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松舘 渉 株式会社未来シェア 代表取締役 / 株式会社アットウェア

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松舘 渉 株式会社未来シェア 代表取締役 / 株式会社アットウェア
Smart Access Vehicle
(SAV)の取り組み
株式会社 未来シェア
株式会社未来シェア
http://www.miraishare.co.jp/
Copyright© Mirai Share Co,. Ltd. All rights reserved.
1
⽬次
1.
2.
3.
4.
5.
会社紹介
Smart Access Vehicle (SAV)
背景、研究実績
未来シェアの取り組み
今後の課題
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1. 会社紹介
会社概要
会
名 株式会社 未来シェア
(英名:Mirai Share Co., Ltd.)
社
立 2016年7月21日
設
代表取締役社長 松原 仁(公立はこだて未来大学 副理事)
役
員
構
成 代表取締役:松舘 渉(株式会社アットウェア 取締役)
取 締 役:金森 亮(名古屋大学 特任准教授 博士(工学))
:岩村 龍一(株式会社コミュニティタクシー
取締役会長)
所
在
地 〒040-0011
北海道函館市本町6-5 富士火災函館ビル5F
公立はこだて未来大学発 第1号ベンチャー
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2. Smart Access Vehicle (SAV)
システムの概要
p タクシー(デマンド型)と路線バス(乗合い型)の長所を融合し
たルートを固定せず需要に応じて乗合い車両を走行させるシステム
p スマートデバイスとクラウドプラットフォームをベースとしたアプ
リケーションにて、リアルタイムに車両の最適な走行ルートを決定
p 完全自動(無人)での配車決定
þ 完全⾃動配⾞
þ オンデマンド
þ ライドシェア
SAV乗客用アプリ
公共交通システム
SAVクラウド
SAVドライバ用アプリ
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2. Smart Access Vehicle (SAV)
オンデマンド・リアルタイム乗合い配⾞
1. 乗車要求に即してSAVが乗車地点へ走行
2. SAV走行中に別の乗車要求が発生
3. 走行距離や乗客の予想待ち時間を考慮し、最適な乗合い配車をリ
アルタイムに決定
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2. Smart Access Vehicle (SAV)
空⾞⾛⾏、客待ち時間の減少
p 路線バス:需要に応じて走行
(需要のない路線、区間は走行をスキップ)
p タクシー(流し):実要求に即して最短経路で迎車
p タクシー(順番待ち):実要求、実際の待ち人数に合わせて迎車
SAV導入
Taxi
SAV
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3. 背景、研究実績
研究の背景
p 2001年:産業技術総合研究所にてデマンドバス配車シミュレー
ションの研究に着手、その後、公立はこだて未来大学を中心に研究
を継続
p 2011年:「NPO法人スマートシティはこだて」発足、社会実証
実験を推進
p 2013年:函館市内において、実道路交通網、実車両を用いた実証
実験を開始
p 2015年:4日間に及ぶ完全自動配車の実証実験を実施、最大30台
のSAV車両にて述べ300人以上の乗客(500件以上のリクエス
ト)の自動処理に成功
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3. 背景、研究実績
アプリケーション画⾯イメージ
p 乗客用アプリ:乗車位置、後者位置、人数、到着希望時刻等を送信、
配車決定後、迎車車両の情報を表示
p ドライバ用アプリ:乗客の要求を元に、クラウドにて決定された走
行ルートを地図上に表示
SAV乗客用アプリ
SAVドライバ用アプリ
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3. 背景、研究実績
2015 SAV第3回実証実験(⼈⼯知能学会 全国⼤会 @函館)
アンケート結果
実験記録
実験⽇
時間
⾞両数
乗⾞数
乗合い数
5/30
12:00〜19:30
20
79
2
5/31
12:00〜19:30
20
93
2
6/1
12:00〜19:30
30
172
13
6/2
11:00〜17:30
20
179
28
523
45
合計
【サービス水準と満足度】
【自動車保有への影響】
SAV利用に係る費用が自動
車保有費用と同程度以下であ
れば、自動車を手放すか?
自動車保有者の3割が手放す
2016 タクシー配⾞データを⽤いたシミュレーション
(約8Km四方)
・人口 :約11万人
・タクシー配車データ
⾞両
台数
繁忙期
待ち時間
(分)
閑散期
乗合い
回数
待ち時間
(分)
乗合い
回数
1
462
2.97
81
1.33
2
140
2.48
12
0.21
3
53
1.39
8
0.06
4
26
0.48
7
0.03
20
5
15
0.18
7
0.00
10
6
11
0.14
6
0.00
7
9
0.10
6
0.00
8
8
0.05
6
0.00
・乗車地/降車地
・乗車・降車時刻
・乗車人数
他
30
繁忙日
閑散日
0
6:00
9:00
12:00
15:00
18:00
1時間ごとの時間帯
21:00
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乗客の車輛待ち時間(分)
・エリア:岐阜県多治見市
デマンド数
SAVの効果
シミュレーション
データ
15
繁忙日
閑散日
10
5
0
5 10 15
車輌台数
20
タクシー車輌10台で活動
繁忙日7台、閑散日3台 で
サービス維持が可能
※ 平均待ち時間10分を維持
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4. 未来シェアの取り組み
取り組むべき課題解決
事業者に対する課題解決:効果的な配車手段の提供
オンデマンド配車と乗合い走行の組み合わせにより、乗客がないままの走行を
減らし、かつ1台あたりの移送乗客数を増やし、必要経費の削減と
利用者数増加の両面を改善します。
利用者に対する課題解決:移動手段利用格差の解消
移動手段利用格差を解消し、より便利に、より低コストで人々が移動できる社
会を実現します。
渋滞緩和
社会に対する課題解決
:環境保全、地域経済の
CO2削減
活性化
道路交通網内を走行する車両1台あたりの
移送効率を高め、渋滞緩和とCO2排出量削
減などの環境保全に貢献します。
経費削減
地域経済活性
運賃Down
SAV
利用者増
利便性UP
また、人々の移動を活発化し地域経済の活
性化に貢献します。
利用者増
売上UP
運賃Down
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4. 未来シェアの取り組み
近未来の社会需要に向けて
p シェアリング・エコノミーの加速
n 自家用車 → カーシェア
n タクシー → オンデマンド・乗合い公共交通サービス
p オンデマンド・乗合いタクシーの普及と低料金化
n バス → オンデマンド・乗合い公共交通サービス
p 自動運転技術の普及
n 自動車 → オンデマンド・乗合い公共交通サービス
利用者の運転
による移動
自家用車
カーシェア
専有
自家用車
共有
タクシー
運転手
による移動
利用者の運転
による移動
利用者の運転
による移動
バス
専有
シェア
需要拡大
自家用車
カーシェア
専有
共有
タクシー
バス
カーシェア
自動運転
技術の普及
オンデマンド・乗合い
公共交通サービス
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共有
タクシー
バス
オンデマンド・乗合い
自動運転公共交通サービス
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4. 未来シェアの取り組み
将来の移動交通インフラとして
p 各種サービスとの連携 → 価値の向上
n 医療機関、学習塾、プライベートスクール等の送迎サービス
n 観光ツアーにおける自由行動サービス
p SAVをインフラとして活用する新サービスの創出
n 公共交通 + 物流 = 人と物を同時に運ぶサービス(貨客混載)
n 移動手段を含めたサービスの提供
公共交通と物流の融合
移動促進による経済効果
乗客の乗車・降車と同じく、荷物の集荷・配送を同一の
融合したサービスとして提供します。注文した品を乗車
中に受け取ることが可能になります。
高齢者や移動が困難な方、交通手段の少ない地
域の方の手軽な足となり、地域経済の活性化に
貢献します。
訪問型事業の交通手段
訪問診療や住宅物件の案内など、駐車場の確保
が難しい場所への移動手段として役立ちます。
観光ツアー、外国人観光客の利用
観光ツアーと組み合わせた終日乗り放題
サービス、言葉の不自由な方向けの交通手
段を提供します。
送迎バスとしての利用
学校、スポーツジム、医療施設、会社への通勤など、
事業者が独自に運営している送迎サービスを事業分
野毎、もしくは分野を問わず代行します。
大規模災害発生時の救助活動
大規模災害発生時には、乗車要求を救助信号とみ
なし、効率のよい救助活動を行います。
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5. 今後の課題
さらなる効率、利便性を⽬指して
p 法規制の壁
n 過疎地に暮らす住民への交通手段の提供
n 自治体の負担軽減、コミュニティバス等の利便性向上
p アナログ世代、IT格差
n オペレータによるサポート
n かんたん、シンプルを実現するIoT
p 学習 + 需要予測 + オンデマンド
行動履歴分析
交通車両需要予測
自動最適化のサイクル
オンデマンド配車
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