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環境活動レポート 2015 年度

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環境活動レポート 2015 年度
環境活動レポート
2016 年度
(対象期間 2016 年 1 月~12 月)
第 12 版
2017 年3月 14 日
さつま司酒造株式会社
1
1.環境方針
農産物を主原料とした乙類焼酎は大地から育まれた芋や麦の「自然の恵み」か
らつくられています。
さつま司酒造(株)は、アサヒビールグループの基本方針「美しい地球の保全と
人に優しく」を実現するために、地球をより健全な状態で子孫に残すことを責務と
考え、行動していきます。
① 廃棄物の削減と資源のリサイクルの推進、食品リサイクルの推進、省資源、
省エネルギーに努めます。
② CO2や化学物質など地球環境に負荷を与える物質の削減に努めます。
③ 品質・安全・生産性向上を、目標を決めて取り組みます。
④ 環境・安全・品質に配慮した資材調達を推進します。
⑤ 社会の環境活動を積極的に支援するとともに社員教育により、環境意識向上
に努めます。又、社員の活動参画により、社会に貢献します。
⑥ 環境関連の法規制を遵守することはもとより、上乗せで独自の基準を定め、
一層の環境保全に取り組みます。
⑦ 環境保全活動を定期的に見直し、継続的な改善に努めます。
⑧ 地域住民の住環境の向上維持に努めます。
2017 年 1 月 1 日
さつま司酒造株式会社
代表取締役社長
2
河井
敬司
2.会社概要
名
称
さつま司酒造株式会社
代表者名 代表取締役社長
創
立
河井 敬司
1936 年(昭和 11 年)
資 本 金
1,200 万円
所 在 地
〒899-5212
(認証・登録範囲)
鹿児島県姶良市加治木町諏訪町 200 番地
TEL.0995(63)3161
FAX.0995(62)2016
敷地面積 工場 1,600m2
(建屋 1,460m2)
業務内容 芋焼酎・麦焼酎原酒製造、製品充填、販売
製造品目
「さつま司白麹」「さつま司黒麹」「さつま司黄麹」「薩摩こく紫」「長期貯
蔵焼酎
九兵衛」
「龍門滝」龍門滝黒麹仕込み」「かごしま」「くも合戦」
他
環境管理責任者
河井
敬司
環境事務局窓口
中垣
浩二
事業活動
TEL.0995(63)3161
単式蒸留焼酎製造(芋・麦焼酎製造)・充填・販売
生産量(2016 年実績)
製品、原酒
売上高(2016 年実績)
748百万円
従業員数(2016 年末)
19 人(内
3
合計
社員
2,090KL
14 人)
3.さつま司酒造株式会社
環境経営システム組織体制
作成日:2009 年 12 月 5 日
更新日:2017年 1 月 1 日
月
日
niti 日
代表者
代表取締役 河井 敬司
環境管理責任者
河井 敬司
認証・登録の適用範囲
住所:鹿児島県姶良市加治木町諏訪町
200 番地
関連事業所:なし
活動:単式蒸留焼酎・製造・充填・販売
環境事務局
総務部長 中垣 浩二
塩満 由美
製
造
部
総
務
部
担 当 者
代表者
(代表取締役)
環境管理責任者
環境事務局
部長
全従業員
脇 正則
役 割・責 任・権 限
・環境経営に関する統括責任
・環境経営システムの実施に必要な、人、設備、費用、時間、技能・技術者を用
意
・環境管理責任者を任命
・環境方針の策定・見直し及び全従業員へ周知
・環境目標・活動計画書を承認
・代表者による全体の評価と見直しを実施
・環境活動レポートの承認
・環境経営システムの構築、実施、管理
・環境関連法規等の取りまとめ表を承認
・環境目標・活動計画書を確認
・環境活動の取組結果を代表者へ報告
・環境活動レポートの確認
・環境管理責任者の補佐
・環境への負荷の自己チェック及び環境への取組の自己チェックの実施
・「環境関連法規等取りまとめ表」の作成
・「環境関連法規等取りまとめ表」に基づく順守評価の実施
・環境目標・環境活動計画書原案の作成
・環境活動の実績集計
・従業員に対する教育訓練の実施
・環境関連の外部コミュニケーションの窓口
・特定された緊急事態への対応のための手順書作成、テスト・訓練・記録
・問題点の発見、是正、予防処置
・環境活動レポートの作成、公開
・自部門における環境経営システムの実施
・自部門における環境方針の周知
・自部門に関連する環境活動計画の実施及び達成状況の環境事務局報告
・特定された項目の手順書作成及び運用管理
・自部門の問題点の発見、是正、予防処置の環境事務局報告
・環境方針の理解と環境への取組の重要性を自覚
・決められたことを守り、自主的・積極的に環境活動へ参加
・環境改善への意見提案や環境問題・異常時の上司への報告
4
4.中期及び単年度環境目標
環境方針
取組み項目
単年度
中期
2016 年度環境目標
2016~2018 年度環境目標
燃料+電力
2014 年度比
芋原酒原単位
MJ/L
1.0%削減
2014 年度比 1.0%削減維持
省エネルギー
(3,395×0.99=3361 MJ/L)
(地球環境に負荷
を与える物質の削 CO2 削減
-(未設定)
減)
CO2 排出量の把握
総量で 2015 年目標維持
(378t/年)
省資源
(使用水の削減)
上水及び井水の削
減
2014 年度比
2014 年度比 1.0%削減の維
1.0%削減
持(61.1×0.99=60.5 m3/L)
OA用紙の購入量
2014 年度比
把握(エコ再生用紙
(事務用品の削
1.0%削減
70%タイプ購入)
減)
ネ ッ ト 販 売 シ ス テ グリーンマーク商品の選択的購入
グリーン購入
ム(ソロエル)によるグリ
ーン商品購入推進
薬 品 管 理 の 月 次 チ 施錠管理の徹底、使用量把
化学物質管理・
ェック 施錠管理、 握
削減
使用量把握
省資源
処 理 委 託 先 と の 契 ①蒸留粕 100%
廃棄物削減
約締結
再資源化
(廃棄物管理レベ 月 毎 の 廃 棄 の 発 生 ②2014 年比廃棄物
ルの向上)
量把握実績を出す
発生量 0.5%削減
③新規廃棄物契約先の開拓
2014 年度比 1.0%削減の維
持(40,000×0.99=39,600 枚)
ネット販売システム(ソロエル)
によるグリーン商品の積極的選
択購入
適正な維持管理
①蒸留粕 100%
再資源化
②2014 年比廃棄物
発生量 0.5%削減維持
(0.781×0.995=0.777 t/L)
※1 2016 年度アサヒグループ CO2 排出量管理用:2014 年九州電力 CO2 調整後排出係数 0.598
(kg-CO2/kwh)
5
5.環境目標に対する 2016 年実績
取組項目
環境目標(2016 年度)
実績(2016 年)
省エネルギー
2014 年度比 1.0%削減
目標達成 100%
燃料+電力
(3,395×0.99=3361 MJ/L)
原単位:3,288MJ/L 2016 年
原単位削減
原単位:3,347MJ/L 2015 年
原単位:3,395MJ/L 2014 年
省資源
2014 年度比 1.0%削減
目標未達
上水+井水
(61.1×0.99=60.5 m3/L)
原単位:63.8m3/L
2016 年
原単位:74.4m3/L
2015 年
原単位:61.1m3/L
2014 年
原単位削減
95%
省資源
2014 年度比 1%削減
目標達成
100%
事務用品の削減
(40,000×0.99=39,600 枚)
2016 年度 36,500 枚
・両面コピーの活用
2015 年度 42,500 枚
・裏紙の活用
・パソコン、電子メール
の活用
2014 年度 40,000 枚
グリーン購入
グリーンマーク商品の選択的購入
化学物質管理・削減
施錠管理の徹底、使用量把握
廃棄物管理レベルの向上
①蒸留粕・汚泥・芋切カス 100% ① 蒸留粕、汚泥、芋切カス 100%再資
①蒸留粕・汚泥・芋切カ 再資源化処理
アサヒグループネット販売システムによるグリーン商
品の選択的購入を実施。
施錠、使用量管理等、問題なし。
源化達成
ス 100%再資源化
②2014 年度比 0.5%削減
②廃棄物削減
(0.781×0.995=0.777 t/L)
(委託処理業者の年次点
② 目標達成 100%
原単位:0.772 t/L
2015 年度 1,715t
検実施、管理レベルの向
原単位:0.807t/L
上を図る)
2014 年度 1,612t
原単位:0.781t/L
(参考)CO2 削減の実績 -
2016 年 361tCO2/年 ※
2015 年 378tCO2/年
2014 年 369tCO2/年
※2016 年度アサヒグループ CO2 排出量管理用:2014 年九州電力 CO2 調整後排出係数 0.598(kg-CO2/kwh)
6
6.環境活動計画の内容と取り組み結果の評価及び次年度の取組内容
(1)2016 年環境活動計画の内容と取り組み結果
項 目
目標達成手段
部
署
朝礼、製造会議、安全衛生委員会を
事務所
朝礼や安全衛生委員会を利用して節
利用して省エネルギー施策の実施
全
電等を呼びかけ、デマンドピーク時の
員
を呼びかけていく。
省エネルギー
取り組み結果
冷凍機の緊急停止を実施
① ボイラー蒸気の省エネ
製
造
② 詰口製造集約による省エネ
①
タイマーによる起動開始時刻の変更
を実施した。
製
造
② 小口製造を少なくし、 切替を実施
して1日あたり製造量を多くし
製
造
製
造
① 使用量抑制
しムダ防止に努める。
全
員
② 洗い芋の使用継続により用水削減
② 洗い芋仕込みの実施継続
製
造
製
造
① 用水メーター使用量を毎日測定把握
省資源
( 上 水 及 び 地 下 ③ 充填日量、稼働率の維持継続
水の削減)
省資源
(1040 ケース生産/日)
と廃液負荷削減
③ 物流会社に対し効率製造働きか
け、最適充填量維持に努めた。
① OA用紙購入量の把握
事務所
( コ ピ ー 用 紙 の ② 資料等作成時は極力、両面コピ
削減)
た。
① OA用紙(1-12 月 36,500 枚)
② プリンター設定を変更し、両面コピー
ーにする。
使用に努めた。資料、紙打出しを
抑制した。
① エコマーク付再生ペット制服
グリーン購入
全
員
② アサヒグループネット販売システム(ソロエル)
② ソロエルでの商品購入時は極力グリー
でのグリーン商品選択購入
ンマーク有を選択し購入している。
① 洗剤洗浄を高圧湯洗浄に変更
化学物質管理及
② チラー水化学物質不使用
び削減
③ 薬品庫の施錠管理と使用量把
製造
③ 薬品庫の鍵を事務所内で管理、使
用量の帳票記録
廃 棄 物 管 理 レ ベ ① 処理委託業者QA点検実施
②
製造
廃棄物の発生量把握と分別
① 処理委託業者QA点検を実施
② 廃棄物発生量を把握し、新規業者
廃棄物見直し
と契約を締結
③ 蒸留釜洗い水の削減
③ 廃液発生量抑えられ原単位良化
① 工場横、川の清掃実施
環境保全活動
① 高圧湯洗浄を維持継続した。
② チラー水の化学物質無添加を継続
握
ルの向上
① 100%維持継続している
全
② 工場前の定期清掃活動
員
① 工場横、川の清掃を実施
② JR横歩道の除草を従業員で実施
③ 外部環境活動への参加
した。
③ 錦江湾クリーンアップ作戦に有志
が参加した。
(2)次年度も 2016 年同様上記取組みを継続すると共に、壜の軽量化について資材供給会社と共に改
善に努める。
7
7.環境関連法規への違反、訴訟等の有無
(1) 適用法令等の遵守状況
適用法令等
遵 守 状 況
水質汚濁防止法
工場排水定期水質測定結果、規制値以下
騒音防止法
自主測定結果規制値以下
消防法
消防用設備等の点検と報告
廃棄物保管場所での掲示、廃棄物の適正処理及び委託
廃棄物処理法
契約書・帳簿・管理票写しの保管
浄化槽法
定期点検・清掃実施。水質検査結果規制値以下、記録保存
フロン排出抑制法
定期点検実施
食品リサイクル法
堆肥化・飼料化・実施、記録保管
家電リサイクル法
2016 年 該当なし
自動車リサイクル法
(リースにつきリース会社負担)
容器包装リサイクル法
財)日本容器包装リサイクル協会との再商品化委託処理契約締結
(2)上記の他、行政等からの重大な違反等の指摘、地域住民等による訴訟等は、2016
年度はありません。
8
8.代表者による全体評価と見直しの結果
2016 年は、減圧蒸留が増えたことと、詰口製造量減少によるエネルギー使用量減少が、
エネルギー原単位良化につながり目標をクリアした。
水については、冷却水用の井水使用量が多く、秋以降、使用量を絞ったが達成度 95%で
未達となった。
OA用紙は使用量削減に努めた。蒸留粕、汚泥、芋切カスも再資源化 100%を維持して
おり、蒸留機洗浄水の使用量を抑えたことにより原単位も目標をクリアしている。
環境方針やシステム自体は従来通りで問題ないので、現状システムで継続する。
個別目標に対する取り組みの評価について概要を以下に記す。
① (燃料+電力)原単位削減
2014 年比 1.0%削減を目標に挙げた目標達成。エネルギー使用量の少ない減圧蒸留の
増加と詰口製造量減少が主因である。昨年実施した空調の電気からガスへの転換によ
り、契約電力を4kw下げることができた。
②
節水(上水+井水)原単位削減
気温上昇で冷却用の井水使用量が増大し、秋以降使用量を抑えたが回復しきれず年間
通して達成度 95%と未達となった。
③ 事務用品の削減
予算検討資料等可能な限り打出しを控え、OA用紙の使用を削減した。
④
廃棄物削減
蒸留釜洗浄水の使用量を削減し、廃液発生量抑えたことで原単位良化し目標をクリアした。
⑤ 食品リサイクル取り組み
廃酸(焼酎廃液)
・植物残渣(芋切りカス)
・洗米汚泥の廃棄物は全て堆肥化、飼料化
等によりリサイクル処理(100%)を行った。
⑥
EA21 システム
2015 年 12 月に中間審査を受審し、取得後認証は 10 年となった。 目標設定が常に前
年削減では、限界があり、今後は 2014 年実績をベースに維持することを主眼とし、個
別に削減の方法を検討している。
⑦
環境保全活動
従業員で工場正門前の歩道脇の除草作業を行った。また、有志による地域主催「錦江
湾クリーンアップ作戦」で海岸の清掃を実施した。
9
環境保全活動
工場前清掃
会社前歩道の除草作業
(2回/年)
通路にはみ出す雑草を除去し、通行の支障にならないようにしています。
錦江湾クリーンアップ作戦
海岸の漂着ゴミの除去作業
(1回/年)
今年も有志が須崎海岸(姶良市加治木町)での清掃に参加しました。 年々ゴミが減っているのを実
感しています。
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