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公益財団法人所沢市文化振興事業団

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公益財団法人所沢市文化振興事業団
①~④を各団体で記入
⑤を市所管課で記入
平成 26 年度 第三セクター経営状況確認シート
出資金
団体名
200,000 千円
出資比率
団体の設立目的
100
組織の状況
(平成26年4月1日
現在)
平成4年7月23日
所管課
コミュニティ推進課
%
音楽、演劇をはじめとする優れた芸術文化に接する機会や、市民の芸術文化活動を促進する催事等の場を提供することにより、芸術文化と地域コ
ミュニティの振興を図り、もって地域社会の発展と豊かな市民生活の形成に寄与することを目的とする。
役員数
(うち常勤数)
①
団
体
の
基
本
情
報
設立年月日
公益財団法人所沢市文化振興事業団
備考
職員数
(うち常勤数)
プロパー
市現職
市OB
その他
合計
プロパー
市現職
市OB
その他
0
4
1
8
13
7
0
1
8
合計
16
(0)
(0)
(1)
(0)
(1)
(7)
(0)
(1)
(8)
(16)
「所沢市民文化センター ミューズ(以下「ミューズ」)」の指定管理者として、所沢市からの指定管理料を財源に同施設の管理運営を行っている。ま
市の関与
た、当事業団が実施する各種自主事業(クラシック・ポピュラー・演劇・寄席等の主催公演やアウトリーチ事業)については、設立当初より利用料金制度を導入
(財政的、人事的つ し、その収入(施設利用料金等)及びチケット料金収入等を財源として実施している。
ながり など)
人事的には、所沢市長が理事長であり、市現職員が理事2名(全11名)、監事1名(全2名)として在籍、市職員OBが常務理事(兼事務局長)、次長兼
総務課長(嘱託職員)として在籍している。また、副市長が評議員に就任している(評議員=全10名)。
平成5年のミューズ開館に伴い、施設の管理運営及び地域の芸術文化の振興を図る財団として発足し、平成18年度からは指定管理者として同施設
を管理運営している。(平成18年度より3年間、平成21年度より3年間、平成24年度より5年間)
事業の具体的な内 事業の主な内容は以下のとおりである。
容及び実施方法
① 優れた芸術文化の提供・発信(音楽・演劇・伝統芸能等の自主公演等の実施)
② 文化振興を通じての豊かな社会づくり(まちづくりセンター、教育委員会等の連携によるアウトリーチ事業等の実施)
③ 安全・安心で利用しやすいミューズの維持管理(利用者サービスの充実、施設の良好な維持管理)
(単位:円)
平成21年度
(
②
財
務
状
況
)
単
位
:
千
円
平成22年度
平成23年度
平成24年度
平成25年度
経常収益
818,852
765,747
771,543
772,194
765,136
経常費用
794,313
769,449
756,596
775,300
804,741
24,539
△ 3,702
14,947
△ 3,106
△ 39,605
総資産額
654,885
636,421
659,668
654,845
600,168
純資産額
423,629
419,927
434,874
431,768
392,163
市補助金
0
0
0
0
0
市委託料
498,000
495,399
499,200
464,985
465,685
経常増減額
項目名
単位
H21
H22
H23
H24
H25
ミューズ 利用者数
人
519,281
459,928
457,530
471,175
448,454
ミューズ 施設利用率
%
84.9
86.0
81.7
84.3
83.0
自主事業本数
本
68
75
82
79
90
自主事業入場者数
人
53,967
49,809
58,836
74,012
68,404
活動実績
③
活
動
実
績
改善内容
④
事
業
概
況
施設利用者・自主事業来場者にアンケートを実施し、ニーズの把握に努め、内容を精査し事業計画に活かしている。(施設利用料金のコンビニエンスストア
決済の導入、500円コンサート等安価公演の実施、地元アーティスト支援事業、市内小中学生へのチケット割引販売、友の会会員へのリハーサル公開、バックステー
ジツアーの実施等)
施設利用者からのクレーム・要望に対しては全職員で情報の共有化を図り、サービスの向上に努めると共に、施設改修や備品更新を要する場合に
は、所管課であるコミュニティ推進課と連携を図りながら対策を講じている。(手摺付ステージ掛階段の導入、録音用CDレコーダーの導入、バリアフリー対応と
して自動扉の設置等)
経費節減のため平成26年度より新電力会社への切り替えを実施したほか、施設知名度アップ及び自主財源確保のため各種撮影場所の協力に努め
ている。
平成21年度から3ヶ年、24年度から5ヶ年の運営方針を策定し、明確なビジョンの下に運営を行っている。
事業の経過及び成
平成25年4月1日には公益法人に移行し、法的根拠に基づく公益事業を実施し、健全・適正な運営を行っている。
果
平成25年度はミューズ開館20周年を迎え、記念事業の実施により広くミューズのPRを図った。
対処すべき課題
ミューズ(建設以来20年が経過)施設の老朽化・備品の劣化による大規模修繕の実施・各種備品の更新。
大規模災害に対する危機管理体制の確立。
安定した法人運営を継続していくための人員確保(人材育成、新規職員採用、多様化する雇用形態への対応等)。
充実した公益事業を継続していくための自主財源の確保。
平成29年度以降のミューズの指定管理者を受託できるよう必要な準備を行っていくこと。
⑤所管課評価
必要性の視点
当事業団は市の芸術文化の振興を図るという役割を担っており、その必要性は高いものと考えている。
また、施設利用率が80%を超えていることから、施設自体も十分活用されていることがうかがえるものである。
効率性の視点
効率性に関しては、最小の経費で事業の効果が最大限発揮されているかどうかが評価点となる。事業面においては、利用率の向上や芸術文化の
発信、体験・参加型の事業拡大など、事業団としての目標やそれに向けての計画、その効果については評価できるものである。また、経費に関して
は、平成23年度実施した第三者評価において、法人運営としての経費の削減は限界であるとの調査結果からも、経費削減への努力は十分なものと
考えられる。ゆえに効率性に関しては問題ないものと評価している。
自立性の視点
自立性に関して、事業運営の観点からは、事業団が市の芸術文化の振興を図るという役割を担っていることから、今後も市との連携・調整をもって
芸術文化の振興及び地域の振興を図っていく必要があると考えられる。
また、経営の観点において、市から2億円の出捐をしているものの、十分に経費削減が図られた指定管理委託料の中で管理運営されていることから
も、経営の自立性・健全性はあるものと考えている。
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