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2012-2013年度 - 東京大学文学部・大学院人文社会系研究科

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2012-2013年度 - 東京大学文学部・大学院人文社会系研究科
小佐野 重利
教 授
1.
OSANO, Shigetoshi
略歴
1978 年 3 月
東京大学文学部美術史学専修課程卒業(文学士)
1978 年 4 月
東京大学大学院人文科学研究科修士課程入学
1980 年 9 月
パドヴァ大学美術史学科専門課程(Scuola di Perfezionamento)
(イタリア政府給費留学生) ~1982 年 10 月
1983 年 3 月
東京大学大学院人文科学研究科修士課程修了(美術史学修士)
1983 年 4 月
東京大学大学院博士課程 ~1985 年 4 月 15 日
1985 年 4 月
東京大学文学部助手(美術史学科)~1987 年 3 月
1987 年 4 月
多摩美術大学美術学部講師(西洋美術史)~1989 年 3 月
1989 年 4 月
東京工業大学工学部助教授(一般教育等芸術)~1993 年 3 月
1993 年 4 月
東京大学文学部助教授(美術史学科)~1994 年 6 月
1994 年 6 月
東京大学文学部教授(美術史学科)~1995 年 3 月
1995 年 4 月
東京大学大学院人文社会系研究科教授に配置換え(文学部教授兼担)
(1995 年 9 月~12 月
ジョン・ポール・ゲッティ財団ゲッティ美術史人文学研究所招聘研究者)
2005 年 4 月
東京大学大学院人文社会系研究科・文学部次世代人文学開発センター(先端構想部門)
2007 年 4 月
東京大学大学院人文社会系研究科副研究科長(兼務)~2009 年 3 月
2012 年 4 月
東京大学大学院人文社会系研究科・文学部次世代人文学開発センター(先端構想部門)
2013 年 4 月
東京大学大学院人文社会系研究科研究科長・文学部長(兼務)~2015 年 3 月
教授を兼任
教授に配置換え
2.
主な研究活動
a 専門分野
西洋近世美術史 イタリア中世・ルネサンス美術 アルプス南北の美術交流 比較美術史
b 研究課題
①イタリア中世末, ルネサンス期の美術を特に絵画史の観点から、古代美術および同時代のアルプス以北の美術との
影響関係をも検討しながら幅広くかつ詳細に研究すること。
②西洋美術作品における身振り言語の機能に関して、隣接研究分野(文化史、民俗学、文化人類学、考古学、社会学、
記号学)の先行研究成果も踏まえ、再検討を加え、新しい様式学および図像学的研究のモデルを模索研究すること。
③美術の展開に果たした芸術家の旅行の意義に関する包括的研究。
④ヴェローナの画家一門バディーレ家(14-16 世紀)の包括的な作品現地調査・資料収集研究の継続。
⑤1880 年代の民間レベルにおける日伊芸術交流史の再検討 ――写真家アドルフォ・ファルサーリとブルボン家エン
リコ・バルディ伯爵の随臣アレッサンドロ・ツィレーリ伯爵の研究(研究代表者:平成 17-19 年度科学研究費補助金
基盤研究(B)の研究題目)
。
⑥国家もしくは都市の顕彰装置としての自画像コレクションの歴史文化史的研究(研究代表者:平成 20-22 年度科学
研究費補助金基盤研究(B)の研究題目)
。
⑦西欧 17 世紀以降の王侯の絵画コレクションの形成における複製絵画の影響(研究代表者:平成 23-25 年度科学研究
費補助金基盤研究(B)の研究課題)
。
c 主要業績
(1) 論文
Shigetoshi Osano、
「Art History in Japan and Its Future Development」
、
『Diogenes』
、n. 229&230, vol. 58(1-2)、
pp. 119-135、2012.7
小佐野重利 Shigetoshi Osano、
「横浜写真研究におけるアドルフォ・ファルサーリ―最近の研究によって明らかに
なった彼の写真および関連文字資料を踏まえて Adolfo Farsari nella ricerca sulla Yokohama Shashin: in base a
sue fotografie e alcuni documenti rinvenuti in recenti studi」
、
『アドルフォ・ファルサーリ写真展 開港地横浜
のイタリア人写真師Adolfo Farsari - Il fotografo italiano che ha ritratto il Giappone di fine '800, Istituto Italiano
di Cultura, 2013』
、pp. 10-45、2013.2
小佐野重利、
「画家レオナルド・ダ・ヴィンチ――稀代の素描家にして思索家――」
、展覧会カタログ『Leonardo e
la sua cerchia レオナナルド・ダ・ヴィンチ展―天才の肖像』
、TBSテレビ、pp.10-19; イタリア語翻訳 pp.310320、2013.4
小佐野重利、
「トスカーナの近代絵画――伝統と革新のはざまで――」
、カタログ『トスカーナと近代絵画』
、pp. 2126、2013.9
小佐野重利、
「トスカナ大公国メディチ家のフェルディナンド大公子の絵画収集における複製絵画―補遺―」
、
『文化
交流研究』
、vol. no. 27、pp. 113-122、2014.3
小佐野重利、
「17, 18 世紀のトスカナ大公国の絵画収集における複製絵画―メディチ家のフェルディナンド大公子の
収集趣味を中心に―」
、
『西欧 17 世紀以降の王侯の絵画コレクションの形成における複製絵画の影響:平成 2325(2011-2013)年度科学研究費補助金(基盤研究(B)
)成果報告書(課題番号 23320029)
』
、pp. 12-24、2014.3
(2) 学会発表
国際、小佐野重利 Osano Shigetoshi 、
「絵画と時間、というよりむしろ絵画の中の時間―15, 16 世における歴史認
識をめぐって―La peinture et le temps, ou plutôt le temps dans l’œvre picturale: coscience historique aux
XVme et XVIme siècles 」
、時の作用と美学 Actions et esthétique du temps、国立西洋美術館、2012.4.14
国際、Shigetoshi Osano、
「Introduction to the CIHA colloquium」
、the 2013 CIHA Colloquium "Between East
and West: Reproductions in Art"、the Otsuka Museum of Art in Naruto, Japan、2013.1.15
(3) 研究報告書
小佐野重利(編)
、
「西欧 17 世紀以降の王侯の絵画コレクションの形成における複製絵画の影響」
、平成 23-25(20112013)年度開学研究費補助金(基盤研究(B)
)成果報告書(課題番号 23320029)
[研究代表者 小佐野重利]
、
pp. 4-6(研究報告概要), 8-11(序文), 12-24(小佐野論文)
、2014.3
(4) 監修
小佐野重利・木下直之、
『アドルフォ・ファルサーリ写真展 開港地横浜のイタリア人写真師 Adolfo Farsari - Il
fotografo italiano che ha ritratto il Giappone di fine '800』
、イタリア文化会館 Istituto Italiano di Cultura、
2013.2
小佐野重利、
『ミラノ アンブロジアーナ図書館・絵画館所蔵 レオナルド・ダ・ヴィンチ展―天才の肖像』
、TBS
テレビ、2013.4
アンナマリア・ジュスティ/シモネッタ・コンデミ/小佐野重利、
『フィレンツェ ピッティ宮近代美術館コレクシ
ョン トスカーナと近代絵画』
、アート プランニング レイ、2013.9
(5) 会議主催(チェア他)
国際、International Conference "Sen: On Lines and Non-Lines"、東京大学文学部法文 2 号館一大教室、2013.9.19
~2013.9.21
3.
主な社会活動
(1) 他機関での講義等
特別講演、国立西洋美術館、「絵画と時間、というよりむしろ絵画の中の時間――15, 16 世における歴史認識をめ
ぐって――La peinture et le temps, ou plutôt le temps dans la peinture: À propos de la connaissance historique
au XVme et XVIme siècles」、2012.4
特別講演、ブリヂストン美術館土曜講座、「ミラノのスフォルツァ宮廷のレオナルド・ダ・ヴィンチ――アンブロジ
アーナのコレクションから――」、2012.9
特別講演、イタリア文化会館、「ファルサーリ写真と 1880 年代の外国人横浜居住者もしくは旅行者」、2013.2
特別講演、東京都美術館、「画家レオナルド・ダ・ヴィンチ―稀代の素描家にして思索家―」、2013.5
特別講演、イタリア文化会館・損保ジャパン東郷青児美術館、「イタリアの近代絵画はもう一つの「ルネサンス」と
見なせるか?E’ possibile considerare la pittura moderna in Italia un altro Rinascimento?」、2013.9
特別講演、(公財)鹿島美術財団 東京美術講演会:「ルネサンス・天才たちの競演-レオナルド、ラファエロ、ミ
ケランジェロ-』、「レオナルド―稀代の素描家にして思索家―」、2013.10
特別講演、群馬県立近代美術館、記念講演会「トスカーナ絵画にみる伝統と革新」、2014.2
(2) 学会
国際、国際美術史学会CIHA、Bureau メンバー(副会長)、2012.1~2014.3
(3) 学外組織(学協会、省庁を除く)委員・役員
花王芸術・科学財団、選考委員、2012.4~2014.3
鹿島美術財団、選考委員、2012.4~2014.3
大塚美術財団、評議員、2012.4~2013.12
大塚美術財団、理事、2013.12~2014.3
Accademia Ambrosiana、Academicus (Academy member) in classe di studi sull'Estremo Oriente、2012.4~2014.3
損保ジャパン美術財団、評議員、2013.4~2014.3
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