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第13号(2012年4月発行)

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第13号(2012年4月発行)
特定非営利活動法人
ディジタルシネマ・コンソーシアム
NPO Digital Cinema Consortium of Japan (DCCJ)
ニューズレター第13号 (2012年4月)
目次
巻頭言
理事長
青山 友紀
・・・
P2
副理事長
佐藤一彦
・・・
P3-4
副理事長
藤井哲郎
・・・
P5
デジタル映像コンテンツの最前線視察について
理事
太田直久
・・・
P6
ネットワークによる映像情報流通の変革
理事
高原厚
・・・
P7-8
NAB SHOW2012の概要報告
理事
金子晋丈
・・・
P9
一人称の映像ジャーナリスト人材育成
会員
真咲なおこ
・・・
P10-11
・・・
P12
・・・
P13
・・・
P14
次世代デジタル映像環境へ向けた人材育成
の方向について
汎用PCによる4K映像の活用
デジタルシネマ・ODS関連情報案内
組織概要
事務局より
編集・発行 :
特定非営利活動法人 ディジタルシネマ・コンソーシアム事務局
住所:〒160-0023 東京都新宿区西新宿7-7-30 小田急柏木ビル7階 (有限会社ビジョンブリッジ方)
電話: 03-5331-3233
FAX: 03-5331-3239
E-MAIL:[email protected]
HP: http://dccj.info/index.html
-1-
DCCJ Newsletter 第13号 (2012年4月)
巻頭言
“ディジタルシネマ・コンソーシアム
の活動への参画を! ”
DCCJ理事長
青山 友紀
慶應義塾大学理工学部 訪問教授
東京大学名誉教授
ディジタルシネマコンソーシアム(DCCJ)会員の皆様
特定非営利活動法人ディジタルシネマ・コンソーシアム(DCCJ: Digital Cinema Consortium of Japan)
は2001年2月に発足後、4Kデジタルシネマに関する世界初の技術開発とその標準化の促進、4Kデ
ジタル映像コンテンツのブロードバンドネットワークによる映画館への配信・上映技術開発とそのトライ
ヤルなどを支援する活動を推進してまいりました。その初期の活動はドキュメンタリー「デジタルシネマ
の侍達」に描かれております。
ドキュメンタリーの視聴 Web Site: http://www.sheknowsjournal.com/mirai114.html
これまでのDCCJ活動の過程では法人会員、個人会員の皆様を始め、多くの方々にご支援を頂き心か
ら感謝申し上げます。
今日では映画のみならずミュージカル・オペラ・演劇・スポーツなどのODS (Other Digital Stuff) にお
けるエンターテインメントビジネスにおいては4Kデジタルコンテンツによる制作・編集・配信・上映が最
も注目されており、さらには映画館やホールにととまらず、家庭においても4Kコンテンツが視聴できる
大画面4Kテレビの発売が発表されるなど、エンターテインメント産業の重要な要素になっております。
このような4K高精細映像や3Dコンテンツの増加は現在注目されている”ビッグデータ(Big Data)”の
重要な要因の一つとなっており、映像の撮影、CG制作、編集、配給、上映、アーカイブ、コンテンツの
認証・著作権保護、などのすべてにおいて新しい技術を必要としております。例えばハリウッドのポス
プロは進展著しい“クラウド(Cloud)”の活用により、制作時間の短縮、コスト削減、を実現しております。
2010年代のスタートであった2011年には東日本大震災が発生し、電力や通信、交通、物流、など
の社会インフラの安心、安全に対する重要性が強く認識され、被災地の復興に向けた大きな補正予算
が提供されました。また、2011年に発生した世界のデータ量は1.8ゼッタバイト(10の21乗)とゼッ
タバイトの領域に突入し、まさにビッグデータに時代に突入いたしました。さらにモバイルの領域の進
展も加速し、世界でのスマートフォンの昨年の出荷量は4億8800万台と(PC+タブレット端末)の4億1
500万台を抜き去り、スマートフォンの時代に突入いたしました。その通信量は従来の携帯の10~2
0倍に急増しております。インターネットによるSNSのサービスも拡大しており、Facebookのユーザ数は
2011年9月に8億人を超えました。地デジへの移行も完了し、従来から言われてきた通信と放送の
融合がまさに急ピッチで進みつつあります。これら2011年に生じたエポックメーキングな事象は201
0年代10年間のICTによる社会とビジネスに大きなインパクトを与えることが予見されます。
また、映画、ミュージカル、オペラ、などのエンターテインメント産業の欧米先進地域に加えて近年、
韓国、中国、インドなどのアジアにおけるビジネスの進展が著しく、これらの地域には新しいデジタルコ
ンテンツの集積拠点が構築され始めており、今後の動向が注目されます。DCCJではこれらの地域の
動向を視察するツアーを企画しており、まず6月の上海国際映画祭に合わせて、上海と香港の拠点を
視察する予定であり、これについては太田理事より別途詳細が紹介されます。
一方、我国においてはアニメやゲームを中心とするデジタルコンテンツの海外への展開は見られると
ころでありますが、新しいICTの活用によるコンテンツ創作能力を身に付けた若いクリエータや新しいエ
ンターテインメントビジネスを推進する人材の育成が急務となっており、DCCJはこれらの人材育成に
対しても支援していく計画であります。
最後に、2012年4月1日より新しいDCCJ事務局がスタートしており、本ニューズレターの最後で皆
様に挨拶いたします。 今後ともDCCJの活動に対して是非参画していただくようお願い申し上げます。
- 2 -
DCCJ Newsletter 第13号 (2012年4月)
「次世代デジタル映像環境へ向けた人材育成の方向について」
DCCJ副理事長
佐藤 一彦
(立教大学 現代心理学部 教授)
2006年春に立教大学に、映像系の新たな学部・学科(現代心理学部映像身体学科)をスタートさせ
て早いもので今年で6年を経た。それまで、主にテレビ番組の制作の仕事に30年近く携わってきた筆
者にとっては、まず、大学という職場と組織が初めてで、はじめのうちはそれへの大きな戸惑いも
あったが、次世代の映像社会へ向けた若い世代の育成に新たな使命を感じ、また6年前にちょうど
本格化しだしたばかりの4K映像技術を中心としたデジタルシネマの動きにも強い関心を覚え、実際
に幾つかの実験的な4K作品をつくることをはじめ、大学での人材育成ととともに、実験的に4K作品
の制作をおこない、その手法を確立するための研究を進めてきた。最初の頃はまったくの手さぐり状
態だったが、今年3月、3期目の卒業生を出したあたりから、学生たちの関心と志向性が、プロフェッ
ショナルが向かおうとしている方向とかなりの度合いで重なり始めたように感じている。4Kや3Dをは
じめ、今、次世代へ向けたデジタル映像環境は大きな変わり目を迎えようとしている。それと重なる
かのように、メデイアや広告の現場では数年前から急激な変化が起こり、映像を含む産業や我々の
生活も次の時代へと移り変わろうとしている。それはおのずと映像やメディアの現場をめざそうとする
現代の大学生たちの意識を以前とは大きく違ったものにし、就職にのぞむ実態にも変化が起こりつ
つある。そのあたりのことを若干整理するつもりで、この場を借り、尐しくふり返っておきたい。
今、学生たちの意識の変化でもっとも大きなことは、「テレビ離れ」かもしれない。これまで、メディア
や映像をめざす若者たちが長く関心を示していたのは「テレビ」だった。高度経済成長期からバブル
経済まで、広告費をいちばんたくさん呑み込んでいたのはテレビだったからで、それが、就職活動に
おいても強く大学生たちを「テレビ」に引きつけていた。しかし、バブル経済崩壊以降、広告費がテレ
ビや出版(雑誌)から逃げ出し、いっぽうでインターネットの伸長とそれへの広告費の増加が一気に
「テレビ離れ」を促した。実際、若者たちのテレビの視聴時間はこの数年大きく減る傾向にあり、情報
の取得元もテレビや雑誌が中心であった時代からWebや携帯電話、ソーシャルネットワークへと
移っている。就活前の学生たちに聞いてみても、テレビ制作を志そうとする者は驚くほど尐なく、
twitterやfacebookなどのソーシャルメディアの発達のせいか、Webやデジタルサイネージ、電子書
籍などの領域までをも幅広く見込んだ、「次世代コミュニケーション」とでも呼ぶべき領域に、これまで
にない関心を示そうとする者が圧倒的に多い。「放送」というマス形式で、一方通行の情報伝達から
関心が遠のきはじめているのかもしれない。
また筆者は4Kを中心とした次世代映像の制作と手法確立の研究を進めているが、こうしたことへ
の学生たちの関心も高い。立教大学では新学科設立に伴い、4K規格の映画館型の多目的シアター
教室を新設したが、ここで映画の鑑賞や映画史などの授業を受けた学生たちの中には、映画の制作
よりも上映や興業・配給に関心を示す者が多く、デジタルシネマの浸透に伴い、興業ビジネスの新し
い形を模索したいという気持ちが若者の中に高まっているとも理解できる。さらに、「広告」の方向性
が変わり始めていることにも気づいき始めているようで、大型のパネルディスプレイが世の中に数多
く出回ったことを受けてか、デジタルサイネージのコンテンツ制作を実験的に手がけようとする学生も
現れた。ハイビジョンの横長のモニターをタテに置いて、「縦シネマ」と名付け、撮影時もカメラを90度
横倒しにして「縦長」の映像を撮り、縦長のまま編集をしてサイネージとして完成させた作品をつくっ
た学生は、2年連続で、デジタルサイネージコンソーシアムが主催する「デジタルサイネージ・アワー
ド」の特別賞を受賞した。
(次ページへ続く)
-3-
DCCJ Newsletter 第13号 (2012年4月)
学生たちのデジタル技術をめぐる能力の向上で驚くのは、映像よりもむしろデザインとグラフィックの分
野だ。筆者が担当・指導をする卒業制作のワークショップクラスでは、映像作品の制作のほかに、DT
P形式のマガジンの制作に加え、iPadを表示端末として想定したタブレット型端末向けの電子マガジン
の制作をおこなっている。映像作品はハイビジョンで撮影・編集するもので、DTPマガジンでは、Adobe
社のDTPソフトInDesignを使って完成させるもので、今年からはこれに、やはりInDesignを使うことで
iPadでの電子マガジンの作品を加えることができるようになった。
映像作品はハイビジョンで撮影・編集するもので、DTPマガジンでは、Adobe社のDTPソフトInDesignを
使って完成させるもので、今年からはこれに、やはりInDesignを使うことでiPadでの電子マガジンの作
品を加えることができるようになった。わがクラスではこれらの作品の提出では、「ひとり一作」を原則と
している。たとえば、DTPマガジンでは、企画・構成・取材・写真・執筆・デザイン・造本までをすべてひ
とりでおこなう。新たにくわわった電子マガジンでも同様で、企画から最後のデジタルフォーマットの仕
上げまですべてをひとりでおこなう。ふつう、出版や映像のプロの現場では、これらの多種の仕事は分
業化され、テキストを執筆することと、レイアウトデザインをひとりでこなす人間はいない。だが、デジタ
ル技術の本質は、こうしたことをひとつのソフトをひとりで使いこなすことで、「ひとりでやれるようにし
た」ことだとも言える。人件費の圧縮などもあり、実際、多人数で分業するよりもひとりですべてをやっ
たほうが合理的だという予算管理上の要請もあろう。デジタル技術とは「ひとりですべてをやること」だ
と言い換えることもできる。そして、実際に学生たちは、プロの現場では多人数でやることをたったひと
りでこなして見せる。マガジンの読ませるための原稿を書き、そのページのデザインもやり、現場での
写真も撮って色補正までやれるプロフェッショナルはそうはいないだろう。けれど、デジタルの技術はそ
れを可能にし、それができる若者たちも現れ始めたことに、筆者は正直驚いている。こうした新たな人
材が増えれば、映像も出版も広告も、その産業の様相はやがて大きく変わることだろう。デジタルは社
会の仕組みや組織を尐しづつ単純な方向へ整備し直すのだと思う。もちろん、4Kなどのように、デジ
タル技術によって人間の表現力が向上したり、見ることのレベルが上がることもあるだろう。
しかし、その一方で、そうしたデジタル技術を扱う人間の意識や働き方が、社会の運用傾向までも変え
る時代が、もうそこまで来ているように感じている。
写真左:立教大学映像身体学科・4年生が卒業制作でつくったiPadでの電子書籍
写真右:学生たちと一緒に4KカメラRED ONEでおこなった3D撮影の様子
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DCCJ Newsletter 第13号 (2012年4月)
汎用PCによる4K映像の活用
DCCJ副理事長
藤井 哲郎
(東京都市大学 環境情報学部情報メディア学科 教授)
2008年に大学に身を転じ、文理融合の情報メディア学科に所属し、早いもので4年が経過した。毎年
13名程度の3年生を事例研生として研究室に受け入れ、4年次に卒業研究を行い、社会へと旅立たせ
ている。十数個の卒論テーマをどの様に決めるか、毎年苦労しているところである。本学科の学生は
パソコンの扱いに長けているとともに、新しいメディアに強い興味を持っている。その中には、当然、4K
映像にトライしたいという学生も現れる。心強いところである。しかし、利用できる装置類は限られてお
り、その中でのトライとなる。昨年は、4Kモニターとして中古で購入したIBM 製22.2インチモニタT221を
汎用PCに接続し、汎用PCにおける映像再生能力を計測し、HTML5を用いてWeb配信の可能性を検討
した卒論生が一人いる。その題目は「4K超高精細映像のWeb配信技法に関する研究」である。
そもそもの目的は、4K映像の家庭への普及の可能性を探ることにあった。そのために、汎用PCにお
ける各種プレイヤーソフトの4K映像の再生能力の評価を卒論の前半として行った。汎用PCの構成は、
CPUとしてCore i7 870 (4コア)を搭載し、グラフィックボードとしてATI Radeon HD6870 1GBを組み込ん
だものである。購入金額、10万円弱のPCである。OSはWindows 7 Professional 32ビットバージョンで
ある。IBMのモニターとPCはデュアルリンクDVIケーブル2本で接続され、3840x2400画素の表示が可
能となっている。マルチモニターにて一画面表示を行うためATI社が提供するEyefinityソフトをドライ
バーとして組み込んだ。これによりWindows 7が4Kモニター上に一画面として表示され、4K映像再生環
境が整う。但し、T221の制約上、フレームレートは24fpsに制限されている。このプラットフォームの上で、
Windows Media Player、Nero 10、Quick Time、DivX等の様々なプレイヤーソフトの評価を行った。なお、
4K映像素材としてはARRI社から提供された「Circle of Love」の65mmフィルムからスキャンされた4Kデ
ジタルシネマ素材を利用した。65mmフィルムからのスキャンバージョンであるため、非常に精緻なテス
ト画像である。映像編集用ソフトウェアとしては、Adobe社の映像編集ソフトAfter Effects CS5を用い、
H.264/MPEG4 AVC符号化方式で4K映像としてエンコードし、レンダリングを行った。符号化ビットレー
トは、家庭への光ファイバー網(FTTH)を想定して25Mbpsと50Mbpsに設定し、評価を行った。
結果は以下のとおりである。
円滑に再生可能:
Nero10 Media Hub、DivX Plus、SMPlayer、Splayer
コマ落ち発生:
Media Player Classic、GOMPlayer、KMPlayer、Mplayer、
QuickTime Player、RealPlayer
再生不能:
Windows Media Player
一般的に利用される普通のパソコンで、Core i7クラスの4コアのCPUを用いることにより、4K映像が円
滑に再生できることが確認された。なお、2011年9月に開催されたIntel Developer Forum 2011におい
て、IntelはIvy BridgeのGPUにおいて4K映像をサポートすることをアナウンスしている。これは、4K映
像のサポート機能が汎用CPUの中のグラフィック機能として組み込まれることを意味しており、汎用パ
ソコンにおいて、4K映像は普通に扱われる映像となることを意味している。
この一年、4K映像の話題がホットである。100万円以下の4Kカメラ、4Kモニター、4Kプロジェクターが
登場してきた。これらを上述のように、普通のパソコンに接続し、普通に使いこなせる時代になってき
たのである。益々、小生が属するような「普通の情報メディア学科」で4K映像を使いこなしていく時代に
なるのであろう。
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DCCJ Newsletter 第13号 (2012年4月)
デジタル映像コンテンツの最前線視察について
-上海・香港のデジタルコンテンツ拠点視察-
理事
太田直久
慶應義塾大学大学院 メディアデザイン研究科教授
DCCJでは、その活動の再開にともない、デジタル映像コンテンツの最前線動向を“専門家”として視察
するためのツアーを、会員の皆様とともに企画・実施していきます。
まず第1弾として、会員有志の参加による上海ならびに香港の視察旅行を、本年6月中旬(6月17日
から21日)に予定しています。
今回の視察のポイントは、中国の最新動向です。中国は韓国や他のアジア諸国と同じく、映像コンテン
ツを国の基幹産業と見て、大規模な整備を行っています。以前、韓国がこのような動きを始めた時、日
本人は「なーに、アニメも映画も日本の歴史にはかなわないから大丈夫」と言っていたが現実はどうで
しょうか。映画は言うにおよばずテレビドラマもアニメも韓国の勢いは目を見張るものがあります。同じ
ように、中国の映像産業振興に対する熱意はすごく、官民挙げての盛り上がりを見せております。本
調査では、まだ日本では余り知られていない、中国の映像産業振興に関わる最新動向として上海、香
港の最新の施設を訪問し、関係者との議論を通じて最新の動向を知ることを目的としています。
6月17日からの上海視察の目玉は北京徳稲教育機構(DETAO)です。DETAOは北京を本拠地として、
数十億ドルの基金をもとにスタートした民間組織であり、北京に大学施設、上海に映像スタジオを建設
しています。DETAOがどのような戦略で実際に教育を進めようとしているのか、実際に上海の一部建
設中の拠点を訪問します。DETAOでは、世界中から厳選されたMaster(大師)を招待し人材教育セミ
ナーを開催しています。今回の視察では、その大師の一人に選ばれた、日本のCGアニメーションの草
分けである金子満氏が上海の関連施設を案内し、同行して解説します。また、上海国際映画祭など映
像コンテンツに関わる施設の視察を行う予定です。
その後、20日に、上海から香港に移動し、香港島の西側に開発されたCyberPortを視察します。
CyberPortは映像コンテンツ産業の制作の拠点であり、昨年より本格的に活動を開始しました。イン
キュベーション、人材育成、国際協力も進めている施設の全容見学と、拠点内のキーパーソンとの議
論により、中国の映像コンテンツ制作に関する最新動向を共有します。DCCJ理事であり、国際研究コ
ンソーシアムCineGridの創設メンバーである青山友紀氏、太田直久氏が同行します。
今後、デジタルシネマを始めとする映像コンテンツの最新動向と日本の進むべき方向に関する問題意
識を共有するために、映像コンテンツの制作において最も進んでいるハリウッドを中心とする北米の状
況、さらに欧州の映像コンテンツ拠点の視察を計画する予定です。会員の皆様のご意見、ご要望をお
寄せいただくよう、よろしくお願いいたします。
参考 DETAO http://www.detaoma.com/
上海国際映画祭 http://www.siff.com/MovieEn/Default.aspx
CyberPort http://www.cyberport.hk/en
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DCCJ Newsletter 第13号 (2012年4月)
ネットワークによる映像情報流通の変革
理事
高原 厚
(NTT未来ねっと研究所 所長)
映像のディジタル化の進展によりネットワークを活用した映像情報を様々な形で流通されるように
なってきました。ディジタルシネマの劇場への配信、IPTV、また、uTubeなど、商用から個人の情報
発信まで映像情報を一方向で共有することは一般的です。さらに、映像情報の加工について、クラ
ウドを利用した、トランスコードの処理をネットワークを通じたサービスとしての提供、また、映像素材
の管理や編集作業を提供する動きもあります。スマートフォンに代表される映像情報を柔軟に適用
できるような端末が各個人が常に利用できる状況により、ネットワークにとっても、トラフィックの質や
量の大きな変化を生んでいます。こういった変化に対応するネットワークとして、データセントリック
ネットワークという言葉に代表される新たなネットワークアーキテクチャの検討も進めれています。
ネットワークと映像情報の新たな関係を探求してきたCnieGridでは、最先端の映像処理技術とネッ
トワークによる新たな映像流通について様々なアクティビティが展開されてきました。昨年12月に行
われた第6回CineGrid Workshopでも、多くの最先端のアクティビティが紹介されました。それらのうち
二つの事例をご紹介します。
一つは、NTTが発表したネットワークを利用した映像制作環境のための仮想ネットワークを利用し
た複数の映像プロジェクトでスタジオや映像装置、また、それらを接続するネットワークを共用するこ
とができる環境を提供することを目的にした研究開発活動の成果を発表しました。利用者側がネット
ワークの設定などを意識することなく、あらかじめ規定されたプロジェクトが必要とする環境を切り替
えることを実際にプロトタイプとして実現しその動作を紹介しました。実際のユーザからは現実には
作業の切り替えに非常に手間がかかっていることから、このような環境がサービス提供されることを
強く望むコメントもあり、今後、実用化にむけさらに機能向上に取り組む予定です。
昨年のCineGrid Workshopでの展示模様
(次頁へ続く)
- 7-
DCCJ Newsletter 第13号 (2012年4月)
(前頁からの続き)
もう一つは、UCSD/Calit2, UCSD/SonicArt, イリノイ大学/EVL, 慶応大学, NTTのオープンコラボ
レーションの活動として、次世代の協調作業空間についてのデモンストレーションも行われました。こ
れは、従来のテレビ会議とは異なり、作業を行う空間そのものをネットワークを介して共有することを
目的としたものです。映像においては、高精細、かつ、スケーラブルな映像の表示空間と、それらを複
数のネットワーク上で接続された空間で共有するための仕組みを実現しています。また、音響につい
ても広い空間のなかで音場の領域を制御しネットワークで接続された作業者間での会話を作業空間
に合わせ、協調作業を行うことに必要な音場が再生される仕組みを取り込んでいます。
この活動は、Vroomというプロジェクトとして、取り組みが進められており、実情報を提示することだけ
でなく、生成された仮想的な映像情報も表示することで協調作業の質を高度化し自然で作業効率を高
めるための協調作業空間研究の取り組みとして続けられています。2月にはこの環境をUCSD-慶応
大学間で利用し双方の学生が共同してドキュメンタリーを作成するというトライアルを行い、太平洋を
挟んで一つの映像素材を作成したということも報告されています。今後、Learning by Doingの精神でこ
の環境を使いながら新たな協調作業空間の創造が期待されます。
今後のCineGridの活動としては、2012年9月のIBCでの第2回のCineGrid@Amsterdam、2012年10月
の東京国際映画祭においての情報発信、また、2012年12月のCineGrid Workshopなどが予定されて
おり、様々な活動とあらたなビジョンの提案が期待されます。CineGridへは2012年4月にはブラジルの
放送局TV Globoが参加、また、6月にはベルギーの機関からの参画も予定されており、さらなる国際
的な広がりが続いています。
4月に行われたNABでは、4K技術が大きく取り上げられていたといわれています。昨年、デジタルシ
ネマの取り組みの10年という節目の年でしたが、4Kが普通に利用できる時代となりDCCJが描いてき
たビジョンが現実となってきています。今後は、DCCJにおいても新たな映像とネットワークの視点から
の新たなビジョン創出へ向けた活動を行っていきたいと思います。
UCSD/Calit2におけるVroomプロトタイプ
(関連リンク)
CineGrid Home Page:
http://www.cinegrid.org/
CineGrid@TIFF http://p-es.jp/cinegrid/
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DCCJ Newsletter 第13号 (2012年4月)
NAB SHOW2012の概要報告
DCCJ理事
金子 晋丈
(慶應義塾大学理工学部情報工学科 専任講師)
2012年のNAB SHOWの模様を紹介したい。まず、展示会に先立って開催されたTechnology
Summit on Cinema(以下、TSC)について述べ、展示会の概要を紹介する。
TSCはSMPTE(Society of Motion Pictures and Television Society)主催の有料の
Conferenceで毎年名前を変えながらNAB直前の土日に開催されている。毎年、その年の注目すべ
き技術動向や今後のトレンドをうまくまとめている。今年のTSCは、MKEのカラゴシアン氏による市場
におけるデジタルシネマの導入状況の説明から始まった。氏の報告によると、2012年もこれまで同様、
デジタルシネマ機器の導入が進んでいるとのことである。2Dと3Dの割合もこれまで同様、半分半分と
いった感じである。2011年までの動向は、SMPTE Motion Imaging Journalの2011年9月号を参照
されたい。
今年のTSCの技術的フォーカスは、ハイフレームレート(HFR: High Frame Rate)とレーザプロジェ
クションであった。ハイフレームレートはWarner Bros.が今年のクリスマスシーズンにハイフレーム
レートのコンテンツ”THE HOBBIT: AN UNEXPECTED JOURNEY”のリリースを予定しており、そ
れに向けた布石と思われる。ハイフレームレートが必要とされる技術的なバックグラウンド及び、
HOBBITの制作に携わっているポストプロダクションの担当者による解説が行われた。レーザプロ
ジェクションについては、原理の解説、色空間の拡大や明るさの向上、メンテナンスコストの低下など
シネマ用途におけるメリットの説明があり、SONY SRXプロジェクタ(改)を用いたレーザプロジェクショ
ンのデモ(3D、ハイフレームレート)も行われた。レーザプロジェクションも、ハイフレームレートの需要
を背景にしていることが推測される。
展示会であるNAB SHOWの今年の特徴は、なんといっても4Kカメラであろう。昨年発表された
SONYのF65を筆頭に、同NEXシリーズ、Canon, JVC-Kenwood, Panasonic(静態展示), REDが
4Kカメラを展示していた。ちなみに、Blackmagic Designが2.5Kのカメラの発売を発表していた。こ
れはカメラも価格競争の時代に突入することを予感させる。なお、いずれの4KカメラもHD品質の出力
はHDSDIもしくはHDMIであり、4K品質の出力はRAWでの出力がメインであった。例外はJVCKenwoodがHDMI4本での4K出力を可能としている。展示会において3Dの文字はほとんど見かけ
ず、ハイフレームレートと4Kが今年のシネマ業界のキーワードとなりそうだ。
- 9 -
DCCJ Newsletter 第13号 (2012年4月)
一人称の映像ジャーナリスト
DCCJ正会員 真咲 なおこ
SHE
KNOWS
JOURNAL株式会社 代表取締役
人材育成
ジャーナリスト
静岡大学情報学部非常勤講師
東京大学人工物工学研究センター協力研究員
自分的感性論
人間に五感と言うものが存在し、その能力の神秘的で繊細な部分はコンピューターでも真似の出来
ない、人間独特の能力だと感じるのです。「感性」とりわけ、視覚・聴覚と言うものは人間の生活の中
で一番必要不可欠なものであり、その能力こそが人間の文化を創っているものだと確信するのです。
たとえば、聴覚もデシベル計算をすれば音量・音圧・音質などの数値の測定は出来る訳ですが、これ
が「聴感」となれば個人個人それぞれが持ちうる音に対してのイメージがあり、考え方になっていきま
す。この「聴感」が「視覚」と融合すると、さまざまな芸術や放送、世の中のすべてのものの基盤となっ
て変化していきます。これを「感性」と私は考えます。この「感性」は、どこまでも奥が深く複雑なもので
ある反面、単純なものでもあると思うのです。日本人において「感性」は、言葉の組み合わせから生ま
れてきます。それは四字熟語であったり・・・四つの漢字で、ある種の意味をすべて表し、読み解かし
てしまう。そのような語学を持った国、文化はあまり無いのではないかと考えるのです。言葉ひとつに、
様々な意味がありそれを組み合わせることで明確な文字を超えた、言葉を超えた「感性」が生まれ、
それを読み解くイマジネーションが形成されるからです。たとえば、今から16年前には誰もが「なんだ、
これは?」と言った私のドキュメンタリー番組 「未来検索」(www.netrush.jp/ 未来検索チャンネル) が
良い例ではないかと思うのです。未来を検索する・・・それは一見、壮大な検索にも見えるのですが、
ポイントは未来と言う言葉の感性につながっていきます。未来と言うのは、過去があり、現在であり、
そして未来へと繋がります。それらを踏襲した言葉が未来と捉えると、過去の伝統・文化・歴史や現在
の出来事、そして近未来からはるか未来までイメージと想像の世界に入り込む分野まで、未来と言う
のはそれだけのファクター・要素を持っていると言えます。それを検索するのですから「未来検索」と
言う番組タイトルは大変奥が深い、当時としては斬新なタイトルで、ほとんどの人から「検索」の意味
がよくわからないと言われたものです。
番組制作の感性
2000年6月18日放送(テレビ神奈川)「未来検索【ウェアラブルコンピューターを着る人々】」その当
時、コンピューターを身に付けて生活することを真剣に考えている人々をアメリカの学会まで取材に
行き、放送したのがこの番組です。しかし、現実を見ると未来を見ていたはずのウェアラブルコン
ピューターは単なる携帯端末に集約されて、それを付けて生活する人など学者で更に研究を重ねて
いる人以外は、まずいないと思われますしコンピューターを着るという発想が、いかに人間らしくない
かを示す番組となっています。私はこの取材を通して、本当にこのような時代が来るのだろうか? と、
取材をしながら考えていたのですが、番組冒頭にスタンリー・キューブリックの「2001年宇宙の旅」を
モチーフにした、このようなコメントをロールで流しています。~21世紀 私達の生活は、どうなって行
くのでしょう。コンピューターと共存する時代に、私達は適応出来るでしょうか。コンピューターと共存
する、それはコンピューターを身に付けて、日々の生活を送る、と考える人達がいます。映画「2001
年 宇宙の旅」猿人が骨を大空に投げつけて、進化を予感させた様に、人間もコンピューターとの新
しい時代を迎えようとしています。
~「未来検索 コンピューターを着る人々」より *次ページ参照 図1
http://www.netrush.jp/asx/mirai11.asx
人間にとってのコンピューターとの付き合いは、あくまでも人間の「感性」と使いやすさと便利さの融合
が必要不可欠で、コンピューターを着ると言う感性は、人間にはなかったわけです。しかし、それを
ファッションショーまで開いて提案した方も当時はいらっしゃいました。
(次ページに続く)
- 10 DCCJ Newsletter 第13号 (2012年4月)
(前頁からの続き)
外科医、平岩正樹先生を取りあげた番組「生きること」は、患者と医師の苦悩の中で、医師が患者に
とった思いやりを取材したドキュメンタリーです。癌という、今も大きな社会問題である病気のいわば悲
惨さを如実に表す、ヒューマンドキュメンタリーなのですが、ここでは「生きること」の意味について考え、
この名前を番組タイトルにしました。「こと」と言うのは、「自分のこと」「他人のこと」「どうでもいいこと」な
ど、すべてに含まれる言葉であると思います。しかし、「生きること」になれば自分のことも他人のことも
含めて重大な、人生と向かい会う言葉として考えれば、軽くは使えない言葉ではないでしょうか。番組
中で平岩先生が、「なんでもいいから願いをひとつだけ叶えてあげる」と患者さんに言ったとき、その患
者さんは、「死んでもいいから、○○をかなえてほしい」と言いました。その時、平岩先生は「死んでもい
い」と言う彼女の思いをはじめて知ることになるのです。なぜならその患者さんはまもなく亡くなることを
わかっているのですから。そのインタビューをした瞬間に、私の頭の中に「生きること」という何気ない
言葉が非常に重要で重い意味を持つ言葉になっていきました。言葉の感性は、こんなふうに一瞬にし
て言葉の意味が分かるもので、十人十色、同じ言葉を聞いても感じ方はすべて違うわけですが、その
言葉の本質を知ったときに思う言葉の重みと言葉の「感性」の重要さをこの取材で知ることになったわ
けです。
「未来検索【生きること】」テレビ神奈川 2001/4/22放送 図2
http://www.netrush.jp/asx/mirai22.asx
一人称の感性
しゃべらない、鉄の塊が語ると言う手法で「未来検索」初期の作品、「崩れたオブジェはかく語りき」(*
図3参照)と言う番組を制作しました。この番組は私のビデオジャーナリストと言う、方向性と感性を一
番世に問うた作品でもあります。この私の手法が、くしくもNHK研究所での講演を依頼された時にNH
Kの方がつけたタイトル「一人称での番組発信」につながります。要するに放送ではタブーとされている、
個人的な見解と感性では番組が放送できないと言う壁を打ち破ったものであり、一人称での番組発信
は、まさに「真咲なおこ」そのものの感性が、番組と言うメディアとして不特定多数の人々に送られるこ
とを認めていただいたと言うことになるのです。中立公平と言う、放送の概念はある部分では正しく、あ
る部分では間違っているのかもしれません。アナウンサーは正確に事実を伝えるトーキングマシンか
もしれませんが、本来、キャスター・パーソナリティーは、本音を伝えることが出来るはずなのに、我が
国の放送業界ではタブーとされてきたわけです。色々な問題があるとしてもアメリカのジャーナルは、
キャスター・アンカーマンが意見を言える場になっています。それが自由な国のジャーナルを示してい
ると言うことでもあります。アメリカがイラクに軍隊を派遣していても、ジャーナルの信憑性と言うものが
守られていることは、我が国には無いことであり、これがまさに「感性」で一人称で真実を伝えると言う
ジャーナリズムの王道を守っていることになるのです。私は幸運にも、自分の意見を言う番組を様々な
方のご尽力、ご協力により約20年間続けてこられた事に感謝と誇りと自分の感性を曝け出し続けられ
たことに大きな喜びを感じているのです。そして、私がひとりで企画、取材、カメラからインタビュー、レ
ポート、編集、構成、そしてTV放送、WEB配信と行う事が約20年続けられた事に感謝すると同時に、
真実・事実を伝えること、価値を見出すこと、違いを理解することを若い世代と共に、育んでいきたいと
思います。
図1 未来検索「コンピューターを着る人々」
図2未来検索「生きること」
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図3未来検索「崩れたオブジェはかく語りき
DCCJ Newsletter 第13号 (2012年4月)
デジタルシネマ・ODS関連情報案内
~ 4k高精細シネマ・ODS関係の情報を中心にさまざまな映画・映像関連の情報をご案内します ~
デジタルシネマDCI仕様書(v1.0 日本語版)
引き続きデジタルシネマDCI仕様書(v1.0)日本語版を無料配布しております。
ご希望の方は [email protected] までご連絡ください。
情報をお待ちしております
DCCJでは、個人正会員、法人会員の皆様が主催、参加されるデジタルシネマ、高
精細映像、映画・映像関連のイベントについてお知らせメールを配信しております。
ご希望の情報は随時受け付けておりますので、[email protected] までどうぞお気軽に
お知らせ下さい。
今後の予定
6月17日~ 上海・香港視察
7月9日または11日 DCCJ総会・講演会またはセミナー
9月、または11月 ハリウッド・ラスベガス視察
10月 東京国際映画祭 CineCloudイベント協賛
11月、または12月 DCCJセミナー
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DCCJ Newsletter 第13号 (2012年4月)
DCCJ組織概要
2012年4月1日現在
役員一覧
理事長
副理事長
副理事長
理事
理事
理事
理事
理事
理事
青山
佐藤
藤井
中村
川又
村上
太田
高原
一木
友紀
一彦
哲郎
行宏
政征
篤道
直久
厚
裕佳
(東京大学 名誉教授/ 慶應義塾大学 教授)
(立教大学 教授)
(東京都市大学 教授)
(京都大学 名誉教授 / 立命館大学 教授)
(東北大学 教授)
(三菱電機株式会社 開発本部 役員技監)
(慶應義塾大学大学院メディアデザイン研究科 教授)
(NTT未来ねっと研究所 所長)
(株式会社バンダイナムコゲームス 社長室 文化・教育事業推進プ
ロジェクト主幹)
(慶應義塾大学理工学部情報工学科 専任講師)
理事
金子 晋丈
監事
小口 喜美夫 (成蹊大学 教授)
アドバイザリー会員一覧
Laurin Herr (パシフィック・インターフェース社 社長)
吉田武史 (ダンエンタープライズ)
個人正会員一覧(上記役員を除く)
安芸淳一郎、浅井光太郎、小野田勝洋、熊田典明、斉藤隆弘、笹本潤一、津川元弘、飛地茂、中村
真之助、中山秀一、藤井竜也、真咲なおこ、宮永博史、森川博之、山内寛紀、山下泰司、吉田育弘
(敬称略 50音順)
法人会員一覧
NTTコミュニケーションズ株式会社、株式会社計測技術研究所、株式会社デジタルSKIPステーション、
ソニー・ビジネスソリューション株式会社、日本電信電話株式会社、東日本電信電話株式会社、三菱
電機株式会社 (50音順)
入会のご案内
■ 会員の種類 : 法人会員 (年会費 1口10万円より) 個人正会員
(年会費 5,000円)
■ ご入会方法 : 入会をご希望の方は、[email protected] までご連絡く
ださい。
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DCCJ Newsletter 第13号 (2012年4月)
事務局より
新しい事務局のスタート
会員各位
拝啓
新緑の候、会員の皆様におかれましては、ますますご盛栄のこととお慶び申し上げます。
さて、この度、特定非営利活動法人ディジタルシネマ・コンソーシアムの事務局を受託させていた
だくことになり、大変光栄に存じます。
これに伴い、事務所が下記の住所に移転になりましたので、ご案内させていただきます。また、
DCCJ事務局には、中村麻友、倉林祥子の2名のスタッフが担当として業務遂行させていただきま
すので、何かお気づきの点、ご質問、ご提案等ございましたら、ご遠慮なくご連絡いただければ幸
甚でございます。
スタッフ一同、DCCJの理念を理解し、活動にお役に立てるよう創意工夫を重ねてまいる所存でご
ざいますので、何卒よろしくお願い申し上げます。
敬具
有限会社ビジョンブリッジ
取締役社長 橋本 美智子
http://www.visionbridge.jp/
編集・発行 : 特定非営利活動法人 ディジタルシネマ・コンソーシアム事務局
住所: 〒160-0023 東京都新宿区西新宿7-7-30 小田急柏木ビル7階
(有限会社ビジョンブリッジ方)
電話: 03-5331-3233
e-mail : [email protected]
FAX: 03-5331-3239
HP: http://dccj.info/index.html
最寄駅:「新宿駅」西口 JR各線、京王線、小田急線、東京メトロ各線 出口より徒歩約10分
「新宿西口駅」 都営大江戸線 D5出口より徒歩約5分
経路:「新宿駅」西口より 小田急ハルクとユニクロの間の通りを大久保方面に直進
「新宿西口駅」D5出口より 右折後大久保方面に直進
左手 小田急柏木ビル7階(1階 LAWSON STORE100)
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DCCJ Newsletter 第13号 (2012年4月)
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