合わせた説明を落とし込むことができれば更によ
くなる。
教育旅行のインフラは重要であり、キーワードとして体験・民泊・食育・グロ
ーバル育成・企業見学などが挙げられるが、それらに対する引き出しを複数用
意するべき。
教育旅行は修学旅行だけではなく、地元の学校・近隣の小学生も対象である。
修学旅行では班別学習が必修であり、アクセス面への懸念はあるが、その点は
金沢に任せるのか、または富山でも対応できるということを示すべきである。
教育委員会を通して、実際に教員に見て頂くことが一番良い。ターゲットとな
る県を定め、教育委員会を通して誘致するべき。見て頂くことで更なる気づき
が出てくる。
2
【資料 2】
京都では宿が取れないから、北陸で一泊しようといった考えも出てきており、
そういったところには旅行会社も一体となり展開できれば良い。
日本旅行のブランドである「赤い風船」としても良い素材がありその面からも
今後提案していくことを検討したい。
能作を初めとして、メディアで取り上げられたことのある施設を見学でき、今
後の企業生活において大変有益な視察会となった。
東武トップツアーズ
山田
徹 様
旅行会社の営業担当が学校への営業で苦労する点として「キャリア教育」とい
う取り組みがあり、教育旅行の場面で「キャリア教育」のプログラムの要望を
受けた際、企業側の対応が不十分なことなどにより、全国の施設を紹介するこ
とが難しいが、今回の産業観光施設の訪問によって、働く姿を見ることができ、
富山にはそういった素材がまだまだあるとわかり嬉しかった。
実務的な面から言うと、東京・京都など公共交通が発達している地域では学生
が縦横無尽に行動し訪問先までたどり着くことができるが、富山のアクセス面
は厳しく、バスを貸切りクラス単位での行動が必須になった際には、受入側が
40 名に対応できるかどうか問題になってくる。
大人が働く姿、「カッコいい姿」を見てもらうことが、生徒の心を動かす大き
な要因となる。
ターゲットとしては新幹線沿線の関東圏がメインであり、その中でも千葉・神
奈川は実際に周辺まで来ている。今後のターゲットの最有力になるのではない
か。
新幹線開通でアクセスが悪くなったが大阪を中心とする神戸や一部京都も含
めた関西圏もターゲットとなる。これらの地域から石川・長野に流れている学
校をいかに富山まで引っ張るかが重要となってくる。
今後はこれらの地域に対して提案して行けると感じた。その他の地域に対して
営業を行う必要はなく、特化していくべき。
高等学校ではなく、中学校ならびに私立をターゲットとし、東武トップツアー
ズ営業担当者からも営業を掛けていきたい。
日本修学旅行協会
河上 一雄 様
学習指導要領改訂に伴う、アクティブラーニングの発想が今回の視察先では説
明がなかった。
これからの教育課題はアクティブラーニング(課題解決学習)をどうするかであ
り、現代の課題を教育旅行の中で、どう解決できるかが重要となる。その点か
ら提案できる素材がないと、旅行会社の営業の際も中々厳しいと考えられる。
富山県として、アクティブラーニング(課題解決学習)への解決策を提示してい
くべきである。
「現代の課題とはなにか」、「富山県で教育旅行を実施することで解決する」、
「新たな問題点が発見できる」といったことを考えていくべきである。
グリーンツーリズムの取り組みに関して、学校側は二泊三日の修学旅行に対し
て、民泊と旅館を一泊ずつしたいのではないか。民泊のことも考慮すべきであ
3
【資料 2】
る。
4 省合同事業(総務省、環境省、農水省、文科省)の「子ども農山漁村交流プロ
ジェクト」がスタートする中で、修学旅行以外で農山漁村で誘致することがで
きるのではないか。(海なし県を誘致したりなど。)
民泊を併せたプランの構築ができれば更なる可能性が広がる。
北陸信越運輸局
訪問した施設の説明員が大変丁寧であると感じた。
高橋課長 様
各施設のタイムスケジュールにバリュエーションがあり良かった。(30 分での
説明や 1 時間での説明など滞在時間に合わせた対応を取っていた)
見るだけではなく、商品ができるまでのプロセスや歴史、体験することができ
魅力のある施設ばかりであった。
SNS、口コミで広がることが重要である。
専門家の方々には、今回の訪問先を初めとして、県内施設をどんどん発信して
いって欲しい。
訪日外国人(インバウンド需要)も加味して、多くの旅行者が富山県に来て頂く
ことを祈念し、国として補助していけたら良いと思う。
【キャリア教育とはどういった取り組みであるか】
日本修学旅行協会
河上 一雄 様
今から十数年前にスタートした取り組みであり、進路指導ではなく、子供たち
がどのように生きていくか(行く末・未来を決める基礎)を、学校として指導す
るものである。
子供たちが企業を見て、生きる事や未来のことについて等、何か感じてもらう
ことが大切。
企業側が商売にならないという理由から、学生の受け入れを拒否することも問
題点となっている。
→将来のお客様になる可能性、未来への投資と感じてほしい。
産業科がある高校ができてきており、職業科の在り方が変わってきた。従来の
商業高校・工業高校として捉えると誘致は失敗する。生き方・あり方として捉
えることが必要である。
【地域としての取り組みの具体的事例はあるのか】
日本観光振興協会
加藤
克志 様
黒部の取り組みとして、ハウスエージェントを設けて漁港などに巡回バスを回
すなどしている。
まだまだ、実施できている地域は少ないが、JR 東海の須田相談役は地域が自
立して行けるような取り組みを推奨している。
日本修学旅行協会
河上 一雄 様
能作
能作
克治 様
数年前に富山でシンポジウムを開催したが、富山の売薬の仕組みをもって産業
観光に取り組むといった基盤はある。
普段住み慣れると、当然のこととなり表に出てこなくなる。そういった場合に
は第三者に見てもらい、良い箇所をピックアップしてもらうことが大事であ
る。
4
【資料 2】
【産業観光は儲からないといったことに関して】
能作
能作
克治 様
能作は儲からないことを念頭において実施しているが、当社の産業観光への取
り組みに対して富山県民の関心が高く、結果として商品 PR に繋がっている。
大きなくくりで考えると効果がある。
【全国修学旅行研究協会のアンケートを踏まえて】
全国修学旅行研究協会
守屋
勝利 様
北陸新幹線開通と共に、茨城県・栃木県・群馬県・埼玉県・千葉県の 1345 校
を対象に調査を行い、約 1300 の回答があった。
北陸新幹線を利用して北陸方面に行きたい・・・・・・・・14 校(1.1%)
北陸新幹線を利用して北陸方面に行くことを検討したい・・199 校(15.7%)
【199 校の内訳】
茨城県・・・15 校
栃木県・・・10 校
群馬県・・・10 校
※地理的に難しいこともある
埼玉県・・・63 校
千葉・・・・101 校
日本修学旅行協会
東京都内の学校 101 校も好感触である。
河上 一雄 様
以
5
上
【資料 3】
富山県産業観光施設視察会に関するアンケート調査 数値集計
設問1 【視察会の感想】
1) 本視察会に出展していかがでしたか?
あまり良くな
とても良かった まあ良かった
かった
3
2
よくなかった
0
0
とても良かった
まあ良かった
あまり良くなかった
よくなかった
設問2 【今後の富山県の取り組みについて】
1) 今後、視察会開催の開催頻度を上げて行くべきであるか。
はい
いいえ
5
0
はい
いいえ
2) 今後、富山県で視察会を開催する場合、どのような団体より専門家を招へいした方が良いか。
※複数回答可
1.教育旅行関
2.旅行会社
3.教育委員会 4.学校教員
係団体
4
5
1
4
4.学校教員
3.教育委員会
2.旅行会社
1.教育旅行関係団体
0
1
2
3
4
5
3) 富山県への教育旅行誘致には「産業観光」の取り組みは強みとなるか。
2.今後の取り 3.強みとはい
1.強みとなる
組みによる
えない
4
1
0
1.強みとなる
2.今後の取り組み
による
3.強みとはいえな
い
6) 教育旅行の誘致にあたって、富山県から補助を行うべきであるか。
2.行うべきで
1.行うべき
行っても良い
はない
2
2
1
1.行うべき
2.行うべきではな
い
行っても良い
FAX:
FAX:076076-444444-1135
1135
MAIL:
MAIL:[email protected]
富山県産業観光施設視察会に関するアンケート調査
所属団体名:公益財団法人
日本修学旅行協会
ご 氏 名:河上 一雄
設問1 【視察会の感想】
1). 本視察会に出展していかがでしたか?1~4 の該当するもの 1 つに○をつけてください。
1.とても良かった
2.まあ良かった
3.あまり良くなかった
4.よくなかった
2). 1)で答えた理由をお答えください。
県がとにかく産業観光を軸にして、観光に力を入れ出した姿勢
設問2 【今後の富山県の取り組みについて】
1). 今後、視察会開催の開催頻度を上げて行くべきであるか。該当するもの 1 つに○をつけてください。
1.はい
2.いいえ
2). 今後、富山県で視察会を開催する場合、どのような団体より専門家を招へいした方が良いでしょう
か?1~4 の該当するもの全てに○をつけてください。
1.教育旅行関係団体
2.旅行会社
3.教育委員会
4.学校教員
3). 富山県への教育旅行誘致には「産業観光」の取り組みは強みとなるか。該当するもの 1 つに○をつ
けてください。
1.強みとなる
4).
3).で1.強みとなる
2.今後の取り組みによる
3.強みとはいえない
2.今後の取り組みによるとお答えになった方にご質問させて頂きます。
「産業観光」を教育旅行誘致に生かしていくための取り組みについてご自由にお答えください。
キャリア教育との関連を強く出すこと。企業の姿勢が積極性がもっと欲しい。
FAX:
FAX:076076-444444-1135
1135
MAIL:
MAIL:[email protected]
5). ものづくり県として教育旅行を PR していくうえで、他県と比べてどのような優位性や違いを打ち
出すことができるかについてご自由にお答えください。
伝統産業と先端産業のコラボが必要
6). 教育旅行の誘致にあたって、富山県から補助を行うべきであるか。該当するもの 1 つに○をつけて
ください。
1.行うべき
7).
2.行うべきではない
6)で1.行うべきとお応えになった方にご質問させて頂きます。
具体的にどういった補助があれば良いと思いますか。
8). その他ご意見等がございましたらご自由にお答えください。
補助が無くなればこなくなる傾向大。
FAX:
FAX:076076-444444-1135
1135
MAIL:
MAIL:[email protected]
設問3 【訪問施設について】
今回の視察会では 10 社・施設に訪問致しました。各施設での説明・体験を踏まえ良かった点や今後改
善するべき点等、教育旅行の観点やそれ以外の観点からもご意見を頂戴できればと思っております。
お手数だとは思いますが、10 社・施設についてそれぞれご回答頂ければ幸いでございます。
視察会時の実施事項や補足情報を【別紙】にまとめてあります。参考までにご確認ください。
1). 株式会社源 ますのすしミュージアム
良かった点
良い施設、清潔、熱心
今後、改善するべき点
・マスについての説明がもっと必要
・なぜ、ますのすしなのか。寿司文化との比較を
2). 薬種業の館 金岡邸
良かった点
・熱意が伝わる
今後、改善するべき点
・富山の薬作りの要因についてもっと説明が必要
3). 富山ライトレール株式会社 城川原車両基地
良かった点
平易な説明
今後、改善するべき点
FAX:
FAX:076076-444444-1135
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MAIL:
MAIL:[email protected]
4). 株式会社梅かま U-mei 館
良かった点
今後、改善するべき点
原材料をもう少し詳しく、他の工房との違いを詳しく説明
5). 砺波ロイヤルホテル
良かった点
広いこと、凌駕、パブリックスペースがあること
今後、改善するべき点
6). 相倉合掌造り集落 (一社)
一社)南砺市観光協会
良かった点
今後、改善するべき点
伝統的暮らしをもっと説明。大学誘致の説明は×
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FAX:076076-444444-1135
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MAIL:
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7). 株式会社 T-MARKS SAYS FARM
良かった点
今後、改善するべき点
8). 氷見漁港場外市場 ひみ番屋街
ご意見
あまりにもキレイ過ぎる。漁港としての熱意が伝わっている。
9). ひみ漁業交流館 魚々座
良かった点
今後、改善するべき点
解説をもっと簡単にかつ充実を。
10). 株式会社能作
良かった点
社長の話がよい。新しい方向性の近況、伝統と未来への挑戦
今後、改善するべき点
以上、ご協力に心より感謝致します。
今回ご提出頂いた情報は、
「各訪問施設へのフィードバック」
各訪問施設へのフィードバック」、「報告書の作成」
報告書の作成」、「今後の富山県の参
「今後の富山県の参
考資料」
考資料」として使用し、その他の目的には使用致しません。
FAX:
FAX:076076-444444-1135
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MAIL:
MAIL:[email protected]
富山県産業観光施設視察会に関するアンケート調査
所属団体名:
全国修学旅行研究協会
ご 氏 名: 守 屋 勝 利
設問1 【視察会の感想】
3). 本視察会に出展していかがでしたか?1~4 の該当するもの 1 つに○をつけてください。
1 .とても良かった
○
2.まあ良かった
3.あまり良くなかった
4.よくなかった
4). 1)で答えた理由をお答えください。
観光地としての富山県は、黒部ダムや富山湾の豊かな海産物(特にホタルイカ、白海老、ブリ等)
、ま
す寿司、五箇山、そして越中八尾のおはら風の盆など、すぐに思い浮かぶものも多くあります。しかし、
ものづくり、産業観光としての富山というと、年配者なら高岡の銅製品や富山の薬ぐらいは言えても、
今の若者たちは果たしてどうでしょうか?同様に年配者にしても二つ以外の物について知る人はそれ程
多くないと思います。しかし今回、視察会に参加してみて、富山県はものづくりの伝統と文化の宝庫で
あると言うこと、そして、そのことを通しての人づくりに力を注いでいることを改めて知り、教育旅行
の素材として極めて興味深く、ポテンシャルを秘めていると感じました。
設問2 【今後の富山県の取り組みについて】
4). 今後視察会開催の開催頻度を上げて行くべきであるか。該当するもの 1 つに○をつけてください。
1 .はい
○
2.いいえ
5). 今後、富山県で視察会を開催する場合、どのような団体より専門家を招へいした方が良いでしょう
か?1~4 の該当するもの全てに○をつけてください。
1 .教育旅行関係団体
○
2 .旅行会社
○
3.教育委員会
4 .学校教員
○
6). 富山県への教育旅行誘致には「産業観光」の取り組みは強みとなるか。該当するもの 1 つに○をつ
けてください。
1 .強みとなる
○
4).
3).で1.強みとなる
2.今後の取り組みによる
3.強みとはいえない
2.今後の取り組みによるとお答えになった方にご質問させて頂きます。
「産業観光」を教育旅行誘致に生かしていくための取り組みについてご自由にお答えください。
本協会の関東地区公立中学校修学旅行委員会(茨城県・栃木県・群馬県・埼玉県・千葉県)が今年度
実施したアンケートでは、調査回答校 1,266 校の中学校の 83%以上が修学旅行において体験学習を行っ
ています。かつては体験学習というと、決まり切ったお菓子作り等が多かったものですが、現在はその
内容は実に多様です。歴史文化体験が 76.6%と多いものの、社会体験や自然体験においても共通してみ
られる傾向は、学びの視点、キャリア教育やアクティブラーニングの視点を取り入れた取組を模索して
いる点です。産業観光は、その意味では非常に素晴らしい素材であります。ただ、学校関係者はそのこ
とを十分理解しているとは言えず、どう伝えていくかが何より課題かと思います。
FAX:
FAX:076076-444444-1135
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5). ものづくり県として教育旅行を PR していくうえで、他県と比べてどのような優位性や違いを打ち
出すことができるかについてご自由にお答えください。
それぞれの県にはそれぞれの良さや特色があり、観光面で言えば石川県金沢市は北陸の中にあって華
やかなイメージがあります。しかし、金沢市では班行動や体験活動を行おうとすると一日持たせるのは
難しいと考える先生方は少なくないでしょう。逆に富山県は、ものづくりの、それを通しての人づくり
の、過去・現在・未来という点で、私は素晴らしい素材の溢れている県だと感じました。キャリア教育
やアクティブラーニング視点から一日班行動や体験学習を組むことは、寧ろ容易ですし、可能性も感じ
ました。一つの考え方として、富山に二泊というよりは、富山に一泊して、ものづくり、人づくりで学
ぶ、そして、京都・奈良で一泊。または、金沢市で観光して一泊。富山の中心は、学びの修学旅行とし
て、先生方にその魅力と伝統・文化・将来性を理解してもらうことは、教育旅行における富山県のカラ
ーを十分発揮できると可能性はあると考えます。
6). 教育旅行の誘致にあたって、富山県から補助を行うべきであるか。該当するもの 1 つに○をつけて
ください。
1.行うべき
2.行うべきではない
※行っても良い。
7).
6)で1.行うべきとお応えになった方にご質問させて頂きます。
具体的にどういった補助があれば良いと思いますか。
難しい質問です。ご案内のとおりバス代や宿代を一部補助している自治体もあります。
例えば、
「富山県(富山市)と一緒に作る修学旅行プログラム」に参加する学校に補助。
富山県内のものづくり、人づくりの産業観光プログラムや施設を見学・体験する学校に補助。
産業観光の教育旅行を実施する学校に、下見・事前学習、それらに関連した講師派遣事業等へ
の補助。
8). その他ご意見等がございましたらご自由にお答えください。
今回初めて参加させていただき、お世辞は抜きにして富山県が魅力的な、しかも、教育旅行として多彩
な素材を沢山もった場所だと感じました。修学旅行はある意味、義務教育で学んできた様々なものを、実
際に見たり、触れ合ったり、体験したりする、学びの集大成の場でもあります。近年、各県では、歴史・
文化、平和教育、災害教育、民泊による農漁村体験等、学校の様々な目的やねらいに対応したプログラム
を用意しています。また、修学旅行の一面として、
「平素と異なる生活環境にあって、見聞を広め、自然
や文化などに親しむ・・・」と学習指導要領にあるように、日常を離れ、旅を通して自分と向き合い、生
き方を見つめるという側面ももっています。ただ単に物見遊山でいく受動的な知識・情報の獲得という修
学旅行から、積極的な体験を通して自ら考え、主体的な学びを得るという修学旅行に学校は確実に変わり
つつあります。その意味でも、富山県の教育旅行としての魅力をどうアピールしていくか、校長先生等を
対象とした現地研修会やモデルプランなどの設定、学校の先生方に理解してもらうと言うことが重要にな
ってくると考えます。
FAX:
FAX:076076-444444-1135
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設問3 【訪問施設について】
今回の視察会では 10 社・施設に訪問致しました。各施設での説明・体験を踏まえ良かった点や今後改
善するべき点等、教育旅行の観点やそれ以外の観点からもご意見を頂戴できればと思っております。
お手数だとは思いますが、10 社・施設についてそれぞれご回答頂ければ幸いでございます。
視察会時の実施事項や補足情報を【別紙】にまとめてあります。参考までにご確認ください。
11). 株式会社源 ますのすしミュージアム
良かった点
何より、富山の伝統的食文化を、実際に作り、食べて体験することが出来ることは、理屈抜きの
楽しさと喜びがあり、体験学習には相応しいところです。施設も整っていて活動しやすい環境と感
じました。
今後、改善するべき点
学校では、時々「体験あって学びなし」と、自省的に諸活動について振り返ることがあります。
楽しかったけれど、そこに、本当に子供たちが学ぶものや発見があったろうか、そのような仕掛け
になっていただろうかと。富山県の食の文化・伝統、職人さんの技術や工場としての安全管理や製
品に込める想いなど、子供たちにとって、更に分かりやすく、新たな驚きや発見が溢れるプログラ
ムであって欲しいと思います。
12). 薬種業の館 金岡邸
良かった点
富山県ならではの薬売りのシステムとそれが人々の健康や生活・経済に寄与した歴史、そして、
そこから得た財力を使い富山の経済基盤を構築していった物語は、働くことの意味や未来を展望し
た地域経済の振興について学べる素晴らしい教材であると思います。
今後、改善するべき点
素晴らしい店構えと邸宅が、所謂、金岡家のサクセスストーリーを物語っているようでした。富
山県ならではの薬売り、人々の健康と暮らし、経済、それを支えてきた人づくりなど、富山市(富
山県)としての資料館であってもいいなと感じました。
13). 富山ライトレール株式会社 城川原車両基地
良かった点
ブラタモリではないが、普段見られない施設や場所を見ることの興奮と魅力、そこでの多くの発
見とコミュニケーションは体験学習の醍醐味でもある。街づくりと新たな鉄道の魅力、鉄道ファン
ならずとも心惹かれる素材であると感じました。
今後、改善するべき点
見学用の施設ではなく、正に稼働している施設なので、いつも同じものが見られるとは限らない、
それがいいですね。大胆に、敢えてドイツからスマートな車両を導入しての鉄道づくり、そして、
街づくり。そんな想いが子供たちに伝わる説明と見学プログラムであって欲しいと思いました。
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14). 株式会社梅かま U-mei 館
良かった点
普段目にしながら、あまりに多くを知らない富山の、そして日本を代表する食文化の「かまぼこ」
。
右肩下がりの業界にあってその「かまぼこ」を守り、発展させていこうとする気概や想いには、生
徒たちを必ず惹きつける確かなものがあると感じました。
今後、改善するべき点
日本の食(食文化)には、例えば、お正月のおせち料理や四季折々の食べ物にしても、長い伝統
と知恵、そして何より人の想いが込められています。それは、作り手の想いであり、食べることを
慈しみ生きることへの想いでもあります。社長さんの熱い想いとともに、是非、生徒に語って欲し
い「練り製品」です。
15). 砺波ロイヤルホテル
良かった点
素晴らしいホテルでした。施設も充実していて、どのような規模の学校にも対応できるような気
がしました。修学旅行生には少し贅沢かなと思えるホテルですが、外国(台湾)からのお客様が多
いので驚きました。
今後、改善するべき点
生徒たちが富山のホテルに泊まっているのだと実感できるおもてなしや食文化が体験できると
いいと思います。時として、京都に泊まっていながら、そのことを全く感じられないこともあり、
残念に思うことがあります。富山に来たら富山はいいなと先ず、思わせたいものです。
16). 相倉合掌造り集落 (一社)
一社)南砺市観光協会
良かった点
訪れたときは折しも激しい雪。えも言われぬ風情のある景色でした。初めて合掌造りの屋根から
雪が滑らかに落ちるのを見ました。人の知恵が一杯詰まった家と生活、そして道具など、相倉はも
のづくりや生活の知恵という観点からも宝庫でした。
今後、改善するべき点
ロケーションは決して良くないので(それが魅力と言えば魅力)、行った以上は確かなものを感
じさせ、体験し、学ばせたいところです。伝統と知恵の宝庫、見せたいところ、感じさせたいもの
は沢山あると思いますが、更に狙いとプランが明確になっているといいと感じました。
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17). 株式会社 T-MARKS SAYS FARM
良かった点
氷見の、こんなところに(素晴らしい景色のロケーション)、このようなカフェレストランやワイ
ナリーなどの施設があること、経営母体が魚屋さんであることに驚きました。新鮮です。こんなこ
とを考えて、こんなこともやれば出来るのだ、生徒たちに、それらの想いを、見せて、聞かせて、
体感させたい施設です。
今後、改善するべき点
どのような形でこの施設の想いを伝えていくのか、具体的な体験のコンセプトやプランが見えて
くると修学旅行(体験活動等)に組み入れやすくなると思います。
18). 氷見漁港場外市場 ひみ番屋街
ご意見
美味しいお昼をいただきました。氷見の大きな魅力は何と言っても魚です。番屋街に行けば他で
は味わえないものがある、と言う口コミが SNS 等で広がると反響は大きいようですね。最近は、そ
のような評価をどう得るか、大切なようです。
19). ひみ漁業交流館 魚々座
良かった点
初めてなので感心して見学しました。定置網漁法や実際の漁具等に触れるのがいいと思います。
都会や海なし県の子供たちにとっては見るもの全てが珍しく新鮮です。
今後、改善するべき点
体験という意味で、やや中途半端な面を感じるかも知れません。漁法や漁具の中に潜んでいる知
恵や工夫等、生徒に訴えかけるインパクトがもう少し欲しいかなと思いました。
20). 株式会社能作
良かった点
ものづくり、人づくり、産業観光施設のハイライトでした。能作社長が著名人だからと言うこと
ではなく、ものづくり、人づくりへの想いが一杯詰まった会社でした。特に、会社の姿勢や現在行
っている小・中学生の受け入れなど、キャリア教育やアクティブラーニング等にとっても素晴らし
い素材です。社長以外の職人さんや職員の話も生徒に聞かせたくなりました。
今後、改善するべき点
富山県の過去・現在・未来を語ること、体験をしてもらうことが、子供たちの過去・現在を振り
返る機会となり、未来を掴んでいくきっかけになっていく、そうした教育旅行を作っていくための
核になる施設かと思いました。きっとこのような会社は能作さんだけではなく、今回、紹介してい
ただいた企業や施設以外にも沢山あると思います。コンパクトな中に多彩な機会が溢れていればい
るほど、魅力的です。魅力的、且つ具体的なサンプルが欲しいですね。
以上、ご協力に心より感謝致します。
今回ご提出頂いた情報は、
「各訪問施設へのフィードバック」
各訪問施設へのフィードバック」、「報告書の作成」
報告書の作成」、「今後の富山県の参
「今後の富山県の参
考資料」
考資料」として使用し、その他の目的には使用致しません。
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富山県産業観光施設視察会に関するアンケート調査
所属団体名:日本観光振興協会 総合調査研究所
ご 氏 名:加藤
克志
設問1 【視察会の感想】
5). 本視察会に出展していかがでしたか?1~4 の該当するもの 1 つに○をつけてください。
1.とても良かった
2.まあ良かった
3.あまり良くなかった
4.よくなかった
6). 1)で答えた理由をお答えください。
「1.とても良かった」に限りなく近い「2.まあ良かった」です。
我々の協会も産業観光の推進に取り組んでおりますが、実際に現場を見る機会も限られていることから、
今回の視察会において、富山県内の産業観光の現状を実際に見ることができ、大変参考となりました。
ただし、各施設の取り組みは大変素晴らしいものでしたが、単体ではなく、産業間の連携といった視点
もご案内いただけると、更に良かったと思います。
設問2 【今後の富山県の取り組みについて】
7). 今後、視察会開催の開催頻度を上げて行くべきであるか。該当するもの 1 つに○をつけてください。
1.はい
2.いいえ
8). 今後、富山県で視察会を開催する場合、どのような団体より専門家を招へいした方が良いでしょう
か?1~4 の該当するもの全てに○をつけてください。
1.教育旅行関係団体
2.旅行会社
3.教育委員会
4.学校教員
1.・4.に関しては、台湾に向けても有望と思われます。
ただし、台湾からの教育旅行誘致には、学校間の交流が必要となります。
9). 富山県への教育旅行誘致には「産業観光」の取り組みは強みとなるか。該当するもの 1 つに○をつ
けてください。
1.強みとなる
4).
3).で1.強みとなる
2.今後の取り組みによる
3.強みとはいえない
2.今後の取り組みによるとお答えになった方にご質問させて頂きます。
「産業観光」を教育旅行誘致に生かしていくための取り組みについてご自由にお答えください。
設問1 2)でも記載いたしましたが、産業間の連携といった視点を強化すべきと考えます。
産業は、単体では成り立ちません。金岡邸でも印刷業の連携といったお話を頂きましたが、印刷業の他
にも、薬を包む紙が必要になったことから製紙業が発展したなど、一つの産業から関連産業が生まれ、
結果として地域が発展していくといったことが紹介できると良いと思います。
FAX:
FAX:076076-444444-1135
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MAIL:
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5). ものづくり県として教育旅行を PR していくうえで、他県と比べてどのような優位性や違いを打ち
出すことができるかについてご自由にお答えください。
産業がない地域はありません。このような状況において、富山県をPRして行くには、何故この地域に、
この産業が根付いたのか、といった歴史的、地勢的、文化的な背景を全面に打ち出していくことが必要
かと思います。
例えば、おいしいお酒を造るには、良質な酒米、水、気候が必要で、この条件が揃った地域で良質な日
本酒が生まれております。鱒の寿司、薬なども、富山に根付いた背景をもっと強く打ち出していくこと
が望まれます。
6). 教育旅行の誘致にあたって、富山県から補助を行うべきであるか。該当するもの 1 つに○をつけて
ください。
1.行うべき
2.行うべきではない
初期の段階では必要なのかもしれませんが、基本的には行うべきではないと思います。
金の切れ目が縁の切れ目となり、補助がなくなると旅行先として選択されなくなる可能性がありま
す。
7).
6)で1.行うべきとお応えになった方にご質問させて頂きます。
具体的にどういった補助があれば良いと思いますか。
8). その他ご意見等がございましたらご自由にお答えください。
繰り返しになりますが、各産業がこの地に根付いた歴史的、地勢的、文化的背景をきちんと整理し、スト
ーリーとして富山のものづくり産業をPRしていくことが必要かと思います。さらに、一つの産業から派
生した関連産業により地域が発展してきた(産業間の連携)といった視点も重要かと思います。
また、東日本大震災以降、一般消費者においても産業観光へのニーズが高まっておりますので、教育旅行
の誘致だけではなく、一般消費者の誘致も必要と思います。
FAX:
FAX:076076-444444-1135
1135
MAIL:
MAIL:[email protected]
設問3 【訪問施設について】
今回の視察会では 10 社・施設に訪問致しました。各施設での説明・体験を踏まえ良かった点や今後改
善するべき点等、教育旅行の観点やそれ以外の観点からもご意見を頂戴できればと思っております。
お手数だとは思いますが、10 社・施設についてそれぞれご回答頂ければ幸いでございます。
視察会時の実施事項や補足情報を【別紙】にまとめてあります。参考までにご確認ください。
21). 株式会社源 ますのすしミュージアム
良かった点
鱒の寿司の体験自体は、教育旅行だけでなく、一般の観光客にとっても魅力だとおもいます。
また、衛生面(食の安心・安全)にも十分配慮しているといった点も理解でき、産業観光に取り組
む意義がみられました。
今後、改善するべき点
何故、鱒の寿司に熊笹が使われるのか?孟宗竹が使われるのか?といった理由も説明されると良い
かと思います。
(熊笹は殺菌のために使われていると思いますが、その昔は熊笹からバランを作っ
ていた?と言ったことも紹介できる、興味が増すと思います。)
22). 薬種業の館 金岡邸
良かった点
ご案内いただいた方の説明が大変良かったと思います。
ボランティアガイドの方だととかく「知識の披露」の場になってしまう事が多々あります。参加者
のレベルルに合った紹介が重要だと思います。
今後、改善するべき点
薬製造の過程で、印刷業に派生したといった説明を受けましたが、薬を包む紙が必要だと言うこと
からこの地には製紙業も発展していると思います。このように薬製造の過程で発展した他の産業も
紹介されると興味が増すと思います。
23). 富山ライトレール株式会社 城川原車両基地
良かった点
普段なかなか間近に見ることのできないライトレールの車両を間近に見ることができ、感激しまし
た。当協会の調査でも、車両基地見学は人気の産業観光の一つとなっているので、教育旅行のみな
らず、一般の消費者にも喜ばれるスポットになると思います。
今後、改善するべき点
体験型のメニュー(運転体験)が喜ばれると思いますが、難しいとの事でしたので、体感型のメニ
ューの提供が求められます。(鉄道博物館では、車輪を固定するナットの緩みを、打音検査で感じ
ることのできるコーナーを設置しています。
)
FAX:
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24). 株式会社梅かま U-mei 館
良かった点
社長の話が面白く、非常に興味深く見学することができました。
また、説明の内容も、我々が聞きたいことが全て網羅されていたように思います。
案内(説明)して頂ける方の質が、産業観光の質を大きく左右します。
今後、改善するべき点
我々が訪問したことで、社長自らが説明されたのかと思いますが、若干滑舌が悪かったように思い
ます。社長の話術を、他の社員の方もできるようにし、参加者の年齢層にあったガイドを配置する
ことが望まれます。
25). 砺波ロイヤルホテル
良かった点
客室も、教育旅行では贅沢すぎるほど立派で良かったと思います。
また、食事に関してもアレルギーなどに配慮して頂けるとのことで、安心して利用できる施設だと
思います。
今後、改善するべき点
特に思い当たりません。
26). 相倉合掌造り集落 (一社)
一社)南砺市観光協会
良かった点
囲炉裏を囲み、ご主人からのお話を聞くことでき、非常に印象深い体験ができたと思います。
日本の原風景や日本人の知恵、歴史を感じることのできる教育旅行にとって最適なスポットかと思
います。
今後、改善するべき点
文句のつけようがありませんが、囲炉裏からの煙で眼がしみる場面がありました。特に、教育旅行
の学生を迎え入れる際は、少し気を遣われた方が良いかと思います。
(煙が眼にしみるのも良い体
験になるかとも思いますが。)
ご主人の説明で、この地に合掌家屋が残った理由を重伝建に指定されたことだとありましたが、重
伝建に指定される前も壊されることがなく、存続してきた理由が知りたいと思います。
FAX:
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27). 株式会社 T-MARKS SAYS FARM
良かった点
秋に開催されるワイン祭りは、まさに産業観光の王道をいく取り組みだと思います。
教育旅行に組み込むことは難しいと思いますが、地元の素材にこだわり、農薬などの安全面にも配
慮された取り組みは素晴らしいと思います。
今後、改善するべき点
地元の素材に拘っていることで、生産量に限りがありますが、もう少し地域に流通(飲食店などで
の提供)させるなど、産業の連携が生まれると良いと思います。ワインのボトルに関しても国際標
準ということで、フランス(?)のボトルを使っていると言うことでしたが、この地域で造られたボ
トルが使われると、さらに地域密着型の産業として、評価されるように思います。
28). 氷見漁港場外市場 ひみ番屋街
ご意見
この地で水揚げされる魚を体感できる施設かと思いますが、どちらかというと買い物がメインの施
設のように思います。
今後、改善するべき点
食事に関してても、魚々座や漁協と連携するなど、地元で水揚げされた魚を、自らが調理体験し、
実際に味わう事ができるようになると、魅力的な体験になると思います。
29). ひみ漁業交流館 魚々座
良かった点
ご説明頂いたかの質が非常に高く、大変興味無深く視察することができました。
改めてガイドの質の重要性を実感しました。
この地の漁法(資源保護、魚の性質を見極めた仕掛けなど)を体感でき、教育効果の高いまた、一般
消費者にとっても知的好奇心を満足できる施設だと思います。
今後、改善するべき点
冬場や安全の面でなかなか難しいと思いますが、定置網漁体験など実際の現場を体験できるシミ箕
ができると良いのではないでしょうか。
(地元の学生には実施されているようですが。
)
30). 株式会社能作
良かった点
我々の協会が提唱する産業観光をまさに実践されており、産業観光に取り組み他の事業者の参考に
なる施設だと思います。
日本のものづくり、技術の高さを実感できる施設で、教育旅行のみならず、一般消費者の知的好奇
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心を満足させることのできる施設だと思います。
今後、改善するべき点
今後、現学者の受入にも配慮した新社屋(工場)ができると伺いました。これを機会に、ますます
産業観光を積極的に展開し、地域をリードして頂きたいと思います。
以上、ご協力に心より感謝致します。
今回ご提出頂いた情報は、
「各訪問施設へのフィードバック」
各訪問施設へのフィードバック」、「報告書の作成」
報告書の作成」、「今後の富山県の参
「今後の富山県の参
考資料」
考資料」として使用し、その他の目的には使用致しません。
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富山県産業観光施設視察会に関するアンケート調査
所属団体名:㈱日本旅行
ご 氏 名: 鴫原 教
設問1 【視察会の感想】
7). 本視察会に出展していかがでしたか?1~4 の該当するもの 1 つに○をつけてください。
1.とても良かった
2 .まあ良かった
○
3.あまり良くなかった
4.よくなかった
8). 1)で答えた理由をお答えください。
「産業観光」に焦点を当て、地域産業としての視察先の選定は良かったと思います。
比較的地味なイメージの「富山」を「ものづくり」でクローズアップさせる効果は大きいのでは
ないのでしょうか。一方でターゲット顧客・地域がまだ明確でない印象を受けました。
また、全員でのブリーフィングの時間が短かったのは残念に思いました。時間がなく意見・感想の半分
も言えず多少消化不良感が残りました。
設問2 【今後の富山県の取り組みについて】
10). 今後、視察会開催の開催頻度を上げて行くべきであるか。該当するもの 1 つに○をつけてください。
1 .はい
○
2.いいえ
11). 今後、富山県で視察会を開催する場合、どのような団体より専門家を招へいした方が良いでしょう
か?1~4 の該当するもの全てに○をつけてください。
1 .教育旅行関係団体
○
2 .旅行会社
○
3 .教育委員会
○
4 .学校教員
○
12). 富山県への教育旅行誘致には「産業観光」の取り組みは強みとなるか。該当するもの 1 つに○をつ
けてください。
1.強みとなる
4).
3).で1.強みとなる
2 .今後の取り組みによる
○
3.強みとはいえない
2.今後の取り組みによるとお答えになった方にご質問させて頂きます。
「産業観光」を教育旅行誘致に生かしていくための取り組みについてご自由にお答えください。
不可欠なのはターゲットの選定です。
教育旅行には修学旅行以外にも移動教室・遠足・職業体験旅行・企業視察研修等さまざまな形態があり
ますし、更に小学校・中学校・高校・大学・各種専門学校の各層が存在します。
ターゲットをどの層のどの形態にするかで、取り組み工程の作成方が違ってきます。
また、教育旅行上のキーワードを活用するのも良いと思います。
*キャリア教育・グローバル人材の育成・伝統文化・農山漁村体験等々
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5). ものづくり県として教育旅行を PR していくうえで、他県と比べてどのような優位性や違いを打ち
出すことができるかについてご自由にお答えください。
全国で多くの府県も「ものづくり県」としてアピールしています。
各地にはそれぞれの地場産業が発展していて、正直「薬」以外は差別化を図ることはかなりバーが高い
と考えます。
その中で、
「ものづくり」を教育旅行に対しどのようにマッチさせていくかを考えたほうが現実的ではな
いでしょうか。例えばの話ですが、
「ものづくりマイスター」を終日バスに同乗させアテンドさせるとか、
夕食後宿舎で講和をするとか。キャリア教育と連動した対応ができれば良いと思います。
6). 教育旅行の誘致にあたって、富山県から補助を行うべきであるか。該当するもの 1 つに○をつけて
ください。
1 .行うべき
○
7).
2.行うべきではない
6)で1.行うべきとお応えになった方にご質問させて頂きます。
具体的にどういった補助があれば良いと思いますか。
金銭的な補助という意味では
① 富山空港利用学校に対しての補助
② 北陸新幹線特急券半額補助
③ 富山県内宿泊者に対しての補助
特に②は修学旅行集約列車扱いがないので、京都方面からの修学旅行奪取には効果的ではないでしょう
か。(金額的には大きな負担になりますが)
8). その他ご意見等がございましたらご自由にお答えください。
*前述の通り、教育旅行インフラの整備と全国への発信は不可欠だと思います。
ターゲット顧客・地域を整理し、それに対しどのようにアプローチするかを作図し、具体的なアイテム作
りをする。特に今回の「ものづくり」をテーマにした場合は「説明」
「解説」が重要です。
『富山への教育旅行は、ものづくりマイスターが終日バスに同乗し解説します』などの他地区との差別化
ができるのでは(かなりバーが高いですが)
。
*修学旅行は富山単県ではなく金沢(石川)との連携は必須で、
「班別研修は金沢、キャリア教育は富山」
な広域的な行政の協力があればなお良いのでは。
*設問 2-2)の中で、特に学校教員(学年主任・旅行委員等の決定権を持った先生)に富山を見ていただ
くのが、誘致の最短の方法だと思います。(インフラ・コンセプト・補助施策等を整えた上で)
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設問3 【訪問施設について】
今回の視察会では 10 社・施設に訪問致しました。各施設での説明・体験を踏まえ良かった点や今後改
善するべき点等、教育旅行の観点やそれ以外の観点からもご意見を頂戴できればと思っております。
お手数だとは思いますが、10 社・施設についてそれぞれご回答頂ければ幸いでございます。
視察会時の実施事項や補足情報を【別紙】にまとめてあります。参考までにご確認ください。
31). 株式会社源 ますのすしミュージアム
良かった点
・単純な作業ではあるが、全国的に有名なます鮨を最終的完成形に自作できる点
・衛生管理を学べる
・体験学習費としてはリーズナブル
今後、改善するべき点
・多人数での鮨作りの対応(ハード的に無理だと思いますが)
・衛生的な問題をクリアした上で、宿舎への出張体験ができれば良い
32). 薬種業の館 金岡邸
良かった点
・薬の歴史と地域振興の話が聞かれた点
・さまざまな薬や豪邸を直に見られたこと
今後、改善するべき点
・多人数の場合の対応
・バス駐車場
33). 富山ライトレール株式会社 城川原車両基地
良かった点
・見学前の説明
・車両基地での説明
今後、改善するべき点
・多人数対応
・実際に車両を貸しきって乗車体験ができればなお良い
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34). 株式会社梅かま U-mei 館
良かった点
・面白おかしく解説してくれた社長の話
今後、改善するべき点
・多人数での体験学習方法
35). 砺波ロイヤルホテル
良かった点
・ハード(風呂、部屋の平米数等)
・アレルギー対応
今後、改善するべき点
・特になし(今回はソフト面を見てないため)
36). 相倉合掌造り集落 (一社)
一社)南砺市観光協会
良かった点
・観光協会の山崎さんに説明を受けたこと
・住人の方からお話を聞けたこと
今後、改善するべき点
・特になし(地理的に離れているためコース組が大事)
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37). 株式会社 T-MARKS SAYS FARM
良かった点
・設立コンセプトや地域おこしの話を聞けた点
今後、改善するべき点
・教育旅行マーケットを狙うのであれば、そのコンテンツの開発
38). 氷見漁港場外市場 ひみ番屋街
ご意見
・清潔な雰囲気は好感がもたれます。
・一方、古き良き番屋のイメージは受けませんでした。
39). ひみ漁業交流館 魚々座
良かった点
・解説を聞けた点
今後、改善するべき点
・解説を聞けない場合、単なる展示になる恐れがある。教育旅行は解説必須。
40). 株式会社能作
良かった点
・今話題の企業を訪問できたこと
・「夢の扉」視聴を交えた社長の話
・丁寧な解説付きで工場を見学でき、素材・商品を手で触れられた事
今後、改善するべき点
・特になし(新施設の完成が楽しみです)
以上、ご協力に心より感謝致します。
今回ご提出頂いた情報は、
「各訪問施設へのフィードバック」
各訪問施設へのフィードバック」、「報告書の作成」
報告書の作成」、「今後の富山県の参
「今後の富山県の参
考資料」
考資料」として使用し、その他の目的には使用致しません。
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富山県産業観光施設視察会に関するアンケート調査
所属団体名: 東武トップツアーズ㈱教育営業部
ご 氏 名: 山 田
徹
設問1 【視察会の感想】
9). 本視察会に出展していかがでしたか?1~4 の該当するもの 1 つに○をつけてください。
1.とても良かった
2.まあ良かった
3.あまり良くなかった
4.よくなかった
10). 1)で答えた理由をお答えください。
教育旅行分野で求められているキャリア学習プログラムの素材が豊富であること、並びに、それらを富
山県、各地の商工会議所が連携推進されていることが理解できました。
富山県が持っている自然、アクティビティ、伝統文化・工芸、歴史的な遺産見学等を組み合わせること
で、バランスの取れた行程が実現できると感じられました。
設問2 【今後の富山県の取り組みについて】
13). 今後、視察会開催の開催頻度を上げて行くべきであるか。該当するもの 1 つに○をつけてください。
1.はい
2.いいえ
14). 今後、富山県で視察会を開催する場合、どのような団体より専門家を招へいした方が良いでしょう
か?1~4 の該当するもの全てに○をつけてください。
1.教育旅行関係団体
2.旅行会社
3.教育委員会
4.学校教員
15). 富山県への教育旅行誘致には「産業観光」の取り組みは強みとなるか。該当するもの 1 つに○をつ
けてください。
1.強みとなる
4).
3).で1.強みとなる
2.今後の取り組みによる
3.強みとはいえない
2.今後の取り組みによるとお答えになった方にご質問させて頂きます。
「産業観光」を教育旅行誘致に生かしていくための取り組みについてご自由にお答えください。
「産業観光」のターゲットをどの客層に置くかがポイントですが、
「教育旅行」分野では「○○観光」と
いう言葉が似つかわしくないと思われます。
「観光」という言葉に対して教育関係の先生方が持つイメー
ジは、見聞を広めるための「物見遊山」的な要素が強く感じられるという面があるからです。よって、
当社では「キャリア学習プログラム」と銘打って「産業観光」の素材をアピール提案しようと考えてい
ます。
各施設の関係者の皆様方が、若者に対して「働くことの素晴らしさ」を伝えることが「キャリア学習」
の主目的であることを理解して頂きたいと思います。
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5). ものづくり県として教育旅行を PR していくうえで、他県と比べてどのような優位性や違いを打ち
出すことができるかについてご自由にお答えください。
富山県下の行政や各地の商工会議所が推進している官民合体の受入体制が最大の強みであると思われま
す。仮に、産業観光の予約受付を一つの窓口で全て引き受けるワンストップ体制が確立されると(旅行
会社はそれを最も強く求めています。)他のエリアにはない強力な強みになることは間違いありません。
又、各施設において、具体的には 35~40 名の団体を約 1~2 時間で体験・見学・学習させるための見学
プログラムを確立して頂き、説明等の体制作りも整備して頂きたいと思います。
6). 教育旅行の誘致にあたって、富山県から補助を行うべきであるか。該当するもの 1 つに○をつけて
ください。
1.行うべき
7).
2.行うべきではない
6)で1.行うべきとお応えになった方にご質問させて頂きます。
具体的にどういった補助があれば良いと思いますか。
旅行会社の社員研修対象の助成金制度を作って頂くと販売体制が強化されると思われます。県主催等の旅
行会社向けの視察ツアーは、競合会社が呉越同舟の状態のため、研修参加者による販売・受注のための闊
達な意見交換が出来ません。よって、単独旅行会社が都合の良い時期に実施する社員研修に対して助成を
して頂ければ、大変効果が高くなると思われます。
(特定の旅行会社に偏るのではないかという問題に対
しては、一つの旅行会社への助成上限枠を設定する等の調整が必要かと思われます。
)
8). その他ご意見等がございましたらご自由にお答えください。
班別自主研修の素材として、高岡の素晴らしさ、学習素材の豊富さをアピールすることが必要です。
又、その部分は金沢市内に委ねて、金沢の観光+富山県下での宿泊+キャリア学習プログラム+富山県下
での宿泊+見学(又は体験)プログラムというような、2 泊 3 日でより多くの時間を富山県下に引き込む
観点に立った誘致、提案を進めることも重要です。具体的には、首都圏発、関西発、中京圏発で富山県に
より多い見学、体験、宿泊をさせるためのモデルコースを作成し、誘致することが必須であると思われま
す。
立山黒部アルペンルートの学習素材、キャリア学習の観点に立ったプログラムの提供を整備して頂けれ
ば、富山県の魅力がより一層増加すると思います。
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設問3 【訪問施設について】
今回の視察会では 10 社・施設に訪問致しました。各施設での説明・体験を踏まえ良かった点や今後改
善するべき点等、教育旅行の観点やそれ以外の観点からもご意見を頂戴できればと思っております。
お手数だとは思いますが、10 社・施設についてそれぞれご回答頂ければ幸いでございます。
視察会時の実施事項や補足情報を【別紙】にまとめてあります。参考までにご確認ください。
41). 株式会社源 ますのすしミュージアム
良かった点
ますのすし手作り体験の精度が大変高く、学習要素、体験自体の楽しさ、お土産として持ち帰れる
相乗効果等、レベルの高いプログラムであると感じました。安価な料金もアピール点ですが、旅行
会社への販売手数料も視野に入れた料金設定、システムにして頂きたいと思います。
今後、改善するべき点
35~40 名をどのようにローテーションさせるか、プログラムを確立して頂き、紙媒体の資料を作成
して頂きたい。又、教育旅行団体向けの昼食メニューの作成が必須と思われます。食育学習、地元
の文化と連携させたメニュー作りと資料があればベストです。
42). 薬種業の館 金岡邸
良かった点
売薬の歴史から現在の製薬の現状について歴史的な観点から学習できることが素晴らしい。特に、
生薬に関するサンプルの豊富さに驚かされた。事前・事後学習として生薬を題材にすると学習効果
も高いのではないかと思われます。
今後、改善するべき点
学習シート、ワークシートのようなものがあれば、より学習効果がアップされる。HP からダウンロ
ードする形式にすれば経費負担も少なくてよい。金岡家についての資料提示も細かく提供していた
だくと喜ばれると思われます。
43). 富山ライトレール株式会社 城川原車両基地
良かった点
動画や PPT を利用したビジュアル学習、並びに車両整備工場での車両見学は、大変バランスも良く
希少価値も高い内容となっている。説明内容、工場でのスタッフのご対応も親切で、大変好感がも
てるプログラムです。環境問題や都市整備とも関連付けて学習できる学習効果の高さが強みです。
今後、改善するべき点
視聴覚室が狭いのですが、シアター形式(椅子だけで可能)で 20 名のセッティングが望まれます。
工場見学とのローテーションで 35~40 名の見学体制を構築して頂きたい。又、下記に隣接してい
る強みを生かし、TV 学習+車両見学+ライトレール実車体験(有料で)の 3 つを組み合わせても喜
ばれると思います。
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44). 株式会社梅かま U-mei 館
良かった点
社長のウィットに富んだ説明。但し、教育旅行団体向けよりも一般団体向け受けそうな印象は否め
ないですが。結婚式やお祝いの引き出物として重用されているという伝統文化との連携、健康食品
としての効果や若者離れが進んでいる問題点等、学習効果も豊富に内在しています。
今後、改善するべき点
プレゼンしていただいた内容に関する事前・事後学習の素材等を HP 等でもっと多く提供して頂き
たい。かまぼこ、練り製品がなぜ学習要素となるのか、食育や世界の流通と関連付けて学べる体制
を実現して頂きたい。
45). 砺波ロイヤルホテル
良かった点
ホテル自体のパブリックスペース(バンケット、フロントスペース等)の広さ、客室階の管理のし
易さ(一本廊下で可視化しやすい。)
、大浴場の大きさ等を実感することが出来た。標準的な客室の
広さも十分で教育旅行団体向けの宿泊施設と感じられました。
今後、改善するべき点
大浴場の時間貸切対応、朝食会場の貸切対応の保障、具体的な食事メニューの提示(パンフレット
化)をお願いしたいと思います。
46). 相倉合掌造り集落 (一社)
一社)南砺市観光協会
良かった点
昔ながらの景観を維持するための拘り、ルール等の大切さを実感できました。程よく見学施設や土
産物手も散在しており、エリアも限定的なため、安全面も含めて班別自主研修の素材として優れて
いると思われます。
今後、改善するべき点
村内を散策しながら見学箇所を学べるワークシートの作成。小学生向け、中学生向け、高校生向け
のレベルに合わせた物が望ましい。HP から印刷される形式がベスト。クイズ形式で現地で回答でき
る問題を解きながら巡回できるプログラムがあると学習効果がよりアップされると思います。
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47). 株式会社 T-MARKS SAYS FARM
良かった点
耕作放棄地の再利用、収穫物ゴミ等を堆肥循環するエコ農業、若者が地域活性化の核となる事業を
運営する未来志向のビジネスモデル。これからの日本を背負って立つ若者が学ぶべき一つの成功例
として学習素材が豊富であると感じられました。
今後、改善するべき点
キャリア学習の観点に立った説明話法。学習資料の作成。
5 月期の農作業体験の具体的なプログラム開発。具体的な体験の後で、ジュースやチーズ等(ワイ
ンは未成年のため不可)の試飲・試食が出来るとより楽しみがアップされると思われます。
48). 氷見漁港場外市場 ひみ番屋街
ご意見
教育旅行団体向けの食事メニューの作成。全店共通で利用出来るミールクーポン。
ご送客に応じた旅行会社向けの手数料の確立とタリフ化。
土産物購入に対する販売手数料の確立とタリフ化を実現して頂きたいと思います。
49). ひみ漁業交流館 魚々座
良かった点
定置網漁法、地元に伝わる生活様式等を実体験、学習できる素材が豊富であることが理解できまし
た。ただ単なる見学よりも、説明ガイドが付き添って頂く見学を実感でき、学習効果の高さを体感
できました。
今後、改善するべき点
魚々座の中での体験+説明見学+港を中心とする見学の 3 ローテーションを具体的にイメージでき
る資料・パンフレットがあるとより提案しやすいと感じました。又、事前・事後学習の教材等を HP
等から入手できる資料類を整備して頂きたい。
50). 株式会社能作
良かった点
伝統工芸産業を維持することの難しさ、斜陽産業を打ち返した創意工夫、それらに取り組む情熱、
懸命に働くことの素晴らしさを再認識させられ、非常に感動しました。TV 番組「夢の扉」を DVD で
視聴させていただけたことが、より一層感動する要因と感じました。
今後、改善するべき点
「夢の扉」の上映を、全ての見学学習プログラムに付与して頂きたい。
簡単な創作体験プログラムが体験できると、学習効果がより一層アップすること間違いない。
職工さんとの質疑応答コーナーを作って頂きたいと感じました。
以上、ご協力に心より感謝致します。
今回ご提出頂いた情報は、
「各訪問施設へのフィードバック」
各訪問施設へのフィードバック」、「報告書の作成」
報告書の作成」、「今後の富山県の参
「今後の富山県の参
考資料」
考資料」として使用し、その他の目的には使用致しません。
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