Comments
Description
Transcript
Receiver for Javaの展開
Receiver for Java 10 © 2012 Citrix Systems, Inc. All rights reserved. Terms of Use | Trademarks | Privacy Statement 目次 Receiver for Java 10 5 Readme - Citrix Receiver for Java 10.0 Receiver for Javaの機能の概要 10 シームレス機能のサポート 12 コネクションセンター 13 Receiver for Javaの要件 14 Receiver for Javaの展開 15 Receiver for Javaパッケージをアンパックするには 16 Web Interfaceを介したReceiver for Javaの展開 18 Receiver for Javaへのフォールバックを構成するには 19 Receiver for Javaの展開のカスタマイズ 20 Receiver for Javaでのプライベートルート証明書の使用 サンプルHTMLファイルの使用 desktop.htmlファイルのカスタマイズ desktop.htmlファイルをカスタマイズして使用するには seamless1.htmlファイルのカスタマイズ seamless1.htmlファイルをカスタマイズして使用するには 22 23 25 27 29 30 署名付きJavaアプレットの使用 32 例:サーバーのデスクトップをユーザーが使用できるようにするには 33 Receiver for Javaの構成 2 7 34 Receiverで使用する言語を設定するには 35 Receiver for Javaのネットワークプロトコルを変更するには 36 サーバーブラウズの構成 37 ビジネスリカバリサーバーグループを指定するには 38 クライアント名を変更するには 39 アプリケーションへのパラメーターの受け渡し 40 パラメーターをアプリケーションに渡すには 41 セッションウィンドウのサイズと色数を設定するには 42 ステータスバーと[設定]ボタンの表示/非表示の切り替え 43 セッション画面の保持を有効にするには 44 自動再接続およびセッションの中断の制御 45 キーボードおよびマウスの基本設定の指定 47 サポートされているキーボードレイアウト 50 日本語IMEの基本設定の指定 53 ショートカットキー機能の指定 54 デフォルトのショートカットキーを変更するには ユーザーデバイスマッピング Receiverプリンターのマッピング 57 59 ICAPrinterDrivers.txtファイル 60 プリンターを手動で構成するには 61 プリンターの手動構成の例 63 Receiverのオーディオマッピングを有効にするには プロキシサーバーを介した接続 プロキシ自動検出を有効にするには ReceiverとSecure GatewayまたはSSL Relayとの統合 65 66 67 69 SSL接続とTLS接続を有効にするには 70 別のセキュリティ機能を使用する 71 ルート証明書のインポート 73 証明書失効一覧のチェック 75 証明書チェーン 76 ファイアウォールを介したサーバーへの接続 77 ICA暗号化レベルを指定するには 78 Kerberos認証の構成 79 ReceiverでKerberosログオンを有効に構成するには Receiver構成およびデバイスファイルの配置 Receiver for Javaのパフォーマンスの向上 帯域幅が狭い接続でのパフォーマンスの向上 Receiver for Javaの制限事項 80 81 83 85 87 LinuxおよびSolarisでの実行 89 Mac OS Xでの実行 90 Windows Internet Explorerでの実行 91 日本語オペレーティングシステムでのReceiver for Javaの使用 92 Mac OS X上でのクライアント側IME入力モードの使用 94 Receiver for Javaのパラメーター セキュリティ設定用パラメーター ユーザーインターフェイス用パラメーター 3 56 95 97 100 4 クライアントオーディオマッピング用パラメーター 102 プリンターマッピング用パラメーター 103 クライアントドライブマッピング用パラメーター 104 パフォーマンスの調整用パラメーター 105 Receiver for Java 10 Citrix Receiver for Javaは、サーバーファームで実行中のアプリケーションへWindows Internet Explorer 8またはFirefox 3.5を使ってどんなコンピューターデバイスからでもアク セスできるようにするJavaアプレットです。 このアプレットは、ダウンロード後にすぐに実 行できる、インストール不要のソフトウェアで、ユーザーデバイスへのソフトウェアのイン ストールが制限されているWeb環境用に最適化されています。 このReceiverには、以下の長所があります。 ● ● ユーザーデバイスにソフトウェアをインストールする必要がありません。 必要なのは、 Internet Explorer 8またはFirefox 3.5とJava SE Runtime Environment (JRE) 6 Update 18だけです。 ファイルサイズが小さく(最も基本的な機能バージョンで約517KB)、ほかのReceiver ソフトウェアよりも短時間でダウンロードが完了します。 このアプレットはWebサーバー上に配置され、HTMLページのカスタマイズ可能な<applet> タグによりユーザーに配信されます。 ユーザーは、Javaをサポートする前述のブラウザーに よりHTMLページを開いてReceiverを実行します。 HTMLページが開くと、Javaアプレット がユーザーデバイス上に自動的にダウンロードされます。 ダウンロードが完了するとアプレッ トが起動して、<applet>タグに指定されているサーバーまたは公開アプリケーションに接 続します。 持続的な使用のためユーザーデバイスにダウンロードおよび保存されるActiveXクライアン トまたはWin32 Webクラインントとは異なり、アプレットは永続して保存されません。 た だし、ユーザーはコントロールパネルを使ってJavaアプレット専用に提供されるキャッシュ を設定できます。 新機能 Receiver for Java 10の新しい機能は次の通りです。 5 ● Windows Server 2008 R2上のCitrix XenApp 6のサポート ● Windows Internet Explorer 8またはFirefox 3.5のサポート Receiver for Java 10 このセクションの内容 Readme - Citrix Receiver for Java 10.0 このリリースの既知の問題については、Readme - Citrix Receiver for Java 10.0を参照して ください。 Receiver for Javaの機 能と要件 このリリースのReceiverの要件と機能の概要について説明します。 Receiver for Javaの配 布 Receiverファイルを取得してそのコンテンツに精通し、実行する方法について説明します。 Receiver for Javaの設 定 Receiverの.htmlファイルをカスタマイズして構成する方法について説明します。 Receiver for Javaの制 限事項 特定のオペレーティングシステムでのReceiverの制限事項について説明します。 Receiver for Javaのパ ラメーター パラメーターを使って機能を追加およびカスタマイズする方法について説明します。 6 Readme - Citrix Receiver for Java 10.0 Readme Version:1.0 目次 ● ドキュメントの参照方法 ● テクニカルサポートについて ● インストールの問題 ● そのほかの既知の問題 ドキュメントの参照方法 Citrix製品に関する最新情報については、Citrix eDocsで該当する製品のトピックを参照して ください。 Citrixライセンスのドキュメント Citrix製品のライセンスについては、http://support.citrix.com/proddocs/topic/technolog ies/lic-library-node-wrapper.htmlを参照してください。 テクニカルサポートについて Citrixでは、主にCitrix Solution Advisor(CSA)のパートナー各社を通して、テクニカルサ ポートを提供しています。 Citrix製品のサポートについては、Citrix製品の販売代理店にお問 合せください。また、Citrix社のWebサイト(http://www.citrix.co.jp/partners/)にて、 最寄りのCitrix Solution Advisorを検索することができます。 Citrixオンラインテクニカルサポートのサービスは、CitrixサポートWebサイトで提供されて います。 ここでは、ダウンロードページ、Citrix Knowledge Center、Citrix Consulting Services、およびそのほかの有用な情報の参照先が説明されています。 7 Readme - Citrix Receiver for Java 10.0 このリリースで解決された問題 署名証明書の有効期限が2010年8月6日切れた 以前に配信されたCitrix Receiver for Java 10パッケージに含まれていた署名証明書の有効 期限は、2010年8月6日に満了しました。 2010年7月28日現在、3年間有効な証明書が含ま れている更新パッケージを入手できます。 最新のパッケージを%Program Files%\Citrix\Web Interface\Version\Clients\Java(または64ビットコンピューターの 場合は、%Program FILES (x86)%\Citrix\Web Interface\Version\Clients\Java)にダ ウンロードし、古いReceiverファイルをほかの場所に移動します。 新しいパッケージを空の フォルダーに展開します。 マルチホップセッションで、公開アプリケーションウィンドウのサイズを変更できない マルチホップセッション(セッション内で実行するセッション)で、公開アプリケーション ウィンドウのサイズを変更できなかった問題が解決しています。 [#218726] マルチセッションの2つ目のセッション内のすべてのセッションおよびアプリケーションが 閉じる マルチセッションにおいて、いずれかのセッションまたは2つ目のセッション内のアプリケー ションがタスクバーのアプリケーションを右クリックして閉じられた場合、2つ目のセッショ ン内のすべてのセッションおよびアプリケーションが閉じた問題が解決しています。 [#218729] マルチホップシームレスアプリケーションでAlt+Tabショートカットキーを実行できない マルチホップセッションを実行していて、1つ目のセッションでReceiver for Javaが使用さ れ、2つ目のセッションでネイティブクライアントが使用される場合、1つ目のセッションの アプリケーションウィンドウと2つ目のセッションのアプリケーションウィンドウをAlt+Tab ショートカットキーを使って切り替えることができなかった問題が解決しています。 [#220557] 既知の問題 XenApp 6を実行するサーバーに接続する場合に、プリンターがマップされない XenApp 6を実行するサーバーに接続する場合、プリンターがマップされません。 これは、 Windows Server 2008 R2にPCL4およびPCL5cドライバーがないために発生します。 この 問題を解決するには、次の手順を実行します。 1. Windows 2008 64ビットプリントサーバーを構成し、次のインボックスドライバーを 使って2つの共有印刷キューを公開します。 ● HP Color LaserJet 4500 ● HP LaserJetシリーズII 2. Windows Server 2008 R2を実行するコンピューターに、管理者としてログオンしてこ れらの各印刷キューに接続します。 印刷サーバーから、必要なドライバーをダウンロー ドしてインストールします。 [# 229812] 8 Readme - Citrix Receiver for Java 10.0 Windows Server 2008またはWindows Server 2008 R2コンピューターで公開している場 合、Windows Media Playerがオーディオファイルを再生しない Windows Media PlayerがWindows Server 2008またはWindows Server 2008 R2を実行 するサーバーの公開アプリケーションとして、またはそのデスクトップセッションでこれを 実行する場合、オーディオファイルを再生することができません。 これ以外のメディアプレー ヤーではこの問題が発生せず、公開アプリケーションとしてまたはデスクトップセッション で実行する場合はこれを使用できます。 [# 215564] セッションタイムゾーンがユーザーデバイスのタイムゾーンと同期しない セッションタイムゾーンはユーザーデバイスのタイムゾーンとは同期しません。 ユーザーデ バイスのタイムゾーンではなく、サーバーのタイムゾーンが使用されます。 このため、通知 領域に表示される時間はサーバーのタイムゾーンのものとなります。 [#215566] Windows Internet Explorer 8では、セッション共有機能が正常に動作しない Windows Internet Explorer 8を使っている場合、Receiver for Javaのセッション共有機能 は正常に動作しません。 Internet Explorer 8はデフォルトで、各タブやウィンドウに対し て個別した自己完結形式の処理を使用します。 このため、複数のアプリケーションで単一の コネクションセンターを共有するのではなく、複数ののコネクションセンターが開き、相互 に検出することはできません。 この問題の発生を防ぐには、ユーザーデバイスのレジストリ でHKEY_CURRENT_USER\Software\Microsoft\Internet Explorer\Mainに対して新しい DWORDであるTabProcGrowthを追加して、0に設定します。 [SR#60099632] 注意: レジストリの編集を誤ると、深刻な問題が発生する可能性があり、Windowsの再 インストールが必要になる場合もあります。 レジストリエディターの誤用による障害に対 して、弊社では一切責任を負いません。 レジストリエディターは、お客様の責任と判断の 範囲でご使用ください。 レジストリを編集する前に、必ずバックアップを取ってください。 http://www.citrix.co.jp/ 9 Receiver for Javaの機能の概要 適切なJava環境の用意 Citrix Receiver for Javaは、Java SE Runtime Environment (JRE) 6 Update 18を必要と します。 Microsoft Java Virtual Machine(JVM)は、サポートされなくなりました。 ただし、Web Interface環境では、Client for Javaのバージョン8がMicrosoft JVMと共に使用されます。 SSLのサポート Java Secure Socket Extension(JSSE)により提供されるSecure Sockets Layer(SSL) がJRE 6 Update 18によってサポートされます。 これにより、SSLをサポートするためにダ ウンロードするパッケージがより少なくなりました。 このリリースでは、 cryptojN.jarライ ブラリの必要がなくなり、sslN.jarライブラリのサイズが187KBから28KBになりました。 CRLチェック Certificate Revocation List(CRL)チェック機能がサポートされています。 SSLまたはTLS を使用してXenAppサーバーに接続し、CRLチェック機能が有効な場合、Receiverによりサー バーの証明書が無効かどうかがチェックされます。 この機能により、暗号化認証機能が強化 され、クライアントとXenAppサーバー間の接続のセキュリティが向上します。 Kerberos認証 Windows XP、Windows Vista、またはWindows 7でReceiverを実行する場合は、ユーザー デバイスとActive Directoryサーバーのドメインで必要な信頼関係と共に Kerberos認証がサ ポートされます。 Kerberosログオンを使用するには、Citrix XenApp 6またはXenApp 5が必要で、また同じ または信頼済みのWindows Server 2003、Windows Server 2008、またはWindows Server 2008 R2ドメインに属するユーザーデバイスとサーバー間でのみ実行します。 また、 管理タスクを割り当てられるように、[Active Directoryユーザーとコンピューター]を使っ てサーバーの信頼関係を設定する必要があります。 重要: Kerberosのサポートには、サーバーファームで有効なXML Service DNSアドレス 解決策、またはActive Directoryドメインで有効なリバースDNS解決策が必要です。 UNIXおよびMicrosoft WindowsドメインでKerberosを有効にして、UNIXのユーザーデバイ スを使用するユーザーがUNIX Kerberosアカウント情報を使用して XenAppに接続するよう に構成できます。 Mac OS Xユーザーデバイスでクライアントを実行する場合は、Kerberos認証はサポートさ れません。 詳しくは、http://developer.apple.comを参照してください。 10 Receiver for Javaの機能の概要 NTLMプロキシ認証 プロキシサーバーを介してXenAppにアクセスするようにReceiverを構成した場合、 Windows NT LAN Manager(NTLM)プロキシ認証がサポートされます。 この場合、 ReceiverはWindowsで実行し、NTLM(Microsoft Internet Security and Acceleration Server)などをサポートするプロキシサーバーを介して接続する必要があります。 セッション画面の保持 セッション画面の保持機能有効にすると、セッションでの作業中にネットワークから切断さ れた場合に、ユーザーのセッションでの作業画面が保持されます。ユーザーは、ネットワー クが再接続されたときに、中断されていた作業をそのまま続行できます。 この機能は、ワイ ヤレス接続を使用するモバイルユーザーに有用です。 Mac OS X日本語版のサポート このリリースは、日本語版のMac OS Xをサポートしています。 ICAブラウズ Web Interface環境以外でReceiverを使用する場合は、ICAブラウズが有効です。 ICAブラ ウズのサポートはコアアーカイブではなく、別個のアーカイブ(JICA-browserN.jar)とし て提供されます。 ユニバーサルプリンタードライバーのサポート ユニバーサルプリンタードライバー(UPD)は、印刷ジョブをPCL4 (Printer Control Language 4) 形式でカプセル化する、Windows標準のプリンタードライバーです。 ユーザー デバイスのインタープリターが、ユーザーデバイスのローカルプリンタードライバーと印刷 サービスを使って、印刷ジョブをレンダリングします。 UPDが生成する印刷ジョブはサイズ が小さいため、WANやダイヤルアップ接続を介した印刷でのパフォーマンスが大幅に向上し ます。 また、UPDを使用すると、UPDと認識されるドライバーだけが使用されるため、サー バーのセキュリティも向上します。 Receiver for JavaでサポートされるのはUPD1だけです(UPD2は、カラー印刷および高解 像度印刷に対応します)。 11 シームレス機能のサポート Citrix Receiver for Javaでは、シームレス機能はオプションとしてサポートされます。 この オプションを使うと、主に次の3つのシームレス機能を実行できます。 ● シームレスウィンドウ ● セッション共有 ● コネクションセンター(シームレスと非シームレスのコネクションを操作することがで きるツール) Receiver for Javaでシームレス機能を使う場合は、この機能を設定するために最適化されて いるWeb Interfaceを使ってReceiverを展開することをお勧めします。 Receiver for Java パッケージに付属しているサンプルHTMLページを使ってを展開することもできますが、そ の場合は、より多くの手作業を伴います。 注: シームレスデスクトップはサポートされていません。 シームレスウィンドウ シームレスウィンドウとは、Receiver for Javaデスクトップに、各リモートアプリケーショ ンのウィンドウが別々に表示され、各ウィンドウのサイズを個別に変更できる機能を指しま す。 ユーザーは、各アプリケーションのウィンドウのサイズを変更および最小化したり、公 開アプリケーションとユーザーデバイスで実行中のアプリケーション間でテキストをコピー して貼り付けたりできます。 1つのセッションを共有している公開アプリケーション間では、 テキスト以外のオブジェクトもコピーまたは貼り付けできます。 注: シームレスウィンドウは、Mac OS X Version 10.3(Panther)でサポートされてい ます。 ただし、Receiver for Javaを以前のバージョンのMac OS Xプラットフォームで実 行している場合は、シームレスモードを有効にしても、非シームレスモードでセッション が起動します。 ダイナミックセッション再構成 シームレスウィンドウでは、Receiver for Javaがローカルデスクトップのサイズ変更を検出 し、基本セッションサイズを更新するようサーバーに要求します。 ただし、ローカルの色数 の変更は検出されません。 セッション共有 セッション共有機能を使うと、1つのコネクションで複数のアプリケーションをシームレス に起動できます。 アプリケーションごとに新しいコネクションを作成する必要がないので、 システム負荷が軽減され、ユーザーが同時に複数のアプリケーションを開いている場合の処 理速度が向上します。 既存のセッション内でアプリケーションを起動する場合も、新しいコ ネクションと関連リソースを作成する処理が省略されるため、すばやく起動できます。 12 コネクションセンター コネクションセンターには、通知領域と、[コネクション]および[設定]オプションがあ ります。 通知領域は、Windowsが動作するコンピューターの通知領域と同様のものです。 特定の公 開アプリケーションの通知領域に通知アイコン表示されます。 このアイコンは接続情報を示 し、アプリケーションの設定にアクセスします。 [コネクション]および[設定]オプションを実行すると、別個のダイアロブボックスが開 きます。 [コネクション]ダイアログボックスでは次のことを実行できます。 ● セッションの切断 ● 全画面モードとシームレスモードの切り替え ● 暗号化設定やユーザー名などのプロパティの表示 ● サーバーセッションからのログオフ ● 公開アプリケーションの終了 [設定]ダイアログボックスでは次のことを実行できます。 ● 13 全般的な設定、プリンターマッピング、ドライブマッピング、ファイアウォールの設定、 ビットマップキャッシュオプション、ショートカットキー設定などのReceiver for Java 設定の構成 Receiver for Javaの要件 Citrix Receiver for Javaを実行するには、ユーザーデバイスに次のものが必要です。 ● ● Java 2, Standard Edition Version 1.6.18をサポートするWebブラウザー(署名付き Javaアプレットを有効にする必要があります)。 Receiver for Javaファイルを保持しているWebサーバーへのネットワークアクセス。 Java環境のサポート 多数のJava対応環境で実行できますが、その機能はプラットフォームによって異なります。 Citrix社は、いくつかの代表的なプラットフォーム上でReceiver for Javaの機能をテストし ています。 英語および欧州諸国の言語については、Receiver for JavaはWindows Internet Explorer 8 およびFirefox 3.5をインストールした次のプラットフォームでテスト済みです。 ● Windows 7 ● Windows XP Service Pack 3(ProfessionalおよびHome Edition) ● Windows Vista サポートするCitrix製品 Receiver for Javaは次のCitrix製品をサポートしています。 14 ● Citrix XenApp 6 for Windows Server 2008 R2 ● Citrix XenApp 5 for Windows Server 2008 ● Citrix XenApp 5 for Windows Server 2003 ● Citrix XenDesktop 4 Receiver for Javaの展開 Citrix Receiver for Javaを展開するには、以下のシステムが必要です。 ● Receiverパッケージのコピー。 パッケージは、Citrix Webサイト( http://www.citrix.com)からダウンロードできます。または、Citrix XenAppインストー ルメディアにも収録されています。 Webサイトから最新のバージョンのReceiverをダウ ンロードすることをお勧めします。 Webサイトでは、次の2種類のファイル形式のパッケージを選択できます。 ● .zip(主にWindowsシステム用) .tar.gz(主にUNIXシステム用) どちらの形式のパッケージも内容は同じです。 ● ● ● .zip形式または.tar.gz形式のパッケージを解凍/アンパックする解凍ユーティリティ。 これらのアプリケーションを使用するのは、パッケージをWebサイトからダウンロード した場合のみで、ファイルをXenAppインストールメディアからコピーする場合には必要 ありません。 Webサーバーにアクセスする管理者権限。 注: Web Interfaceを使ってReceiverを展開する場合は、デリバリーサービスコンソール でReceiverパッケージのオプションを構成できます。 15 Receiver for Javaパッケージをアンパッ クするには 1. Receiver for Javaパッケージを、Webサーバーの適切な場所にコピーします。 Microsoft IISサーバーの場合は、Webサーバーのルートディレクトリ(通常は、 C:\inetpub\wwwroot)にコピーします。 UNIXシステムを使っている場合は、Webサー バーのドキュメントを参照してください。 注: Webサイトから圧縮ファイル形式のパッケージをダウンロードした場合は、適切 な解凍ユーティリティを使用して、.zip形式または.tar.gz形式のパッケージからプロ グラムファイルを同じフォルダー内に展開します。 多数のファイルがWebサーバー上に作成されます。 *N.jarファイルは、クライアントのアプ レットを構成する署名付きJavaアーカイブです。 多数の異なるコンポーネントがあります。 必須 次のコンポーネントの1つを使用します。 アーカイブファ イル サイズ 説明 JICAEngN.jar 881KB 完全アーカイブ。 cryptojN.jarとsslN.jarを除く すべてのアーカイブが入っています。これらの2 つのファイルは、必要に応じて追加します。 JICA-coreN.jar 542KB コアアーカイブ。 基本接続のみを提供します。 以下の表の他のアーカイブと一緒に使って、機能 を追加できます。 セキュリティ 必要に応じてJICAEngN.jarまたはJICA-coreN.jarと共にこれらのコンポーネントを使用しま す。 アーカイブファ イル サイズ 説明 sslN.jar 30KB SSLコンポーネント。 SSLおよびTLS暗号化のサ ポートを追加します。 cryptojN.jar 169KB 暗号化コンポーネントはICA暗号化で必要です。 これはSSLおよびTLS暗号化サポートには必要あ りません。 設定可能なオプション 必要に応じてJICA-coreN.jarと共にこれらのコンポーネントを使用します。 JICAEngN.jar に含まれています。 16 Receiver for Javaパッケージをアンパックするには 17 アーカイブファイル サイズ 説明 JICA-audioN.jar 9KB オーディオコンポーネント。 オーディオマッ ピング機能を追加します。 JICA-browseN.jar 27KB ICAブラウズコンポーネント。 Web InterfaceなしでReceiverを使用する場合は、 ICAブラウズをサポートして有効にします。 JICA-cdmN.jar 26KB CDMコンポーネント。 クライアントドライブ マッピング機能を追加します。 JICA-clipboardN.ja r 10KB クリップボードコンポーネント。 クリップボー ドマッピング機能を追加します。 JICA-configN.jar 78KB ユーザー構成コンポーネント。 ステータスバー 、ボタン、および[設定]ダイアログボック スのサポートを追加します。 JICA-printerN.jar 71KB プリンターコンポーネント。 プリンターマッ ピング機能を追加します。 JICA-seamlessN.ja r 84KB シームレスコンポーネントとコネクションセ ンターコンポーネント。 シームレスウィンド ウとコネクションセンターのサポートを追加 します。 JICA-sicaN.jar 17KB ICA暗号化コンポーネント。 ICA暗号化のサポー トを追加します。 JICA-zlcN.jar 98KB SpeedScreenコンポーネント。 ローカルテキ ストエコー機能とマウスフィードバック機能 のサポートを追加します。 Web Interfaceを介したReceiver for Javaの展開 プライマリデリバリーモードでWeb Interfaceを介してReceiver for Javaを展開し、ユーザー が他のReceiverrを実行できない場合にフォールバックとして使用できます。 Receiver for Javaは、ユーザー環境、デバイス、オペレーティングシステム、およびWebブ ラウザーを広範囲に渡ってサポートしているため、ネイティブクライアントを使用できない 環境での次善策として使用できます。 管理者は、クライアントの検出および展開処理を構成 して、ネイティブクライアントをインストールしていないユーザーやXenApp Webサイトか らインストールが必要なReceiverのダウンロードを実行できないユーザーに対して、 Receiver for Javaを提供できます。 ユーザーにReceiver for Javaを展開できるようにするには、このプラグインがXenApp Webサイトの%Program Files%\Citrix\Web Interface\Version\Clients\Javaディレクト リに格納されている必要があります。 Web Interfaceを64ビットコンピューターで実行して いる場合は、%Program FILES (x86)%\Citrix\Web Interface\Version\Clients\Javaを 使用します。 Receiverをこの場所にコピーした場合は、インターネットインフォメーション サービス(IIS)をリセットする必要があります。 IISのリセット方法については、 www.Microsoft.comを参照してください。 注: Web Interface 5.0以前では、Javaフォルダー名がIcajavaになっていました。 18 Receiver for Javaへのフォールバック を構成するには 1. [スタート]ボタンをクリックし、[すべてのプログラム]>[Citrix]>[管理コンソー ル]>[Citrix Web Interface管理]の順に選択します。 2. Citrix Web Interface管理コンソールの左側のペインで、[XenApp Webサイト]をク リックして結果ペインでサイトを選択します。 3. [操作]メニューで[クライアントの展開]をクリックします。 4. オンラインアプリケーションのみを公開するサイトの場合、[ネイティブクライアント] を選択して、[プロパティ]をクリックします。 注: フォールバック機能を提供するために、ここでReceiver for Javaを使用できるよ う設定する必要はありません。 5. [フォールバック動作]をクリックします。 6. 次のいずれかのオプションを選択して、ネイティブのReceiverがインストールされてい ないユーザーにReceiver for Javaを提供するときの設定を指定します。 ● ● ● 19 ネイティブのReceiverをインストールしていないユーザーに適切なCitrixのReceiver をダウンロードおよびインストールさせる場合は、[ネイティブクライアントを配布 する]を選択します。 デフォルトでは、このオプションが選択されています。 ネイティブのReceiverをインストールしていないユーザーにReceiver for Javaを提 供し、Receiver for Javaを使用できない場合にのみネイティブのReceiverのインス トールを求める場合は、[ネイティブクライアントを配布し、ネイティブクライアン トとClient for Javaの選択をユーザーに許可する]を選択します。 ネイティブのReceiverをインストールしていないユーザーに、Receiver for Javaに 加えて適切なクライアントのインストールを求めるメッセージを表示する場合は、[ Client for Javaへ自動的にフォールバックする]を選択します。 Receiver for Javaの展開のカスタマイ ズ Receiver for Javaの展開パッケージに含めるコンポーネントを構成することができます。 Receiver for Javaのサイズは、パッケージにどのコンポーネントを含めるかにより異なりま す。 パッケージに含めるコンポーネントが少ないほど、サイズが小さくなります(最小サイ ズは540KB)。 帯域幅が狭い接続を使用しているユーザーのために、必要最低限のコンポー ネントだけを含む展開パッケージを設定できます。 または、必要なコンポーネントをユーザー 側で選択できるようにすることもできます。 注: Receiver for Javaの展開パッケージに含めるコンポーネントには、ユーザーのデバ イスまたはサーバー上で追加の構成が必要なものもあります。 1. [クライアントの展開の管理]で、[ネイティブクライアント]または[Client for Java]を選択し、[プロパティ]を選択します。 2. [Client for Java]をクリックして、以下の表で説明するパッケージを選択します。 20 コンポーネント 説明 サウンドのサポート サーバー上で実行中のリソースを有効にして、ユーザーの コンピューターにインストールされているサウンドデバイ スを介してサウンドを再生できます。 サーバー上でオーディ オマッピングで使用される帯域幅の量を制御できます。 クリップボード オンラインリソースとユーザーデバイス上でローカルに実 行されているアプリケーション間で、文字列やグラフィッ クのコピーが可能になります。 ローカルテキストエコー ローカルテキストエコー機能を有効にすると、速度の遅い 接続でのセッションで、入力文字がフィールド内に高速に 表示されます。 SSL/TLS SSLおよびTLSを使って通信を保護します。 SSLおよび TLSでは、サーバーの認証、データストリームの暗号化、 およびメッセージの整合性チェックが提供されます。 暗号化 強力な暗号化を提供して、CitrixのReceiverコネクション の機密性を高めます。 Receiver for Javaの展開のカスタマイズ [マッピング]規則 セッション内でローカルのドライブにアクセスできるよう にします。 ユーザーがサーバーに接続すると、フロッピー ディスク、ネットワークドライブ、CD-ROMドライブなど のクライアント側のドライブが自動的にマッピングされま す。 ユーザーは、セッション内で各自のローカルファイル にアクセスして、それらをセッションで編集し、ローカル ドライブやサーバー上のドライブに保存することができま す。 この設定を有効にするには、Receiver for Javaの[設定] ダイアログボックスでもクライアントドライブマッピング を構成する必要があります。 21 プリンターマッピング セッション内で、ローカルプリンターまたはネットワーク プリンターに出力できるようになります。 構成UI Receiver for Javaの[設定]ダイアログボックスを有効に します。 ユーザーは、このダイアログボックスを使って Receiver for Javaを構成できます。 Receiver for Javaでのプライベートルー ト証明書の使用 Microsoft証明書サービスを使って発行した独自の証明書など、プライベート証明機関から取 得したサーバー証明書を使用するようにCitrix Secure GatewayまたはSSL Relayサービス を構成した場合は、各ユーザーのデバイスのJavaキーストアにルート証明書をインポートす る必要があります。 Javaキーツールを使ったキーストアへの証明書のインポートについては、 Sun Developer Network(http://java.sun.com/)を参照してください。 22 サンプルHTMLファイルの使用 Citrix Receiver for JavaにはサンプルHTMLがあり、これをカスタマイズしてユーザーのブ ラウザーに対して正しいアーカイブを指定することができます。 各サンプルHTMLページについて説明し、それらのページをカスタマイズする手順を示しま す。 シームレスウィンドウやコネクションセンターを使用するには、seamless1.htmlの編 集手順を参照してください。 この機能を使用したくない場合は、desktop.htmlの編集手順 を参照してください。 コネクションセンター、セッション共有機能、およびシームレスウィンドウ機能を使用する 場合は、Web Interfaceを使用することをお勧めします。この製品を使用すると、手作業に よる設定を自動化できます。 Receiverパッケージ内のExamplesフォルダーには、次の7つのサンプルHTMLファイルが収 録されています。 index.html このページには、次の6つの起動ページへのリンクと、各ページの説明があります。 ● desktop.html、application.html、およびautoproxy.html。 シームレスウィンドウ およびコネクションセンターを実装しない場合は、これらのページを使用します。 seamless1.html、seamless2.html、およびseamless3.html。 シームレスウィンド ウとICAコネクションセンターを実装する場合は、これらのページを使用してくださ い。 desktop.html ● サーバーへのデスクトップセッションを起動するページです。 このページからサーバーに 接続するには、サーバーのアドレスを指定します。 application.html 128ビットICA暗号化を有効にして、公開アプリケーションへの接続を開始するページで す。 公開アプリケーションの名前と、サーバー検索用のサーバー名を指定します。 autoproxy.html プロキシサーバー自動検出機能を使って、プロキシサーバーを経由した公開アプリケーショ ンへの接続を開始するページです。 公開アプリケーションの名前と、サーバー検索用のサー バー名を指定します。 seamless1.html、seamless2.html、およびseamless3.html。 コネクションセンターおよびシームレスウィンドウを使用して、リモートアプリケーショ ンを起動するページです。 3つのファイルは、それぞれ異なるアプリケーションを起動す ることを除き、すべて同じです。 各アプリケーションは、既存のICAセッションがある場 合は、そのセッション内で起動します。 既存のセッションを共有できない場合は、新しい ICAセッションが作成されます。 公開アプリケーションの名前と、サーバー検索用のサー バー名を指定します。 23 サンプルHTMLファイルの使用 24 desktop.htmlファイルのカスタマイズ desktop.htmlファイルには、次の<applet>タグが含まれています。 <applet name="javaclient" codebase="../" code="com.citrix.JICA" archive="JICA-coreN.jar,JICA-configN.jar" width="640" height="480"> <param name="Address" value="plateau"> <param name="End" value="end.html"> </applet> <applet>タグを使って、Receiverを構成します。 <applet>タグ内で指定するパラメーター は、次のとおりです。 applet name アプレットの固有名(任意)。 スクリプトを記述するときに、アプレット名として使いま す。 desktop.htmlでは、アプレット名はjavaclientとなっていて、ユーザーがICAセッショ ンの実行中にWebブラウザーを閉じようとしたときに警告メッセージを表示するスクリプ トで使われます。 また、PAC(proxy auto configuration)ファイルを使用する場合にも、 この名前が必要になります。 codebase HTMLページからReceiverアーカイブへのパス。 必要に応じて、適切なパスに変更してく ださい。 code 実行するクラスファイルの名前。 コネクションセンターを使用しないReceiverでは、こ の名前は常に com.citrix.JICAとなっています。 archive 署名済みのアーカイブをここで指定します。 複数のアーカイブはカンマで区切ります。 注: ユーザーがドライブおよびプリンターをマップできるようにするには、archiveパ ラメーターに必要なアーカイブを指定します。 width アプレットの幅(ピクセル単位)。 height アプレットの高さ(ピクセル単位)。 他のパラメーターはすべて、<applet>タグと</applet>タグの間に、<param>タグを使っ て指定します。 <param>タグは、次の形式で指定します。 25 desktop.htmlファイルのカスタマイズ <param name="parametername" value="valuename"> ここで、parameternameは、指定するパラメーターの名前、valuenameは、そのパラメー ターに定義する値です。 26 desktop.htmlファイルをカスタマイズ して使用するには 1. プレーンテキストエディターでdesktop.htmlを開き、<applet>タグセクションに移動 します。 <applet name="javaclient" codebase="../" code="com.citrix.JICA" archive="JICA-coreN.jar,JICA-configN.jar” width="640" height="480"> <param name="Address" value="plateau"> <param name="End" value="end.html"> </applet> このセクションは、Receiverを起動するセクションです。 2. Addressパラメーターの値(plateau)を、お使いのローカルネットワークにあるサーバー のアドレスに変更します。 3. 必要に応じて、codebaseのパスを変更します。 4. Webサーバーを使って、サンプルHTMLページを公開します。 HTMLページを公開する 方法については、Webサーバーのドキュメントを参照してください。 5. ユーザーデバイスで、Webブラウザーを起動してサンプルHTMLページのURLを開きま す。 Index.htmlページが開きます。 6. Minimal Desktopへのリンクをクリックします。 アプレットが開きます。 7. サーバーに接続するには、[接続]または[接続するにはクリックしてください]をク リックします。 [設定]ダイアログボックスを使ってクライアントを構成する場合は、 [設定]をクリックします。 これと同じ手順で、application.htmlファイルとautoproxy.htmlファイルも編集できます。 ユーザーがアクティブなセッションを閉じよう とする際に表示される警告メッセージを変更す るには 例のWebページの1つで作成されたセッションを使っている場合にWebブラウザーウィンド ウを閉じようとすると、警告メッセージが表示されます。 メッセージは、HTMLページのこ のセクションで定義します。 27 desktop.htmlファイルをカスタマイズして使用するには function onBeforeUnload() { var connected = document.javaclientname.isConnected(); if (connected) { alerted = true; return "Closing this window will disconnect your ICA session"; } } ここで、javaclientname、はアプレットの名前です。 1. 表示されるメッセージを変更するには、HTMLページで文字列を編集します。 28 seamless1.htmlファイルのカスタマイ ズ seamless1.htmlファイルには、次の<applet>タグが含まれています。 <applet name="javaclient" code="com.citrix.ConnectionCenter" codebase="../" archive="JICA-coreN.jar,JICA-browseN.jar,JICA-configN.jar, JICA-seamlessN.jar" width="330" height="140"> <param name="Address" value="Notepad"> <param name="InitialProgram" value="#Notepad"> <param name="HTTPBrowserAddress" value="plateau"> <param name="TWIMode" value="on"> </applet> この<applet>タグは、desktop.html内の記述とほぼ同じですが、次の点が異なります。 code 実行するクラスファイルの名前。 コネクションセンターを使用するReceiverでは、この 名前は常にcom.citrix.ConnectionCenterとなります。 archive コネクションセンターとシームレスウィンドウを使用する場合は、ここに、 JICA-seamlessアーカイブを指定する必要があります。 widthおよびheight widthは330ピクセル、heightは140ピクセルに設定されています。コネクションセンター のユーザーインターフェイスに適したサイズです。 TWIMode シームレスウィンドウの有効/無効を指定します。 セッションを共有する場合は、シーム レスウィンドウを有効にしておく必要があります。 シームレスウィンドウが無効な状態で コネクションセンターを使用しても、セッションは共有されずに、起動するアプリケーショ ンごとに新しいICAコネクションが作成されるため、システム負荷を軽減できません。 サンプルのHTMLファイルをカスタマイズして、特定の公開アプリケーションだけを起動す るHTMLファイルを指定することもできます。 公開アプリケーションが多数ある場合は、サー バー側スクリプトを参照するHTMLリンク一覧を用意し、ユーザーが選択したリンクに応じ て<applet>タグが作成されるように設定する方が簡単です。 29 seamless1.htmlファイルをカスタマイ ズして使用するには 1. プレーンテキストエディターでseamless1.htmlを開き、<applet>タグセクションに移 動します。 <applet name="javaclient" code="com.citrix.ConnectionCenter" codebase="../" archive="JICA-coreN.jar,JICA-browseN.jar, JICA-configN.jar,JICA-seamlessN.jar" width="330" height="140"> <param name="Address" value="Notepad"> <param name="InitialProgram" value="#Notepad"> <param name="HTTPBrowserAddress" value="plateau"> <param name="TWIMode" value="on"> </applet> これは、Citrix Receiver for Javaを起動するセクションです。 2. Addressパラメーターの値を、接続先の公開アプリケーションの名前に変更します。 3. InitialProgramパラメーターの値を、Addressパラメーターに指定したアプリケーション 名の先頭にシャープ記号(#)を付けた文字列に変更します。 例えば、Wordという公開 アプリケーションに接続する場合は、次のパラメーターを使います。 <param name="Address" value="Word"> <param name="InitialProgram" value="#Word"> 4. 必要に応じて、codebaseのパスを変更します。 5. HTTPBrowserAddressパラメーターの値を、HTTPブラウズに使用するサーバーのアド レスに変更します。 6. Webサーバーを使って、サンプルHTMLページを公開します。 HTMLページを公開する 方法については、Webサーバーのドキュメントを参照してください。 7. ユーザーデバイスで、Webブラウザーを起動してサンプルHTMLページのURLを開きま す。 index.htmlページが開きます。 8. [Launch seamless application 1]リンクをクリックします。 Webブラウザーの起動 後に初めてこれらの[Launch seamless application 1]リンクをクリックすると、コ ネクションセンターアプレットが起動し、HTMLファイルに指定されているアプリケーショ ンとのICAコネクションが確立され、そのアプリケーションが個別のウィンドウで開きま す。 このセッションを開いた状態で別の[Launch seamless application 1]リンクを クリックすると、コネクションセンターアプレットが再び起動しますが、このアプレッ トは、進行状況を示すインジケーターとして表示されるだけで、新しいアプリケーショ ンが開いた時点で自動的に閉じます。 このように、Webブラウザーの起動後に最初に開 いたコネクションセンターアプレット内で、すべてのアプリケーションが起動および管 30 seamless1.htmlファイルをカスタマイズして使用するには 理され、セッションを共有することもできます。 9. [コネクション]ダイアログボックスを開くには、[コネクション]をクリックします。 コネクションツリーでウィンドウのノードをダブルクリックすると、そのウィンドウが 最前面に表示されます。 ウィンドウが最小化されている場合は、そのウィンドウのノー ドをダブルクリックしても、何も変わりません。 ウィンドウのノードをマウスの右ボタ ンでクリックすると、アプリケーションのシステムメニューが表示されます。 [コネク ションセンター]ウィンドウを閉じると、確認メッセージが表示された後に、すべての セッションが切断されます。 31 署名付きJavaアプレットの使用 ほとんどのJava環境では、Javaアプレットの使用中はJavaのネットワークセキュリティ機能 によって、ネットワーク上のほかのコンピューターに接続できなくなります。 JavaアプレットがHTMLページで指定されたサーバーに接続しようとすると、Javaセキュリ ティマネージャーによって、別のコンピューターに接続しようとしたことが検出され、接続 処理がキャンセルされます。 したがって、通常ユーザーデバイスからは、アプレットのクラ スファイルのあるWebサーバーも兼ねているサーバーだけに接続できることになります。 このように接続が制限されるのを防ぐために、Citrix Receiver for Javaでは署名付きアーカ イブを使います。 この署名は、ファイルがCitrix社から提供されたもので、署名されてから ファイルが変更されていないことを証明するためのものです。 ただし、ユーザーが使用して いるWebブラウザーで署名付きJavaアプレットを読み込めるように構成しておく必要があり ます。 ユーザーがサーバーに接続しようとすると、Citrix社の署名付き証明書を受け入れるようにメッ セージが表示されます。 ユーザーが受け入れると、サーバーに接続されます。 32 例:サーバーのデスクトップをユーザー が使用できるようにするには ここでは、「buster」というサーバーのデスクトップをユーザーが接続できるように設定す る例を示します。 busterはMicrosoft IISを実行するXenAppサーバーです。 セッション中 にユーザーがユーザーデバイス上のドライブを使用できるようにして、ローカルまたはネッ トワークプリンターに出力できるようにします。 1. Citrix Webサイトから、JICAComponents.zipをbusterのC:\Inetpub\wwwrootにダ ウンロードします。 2. C:\Inetpub\wwwrooにファイルを解凍します。 3. Examplesフォルダーで、テキストエディターを使ってDesktop.htmlを開き、次の変更 を加えて保存します。 a. Addressパラメーターの値を次のように変更して、適切なサーバーを指定します。 <param name="Address" value="buster"> b. ユーザーがドライブおよびプリンターをデバイスにマップできるようにするには、 JICA‑cdmN.jarおよびJICA‑printerN.jarをArchive属性に追加して次のようにしま す。 archive="JICA-coreN.jar,JICA-configN.jar, JICA-cdmN.jar,JICA-printerN.jar" 4. ユーザーが使用するWebブラウザーが、署名付きのJavaアプレットを読み込めるように 構成されていることを確認します。 5. IIS 管理ツールを使ってdesktop.htmlを公開し、このページのURL( http://buster/desktop.html)をユーザーに知らせます。 33 Receiver for Javaの構成 Citrix Receiver for Javaは、次のもので構成できます。 ● HTMLページ。 ● [設定]ダイアログボックス。 [設定]ダイアログボックスを開くには、[設定]ボタンをクリックします。 シームレ スモードの場合は、コネクションセンターの[設定]ボタン。 シームレスモードでない 場合は、ステータスバー上の[設定]ボタン。 ユーザーがクライアントの構成を変更できないように、「ステータスバーと[設定]ボ タン」の説明に従って[設定]ボタンまたはステータスバーを非表示することもできま す。 ● Web Interface Web Interfaceは、Receiverを起動するために必要なWebページを自動的に作成します。 Web Interfaceを使用してReceiverを構成する方法については、「Web Interface」を 参照してください。 注: ドライブマッピングは[設定]ダイアログボックスを介してのみ構成できます。 Receiverのセキュリティを脅かすことになるため、HTMLページを編集したり、Web Interfaceを介してドライブマッピングを構成することはできません。 34 Receiverで使用する言語を設定するには Citrix Receiver for Javaのユーザーインターフェイスで使用する言語を指定することができ ます。 デフォルトでは、ユーザーデバイスで指定されているユーザーインターフェイスの言 語が使用されます。 認識またはサポートされていない言語を指定した場合は、英語が使用さ れます。 1. HTMLページで、次のパラメーターを指定します。 <param name="Language" value="yourlanguage"> ここで、yourlanguageは、使用する言語を示す2文字の略号です。 次の略号を使います。 ● 英語 = en ● フランス語 = fr ● ドイツ語 = de ● スペイン語 = es 日本語 = ja たとえば、日本語以外のオペレーティングシステムが動作するコンピューターから「 CitrixServer」というサーバーに接続する場合に、日本語のインターフェイスを使うには、 次のようなアプレットタグを作成します。 ● <applet code="com.citrix.JICA" archive="JICAEngN.jar" width="1024" height="768"> <param name="Address" value="CitrixServer"> <param name="Language" value="ja"> </applet> 英語以外の言語を使用する場合は、アプレットパラメーターの文字列が文字化けするの を防ぐために、Webサーバーが必ず正しいContent-TypeとCharsetのHTMLファイルを 送信するようにしてください。 構成の詳細は、使用するサーバーソフトウェアにより異 なります。 パラメーター文字列のエンコードに問題があると思われる場合は、アプレットタグで囲 まれている箇所以外の文字列を他のファイルにコピーし、それらをWebブラウザーで正 しく表示できるかどうかをチェックして確認できます。 35 Receiver for Javaのネットワークプロ トコルを変更するには ネットワークプロトコルの設定により、Citrix Receiver for Javaがサーバーを検索する方法 と、クライアントとサーバー間の通信方法が決まります。 次のプロトコルを設定できます。 TCP/IP + HTTP ReceiverはHTTPプロトコルを使用して、サーバーを検索します。 Receiverは、TCP/IP によるICAプロトコルでサーバーと通信します。 これはデフォルトのプロトコルです。 SSL/TLS + HTTPS ReceiverはHTTPSプロトコルを使用して、サーバーの一覧を検索します。 SSLまたはTLS プロトコルを使ってサーバーと通信します。 1. プロトコルをSSL/TLS+HTTPSに変更するには、次のパラメーターをHTMLページに追 加します。 <param name= "SSLEnable" value="on"> 36 サーバーブラウズの構成 サーバーブラウズにより、ネットワーク上のすべてのサーバーや公開アプリケーションの一 覧を、指定したサーバー経由で取得できるようになります。 サーバーの構成に応じて負荷の バランスをチェックし、ユーザーのアプリケーションを負荷の最も少ないサーバー上で実行 します。 デフォルトのブラウザーサーバーのアドレスはicaです。 ネットワーク環境がicaのDNSレコー ドを使って構成されている場合を除き、XenAppサーバーの特定のサーバーアドレスを設定 する必要があります。 Receiverは、HTTPまたはHTTPSプロトコルを使って指定したアドレ スのサーバーと通信します。 例:ブラウザーサーバーの指定 次の例では、HTTPBrowserAddressパラメーターで、Wizardというサーバーを指定してい ます。 このブラウザーサーバーは、公開アプリケーションのNotepadを実行するサーバーを 検索します。 <html> <body> <applet code="com.citrix.JICA" archive="JICAEngN.jar" width="640" height="480" <param name="HTTPBrowserAddress" value="Wizard"> <param name="Address" value="Notepad"> <param name="InitialProgram" value="#Notepad"> </applet> </body> </html> 注: JICA-coreN.jarアーカイブを使用している場合は、JICA-browserN.jarアーカイブを 指定してサーバーブラウズ機能を有効にする必要があります。 37 ビジネスリカバリサーバーグループを指 定するには ビジネスリカバリ機能により、ブラウザーサーバーに障害が発生しても、公開アプリケーショ ンへの接続を持続できます。 サーバーグループは、3つまで(1つのプライマリグループと2 つのバックアップグループ)定義できます。 各グループには、最高で5つのサーバーを追加 できます。 1. 次のパラメーターを使用してサーバーグループを指定します。 ● ● HTTPBrowserAddress、HTTPBrowserAddress2~HTTPBrowserAddress5は、サー バーのプライマリーグループを指定します HTTPBrowserAddress6~HTTPBrowserAddress10は、サーバーの第1バックアッ プグループを指定します HTTPBrowserAddress11~HTTPBrowserAddress15は、サーバーの第2バックアッ プグループを指定します サーバーのアドレスに何も指定しない場合は、5個のダッシュ(-----)を入力します。 このダッシュは、サーバーの一覧のすき間を埋める際にのみ入力します。一覧の最後に は入力の必要はありません。 ● 例:ビジネスリカバリサーバーグループの指定 次の例では、プライマリーグループにArthur、Morgana、およびMerlinというサーバーを、 第1バックアップグループにExcaliburおよびStoneというサーバーを指定しています。 第2 バックアップグループはありません。 <html> <body> <applet code="com.citrix.JICA" archive="JICAEngN.jar" width="640" height="480"> <param name="HTTPBrowserAddress" value="Arthur"> <param name="HTTPBrowserAddress2" value="Morgana"> <param name="HTTPBrowserAddress3" value="Merlin"> <param name="HTTPBrowserAddress4" value="-----"> <param name="HTTPBrowserAddress5" value="-----"> <param name="HTTPBrowserAddress6" value="Excalibur"> <param name="HTTPBrowserAddress7" value="Stone"> </applet> </body> </html> 38 クライアント名を変更するには クライアント名は、サーバーでCitrix Receiver for Javaを識別するために使われます。また、 プリンターを名付ける際にも使われます。 同じ名前のほかのReceiverと共有しているリソー スにアクセスする場合は、クライアント名を変更しなければならないことがあります。 デフォルトでは、ユーザーデバイスのホスト名がlocalhost以外に設定されている場合には、 デバイスのホスト名がそのままReceiverのクライアント名として、サーバーに送られます。 ユーザーデバイスのホスト名が使えない場合は、AnonJavaというクライアント名になりま す。 サーバーに送られるクライアント名は、常に20文字までです。 HTMLページ上でクライアント名を変更できます。 1. クライント名を変更するには、HTMLページで2つのパラメーターを追加します。 <param name="client.wfclient.UseHostname" value="off"> <param name="client.wfclient.Clientname" value="yourclient"> ここで、yourclient は、使用するクライアント名です。 39 アプリケーションへのパラメーターの受 け渡し 公開アプリケーションに接続する場合は、HTMLページのInitialProgramパラメーターに、 接続先のアプリケーションの名前を指定します。 たとえば、Notepadというアプリケーショ ンにアクセスする場合は、次のパラメーターを指定します。 <param name="Address" value="Notepad"> <param name="InitialProgram" value="#Notepad"> アプリケーションには、ファイル名だけでなく、そのアプリケーションに組み込まれている 情報のパラメーターも渡すことができます。 40 パラメーターをアプリケーションに渡す には 1. HTMLページで、次のパラメーターを指定します。 <param name="Address" value="application"> <param name="InitialProgram" value="#application"> <param name="Param" value="parameter"> ここで、applicationは、接続する公開アプリケーションの名前、parameterは、アプリ ケーションに渡すパラメーターの値です。 これらのパラメーターの値には、シングルバ イトで256文字まで入力できます。 たとえば、Notepadというアプリケーションで、 M:\New.txtというファイルを開く場合は、次のパラメーターを指定します。 <param name="Address" value="Notepad"> <param name="InitialProgram" value="#Notepad"> <param name="Param" value="M:\new.txt"> 注: クライアント側から渡されるパラメーターを公開アプリケーションが正しく受け 取るれるようにするには、サーバー側で、公開アプリケーションのコマンドラインで アプリケーション名に"%*"を追加して、公開アプリケーションがパラメーターを受け 取れるように構成する必要があります。 次に例を示します。 notepad %* パラメーターで指定したファイルは、リモートの公開アプリケーションによって、サー バーのファイルシステムのパスにあるものと見なされます。 ユーザーデバイスからリモー ト公開アプリケーションにファイルを渡す場合は、ユーザーデバイスドライブマッピン グを使用する必要があります。 41 セッションウィンドウのサイズと色数を 設定するには セッションを実行するアプレットパネルのサイズを、<applet>タグのwidth属性とheight属 性を使って設定できるように、DesiredHResパラメーターとDesiredVResパラメーターを使っ て、リモートセッションのサイズを設定することもできます。 この2つのパラメーターを指 定しない場合は、アプレットのパネル内の空いている領域にリモートセッションウィンドウ とステータスバーが挿入されます。 ICAセッションウィンドウの色数は、HTMLページのパラメーターで設定します。 1. HTMLページで、次のパラメーターを指定します。 <param name="DesiredColor" value="2|4|8"> 値を2にすると256色、4にすると32000色、8にすると1600万色に設定されます。 Receiverで16色を使うように構成することはできませんが、16色モードで公開されたア プリケーションを表示することはできます。この場合は、アプリケーションが256色モー ドで実行されます。 42 ステータスバーと[設定]ボタンの表示/ 非表示の切り替え HTMLページでパラメーターを指定して、ステータスバーと[設定]ボタンの表示/非表示を 設定できます。 デフォルトでは、両方とも表示されています。ただし、ユーザーがクライア ントの構成を変更できないように、[設定]ボタンを非表示にすることもできます。 また、 全画面表示が必要な場合は、ステータスバーを非表示にすることもできます。 Receiverがシームレスモードの場合は、ステータスバーは表示されず、コネクションセンター ウィンドウに[設定]ボタンが表示されます。 ステータスバーを非表示にするには 1. HTMLページで、次のパラメーターを指定します: <param name="ShowStatusBar" value="no"> [設定]ボタンを非表示にするには 1. HTMLページで、次のパラメーターを指定します: <param name="ShowSettingsButton" value="no"> 注: コンポーネントアーカイブを使って、[設定]ボタンおよびステータスバーを表 示するようにするには、JICA-configアーカイブを追加する必要があります。 完全アー カイブには、この機能が既に含まれています。 43 セッション画面の保持を有効にするには この機能を有効にすると、セッションでの作業中にネットワークから切断された場合に、 Citrix Receiver for Javaユーザーのセッションでの作業画面が保持されます。 この機能は、 ワイヤレス接続を使用するモバイルユーザーにとって特に有用です。 セッション画面の保持およびSecure Gatewayを介したSSLのサポートには、Secure Gateway Version 3が必要です。 1. HTMLページで、次のパラメーターを指定します: <param name="CGPAddress" value="hostname:port"> ホスト名を指定するのではなく、ホスト(セッション画面の保持を使って接続するサー バー)としてAddressパラメーター値を使うためのアスタリスク(*)を入力します。 ポートの値は任意です。 ポートの値を指定しなかった場合は、デフォルトで2598が使 用されます。 ポート番号に2598を指定して接続に失敗した場合は、Receiverは(セッ ション画面の保持を使用しない)標準の接続(ポート番号1494)を確立しようとします。 44 自動再接続およびセッションの中断の制 御 HTMLページでパラメーターを指定してセッションを開始または終了する際に、Citrix Receiver for Javaがどのように動作するのかを制御できます。 注: このトピックの内容は、コネクションセンターを使用している場合には該当しません。 セッションは常に自動的に開始され、ネットワーク接続が中断した場合には、再接続が実 行されます。 Receiver for Javaでサーバーに接続する方法 を変更するには 1. HTMLページで、次のパラメーターを指定します: <param name="Start" value="Manual|Auto"> このパラメーターをManual(デフォルト)に設定すると、ユーザーはクリックしてサー バーに接続する必要があります。 Autoに設定すると、HTMLページとして「サーバーに 接続しています」というメッセージが表示され、ユーザーは自動的にサーバーに接続さ れます。 パラメーターを識別できない場合は、デフォルトの設定が使用されます。 45 自動再接続およびセッションの中断の制御 セッションの終了時の動作を変更するには 1. HTMLページで、次のパラメーターを指定します: <param name="End" value="Manual|Auto|Terminate|URL"> 各項目の意味は次のとおりです。 ● ● ● Manualに設定すると、セッションの終了時にスタートアップスプラッシュ画面が表 示され、「接続の終了 - 接続するにはクリックしてください。」というメッセージ が表示されます。 再接続するには、スプラッシュ画面の任意の場所をクリックしま す。 Autoに設定すると、セッションの終了時には必ず[再接続]ダイアログボックスが 表示されます。 ダイアログボックス内の数字が0までカウントダウンし、クライアン トの再接続が実行されます。 Terminateに設定すると、ユーザーがセッションの終了を選択したか、またはセッショ ンが終了する原因となる問題があったかどうかにより、セッションの終了時に「接続 が中断されました」または「接続エラー」ということを示すメッセージが表示されま す。 URLに設定すると、スプラッシュ画面が表示され、2秒後に指定のURLへとリダイレ クトされます。 任意のWebページのURLを指定できます。 Receiverが提供するHTML例には、Endパラメーターが含まれています。 ここで指定さ れている値は、End.htmlと呼ばれるページへのURLです。 例の各アプレットタグのセク ションにこのパラメーターがあります: ● <param name="End" value="end.html"> セッションを終了すると、Receiverはブラウザーウィンドウを閉じるスクリプトを含ん でいるend.htmlにリダイレクトします。 end.htmlを編集してカスタマイズできます。 自動再接続のタイムアウト期間を変更するには デフォルトのタイムアウト期間は5秒です。 1. HTMLページで、次のパラメーターを指定します: <param name="ReconnectDelay" value="delay"> ここで、delay、は秒単位の待ち時間です。 EndパラメーターのURLを指定した場合は、 このパラメーターの指定はHTMLページに接続する前の待ち時間には適用されません。 注: StartおよびEndの両方のパラメーターをAutoに設定した場合は、スタートアッ プスプラッシュ画面が表示され、接続するにはこれをクリックする必要があります。 46 キーボードおよびマウスの基本設定の指 定 更新日: 2011-09-13 Citrix Receiver for Javaのユーザーは、セッションで使用するキーボードの種類を指定でき ます。 デフォルトでは、キーボードの種類を指定しない場合、セッションでは接続先の XenAppサーバーのデフォルトのレイアウトが使用されます。 Receiverは、接続先のサーバー がサポートしているキーボードをすべてサポートしています。 Receiver for Javaで3ボタンマウスを必要とするアプリケーションを使用する場合、中央の ボタンをクリックすると、2ボタンマウスの両方のボタンを同時に押したときと同じ効果が 得られます。 47 キーボードおよびマウスの基本設定の指定 サーバーのデフォルト以外のキーボードを指定 するには 1. HTMLページで、次のパラメーターを指定します: <param name="user.wfclient.keyboardlayout" value="layout"> ここで、layoutは、サーバーがサポートしているキーボードの一覧にある値です。 サポー トしているキーボードの一覧は、「サポートされているキーボードレイアウト」を参照 してください。 たとえば、デンマーク語のキーボードを指定するには、次のようなHTMLページを作成し ます。 <html> <body> <applet code="com.citrix.JICA" archive="JICAEngN.jar" width="640" height="480"> <param name="Address" value="CitrixServer"> <param name="user.wfclient.keyboardlayout" value="Danish"> </applet> </body> </html> Receiverでは、次の日本語キーボードをサポートしています。 "(Default)" "IBM PC/XT or compatible keyboard" "101 Keyboard (Japanese)" "106 Keyboard (Japanese)" "NEC PC-9800 on PC98-NX (Japanese)" "NEC PC-9800 on PC98-NX 2 (Japanese)" "NEC PC-9800 Windows 95 and 98 (Japanese)" "NEC PC-9800 Windows NT (Japanese)" "Japanese Keyboard for 106 (Japanese)" "DEC LK411-JJ Keyboard (Japanese)" "DEC LK411-AJ Keyboard (Japanese)" 注: 109キーの日本語キーボードを使う場合は、"106 Keyboard (Japanese)"を指定 してください。 48 キーボードおよびマウスの基本設定の指定 日本語キーボードの種類を指定するには 1. HTMLページで、次のパラメーターを指定します: <param name="user.wfclient.keyboardtype" value="101 Keyboard (Japanese) | 106 Keyboard (Japanese)"> たとえば、106キーの日本語キーボードを指定する場合は、次のようなHTMLページを作 成します。 <html> <body> <applet code="com.citrix.JICA" archive="JICAEngN.jar" width="640" height="480"> <param name="Address" value="CitrixServer"> <param name="user.wfclient.keyboardtype" value="106 Keyboard (Japanese)"> </applet> </body> </html> 49 サポートされているキーボードレイアウ ト サポートされているキーボードレイアウトの一覧: "(Server Default)" "Albanian" "Belarusian" "Belgian Dutch" "Belgian French" "Brazilian (ABNT)" "British" "Bulgarian (Latin)" "Bulgarian" "Canadian English (Multilingual)" "Canadian French (Multilingual)" "Canadian French" "Croatian" "Czech (QWERTY)" "Czech" "Danish" "Dutch" "Estonian" "Finnish" "French" "German (IBM)" "German" "Greek (220) Latin" "Greek (220)" 50 サポートされているキーボードレイアウト "Greek (319) Latin" "Greek (319)" "Greek Latin" "Greek" "Hungarian 101-Key" "Hungarian" "Icelandic" "Irish" "Italian (142)" "Italian" "Japanese (client and server IME)" "Japanese (client IME only)" "Japanese (server IME only)" "Korean" "Latin American" "Latvian (QWERTY)" "Latvian" "Lithuanian" "Norwegian" "Polish (214)" "Polish (Programmers)" "Portuguese" "Romanian" "Russian (Typewriter)" "Russian" "Serbian (Cyrillic)" "Serbian (Latin)" "Slovak (QWERTY)" "Slovak" 51 サポートされているキーボードレイアウト "Slovenian" "Spanish Variation" "Spanish” "Swedish" "Swiss French" "Swiss German" "Taiwan" "Turkish (F)" "Turkish (Q)" "Ukrainian" "United Kingdom" "US" "US-Dvorak for Right hand" "US-Dvorak for left hand" "US-Dvorak" "US-International" 52 日本語IMEの基本設定の指定 Citrix Receiver for Javaには、IME(Input Method Editor)を使用するためのさまざまな オプションがあります。 ユーザーは、[設定]ダイアログボックスを使ってこのオプション を構成できます。 また管理者は、<applet>タグ内にキーボードレイアウトパラメーターを 設定することもできます。この設定は、ユーザーの設定よりも優先されます。 ユーザーデバイスのIMEまたはサーバーのIMEのどちらを使用するかを選択できます。 ユーザーデバイスのIMEを使うと、ユーザーはデバイスにインストールされているIMEを選 択でき、ローカルのアプリケーションで使用しているIMEとサーバーのアプリケーションの IME辞書を使い分ける必要がありません。 ユーザーデバイスのIMEを使用する場合は、挿入 箇所に文字列を入力するのではなく、別の文字列入力用ウィンドウを使って入力します。 サーバーのIMEを使用する場合は、挿入箇所に文字列を入力します。 Windows Server 2003を実行するサーバー への接続でユーザーデバイスのIMEを使用する には 1. HTMLページで、次のパラメーターを指定します: <param name="user.wfclient.keyboardlayout" value="Japanese (client IME only)"> サーバー側のIMEを使用するには 1. HTMLページで、次のパラメーターを指定します: <param name="user.wfclient.keyboardlayout" value="Japanese (server IME only)"> 53 ショートカットキー機能の指定 標準のWindowsショートカットキーと異なるショートカットキーを使ってCitrix Receiver for Javaを操作することができます。 たとえば、Windowsコンピューターで[Windowsの セキュリティ]ダイアログボックスを開くにはCtrl+Alt+Delキーを押します。 Windowsコ ンピューター上でReceiverを実行していて、XenAppサーバーとのセッションを実行してい る場合に同じキーを押した場合も、[Windowsのセキュリティ]ダイアログボックスはロー カルのWindowsコンピューター上で開きます。 ICAセッションでもショートカットキーを使っ てWindowsの標準機能を利用できるように、頻繁に使用するCtrl+Alt+Delのようなキーの 組み合わせを、Ctrl+F1などのローカルオペレーティングシステムでは無視される別のキー にマップすることができます。 この新しいキーの組み合わせ(Ctrl+F1)を押すと、 ReceiverからサーバーにCtrl+Alt+Delキーのコマンドが送信され、ICAセッション内で[ Windowsのセキュリティ]ダイアログボックスが開きます。 ショートカットキーは、HTMLページ、または[設定]ダイアログボックスで指定できます。 Receiverのショートカットキーには、 修飾キーとファンクションキーまたはそのほかのキー の組み合わせを使います。 使用できるショットカットキーは、次のとおりです。 ショートカットキー (デフォルトのマッ ピング) 説明 リモートアプリケー ションの終了(2) リモートアプリケーションの終了。 セッションで開いているリモー トアプリケーションを終了します。 開いているアプリケーション がない場合は、確認メッセージが表示された後、セッションが切断 されます。 (Shift+F3) ウィンドウモードの 切り替え(3) (Shift+F2) Receiverをシームレスモードで実行している場合に、シームレス モードと非シームレスモードを切り替えます。 Receiverがシーム レスモードでない場合は、再接続したセッション画面がアプレット パネルよりも大きいときに、セッション画面をスクロールバー付き のアプレットパネル内に表示するか、別のウィンドウに表示するか を切り替えます。 Receiverを全画面モードで実行している場合は、タイトルバーの 表示と非表示を切り替えます。 Ctrl+Alt+Del(4) (Ctrl+F1) Ctrl+Esc(5) (Ctrl+F2) Alt+Esc(6) (Alt+F2) 54 Windowsの標準ショートカットキーのCtrl+Alt+Delです。 セッショ ン内で[Windowsのセキュリティ]ダイアログボックスを開きま す。 Windowsの標準ショートカットキーのCtrl+Escです。 デスクトッ プセッションでは、リモートのWindowsデスクトップの[スター ト]メニューを表示します。 Windowsの標準ショートカットキーのAlt+Escです。 セッション で開いているアプリケーションのウィンドウを、開いた順番に切り 替えます。 ショートカットキー機能の指定 Alt+Tab(7) (Alt+プラス記号) Windowsの標準ショートカットキーAlt+Tabです。 セッションで 開いているアプリケーションのアイコンが入ったポップアップウィ ンドウが開きます。 順番にアプリケーションを切り替えられます。 選択したアプリケーションで、キーボードとマウスが使用できま す。 Alt+Shift+Tab(8) Windowsの標準ショートカットキーのAlt+Shift+Tabです。 上記 のAlt+Tabと同様、ICAセッションで開いているアプリケーション (Alt+マイナス記号) のアイコンの入ったポップアップウィンドウが開きますが、 Alt+Tabとは逆順で切り替えられます。 選択したアプリケーショ ンで、キーボードとマウスが使用できます。 Ctrl+Shift+Esc(9) Windowsの標準ショートカットキーのCtrl+Shift+Escです。 タス クマネージャーを表示します。 (Ctrl+F3) SpeedScreenのオ ン/オフ(10) SpeedScreenのオンとオフを切り替えます。 マウスフィードバッ クとローカルテキストエコー機能のオンとオフを切り替えます。 (CTRL+F5) [設定]ダイアログ ボックスの表示( 11) (ALT+*) 55 [設定]ダイアログボックスを開きます。 デフォルトのショートカットキーを変更 するには 1. 各ショートカットキーについて、HTMLページでシフト状態と文字の2つのパラメーター を指定します。 <param name="user.wfclient.hotkey*shift" value="shiftstate"> <param name="user.wfclient.hotkey*char" value="character"> ここで、アスタリスク(*)は前述の表にある()内の番号、shiftstateはCtrl、Shift、 Alt、または(none)、characterは次のいずれかのキーです。 ● F1~F12 ● Tab ● *(アスタリスク) ● プラス記号 ● マイナス記号 ● Esc (none) (none)に指定すると、ショートカットキーが使えなくなります。 ● 次の例では、リモートアプリケーションを閉じるショートカットキーをCtrl+F1キーに、 Alt+TabキーをShift+Tabキーにマップしています。 <html> <body> <applet code=com.citrix.JICA archive="JICAEngN.jar" width=640 height=480> <param name="Address" value="CitrixServer"> <param name="user.wfclient.hotkey2shift" value="ctrl"> <param name="user.wfclient.hotkey2char" value="f1"> <param name="user.wfclient.hotkey7shift" value="shift"> <param name="user.wfclient.hotkey7char" value="tab"> </applet> </body> </html> 注: デフォルトのショートカットキーまたはユーザー定義のショートカットキーと Mac OS XおよびUNIXプラットフォームの事前構成のショットカットキーとの間で矛 盾が生じる場合があります。 詳しくは、該当するプラットフォームのドキュメントを 参照してください。 56 ユーザーデバイスマッピング Citrix Receiver for Javaは、サーバーへの接続に対するユーザーデバイスマッピングをサポー トしています。 ユーザーデバイスマッピングによって、サーバー上で実行しているリモート アプリケーションから、ローカルユーザーデバイスに接続されているプリンターやディスク ドライブにアクセスできるようになります。 ユーザーデバイスのユーザーには、アプリケー ションやシステムなどのリソースがローカルで実行されているように表示されます。 ユーザー デバイスマッピングを実行する前に、サーバーでこの機能をサポートしていることを確認し てください。 マッピング規則 クライアントドライブマッピングにより、セッション中にユーザーデバイス上の指定のディ レクトリを使用できるようにします。 サーバーでクライアントドライブマッピングが有効に 構成されている場合、ユーザーはセッション中にローカルに保存されているファイルにアク セスでき、再びローカルドライブに保存したり、サーバーのドライブに保存したりできます。 ユーザーのホームディレクトリは、セッションの最初に自動的にマップされます。 ホームディ レクトリのみが自動的にマップされます。 すべてのほかのディレクトリは、手動で構成する 必要があります。 ドライブマッピングは、[設定]ダイアログボックスの[ドライブマップ] タブで構成できます。 ドライブマッピングが設定されたら、Receiverはすべての接続にこれを適用しようとします。 ただし、サーバーがドライブマッピングをサポートしていない場合や、Java環境をローカル ドライブにアクセスできるように構成していない場合は、ドライブマッピングは利用できま せん。 注: ドライブマッピングが有効でReceiverがマップされたドライブに最初にアクセスする 場合、ユーザーデバイス上にダイアログボックスが開きます。 このダイアログボックスは、 Receiverがマップされたドライブにアクセスしようとしていることを示しており、ドライ ブにアクセスするには[はい]をクリックする必要があります。 ドライブマッピングは、ユーザーが[設定]ダイアログボックスでのみ構成できます。 指定 した設定はAppsrv.iniファイルに保存されます。 Receiverのセキュリティを脅かすことにな るため、HTMLページを編集したり、Web Interfaceを介してドライブマッピングを構成す ることはできません。 コアアーカイブを使ってユーザーがクライアントドライブマッピングを実行できるようにす るには、JICA-cdmアーカイブを追加する必要があります。 このアーカイブがないと、[設 定]ダイアログボックスに[ドライブマッピング]タブが表示されません。 複数のユーザーに対してクライアントドライブマッピング設定を展開するには、単一のデバ イス上でクライアントドライブマッピングを構成し、複数のユーザーのデバイス上の適切な 場所にそのAppsrv.iniファイルをコピーします。 57 ユーザーデバイスマッピング マップされたドライブの制限事項 マッピングを構成すると、マップされたネットワークドライブがサーバーの他のドライブと 同じように表示されます。 ただし、Javaのファイルシステムへのアクセス方法の制限により、 マップされたドライブでは次の機能を実行できません。 ● ● ファイル属性の設定。 ● マップされたドライブ上で作成または編集されたファイルで日時を設定します。 ● 58 アプリケーションにより使用されているファイルのロック。 ファイルが壊れるのを防ぐ には、複数のアプリケーションから同時に同じファイルにアクセスしないように、ユー ザーに警告します。 ドライブの容量と使用量のレポート。 マップされたドライブの容量を調べるには、ロー カルコンピューターのオペレーティングシステムを使用する必要があります。 Receiverプリンターのマッピング プリンターはデフォルトで自動検出されます。 ユーザーがCitrix Receiver for Javaのプリン ターマッピングを有効にするには、<applet>タグにJICA‑printerアーカイブを指定するか、 フルアーカイブを使用する必要があります。 JICA-printerアーカイブを指定しないと、プリ ンターマッピングが使用できないため、[設定]ダイアログボックスに[プリンターマッピ ング]タブが表示されません。 注: Mac OS Xプラットフォームではプリンターは自動検出されません。 [設定]ダイア ログボックスを使って、手動でプリンターを構成できます(詳しくは、オンラインヘルプ を参照)。 プリンターの自動検出 ユーザーデバイスがUSBプリンターなどの使用可能なプリンターをすべて自動的に検出し、 セッションで使用できるように設定します。 注: Mac OS Xの場合は、J2SE 1.4.x環境を実装することはできますが、Java Print Service APIに対応していないため、プリンターは自動検出されません。 PostScript対応のプリンターの場合は、標準のPostScriptドライバーがサーバー上で構成さ れ、PostScript出力が直接プリンターに送信されます。 PostScriptに対応していないプリンターの場合は、Printer Control Language 4(PCL4)形 式でプリントジョブをカプセル化するユニバーサルプリンタードライバー(UPD)が自動的 に構成されます。 Receiverベースのインタープリターが、ユーザーデバイスのローカルプリ ンタードライバーと印刷サービスを使って、印刷ジョブをレンダリングします。 プリンターの設定を変更するには、[設定]ダイアログボックスの[プリンターマッピング] タブを選択します。 印刷ジョブでカラー印刷または両面印刷などの高度な印刷オプションを 使用する場合は、適切なネイティブプリンタードライバーを構成する必要があります。 ネイ ティブプリンタードライバーとUPDドライバーの両方を構成した場合は、ネイティブプリン タードライバーが使用できるときはネイティブドライバー、使用できないときはUPDドライ バーが使用されます。 Java環境で使用不可と認識されたプリンターを除き、ユーザーは自動検出されたプリンター を削除できません。 59 ICAPrinterDrivers.txtファイル デフォルトのICAPrinterDrivers.txtファイルには、次のプリンタードライバーが記述されて います。 HP LaserJet HP DeskJet HP OfficeJet HP LaserJet Series II HP LaserJet III HP LaserJet 4 HP LaserJet 5 HP LaserJet 4000 Series PCL HP LaserJet 4000 Series PS HP LaserJet 4050 Series PCL HP LaserJet 4050 Series PS HP LaserJet 5000 Series PCL HP LaserJet 5000 Series PS HP LaserJet 8000 Series PCL HP LaserJet 8000 Series PS HP LaserJet 8100 Series PCL HP LaserJet 8100 Series PS Canon Bubble-Jet BJC-70 Canon Bubble-Jet BJ-200ex Canon Bubble-Jet BJC-600 Canon LBP-4Canon LBP-8II Canon LBP-8III Epson Stylus Pro ESC/P 2 Epson Stylus COLOR ESC/P 2 Epson Stylus Photo ESC/P 2 Epson EPL-3000 Epson EPL-4000 Epson EPL-5000 Epson EPL-6000 Epson EPL-7000 Epson EPL-8000 Epson EPL-9000 Lexmark Optra 60 プリンターを手動で構成するには プリンターを手動で構成すると、プリンターがセッションにマップされ、ユーザーがログオ ンするとこれをすぐに使用できます。 ユーザーがログオフしたら、プリンターマッピングが サーバーから削除されます。 次にログオンした際に、プリンターは再度自動的にマップされ ます。 注: USBプリンターは手動で構成できません。 1. HTMLページで次のパラメーターを使って、プリンター名、ポート名、ドライバーを指定 します。 <param name="user.localclientprinters" value="printername"> <param name="user.printername.port" value="portname"> <param name="user.printername.driver" value="drivername"> 各項目の意味は次のとおりです。 printername 識別するプリンターの名前です。 portname ファイル名、ポート名、またはプリンターのIPアドレス(またはネットワーク名およ び印刷キュー)を指定します。 drivername プリンタードライバーを指定します。 この名前では大文字と小文字が区別され、サー バー上のドライバー名と同じである必要があります。 注: Macintoshコンピューターに接続しているプリンターをマップする場合は、ポー ト名やプリンターのIPアドレスではなく、ファイル名のみを指定できます。 ファイルに出力する場合は、出力ファイルにプリンターのマシンコードが入力されます。 プラットフォーム固有のユーティリティを使用して、このファイルをプリンターに送る ことができます。 たとえば、Windowsプラットフォームのコマンドプロンプトを使用し て、このファイルをプリンターポートにコピーしてプリンターに送ります。 ポートに出力する場合は、ポートを指定します。 通常、Windowsシステムのプリンター ポートはLPT1です。 LinuxまたはUNIXシステムでは、/dev/lp0のような形式になりま す。 詳しくは、オペレーティングシステムのドキュメントを参照してください。 ネットワークプリンターに出力する場合は、ipaddress:printqueunameまたは networkname:printqueuenameのようにプリンターのIPアドレスまたはネットワーク 名と印刷キューを指定します。ここで、ipaddressはプリンターのIPアドレス、 networknameはネットワーク名、printqueunameは印刷キューの名前です。 61 プリンターを手動で構成するには サーバー上のドライバーの一覧をチェックする には 1. [スタート]メニューで、[デバイスとプリンター]をクリックします。 2. [プリンターの追加]をクリックします。 3. プリンターの追加ウィザードで、[ネットワーク、ワイヤレスまたはBluetoothプリンター を追加します]をクリックします。 [プリンター]の下の一覧に、プリンタードライバーの名前が表示されます。 セッションのデフォルトプリンターを割り当て るには 1. 次のパラメーターを指定します。 <param name="user.printername.comment" value="WFCDefault"> ここで、printernameはプリンターの名前です。 サーバーが、ユーザーのデフォルトプ リンターだけに接続するように設定されている場合は、前記のように指定すると、手動 で構成したプリンターがデフォルトプリンターになります。 注: サーバーには、[設定]ダイアログボックス、またはHTMLページのDriverパラ メーターで指定したプリンタードライバーがインストールされている必要があります。 インストールされていない場合は、プリンターは構成されません。 このような場合は、 サーバーに正しいプリンタードライバーをインストールする必要があります。 ICAPrinterDrivers.txtを編集して、[設定]ダイアログボックスの一覧に表示されるプ リンタードライバーを変更することができます。 このプレーンテキスト形式のファイル は、Citrix Receiver for Javaパッケージに含まれており、Receiverアーカイブと同じディ レクトリに入っています。 ICAPrinterDrivers.txtファイルを編集する場合、使用するドライバーに合わせて、ドラ イバー名を削除するか追加します。必ず1行にドライバー名を1つだけ指定してください。 ドライバー名は、どのような順番でも追加できます。 62 プリンターの手動構成の例 次に、HTMLページでパラメーターを指定して、プリンターを構成する例を示します。 例:1台のプリンターを手動で構成する このHTMLページは、Windowsベースのユーザーデバイスだけで使用できます。 この例では、 LocalPrinter1というプリンターが デバイスのLPT1ポートに接続され、プリンタードライバー はHP LaserJetを使用しています。 <html> <body> <applet code="com.citrix.JICA" archive="JICAEngN.jar" width="640" height="480"> <param name="Address" value="CitrixServer"> <param name="user.localclientprinters" value="LocalPrinter1"> <param name="user.LocalPrinter1.port" value="lpt1:"> <param name="user.LocalPrinter1.driver" value="HP LaserJet"> </applet> </body> </html> この例では、プリンター名はNetPrinter1で、プリンタードライバーはHP LaserJetです。 ただし、このプリンターはネットワークプリンターで、FLOOR2_LJという印刷キューが指定 されている、IPアドレス192.168.1.24のネットワークプリントサーバー上にあります。 <html> <body> <applet code="com.citrix.JICA" archive="JICAEngN.jar" width="640" height="480"> <param name="Address" value="CitrixServer"> <param name="user.localclientprinters" value="NetPrinter1"> <param name="user.NetPrinter1.port" value="192.168.1.24:FLOOR2_LJ"> <param name="user.NetPrinter1.driver" value="HP LaserJet"> </applet> </body> </html> 63 プリンターの手動構成の例 例:複数のプリンターを手動で構成する この例は、2台のプリンターを構成する方法を示します。 user.localclientprintersパラメー ターにLocalPrinter1およびNetPrinter1Noteという2つのプリンター名が指定されているこ とに注意してください。 <html> <body> <applet code="com.citrix.JICA" archive="JICAEngN.jar" width="640" height="480"> <param name="Address" value="CitrixServer"> <param name="user.localclientprinters" value="LocalPrinter1,NetPrinter1"> <param name="user.LocalPrinter1.port" value="lpt1:"> <param name="user.LocalPrinter1.driver" value="HP LaserJet"> <param name="user.NetPrinter1.port" value="192.168.1.24:FLOOR2_LJ"> <param name="user.NetPrinter1.driver" value="HP LaserJet 400 Series PS"> </applet> </body> </html> 64 Receiverのオーディオマッピングを有効 にするには Citrix Receiver for Javaのオーディオマッピング機能を有効にすると、サーバー上で実行し ているアプリケーションのサウンドを、ユーザーデバイスにインストールされているサウン ドデバイスで再生できます。 Receiverのオーディオマッピングを有効にするには、HTMLペー ジでパラメーターを指定して、オーディオマッピング有効にする必要があります。 重要: デバイスのデスクトップでオーディオアプリケーションを実行しているときに、 Receiverを起動すると、オーディオマッピングが無効になります。 そのため、Receiver を起動するときは、ローカルのオーディオアプリケーションを終了しておく必要がありま す。 ユーザーがReceiverのオーディオマッピングを有効にするには、<applet>タグに JICA-audioアーカイブを指定するか、フルアーカイブを使用します。 この設定を実行しな い場合、オーディオマッピング機能は無効になります。 1. HTMLページに、次のパラメーターを追加します。 <param name="ClientAudio" value="on"> Receiverのオーディオマッピングの使用帯域幅は、デリバリーサービスコンソールで ICAオーディオポリシー設定を設定して制御できます。 注: このポリシーを[低 - 低速接続用]に設定すると、ユーザーデバイスに対する Receiverのオーディオマッピングが無効になります。 65 プロキシサーバーを介した接続 Citrix Receiver for Javaは、SOCKSプロトコルとSecureプロキシプロトコルの両方をサポー トしています。 ICAセッションでプロキシサーバーを経由するように構成するには、HTMLページ、[設定] ダイアログボックス、またはWeb Interfaceで、適切なパラメーターを指定します。 プロキシサーバーによっては、接続するときに認証が必要なものがあります。 この場合は、 Receiverを構成するときに、HTMLページで、プロキシサーバーへのログオン名とパスワー ドを指定します。 HTMLページで認証のための情報を指定していないと、コネクションを開 くときに、プロキシログオン名とパスワードを入力するようにメッセージが表示されます。 注: Receiverでは、Secureプロキシサーバーに接続するときは基本的な認証方式やNTLM プロキシ認証、SOCKSプロキシサーバーに接続するときはユーザー名とパスワードによる 認証方式をサポートしています。 このため、Kerberos、Digestなどの認証方式を使うよ うにプロキシサーバーが構成されている場合、プロキシ認証は無効になります。 Microsoft ISA Server 環境内にMicrosoft ISA Serverがある場合は、Microsoft ISA Serverによりデフォルトで 1494および2598ポートで接続してるCitrix XenAppへのクライアント接続が禁止されていま す。 Microsoft ISA Serverの設定の変更については、Citrix社のWebサイト( http://support.citrix.com/)で、Knowledge Baseアーティクルの「Microsoft ISA Server でICAコネクションを許可する」(CTX105445)を参照してください。 NTLMプロキシ認証 Receiverがプロキシサーバーを介してXenAppに接続するように構成されている場合、 NTLMプロキシ認証がサポートされます。 この場合、ReceiverはWindowsで実行し、NTLM (Microsoft Internet Security and Acceleration Serverなど)をサポートするプロキシサー バーを介して接続する必要があります。 66 プロキシ自動検出を有効にするには この機能を有効にすると、ローカルWebブラウザーの設定から、プロキシサーバーの詳細情 報が取得されます。 これは、多くのプロキシサーバーが配置されているネットワークで Citrix Receiver for Javaを使用する場合、またはReceiverを構成する際にどのプロキシサー バーを使うか不明な場合に、便利な機能です。 プロキシの自動検出機能は、次のWebブラウ ザーに対応しています。 ● ● Java SE Runtime Environment (JRE) 6 Update 18を使用するWindows上のInternet Explorer 8.0以降 Firefox 3.5 1. HTMLページで、次のパラメーターを指定します。 <param name="ProxyType" value="auto"> PACファイルからプロキシサーバーの設定を取 得するには PACファイルは、ローカルWebサーバーにあるJavaScriptファイルで、Webブラウザーのプ ロキシ設定を自動化するのに使います。 [設定]ダイアログボックスでは、このプロキシ構 成を指定できません。 1. HTMLページで、次のパラメーターを指定します。 <param name="ProxyType" value="script"> <param name="ProxyAutoConfigURL" value="http://webserver.example.com/myproxies.pac"> ここで、http://webserver.mycompany.com/myproxies.pacは、PACファイルのURL です。 プロキシサーバーの詳細を手動で指定するには 次の手順で指定する情報については、プロキシサーバーの詳細をセキュリティ管理者に確認 してください。 間違った情報を入力すると、サーバーに接続できなくなります。 1. HTMLページで、次の情報に関するパラメーターを指定します。 ● ● ● 67 プロキシサーバーのアドレス。 プロキシサーバーのポート番号(SOCKSプロキシサーバーが1080以外、Secureプ ロキシサーバーが8080以外の場合)。 プロキシサーバーのプロトコル。SOCKSプロキシまたはSecureプロキシ。 プロキシ自動検出を有効にするには ● ● SOCKSプロキシサーバーの場合は、プロトコルのバージョン番号。 バージョン番号 を指定しないこともできます。その場合、Citrix Receiver for Javaは、SOCKSプロ キシサーバーのVersion 5を検出し、Version 5がない場合は、Version 4を検出しよ うとします。 プロキシサーバーに接続するときに認証が必要で、HTMLページでこの情報を指定す る場合は、プロキシログオン名とパスワード。 パラメータ 説明 ProxyType=none | auto | socks | socksv4 | socksv5 | secure | script none プロキシなし auto Webブラウザーの設定を使用 socks SOCKSを使用し、バージョンを自動検出 socksv4 SOCKS Version 4を使用 socksv5 SOCKS Version 5を使用 secure Secureプロキシを使用 script PACファイル(ProxyAutoConfigURLで指定) を使用 68 ProxyHost=address:port プロキシサーバーのアドレスとポート(必要な 場合) ProxyUsername プロキシユーザー名 ProxyPassword プロキシパスワード ProxyExcludeList=address1; address2; etc... クライアントから、プロキシサーバーを経由せ ずに直接接続するサーバーのアドレスを、セミ コロンで区切って指定。 ProxyAutoConfigURL PACファイルのURL。 ProxyTypeパラメーター で使用。 ReceiverとSecure Gatewayまたは SSL Relayとの統合 Citrix Receiver for Javaを、Secure GatewayまたはCitrix SSL Relayと一緒に使うことが できます。 Receiverは、SSLとTLSの両方のプロトコルをサポートしています。 ● ● 69 SSLプロトコルを使うと、ICAコネクションを高度な暗号化で保護し、サーバー認証に基 づいた証明書により確実に目的のサーバーに接続できます。 TLSは、標準化されたSSLプロトコルの最新版です。 IETF(Internet Engineering Task Force)が、SSLの公開標準規格の開発をNetscape Communications社から引き 継いだときに、SSLという名前をTLSに変更しました。 TLSは、サーバーの認証、デー タの暗号化、メッセージの整合性の確認を行って、データ通信を保護します。 SSL Version 3.0は、技術的にはTLS Version 1.0とそれほど変わらないため、XenAppイン ストール時にSSL用に使用した証明書をTLSでも使用することができます。 米国政府な ど、データ通信を保護するためにTLSの使用を必須としている組織もあります。 SSL接続とTLS接続を有効にするには SSL接続とTLS接続は同じ方法で構成し、同じ証明書を使用し、同じパラメーターを使って 有効にします。 SSL接続とTLS接続を構成するには、HTMLページでパラメーターを指定す るか、Web Interfaceを使います。 SSLとTLSを有効に設定すると、セッションを開始するたびに、Citrix Receiver for Javaが TLSで接続しようとします。TLSで接続できなかった場合は、次にSSLを使います。 SSLで も接続できなかった場合は、エラーメッセージが表示されます。 ReceiverがTLSでのみ接続 するようにできます。 Javaプラグインキーストアに格納されたルート証明書の包括的なセッ トが自動的に使用されます。 Microsoft Windows、Microsoft Internet Explorer、および Java 1.6.16を実行するユーザーデバイスでは、ReceiverによりWindowsキーストアに格納 されたルート証明書も使用されます。 1. HTMLページのarchiveタグのarchiveパラメーターに、sslN.jarアーカイブを追加します。 このアーカイブは、完全アーカイブ(JICAEng)には含まれていないので、SSLまたは TLS暗号化を使用する前に、必ず追加してください。 2. アプレットを指定するHTMLページが、必ずSSL/TLS接続(https://)だけでWebブラ ウザーに配信されるように、Webサーバーを構成します。 注意: この設定を行わないと、セキュリティが著しく侵害されます。 3. HTMLページに次のパラメーターを追加して、SSLを有効にします。 <param name="SSLEnable" value="on"> 70 別のセキュリティ機能を使用する 次のような場合は、別の構成を行う必要があります。 ● ● ● ● ● TLSのみを使用するCitrix Receiver for Javaが必要な場合。 使用するSecure Gatewayサーバーが、リレーモードで実行するように構成されている 場合。 デフォルトの暗号の組み合わせを使っていない場合。 セキュリティ規則に従って、COM またはGOVの暗号の組み合わせを使用しなければならない場合があります。 詳しくは、 セキュリティ管理者に問い合わせてください。 独自の証明機関を利用している場合。 セキュリティ規則に準拠している別のルート証明 書のインポートが必要になる場合があります。 詳しくは、セキュリティ管理者に問い合 わせてください。 ルート証明書をインポートする前に、その証明書の信頼性を確認する ことが重要です。 インポート時には、ルート証明書を確認するための適切な手順に従っ てください。 Microsoft Windowsキーストア格納されているルート証明書を使用する場合。 Microsoft Windows、Microsoft Internet Explorer、およびJava 1.5.xを実行するユー ザーデバイスでは、Receiverにより(Javaキーストアのルート証明書に加えて) Windowsキーストア(Javaキーストアのルート証明書に加えて)に格納されたルート証 明書が使用されます。 Javaを必要に応じて構成する必要があります。 TLS接続だけを使用するように設定するには Receiverが必ずTLS接続だけを使用するように設定するには、Secure Gatewayサーバーま たはCitrix SSL RelayでTLSを指定します。 1. HTMLページで、次のパラメーターを指定します。 <param name="SecureChannelProtocol" value="TLS" リレーモードで実行しているSecure Gatewayサーバーを指定するには 1. HTMLページに、次のパラメーターを追加します。 <param name="SSLProxyHost" value="address:port"> ここで、addressは、Secure Gatewayサーバーの完全なドメイン名です。これは、サー バー証明書で指定されているドメイン名と同じでなければなりません。 サーバーのポー ト番号が443以外の場合は、portに使用するポート番号を指定します。 71 別のセキュリティ機能を使用する 別の暗号の組み合わせを使用するには 1. HTMLページに、次のパラメーターを追加します。 <param name="SSLCiphers" value="All|COM|GOV" 各項目の意味は次のとおりです。 すべて ● SSL_RSA_WITH_RC4_128_MD5 ● SSL_RSA_WITH_RC4_128_SHA ● SSL_RSA_WITH_3DES_EDE_CBC_SHA 営利企業レベル ● SSL_RSA_WITH_RC4_128_MD5 ● SSL_RSA_WITH_RC4_128_SHA 行政機関レベル SSL_RSA_WITH_3DES_EDE_CBC_SHA 72 ルート証明書のインポート JREおよびWindowsキーストアにより提供されるデフォルトのルート証明書に加えて、独自 のルート証明書をインポートできます。 デフォルトでは、証明書のキーの長さは最大で2048ビットに制限されています。 キーの長 さを4096ビットまでサポートする必要がある場合は、各デバイスにJava Cryptography Extension (JCE) Unlimited Strength Jurisdiction Policy Fileをダウンロードします。 この ファイルは、Java関連のWebサイトでダウンロードできます。 Javaキーツールでルート証明書をインポート するには Javaキーツールユーティリティを使って独自のルート証明書をインポートできます。 インポー トするルート証明書は、JREキーストアに格納されます。 Javaキーツールユーティリティを 使って、各ユーザーデバイスに証明書をインポートします。 Java Control Panelを使って証 明書をインポートすることはできません。 1. 次のサンプルコマンドを使って、ルート証明書をインポートします。 keytool -import -trustcacerts -alias myrootcert -file c:\bin\rootcert.cer -keystore c:\Program Files\Java\jre6\lib\security\cacerts ここで、C:\Program Files\Java\jre6\、はJREディレクトリです。 keystoreパラメーターは必ず指定する必要があります。 Javaキーストアのデフォルトの パスワードchangeitです。 2. 次のコマンドを使ってパスワードを変更します。 keytool -storepasswd -keystore c:\Program Files\Java\jre6\lib\security\cacerts ここで、C:\Program Files\Java\jre6\、はJREディレクトリです。 Windowsキーストアでルート証明書を使用す るには ReceiverでWindowsキーストアのルート証明書を使用するには、Javaを設定する必要があ ります。 Windowsキーストアに格納されているルート証明書を使うには、ユーザーデバイスで Microsoft Windows、Microsoft Internet Explorer、およびJava 1.6.16を実行している必 73 ルート証明書のインポート 要があります。 Receiver for Javaは、このルート証明書をJavaキーストアのルート証明書 に加えて使用します。 1. Javaコントロールパネルで、[詳細]タブをクリックします。 [セキュリティ]を展開 して、[ブラウザーのキーストア内の証明書およびキーを使用する]をオンにします。 2. Windowsキーストアに独自のルート証明書を追加するには、必要な証明書ファイルをダ ブルクリックして、証明書のインストール手順に従います。 注: Windowsキーストアのルート証明書はReceiverだけではなく、すべてのアプリ ケーションで有効です。 この設定を無効にするには、Javaコントロールパネルで[ブ ラウザーのキーストア内の証明書およびキーを使用する]をオフにします。 これによ り、ReceiverはJavaキーストアのルート証明書のみを使用します。 74 証明書失効一覧のチェック SSLまたはTLSを使ってXenAppサーバーに接続する場合、証明書失効一覧チェック機能を有 効にして、Citrix Receiver for Javaはサーバーの証明書が失効したかどうかをチェックしま す。 “SSLCertificateRevocationCheckPolicy”パラメーター値を使って、証明書失効一覧のチェッ クを複数のレベルで有効にできます。 ● ● ● ● NoCheck - 証明書失効のチェックを実行しません。 CheckWithNoNetworkAccess - ローカルCRLストアがチェックされます(デフォルト) 。 FullAccessCheck - ローカルCRLストアおよびネットワーク上で使用可能な任意のCRL がチェックされます。 FullAccessCheckAndCRLRequired - ローカルCRLストアおよびネットワーク上で使用 可能な任意のCRLがチェックおよび検証されます。 CRLを見つけることができない場合 は、接続に失敗します。 ローカルCRLストアの場所は次の通りです。 75 ● Microsoft Windows: %USERPROFILE%\Citrix\crl ● UNIX: $HOME/.Citrix/crl 証明書チェーン Sun Java仮想マシンは、SunX509およびSunPKIXという2つの証明書検証エンジンを提供 します。 次の“ssl.TrustManagerFactory.algorithm”パラメーターを使って、java.security ファイル(C:\Program Files\Java\Jre6\Lib\Security\Java.securityなど)で必要な検証 エンジンを選択します: ssl.TrustManagerFactory.algorithm=[SunX509|PKIX] ここで、C:\Program Files\Java\Jre6、はJREディレクトリです。 選択した検証エンジンにより、証明書チェーン長が決まります。 ● SunX509は、最大3つの証明書の証明書チェーンを許可します。 ● PKIXは、最大5つの証明書の証明書チェーンを許可します。 PKIXは、政府の展開環境内で選択されることが多い検証エンジンです。 ただし、どの証明 書検証エンジンを選択するかは、各組織が定義しているセキュリティポリシーにより決まり ます。 76 ファイアウォールを介したサーバーへの 接続 ネットワークファイアウォールは、送信先アドレスとポート番号に基づいてパケットを通過 させたりブロックしたりできます。 Citrix Receiver for Javaから、IPアドレス変換を行うネッ トワークファイアウォールを介してサーバーに接続する場合は、次のパラメーターを指定し ます。 ● UseAlternateAddress:HTTPBrowserAddressパラメーターで指定した代替アドレスを 使用します。 値は0(デフォルト。実際のアドレスが使用される)および1(代替えアド レスが使用される)です。 このパラメーターを1に設定すると、パラメーター HTTPBrowserAddressも指定する必要があります。 このパラメーターを0に設定すると、 パラメーターを使わないのと同じになります。 代替アドレスは、[設定]ダイアログボックスでも有効にできます。 ● HTTPBrowserAddress:サーバーの外部インターネットアドレスを指定します。 注: サーバーファーム内のすべてのサーバーに、代替(外部)アドレスが構成されている 必要があります。 たとえば、Fountainというサーバーの代替アドレスを使用し、ファイアウォールを介してア プレットモードでサーバーに接続するには、HTMLページで次のように設定します。 <html> <body> <applet code="com.citrix.JICA" archive="JICAEngN.jar" width="640" height="480"> <param name="Address" value="Fountain"> <param name="HTTPBrowserAddress" value="177.17.1.7"> <param name="user.wfclient.UseAlternateAddress" value="1"> </applet> </body> </html> 77 ICA暗号化レベルを指定するには デフォルトのICA暗号化レベルは基本です。 基本レベルより高いレベルの暗号化を有効にす るには、次の条件を満たす必要があります。 ● ● サーバーで、基本レベルより高いレベルの暗号化を構成できることを確認します。 基本 レベルよりも高度な暗号化を有効にするには、サーバーがRC5暗号化をサポートしてい る必要があります。 コアアーカイブを使う場合は、HTMLページのarchive属性で、cryptojNおよび JICA-sicaNアーカイブを追加します。 完全なJICAEngNアーカイブを使う場合は、 cryptojNアーカイブだけを追加します。 1. HTMLページで、次のパラメーターを指定します。 <param name="EncryptionLevel" value="0|1|2|5"> 次の表で、パラメーターに指定するオプションについて説明します。 レベル 説明 0 暗号化なし(サーバーを設定する必要があります。デフォルトは[基本] です。 1 基本。 これがデフォルトの設定です。 2 RC5 128ビット- ログオンのみ。 問題なくログオンできた時点で、暗号 化レベルが[基本]に戻ります。 5 RC5 128ビット。 機密データの処理など、高度なセキュリティとデータ 整合性の保護が要求される場合に使います。 たとえば、CitrixServerというサーバーと接続する場合に、128ビットのICA暗号化を設定す るには、次のようなHTMLページを作成します。 <html> <body> <applet code="com.citrix.JICA" archive="JICA-coreN.jar,cryptojN.jar,JICA-sicaN.jar" width="640" height="480"> <param name="Address" value="CitrixServer"> <param name="EncryptionLevel" value="5"> </applet> </body> </html> 78 Kerberos認証の構成 Citrix XenApp 6、XenApp 5、およびCitrix Presentation Server 4.5では、Kerberosの機 能を拡張できます。 ユーザーは、スマートカードなど任意の認証方法によりユーザーデバイ スにログオンし、そのほかの認証を実行することなく公開リソースにアクセスできます。 ユー ザーのパスワードは、XenAppには転送されませんが、認証トークンが交換されます。 この 認証交換は、ICA仮想チャネル内で実行され、そのほか一切のプロトコルまたはポートを必 要としません。 Kerberosログオンは次の状況では使用できません。 ● ターミナルサービス構成の次のいずれかのオプションを選択した接続 ● [全般]タブで、[標準のWindowsログオンのインターフェイスを使う]チェック ボックスをオンにしている [ログオン設定]タブで、[次のログオン情報を常に使う]をクリック、または[常 にパスワードの入力を求める]チェックボックスをオンにしている Secure Gateway for XenAppを使用して接続している場合 ● ● ● XenAppサーバーがスマートカードログオンを求める場合 ● 一度認証されたユーザーアカウントの対話型ログオン用にスマートカードが必要な場合 Windows Server 2003およびWindows XP with Service Pack 2を含むMicrosoft Windowsオペレーティングシステムのいくつかのリリースでは、デフォルトのセキュリティ 設定が変更されました。 これらのプラットフォームでKerberos機能を有効にするには、各 クライアントデバイスで次のレジストリ設定を設定します。 AllowTGTSessionKey = 0x01 (DWORD) レジストリ設定の場所は、オペレーティングシステムにより異なります。 Windows XP with Service Pack 2では、次の場所に設定が格納されています。 HKLM\SYSTEM\CurrentControlSet\Control\Lsa\Kerberos 79 ReceiverでKerberosログオンを有効に 構成するには デフォルトでは、サーバーへのログオン時にCitrix Receiver for JavaでKerberos認証が無効 になっています。 Receiverが構成されると、ユーザーはKerberos認証のみを使ってログオ ンします。 Kerberosログオンが失敗した場合、ユーザーはアカウント情報の入力を求めら れます。 Kerberosログオンは、委任に対して信頼するように設定されていないなど、サー バーのオペレーティングシステムの設定が必要条件を満たしていないなどの理由で失敗する ことがあります。 1. 次のパラメーターを使ってKerberosログオンを有効にします。 <param name="UseLocalUserAndPassword" value="on"> UNIX Kerberos認証の構成 UNIXおよびMicrosoft WindowsドメインでKerberosを有効にして、UNIXのユーザーデバイ スを使用するユーザーがUNIX Kerberosアカウント情報を使用して XenAppに接続するよう に構成できます。 「ReceiverでKerberosログオンを有効に構成するには」で説明したように、Kerberos用に Receiverを構成する必要があります。 特別なReceiver要件は必要ありませんが、いくつか の前提条件があります。 ● ● ドメイン全体でKerberos認証が有効なようにUNIXおよびMicrosoft Windowsドメイン を構成する必要があります。 UNIX Kerberosインストールにより必要な条件およびプロ セスは異なります。 詳しくは、UNIX KerberosのドキュメントおよびWindows Kerberosのドキュメントを参照してください。 UNIX Kerberosインストールでは、関連のWindowsドメイン(XenAppサーバーがある ドメイン)を指定する必要があります。 このトピックに関する追加情報については、http://www.microsoft.comを参照してくださ い。 80 Receiver構成およびデバイスファイルの 配置 Citrix Receiver for Java構成は、次の3か所に保存されます。 ● ● ● Webサーバー上のHTMLページ。 Web Interfaceサーバーやほかの標準のWebサーバーからダウンロードされるICAファ イル。 ユーザーデバイス上に保存されるAppsrv.iniファイル。 HTMLページで指定したほとんどのパラメーターは、ICAファイルのパラメーターより優先さ れます。 同様に、ICAファイルで指定したパラメーターは、appsrv.iniファイルのパラメー ターより優先されます。 一部のパラメーターは、appsrv.iniファイルだけに指定できます。 Appsrv.ini構成ファイルの場所は、ユーザーデバイスのオペレーティングシステムによって 異なります。 オペレーティングシステムに共通の場所は次の通りです。 Windows: %USERPROFILE%\Citrix UNIXおよびLinux: $HOME/.citrix Mac OS X: <User's home directory>/.citrix ユーザーデバイスに保存するファイル 81 ファイル 説明 Appsrv.ini Receiver名を除いて、設定ユーザーインターファイルの設定を 保存します。 Wfcname.ini Receiver名を保存します。 Appsrv.iniと同じディレクトリに保 存されます。 *.jfn ローカルテキストエコーが有効な場合、グラフィックスがjfn suffixと共にファイルにキャッシュされます。 これらのファイ ルはAppsrv.iniと同じディレクトリに保存されます。 グラフィカルオブジェ クト(Citrix専用の形 式) ビットマップキャッシュが有効な場合、キャッシュされたグラ フィックスは(Appsrv.iniファイルが格納されたディレクトリ 内の)Cacheサブディレクトリに保存されます。 Receiver構成およびデバイスファイルの配置 *.crl 証明書取り消しリスト(CRL)のチェックが有効な場合、CRL ファイルはCrlまたはCrl/Cacheに保存されます。 ユーザーは、CRLをCrlディレクトリに置くことができます。 ReceiverはCRLをCrl/Cacheディレクトリにキャッシュします。 CRLは、(有効期限が切れるとCrl/Cacheディレクトリから削除 されますが)Crlディレクトリからは削除されません。 CRLディレクトリは、Appsrv.iniが格納されるディレクトリ内 のサブディレクトリです。 CTX.DAT ファイルには、ターミナルサービスのライセンス化のためにユー ザーデバイスを識別するために使用されるデータが含まれます。 Receiverにより、次の場所に、次の順番でファイルが作成され ます。 ● UNIXプラットフォームのみ:/usr/local ● Windowsプラットフォームのみ:C:\~Z:\ ● ● すべてのプラットフォーム:Javaシステムプロパティで指 定されたディレクトリ <java.home> すべてのプラットフォーム:Javaシステムプロパティで指 定されたディレクトリ<user.home> Receiverがファイルを作成できない場合、ネットワークIPアド レスがユーザーデバイスの識別に使用されます。 これにより、 ReceiverがDHCP(Dynamic Host Configuration Protocol) 環境で複数のクライアントアクセスライセンスを消費します。 82 Receiver for Javaのパフォーマンスの 向上 セッション共有によるシステムのオーバーデッ ドの軽減 シームレスウィンドウを使用すると、セッションを共有できるようになるため、パフォーマ ンスが向上します。 また、ユーザーデバイスとサーバー両方のシステムのオーバーヘッドも 軽減し、アプリケーションをより速く起動できるようになります。 データ圧縮によるネットワーク上を転送するデー タ量の減少 データ圧縮機能を使用するとネットワーク上で転送されるデータ量が少なくなりますが、 デー タの圧縮や解凍を行うためのプロセッサリソースが必要です。 接続の帯域幅が狭い場合は、 データを圧縮するとパフォーマンスが向上します。 standard(標準)とmaximum(最大)の2つのデータ圧縮レベルがあります。 最大レベル に指定すると、データの圧縮率が高くなりますが、プロセッサとメモリの使用量が上がり、 コンピューターのパフォーマンスが低下することがあります。 データの圧縮機能は、デフォ ルトで有効に設定されています。 最大レベルのデータ圧縮を有効にするには、HTMLページで、次のパラメーターを指定しま す。 <param name="Compress" value="on"> <param name="MaximumCompression" value="on"> データ圧縮機能を無効にするには、HTMLページで、次のパラメーターを指定します。 <param name="Compress" value="off"> ビットマップイメージのキャッシュによるレン ダリング速度の向上 ビットマップキャッシュ機能を使うと、頻繁に使用する画像オブジェクトをローカルディス クに保存できます。 接続の帯域幅が狭い場合は、この機能を有効にするとパフォーマンスが 向上します。 ユーザーデバイスが高速LAN上にある場合は、ビットマップキャッシュ機能を 使う必要はありません。 83 Receiver for Javaのパフォーマンスの向上 ビットマップキャッシュ機能は、HTMLページで構成できます。また、ユーザーが構成する 場合は、[設定]ダイアログボックスで行います。 ビットマップキャッシュを有効にするには、HTMLページで、次のパラメーターを指定しま す。 <param name="PersistentCacheEnabled" value="on"> ビットマップキャッシュディレクトリは、標準Javaのシステムプロパティuser.homeで指定 されているディレクトリ内に格納されます。 キャッシュしたデータを保存するuser.homeディ レクトリの場所は、使用しているJava環境またはWebブラウザーによって異なります。 必 要に応じて、[設定]ダイアログボックスで、ビットマップキャッシュディレクトリを変更 します。 マウス操作のキューによるサーバーに対するマ ウスイベント送信の軽減 マウス操作のキューを有効にすると、マウス操作の更新をサーバーに送る間隔が長くなりま す。 これにより、マウス操作によるネットワークトラフィックが軽減され、パフォーマンス の低下を防ぐことができます。 キューを無効にすると、ICAセッションでのマウスの動きに 対する応答が速くなります。 デフォルトでは、マウス操作のキューは無効になっています。 マウス操作のキューの更新間隔を変更するには、HTMLページで、次のパラメーターを指定 します。 <param name="MouseTimer" value="period"> ここで、periodは、ミリ秒単位の更新間隔です。 マウス操作のキューを無効にするには、間 隔を0に設定します。 SpeedScreen機能を使ったユーザー入力に対 するインスタントオンスクリーンフィードバッ クの提供 SpeedScreen機能を使用すると、ユーザーによるキーボード入力やマウスクリックの結果が 即座に画面に反映されるため、待ち時間が長い接続におけるパフォーマンスが向上します。 SpeedScreenは、ユーザーデバイスが接続するサーバーで有効になっている場合にのみ使用 できます。 ローカルテキストエコー機能は、IMEによる日本語入力、および日本語キーボードレイアウ トを使用した英数字入力をサポートしていません。英語キーボードレイアウトを使用した英 数字入力のみサポートされます。 84 帯域幅が狭い接続でのパフォーマンスの 向上 モデムや携帯電話など、帯域幅の狭い接続でセッションを使用する場合は、Citrix Receiver for Javaの構成や使い方を変えて、パフォーマンスを向上させることができます。 ● ● Receiverのダウンロードサイズを小さくする。 Receiverのすべての機能を必要としない 場合は、必要な機能が入ったアーカイブだけを指定します。 アプレットのサイズを小さ くすると、ダウンロードにかかる時間が短くなります。 Receiver構成を変更する。 デバイスのプロセッサの処理能力や帯域幅が限られている場 合は、使用する機能とパフォーマンスのバランスを考慮する必要があります。 Receiver では、ユーザーと管理者の両方が、パフォーマンスを低下させずに多くの機能を利用で きるように、構成を変更することができます。 次のように設定すると、接続に必要な帯 域幅を少なくし、パフォーマンスを向上させることができます。 ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● 85 最大レベルのデータ圧縮を有効にする。 データを圧縮すると、コネクションで転送 されるデータ量が少なくなります。 ビットマップキャッシュを有効にする。 ビットマップキャッシュ機能を使うと、頻 繁に使用される画像がユーザーデバイスのローカルディスクキャッシュに保持されま す。そのため、これらの画像を表示するたびに、コネクションで画像を転送する必要 がなくなります。 マウスの操作をキューに入れる。 マウス操作のキューを有効にすると、Receiverか らサーバーにマウス操作の更新が送られる回数が少なくなります。 マウス操作の更 新を送る間隔を長くすると、帯域幅の狭い接続でパフォーマンスを向上させることが できます。 SpeedScreenを有効にする。 SpeedScreen機能を使用すると、ユーザーによるキー ボード入力やマウスクリックの結果が即座に画面に反映されるため、待ち時間が長い 接続におけるパフォーマンスが向上します。 ウィンドウのサイズを小さくする。 使いやすい範囲内で、ウィンドウサイズを最小 にします。 ウィンドウの色数を減らす。 色数を256色に減らします。 オーディオマッピングを無効にする。 音声を再生する必要がない場合は、Receiver のオーディオマッピングを無効にするか、JICA-audioアーカイブを削除します。 クリップボードマッピングを無効にする。 ユーザーがテキストのコピーと貼り付け を行う必要がない場合は、JICA-clipboardアーカイブを追加しないでください。 クライアントドライブマッピング無効にする。 ユーザーがドライブをマップする必 要がない場合は、JICA-cdmアーカイブを追加しないでください。 印刷を無効にする。 ユーザーがプリンターをマップする必要がない場合は、 JICA-printerアーカイブを追加しないでください。 帯域幅が狭い接続でのパフォーマンスの向上 ● ● Receiverの使い方を変える。 帯域幅が狭い場合は、適度なパフォーマンスを維持するた めに、次の点を考慮してください。 ● ● 86 サイズの大きいファイルにクライアントドライブマッピングを使ってアクセスしない。 クライアントドライブマッピングを使ってファイルにアクセスすると、コネクショ ンでそのファイルのデータが転送されることになります。 遅い接続では、大きなファ イルを転送するのに時間がかかることがあります。 クライアント側のローカルプリンターで大きな文書を印刷しない。 ローカルにマッ プされたプリンターで文書を印刷すると、コネクションでそのファイルのデータが転 送されることになります。 遅い接続では、大きなファイルを転送するのに時間がか かることがあります。 マルチメディアコンテンツを再生しない。 マルチメディアファイルを再生するには、 広い帯域幅が必要です。そのため、パフォーマンスが低下する可能性があります。 最新バージョンのReceiverとサーバーソフトウェアを使用する。 Citrix社では、新しい リリースごとにICAパフォーマンスを向上させています。パフォーマンスに影響する多く の機能には、最新のReceiverとサーバーソフトウェアが必要です。 ● ● サーバーブラウズを無効にする。 (公開アプリケーションではなく)デスクトップ にのみ接続する場合は、JICA-browseアーカイブを追加しないでください。 Receiver for Javaの制限事項 ユーザーデバイスドライブマッピング リモートアプリケーションでファイルをロックできないために、エラーメッセージが表示さ れます。 Javaの制限により、Javaプログラムはファイルをロックできません。 このため、マップさ れたローカルドライブではファイルロックできません。 このエラーメッセージを表示しないようにするには、HTMLページで、次のようにSafelock オプションを無効にします。 <param name="Safelock" value="off"> Safelockを無効にすると、マップされたドライブ上のファイルをリモートアプリケーション でロックしようとしたときに、Receiverではファイルが正常にロックされたと認識されます。 ただし、実際にファイルがロックされているわけではないので、別のアプリケーションで同 じファイルを編集または削除してデータを壊さないように注意する必要があります。 マウスポインターのサポート シャドウセッションでは、シャドウしているユーザーがマウスポインターを移動しても、ポ インターは移動しません。 シームレスウィンドウ シームレスウィンドウを移動またはサイズ変更するときに、白抜き(outline)のドラッグボッ クスが表示されるように設定している場合は、一部のプラットフォームで、ウィンドウがき れいに表示されないことがあります。 その場合は、TWIDragBoxTypeパラメーターに、 solidまたはnoneを設定して、ドラッグボックスの種類を「塗りつぶし」(solid)に変更す るか、ドラッグボックスを非表示(none)に設定します。 ASCII文字以外のサーバー名 サーバーにアクセスするユーザーデバイスのオペレーティングシステムについて、ホスト名 およびドメイン名がDNS(Domain Naming System)に準拠している必要があります。 つ まり、これらの名前には、大文字と小文字のASCII文字(a~z)、数値(0~9)、およびダッ シュ(-)しか使用できません。 ただし、ユーザーデバイスのオペレーティングシステムと DNSサーバーが、多言語の文字をサポートしている場合は、これらの文字以外も使用できま す。 公開アプリケーション名は、ICAブラウザーによって解決されるので、どのような文字でも 使うことができます。 ICAブラウザーのアドレスは、サーバー名と同様に、DNSに準拠して いる必要があります。 87 Receiver for Javaの制限事項 システムによっては、サーバー名がDNSの制限に従っていない(日本語やASCII以外の文字 を使っている)と、接続できない場合があります。 この問題を避けるには、次のいずれかを実行します。 ● ● DNSの制限に従って、サーバー名にASCII文字だけを使います。 ICAブラウザーのアドレスをIPアドレスで指定し、サーバーのDNSによる名前の解決機 能を無効にします。 このように設定すると、サーバー名に、DNSに準拠していない文字 も使えるようになります。ただし、DNS名以外を使うと、SSLで接続できなくなります。 これは、証明書の認証にDNS名が必要なためです。 また、Web Interface URLは、 DNSによって解決されるので、Web Interfaceも使えなくなります。 ユニバーサルプリンタードライバーおよび PCL4 ● 横向き印刷で、テキストや画像の横線がギザギザになる場合があります。 ● ページ余白を小さくすると、ページの端付近が印刷されないことがあります。 この問題の発生を避けるには、ユニバーサルプリンタードライバーの代わりに適切なネイティ ブプリンタードライバーを使用します。 [設定]ダイアログボックスでドライバーを構成し、 サーバーで使用できるようにします。 88 LinuxおよびSolarisでの実行 キーボードフォーカスの問題 LinuxまたはSolarisプラットフォーム上で、埋め込みまたは非シームレスモードのアプレッ トは、Receiverのダイアログボックスが開いた後にキーボードフォーカスを失う場合があり ます。 キーボードフォーカスは、ダイアログボックスが開いたときにそのダイアログボック スに移動し、閉じると失われます。 この問題を解決するには、Solarisの場合は、いったんキーボードフォーカスをもう1つのア プリケーションウィンドウに移し、そのあとで埋め込みReceiverアプレットを含むブラウザー ウィンドウに戻します。 これにより、キーボードフォーカスがアプレットに戻ります。 Linuxの場合は、アプレット内をクリックしてキーボードフォーカスを戻します。 X Window System Version 11システムで のクリップボードのサポート ● Citrix Receiver for Javaのクリップボードは、X Window System Version 11(X11) のselectionコマンドでCLIPBOARDを使うアプリケーションだけをサポートしています。 特に、MotifとGnomeアプリケーションでは問題ありませんが、KDEアプリケーション でクリップボードを使うことはできません。 Xtermでは、X11リソースのselectionコマ ンドでCLIPBOARDを使うように構成できます。 次に例を示します。 XTerm*VT100.Translations: #override \n\ ~Ctrl ~Meta <Btn2Up>:\ insert-selection(PRIMARY,CLIPBOARD,CUT_BUFFER0)\n\ <BtnUp>: select-end(PRIMARY,CLIPBOARD,CUT_BUFFER0)\n GNU Emacsも、lispコードで次のように指定すると、CLIPBOARDを使うように構成で きます。 (setq x-select-enable-clipboard t) ● 89 多くのX11システムに搭載されているxclipboardユーティリティを使って、PRIMARYと CLIPBOARDの間でデータを移動することもできます。 Mac OS Xでの実行 ● ● ● Citrix XenAppサーバーに接続中にMacintoshシステムでマウスの右ボタンを使用するに は、コマンドキーを押しながらマウスをクリックする必要があります。 MacintoshのOptionキーを押して入力する文字が、セッションの現在の Windowsフォ ントでサポートされていない場合があります。 まったく異なる文字が表示された場合は、 セッションで、該当する文字をサポートしているWindowsフォントを選択してください。 目的の文字が表示されたら、元のフォントに戻しても問題はありません。 ログオンするときにCookieや認証が必要になるWebサーバーでJavaアーカイブファイル がホストされている場合は、Citrix Receiver for Javaを読み込めません。 Webサーバー に、ログオン時の認証機能を使用しないでください。 この問題は、HTMLヘルプファイルやICAファイルにも影響します。 特に、Cookieを使用してセッションの状態を管理するASPアプリケーションやJSPアプ リケーションが影響を受けます。 ● 90 任意のマウスポインターは、Mac OS Xではサポートされません。 Windows Internet Explorerでの実行 デッドキーの文字の表示 デッドキーの文字を表示するには、デッドキーを押してからスペースバーを2回します。 管理者としてログオンしてJava環境を有効に する Windows Server 2008 Rでは、管理者としてログオンした場合のセキュリティ設定は、デ フォルトで次のようになります。 ● インターネット = 中-高 ● イントラネット = 中-低 ● 信頼済みサイト = 中 管理者としてログオンしてインターネット上でCitrix Receiver for Javaを使用する場合、 Internet Explorerの[インターネット]オプションで、Java環境に高いセキュリティレベル を設定します。 ● ● 91 Microsoft Knowledge Base(マイクロソフトサポート技術情報)の技術文書182569の 指示に従います。 Javaアプレットを提供するインターネットサイトを、信頼済みサイトとして登録します。 信頼済みサイトのセキュリティレベルはデフォルトで「中」に設定されるため、Java環 境を有効にしてクライアントを使用できます。 日本語オペレーティングシステムでの Receiver for Javaの使用 シャドウセッションでの日本語入力 シャドウを行っている時にセッションに日本語を入力する場合、シャドウする側のユーザー はサーバー側のIMEを使用してください。 デフォルトではサーバー側のIMEが使われますが、 ユーザーデバイスのIMEを使用している場合は設定を変更する必要があります。 [設定]ダイアログボックスで、[全般]タブの[キーボードレイアウト]から[(サーバー のデフォルト)]か[日本語(サーバーのIMEのみ)]を選択します。 または[日本語(クライアントおよびサーバーのIME)]を選択している場合は、セッショ ンをシャドウ中はサーバーのIMEを使ってください。 かな入力時の長音記号(ー)の入力 サーバー側のIMEを使用してかな入力モードで長音記号(ー)を入力する際には、Shiftキー を一緒に押して入力してください。 クライアントのIMEを使用する場合は、この操作は不要 です。 特定のアプリケーションに対するユーザーデバ イスのIMEを使用した日本語入力 公開アプリケーションの種類によっては、セッション内のユーザーデバイスのIMEからの入 力が文字化けする場合があります。 このような場合には、クライアントのIMEをサーバー側 のIMEに切り替えて文字を入力してください。 Windows上のWeb InterfaceのUnicode設 定 Microsoft WindowsサーバーにインストールしたWeb InterfaceでCitrix Receiver for Java を展開する場合、バージョン8以上を使用することをお勧めします。 これにより、すべての ICAファイルのエンコードがUnicodeになります。 デリバリーサービスコンソールを使ってこの設定を構成します。 起動するクライアント設定 を指定する場合、サポートするクライアントのバージョンを8以降に設定します。 これを設定しない場合、ICAファイルはMicrosoft Windows Codepage 932を使ってエンコー ドされます。 このエンコード設定は、多くの環境下で有効ですが、長いチルドなど特殊な文 字を含む名称の公開アプリケーションを起動できません。 92 日本語オペレーティングシステムでのReceiver for Javaの使用 日本語キーボードのショートカットキーのサポー ト ハードウェアのプラットフォームによっては、Java仮想マシンで、サーバーのIMEモードを 制御するための日本語特有の修飾キー(半角、全角、ひらがななど)が使用できない場合が あります。 このような問題が発生した場合は、まず、使用しているプラットフォーム用のJava SE Runtime Environment (JRE) 6 Update 18対応の最新Java仮想マシンを使用していること を確認してください。 問題が解決しない場合は、マウスでIMEツールボタンをクリックして モードを変更してください。 IMEを制御するショートカットキーを定義します。 たとえば、F1キーをカタカナ入力キーと して定義できます。 このような日本語ショートカットキーは、クライアント用のショートカッ トキー(Ctrl+Alt+Delキー用のCtrl+F1キーなど)と同じようにしてマップすることができ ます。 日本語のショートカットキーは英語と同じで、<applet>タグ、または[設定]ダイアログ ボックスで定義できます。詳しくは、「ショートカットキー機能の指定」を参照してくださ い。 定義できる日本語ショートカットキーの一覧: HotkeyMuHenkanChar HotkeyMuHenkanShift HotkeyPrevKouhoChar HotkeyPrevKouhoShift HotkeyKatakanaChar HotkeyKatakanaShift HotkeyHankakuChar HotkeyHankakuShift HotkeyKanjiBangoChar HotkeyKanjiBangoShift HotkeyNextKouhoChar HotkeyNextKouhoShift HotkeyAllKouhoChar HotkeyAllKouhoShift HotkeyHiraganaChar HotkeyHiraganaShift HotkeyRomajiChar HotkeyRomajiShift HotkeyEisuChar HotkeyEisuShift 93 Mac OS X上でのクライアント側IME入 力モードの使用 ATOKの使用 ATOK IMEを実装する日本語版のMac OS Xで実行する場合は、ATOK17を使用します。 Citrix Receiver for JavaはATOK16ではサポートされていません。 代わりに、デフォルトの Kotoeri IMEを使用します。 最初に入力した文字の表示 Mac OS X上でユーザーデバイスのIMEを使用する場合、最初に入力した文字が全角の英文字 (a~z)である場合、その文字は表示されません。 最初の文字を表示するには: ● サーバー側のIMEを使用して全角の英文字を入力する ● 全角の英文字を入力する前に1つ以上のかな文字を入力する 入力モードの変更 Apple(Alt)キーを使用するキーの組み合わせはアプリケーションのメニューバーのフォー カスを切り替え、その結果最初に入力する文字は認識されません。 Mac OS X上でユーザーデバイスのIMEを使用する場合、かなおよび英数キーを使ってIME入 力モードを切り替えます。 再接続後の、ユーザーデバイスのIMEを使用し た文字入力 セッションへの再接続を、切断前のセッションと異なるブラウザーや異なるウィンドウサイ ズ設定で行うと、既存のセッションのビデオモードを変更できないことを知らせる警告メッ セージを示すダイアログボックスが表示されることがあります。 ユーザーデバイスのIMEを 使用して文字を入力するには、[OK]をクリックして、このダイアログボックスを閉じる必 要があります。 このダイアログボックスは、アプリケーションウィンドウの後ろに隠れている場合がありま す。 再接続後にユーザーデバイスのIMEを使って入力できない場合は、ブラウザーウィンド ウで開いているアプリケーションウィンドウを最小化して、こののダイアログボックスが表 示されているかどうか確認してください。 [OK]をクリックしてダイアログボックスを閉 じ、アプリケーションウィンドウの表示を元に戻します。 94 Receiver for Javaのパラメーター 次の表に、機能を追加したりカスタマイズするためにもっとも頻繁に指定されるパラメーター を示します。 Addressパラメーターのみが必須のパラメーターです。 ほとんどのパラメーターはHTMLページで指定します。ただし、Receiverのドライブマッピ ング用パラメーターは、ユーザーデバイス上のappsrv.iniファイルで指定します。 パラメーター 説明 Address サーバーのアドレス、または公開アプリケーションの名前。 公開アプリケーションをアドレスとして入力した場合は、 InitialProgramパラメーターも指定する必要があります。 CGP Address セッション画面の保持を使って接続するサーバーのアドレ ス:“hostname:port”。 セッション画面の保持を使って 接続するサーバーとしてAddressパラメーター値を使うた めのアスタリスク(*)を入力します。 Clientname Receiver名です。 「client.wfclient.Clientname」とい う形式を使います。 client.wfclient.UseHostname=off に設定した場合に、このパラメーターを使います。 CREnabled コンテンツリダイレクト機能を有効または無効にします。 有効にする場合はyes、無効にする場合はnoに指定しま す。 デフォルト値はyesです。 Domain ユーザーのドメインの名前。 HTTPBrowserAddress ブラウザーサーバーのアドレス。 TCP/IP+HTTPまたは SSL/TLS+HTTPSブラウザーが指定されている場合に使 用します。 プライマリサーバーとバックアップサーバー のグループを指定する場合にも使用します。 HTTPBrowserAddress2~ 15 接続先のサーバーが、XMLサービスでデフォルトポート (80)以外を使用するように構成されている場合は、こ のパラメーターに、<port number>を追加し、<port number>を、サーバーのXMLサービス用に構成されてい るポート番号に置き換える必要があります。 HTTPBrowserAddressのデフォルトは、icaです。 HTTPBrowserAddress 2~15のデフォルトはありません。 95 Icafile ReceiverのICAファイル。 入力する値は、有効なURLで ある必要があります。 デフォルトの値はありません。 ICAPortNumber ICAポート番号。デフォルトの番号は1494です。 別のポー ト番号を指定する場合は、このパラメーターにそのポート の番号を指定するか、Addressパラメーターの値にポート 番号を追加します(例:CitrixServer:1495)。ICAブラ ウズメカニズムにより返されるポートが優先されるため、 公開アプリケーションに接続する場合は、 ICAPortNumberパラメーターは使用されません。 Receiver for Javaのパラメーター 96 InitialProgram サーバーに接続すると自動的に起動するプログラムの名前。 公開アプリケーションを起動させる場合は、プログラム 名の前に#(シャープ)を付けます。 Language Receiverのユーザーインターフェイスで使用する言語。 ユーザーデバイスの言語以外を使う場合に指定します。 Param 公開アプリケーションにファイル名などのパラメーターを 渡します。 Password ユーザーにパスワード。 暗号化されたパスワードを指定 することはできません。 暗号化されたパスワードを指定 するには、暗号化されたパスワードが入ったICAファイル またはINIファイルを使用します。 SupportTSEquivalencyOn WinXP Microsoft Windows XPユーザーデバイスで、Microsoft ターミナルサービスクライアントアクセスライセンス( Terminal Services Client Access License (TS CAL)) の等価性を使用するかどうかを指定します。 有効にする 場合はon、無効にする場合はoffに指定します。 デフォル トの値は、offです。 TWIDisableSessionSharing セッション共有機能を有効または無効にします。 コネク ションセンターを使うときに、有効にします。 デフォル ト値はnoです。 TWIMode シームレスウィンドウを有効または無効にします。 シー ムレスウィンドウを使用する場合はon、使用しない場合 はoffに指定します。 UseHostname Receiver名として使うクライアントデバイスのホスト名 を指定します。 「client.wfclient.UseHostname」とい う形式を使います。 Username ログオン時に使用するユーザー名。 WorkDirectory ユーザーがサーバーに接続すると起動するプログラムの作 業ディレクトリのパス。 セキュリティ設定用パラメーター パラメーター 説明 EncryptionLevel ICAコネクションで使用する暗号化レベル。 次の いずれかの値を指定します。 0:暗号化なし、1:基本、2:RC5 128ビット-ロ グオンのみ、5:RC5 128ビット デフォルトの値は1です。 PermitCGP (ユーザーデバイス上のパラメーターセット)セッ ション画面の保持を許可するかどうかを指定しま す。 有効にする場合はyes、無効にする場合はno に指定します。 デフォルト値はyesです。 PermitVirtualChannelSDK (ユーザーデバイス上のパラメーターセット) SDK仮想チャネルを許可するかどうかを指定しま す。 有効にする場合はyes、無効にする場合はno に指定します。 デフォルト値はnoです。 ProxyAutoConfigURL プロキシサーバーの自動設定で使用するPACファ イルの場所を指定します。 デフォルトの値はあり ません。 (このパラメーターはProxyTypeを指定する場合 にのみ必要です)。 ProxyDebug トラブルシューティングのため、Javaコンソール でプロキシのデバッグを有効にするかどうかを指 定します。 有効にする場合はon、無効にする場合 はoffに指定します。 デフォルトの値は、offです。 (このパラメーターはProxyTypeを指定する場合 にのみ必要です)。 ProxyExcludeList Receiverから、プロキシサーバーを経由せずに直 接接続するサーバーのアドレスを、セミコロンで 区切って指定します。 デフォルトの値はありませ ん。 (このパラメーターはProxyTypeを指定する場合 にのみ必要です)。 ProxyHost プロキシサーバーのアドレスとポート番号。 デフォ ルトの値はありません。 (このパラメーターはProxyTypeを指定する場合 にのみ必要です)。 97 セキュリティ設定用パラメーター ProxyType プロキシサーバーの種類。 次のいずれかの値を指 定します。 none:プロキシを使用しません。 auto:Webブラウザーの設定を使用します。 socks:SOCKSを使用し、バージョンを自動検出 します。socksv4:SOCKSバージョン4を使用しま す。 socksv5:SOCKSバージョン5を使用します。 secure:Secureプロキシを使用します。 script:PACファイルを使用します( ProxyAutoConfigURLで指定)。 デフォルトの値はありません。 ProxyUsername プロキシサーバーのログオンアカウント情報。 デ フォルトの値はありません。 ProxyPassword (これらのパラメーターはProxyTypeを指定する 場合にのみ必要です)。 SecureChannelProtocol SSL/TLSプロトコルのバージョンを指定します。 値はSSL、TLS、またはdetectです。 detectを指 定すると、サーバーによって要求されるプロトコ ルを使ってReceiverが接続します。 デフォルトの 値はdetectです。 SSLCertificateRevocationCheckPo licy Certificate Revocation Checkingを使用するかど うかを指定します。 値はNoCheck、 CheckWithNoNetworkAccess、FullAccessCheck、 およびFullAccessCheckAndCRLRequiredです。 デフォルトの値は、CheckWithNoNetworkAcces sです。 SSLCiphers 別の暗号の組み合わせを指定します。 値はGov、 Com、またはAllです。 デフォルトの値は Allです。 SSLEnable SSLおよびTLS暗号化プロトコルを有効にします。 BrowserProtocolパラメーターと一緒に使います。 有効にする場合はon、無効にする場合はoffに指定 します。 デフォルトの値は、offです。 SSLProxyHost リレーモードのSecure Gatewayサーバーのアド レス。 デフォルトの値はありません。 UseAlternateAddress ファイアウォールを介した接続で、サーバーの代 替アドレスを使用するかしないかを指定します。 「user.wfclient.UseAlternateAddress」という形 式で指定します。 パラメーターの値は、0(実際のアドレスを使用) または1(代替アドレスを使用)に指定できます。 デフォルト値は0です。 98 セキュリティ設定用パラメーター UseLocalUserAndPassword 99 ReceiverでKerberosをサポートするかどうかを指 定します。 有効にする場合はyes、無効にする場 合はnoに指定します。 デフォルト値はnoです。 ユーザーインターフェイス用パラメーター パラメーター 説明 Border Webブラウザー内のセッションウィンドウの境界線のオ ン、オフを切り替えます。 値は、onまたはoffに指定で きます。 デフォルトの値は、offです。 BorderWidth ICAセッションウィンドウの境界線の幅をピクセル数で 指定します。 デフォルトの値は6です。 DesiredColor セッションウィンドウの色数。 値は、2(256色)、4( 32000色)、または8(1600万色)に指定できます。 デフォルトの値は、256色です。 Receiver自体を16色 モードに設定することはできませんが、16色モードの公 開アプリケーションに接続することはできます。その場 合は、256色で表示されます。 DesiredHRes セッションウィンドウの高さ。アプレットと異なるサイ ズのウィンドウを使用する場合に指定します。 このパラ メーターを指定しない場合は、Heightパラメーターが使 用されるので、セッションウィンドウはアプレットと同 じ高さになります。 デフォルトの値はありません。 DesiredVRes セッションウィンドウの幅。アプレットと異なるサイズ のウィンドウを使用する場合に指定します。 このパラメー ターを指定しない場合は、Widthパラメーターが使用さ れるので、セッションウィンドウはアプレットと同じ幅 になります。 デフォルトの値はありません。 End Receiverで、どのようにセッションを終了するかを設定 します。 値は、manual(デフォルト)、auto、 terminate、およびURLに指定できます。 Height セッションウィンドウの高さ。 <applet>タグの属性と して指定します。 HotkeynShift Receiverのさまざまな機能を制御するショートカットキー を設定します。 user.wfclient.Hotkeyn、または、 user.wfclient.HotkeynChar、という形式を使います。n は、ショートカットキーの番号です。nには、2~11の数 を指定できます。 ショートカットキーの設定方法につい ては、「ショートカットキー機能の指定」を参照してく ださい。 HotkeynChar 100 KeyboardLayout and KeyboardType キーボードの種類。 user.wfclient.KeyboardType、お よび、user.wfclient.KeyboardLayout、という形式を使 います。 ShowSettingsButton [設定]ボタンの表示/非表示を切り替えます。 [設定] ボタンを表示するには、完全なJICAEngアーカイブを使 用するか、JICA-configアーカイブを追加する必要があ ります。 パラメーター値は、yesまたはnoに指定できま す。 デフォルト値はyesです。 ユーザーインターフェイス用パラメーター 101 ShowStatusBar ステータスバーの表示/非表示を切り替えます。 ステー タスバーを表示するには、完全なJICAEngアーカイブを 使用するか、JICA-configアーカイブを追加する必要が あります。 パラメーター値は、yesまたはnoに指定でき ます。 デフォルト値はyesです。 Start Receiverで、どのようにセッションを開始するかを設定 します。 値は、manualと autoに指定できます。 デフォ ルトの値は、manualです。 Width セッションウィンドウの幅。 <applet>タグの属性とし て指定します。 クライアントオーディオマッピング用パ ラメーター 102 パラメーター 説明 ClientAudio Receiverのオーディオを有効にします。 値はonおよび offに指定できます。 デフォルトは、offです。 プリンターマッピング用パラメーター 103 パラメーター 説明 Comment デフォルトのプリンターを設定します。 必ず、 user.printername.Comment、という形式で指定し ます。printernameは、LocalClientPrintersパラメー ターで指定したプリンター名です。 Driver プリンタードライバー。 user.printername.Driver、 という形式を使います。printernameは、 LocalClientPrintersパラメーターで指定したプリンター 名です。 LocalClientPrinters Receiverのプリンターの情報を、サーバーに渡します。 必ず、<param name=”user.localclientprinters” value=”printername”>、という形式を使います。 プ リンターを複数指定する場合は、プリンター名をコン マで区切って入力します。 Port プリンターポート。 user.printername.Port、という 形式を使います。printernameは、LocalClientPrinter sパラメーターで指定したプリンター名です。 クライアントドライブマッピング用パラ メーター ほとんどのパラメーターは[設定]ダイアログボックスで指定しますが、次の3つはユーザー デバイスのappsrv.iniファイルでしか指定できません。 104 パラメーター 説明 DriveRemovable<x> DVDドライブなど、xが取り外し可能なドライブかど うかを指定します。 パラメーター値は、yesまたは noに指定できます。 デフォルトは、noです。 DriveMappingHomeDrive ホームディレクトリのドライブ文字を指定します。 必ず、単一文字の値にします。 デフォルトは、Hで す。 DriveMappingAutoDetectHome ユーザーのホームディレクトリを自動検出するかしな いかを指定します。 パラメーター値は、yesまたは noに指定できます。 デフォルトは、yesです。 パフォーマンスの調整用パラメーター 105 パラメーター 説明 Compress データ圧縮を設定します。 値は、データ圧縮を有効 にするにはon、無効にするにはoffです。 デフォルト の値はonです。 MaximumCompression 最大レベルのデータ圧縮を設定します。 値は、より 大きなデータ圧縮を有効にするにはon、標準のデー タ圧縮を有効にするにはoffです。 Compressパラメー ターをonにしておく必要があります。 デフォルトの 値は、offです。 MouseTimer マウス操作の更新を、サーバーに送る間隔をミリ秒 単位で指定します。 キューを無効にするには0に設 定します。 デフォルト値は0です。 PersistentCacheEnabled ビットマップキャッシュを有効または無効にします。 必ず、「user.wfclient.PersistentCacheEnabled」 という形式を使います。 値はonまたはoffです。 デ フォルトの値は、offです。 PersistentCacheMinBitmap キャッシュするビットマップの最小サイズを、KB単 位で指定します。 デフォルト値は8です。 PersistentCacheSize ビットマップキャッシュのサイズを、MB単位で指定 します。 デフォルト値は10です。 ZLKeyboardMode SpeedScreenのモード。 値は0(off)、1(on)、 または2(auto)です。 デフォルト値は0です。 ZLMouseMode SpeedScreenのモード。 値は0(off)、1(on)、 または2(auto)です。 デフォルト値は2です。