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けありんぐ 2015/4 Vol.4 春号

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けありんぐ 2015/4 Vol.4 春号
坂井地区医師会
ケアセンター
広報紙
2015/4春号
Vol. 4
わからないことはケア
そのほかにも例えば・・・
1. 所得が一定以上だと、利用者の自己負担は2割になることがあります。
2. 高額介護サービス費の上限も引き上げになることがあります。
3. 低所得者は保険料の軽減措置が拡大されます。
4. 「要支援」者サポートが介護保険から市町村の事業になります。
5. 「特別養護老人ホーム」入所は要介護3以上からと厳しくなります。
6. 施設の食費や部屋代の補助に関する認定基準が厳しくなります。
このように改定されますので、当ケアセンターご利用の皆様の利用料が多少
変動することになりますがご理解ください。
マネジャーにお問い合
わせくださいね‼
ケアマネジャーH
坂井地区医師会では、毎月いろいろなテーマで研修会を開催しています。
今回は「緩和ケア」で、済生会病院緩和ケア認定看護師の川瀬佳津子氏を講師に招き、講演
していただきました。
2 人に 1 人ががんで亡くなる時代、がんに対する治療も多様化しています。在院日数も減少
し、外来通院しながら在宅で治療を受けている患者さんが多くいらっしゃいます。
「緩和ケア」とは、がんと診断された日から、身体的、社会的な苦痛や症状の緩和を図るケ
アです。また、緩和ケア病棟というと、一度入院すると最後までというイメージがありますが、
今は家族の休息や、疼痛コントロール目的での期間限定の入院も受け付けています。がん患者
さんへの就労支援や、未成年の子供さんへのメンタルケアも行っています。がんになってもあ
きらめることなく自分らしく社会生活を送るためのいろいろな支援があることを知りました。
ケアマネジャー M
ワンポイントアドバイス
在宅療養者の便秘の原因と対処法
日常の生活動作が低下している在宅患者さんは体動による
腸管刺激がないため便秘になりがちです。
『便秘解消のためのワンポイント』
・摂食可能な方は繊維質と水分を多くとりましょう。
・体動可能な方はなるべく起居動作を増やしましょう。
・寝たきりの方は「のの字マッサージ」をあいている時間に。
ただし、生活習慣で改善できる便秘には限界があります。
在宅の方は条件が悪くひどい便秘になりがちですので、改善
がみられない様ならあまり我慢せずに早めに主治医に相談し
ましょう。
(O.T医師より)
~編集後記~
長い冬が終わり、温かい日差
しが心地よい季節となりました。
今回は、各事業所から職員紹
介や訪問時の様子など、様々な
内容を紹介しました。
今後も、当ケアセンターの活動
内容などいろいろな話題を皆様に
お届けします。
(T.Y)
http://www.sakai-med.com
ホームページでも広報紙を掲載しております(※バックナンバーについてもご覧いただけます)
今はまさに地域包括ケア時代の幕開けです。日本は諸外国に例をみないスピード
で高齢化が進行しています。坂井地区も人口が減る一方、団塊の世代が後期高齢者
になる2025年には、3人に1人が65歳以上の高齢者に、5人1人が75歳以上の後期
高齢者になるといわれています。そのため、高齢者世帯や高齢者の独り暮らしが増え
更に認知症も現在の1.5倍近くに増えるといわれています。
このような状況を現在の医療機関や、介護施設だけでは支えきれません。高齢になって介護が必要と
なった時でも、自分の生まれた地域で安心して暮らせるように、地域全体で支えていこうという仕組みが
「地域包括ケアシステム」です。2025年までに地域包括ケアシステムを構築するための取り組みが、全国
的に始まっております。幸いにも、坂井地区は数年前から地域包括ケアシステム構築への取り組みを行っ
ており、先進地域として全国的に高い評価を受け、県外からの視察もあります。
坂井地区がここまでこれたのも、この坂井地区医師会ケアセンターを基盤にした医療介護連携事業(在
宅ケアネット)が順調に機能し、地域内介護事業所や福井県、坂井地区広域連合等とも密接に連携して
きた成果と思います。今後さらに、生活支援や住いに関して高齢者を支えていくためには、医療・介護の
充実だけでなく、住み慣れた地域での高齢者のニーズに応えたきめ細かい対応が必要となります。その
ためには、あわら市、坂井市などの行政による福祉サービスや社会福祉協議会や地域住民がつくる生活
支援のネットワークとの連携が不可欠です。
私たち医師会は、今後とも継続して当ケアセンターを安定して運営し、皆様と共に地域に根差した「在
宅介護の拠点」として更に発展させていきたいと思っていますのでよろしくお願いします。
医師会立だからこそできる医療と密着した介護サービスがモットー
ヘルパーステーション(訪問介護事業所)
訪問看護ステーション (あわら事業所)
TEL
TEL
73-5377
73-8390
今年1月より、坂井地区医師会ヘルパーステーションに勤務しております松川です。
ヘルパー(訪問介護員)というのは経験したことがなく、最初はとまどいながら決められたケアを行うことで
必死でした。働き始めて1ヵ月半ほど経ち、少しずつ在宅でのケアに慣れてきました。今、利用者様と1対1
で向き合いながらお世話させていただく過程でやりがいや楽しみを感じ始めております。まだまだ経験は少
ないですが、少しずつ利用者様に信頼していただける
ヘルパーになれるよう日々努力していきます。
居宅介護支援事業所
TEL
73-8720
私たちの事業所には、経験年数の長いケアマネジャーがそ
先日、昼休み時間を利用して勉強会を行いました。
ろっています。その中でも15年を誇る小江畑ケアマネジャーを
紹介します。
優しい笑顔と柔らかい物腰ながら、的確な判断で仕事に取り
組んでいます。そんな小江畑さんも家に帰ると3人のお孫さん
のおばあちゃん。週末はお孫さんたちのリクエストにこたえて夕
食を作るそうです。一番リクエストが多いのが、『グラタン』。
この日は、腎臓の悪い方が在宅で療養できるために行
う腹膜透析に使用する医療機器の取り扱いについて、
再確認も兼ねて業者の方に説明していただきました。
どのような利用者様にも質の高い看護が提供できるよ
う、今後もこのような勉強会の開催を継続していきます。
看護師 H
海老・鶏肉・ウィンナー・帆立などを炒めたら、ホワイトソースにからめてグラ
タン皿に盛りつけます。絞ったマッシュポテトでトッピングし、チーズとパン
粉をふりかけオーブンで焼き色を付けたら出来上がりです。美味しそうで
すね。
最後にケアマネジャーとして心がけていることを語
ってもらいました。
今から数年前、私は母を在宅で看取りました。
「家に連れて帰りたい!」と思って退院にふみ切りまし
「ご本人とご家族の生き方、持っておられる力を信じて、寄り添いながら支援していく事です。」
たが、在宅での介護のイメージがわかず不安と緊張で
利用者様、ご家族が安心して過ごせる様に力を尽くし、皆様に頼られる事業所になりたいです。
いっぱいの日々でした。そんな私を支えてくれたのが、
ケアマネジャー M
訪問看護師さんとの関わりでした。小さなことでも相談
に乗ってもらえ、いつでも見守ってくれている安心感を抱きながら、家族みんなで協力し合って母を見送
毎年2月11日祝日(建国記念日)は、デイサービスセンターの新年会を実施しています。毎回趣向を変え、
ることができました。
私は、病院に勤めていたので、人の最期は病院で迎えるのが当たり前だと思っていました。訪問看護に
触れ、「私たち家族のように、家で幸せな時間を過ごせるように力になりたい」と強く憧れるようになり、思い
切って訪問看護ステーションの扉をたたきました。そして今、母と私たち家族を支えてくれたステーション
で、利用者様やご家族の笑顔、「待っている」という言葉に力をいただきながら、日々奮闘しています。
看護師 N
霞の郷訪問看護ステーション
TEL
68-5075
皆様が住み慣れた地域での生活を維持しながら、安心して暮らしていけるようお手伝いします!!
今回はさかい民謡会の方々にお願いし、唄やお囃子を披露してもらい楽しんでいただきました。伸びのある
歌声や尺八・三味線の迫力ある生演奏に皆様うっとりと聞き入られ、中には涙する方もおられました。その
後、普段とは違うお祝い用の昼食をとられ、恒例のビンゴゲームを行いました。はずれなしの大抽選会で盛り
上がり、数字が読み上げられるたびに一喜一憂され、嬉しそうに景品を選ばれていました。その後、甘酒と和
菓子で一息つき、大盛況の中終了となりました。「毎年この日を楽しみにしているんや!」とおっしゃる利用者
様も多く、ご期待に応えられるよう、職員一同今後も努力してまいります。
生活相談員 H
デイサービスセンター(通所介護事業所)
TEL
73-8710
医療・介護・福祉のことでご相談がある方、お気軽にご連絡ください(坂井地区在宅ケアネット事務局 ☎73-5366)
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