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子供の成長に良い玩具の考察と企画 子供の成長に良い玩具の考察と企画
子供の成長に良い玩具の考 察と企画 子供の成長に良い玩具の考察と企 画 春・秋連結学期 1. 京田辺校地開講科目 目的・概 要 the purpose and an outline 私たちは「子供の成長に良いものとは?」 ということを玩具だけに縛られ ず、多様な観点で春学期に議論や構想をし、秋学期は春の考察を元に情 報収集をしつつ、実際に売り出せる玩具の企画を発案することを目的に活 動してきました。 具体的な活動内容として、春学期は渡辺先生のお話を聞き、 マーケティ ングの基礎から始まり、玩具企画の着想や情報収集のやり方などを学びま した。その後は、 ブレインストーミングで 「子供の成長に良い物・事」 を考え、 東京おもちゃショーなどの展示会を見学や、子供の遊び調査などを行いま した。 これらによってどのような玩具が市場を賑わしているのか、子供たちはどのような玩具を求めているのかを調査し、 考察を深めました。秋学期は、 グループに分かれてそれぞれのテーマに沿って、玩具の企画に専念しました。 ≪見本市・展示会≫…プロジェクト科目として様々な見本市や展示会を見に行ったことにより、 おもちゃ大賞に選ばれ るような玩具を手に取って触れることができ、関係者内でしか知りえない情報を見聞きすることができました。玩具業界 が今までにどのような玩具をヒット商品にしてきたかを肌で感じることができた他、 ギフトやロボット、環境など幅広いジャ ンルの展示会から商品企画の材料を入手しました。 ≪子供の遊び調査・ボランティア≫…被災地である福島の子供たちや、ハンディキャップを持った子供たちと一緒に 遊ぶことで、子供の遊び調査兼ボランティア活動を行いました。福島市で行った活動では地元新聞に活動が掲載さ れ、 その後に代表者が関西4大学学長フォーラムに参加し、読売新聞に掲載されました。 これらの調査で、子供たちが 予想とは違った方法でおもちゃを使うなどの新たな発見をすることができました。 また、 どのようにすればどの子供でも楽 しめる玩具になるのか、考察を深めることができました。 ≪インタビュー≫…インタビューでは、同志社の心理学部の先生たちや、上述のボランティアの保護者の方々にお話 を伺うことができました。先生方の子供に与える玩具の考えと、保護者の考える子供に成長に良い玩具を比べることが でき、考察を深めることにつながりました。 annual schedule 2011年 5月 8日 トミカ博 in OSAKA 見学 6月 6日 同志社大学赤ちゃん学研究センター小西 行郎先生 インタビュー 17∼19日 東京おもちゃショー2011見学 18日 福島での子供の遊び調査・ボランティア 19日 大阪科学館見学 P r o j e c t Wo r k s 2011 29 2011年 7月 23日 24日 8月 8日 11日 春学期成果報告会準備 春学期成果報告会 聴覚言語障害福祉協会の子供たちと消防署見学 福島県で被災した子供たちの受け入れプログラム (京都 YWCAの企画) に参加 doshisha 28日 おもちゃライブラリー (京都市障碍者スポーツセンター) に 参加 9月 2日 クリスマスおもちゃ見本市2011見学 4日 関西4大学学長フォーラム トークセッション参加 6日 第72回東京インターナショナル・ギフト・ショー秋2011 見学 27日 同志社大学心理学部田中あゆみ先生にインタビュー 30日 同志社大学心理学部内山伊知郎先生にインタビュー kyotanabe 10月 22日 PBL教育フォーラム2011に参加 11月 8日 聴障児親の会の子供たちに子供の遊び調査 10日 12月 11日 2011国際ロボット展見学 聴障児親の会 聴覚障害を持つ親のおもちゃへのニーズを 聞き取り調査 15日 2012年 1月 21日 22日 imadegawa 2. エコプロダクツ2011見学 秋学期プロジェクト内成果報告会 秋学期成果報告会 成果達成度 各チームによる企画及び、個人企画が多数発案されました。 この中に は、 タカラトミーによるスケッチや、知財調査が行われた企画もあり、商品 化など今後の展開に期待です。成長に良い玩具については、明らかに 悪いものを排除することや、多数の学説を企画に取り入れることができま した。 しかし、具体的な定義づけまでは至りませんでした。 休暇中の活動としては、福島市のあづま総合運動公園避難所で行っ た子供の遊び調査では、東日本大震災によって避難を余儀なくされた子 供たちに多くの笑顔を届けることができました。 プロジェクト科目における 被災地支援は前例がなく、活動を行う避難所や活動計画等をすべて学 生たちで行いました。 この他にも、原発災害等から夏休みに京都に来た 子供たちにも、調査を兼ねて支援することができました。 日本中で被災地 支援が叫ばれている中、 自らの活動目標の中で支援が行えたことも大き な成果であると考えます。 30 P r o j e c t Wo r k s 2011 the achievement degree